ギャル「異世界転生、あーしYABEEEE!!」2スレ目【コンマ】 (748)

前スレ
???「異世界転生、自分SUGEEE!!」【コンマ】
???「異世界転生、自分SUGEEE!!」【コンマ】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1476247818/)


前スレのようなもの?
男「異世界転生、俺TUEEEE」【コンマ】
男「異世界転生、俺TUEEEE」【コンマ】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1471589616/)

女「異世界転生、私SUGEEE!!」【コンマ】
女「異世界転生、私SUGEEE!!」【コンマ】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1473759749/)

女「異世界転生、私SUGEEE!!」2スレ目【コンマ】
女「異世界転生、私SUGEEE!!」2スレ目【コンマ】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1475912922/)


三行でわかるここまでの粗筋
1、ギャルが神
2、ギャルが神
3、ギャルが神

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1477394757

【10分後】


美少女「ん……」パチッ

美少女「……ここは……どこ?」

美少女「知らない天井ね……」

天井「初めまして」テレッ



美少女「一体、何があってこんなところに……」

美少女「皆は……?」ムクッ



リコール「だからさ、気にしないでいいって。部長が負けたのは部活での事だし」

ヤヨイ「そうだよお。事故みたいなものなんだからさ」ニコッ

アスカ「それに、部長から勝負しかけた訳だし、アンタは悪くないわよ。ね?」

ミミコ「ええ。気にする必要なんかないから」

シノブ「……そうね。言い方は悪いけど、部長の自業自得だから」

トキ「……世界の理に従った結果。それ以上の意味はない」

ウタノ「ほら、皆こう言ってますし、先輩。一緒に部活やりましょうよ。入部して下さい」

ギャル「え、いや、だけどさ」オロオロ


『予想外の事にテンパっています』



美少女「…………」ポツーン

美少女「……あの」


ワイワイ、キャッキャッ


美少女「…………」

美少女「私、気が付いたんだけど……」


ワイワイ、キャッキャッ


美少女「…………」



『ちょっと寂しそうです』

リコール「あ、部長。気が付いたの? ごめーん」

美少女「……いいえ。特に気にしてなんかいないわ」

ミミコ「すみません、部長。ちょっとギャル先輩の勧誘をしてたから」エヘ

美少女「ええ、知ってるわ」


シノブ(あれ……? もしかして部長……。少し不機嫌……?)


美少女「…………」


『寂しかったようです』

ギャル「あ、気が付いた? 何かマジでごめん。悪気はなかったんだけどさ」

美少女(私が前に言ったセリフ……)

ギャル「で、その……なんつーか」チラッ

部員全員「」ワクワク


ギャル「あーし、この部活に入ってもいい感じ? 大丈夫?」

美少女「……もちろんよ。そもそも決定権が私にある訳ではないし」

美少女「入りたい部に入るのは自由でしょ? それが当たり前よ」

部員全員「よしっ!」グッ


ギャル(おお。なーんか、スゲーモテてんなー。あーし)


コンマ↓、一桁
123:嬉しい
456:思ってたのと違う
789:嬉しいけど部長の事を考えると複雑
0:サイコー

ギャル(でも、なーんか違うんだよな、これ……)

ギャル(上手く説明できないけど、あーしが考えてたSUGEEEとは違うっつーか……)

ギャル(何が違うんだろ?)


コンマ↓
一桁
123:まだもっとSUGEEEしたい
456:能力SUGEEEが気に入らない
789:やっぱ男にモテたい
0:あーしは神になる!

ギャル(やっぱあれかな。能力でSUGEEEしてるだけだからか?)

ギャル(この能力自体、女神様から貰っただけのもんだしな)

ギャル(あーしの才能とか努力の結果じゃねーからな。そこら辺が引っ掛かってんだよなあ、多分)

ギャル(つっても、能力自体もう最強のもん手にいれちまってからなあ)

ギャル(努力して強くなるとか、そういう事が出来ねーし)

ギャル(金儲けとかそういうのも興味ねーしな。もう腐るほど持ってるっぽいし)

ギャル(ってなると……)


コンマ↓、一桁
123:何か事件を解決
456:権力を手に入れる
789:平和活動
0:世界を壊す

ここまで
次回、ギャルのスケット団的な活動?

ここまで
次回、ギャルのスケット団的な活動?

ギャル(何か事件とか解決してのスゲーかなあ。それだったら楽しそうな気がすんだよね)

ギャル(例えば誘拐事件とか起きて、それをあーしが颯爽と助けてみたいな……)


ポワポワポワ……


母親「ありがとうございます、おかげで娘が無事に帰ってきました」グスッ

娘「おねーちゃん、ありがとー」ワーイ


メイド「流石ですね、お嬢様。とても素敵でしたよ。ふふっ」

ギャル友「ギャル、あんたスゴいじゃん! メッチャカッコ良かったし!」

女教師「ええ、こんな立派な生徒を持って私も誇りに思うわ」

部員全員「ギャルさん、スゴーイ!」


ギャル「いや、別にあーしはフツーの事をしただけだし。そんな誉める様な事じゃねーって」


運転手「これほどの事をされて、なお謙遜されるとは。お嬢様は御立派でございます」ホロリ

美少女「なかなか出来る事ではないわね」


ギャル「ちょっともうやめてよ。照れるじゃんか」テレテレ


ポワポワポワ……



ギャル「いいかもしんない、これ!」キランッ

部員全員「??」


『目標が決まったようです』

ギャル(ま、あれか。誘拐事件なんてそうそうねーだろーけど、何か人助けして、感謝されるとかいいよな)

ギャル(あーしも誉められて嬉しいし、世の中の為にもなるし、あれ、これもしかしてwin-winってやつ?)


『動機はちょっと不純ですが、基本的には良い子の模様』


ギャル(何か困ってる人とかいねーかな。あーしが何でもズバッと解決するし)

ギャル(今日、軽くメイドさんに相談してみっか?)

ギャル(流石にビラとか作ってどーのこーのみたいな目立つ事はしたくねーしなあ)

ギャル(んー……)


『色々と考える事が多そうです』

【その日の帰り道】


部員全員「それじゃ、お疲れ様でーす。また明日」


美少女「ええ、またね」

ギャル「バイバーイ」


ワイワイ、キャッキャッ、ワイワイ……


ギャル「さーて、あーしも帰ろっと。鞄、鞄」

美少女「……ギャルさん」

ギャル「?」クルッ

美少女「…………」

ギャル「何? 部長?」


美少女「【コンマ↓】」


一桁
123:あなた一体、何者なの?
456:いえ、何でもないわ……
789:賭けの事について
0:部長の座をあなたに譲るわ

美少女「色々と考えたのだけど……」

ギャル「?」

美少女「部長の座をあなたに譲ろうと思うの」

ギャル「へ?」

美少女「私とリコールは三年生だから、受験に備えてそろそろ引退するつもりだったのよ」

ギャル「あ、そーなん? ごめん、あーし知らなかったからタメ口きいてて」

美少女「いえ、それは別に構わないわ。それよりも、部長の件よ」

美少女「そろそろ次の部長を誰かに決めようと思っていたのだけど、今日でそれを決めたわ」

美少女「この世界は基本的に強さが基準におかれる世界だから……」

美少女「私をあっさりと倒したあなたが一番の適任だと思うのよ」

美少女「どうかしら? やる気はない?」

ギャル「いや、やる気はって言われても、あーし今日入部したばっかなんだけど」

ギャル「いくら何でもそれは無茶っしょ。何していいかもわかんねーし」

美少女「いいえ。部の事は他の子にでも聞けばいいわ。私も色々とフォローしていくし」

美少女「それに、あなたには不思議と人を惹き付ける魅力みたいなものがあるわ」

美少女「きっとあなたなら他の部員も文句を言う様な事はないだろうし、やっぱり適任だと思うのよ」

美少女「部長となって、この部をまとめあげてくれないかしら?」

ギャル「メッチャ唐突なんだけど、えと……」


一桁
123:承諾
456:拒否
789:快諾
0:部活の内容を変えていいなら

ギャル「自信ねーけど、皆がそんでいいっつーなら……」

ギャル「それ、引き受けるわ。折角、そう言ってくれんだしさ」

美少女「そう、良かった。引き受けてくれるのね」ニコッ

美少女「ありがとう、助かるわ。これで私も安心して引退出来るから」

ギャル「でも、マジで他の人達があーしでいいって言ったらだかんね」

ギャル「部長とかやるの初めてだから、右も左もわかんねーしさ」

美少女「ええ、それは約束するわ」

美少女「私も肩の荷が降りてほっとしてる。良かったら、適当に寄り道してかない?」

美少女「少し行ったところにミスドがあるの。そこで軽くお喋りでもどう?」

ギャル「ん。いーよ。運動したから腹減ってっし」

美少女「じゃあ、行きましょうか」ニコッ


『部長の好感度が上がったようです』

『部長と友達になりました』

【校門前】


運転手「お疲れ様です、お嬢様」ペコッ

ギャル「あ、ごめん! 帰りの時間遅くなるって言ってなかったわ! もしかして、ずっと待ってた?」

運転手「いえ、大丈夫でございます。お嬢様が部活見学に行く事は他の方からお聞きしておりますので」

ギャル「え、そーなん? あれ、あーし誰かに言ったっけ……?」



妖精B「」コソッ

妖精C「」コソコソ



『ツインテ娘の働きの模様』



美少女「運転手……? お嬢様……??」


『本日、二度目の衝撃です』



コンマ↓、美少女の家庭環境
123:裕福
456:それなりに裕福
789:良家の子女
0:財閥経営者の一人娘

美少女(ベンツで車通学……?)

美少女(確かにこの学校ではそこまで珍しい事ではないのだけれど……)


ベンツ「二千万はするで^^」キラキラ


美少女(私の家の車はセレナ……)

美少女(この子、ひょっとしなくてもかなりのお嬢様……?)


『神です』

運転手「お嬢様、そちらの方はお嬢様の御学友ですか?」

ギャル「ごがくゆー?」

運転手「お友達でしょうか?」

ギャル「あー、そんな感じ? 今からミスド行くって話になってから」

運転手「そうですか。お嬢様に早速お友達が」ニコッ

運転手「では、そこまでお送りしますね。どうぞ、お乗り下さい」ガチャッ

ギャル「乗って、部長」

美少女「え、あ、はい……」


運転手「あと、お嬢様。ミスドではカードを使えるかわかりませんので、こちらをお使い下さい」スッ

札束「YEAH!」

美少女「!?」


ギャル「あ、そんなにいんねー。小銭とかない?」

運転手「小銭ですか。生憎持ち合わせが……」

ギャル「なら、諭吉一枚だけでいいわ。もらうよ」スッ

運転手「どうぞ」


美少女「」


『金銭感覚の違いに驚いているようです』

【夕方、自宅】


ギャル「だいまー」

メイド「お帰りなさいませ、お嬢様」ペコッ

メイド「今日は遅かったですね。何かされてたんですか?」

ギャル「ん。学校の先輩とミスドに行ってた」

メイド「あら、そうですか。お友達ですか?」

ギャル「そんな感じ? 何か家の事を色々聞かれたけどさ」

ギャル「実はあーしもよく知んねー事多いんだよね。あーしの貯金っていくらぐらいあるん?」

メイド「いくらでもありますよ」ニコッ

ギャル「?」

メイド「いくらでも、です。使っても使っても減らずにいくらでも増えていきますから」

ギャル「??」


『実質、世界の銀行全てが貯金箱です』

【夕食時】


ギャル「ん。うま。軽めの夕食にしてくれて助かるわ」

メイド「いえいえ、メイドとして当然の事です」

ギャル「ところでさあ、メイドさん」

メイド「はい」

ギャル「何か困ってる事とかある?」

メイド「いいえ。私に不自由は一切ありませんから」ニコッ

ギャル「そーなん? ま、それはそれで良い事かあ」

メイド「?」

メイド「何かあったのですか、お嬢様?」

ギャル「あー、うん、実はさあ」


『説明中です、スキップします』


メイド「そうですか……。人助けを……」

ギャル「自己満足みてーなもんだけどね。今日、そんな事思ってさ」

メイド「神としての自覚が芽生えたのかしら……?」ボソッ

ギャル「?」

メイド「いえ、こちらの事です。それで、お嬢様は事件を解決する事を望んでいるけど、その事件がないという事ですね?」

ギャル「何か微妙に違うけど、まあ、そんな感じ?」

ギャル「漫画やドラマとかだと、よくあっじゃん。便利屋だとかお助け団みたいなの? そーゆーのやろうかなと思ってんだけどさ」

ギャル「んでも、目立つ事はしたくねー訳よ。だからさ、派手な事はしたくなくて」

ギャル「何か良い知恵とかある?」

メイド「そうですね……」


コンマ↓、一桁
123:学園の事を伝える
456:何か事件がある
789:サイトを作る事を勧める
0:事件がないなら作ればいいじゃない

メイド「良い知恵は思い付きませんけど……」

メイド「でも、事件なら確かありますね」

ギャル「マジで? どんなん?」

メイド「【コンマ↓】」


一桁
1:殺人
2:窃盗
3:誘拐
4:行方不明
5:猫探し
6:呪い
7:引きこもり
8:立てこもり
9:テロ
0:戦争

ここまで
次回、呪いに挑むギャル!

