愛海「あ、早苗さん、今週どっかのタイミングでいいので」 (37)

愛海「おっぱい触らせてくれますか?」




元ネタはバカリズムの「見よ 勇者は帰りぬ」
知的師匠ver

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愛海「うん、おっぱい。そう、空いてる時で構わないのでー」

愛海「水曜とかどうで……ん? だめ? 無理?」

愛海「あー、やっぱそうですよねだめですよね了解ー」

愛海「……んー、あ、でもこれ、例えばなんですけど」

愛海「これって肘ならOK的な話ですか?」

愛海「そうそうおっぱいじゃなくて肘。……え、いい?」

愛海「あ、じゃあちょっと今触らしてもらっていいですか? うん、ありがとー」フニフニ

愛海「うん、あー、そうね、肘ですもんね」モニモニ

愛海「ふんふん、あ、ありがとうございます。なるほどねー」スッ

愛海「でもおっぱいはー? だめーってことですよね」

愛海「ん、いやそれは仕方ないですよね。でもその代わりー」



愛海「ダメな理由教えてもらっていいですか?」

愛海「そう、おっぱいを触らしたくない理由」

愛海「いや『普通にだめに決まってるでしょ』とかそういう一般論の話じゃなくて」

愛海「早苗さん個人が私におっぱいを触らせたくない理由を聞きたい訳です」

愛海「だってですよ、理由があるから断るわけですよね」

愛海「その具体的な理由が聞きたいんですけど、何でしょう?」

愛海「ほら早苗さん、『肘』はオッケーだった訳ですよね」

愛海「これがなぜ『おっぱい』に限ってだめなのか? この具体的な理由を知りたいんです」

愛海「整理しやすいようにホワイトボードに書き揉ん……書き込んでいきましょうか」カキカキ

愛海「あ、じゃあ例えばですよ? 早苗さんがあたしのことを顔も見たくないくらい『嫌悪感』を抱いているとしたら――」

愛海「え? それはない? むしろ可愛いくらい? えっちょっと不意打ちで来られたら恥ずかしいんですけど」

愛海「ま、まぁともかくそうじゃないとしたら『嫌悪感』は理由ではないと」バツ

愛海「じゃあなんでしょうねー。あ、これですかね」

愛海「『衛生面』で心配があるとかですかねー」カキカキ

愛海「ま、例えば早苗さんがあたしにおっぱいを触られることによって接触感染とかお山わきわき病がうつっちゃうんじゃないかと」

愛海「それだったら安心してください! あたしね今日万が一早苗さんのおっぱいに触れたときのために清良さんに診てもらってきてます」

愛海「あ、これ診断書です。ここに貼っとくので見てください。どこも異常ないみたいです」ピラッ

愛海「もちろん触るときに手をアルコール消毒しますし――え? 『衛生面』が理由ではない?」

愛海「じゃあ『衛生面』もバツですねー」バツ

愛海「いいですねー、この調子でどんどんあたしが早苗さんのおっぱいを触っちゃいけない理由あげてきましょうか」

愛海「……あっ、そっか。早苗さん、これはもしかしてなんですけどね」

愛海「あたしが早苗さんのおっぱいを触ることを『性的』に、えっちな意味で捉えてるんじゃないですかねー」カキカキ

愛海「そうですよね絶対そうですよ! おそらく早苗さんの中でー……」カキカキ

愛海「『おっぱい=えっち』っていう方程式ができあがっちゃってるんじゃないかと」

愛海「んー、それはですねぇ、あくまで固定観念に過ぎない訳です」



愛海「なぜならあたしはただシンプルにおっぱいを触りたいだけなんです!!」

愛海「ね? あたしにとっておっぱいを触ることはスタートでありゴールなんです」

愛海「それ以上でもそれ以下でもない訳で、そこにいやらしい意味は一切ないんですね」

愛海「さっき早苗さんは『肘』を触らせてくれたじゃないですか? なんで良かったのかというとそこにえっちな意味はないからですよね?」

愛海「そして今回のお願いもそこにえっちな意味はない訳ですから、実は『肘』を触らせるのと『おっぱい』を触らせるのは同じです!」

愛海「もうもうイコール! だから『性的』にも触らせてくれない理由はない訳ですよ!!」バツ




愛海「『肘』は触らせてくれたんですから!!」

愛海「さぁどんどん理由あげていきましょうか。ん、何ですか?」
愛海「ふんふん……あー、なるほどなるほど。そうですね確かにそうです」

愛海「『メリットがない』ですよねーはいはい来ました来ました」カキカキ

愛海「早苗さん、それは非常にですね、良い理由ですねうんー」
愛海「確かに早苗さんがあたしにおっぱいを触らせるメリットがないですよね」

