三ノ輪銀「結城友奈は勇者である二期……?」 (20)


《三ノ輪家 居間》


銀「……ふーん」ダラダラ

銀「でも、どうせアタシ関係なくない?」

銀「アタシ鷲尾須美の人間だしぃ」

須美「そうね、銀は私のものよね」

銀「いや、そういう話ではない」

園子「鷲尾須美は勇者であるも、結城友奈は勇者である二期とともにアニメ化だよ~」






銀「マジで?」ガバッ

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園子「公式ツイッターで発表があったし、マジだよ~」

銀「イヤイヤイヤまさかそんなわけないやろ何言うとんねん冗談も大概に――」


銀「…………」



銀「――ホンマやッ!」ホンマヤッ!


園子「ミノさんって関西人だっけ~?」

須美「四国も日本の西と言えば西よね」

園子「わぁ、わっしーにあるまじきガバガバ発言だよ~」

須美「やむをえないわ」

須美「結城友奈は勇者である二期と、鷲尾須美は勇者であるアニメ化が発表されてしまったのだもの」

須美「私も嬉しくてガバガバになってしまう」

園子「猿も木から落ちる的な~」

須美「河童が川を流れている横で、そのっちは平然と犬かきをしていそうね」

銀「おーい、お二人さんや、アタシを会話から置いて行かないでくれぇー」


須美「まあ、それはそれとして、問題があるわ」

銀「それはそれって、どれがどれだ」

園子「問題って~?」

須美「私の中の人が勇者部ニコ生ラジオに出演するとき、鷲尾須美役、東郷美森役どちらで出演すればよいのかしら」

銀「おいバカやめろ」

園子「東郷美森(鷲尾須美)役、って感じじゃないかな~?」

須美「なるほど」

銀「ねえ二人とも、もしかしてアタシを完全にスルーで会話してない?」

園子「してないよ~」 須美「してないわ」

銀「ならいいけどさ」


銀「問題があるのは、須美よりむしろアタシの方だよ」

須美「というと?」

銀「アタシ、二人と違って、映像の中で動いたことないもん。どう動いたらいいのか思いつかないよ」

須美「カッコイイ挿絵とかにはなってたけどね」

園子「でも私アニメではほとんどベッドで寝たきりだったよ~」

須美「私もアニメでは戦闘中以外は車椅子だったわ」

銀「おいなんだこの不幸自慢の空気は」

園子「それより、ミノさんには、私たちが食べてたイネスのしょうゆジェラートのお店が閉店しちゃったことの方が問題なんじゃないかな~?」

銀「は?」

須美「閉店したのは平成の香川のイオン坂出店オッティモであって、神世紀の私たちとは関係ないけどね~」

銀「……だとしても、なんか悲しいな」


<ショギョームジョー


銀「おいなんか聞こえたぞ」


須美「そんなこともあろうかと、三ノ輪銀ロボを用意しておいたわ」

三ノ輪銀ロボ「」ウィーンガシャーン! ウィーンガシャーン!

銀「なにこれ」

須美「これの動きを観察して、銀はアニメでの振る舞い方を勉強してね」

銀「いや、邪魔だしちゃんと持って帰ってよ。うるさいから弟起きちゃうよ」

三ノ輪銀ロボ「」ウィーンガシャーン! ウィーンガシャーン!

須美「!」

須美「や……ちょっとロボ……。どこ触って……やめ……!」

園子「わー、ミノさんだ~」

銀「わー、ミノさんだ~、じゃあないんだよ」


銀「そういえばなんだけど」

園子「うん」

銀「アタシ、結城友奈は勇者である組にちゃんと挨拶した方がいいんじゃないかな」

銀「だって顔合わせたことないじゃん」

園子「確かに~」

須美「結城友奈は勇者部所属は――」

銀「所属の銀は、アタシとは別管轄だし」

須美(別管轄とは?)