ギャル「呪い?」

メイド「ええ、噂で聞いたんですけど、この町には心霊スポットみたいなのが一つあるそうですよ」

メイド「そこには幽霊がいて、来た人を呪いにかけて殺してしまうとか」

ギャル「なんか嘘くせーなあ、その話」

ギャル「大体、幽霊がいたとしても、別にそれ、誰も困ってねーじゃん? 解決も何もって感じじゃね?」

メイド「いえ、ところがですね……」

ギャル「?」

メイド「それで、実際に行方不明になってる人が何人もいるそうです」

ギャル「行方不明?」

メイド「ええ、しかも全員がお嬢様の通ってる学校の生徒だそうですよ」

ギャル「あーしの通ってる学校……」

メイド「どうしますか、お嬢様? もしお嬢様が興味がおありなら私が詳しく調べておきますが」

ギャル「…………」


コンマ↓、一桁
1234:お願いする
5678:自分で調べる
9:興味ねー
0:女教師来訪

ギャル「いや、何かそれメッチャ気になるから自分で調べてみるわ」

ギャル「あーしの方が聞き込みとかしやすいだろうしさ」

メイド「……そうですか。わかりました」

メイド「ですが、何か困った事が出てきた時はいつでも私に相談して下さいね」

ギャル「ん。そーする。あんがとね」

メイド「いえいえ、それでは私は食器を片付けてしまいますので、これで」ペコッ

メイド「」テクテク



ギャル「……行方不明になってるか」

ギャル「で、それが幽霊の呪い?」

ギャル「…………」


コンマ↓、ギャルは幽霊の存在を……
一桁
123:信じている
456:あんなの嘘っぱち
789:もしかしたらいるかも
0:実際に見た事がある

ギャル「もしもマジモンの幽霊だったとしたら、御札とかいるか?」

ギャル「あと、清めの塩とかも必要か」

ギャル「つか、あーしの能力って幽霊にも効くんかな?」


『今のところ謎です』


ギャル「あーし自身は霊感が……」


コンマ↓、一桁
123:強い
456:普通
789:弱い
0:巫女の素質持ち

ギャル「メッチャ強いんだけどね。巫女になんねーかって神主さんに熱心にスカウトされたぐれーだし」


『この子、本当に弱点が(ry』


ギャル「まあ、念の為に、どっかお寺か神社行ってきて、それ系のグッズ貰ってくっか」

ギャル「能力効かなくても多分どうにかなるっしょ」


『恐らくは』


ギャル「じゃあまあ、部屋に戻って、とりあえず行方不明の事からググッてみっか」

ギャル「何かわかるかもしんねーしな」テクテク


『調査を開始したようです』

【一方、その頃、女教師の自宅では……】


ギャル友「……ってな感じかな。能力競技研究部に入部してたよ、あの子」

女教師「あの部活に……」

ギャル友「で、能力使ってた。何の能力かまではわかんなかったけどヤバイね、あれ」

ギャル友「部長の美少女が、手も足も出ずにソッコーKO。ミミコもウタノも完敗」

ギャル友「反射、増幅、無効化? その全部使えるみたいな冗談みたいなアホ能力だった」

ギャル友「あれ、マジおかしいわ。何の能力なのか全然わかんないし」

女教師「……『神』と言われるだけの事はあるという訳ね」ハァ

ギャル友「ひょっとしたら、あの子が言ってた事、本当かもしんない」

女教師「言ってた事?」

ギャル友「前に能力聞いたの。そしたらさ……」


『説明中です。スキップします』


女教師「能力範囲内の事象、その全てを超える能力……?」

ギャル友「そ。あまりにも無敵過ぎて全然信じてなかったけど……」

ギャル友「もしかしたら、本当かも……」

女教師「本当だったとしたら、恐ろしいわね……」ゾクッ

女教師「だって、あらゆるものという事は、『能力』すらも超えるという事でしょ?」

女教師「……誰が勝てるの、そんな人に」

女教師「しかも、自動発動って事は寝ている間もよ。意識がなくても発動してるのよ」

女教師「不意打ちも効かないし、自分の周りが常に能力範囲なのだから、どうやっても勝つ事なんか不可能じゃないの」

女教師「能力者の中でも別格と言われている全てのレベル10を超える存在よ。しかも!」

女教師「何もかも超えるという事は、『寿命』すら超えるという事よ。しかも、あの子の側には常に『地球』がある」

女教師「星の寿命を超えるって……死ぬ事なんかまずないわ」

女教師「不老不死な上に無敵……。そんなのもう人間じゃないわよ……」


ギャル友「かもしんないけどさ……」

ギャル友「だからこそ、『神』なんじゃないの……?」

ギャル友「人間では勝てない存在……」

ギャル友「絶対に上を行く、死を知らない存在……」

ギャル友「だから、『神』なんじゃないかって……」

女教師「…………」

ギャル友「…………」

女教師「…………」


女教師「……とんでもない存在ね」

ギャル友「……うん」


女教師「敵に回したら死ぬわ……」

ギャル友「だよね……」


女教師「逆に言えば、誰もあの子に逆らえないって事ね……」

ギャル友「……そうなんね」


女教師「…………」

ギャル友「…………」

ギャル友「それで、先生……。どうする……?」

ギャル友「あの子を守る必要とか全くないだろうけどさ……」

ギャル友「一応、任務の囮ぐらいには使えるよ。スゴすぎて囮になるかもわかんないけど……」

ギャル友「もういっその事、あの子にこの学校の事を話して、協力してもらった方が良くない……?」

女教師「…………」


女教師「」ハァ

女教師「【コンマ↓】」


一桁
123:そうね……
456:いえ、あの子には関わらない方がいいわ
789:それは最後の切り札にしましょう
0:丸投げ

女教師「それは最後の切り札にしましょう」

女教師「私達が受けた任務は私達でこなすべきよ」

女教師「有り得ない力に頼るのも不安が残るし、それに……」

女教師「あの子には出来るだけ、裏の世界の事を教えたくはないわ」

女教師「ごく普通の学園生活を送ってもらいたい……。そう思うのは私が甘いからかしらね……」ハァ

ギャル友「んーん。先生はそんでいいと思うよ」

ギャル友「つか、そうでなきゃ先生じゃないって」

女教師「ありがとう……」

ギャル友「じゃ、まあ、私達は相変わらずって事だね。やる事は変わんない感じで」

女教師「ええ、ただギャルさんの事については学校側もきっと接触をはかってくるだろうから……」

女教師「気を付けてあの子を見ている感じね。上手くすれば尻尾を出してくれるはずよ」

ギャル友「りょーかい、っと」


『今後の作戦が決まった模様です』

【一方、その頃、理事長の家でも……】


理事長「……不可解だな。能力者だという事は確定だが、能力は不明か……」

部下「はっ。監視させていた部下の報告によると、力の一端は見せたものの、それがどういう能力かは明かさず……」

部下「加えて、能力を使った時の映像を記録して検証させたものの、まるで不明だという事です」

理事長「そして、あの部の部長を倒すか……」

理事長「確か部長の能力は……」

部下「資料によると、放出系のレベル7ですね。能力は体から『糸』を放出する能力となってはおりますが……」

理事長「しかし、それでは説明出来ない点も見られる、か……」

部下「はっ。特に同じ放出系で炎を出す能力者もいるのですが、こちらの攻撃も通用していないようなので……」

部下「出した糸に何らかの効果を付加している可能性が高いですね。具現化系よりの放出系といったところでしょうか?」

理事長「うむ……」

理事長「何にしろ、彼女はかなり強い能力者のはずだが……」

部下「ええ、それを一撃で破っています。このギャルという生徒、只者ではありませんね」

理事長「系統も特質系だしな。出来れば利用したいのだが……」

理事長「それには女教師達が邪魔か……。あちらもその展開を読んでいるだろうからな」

部下「ええ、でしょうね」

部下「どうされますか?」


理事長「…………」

理事長「【コンマ↓】だな」


一桁
1234:女教師達を片付ける
5678:逆に囮になる。ギャルの事は放置
9:勧誘してみる
0:私、自ら動こう

理事長「いい加減、片付けるか、あの連中を」

部下「では……」

理事長「ああ、体の中に病原菌がいては面倒だ」

理事長「いつかは発病する可能性もある。これを機に治療しておこう」

部下「しかし、相手は『不死の女』ですが……」

理事長「問題ない。既に策は考えてある」

部下「そうですか……。流石です。しかし、どのような策で?」

理事長「【コンマ↓】だ」


一桁
123:不祥事を起こさせてクビにする
456:片付ける(物理)
789:既に日本政府内部にスパイを送っている
0:レベル10を雇う

部下「正攻法……ですか。つまり、暗殺と……」

理事長「邪魔なものは永遠にいなくなってくれた方がありがたい。それが一番早いしな」

部下「そうですか……」


『冷血系の合理主義者のようです』


理事長「それで、具体的にどうするかだが……」

部下「はい」


コンマ↓、今いる部下の中で女教師を片付けられる様な能力者は……
一桁
1234567:いない
89:いる
0:理事長

理事長「人質などは取らず、単純に片付ける」

理事長「雇っている能力者を使えば、それも可能だろう」

部下「わかりました」

理事長「それで、作戦だが……」


コンマ↓、女教師を倒せそうな能力者は……
123:一人だけ
456:二人いる
789:協力する事で力を発揮
0:全員でかかって何とか

理事長「雇っている中に二人いたな。あの女教師を殺せそうな能力持ちが」

部下「はい」

理事長「その二人に協力してやらせろ。一人では不安だが二人いれば問題ないだろう」

部下「わかりました」

理事長「それと、女教師以外の事だが」

部下「はい」


コンマ↓、学校に潜入してる日本政府の諜報員の数
12345:あの二人だけ
678:もう一人いる
9:更にもう一人いる
0:他にもいるが、理事長達は気付いてない

理事長「あの二人以外に、もう一人いたな」

部下「ええ」

理事長「確か……」


コンマ↓、一桁
1234567:能力者
89:ではない
0:かなり強い能力者

理事長「能力者だったな」

部下「はい。後から潜入してきた者ですよね。調べは既についてます」

部下「系統は【コンマ↓】で、レベルは【コンマ↓2】ですね」

理事長「ふむ」


一桁
12:強化系
34:操作系
5:放出系
67:変化系
89:具現化系
0:特質系

理事長「そうだったな。変化系のレベル1だ」

理事長「放置しても問題ないだろうという事ですっかり忘れていたが」

部下「あくまでバックアップ的な存在なのでしょうね」

部下「あるいは監視役のようなものでしょうか。力はほとんどないに等しい存在です」

理事長「そうだな。女教師一人で十分だろうからな。他は目立たない方がよい」

理事長「女教師はともかく、他の二人は消すのが容易いだろう。そこら辺の事は一任する」

部下「はっ」


理事長「では、例の二人を呼びたまえ。私からこの事を伝える」

部下「わかりました。すぐに」


理事長「女教師と他の二人には近日中に消えてもらおう。事故という事でな」

部下「はい」


『暗殺計画がつつがなく進んでいってます』

ここまで
女教師を殺せる能力者とは……?
次回、大丈夫か、女教師!?

【しばらく後】


紳士「急な用件というのは一体?」フム

細マッチョ「俺達二人が呼び出された時点であまり良い予感はしませんけどね」


理事長「来たか……」


コンマ↓1、↓2
二人の能力系統
一桁。かぶった場合はもう一回
123:操作
456:変化
78:具現化
90:特質

『紳士が特質系、細マッチョが変化系のようです』


理事長「君達、二人を呼んだのは他でもない」

理事長「例の政府から来た犬どもを始末しようと思っての事だ」

紳士「……あの『不死の女』をですか」

細マッチョ「なるほど……」


コンマ↓、二人のやる気は……?
一桁
123:満々
456:渋々
789:ごく普通
0:大反対

紳士「正直に言わせてもらうのなら気が進まないのだがね……」ハァ

細マッチョ「始末と簡単に言われてもな……」


理事長「黙れ」


紳士「…………」

細マッチョ「…………」


コンマ↓、二人が理事長に従っている理由
12:尊敬や憧れから
3456:脅されて
789:富と権力と地位の約束
0:能力

理事長「お前達が汚れ仕事をしたくないというのはわかる」

理事長「だが、これは私の野望の為に必要な事だ」

理事長「大いなる目的の為には、小さな汚れ仕事をする必要がある時も出るだろう」

理事長「些細な事に拘って、目的を果たすのを諦めるか? それこそ愚か者の所業だ」

理事長「これは戦争なのだよ。私と全世界とのな。戦争中に人を殺すのを躊躇う兵士がいるか」


紳士「……オーケー。貴方の言う通りだ。私が悪かったようだ」

細マッチョ「貴方はこんな俺達にも能力と機会と生きる意味を与えてくれた。失言だったな。申し訳ない」


理事長「わかればいい」ウム


『理事長には謎のカリスマがあるようです』

理事長「では、命令を伝える」

理事長「手段や方法は問わない。二人で協力し、ターゲットを殺せ」

理事長「事故死に見せかけても構わんし、普通に殺してもいい。死体の処理はこちらで請け負う。その点は心配するな」

理事長「お前達、二人……。特に紳士。お前だ」


紳士「…………」


理事長「お前のその特質系の能力ならば女教師を殺すのは容易いだろう」

理事長「が、決して油断はするなよ。手加減もするな」

理事長「細マッチョとよく相談して事にあたれ」

理事長「以上だ」


紳士「請け負った……」

細マッチョ「ああ、任せてくれ」


理事長「詳細は部下に聞け。ターゲットは三人。女教師、ギャル友、そしてもう一人」

理事長「図書委員という生徒だ。この三人を間違いなく始末しろ」


紳士「ええ」

細マッチョ「ああ」


『ミッション開始です』

【外。ワゴン車の中】


紳士「さて……」

紳士「どうするかね、細マッチョ君」

紳士「セオリー通りに行くなら、君があの『不死の女』を動けなくしてから……」

紳士「私がとどめを刺す、という形になるだろうが……」

紳士「君の能力は少し面倒だからな。確実に勝つ為には、あの女教師をどこか広がった誰も来ない場所へと誘い出す必要があるだろう」

紳士「あるいは、私一人でもいけるかもしれないが、相手はスタンガン持ちで、その扱いに慣れていると聞く」

紳士「やはり不安が残るのだがね、私一人でやるのは」


細マッチョ「…………」


コンマ↓、一桁
1234567:ここは慎重に
8:突撃
9:夜襲
0:まず簡単な方から始末する

細マッチョ「慎重にやろう。理事長もそう言っていた」

細マッチョ「慎重にやれば俺とあんたなら確実に女教師を殺せる」

細マッチョ「下手に動いて、失敗した挙げ句、返り討ちに遇うとかは最悪だからな」

細マッチョ「まずは、あの女教師を俺の能力が最大限に活かせる場所へと誘い出す事からだ」

紳士「なるほど。君の言う事はもっともだ」

紳士「ならば、どうするかね? 誘い出すにしても幾つか手段があるが……」


細マッチョ「ああ、それなんだが……」

細マッチョ「良い方法がある」

紳士「ほう。是非とも聞かせてもらいたい」

細マッチョ「【コンマ↓】だ」


方法、一桁
123:人質を取って
456:騙して
789:待ち伏せ
0:果たし状

紳士「なるほど。人質かね」

細マッチョ「ああ、ターゲットは三人もいる事だしな」

細マッチョ「他の二人を拉致して、それから女教師を呼び出す」

細マッチョ「ギャル友とかいう女は無能力者だし、図書委員という生徒もレベル1の変化系だ」

細マッチョ「こいつらを拐って呼び出しをかければ、女教師はまず間違いなく来る」

紳士「ふむ……」


紳士「なかなか良い方法だが……」

紳士「しかし、他の能力者を応援で呼ばれてしまったら、それはまずくないかね?」

紳士「君の能力はあくまで対女教師用だ。私の場合もそれに近い」

紳士「何せ、我々は共にレベル1の能力者なのだからな。女教師以外に来られるとまずいぞ」

細マッチョ「それも考えがある。部下に頼んで、女教師の動向を探ってもらうからな」

細マッチョ「もしも応援を呼ぶようなら、その時は見せしめとして一人殺せばいい。その後、また別の場所に呼び出しをする」

細マッチョ「こうすれば、女教師は一人で来ざるを得ない」

紳士「紳士的とは程遠い話だな……やれやれ」

紳士「しかし、君が言う方法が有効なのは確かだ。オーケー。私はしばらくの間、誇りや騎士道などを捨てよう」

紳士「その方法でいこうではないか」

細マッチョ「ああ」コクッ


『悪人らしい感じになっています』

紳士「では、まずは図書委員という生徒を拐ってくるかね」

細マッチョ「そうだな」

紳士「彼女は能力者だという事だが、その能力はこの渡された資料によると……」ペラッ、ペラッ

紳士「……【コンマ↓】のようだな」



一桁、何を変化?
1:自分の体を、コーラに
2:自分の体を、目の前の物に
3:自分の体を、紙に
4:自分の体を、コアラに
5:石を、パンに
6:ペンを、銃に
7:ビー玉を、お金に
8:気分を変化
9:天気を変化
0:無生物を、生物に

細マッチョ「ビー玉をお金に変える能力か……」

紳士「素晴らしい能力だな……。かなり羨ましいが……」

細マッチョ「戦闘力は0と考えていいだろうな」

紳士「だろうね。何も問題なかろう」


『使いすぎるとインフレになりそうな能力の模様』

紳士「では、計画通りにいくとするかね。決行はセオリー通りに、明日の夕方、下校中を狙うといったところで」

細マッチョ「そうだな。帰り道とかは部下に調べてもらえばいい」

紳士「我々も腹をくくらねばな。もう後戻りは出来ない」

細マッチョ「ああ。やる……」


細マッチョ「そして、三人を殺す。あの方の為に!」

紳士「ああ。あの方の為に!」


『計画が決まったようです』

【一方、その頃、ツンデレ娘の家では……】


ツンデレ娘「ふぁ……」

ツンデレ娘「眠いわね……。妖精の報告はまだかしら……」

ツンデレ娘「毎日これでは寝不足になってしまうわ……。後であの子達に気合いを入れておこうかしら……」アフ……


無線機「」ガガッ


ツンデレ娘「ああ、噂をしてたら報告がきたようね」

ツンデレ娘「私よ。最終報告。何か異変は?」ポチッ


無線機「【コンマ↓】なのです!」


一桁
123456:マークしてた理事長のところから大変な事が!
78:何もないです!
9:大変です! 公園でカップルがムフフな事を!
0:遂に理事長の悪事の証拠を見つけました!