愛海「ただ早苗さん、ちょっと考えてほしいんです」





愛海「『肘』を触らせることに何かメリットありましたか?」ニヤッ

愛海「ないですよね? 何のメリットもないのに早苗さんはあたしに『肘』を触らせてくれましたよね?」

愛海「つまり早苗さんの判断基準にメリットは~? 関係し~?」

愛海「ないですよねはいこれもバツと!」バツ

愛海「はいどんどんあげてきましょう! はい早苗さん!」

愛海「……ふむふむ、そうですねそりゃあそうですよねぇ」カキカキ

愛海「『恥ずかしい』と。ちなみにこの『恥ずかしい』はあたしに対してですよね? ね、そうですよだって今事務所にはあたしと早苗さんしかいませんからね」

愛海「だったら安心してほしいんですよ。あたしの方がよっぽど恥ずかしいですから」

愛海「そりゃーそうですよ。だって同性のお姉さんのおっぱいを誰か来るかもしれない事務所で触っちゃうんですよー?」

愛海「それに比べたら早苗さんの『恥ずかしい』は可愛いものじゃないですか! あたしは万が一見られてしまったときには人のおっぱいを揉んでいるんですよ?」

愛海「揉まれているより揉んでいる方がよっぽど恥ずかしいですよ。だからこの場合相対的に見れば恥ずかしいのは早苗さんよりあたしの方です」

>>21 ミス

愛海「だったら安心してほしいんですよ。あたしの方がよっぽど恥ずかしいですから」

愛海「そりゃーそうですよ。だって同性のお姉さんのおっぱいを誰か来るかもしれない事務所で触っちゃうんですよー?」

愛海「それに比べたら早苗さんの『恥ずかしい』は可愛いものじゃないですか! 例えばですよ、早苗さんが裸で街を歩いたら恥ずかしいですよね?」

愛海「でもそれは他の人より恥ずかしいことをしているから恥ずかしいんですよ。街の人みんな裸だったら恥ずかしくないですよね?」

愛海「つまり早苗さんは人より恥ずかしいことが恥ずかしいんですよ。一方あたしですよ。あたしは万が一見られてしまったときには人のおっぱいを揉んでいるんですよ?」

愛海「揉まれているより揉んでいる方がよっぽど恥ずかしいです。だからこの場合相対的に見れば恥ずかしいのは早苗さんよりあたしの方です」

愛海「だから早苗さんは恥ずかしくないんですよ!」

愛海「ですよね? だからこれも理由にならないばーつ!」バツ

愛海「さぁ、どんどん理由あげてきましょうおっぱいに触っちゃいけない理由! ねえ早苗さん!」

愛海「早苗さん、さぁもっともっと」

愛海「早苗さん、ほら」

愛海「早苗さん」

愛海「……早苗さん?」



愛海「ひょっとして……もうないんじゃないですか?」ニヤリ


愛海「ないですよね? 出尽くしましたよね?」

愛海「そうなんですよ早苗さん! 実は女性がおっぱいを触らせたくない理由って存在しないんです!!」

愛海「そもそもおっぱいは触らせていいものなんです!! それなのに昔からある『触ってはいけない』という根拠のない理由に騙されてるだけなんですよ!!」

愛海「みんなが断ってるから早苗さんも断りたくなっちゃうだけなんです!」

愛海「なぜなら! 理由がないから!!」

愛海「理由がありますか!? あったらあげてください! ないですよね!! ないんですよ!!」

愛海「つまりおっぱいは触らせてはいけないものじゃないんです! むしろ触らせてもいいものなんですよ!!」

愛海「……えー、じゃあ早苗さん改めて訊きます」



愛海「おっぱい、触ってもいいですか」



愛海「……ありがとうございます」

愛海「では……触らせていただきます」

フニュ

愛海「おおう……」

モニュモニュ

愛海「……あっ……っふっ……」

フカッフカッ

愛海「ほぁっ……にゃぁぁ……」






愛海「ありがとうございました」ツヤツヤ

愛海「すみませんホント、いやー、感動ですね!」ケシケシ

愛海「もー、幸せだなーまさか今日揉めるとは思ってなかったしー」ケシケシ

愛海「……あ、早苗さん、あともう一つだけお願いがあるんですけど聞いてもらっていいですか?」

愛海「これは急なんでぜんぜん、すぐに答えてほしいとかじゃないんですけど。聞くだけ聞いてもらいたいんですけどー」

愛海「早苗さん今度ですねー」

愛海「おっぱい吸わせてもらっていいですか?」

おっぱいと言えばこの人しかいなかった棟方愛海師匠

ただのバカリズム推奨SS。眠いのでHTML依頼は明日にでも

ぼく「肘さわらせてください」
早苗さん「嫌です」

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