銀「頼むよ、須美ならすぐでしょ」

須美「じゃあ、連絡とるわね」

銀「うん」

須美「……………………」

銀「……どんな感じ?」

須美「今、来てるって」

銀「流石にはやくない?」


友奈&東郷「こんにちは~」

風「こんばんは~」

樹「おはようございます~」

夏凜「べ、別にアンタのために来たんじゃないんだから、勘違いしないでよね!」

園子「こんにちは~。こんばんは~。おはようございます~」

園子「朝昼晩の挨拶が入り混じってるね~」

須美「色々なところから来てもらったから」

銀「いや、その前にこっちとそっちで一人多くない?」

須美「?」 東郷「?」

銀「? じゃないよ、同一人物が二人いるじゃんか」

須美「!」 東郷「!」


友奈「結城友奈は勇者であると鷲尾須美は勇者である、それぞれ一人一人別計算なんだねー」

夏凜「その計算でいくと、こっちにもう一人園子いるでしょ」

風「いったいどっちが東郷なんだ……」

樹「どっちも東郷先輩だと思うよ」



須美「これは……」 東郷「いったいどちらが勇者部ニコ生ラジオに出演するか」

須美「勝負をして」 東郷「決着をつけなければならないようね……」



銀「仲いいなオイ」

園子「ちいさいわっしーもおっきいけど、おっきいわっしーはおっきいな~」ワキワキ

三ノ輪銀ロボ「ガガガ……プシュゥ……」

銀「あ、ロボがなんか壊れた」

園子「二人のわっしーの情報量に耐えられなかったんだねミノさんは……」

銀「あれをアタシ呼ばわりするのはやめて」


風「大変ねー、二人とも。どっちがニコ生に出るとか出ないとか気にしないといけなくて」

夏凜「アンタは他人事じゃないわよ」

風「なんで?」

夏凜「一人だけ卒業してるから、出演は回想の絵のみ、って続編の可能性あるでしょ」

風「酷くない!?」

樹「お姉ちゃんのぶんも、私、頑張ります……!」

風「樹!?」

友奈「続編、わすゆと合わせて全部で1クールなのかな」

銀「後半何すんのかなー」

園子「後半は結城友奈は勇者部所属のアニメ化かもしれないよ~」

銀「それはない」



東郷「……コォー……ッ!」   須美「…………シュコォー…………ッ!」


< ドォン!!!!

友奈s「ッ!」



夏凜「大変!」

夏凜「鷲尾須美は勇者であるのアニメ化を喜ぶ人々の気持ちを背負った鷲尾須美と」

夏凜「結城友奈は勇者であるのアニメ化を喜ぶ人々の気持ちを東郷美森が」



夏凜「――本気でぶつかり合うことで、宇宙がヤバいわッ! ビッグバン級のエネルギーよ!」

園子「壮大だね~」

銀「爆発オチ待ったなしだな」

>>11
訂正 五行目

×夏凜「結城友奈は勇者であるのアニメ化を喜ぶ人々の気持ちを東郷美森が」
○夏凜「結城友奈は勇者であるのアニメ化を喜ぶ人々の気持ちを背負った東郷美森が」


友奈「私が、東郷さんを止めるッ!」ダッ!

夏凜「友奈ッ!」

風「友奈ッ!」

樹「友奈さん!」




銀「が、がんばれー」

園子「ゆーゆ~。ふぁいと~!」



友奈「勇者~~~~~~~~!!!!!」

友奈「パアアアアアアアアアアアアアアアンチィッ!」

東郷「!」 須美「!」


< ドゴォッ!


園子「無事に全部解決して良かったね」

三ノ輪銀ロボ「ソ…ソウダネ…」

銀「こらロボ、アタシのセリフ盗るな」



友奈「二人とも、もうケンカしちゃだめだよ。私がずっと傍にいるから」

須美「はい……」 東郷「はい……」

樹(東郷先輩、かわいい)



風「!」

風「待ってッ!」

風「まだ、”いる”ッ!!!!」




友奈?「…………」





友奈「あれ? もう一人の、私?」

夏凜「いや、あの、怒りや悲しみの感情による捉えきれないほど莫大な負のエネルギーは、まさか――」

  




高嶋友奈「――乃木若葉は勇者であるのアニメ化は、どうしたあああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」










  



< ドーンッ!




   


――そして、『結城友奈は勇者である二期』と『鷲尾須美は勇者であるアニメ化』が発表された宇宙は、今日新しい宇宙に生まれ変わったのである。




結城友奈は勇者である二期と鷲尾須美は勇者であるアニメ化めでたい
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