ツンデレ娘「大変な事?」

無線機「はいなのです!」

ツンデレ娘「何があったの?」

無線機「かくかくしかじか」


『説明中です。スキップします』


ツンデレ娘「……殺害計画ね」

無線機「はい! どうしますか、御主人様!」


ツンデレ娘「…………」

ツンデレ娘「【コンマ↓】」


一桁
12345:日本政府に通達
678:女教師に教える
9:放っておきなさい
0:ギャルの力を試す良い機会かも……

すまん、ツンデレ娘じゃなくツインテや。素で間違えてた
ここまで
次回、女教師陣営VS理事長!?

【上司の家】


プルルル、プルルル

上司「私だ。何かあったのかね」ピッ

「はい、それが……」


『説明中です。スキップします』


上司「なるほど……。しかし、殺害計画とはな……」

「はい」

上司「わざわざ管轄外の事を知らせてくれてすまんな。助かる」

「いえ、ついでですから。それよりも、どうするつもりですか?」

上司「そうだな……」


コンマ↓、一桁
123456:後はこちらで処理する
78:悪いが、力を貸してくれんかね
9:女教師に任せる
0:理事長宅にガサ入れに入る

上司「君の力を借りるまでもない。元々、君はギャルの監視役だからな」

上司「後はこちらで処理する。問題ない」

「そうですか……。わかりました、それではこれで」

上司「ああ、有益な情報を感謝する」ピッ


上司「…………」

上司「さて……」

上司「あの女教師を葬る事が出来る程の能力の持ち主か……」

上司「しかし、応援を呼ばれるのはまずいと言っている事から、あくまで女教師にしか通用しない能力という事になる……」

上司「新しい能力者を派遣すれば問題なく事はおさまるだろう」

上司「逆に、その二人を誘拐未遂として逮捕し、足掛かりに出来るな」

上司「では、早速人選を進めるか」スタスタ



コンマ↓、理事長側には、この事を察知できる能力者が……
一桁
123456:いる
7890:いない

上司「もしもし、私だ」

「はい」

上司「夜遅くすまないが、急いで能力者を二人ほど都合つけてくれ」

「わかりました。どの様な能力の持ち主をお望みですか?」

上司「そうだな……。誘拐事件が起きようとしているから……」

上司「何もしていない状態では逮捕できない。かといって、誘拐を成功させてもならない」

上司「犯人は車を利用するだろうから、必要なのは追跡能力と人質を安全に保護出来る能力だな」

上司「そして、なるべくレベルの高い能力者が良い。手配は可能かね?」

「問題ありません。今夜中に警察組織から能力者を派遣します」

上司「では、頼んだ。詳細はすぐにそちらにも伝える」

「はい。宜しくお願いします」

上司「ああ」ピッ


『一転して、理事長がピンチの模様』

転生2日目終了


ギャルのステータス

好感度表
メイド  :使用人、5
運転手  :使用人、7
ギャル友 :知り合い、7→6
女教師  :知り合い、4
お嬢様  :知り合い、1
メガネ娘 :知り合い、10
元気娘  :知り合い、9
用務員  :知り合い、5
ツインテ娘:知り合い、不明
美少女  :知り合い、9→友達、2
部員全員 :知り合い、不明


能力
『The God(全てを超えし者)』
特質系、レベル11

半径100メートル以内にあるもの全てに対して(現象や知識、才能・能力なども含む)、それを大幅に上回る事が出来る能力

得意分野
話術、悪霊祓い

苦手分野
能力により、今のところ、なし

財産
世界中が貯金箱

状況
世界各国から『神』として認識されている

能力者一覧


メイド
『Clean(清浄な世界)』
具現化系。レベル10
自分の周り半径1キロメートルにおける全てのもの(エネルギーなどの概念的なものも含む)を吸い込む
吸い込まれたものは、一時間以内であれば元に戻す事も可能。一時間を過ぎると消滅する
能力範囲より巨大なものは吸い込めない

女教師
『LOVE & PEACE(慈愛の女神)』
特質系。レベル2(実質レベル10)
自分の周り半径2メートル以内なら、全ての攻撃(精神操作なども含む)を自動で無効化する
なお、本人自身が行う攻撃は対象外となる

用務員
『Burst(爆発する力)』
強化系。レベル8
『威力』を最大で100倍まで上げる能力
なお、本人はその威力の影響により怪我を負う事はない
能力の威力を上げる事は出来ない
右手で触った物限定の能力。右手で触ってから10秒経つとその効果が消える

ツインテ娘
『Fancy world(妖精の女王)』
具現化系、レベル7
人の目には見えない妖精を、自分の周り半径50キロメートル以内で好きな場所に具現化出来る
数は最大で十万体まで可能
妖精自体は人に危害を加える事は出来ないが、道具を扱う事は出来る。ただし力はものすごく弱い

美少女
『Ruler(帝王の資格)』
操作系、レベル10
自分の周り半径50メートル以内の生物以外のもの(現象やエネルギーなども含む)を自在に操れる
一度に操れる量や数に制限はないが、自動で動かす事は出来ない

リコール(部員、三年生)
放出系、レベル9
能力名や詳細はまだ不明
風を自在に生み出す事が出来る

トキ(部員、二年生)
特質系、レベル9
能力名や詳細はまだ不明
右目に30秒先までの未来が軌跡となって見える
右目を左手で塞ぐと、強化系の能力へと変わる

ヤヨイ(部員、二年生)
操作系、レベル6
能力名や詳細はまだ不明
能力範囲内にいる他者の五感を一つだけ『制限』する
能力範囲は自由に設定可能で、最大で50平方メートルまで

アスカ(部員、二年生)
強化系、レベル5
能力名や詳細はまだ不明
体を自在に硬質化させる事が出来る。その強度はダイヤモンドを超える

ミミコ(部員、一年生)
『Heart connect(心の解放)』
特質系、レベル3
1、触った相手の、今、考えている事が読める。記憶や知識までは読み取れない
2、触った相手の、時間を停止させ、30分前までの記憶を消去出来る。一度消去した記憶は戻せない

シノブ(部員、一年生)
放出系、レベル8
能力名や詳細はまだ不明
炎を自在に体から生み出す事が出来る

ウタノ(部員、一年生)
『Ice Space(冷え冷えブルブル)』
放出系、レベル3
体から冷気を放出する。また、その放出範囲を限定する事が出来る
40立方メートルの空間内の温度を最大で2度まで下げる事が可能

図書委員
変化系、レベル1
能力名や詳細はまだ不明
ビー玉をお金に変える能力

お嬢様
???:特質系。レベル?

メガネ娘
???:特質系。レベル?

元気娘
???:特質系。レベル?

紳士
???:特質系。レベル1

細マッチョ
???:変化系。レベル1


非能力者
運転手、ギャル友、委員長

無駄に人数多いな、今回……
あと、委員長の好感度を忘れてた

委員長:知り合い、7→知り合い、9

整理したいしキリがいいんで、今回は短いけどここまで

次回、多分、あっさり二人は逮捕

乙乙
大した問題じゃないけど紳士と細マッチョのレベルはいつ決まってたっけ?

>>252
紳士と細マッチョの能力は、女教師に勝てる能力ってのがかなり限定されてるんで、コンマじゃなくこちらで決めてる
関係ないけど、残り5人のレベル10も一応もう能力は決めてるけど、そっちは出てくるかどうか

レベルの話は>>193で出てる

【翌日。校門前】


運転手「それでは、お嬢様。行ってらっしゃいませ」ペコッ

ギャル「ん。また帰りに」



ギャル「さーてと、今日は例の呪いの件での聞き込みだな」

ギャル「昨日調べたら、マジで行方不明事件があったから驚いたな」

ギャル「行方不明になったのは、メイドさんが言ってた通り、この学校の生徒だったわ」

ギャル「行方不明になった時期と場所は……」


コンマ↓、一桁
123:ごく最近
456:一年前
789:十年前
0:五十年前

コンマ↓2、場所
123:この学校
456:廃工場
789:不明
0:洞窟の中

ギャル「結構、最近なんだよな……。だから、もしかしたら家出とかそんな可能性もあんだけど……」

ギャル「で、場所は、ここからそんな遠くない潰れた工場らしい」

ギャル「その辺りで見かけたのを最後にいなくなってる……。家に帰ってきてねー」

ギャル「んでもって、そこの潰れた工場には、前から幽霊が出るって噂があった」

ギャル「何か経営が上手くいかなくなって、そこの工場で社長のオッサンが首吊って死んだとか」

ギャル「だから、ここの生徒が行方不明なのと合わせて、呪いであの世に連れていかれたって話らしーんだけど」

ギャル「どうなんだろ? 誰かその行方不明になった生徒を知ってるって奴とかいねーかな」

ギャル「何か話が聞けるかもしんねーし」テクテク

【教室】


ガラッ

ギャル「はよーっ」


生徒A「あ、ギャルさん、おはよー」

生徒B「おはよー」


ギャル(ん。昨日のバレーのせいかしんねーけど、結構、挨拶が帰ってくんな)

ギャル(あーし、意外と簡単に馴染めそうかも)テクテク


ギャル友「…………」



コンマ↓、一桁
最初、誰から話しかけられた?
1234:委員長
567:その他の生徒
89:ギャル友
0:部長

生徒A「あ、ねえねえ、ギャルさん。昨日、どうだった?」

生徒B「部活行ったの? 見学した?」

ギャル「あー、行ったよ。結構、楽しそうだったから入部する事にしたわ」

生徒A「そうなんだー、どんな事してたの?」

ギャル「昨日はフツーにバスケ。能力使ってやっていいやつ」

生徒B「あー、能力ありね。何か楽しそうでそういうのいいなあ。私も早く能力欲しー」

生徒A「だよねー。私達、ちっとも能力に目覚めてくれないしさあ。才能ないのかなあ」

ギャル「でも、あれって誰でも能力持つ素質はあるんしょ? つか、能力開発って具体的に何してんの?」

生徒A「あー、それはねー」


ワイワイ、キャッキャ、ワイワイ



ギャル友(あー……。今日もギャルに話しかけんの、無理そうかな……?)

ギャル友(何かタイミングなくしちゃってるんだよね……。色々聞いてみたい事もあるんだけど……)

ギャル友(でも、何を話していいかもわかんないし……。それに、やっぱチョイ気まずい)


委員長(あ、ギャルさん、囲まれてる)

委員長(友達出来そうな感じ? 良い事だよね、うん)


『ギャル友と微妙に距離が出来ていってます』

ギャル「マジで? そんなんしてるん?」

生徒A「うん、そうそう。それでさー」

生徒B「この子ったらさー、その時に。もうホントおかしかったんだから」

ギャル「何? もったいぶらずに話しなっての」

生徒A「えー、でもー、恥ずかしいしー」

生徒B「ほらあ、言っちゃいなよ。言わないなら、私が言うよ」


ワイワイ、キャッキャ、アハハッ


『話し上手に聞き上手なので、好感度がどんどん上がっていきます』

生徒B「あー、面白かったー。メッチャ笑った」

生徒A「うん。何かギャルさんってホント話しやすいよね」

ギャル「そう? たまに言われっけどね」

生徒A「うんうん。だよねー」

ギャル「あ、そーいやさ、二人に聞きたい事あんだけど」

生徒B「? 何?」

ギャル「何かつい最近、行方不明だとか呪いだとか、そんな話、聞いた事ねー?」

生徒A「呪い?」



コンマ↓、一桁
123:知ってる
456789:知らない
0:実は、行方不明になったのは知り合いの知り合い

生徒A「あー、何か聞いた事ある。ちょっと前に話題になったよね」

生徒B「うん。ヤバイ感じの噂があったっけ」

ギャル「それ、知ってる事、聞かせてくんねー?」

生徒A「いいよ。えっと……」


コンマ↓1、行方不明になった状況
123:帰宅時
456:肝試し
789:にゃんにゃん中
0:自殺しようとして

コンマ↓2、その子は能力者?
123:ではない
456:そう
789:怪しい
0:メッチャ強い能力者

生徒A「なんかねー、その子、彼氏がいたみたいで」

生徒B「そうそう。それで、これは噂なんだけど……」

生徒A「その彼氏と一緒に、二人きりになれる場所を探してた……って事らしいよ」

ギャル「あー……」


『ホラー映画で一番最初に襲われる人の鉄板です』


ギャル「よくそんな幽霊がいるとか言われてる場所に行くよな。あーしだったら絶対ヤダだけど」

生徒A「まあねー。でも、その子、相当強い能力者だって話でさー」

生徒B「だからじゃない? 何かあっても平気みたいな感じだったんじゃないの?」

ギャル「にしてもなあ……。彼氏の方はどうだったん? 能力者なの?」

生徒A「【コンマ↓】」


一桁
123:そう
456:違う
789:強い能力者
0:ヤバイ系の能力

生徒A「彼氏の方はそうじゃなくて普通の人みたい」

生徒B「でも、そんなとこに行くぐらいだから、幽霊とか信じてないか、それか全然知らなかったかのどっちかじゃない?」

ギャル「どっちにしろ、ろくな彼氏じゃなさそーだけどね」

生徒A「ああ、まあ、そうかもね。でも、男ってそういうとこあるしさ」

生徒B「ね」

ギャル「ん。で、運悪くそこで幽霊か何かに出くわして行方不明になったって事な」

生徒A「うん。そうみたい」

生徒B「警察も一応そこの廃工場を調べたらしいんだけど、手掛かりは見つからなかったって話だよ」

ギャル「ふーん……」


『おおよその事件の内容を把握しました』

キンコーンカンコーン……


生徒A「あ、鐘鳴っちゃった。また後でね、ギャルさん」

生徒B「うん、またー」

ギャル「ん。じゃね」


ギャル「…………」

ギャル「にしても、メッチャ強い能力者があっさり行方不明か……」

ギャル「ひょっとして、能力者の仕業かなとも思ってたんだけど……」

ギャル「今んとこ、マジモンの幽霊とか呪いとか、そんな感じっぽいな」

ギャル「ヤベえ霊とかじゃないといいんだけどな……」


『ちょっとだけ不安になっています』

【一方、その頃、図書室では……】


女教師「……という事で、昨日も電話で話したけど、お願いね」

図書委員「……はい」コクッ

女教師「あなたが一度拐われないと、警察も手出しが出来ないのよ。だから……」

女教師「一度は普通に拐われてもらうわ。でも、すぐに警察の能力者達が貴女を助け出すから」

女教師「それまで我慢してね」

図書委員「大丈夫です……。そういうの、平気ですから」

女教師「そう……。それなら心苦しいけど、頼んだわよ」

図書委員「はい……。代わりに……」

女教師「ええ、上には話しておく。能力の使用を許可するわ」

女教師「ただ、あまり派手な事はしないでね。貴女の能力、下手したら経済を破壊しかねないから……」

図書委員「……はい」コクッ


『こちらも着々と準備が整っている様子』

【更に、その頃、ワゴン車の中では……】


紳士「お待たせしたね。手に入れたよ、例の図書委員の学校から家までのルートだ」

細マッチョ「おう」

紳士「これによると、丁度、ここ。この地点だ」

紳士「ここは人通りが普段から少なく、壁の高い建物が視覚を塞いでいる」

紳士「ここで待ち伏せして拐うのがベストと言えよう」

紳士「能力は気にせずとも良いから、二人がかりで車に押し込めばいい。こんな物も用意してくれたしな」つ クロロホルム

細マッチョ「オッケーだ。背後から俺が取り押さえて、あんたがそれを嗅がせる」

細マッチョ「上手くやれば五分もかからず終わるな。楽勝だぜ」

紳士「うむ。何の問題もないだろう。簡単な仕事だよ」

細マッチョ「だな。余裕過ぎて笑っちまうぜ。HAHAHAHAHA」

紳士「まったくだとも。HAHAHAHAHA」


『フラグが……』

【昼休み】


生徒A「へー」

生徒B「うんうん」

生徒C「そうなんだー」

生徒D「それで、それで?」ワクワク

ギャル「ん。で、あーしはさー」


ワイワイ、ガヤガヤ


『人数がいつのまにか増えています』

ギャル「さーてと、メシも食べたし」ガタッ

生徒A「あ、ギャルさん、どこか行くの?」

ギャル「ん。チョイ用事があってね。悪い」

生徒B「そっかー、残念」

生徒C「仕方ないね、ならまた」

生徒D「うん」

ギャル「ん。また」テクテク


ガラッ、ピシャンッ……



ギャル「ふうっと……」

ギャル「さてと、じゃ」タッタッ


コンマ↓、一桁
12345:廃工場まで一緒に行ってくれる人を探しに
678:一人で行く
9:妖精ちゃん、発見
0:女教師登場

ギャル「やっぱ、何だかんだで一人だとな」

ギャル「チョイ不安もあるし、誰か誘ってみっか」

ギャル「つっても、あーしの知り合いって限られってからな」

ギャル「誰を誘ったら来そうだろ。んー……」


コンマ↓、一桁
123456:部員
7:ギャル友
8:委員長
9:運転手
0:メイド

ギャル「やっぱ能力者のがいいよな。危険あるかもしんねーし」

ギャル「部長とかに聞いてみっか」

ギャル「確か、部長は三年の教室だよな。じゃ、まずそっちに」タッタッ


『誰かついていってくれる人はいるんでしょうか?』

【三年の教室】


部長「あら、ギャルさん、どうしたの? 昼休みにわざわざ訪ねてくるなんて」

部長「もしかして、昨日の部長を譲るという話の事かしら?」

ギャル「あ、ううん、違う。実はさ」


『説明中です。スキップします』


部長「ふうん……。呪いに行方不明事件ね……」

部長「確かにその話は私も聞いた事があるわね。それで、貴女はそれに興味を持って、調べてみたいとそういう事かしら?」

ギャル「そ。ただあーし一人だとやっぱチョイ不安だしさ」

ギャル「誰か一緒についていってくれる人いねーかなって思って」

部長「そうね……。そういう事に興味を持ってる部員がいるかもしれないわね」

部長「わかったわ。先生から聞いたら今日も部活には来ないという事だったから……」

部長「部活はお休みにして、希望者を募ってみてもいいんじゃないかしら?」

ギャル「マジで? あんがとー。助かるわ」


『放課後、勧誘してみる事になりました』

【学校終わり。部室前】


美少女「……と、いう事で、今日は部活はお休みなのだけど……」

美少女「誰かギャルさんと一緒に行こうという人はいるかしら?」


ザワザワ、ザワザワ


ギャル「出来ればで、いーんだけどね。ひょっとしたら、マジでヤバイ霊とかいるかもしんねーしさ」


ザワザワ、ザワザワ


コンマ↓、誰か一緒に行く人は……?
1:誰もいない
2:一人
3:二人
4:三人
5:四人
6:五人
7:六人
8:七人
9:全員
0:何故か九人

『二人だけ、来ない人がいる模様』


コンマ↓1、↓2、誰?
一桁
1:美少女
2:リコール
3:シノブ
4:ヤヨイ
5:アスカ
6:ミミコ
7:ウタノ
8:トキ

他の数字が出たり、かぶったらもう一回

リコール「悪いけど、私はパス。そういうの苦手なんだよね」

アスカ「アタシも。幽霊とか呪いはダメなのよ」


ギャル「そっか。残念」

美少女「でも、二人以外は全員来るって言ってるし、十分ね」

ヤヨイ「なんかあ、面白そうだし」

トキ「闇の一族に興味はある……(幽霊とか気になる)」

シノブ「……他の皆が行くって言ってるから」

ミミコ「素直じゃないよね、シノブちゃんは」クスッ

ウタノ「私も行きますよ!」


『やはりギャルは人を惹き付ける何かを(ry』

【一方、図書委員は……?】


図書委員「」テクテク

図書委員「」テクテク



白ワゴン車「来たで^^」



図書委員「」チラッ

図書委員(あの車……怪しいわ)

図書委員(ここは予め言われていた襲撃予想ポイントの最有力候補……。きっとあの車ね……)テクテク

図書委員(出来るだけ、さりげなく……)テクテク

図書委員(普通に歩いて……)テクテク



白ワゴン車「今がチャンスちゃうか?^^」

紳士「どうだ? やるかね……」チラッ

細マッチョ「ああ、今が絶好のチャンス!」ガチャッ


紳士「はっ!」タタッ

細マッチョ「行くぞ!」ダダッ


図書委員(来た!)


コンマ↓、結果は……?
12345678:失敗!
9:成功!
0:その時、突然……!!

ここまで
次回、二人の運命は!?
そして、廃工場には何が……?

細マッチョ「おりゃあ!」ガシッ!!

図書委員「……や! 離して……!!」ジタバタ

紳士「騒ぐものではない、お嬢さん。少し眠っているといい」スッ

クロロホルム「出番やな^^」


図書委員「あ、う……」グラッ

細マッチョ「うしっ。気を失ったようだな。上手くいった!」

紳士「そうだね。実にエレガントに事を終わらせた。後はこの娘を車に運んで」グイッ

細マッチョ「それっと」ポイッ


図書委員「」ドサッ……


細マッチョ「念の為、後で縛っておくか。紳士は車を出してくれ」

紳士「ああ、任せたまえ」サッ


白ワゴン車「出発やな^^」ブロロロッ


細マッチョ「ははっ。これで成功だぜ! チョロいもんよ!」

紳士「全くだ。女教師もこの様に簡単にいくと良いのだがな。ふふふふ……」


白ワゴン車「」ブロロロッ


『…………』

白ワゴン車「」ブロロロッ……


細マッチョ「……?」

細マッチョ「おい、紳士。もう少しスピードを出してくれ。何でこんなに徐行をしてるんだ?」

紳士「いや、そんなつもりはないんだが……。はて?」


スピードメーター「時速5キロやで^^」


紳士「故障か? これ以上、スピードが出ない……。アクセルを目一杯踏んでも……」ググッ

スピードメーター「時速3キロやな^^」


細マッチョ「おいおい、マジかよ……。こんなとこで故障とか目立ってしょうがないぞ。どうするんだ」

紳士「どうすると言われてもな……。しかし、参った。JAFを呼ぼうにも、今は……」チラッ


図書委員「」スヤスヤ


細マッチョ「見られたら怪しまれる。何とか騙し騙し行くしかないぞ」

紳士「う、うむ……。幸い完全に故障してる訳ではないようだし、スピードは遅いが、このまま……」ググッ


スピードメーター「時速2キロやな^^ 歩いた方が早いで?」


細マッチョ「ちくしょう、ついてねえ。よりにもよってこんなタイミングで!」

紳士「……仕方あるまい。幸い車の通りはない。まだ何とかなる」


白ワゴン車「^^」ブロロロッ……

イケメン「」テクテク


紳士「む……。まずい、前から通行人が来たぞ」

紳士「細マッチョ、その子を隠してくれ。毛布を積んでおいただろ」

細マッチョ「あ、ああ!」サッ

毛布「かかりまーす」ファサ


紳士「よし、これで姿は見えなくなった。念の為、停車して」キキッ

白ワゴン車「止まったな^^」

紳士「このままやり過ごす」



イケメン「」テクテク

イケメン「」コンコン


紳士「!? 何だね、この男は……? 車のドアを叩いてきたぞ?」

イケメン「」コンコン


紳士「くっ。何の用だ……」

窓「開きまーす」ウィーン

紳士「何かね、一体?」

イケメン「ああ、あんたらの車が何をチンタラ動いてたんだと思ってさ。もしかして車の故障か?」

紳士「いや、違う。心配はないよ」

イケメン「へえ、そうかい。車の故障だったら、俺が直してやろうかとも思ったんだけどな」

紳士「……直す?」

イケメン「ああ、俺は能力者だからな。すぐに直してやるよ。ただし……」

イケメン「その駄賃として、あんたら二人は警察の取調室まで来てもらうけどな」ニヤリ


紳士「!?」

細マッチョ「警察!?」

イケメン「ああ、ほらよ、このスマホの見てみな」スッ

動画「いやん」テレッ

イケメン「あんたらが女子高生を拉致してるところが全部写ってる。これでも言い訳するかい?」


紳士「ぐっ! 何て事だ!」

細マッチョ「くそっ! 何でそんな物を!!」


イケメン「さあてね。ま、そんな事よりも大人しく車から出てきな」

イケメン「でないと、その車、壊れちまうぜ。怪我したくねーだろ? それによ……」

イケメン「」サッ


パトカー「」ファンファンファンファン

警察官多数「」ザザッ


イケメン「辺りはすっかり取り囲まれてるからな。逃げようもないぜ」ニヤリ


紳士「!? まさか、初めからバレていたのか!?」

細マッチョ「そんな!? どうしてだ!?」

イケメン「さあ、観念しろって、二人とも。誘拐未遂の罪で逮捕するからよ」


細マッチョ「ぐっ……! こうなったら……!」サッ

毛布「やあん。めくらないで」テレッ


細マッチョ「動くな! 動いたら、この女の首をへし折るぞ!」ガシッ

テディベア「え?」


イケメン「どの女のだ? 俺にはクマのぬいぐるみにしか見えないがな」


細マッチョ「何を言ってやがる! この女の……」

テディベア「違うよ」フルフル

細マッチョ「!? 女がいない!? 何でだよ!?」


イケメン「さあな? それよりも、お前ら、そろそろヤバイぞ。怪我しない内に急いで車から降りた方がいいぜ」


紳士「ど、どうするのだね! 細マッチョ!」アセアセ

細マッチョ「ぐっ、ど、どうするって!」アセアセ


ミシッ……! メキョッ……!


紳士「!? 何だ、今の音は!?」


イケメン「残念ながらタイムアップのようだな」パチンッ


白ワゴン車「く、崩れる!! こ、壊れてく!!」ミシミシ、メキョメキョ!!


バキンッ!!


紳士「な! う、うああああっ!」ドンガラガッシャン!!

細マッチョ「ぐおおおおっ!!」ドンガラガッシャン!!



元は白ワゴン車「オワタ\(^o^)/」



イケメン「だから、さっさと降りて避難した方が良かったってのによ」フッ


『あっさり逮捕されました』

ファンファンファンファン……


女教師「凄いものですね、あの人は一体……?」

上司「ああ、当然だろう。あの男は警察庁能力課に所属している『ファイブスターズ』の一人だ」

女教師「ファイブスターズ?」

上司「『五ツ星の能力者』……。警察庁が誇る最高の五人の中の一人だ」

上司「この五人にかかれば、どんな難事件も解決してしまうというそんな能力者だよ」

上司「彼はその中でも、最強の武闘派だ。レベル10に最も近い男と言われている」

上司「忙しい身なのだが、たまたま都合がついたようでね。応援に来てもらった」

女教師「……レベル10に最も近い男、ですか。彼が……」



イケメン「逮捕だ。終わったな、お前ら」ガチャッ

手錠「せやな^^」


紳士「う、ううっ……」

細マッチョ「ちくしょう、ちくしょう……」



女教師「…………」

老警官「さて……。それでは俺も帰らせてもらうか」ヒョコヒョコ

イケメン「協力、感謝するよ。オヤジさん」

老警官「なあに、いいさ。人質取り返すだけの簡単な仕事だったからな」


図書委員「……どうもありがとうございます」ペコッ


老警官「ああ、それではの」ヒョコヒョコ……

イケメン「じゃあな」スタスタ



上司「さて、これであの学校の件も片付いたかな。後は逮捕したあの二人に自白させるだけだ」

女教師「ですが、そう簡単に口を割るでしょうか……?」

上司「割るさ。本庁には、『それ専門』の能力者もいるからな」

女教師「つまり、自白させる能力者がいるんですか……」

上司「そんなところだ。これで理事長も終わりだよ」

上司「後は君は報告を待つだけでいい。特にやる事はない」

上司「今まで御苦労だったな。それでは……」スタスタ

女教師「…………」

ギャル友「先生……。どうだった?」

女教師「ああ……そうね。上司が言うには、これで終わりだそうよ」

ギャル友「そっか……」

女教師「そう……。私も貴女も今回はろくに役に立ってなかったわね……」

ギャル友「うん……」

女教師「残念だけど、仕方ないわ。そういう事もあるわよ」

ギャル友「……うん」

女教師「いいのよ、これで。事件は解決だろうし、これから先、誰かが人体実験によって被害に遭うという事もないわ」

ギャル友「……そうだね。何か……やりきれないけど」

女教師「……ええ」


『理事長の件は恐らくこれで片付いた模様』

【一方、呪いの件については……?】


廃工場「Huhuhuhuhuhu……。Welcome」


ギャル「ここがその場所かよ……。確かに雰囲気はあっけど……」

美少女「そうね。外観はいかにもという感じね」

トキ「…………」

ヤヨイ「うわあ……。ちょっと怖そう……」

シノブ「でも、神社に先に行って清めの塩をもらってるわ……。きっと大丈夫」

ミミコ「念の為、もう一回。えい、えい」パッ、パッ

塩「安心しなさい。貴女方は既に清められています」

ウタノ「それじゃあ、行きましょうか。ギャル先輩」


ギャル「ん……」

ウタノ「先輩?」


コンマ↓、廃工場の霊気
一桁
12:何もなし
34:弱い
56:そこそこ
78:強い
90:激ヤバ

ギャル「何かさあ……」

ウタノ「はい?」

ギャル「霊の気配がほとんどしねーんだよね、この廃工場……」

ウタノ「え?」


美少女「ギャルさん、あなた、そういうのがわかるの?」

ギャル「ん。まあね。あーし生まれつき霊感がメッチャ強いらしくって」

ギャル「だから、心霊スポットとか行くと、そこが本物か噂だけかはすぐにわかんだけどさあ」

ギャル「ここは違うわ。いるのは弱っちい低級霊ばっか。普通のとことそんな変わんねーもん」

ミミコ「え、それじゃあ……」


ヤヨイ「呪いとかは、ただのデマかもしれないしぃ……」

シノブ「……もしくは、能力者の仕業。そういう事ね」


ギャル「チョイ、つか、かなりか。注意した方が良いかもしんねー」

ギャル「行方不明になったっての、メチャクチャ強い能力者らしいじゃん? ヤバイ事になっかも」

ミミコ「え」ビクッ

トキ「…………」

美少女「そういう事なら、中に入るのは選ぶべきね」

ミミコ「選ぶっていうのは? 部長?」

美少女「あなたやウタノとかは万が一の事態があった時、心配という事よ。ここに残った方がいいわ」

ミミコ「う……。でも、確かにそうかも……」

ヤヨイ「二人ともレベル3だからねえ。やっぱりある程度強い人が中に入った方がいいよね」

シノブ「……そうね。となると……」


美少女「私、ギャルさん、トキ、シノブはレベルが高いから問題ないとして……」

美少女「ウタノ、ミミコはここで待っていた方がいいわね」

美少女「あと、ヤヨイだけど……」


ヤヨイ「私?」


コンマ↓、一桁
12345:連れて行く
67890:留守番

美少女「ヤヨイは外で待っててもらった方がいいわね。万が一という事もあるし」

ヤヨイ「はあい」


シノブ「……じゃあ、行くのは四人ね」

トキ「…………」コクッ

美少女「ええ、この四人なら、最悪の事態が起きても自分の身は自分で守れるでしょうから」

ギャル「わかった。じゃ、行ってみっか」

ギャル「あと、ヤバイ時はあーしを呼んで。絶対、何とかすっから」

美少女「そうね。私かギャルさんなら何が起きても平気でしょうから、万が一の事態の時は私達を頼ってちょうだい」

トキ「封印は解かれた(わかった)」

シノブ「……もしもの時は頼むわ」

ギャル「オッケー。なら、行くか」

美少女「ええ」


『調査開始です』

ここまで
次回、廃工場の中にあるのは?

【廃工場の中】


ギャル「わかっちゃいたけど、汚れがひでーな」

ホコリ「せやな^^」


美少女「でも、床を見ると埃の上に足跡が大量にあるわね……」

足跡「せやな^^」


シノブ「……警察が調べたという話、本当かも」

トキ「闇夜に類似した空間ね(中はやっぱり暗いわ)」

美少女「シノブ、軽く炎を出してもらえる。明かりの代わりに」

シノブ「……わかったわ」ボッ



炎「照らすよ!」メラメラ


ギャル「そーいや、アンタの能力って何なん? 炎を出す感じ?」

シノブ「……ええ。それだけではないけど……」

ギャル「他にも何かあんの?」

シノブ「」コクッ


コンマ↓、付加能力
一桁
123:炎を自在に操れる
456:炎の温度を操れる
789:自動遠隔操縦が可能
0:それを大量に作り出せる

シノブの能力

『Fire rainbow(七色の焔)』

放出系、レベル8

効果
体から炎を放出する事が出来る。炎の温度は自在に調節可能
最低で0度、最高で5000度まで上げられる
熱量が上がるほど、出せる炎の量は減少する

シノブ「……私は炎の温度を調節出来る」

シノブ「……凄くない?」

ギャル「そっか? 普通じゃね?」

シノブ「」ションボリ


『ちょっと、がっかりしているようです』


美少女「それよりも、この工場、二階もあるみたいね。そこに階段があるわ」

トキ「」コクッ

ギャル「行ってみっか? 一階は見た感じ何もなさそうだけど」

美少女「そうね……」


コンマ↓、一桁
123:四人で手分けして調査
456:一階と二階で二組に分かれて
789:四人まとまって行動
0:幽霊登場

美少女「四人でまずは二階から探してみましょうか」

ギャル「ん。オッケー」

トキ「合わさる力は無限大へと広がるわ(四人なら怖いものなしね)」

シノブ「……行こう」テクテク


ギャル「結構、階段狭いな。あと、急」トコトコ

美少女「上には何があるのかしらね?」トコトコ


『二階の探索に向かいました』

【廃工場二階、事務所】


ギャル「あー、上は事務所っぽいな」

美少女「そうね。やはりここも埃だらけだけど……」


ホコリ「せやな^^」


シノブ「……パッと見はここにも特におかしなところはないわね」

トキ「同意……」


ギャル「どーする、部長? ここから手始めに調べてく?」

美少女「そうね。何か妙な物や場所がないか調べてみましょうか」

ギャル「今んとこ、何もないけど、注意で。慎重に探してみよっか」

シノブ「……ええ」

トキ「」コクッ



コンマ↓、探索の結果……
12345:何もなし、残念
6:妙な物を発見
7:妙な場所を発見
89:異変が!
0:人が登場

ガタッ


ギャル「!!」

美少女「……みんな、聞こえた?」

シノブ「……聞いたわ。物音がした」

トキ「……異変」


カツンカツン……


ギャル「で、今度は足音かよ……」

美少女「誰かがこの工場の中にいるわね……」

トキ「不可解……」

シノブ「誰か……音がした場所……わかる?」

ギャル「ん。わかる。あーし、耳もいいから」

ギャル「音は間違いなく……」


コンマ↓、一桁
1234:一階から
56:二階の通路から
78:隣の部屋から
90:屋根裏から

ギャル「この事務所の外……。二階の通路から聞こえた」

トキ「!!」


美少女「……という事は、誰かがこちらに向かって来ている、という事かしら?」

ギャル「多分ね。どーする?」

シノブ「…………」


コンマ↓、一桁
123:隠れて様子見
456:こちらから突撃
789:構えて待機。臨戦態勢
0:突然……!!

美少女「相手が私達に既に気付いていて、こちらに危害を加えようとしていると仮定したなら……」

美少女「隠れてやり過ごすという選択は愚の骨頂ね」

美少女「それよりも、構えて臨戦態勢で待ち構えていた方がいいわ」

美少女「向こうが私達の敵なら戦う。敵でないなら、話し合う。無関係なら、それはそれで問題ないわ」

ギャル「ん。わかった。じゃ」サッ

シノブ「ええ……」メラメラ

トキ「我が身の封印を解きし時。この右目に宿りし邪気眼の力を解放する」スッ

眼帯「とるんか? 大丈夫か?」

トキ「解放……」キュイーン


美少女「さて……。近付いてくる相手は何者かしらね」スッ




???「」カツン、カツン……



コンマ↓、誰……?
一桁
12:幽霊
345:理事長の部下
678:犯罪組織の一員
9:外国政府の派遣したエージェント
0:無関係な一般人

【廃工場二階、通路】


短髪「」カツカツ

短髪「」カツカツ


短髪「」ピタッ


ドア「開けるんか?」


短髪「…………」



コンマ↓、向こうはギャル達に……
一桁
1234567:気付いている
890:気付いてない

短髪「」カツカツ

短髪「」カツカツ……


ドア「行くんか? おーい、ヤバイぞー^^」


短髪「」カツン、カツン……



『気付かずに階段を降りていった模様』

【廃工場二階、事務所内】


トキ「行ったみたい……」ホッ


美少女「そう。向こうはこちらには気付いていなかったみたいね」

シノブ「でも、誰だったの……?」

美少女「そうね……。それに、何の用でこの廃工場なんかに来たのかしら?」

ギャル「気になんじゃん? つけてみよーぜ」

美少女「ええ、そうね。尾行する価値はありそうね」


『追跡が始まりました』

ギャル「じゃ、あーしが」トトッ

美少女「いえ、待って」

ギャル「?」

美少女「尾行や追跡なら私とトキがやるわ」

トキ「……」コクッ

ギャル「そう? あーしがやってみたかったんだけど……」

美少女「いえ、私達でやるわ。何せ……」

美少女「その手の事は、私達の能力がおあつらえ向きだから」ゴゴゴゴゴ……

トキ「我に不可能はない(任せて)」ゴゴゴゴゴ……


ギャル「ん……。わかった。なら、頼むわ」

美少女「ええ、あなた達二人は後から来て」


美少女「行くわよ、トキ」タタッ

トキ「彼等に終焉を見せてあげる。我が力によって(尾行開始ね)」タタッ


ギャル(どうでもいいけど、あのトキって子、中二病とかそんなん?)

ギャル(右目眼帯してたし、片目だけエメラルド色だもんな……。カラコン?)


『瞳の色は能力の影響です』

トキの能力

『Future prediction(漆黒の堕天使による終焉の始まり)』

特質系、レベル9

効果
右目に30秒先までの未来が軌跡となって見える。右目を開けている間は自動で能力が発動する
左手で右目を塞ぐと、その間はレベル9の強化系に変わり、身体能力を最大で10000倍まで強化する

追記
能力発動時には、右の瞳の色が碧色へと変わる
能力による体力消費が激しい為、普段は眼帯で右目を隠している

【廃工場一階】


短髪「」カツカツ……




【階段付近】


美少女「では……私の能力で」キュイーン……


光「ま、曲がる!? うわあああっ!!」グニャリ

振動「と、止められる! 助け……!!」ピタッ


美少女(周囲の光を操作して屈折……。これで私達の姿は向こうから見えなくなる)

美少女(そして、周囲の空気の振動も止める。これで私達の音は向こうには届かない)


『美少女の能力の汎用性は異常です』


美少女「あとは、トキ。あなたの未来予測であの男の行動を先に読んで私に教えて」

美少女「もしも、何か妙な事をするようなら、その前に私があの男の動きを止めるわ」

トキ「」コクッ


『短髪は既に詰んでる模様』

短髪「」カツカツ

短髪「」ピタッ


ブレス機「?」



美少女「止まったわね……。あそこに何かあるのかしら?」

トキ「…………」



コンマ↓、短髪の目的
一桁
123:アジトに戻るところ
456:待ち合わせ
789:連絡
0:テロ活動

短髪「…………」



美少女「動かないわね……。一体、何を……」

トキ「誰かここにもう一人来る……」キュイーン……

美少女「という事は、待ち合わせ?」



???「」カツカツ


コンマ↓、誰……?
一桁
12345:組織の一員
6:組織のボス
7:理事長
8:ギャル友
9:お嬢様
0:イケメン

アフロ「」ツカツカ

アフロ「よお! お待たせ!」

短髪「デカイ声出すな……。ただでさえ、お前は目立つんだ」



トキ「www」ブフッ

美少女「くっ……」プルプル


『予想外の人間が来ました』

アフロ「まあまあ、そう怒んなって。もっとファンキーに行こうぜ。イエーイ」ヒュー

短髪「黙ってろ……。余計な事は喋るな」

アフロ「おー冷たいねー、凍え死にそうだぜ、ベイベー」

短髪「うるさい。それより……」


コンマ↓、組織の目的
一桁
123:クーデター
456:麻薬などの密売
789:誘拐
0:ガリガリ君の値下げ

短髪「この前のテロは上手くいったな。すぐ次にかかれとのボスの命令だ」



トキ「!?」

美少女「テロ!?」



アフロ「ああ、例のビル爆破な。あれは最高にファンキーだったな」

短髪「が、政府は未だに金も支払わず仲間の釈放もせずだ」

短髪「もう一件いくぞ。資金難だし、仲間の能力者も取り返さないとならない」

短髪「今の日本の政治はクソだ。俺達は俺達のやり方でこの国を変える」

短髪「その為にはどんな犠牲を出そうとな」

アフロ「オーケーオーケー、わかってるって。もう一件いっとくんだな。任せとけ」ハハハッ




美少女「どうやら、大変な事を聞いてしまったようね……」

トキ「」コクッ


『犯罪組織の情報を入手しました』

ここまで
次回、犯罪組織VSギャル達!

短髪「それじゃ、これがその計画書だ。いつも通り、見終わったら残さずに焼き捨てろ。いいな」スッ

計画書「^^」

アフロ「オッケー、ドンオーライ。任せなって」



美少女「計画書ね……。そんな物が今ここにあるのね……」

トキ「ど、どうするの、部長?(如何に処する、マイマスター?)」オロオロ

美少女「……そうね、ここは」



コンマ↓、一桁
123:取っ捕まえる
456:後をつける
789:警察に連絡
0:見付かった!

美少女「またとないチャンスよ。捕まえましょう」

トキ「だ、大丈夫? 平気?(不可逆の輪廻に囚われる可能性は?)」オロオロ

美少女「ええ、平気よ。私に任せて。いざとなれば、シノブもギャルさんもいるし大丈夫」

トキ「う、うん……(承知)」



コンマ↓、短髪とアフロの強さ
1:一般人
2:雑魚能力者
34:普通の能力者
5:強い能力者
67:弱いが厄介な能力持ち
89:強くて厄介な能力持ち
0:鬼強

短髪とアフロの能力

コンマ↓1、↓2
一桁、被った場合はもう一回
1:未来変更能力
2:逆転能力
3:空間転移能力
4:空間創造能力
5:悪魔召喚能力
6:パラドックス能力
7:毒能力
8:ニュートリノ変化能力
9:禁止能力
0:呪い能力

短髪「話も終わったし、もう行くぞ。長居は無用だ」

アフロ「つれないねえ、オッケオッケー。リョーカイさー」

短髪「」チッ

短髪「」テクテク

アフロ「そんじゃま、アスタラビスター。バイナーラ。アディオース」バイバイ



美少女「別れていくわね……。そうはさせないわ」

ゴゴゴゴゴ……!!!



トキ「ど、どうするの?(風が騒がしいわね)」オロオロ

美少女「能力、発動……!」ピキーンッ



短髪「」ピタッ

アフロ「」ピタッ


トキ「」ピタッ



美少女「時は止まった」ゴゴゴゴゴ!!



『周りの時間を停止させた模様』

美少女「これで良いわ。後はこの二人を縛り上げて、警察につき出せばいいわね」テクテク

美少女「計画書は……これね」サッ

計画書「せやな^^」

計画書「でも、そんなに計画通りに上手く行くかいな?^^」

美少女「え?」



短髪「はっ!!」ドゴッ!!!

美少女「げふっ!!」ゴホゴホッ


短髪「おいおい、小娘。てめえいつからそこにいやがった?」

短髪「何にしろ、その計画書を盗み取ろうなんて俺が許すと思うかよ、おい? なあ?」ポキポキ


美少女「あ、あなた……何で……! 動けるはずがないわ! 有り得ない!」


短髪「は。知るかよ、ボケ。理由はてめえで考えろよっ!!」ブンッ!!

美少女「ぐっ……!!」ヒョイッ

短髪「ほう……。避けるか。いや、無理矢理俺が避けさせられたと言った方が正確だな」

短髪「なかなか面白い能力を持ってやがんな、てめえ」ゴゴゴゴゴ……!!


美少女「あなたこそ、能力者ね。一体、どんな能力を……!!」ゴゴゴゴゴ……!!


『対決が始まった模様』

【階段付近】


ギャル「あ、ヤベ。美少女ピンチっぽくね?」

シノブ「……部長が殴られるなんて」

ギャル「シノブ、アンタあーしがいなくても平気? 平気なら部長の助太刀に行ってくっけど」

ギャル「相手の能力、何かわかんねーけど、あーしなら余裕だからさ」

シノブ「……でも」

ギャル「でも?」

シノブ「【コンマ↓】」


コンマ↓、一桁
1234:私も助けに行く
5678:ううん……わかった。気を付けて
9:部長なら大丈夫だから、もう少し待ってた方がいい
0:後ろから新手の襲撃者

ギャル「大丈夫って……マジで?」

シノブ「」コクッ


シノブ「部長はああ見えて無敵……」

シノブ「私達は一年間、部長と何回も何回も戦ったけど……」

シノブ「勝った事は一度もないわ……誰も」

シノブ「あなた以外は」

ギャル「…………」


シノブ「部長を信じて。邪魔はしない方がいい」

ギャル「ん……。わかった、そう言うなら」


『助太刀は見送られました』

【廃工場一階】


美少女「急な不意打ちで虚をつかれたけれど……」

美少女「もう、それはないわ」ゴゴゴゴゴ……!!

美少女「覚悟する事ね。あの時、素直に逃げていれば良かったと後悔させてあげるわ」ゴゴゴゴゴ……!!


短髪「その台詞、そっくりてめえに返してやるよ」ゴゴゴゴゴ……!!

短髪「俺の能力は無敵だって事をその体に刻み込んでやるぜ、たっぷりとな」ゴゴゴゴゴ……!!



コンマ↓、一桁
先手は?
1234:美少女
5678:短髪
9:トキが……!
0:ギャル達が……!

美少女「いくわよ。『Ruler(帝王の資格)』!!」キュイーン!!


美少女(この男に時間操作は効かない。つまり、操作系か特質系! そして時間に関する能力!)

美少女(それなら、次に私が操作するものはこれよ!)

美少女「一瞬で終わらせてあげるわ!」

美少女「能力発動!!」

ゴゴゴゴゴ……!!



短髪「!!」



コンマ↓、操作するもの
一桁
12:周りの機械等
34:空気
56:摩擦係数
78:重力
90:元素

美少女(人は周りに酸素がなければそれだけで呼吸困難に陥り、死に至る生き物よ!)

美少女(ベクトルと重力操作で私自身は空中に浮き上がり、逃げつつ……!)フワッ

美少女(この男の周りの空気を全て無くしていく!)ゴゴゴゴゴ!!


美少女(仮にこの男が時間を操れたとしても、私も時間を操れるのだから効果はない!)

美少女(五分もかからず、この男は酸欠で倒れるわ!)

美少女(トキの周りの時間も停めてしまってるから、まずはそれを解除して安全を図りつつ……)ヒュインッ


短髪「おせえよ! ボケが!」ヒュンッ!!


美少女「!? この男も空中を飛べるの!?」


短髪「うらあっ!!」ブンッ!!

美少女「ぐっ!」ヒョイッ


短髪「ちっ。また外されたか。何だ、てめえの能力はよ!」フワフワ

短髪「周りの空気まで弄りやがる。操作系か! しかも、かなりの!」


美少女「あなたこそ、一体、どういう能力をしているのよ! まさか、私と同じ能力持ちだとでもいうの!?」フワフワ


『効果はなかった様子』

短髪「まずはてめえのその厄介な外す能力が何かを知る必要があるな」

短髪「一体、何を操作してやがる? 攻撃の向きか? 俺の攻撃するっていう意思か? それとも別の何かか?」


美少女(流石に『確率』までは発想の中にないようね……。これを操作出来る能力者はまずいないもの)

美少女(だけど、それがわかってしまったら、これもこの男には無効化されそうね……)

美少女(操作系ではなく、特質系かしら……? コピー能力とか……)

美少女(何にしろ、物凄く厄介な能力なのは間違いないわ……。レベル10のこの私が追い込まれるなんて……!)


短髪「さあて、それならどうするか……」


コンマ↓、一桁
12:トキを人質に
34:確率操作に気付く
56:別の攻撃を仕掛けてみる
78:アフロのターン
90:トキのターン

短髪「少し様子を見るか……。俺自身が動いてたんじゃ、観察も出来ねえからな」

短髪「能力発動!」ゴゴゴゴゴ……!!



ブレス機械「行くで^^」フワリ

作業台「せやな^^」フワリ

鉄屑「潰れるか?^^」フワリ

万力「一斉に襲うで^^」フワリ



美少女(周りの物を使って私を潰す気ね……)

美少女(でも、こんな物はベクトル操作や重力操作でどうとでもなるわ……)

美少女(それよりも、あの男に手の内を晒すのが嫌ね)

美少女(ここは……!)


コンマ↓、一桁
123:浮いてる物を片っ端から、逆に向こうに
456:最小限の能力使用に留める
789:攻撃を避けつつ反撃
0:トキの加勢

美少女(攻撃は最大の防御というやつよ)

美少女(向こうの攻撃をやり過ごしつつ)

美少女(操作しても、あの男が全く気が付かないようなものを操作する!)

美少女(あの男に致命傷を与えられるもので、なおかつ、あの男が気が付かないようなものと言えば……!)


コンマ↓、一桁
12:濃度
34:元素
56:磁力
78:水分
90:紫外線

美少女「飛ぶ」ヒュンッ!!


短髪「はっ。そんなんで逃げようってのか! この狭い工場内で!」

短髪「行け! 回り込んで囲め!」


ブレス機械「はいな^^」ヒュイーン

作業台「オーケー^^」ヒュイーン

鉄屑「やったるで^^」ヒュイーン

万力「覚悟しいや^^」ヒュイーン



美少女「はっ!」キュインッ


鉄屑「お、おおおおっ! く、崩れる!!」ボロボロッ

ブレス機械「な、何でや!」ボロボロッ

作業台「ワ、ワイまで!」ボロボロッ

万力「お、俺も!」ボロボロッ



短髪「何だあ? ……勝手に壊れていきやがったぞ。何を操作した?」



美少女(物なら、それには『強度』というものがあるのよ)

美少女(強度を0に変えたわ。ちょっとした風の抵抗で崩れるぐらいのにね!)

美少女(私に物理攻撃は一切無駄よ!)



短髪「ちっ。これじゃ何かわかんねーか」


美少女(そして、このまま攻撃をかわしつつ、『ある物質』の濃度を操作していく!)ヒュイーン

美少女(流石にこれだけの操作を一度にやると、体力がきついわ。出来れば早目に決着を!)


短髪「なら、次は……」


コンマ↓、一桁
12:トキを人質に
34:更に別の攻撃
56:アフロのターン
78:トキのターン
90:短髪の全力攻撃

中途半端だけど、ここまで
次回、トキも加わって能力バトル!

と、その時……!!


短髪「殺気!?」ゾクッ


短髪が後ろを振り向く間もなかった

その時には既に、トキが強烈な飛び後ろ回し蹴りを放とうと背後から襲撃していたから!


トキ「い、行くよっ!(我が漆黒の翼よ、羽ばたけっ!!)」


美少女の時間操作解除に伴い、動き始めたトキ

彼女が最初に見た光景は眼前でいきなり熱戦を繰り広げている二人だった

それを見て、もちろん最初は戸惑いはしたものの、このままボケーっと突っ立っている訳にはいかない事にすぐ気付いた。彼女は即座に美少女に加勢する事を決断し……


トキ「ええいっ!(喰らいなさい! 破滅のラグナロック!)」ドギャッ!!


腰を捻り回転を加えたその蹴りは、確かに『破滅』と呼ぶに相応しい威力を伴っていた。右目を左手で覆っている時、トキはレベル9の強化系となる。その威力は、ただの正拳突きが二トン爆弾以上の破壊力を生み出す程


短髪「っ!!!」


短髪は叫ぶ間も与えられず、一直線に空中を吹き飛んでいき……!


トキ「お、終わりよ! (奏でよ、終幕のメロディを!)」


工場一杯に広がる破壊音。それと共に壁が吹き飛んで砕け散った。

強烈な破壊の後、しばらくの静寂。パラパラと崩れ落ちる壁の一部……。

そこには巨大な穴が出来上がっており……

そして、その遥か彼方には短髪の倒れふした姿があった。体は全身傷だらけ、血塗れで、ピクリとも動かない


トキ「や、やりすぎちゃった! (全力を出すまでもなかったわね)」ワタワタ



美少女「トキ……!」ホッ

トキ「ど、どうしよう、部長! あの人死んじゃったんじゃ……!(あの男、儚い生を全う出来たかしら?)」オロオロ

美少女「落ち着きなさい、トキ。さっきから素に戻ってるわよ」

トキ「で、でも……!(否)」ワタワタ

美少女「それに、仮に死んでいたとしても正当防衛で片付くわ。証人がいるのだし……」

トキ「そ、そげな問題じゃなかよ! まずかね!(そんな問題じゃないよ! 大変な事になってるんだから!)」アセアセ

美少女「だから、安心しなさい。それに、ほら、あの男……」



短髪「が、げふっ! がはっ!」ピクピク……



美少女「生きているようね、辛うじてのようだけど……」

トキ「よ、良かったばい……。ほんなこつどけんしたらよかかと……(よ、良かった……。本当にどうしたらいいかと……)」ホッ

美少女「あのアフロの男も、動きを停止したままだし……」チラッ



アフロ「」ピキーンッ……


美少女「これで片付いたようね。トキ、お手柄よ」

トキ「え」

美少女「よくやったわ。ありがとうね」

トキ「そ、そんな……。照れる……(我が力をもってすれば当然の帰結よ)」テレッ

美少女「ふふっ」ニコッ

トキ「【コンマ↓】」



一桁
123:勝った! 犯罪組織編、完!(トキ死亡フラグ)
456:ううん、待って、おかしい……!
789:危ない!!
0:楽しい夢は見れたか?(美少女死亡フラグ)

美少女「え?」

トキ「避けて!(避けよ!)」ダッ


トキが美少女を抱えるようにして、宙へと飛んだ。その瞬間……!


短髪「波動衝っ!」ドゴンッ!!!


派手な爆発音。それと共に、そこにはいつのまにか短髪がいた。手を掌底の様にして突き出していて、それがあの爆発音を生んでいた。


短髪「ちっ。避けやがったか……。勘がいい、じゃ済まねえよな。まるで初めから来るのがわかってたみたいじゃねーか」


トキ(そう。右目に未来が見えた。私と部長が二人とも吹き飛ばされる未来を……!)スタッ

美少女「……どういう事。何故、あの男が……!? さっきまで瀕死で倒れていたはずなのに……!」

トキ「部長、あれ……(マイマスター、傷の確認を……)」

美少女「無傷……。それでいて、急に後ろから現れた……」

美少女「私達が見ていたのは幻という事……?」


短髪「さあ、どうだろかな」ニヤリ


美少女(わからない……。何なの、この男の能力は?)

美少女(私でさえ、あんな幻は作れない。なのに……)


短髪「さあて、遊びも飽きたしここらでそろそろ終わりにしようか。二対一も不利だしな」

短髪「止まっている時間を解除する」パチンッ

アフロ「……!?」ハッ

アフロ「おい、これは……! 一体何が!? どんなサプライズだってんだよ、短髪!」


美少女(くっ……。確かに時間の操作も出来ている……。これまでの事から操作系なのは確かだろうけれど、でも、あんな幻まで生み出す……?)

美少女(それとも、瞬時に傷を治したの? わからない、考えれば考える程わからなくなる……!)

トキ「……あの人も能力者? だとしたら、部長……」

美少女「……少し、いいえ。かなり危険かもしれないわね」


『タッグマッチに移行した様子』

短髪「おい、アフロ。細けえ話は後でする」

アフロ「あん?」

短髪「あいつらは敵で、殺しても構わない。とにかく、このまま逃がす訳にはいかない」

短髪「今はそんだけ理解してりゃいい。いいな?」

アフロ「あー、ったくよー。わかったリョーカイ、オールライト」

アフロ「何をやっちまって構わねえんだな。結構可愛いし、役得だねえ、これ」

短髪「は。ゲスが。まあ、終わった後の事は好きにすりゃいいさ」

短髪「んじゃ、行くぞ」

アフロ「オッケー!」



美少女(まずいわね……。あの短髪一人でも手こずっていたのに、もう一人……)

トキ「部長……! 私、ど、どうすればいい!?」オロオロ

美少女(そう……。今の状況、どうするのが正しい選択かしら……?)



コンマ↓、一桁
12:美少女達のターン
34:ギャルに手助けを頼む
56:短髪達のターン
78:短髪達の全力攻撃
90:ツインテ娘&用務員登場

そんな事を考えている余裕は美少女達には与えられなかった


短髪「始めるか」ゴゴゴゴゴ!!


ボンッ!!

爆弾A「コニャニチワ!」ボムッ

爆弾B「触ると爆発するよ!」ボムッ

爆弾C「まだまだ出るよ!」ボムッ

爆弾D「いくらでも出るよ!」ボムッ

爆弾E「工場の中、全部ボクらで埋め尽くせるよ!」ボムッ

爆弾F「えへへ! もっともっと!」ボムッ

爆弾GHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ「ほーら!」ボムッ、ボムッ、ボムッ!!!



美少女「!? 爆弾!?」

トキ「ま、周り中に!!」アタフタ

美少女「物を創造出来るのは具現化系だけよ! あなた、まさか!」



短髪「そう。俺は具現化系だ。ついでにレベルも教えてやると、俺はたかだかレベル4だぜ?」


美少女「!?」
トキ「!?」


短髪「お前ら、どうせ結構高いレベルだろ? だけど、そんなお前らが俺には手も足も出ずにやられんだよ」

短髪「つまりだ、レベルなんてのは、ただの飾りだ。偉い奴等にはそれが理解出来ねえんだろうけどな!」ババンッ


美少女「っ!!」

トキ「ううっ!」


『名セリフ頂きました』

アフロ「まあ、俺はそのセリフは好きじゃないけどね。俺、高レベルだしー」

短髪「いいから、さっさとてめえも用意しろ。片付けるぞ」

アフロ「はいよー。それっと! 悪魔カモン!」

ゴゴゴゴゴ!!


破壊神「…………」ズズズズズッ
死神「…………」ズズズズズッ
魔神「…………」ズズズズズッ



美少女「これが……悪魔!?」

トキ「ば、化物……」ガタガタ



アフロ「高位の悪魔ってのは、時として神になる。こんなの全世界の常識だぜ、ベイベー」イエー

アフロ「一体だけで、小さい町一つぐらいなら破壊出来るぜ! 俺はそれを3体召喚出来る!」

アフロ「悪魔なんで、能力による攻撃も効きやしない! 効くのは物理攻撃オンリー! ゴジラが3体いると思ってくれりゃいいぜ!」

アフロ「ここの工場だと狭いからこんな大きさだけど……」


破壊神(全長6メートル)
死神(全長5メートル)
魔神(全長7メートル)


アフロ「その気になりゃ、50メートルまでいけるぜ! しかも、このサイズでも攻撃力は変わんないっていうね!」

アフロ「そんじゃ、やるぜ! 出来るだけ無傷で生け捕ってくれよ、スリーデビル!」ヒャッホイ



破壊神「」ユラリ……
死神「」フワッ……
魔神「」ゴゴゴゴゴ……



美少女「か、囲まれている上にこんな化物まで……!」

トキ「あ、あう、あうぅ……!」ブルブル


『大ピンチの模様』

【階段付近】


ギャル「なんかスゲー事になってんだけど……」

シノブ「…………」


ギャル「あれ、マジで大丈夫なん? トキ、めっちゃ震えてんだけど?」

シノブ「…………」


ギャル「あーし、このまま見てて大丈夫なん? ホントに?」

シノブ「…………」


シノブ「【コンマ↓】」


一桁
123:平気……
456:多分、まだ大丈夫……のはず
789:助けた方がいいかも……
0:部長がいれば余裕……(確信)

シノブ「多分……まだ大丈夫」

ギャル「マジで?」

シノブ「」コクッ

ギャル「…………」


シノブ「本当に困っているなら、部長はきっと私達を呼ぶわ……」

シノブ「呼ばれてないって事は、まだ大丈夫だという事……」

ギャル「そーかもしんねーけどさ……」

シノブ「見守っていて……。ピンチになったら助けに行く」

ギャル(もうピンチの様な気がすんだけどなあ……)


『救援はまだ見送られました』

【一階、工場内】


短髪「さて、弾け飛んでもらおうか」

短髪「行け! 四方から囲んでぶちかませ!」パチンッ


爆弾たち「はーい!」ヒューン!!



アフロ「よろしくナーイ! ゴー!」サッ


破壊神「」ズズッ……!!
死神「」フインッ……
魔神「」ゴゴゴゴゴ……



トキ「来る!」ブルブル

美少女「トキ、予測! それが済んだらすぐに右目を塞いで!」

トキ「は、はい!」キュイーン


トキ「!!?」



コンマ↓、どんな未来が見えた?
一桁
123:部長死亡
456:トキ死亡
789:無傷
0:サヨナラ逆転ホームラン

トキ「部長、二人とも無事!」

トキ「部長と私で協力! 部長は爆弾! 私はあの化物!」

トキ「爆弾は全部上にいく!」

美少女「ありがとう。それだけヒントがあれば十分よ」

美少女「分かれるわよ、トキ! 分担! 私は爆弾をおさえる!」

トキ「はい!」サッ


トキ「身体強化、1万倍!」キュイーン!!

トキ「はっ!」ダダッ!!!


美少女「爆弾は上にいく……。つまり」

美少女(操作するのは『ベクトル』で済むという事! 全部を天井にぶつける!)キュイーン!!


爆弾「」ヒューン

爆弾「お、おおおっ!?」ギュインッ

天井「く、来るな! やめ!」



ドッガーン!!!!



短髪「ちいっ!」



美少女(『確率』操作で不発弾に変えようとしてたら危なかったわ。能力で出来た爆弾……。爆弾本体には私の操作が効かないという訳ね……)

トキ「はっ!」ダダッ

ヒュインッ



アフロ「消えた!?」



基本、身体能力を一万倍まで上げると……

人の目では追えない速度にまで上がる

100メートルを0.001秒台で駆け抜ける事が可能になっている今

トキの速度は音の速さを遥かに凌駕する!


トキ「えいっ!!」ドゴオオオオオオオンッ!!!

破壊神「っ!!」ガフッ!!


そして、攻撃力

拳や力も強化されている今、トキの一撃には重さにして800トンの威力がある

800トンの物がのしかかってるのと同じ衝撃が加わるのだから……


破壊神「ぐ、あっ……」グラッ


例え、悪魔とて耐えきれるものではない!


能力系統、6系統の内、特質系を除けば最強と言われるのが強化系……

それがレベル9ともなれば、普通に殴り倒すだけで、相手になる敵はほとんど存在しない!

ここまで
バトル編が意外と長い
次回、反撃開始?

短髪「おい、アフロ! 舐めてんじゃねえぞ! そいつ、かなり高位の強化系だ!」


ヒュンッ

トキ「滅亡のノクターン!!(ていっ!)」ドゴオオオオオオオオンッ!!

破壊神「」ゲフッ!!


トキ「とこしえの闇に呑まれるが良い!(とどめ!)」ドッガーーーーーーン!!!

破壊神「ごはっ!!」ドギューン!!!



ズッガーーーーン!!






アフロ「マジかよ!? 破壊神すっ飛ばしやがったぞ! ただの飛び蹴りで!?」



『強化系を舐めるとこうなります』

短髪「ったくよお! チョコマカめんどくさい!」

短髪「時間停止! 止まれ!」ガキンッ!!!


ピキーンッ


トキ「」ピタッ


短髪「これで良し。後は爆弾で……」


美少女「時は動き出す!」ガキンッ

短髪「!?」

短髪「ったくよお! チョコマカめんどくさい!」

短髪「時間停止! 止まれ!」ガキンッ!!!


ピキーンッ


トキ「」ピタッ


短髪「これで良し。後は爆弾で……」


美少女「時は動き出す!」ガキンッ

短髪「!?」

短髪「てめえ! くそったれ!」

美少女(私に対する『干渉』は常に0に操作しているのよ! レベル10を甘く見すぎね!)


美少女「時の操作が出来るのは私も同じ! トキの邪魔はさせない!」

短髪「ああ、そうかよ! だったらこっちもいい加減殺す気でやってやるぜ!」

短髪「後で拷問して尋問してやろうかとも思ったが、もう終わりだ! 死ね!」


美少女「終わるのは貴方達の方よ!」



コンマ↓、一桁
12:美少女の攻撃
34:短髪の殺意が混じった攻撃
56:アフロの本領発揮
78:トキ無双
90:アフロ敗北

短髪「てめえ! くそったれ!」

美少女(私に対する『干渉』は常に0に操作しているのよ! レベル10を甘く見すぎね!)


美少女「時の操作が出来るのは私も同じ! トキの邪魔はさせない!」

短髪「ああ、そうかよ! だったらこっちもいい加減殺す気でやってやるぜ!」

短髪「後で拷問して尋問してやろうかとも思ったが、もう終わりだ! 死ね!」


美少女「終わるのは貴方達の方よ!」



コンマ↓、一桁
12:美少女の攻撃
34:短髪の殺意が混じった攻撃
56:アフロの本領発揮
78:トキ無双
90:アフロ敗北

短髪「お前、これまでの戦い見てると、操作出来る物は何でもありな感じだよなあ?」

美少女「敵に情報を教えるとでも?」

短髪「いや、ならこれはどうかなって思ってよ」パチンッ

美少女「何をしようとしているのかは知らないけど、私に対する攻撃は無意……」ガブッ!!!

美少女「あぎっ!!」


信じられないぐらいの激痛が美少女の足を襲った!


美少女「な、なに……こ、れ……」


恐る恐る彼女が足元を眺めると……

そこには、信じられない事にも自分の足に絡み付いて噛みついている大量のオオカミの姿が……!

まるでそこにいきなり生まれてきたかのように、そのオオカミの群れは美少女の足に食らい付き……



ガブガブッ!!! ガジガジッ!!!


美少女「あぎっ!! ぐあいいっ!!」ドサッ!!

オオカミ達「」ガブ!!! ガジガジッ!!!


美少女の右足、その半分近くをちぎりとって食らい尽くしていた……

トキ「部長!?」


トキが即座に異変に気付き、瞬速でオオカミの群れを蹴散らす!


が……!


短髪「そいつさえいなけりゃ、お前、雑魚だぜ」パチンッ


再び短髪の時間停止!


トキ「」ガキンッ!!!


美少女「っえぎ! 時は……動き出す……!!」


片足を押さえながら、涙目で時間操作する部長。そこへ……


アフロ「ヘイッ! 死神カモン!」



死神「」フワッ


音もなく背後から現れた死神が大鎌を振り落とす!


死神「我は魂を刈り取る者……。我が鎌に少しでも触れし者は……」

死神「例外なく死亡する……」スパッ!!



美少女「!?」



コンマ↓、一桁
123:美少女死亡
456:トキが庇って死亡
789:ギリギリかわす
0:ギャル登場!

調子悪いみたいなので、ここまで……
また後で来るかも
次回、トキも死亡! その時、ギャルは!?

咄嗟に美少女は『確率』を操作する

それはほとんど反射的な防衛行動だった。これまで物理攻撃に対しては全てそれで凌いできたから

だが!


アフロ「俺の三体の悪魔はあらゆる『能力干渉』を受け付けないって言ったはずだぜ!」ヒャッホイ


死神「冥土の土産だ」シュパッ……!!


美少女「あ……!」



死神「魂は刈り取った……」フワッ


美少女「…………」



瞳の色が抜け、美少女の体が電源が切れたオモチャの様に……


美少女「」ドサッ……


その場に倒れた



トキ「部長っっ!!!」

トキの絶叫が工場内に響き渡る

しかし、そのすぐ後に待っていたのは、短髪の無慈悲な言葉だった


短髪「他人の心配よりてめえの心配をしな!」


トキ「あ……!!」


目線を向けると、短髪の姿はそこにはなく……


短髪「ジ・エンドだ」

トキ「後ろ……!?」


背後から現れた短髪に肩を掴まれ

短髪「波動衝!!」ドゴオオオオオオオオンッ!!!


トキ「ごふっ!!」ゲハッ


有り得ない程の衝撃がトキの体内を駆け巡った!

それは10000倍に体を強化していたトキでさえ、耐えきれない程の一撃だった。体の中の弱い部分、内臓や心臓・胃などに耐久不可能な程の衝撃波が与えられ……


トキ「ぎっ、あ、がっ……!!」ゲハッ


口から、鼻から、大量の血液が吹き出す。体の中を暴れ狂った衝撃波は、トキの体を内部から完全に破砕していた


トキ「」ドサッ……



短髪「いっちょ上がりだな」

アフロ「オー、イエー! 出来れば無傷で生け捕りたかったんだけどねえ! ま、仕方ないか!」


後に残されたのは、美少女の綺麗な死体と、トキの無惨な死体。それだけが結果として残った……

アフロ「にしても、今回苦戦した? 短髪?」

短髪「ま、苦戦と言えば苦戦だな。お互い傷一つ負っちゃいねえが……」


美少女「」……
トキ「」……


短髪「こんだけ時間かかったのは初の事だからよ」

アフロ「ははっ、余裕だねー。流石、『ある意味』最強のレベル4」

短髪「うるせえ。その事を言うな! イラつくんだよ、その言い方はよ!」

アフロ「だって、ホントの事じゃん? ま、今回は場所がここで運が良かったよねー。いや、こいつらの運が悪かったってのが正しいかな?」

短髪「黙れ、ボケが! 単純に俺が強かったんだよ!」


アフロ「ま、そういう事にしとこっかー。まだあんたの能力、残ってるみたいだしねー、有効時間。このまま俺まで殺されかねないしー」

短髪「くそっ!」フイッ

短髪の能力

『Little world(限定世界の王様)』

具現化系、レベル4

効果
『何でも自分の思った通りになる空間』を作り出す事が出来る。その空間の中では、強化系以外のあらゆる能力が最高レベルで使用可能となる

ただし、細かい条件が幾つもつく

条件1、空間範囲は最大で50立方メートルまで
条件2、予め地面に赤字で○の目印を四つつけておく必要がある。その四隅で囲んだ面積が空間範囲となる
条件3、○の目印が一つでも消されると、その空間も同時に消える
条件4、空間の持続時間は30分間だけ
条件5、一度空間を作り出すと、二時間経過しない限り、新しい空間を作り出す事は出来ない
条件6、その空間に入って来るものを拒む事は出来ない
条件7、生物に対しては、能力による直接干渉が出来ない
条件8、空間を作っている間は、自分自身はその空間から出る事が出来ない
条件9、空間を作っている間は、空間内から空間外への干渉は、自分自身は一切出来ない(物を空間外に投げたりする事も不可能)
条件10、一度、空間を作り出すと任意での解除が出来ない。解除するには○の目印を消す必要がある

アフロの能力

能力名
『Devil(悪魔の申し子)』

具現化系、レベル9

効果
三体の異なる悪魔を具現化する事が出来る。大きさは最大で50メートル、最低で10センチまで自在に設定可能
能力範囲は特にないが、具現化している間は生命力が吸い取られていく
三体の悪魔には、能力による直接干渉が出来ない(能力で操る事や、具現化した物での攻撃は全て無効となる)

三体の悪魔には、それぞれ異なる特徴がある

破壊神
強化系レベル8に匹敵する身体能力を持つ
放出系レベル7に匹敵するエネルギー波を放つ事が出来る

死神
体を霧状に変化する事が可能
持っている大鎌に触れた生物は死に至る
50体まで体を分裂させる事が出来る

魔神
放出系レベル8に匹敵する、炎・氷・雷・風の魔法を放つ事が可能
操り糸を持ち、その糸に絡めとった人間を操作する事も出来る

短髪「さて、そんじゃこいつらを片付けるか」ゲシッ


美少女「」ゴロッ……

トキ「」…………


アフロ「俺が魔神使って燃やそうか?」

短髪「いや、死んだ時点で無機物に変わってるからな。俺が能力で消滅させる」

短髪「燃やすよりも証拠が出ねえ。壊された天井もついでに戻しておくか」パチンッ


キュインッ……!!!


天井「」ハッ

天井「こ、ここは……? 俺は死んだはずじゃ」キョロキョロ



短髪「で、こいつらはデリートを……」


ガタンッ!!


短髪「!?」クルッ

アフロ「おっとお……。どうやらまだ階段近くにネズミが残ってたかな?」

短髪「……みたいだな。次から次へとめんどくさい……。ったく」チッ

【階段付近】


シノブ「ぶ……部長が……。トキが……」ガクッ

シノブ「い、嫌……。何で……。わ、私が助けに……い、行かなかったから……」ポロポロ……



ギャル「…………」


コンマ↓、ギャルの様子
一桁
12:激昂
34567:冷静
8:恐怖
9:後悔
0:覚醒

ギャル「あんさあ」

シノブ「な、なに……?」エグッ、ヒック

ギャル「何で泣いてるん?」

シノブ「な、何でって……! だって部長が、トキが……!」ポロポロ

シノブ「こ、殺されて……!」ポロポロ

ギャル「んな事ねーっての。ほら、よく見てみ?」

シノブ「え……」

【一階、工場内】


短髪「とりあえず、先にこいつらを消すか。それから他のネズミどもを……」


床「どこ見てるん?^^」


短髪「いない!? 消え……」

美少女「ここよ」ポンッ

短髪「!?」

美少女「あなたが使ってた攻撃、確か波動衝、だったかしら?」

美少女「自分で味わってみなさい。はっ!」ドゴオオオオオオオオンッ!!!


短髪「がっっ!!」ゲホッ!!!



美少女「あなたが操っていたのは『衝撃波』ね。自分の体の中までは能力の範囲外……。なかなか良い方法を教えてもらったわ。ふふ」


短髪「て、てめえ……死んだ……はずじゃ……」グラッ……


美少女「幻でも見たんじゃないのかしら? 私は光を屈折させて、ずっと向こうに隠れていたわよ。トキと一緒にね」


トキ「終わりね。絶望のロンダルギア!(手刀!)」トンッ

アフロ「がっ……!」ガクッ

トキ「しばしの眠りにつくが良い。哀れで無様な子羊よ(気絶してて)」

アフロ「マジ……かよ……」ドサッ



美少女「ふふ。いつから貴方達が勝ったと錯覚していたのかしら?」

美少女「貴方がそう確信した時には、既に私達の勝利は決まっていたのよ」


短髪「う、嘘だろ……。そんな……」ドサッ……



美少女「後の話は、警察でする事ね」

トキ「闇に消えよ!(勝ったね! やった!)」


『完全決着です』

【階段付近】


シノブ「え……? あれ……??」

ギャル「だから、言ったっしょ。部長もトキも死んでなんかいねえって」

シノブ「……う、うん」

ギャル「じゃ、あーしらも行こっか。部長んとこ」スタスタ

シノブ「……う、うん??」

短髪のフィールドを上回るフィールドを作り、因果を覆した…のかな
ナレーションも入ってるし更なる鏡花水月はない…と信じたい

【工場内】


ギャル「お疲れ、部長ー、トキ」

トキ「闇に呑まれよ!(お疲れ!)」

美少女「ええ、本当に疲れたわ。かなり手強かったわね」フゥ

シノブ「……私、部長が死んじゃったかと思った」

美少女「ええ、私も途中、本気でそう思ったわ」

シノブ「……無事で良かった」グスッ

美少女「あら……そんな泣くほどの事ではないわよ」

シノブ「ごめん……。安心したらつい……」ゴシゴシ

ギャル「トキもヤベエな、あれ。超強かったし」

トキ「そ、そんな事……!(我が力にかかれば当然よ)」ワタワタ



美少女「ところで……ギャルさん」

ギャル「ん? 何?」

美少女「あの幻覚作ったの……あなたじゃないの?」

ギャル「さあ? あーしは知んねーよ。部長じゃねーの?」

美少女「ふふ。そう。私に華を持たせてくれるのね。それなら、そういう事にしておくわ」

ギャル「ん」

美少女「本当にありがとうね。助かったわ。あなたには大きな借りが一つ出来たわね」

美少女「その内、返すわ。必ずね」

ギャル「返さなくていいって。別にあーしは何もしてねーし」

美少女「いいえ、返すわ。私は受けた仇は忘れる事はあっても、受けた恩は決して忘れないから」

ギャル「んな事より、あいつら警察につき出すんしょ? 起き出したらメンドーだし、早いとこやっちまおう」

美少女「ふふ。そうね。そうしましょうか」


『美少女の好感度がかなり上がりました』

ギャル(にしてもなあ……)

ギャル(何でも思い通りになる空間ってヤベエな……)

ギャル(あーし、あいつの近くにいたらマジで神になれるかも)


『ギャルにそんな空間を与えたら、何でも可能になります』


ギャル(つか、ポテチとかポッキーとか出し放題だよなあ。何もせずにゴロゴロしてるだけでいいじゃん)


『ですが、やる事は小さい模様』

ギャル「あ、そういえば」

美少女「?」

ギャル「消えた二人いたじゃん? あれもひょっとして、あいつらのせい?」

美少女「ああ……。なるほどね。そうね、確かに……」



短髪「」バタンキュー……
アフロ「」バタンキュー……


美少女「どうする、ギャルさん? 起こして尋問してみる?」

美少女「それとも、警察に任せた方がいいかしら?」

ギャル「ん……」


コンマ↓、一桁
123:尋問
456:警察に
789:能力で確認
0:テレポート

ギャル「いや、あーしが調べてみるわ」

ギャル「ちょい待って。すぐに済むから」

美少女「……そんな事まで出来るの?」


『驚いている様子』


ギャル(気絶してっけど、多分、いけるっしょ)

ギャル(行方不明の二人の記憶を探る感じで……)キュイーン……



ギャル「!!」


コンマ↓、結果
一桁
1:既に二人とも死亡
2:二人とも監禁。無事
3:男は死亡、女は薬漬けに
4:男は薬漬け、女は死亡
5:男は無事、女は死亡
6:男は死亡、女は無事
7:男は無事、女は薬漬け
8:男は薬漬け、女は無事
9:男はキムチ漬け、女はハチミツ漬け
0:実は無関係

9だったらどうなってたんだ…?
死ぬより酷いことになってそう

ギャル「マジかよ……!」

美少女「……あまり良くない結果のようね」

美少女「どうだったの?」


ギャル「男の方は生きてる……。多分、アジトかどっかに監禁されてる」

ギャル「女の方は……」

美少女「…………」

ギャル「怪しげな薬打たれてヤバイ感じになってるらしい……」

美少女「そう……」ハァ


美少女「ある程度予想はしていたけど……酷いものね」

ギャル「ちょいあいつらシメていい? マジムカつくんだけど」

美少女「気持ちはわかるけど、やめておきなさい。気絶している今、何かしたら過剰防衛になるわ」

ギャル「だけどよ……」


美少女「…………」


ギャル「【コンマ↓】」


一桁
12345:チョイあーし、そいつらの組織潰してくるわ
678:わかった……我慢する
9:一発ぶん殴る
0:因果率操作

ギャル「やっぱ、許せねーわ、あーし」

美少女「……そうね」

ギャル「ちょい、あいつらの組織、潰してくるわ」スタスタ

美少女「え」


『やる事が派手になってきました』


美少女「ギャルさん、潰すって……」

ギャル「アジトの場所も、あーし、わかっから。主要メンバーも全員わかった」

ギャル「殴り込みに行ってくる」

美少女「!?」

お兄様かな?(大体あってる)

美少女「む、無茶よ、ギャルさん! いくら貴女が強いとは言っても、あの二人みたいな能力者がまだ沢山いるかもしれないのよ!」

美少女「いくら何でも危険だわ。ここは警察に任せるべきよ!」

ギャル「んなもん、関係ねーし」

ギャル「大体、行方不明になった二人まだ生きてっから、その二人も助けねーといけねーし」

美少女「それはそうだけど、でも!」



トキ「……? 今、組織を……潰すって言ってなかった?」

シノブ「……私にも、そう聞こえたわね」


ギャル「とにかく、あーし行くから。悪いけど、あと、ヨロで」タタッ

美少女「あ、ちょっと、ギャルさん!」


コンマ↓、ギャルの後を……
一桁
1:全員で追う
23:シノブだけ残して追う
456:美少女だけ追う
7890:追い付けない

ここまで
次回、ギャル陣営VS組織!

さっき仲間の凄惨な死(の幻覚)を見たわけだし
体調を慮って…といったところでは?もしかするとトラウマになっているかもしれない

おっと、忘れてた

美少女「シノブ、悪いけどあとお願い!」タタッ

トキ「我が盟友に感謝する!(ありがと!)」タタッ


シノブ「え、後って……。と言うか、私まだ何も……」



タタタッ


シノブ「行っちゃったわね……」

シノブ「」チラッ



短髪「」バタンキュー
アフロ「」バタンキュー



シノブ「……とりあえず、警察に連絡……?」

シノブ「…………」ピッ

Prrrr、Prrrr

シノブ「あと……ミミコとウタノにも言っておかないと……」



『結構、しっかりしてる子のようです』

【近くのビル、屋上】


双眼鏡「移動してるで^^」

用務員「知ってる。しかし、じっとしてられないのかね、あのお嬢さんは……」

Prrrr、Prrrr

用務員「はいよ」ピッ


『連絡。護衛対象は北北西に移動中です。目的地は不明。ですが、テロ組織のアジトへと向かう様子』


用務員「テロ組織のアジトって……。何しに行くんだよ。つうか、よくそんなものがわかるな……」

用務員「警察が今、全力で探してる場所だぞ。それを見つけちまうか……」


『余計な感想は不要です。護衛対象の追跡を』


用務員「はいはい。わかった。すぐに追う。また後でな」ピッ


用務員「…………」

用務員「しかしねえ……」

用務員「何だってそんなアジトに向かってんだか」

用務員「場合によっちゃ、俺もただじゃ済みそうにないんだがな……。ったく」

【ツインテ娘の家】


ツインテ娘「…………」

ツインテ娘「用務員に連絡は一応したけど……」

ツインテ娘「これ、先に日本政府にも連絡入れておいた方が良さそうな案件ね……」

ツインテ娘「それにしても、私でさえ見つけられない場所がわかるって……」

ツインテ娘「おまけに、それを一人で潰しに行く? 聞いた時は正気を疑ったわ」

ツインテ娘「メイドにも連絡しておいた方が良さそうね、これ……」

ツインテ娘「あの子は最強という事らしいけど、万が一という事もあるし……」

ツインテ娘「それにしても、振り回され過ぎね。あの子一人の為に警察や政府を巻き込んだ一大事が起きようとしてるじゃない……」ハァ

【近くの電車内】


サラリーマン(今日も満員か……。立ってるしかないな……)


ガタンゴトン、ガタンゴトン……


サラリーマン(ほぼ、毎日の様にこんな感じだ。電車から流れる景色をボーッと眺めながら、家へと帰る日々……)

サラリーマン(ただ、朝と違って帰りは良い。やる事も終わったし、家に帰って好きな事が出来る……)

サラリーマン(それに、この時間帯は……)

サラリーマン(ここから見える夕焼けが綺麗なんだ……。見てると心が洗われるようで……)


ギャル「」タッタッタ←電車と並走中


サラリーマン「!?」

美少女「ちょっと、ギャルさん! 待って!」ヒュインッ←飛行中

トキ「ようやく追い付いたわ……!」タタッ!!←同じく電車と並走中


ギャル「あれ? 二人も一緒に来たん?」タッタッタ←余裕で並走中



サラリーマン「What!?」

美少女「ええ、ギャルさん一人では心配(?)ですもの」ヒューン

トキ「我が翼が共に駆けたがっている(気になって来ちゃった)」タタッ


ギャル「マジかー。あんがとって言えばいいのかどうか。とにかく嬉しーわ」タッタッタ


美少女「ちなみに、場所はどこなのかしら? どこへと向かっているの?」

ギャル「ん。【コンマ↓】」



一桁
123:少し都会から離れたビル
456:山奥の山荘
789:地下の隠し基地
0:近所のラーメン屋

美少女「そう。そこがアジトなのね?」

トキ「敵の中枢……」

ギャル「っぽいね。途中、丁度電車が通っていたからここ走ってんだけどさ」タッタッタ

美少女「……もうちょっと目立たない様にした方が良くないかしら……?」ヒューン←飛んでます


『どっちもどっちです』


ギャル「あ、でも、あともう少しで着くから。チョイ方向逸れっけど、大丈夫? ついて来れる?」

トキ「不要な質問ね(大丈夫だよ)」

美少女「ええ。問題ないわ」


ギャル「ん。なら……」ピョンッ!!

美少女「追うわよ、トキ」ヒュンッ

トキ「はい!」ダダッ



サラリーマン「Oh my god……」


ヒュイーン……!!


サラリーマン「?」



ラジコンヘリ「方向転換!! うおおおおおおっ!!」ギュインッ

用務員「更に加速したか。追い付けるか?」ヒューン



サラリーマン「Why!?」

【到着】


ギャル「よっと。着地」ズサッ……!!



美少女「ここがアジト……」スタッ

トキ「停止」ズザザザザザッ!!



小さなビル「せやで^^」


『本拠地に到着しました』

【ビル内】



ボス「……遅いな。あの二人からの連絡はまだか?」

部下「はい。何かあったのでしょうか?」

ボス「…………」



コンマ↓、中にいる組織の人数
12:10人
34:20人
56:30人
78:40人
90:この二人だけ

コンマ↓2、組織のメンバーはギャル達が来た事に……
123:気付いている
456:気付いていない
789:気付いているけど、特に気にも留めてない
0:ギャルが『神』だと知っている

コンマ↓3、ボスの能力は……
1:一般人
23:弱いが厄介な能力
45:強くて厄介な能力
67:鬼強
89:激ヤバ
0:雑魚

『組織の主要メンバーは、短髪、アフロ、ボス、部下の四人だけの模様』

『ギャル達の事も全く気付いていないようです』



部下「念の為、こちらから連絡を取ってみますか?」

ボス「いや、携帯の通話記録に残る様な真似はしない方が良いだろう」

ボス「もう少し様子を見るべきだな。あの二人なら、何があったとしても問題なく処理出来るだろうから」

部下「そうですか……。ボスがそう言うのなら」


コンマ↓、ボスの能力
一桁
12:嘘を見破る能力
34:電撃能力
56:逆転能力
78:消去能力
90:爆発能力

コンマ↓2、部下の能力
123:サポート特化
456:情報収集特化
789:ガチ戦闘員
0:無能力者

ボスの能力

『delete(始末)』

特質系、レベル9

効果
念じて目を閉じると、それまで視界に映っていた物体(気体や液体は不可能)を物理的に消去する
二つまでなら消去せずに残す物体を選ぶ事が可能
一度消去したものは二度と元に戻せない

部下の能力

『Truth(真実を見抜く力)』

操作系、レベル1

効果
下記の四つの条件を満たせば、相手から嘘偽りのない返答を聞き出す事が出来る
相手はそれを話した事を忘れてしまう

条件1、相手の名前を知っている事
条件2、自分の名前を相手に教えている事
条件3、金銭や物など、貰う情報に見あった物を、相手に予め与えている事
条件4、半径2メートル以内に相手と自分の二人しかいない事

ここまでで
次回、殴り込み。そして……

ああ、何か見返したらボスの能力、強すぎだわ
後で調整するかも

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom