【艦これ】艦娘「ショタ提督に好かれたい」春雨「その26です!」【安価】 (1000)

艦娘がショタ提督を攻略していくスレです。
登場艦娘は全員ショタコンになるのでキャラ崩壊が激しいです。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1477148904

前スレ

【艦これ】艦娘「ショタ提督に好かれたい」【安価】
【艦これ】艦娘「ショタ提督に好かれたい」【安価】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1422605769/)

【艦これ】艦娘「ショタ提督に好かれたい」鈴谷「その2♪」【安価】
【艦これ】艦娘「ショタ提督に好かれたい」鈴谷「その2♪」【安価】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1423328344/)

【艦これ】艦娘「ショタ提督に好かれたい」朝潮「その3です!」【安価】
【艦これ】艦娘「ショタ提督に好かれたい」朝潮「その3です!」【安価】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1424020032/)

【艦これ】艦娘「ショタ提督に好かれたい」瑞鶴「その4!」【安価】
【艦これ】艦娘「ショタ提督に好かれたい」瑞鶴「その4!」【安価】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1424941947/)

【艦これ】艦娘「ショタ提督に好かれたい」島風「その5だよ!」【安価】
【艦これ】艦娘「ショタ提督に好かれたい」島風「その5だよ!」【安価】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1425654691/)

【艦これ】艦娘「ショタ提督に好かれたい」如月「その6♪」【安価】
【艦これ】艦娘「ショタ提督に好かれたい」如月「その6♪」【安価】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1426169857/)

【艦これ】艦娘「ショタ提督に好かれたい」川内「その7!」【安価】
【艦これ】艦娘「ショタ提督に好かれたい」川内「その7!」【安価】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1426944703/)

【艦これ】艦娘「ショタ提督に好かれたい」球磨「その8クマ!」【安価】
【艦これ】艦娘「ショタ提督に好かれたい」球磨「その8クマ!」【安価】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1427730734/)

【艦これ】艦娘「ショタ提督に好かれたい」間宮「その9です!」【安価】
【艦これ】艦娘「ショタ提督に好かれたい」間宮「その9です!」【安価】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1428746777/)

【艦これ】艦娘「ショタ提督に好かれたい」多摩「その10にゃ!」【安価】
【艦これ】艦娘「ショタ提督に好かれたい」多摩「その10にゃ!」【安価】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1429547143/)

【艦これ】艦娘「ショタ提督に好かれたい」榛名「その11です!」【安価】
【艦これ】艦娘「ショタ提督に好かれたい」榛名「その11です!」【安価】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1430823836/)

【艦これ】艦娘「ショタ提督に好かれたい」白露「その12!」【安価】
【艦これ】艦娘「ショタ提督に好かれたい」白露「その12!」【安価】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1432282465/)

【艦これ】艦娘「ショタ提督に好かれたい」浜風「その13です!」【安価】
【艦これ】艦娘「ショタ提督に好かれたい」浜風「その13です!」【安価】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1433770380/)

【艦これ】艦娘「ショタ提督に好かれたい」曙「その14!」【安価】
【艦これ】艦娘「ショタ提督に好かれたい」曙「その14!」【安価】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1435504865/)

【艦これ】艦娘「ショタ提督に好かれたい」衣笠「その15♪」【安価】
【艦これ】艦娘「ショタ提督に好かれたい」衣笠「その15♪」【安価】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1437665162/)

【艦これ】艦娘「ショタ提督に好かれたい」龍驤「その16や!」【安価】
【艦これ】艦娘「ショタ提督に好かれたい」龍驤「その16や!」【安価】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1440082227/)

【艦これ】艦娘「ショタ提督に好かれたい」伊401「その17!」【安価】
【艦これ】艦娘「ショタ提督に好かれたい」伊401「その17!」【安価】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1445175707/)

【艦これ】艦娘「ショタ提督に好かれたい」夕張「その18!」【安価】
【艦これ】艦娘「ショタ提督に好かれたい」夕張「その18!」【安価】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1449994217/)

【艦これ】艦娘「ショタ提督に好かれたい」秋月「その19です!」【安価】
【艦これ】艦娘「ショタ提督に好かれたい」秋月「その19です!」【安価】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1452778265/)

【艦これ】艦娘「ショタ提督に好かれたい」青葉「その20です!」【安価】
【艦これ】艦娘「ショタ提督に好かれたい」青葉「その20です!」【安価】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1455092615/)

【艦これ】艦娘「ショタ提督に好かれたい」翔鶴「その21です!」【安価】
【艦これ】艦娘「ショタ提督に好かれたい」翔鶴「その21です!」【安価】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1458467515/)

【艦これ】艦娘「ショタ提督に好かれたい」天津風「その22!」【安価】
【艦これ】艦娘「ショタ提督に好かれたい」天津風「その22!」【安価】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1462545598/)

【艦これ】艦娘「ショタ提督に好かれたい」磯風「その23だ!」【安価】
【艦これ】艦娘「ショタ提督に好かれたい」磯風「その23だ!」【安価】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1466169972/)

【艦これ】艦娘「ショタ提督に好かれたい」北上「その24だね」【安価】
【艦これ】艦娘「ショタ提督に好かれたい」北上「その24だね」【安価】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1469871357/)

【艦これ】艦娘「ショタ提督に好かれたい」妙高「その25です!」【安価】
【艦これ】艦娘「ショタ提督に好かれたい」妙高「その25です!」【安価】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1472915106/)

★1周目:普通の少年
秋月
春雨
鈴谷
足柄

鈴谷END


★2周目:見た目は子供、中身は大人の25歳
朝潮
五月雨
舞風
瑞鶴

朝潮・瑞鶴END


★3周目:記憶喪失
島風
如月
名取
五十鈴

島風・如月END


★4周目:虐待を受けた少年
川内

呂500
扶桑

川内END


★5周目:薬で子供になった32歳
球磨
間宮
多摩
陸奥

球磨・間宮・多摩END


★6周目:天然
朝雲
榛名
鳥海
隼鷹

榛名END


★7周目:生意気
雲龍
白露
大和
長門

白露END


★8周目:タイムリープ&見た目は子供、中身は60歳の20歳(異世界出身)

伊58
浜風
衣笠

浜風・曙・衣笠END


★9周目:幽霊
不知火
伊19

龍驤

龍驤END

★10周目:両親死別の鎮守府育ち
天津風
大鳳
伊401
瑞鳳

伊401END


★11周目:見た目も中身も子供っぽい26歳
夕張
明石
あきつ丸
磯風

夕張END


★12周目:幸運体質の男の娘
時雨
山雲
大淀
秋月

秋月END


★13周目:世話焼き(ダメ艦娘製造機)
敷波
文月
青葉
春雨

青葉END


★14周目:捻くれ者&前科持ちの19歳
長門
綾波
翔鶴
加古

翔鶴END


★15周目:800歳の不老不死
阿武隈
天津風
武蔵
舞風

天津風END


★16周目:60年後から送り込まれた未来人
金剛
磯風
五月雨
龍鳳

磯風END


★17周目:超恥ずかしがり屋&見た目は幼い箱入り息子18歳
北上
大和
三日月
妙高

北上・妙高END


★18周目:変幻自在の少年
春雨
葛城
加賀


春雨・響・葛城END

★19周目:セクハラ大好きエロ少年
扶桑
天龍

リットリオ

雷・リットリオEND


★20周目:女性不信の21歳
五月雨
大和
阿武隈
由良

五月雨END


★21周目:深海棲艦と人間のハーフ
鳥海
木曾
那珂
瑞鳳

瑞鳳END


★22周目:クローン
大鳳
赤城
照月
リベッチオ

大鳳・リベッチオ・照月END


★23周目:ドジで失敗ばかりだけど真面目な23歳

鬼怒
舞風
金剛

舞風END


★24周目:300歳の宇宙人
ビスマルク
グラーフ・ツェッペリン
不知火
Z3

不知火END


★25周目:感情を抑え込んだ少年
雲龍
大和
伊勢


暁END


★26周目:めんどくさがりだけど要領が良い22歳
那珂
那智

卯月

嵐END


★27周目:何でも出来るツンデレ超能力者
能代
荒潮
吹雪
長良

吹雪END

★28周目:大好きな兄を目指すブラコン少年
足柄
酒匂
夕立


酒匂・電END


★29周目:フリーター&浪人し続けた弟想いの25歳
U-511
ビスマルク
長門
加賀

長門END


★30周目:平行世界へ自由に移動出来る少年
ポーラ

ヴェールヌイ
アイオワ

ヴェールヌイEND


★31周目:深海棲艦が派遣した子供スパイ
鬼怒
ローマ
名取
阿賀野

阿賀野・鬼怒END


★32周目:艦娘達の幼馴染20歳
親潮
比叡
三隈
朝雲

三隈END


★33周目:深海棲艦の心臓を移植した少年
ビスマルク
山雲
利根
グラーフ・ツェッペリン

山雲END


★34周目:無口で引っ込み思案な人見知り
摩耶
ウォースパイト

加賀

朧END


★35周目:妻を亡くした寡男24歳
大井
ビスマルク
木曾
望月

システムについて
※読むのが面倒な人は『艦娘の行動を安価で指定して、ショタ提督に好かれるようにする』と考えていただければ大丈夫です。


上旬コミュ→中旬コミュ→下旬コミュの計3回です。毎回艦娘が取る行動を安価で決め、ショタ提督に懐かれるようにするのが目標です。

期間が入れ替わる(上旬→中旬→下旬→上旬…)ごとにコンマで登場艦娘を決めます。最大値の艦娘が行動権を得ます。

ショタ提督には好感度と信頼度が設けられています。好感度は0から、信頼度は50からスタートします。

信頼度は変化が無い限りリザルトには表示されません。


信頼度は基本的に変化はありませんが、ショタ提督が嫌がったり怖がるような展開になってしまうと減少します。

信頼度が0になってしまうと、その艦娘は解体されて鎮守府から追放or憲兵に更迭されてBADENDになってしまいます。

信頼度は増加させることが出来ません。

なおBADになった場合はコンティニューして続行しますが、BAD対象となった艦娘は1ヶ月分(計3回)コミュが取れなくなります。

好感度も下がりますのでご注意下さい。ただし信頼度は50に戻ります。

好感度がMAX50まで貯まった状態で再度コミュを取ると無事HAPPYENDです。


※好感度MAXヒロインがいる状態で好感度40超えヒロインが登場した場合について

好感度40以上のヒロインの告白イベント時に、乱入コンマ判定が追加されます。

これを踏んでしまうと強制的にコミュが終了してしまいます。

なお別のヒロインも好感度MAXになった場合、MAXヒロインのうち1人でも最大値が出れば即ENDです。

ハーレムを目指す場合は、MAXヒロインが増えるほど難易度がUPしていきます。


※R-18安価・信頼度に関わる安価について

R-18安価は全て安価下にします。ただし小ネタ安価時は例外とします。

R-18安価については“提督の行動時”にも上記のルールが適用されます。

信頼度に関わる安価が最大値だった場合、実行するか否かを反転コンマ判定(厳しめ)します。

成功で実行(さらに反転コンマ判定)、失敗で踏み止まり自動的に2番目に高いコンマの行動安価を採用します。失敗確率の方が高めです。

1度信頼度に関わる安価を取った場合、実行コンマ時点で失敗した時も含めて1ヶ月間(コミュ3回分)全て安価下にします。


※その他注意事項

コンマ判定(反転含む)時、00は10もしくは100とします。

上旬中旬下旬最初の艦娘コンマ、提督と艦娘の行動安価、コンマ判定時(上昇度低~特大を決める部分)は反転コンマとします。

好感度上昇コンマ(一の位に上昇度をかける部分)は従来通りです。

ショタ提督or艦娘の行動安価や、ヒロインを決める際の艦娘安価での連取りはNGです。好感度上昇コンマ判定等、数字のみが関わる場合はOKです。


※小ネタ安価について

本編終了時に小ネタ安価を取ることがあります。

その時に周回指定が無ければ、こちらで小ネタにあった周回を決めさせていただきます。

同一艦娘の似たような内容の小ネタor前回と同一周での連続エロ小ネタは、最低でも小ネタ5回分以上間隔を空けていただければ幸いです。
(例:前回『○○とお花見』→今回『○○とピクニック』、前回『□□とエッチ』→今回『□□と▽▽エッチ』等はNGとさせていただきます)

また、似た内容の小ネタが範囲内に複数含まれていた場合、その中で1番先に書かれている小ネタの反転コンマのみ判定対象とさせていただきます。

エロ小ネタにつきましては、本編で1度でも艦娘安価で選ばれたことがある艦娘でお願いします。ENDを迎えたか否かは問いません。

尚、エロ小ネタは別板の小ネタ専用スレにて投下いたします。他の小ネタにつきましては、従来通りこの板のスレで投下いたします。

★★あまりにも支離滅裂な内容は安価下とさせていただきます。また、小ネタの内容は『本編の設定を踏まえた世界観』が主軸となるようにしていただけると幸いです。パラレルワールドに分岐するか否かは問いません。


※ショタ提督の設定について

ガチショタ→合法ショタ→安価ショタ→ガチショタ……のサイクルを繰り返していきます。

安価ショタに関しては、その名の通り安価で提督の設定を決めます。

53→35:無理でした


<お前アホか!そこはバターに火薬を詰め込んでやな……

<んなことしたら食われへんやろ!

<あははははははは!

ショタ提督「………」

大井「………」

ショタ提督「………」

大井「……やっぱり、いきなりは笑えませんか」

ショタ提督「……ごめんなさい」

大井「いえ、責めているわけではありません。でも、どうしてあのアニメを?」

ショタ提督「……明るい番組を見ようとしたんだけど、チャンネルを変えたら……」

大井「……あのアニメが映っちゃったと」

ショタ提督「………」コクリ

大井「………」

大井(偶然だったのね……でも、よりによってあのタイミングで放送してるなんて……)

ショタ提督「………」

ショタ提督(……大井さん、また僕の為に……)

ショタ提督「………」





ショタ提督の好感度 コンマ一の位×1.0 上昇

直下

8×1.0=8
36+8=44/50<リーチ!>


大井「………」

大井(……今まで、悲しみに暮れる提督を慰めてきたけど……)

大井「………」

大井(それは、立ち直らせるため……そう考えていたはず……)

大井(なのに、私は……“艦娘だから”じゃなくて……)

大井「………」

大井(……“提督を想っていたから”傍にいることが多くなって……)

大井「……っ」ズキッ

大井(でも、それは……許されるわけがない。提督は今でも、妻さんのことを想い続けて……)

大井(亡くなった妻さんのことを、ずっと愛していて……)

大井「………」

大井(その心の隙間に入り込むような……妻さんの死を、使用するような真似なんて……出来るわけ、ないじゃない……!)

大井「………」

大井(……それでも、私は……着任してから、私達の為に頑張ってくれて……)

大井(……今も、寂しさを堪えながら……私達のことを考えてくれている……そんな提督のことを……!)

大井「………」





ショタ提督「………」

ショタ提督(大井さんは……僕が悲しんでいる時、寂しくて泣いている時に……いつも傍にいてくれた……)

ショタ提督(涙を流す僕のことを……ずっと、支えてくれた……)

ショタ提督(まるで……妻ちゃんが、そうしてくれていたように……)

ショタ提督「……っ」

ショタ提督(……だけど、それはダメ。きっと……抱いてはいけない、気持ち……)

ショタ提督(大井さんは、妻ちゃんじゃないんだ……妻ちゃんと重ねちゃダメなんだ……!)

ショタ提督「………」

ショタ提督(……妻ちゃん以外の人を……好きになるなんて……許されることじゃ、ないんだ……!)ジワッ

ショタ提督「………」ポロポロ

ショタ提督(それ、に……例え、もう1回誰かを好きになっても……また、同じことになったとしたら……)ポロポロ

ショタ提督(……耐えられない。そんなの、絶対……ッ!)ポロポロ

ショタ提督「………」ポロポロ

今回はここまでです。お付き合いいただきありがとうございました!
先程は次スレを立て忘れて申し訳ありませんでした。何とか>>1000に間に合って良かったです……何度もミスをして、本当にすみません。

それではまた次回の更新でお会いしましょう。

22:00~23:00頃開始予定です。

始めます。

4ヶ月目:下旬


ショタ提督「………」チラッ

妻人形「」

ショタ提督「……妻ちゃん」

ショタ提督「………」

ショタ提督(……僕は、妻ちゃんのことが好き。これは今でも変わらない)

ショタ提督「………」

ショタ提督(……でも、僕は……大井さんや、皆のことを……今まで以上に、考えるようになって……)

ショタ提督「………」

ショタ提督(……妻ちゃん。僕……分からないよ。どうすれば良いのか……)

ショタ提督「……っ」ジワッ

ショタ提督(……それでも、妻ちゃんは答えてくれない。その答えは……僕が、出さなきゃいけないんだ……)ウルウル

ショタ提督「………」グシグシ

ショタ提督(……決断、しないと……)



↓1大井のコンマ 好感度:44/50<リーチ!>
↓2ビスマルクのコンマ 好感度:10.5/50
↓3木曾のコンマ 好感度:27.5/50
↓4望月のコンマ 好感度:26.5/50

反転コンマが最大の艦娘が行動します

大井「………」

北上「………」

北上(この前から、ずっと黙り込んでるけど……もしかして……)

大井「……北上さん」

北上「……どうしたの?」

大井「……提督は、今でも妻さんの死から……完全には立ち直っていません」

北上「……ん、そうだね」

大井「……私は、そんな提督を……ずっと、隣で支えてきました」

北上「……!」

大井「それで……」

北上「……提督としてでなく、それ以上の気持ちを抱いちゃったと」

大井「………」コクリ

北上「………」

北上(やっぱりか……まぁ、あれだけ頻繁に提督の様子を見に行ってたら……誰でも気づくよね)

大井「………」

北上「……それで、大井っちはどうしたいの?」

大井「……それを、迷っているんです」

北上「………」

大井「ここで提督に告白することは……いえ、それよりも……仮に提督と付き合うことになれば……妻さんの存在を、完全否定しているような気がして……」

北上「………」

大井「……あれだけ、悲しみに暮れている……提督に付け入るようなことは……妻さんの死を、まるで自分の為に利用しているような……」

北上「………」

大井「……そんな、こと……」

北上「………」

北上(……確かに、大井っちの考えも分かるかも。もし今も妻さんが生きていれば、こうはならなかったわけで……でも、大井っちの気持ちも本物。妻さんの死とは別で、自分の意志で提督を好きに……)






特殊多数決

1.北上「後押ししてあげなきゃね」
好感度50確定 END開放

2.北上「もう少し、様子を見た方が良いかも」
好感度上昇コンマ判定へ

↓1~↓5

北上「………」

大井「………」

北上(……まだ、気持ちの整理がついてないかもしれないし……見守っててあげるべき、かな)

大井「………」

大井(……私は、どうすれば良いの……?このまま、身を引くべきなのか……)

大井「………」

北上「………」

大井(でも、提督が好きな気持ちは……妻さんにだって、負けてない……!)

北上「………」

北上(……本当に……自分で決断出来なかったら……その時は、私が背中を押してあげないと。ただ、今は……)

大井「………」

大井(……提督)

北上「………」

北上(……自分の迷いにぶつかって……本気で考えて?)





好感度 コンマ一の位×1.0 上昇

直下

5×1.0=5
44+5=49/50<リーチ!>


ショタ提督「………」

ショタ提督(……もう、寝よう。どれだけ考えても……1日で、答えが出せるわけがないから……)

ショタ提督「……おやすみなさい。すぅ……」

妻人形「」

ショタ提督「………」

妻人形「………」



――

海軍学校・正門前

ショタ提督『………』つ卒業証書

ショタ提督(……今日で、卒業か……長いようで短かったなぁ……)

ショタ提督『……///』

ショタ提督(……きょ、今日が最後の……いや、最初で最後のチャンスなんだ!言うんだ……言うんだ、僕……!///)

妻『……35周目提督さん?』

ショタ提督『うひゃっ!?つ、妻さん!?いつからそこに……///』ドキドキ

妻『え?35周目提督さんが見えたので、声をかけたんですけど……』

ショタ提督『え、あ、そうなんですか……あはは……///』ドキドキ

ショタ提督(び、びびびびびびびびびっくりしたぁ!心臓が飛び出るかと思ったよぉ!///)ドキドキ

妻『……桜、綺麗ですね』

ショタ提督『う、うん……そうだね……///』

妻『……私達、今日で……卒業なんですね……』

ショタ提督『……うん///』

妻『………』

ショタ提督『……っ///』

ショタ提督(……今、しかないよね……!勇気を出して……っ!///)

ショタ提督『……あ、あのっ!妻さんっ!///』

妻『………』チラッ

ショタ提督『え、えと……その……ぼ、僕……///』ドキドキドキ











『妻さんのことが……好きです!///』









妻『……ッ!!』

ショタ提督『……///』

ショタ提督(い、言った……言っちゃった……!///)

妻『………』

ショタ提督『……///』ドキドキ

妻『………』

ショタ提督『………』

妻『………』

ショタ提督『……あの、妻さん?』

妻『……っ』ジワッ

ショタ提督『……!』

妻『ぐすっ……えうっ……』ポロポロ

ショタ提督『……や、やっぱり……ダメ、ですか……?』

妻『い、いえ……そうじゃなくて……むしろ、その……凄く、嬉しくて……!』ポロポロ

ショタ提督『!!』

妻『最初に身分証明書を探してくれて……それからも、一緒にお話したりして……』ポロポロ

ショタ提督『………』

妻『……私が試験で不合格になっちゃった時も、傍にいてくれて……そんなの……好きにならないわけ、ないじゃないですかぁ……!』ポロポロ

ショタ提督『……妻さん』

妻『……告白、しようと思ってたんですけど……勇気がなくて……結局、最後の日まで……先延ばしにしちゃって……』ポロポロ

ショタ提督『………』

妻『……でも、35周目提督さんが……先に、言ってくれて……目の前が、一気にぼやけて……!』ポロポロ

ショタ提督『……///』

妻『……私も、35周目提督さんのことが……好きです。こんな私ですが……お付き合い、してくれますか……?』ポロポロ

ショタ提督『……っ!』ダキッ

妻『あ……!』ポロポロ

ショタ提督『もちろんです……僕も、凄く嬉しい……!妻さんと……両想いだったなんて……!』ギュウッ

妻『……私も、です……!』ギュウッ

妻『……今まで、35周目提督さんが私の傍にいてくれました……今度は……私の番です!』ポロポロ

ショタ提督『……え?』










『……どんな時でも、貴方の傍にいますから……!』









――

ショタ提督「……妻、さん……」

ショタ提督「……好き、です……」

ショタ提督「……くぅ……」




今月のリザルト:4ヶ月目

大井:49/50<リーチ!>『……僕は、どうすれば……』
ビスマルク:10.5/50『修理、大変だったなぁ……』
木曾:27.5/50『……人形、大切にしてるからね?でも――』
望月:26.5/50『――依存は、してないから……!』

5ヶ月目:上旬


早朝・波止場

ザザー… ザザー…

ショタ提督「………」

ショタ提督(……こんな時間に目が覚めちゃうなんて……珍しいなぁ……)

ショタ提督「………」

ショタ提督(まだ、朝日も昇る前なのに……でも、こんなことは……前からあったから……)

ショタ提督「………」

ショタ提督(……その時は、隣に妻ちゃんがいて……起こさないようにしても、僕と同じタイミングで目を覚ましてくれて……)

ショタ提督「………」

ピカー…

ショタ提督(……夜明けだ。太陽が昇って来て……)

ショタ提督「………」

ショタ提督(……あの太陽の向こう側には、僕が求めてる……“答え”があるのかな……)

ショタ提督(妻ちゃんも、あの日の向こうから……見てくれてるのかな……)

ショタ提督「………」

ショタ提督(……妻ちゃん……そして……)

ショタ提督「………」

ショタ提督(……大井さん……)




↓1大井のコンマ 好感度:49/50<リーチ!>
↓2ビスマルクのコンマ 好感度:10.5/50
↓3木曾のコンマ 好感度:27.5/50
↓4望月のコンマ 好感度:26.5/50

反転コンマが最大の艦娘が行動します
なお大井が最大値の場合はEND開放が確定します(※即ENDではありません)

大井「これが球磨型の力よ!」

木曾(……俺も球磨型なんだが)

望月(う~ん、結構差をつけられた……)

ビスマルク「あぁもう!そこでサンダー使わないでよっ!」つ3DS ピコピコ


今回はここまでです。お付き合いいただきありがとうございました!
それではまた次回の更新でお会いしましょう。

22:00~23:00頃開始予定です。

始めます。

大井「………」

大井(……あれ以来、ずっと考えて……)

北上「………」

大井「……っ」

北上「……決断、出来た?」

大井「………」

北上「……そっか。まだ悩んでるんだね」

大井「……北上さん」

北上「……?」

大井「……エゴ、なんでしょうか」

北上「……!」

大井「提督を慰めている内に、好きになって……それで、そのまま一緒にいたいと思うのは……」

北上「………」

大井「………」

北上「………」

北上(大井っち……)








ニア 1.北上「……それは違うよ」
好感度50確定 END開放

――好感度49により、自動的に1となります。

北上「……それは違うよ」

大井「……え?」

北上「大井っちは、提督を慰めて……その気持ちが、本気で提督に向いていると分かったんでしょ?」

大井「………」コクリ

北上「……それなら、その想いは本物。エゴなんかじゃなく、提督が大好きだからこそ……隣で守ってあげたい」

大井「……!」

北上「……そうでしょ?」

大井「……はい!」

北上「……妻さんの死も、決して無関係とは言えないけど……でも、それで提督を好きになっちゃいけない理由なんて……無いよ」

北上「それは誰にも決められることじゃない。決めるのは提督と……好きになった人、大井っちだけだよ」

大井「北上さん……」

北上「……妻さんの死を……悲しみの底から、提督を救い上げて……!」

大井「………」

北上「今、それが出来るのは……きっと大井っちだけ、だから……!」

大井「………」

北上「………」

大井「……ありがとう、北上さん。その言葉で……霧が晴れました!」

北上「……じゃあ!」

大井「……提督に、私の気持ちを……全て、伝えてきます!」

北上「……うん!行ってらっしゃい!」

大井「……行って来ます!」ガチャ

バタン…

北上「………」

北上(……提督。大井っちの話……しっかり、聞いてあげて……!)

ショタ提督「………」

妻人形「」

ショタ提督「……っ」ギュッ

ショタ提督(……妻、ちゃん……)

ショタ提督「………」

ショタ提督(……どんなに考えても……決断、出来ないよ……!)ジワッ

ショタ提督「………」ウルウル

ショタ提督(僕は、今でも妻ちゃんが好き……でも、大井さんにも……妻ちゃんと一緒にいた時の、温もりを求めて……)ウルウル

ショタ提督(それ、で……その気持ちが、どんどん膨れ上がっちゃって……)ポロポロ

ショタ提督「………」ポロポロ

ショタ提督(……でも、怖い……妻ちゃんへの気持ちを、捨てることになっちゃいそうで……)ポロポロ

ショタ提督(それだけじゃない……もし、大井さんまで……同じ、ことになっちゃったら……)ポロポロ

ショタ提督「……っ」ポロポロ

ショタ提督(絶対、耐えられないよ……今でも、妻ちゃんの死が信じられないのに……!)ポロポロ

ショタ提督「………」ポロポロ






ガチャ

ショタ提督「……!」ポロポロ

大井「……提督」

ショタ提督「……大井、さん……」ポロポロ

大井「……大切な話があるんです」

ショタ提督「……大切?」ポロポロ

大井「………」スタスタ

ショタ提督「………」ポロポロ

大井「………」ダキッ

ショタ提督「……え?」ポロポロ

大井「……私」

ショタ提督「……っ!?」ポロポロ

ショタ提督(ま、待って……まさか……)

大井「……提督の、ことが……」

ショタ提督「――ッ!!」











「……す――」


「や、やめて……っ!」









大井「……え?」

ショタ提督「……嫌……聞きたく、ない……!」ポロポロ

大井「て、提督……?」

ショタ提督「だって……だってぇ……!妻ちゃんの時だって……」ポロポロ

大井「………」

ショタ提督「そうして、妻ちゃんに告白して……好きになって……」ポロポロ

大井「………」

ショタ提督「それで……また“いなくなっちゃった”ら……!」ポロポロ

大井「……っ!」

ショタ提督「死んじゃったら……会えなく、なっちゃったら……!」ガクガク

ショタ提督(……今でも蘇る、あの瞬間……忘れられない、光景――)













――5ヶ月前・本編開始数日前

繁華街

妻『ふふっ……楽しみだね♪』

ショタ提督『うんっ。今日が丁度……結婚して4年目だもんね』ニコッ

妻『……過ぎ去ってみると、あっという間だったかも』

ショタ提督『楽しい時間はすぐだから……でも、まだまだこれからだよ!』

妻『……!』

ショタ提督『僕達、まだ20代だよ?これから先、妻ちゃんと歩む時間はたーっくさんあるからね!』

妻『……提督君』

ショタ提督『……だから、今日は……ううん、今年も……去年までと同じレストランで、ね?』

妻『……うんっ』ギュッ

ショタ提督『……///』スタスタ…

妻『……///』スタスタ…

ブゥーン…!

『お、おい!あの車……!』

ショタ提督『……え?』クルッ

妻『……?』クルッ



車『』ブオオオオオオオンッ!



ショタ提督『こ、

『居眠り運転だあああああああああ!皆逃げろおおおおおおおおおおおお!』

『ええっ!?』

『ひぃぃぃぃぃぃ!?まだ死にたくないいいいいいいいい!』

ショタ提督『……っ!つ、妻ちゃん!早く横断歩道を…………ッ!?』




車『』ブオオオオオオオン!




ショタ提督『……ぁ』






ショタ提督(……目の前まで、迫ってる……)






車『』ブオオオオオオオオオオオン!






ショタ提督(ダメ……間に合わない……ぶ、ぶつか……)






車『』ブオオオオオオオオオオオオオオオオオンッ!!





















ドンッ!

ショタ提督『……え?』ユラリ…

妻『……っ!』

ショタ提督(……妻、ちゃん……?)

妻『………』

ショタ提督『………』

妻『………』ニコッ…












ドガァ…ッ!












ショタ提督『あうっ』ドタッ

『き、君!大丈夫かい!?』

ショタ提督『え?』

『良かった……怪我はないみたいだね』

ショタ提督『……あ、れ』

『……どうしたんだい?』

ショタ提督『妻、ちゃんは……?』

『……ッ!それって……』チラッ

ショタ提督『……?』チラッ




『……うぶっ、おえええええええっ!』

『きゃああああああああっ!』

ショタ提督『………』

ショタ提督(そ、そんな……嘘だ……)ガクガク

『た、大変だ!1人轢かれたぞ!』

ショタ提督(嘘、だよね……?ま、まさか……で、でも……)ガクガク

『お、おい!早く救急車を呼べ!』

ショタ提督『……ッ!?』

『それより先に止血しないと!いやAEDか!?』





妻『』ドクドク…





ショタ提督『あ……』

ショタ提督『……ッ!』ダッ

『お、おい!君!』



ショタ提督『……っ』ガクガク

妻『』ドクドク…

ショタ提督『あ……つ、ま……ちゃ……』ガクガク

妻『……うぅ』

ショタ提督『……!妻ちゃん!?』

妻『……良か……った……提、督……君……』ドクドク

ショタ提督『どうして……どうしてあんなことを……!』

妻『……助け、た……くて……』ドクドク

ショタ提督『でも!それで妻ちゃんが……妻、ちゃんが……!』ジワッ

妻『……好き、な……人……助けるのが、おか……しい……かな……?』ドクドク

ショタ提督『っ!』ポロポロ

妻『……提督、君……』ドクドク

ショタ提督『妻ちゃん!待ってて!すぐ病院に……』ポロポロ

妻『……もう、ダメ……みたい……』ドクドク

ショタ提督『……!』ポロポロ

妻『……ごめん、ね……ずっと……』ドクドク

ショタ提督『……やめて……!それ以上、は……!』ポロポロ









『……大好き、だよ……』









妻『………』ドクドク

ショタ提督『……妻、ちゃん……?』ポロポロ

妻『』ドクドク

ショタ提督『……妻ちゃん?ねぇ、妻ちゃん!目を開けてよ!妻ちゃんってば……!』ポロポロ

妻『』ドクドク

ショタ提督『……ッ!』











『妻ちゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああん!うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああッ!!』









――

ショタ提督「……っ」ポロポロ

ショタ提督(そのまま、病院に運ばれた妻ちゃんは……もう……)ポロポロ

大井「………」

ショタ提督「……こんな……悲しい気持ちになるくらいなら……好きな人、なんて……!誰かを好きになるなんて……!」ポロポロ

大井「………」

ショタ提督「……嫌、だよ……大好きな人が、僕を置いて行って……死んじゃう、なんて……耐えられないよ……!」ポロポロ

大井「………」

ショタ提督「………」ポロポロ

ショタ提督(ずっと、そばにいるって言ってくれたのに……!なのに、自分を犠牲にして……死んじゃって……!)ポロポロ

ショタ提督(あの時、僕を助けたから……僕のせいで、こうなって……だから、もう……)ポロポロ






大井「………」

大井(……また、妻さんのことを思い出して……でも……ここで引けば、提督が悲しい想いを背負ったまま……)

大井(……だから、2人で背負う。提督だけじゃなくて――)ギュウッ

ショタ提督「……!」ポロポロ

大井「……大丈夫です」

大井(――私も、一緒に……!)

ショタ提督「……やめ、て……」ポロポロ

大井「……私は、貴方を残して先立ちません」

ショタ提督「……う、ぁ……」ポロポロ

大井「……“大好きな人”を、置いていくことは……絶対にしません。約束します」

ショタ提督「……!」ポロポロ

ショタ提督(……言わ、ないでぇ……それじゃあ……僕……僕……!)ポロポロ











『……どんな時でも、貴方の傍にいますから……!』









ショタ提督「――ッ!!」

大井「………」

ショタ提督「……ぐすっ……そんなこと、言われると……」ポロポロ

大井「………」

ショタ提督「……ダメ、なのに……妻ちゃんが死んじゃったのに……また、誰かを……」ポロポロ

大井「………」









ショタ提督「……好きに、なっちゃうよ……!」ポロポロ









大井「……!」

ショタ提督「えぐっ……ううっ……」ポロポロ

大井「……提督」

ショタ提督「……さっきの言葉、妻ちゃんにも……言ってもらって……」ポロポロ

大井「……妻さんが、ですか?」

ショタ提督「……一字一句、同じ……」ポロポロ

大井「………」

ショタ提督「……僕、やっぱり最低だよ……あれだけ、妻ちゃんと一緒にいて……それで、亡くなってからも……ずっと、妻ちゃんのことを考えてたのに……」ポロポロ

大井「………」

ショタ提督「……大井さん、から……その言葉を言ってもらえるなんて……思ってなくて……それで……」ポロポロ

大井「……そんなことありません」ナデナデ

ショタ提督「あ……」ポロポロ

大井「妻さんの死で辛いはずなのに、私達の為に仕事を頑張ってくれて……そんな貴方のことを、私は……」

ショタ提督「………」ポロポロ

大井「……自分の一生を捧げて、一緒に歩みたいと思ったんです」

ショタ提督「……大井、さん」ポロポロ

大井「……私は、妻さんの代わりにはなれません。ですが……“これから”の妻……いえ、彼女として……貴方を支えますから」ニコッ

ショタ提督「……信じて、良いの……?僕の傍に、いてくれるの……?」ポロポロ

大井「……はいっ」

ショタ提督「………」ポロポロ

ショタ提督(……妻ちゃん。まだ……妻ちゃんの死を、乗り越えるのは……時間がかかりそうだけど――)

ショタ提督「………」ギュウッ

大井「……!」











「……こんな僕、だけど……これから……その、よろしく……お願いします……!」


「……こちらこそ、よろしくお願いします!」









(――大井さんと、一緒に……乗り越えて、見せるから……!)

――好感度50/50

5ヶ月目:中旬


ショタ提督「………」つ緑歯ブラシ

ショタ提督(……5ヶ月前の僕なら、これを見て……泣いてたっけ……)

ショタ提督「………」つ緑歯ブラシ スッ

ショタ提督(……でも、それで泣いてばかりじゃ……亡くなった妻ちゃんに、ずっと心配かけちゃうから……)

ショタ提督「………」つ水色歯ブラシ スッ

ショタ提督「………」シャコシャコ

ショタ提督(……強くならなきゃ。妻ちゃんに、安心してもらえるように……)

ショタ提督「……ガラガラガラガラ、ペッ!」

ショタ提督(……もちろん、それだけじゃなく――)

・・・÷

大井「おはようございます、提督」ガチャ

ショタ提督「……おはよう、大井さん」

大井「……その、昨日は突然押しかけて……すみませんでした」

ショタ提督「……ううん。むしろ、大井さんには感謝してるんだよ?」

大井「……!」

ショタ提督「妻ちゃんの死を受け入れられずにいた僕に……その、手を差し伸べてくれたから……!」

大井「……提督」

ショタ提督「……大丈夫。大井さんのことは……えっと、妻ちゃんとは違って……上手く言えないけど、ちゃんと“新しい”好きな人だと思ってるから!」

大井「……ありがとうございます」ニコッ

大井(……私のことを、妻さんの代わりではなく……恋人として見てくれてるんですね)

ショタ提督「………」

ショタ提督(――大井さんにも、心配かけないようにしないと……!)




↓1大井のコンマ 好感度:50/50<END開放!>
↓2ビスマルクのコンマ 好感度:10.5/50
↓3木曾のコンマ 好感度:27.5/50
↓4望月のコンマ 好感度:26.5/50

反転コンマが最大の艦娘が行動します
なお大井が最大値の場合は即ENDです

今回はここまでです。お付き合いいただきありがとうございました!
告白パートの回想についての蛇足になりますが、構想段階では妻が妊娠していて「妻と子供の両方を失う」という展開にしようとしましたが……
流石に救いがなさ過ぎるのでボツになりました。後、告白パートが長引いて申し訳ありません。

それではまた次回の更新でお会いしましょう。

22:00~23:00頃開始予定です。

始めます。

如月「司令官、大井さんとお付き合いを始めたそうよ?」

望月「……うん、知ってる」

如月「……でも、妻さんのこと……乗り越えたのかしら」

望月「………」

如月「最近、大井さんに笑顔を向けることが多くなったけど……」

望月「………」

望月(一時期、妻さんの人形に依存してた司令官が……そこまで立ち直るなんて)

如月「……望月ちゃん?」

望月「………」

望月(……何だろ。それ自体は嬉しいことのはずなのに……少し、寂しいような……)

望月(……まさか、ね。いや、私に限ってそんな……)





ショタ提督は……

↓1~↓3で反転コンマが最大の安価採用

ショタ提督「すぅ……」

大井「すぅ……」

望月「………」

望月(寄り添って昼寝してる……司令官は見た目相応だけど、大井さんは珍しいような……)

ショタ提督「むにゅ……」

大井「ん……」

望月「………」

望月(司令官、気持ち良さそうに寝てるなぁ……この前までとは大違いだよ……)

大井「んぅ……」ギュッ

ショタ提督「ふぁ……♪」

望月「……!」

望月(あ、大井さんが司令官に抱き着いた……そして司令官はさっきより嬉しそうに……)

ショタ提督「んふぅ……♪」

大井「すぴー……」

望月「………」

望月(……本当に、妻さんの死を乗り越えたのかな……大井さんに支えられて……)





望月「何をしようかな」

↓1~↓3で反転コンマが最大の安価採用

ヒュウウウゥゥゥ…

ショタ提督「うぁ……」ブルッ

大井「……っ」ブルッ

望月「………」

望月(……そりゃ、この時期にそのまま寝たら寒いよね……)

望月「………」

望月(……仕方ないなぁ)




ショタ提督「………」プルプル

大井「………」プルプル

望月「よいっしょっと……」つ布団

望月(……いつもなら、姉さん達に布団をかけてもらう立場だから……何か新鮮かも)

望月「………」つ布団 ファサッ

ショタ提督「ん……」

大井「ぁ……」

望月「……これで良し」

望月(とりあえず、こうすれば寒さはだいぶマシになるはず……)

望月「………」チラッ

ショタ提督「すぅ……」

大井「すや……」

望月(……恋人同士というより、歳の離れた姉と弟みたい)

ショタ提督「………」

大井「………」




反転コンマ判定:この後どうなる?

01~49:どっちも眠ったまま
好感度上昇:並 ×1.0
50~98:大井、実は起きていた
好感度上昇:高 ×1.5
ゾロ目:提督、実は起きていた
好感度上昇:特大 ×2.0

直下

56→65:大井っち、気象


大井「……望月ちゃん」

望月「……え?」

大井「布団、かけてくれたのね」ニコッ

望月「……起きてたんですか。てっきり気づかず寝てるとしか……」

大井「というより、寒いと思った時にはもう目が覚めてたの。その時に……」

望月「……なるほど」

望月(起こさないように立ち去ろうと思ったんだけどな……)

大井「……ありがとう。提督を気遣ってくれて……」チラッ

望月「……!」

ショタ提督「んふぅ……」

大井「……ほら、こんなに温かそう」ニコッ

望月「……ですね」

望月(布団の温かさより、大井さんが隣にいることが大きいと思うけど……)

大井「……♪」ナデナデ

ショタ提督「ふみゅ……♪」

望月「………」

望月(……どんな夢見てるんだろ)




ショタ提督の好感度 コンマ一の位×1.5 上昇

直下

1×1.5=1.5
26.5+1.5=28/50


ショタ提督「……ん」パチッ

大井「……お目覚めですか?」

ショタ提督「う、ん……あれ?この布団……」

大井「ふふ……望月ちゃんがかけてくれたんですよ?」

ショタ提督「え?望月ちゃんが……?」

大井「はい。お昼寝中だった私達が寒がっていたのを見て、わざわざ持って来てくれたんです」

ショタ提督「……そうだったんだ。後でお礼を言っておかないとね」

大井「………」

ショタ提督「……大井さん?」

大井「あ、いえ……悲しい夢、見なかったんですね」

ショタ提督「……本当だ。今まで、いつも昔の夢ばかり見てたのに……」

大井「………」

大井(……無意識の内に、妻さんの死を乗り越えようと頑張ってるんですね)




望月「………」スタスタ

望月(……司令官の中では、大井さんの存在が大きいのかな)

望月(そりゃ妻さんのことを忘れてるわけじゃないだろうけど……こうして、いつも傍にいてくれれば……)

望月「………」

望月(……この調子なら、いつの間にか今までの調子に戻ってたりしてね)

5ヶ月目:下旬


いつもの喫茶店

9周目提督「……そっか。受け入れたんだね」

ショタ提督「うん……いつまでも泣いていたら、妻ちゃんに心配かけちゃうから……」

9周目提督「………」

9周目提督(……死別する悲しみは、僕も理解出来る。自分が死んじゃったのもあるけど、あの時……皆とも、死に別れちゃったから……)

ショタ提督「……ねぇ、9周目提督君」

9周目提督「なぁに?」

ショタ提督「その……1度成仏した人が、もう1回幽霊になって現世に現れることは……無いんだよね?」

9周目提督「……そう、だね。僕みたいな例が特殊で、普通はそのまま成仏しちゃうから……」

ショタ提督「………」

9周目提督「……出来ることなら、妻ちゃんに会わせてあげたいけど……僕はこの世に留まる存在だから、あの世には行けないんだ……ごめんね?」

ショタ提督「……ううん、そうじゃなくて……未練を、少しでも断ち切っておきたくて」

9周目提督「………」

9周目提督(……35周目提督さん)

9周目提督「……ただ、夢の中になら……現実に囚われない場だから、たまに魂が入り込むことがあるんだ」

ショタ提督「……え?」

9周目提督「夢枕に、昔亡くなった家族やご先祖様が現れる話……聞いたことあるでしょ?あれ、実は本当なんだ。魂が、夢を通じて……」

ショタ提督「……!」

ショタ提督(じゃあ、あの時の夢は……やっぱり……)




↓1大井のコンマ 好感度:50/50<END開放!>
↓2ビスマルクのコンマ 好感度:10.5/50
↓3木曾のコンマ 好感度:27.5/50
↓4望月のコンマ 好感度:28/50

反転コンマが最大の艦娘が行動します
なお大井が最大値の場合は即ENDです

木曾「姉さんに続くぞ!」

望月「……いけるとこまでやってみるか!」

大井(……こういうのを高みの見物と言うんでしょうか)

ビスマルク(え~っと、主人公の名前は『縁藤遠史』と……)つPSvita ピコピコ


今回はここまでです。お付き合いいただきありがとうございました!
それではまた次回の更新でお会いしましょう。

暇だったので艦娘安価選出順別のゴール到達を数えてみた
見にくい個所もありますがよければどうぞ

22:00~23:00頃開始予定です。

>>108
まとめて下さりありがとうございます!これは盲点でした!

始めます。

木曾「大井姉さん、凄いな……」

球磨「驚いたクマ。提督をいつも慰めてるのは知ってたけど、まさか付き合うことになるなんて……」

木曾「……じゃあ、提督は妻さんの死別を乗り越えたのか」

球磨「きっとそうクマ。最近の提督、笑顔を見せることが多くなったクマ!」

木曾「なら良いんだけどな……」

球磨「……大丈夫クマ。大井がちゃんと、提督を支えてるはずクマ!」

木曾「いや、大井姉さんを疑ってるわけじゃなくて……」

木曾(むしろ提督が無理をしてないか不安なんだよな……以前の人形事件を考えると……)

球磨「………」

球磨(木曾も木曾で、提督のことが心配してるクマ?ふふっ……姉妹だけあって、そういうところも似てるクマ)




ショタ提督は……

↓1~↓3で反転コンマが最大の安価採用

ショタ提督「………」ジー

妻人形「」

木曾「………」

木曾(……あの人形か。そういえば、ずっと部屋に置いていてくれてたんだっけな)

ショタ提督「………」

妻人形「」

ショタ提督(……妻ちゃん。今でも見ててくれてるのかな……)

ショタ提督(僕が大井さんと付き合い始めたこと……どう思ってるのかな……)

木曾「………」

ショタ提督「………」

妻人形「」

ショタ提督(……僕、強くなるから。妻ちゃんに安心してもらえるように……頑張るから……!)

木曾「………」

木曾(凝視してるな……いや、あの時みたいに目が虚ろではないのは分かるが……)

ショタ提督「………」

妻人形「」

ショタ提督(……妻ちゃん)

木曾「………」





木曾の行動

↓1~↓3で反転コンマが最大の安価採用

ショタ提督「………」

妻人形「」

木曾「………」

木曾(……やっぱり、まだ未練が残っているのか?だとしたらまた同じことに……!そ、それだけは避けないと……!)

木曾(そ、そうだ!動かない人形だからダメなんだ!いっそのこと……!)


ショタ提督「………」

ショタ提督(……ウジウジしてちゃダメだよね。そろそろ元の置き場所に……)

木曾「提督ッ!」バターン!

ショタ提督「うわっ!?き、木曾さん!?」

木曾「すまない!少しの間人形を借りる!」つ妻人形 バッ

ショタ提督「あっ……」

木曾「……っ!」ダダダ…

ショタ提督「………」

ショタ提督(い、行っちゃった……どうしたんだろう……)

・・・÷

工廠

明石「え?工廠の設備を貸してほしい?」

夕張「それは大丈夫だけど……いきなりどうしたの?」

木曾「この人形を改造するんだ!」つ妻人形

明石「あ、それって提督が一時期依存してた……」

木曾(俺に出来るかは分からないが、やれるだけやってみるか!)ダッ

夕張「あっ!周りの発明品には触らないでよ~!」

明石「……大丈夫かなぁ」

トンテンカン ギリギリギリ…

・・・÷

ショタ提督「………」

ショタ提督(……もしかして、僕がまた人形に依存するのを防ぐために……持って行ったのかな)

木曾「………」ガチャ

ショタ提督「あ、木曾さん…………あの、それは?」

オートマトン妻人形「」テッテテー♪

木曾「提督護衛用のオートマトン……分かりやすく言うと、高性能なロボットに改造しようとしたんだが……」

ショタ提督「オートマトン……」チラッ

オートマトン妻人形「」

ショタ提督「………」

ショタ提督(そういえば、質感がさっきと違うような……)

木曾「………」

木曾(手当たり次第に機械を埋め込んでみたが……成功か、失敗か……)

反転コンマ判定:オートマトン妻人形の性能は?

01~49:とりあえず一般人には負けないレベル
好感度上昇:並 ×1.0
50~98:艦娘レベル
好感度上昇:高 ×1.5
ゾロ目:21周目提督レベル
好感度上昇:特大 ×2.0

直下

31→13:普通の人が苦戦する程の戦闘力


オートマトン妻人形(以下:妻ロボ)「」ウィーン

ショタ提督「あっ、動いた……」

木曾「……とりあえず、失敗はなさそうだな」

ショタ提督「……さっき、護衛用って言ってたけど……どれくらい強いの?」

木曾「え?う~ん……軽量化を優先したから、破格の強さではないはずだが……」

ショタ提督「そっか……でも、護衛よりも……」ギュッ

木曾「……!」

ショタ提督「……うん、抱き締めた感じは変わってない。動くようになった、妻ちゃんの人形みたい」

木曾「……気をつけろよ?もし誤作動を起こして、提督が吹き飛ばされるようなことがあれば……」

ショタ提督「えっ!?あの、それって大丈夫なの……?」

木曾「……多分」

ショタ提督「………」チラッ

妻ロボ「」ジー

ショタ提督(……僕を見てる。護衛対象として認識してるのかな……?)

木曾「……ま、まぁそのオートマトンさえ一緒に行動させていれば、余程のことが無い限り安全だ」

ショタ提督「……あ、ありがとう。木曾さん……」

ショタ提督(……流石に、動いてる人形を妻ちゃんだと思い込むことはないけど……何だか、生きている頃の妻ちゃんみたい……)

妻ロボ「」シュバッ

ショタ提督「………」

ショタ提督(……いや、それはないかも。妻ちゃん、こんな戦う為の姿勢になったことないから……)




ショタ提督の好感度 コンマ一の位×1.0 上昇

直下

4×1.0=4
27.5+4=31.5/50


ショタ提督「………」チラッ

妻ロボ「」ジー

ショタ提督「………」

ショタ提督(……元々の定位置に置いたけど、ずっと見てるなぁ……)

妻ロボ「」ジー

ショタ提督「………」

ショタ提督(まぁ、これくらいなら気にならないから良いか……)

ショタ提督「………」

ショタ提督(……今月は、僕にとって大きく1歩を踏み出した月になったのかな……)

ショタ提督(今まで、妻ちゃんの死に絶望してた僕が……大井さんに、手を差し伸べられて……)

ショタ提督「………」

ショタ提督(……妻ちゃん。僕……答え、出したよ。迷ってたけど……決断、したよ……?)

ショタ提督「………」

ショタ提督(……もしかすると、妻ちゃんが望む1番の答えじゃないかもしれないけど……)

ショタ提督(……でも、僕が考え抜いて……導き出した、答えだから……)

ショタ提督「………」





今月のリザルト:5ヶ月目

大井:50/50<END開放>『これからは、ずっと一緒に……!』
ビスマルク:10.5/50『………』
木曾:31.5/50『……オートマトン、だっけ……ありがとう』
望月:28/50『布団、温かかったよ?』

6ヶ月目:上旬


大井「……それで、肩に乗せてるんですか」

ショタ提督「うん。言葉は交わせないけど、僕を守る為にいつも一緒にいるようにインプットされてるみたいで……」

大井「………」

大井(き、木曾……貴女、手先が器用だとは思ってたけど……機械いじりまでこなせるのね……)

妻ロボ「」ウィーン

大井「……な、何よ」

妻ロボ「……!」バッ

大井「ちょっ!?」

ショタ提督「あ、こらっ。大井さんは敵じゃないよ?味方、味方」スッ

妻ロボ「」ピタッ…

大井「……危なっかしいロボット……じゃなくてオートマトンですね」

ショタ提督「あ、あはは……でも、木曾さんが作ってくれた人形だということに代わりは無いからね」

大井「それはそうですけど……」

妻ロボ「」ジー

大井「………」

大井(……その内一般人に手を出したりしないわよね?ま、その時は私が止めるけど……艤装無くても一般人よりは強いもの)

ショタ提督「………」

ショタ提督(……出来ることなら、妻ちゃんにも見てもらいたかったな……)



↓1大井のコンマ 好感度:50/50<END開放!>
↓2ビスマルクのコンマ 好感度:10.5/50
↓3木曾のコンマ 好感度:31.5/50
↓4望月のコンマ 好感度:28/50

反転コンマが最大の艦娘が行動します
なお大井が最大値の場合は即ENDです

大井「ゴールしました!」

望月「ちえっ、間に合わなかったか……」

木曾(……どうして球磨型で俺だけ)

ビスマルク(やった!全ルートコンプリートしたわ!え?本編?何それ美味しいの?)つPSvita


こうして、大井が球磨型の強さを発揮した35周目は幕を下ろしました。
続いて艦娘安価&提督安価へと移ります。

※このレスではまだ安価を取りません

恒例の注意事項です。


※今回登場した艦娘(ビスマルク、木曾、望月)はNGです。

※今回ENDを迎えた艦娘(大井)はNGです。

※今までにENDを迎えた艦娘(>>3-6をご参照下さい)もNGです。

※深海棲艦もNGです。

※浦風は安価下にします。

※名前が違う同一艦は、同じ周に2人登場させることは出来ません(例:大鯨と龍鳳)。
ただし周を変えれば登場可能です(例:2周目でU-511、5周目で呂500)。
また、連続で登場させることも出来ません(例:響が出た次の周でヴェールヌイを登場させる)。

※反転コンマで判定します。


次の>>1のレスからスタートです。

1人目

↓1~↓6で反転コンマが最大の艦娘採用

※00はMAX100とします
※同数の場合は更に反転コンマ対決

1人目:Z3(69→96)
2人目

↓1~↓4で反転コンマが最大の艦娘採用

※00はMAX100とします
※同数の場合は更に反転コンマ対決

2人目:朝雲(56→65)
3人目

↓1~↓6で反転コンマが最大の艦娘採用

※00はMAX100とします
※同数の場合は更に反転コンマ対決

3人目:大和(58→85)
ラスト4人目!

↓1~↓7で反転コンマが最大の艦娘採用

※00はMAX100とします
※同数の場合は更に反転コンマ対決

4人目:夕立(37→73)

というわけで36周目ヒロインは

Z3(24周目より再登場)、朝雲(6周目、32周目より再登場)、大和(7周目、17周目、20周目、25周目より再登場)、夕立(28周目より再登場)となります。
えーっと、既にご指摘がございますが……ジンクス持ちが3人、そして全員が再登場……熱いデッドヒートが繰り広げられそうです。

続いて3の倍数周限定!提督の設定安価へと移ります。

注意事項です。

※性別は男、外見年齢は10歳前後で固定です(年齢操作自由、男の娘等はOKです)。

※あまりにもぶっ飛んだ設定は多数決を取らせていただきます。

>>1は軍事知識がほぼ皆無です。

※反転コンマで判定します


0:09前後の>>1のレスから開始します。それまで提督の設定を練ってお待ち下さい。

36周目提督の設定

↓1~↓10で反転コンマが最大の安価採用

※00はMAX100とします
※同数の場合は更に反転コンマ対決
※0:14までに↓10まで安価が埋まらなかった場合、それまでの安価で反転コンマが最大のものを採用します

転生(強くてニューゲーム)(100)

というわけで36周目提督は強くてニューゲーム状態の転生者となります。
……1度は考え付くもお蔵入りとなった設定を書く日が来るとは思いもしませんでした。

それではエピローグ&オープニングを書いてきます。よって今回はここまでです。
お付き合いいただきありがとうございました!
オープニング投下は遅くなるかもしれませんが、出来る限り早く完成させますので、それまでお待ちいただけると幸いです。

それではまた次回の更新でお会いしましょう。

>>222
確かに抜けていました・・・orz 大変失礼いたしました
こちらが正しい失恋カウントです (多分もう漏れはないはず・・・)
https://gyazo.com/b5f569a476ba99f2e44cd42d386123d0

エピローグ、投下します。

交通事故・現場


ショタ提督「………」つ花 スッ

大井「………」つ花 スッ

ショタ提督「……他にも、沢山置かれてるね」

大井「……ですね。妻さんの死を知った人達が……」

ショタ提督「………」

大井「………」

ショタ提督「……妻ちゃん。見てくれてるかな……?」

大井「……あれだけ提督想いだった人ですよ?きっと、今でも空の上から……」

ショタ提督「………」

大井「………」

ショタ提督「……って、暗くなっちゃダメだよね。また妻ちゃんに心配かけちゃう!」フルフル

大井「………」

大井(提督……)

ショタ提督「……ありがとう、大井さん。今日は、その……一緒に来てくれて」

大井「いえ、私が無理を言ってお願いしたことですから。それに……」

ショタ提督「……それに?」

大井「……いえ、何でもありません」

ショタ提督「……?」

大井「………」

大井(……妻さんへの、確認の挨拶も兼ねてますから……)

大井(これからは私が提督を支えます……どうか、認めて下さい……その意味を込めて……)

・・・÷

ショタ提督「……2人で寝るのは、初めてだね……」

大井「そうですね。でも、提督はよく妻さんと一緒に……」

ショタ提督「……うん。でも、もう……僕は大井さんと一緒にいるって決めたから……」

ショタ提督(もちろん、妻ちゃんを忘れるわけじゃないけど……でも、決別しなきゃいけないんだ。いつまでも引きずったままじゃ……!)

大井「………」

ショタ提督「………」

大井「………」ギュッ

ショタ提督「え?あ……」

大井「……寂しくなったら、いつでも傍にいます」

ショタ提督「……大井さん」

大井「……無理はなさらないで下さいね?私のことを考えてくれるのは嬉しいです。ただ、それが提督を苦しめているとしたら……」

ショタ提督「それだけは絶対に無いよ!」

大井「……!」

ショタ提督「確かに、僕は妻ちゃんが好き……いや、好き“だった”。でも……これからは、大井さんを見ると決めたから……!」

大井「……提督」

ショタ提督「………」

ショタ提督(これが、僕の本心……僕にとって、大井さんは妻ちゃんの代わりじゃない……)

ショタ提督(……大好きな人、なんだ……!)

大井「……ありがとうございます。その言葉を貰えただけで、凄く嬉しいです……!」

ショタ提督「……僕もだよ。大井さん、ありがとう……」

大井「………」

ショタ提督「………」

大井「……そろそろ寝ましょうか。明日も早いですし」

ショタ提督「うん……毎日泣いていた時に溜まりがちだった仕事も、しっかりこなさないと」

大井「……提督」

ショタ提督「……大井さん」

ショタ提督大井「おやすみなさい……」

大井「……すぅ」

ショタ提督「……くぅ」



――

ショタ提督『……ん、ここは?』

ショタ提督(海軍学校の正門前……?でも、さっきまで部屋にいたはず……)

妻『……提督君』

ショタ提督『え?あ……妻、ちゃん……?』

ショタ提督(……もしかして、9周目提督君が言ってた……)

妻『久しぶり……元気だった?』

ショタ提督『……うん。会いに来てくれたんだ……』

妻『……泣かないんだね。この前会った時は、凄く泣いてたのに……』

ショタ提督『……もう、受け入れたからね。いつまでも泣いてばかりじゃ、妻ちゃんを心配させちゃうから』

妻『そっか……』

妻(嬉しい、けど……少し、寂しいかな……)

ショタ提督『でも、どうして……会いに来てくれたの?』

妻『それはね……?お祝い、伝えようと思って』

ショタ提督『お祝い……大井さんのこと?』

妻『うんっ。提督君、私が死んじゃって……ずっと、泣いてたでしょ?』

ショタ提督『………』コクリ

妻『でも、大井さんが提督君を支えてくれた。提督君を、私の死の柵から……救い出してくれた』

ショタ提督『そ、そんな!柵だなんて……!』

妻『ううん、柵。提督君には、私のことを引きずるんじゃなくて……前を向いてほしいから……』

ショタ提督『……!』

妻『提督君に……生きて、ほしいから……』

ショタ提督『………』

妻『……大井さん、すっごく良い人だよ?提督君のことを、私と同じくらい好きになって……大切にしてくれるから』

ショタ提督『……うん。同じこと考えてた』

妻『でも、提督君のことを沢山知ってるのは……“まだ”私だけどね』ニコッ

ショタ提督『あはは……確かに』

妻『……だから、ね?』スタスタ

ショタ提督『……?』

妻『………』ダキッ

ショタ提督『……!』

妻『大井さんには……“これから”提督君のことを……知って、もらわないと……』ギュウッ

ショタ提督『……妻、ちゃん?』

妻『……私が提督君に会いに来たのは、お祝いの為って言ったよね?』

ショタ提督『う、うん……』

妻『でも、本当は――』











――提督に、本当の……“お別れ”を伝えに来たの。









ショタ提督『……っ!』

妻『……私も、ずっと……提督君のことを、引きずっちゃ……ダメ、だから……』ジワッ

ショタ提督『………』

妻『本当、はね……?今でも、提督君と……一緒に、暮らし……たい……』ポロポロ

ショタ提督『………』

妻『ぐすっ……でも、それは……叶わない、から……』ポロポロ

ショタ提督『……っ』ジワッ

ショタ提督(……妻、ちゃん)

妻『だから……これで最後……!』ギュウッ

ショタ提督『……!』

妻『今だけは……提督君の温もり……感じさせて……?』ポロポロ

ショタ提督『……うん……うんっ……!』ギュッ

妻『……提督君っ……ていとく、くん……っ!』ポロポロ

ショタ提督『……妻ちゃん……!』

妻『えぐっ……ひっく……!』ポロポロ

妻(……いたいよぉ……ずっと一緒にいたいよぉ……!)ポロポロ

ショタ提督『……つま、ちゃん……ぐすっ……』ポロポロ

妻『ていとくくん……ていとくくんっ……!』ポロポロ

ショタ提督『つまちゃん……つま、ちゃ……ううっ……』ポロポロ

妻『………』ポロポロ

ショタ提督『………』ポロポロ

妻『………』グシグシ

ショタ提督『……妻ちゃん?』

妻『……ん、ありがとう。これで……もう、心残りは無くなったから……』スッ

ショタ提督『………』

妻『……そんな顔しないで?提督君には、もう……大井さんがいるでしょ?』

ショタ提督『……うん』

妻『……それで良いの。じゃあ……私、もう逝くね……?』

ショタ提督『……もう、会えないんだよね?』

妻『……少なくとも、提督君が死んでしまわない限りはね』

ショタ提督『………』

妻『でも、すぐに死んじゃうのはダメだよ?それこそ、大井さんと一緒に……天寿を全うして、お爺さんになってから……ね?』

ショタ提督『……分かった。約束するね……?』

妻『……絶対、だよ?』スッ

ショタ提督『……?』

妻『……小指、出して?』

ショタ提督『あ……うんっ』スッ







『指切りげんまん。嘘ついたら針千本飲~ます!指切った!』







妻『………』サァッ…

ショタ提督『あ……!』

ショタ提督(妻ちゃんの体が……足先から、光になって……消えてゆく……)

妻『……それじゃあね』

ショタ提督『……妻ちゃん。“またね”……!』

妻『あ……うんっ!“またね”……――!』サァァ…!

ショタ提督『……!』

――

ショタ提督「……ん」パチッ

ショタ提督(……いつもの部屋、パジャマ姿……やっぱり、夢……いや……)

ショタ提督(……会いに、来てくれたんだ)

大井「……おはようございます、提督」ニコッ

ショタ提督「あ……おはよう、大井さん。起こしちゃった?」

大井「いえ、提督が起きる前から起きていましたから」

ショタ提督「そっか……」

大井「……妻さん」

ショタ提督「え……?」

大井「夢に、妻さんが出てきて……」

ショタ提督「……それ、本当なの?」

大井「はい。妙にはっきりした夢で……慌てる私に、笑顔でこう言いました」

ショタ提督「………」





大井「……“提督君を、よろしくお願いします”」





ショタ提督「……!」

大井「……妻さんは、私達のことを……いえ、私のことを……認めてくれていたような……そんな夢でした」

ショタ提督「………」

ショタ提督(妻ちゃん……大井さんの夢にも……)

ショタ提督「……僕もね」

大井「え?」

ショタ提督「同じような夢を見たんだ。その時……こう言ってくれたよ」

大井「……それは、私が聞いても良い……内容ですか?」

ショタ提督「もちろんだよ。えっとね――」











――大井さんと、幸せにね?









大井「……!」

ショタ提督「……妻ちゃん、それを伝えるために……会いに来てくれたんだ」

大井「……そう、ですね。ここまで同じ夢なら……それは夢ではなく、妻さん自身が……!」

ショタ提督「……大井さん」

大井「……?」

ショタ提督「僕……約束したんだ。大井さんと、これからの人生を歩んで……人生を楽しんでから、会いに行くって……」

大井「……そう、ですか。なら……!」ダキッ

ショタ提督「……!」

大井「……その約束を守る為にも、幸せにならないといけませんね」ギュウッ

ショタ提督「……うん。でも、約束が無関係とは言えないけど……」

大井「……?」

ショタ提督「僕が大井さんを大好きだと想う気持ちは……本物だよ?って、昨日も似たようなこと言ったっけ……」

大井「……提督っ!」ギュッ

ショタ提督「わっ……」

大井「私も……提督を想う気持ちは、誰にも負けません!例え妻さんにだって……!」

ショタ提督「……ありがとう、大井さん」ギュッ

大井「………」

ショタ提督「………」

大井「……提督」

ショタ提督「……なぁに?」











「長生きして……う~んと楽しい思い出を沢山作ってから、妻さんに会いに行きましょう!」


「……うん、そうだね……それも、1人ずつじゃなく……2人で……!」









大井 HAPPY END!

オープニングはまだ時間がかかりそうです……申し訳ありません。

>>223
またまとめていただけるとは……ありがとうございます!

オープニング、投下します。

オープニング


『………』

全てを失った。何もかも失った。

『………』

目の前に映るのは、建物としての意味を成していない廃墟。

『………』

もう、僕の周りには誰もいない。

いや、違う。皆……死んだ。

『………』

僕なんかの為に、自らを犠牲にして……あるいは、突然の不幸で……この世を去った。

立て続けに、皆を亡くした。

運命が、僕をあざ笑うかのように……

『……マックス姉さん、朝雲姉さん……』

自然と口が動く。

もう、どこにもいない……かつて、僕を守ってくれた人の名前を……

『……大和、姉さん……夕立……姉、さん……』

会えるはずのない……大好きな、人の名前を……

『……皆』

かつて、活気に満ち溢れていた……廃墟となったこの場所にいてくれた……皆を……

『………』

涙はもう枯れ果てた。

僕はもう、堕ちるところまで堕ちた。

これ以上、失うものは……何もない。

『………』

ただ1つのものを除いては……

『………』

もう、あってないようなもの。

持っていても、今更……何の役にも立たないもの。

失っても、その意味を見出す必要がないもの。

『……っ』

それは――

―――――――

――――

――




輪廻転生。誰もが1度は耳にした言葉だと思う。

同じ魂が、その命が果てた後……転生し、生まれ変わるという……

「………」

しかし、その9割以上……全員といっても過言ではないかもしれない。

その言葉を、本気で信じている人はいない。いるはずがない。

「………」

何故なら、それを実証する手立てがないから。

証拠を……かつて、自分が前世を歩んだという印を……証明出来ないから。

「………」

(36周目鎮守府……10年振り、くらいか……)

でも、僕は……その言葉を真実だと確信している。

「……っ」ジワッ

(……子供だと、涙腺が緩いな……油断すると……っく……)グシグシ

そんなことを口にすれば、誰もが嘘やインチキだと言う。

でも、僕はそれを本当だと理解する……確かな証拠を持っている。

「………」

(……何もかも同じ。建物も、周りの町も、全部……)

そう。僕は前世の記憶を持っている。

どんな人生を歩み、どんな経験をしてきたのか……全てを覚えている。

しかも、それは……

「………」スタスタ…

(……変えないと。僕の手で……!)

かつての後悔、悲しみ、苦しみ、絶望……それらもはっきりと、記憶している。

執務室

Z3「……もうすぐね」

大和「えぇ。到着予定時刻は、確か3時だと……」

夕立「まだかな~?まだかな~?」ソワソワ

朝雲「落ち着きなさい!まだ後15分もあるのよ?」

夕立「待ちきれないっぽ~い!」

大和「ふふっ……確かに、ここに提督が着任するのは初めてのことだから……夕立ちゃんの気持ちは分かるかも」

夕立「でしょでしょ~!」

朝雲「大和さんまで……」

Z3「……朝雲も、内心ドキドキしてるんでしょ?」

朝雲「えっ!?そ、それは……///」

夕立「な~んだ!朝雲ちゃんも私と同じだったんだ~!」

朝雲「……///」

大和「………」ニコニコ











「………」

懐かしい声が聞こえる。

もう1度、聞きたいと……何度思ったか、自分でも数えきれない。

「……っ」グシグシ

(だから……泣くのはまだ早い……!だって……)

この涙は、全てが終わるまで取っておく。

今、泣いてしまうと……また、何もかもを失ってしまいそうだから。

「………」

ドアノブを握る。

扉の向こうには、死んでしまった……皆がいる。

再会を何度も望んだ……大好きな人達が、生きている……

「……っ!」













ガチャ…

36周目ヒロイン「……え?」

「………」

Z3「……子供?」

大和「えっと……迷子、でしょうか……?」

「………」

夕立「わぁ~!可愛い~!」

朝雲「ちょっと。ここは関係者以外立ち入り禁止よ?」

「……っ」

僕に告げられた言葉。それは全て……“同じ”。

“あの時”と……一字一句、変わっていない……

ショタ提督「……36周目提督です。この鎮守府に、提督として着任しました」

朝雲「……えっ、嘘!?」

大和「……本当なんですか?」

ショタ提督「………」コクリ

Z3「ま、待って!そんな話、一言も……」

夕立「あ、そういえば……鎮守府によっては、子供の提督さんが着任することは珍しくないって!」

朝雲「でも、この辺りの地域ではそんな司令いないわよ!?」

ショタ提督「……っ」

この慌てている様子も懐かしい。

前と変わりない、皆の姿に……あふれ出る涙を堪えるのに、全神経を張り巡らせる。

ショタ提督「……身分証明書です」スッ

大和「……確かに、ここの提督と記されていますね」

Z3「……こんなことってあるのね」

朝雲「今までで1番驚いたかも……」

夕立「新しい提督さん!今日からよろしくね~!」

ショタ提督「……っ!うん、よろしくね」

今すぐにでも抱き締めたい衝動を抑え込む。

今は、感情に流されてる場合じゃない……前世通りなら、間もない内に……

ショタ提督「……っ」ジワッ

36周目ヒロイン「……!」

ショタ提督(あっ……!)フルフル

この体だと、少し昔を思い出すだけで……

決してミスは許されない。あの結末を変える為にも、常に最善の行動を取らなきゃいけないのに……!

36周目ヒロイン「………」

Z3(……この子、今……)

大和(一瞬、涙を浮かべていたような……)

夕立(……もしかして、この子……)

朝雲(……何かワケあり、なのかしら)

ショタ提督「………」

あんな運命……絶対に認めない。

僕に出来ることは……皆を守ることが出来るなら、何でもするんだ……!

あの時は、皆が僕を助けてくれた……今度は、僕が皆を……!













「……貴方が新しい提督ですか?」

「……あぁ。よろしく頼もうか」

「はいっ!」

「………」ニヤリ

(畜生……あんな奴に負けてたまるか……!どんな手を使ってでも、俺があいつを超えるんだ……!)

(こいつらを駒にしてでも、あいつを超えてやる……ッ!)













――こうして、前世の記憶を宿したショタ提督にとって“2度目の”……艦娘達との鎮守府生活が始まりました。

考えては消し、考えては消しを繰り返し……最終的にこうなりました。
今後の進行も踏まえて、お気に召さない内容でしたらすみません。
8周目と似た雰囲気ですが、要所要所で差別化しています。

先に言っておきますと、今回は本編進行による時間経過や時系列が今までの周と異なります。
ただ、ENDまでの条件は変わりませんので、他の周と比べて今周ヒロインが不利ということはありません。

22:00~23:00頃開始予定です。

言い忘れていました。今回は歴代提督は(例外1人を除いて)日常パートや提督or艦娘行動中に登場出来ません。
安価を取っていただいている方には申し訳ありませんが、その点につきましてはご了承願います。

始めます。分量が多くなったため、2つに分けて投下します。

――1ターン目


ショタ提督「……早速だけど、皆には演習に参加してもらうね?」

大和「演習……ですか?」

ショタ提督「うん。無理なスパルタにするつもりはないけど、出来れば今すぐにでも皆の練度を上げておきたいから」

武蔵「それは構わないが……あてはあるのか?」

ショタ提督「もちろんだよ。でないと、そもそも演習が出来ないから……」

天龍「………」

天龍(着任して1日も経ってないってのに、随分とやる気だな……ま、俺としてはその方が期待出来るけどな!)

ショタ提督「………」

皆には申し訳ないけど……すぐにでも戦い方を覚えてもらわないといけない。

“前”みたいに、ゆっくり練度上げしている時間は無い。

ただ、何も知らない皆にいきなり無理なことはさせられない。ただ演習するだけじゃ練度が上がっても戦術を身に付けられない。

……その為の準備も万全だ。

ショタ提督「……じゃあ、僕が言った通りの編成で挑んでもらうね?」

艦娘「はい!」

ショタ提督「………」

急がないと。1秒の時間も無駄に出来ない。

少しでも手間取れば、それが皆の死に繋がる……!

演習場

父「………」

夕立「……あの、この人は?」

ショタ提督「僕の父さんだよ」

艦娘「えぇっ!?」

父「……本当に、その通りになったな」

ショタ提督「………」コクリ

Z3「そ、それに……」チラッ

大和(父鎮守府)「……本日はよろしくお願いしますね?」Lv.155

Z3(父鎮守府)「……よろしく」Lv.155

夕立(父鎮守府)「……頑張って教えるっぽい!」Lv.155

朝雲(父鎮守府)「……私達に任せて!」Lv.155

その他艦娘(父鎮守府)「………」Lv.155

朝雲「どう見ても練度的に釣り合わないわよね!?」

ショタ提督「……大丈夫。いきなり実践さながらの戦闘じゃなくて、徐々に戦術の何度を上げてもらうから。最初は基礎からだよ」

父「あぁ。何も君達を必要以上に傷つける為にやるわけじゃない。段階的に、そして高度な戦術を身に付けてもらうためなんだ」

山雲「そ、そうですか……」

Z1「でも、僕達……動きについていけるかなぁ……」

時雨「あ、あはは……」

ショタ提督「心配ないよ。シミュレーションなら、徹底的に行ったから」

艦娘「………」

艦娘(……10歳の男の子が考えることじゃない)

ショタ提督「………」

そう。この日の為に、父さんや母さんに頼んで……そして、父さんの鎮守府の皆にも……

極限まで効率良く、負担にならず、最短で、最速で、高度な戦術を身に付ける教え方。

“今まで”の経験から導き出した……最善策。これ以上凝縮出来ないくらいに詰め込んだ。

ショタ提督「……じゃあ、まずは第1艦隊から。終わり次第、第2艦隊、第3艦隊……順番に受けてもらうね?」

艦娘「は、はい……」

ショタ提督「………」

皆、ごめんね。いきなりこんな強引なことをして……

でも、皆を守る為には……こうするしか、ないんだ……!



↓1Z3のコンマ 好感度:0/50
↓2朝雲のコンマ 好感度:0/50
↓3大和のコンマ 好感度:0/50
↓4夕立のコンマ 好感度:0/50

反転コンマが最大の艦娘が行動します

朝雲「……凄かったわね」

山雲「はい~……司令さんの指示が恐ろしい程に分かりやすく、相手の艦隊も私達の実力を完璧に把握してるみたいで……」

朝雲「1回の演習でかなり強くなった気がするわ……」

山雲「練度も上がりましたし……」

朝雲「……でも、司令は全然満足してるようじゃなかった」

山雲「……そう、ですね。まだまだ演習漬けの日々は続くと言ってましたし……」

朝雲「………」

朝雲(……あれで本当に10歳なの?ただの男の子だと思ってたけど、何というか……雰囲気が子供のそれじゃない)

山雲「……朝雲姉?」

朝雲「………」

朝雲(それに、あれ程の的確な指示……どう考えても初めてとは思えないわ!)





ショタ提督は……

↓1~↓3で反転コンマが最大の安価採用

ショタ提督「………」ブツブツ

朝雲「………」

朝雲(……ボソボソと呟いてるけど、よく聞こえないわね……耳を澄ませて……)

ショタ提督「……次はこの編成か」

朝雲「……!」

ショタ提督「遠征組の“あれ”を考えると、先に軽巡や駆逐……いや“あれ”のタイミングが変わっても対処出来るように戦艦や空母から……」ブツブツ

朝雲「………」

朝雲(司令……もう次の演習のことを考えてるのね……)

ショタ提督「………」カキカキ

考えるんだ。常に先のことを……

その為に今出来ることは全てやるんだ……!

ショタ提督「………」カキカキ

皆の命は……僕にかかってる。

絶対に失敗は許されない……!

ショタ提督「………」カキカキ

朝雲「………」

朝雲(……相当思い詰めてる顔をしてるけど、一体何が司令をそこまで掻き立てるのかしら)

ショタ提督「………」

全員の練度を一気に上げないと……

そして、皆に“奴ら”に対抗出来るだけの戦術を……!

朝雲「………」




朝雲の行動

↓1~↓3で反転コンマが最大の安価採用

朝雲「………」

朝雲(……本人は真剣だし、下手なことは出来ないわね……ここは無難に……)



ショタ提督「………」つ紙

ショタ提督(出来た……演習編成リスト。次の演習ではこの通りに……)

ガチャ

ショタ提督「……!」クルッ

朝雲「……司令」

ショタ提督「……朝雲姉さん」

朝雲「……私達の為にそこまでしてくれるのはありがたいけど」つポット カチッ

ショタ提督「………」

朝雲「適度に休憩しないとダメよ?」トポトポ

ショタ提督「………」

朝雲「……はいっ」つお茶 コトッ

ショタ提督「……!」

朝雲「お茶でも飲んで一息ついて?体を壊してからじゃ遅いんだから」

ショタ提督「………」

やっぱり……朝雲姉さんの優しさも、変わってない……

“前”と同じで……僕のことを気にかけてくれて……

ショタ提督「……っ」

泣いちゃダメ……堪えるんだ……!

今は懐かしがってる場合じゃないんだ……!




反転コンマ判定:提督の反応は?

01~49:お茶を一気飲みして仕事再開
好感度上昇:並 ×1.0
50~98:涙を堪えながらお茶を飲む
好感度上昇:高 ×1.5
ゾロ目:感極まって泣いてしまう
好感度上昇:特大 ×2.0

直下

57→75:耐えた


ショタ提督「……ありがとう。いただきます……」つお茶 スッ

朝雲「………」

ショタ提督「………」プルプル

ショタ提督(……やっぱり、この体だと……涙が出そうになるのを耐えるのも辛い……!)

ショタ提督「……ごくっ」

朝雲「……!」

ショタ提督「……んくっ……」

朝雲「………」

朝雲(飲み方がぎこちないわね……まるで何かを我慢してるような……)

ショタ提督「……ごく」

朝雲(もしかして、苦かったとか……?)

ショタ提督「………」

この味……“前”と同じだ……

本当に、何もかもが……だ、ダメ……涙は今出すべきじゃない……!

ショタ提督「ごく……ごちそうさま」

朝雲「……あの、苦くなかった?」

ショタ提督「……そんなことないよ」

ショタ提督(むしろ、飲み慣れた味……)

朝雲「そ、そう?なら良かった……」ホッ

朝雲(……じゃあ、どうしてあんな飲みづらそうにしてたのかしら?)




ショタ提督の好感度 コンマ一の位×1.5 上昇

直下

2×1.5=3/50


ショタ提督「………」

ショタ提督(朝雲姉さん……)

ショタ提督「………」


――

朝雲『お疲れ様』つお茶 コトッ

ショタ提督『あっ!朝雲お姉ちゃん!』

朝雲『仕事するのは良いけど、無理はしちゃダメよ?』

ショタ提督『うんっ!ありがとう!』

――


ショタ提督「……っ!」グシグシ

“あの頃”が脳裏に蘇って来て……

僕が着任し始めた時の……だ、だからダメ……!

ショタ提督「………」

今、思い出すと……懐かしさが込み上がってきて……

時間は押し寄せて来るんだ……立ち止まっている場合じゃ、ないんだ……!

ショタ提督「……っ」フルフル

ショタ提督(……変えるんだ。絶対……僕が……!)

皆の未来は……僕が守ってみせる……!

――2ターン目


「………」

榛名「……艦隊が帰還しました」

「……戦果は」

赤城「そ、それが……」

「……勝てなかった、と?」

艦娘「………」コクリ

「っ!」ダンッ

艦娘「……っ」ビクッ

「ふざけるな!たかが軽巡や重巡如きで何苦戦してんだ!お前らそれでも戦艦か!?空母か!?」

榛名「っ!ご、ごめんなさ……」

「チッ!クソッタレが……じゃあ次だ!次!」

加賀「……で、ですが」

「あぁ?」

陸奥「……補給や入渠をさせてくれないと、まともに戦え……」

「甘ったれたこと言ってんじゃねぇよ!さっさと次の艦隊は出撃して来い!」

艦娘「……分かり、ました」

スタスタ…

「……糞が!」ダンッ!

(こんなんじゃあいつに勝てない……!もっと戦果を稼がないと、あいつを見下せねぇんだよ……!)ギリィ…!

「………」

(……出撃させる度に中破だの大破だのしやがって!資材は無料じゃねぇんだぞ……!)

(……こうなりゃ轟沈しようと構わない。とにかく出撃だ。疲れてようが大破してようが関係ねぇ)

「……轟沈しまくって、数が足りなくなっても……あいつから奪い取れば……!」

――


ショタ提督「……今日からは、遠征とにも力を入れてもらうね」

ショタ提督(その間に、僕は残りの皆の演習と……開発も徹底的に行わないと)

艦娘「はいっ!」

ショタ提督「………」

日々の演習漬けのお陰で……皆の練度は、それなりに高くなった。

それだけでなく、皆の動きも磨きがかかって……戦術も身についてきた。

ショタ提督「じゃあ、睦月姉さん達はこのルート」

睦月「……あの、これだとかなり遠回りになっちゃうよ?」

ショタ提督「いいんだ。燃料が少しかかってでも、このルートでお願い」

睦月「……提督がそう言うのなら、了解にゃしぃ!」

ショタ提督「ありがとう。天龍姉さん達は、こっちのルート」

天龍「……ん?順路から随分ズレてっけど……本当にこれで良いのか?」

ショタ提督「うん。いざとなれば砲撃しても良いから……」

龍田「いや、遠征で敵と遭遇するなんて……余程運が悪くないと、そんなことはありませんよ~?」

ショタ提督「……っ」

龍田姉さんの言葉に、一瞬だけ図星を突かれる。

僕もそう思ってたんだ……でも……ッ!

ショタ提督「………」

龍田「……あ、あの~……提督……?」

ショタ提督「……ごめんなさい。天龍姉さん、お願い出来るかな?」

天龍「あ、あぁ。任せとけ!」

叢雲「あれだけ演習で教え込まれたもの。並の敵なら何てことないわ!」

ショタ提督「………」

その言葉を、僕は完全に信じることが出来ない。

提督失格なのは分かっていても……頭には、常に最悪の事態がよぎる。

それでも、僕は皆を信じて帰りを待つことしか出来ない……そんな自分が情けなくなる……!



↓1Z3のコンマ 好感度:0/50
↓2朝雲のコンマ 好感度:3/50
↓3大和のコンマ 好感度:0/50
↓4夕立のコンマ 好感度:0/50

反転コンマが最大の艦娘が行動します

今回はここまでです。お付き合いいただきありがとうございました!
次からは、日常パート投下時に好感度が表示されていなければ、2回投下されると考えていただければ幸いです。

それではまた次回の更新でお会いしましょう。

22:00~23:30頃開始予定です。

始めます。

武蔵「………」ガチャ

大和「お帰り。演習お疲れ様」

武蔵「あぁ……大和は確か最初だったか」

大和「うん。今日もしっかり鍛えてもらったけど……」

武蔵「……提督が着任した日と比べて、私達も随分強くなったものだな」

大和「でも、慢心は禁物。提督から何度も言われてるけど……少しの油断が轟沈に繋がるって」

武蔵「それはもちろんだが、私達の担当海域を照らし合わせると……少々心配性過ぎる気がしてな」

大和「………」

大和(確かに、それは私も思ったけど……)

大和(でも、提督の顔を見ていると……ただの心配性とは思えない程、何かに警戒してるみたいで……)





ショタ提督は……

↓1~↓3で反転コンマが最大の安価採用

ショタ提督「………」つ写真

大和「……?」

大和(あれは……写真?)

ショタ提督「………」

僕が転生して、受け継ぐことが出来たのは……記憶だけ。

知識と経験、僕自身の想いだけ……

ショタ提督「………」

かつて皆が、この鎮守府で生きていた証拠は……何1つ、残っていない……

この写真は、転生してすぐに父さん達の鎮守府の皆を撮ってもらっただけ。

ショタ提督「………」

大和「………」

大和(ここからだとよく見えないけど……大切な写真なんでしょうか……?)

ショタ提督「……っ」ギュッ

決して、これは形見と呼べる代物じゃないけど……

今の僕にとっては、お守りの代わりみたいなものだから……

ショタ提督「………」

ショタ提督(皆……)

大和「………」

大和(……いつものように思い詰めている表情ではなく、どこか寂しそうな……)

大和(……間違いなく、ただの写真ではありませんね)




大和の行動

↓1~↓3で反転コンマが最大の安価採用

大和「………」

大和(……きっと、いつも仕事……というより、私達の演習や遠征に追われてばかりだから……)

大和(……この際、提督には気分転換をしてもらいましょうか)



ショタ提督「………」スッ

写真をそっと胸ポケットにしまう。

あまり長く眺め過ぎていると……泣いちゃいそうだから。

大和「……提督」

ショタ提督「……!」クルッ

大和「……大丈夫ですか?」

ショタ提督「大和姉さん……」

大和「……その写真のことには何も聞きません」

ショタ提督「………」

大和「ただ、提督は1度休憩なさっては?着任して以来、休んでいる日がなかったものですから……」

ショタ提督「………」

大和(本当なら、子供らしくわいわい遊んでる年頃……そんな提督を、仕事ばかりさせるわけにもいきません)

大和「……ちょうど、この近くに映画館がありますし……もし良ければ、一緒に見に行きませんか?」

ショタ提督「………」

写真を見る時に、ドアを閉め忘れたのがいけなかった。

今の僕は、皆に心配されるわけにはいかないのに……

ショタ提督「……っ」

その時間でさえ、皆の死に繋がるかもしれないのに……僕のせいで……!




反転コンマ判定:提督の反応は?

01~49:丁重に断る
好感度上昇:並 ×1.0
50~98:後ろめたい気持ちを抱えながらも、一緒に見に行く
好感度上昇:高 ×1.5
ゾロ目:大和の意見を尊重し、出来るだけ楽しむ気持ちで一緒に見に行く
好感度上昇:特大 ×2.0

直下

44:意を決して休む


ショタ提督「………」

でも、大和姉さんの言うことは……向こうからしてみれば、当然のこと。

ここで仕事が忙しいと断れば……ますます大和姉さんに心配をかけてしまう。

ショタ提督「………」

大和「……提督?」

ショタ提督「……うん、そうだね。たまには僕も休まないと」

大和「……!」

ショタ提督「……おすすめの映画、教えてくれないかな?」

大和「……はいっ!」

大和(良かった……これで、何とか提督に休憩の時間を持ってもらえます!)

ショタ提督「………」

行くと決めたからには、僕も楽しむつもりで行かないと……

映画館に行ってまで、暗い表情のままだと……大和姉さんに失礼だ。

大和「それじゃあ早速行きましょう!」ギュッ

ショタ提督「あ……」

大和「~♪」スタスタ

ショタ提督「………」

ショタ提督(……大和姉さんの手、温かいな……)




ショタ提督の好感度 コンマ一の位×2.0 上昇

直下

6×2.0=12/50


映画館

<待て!ネコジャラ!僕が相手だ!

<ドラえもん!

ショタ提督「………」

大和「………」

大和(まだ上映していて良かったです。提督くらいの歳の男の子が、どんな映画が好きか悩みましたが……)

大和(無難にドラえもんにしましたけど、提督の反応は……)チラッ

ショタ提督「………」ニコ…

大和「……!」

大和(良かった……楽しんでくれてるみたいです!)

ショタ提督「………」

懐かしいな……まだドラえもんの声が変わる前だっけ。

というより、“あの時”の僕は……徐々にテレビもロクに見られない程になっていったから……

<イチ……!イチなんだね……!

<はい!私はハチではなく、イチです……!

ショタ提督「………」

随分後に、街中のテレビで知ったんだ……もう、何年前になるのかな……

大和「………」

大和(……感動してるんですね。切なそうな表情をしてますし……)

――3ターン目


ショタ提督「………」カキカキ

ガチャ

ショタ提督「……?」チラッ

夕立「提督さ~ん!お客様っぽい!」パタパタ

ショタ提督「……ッ!」

ついに来た、か……!

最初に姉さん達の死に繋がる原因を作った、あいつが……!

「……よう、久しぶりだな。卒業式以来か」

ショタ提督「……コネ提督、さん」

コネ提督「あぁ。今日は少し“お願い”があって来たんだ」

ショタ提督「……っ」

忘れるもんか……!こいつのせいで……こいつの、せいで……ッ!

ショタ提督「………」チラッ

夕立「……?」

ショタ提督「……それで、要件は何ですか?」




コネ提督「……お前んとこの艦娘、少し譲ってくれないかと思ってな」




夕立「……え?」

ショタ提督「……それは、どういった理由で?」

コネ提督「それくらい察しろ……と言いたいところだが、まぁ良い。簡単なことさ。少しヘマして沈めちまってな」

夕立「……!?」

ショタ提督「ッ!!」

コネ提督「何も全員とは言わない。戦艦や空母を中心に、何十隻かもらうだけだ」

ショタ提督「……嫌だ、と言えば?」

コネ提督「ん?そうだな……俺の親、大本営に結構顔が効くんでね」ニヤリ

ショタ提督「……!」ギリッ…

やっぱりこいつは、“前と”同じ手段で……!

夕立「………」

コネ提督「素直に渡してくれるなら何もしねぇさ。ただ、あまりにゴネるなら……命令という形で、こっちに引き渡してもらうことになるなぁ……」ニタァ…

ショタ提督「………」

コネ提督「ま、それでも聞かないってんなら……最悪、お前には提督の道を諦めてもらうことに……」

ショタ提督「……断固拒否します」

コネ提督「……ほう?」

夕立「……提督さん」

ショタ提督「大丈夫。僕に任せて」ボソッ

夕立「……!」

コネ提督「お前、俺の言ってることが理解出来なかったのか?」

ショタ提督「………」

コネ提督「そんなわけないよなぁ?特別学校最優秀成績……主席で卒業したお前が、そんな簡単なことを理解出来ないはずないよなぁ?」

ショタ提督「……何度でも言います。断固拒否します」

コネ提督「……そんなに辞めさせられたいんだな?お前」ピキッ

夕立「………」オロオロ

ショタ提督「………」つ携帯電話 スッ

コネ提督「……ん?」

ショタ提督「………」ピッピッ プルルルル…

コネ提督「……おい。誰に電話して……」




ショタ提督「……もしもし。こちら36周目提督です。元帥様の番号でお間違いないでしょうか?」




コネ提督「……ッ!?」

夕立「……えっ!?」

元帥『あぁ。それにしてもどうしたんだ?』

ショタ提督「突然お電話して申し訳ございません。実は先程……」

コネ提督「ま、待て!お前……本当に元帥と電話してるのか!?う、嘘ついてんじゃないだろうな!?」

ショタ提督「………」ピッ ※スピーカーモード起動

元帥『……もしもし?』

コネ提督「……っ!」ゾクッ

コネ(こ、この声……本当に、元帥……ッ!)

ショタ提督「申し訳ございません。他の鎮守府の提督が、私が元帥様とお話していることを疑うものですから……」

元帥『ほう……』

コネ提督「ま、待て待て!悪かった!さっきのことは取り消すから!」アセアセ

ショタ提督「……本当ですか?」

コネ提督「あ、あぁ!だからそれだけは……!」

ショタ提督「……何度も申し訳ございません。たった今、問題が解決致しました」

元帥『……そうか、なら良かった。また困ったことがあれば、いつでも連絡してくると良い』

ショタ提督「ありがとうございます!それでは!」ピッ

ショタ提督「……先程の言葉、撤回するということでよろしいですか?」

コネ提督「……あぁ」

ショタ提督「ありがとうございます。今後もこのような脅迫行為に関しましては、こちらも相応の手段を取らせていただきますので」

コネ提督「……糞ッ!」ガチャ

バタンッ!

夕立「……て、提督さん。今のって……」

ショタ提督「……正真正銘、本物の元帥だよ」

夕立「す、凄い!凄いよ提督さん!元帥と直接話せるなんて!」

ショタ提督「……特別学校時代に、少し縁があっただけ」

夕立「縁……?」

ショタ提督「………」

そう。この時に備えて……僕は元帥と顔見知りになった。

全部、皆を守る為に……



――こんなことで、提督さんが辞めさせられる必要はないっぽい。だから、私達が……



ショタ提督「……っ」グシグシ

いけない……また涙が……

夕立「……提督さん?」

ショタ提督「……ううん、何でも無いよ」

夕立「………」

ショタ提督「………」

これで、夕立姉さん達は……もう、あの鎮守府に行かなくて良い。

まだ油断は出来ないけど、これで……まず夕立姉さん達の死は、無くなるはず……!





コネ提督「……糞ッ!糞糞糞ぉッ!ガキの癖に小賢しい手を使いやがってぇ!」ダンダンダンッ!

扶桑「あ、あの……落ち着いて……」

コネ提督「うっせぇ!俺に口出しするなッ!」バキッ

扶桑「きゃっ!」バタッ

コネ提督「あいつ……いつの間に元帥と……あいつから艦娘共を引き抜く計画が台無しだ!畜生……ッ!」ギリギリ…

扶桑「………」

コネ提督「こちとら既に轟沈者が数人出てるってのに……!しかも半数以上は動くことすらままならないと来た……!」

コネ提督「これじゃますますあいつがのさばって……糞がぁ……!」

扶桑「………」





↓1Z3のコンマ 好感度:0/50
↓2朝雲のコンマ 好感度:3/50
↓3大和のコンマ 好感度:12/50
↓4夕立のコンマ 好感度:0/50

反転コンマが最大の艦娘が行動します

今回はここまでです。お付き合いいただきありがとうございました!
日常パートが長引いてしまってすみません。ただ、今後も日常パート・シリアスパート共に歴代で1番長くなってしまうと思います。

それではまた次回の更新でお会いしましょう。

22:00~23:00頃開始予定です。

訂正箇所があります。>>262&>>267の提督の年齢についてですが、10歳→12歳です。
度々申し訳ありません。

始めます。

武蔵「さっき、凄い見幕で鎮守府から出て行く奴とすれ違ったんだが……」

大和「……夕立ちゃんから聞いたんだけどね。その人、私達を鎮守府から引き抜こうとしたんだって」

武蔵「……何だと?」

大和「それだけじゃなく、言うことを聞かないなら両親を利用して提督を辞めさせようとして……」

武蔵「……そう、だったのか」

大和「でも、提督は元帥に電話をかけて……脅迫した相手を返り討ちにしてたの」

武蔵「……!?」

大和「……私も凄く驚いたよ。相手が酷い人というより、どうして提督が元帥と顔見知りなのか……」

武蔵「そ、そうだ!並の提督でも、そんな電話をかけられるような相手ではないだろう!?」

大和「………」

大和(それも、あんな小さな男の子が……それ程の手段を取るなんて。提督……貴方は一体……)





ショタ提督は……

↓1~↓3で反転コンマが最大の安価採用

ドラクエシリーズは未プレイの為、ベホマズンの解釈を間違っていればすみません。


ショタ提督「……皆、お疲れ様」

金剛「これくらい問題ナッシーング!」小破

伊勢「そうそう。あれだけ濃密な演習をこなしてればね!」無傷

青葉「うぅ……やられました」中破

古鷹「……大丈夫?」無傷

蒼龍(実践だと、少しの事故が命取りなのよね……)中破

龍驤「敵は割と高確率で倒せるんやけど、被弾率がまだ抑えられへんな……」

大和「……!」

大和(さっきの出撃組が帰って来てたんですね。どれだけ慎重に戦っても全員無傷は難しいのが現状です……)

ショタ提督「………」

いつもなら、すぐにバケツか入渠してもらうけど……

ショタ提督「………」スッ

大和「……?」

大和(提督?皆に手をかざして何を……)

ショタ提督「………」

父さん達の鎮守府に行った帰り道、子供達が話してたゲームの内容……

普通の人から見れば、バカげたことかもしれない。でも、1度転生した僕なら……!

ショタ提督「……ベホマズン!」カッ

大和「……!?」

出撃組「え?」

パシュウウウウウウウンッ!

提督以外「きゃっ!」

シュパアアァァ…

金剛「……あ、あれ?体が……!」キラキラ

青葉「完全に治ってます!」キラキラ

蒼龍「う、嘘!?入渠もバケツも使ってないのに!」キラキラ

龍驤「こ、こんなことって……」キラキラ

ショタ提督「………」

ショタ提督(成功だ……!転生の影響が、こんな形で行使出来るなんて……!)

大和「………」

大和(……あの、提督……本当に何者なんですか?ゲームの技を実際に実現させるだなんて……!)



――36周目提督はベホマズンを覚えた! テレレレッテッテッテー♪



大和の行動

↓1~↓3で反転コンマが最大の安価採用

大和「………」

大和(……この際、提督がどうやって魔法を発現したかは置いておきましょう。それよりも……)

大和(その技を使えば、資材を一切消費することなく私達のコンディションを完全回復出来る……つまり……!)



ショタ提督「………」

出撃組の皆には、部屋で休んでもらった。

疲労状態で出撃なんて自殺行為は絶対にさせられない。

あの鎮守府に行った皆は……それで……ッ!

大和「……提督!」ガチャ

ショタ提督「……っ!大和姉さん……」

大和「今の、見てましたよ!提督、提案があるんです!」

ショタ提督「………」

さっきのベホマズンについて、何も聞いてこないなんて……

もしかして、こんな時にまで……僕のことを気遣ってくれてるの……?

大和「その魔法を使って、出撃を繰り返せば……演習よりも効率良く相手との戦い方が身に付くと思うんです!」

ショタ提督「……!?」

大和「ですから、演習の他に魔法レベリングもメニューに加えれば……」

ショタ提督「……確かに、バケツを使うレベリングよりも効率的で、演習よりも実践さながらの戦術が身に付く」

大和「じゃあ……!」

ショタ提督「……でも、それが慢心に繋がれば……結果として、普通に出撃するよりも被弾率が上昇してしまう」

大和「……!」

ショタ提督「入渠はもちろん、バケツは……時間や資材、バケツそのものを消費するというリスクがある故に、皆は出来る限り被弾を避けようとする」

ショタ提督「それがベホマズンを使うことで、リスクを考慮する必要が無くなれば……無意識の内に慢心が生じて……!」

大和「……それは大丈夫です。あくまでも回復を自由に行えるようになるだけで、私達はいつも通り慢心せず気を引き締めて……」

ショタ提督「………」

油断は、時として思わぬ事態を招く。

皆を守るためには……一瞬の気の緩みも許されない。

それだけじゃなく……いくら練度を上げる為でも、皆に必要以上の負担をかけてしまう。

ショタ提督「………」




反転コンマ判定:提督の反応は?

01~49:提案はありがたいが、時間が迫る場合の緊急手段とする
好感度上昇:並 ×1.0
50~98:最低でも、出撃艦隊(艦娘)を順番に入れ替えることを条件として承認
好感度上昇:高 ×1.5
ゾロ目:大和「でしたら、戦闘中の私達と通信しながらその魔法を使えば良いのでは?」
好感度上昇:特大 ×2.0

直下

94→49:心配性な提督


ショタ提督「………」

大和「………」

ショタ提督「……大和姉さん、ありがとう。案を出してくれて……でも……」

大和「……!」

ショタ提督「ごめんなさい。その方法を……日常的に取り入れるのは、認められない」

ショタ提督「ベホマズンを回復手段として使うのは賛成だけど……連続で出撃するレベリングは、やっぱりリスクが……」

大和「……いえ、こちらこそごめんなさい。無理を言ってしまって……」

大和(提督は、それだけ私達のことを……大切に想ってくれて……)

ショタ提督「………」

ただ、“前世”と著しく違う変化があれば……

皆の死への時間が、とてつもなく早まるようなことがあれば……

ショタ提督「……っ」

1つの手段として、提示しなければならない可能性もある。

もちろん、皆への負担は最小限に抑えるよう努力はするけれど……

ショタ提督「………」

大和「……提督?」

ショタ提督「……頭の固い、融通の利かない男で……本当に、ごめんなさい」

大和「……そんなことありません。むしろ、私達を考えてくれていることが……しっかりと伝わりました」ニコッ

ショタ提督「……大和姉さん」

ショタ提督(……本当に、僕は……皆に支えられてばかりで……)




ショタ提督の好感度 コンマ一の位×1.0 上昇

直下

1×1.0=1
12+1=13/50


ショタ提督「………」

ベホマズン……調べてみると、ゲーム内では自分達全員のHPを最大値まで回復させる技。

僕が使うベホマズンも、ほぼ同じ効果で……皆の傷を完全回復する。

ただ、燃料と弾薬までは回復出来ない。回復出来るのはあくまでも体の傷……耐久だけ。

ショタ提督「………」

それでも、入渠時間が0になり……資材消費も0になるのは大きい。

ただ、いくら回復手段が整ったからといって……

ショタ提督「……出撃すれば、皆も精神的に疲れる。そんな中、連続で出撃させるのは……」

皆の心の疲れを取れるかまでは、まだ分からない。

でも、たとえ皆の精神でさえ元気にして……何度も出撃させるのは……僕には出来ない。

ショタ提督「……っ」

境遇が劇的に良くなっただけで、やってることは……あいつと大差ない。

あいつは、皆を……散々、痛めつけて……!

あいつと同じ穴の貉になるのだけは……

ショタ提督「………」

……やめよう。負の感情に振り回されれば、自分を見失う。

どんなことよりも、皆の命と安全が最優先だ。

それに伴うリスクは……可能な限り、最小限に……!

ショタ提督「………」

ショタ提督(……大和姉さん。貴女や皆の命は……僕が必ず、守って見せるから……!)



※今周は進行が1ヶ月単位では無い為、リザルト表示は無しです。申し遅れましてすみませんでした。

――4ターン目


川内「……皆、大丈夫……?」中破 フラフラ

朝潮「う、ぅ……」大破 フラフラ

島風「……キツい、かも…」大破 フラフラ

如月「………」大破 フラフラ

白露「……立ってるだけで、精一杯……」フラフラ 大破

浜風「……っ」フラフラ 大破

川内「………」

川内(不味い……皆、目が虚ろで……今にも倒れそう……私も、気を抜くと意識が……)フラフラ

パシャッ…

川内(……え?)チラッ

ホ級「ん?こんなところにまで艦娘が……」

ニ級「しかもかなり弱ってるみたいだし」

遠征組「……ッ!?」

川内(し、深海棲艦……!?どうして!?ルートから外れなければ、戦闘海域には出ないはず……!)

ト級「どうする?こいつらぶっ倒して、報告する?」

チ級「……そうね。敵は少しでも減らしておいた方が良いし」

遠征組「……!」

ホ級「というわけで……」ガシャッ

朝潮「あ……」

如月(そ、そんな……今の私達、じゃ……)

川内(燃料も弾薬も底を尽きかけて……)

チ級「……死んじゃえ!」ガシャッ

遠征組「………」
















ズドドドドドドドドドド!

ドガアアアアァァァァァァァンッ!!

コネ提督「……チッ」

コネ提督(あいつから艦娘を引き込めない以上、艦娘を増やす手段は建造だけ……でも、資材も減って……そんなもんする余裕ねぇんだよ)

コネ提督(ただでさえこいつらがやられてばっかで戦果も稼げなくなってきたってのに……遠征組の奴らもロクに資材を増やさないときた)

コネ提督(おまけにこいつらを全員沈めると、強制解雇……めんどくせぇな、本当に……)

川内「……提、督……」大破<HP:1/26> ボロボロ

コネ提督「あ?何だよこんな時に……ってお前遠征組か。資材はどうなった?」

川内「………」

コネ提督「……おい。何か答えろよ」

川内「……深海棲艦、が……」

コネ提督「……は?」

川内「深海棲艦が……急に、襲って来て……それで……」

コネ提督「し、深海棲艦!?嘘付け!あそこは戦闘海域から離れてるだろ!」

川内「で、でも……それ、で……ほとんどが……」ジワッ

コネ提督「……ま、まさか」




川内「……沈んじゃって……私だけ、辛うじて……帰って、来られて……」ポロポロ




コネ提督「……糞がッ!何やってんだよお前は!」

川内「……っ」ポロポロ

コネ提督(遠征組がほぼ壊滅ってことかよ!?どうすんだよ!?ただでさえ駆逐も少なくなってきてるってのに……!)

川内「………」ポロポロ

川内(皆……ごめんね……本当にごめんね……ッ!)ポロポロ

コネ提督「……畜生!お前のせいだ!」バキッ

川内「あうっ……」バタッ

コネ提督「こんな時に何ヘマしてんだよ!くっそぉ……!どいつもこいつも……!」

川内「………」ポロポロ

――


ショタ提督「………」

あの日が近づいて来た。“前に”遠征組の皆が……

深海棲艦達の襲撃で、全滅した日が……

ショタ提督「……それじゃあ、今日はこのルートで頼むね?」

遠征組「はいっ!」

朝雲「………」※遠征メンバー

朝雲(司令ってば、本当に用心深いわね……戦闘海域から離れてるにも関わらず、いつ敵が襲って来ても大丈夫な装備を持たせるんだから……)

ショタ提督「………」

出来ることなら、その日は遠征を中止にしたい。

でも、僕の行動が原因で……襲撃される日がズレていれば、その日だけ遠征を中止にしても意味が無い。

となると、皆に改修済みの装備を持たせて……攻撃態勢を万全にするしかない。

ショタ提督「………」

朝雲「………」

朝雲(でも、司令の顔を見れば……それがただ事ではないことは理解出来る。司令が私達の安全を考えて指示してくれるなら……それに従うのみね)

ショタ提督「……常に周囲の警戒を怠らずに。怪しいと思えばすぐ退却か……逃げられないなら、資材消費を気にせず全力で迎え撃ってね」

遠征組「はいっ!」

ショタ提督「……それじゃあ、行ってらっしゃい」

遠征組「行って来ます!」

スタスタ…

ショタ提督「………」

……転生して、記憶を持っていても……結局、皆は危険に晒されてしまう。

それに、第三者の魔の手からも……元帥の力に頼ってしまった。

いくら僕が未来の知識を持っていたとしても……僕“1人”に出来ることは、限られてしまう。

ショタ提督「……っ」ギリッ…

自分の力でどうにもならないこともある。そう考えると、自分の無力さが嫌になって来る……!

ショタ提督「……!」

それでも、僕はやるしかない。

皆を守る為には、どんなに情けない方法でも……出来ることは何でもする。

それが、僕の役目だから……!




↓1Z3のコンマ 好感度:0/50
↓2朝雲のコンマ 好感度:3/50
↓3大和のコンマ 好感度:13/50
↓4夕立のコンマ 好感度:0/50

反転コンマが最大の艦娘が行動します

今回はここまでです。遅くまでお付き合いいただきありがとうございました!
書きたいことを日常パートに詰め込むとなると、どうしても長くなってしまいます……
短くし過ぎると好感度50までに終わりそうで、長すぎてもENDまでに間に合わなそうなので……この部分の調整が難しいです。
読みづらいと感じた方、そして1度の投下の間が遅くなってしまいすみません。

それではまた次回の更新でお会いしましょう。

22:00~23:00頃開始予定です。

始めます。

朝雲「ただいま」ガチャ

満潮「……お帰り。どうだった?」

朝雲「今日もいつも通り、敵艦は1隻も見かけなかったわ」

満潮「だろうと思った。本当に、何であそこまで慎重になるのかしら……」

朝雲「………」

満潮「せめて正規ルートなら、もう少し早い時間に終えられるのに」

朝雲「……安全に越したことはないわよ」

満潮「それは同意見だけど、司令官の場合は度が過ぎるのよね」

朝雲「………」

朝雲(……司令が着任して、もう随分経つけど……相変わらず、いつも険しい表情で……)

朝雲(まるで何かを恐れているような……断言は出来ないけど、そんな感じがする)





ショタ提督は……

↓1~↓3で反転コンマが最大の安価採用

朝雲「………」

朝雲(あの仕事熱心な司令が執務室にいないなんて、珍しいことも……)

間宮「あ、朝雲ちゃん!」

朝雲「え?あ、間宮さん。どうしたんですか?」

間宮「それが――」

朝雲「……え?」

・・・÷

ショタ提督「………」

朝雲「し、司令!」タタタ…!

ショタ提督「……朝雲姉さん」

朝雲「間宮さんから聞いたわ!瀕死の艦娘が鎮守府の波止場に漂着して…………ッ!?」

朝潮(コネ鎮守府)「はぁっ……はぁっ……」大破<HP:1/16> グッタリ

島風(コネ鎮守府)「………」大破<HP:1/19> グッタリ

如月(コネ鎮守府)「ごほっ……」大破<HP:1/13> グッタリ

白露(コネ鎮守府)「うぐっ……」大破<HP:1/16> グッタリ

浜風(コネ鎮守府)「………」大破<HP:1/16> グッタリ

朝雲「………」

朝雲(な、何て酷い……皆、艤装も体もボロボロで……いつ死んでもおかしくない程の重傷じゃない……!)

ショタ提督「………」

……予想外だ。

まさか、あいつの鎮守府の皆が……ここに流れ着くなんて。

こんなこと、“前には”起きなかったはずなのに……!

ショタ提督「………」

朝雲「……し、司令!早く皆を助けてあげないと!」

ショタ提督「……え?あ、そうだった!こんな時こそ……ベホマズン!」カッ

パシュウウウウウウウンッ!

朝潮「……え?」キラキラ

島風「……嘘」キラキラ

如月「か、体がみるみる軽くなって……」キラキラ

白露「……私達、助かったの……?」キラキラ

浜風「……こんなことって」キラキラ

ショタ提督「……間に合って良かった」

朝雲「………」

朝雲(私達もお世話になってるとはいえ、改めて見ると……本当におかしいわよね、ベホマズンが使えるなんて)




朝雲の行動

↓1~↓3で反転コンマが最大の安価採用

朝雲「……場所を移しましょう」

ショタ提督「……え?」

朝雲「ここだと、皆から事情を聴くには適さないでしょ?」

コネ鎮守府艦娘「………」

ショタ提督「……そうだね。皆、今から執務室に来てもらうけど……歩けそう?」

コネ鎮守府艦娘「………」コクリ

ショタ提督「ありがとう。それじゃ、案内するね?」

・・・÷

執務室

朝雲「……それで、何があったの?」

朝潮「………」

島風「………」

ショタ提督「………」

如月「………」

白露「………」

浜風「………」

ショタ提督「………」

やっぱり、外部の人間には話さないように口止めされてるか。

確かに、あいつは邪魔な人間は親のコネで潰そうとする。かつては僕も、その刃に脅されて……

ショタ提督「……皆、もしかして……」

でも、今は違う。

ショタ提督「コネ鎮守府所属……だったりしないかな?」

コネ鎮守府艦娘「ッ!」ビクッ

ショタ提督「やっぱり……きっと、あいつに脅されてると思うけど……大丈夫だよ」

朝潮「……でも」

ショタ提督「僕は、あいつの脅しを真正面から断ち切れる」

島風「……えっ!?」

如月「本当、なの……?」

朝雲「えぇ。だって司令、元帥と顔見知りなのよ?」

白露「う、嘘……!?」

ショタ提督「だから、あいつの脅しは気にしなくても良いんだ。皆、無理にとは言わないけど……話してくれないかな?」

浜風「……ぅ、あ」

ショタ提督「あいつの鎮守府で、どんな目に遭わされたのか……」

コネ鎮守府艦娘「……ぐすっ……えうっ……」ポロポロ

朝雲「………」

朝雲(……この反応からすると、相当酷い扱いを受けたみたいね)




反転コンマ判定:提督と朝雲の反応は?

01~49:2人とも冷静
好感度上昇:並 ×1.0
50~98:朝雲、泣いてしまう
好感度上昇:高 ×1.5
ゾロ目:上+提督も思わず涙ぐんでしまう
好感度上昇:特大 ×2.0

直下

98→89:同じ艦娘として耐えられない


朝潮「……司令官、は……」ポロポロ

島風「私達を……都合の良い、道具としか……見てなくて……」ポロポロ

ショタ提督「………」

朝雲「………」

如月「しかも……逆らえば、殴られたり……蹴られたり、して……」ポロポロ

ショタ提督「………」

朝雲「……っ」ジワッ

白露「このことを……誰かに、話せば……解体するぞって……」ポロポロ

浜風「それ、で……私達……何も出来なくて……」ポロポロ

ショタ提督「………」

朝雲「……ぐすっ」ポロポロ

ショタ提督「……朝雲姉さん」

朝雲「そ、そんな……何それ!そんな奴が……提督、だなんて……」ポロポロ

朝雲「酷い……こんなの、酷過ぎるわよ……!ただの、捨て駒と同じじゃない……!」ポロポロ

ショタ提督「………」

予想はしていた。いや、もはや予想の真ん中を突き抜けて行った。

だとしても……それは到底、笑えたものじゃない。

重く閉ざされた口を、ゆっくりと開いて話してくれた……その内容。

同じ提督とは思えない……非道な仕打ち。

ショタ提督「……っ」ギリッ

やはり、僕は1人では何も出来ない奴だ。

こうして転生しても、自分の鎮守府の艦娘を守るのが精一杯で……

ショタ提督「………」

幾多の鎮守府で藁をも掴む思いで、劣悪な環境で活動させられている皆を……助けることさえ、手が回らない事実。

そんな厳しくも、どうにもならない現実を突き付けられる。

朝雲「えぐっ……」ポロポロ

コネ鎮守府艦娘「……っ」ポロポロ

ショタ提督「………」




ショタ提督の好感度 コンマ一の位×1.5 上昇

直下

3×1.5=4.5
3+4.5=7.5/50


ショタ提督「………」

だとしても、すがる思いで掴まれた手を……

ショタ提督「……分かった。じゃあ……」

振り払うことが出来る程、僕は――

ショタ提督「……僕の鎮守府に、住まないかな?」

コネ鎮守府艦娘「……え?」

朝雲「……!」

――冷酷には、なれない。

ショタ提督「きっと、あいつの鎮守府には……もう、轟沈扱いになってるはず」

コネ鎮守府艦娘「……っ」

ショタ提督「だから、僕が皆を引き取ったとしても……あいつからは、何も言われる筋合いは無いはずだよ」

ショタ提督(万が一、怒って乗り込んで来ても……堂々と追い払えるしね)

朝雲「……そ、そうよ!そんな最低な奴のところに戻ることないわ!私達と一緒に……!」

朝潮「……良い、の?」

島風「もう……殴られずに、済むの……?」

ショタ提督「………」コクリ

如月「……無茶な出撃は、しなくて良いの……?」

白露「私達……助かる、の……?」ジワッ

朝雲「えぇ!今日からもう、皆は私達の仲間よ!」

浜風「……あ、ぁ……!」ジワッ




コネ鎮守府艦娘「うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああんッ!!」ポロポロ




朝雲「……溜まっていたものが、全部漏れ出したのね」

ショタ提督「………」

僕がやったことは、一部の艦娘を助けるだけの……自己満足に過ぎない。

きっと、皆がここに漂着しなければ……助けようという発想には、ならなかっただろう。

ショタ提督「………」

だとしても……目の前で助けを求められて、それを断れるだけの強さは……僕には無い。

やはり僕は、どこまでも甘ったれた人間なんだとつくづく思う。


















それとも……これも、転生した故に生じた差異なのだろうか。

――5ターン目


繁華街

コネ提督「………」

コネ提督(遠征組の数が減ったとなると……ますます資材が枯渇する)

コネ提督(糞ッ!どうする……奴らを出撃させれば、それだけ資材の減りも激しく……)


「へぇ~……この町は便利だな~」


コネ提督「……ん?」チラッ


「俺達の鎮守府、立地が良かったんだな」

「みたいクマ。この鎮守府に住んでて、買い物には困ったことないクマ!」

「お料理をしている身としては、欲しい食材がいつでも買えるのはありがたいですね」

「食材どころか、基本何でも揃ってるにゃ!」

「えぇ。どこにでもある物からマニアックな物まで、この地域で何故か揃うのよね」

「はは、そうだな。そういやWiiはまだ発売されないのか?」

「あれは確か12月発売予定だったはずクマ」

「望月ちゃんや初雪ちゃん達が早くやりたがってたっけ……」

「ふふっ……あの子達、ゲームが大好きでしたっけ」クスッ

(……はぁ、また長門姉が張り切るわね)


コネ提督「………」

コネ提督(あいつ……新人か?チッ……たかが捨て駒と仲良くするなんて……バカじゃねぇのか?)

コネ提督(って、んなことより資材だよ資材!あいつからぶんどろうにも、元帥と繋がってんじゃ下手に手を出せねぇ……)

コネ提督「……チッ!糞ったれが……」

コネ提督(しばらく出撃すら出来ない日が続くのか……親に頼んで、何とか解雇だけはしねぇようにしてもらわねぇと……)

スタスタ…

――

朝雲「今日も無事に終わりそうね」

長月「あぁ。すっかり手慣れたものだな」

長良「でも、油断は禁物だよ?司令官も口を酸っぱくして言ってることだけどね」

吹雪「はい!常に警戒態勢は怠ってません!」

黒潮「……ん?」

若葉「……どうした?」

黒潮「いや、何か怪しい反応が……」ピーッピーッ

長良「……あっ!あそこ!」スッ

遠征組「……!」

ヘ級「あれ?こっそり近づいたのにバレるなんて」

チ級「……中々鋭いね」

朝雲「……まさか、司令が言ってたことが現実になる日が来るなんてね」

長月「……だな」

ニ級「随分冷静だな。もっと混乱すると思ってたけど」

ホ級「でもおあいにく様。俺達に見つかったのが運の尽き!」ガシャッ

遠征組「………」

チ級「大人しく海の藻屑に……」ガシャッ













長良「なるのは君達だよ!」ガシャッ

黒潮「戦闘準備なら万全や!」ガシャッ

若葉「提督からしっかりと教わったからな……!」ガシャッ

深海棲艦「……えっ!?」

ヘ級(お、おい!?こいつら遠征組だろ!?)混乱 アセアセ

チ級(おかしい!前にいた遠征組は、もっとヨロヨロで死にかけだったはず……!?)混乱 アセアセ

ニ級(こんな殺る気満々な奴らじゃなかったって!?)混乱 アセアセ

吹雪「全力で迎え撃ちます!」ガシャッ

長月「司令官から、これでもかと言う程教わった戦術……存分に味わってもらおうか!」ガシャッ

朝雲「……そういうことだから、覚悟しなさいっ!」ガシャッ

深海棲艦「ちょ、待っ……」

遠征組「問答無用!撃てー!」

ズ゙ドドドドドドドッ!

ドガアアアアアアアアアァァァァァァァァンッ!!

深海棲艦「うぎゃあああああああああああああああああああッ!?」

――

ショタ提督「………」

本来なら、今日が……遠征組が、深海棲艦に襲撃されてしまう日。

あの時は、資材も無くて……皆のコンディションも、お世辞にも良いとは言えなかった。

それで……皆は……

ショタ提督「……っ」ジワッ

いけない……今はまだ、泣く時じゃないんだ……!

ショタ提督「………」グシグシ

僕に出来ることは、皆を信じて待つだけ……

それに、必ずしも……今日、出撃されるとは限らない。

だからこうして、毎日……皆が帰って来てくれるまで、安心するわけには……

長良「司令か~ん!ただいまー!」

ショタ提督「……!長良姉さん、皆。お疲れ様」

吹雪「役に立ちましたよ!」

ショタ提督「……え?」

長月「ほら、いつも言ってただろう?遠征中も、常に警戒を怠るなと」

ショタ提督「うん。それはそうだけど…………ま、まさか!」

若葉「……提督の言った通り、不意打ちで深海棲艦が襲って来てな」

ショタ提督「……ッ!」

あぁ、これは変わらなかったのか……皆は、やっぱり……今日、襲われて……

黒潮「でも、日々の演習の成果と万全の装備でやり返したった!」

ショタ提督「………」

でも、唯一違うところ。それは……

朝雲「……ありがとう、司令。いつも私達に安全を呼びかけてくれて……司令のお陰で、私達は……!」

ショタ提督「………」

皆が、無事に……元気に戻って来てくれたこと……!


――私達、ここまで……みたい……司、令…………ごめん、なさ……い…………


ショタ提督「……っ」ジワッ

だから泣いちゃダメ……!皆が、こうして帰って来てくれたのに……!

朝雲「……司令?」

ショタ提督「……!」フルフル

ショタ提督「……良かった。でも、こうやって襲って来るのは1度じゃないかもしれない。これからも、常に警戒態勢は維持してね?」

遠征組「はいっ!」

ショタ提督「………」

そう、まだ油断は出来ない。

“前は”あれ以来、まともに遠征や出撃が出来なかったが故に……遠征中に襲われたのは、1度だけ。

でも、今は違う。こうして毎回遠征が出来るようになったからには、“前”以上に警戒しなければならない。

少しの慢心が、皆の命を奪ってしまう結果となってしまう。それだけは避けないと……!


↓1Z3のコンマ 好感度:0/50
↓2朝雲のコンマ 好感度:7.5/50
↓3大和のコンマ 好感度:13/50
↓4夕立のコンマ 好感度:0/50

反転コンマが最大の艦娘が行動します

今回はここまでです。遅くまでお付き合いいただきありがとうございました!
先程の新人提督は、この時点では提督と面識がありません。あらかじめ言っておきますと、次回日常パートで……
日常パートのリクエストが前周共に取れなくて申し訳ありません。
こちらが考えていた設定との整合性を考えると、辻褄合わせが困難になってしまうので……次周にて、また取りたいと思います。

それではまた次回の更新でお会いしましょう。

22:00~23:00頃開始予定です。

始めます。

朝潮(コネ鎮守府・以下コネ)「………」

朝雲「……どうしたの?」

朝潮(コネ)「……私達だけが、こんなに良い想いをして良いのかと思って……」

朝雲「……!」

朝潮「……向こうの鎮守府の、まだ生きている皆のこと?」

朝潮(コネ)「………」コクリ

朝雲「………」

朝潮「………」

朝雲(……確かに、今でもその最低な奴の元で……酷使されている私達はいるはず)

朝潮(だからといって、鎮守府の艦娘を全員他所へ移すなんてことは……まず出来ない)

朝雲朝潮(事実上の懲戒処分……それが下されるのは、その提督が自らのミスで艦娘を全員失ったか……あまりに戦果が乏しい場合だけ)

朝潮(コネ)「……っ」

朝雲「………」

朝潮「………」

朝雲(……今回は、本当に特例に過ぎない。それは私達じゃなく、きっと……司令や向こうの所属していた姉さんの方が、痛感してるはず……)





ショタ提督は……

↓1~↓3で反転コンマが最大の安価採用

ショタ提督「………」

朝雲「………」

朝雲(腕組みしながら何か考えてる……いつもそんな感じだけど)

ショタ提督「………」

漂着した直後の朝潮姉さん達の衰弱具合、皆の証言……

これらを照らし合わせ……なくても、どんな環境かが容易に想像つく。

“1度”、姉さん達を……あいつに……ッ!

ショタ提督「……っ」ギリッ

朝雲「……!」

朝雲(今、司令……怒った……?)

ショタ提督「………」

“今は”幸い、皆があいつの鎮守府に引き取られることは回避出来た。

姉さん達が行かなかった分、あいつの鎮守府の皆の数は……“前”よりも少ない。

つまり、犠牲を出せば……それだけ解雇がすり寄るということ。

ショタ提督「……」

向こうの皆の犠牲者は……これでも少なくなっているはずだ。

ただ、犠牲が少ないということは……1人にかかる負担も増えているということ。つまり……

ショタ提督「………」

ただでさえ“前世”と差異が出てしまうと、“記憶”が頼りにならなくなる。

皆を守りつつ、差異は最小限に抑えないとならない。

ショタ提督「……僕は、最低だ」

朝雲「……!?」

ショタ提督「姉さん達を守る為に……本来なら救えるかもしれない命を、見捨てる選択を取らないといけない……」

朝雲「………」

ショタ提督「……でも、嫌われても良い。クズだと罵られても良い。姉さん達を守ることが出来るなら、僕は……」

悪役にでも、何でもなる。それが僕の……命よりも大事な、決意だから……!

朝雲「………」

朝雲(……よく、分からないけど……向こうの鎮守府の皆のことを、思い詰めてるのかな……)

朝雲(でも、司令……子供とは思えない程、何かを見据えたような……覚悟を決めた顔をしてるような……)





朝雲の行動

↓1~↓3で反転コンマが最大の安価採用

朝雲「………」

朝雲(司令の真意は読めないけど……少し、ほぐしてあげないとね)



ショタ提督「………」

出来ることなら、あいつの鎮守府の皆を助けたい。

でも、そうすることによって……あいつが何をしでかすか、分からなくなってしまう。

ショタ提督「………」

……でも、今更泣き言は言っていられない。

皆を守る為に……僕は……

朝雲「……司令」

ショタ提督「……っ!朝雲、姉さん……」

朝雲「………」

ショタ提督「………」

ショタ提督(もしかして、声に出て……)

朝雲「……何があったかは知らないけど、1人で抱え込むのはダメ」

ショタ提督「……!」

朝雲「……考え込んでも、どうにもならないことはあるわ。これは事実」

ショタ提督「………」

朝雲「でもね?そんな時は……誰かを頼るの。身近にいる、話しやすい人……」

朝雲「……私達、とかね?」

ショタ提督「……!」

朝雲「……司令。貴方は1人じゃないわ。私達がいる。だから……1人で背負おうとしないで?」

ショタ提督「………」

朝雲「………」

朝雲(私から言えるのは、これだけ……後は司令がどう受け取ってくれるか、ね……)

ショタ提督「………」




反転コンマ判定:提督の反応は?

01~49:安心する……素振りを見せる
好感度上昇:並 ×1.0
50~98:一瞬、泣きそうになりながらも……後は上と同じ
好感度上昇:高 ×1.5
ゾロ目:瞳の下から、涙が……
好感度上昇:特大 ×2.0

直下

18→81:優しさ。時にそれは……


ショタ提督「………」

どうして、姉さん達は……いつも……

僕に、そこまで優しく……それだけじゃない。“前は”……!

ショタ提督「……っ」

朝雲「……司令?」

ショタ提督「……!」フルフル

いけない……朝雲姉さん達に、怪しまれるのはダメなんだ……!

こんな悲しい未来を知っているのは、僕だけで良い。皆には、それを知らないまま……

ショタ提督「………」

安心して、笑い合って……過ごしてほしい、から……!

ショタ提督「……ありがとう、朝雲姉さん。少し、心が軽くなったよ」

朝雲「……本当に?」

ショタ提督「うん。僕ならもう、大丈夫だから」

朝雲「………」

ショタ提督「………」

きっと、バレていると思う。表面上は取り繕っても……

雰囲気で、分かってしまう。でも……

朝雲「………」

朝雲(嘘ね。司令、元気に見せてるけど……本当は……)

ショタ提督「………」

僕の目的だけは、絶対に知られてはならない。

皆に、あんな結末は……知ってもらいたく、ないんだ……!




ショタ提督の好感度 コンマ一の位×1.5 上昇

直下

2×1.5=3
7.5+3=10.5/50


広場

島風(コネ)「……川内さん。私達が沈んじゃったと思ってるのかな」

如月(コネ)「……そう、よね。連絡してないから……」

朝潮(コネ)「というより……連絡、出来ないから……」

白露(コネ)(……時雨も、村雨も、夕立も……皆、今頃……)ジワッ

浜風(コネ)「……でも、贅沢は言えません。私達が助かったことを後悔することは、36周目提督さんの恩を仇で返すことになります」

島風(コネ)「………」コクリ

白露(コネ)「……うん」グシグシ

朝潮(コネ)「……せめて、沈んでしまった皆の分を……私達が生きないと」

如月(コネ)「えぇ。36周目提督さんに感謝しながら……」

コネ鎮守府艦娘(そして、自分達だけが助かってしまった……その事実を背負って……)




ショタ提督「………」

皆、ごめんなさい……僕には、これだけのことしか、してあげられなくて……

でも……これが精一杯。それに、皆が漂着していなければ……

きっと、“前と”同じように……皆のことを考える余裕もないまま……

ショタ提督「……っ」グシグシ

泣いちゃダメだ……それに……

この先……あいつの鎮守府で、散ってしまった想いを……

ショタ提督「………」

割り切るんだ……横になびいちゃダメだ……

皆を守るためには……甘い考えは、捨てなきゃいけないんだ……!

――6ターン目・数日前

伊58「……提督」

コネ提督「……あぁ?」

伊58「……資材、どうするの?」

コネ提督「チッ……今考えてんだよ。お前らが役立たずのせいでな」ギロッ

伊58「……っ」ビクッ

コネ提督「糞が……」

コネ提督(もう枯渇寸前だぞ……親のコネを使おうにも、戦果が足りないから大本営も動いてくれねぇ……!)

コネ提督(どうする……!あいつに元帥がいなければ、今すぐにでも奪い取ってやるのに……!)

コネ提督(何か……他に方法は……)


『へぇ~……この町は便利だな~』


コネ提督「……あの新人から奪い取るしかねぇ、か」

伊58「……新人?」

コネ提督「お前には関係ねぇんだよ。資材も増やせねぇガラクタの分際で……」

伊58「……っ」ジワッ

コネ提督「………」

コネ提督(……顔を合わせるのもかったるい。書類だけ書いて送りつけるか)

コネ提督(もちろん、断った時は……分かってるよな?)ニヤッ

伊58「………」

伊58(……絶対、良い死に方しないでち……今に……今に天罰が……!)





「提督~!お手紙が届いてるクマ!」ピラピラ

「ん、ありがとな。え~っと……資材の供給依頼書?珍しいな……」

「……他の鎮守府の提督が、資材枯渇の危機に……?」

「一体どうやったらそんなことになるのにゃ?」

「う~ん……事情は分からないけど、困った時はお互い様だな。よし、早速手配するか!」

「ちょっと。本当に大丈夫なの?この書類、最低限のことは書かれてるけど……」

「それは俺も思ったけど、わざわざ依頼書を送ってくるくらいだからなぁ……無視は出来ないさ」

(……本当にお人よしクマ/にゃ/ね)

(でも、そこが提督の良いところですけどね)ニコッ

――時は戻り、現在

繁華街

ショタ提督「………」スタスタ

今のところ、皆の運命は……順調に変わっている。

僅かな差異は存在するけれど……誤差の範囲に収まっている。

このまま、後は思わぬ事態に細心の注意を払いながら……



「……ん?あの服装は……お~い!」タタタ…!



ショタ提督「……え?」クルッ

「もしかして、依頼書を送ったコネ提督さんか?」

ショタ提督「……コネ、提督?」ピクッ

身の毛がよだつその名前。

耳にしたくも無い、全ての元凶となった……あいつの本名。

「いや~、どうして資材不足になったかは知らないけどさ……大丈夫だったか?」

ショタ提督「………」

見た感じ、清潔感漂う若い男性。服装と言動から見るに、僕と同業者のようだけど……

「一応、依頼書通りの資材は送っておいた!あ、もしかして足りなかったか!?」

ショタ提督「……あの」

「にしても、情報としては知ってたけど……子供で提督として着任する人が身近にいたとはな~!」

ショタ提督「……僕、コネ提督ではありません」

「……え?でも、その白い服と白い帽子は提督の服装じゃ……」

ショタ提督「もちろん、僕は提督ですが……僕は36周目提督です。コネ提督ではありません」

「……?」

ショタ提督「………」

これは……きっと、あいつに騙された……というよりは、何も知らずに協力してしまったのだろう。

となると、一刻も早く……誤解を解いておかないと。

何かあってからじゃ……遅いから……!

――

いつもの喫茶店

「……そういうことだったのか!」

ショタ提督「はい……あいつは、艦娘を道具としか見ていない……所謂ブラック提督に属する人です」

「そうと知っていれば、資材は渡さなかったんだけどなぁ……」

ショタ提督「……いえ、あいつの両親は大本営に顔が効く立場なんです。下手に反抗すれば、そのまま……」

「うわっ、マジか……となると、俺はどのみち資材を渡す羽目になってたのか……」

ショタ提督「………」

“前は”出会わなかった人。

あいつの行動が変わったが故に……知り合えた人。

同業者とも言える彼なら……いざという時、協力してもらえるかもしれない。

打算的な付き合い方になってしまうけれど……皆を守る為には、後ろめたさを感じている場合じゃない。

ショタ提督「……もしそのようなことがあれば、僕に連絡を下さい」

「……え?」

ショタ提督「幸い、僕は元帥にいつでも連絡出来ます。それで、あいつの脅しを真正面から切り裂くくらいなら……」

「げ、元帥と知り合いなのか!?お、おいおい……さっきのコネの話より衝撃的なんだけど……」

ショタ提督「………」

「……ごめん。1回だけ頼ることになりそう。きっと、そいつは……俺にまた、資材を要求してくるだろうから……」

ショタ提督「……分かりました。その時は、僕の名前を出して下さい。すぐに引くと思いますから」

「……ありがとな」

ショタ提督「……いえ」

……これも“前世”との差異。

ただ……これは、良い方向に動くかもしれない……嬉しい誤算。

あいつから、資材を取られなかったからこそ……巡り合えた、偶然。

「あ、そういえば俺……まだ名乗ってなかったな」











5周目提督(青年)「俺は5周目提督。これから同業者としてよろしくな!」スッ

ショタ提督「……はい。よろしくお願いします」ギュッ









「……で、見事にやられたと」

チ級「は、はい……」

ニ級「ま、まさか……遠征組が、あれ程の装備と強さで襲って来るとは思わなくて……」

「なるほど~!最初に聞いた時はヘボい奴らだと思ってたけど、中々骨のある奴らもいるもんだね~♪」

ヘ級「……悔しい。あんな軽巡と駆逐共に……油断して、やられるなんて……!」

「……なら、一泡吹かせないとね」

ホ級「……え?」

「良いね~!どこの鎮守府の奴らか知らないけど、私達の仲間を傷つけたんだから……」

「「それ相応の報いは……受けてもらわないとねぇ……?」」ギロッ

チニヘホ級「……っ」ゾクッ

「あ!どうせなら、あいつらがあっと驚く方法で試してみようよ!」

チ級「というと……?」

「う~ん、例えば……」










レ級「着任前の提督を襲って、大怪我させちゃうとか♪」ニヤニヤ

ヲ級「……赤ん坊を拉致して、スパイとして育てたり、かな」ニヤリ










↓1Z3のコンマ 好感度:0/50
↓2朝雲のコンマ 好感度:10.5/50
↓3大和のコンマ 好感度:13/50
↓4夕立のコンマ 好感度:0/50

反転コンマが最大の艦娘が行動します

今回はここまでです。遅くまでお付き合いいただきありがとうございました!
既にお気づきの方もいたかと思いますが、時系列が違う中、唯一登場出来る歴代提督は5周目提督でした。
他にもヲ級やレ級が登場していますが、例のヲ級&レ級と同一人物です。

それではまた次回の更新でお会いしましょう。

22:00~23:00頃開始予定です。

始めます。

夕立「……提督さんが着任してから、もう随分経つけど……」

時雨「……顔色が以前と比べて、一向に変わってないよね」

夕立「うん……でも、提督さんは私達に凄く優しくて……」

時雨「過保護と思うくらい、色々と気にかけてくれる。実際、そのお陰で……」

夕立「……遠征組の皆は、深海棲艦に襲われても返り討ちに出来た」

時雨「………」

夕立「………」

夕立(そう、まるで……そのことを予期していたかのように……)

時雨「……夕立?」

夕立「……ううん、何でもないっぽい」

夕立(……流石に考え過ぎ、だよね?)





ショタ提督は……

↓1~↓3で反転コンマが最大の安価採用

ショタ提督「………」つ書類 マジマジ

夕立「………」

夕立(凄い見幕で仕事して……いや、それにしては雰囲気が重いような……)

ショタ提督「………」

……うかつなことは出来ない。

未来の……“前世”での知識が役に立たない程、大幅な差異が出てしまうと……

皆を守れなくなってしまう。また、皆を失ってしまうことになる。

ショタ提督「………」つPC カチャカチャ

だとしても……いざ、あいつの存在が脅威になってしまえば……

これまでの努力を、水の泡にされることがあれば……

ショタ提督「………」カチャカチャ

それだけは、何としても避けなければならない。

その為にも、あいつを懲戒処分に追い込めそうな証拠を……

ショタ提督「………」カチャカチャ

夕立「………」

夕立(……仕事、じゃないっぽい。パソコンを使ってる提督さん、目が怖いから……)

ショタ提督「………」ッターン!

ただ艦娘を酷使しているだけでは、中々懲戒処分にはならない。

世の中にブラック提督が存在するのは、その為でもある。

ただし、あまりに無駄な行い……それこそ、ただ艦娘皆を沈めるだけの奴や……

例え艦娘皆がまともに活動していても、著しく戦果を稼げない場合は……

ショタ提督「………」つ書類 マジマジ

解雇され、鎮守府から追放されることもある。

そこにつけ込むには、あいつの非道な行いや……奴の両親の素性も知らしめるだけの、有力な証拠が必要になる。

これを使うのは、あいつが……皆に対して、“前に”すらやらなかったようなことをした時に……!

夕立「………」

夕立(事情は分からないけど……よっぽど、深刻な状況に追い詰められて……)




夕立の行動

↓1~↓3で反転コンマが最大の安価採用

夕立「………」

夕立(……とにかく、提督さんには休んでもらわないと。その為には……!)ダッ



ショタ提督「………」

粗方調べ終わってはみたものの、やはり決定打になる証拠は見つからない。

特にあいつの両親は、恐らく大抵の面倒事を揉み消しているに違いない。

ショタ提督「………」

夕立「……提督さん!」ガチャ

ショタ提督「……!夕立姉さん……」

夕立「はい、これっ」つドーナツ スッ

ショタ提督「……ドーナツ?」

夕立「……演習や出撃時の指揮以外は、いつも机に向かってるけど……一息つくことも大切っぽい!」

ショタ提督「………」

夕立「私達の為に頑張ってくれるのは、凄く嬉しいけど……それで提督さんが体を壊しちゃったら……」

ショタ提督「………」

……“前”も今も、絶対に変わらない……変えてはいけない、ことがある。

それは……姉さん達の、かけがえのない優しさ……

何があろうとも、僕はそれを死守しなければならない。

ショタ提督「………」つドーナツ スッ

皆の、為に……!

ショタ提督「……ありがとう、夕立姉さん」

夕立「ううん、良いの!さぁ、思いっきりかぶりついちゃって!」

ショタ提督「……うん。いただきます……はむっ」




反転コンマ判定:ドーナツの種類は?

01~49:市販品
好感度上昇:並 ×1.0
50~98:間宮さんお手製
好感度上昇:高 ×1.5
ゾロ目:夕立お手製
好感度上昇:特大 ×2.0

直下

すみません間違いました!ドーナツではなくプリンでした!
急いで訂正し投下し直します!申し訳ありません!
このレスのコンマは無効でお願いします。

夕立「………」

夕立(……とにかく、提督さんには休んでもらわないと。その為には……!)ダッ



ショタ提督「………」

粗方調べ終わってはみたものの、やはり決定打になる証拠は見つからない。

特にあいつの両親は、恐らく大抵の面倒事を揉み消しているに違いない。

ショタ提督「………」

夕立「……提督さん!」ガチャ

ショタ提督「……!夕立姉さん……」

夕立「はい、これっ」つプリン スッ

ショタ提督「……プリン?」

夕立「……演習や出撃時の指揮以外は、いつも机に向かってるけど……一息つくことも大切っぽい!」

ショタ提督「………」

夕立「私達の為に頑張ってくれるのは、凄く嬉しいけど……それで提督さんが体を壊しちゃったら……」

ショタ提督「………」

……“前”も今も、絶対に変わらない……変えてはいけない、ことがある。

それは……姉さん達の、かけがえのない優しさ……

何があろうとも、僕はそれを死守しなければならない。

ショタ提督「………」つプリン スッ

皆の、為に……!

ショタ提督「……ありがとう、夕立姉さん」

夕立「ううん、気にしないで!お代わりはまだあるから、遠慮せず食べてね?」

ショタ提督「………」

……思えば、お菓子を食べるなんていつ振りだろうか。

“前の”僕は……それこそ、食事すらまともに取れない程に……




反転コンマ判定:プリンの種類は?

01~49:市販品
好感度上昇:並 ×1.0
50~98:間宮喫茶限定品
好感度上昇:高 ×1.5
ゾロ目:夕立の手作り
好感度上昇:特大 ×2.0

直下

58→85:お菓子といえば間宮さん


ショタ提督「……いただきます。はむっ……」

夕立「………」

夕立(間宮さんのお店で買って来たプリンだけど……提督さんの口に合うかな……?)

ショタ提督「………」

……お菓子の味なんて、すっかり忘れてしまっていたけれど。

口の中には、柔らかいプルッとした触感が広がる。

それに加え、シロップの仄かな甘さが流れ込む。

それらを感想を端的に表す言葉。それは……

ショタ提督「……美味しい」

夕立「本当!?」

ショタ提督「うん。凄く美味しいよ……こんなに美味しいプリン、初めて食べたかも……」

夕立「良かった~!そのプリン、間宮さんが作ってくれた自慢の品っぽい!」

ショタ提督「……そっか。間宮姉さんが……」

ショタ提督「………」

間宮姉さん。そして伊良湖姉さん……2人は鎮守府で、お菓子や食事を担当している。

それ故に、出撃さえしなければ……死ぬことはない。そう思うのが自然だろう。

だけど……現実は、甘く無かった。このプリンとは……正反対で……

ショタ提督「……っ」フルフル

いけない……目の前に夕立姉さんがいるのに、悲しんでいれば怪しまれる……!

夕立「……提督さん?」

ショタ提督「……ううん、何でもないよ」

夕立「………」

夕立(今、一瞬だけ……凄く辛そうな顔をしてたような……)




ショタ提督の好感度 コンマ一の位×1.5 上昇

直下

10×1.5=15/50


食堂・キッチン

間宮「……!」トントン

伊良湖「間宮さん!こちらの下ごしらえは終わりました!」

間宮「ありがとう!次はあっちの火加減をお願い!」

伊良湖「はい!」タタタ…

ショタ提督「………」

間宮「……提督?」

ショタ提督「……ごめんなさい。気を散らせちゃったかな」

伊良湖「いえいえ!そんなことは……ただ、提督が厨房に来るのは珍しいと思いまして」

ショタ提督「……ありがとう。ちょっと、ね」

間宮「ふふっ……今夜も腕によりをかけて夕食を作りますね?」ニコッ

伊良湖「頑張りますね!」

ショタ提督「………」

僕は、守れなかった……出撃や、遠征に出ていた皆だけでなく……

鎮守府にいた、2人を……

ショタ提督「………」

でも、同じ過ちは繰り返さない。

今回も“あの出来事”が起こるかは定かではない……

だとしても、万全の対策を取った上で……僕は……!

ショタ提督「………」

ショタ提督(夕立姉さん、間宮姉さん……美味しいプリンをありがとう。僕は絶対……皆を守ってみせる……ッ!)

――7ターン目

演習場

青葉「ふっ!はっ!」ズドンズドン!

青葉(父鎮守府)「その調子です!」

加賀(父鎮守府)「まだまだ行きます!」パシュパシュ!

加賀「……っ!」パシュパシュ!

伊168(父鎮守府)「良い?こうやって、相手の探知範囲外から……こうすれば!」つ魚雷 ビシュッ!

ズバアアアアアアアアアンッ!

伊168「……すっごい」

伊168(父鎮守府)(ふふっ……でも、貴女はもうこのレベル間近まで来てるのよ?)

長門(父鎮守府)「火力も大事ではあるが、重要なのはどんな状況でも落ち着いていられる冷静さだ!」

長門「冷静さ……」

長門(父鎮守府)「36周目提督率いる私達も、かなりの強さになっている。だが、油断は最大の敵なんだ!」

長門「……!」




日向「……次は私達か」

伊勢「相変わらずハイレベルな戦いよね……」

扶桑「でも、お陰で私達は……」

山城「……はい。提督が着任した当時に比べて、練度はもちろん……動きも良くなっているはずです」

日向「全員、練度99だからな……」

伊勢「むしろその辺の練度100超えの私達にも引けを取らないんじゃ……」

父「……その慢心が、提督を悲しませることになる」

伊勢日向扶桑山城「……!」

父「自らの強さに自信を持つのは良いことだ。しかし、現状に満足してはいけない」

父「提督は……きっと、皆に……もっと強くなってほしいと思っているはずだ」

伊勢「……はい。すみませんでした」

扶桑「提督が、私達の演習にここまで必死になってくれていたから……」

父「……どうか、提督を……安心させてほしい。あの子は、君達を……凄く心配して……」

山城「……もちろんです!」

日向「……任せて下さい。きっと、提督の期待……いえ、心配を……打ち破ってみせます」

父「……ありがとう」

父(……提督)

――

ショタ提督「………」

父「……強くなったな、皆」

ショタ提督「……父さん」

父「……この調子なら、皆を……」

ショタ提督「………」フルフル

父「……!」

ショタ提督「それはまだ分からない。僕の行動が……未来に、どのような影響を及ぼすか……今でも手さぐり状態の部分もあるんだ」

父「……そう、か」

ショタ提督「……ごめんなさい。あの時、無理を言って……」

父「……提督が謝ることはないさ。むしろ、悪いのは……」

ショタ提督「………」

父「……大丈夫。ここまで皆を鍛え上げたんだ。そう簡単には……」

ショタ提督「……慢心はダメ」

父「……っと、すまない。さっき提督が受け持つ皆に注意したばかりだったのにな……」

ショタ提督「………」

父「……それでも、親としての意地もある」

ショタ提督「……!」

父「そっちの皆に教え込んでいる、こっちの鎮守府の皆も……今でも演習で“来たるべき日”に向けて特訓中だ」

ショタ提督「……父さん」

父「……勝とう。鍛え上げた皆なら、決して歯が立たない相手ではないはずだ」

ショタ提督「……うん」ギュッ

……精神年齢では、ほぼ同い年となってしまう僕の父さん。

でも、やはり父親の背中は……大きくて、広い。発育の悪い体に関係なく……それを実感する。

ショタ提督「………」

今度は……守る。守って見せる。絶対……あんなことに……なって、たまるものか……!




↓1Z3のコンマ 好感度:0/50
↓2朝雲のコンマ 好感度:10.5/50
↓3大和のコンマ 好感度:13/50
↓4夕立のコンマ 好感度:15/50

反転コンマが最大の艦娘が行動します

夕立「一気に急上昇っぽい!」

大和「今回は……今回こそは……!」

朝雲「何としてでも汚名返上しないと……!」

Z3「………」

Z3(……こ、このままじゃ、9周目の不知火みたいに……!)


今回はここまでです。お付き合いいただきありがとうございました!
それではまた次回の更新でお会いしましょう。

今週の更新は厳しそうです。お待たせして申し訳ありません。
土日に更新出来そうな場合は、改めて連絡します。

22:00~23:00頃開始予定です。
小ネタは今週中に投下出来ると思います。お待たせして申し訳ありません。

>>1おつ
イベの進行度はどうですかい?

始めます。

>>483
現在E-3攻略中です。ただ、育成がつい偏ってしまいでボスで苦戦中です(白目)

霞「………」

朝雲「……どうしたの?」

霞「……おかしい」

朝雲「え?」

霞「司令官も父提督さん(※)も、どうしてあそこまで完璧な指示が出来るの!?」

※『父さん』だと一般的に父親を示す“父(とう)さん”と36周目提督の父親の本名“父(ちち)さん”の区別がつきにくい為、36周目提督以外の人が父を呼ぶ場合は、便宜上『父提督』と表記します。

朝雲「……少なくとも、父提督さんは地道に演習や実践経験を積んできたそうよ」

霞「だとしても司令官は……私達艦娘の指揮も、今まで経験が無かったとは思えない程……」

朝雲「………」

朝雲(それは私も疑問に思ったけど、むやみやたらに模索することじゃないわ)

朝雲(司令のあの真剣な眼差し……きっと、何か話したくない理由があるはず)

朝雲「………」

朝雲(……でも、それで1人で抱え込むくらいなら……相談にのってあげたいけど……)




ショタ提督は……

↓1~↓3で反転コンマが最大の安価採用

ショタ提督「………」つPC カタカタ

朝雲「……?」

朝雲(司令、何を調べてるのかしら……?)

ショタ提督「………」

おかしい。何度調べても……正式な艦娘とされている。

いや、そんなはずない……“前”には、この4人はいなかったんだ……!

ショタ提督「………」

朝雲「………」

朝雲(この前みたいに、追い詰められているような表情ではないけど……)

ショタ提督「……山風姉さん、コマンダン姉さん、サラトガ姉さん、朝風姉さん」ボソッ

朝雲「……!」

ショタ提督「………」

ここに着任した当初から、ずっと気になっていた。

ショタ提督「………」

考えられる可能性は、ただ1つしかない。

ある意味、最も嬉しく……そして、最も恐ろしい可能性……

ショタ提督「………」

僕が転生したことで、この世界にあらぬ要素を加えてしまったこと。

そして、その差異が広がれば……僕の“前”の経験が、全て無意味となってしまうこと。

4人が、もしそれで生み出され……いや、“存在することが正史”となってしまったのなら……

ショタ提督「………」

朝雲「………」

朝雲(今、山風達の名前を……もしかして、司令が悩むことと関係あるのかな……)

ショタ提督「………」

……それでも、僕は皆を守らなければならない。

例え、“前”にいなかったとしても……“今”の僕にとって、大切な姉さん達だから……!




朝雲の行動

↓1~↓3で反転コンマが最大の安価採用

朝雲「………」

朝雲(……よく分からないけど、4人に相談してみないと。司令に直接聞くわけにもいかないし……)

・・・÷

朝雲「……というわけなの」

山風「……提督が、私達の名前を……?」

コマンダン・テスト「……もしかして、提督がワタクシ達に少し余所余所しい気がしたのも……」

朝風「やっぱり気のせいじゃなかったのね!でも、どうして……」

朝雲「それは私も分からないけど……」

サラトガ「……何にせよ、提督の悩みに私達が関わっているのかもしれません」

朝雲「えぇ。だから、皆に頼みたいのは……」

・・・÷

ショタ提督「………」

混乱している場合じゃない。決して、隙を見せるわけにはいかない。

そのせいで、皆が“前”と同じようになってしまえば……

ショタ提督「……っ」ギリッ

前へ進むしかない。“あの時”言われたように、例外中の例外なんだ。

もし、また同じ道を歩んでしまったら……今度こそ……ッ!

朝雲「……司令」

ショタ提督「……!朝雲姉さ…………ッ!」

山風「……提督」

コマンダン・テスト「提督……」

朝風「司令官!」

サラトガ「提督……」

ショタ提督「……皆」

山風「……朝雲から、聞いた……悩んでるって……」

コマンダン・テスト「……もしかして、ワタクシ達が関係することですか?」

ショタ提督「………」

また、顔に出てたのか……それとも、声に……

朝風「水臭いわね~。それなら相談してくれても良いのよ?」

サラトガ「……いつも私達の為に頑張ってくれてますし、出来ることなら……提督のお力になりたいです」

ショタ提督「………」

朝雲「……差し出がましいことをしてごめんなさい。でも……さっき、司令が4人の名前を口に出すのが聞こえたから……」

ショタ提督「……っ」

朝雲「……4人は、いつでも司令の味方だって……それだけは、伝えたかったの」

ショタ提督「………」




反転コンマ判定:提督の反応は?

01~49:それでも話せない。といより……
好感度上昇:並 ×1.0
50~98:山風達に、悩みの原因ではないと伝える
好感度上昇:高 ×1.5
ゾロ目:例え話から始まり……
好感度上昇:特大 ×2.0

直下

78→87:誤魔化す……とは違う?


ショタ提督「………」

きっと、僕のせいで誤解させてしまったんだ。

それなら、一刻も早く……誤解を解いておかないと。

ショタ提督「……朝雲姉さん、皆……ごめんなさい。誤解させてしまうことをしちゃって」ペコッ

ショタ提督「……山風姉さん達は、何も悪くないんだ」

山風「え……?」

コマンダン・テスト「……どういうこと、ですか?」

ショタ提督「………」

……言えるはずが無い。皆が沈む結末を変える為に……

“前”との差異に、怯えているだけだなんて……

ショタ提督「………」

それでも、姉さん達に……余計な心配をかけるわけにはいかない。

ショタ提督「……悩み、とは違うんだけど……姉さん達が、少なくとも……その原因に直接関わっているわけじゃないんだ」

朝風「本当なの?」

ショタ提督「うん。だから、ごめんなさい」

サラトガ「提督……」

朝雲「………」

ショタ提督「………」

朝雲(嘘をついているとは思えないけど……本当のことを話しているわけでもないわよね……)

朝雲(もちろん、強引に聞き出すようなことはしないけど……司令、貴方は一体……)

ショタ提督「………」

本当のことを話せないのと、心配をかけてしまったこと……

2つの意味をこめて……本当に、ごめんなさい……!

そして……朝雲姉さんは、“今”でも……やっぱり、僕のことを気にかけてくれて……




ショタ提督の好感度 コンマ一の位×1.5 上昇

直下

4×1.5=6
10.5+6=16.5/50


ショタ提督「………」

山風姉さん、コマンダン姉さん、朝風姉さん、サラトガ姉さん……

“前”は存在しなかったはずの、記憶に無い艦娘……

ショタ提督「………」

思えば、父さん達の鎮守府にも……当時から、いた……いたんだ……

ショタ提督「………」

となると、僕が転生したこと自体が……既に世界に、変化をもたらしているのか?

でも、ここは正真正銘“前”と同じ世界のはず……

ショタ提督「………」

でも、“あの時”の言葉を信じるなら……確かに、僕がこうして……

ショタ提督「………」

そもそも、皆を守ることが……歴史への、反逆に値するとっても過言ではないのだ。

少なくとも、ある程度の差異は……承知の上でなければならない。

ショタ提督「……記憶と経験。そして……転生前から、今までで培った技能……」

ショタ提督「……これで、どこまでやれるか……いや、やるしかない……!」

怖気づいている暇はない。僕は常に、皆を失う危険と隣り合わせだ。

いつ、他の深海棲艦が襲って来るか分からない。いつ、あいつが“前”と違う手段を取るか分からない。

僕は……それらの可能性全てを、潰す覚悟で臨まなければならない。

ショタ提督「………」

全ては、皆の為に……

姉さん達を、守る為に……!

――8ターン目

――

ショタ提督『……ん』パチッ

ショタ提督『………』キョロキョロ

ここは……?僕は確か、部屋にいたはず……

ショタ提督『……ッ!』

違う……ここは、紛れも無く僕の部屋……

ショタ提督『………』

いや、部屋“だった”……忘れるものか……これは……!

ショタ提督『……夢、か……?』

辺りを見回せば、それらが視界に入り込む。

自分以外の、人の気配を感じない……それこそ、廃墟と化した――

ショタ提督『………』




――36周目鎮守府……かつて、僕が“前”いた場所……




そして、“今”いる場所でもある……

ショタ提督『……明晰夢にしても、性質が悪い』

人は時として、夢を夢であると自覚することがある。

しかし、夢を自覚出来たからといって……

ショタ提督『……夢を操れるとは限らない、か』

そう。現に僕は……この、鎮守府だった場所に……ただ1人、佇んでいる。

ショタ提督『………』

窓から見えるのは、静かに雪が降る海。

これもまた、最期に見た景色と同じ……どこまで性質の悪い夢なのだろうか。

ショタ提督『……ん?』

ショタ提督(遠くに、何か……)

目を凝らして水平線の向こうを見る。

本来なら、見えるはずのない距離が浮き出てくるのは……夢ならでは、だろうか。

ショタ提督『……ッ!!』

しかし……僕が見たのは……

ショタ提督『……ぁ、あ……!』ガクガク

僕が……見てしまったのは……!





夕立『………』

朝雲『………』

大和『………』

Z3『………』

その他艦娘達『………』





ショタ提督(……みん、な……!)ガクガク

目が虚ろに、顔はやつれ果てた……夕立姉さん……

ドラム缶の破片が全身に突き刺さった……朝雲姉さん……

艤装が原形を留めておらず、肉体もボロボロになった……大和姉さん、マックス姉さん……

そして……それぞれが、どんな最期を遂げたのかが……一目で分かる状態となった、姉さん達……

ショタ提督『……っ……ぅ……!』

堪えきれず、涙が流れそうになるが……出来なかった。

それどころか、声すらも出すことが出来なかった。

ショタ提督(どうして……!今すぐにでも、皆のところに……行きたい、のに……!)

グラッ…

ショタ提督『……!』

ショタ提督(え……急に、体が……動かなくなって……)

バタン…

ショタ提督『………』

床に倒れ込み……視界がどんどん、暗闇に染まっていく。

ショタ提督(……そう、か……これ、って……)

思い当たるのは……ただ1つしかない。

ショタ提督『………』

ショタ提督(……僕も、姉さん達と……同、じ……)

……“転生”。多くの人が、この言葉と共に……ある1つの言葉を連想するであろう。

ショタ提督『………』

ショタ提督(……“あの時”も、確か……こう、だったっけ……)

そう。それは――













――

ショタ提督「……っ!」ガバッ

チュンチュン…

ショタ提督「……やっぱり、夢……」ジワッ

ショタ提督「……!」グシグシ

ショタ提督(いけない……ここで泣くのは……!)ウルウル

ショタ提督「……っ!」グシグシグシ

ショタ提督(だから、泣いちゃ……ダメ、だって……!)ウルウル

ショタ提督「……ッ!」グシグシグシグシ

ショタ提督「………」

ショタ提督(……皆……)

……あのような、最悪な結末を……許してはならない。

例え世界が束縛しようとも……僕は抗ってみせる。

皆を守ることが出来るのなら……この身が朽ち果てようとも……!




↓1Z3のコンマ 好感度:0/50
↓2朝雲のコンマ 好感度:16.5/50
↓3大和のコンマ 好感度:13/50
↓4夕立のコンマ 好感度:15/50

反転コンマが最大の艦娘が行動します

今回はここまでです。お付き合いいただきありがとうございました!
1レス毎の投下が極端に遅れてしまい申し訳ありませんでした。

それではまた次回の更新でお会いしましょう。

22:00~23:00頃開始予定です。

始めます。

Z3「………」

Z1「……どうしたの?」

Z3「……提督が着任して、もう数年経つわよね」

Z1「うん」

Z3「……提督、皆を大切にしてくれてるわよね」

Z1「そうだね。よく気にかけてくれてるし、提督のお陰で凄く強くなれたもん」

Z3「……それなのに、提督とあまり話せてない気がするのよ」

Z1「え?そうは思わないけど……この前だって、遠征時のルートで話し込んでたし……」

Z3「違うのよ……そうじゃなくて……」

Z1「……?」

Z3(何というか……私だけ取り残されてるような……)




ショタ提督は……

↓1~↓3で反転コンマが最大の安価採用

ショタ提督「………」ウツラウツラ…

今朝の悪夢以来、寝付けなかったせいか……瞼が重い……

ショタ提督「……!」フルフル

でも、こんな時に仮眠なんて……

ショタ提督「……っ」ウツラウツラ…

ショタ提督(うぅ……頭が、上がらなくなってきた……)

どうする……このままじゃ、眠気で作業が捗らないぞ……

ショタ提督「………」ウトウト…

……仕方ない。5分、だけ……

ほんの少しだけ……休憩、すれば……

ショタ提督「……すぅ」



Z3「………」

ショタ提督「ん……」

Z3「………」

Z3(……あの提督が、机に突っ伏して寝てるなんて……よっぽど寝不足だったのかしら……)

ショタ提督「……うぅ」

Z3「……?」

ショタ提督「……みん、な……」

Z3「……!」

ショタ提督「ぼくが……まも、る……」

Z3「………」

Z3(今の、寝言よね……?でも、皆は僕が守るって……)

Z3「………」




Z3の行動

↓1~↓3で反転コンマが最大の安価採用

ショタ提督「っうぅ……」

Z3「………」

Z3(……とりあえず、毛布をかけてあげた方が良いわよね)タタタ…



ショタ提督「………」

Z3「………」つ毛布 カチャ…

ショタ提督「………」

Z3(起こさないように、静かに……)ソロリソロリ

ショタ提督「………」

Z3「………」

Z3(寝言は言ってないみたいだけど……表情はさっきのままね)ジー

ショタ提督「………」

Z3「………」つ毛布 スッ

Z3(背中にかけて……)ファサッ

ショタ提督「………」

Z3「………」

Z3(これで風邪をひくことはないと思うけど……)

ショタ提督「………」

Z3「………」ジー

Z3(……悪夢かどうかはともかく、これで辛そうな顔が和らいでくれれば……)

ショタ提督「………」




反転コンマ判定:提督の反応は?

01~49:依然として変わらず
好感度上昇:並 ×1.0
50~98:少し柔らかい表情になる
好感度上昇:高 ×1.5
ゾロ目:実は途中から起きていて……
好感度上昇:特大 ×2.0

直下

53→35:過去の爪痕


ショタ提督「………」

Z3「………」

Z3(ダメね……表情がまるっきり変わってないわ)

ショタ提督「………」

Z3「………」

Z3(ずっと一緒にいて、いつも思ってることだけど……)

ショタ提督「………」

Z3「………」

Z3(提督……どうして、いつも何かに追われているような顔を……)

ショタ提督「……うぁ」

Z3「……!」

ショタ提督「……いか、ない……で……」

Z3「………」

Z3(提督……)

ショタ提督「うぅ……」

Z3「………」




ショタ提督の好感度 コンマ一の位×1.0 上昇

直下

7×1.0=7/50


ショタ提督「……ん」パチッ

ショタ提督「………」チラッ

時計『15:35』

ショタ提督「……30分、か」

思ったより、長く寝てしまったらしい。

それより、また嫌な夢を見ていたような……

ショタ提督「……?」ゴソゴソ

ショタ提督「……!」つ毛布

ショタ提督(これって……毛布?でも、誰がかけてくれて……)

ショタ提督「……あっ」

毛布の隅『マックス・シュルツ』

ショタ提督「………」

マックス姉さん……いつの間に……

ショタ提督「……後で返しに行って、お礼を言わないと」

ショタ提督「………」

僕は、皆を守らないといけないのに……

その僕が、姉さん達に心配をかけているようじゃ……!

ショタ提督「……っ!」

……たかが悪夢じゃないか。それで一々、気を取られてどうするんだ!

夢で動揺している場合じゃない……それは僕が1番分かってるはずなのに……!

ショタ提督「……マックス、姉さん……」つ毛布 ギュッ

……こんな弱い、情けない男で……ごめんなさい。

でも……絶対に、守るから……守ってみせるから……!

――9ターン目


ショタ提督「………」つ封筒 トントン

大本営宛の書類も書き終えた。

後はこれを、いつも通り送れば……

鳥海「……司令官さん?」

ショタ提督「……鳥海姉さん」

鳥海「その書類は……もしかして、また……」

ショタ提督「………」コクリ

鳥海「……そう、ですか」

ショタ提督「………」

提督業は、基本的に他の職業に比べて多くの収入が望める。

更に、自身の戦果分も上乗せされる為、上手くいけばかなりの大金を得られる。

ショタ提督「………」

鳥海「……司令官さん」

ショタ提督「……どうしたの?」

鳥海「その……私達の為を考えて下さるのは、凄く嬉しいですけど……」

ショタ提督「………」

鳥海「……収入のほぼ全てを、私達の装備改修や資材等に投資してしまうのは……」

ショタ提督「……大丈夫だよ。ここにいる限り、最低限衣食住は確保されるから」

鳥海「ですが……」

ショタ提督「………」

鳥海姉さんの言いたいことは、容易に想像つく。

大方『自分の為に給料を使ったり、貯金しないのか?』と聞きたいはずだ。

ショタ提督「………」

そう聞かれれば、僕の答えは……ただ1つだけ。

ショタ提督「……姉さん達に、少しでも強くなってほしいから」

鳥海「……!」

ショタ提督「それも、出来る限り……早く」

鳥海「………」

そう。姉さん達を守る為になら、僕はどんな出費も惜しまない。

僕自身に対する出費は……それこそ、0でも良い。

鳥海「……私達は全員練度99……いえ、もう練度150に匹敵するといっても差し支えありません!」

ショタ提督「……そうだね。でも、慢心はダメ。その油断が、重大な被害を引き起こすことに繋がるから」

鳥海「確かにそうです!でも、装備の改修は……種類はもちろん、破損した場合の予備……突き詰めれば、それこそキリがありません!」

ショタ提督「………」

鳥海「ここまで強くして下さったのなら、これ以上の投資は……」

ショタ提督「……鳥海姉さん、ありがとう」

鳥海「……!」

ショタ提督「……でもね?姉さん達が元気でいてくれること。そして、安全に出撃し、帰って来てくれること……僕にとっては、それが1番大切だから」

鳥海「……司令官さん」

ショタ提督「………」

使えるものは何でも使う。頼れる人がいるなら、全力で頼る。

どれだけ情けなくても、最低だと思われても……

姉さん達を守れるのなら、僕は何だってする。

ショタ提督「………」

……例え、それが犠牲を生むことに繋がったとしても。

僕は……進まなければならない。同じ結末を防ぐためには――

















――姉さん達以外に、失われる命があったとしても……それを、見過ごしてでも……ッ!


↓1Z3のコンマ 好感度:7/50
↓2朝雲のコンマ 好感度:16.5/50
↓3大和のコンマ 好感度:13/50
↓4夕立のコンマ 好感度:15/50

反転コンマが最大の艦娘が行動します

白露「……ここの鎮守府の戦果って、どれくらいなんだろう」

夕立「……知らなかったの?」

白露「いや、大体予想はつくけど……提督には聞いたことなくて」

夕立「……父提督さんを除けば、この地域で文句無しの1位だよ」

白露「あー、やっぱり……」

夕立「2位は、提督さんの……友達?仲間?同業者……知人なのは確かだよね、うん」

白露「……もしかして、5周目提督さんのこと?」

夕立「うん。あそこが2位で……後はまちまちっぽい」

白露「本当にすっごいよね、この鎮守府……元帥からも一目置かれてるみたいだし」

夕立「……でも、提督さんは全然嬉しそうじゃないよ」

白露「……だね。着任して以来、まともに笑顔を見たことがないし」

夕立「………」

夕立(ここまでの戦果をあげてるのに……やっぱり、提督さんは何か別の目的が……?)




ショタ提督は……

↓1~↓3で反転コンマが最大の安価採用

今回はここまでです。お付き合いいただきありがとうございました!
>>528の提督の独白についてですが、提督が殺人等を犯したというわけではありません。
分かりづらい書き方をして申し訳ありません。詳細は後々(回想パートにて)描写します。
小ネタに関しましては、本日~明日に投下予定です。お待たせしてすみません。

それではまた次回の更新でお会いしましょう。

22:00~23:00頃開始予定です。
小ネタを本日本編終了までに投下出来た場合、小ネタ安価を行う予定です。
ただ、間に合わなければ次回に行います。

始めます。小ネタが完成しましたので、専用スレにて投下致します。
本編終了後に小ネタ安価を行います。

ショタ提督「………」スタスタ

全ての出撃において、万全の状態で出撃してもらう。

これはあくまでも最低条件。これだけではまだ不安が残る。

ショタ提督「………」スタスタ

その為には、入渠や補給、休息をしっかり取ってもらいつつ……

ショタ提督「………」チラッ

装備の改修も充実させ……

川内(コネ鎮守府)「……!」コソコソ

ショタ提督「……川内姉さん?」

川内(コネ)「ッ!!」ビクッ

ショタ提督「倉庫でどうしたの?もしかして、装備に何か不備が……」

川内(コネ)「い、いや……その、えっと……そ、そう!使い過ぎてガタが来たから、取り替えようと思って!」アセアセ

ショタ提督「え?でも、この前夜戦装備は新しい物に交換したばかりじゃ……」

川内(コネ)「………」

ショタ提督「………」

どうも様子がおかしい。いつもの川内姉さんにしては、随分とやつれて……

それこそ、昨日までの川内姉さんとは思えないくらいに……



夕立「………」スタスタ

夕立(この前プリンをあげた時も、辛そうな顔してたっけ……)

ショタ提督「………」

川内(コネ)「………」

夕立「……?」

夕立(あれ?提督さんが執務室以外にいるなんて珍しいっぽい……それに川内さんも……でも、2人とも様子がおかしいような……)

ショタ提督「……!」

ショタ提督(まさか……この川内姉さんは……)

ショタ提督「……コネ鎮守府」

川内(コネ)「……っ」ビクッ

夕立(……えっ!?)

ショタ提督「やっぱり……そうか。あいつに命令されて、ここの装備の破壊工作を……」

川内(コネ)「……そうだと言ったら?」

ショタ提督「……拘束、させてもらう」

川内(コネ)「………」

夕立「……!?」

夕立(ど、どういうこと!?提督さん、今『コネ鎮守府』って……あそこは私達艦娘を酷い目に遭わせることで有名な……)

夕立(それに破壊工作……そ、そこに立ってる川内さんは……向こうからの、スパイ……!?)

ショタ提督「………」

川内(コネ)「………」

夕立「………」

夕立(ど、どうしよう……見過ごすことも出来ないけど、かといってこのまま飛び出すのは……!)



夕立の行動

↓1~↓3で反転コンマが最大の安価採用

夕立「……!」

夕立(そ、そうだ!あいつの鎮守府にいた皆なら、あの川内さんを説得出来るかも!)ダッ

川内(コネ)「………」

川内(コネ)(……ここまで、かな……どうせ私は、このままあそこに戻れても……また、コキ使われるだけ……)

川内(コネ)(それに……あの時、皆も……沈んじゃったから……)

ショタ提督「………」

あいつは……自分が直接手が出せないから、こんな手段を……!

でも、それを想定していなかった僕も……まだ、甘いということか……

敵に、侵入を許している時点で……!

ショタ提督「………」

もし、このまま戦うというのなら……僕は皆を呼んで、応戦しなければならない。

川内姉さんも、僕が守るべき大切な人……でも、それは“この鎮守府”の姉さん達の話。

その他のことにまで、手が回らない……敵として攻撃するというのなら、こちらも対抗するしか……!

川内(コネ)「………」

夕立「こっちこっち!早く!」ドタドタ

ショタ提督「……ゆ、夕立姉さん!?」

川内(コネ)「……えっ!?」

駆逐艦娘(コネ)「川内さん!」ドタドタ

川内(コネ)「み、皆……どうして……!沈んじゃったんじゃ……!」

朝潮(コネ)「ここの司令官……36周目提督さんに助けてもらったんです!」

島風(コネ)「ここの夕立ちゃんから聞いたよ!破壊工作なんてやめて!」

川内(コネ)「……それ、は」

如月(コネ)「あんな……あんな!私達を道具としか見ていない人の言うことなんて聞かないで!」

白露(コネ)「……川内さん!お願い!こんなことはやめて……!」

川内(コネ)「………」

ショタ提督「……皆」

浜風(コネ)「……36周目提督さん。川内さんは……まだ、未遂なんですよね?」

ショタ提督「……みたいだね。少なくとも、装備に何かを施した形跡は無さそうだから」

浜風(コネ)「……そう、ですか。それなら……厚かましいのは承知で言います」



浜風(コネ)「どうか……川内さんを、ここに招き入れてくれませんか?」



ショタ提督「……!」

川内(コネ)「え……?」

駆逐艦娘(コネ)「……!!」

夕立「………」

夕立(そう……これが私の狙い。この川内さんも、あいつの被害者……出来ることなら、対立したくない……)

夕立(だとすれば、最善策は……これしかないっぽい!)

ショタ提督「………」

朝潮(コネ)「……私からもお願いします!」

島風(コネ)「……川内さんも、ここに……!」

川内(コネ)「……みん、な……」ジワッ

川内(コネ)(生きていてくれただけでも……嬉しいのに……私の、為に……そこまで……!)ポロポロ

ショタ提督「………」

如月(コネ)「お願いします!川内さんを……許してあげて下さい……!」

白露(コネ)「全部……あいつが悪いの!川内さんは……あいつに、無理矢理……!」

ショタ提督「………」

夕立「……提督さん」

ショタ提督「……もしかして、こうする為に……?」

夕立「………」コクリ

ショタ提督「……そうだったんだ」

ショタ提督(……その優しさは、“前”と同じ……僕も、夕立姉さんの……その優しさに、助けられて……)

夕立「………」クルッ

川内(コネ)「………」ポロポロ

ショタ提督「……川内姉さん。もし、貴女が……敵対行動を取らないことを約束するのなら、僕は貴女を歓迎します」

川内(コネ)「……!」ポロポロ

ショタ提督「ただし、それが約束出来ない……もしくは、あいつを裏切れないというのであれば……今回は貴女をそのまま送り返します。ただ、次も敵対行動を取るのなら……その時は、防衛行動を取ります」

川内(コネ)「………」ポロポロ

ショタ提督「………」

本当は、僕にこんなことを言える資格なんてない。

皆を……姉さん達を守る為に、向こうの皆のことを……見過ごして来たから……

ショタ提督「………」

だとしても、朝潮姉さん達のように……助けを求められて来たのなら、それを無視することも出来ない。

こんな弱い自分が嫌になる。それと同時に……

夕立「……提督さん」

ショタ提督「………」

夕立姉さん達の優しさに、再び救われる。

姉さんがこうして、僕に提案してくれたからこそ……僕はこうして、手を差し伸べることが出来る。

川内(コネ)「………」ポロポロ




反転コンマ判定:この後どうなる?

01~49:川内(コネ)「でも……1度、敵になった私が……」駆逐艦娘(コネ)「そんなこと言わないで!」
好感度上昇:並 ×1.0
50~98:川内(コネ)「でも……私……」夕立「私達は、川内さんを助けたいの!」
好感度上昇:高 ×1.5
ゾロ目:川内(コネ)「……良い、の?本当に……ここにいて、良いの……?」
好感度上昇:特大 ×2.0

直下

07→70:夕立△


川内(コネ)「でも……私……」ポロポロ

夕立「私達は川内さんを助けたいの!」

川内(コネ)「っ!」ポロポロ

夕立「あいつがどんな仕打ちをしてるかは、提督さんや向こう出身の朝潮達から全部聞いてるっぽい」

夕立「あんな話を聞いて……そのまま川内さんを追い出すなんて出来ないよ!

夕立「まして未遂なら、明確に敵対行動を取ったことにはならない……わけにはいかないかもだけど……」

夕立「だとしても!川内さんを……あんな所に戻すなんて……!」

川内(コネ)「……夕立、ちゃん……!」ポロポロ

朝潮(コネ)「……36周目提督さんは、凄く優しくしてくれるんですよ?」

島風(コネ)「あっちに比べたら、天国じゃないかって思うくらい!」

如月(コネ)「……ここの川内さんも、凄く充実した毎日を送ってるわ!」

白露(コネ)「だから……私達と一緒に……!」

浜風(コネ)「……ここで暮らしましょう!」

川内(コネ)「……!」ポロポロ

ショタ提督「………」

川内(コネ)「……36周目提督、さん」ポロポロ

ショタ提督「……はい」

川内(コネ)「……もう、敵対行動は取りません。いえ、むしろ……この鎮守府の為に、最善を尽くします……!」ポロポロ

川内(コネ)「……私を……ここで、引き取って下さい……お願い、します……!」ポロポロ

ショタ提督「………」

夕立「………」

駆逐艦娘「………」ドキドキ

ショタ提督「……分かりました。それじゃあ……これからはよろしくね?もう1人の……川内姉さん」

駆逐艦娘「……!」パアァ

川内(コネ)「……ありがとう……本当にありがとう……っ!」ポロポロ

夕立「………」ニコッ

夕立(提督さんなら、そう言うと思ってたっぽい!)

ショタ提督「………」

ショタ提督(ありがとう、夕立姉さん……)




ショタ提督の好感度 コンマ一の位×1.5 上昇

直下

6×1.5=9
15+9=24/50


川内「……なるほど。そういうことだったんだ」

川内(コネ)「………」コクリ

神通「………」ダキッ

川内(コネ)「……神通」

神通「もう大丈夫です。ここにいれば……姉さんは、人間らしい生活を……ぐすっ……」ジワッ

川内「………」ナデナデ

神通「うぅ……すみません……向こうでの姉さんの生活を考えると……」ポロポロ

那珂「……本当に、うちの提督は優しい人で……いや、優しい子で良かったよね」

川内「当たり前だよ!むしろうちの提督ほど艦娘想いの子は中々いないって!」

川内(コネ)「………」

神通「……ですが、提督は私達のことばかり考えていて……」グシグシ

那珂「あー……確かにね」

川内(コネ)「……え?」

川内「提督、いつも気を張ってる感じで……それこそ、リラックスしてるところを見たことがなくて……」

神通「執務室にいる時は、常に私達のデータや資材等の消費状況……食事をしている時も、それらしきことを考えてばかりみたいで……」

那珂「……寝る時くらいしか休んでなさそうだよね」

川内(コネ)「………」

川内(コネ)(……あいつと真逆だ。あいつは、いつも自分のことばかり考えてて……)

川内(コネ)(でも、確かに……朝潮ちゃん達の話を聞けば、36周目提督さんは……むしろ艦娘のことばかりを……)

――10ターン目


コネ提督「………」

コネ提督(あいつに潜入させて以来、連絡が全く来ない……さてはしくじったか?)

雪風「……司令」

コネ提督「あ?何だよ」

雪風「……36周目鎮守府からのお手紙です」つ封筒 スッ

コネ提督「何だって!?貸せっ!」パシッ

雪風「………」

コネ提督(わざわざ手紙が来るということは、ほぼ確実にしくじったに決まってる!あいつめ……!)ビリビリ

コネ提督「………」

雪風「………」

コネ提督「……畜生ッ!」ダンッ!

雪風「ひっ……!」

コネ提督(あいつ……道理で帰って来ないと思ったら……!)ギリィ…!

雪風「あ、あの……」

コネ提督「うるせぇ!お前はとっとと遠征に行って来い!」

雪風「……はい」

スタスタ…

コネ提督「……あの糞ッたれがぁ……!」ギリギリ
















『貴方が派遣した艦娘は、こちらで保護致しました。なお、そちらへ返還申請は一切受け付けませんので、その点はご了承下さい』

いつもの喫茶店


5周目提督「……そんなことがあったのか」

ショタ提督「はい……今はこちらで活動してもらっています」

5周目提督「なるほどな……その川内も、潜入先が36周目提督の鎮守府だったのが幸いしたってわけか」

ショタ提督「………」

5周目提督さんとは、度々顔を合わせ……互いに現状報告を行っている。

場合によっては……彼からも、助けを借りなければならないかもしれないから。

ショタ提督「……5周目提督さん」

5周目提督「ん?」

ショタ提督「……深海棲艦達との戦いは、順調ですか?」

5周目提督「う~ん……まぁ、そこそこかな。演習もしっかりやってるし!」

ショタ提督「……そう、ですか」

……本当のことを、そのまま伝えるわけにはいかない。

父さんや母さんは例外だとしても……極力、表向きは歴史通りに動いてもらった。

もちろん、皆を守る為に……“前”と違う行動は取ってもらう部分もあったけど……

ショタ提督「………」

第三者に伝えることで、その人達の行動によって……

歴史に大きな差異が起これば、それが姉さん達の死に繋がる危険性もある。

ショタ提督(……だとしても……)

ショタ提督「……気をつけて下さい」

5周目提督「え?」

ショタ提督「万が一、通常より強い深海棲艦と出会ってしまったら……可能な限り、逃げるように指示して下さい」

5周目提督「あ、あぁ……でも、どうして急に?」

ショタ提督「……“何度か”襲われたことがあるんです」

5周目提督「……そうだったのか。ありがとう、肝に銘じておくよ」

ショタ提督「………」

こちら側から助けてもらう可能性がある彼に、何も話さないのは……気が引ける。

助っ人は……出来ることなら、生存率を上げておく必要がある。

でも、歴史に差異を生まない為に……最低限のことしか、伝えられない。

ショタ提督(……ごめんなさい、5周目提督さん……こんなことしか、出来なくて……)



↓1Z3のコンマ 好感度:7/50
↓2朝雲のコンマ 好感度:16.5/50
↓3大和のコンマ 好感度:13/50
↓4夕立のコンマ 好感度:24/50

反転コンマが最大の艦娘が行動します

今回はここまでです。お付き合いいただきありがとうございました!
それでは小ネタ安価を取って終了したいと思います。

小ネタ安価
↓1~↓4で反転コンマが最大の安価採用

22:00~23:00頃開始予定です。

始めます。

大和「……向こうの川内さん、すぐに馴染んだね」

武蔵「……あぁ。最近は大人しくなってると思ったが……まさか、艦娘をスパイとして送り込むとはな……」

大和「………」

武蔵「……とんだ外道もいたものだ」ギリッ

大和「……でも、奇しくもここに潜入しようとしたことで……例の鎮守府から脱却出来た」

武蔵「……運命のイタズラ、か」

大和「………」

武蔵「………」

大和(最初はずっと暗い雰囲気だった川内さんも、徐々に元の性格に戻りつつあります……)

大和(でも、まだ顔から影が消えていない……例の鎮守府のトラウマが、きっと……)

大和「………」

大和(……川内さんだけでなく、やはり提督も常に何かを警戒して……)




ショタ提督は……

↓1~↓3で反転コンマが最大の安価採用

波止場

ザザー… ザザー…

ショタ提督「………」

向こうから来た川内姉さんも、順調に強くなってきている。

演習も毎日行い、着実に練度や戦術を身に付けている。

ショタ提督「………」

もちろん、無理は絶対にさせない。本人が苦しい思いをすることなく、効率的に演習の効果を得られるように……

ショタ提督「………」

……犠牲となってしまうはずだった、向こうの姉さん達の命。

それを救えば、多かれ少なかれ……歴史の差異は広がってしまう。

ショタ提督「………」

それでも……僕は、見捨てることが出来ない。

甘ったれて、醜い……最低な男で……

バシャバシャバシャ…!

ショタ提督「……え?」

扶桑(コネ)「はぁはぁ……」

伊58(コネ)「ぜぇぜぇ……」

雪風(コネ)「な、何とか……成功、しました……」

ショタ提督「……ふ、扶桑姉さん?それにゴーヤ姉さん……雪風姉さんも……今日はもう出撃や演習は終えたはずじゃ……」

扶桑(コネ)「……助けて下さい!」ガシッ

ショタ提督「……!?」

雪風(コネ)「もう、貴方しか……いないんです……!」ガシッ

伊58(コネ)「お願い……助けて……!」ガシッ

ショタ提督「………」

もしかして、この姉さん達は……

ショタ提督「………」

いや、これはもう予想ではなく……確信。

この姉さんたちは……間違いなく――

ショタ提督「……とにかく、執務室に」

扶桑雪風伊58「………」コクリ

ショタ提督「………」








――あいつの鎮守府出身。

大和「………」スタスタ…

大和(理由は分かりません。ですが、提督が……着任以来、何かを抱え込んでいるはず……)

大和(……提督は今日も、きっと思い詰めた表情で仕事を……っ!?)


ショタ提督「なるほど……出撃や遠征を装って……」

扶桑(コネ)「……はい」

雪風(コネ)「……これ以上、あそこに留まっていれば……」

伊58(コネ)「……体が、持たないと思って……」

大和「………」

大和(……この前の、川内さんのように……例の鎮守府から……?)

ショタ提督「……まさか、姉さん達3人が……全員?」

返って来る答えは、容易に想像出来る。

それでも……皆の口から聞かない限り、迂闊な行動は取れない。

雪風(コネ)「………」フルフル

扶桑(コネ)「……多くは、沈んでしまったんです」

ショタ提督「………」

やはりそうか……覚悟していたとはいえ、その事実は重く圧し掛かる。

伊58(コネ)「まだ、残ってる皆は……ゴーヤ達が、逃げやすいように……協力して、くれて……それ、で……」ジワッ

ショタ提督「………」

雪風(コネ)「……私達だけ、逃げて来られたんです」ジワッ

扶桑(コネ)「……川内さんが、ここに保護されていると知り……『今しかない!』と思って……でも、他の皆を残したままで……」ジワッ

ショタ提督「………」

大和「………」

大和(……破壊工作ではなく、最初から……ここに逃げることが目的だったんですね)

ショタ提督「………」

きっと、この3人は……見つかれば、あいつに酷い仕打ちを受けるリスクを承知の上で……

そして、3人を逃がす為に協力した人も……今頃……

ショタ提督「………」

でも……あいつが提督を解雇されない限り、“あいつの鎮守府の姉さん達全員をここで保護することは不可能”なのは事実。

3人や、逃がしてあげた姉さん達は……そのことを、知りながら…………

ショタ提督「……分かった。一先ず、3人については今すぐ保護の手続きを取るね?」

扶桑雪風伊58(コネ)「……ありがとう(ございます)……っ!」ウルウル

大和「………」

大和(……扶桑さんも、雪風ちゃんも、ゴーヤちゃんも……失敗すれば、死んでしまうかもしれない中を……)




大和の行動

↓1~↓3で反転コンマが最大の安価採用

これ以降、下に安価先の指定等が無い場合、2レス以上に分割して投下すると考えていただければ幸いです。


大和「………」

大和(……やはり、例の鎮守府を摘発するしか……!)


ショタ提督「………」

扶桑(コネ)「………」

雪風(コネ)「………」

伊58(コネ)「………」

ショタ提督「………」

“前”なら……本来なら、この3人も……

それが、変わった。僕の行動がきっかけで、変わってしまった。

ショタ提督「………」

これが、歴史にどのような影響を及ぼすかは分からない。

それだけでなく、僕は……

大和「……提督!」

ショタ提督「……大和姉さん」

扶桑雪風伊58(コネ)「……大和、さん」

ショタ提督「……聞いてたんだね?」

大和「……はい。すみませんでした……ですが、こんなことを聞いて、黙っているわけにもいきません」

ショタ提督「………」

大和「提督……例の鎮守府の提督の悪行を、元帥や大本営に報告しましょう!」

ショタ提督「………」

大和「そうすれば、例の提督は解雇され……その両親も、きっと……!」

ショタ提督「………」

大和姉さんが言う、その提案……当然僕も、考えたことはあった。

ショタ提督「……っ」

でも……それは……

ショタ提督「………」フルフル

大和「……ッ!ど、どうしてですか!?」

扶桑(コネ)「………」

雪風(コネ)「………」

伊58(コネ)「………」

ショタ提督「……提督を解雇させられる条件は、かなり厳しいんだ」

扶桑(コネ)「……はい。まず、大本営が私達への虐待や酷使に気づくことが第一ですが……」

雪風(コネ)「……それだけでは、懲戒処分に出来ないんです」

大和「……!?」

伊58(コネ)「……解雇まで追い込むには、それこそ物凄い戦果が少ない時や……」

ショタ提督「……ブラック鎮守府だということを示す、決定的な証拠が必要なんだ」

扶桑(コネ)「私達艦娘は、基本的に提督から口止めされていて……証言することが出来ないんです」

雪風(コネ)「だからこうして……危険を犯しながら、逃げて来ることが精一杯で……」

大和「そ、そんな……!」

伊58(コネ)「その上、ゴーヤ達の提督の両親は大本営でも……かなり顔が利いて……」

扶桑(コネ)「……大抵のことは、もみ消してしまうんです」

大和「……ッ!」

ショタ提督「……元帥に連絡しても、証拠や証言が無い限り……基本的に、余程のことがないと解雇させられない」

ショタ提督(それこそ……姉さん達を全員沈める程のことをしないと……それより下位の、鎮守府流しも……余程戦果が稼げない限り……)

大和「………」

ショタ提督「……あいつは、あぁ見えて自身が解雇されないだけの戦果は……ギリギリ稼いでいるんだ」

扶桑(コネ)「……私達を、道具のように扱って……」

雪風(コネ)「酷い時は、犠牲もお構いなしに……」

伊58(コネ)「何かに取りつかれたかのように『あいつに負けない』とばかり……」

ショタ提督「……っ」

大和(……提、督……?)

ショタ提督「………」

現状、1度提督として着任してしまえば……簡単には、解雇させられなくなる。

僕は……それを、知った上で……姉さん達を守る為に……

ショタ提督「……っ」

歴史の差異を、可能な限り……縮める為に……ッ!

大和「………」




反転コンマ判定:大和の行動は?

01~49:大和「……すみません。何も知らず、こんなことを……」
好感度上昇:並 ×1.0
50~98:大和「……確かに、それが可能なら……最初から、手を打ちますよね……」
好感度上昇:高 ×1.5
ゾロ目:大和「もしかして……別の理由があるんですか?」
好感度上昇:特大 ×2.0

直下

96→69:確かに


大和「……確かに、それが可能なら……最初から、手を打ちますよね……」

ショタ提督「……ごめんなさい」

本当に……僕は、何もしてあげられない。

こうして姉さん達も保護することも……罪滅ぼしのつもり、なんだと思う。

ショタ提督「……っ」

僕は……結局、姉さん達を守るのが精一杯で……

それ以外のことを、蔑ろにしている……クズでしかないんだ……!

扶桑(コネ)「い、いえ!むしろこちらこそすみません!無理を言って、ここに保護していただいて……!」アセアセ

雪風(コネ)「は、はい!それに、仲間を助けられないのは……えっと、貴方のせいではありません!」アセアセ

伊58(コネ)「そ、そうだよ!むしろ、あいつが全部……!」アセアセ

ショタ提督「……本当に、ごめんなさい」

大和「………」

大和(提督……そこまで思い詰めていたなんて……)

ショタ提督「………」

大和「………」

大和(……もしかして、今まで……ずっと、例の鎮守府のことを……それで……!)

ショタ提督「………」

扶桑姉さん、雪風姉さん、ゴーヤ姉さん……“前”は助けられなくて、ごめんなさい。

そして……“今”は、向こうの姉さん達のことを助けられなくて……ごめんなさい。

ショタ提督「……っ」

それでも、僕は……姉さん達を、守る方を取ります。

例え、そこに助けられない命があったとしても……偽善者と罵られても……

ショタ提督「………」

守るべき、姉さん達から……失望されたとしても……!




ショタ提督の好感度 コンマ一の位×1.5 上昇

直下

8×1.5=12
13+12=25/50


川内(コネ)「……扶桑さん!」

島風如月白露(コネ)「雪風ちゃん!」

朝潮浜風(コネ)「……ゴーヤさん!」

扶桑(コネ)「川内さん……それに、皆……」ジワッ

雪風(コネ)「生きてたんだね……!」ジワッ

伊58(コネ)「沈んじゃったと……思ってたのに……!」ジワッ

朝潮(コネ)「……36周目提督さんに、助けられました」

如月(コネ)「死にかけていた私達を……拾ってくれて……」

川内(コネ)「……私は、破壊工作がバレて……でも、そのままここに住まわせてくれて……」

扶桑(コネ)「……私達の提督も、こんな優しい方が良かったです」グシグシ

雪風(コネ)「……はい」ポロポロ

伊58(コネ)「……っ」ポロポロ



部屋の外

ショタ提督「………」

<これからは、私達も……!

<はい!36周目提督さんの為に、一生懸命頑張ります!

<うんっ!ゴーヤ達を保護してくれた恩を……返さないとね!

ショタ提督「……っ」

僕は……そんな、大層な人間じゃない……

姉さん達を助けることだけが……いや、助けること“しか”考えていない……

ショタ提督「………」

他の犠牲に、目を瞑り……それどころか、何もしない……

最低の、クズ男なんだ……!

――11ターン目


コネ提督「……っ!」ワナワナ…

伊401「………」

コネ提督「……どういう、ことだ……?」ピキピキ

伊8「……ごめん、なさい……私達が、油断して……」

不知火「……守れません、でした……」

コネ提督「ふざけるな!あの海域には、それ程強い深海棲艦は出ないはずだろ!」

山城「……出たんです」

コネ提督「嘘つくな!」ボカッ!

山城「あうっ……」バタッ

コネ提督「こんな……こんなことってあるか……ッ!」プルプル

コネ提督(川内が保護され……あろうことか、また出撃や遠征に使う駒を失うだと……!?)

コネ提督(畜生……ちっくしょおおおおおおおおッ!どうして俺の鎮守府の駒は、どいつもこいつもゴミばっかりなんだ……!)ギリィ…!

伊401「………」

伊8「………」

不知火「………」

山城「………」

コネ提督「……俺がお前らを解体処分(※艦娘が死ぬわけではありません)に出来ないからって、調子に乗ってるわけじゃないよな……?」ギロッ

不知火「……そんなわけ」

コネ提督「口答えするなッ!」バキッ!

不知火「うぐっ……」バタッ

コネ提督「糞ッ!糞糞糞ぉぉぉぉぉッ!」

コネ提督(あいつとは、どんどん戦果が離れていくばかり……ここまで、何の為に……ッ!)





伊401(……ゴーヤちゃん、上手く逃げられたかな……)

伊8(……私達は、出来るだけのことをしたけど……後は3人の無事を祈るしか……)

不知火(雪風……向こうの鎮守府にいられるなら、いつか……ここを摘発出来るはず……!)

山城(……これ以上“ここから向こうの鎮守府に逃げるのは無理”ね……姉様、どうか御無事で……ッ!)

扶桑「……それにしても、よく逃げようと思ったわね」

扶桑(コネ)「……えぇ。あのままあそこで生活していれば……身が持たないと思ったから……」

山城「姉様……どうして、こんなことに……」

山城(それだけじゃない……私自身も……!)

扶桑(コネ)「………」

扶桑(コネ)(……向こうの山城も、今頃……っ)

雪風「……じゃあ、そっちの私達が……」

不知火「……あの鎮守府から逃げ出せる、ギリギリの人数だったというわけですね」

雪風(コネ)「……はい。あまりに大人数だと、明らかに逃がそうとしたことが疑われてしまいます」

雪風(コネ)「……不知火お姉ちゃん達は、私達に託してくれたんです。ここにいれば、いつか……」

不知火「……あの鎮守府の艦娘を助け、例の司令を摘発出来る日が来ると」

雪風(コネ)「………」コクリ

雪風「……全員が死んでしまえば、例の司令が解雇されても……それで、少しでも可能性を広げる為に……」

雪風(コネ)「………」

伊58「……ここにいれば、オリョクルなんてやらされないから大丈夫。だから安心してね?」

伊58(コネ)「……うん。ここでの生活は、本当に楽で……前が、辛過ぎて……」ジワッ

伊168「………」ナデナデ

伊401「……ゴーヤちゃんを逃がしてくれた、向こうの私達は……」

伊58(コネ)「……今も、あいつに……」

伊8「……ゴーヤちゃん達は逃げ出して来たとはいえ、残ってる私達は……」

伊58(コネ)「……嫌っているはずでも、心のどこかで……あいつに、尽くす気持ちが……」

伊19「……艦娘の宿命なのね。そこにつけ込んで……イク達を、道具のように……!」

呂500「……艦娘による暴動事件がほとんど起きないのは、やっぱり……それが強く関わって……」

伊58(コネ)(……ゴーヤも、あいつを憎んでいるはずなのに……心の底からは、嫌えずに……ッ!)ウルウル


ショタ提督「………」

艦娘は、基本的に着任した提督に忠義を尽くす。

稀に、その気持ちが憎しみや……反対に、愛情が上回り暴走することもあるけれど……

多くの艦娘達は、提督に信頼を寄せる。

ショタ提督「………」

もちろん、その心情を利用して……あいつのように、道具として酷使する奴もいる。

僕は、あいつとは絶対に同じことはしない……姉さん達は、1人1人……かけがえのない、生きている人なんだ。

ショタ提督「……っ」

けれど、僕は……あいつとは全く違った方向性で、残酷な手段を取っているのだ。

それは姉さん達を救う為。これは何があっても変わることはない。

ショタ提督「………」

ただ……僕の行動を、姉さん達が知ることになれば……きっと、僕を最低だと思うだろう。

それでも……例え、ここにいる皆から軽蔑されようと……あんな結末だけは、変えてみせる。

僕の……命に誓って……!


↓1Z3のコンマ 好感度:7/50
↓2朝雲のコンマ 好感度:16.5/50
↓3大和のコンマ 好感度:25/50
↓4夕立のコンマ 好感度:24/50

反転コンマが最大の艦娘が行動します

今回はここまでです。遅くまでお付き合いいただきありがとうございました!
先程の安価につきましては、内容や展開をアレンジしてすみませんでした。
核心に触れる内容の安価で尚且つこちらで構成した設定と照らし合わせ、どうしても今後の展開に響いてしまうので……やむを得ずアレンジさせていただきました。
安価を取っていただいた方には深くお詫び申し上げます。ただ、今周は今後も安価内容によっては、アレンジさせていただくことがあるかもしれません。
ご迷惑をおかけして申し訳ありません。

それではまた次回の更新でお会いしましょう。

22:00~23:00頃開始予定です。

始めます。

武蔵「……扶桑達も、すぐここに馴染んだな」

大和「……うん」

武蔵「はぁ……亡命とは違うが、それに近いことをした者を……ここで匿うことになるとは」

大和「………」

武蔵「……それを引き受ける提督も、かなりのお人好しかもしれないが……そういう奴は嫌いじゃないな」

大和「………」

大和(……でも、あの時の提督の顔は……皆に優しい笑顔を振りまくというより……)

大和(まるで、何かを堪えるように……)

武蔵「……大和?」

大和「……ううん、何でもない」

大和(……少なくとも、むやみに踏み込めることじゃないよね。提督から話してくれるまで……待たないと)




ショタ提督は……

↓1~↓3で反転コンマが最大の安価採用

大和「……?」

大和(提督、いませんね……外出中でしょうか?)

夕雲「提督なら、確か正門前にいましたよ?」

大和「本当に?ありがとう!」ダッ


正門前

ショタ提督「……ふぅ」つ袋×大量 ドサッ

業者「……これで全部ですか?」

大和(提督は……いました!それに黒い袋が沢山……見覚えのある青い車まで……)

ショタ提督「はい。お手数おかけしてすみません。よろしくお願いします」ペコッ

業者「いえいえ!これが仕事なものですから!」

業者(この子、まだ小さいのにゴミ捨てとは偉いな~。それに礼儀正しいし……躾られてるなぁ)

大和「……!」

大和(って、あれはゴミ袋!?じゃあ、あの車はゴミ収集車……でも、ゴミ捨ては基本的に私達が分担で行っているはず……)

ショタ提督「………」

いつも頑張ってもらっている皆の為に……

少しでも、負担を軽くするため……姉さん達に、無理言って手伝わせてもらっている。

ショタ提督「……よいっしょっと」つゴミ袋 ドサッ

“前”は出来なかったことを……“今”は出来る。

姉さん達にお世話になった分を……こうして、少しでも返していかないと……!

大和「………」

大和(どうして提督が……?ただでさえ、普段から私達の演習や体調管理等で忙しいはずなのに……)




大和の行動

↓1~↓3で反転コンマが最大の安価採用

大和「………」

大和(……って、そんなこと考えてる場合ではありません!すぐにでもお礼を言わないと!)



業者「それでは、ありがとうございました~!」

ブォーン…

ショタ提督「………」ペコッ

姉さん達を救うことが、僕の1番の使命。

でも、だからといって……姉さん達に対し、それ以外を蔑ろにするつもりはない。

ショタ提督「………」

日頃から、僕は姉さん達の世話になっている。

食事、入浴、掃除等の家事全般……そして出撃や遠征による、戦果……

ショタ提督「……!」

“前”は、その恩返しすら許されなかった。出来なかったんだ……

でも……“今”は違う。こうして姉さん達が元気でいてくれれば、僕は……

大和「提督~!」タタタ…!

ショタ提督「……?大和姉さん……」

大和「ありがとうございます!」ペコッ

ショタ提督「……え?」

大和「その……本来なら私達がしなければならないことを、代わりに……」

ショタ提督「……ううん、そんなことないよ。むしろ僕こそ、いつもお世話になりっぱなしで……」

大和「そんなことありません!提督のお陰で、私達は安全に出撃し……強くなれたんです!」

ショタ提督「………」

大和「ですから、提督にこれ以上負担は……」

ショタ提督「………」

大和「……提督?」

ショタ提督「………」




反転コンマ判定:提督の反応は?

01~49:申し訳なさでいっぱい
好感度上昇:並 ×1.0
50~98:思わず涙ぐむ
好感度上昇:高 ×1.5
ゾロ目:少しだけ微笑む
好感度上昇:特大 ×2.0

直下

00:悲しさもあるけれど、それ以上に……


ショタ提督「………」

ショタ提督(大和姉さん……)

どうして……どうして皆は、こんな僕なんかのことを……考えてくれるのだろう。

僕は、姉さん達を守る為に行動していて……あまり、話せていないのに……

ショタ提督「………」

それどころか……“前”は、僕の為に……!

姉さん達は、それで……!

ショタ提督「………」

大和「………」

大和(提督……また、いつものような思い詰めた表情に……)

ショタ提督「………」

ショタ提督(……でも)

ショタ提督「……大和姉さん」

大和「……?」

ショタ提督「……ありがとう。そう言ってもらえると、凄く嬉しいよ」ニコ…

大和「……!」

ショタ提督「………」

そんな姉さん達を、僕は必ず守ろうと決意した。

僕にとって、姉さん達が元気でいてくれれば……これ程嬉しいことはない。

大和「………」

大和(これまで、笑顔をほとんど見せたことがなかった提督が……今、微笑んで……!)

ショタ提督「………」

大和姉さんが、僕に贈ってくれた感謝の気持ち……

いつも抱いている悲しい気持ちが、少しだけ和らいだ。

ショタ提督「………」

ショタ提督(……大丈夫。今度こそ……姉さん達を、守るからね……絶対に!)




ショタ提督の好感度 コンマ一の位×2.0 上昇

直下

9×2.0=18
25+18=43/50<リーチ!>


大和「………」ガチャ

武蔵「お、帰ったか」

大和(提督……貴方は一体、どうしてそこまで……)

武蔵「……大和?」

大和「………」

大和(着任当初から、ずっと何かを思いつめて……いや……)

大和(……“怯えて”いて……)

武蔵「………」

武蔵(真剣な顔だな……これは何も問いかけない方が良いな)

大和「………」

大和(……提督。それは……誰にも、言えないことですか……?)

大和(私では、信用に値しませんか……?提督……っ!)





ショタ提督「………」

大和姉さん……“前”は、鎮守府を守る為に……

ショタ提督「……っ」

“今”は生きている……いや、生きてくれている……

それでも、不安は僕を襲う。どこからともなく、目に見えない闇のように這い寄って来る。

ショタ提督「………」

どんなに対策していても、歴史の差異は避けられない。

こうして、姉さん達の運命を変えている時点で……

ショタ提督「……大和、姉さん……皆……」

……1度は朽ち果てた身。今更、怖い物は何もない。

でも……姉さん達を、1人でも失うことだけは……絶対に、許されない……!

ショタ提督「……っ」ギリッ

……話すべき、なのだろうか。少しでも生存確率を上げる為には……

だとしても、こんな話……いくら姉さん達でも、信じてくれるはずが……

ショタ提督「………」

ショタ提督(……どうすれば、良いんだろう)

――12ターン目


ショタ提督「………」つ電話 ピッピッ

プルルルル…

ショタ提督「………」

ガチャッ

ショタ提督「……!もしもしっ!」

父「もしもし。提督だな?」

ショタ提督「うん!そっちの状況は!?」

父「……大丈夫だ。姫クラスどころか、イ級すら見当たらない」

ショタ提督「……良かったぁ」

父「……その様子だと、そっちも大丈夫そうだな」

ショタ提督「……うん。日々、厳重に警戒態勢を取ってるからね」

父「だろうな……もちろん、俺も同様の対策を取っているが」

ショタ提督「……ごめんなさい。こんな負担を……」

父「良いんだ。むしろ、提督のお陰だ」

ショタ提督「……!」

父「提督がこうして、俺達に話してくれなければ……同じ道を歩んでいたかもしれない」

ショタ提督「……っ」

父「……ありがとう」

ショタ提督「……父さん」

……父さん達にとって、“例の日”が近づく。

僕の鎮守府は、“前”と同じなら……まだ先といったところか。

ショタ提督「………」

油断は絶対に許されない。

僕の行動がきっかけで、日付がズレる可能性は十分考えられる。

ショタ提督「……それじゃあ、そろそろ……」

父「……あぁ。お互い、確実に迎え撃とう」

ショタ提督「……うん!また、かけるね?じゃあね……」ガチャ

ショタ提督(今日の父さん達の確認は終了。次は……)

5周目鎮守府


ピリリリリリ!

球磨(5周目)「提督~!電話クマ!」※秘書艦

5周目提督「おっとと……もしもし!」つ電話

ショタ提督『……5周目提督さん』

5周目提督「……36周目提督か。こっちは大丈夫だ!」

ショタ提督『……分かりました。何度も連絡してすみません』

5周目提督「良いんだって!むしろこっちがお礼を言わないといけないくらいなのに……」

ショタ提督『……引き続き、指定海域外の深海棲艦の動向に注意して下さい。お願いします』

5周目提督「了解!そっちも気をつけて!」

ショタ提督『ありがとうございます……それでは』ガチャ

ツー… ツー…

球磨「……もしかして、またクマ?」

5周目提督「あぁ。いつも通り、な」

球磨「心配性クマね~……鎮守府にいれば、襲われることは……」

5周目提督「その慢心が思わぬ事故に繋がるんだって!あれだけ36周目提督が忠告してくれるってことは、きっとただ事じゃないはずだ!」

球磨「まぁ、警戒するに越したことはないけど……」

5周目提督「実際、うちも演習を重ねて来た。皆の安全を考えてな!」

球磨「………」

球磨(36周目提督君……さん?のお陰で、提督も随分と心配性になっちゃったクマ)

球磨(でも、それだけ球磨達のことを考えてくれてるわけで……)

5周目提督「ようし!今日も皆で演習だ!」

球磨「………」

球磨(……球磨達の提督が良い人で良かったクマ。噂でよく聞く、例の鎮守府の提督だったらと思うと……)ゾクッ



↓1Z3のコンマ 好感度:7/50
↓2朝雲のコンマ 好感度:16.5/50
↓3大和のコンマ 好感度:43/50<リーチ!>
↓4夕立のコンマ 好感度:24/50

反転コンマが最大の艦娘が行動します

大和(今度こそ……今度こそは……!)ゴゴゴゴゴ

Z3(……さ、最下位でもここから巻き返せば……!)

朝雲(まずいわね……このままじゃ、また……)

夕立(まだまだ負けないっぽい!)


今回はここまでです。お付き合いいただきありがとうございました!
それではまた次回の更新でお会いしましょう。

22:00~23:00頃開始予定です。

始めます。

プリンツ・オイゲン「提督、最近いつにも増してピリピリしてるよね」

Z3「えぇ。私達への接し方も、表面上は変わってないけど……」

プリンツ・オイゲン「顔に出てるというか……明らかに、何かに対して必死だよね」

Z3「……思えば、私達の演習の内容も相当ハイレベルになったような……」

プリンツ・オイゲン「確かに、提督が着任したばかりの頃の私達と比べたら……比べ物にならないくらい強くなってる」

Z3「………」

プリンツ・オイゲン「こういうのって、普通スパルタで強くなるイメージだけど……提督の場合は、むしろ無理しないでと言ってくれてたもんね」

Z3「………」

プリンツ・オイゲン「それに加えて、今思えば凄く計算され尽くした演習内容……留学でもしないと、あそこまでの能力は身に付かないと思うけど……」

Z3「………」

Z3(提督はどうして、ずっと私達のことばかりを優先するのかしら……)





ショタ提督は……

↓1~↓3で反転コンマが最大の安価採用

Z3「………」スタスタ

Z3(……提督、最近食堂にも顔を出さないわよね)

Z3(間宮さん達が言うには、食欲が無いらしいけど……)

Z3「………」

Z3(……提督、本当に大丈夫かしら)

・・・÷

ショタ提督「……心配かけてごめんなさい。間宮姉さん、鳳翔姉さん」

間宮「……無理はなさらないで下さいね?」

鳳翔「お食事なら、いつでもお持ちしますから……」

ショタ提督「……ありがとう」

間宮鳳翔「それでは……」ガチャ

Z3「……!」

間宮「あ……マックスちゃん」

Z3「間宮さん、それに鳳翔さんも……」

鳳翔「……提督から、軽食なら食べられそうだと聞いたので……」

間宮「たった今、おにぎりと少量のおかずを持って行ったんです」

Z3「………」

Z3(提督……)

ショタ提督「……いただきます。あむっ……」つおにぎり モグモグ

美味しい。“かつて”……そして今も食べ慣れた、間宮姉さん達の味。

ここ最近、“前”の出来事の夢をよく見て……ご飯もロクに喉を通らなかった。

ショタ提督「………」つ玉子焼き モグモグ

でも、姉さん達を守らないといけない僕がダウンなんて……許されることではない。

これ以上、姉さん達に心配はかけられない。だから……

ショタ提督「………」モグモグ

ショタ提督(……食べるんだ。隊長を崩すことだけは、何としても避けないと……!)

Z3「………」

間宮「……マックスちゃん」

Z3「……?」

鳳翔「私達は、これから厨房に戻らないといけないので……提督を、よろしくお願いします」

Z3「……分かりました」

Z3「………」チラッ

ショタ提督「………」モグモグ

Z3「………」

Z3(顔色が明らかに良くないわね。今もきっと、おにぎりを無理して……)




Z3の行動

↓1~↓3で反転コンマが最大の安価採用

ショタ提督「………」モグモグ

Z3「………」

Z3(無言で食べてるけど……やっぱり無理に……)

ショタ提督「……んぐっ!?」

Z3(……え?)

ショタ提督「んんっ!んううぅぅ~!?」

ショタ提督(へ、変なとこ入った!喉が!喉があぁぁぁ……!)

ショタ提督「んっ!ううぅぅ……!」胸ドンドン

Z3「……!」

Z3(ま、まさか喉に詰まらせて……!?)ダッ

ショタ提督「うぐぅ……!」

ショタ提督(み、水……水は……!)キョロキョロ

Z3「提督!これっ!」つ水 サッ

ショタ提督「っ!んうぅ!ごくっごくっ……」つ水

Z3「……大丈夫?」サスサス

ショタ提督「……ぷはっ。ありがとう、マックス姉さん……」

Z3「……よく噛んで食べないとダメよ。提督、気分が優れないんでしょ?」サスサス

ショタ提督「………」

Z3「……それに、どうしてもお腹に入らないなら残しなさい。誰も責めたりしないから」サスサス

ショタ提督「………」

Z3「………」サスサス

Z3(……少なくとも、えずいてはいないみたいだけど……)

ショタ提督「………」




反転コンマ判定:提督の反応は?

01~49:弱っているせいで、うっすら涙が……
好感度上昇:並 ×1.0
50~98:↑程ではないが落ち込む
好感度上昇:高 ×1.5
ゾロ目:Z3の優しさに心打たれ……
好感度上昇:特大 ×2.0

直下

89→98:自己嫌悪


ショタ提督「………」

Z3「………」

ショタ提督「………」

また、姉さん達に心配かけてしまった……

僕は“前”から、何も進歩していないのか……

ショタ提督「……」

Z3「………」

Z3(……提督?)

ショタ提督「………」

僕が守ると決めたのに……

その僕が、こうして迷惑をかけているようじゃ……

ショタ提督「……ダメ、なんだ」ボソッ

Z3「……!」

ショタ提督「………」

皆を守ってからなら、どれだけ失望されても良い。

軽蔑の目で見られても、それは構わない。

だけど……それよりも前から、こんな調子じゃ……

ショタ提督「………」

Z3「………」

Z3(……提督、さっきより表情が暗くなって……)

ショタ提督「……っ」ギリッ

ショタ提督(……こんなんじゃ、ダメなんだ……!僕が参ってしまっているようで、どうするんだ……!)

Z3「………」

Z3(……食べ物が喉を通らない程、何か深刻な悩みがある……としか思えない、わよね……)




ショタ提督の好感度 コンマ一の位×1.5 上昇

直下

2×1.5=3
7+3=10/50


食堂

ショタ提督「……ごちそうさまでした」つ皿 コトッ

間宮「あ……食べてくれたんですか?」

ショタ提督「……美味しかったよ」

鳳翔「……ありがとうございます。でも……」

ショタ提督「……大丈夫。無理して食べたわけじゃないから」

間宮「……そう、ですか」

鳳翔「………」

ショタ提督「………」クルッ スタスタ…

間宮「………」

鳳翔「………」

Z3「………」

Z3(提督は、あれから暗い表情のまま……皿に乗せられていたおにぎりやおかずを、全て食べ切ったけど……)

Z3「………」

Z3(元気、になったようには……見えないわよね……)

Z3「………」




ショタ提督「………」

ここからは、もういつになるか分からない。

明日かもしれない。来週かもしれない。

あるいは、1年以上先かもしれない……

ショタ提督「………」

しかし、裏を返せば……今すぐにでも、“あれ”が起こる可能性もある。

先が読めない未来。今の僕にとって、これ程怖い現象はない。

ショタ提督「………」

ショタ提督(……皆)

――13ターン目


工廠

明石「………」ジジーッ バリバリバリ…

ショタ提督「………」

工作艦・明石姉さん。

演習や前線で頑張ってくれている皆と違い、基本的に間宮姉さん達と同じように……

裏方での作業を中心に行ってくれる、縁の下の力持ち。

ショタ提督「………」

皆を守る為には、どんなに回りくどい対策も欠かさず行う。

姉さん達を守ることが目的であれば、そこに無駄な行為は一切存在しない。

ショタ提督「……明石姉さん」

明石「……あ、提督。いつものですか?」

ショタ提督「うん……よいしょっと」つ大袋 ドサッ

明石「わぁ……相変わらず、毎月毎月凄い量の改修資材を持って来てくれますよね」

ショタ提督「……ごめんなさい。いつも装備改修ばかりしてもらって……」

明石「いえいえ!それは全然大丈夫ですよ?むしろ“私”としての役割を全うできますし!」

ショタ提督「……っ」

明石姉さんが何気なく行った、その言葉。

“前”を知っている僕にとって、その言葉を聞くと……申し訳ない気持ちで一杯となる。

ショタ提督「……本当に、ごめんなさい」ペコッ

明石「ですから大丈夫ですってば~!」

ショタ提督「………」

今の謝罪は、“今”の明石姉さんと……“前”の明石姉さんに向けて。

“今”の明石姉さんには伝わらないけど……でも、僕にはこれしか出来ない。

明石「でも、元からある装備はもちろん……新たに開発等で出来た装備を全て限界まで改修するなんて……」

ショタ提督「………」

明石「……提督」

ショタ提督「……?」

明石「……どうして、お給料のほぼ全てを私達の為に……」

ショタ提督「……安全に越したことはないからね」

明石「それにしても、流石にやり過ぎでは……?」

ショタ提督「………」フルフル

明石「……!」

ショタ提督「………」

油断や慢心は決して許されない。

演習で強くなるのなら、燃料や弾薬を惜しまず行う。

金で装備を強く出来るのなら、惜しまず全てを注ぎ込む。

ショタ提督「………」

“もったいない”……そんな言葉は、とっくの昔に捨てて来た。

例え皆を守れた後、僕が一文無しになったとしても……

ショタ提督「……!」

皆が生きているのなら……安心して暮らせるようになるのなら……

それだけで、僕は最高に幸せなのだ。

明石「………」

明石(……提督、貴方は一体……)

ショタ提督「………」

ショタ提督(……大丈夫。何があっても、姉さん達は死なせない……!)



↓1Z3のコンマ 好感度:10/50
↓2朝雲のコンマ 好感度:16.5/50
↓3大和のコンマ 好感度:43/50<リーチ!>
↓4夕立のコンマ 好感度:24/50

反転コンマが最大の艦娘が行動します

今回はここまでです。お付き合いいただきありがとうございました!
それではまた次回の更新でお会いしましょう。

22:00~23:30頃開始予定です。

始めます。

朝雲「………」

荒潮「……どの装備も改修MAXなのよね」

朝雲「……司令と明石さんが頑張ってくれたお陰でね」

荒潮「私達の実力もそうだけど……この地域で私達に勝てるのって、それこそ父提督さんの鎮守府の私達しかいn」

朝雲「慢心はいけないわよ」

荒潮「……ごめんなさい」

朝雲「………」

荒潮「………」

荒潮(朝雲ちゃんも、すっかり提督の考え方に染まっちゃったわね)

朝雲「………」

朝雲(実際、あの時は……司令の言う通り、慢心せず警戒してたお陰で助かったから……)





ショタ提督は……

↓1~↓3で反転コンマが最大の安価採用

ショタ提督「………」

朝雲「………」

朝雲(……少なくとも、一心不乱に仕事してるわけではなさそうね。ただ、その分頭を悩ませてるとも取れるけど……)

ショタ提督「………」

これまで、姉さん達が“前”と同じ歴史を歩まないよう……全力を尽くして来た。

それも、可能な限り……歴史の不必要な差異が膨らまないよう考慮して……

ショタ提督「………」

朝雲「………」

ショタ提督「……“あの人”の言葉」ボソッ

朝雲「……?」

朝雲(“あの人”……?)

ショタ提督「………」

僕が旅立つ前、助言をくれた……“あの人”。

この世界……いや、この時代には……いるのかすらも分からない、“あの人”……

ショタ提督「………」

“あの人”の助言通りに、僕は行動した。

それで、不必要な差異をどれだけ抑えられたかは分からない。

ショタ提督「……!」

でも、何もせず留まることは出来ない。

僕は……姉さん達を守る為に、前へ進むしかない……!

ショタ提督「………」

朝雲「………」

朝雲(誰のことかは分からないけど……もしかして、その人が司令の悩みの原因……?)




朝雲の行動

↓1~↓3で反転コンマが最大の安価採用

ショタ提督「………」

朝雲「………」

朝雲(司令……)

ウウウウゥゥゥ…!

ショタ提督「……!」

朝雲「……!?」

朝雲(け、警報……!?)

大淀『提督!皆さん!鎮守府近海に深海棲艦を確認しました!』

ショタ提督「………」

このタイミングか……もちろん、こんなことは想定内だ。

慌てるな……例え今日、今だとしても……あり得ない話じゃない!

ショタ提督「………」

朝雲「………」

朝雲(……司令、こんな時でも冷静だなんて……)

ショタ提督「……!」つ通信機 カチャッ

ショタ提督「こちら36周目提督!戦闘が可能な姉さん達は、全員すぐに艤装を装備して攻撃態勢に!」

朝雲「……っ!」ダッ

朝雲(いや、そんなこと考えてる場合じゃないわよね!私も早く向かわないと!)タタタ…!

ショタ提督「………」

皆の強さを信用していないわけじゃない……だとしても……

万一の事態も、想定しないといけない……

ショタ提督「……っ!」ダッ

幸い、今の僕にはベホマズンがある。

戦うことは出来なくても、姉さん達が絶対に沈まないようサポートすることは……僕にも出来る!




反転コンマ判定:深海棲艦の規模は?

01~49:少数。楽勝。
好感度上昇:並 ×1.0
50~98:そこそこ。まだ余裕
好感度上昇:高 ×1.5
ゾロ目:強い&大勢。でも提督のお陰で優勢
好感度上昇:特大 ×2.0

直下

89→98:今の艦娘達にとってはちょっと強い程度


ル級「遠征襲撃組は油断したみたいだけど……」

ヲ級(例のヲ級とは別人・しかし同組織)「私達は違う……!」

ヨ級「……負けない」

タ級「全員捻り潰して……」


朝雲(Lv.99・実力はLv155オーバー&戦意高揚&装備改修MAX)「やれるものならやってみなさい!」ガシャッ

大和(同上)「ここまで攻め込んで来るなんて……それなら容赦しません!」ガシャッ

夕立(同上)「私達の強さ、思い知るが良いっぽい!」ガシャッ

Z3(同上)「……ここを標的にしたのが運の尽きね」ガシャッ

その他全艦娘「……!」ガシャッ


ル級「……言っとくけど、私達かなり強いからね?」ニヤッ

全艦娘「………」

タ級「……無言か。なら……」

ルヲヨタ級「……沈めッ!」ズドンズドンズドン! パシュパシュッ!

朝雲「……っ!」シュバシュバッ!

大和「……!」シュバシュバッ!

ル級「……えっ!?」

ヲ級「……そ、そんな!何で当たらないの!?」

夕立「確かに、中々やるみたいだけど……この程度の攻撃、普段の演習で慣れてるもん!」シュバシュバッ!

Z3「貴女達の戦い方なんて、とっくに想定済みよ!」シュバシュバッ!

ルヲヨタ級「ば、馬鹿な……!」ズドドドドドド!

朝雲「その程度?なら、今度は私達の番ね!」

大和「1発も外しません!」

夕立「最高に素敵なパーティしましょ?」

Z3「……沈みなさい」

全艦娘「てー!」ズドドドドドドドド!

ル級「あがああああああああっ!?」轟沈 ゴボゴボ…

ヲ級「ぐうっ!?そ、そんな的確に……あぐっ!」轟沈 ゴボゴボ…

ヨ級「きゃああああっ!?そ、そんな……1撃で……」轟沈 ゴボゴボ…

タ級「がはっ!そ、そんな……避けようとしても全部読まれて……」轟沈 ゴボゴボ…


ショタ提督「………」

……凄い。ここまで強くなっていたなんて。

ここまで強ければ、あの惨劇は確実に……

ショタ提督「………」

……いや、慢心はダメだと何度も自分に言い聞かせたはずだろう。

どれだけ姉さん達が強くなっても、奴らの実力が変わっている可能性は十分考えられる。

ショタ提督「………」

それに、今回の襲撃自体……“前”には無かった、新しい出来事。

これも……僕が姉さん達を守る為に行動したが故の、差異なのだろうか……

ショタ提督の好感度 コンマ一の位×1.5 上昇

直下

2×1.5=3
16.5+3=19.5/50


ショタ提督「……お疲れ様」

朝雲「……司令」

大和「……いらしてたんですか?」

ショタ提督「……姉さん達が苦戦していたら、すぐにベホマズンを使おうと思って」

夕立「……ううん、大丈夫だよ。あの程度の敵なら、いつもの演習の要領で……」

Z3「……えぇ。互角どころか、全員無傷で追い払えたわ」

全艦娘「もちろん、慢心は一切しません。常に自分達の被弾を最小限に……」

ショタ提督「……ありがとう。僕がいつも言ってることを……しっかり守ってくれて……」

朝雲「………」

大和「………」

夕立「………」

Z3「………」

ショタ提督「………」

本当に……姉さん達は、凄く良い人達だ。

だからこそ、僕は皆全員……何があろうと、全力で守る。

ショタ提督「………」

朝雲「……!」

大和「……!」

それが、僕の使命だから……!

朝雲「………」

大和「………」

朝雲(……司令、勝利に喜ぶと思ったけど……まだ不安を抱えてるのかしら)

大和(……提督)

――14ターン目


ショタ提督「……ということがあって」

父「……そうか」

ショタ提督「……そっちは」

父「大丈夫。少なくとも、近海では怪しい反応は無かった」

ショタ提督「……良かった。ただ、安心は出来ないけど……」

父「それは分かってるさ。いつも警戒は万全だ」

ショタ提督「……うん」

父「………」

ショタ提督「………」

不安だ。この前は、姉さん達が頑張ってくれたお陰で被害0だったけど……

いずれ、僕が想定していないような……“かつて”経験していないような……

ショタ提督「……っ」ゾクッ

とてつもなく、大きな差異……

それこそ、姉さん達が太刀打ち出来ない程の奴らが出て来てしまったら……!

父「………」

父(提督……)

ショタ提督「………」

父「………」ナデ…

ショタ提督「……え?」

父「……もし、危なくなれば……その時は俺に泣きつけ」ナデナデ

ショタ提督「……!」

父「幸い、提督のお陰で……俺はこうして、提督を続けられている。今度は俺が、提督に恩を返す番だ」ナデナデ

ショタ提督「……父さん」

ショタ提督(……“前”は、こうして……撫でてもらうことも……)

「……もちろん、私達もね?」

ショタ提督「……?」クルッ

朝雲(父鎮守府)「提督君……」

ショタ提督「……父さんの鎮守府の、皆……!」

大和(父鎮守府)「……提督君には、提督(36周目提督の父)だけではなく……私達も感謝してるんですよ?」

夕立(父鎮守府)「そうそう!提督君が言ってくれなかったら、きっと……」

ショタ提督「……っ」

そう。夕立姉さんが言う通り……

“前”の歴史をそのまま歩めば……父さんの鎮守府の皆も……

Z3(父鎮守府)「……でも、今は違う」

ショタ提督「……!」

朝雲「提督君の鎮守府も、そして私達も……少なくとも、提督君が知る“前”よりは確実に強くなったわ」

大和「日々、提督君が率いる私達に戦術を教えているのは……私達ですから」ニコッ

夕立「それに、提督君の鎮守府の私達の動きもどんどん良くなって……今じゃ向こうから新しい動きを教わることもあるくらいだし!」

Z3「……決して油断するつもりはないけれど、これだけは言える。私達は、そう簡単に沈められたりはしないわ」

ショタ提督「……皆」

父「……俺達は全員、提督の味方だ」

朝雲「目的の為に動いている時……」

大和「どうしても、1人で解決出来ないことがあれば……」

夕立「提督君の鎮守府の私達はもちろん……」

Z3「……私達にも、遠慮なく相談すること」

ショタ提督「……うん。ありがとう……本当に……!」

どうして父さんや姉さん達は、こう……涙腺に響くことを言ってくれるのだろうか。

最近、やっと涙を堪えられるようになって来たのに……また……

ショタ提督「………」

でも、今泣くわけにはいかない。

本当に泣きたかったのは、“前”の姉さん達なのだ。

ショタ提督「……!」

今の僕に、わんわんと泣いている時間はない。

歴史の差異に警戒しながら……姉さん達を守らなければならないのだから。



↓1Z3のコンマ 好感度:10/50
↓2朝雲のコンマ 好感度:19.5/50
↓3大和のコンマ 好感度:43/50<リーチ!>
↓4夕立のコンマ 好感度:24/50

反転コンマが最大の艦娘が行動します

大和「………」

大和(提督……貴方はどうして、いつも……)

武蔵「………」

大和(……何かを思い詰めて……いえ……)

大和(……追い詰められているような表情をするんですか?)

大和(それに……時折見せる、私達に向けられた……涙を堪えるような眼差し……)

大和「………」

武蔵「……大和」

大和「……武蔵?」

武蔵「さっきから、ずっと頭を抱えているように見えるが……」

大和「………」

武蔵「……提督絡み、だな?」

大和「………」コクリ

武蔵(やはりそうか……ここのところ、常に提督に視線を向け……提督のことばかり気にしていたからな……)

大和「……私、どうすれば良いのかな」

武蔵「……どういう意味だ?」

大和「提督が心配で……いてもたってもいられなくて……!」

武蔵「………」

大和「……でも、それを提督に聞けば……尚更、追い込んでしまいそうで……」

武蔵「……いや、むしろ……それを聞くことで、提督が安心出来るかもしれない」

大和「……え?」

武蔵「どんな人間も、悩みや不安は1人で抱え込むより……共有したり、話を聞いてもらうだけでも……心なしか、気持ちが和らぐものだ」

大和「……!」

武蔵「ま、私からは『大和がしたいようにすべきだ』としか言えない。これは大和と提督の問題だからな……」

大和「……私と、提督の……」





特殊多数決

1.真相を聞く
好感度50確定 END開放!

2.まだその時じゃない
好感度上昇コンマ判定へ

↓1~↓5

大和「今まで出演を重ねて5回目……ついに……ついに……!私が結ばれる時が来たんですね……!」ウルウル

朝雲「大和さんだけズルいじゃない!」

Z3「私達にもちょっと分けなさい!」

夕立「大和さんに先を越されちゃった……でも、まだ諦めないっぽい!」


今回はここまでです。遅くまでお付き合いいただきありがとうございました!
1回の投下が遅れ気味で、そして先程も安価内容をアレンジして申し訳ございませんでした。真相は全て、次回更新時に明らかにします。
ただ、恐らく歴代でもかなり長い回想パートになってしまうと思います。もしかすると、2回の更新に分けるかもしれません。
ついに大和さんがEND開放!7周目に初登場して以来、こちらとしても感慨深いものがあります。

それではまた次回の更新でお会いしましょう。

22:00~23:00頃開始予定です。

始めます。

大和「………」

大和(……それでも、私は聞きたい)

大和(提督が、1人で何かを抱え込んでいるのなら……傍で支えたい)

大和(今まで、提督は私達を思ってくれた……いつも私達のことを考えてくれていた)

大和(今度は私達が……ううん、私が……)

大和「………」

武蔵「………」

大和「……武蔵」

武蔵「……決めたのか?」

大和「……うん。私……聞いてくる」

武蔵「……!」

大和「提督が……どうしてあれ程思い詰めているのか、その全てを……」

武蔵「………」

大和「そして……提督を、その悩みの底から……救い上げる!」

武蔵「……そう、か」

武蔵(覚悟を決めたんだな、大和……)

武蔵「……なら、すぐに行って来い。鉄は熱いうちに叩けと言うだろう?」

大和「………」コクリ

大和「………」スタスタ…

武蔵「………」

大和「……武蔵」クルッ

武蔵「……ん?」

大和「……ありがとう」

大和「……!」ダッ

武蔵「……やれやれ」

武蔵(その決断を下したのは、紛れもなく大和自身だろう。私はただ、背中を押してやっただけさ……)

武蔵「………」

武蔵(……提督。どうか……どうか、大和の話に……真剣に向き合ってほしい)

ショタ提督「………」チラッ

窓の外を見れば、雪がちらついている……僕はこんな日が大嫌いだ。

忘れもしない……“全てを失った日”と同じだから。

ショタ提督「………」

“あの日”以来、僕は人生全てを捧げ……皆を守る為に、全力を尽くして来た。

皆のことを考えない日など、1日たりとも無い。

ショタ提督「………」

現時点では、姉さん達は誰1人欠けることなく……

着実に、“全てを失った日”へと歩んでいる。

ショタ提督「………」

しかし、本当に……その日を迎えることが出来るのか?

あの結末を回避する為に行動していても……この考えは、必ず頭をよぎる。

ショタ提督「………」

その度に、とてつもない不安と恐怖が僕を襲う。

この方針で合っているのか、皆を守れているのか、想定外のことは起こらないか……

ショタ提督「……っ」

そして、僕の精神を少しずつ抉っていく。

今でこそ、姉さん達の前では……可能な限り、平静を装っているつもりだ。

ショタ提督「………」

その陰では、見えない“敵”……歴史との戦いだけが続く。

その中に、僕の拠り所など……あるはずがない。

ショタ提督「……っ」

僕が救いを求めているようでは、到底皆を守れない。

全てが終わる、その日まで……僕は運命に抗い続けなければならない。

ショタ提督「………」





ガチャ…

ショタ提督「……?」チラッ

大和「………」

ショタ提督「……大和、姉さん?」

ショタ提督「……どうしたの?あ、もしかして……装備が傷んじゃった?」

大和「………」

ショタ提督「ごめんなさい。気がつかなくて……すぐに改修済みの、同じ装備を……」

大和「………」

ショタ提督「……もしかして、違った?じゃあ……あっ、演習?でも、今日はもう終えたから……無理は禁物だよ。ゆっくり休んで、明日に……」

大和「……提督」

ショタ提督「……何?」

大和「……貴方は、どうして……」

ショタ提督「………」

大和「……いつも、私達を優先して……自分を蔑ろにするんですか?」

ショタ提督「……!」

大和「………」

ショタ提督「……それは、姉さん達が安心して」

大和「提督……気づいていないと思ったんですか?今の貴方の顔……凄くやつれてますよ」

ショタ提督「……っ」

大和「………」

ショタ提督「………」

大和「……提督。何か……重い悩みを抱えてますよね?」

ショタ提督「………」

大和「それこそ……安易に話せない程、自身を追いこんでしまうほどの……」

ショタ提督「……っ」

顔に、出てたのか……自分では、隠しているつもりだったのに……

また、姉さん達に心配をかけてしまった……どうして僕はいつも……!

ショタ提督「……大じょ」

大和「大丈夫だなんて言わないで下さい!」

ショタ提督「……!?」

大和「私は……もう、限界なんです……!時が経つにつれ……」

大和「……提督が徐々に、顔色を悪くしていく姿を見るのは……!」

ショタ提督「………」

大和「……提督。私にも話せない内容なんですか……?」ギュッ

ショタ提督「……!」

ショタ提督(手を握って……)

大和「私では……貴方を救ってあげられませんか?信用に値しませんか……?」

ショタ提督「……ッ!」

大和「提督……っ!」

ショタ提督「………」

……僕は、皆に心配をかけてしまっただけではなかった。

大和姉さんの、今の言葉……つまり、守るべき人を……僕自身が、苦しめて……

それじゃ……僕、提督失格じゃないか……!自分の目的ばかり考えて……!

それで、姉さん達に……大和姉さんに、こんなにも悲しい想いをさせて……!

ショタ提督「………」

大和「………」

ショタ提督「……大和姉さん」

大和「……はい」

ショタ提督「……ごめんなさい。僕がこうして……全てを背負い込んでしまっていたことで……」

ショタ提督「……大和姉さんに、凄く心配をかけて……」

大和「………」

ショタ提督「………」

……決めた。例えふざけるなと罵られても、嘘をつくなと怒られても……

ショタ提督「……今から話すことは、突拍子もない……誰が聞いても、馬鹿げた話としか思えないかもしれない」

大和「……!」

ショタ提督「それでも……僕が話すことは、全て真実。最後まで……聞いてくれる、かな」

何もかも話す。僕が経験して来たこと、今までどういう想いでいたのかを……包み隠さず、さらけ出す。

大和「もちろんです!例え3時間でも、1日でも、1年でも……必ず最後まで、聞き遂げます!」

ショタ提督「……ありがとう。その言葉だけでも、凄く救われるよ……僕、実は――」


















――1度、死んでいるんだ。

もう、この時点で信じられないかもしれないけど……続けるね?

僕の父さんは、知っての通り提督。僕は小さい頃から、提督になるように育てられたんだ。

それこそ、僕からしてみれば……遠い昔……


ショタ提督(6)「はいっ!」つノート

父「……凄い。全問正解だ!」ナデナデ

ショタ提督「えへへ~♪」

母「やっぱり、お父さんの血を受け継いでるのね……」

ショタ提督「てーとく(※36周目提督の一人称)、がんばっててーとくになるからね!」

父「ははっ、期待してるぞ?」

ショタ提督「うんっ!」


父さんの遺伝なのか、生まれ持っての才能なのか……勉強は、凄く捗ったんだ。

正確には、うっすらとした覚えてないけど……とにかく、教えたことは短時間で身に付けた。

そして10歳の時……父さんとの勉強の成果が表れて……


ショタ提督(10)「……やった~!あったよ!ほらほら!」ピョンピョン

父「……本当だ。しかも、1番上だって……!?」

母「凄いじゃない!提督、1位よ!」

ショタ提督「うんっ!嬉しいな~!1位なんだね、僕!」

父「……あぁ!お前は、俺達の誇りだ!」ワシャワシャ

ショタ提督「んぅ、くすぐったいよぉ♪」

母「ふふっ……親子揃って提督だなんて」


こうして僕は、特別学校に入学した。

その時の僕は、これからの生活にワクワクする気持ちでいっぱいだったんだ。

でも……当時の僕は気づかなかった、その裏で……


「……うっしゃあ!」

「ははは、俺にかかればこの程度、造作もないさ」

「これで晴れてアンタも提督ね?」

「そうだ!俺はこのままストレートで卒業して、親父みたいに……」













コネ提督(14)「奴らをこき使って、たんまり金を貰うとするか!」


そう。大和姉さん達も知っている……あいつも入学したんだ。

後で聞いた話によると、コネによる裏口入学。あいつはその手段を、この頃から……!

特別学校での勉強は、父さん達から教わった内容よりは難しくなっていたけど……

普段からきっちり復習すれば、それ程難易度が高いわけではなかったんだ。

それで僕は……自分で言うのもおかしいけど、常に好成績をキープしたんだ。


先生「36周目提督君!」

ショタ提督(11)「はい!」トコトコ

先生「いつもよく勉強して偉いわね~。これからも頑張ってね?」つテスト用紙

ショタ提督「わぁ~!86点だ~!」

「お、提督~。また高い点叩き出したな~」

「くそっ!1点負けた!」

ショタ提督「そ、そんな!皆も頑張ってるよ~!」アセアセ


思えば、クラスメイトとは教室内で話すくらいの仲でしかなかった。

当時は、そんなことは全然気にしてなかったんだけど……


先生「……コネ提督君」

コネ提督(15)「……はい」

先生「また欠点よ?せめて60点は取れるように頑張ってね?」

コネ提督「………」

コネ提督(19点……チッ。どうせ卒業は確定だし、勉強するだけ無駄……)

コネ提督「………」チラッ

ショタ提督「ふふっ……次は頑張って90点目指そうかな?よしっ、頑張るぞー!」

コネ提督「……っ」ギリッ

コネ提督(あいつ……たかがテストの点が良いだけで調子乗ってんじゃねぇぞ?お前如き、親父の手にかかれば……!)

「でも、平均が67点のテストでよくそれだけ取れたな~」

ショタ提督「だって、先生が今回は難しいからって言ってたから……その分、いっぱい勉強したもん!」

コネ提督「……チッ」

コネ提督(……今に見てろ。お前なんて、提督になっちまえば……!)


もしかすると、僕があいつから嫌がらせを受けるようになったのは……その時からかもしれない。

理由もきっと、僕の方が成績が良いから……この時からあいつに目を付けられるとすれば、そうとしか考えられない。

それから僕は、そのまま好成績で特別学校を卒業した。

僕に割り当てられた鎮守府は……もちろん、36周目鎮守府。

大和姉さんや、皆が活動している……この鎮守府だったんだ。


36周目ヒロイン「……え?」

ショタ提督(12)「初めまして~!」

Z3「……子供?」

大和「えっと……迷子、でしょうか……?」

ショタ提督「違うよ~!えっと、僕は……」

夕立「わぁ~!可愛い~!」

朝雲「ちょっと。ここは関係者以外立ち入り禁止よ?」

ショタ提督「だから違うってば~!僕は36周目提督!今日からここに着任することになったんだ!」

朝雲「……えっ、嘘!?」

大和「……本当なんですか?」

ショタ提督「うんっ!」

Z3「ま、待って!そんな話、一言も……」

夕立「あ、そういえば……鎮守府によっては、子供の提督さんが着任することは珍しくないって!」

朝雲「でも、この辺りの地域ではそんな司令いないわよ!?」

ショタ提督「はい、身分証明書!」つ身分証明書

大和「……確かに、ここの提督と記されていますね」

Z3「……こんなことってあるのね」

朝雲「今までで1番驚いたかも……」

夕立「新しい提督さん!今日からよろしくね~!」

ショタ提督「えへへ~♪よろしくね!」


この時、僕は“初めて”大和姉さん達と出会ったんだ。

……不思議そうな顔をしてるけど、ここまでの話も全部事実なんだ。ただ……“当時”の僕は、今よりも幼かったけどね。

最初はね?僕や姉さん達は何事も無く普通に活動していたんだ。

演習も出撃も、そして遠征も……無理のない範囲で行ってもらっていた。


ショタ提督「ふんふんふ~ん♪」カキカキ

ショタ提督(今日もお仕事お仕事!お姉ちゃん達も頑張ってくれてるんだから、僕も頑張らないとね!)カキカキ

ガチャ

夕立「提督さ~ん!」パタパタ

ショタ提督「あ、夕立お姉ちゃん!どうしたの?」

夕立「お客様っぽい!」

ショタ提督「お客様?誰だろう……?」


でも……そんな日々は、長くは続かなかったんだ。

これは大和姉さんも覚えていると思うけど……“あの日”……


スタスタ…

夕立「さぁ……提督さんと会わせてもらえば、すぐに分かるって言ってたけど……」

ガチャ

ショタ提督「……あっ!」

夕立「……?」

コネ提督(16)「……よう、久しぶりだな。卒業式以来か」

ショタ提督「コネ提督さん!久しぶり~!」


あいつはやって来た……いや、押しかけて来た。わざわざこの鎮守府に……


夕立「……お知り合い?」

ショタ提督「うんっ!特別学校にいた時のクラスメイトだよ!」

コネ提督「……そうだ。その時の好として、今日は少し“お願い”があって来たんだ」

ショタ提督「お願い……?」

コネ提督「………」ニヤッ

夕立「……っ」ゾクッ

夕立(な、何だかこの人……ちょっと不気味っぽい……)

コネ提督「……お前んとこの艦娘、少し譲ってくれないかと思ってな」

ショタ提督「……えっ?」

夕立「……ッ!?」


あの時と同じように……“あの日”も同じことを言い放って来たんだ。

ショタ提督「そ、それはダメだよ!えっと……お姉ちゃん達は、ここの鎮守府の艦娘で……」アセアセ

夕立「……どうして、そんなことを?」

コネ提督「それくらい察しろ……と言いたいところだが、まぁ良い。簡単なことさ。少しヘマして沈めちまってな」

ショタ提督「沈め……そ、それって!まさかお姉ちゃん達を……!」

夕立「……やっぱり」


あいつは、やはり姉さん達を酷使していたんだ。

そして、使い捨てで沈めて……数が少なくなったから、僕の鎮守府の姉さん達を狙いにした。


ショタ提督「だ、ダメっ!そんなことしたら、お姉ちゃん達まで……!」

コネ提督「何も全員とは言わない。戦艦や空母を中心に、何十隻かもらうだけだ」

ショタ提督「嫌だ!いくら元クラスメイトでも、お姉ちゃん達は渡せない!」

夕立「……!」

夕立(提督さん……!)

コネ提督「………」

コネ提督(ま、そう来ると思ってたよ。けどな……)

コネ提督「……そうか、断るのか」

ショタ提督「………」

コネ提督「……なぁ、36周目提督。俺の親、大本営に結構顔が効くんでね」ニヤリ

ショタ提督「……え?」

夕立「ッ!!」


あいつは、“あの日”と同じ脅しをかけてきた。

まだ、何の対策も取っていない……“何も知らない”僕に対して……!

コネ提督「素直に渡してくれるなら何もしねぇさ。ただ、あまりにゴネるなら……命令という形で、こっちに引き渡してもらうことになるなぁ……」ニタァ…

ショタ提督「……ッ!?そ、それって……強制……?」

コネ提督「あぁ。ま、それでも嫌だってんなら……最悪、お前には提督の道を諦めてもらうことになるな」ニタァ…

ショタ提督「……!」

ショタ提督(そ、そんな……!)

夕立「……1度提督になれば、そう簡単には解雇させられないはず。例え元帥であろうと、証拠がなければ……」

コネ提督「甘い。お前の鎮守府なんて、まだ駆け出しの弱小鎮守府だろうが。大本営で悪い噂を流して、デマをでっち上げれば……!」

ショタ提督「……っ!」

夕立「………」ギリッ

コネ提督(つっても“相手がすげぇ戦果を稼ぐ鎮守府だとすれば、こんな方法はすぐバレちまう”けどな……)

ショタ提督「……っ」ガクガク

夕立「……!」

夕立(提督さん、震えて……!)

コネ提督「さぁどうする?素直に渡せばお前は提督でいられる。断れば……分かってるな?」

ショタ提督「……ぼ、僕は……」ガクガク

ショタ提督(ど、どうしよう!お姉ちゃん達は絶対渡したくない!で、でも……提督を辞めさせられる、なんて……)ガクガク

夕立「………」


そして……取り返しのつかないことになってしまう。

僕が無力なばかりに……起こしてしまった、惨劇の始まり。

夕立「……大丈夫」

ショタ提督「……え?」



夕立「こんなことで、提督さんが辞めさせられる必要はないっぽい。だから、私達が……」



ショタ提督「……!?」

コネ提督「……そうか。お前達から来るんだな?」

夕立「………」コクリ

ショタ提督「だ、ダメだよ!そんなことしたら……!」

夕立「……提督さんは、私達が守るから!」

ショタ提督「……!!」


夕立姉さんは……いや、夕立姉さん達は……僕を守ってくれた。あいつから、僕を救ってくれた。

それと同時に――

コネ提督「……んじゃ、お前は確定として……そこで見てる奴ら!」ギロッ

伊勢「……っ!」

日向「………」

青葉「……見つかっちゃいましたか」

衣笠「………」

コネ提督「……あいつらもだな」ニヤッ

ショタ提督「……っ!」

夕立「………」

伊勢「……ま、仕方ないか」

日向「提督が、こんな外道に辞めさせられるわけにはいかないからな」

青葉「ですね~……ようし!向こうでも頑張っちゃいますか!」

衣笠「そうね。すっごく憎いけど……提督の為だから!」

ショタ提督「み、皆……」

コネ提督「……良かったじゃないか。こいつら皆……お前に懐いててよ」

ショタ提督「……っ!」

夕立「……余計なこと言わないで」

コネ提督「うるせぇ!駒は黙ってろ!」

ショタ提督「こ、駒……!?」

コネ提督「チッ……あいつら、皆俺にはむかいやがって……だから沈むんだよ!」

夕立「………」

コネ提督「ほら、行くぞ」スタスタ…

伊勢日向青葉衣笠「………」スタスタ…

ショタ提督「ま、待って……!」

夕立「……提督さん。私も、向こうで頑張るから……提督さんも、ここで提督として……頑張るっぽい!」

ショタ提督「……っ!」

夕立「……じゃあね?」スタスタ…

ショタ提督「や、やめて……行かないで……!夕立お姉ちゃん……皆……!」

コネ提督「………」チラッ

ショタ提督「………」ガクガク

コネ提督(……ざまぁ見ろ。俺をコケにした報いだ!)ニタァ…

ショタ提督「……ッ!!」

コネ提督「………」スタスタ…

夕立&伊勢達「………」スタスタ…

ショタ提督「あ……あぁ……!」ガクガク

ショタ提督「夕立お姉ちゃああああああああああああああああああああああああんッ!!」

――夕立姉さんを失った。数日後、あいつからの電話で……


ショタ提督「………」カキカキ

ショタ提督(夕立お姉ちゃん……皆……)カキカキ

白露「………」※秘書艦

白露(夕立、元気でやってるかな……?)

プルルルルル…

ショタ提督「………」つ電話 ガチャ

ショタ提督「……はい。こちら36周目鎮守府です」

コネ提督『よう。36周目提督だな?』

ショタ提督「……っ!君は……」

コネ提督『いや~、すまんすまん。お前から譲ってもらった奴ら……』

ショタ提督「……っ!」ゾクッ

ショタ提督(や、やめて……それ以上は聞きたくない……やめ……て……!)ガクガク

コネ提督『つい沈めちまったわ』

ショタ提督「………」

コネ提督『その内、またお前んとこから艦娘貰うからな。ちゃんと用意しとけよ?』ガチャ

プー… プー…

ショタ提督「………」

白露「……提督?どうしたの……?」

ショタ提督「……夕立お姉ちゃん達、沈んじゃったって……」

白露「……嘘」

ショタ提督「……今、コネ鎮守府から……電話があって……」

白露「……嘘、だよ……そんな……夕立が……」ジワッ

ショタ提督「………」

白露「……そん、な……夕立……ゆう、だちっ……!」ポロポロ

ショタ提督「………」

あいつの鎮守府に行った皆が、沈んだことを……あいつの口から聞かされたんだ……

その時は……怒りよりも先に……

ショタ提督「………」ジワッ

ショタ提督(夕立、お姉ちゃん達が……僕の、せいで……僕が、何も出来なかったせいで……)ポロポロ

ショタ提督「……夕立お姉ちゃん……皆……やだ……やだよ……!沈んじゃった、なんて……そんなの……!」ポロポロ

涙が出た。無力な自分への情けなさと……

夕立姉さん達が沈んでしまった、悲しさ……

伊勢姉さん達はもちろん、他の皆もあいつに連れられ……

いや、皆……僕を守る為に……自分から……!

姉さん達……艦娘の人数が減った僕の鎮守府は、出撃数が激減した。


ショタ提督「………」カキカキ

ショタ提督(夕立お姉ちゃん……皆……)カキカキ

朝雲「……司令」

ショタ提督「……朝雲お姉ちゃん」

朝雲「……私達が、夕立達の分も頑張るから……その、元気出して?」

ショタ提督「……ありがとう」

朝雲「………」


本当は、朝雲姉さん達も悲しいはずなのに……

それでも、僕を慰めてくれた。いつも支えてくれた。


朝雲「……それじゃ、私は遠征に行って来るわね?」

ショタ提督「……うん。行ってらっしゃい」

朝雲(司令が元気を無くしてる今は……私達が何とかしないと!悲しんでる場合じゃないわ!)

朝雲(いっぱい資源を持ち帰って、司令を笑顔にしてあげないとね!)タタタ…!


朝雲姉さん達は、そのままいつも通り遠征に行ってくれた。

出撃は出来なくとも……遠征は、ほぼ毎日のように出てもらっていたんだ。

そのお陰で、資源はギリギリ黒字で……朝雲姉さん達、遠征組がいてくれたからこそ……何とか運営出来ていたんだ。

でも……忘れもしない“あの日”。惨劇は、また起こるんだ……!

ショタ提督「………」カキカキ

ショタ提督(朝雲お姉ちゃん達、遅いなぁ……いつもなら、もう帰って来てる時間なのに……)カキカキ


“あの日”、朝雲姉さん達の帰りがいつもより遅かった。

それも、10分程度じゃなく……30分、40分と……時間が経つにつれ、どんどん不安になっていったんだ。


ショタ提督「………」ソワソワ

ショタ提督(ま、まさか……何かあったのかな……でも、遠征ルートは安全のはず……)


この時、僕は甘く見ていた。

遠征ルートには、深海棲艦が出没しないなんて……

そんな幻想は……粉々に打ち砕かれた。身を持って知ることになるんだ……

遠征なら大丈夫。その思い込みが――


大淀「て、提督ッ!」バターン!

ショタ提督「お、大淀お姉ちゃん!?一体どうしたの!?」

大淀「無線が……とにかく!この無線を……!」つ無線

ショタ提督「……これは、遠征組の……」

『ザザ……れい』

ショタ提督「……ッ!?」

ショタ提督(今の声は……まさか……!)

ショタ提督「……朝雲お姉ちゃん!?」つ無線

朝雲『はぁ……はぁ……』

ショタ提督「どうしたの!?何があったの!?」

朝雲『……敵が、突然……ザザ……攻撃、して……ザザ……来て……』

ショタ提督「今どこ!?どこにいるの!?すぐ助けに……」

朝雲『……もう、無理……ザザ……かも……』

ショタ提督「……え?」

朝雲『言うことを……聞か、ない……ザザ……体を引きずって……ザザ……鎮守、府……まで……』

朝雲『帰ろう、と……ザザ……思ったけど……ザザ……限界、みたい……ザザ……』

ショタ提督「そんな……!」

朝雲『……私達、ここまで……みたい……司、令…………ごめん、なさ……い…………』

プツッ…

ショタ提督「……え?朝雲お姉ちゃん……?朝雲お姉ちゃん!返事して!」

大淀「……っ」ジワッ

ショタ提督「やだ……!やだよぉ……!返事してよぉ……!朝雲お姉ちゃん……!」ジワッ

大淀「……提、督……遠征組の、皆さんは……」ウルウル

ショタ提督「……っ!」

ショタ提督「朝雲お姉ちゃあああああああああああああああああああああああんッ!!」


――朝雲姉さんを失うことに繋がってしまった。

後に聞いた話だと、朝雲姉さん達を襲ったのは……





ヘ級「なんだこいつら。あっけなく沈んじまった」

チ級「やっぱり……遠征組の艦娘達は、どこもヘロヘロのヨレヨレ。殺してくれと言ってるようなもんだったね」

ニ級「川内達が率いる遠征組も、俺達になすすべなくやられてやんの!」

ホ級「返り討ちに遭う心配なんて皆無だったな!」

チ級「さて、いつものように報告しに行きますか」

ヘ級「ヲ級さんもレ級さん(※例のレ級&ヲ級と同一人物)達も、間違いなく喜ぶな!」

ニ級「いや、このまま他の遠征海域に行ってあいつらぶっ飛ばそうぜ!」

ホ級「良いなそれ!んじゃ次はあの海域に行くか!」

チ級「……了解」

バシャバシャバシャ…





指定海域外に現れる、はぐれ深海棲艦だったらしい。

それも、並の深海棲艦達に比べて残忍で……出会ってしまえば、まともな鎮守府でも苦戦を強いられ……

艦娘のコンディションや、相手次第では……そのまま、全滅することも珍しくないらしい……

朝雲姉さん達は、運悪く……いや、僕の思い込みのせいで……

奴らと鉢合わせして、そのまま……ッ!

当然、いつ出没するかも分からない。タイミングが読めないのが最大の特徴らしい。

僕の慢心と、奴らの出没……最悪の組み合わせで、巡り合ってしまったんだ……!

少し休憩します。30分前後で再開します。
いつもながら長くなってすみません。ただ、これでもまだ3~4割程です。

再開します。

ショタ提督「……ごめんなさい……ごめんなさい……!」ポロポロ カキカキ


遠征組の半数が、あの事件によって亡くなってしまった……



“あの日”以来、僕は皆に謝り続け……泣きながら仕事をする毎日だった。

それも、1週間なんて長さじゃない。それこそ、1年も2年も……数年単位で続いたんだ……

夕立姉さんや、朝雲姉さん達が死んでしまったことによる……悲しみ。

そして……僕のせいで、皆が死んでしまった……自分への怒り。


ショタ提督「………」ポロポロ カキカキ

大和「………」

Z3「………」

大和(提督……あの時から……)

Z3(ずっと……責任を感じて……)

ショタ提督「………」ポロポロ カキカキ

大和「……提督」

ショタ提督「……?」ポロポロ

Z3「これは貴方のせいじゃないわ。あいつと深海棲艦が悪いのよ……」

ショタ提督「……違う」ポロポロ

大和Z3「……!」

ショタ提督「あいつも……深海棲艦も……僕がちゃんと、そのことを知っていれば……!」ポロポロ

ショタ提督「奴らのことを!もっと調べておけば!こんなことにはならなかったんだ!僕のせいで……僕のせいでぇ!」ポロポロ

大和Z3「……提督っ!」ダキッ

ショタ提督「やめて……離してよ……!僕のせい、なんだ……!僕が……」ポロポロ

大和「いいえ!提督は悪くありません!」ギュッ

Z3「そんなに自分を責めないで!私達は、貴方を恨んでいないわ!貴方はむしろ、被害者よ……!」ギュッ

ショタ提督「うぐっ……ぐすっ……うわぁぁん……どうして……どうしてぇ……!」ポロポロ

大和「………」ナデナデ

Z3「………」ナデナデ

ショタ提督「夕立姉さん……朝雲姉さん……皆……うぐっ、うわあああああああああああああんっ!」ポロポロ


こんな時でも、大和姉さんとマックス姉さんは……僕を慰めてくれたんだ。

資源不足で出撃出来ない日々が続いても……それでも、僕を見捨てなかったんだ……

僕、もう申し訳なくて……その時は、ずっと泣き続けたんだ……涙が出なくなるまで……

でも……そんな僕に、追い打ちをかける出来事が起こってしまう。

夕立姉さんや、朝雲姉さん達に続き――

ショタ提督「………」カキカキ

プルルルル…!

ショタ提督「………」つ電話 ガチャッ

ショタ提督(……あいつ、だろうな)

ショタ提督「……もしもし、こちら36周目鎮守府です」

『……36周目提督さんですか?』

ショタ提督「……はい。そうですけど……あの、どなたですか?」

『……大本営からのご通達です。落ち着いて聞いて下さい』

ショタ提督「……?」

『……貴方のご両親が、謎の深海棲艦に鎮守府ごと襲われ……お亡くなりになられました』

ショタ提督「……え?」

『……近日中、正式な封書が届きます。詳細はそちらで……』

ショタ提督「……ちょっと待って下さい。冗談ですよね……?」

『………』

ショタ提督「冗談だと言って下さい……お願いですから……!」ジワッ

『……残念ですが、事実です』

ショタ提督「……そん、な」ポロポロ

『……それでは、失礼致します』ガチャ

ツー… ツー…

ショタ提督「……嘘、だよね……?」ポロポロ

ショタ提督「夕立姉さんや、朝雲姉さんに続いて……父さんや、母さんまで……」ポロポロ

ショタ提督「……嫌」ポロポロ

ショタ提督「嫌だ……こんなの、信じない……嫌……嫌だ……!」ポロポロ

ショタ提督「嘘だあああああああああああああああああああああああああああああッ!!」


――両親を失った。大好きだった、父さんと母さんを亡くしたんだ……

え?父さん達の鎮守府の皆が負けるはずないって?ううん、父さん達の鎮守府の皆は……“この頃”はまだ、“今”程強くなかったんだ。

それで……突然の襲撃に対抗出来ず、全滅してしまったんだ……!

僕は、身寄りがない……天涯孤独の身となった。

それこそ、提督を解雇させられれば……文字通り、僕は路上を彷徨うこととなる。

そのことに追い詰められた僕は……ショックのあまり、しばらく何も考えられなくなっていた……


ショタ提督「………」カキカキ

大和「……提督?」

ショタ提督「………」カキカキ

Z3「……提督」

ショタ提督「………」カキカキ

大和「……きっと、悲しみが深すぎて……」

Z3「……無理もないわ。私も、同じ状況になれば……」

ショタ提督「………」


あの時の僕は、本当に生きる屍のようだった。

ただ仕事をして、ただご飯を食べて、ただ眠るだけ……そこに意志は何もなかった。

ただ、惰性で生きる毎日……もう、そうでもしないと……心が持たなかったんだ。

でも……大和姉さん達は……


大和「………」ギュッ

Z3「………」ギュッ

ショタ提督「……!」

大和「……私達は、何があっても……貴方を守ります」

Z3「……えぇ。乗り越えましょう……一緒に」

ショタ提督「……大和、姉さん……マックス、姉さん……」ジワッ


こんな情けない、自分を責め続けてばかりの……僕のことを、元気づけてくれた。

僕は……もう1度、頑張ろうと思った……いや、思えたんだ。

大和姉さんや、マックス姉さんがいれば……僕はまだ、頑張れる……

そう、考えたんだ……その矢先……

ドガアアアアアァァァァァァァンッ!!

ショタ提督「……ッ!?」

大和「な、何の音!?」

Z3「外から聞こえたわ!」

ショタ提督「外……」

大和「とにかく、行ってみましょう!」ダッ

Z3「えぇ!」ダッ

ショタ提督「………」ダッ


突然聞こえた、外からの轟音。

この時点で、既に嫌な予感がしていたけれど……

そして、その予感は……悪夢のような、現実となる……


駆逐水鬼「沈めてやる……何もかも……ッ!」ズドンズドン!

空母棲姫「許さない……絶対に許さない……!」パシュパシュパシュッ!

防空棲姫「私達の恨み……全てぶつけてやる……ッ!」ズドドドドドドド!

ズガアアアアアアアァァァァァァンッ!!

大和「一体これは何の騒ぎですか!?」

武蔵「大和!た、大変だ!深海棲艦が……!」

Z3「そ、そんな……!こんな近くまで攻めて来るなんて……!」

ショタ提督「……!?」


目を疑った。通常の深海棲艦よりも、憎悪と憎しみに満ち溢れたかのような……

明確な殺意を溢れださせた、明らかに異常だと分かる深海棲艦の大群……

そして……


軽巡セ級「よくも……よくも皆をあんな目に……!」ズドドドドドド!

駆逐ア級「貴方の犯した罪は、その身を持って償ってもらいます!」ズドドドドドド!

駆逐ハ級「どこに……どこにいるんですか……?早く、殺されて下さい……!」ズドドドドドド!


未だかつて見たことがない……新種の深海棲艦……!

そいつらが一斉に、鎮守府を集中攻撃して……!


軽巡セ級「この前の鎮守府にも、あいつはいなかった……見つけ出すまで、全部ぶっ壊してやる!」

ショタ提督「――ッ!!」


そして、僕は分かってしまった……

こいつらこそが……父さんや母さんを、殺した深海棲艦だと……!

大和「早く止めないと……!」ガシャッ!

ショタ提督「ま、待って!今の姉さん達は、資材や補給不足で……装備もまともに改修出来てないんだよ!?その状態で戦うのは……」

大和「……自殺行為、ですか?」

ショタ提督「………」

榛名「……提督」

赤城「……お心遣い、ありがとうございます。ですが……」

Z3「……私達は、鎮守府と……そして――」



全艦娘「――提督(司令官)(司令)を守らないといけない(いけません)から!」ガシャッ!



ショタ提督「……ッ!」

大和「……行きましょう!」ダッ

全艦娘「はいっ!」ダッ

ショタ提督「や、やめて……!」

金剛「バーニング……ラァァァァブッ!」ズドン!

長門「てー!」ズドン!

空母棲姫「……その程度の攻撃が、私達に通用するとでも?」パシュパシュ!

ドガアアアアァァァァンッ!

長門「ぐはぁっ!」大破

ショタ提督「な、長門姉さん!」

防空棲姫「皆……死んじゃえ!」ズドドドドドドド!

ドガアアアアァァァァンッ!

金剛「あうっ!」大破

榛名「きゃあっ!」大破

ショタ提督「金剛姉さん!榛名姉さん!」

Z3「くっ……!」ズドンズドン!

駆逐水鬼「例え、元は同じ私達でも……邪魔するのなら、容赦しません!」ズドドドドドド!

Z3「っあ……!」大破

ショタ提督「マックス、姉さん……!」


悔しかった……自分は何も出来ず、ただ見ていることだけしか出来ない……

そんな無力で、役立たずな自分が……本当に、憎かった……!

大和「……何としてでも、提督だけは守ります!」ズドンズドン!

軽巡セ級「……大和型の癖に、随分弱いのね」

大和「くっ……!」

大和(弾薬が……それに、燃料も……!実践経験の少なさが、こんなところで……!)

駆逐ア級「……沈んで下さい!」ズドドドドドド!

駆逐ハ級「大人しく出てくれば、楽に殺してあげます!」ズドドドドドドド!

大和「かはっ……!」大破

ショタ提督「大和姉さんッ!!」


目の前で、姉さん達がどんどん傷ついていく……

それに加え、ボロボロになっていく鎮守府……

まさに地獄絵図だった……恐怖と悲しみ、色々な感情が混ざり合って……

もう、立っているのがやっとになるほどだった……そして――


大和「……提督、は……早く……逃げ……」

軽巡セ級「まだ息があるみたい。とどめは……」ガシャッ!

大和「……っ!」

軽巡セ級「私が刺さないとね!撃てー!」ズドドドドドド!

ドガアアアアァァァァンッ!

大和「っ、ぁ……」轟沈 ゴボゴボ…

武蔵「や、大和!」

ショタ提督「あ……あぁ……!」ガクガク

大和「……てい、とく……」

ショタ提督「……ッ!大和姉さん!ダメ!沈まないで!」

大和「……海の、底から……見守って、いま……す…………ね………………」ゴボゴボ…

ザブン…

ショタ提督「――ッ!」

ショタ提督「大和姉さああああああああああああああああああああんッ!!」


――大和姉さんまでも失ってしまった。

いや、それだけじゃなく……


武蔵「……このっ!」

空母棲姫「貴方も姉と共に逝きなさい!」パシュパシュパシュ!

ズガアアアアァァァァンッ!!

武蔵「あがっ……ここ、までか……!」轟沈 ゴボゴボ…

ザブン…

ショタ提督「………」ガクガク

ショタ提督(皆が……皆、がぁ……!)ガクガク

ショタ提督「……ど、どうして……!」ジワッ

駆逐水鬼「……何?」

ショタ提督「こんな……こんなことを……!」ポロポロ

駆逐水鬼「……決まってるじゃないですか。復讐ですよ」

ショタ提督「……復、讐……?」ポロポロ

防空棲姫「そうよ!かつて、私達をボロ雑巾のように扱い……」

空母棲姫「挙句の果てに、無茶な出撃を繰り返して……沈めた奴への、報復……!」

軽巡セ級「あいつのせいで、私はもちろん……一緒に出撃した仲間も犠牲になっちゃったからね」

駆逐ア級「ですからこうして、責任を問いただしているんです!」

駆逐ハ級「もちろん、最後には殺しますけどね」

ショタ提督「……そ、それって……まさか……!」ポロポロ

深海棲艦「……?」

ショタ提督「……コネ、提督……?」ポロポロ

深海棲艦「……ッ!」

ショタ提督「……そう、だったのか……!それじゃあ、僕はとばっちりじゃないか……!」ポロポロ

ショタ提督(そのせいで……大和姉さんが……皆が……!)ポロポロ

駆逐水鬼「……つまり、貴方は別人なんですか?」

ショタ提督「………」ポロポロ

軽巡セ級「となると、こんな場所で時間を無駄にしてるわけにもいかないよね」

駆逐ハ級「……前回に引き続き、無駄な体力を使うところでした」

空母棲姫「……違うのなら、ここに要は無いわ。早く奴を探すわよ」

深海棲艦「言われなくても!」バシャバシャバシャ…

ショタ提督「………」ポロポロ

Z3「……提、督……」

ショタ提督「………」ヘナヘナ

榛名「……っ」

ショタ提督「……あいつの、とばっちりで……攻撃、されるなんて……」ポロポロ

ショタ提督(……こんな、ことって……あんまりだよ……っ!)ポロポロ


あいつと勘違いされたが為に、鎮守府に攻め込まれた。

もう、僕の心はボロボロだった……こんな形で、また……

あいつのせいで、被害を受けることになるなんて……


ショタ提督「……もう、嫌だよ……」ポロポロ

Z3「………」

ビスマルク「………」

ショタ提督「どうして……僕ばっかり……こんな目に……!」ポロポロ

Z3「………」ダキッ

ショタ提督「……ぐすっ……ううっ……」ポロポロ

Z3「……提督」ジワッ

ショタ提督「……マックス、姉さん……僕、どうしたら良いのかな……」ポロポロ

Z3「………」ポロポロ

ショタ提督「……ずっと、酷い目に遭い続けて……その度に、皆が死んじゃって……」ポロポロ

Z3「………」ポロポロ

ショタ提督「……今の襲撃で……ほとんどの皆が……」ポロポロ


深海棲艦と戦った姉さん達の、過半数が……攻撃の波に飲まれ……

それどころか……鎮守府内で活動している、間宮姉さん達も……ッ!


ショタ提督(……僕を、守る為に……僕が、何も出来ないばかりに……!)ポロポロ

Z3「………」ギュッ

ショタ提督「ぐしゅ……嫌だぁ……もう嫌だよぉ……!うわぁぁぁん……!」ポロポロ

Z3「……提督……提督っ……!」ポロポロ


僕は、マックス姉さんに抱き締めながら……ひとしきり泣いた。

そのまま、崩れかけの鎮守府で……ただただ、泣き続けた……

マックス姉さんや、残された姉さん達も……静か泣いていた……

“この時”の僕は……もう、何もかもが……嫌になっていた。

希望を……全く、見いだせなくなってしまったんだ……

セ級は川内 ア級は朝潮 ハ級は浜風なのかな?

そして、1週間後……僕は、思わぬ情報を小耳に挟むこととなる。

“当時”の僕にとっては、もはやどうでも良い情報に過ぎなかったけどね……


ショタ提督「………」

ショタ提督(……僕が解雇されるのも、時間の問題……でも、不思議と……悲しい気持ちはない)

ショタ提督「………」

ショタ提督(いや……“ない”んじゃない。“壊れた”だけなのかもしれない……)

ショタ提督(今更……泣くことなんて、出来るとは思わない……)

Z3「……提督」

ショタ提督「……マックス姉さん」

Z3「……さっき、買い出しに出かけた時に……こんな話が、聞こえてきて……」

ショタ提督「……噂話?」

Z3「いや、それが最近のニュースみたいで……コネ提督が、殺害されたらしいわ」

ショタ提督「……あいつが?」

Z3「えぇ。どうやら、この前私達を襲った深海棲艦達に……鎮守府ごと……」

ショタ提督「……そうだったのか」


深海棲艦は、目的を果たしたという情報だった。

それを聞いて、嬉しくも無ければ……怒りが湧いてくることもない。

ただ、ひたすら……どうでも良かった。もう、“この時”の僕には……


Z3「……それで、もう1つ……」

ショタ提督「……何?」

Z3「……大本営から、命令が来てるの」つ封筒 スッ

ショタ提督「……命令?僕に……?」ガサガサ

ショタ提督「……ッ!!」


それには、流石の僕も目を疑った。何故なら、その内容は……


ショタ提督「……“全艦娘を総動員して艦隊を結成し、深海棲艦の進行を食い止めろ”?」

Z3「……私達を襲った深海棲艦のことよ。どうも、コネ提督の姿を確認する前に鎮守府ごと壊して……殺したことに気づいてないらしいわ」

ショタ提督「……奴らは殺してないと思い込んで、まだ鎮守府を壊滅して回ってるってこと……いや、そんなことより……この命令って……!」


ただでさえ、あの時の傷を回復出来ていない姉さん達がほとんどの状況で……

この命令は、マックス姉さん達への……事実上の“死刑宣告”。

Z3「……強制。だから、断ることは許されない」

ショタ提督「………」

Z3「もし、頑なに命令を遂行しないとなれば……提督は解雇させられる」

ショタ提督「………」

Z3「………」

ショタ提督「……全く」

Z3「……?」

ショタ提督「僕……何か、悪いことをしたのかな……どうして、僕ばっかり……貧乏くじを、引いちゃうのかな……」ジワッ

Z3「……!」

ショタ提督「……僕に、これ以上……姉さん達を、殺せというの……?そんなことって……!」ポロポロ

Z3「……提督」

ショタ提督「………」ポロポロ

Z3「………」ダキッ

ショタ提督「……!」

Z3「……心配しないで。貴方を、命令違反の悪者になんて……させないわ」ギュウッ

ショタ提督「……っ!」ポロポロ

Z3「……もし、私達が出撃すれば……今度こそ、全滅すると思う。でも……」

Z3「私は……いえ、私達は……貴方が“提督”でいられなくなることが……1番辛いの」ジワッ

ショタ提督「――ッ!!」

Z3「……どうか、私達を……出撃、させて……?貴方が、最後まで……提督でいてくれることが……」ポロポロ

Z3「……私達の、最高の誇りで……そして、最高の……幸せ、だから……!」ポロポロ

ショタ提督「……マックス、姉さん……ぐすっ……ううっ……!」ポロポロ

Z3「………」ポロポロ ナデナデ…


忘れていた涙を、“この時”……思い出した。

その日は、ずっと……マックス姉さんに抱き締められて、ひたすら泣いた。

それが……“最後に流した涙”だった……

そして……“最後の日”が訪れる……

僕にとって、最も忘れられない日……雪の降る、寒い……曇った日……


ショタ提督「………」

Z3「………」

ショタ提督「……本当に、行くんだね」

Z3「………」コクリ

ショタ提督「……その」

Z3「謝らないで。提督は何も悪くないんだから」

ショタ提督「……!」

Z3「……それよりも」

ショタ提督「……そう、だね……こっち、だよね……」

Z3「………」

ショタ提督「……“ありがとう”、マックス姉さん。皆……」

Z3「……えぇ、どういたしまして」ニコッ

ショタ提督「……行って、らっしゃい……!」

Z3「……行って来ます!」

バシャバシャバシャ…

ショタ提督「………」


それが、僕がマックス姉さん達を見た……最後の姿だった……

数時間後、大本営からの電話が鳴り響いて――


プルルルル…

ショタ提督「………」つ電話 ガチャ

ショタ提督「……もしもし、こちら36周目鎮守府です」

『……36周目提督かね?』

ショタ提督「……はい」

『……非常に言いにくいのだが』

ショタ提督「……轟沈、ですか?」

『……そうだ。深海棲艦との戦いを、半ば自爆特攻のような攻撃方法で……』

ショタ提督「……そう、ですか」

ショタ提督(……マックス姉さん達は……自分を犠牲にして、深海棲艦を……)


――マックス姉さんの、死亡が確認された。

今までとは違い……それは、覚悟の上だった。


『……そして、もう1つ言いにくいのだが』

ショタ提督「……艦娘を全員失ったが為に、懲戒処分……ですね?」

『……すまない』

ショタ提督「いえ、良いんです。もう……分かっていましたから」

『……連絡は以上だ。こちらからも……これからの健闘を祈る』

ショタ提督「……ありがとうございます。それでは……」ガチャッ

ショタ提督「………」


僕は、提督を解雇させられた。

かつての僕なら、理不尽等と思っていただろうけど……その想いも、消えていた。


ショタ提督「………」クルッ スタスタ…


そのまま歩いて、鎮守府……の造形を保てていない、廃墟を出る。

外はやはり……雪が降っている。


ショタ提督「………」チラッ

ショタ提督(……僕にとって、ここは……人生の半分を、共にして来た場所……)

ショタ提督(……でも、それも今日で終わりなんだ。僕には、もう……)

ショタ提督「………」スタスタ…


人が少ない、近くの……崖へと向かう。

屋上から、探しておいた……最後の瞬間を迎える場所へ……

ヒュウウウゥゥゥゥ…

ショタ提督「………」

ショタ提督(大海原が見渡せる……我ながら、良い場所を選んだものだね……)

ショタ提督「………」スタ…スタ…


1歩ずつ、ゆっくりと近づいていく。

その重みは、きっと……姉さん達への想い。少なくとも、僕はそう感じた……


ショタ提督「………」スタ…スタ…

ショタ提督(……夕立姉さん、朝雲姉さん、大和姉さん、マックス姉さん……)スタ…スタ…

ショタ提督(……僕、最後まで……“提督”を貫いたよ。姉さん達の……誇りになれた、かな……?)

ショタ提督「………」スタ…スタ…

ショタ提督(……でも、今の僕は……“ただの人”。だから、もう……良い、よね……?)

ショタ提督「………」スタ…スタ…

ショタ提督(……僕、疲れちゃった……このまま、誰もいない世界で……孤独で生きていける程、僕は……強い男じゃ、ないんだ……)

ショタ提督「………」スタ…スタ…

ショタ提督(……こんな情けない男で……ごめんなさい……姉さん達を、救えなくて……ごめんなさい……)

ショタ提督「………」スタ…


そして、ついに辿り着く。

崖の先……後1歩踏み出せば、そこは海の底……


ショタ提督「………」

ショタ提督(……姉さん達は、皆死んでしまった……父さんと母さんも、この世にはいない……)

ショタ提督(……だから、ね……こんな孤独な世界で、ただ1人残されるくらいなら……)グッ

ショタ提督「……っ!」ビシュッ!

ヒュウウウウゥゥゥゥゥ…

ショタ提督「………」


脳裏に蘇る、今までの記憶……

勉強を頑張って、提督になって……姉さん達や父さん達を、失って……

最後に浮かび上がるのは……姉さん達や、父さん達と……楽しく過ごした、数少ない思い出……

そして、僕は――


ショタ提督「………」

ショタ提督(……弱い男、で……ごめんなさい……今、会いに行くから……)

















――36周目提督。享年25歳。

自ら命を絶ち、その生涯の幕を下ろした。

中途半端ですみませんが、今回はここまでとさせていただきます。遅くまでお付き合いいただきありがとうございました!
これで7割程投下しましたので、残すところ3割程です。
ただ、これは回想のみなので……告白イベントを含めますと、もう少し量が増えます。
提督が鎮守府に着任したのが12歳、そして死亡時が25歳なので、今回は13年間の物語となります。
8周目等との差別化を図る為、考えに考えを重ねた結果……このような展開となりました。お気に召さない内容でしたら申し訳ありません。
>>745に関しましては、まさにその通りです。その他の空母棲姫等は、元となる艦娘が一般的なイメージ通りです(例:駆逐水鬼→萩風)。

それではまた次回の更新でお会いしましょう。

最終的に25になったって事は大人になったのか?いやでもショタって書いてあるし・・・

22:00~23:00頃開始予定です。

>>756
説明不足で申し訳ありませんでした。
着任当初はガチショタ、死亡時には合法ショタになっています。
今のところ、本編の時間経過で唯一ガチから合法に変化した提督となりました。ただ、見た目は着任当初と変わっていません。

始めます。

ショタ提督「……ん」パチッ

ショタ提督(……ここ、は……?)キョロキョロ


気がつくと、僕は見知らぬ場所に横たわっていた。

周りを見渡せば、綺麗な花畑が広がり……虹がかかる青い空を、小鳥が飛びながらさえずっている。


ショタ提督「………」

ショタ提督(……もしかして)


僕の予想が正しければ……ここは、俗にいう“天国”という場所。

温かいそよ風が、体に優しく触れる。やはり僕は、その後死んだのだろう。

でも、僕は自身の死はどうでも良かった。それより、もっと大事なことが……


ショタ提督「………」

ショタ提督(……後を追ったつもり、だったのに……周りには、誰も……)

ショタ提督「………」


夕立姉さん、朝雲姉さん、大和姉さん、マックス姉さん……父さん、母さん……皆……

僕が会いたかった人達が、どこにもいない。

それが、何よりも1番……辛かった。


ショタ提督「………」

ショタ提督(……自分も死ねば、あの世で再会出来るなんて考えは……甘かったのかな……)





















「……そんなことはありません」

ショタ提督「……え?」

「………」

ショタ提督「……貴女は?」

「……そう、ですね……貴方と同じ、死者とだけ」

ショタ提督「……そう、ですか」


突然現れた、白い服を来た謎の女性……

どこか寂しげな表情を見せる……僕と同年代くらいに思う、そんな人だった。


ショタ提督「……どうして、ここに?」

「……貴方に、伝えたいことがあります」

ショタ提督「伝えたい、こと……もしかして、僕が知る人達の……

「いえ、そうではないんです。貴方にとって、最大のチャンスとなるかもしれない……」

ショタ提督「……?」

「……やり直したい。そう思いませんか?」

ショタ提督「やり直す……それは、どういう……?」

「言葉通りです。もう1度、死ぬ前に立ち戻り……会いたかった人と、再会することです」

ショタ提督「……ッ!?」


耳を疑った。その人の口から飛び出したのは……

姉さん達と会える……信じられない、言葉……


ショタ提督「……本当に、会えるんですか……?」

「………」コクリ


普通なら、そんなことを聞かされても……嘘だと思うか、真偽を疑うはず。

でも、“この時”の僕は……その言葉を、すぐに信じてしまった。

この人が嘘をついているようにも見えず……それに……


ショタ提督「………」


既に、天国という超常現象を……この目で見ているとなれば、大抵のことは……疑わなくなってしまう。

「……貴方は、普通の人がここに来るように……人生を全うしたり、寿命でここに来たわけではありませんよね?」

ショタ提督「……はい」

「……何か、強い信念を持って……未練に近いですが、それとは別で……それが原因で、自ら命を落としたんですよね?」

ショタ提督「………」コクリ

「……本来なら、ここに来た人は……生きて、現世に戻ることは無いんです」

ショタ提督「………」

「……でも、いくつか例外があるらしく……まだ寿命が残っている人は、すぐ現世に戻ることが出来ます」

ショタ提督「………」


少なくとも、その例に僕が当てはまらないことは分かる。

寿命が残っている人が、自殺なんて……するはずが、ない……


「……そして、もう1つは……現世での出来事に、未練に近い信念を持ち……」

「何らかの理由で、絶命まで追い込まれた人は……あるチャンスが与えられるんです」

ショタ提督「……チャンス?」

「……はい。それが……」チラッ

ショタ提督「……?」チラッ

サアァ…!

ショタ提督「……っ!」

ショタ提督(ま、眩し……っ!)

ピカアアアァァァ…!

ショタ提督「……あ、あれは……?」


虹色に光る、穴のような入口……いや、出口……?

僕の少し先に、それは突然現れた。


「……“転生”です」

ショタ提督「……え?」

「あの穴に飛び込めば……貴方はもう1度、人生を初めから……やり直せます。もちろん“今までの記憶や経験、能力は全て引き継いだ状態”で……!」

ショタ提督「……!?」

ショタ提督「え、あ、その……転生って……」

「……そのままの意味です。貴方の魂が、現世で生まれた体に乗り移り……再び、人生を歩めます」

ショタ提督「で、でも……そんなことって……いやでも、えっと……」

「……前例がないわけではないんです。ニュース等で、前世の記憶を宿した子供の話を聞いたことがありませんか……?」

ショタ提督「それは、ありますけど……ま、まさか……!」

「……そういうことです。私も、話に聞いたことしかないんですけどね……」

ショタ提督「………」

ショタ提督(……じゃあ、僕も……本当に……)


絶望で染まっていた心の中に、一筋の光が見えた。

姉さん達と、あの世で再会するどころか……もう1度、現実で会えるだなんて……


ショタ提督「……っ!」

「……待って下さい。注意しておきたいことが……!」

ショタ提督「……注意?」

「はい……転生し、もう1度人生を歩むということは……歴史改変を行う、ということ」

ショタ提督「……?」

「貴方が取った行動は、必ず……多かれ少なかれ、歴史に差異を与えることになります」

ショタ提督「……!」

「そして、その行動の結果が……良いことか、悪いことに繋がるかは……私にも、誰にも分かりません」

ショタ提督「……ッ!」

「……そのことを頭に留めておいて下さい。決して、もう1度……後悔することが、ないように……」

ショタ提督「………」


その忠告を聞き、僕は……転生することの重みを、しっかりと受け止める。


ショタ提督「……はい、分かりました」

ショタ提督「………」

「……行くんですね?」

ショタ提督「……はい。その……色々と、ありがとうございました」

「……いえ」

ショタ提督「……貴女は」

「……?」

ショタ提督「……貴女は……その、ここにいるということは……」


失礼だということは分かっていても……聞かずには、いられなかった。

頭で考えるより先に……口が動いてしまっていた。


「……はい。私には、その資格はなかったみたいです」

ショタ提督「………」

「……ですが、後悔はしてません」

ショタ提督「……え?」

「私は……自分の命と引き換え、ですが……大好きな人を、助けることが出来ました。それだけで、もう……」

ショタ提督「……っ」

ショタ提督(じゃあ、この人も……夕立姉さん達や、大和姉さん達と……同じ……!)

「……転生出来る人は、本当に一握りなんです」

ショタ提督「……!」

「……どうか、新しい人生を……全う、して下さいね……?」

ショタ提督「……はいっ!」

ピカアアアアアァァァァ…!

ショタ提督「……それでは、行って来ます!」ピョンッ!

パシュウウウウウウウウウウウンッ!

「………」ノシ

スゥッ…

「………」

(行っちゃった……さっきの男の子、似てたなぁ……見た目も、雰囲気も……)

「………」























妻「……私の、大好きな……提督君に……」

ショタ提督「………」



――体が、フワフワと漂う……そんな感覚が、ずっと続く……



――輝く光の中を、ゆっくりと落ちていく……



――体が、存在しないかのような……まるで、実体がないような……



――そんなことさえ、考えるようになる……



――でも、それは……決して、悪い気分ではなかった。



――今までとは違い……希望に向かって、進んでいるような気がした……



――もうすぐ、会えるんだ……姉さん達や、父さん達に会えるんだ……!



――失いかけていた、色々な感情が……爆発しそうになるけれど……



――それは、再び……目を開けてから。



――今は……目を閉じて、新しい人生の幕開けを……待とう。



――そして、次に目を開けた時が……僕の、歴史との戦いが……始まる、から……!



ショタ提督(0)「……ん」パチッ

父「お、おぉ……目を開けたぞ!」

看護師「……おめでとうございます。男の子ですよ!」

母「はぁはぁ……ほ、本当に……?」

父「あぁ!俺達の息子だ!母が頑張ってくれたお陰だ!ありがとう……本当にありがとう……!」ギュッ

母「……もう。良い歳して泣かないの」

ショタ提督「………」


僕は……あの人に言われた通り、生まれたばかりの頃に……戻っていた。

まさか、本当に……0歳から、やり直すとは……思わなかったけど……


ショタ提督「………」

看護師「……おかしいですね。産声をあげません……」

母「……そ、そんな!」

父「う、嘘だろ!?」

ショタ提督「……!」


赤ん坊特有の、まだはっきりしていない視界……

それでも、たった今……懐かしい声が、聞こえてきて……

抑えていた感情が……一気に込み上げて来て……!


ショタ提督「……うわあああああああああああん!」

看護師「……あ、あれ?」

父「お、おぉ!泣いた!ちゃんと泣いたぞ!ほら!」

ショタ提督「うわああああああああああああん!うわあああああああああああああああんっ!」

母「……えぇ。本当に……元気な声で……!」

ショタ提督「うわあああああああああああああああああああああんっ!」


僕の泣き声は……産声となって、部屋中に鳴り響いた。

その声は、まだ未発達な……呂律が回っていない、幼い声だったけど……

はっきりと、僕が……この世に、もう1度“生”を与えられたのだと……実感出来たんだ……!


ショタ提督「うわああああああああああん!うわあああああああああああああんっ!!」

ショタ提督(会いたかったよ……ずっと、ずうっと……会いたかった……っ!)

ショタ提督(生後8ヶ月)「………」

父「ほらほら~!」つ人形

母「提督~!こっち向いて~!」つビデオカメラ


僕はそのまま、母さん達に育てられ……気がつくと、ハイハイが出来る程に筋力がついていた。

そして……呂律も、ある程度回るようになって来た。

まだまだ舌足らずだけど……会話するには、支障がない程だった。


ショタ提督「……父さん、母さん」

父「……へ?」

母「……え?」


“前世”では……僕には、姉さん達以外に……頼れる人が、全くいなかった。

父さん達とも、鎮守府に着任して以来……ほとんど会えずにいた。

そのせいで……父さん達は……ッ!

だから……!


ショタ提督「……話を、聞いてくれる?」

父「……お、おい。赤ん坊って……こ、こんなに早く喋るようになるのか……!?」

母「そ、そんなはずは……!まだ、座れるようになったばかりなのに……!」

ショタ提督「……父さん、母さん。信じられないかもしれないけど……」

ショタ提督「僕……転生、して来たんだ」

父母「……転、生……?」


僕は、“前世”で経験した……全てのことを伝えた。

もしかすると、化け物扱いされたり……何かの祟りかと思われるかもしれない。

そう考えたけど……でも、話さずにはいられなかった。

父さんや母さんの死を変える為には……歴史に変化を与えてでも、これは……絶対に、必要だと思ったから。


ショタ提督「……というわけなんだ。それで、僕は……言葉も話せるし、父さん達の言うことも……全部、理解出来るんだ」

父「………」

母「………」

ショタ提督「……っ」

ショタ提督(……やっぱり、信じてくれるわけ……)

父「……なるほど、そういうわけか」

ショタ提督「……え?」

母「それなら、いきなり言葉を話しても……不思議じゃないわよね」

ショタ提督「……信じて、くれるの……?」

父「あぁ。だって、そうでもない限り……赤ん坊が、いきなり言葉を話すなんてあり得ないだろ」

母「それに、提督が話してくれたことは……嘘とは思えない程、リアルだったし……何より……」

父母「……まだ1歳にもなってない赤ん坊(赤ちゃん)が出せる風格じゃなかったからな(じゃなかったもの)!」

ショタ提督「……父さん、母さん……!」ジワッ

ショタ提督「あ……だ、ダメ……涙が……」ポロポロ

父「……子供が泣くとか泣かないとか気にすんな」ナデナデ

母「そうよ。それに……提督が歩んできた人生を聞いたら、こっちの方が……」グシグシ

ショタ提督「うぅ……父さん……母さん……ぐすっ……」ポロポロ

父「……辛かったんだな。ほら、俺ならここにいるから、な?」ナデナデ

母「私も……こうして、元気に生きてるからね?」ダキッ

ショタ提督「……ううっ……うぐっ……!」ポロポロ


赤ん坊の体のせいか、涙が堪えられなかったんだ……

それで、いい歳して……父さんと母さんの、胸の中で泣いちゃって……


ショタ提督「………」グシグシ

父「……もう大丈夫か?」

ショタ提督「……うん。ありがとう……」

母「……例え、精神年齢では提督と同い年くらいでも……私達の中では、やっぱり……」ニコッ

父「……可愛い息子、だからな」ニコッ

ショタ提督「……うんっ」


およそ、10年振りに感じた……親の温かさ。

転生したばかりの僕にとって……これほど安心出来るものはなかった。

父「……分かった。明日から、鎮守府の皆を……全力で鍛え上げる」

ショタ提督「……無理はさせないでね?」

父「分かってるさ。お前が言う、コネ提督なんて奴と同じことはしない。練度が上がってきたら、今度はお前にも指揮をしてもらう。それで大丈夫だな?」

ショタ提督「……うん」

母「……私は、参考書や教科書を沢山買って来れば良いのね?」

ショタ提督「……ごめんなさい。2人には、凄く負担をかけてしまうことに……」

父「何言ってるんだ。息子が親に気を遣うことなんてないさ」ナデナデ

母「むしろ、私達の危険を救おうとしてくれているのよ?こっちがお礼を言わないといけないくらいなのに……」ナデナデ

ショタ提督「……ありがとう。父さん、母さん……」


父さんには、“前”に起きた死亡事故を防いでもらう為……鎮守府の姉さん達に、演習で頑張ってもらうようにした。

母さんには、特別学校での勉強内容を超えた……海軍学校、それも上級の内容が書かれた書籍を買ってもらうようにした。

出来ることは、何でもする……その想いを胸に、僕は毎日……死に物狂いで勉強した。


ショタ提督(2)「……!」カキカキ

母「……もう、寝た方が良いんじゃない?」

ショタ提督「いや、そういうわけにはいかないんだ……!皆を助ける為には……!」カキカキ

父「……少なくとも、夜中の12時までには寝るんだぞ?子供の体は、睡眠が重要だからな」

ショタ提督「……うん。ありがとう……!」カキカキ


幼少期に教え込まれたことは、大人になっても忘れない。

それを利用して、スポーツや習い事で……新しい能力を身に付けたりする。

転生した僕の脳も、まさにそうだった。勉強したことは、全てすんなりと頭に入り……

知識として、取り入れることが出来た。それに加え、“前世”から引き継いだ経験を合わせて……!

――父鎮守府


ショタ提督(3)「空母の皆は前に出て攻撃を!」

赤城加賀(父鎮守府・以下全員)「了解!」ザッ パシュパシュ

ショタ提督「戦艦や重巡の皆は、1度下がって!」

長門陸奥青葉衣笠「了解!」

ショタ提督「潜水艦の皆は、今の内に相手側の戦艦や空母を!」

伊168伊58「了解!」バシャッ!

榛名「……36周目提督君、凄いです!」

那智「あぁ。指揮はもちろん、振舞いや行動も……3歳とは思えない」

父「……言った通りだろ?」

霞「……えぇ。まさか、こんなことが……」

ショタ提督「夜戦実習突入!駆逐艦の皆は、すぐに前へ!空母の皆は後ろに!」

雪風時雨「了解!」ザッ

翔鶴瑞鶴「了解!」ザッ


勉強の空き時間に、何度も父さんの鎮守府に通い……ここの姉さん達の演習の指揮を担当させてもらった。

ここの皆にも、強くなってもらわないと……同じ結末を、迎えてしまうから。

そして、自身の技量の強化はもちろん……父さんの指揮を見ながら、自分に足りないところは全て補った。


ショタ提督(4)「……お疲れ様」

五月雨「はい!ありがとうございました!」

雷「司令官や36周目提督君のお陰で、ここのところ……どんどん強くなってる気がするわ!」

不知火「気がするも何も、本当に強くなっています。この数年間で、私達の練度は恐ろしい程に上がって……」

父「……すまん。毎日演習漬けにしてしまって」

ショタ提督「……僕も、ごめんなさい。皆に負担をかけちゃって……」

羽黒「そ、そんな!むしろ司令官さんや36周目提督君が、私達の為に頑張って下さったから……!」アセアセ

摩耶「そうだぞ!むしろ、感謝してるくらいだからな!」

ショタ提督「……ありがとう、皆」

父「……ありがとな」

ショタ提督「………」


この時点で、少なくとも……並の深海棲艦が攻めて来ても、返り討ちに出来る程に強くなっているはず。

このままのペースなら、僕が特別学校を卒業する頃には……きっと、全員の練度が……!

ショタ提督(6)「……ふぅ」つ本 パタリ

父「……お疲れさん」つコーヒー コトッ

ショタ提督「……ありがとう」

母「それにしても……この部屋にある本の内容を……本当に、全部……?」

ショタ提督「……うん。1文字残らず、頭に叩き込んだよ」

母「……もはや特別学校じゃなくて、海軍学校でも主席を狙えるんじゃない?」

父「それどころか、世界中を探しても……この幼さで、あれ程の技能を身に付けた“提督”は……提督だけだろうな」

ショタ提督「……そう、かもしれない。でも……」

父「……分かってる。提督は……10歳になった時に、同じ学校に入学するんだよな?」

ショタ提督「………」コクリ

母「あ……そっか。そうじゃないと……」

ショタ提督「………」


そう。これにはちゃんとした理由があった。

僕が他の学校に入学したり、異なる時期に入学してしまえば……

僕が36周目鎮守府に、配属されない可能性が……非常に高くなってしまう。

それだけは、何としても避けなければならない。でないと……

転生した意味が、無くなってしまうから……!


ショタ提督「……父さんも、出来るだけ……姉さん達の練度は、公表しないでね?」

父「あぁ。流石に書類に嘘はつけないが……あまり出撃さえしなければ、ここを有力鎮守府とは思われないだろ」

ショタ提督「……ありがとう」

父「だから気にするなって。逆に、提督が鎮守府に着任してからは……ガンガン出撃してもらって、戦果を稼げば良いんだよな?」

ショタ提督「……うん」


父さんの鎮守府が、一目置かれることを避けるのは……もちろん、余計な差異を防ぐため。

特別学校入学後や、僕が鎮守府に着任してからなら……父さんの鎮守府の戦果が著しく上がっても、僕が36周目鎮守府から離れる理由にはならない。

逆に、それ以前に有名になってしまうと……どんな影響を及ぼすか、僕にも分からない。

極力、姉さん達や父さん達を守る為に必要な差異以外は……避けなくてはならない。


父「分かった。お前が学校に行ってる間も、艦娘達はしっかり鍛えておくから……安心して行って来い!」

母「……この前にも言ったけど、特別学校で……周りがドン引きするレベルの成績を出し続ければ、元帥の目にも止まることがあるらしいわ!」

父「それは大丈夫だろ。むしろこれだけ勉強して、あまつさえ前世の知識まで持った提督に敵う奴はいないって!」

母「……ふふっ、それもそうね!」ニコッ

ショタ提督「………」


母さんの言う通り、特別学校では……あまりにも異常な成績を出すと、元帥にも連絡が届くらしい。

“今までに類を見ない天才児がいます”と……僕は最初から、それを目指して……猛勉強を重ねた。

何としてでも、元帥とは顔見知りになっておきたいから……!

そして……10歳になる年の春、ついに……


ショタ提督(10)「………」

ショタ提督(……体感で、20年振りくらいか……)


“前”と同じ……特別学校に入学する日がやって来た。

この前と違い、自身が間違いなく1位で合格出来ることは確信していた。

そして結果は、予想通り1位。これももちろん、“前”を意識したものだった。


ショタ提督「………」

ショタ提督(ここからは、慎重に行動しないと……いくら同じ日に入学し、同じ日に卒業しても……36周目鎮守府に着任されないと、意味が無いから……!)

ショタ提督「………」チラッ


コネ提督(14)「……うっしゃあ!」

コネ提督父「ははは、俺にかかればこの程度、造作もないさ」

コネ提督母「これで晴れてアンタも提督ね?」

コネ提督「そうだ!俺はこのままストレートで卒業して、親父みたいに……奴らをこき使って、たんまり金を貰うとするか!」


ショタ提督「………」


当然、奴もいた。忘れるはずもない、惨劇の元凶となった……あいつもいた。

でも、決してこちらからは接触しない。これももちろん……

“前”との不必要な差異を、極力無くす為……というのは建前で。


ショタ提督「……っ」ギリッ


本当は……あいつとは、口も聞きたくなかったから。

関わりたくなかったからだった。でも……


ショタ提督「………」

ショタ提督(……このまま、あいつを野放しにして……良いのかな。このままだと、あの鎮守府の皆は……)

ショタ提督「………」


そう。あいつと干渉しないということは……あいつが、コネ鎮守府に着任してしまうことを意味する。

しかし、あいつに口を挟むことで……万が一、僕がコネ鎮守府に着任し……

あいつが36周目鎮守府に着任することになってしまえば……!


ショタ提督「………」スタスタ…

ショタ提督(……ごめんなさい。でも……姉さん達を守る為、なんだ……!)


僕は……当然、姉さん達を選んだ。

無闇に手を出して、あらぬ方向に未来が進んでしまうのが……怖かったんだ。

残り3割と言いましたが、予想以上に長くなってしまいました。申し訳ありません。
少し休憩……もとい、書き貯めします。30分前後で再開します。

再開します。

先生「36周目提督君!」

ショタ提督(11)「………」スタスタ

先生「本当に凄いわね……今回も満点よ!」つテスト用紙

「……ま、またか」

「あいつ……すげぇな」

「どうやったらあんなに頭良くなるんだ……」

コネ提督「……チッ」

ショタ提督「……ありがとうございます」

先生「あ、それから……後で校長室に行ってね?」

ショタ提督「……!」

先生「36周目提督君の噂を聞きつけて、すっごい人が会いたがってるわよ?」

ショタ提督「……分かりました」

ショタ提督(……特別学校での、1番の目的は達成か)


僕の狙い。さっき言ったように、周りが引くくらいの成績を連発すれば……元帥の目にとまる。

幸い、元帥は……僕に興味を持ってくれたらしい。


先生「……コネ提督君」

コネ提督(15)「……はい」

先生「また欠点よ?せめて60点は取れるように頑張ってね?」

コネ提督「………」

コネ提督(19点……チッ。どうせ卒業は確定だし、勉強するだけ無駄……)

コネ提督「………」チラッ

ショタ提督「………」

コネ提督「……っ」ギリィ…ッ!

コネ提督(何で……何であいつばっかり良い思いをするんだよ!糞ッ!俺に対するあてつけなのか!?)

コネ提督(お前なんて……親父の力を借りれば、すぐにでも……ッ!)

コネ提督「………」ギロリ

ショタ提督「………」


あいつが、露骨に鋭い視線を向けてくる。

もちろん無視した。下手に関われば、何をされるか分からない。

とはいえ、これから校長室で待っている相手と……上手く親交を結ぶことさえ出来れば……

校長「いやぁ~よく来てくれたね、36周目提督君」

ショタ提督「……校長先生」

校長「君は、我が校の誇りだぞ~?何せ……」チラッ

元帥「………」

校長「君の目覚ましい成績にご興味を持たれて、元帥殿がいらしてくれた!」

元帥「……初めまして、だな。36周目提督君」

ショタ提督「……初めまして。はい、私が36周目提督です」ペコッ

元帥「ほほう……礼儀もわきまえとるのか。こりゃ将来有望じゃな」

ショタ提督「いえ、そんな……」

元帥「……しかし、この学校の歴史に名を刻む程の成績だと聞いておるが……」

ショタ提督「………」

元帥「……どうして、そこまで頑張るんじゃ?」

ショタ提督「……!」

元帥「君ぐらいの歳なら、もっとワイワイ遊んどる時期じゃろ?それなのに、どうして勉強に時間を費やして……」

ショタ提督「……守りたい人がいるからです」

元帥「……守りたい人、とな?」

ショタ提督「はいっ……!」

元帥「………」

ショタ提督「………」

元帥「……その目は本物じゃな」

ショタ提督「……!」

元帥「君の目からは、熱い炎が感じられる……わが身を捨ててでも、大切な人を守りたいという……熱意が、の」

ショタ提督「………」

元帥「……よし、分かった!何か困ったことがあれば、いつでも連絡するといい。ワシに出来る範囲なら、力になろう」つ連絡先メモ スッ

ショタ提督「……良いのですか?」

元帥「もちろんじゃ。君は、最近見かけないと思っとったが……提督になるにふさわしい人物じゃ!なら、ワシも協力せねばな!」

元帥(……その内、海軍学校も調べてみるかの。かつて、ワシを救ってくれた鎮守府を立て直してくれる……素晴らしい心材を探さなくてはの)

元帥(特別学校は、基本的に担当鎮守府はその学校で定められるが……海軍学校は、ワシらが直接関わっとる組織じゃから、ある程度の裁量も効く)

ショタ提督「……ありがとうございますッ!」ペコッ

元帥「……これからの活躍、期待しておるぞ?」

ショタ提督「はいっ!全身全霊をかけて、頑張ります!」


飛び上がりたい程の気持ちを抑え、その分……精一杯大きな声で、元帥にお礼を言う。

これで……最初の惨劇は、確実に回避出来る……!それだけで、もう……嬉しくてたまらなかった……!

そして、僕はそのまま1位をキープし続け……文句無しの成績で、特別学校を卒業する日がやって来たんだ。


ショタ提督(12)「………」スタスタ…

父「お、提督~!こっちこっち!」

母「提督~!」

ショタ提督「……父さん、母さん」

父「……お前にとっては、2度目になるが……卒業、おめでとう」ニコッ

母「おめでとう、提督……!」ニコッ

ショタ提督「……ありがとう」

父「……それで、着任先は?」

ショタ提督「……“前”と同じ、36周目鎮守府だったよ」

父「……!」

母「本当!?」

ショタ提督「……うん」


その知らせを聞いた瞬間……涙があふれ出そうになった。

でも、今泣くわけにはいかない……僕が本当に泣いて良いのは、全てが終わってから。

それまでは……決して、泣いてはいけないんだ……


父「そうか……良かったな。本当に……」ギュッ

母「えぇ!提督の努力が……水の泡にならなくて、良かった……!」ギュッ

ショタ提督「……それはまだ分からないよ」

父母「……え?」

ショタ提督「着任が決まって、浮かれていると……足元をすくわれちゃう。慢心や油断は、最大の敵なんだ……!」

父「……そう、だったな。すまない」

母「……ごめんなさい」

ショタ提督「……いや、僕こそごめんなさい。生意気なことを言って……」

父「……壮絶な人生を歩んだ提督が言うと、重みが違うからな」

母「えぇ。親だって、子供から学ぶこともあるわ……今のがまさに、その例よ」ナデナデ

ショタ提督「………」

父「……それと、これも言っておかないとな。鎮守府の艦娘達の練度が、今日で全員……上限に達した」

ショタ提督「……!」

父「……鎮守府に着任してからは、すぐにでも皆を連れて来なさい。こっちの皆と演習すれば、すぐにでも強くなれる」

ショタ提督「……ありがとう、父さん」


父さんや母さんには、本当に返しきれない程……お世話になった。

そのお陰で……僕はもう1度、姉さん達に出会えるようになった。

もう、何と言えば良いか分からない程……感謝の気持ちで一杯だった。

―――――――

――――

――


ショタ提督「……そして、“今”の数年前……再び、僕は36周目鎮守府にやって来たんだ」

大和「………」

ショタ提督「最初に、大和姉さん達を見た時……本当は、涙を堪えるので精一杯だった」

大和「………」

ショタ提督「でも、こんなこと……話すわけにはいかない。話せるはずがない」

大和「………」

ショタ提督「それで……僕は、ずっと1人で……皆を守ろうと、頑張って来た」

大和「………」

ショタ提督「皆に、演習ばかりしてもらったり、遠征時にも安全を優先してもらったのは……その為だよ」

大和「………」

ショタ提督「1度提督になれば、簡単に解雇出来ないことを知った上で……あいつをあの鎮守府に着任させたのも、皆を守る為に……仕方なく……っ!」ギリッ

大和「………」

ショタ提督「……幻滅、したかな。こんな……情けない、最低な奴で……」

大和「………」

ショタ提督「……信じられない、よね。でも、それで良いんだ……僕が自分の罪を、背負ってるだけ……」

大和「………」

ショタ提督「皆を守る為に、ただ1人で頑張って……それで、勝手に不安になって……でも、それで大和姉さん達には迷惑はかけられない」

ショタ提督「だから、ずっと黙ってたんだ……全てが終わっても、これは……僕だけが、知っていれば良いって……」

大和「………」スタスタ

ショタ提督「……っ」

ショタ提督(……やっぱり、怒ってるかな……大和姉さんは、真剣に僕のことを心配してくれて……でも、僕がこんな話をして……)

大和「………」スタスタ…

ショタ提督「………」














ギュッ…

ショタ提督「……え?」

大和「どうして……どうして!相談してくれなかったんですか……!」ギュウッ

ショタ提督「……大和、姉さん……?」

大和「ずっと……そのことばかりを考えて、行動してたんですよね……!?」

ショタ提督「………」コクリ

大和「それじゃ、いつか……本当に心が壊れてしまいますっ!」ジワッ

ショタ提督「……!」

大和「どうして……そんなに大事なことを、1人で抱え込んでいたんですか……!」ポロポロ

ショタ提督「………」

大和「確かに、こんな話は……普通の人に言っても、信じてくれないでしょうけど……」ポロポロ

ショタ提督「………」

大和「……私は違いますっ!」

ショタ提督「……!!」

大和「こんなにも、辛そうな表情で話す提督を見れば……本当のことを伝えてくれたことぐらい、分かりますっ!」ポロポロ

ショタ提督「……大和姉さん」

大和「……もう、これ以上……全部、背負わないで下さい……!」ポロポロ

大和「辛いなら、私がいます……!私が、一緒に背負います!私が、提督を支えますから……!」ポロポロ

ショタ提督「……信じて、くれるの……?」

大和「当たり前ですっ!」ポロポロ

ショタ提督「……僕のこと、最低だと……思わないの……?」

大和「むしろ逆です!こんなにも私達のことを……それこそ、自分を蔑ろにしてまで……考えてくれる、提督のことを……」ポロポロ

大和「……最低だなんて、絶対に思いません……!」ポロポロ

ショタ提督「……!」

大和「もう、貴方は1人ではありません!私がついてます……だから……!」ポロポロ

ショタ提督「……何、で」

大和「……え?」ポロポロ

ショタ提督「何で……そこまで、してくれるの……?どうして、そんな……温かい言葉を、かけてくれるの……?」

大和「……決まってるじゃないですか!」ポロポロ











「それ程までに、私達を想ってくれる……提督のことが、好きだからです!愛しているからです……!」









ショタ提督「――ッ!!」

大和「………」ポロポロ

ショタ提督「……う、うぅ……」

大和「……!」ポロポロ

ショタ提督「そ、そんなこと……言われちゃったら……う、あぅ……」ジワッ

ショタ提督「泣かないって、決めてたのに……全てが終わるまで、泣かないって……決めて、たのに……」ウルウル

大和「……提督」ポロポロ

ショタ提督「……そんなこと、言われると……我慢、出来なくなっちゃうよ……う、ぅ……」ウルウル

大和「………」ポロポロ ナデナデ

ショタ提督「……!」

大和「……今まで、ずっと……我慢して来たんですよね?」ポロポロ ナデナデ

ショタ提督「……っ」

大和「……良いんです。私は、もう……提督が話してくれたお陰で、全てを知ることが出来ましたから……」ナデナデ

大和「……私には、我慢しなくて良いんです。だから……ね?」ナデナデ

ショタ提督「……ぐすっ」ポロポロ

大和「………」ナデナデ

ショタ提督「ひっく……最初に、姉さん達に会えて……凄く嬉しくて……!」ポロポロ

大和「……はい」ナデナデ

ショタ提督「それで……皆を守ろうと、必死に頑張って……!」ポロポロ

大和「……はい」ナデナデ

ショタ提督「でも……時間が経つにつれて……どんどん怖くなっていって……!」ポロポロ

大和「……はい」ナデナデ

ショタ提督「この前、深海棲艦が攻めて来た時は……本当は、凄く怖くて……!」ポロポロ

大和「……はい」ナデナデ

ショタ提督「それで……それでぇ……ぐすっ……ううっ……!」ポロポロ





「うわあああああああああああああああああああああんっ!」





「……大丈夫です。私なら、ここにいますから……」





「辛かったよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!寂しかったよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!」





「はい……はい……っ!」





「うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああんっ!!」



ショタ提督「ぐしゅ……」グシグシ

大和「……落ち着きましたか?」ナデナデ

ショタ提督「……うん。ありがとう、大和姉さん……」

大和「……それはこちらの台詞です。今まで、ずっと……私達の為に、ありがとうございました」

ショタ提督「………」

大和「……“今”の私達は、提督のお陰で……全員無事です。ですが、“前”の私達は……」

ショタ提督「……っ」

大和「………」

大和(自殺する程に、追い詰められていただなんて……これ程の過去を背負っているなら、普段の思い詰めた表情も……納得がいきます)

ショタ提督「………」

大和「……変えましょう」

ショタ提督「……え?」

大和「今まで、提督が1人で頑張って来てくれたことを……無駄に出来ません!」

大和「私も、貴方の為に……全力を尽くします!一緒に、未来を変えましょう!」

大和「1人では困難でも、2人なら……乗り越えられます!」

ショタ提督「……大和姉さん」

大和「……これからは、辛い時や苦しい時でも……私がいます」

大和「どんな時でも、私が傍にいます。ですから……」

ショタ提督「………」

大和「……もう、1人で抱え込まないで下さい。貴方が悲しそうな表情をしていると……私も、凄く辛いんです」

ショタ提督「………」ギュッ

大和「……!」

ショタ提督「……“大好きな人”にそう言ってもらえるだけで、後……50年は戦えそうだよ」

大和「……!ふふっ……♪」











「……これからも、大和姉さんには迷惑をかけるかもしれないけど……ずっと、傍にいてね……?」


「……もちろんです。もう、貴方を残して沈むことはありません。この先、ずっと……私は、提督と共に……!」









――好感度50/50

――15ターン目


ショタ提督「………」カキカキ

大和「……はい、提督」つお茶 コトッ

ショタ提督「……ありがとう、大和姉さん」

大和「……無理はなさらないで下さいね?」

ショタ提督「うん。分かってる……」

いつもより、仕事や演習の際の指揮を凄く捗る。

きっと、大和姉さんがいてくれるからだ。

大和姉さんが、全てを知った上で……僕を支えてくれるからだ。

大和「……こうして、私達が何事も無く毎日を過ごせていたのは……」

ショタ提督「……?」

大和「……提督が、凄く頑張ってくれていたお陰なんですね」

ショタ提督「……それが、僕の使命だから」

大和「……少し、違います」

ショタ提督「え?」

大和「……“私達”の使命です」ニコッ

ショタ提督「あ……うんっ!」

大和「……今、笑顔になってくれましたね?」

ショタ提督「……!」

大和「着任してから、誰も見たことが無かった提督の笑顔……私が1番乗りです♪」

ショタ提督「あ、あはは……ちょっと、恥ずかしいかな///」

大和「………」

大和(でも……提督がこうなったのは、“前世”でとてつもなく不幸な目に遭ったから……)

大和「………」

大和(……でも、“今”の歴史でそうはさせません!仲間や鎮守府はもちろん……提督の笑顔や幸せは、私が守ります!)



↓1Z3のコンマ 好感度:10/50
↓2朝雲のコンマ 好感度:19.5/50
↓3大和のコンマ 好感度:50/50<END開放!>
↓4夕立のコンマ 好感度:24/50

反転コンマが最大の艦娘が行動します
なお大和が最大値の場合は即ENDです

大和(7周目)「おめでとう……!」パチパチ

大和(17周目)「私の無念を晴らしてくれて、本当にありがとう……!」

大和(20周目)「おめでとう……!」パチパチ

大和(25周目)「おめでとう……!」パチパチ

大和「……ありがとう、歴代の私……!」


今回はここまでです。遅くまでお付き合いいただきありがとうございました!
まさかここまで長くなってしまうとは……度々申し訳ありません。
それではまた次回の更新でお会いしましょう。

22:00~23:00頃開始予定です。

始めます。

夕立「提督さん、今までよりも雰囲気が柔らかくなったような気がするっぽい」

時雨「うん。口調は元より穏やかだけど、いつものように詰まった感じじゃなく……声色が少しだけ、穏やかになったというか」

夕立「……悩み、解決したのかな」

時雨「……それはまだみたいだよ」

夕立「……まぁ、そうだよね。まだ、吹っ切れたようには見えないし……」

時雨「……それだけ重要なことなんだよ、きっと」

夕立「うん……」

夕立(……そういえば、ここ最近は大和さんが提督といつも一緒にいるけど……)

夕立(もしかして、何か関係があるっぽい……?いや、大和さんを疑ってるわけじゃないけど……)




ショタ提督は……

↓1~↓3で反転コンマが最大の安価採用

ショタ提督「はい、この度はこのようなことでお電話をさせていただき……」つ電話

夕立「………」

夕立(電話中っぽい?相手は……元帥さんかな?)

元帥『そうか。相変わらず、お主の鎮守府の戦果は凄まじいと評判になっておるぞ?』

ショタ提督「……恐縮です」

元帥『そう謙遜するな。お主の努力はしっかり伝わっとる』

ショタ提督「……ありがとう、ございます」

夕立「………」

ショタ提督「………」

元帥とは、定期的に連絡を取り合っている。

こうすることで、あいつへのけん制になると思ったからだ。

元帥『……あやつの戦果は、もはや雀の涙じゃの』

ショタ提督「………」

元帥『じゃが、最低限の戦果は維持し続けておる』

ショタ提督「……そう、ですか」

あいつの動向も、もちろん伝えている。

ただ、決定的な証拠……それこそ、あいつの鎮守府の艦娘の摘発が不可欠だ。

もしくは、元帥等の上層部関係者自身が目撃するか……僕達提督が証言のような証拠を掴む。

どちらも、現状では絶望的だ……前者はともかく、後者を可能にするには“あいつが警備や艦娘への脅しを行えない程に追い詰められる”か……

“言い訳や捏造が不可能な程、大多数に醜態)を晒す(こちらが決定的な証拠を握る)”か……事実上、この2択。

ショタ提督「………」

それらは“僕達や艦娘皆の行動はもちろん、上層部でも証拠が無ければどうにも出来ない”……そもそも、皆を助けることが最優先なんだ……!

夕立「………」

夕立(提督さん、また思い詰めた顔してる……)




ショタ提督は……

↓1~↓3で反転コンマが最大の安価採用

ちょいまち、艦娘行動では?
安価は下で

>>817
すみません間違いました!『ショタ提督は→夕立は』です。
ご指摘ありがとうございます!何度もミスをして申し訳ありません……このレスは無効でお願いします。

夕立「………」

夕立(う~ん……提督さん、いつもお仕事ばかりしてるみたいだから……)



ショタ提督「……はい。それでは、また……」カチャ

ショタ提督「………」

大和姉さん達を守る為に、あいつをあの鎮守府に着任させてしまった。

あいつ自身の行動が原因なのは間違いないが……

ショタ提督「……っ」

僕も、わざと見放した罪を犯していると言われても言い返せない。

そう、姉さん達を守る為に……酷い仕打ちを受けると分かった上で、あいつの鎮守府の皆を……

夕立「……提督さんっ」

ショタ提督「……夕立姉さん?」

夕立「今、急ぎのお仕事や用事はある?」

ショタ提督「……ううん。特にないけど……」

夕立「そっか。それじゃ、一緒にお散歩しよ?」

ショタ提督「……え?」

夕立「事情は分からないけど……部屋でずっと考えごとするより、1度外に出て気分転換した方が良いっぽい!」

ショタ提督「……!」

夕立「……息抜きも必要だよ?もちろん、無理に誘ったりはしないけど……」

ショタ提督「………」

僕は、また……心配をかけてしまったのか……

守らなければいけない、皆を……不安にさせて……

この前、大和姉さんを心配させてしまったばかりなのに……!

夕立「………」

夕立(……やっぱり、いきなり誘うのはダメだったかな……)




反転コンマ判定:提督の反応は?

01~49:夕立に謝りながら散歩する
好感度上昇:並 ×1.0
50~98:夕立に言われた通り、ちょっとだけ気分転換のつもりで散歩する
好感度上昇:高 ×1.5
ゾロ目:自分を労わってくれた夕立に感謝しながら散歩する
好感度上昇:高 ×2.0

直下

71→17:自分が情けない


夕立「今日はお天気も良いし、絶好のお散歩日和っぽい!」スタスタ

ショタ提督「………」スタスタ

夕立「ほら!提督さんも……」

ショタ提督「………」

夕立「………」

夕立(やっぱり、無理させちゃったかな……?)

ショタ提督「……夕立姉さん、ごめんなさい」

夕立「……え?」

ショタ提督「気を遣わせちゃって……」

夕立「あ、ううん!むしろ私こそごめんなさい!無理に連れて行くようなことしちゃって……」

ショタ提督「そんなことないよ。僕が……心配かけちゃったから……」

夕立「……提督さん」

ショタ提督「………」

本当は、自分の不甲斐なさに嫌気が差していただけ。

そんな僕を、夕立姉さんは悩んでいると思い……僕を気遣ってくれた。

ショタ提督「………」

でも……それじゃダメなんだ。

僕は、皆に心配かけちゃいけないんだ。

僕は皆を守る為に、“もう1度”ここに来たんだ……!

ショタ提督「………」

夕立「………」

夕立(……やっぱり、さっきまでのこと……悩んでるのかな……)

夕立(出来ることなら、相談にのりたいけど……)




ショタ提督の好感度 コンマ一の位×1.0 上昇

直下

9×1.0=9
24+9=33/50


ショタ提督「……あっ」

夕立「……?どうしたの?」

ショタ提督「……ううん、何でもないよ」

夕立「………」

夕立(そんなはずないよ。提督さん、今……明らかに悲しそうな顔をしたっぽい)

夕立(でも、それを追究するわけにはいかない。提督さんに、これ以上……負担はかけられないから……!)

ショタ提督「………」

視線の先に映る光景。それは……

ショタ提督「……っ」

かつて、僕が“命を投げ落とした”場所。

皆に会うために……そして、こんな形で再会を果たした。

ショタ提督「………」

あの人が言うには……僕が特殊な境遇だったからこそ、こんなことが現実となったらしい。

運命のイタズラか、あるいは定めなのか……

どちらにせよ、この奇跡を無駄にすることは出来ない。

ショタ提督「……!」キッ

皆は、僕が守る……必ず……!

夕立「………」

夕立(……いつか、話してくれるかな。それまで、私達は……待ってるからね……?)

――16ターン目


大和「……提督」

ショタ提督「……どうしたの?」

大和「今、この鎮守府で……いえ、全員を含めて、提督の目的や経歴を知っているのは……私だけ、ですよね?」

ショタ提督「うん。そうだけど……」

大和「………」

ショタ提督「……“どうして皆に話さないんですか?”」

大和「……!」

ショタ提督「……そう思ったんだよね?」

大和「……はい。正確には、そう思う前に……」

ショタ提督「………」

大和「……“こんなことはうかつに話せない”」

ショタ提督「……敵わないよ、大和姉さんには」

大和「……今までの提督の振る舞いを思い出せば、すぐに予想出来ました」

ショタ提督「……確かにね」

そう。こんなこと、話して信じてもらえる確証はない。

仮に、大和姉さんのように信じてくれる姉さんが現れたとしても……

大和「……“こんな残酷な未来は伝えられない”」

ショタ提督「……!」

大和「……当たりですか?」

ショタ提督「……僕、そんなに単純かな」

大和「いえ、逆です。それだけ複雑な経歴を持つ提督だからこそ、どんなことを考えるかが思い浮かぶんです」

ショタ提督「……大和姉さん」

大和「………」

大和(私も、提督と同じ過去を歩んでいるとすれば……そう考えていたと思います)

大和(だからこそ……私が提督を支えないといけません。大好きな人が、心を締め付けてしまわないように……!)



↓1Z3のコンマ 好感度:10/50
↓2朝雲のコンマ 好感度:19.5/50
↓3大和のコンマ 好感度:50/50<END開放!>
↓4夕立のコンマ 好感度:33/50

反転コンマが最大の艦娘が行動します
なお大和が最大値の場合は即ENDです

グラーフ・ツェッペリン「admiralがここに着任して、もう何年だろうな……」

Z3「……結構経つわよね」

グラーフ・ツェッペリン「今となっては、あの頃が懐かしいな……毎日が演習漬けの日々だった」

Z3「今も変わらない気がするけど」

グラーフ・ツェッペリン「やっていること自体は、な。ただ……父提督の私達に対しても、十分対抗出来るだけの実力は身に付けたつもりだ」

Z3「それは、まぁ……」

グラーフ・ツェッペリン「……どうして、admiralはそこまでしてくれるんだ?」

Z3「……私にも分からないわ」

グラーフ・ツェッペリン「……もしかすると、よくadmiralの傍にいる大和は知ってるかもしれないな」

Z3「………」





ショタ提督は……

↓1~↓3で反転コンマが最大の安価採用

今回はここまでです。お付き合いいただきありがとうございました!
それではまた次回の更新でお会いしましょう。

22:00~23:00頃開始予定です。

始めます。

ショタ提督「………」カキカキ

長門「………」※秘書艦

Z3「………」

Z3(大和さんかと思ったけど、長門さんが秘書艦なのね……そういえば、大和さんは確か演習中……あぁ、それで……)

ショタ提督「………」カキカキ

来るのは分かっている。後はそのタイミングだけだ。

その為に、僕は常に万全の態勢を取っておかなければならない。

ショタ提督「………」カキカキ

“今日は大丈夫だろう”という一瞬の油断が……姉さん達の死に繋がる。

そんなことは許されない。僅かな可能性でも全て考慮し、確実に守る為には……!

ショタ提督「………」カキカキ

長門「………」

長門(提督は……着任して以来、私達に微笑みを見せてくれたことはない)

長門(その理由は分からないが、並大抵のものではない何かを抱え込んでいることは……私にも分かる)

長門「………」ギュッ

ショタ提督「……え?」

Z3「……!」

Z3(……長門さん?何をして……)

ショタ提督「……長門、姉さん?」

長門「……私達の為に行動してくれるのはありがたいが、提督は……自分のことを後回しにしていないか?」

Z3「……!」

ショタ提督「………」

長門「……沈黙は肯定と受け取る。提督……すまない」

ショタ提督「……!」

長門「きっと、私達が至らないばかりに……」

ショタ提督「……そんなことないよ。長門姉さん達は、むしろ凄く頑張ってくれてる」

ショタ提督「謝るのは僕の方だよ。“提督”である僕が、姉さん達に心配をかけちゃダメなのに……」

長門「……提督」

ショタ提督「………」

僕はやはり、考えていることが顔に出てしまうのだろうか。

全てを伝えた大和姉さんならいざ知らず、事情を知らない他の姉さん達に……心配はかけられない。

こんな未熟なようでは、足元をすくわれてしまう……!

長門「………」

長門(……提督。どうか……これだけは知っていて欲しい)

長門(恐らく、いつも傍にいる大和から聞いているだろうが……私達は、どんな時でも……貴方の味方だから)ギュッ

Z3「………」

Z3(長門さんは、提督を慰めようとして……でも……)チラッ

ショタ提督「………」

Z3「………」

Z3(……提督)



Z3の行動

↓1~↓3で反転コンマが最大の安価採用

Z3「………」

Z3(……声をかけるべきかしら、それとm)グゥー

Z3「……っ!?///」

Z3(えっ、ちょっと待って……今の音って……!///)

ショタ提督「……え?」チラッ

長門「……ん?」チラッ

Z3「あっ……///」

ショタ提督「……マックス姉さん?」

長門「いつからそこに……」

Z3「あの、その……///」

長門「………」

長門(この慌て方、そしてさっきの音……なるほど。これは確かに恥ずかしいな)

長門「………」チラッ

ショタ提督「……?」

長門「………」

長門(もっとも、提督はこれがマックスの腹の虫だとは気づいてなさそうだが)

ショタ提督「……もしかして、急ぎの用事だった?」

Z3「え、えっと……そういうわけじゃないけど……///」

ショタ提督「……顔、赤いよ?も、もしかして体調が悪いの!?ごめんなさい!すぐに気づいてあげられなくて……!」

Z3「ち、違うのっ!///」

Z3(ま、まさか小腹が空いてお腹が鳴っただなんて……言えるわけないじゃない……!///)

Z3(で、でも……///)チラッ

ショタ提督「………」オロオロ

Z3(このままじゃ、熱を出したとか具合が悪いと誤解されちゃう……ど、どうしよう……///)

長門「………」

長門(……提督に本当のことを話せば解決するが、そうするとマックスに恥をかかせてしまうことになる。さて、どうしたものか……)




反転コンマ判定:この後どうなる?

01~49:提督、明石と夕張に知らせに行ってしまう
好感度上昇:並 ×1.0
50~98:長門がフォローする
好感度上昇:高 ×1.5
ゾロ目:マックス、正直に言う
好感度上昇:特大 ×2.0

直下

18→81:今更ですが今回の長門はビッグセブン長門さんでお送りします


長門「………」

Z3「……うぅ///」

ショタ提督「え、えっと……」オロオロ

長門(……仕方ない。ここは私が……)

長門「……すまない。今のは私の腹の音だ」

Z3「……!///」

ショタ提督「……長門姉さんの?」

長門「今日の昼食が少し足りなくてな……小腹が減って、ついな……」

ショタ提督「……そうだったんだ」

長門「………」チラッ コクッ

Z3「………」

Z3(長門さん……)

ショタ提督「それなら、間宮姉さんのお店の券があるから……えっと、どこにしまったかな……」ゴソゴソ

長門「……どうせなら、提督も一休みしないか?」

ショタ提督「え……?」

長門「今の提督……というより、提督はいつも仕事に徹している。たまに休息も取らないと……倒れてからでは、遅い」

ショタ提督「……!」

長門姉さん……僕はまた、姉さん達に心配をかけちゃったのか。

どうして僕はいつもいつも……!

長門「………」

ショタ提督「……ありがとう。なら、僕も……ご一緒しようかな。あ、マックス姉さんも……どうかな?」

Z3「……!」

ショタ提督「券なら沢山あるし……あ、無理にとは言わないけど……」

Z3「そ、そんなことないわ!是非、私も……!」

長門「………」ニコッ

長門(良かったな、マックス。そして……提督も、これで少し肩の力を抜いてくれると良いのだが……)




ショタ提督の好感度 コンマ一の位×1.5 上昇

直下

6×1.5=9
10+9=19/50


間宮喫茶

間宮「お待たせしました」コトッ

ショタ提督「……ありがとう、間宮姉さん」

間宮「い、いえいえ!私達の方こそ……お仕事、いつもお疲れ様です!」ペコッ

ショタ提督「………」

間宮「それでは、ごゆっくり……」スタスタ…

長門「……すまないな」

Z3「……ありがとう、提督」

ショタ提督「ううん。姉さん達には、いつも出撃や演習を頑張ってもらってるから……むしろ、これくらいじゃ足りないくらいだよ」

そう。“前世”で僕にしてくれたことを考えれば……この程度では、恩返しにすらなっていない。

皆は、命をかけて……いや、犠牲にして……僕を守ってくれた。

ショタ提督「………」

それなら、僕も……一生を捧げる覚悟で臨む。

僕に出来る、1番の恩返し……そして、託された使命だから……!

長門「………」

Z3「………」

長門(……提督。この店に来てまで……)

Z3(思い詰めた表情を……)

ショタ提督「……いただきます。はむっ……」

美味しい……今となっては食べ慣れた、間宮姉さん達の味……

僕は、この味を……守らなければならない。何があっても……!

長門「………」

Z3「………」

長門Z3(提督……)

――17ターン目


ショタ提督「………」つ小包 ガサガサ

大和「……その小包は?」

ショタ提督「……これだよ」つタブレット

大和「あ……最近、よくテレビで見かける……」

ショタ提督「そう。通信機能を兼ね添えた、次世代型のタブレット端末。アプリ次第では、送信映像の録画機能も……」

近々、電話も……前世代のものではなく、最新の携帯電話に取り換えようと思っている。

もちろんそれは、ただ流行のものに手を出そうなんて考えではない。

大和「でも、どうしてそのようなものを……」

ショタ提督「……少しでも、あいつの証拠を掴めそうな物をね」

大和「……!」

ショタ提督「………」

本当は、僕にこんなことを考える資格すら無いだろう。

姉さん達を救う為と言いながら、わざと見殺しにしたようなものだから……

ショタ提督「………」

大和「………」

大和(提督……やっぱり、コネ鎮守府の皆さんのことを考えて……)

ショタ提督「………」

だけど、助けを求められて……この鎮守府で過ごすようになった、皆。

それは……僕が守るべき、姉さん達に含まれるのは間違いない。

ショタ提督「………」

あいつから証拠を握るのは、決して簡単なことではない……

だが、それでも……出来る限りのことは、すべきだと思った。

ショタ提督「………」

こんな、自らの罪に怯えているようなクズだとしても……甘えだと罵られても……

今更、良い奴振るなと思われても……

大和「………」ギュッ

ショタ提督「あ……」

大和「大丈夫です。私は何があっても、愛する貴方を守ります……絶対に……!」

ショタ提督「……顔に出てた?」

大和「……はいっ」

ショタ提督「………」

全てを知り、なお傍にいてくれる……それだけで、僕はまだまだ頑張れる。

大和姉さんや、他の皆の為に……僕は、全てが終わるその日まで……立ち向かい続ける!



↓1Z3のコンマ 好感度:19/50
↓2朝雲のコンマ 好感度:19.5/50
↓3大和のコンマ 好感度:50/50<END開放!>
↓4夕立のコンマ 好感度:33/50

反転コンマが最大の艦娘が行動します
なお大和が最大値の場合は即ENDです

Z1「そっか……長門さん、マックスのお腹の音を誤魔化す為に……」

Z3「……あまりそのことは言わないで///」

Z1「あはは、ごめんごめん。でも、提督はやっぱり……」

Z3「……えぇ。間宮さんのスイーツを食べてる時も……」

Z1「う~ん……よっぽど深刻な悩みなのかな……?」

Z3「………」

Z1「僕達も、提督と出会って随分経つけど……それでも話してもらえてないとなると、きっと着任前に何かあったのかも」

Z3「……“何か”?」

Z1「それは僕も分からない。でも、それだけ提督が思い詰めるだけの……苦しいことが、ね」

Z3「………」





ショタ提督は……

↓1~↓3で反転コンマが最大の安価採用

少し休憩します。30分前後で再開します。

再開します。

ショタ提督「………」つ書類 マジマジ

Z3「……?」

Z3(何かの書類を見てるけど、重要なものかしら……)

ショタ提督「“試製景雲の改修が可能になりました”か……」

Z3「……!」

Z3(試製景雲って、翔鶴さん達が装備出来る……)

確か、この装備自体は“前世”でもあったはずだけど……

生憎、当時は改修どころか……まともに装備を持たせてあげることすら……!

ショタ提督「………」

でも、“今”はそんなことはない。

どんな装備でも用意出来る。それに、改修も全て限界まで行える。

ショタ提督「………」

それなら、僕が取る行動はただ1つ。

ショタ提督「……改修出来るのなら、するに越したことは無い」

Z3「………」

Z3(そういえば、提督は……私達の装備を、どれも上限まで……)

ショタ提督「………」

ただ、明石姉さんにはどうしても負担をかけてしまうことに……

もちろん、姉さん達に無理はさせられない。

ショタ提督「………」

しかし、改修出来るものは全て改修しておきたい。

やはり、明石姉さんに頼むしかない、か……申し訳ないけど……

Z3「………」




Z3の行動

↓1~↓3で反転コンマが最大の安価採用

ショタ提督「………」

Z3「………」

Z3(装備改修となると、明石さんの協力が必要不可欠よね……私達のことをいつも考えてくれる提督なら……)

Z3(きっと“明石姉さんに頼ってばかりじゃ申し訳ない”なんて思ってそうね……)

Z3「………」



ショタ提督「………」

明石姉さんは『これが私の趣味みたいなものですから!』と言ってはいたものの……

改修ばかりを押し付けるのは、やっぱり……

Z3「……提督」

ショタ提督「……マックス姉さん」

Z3「……改修のことで悩んでるのね?」

ショタ提督「………」

また、顔に出てたのか……本当に、どうしてポーカーフェイスの1つも出来ないんだ……

ショタ提督「………」コクリ

Z3「やっぱり……確かに、明石さん1人に頼んでばかりでは負担になるのは避けられないわ」

ショタ提督「……そこまで、分かるんだね」

Z3「長い付き合いだもの。でも、明石さんは“1人じゃない”。発想を変えてみて?」

ショタ提督「“1人じゃない“……それって……あぁっ!」

・・・÷

5周目鎮守府

5周目提督「それで俺のところに来たわけか」

ショタ提督「はい。突然お邪魔してすみません」

5周目提督「良いって良いって!友達みたいなもんだし!」

ショタ提督「……ありがとうございます」

Z3「というわけで……もし、負担じゃなければ……」

明石(5周目)「あ、はい。こちらではあまり装備改修はめいっぱい力を入れているわけではないので、時間も結構ありますし……」

5周目提督「あはは……面目ない」

明石「お手伝いなら是非協力させて下さい!」

ショタ提督「……ありがとう、5周目鎮守府の明石姉さん」

Z3「ありがとう。それで、早速なんだけど……」




反転コンマ判定:この後どうなる?

01~49:普通に試製景雲を改修してもらう
好感度上昇:並 ×1.0
50~98:明石「どうせなら未回収の装備を全部持って来て下さい!この際一気に引き受けちゃいますよ!」胸ドンッ
好感度上昇:高 ×1.5
ゾロ目:W明石で改修してみると……!?
好感度上昇:特大 ×2.0

直下

58→85:頼もしい明石さん


明石「なるほど。試製景雲を……」

ショタ提督「うん。改修可能になったから、早速改修してもらおうかなって……」

明石「………」

Z3「……明石さん?」

明石「……よしっ、決めました!」

ショタ提督Z3「……?」

明石「どうせなら未回収の装備を全部持って来て下さい!この際一気に引き受けちゃいますよ!」胸ドンッ

5周目提督「おおっ!太っ腹だな!」

明石「そこは“気前が良い”と言って下さいよ……まるで私が太ってるみたいじゃないですかぁ」

ショタ提督「……えっ!?いや、それは流石に……」

明石「いえいえ!ぶっちゃけ手持無沙汰で暇だったんで、丁度良かったんですよ!」

Z3(……笑顔で言い切ったわね)

5周目提督「いや~、うちはとにかく演習第一だからな~。装備改修も、ネジに余裕がある時はやってるんだけど……」

明石「そういうわけですので、お任せ下さい!」

ショタ提督「……本当に、良いの?」

明石「はいっ!」

5周目提督「明石がこう言ってるし、何より友達が困ってるなら助けないとな!」

ショタ提督「……ありがとうございます」ペコッ

5周目提督「あぁ!」

明石「いえいえ、これくらいお安い御用です!」

Z3「……良かったわね、提督」

ショタ提督「……うん」

これで、こっちの明石姉さんの負担を減らすことが出来る。

その分、5周目提督さんや5周目鎮守府の明石さんに負担をかけてしまうことになるけれど……

“前”には知り合えなかった、数少ない知人……その人達が、こうして助けてくれるのなら……

ショタ提督「………」

それを拒否することは、相手に失礼だと思った。

情けないのは分かっていても……姉さん達を守ることが出来るのなら、どんな情けない方法でもすがりつく。

ショタ提督「……!」

そう、決めたから……!




ショタ提督の好感度 コンマ一の位×1.5 上昇

直下

9×1.5=13.5
19+13.5=32.5/50


工廠

明石「えっ!?じゃあ、5周目鎮守府の私に装備改修の3分の1を委託したんですか?」

ショタ提督「うん。明石姉さんばかりに改修をお願いするのは、やっぱり負担だと思ったから……」

Z3「……提督を責めないで。元々は私が提案したことで……」

明石「あ、いえいえ!怒ってるわけじゃないんです!ただ、痛くするのは予想外でしたから……」

ショタ提督「……ごめんなさい。無断でこんなことをしてしまって」

Z3「……ごめんなさい」

明石「……提督、マックスちゃん。ありがとうございます。私のことを気遣ってくれて」

ショタ提督「………」

Z3「………」

明石「ですが、本当に私は大丈夫ですよ?普段から、提督が私達の為に鎮守府中を駆け回っているのを知ってますし……」

ショタ提督「………」

明石「それに、ほら!私の演習手続きだって、忘れずにやってくれたじゃないですか!凄く感謝してるんですよ?」

ショタ提督「……明石姉さん」

明石「……改修はもちろんですけど、それ以外でも……困ったことがあれば、何でも相談して下さい!」

明石「流石にドラえもんのように何でも出来るというのは厳しいですけど……提督の頼みなら、全力で力を貸しますから!」

ショタ提督「……ありがとう」

本当に……姉さん達は、こんな僕にも優しくしてくれる。

いつも、無愛想で……あまり話すことのない、僕に対してでも……

ショタ提督「……っ!」

だからこそ、僕は姉さん達を誰1人死なせたりしない。

必ず全員で、“あの日”を迎えてみせる……!

Z3「………」

Z3(……良かった。明石さんと言い合いにならずに済んで……元はと言えば、私が言い出したことだから……)

明石「………」

明石(私達からしてみれば、提督がドラえもんのような存在なんだけどね……いつも私達を、これでもかというくらいサポートしてくれるから……)

――18ターン目


ショタ提督「………」チラッ

カレンダー「」ファサッ

ショタ提督「………」

おかしい……父さん達が襲撃される日は、もうとっくに過ぎている。

それなのに、深海棲艦達が攻めて来る気配が無い。

ショタ提督「………」

そして、“前世”で起きた……この鎮守府が襲撃される日が近づいて来る。

でも……どうして、深海棲艦達は……

ショタ提督「……っ!」フルフル

いけない!こんなことは想定内でなきゃダメなんだ!

これはきっと、歴史の差異……深海棲艦達が襲撃して来る日が、全く同じ日になるとは限らない……!

ショタ提督「………」

もしかすると、今まさに……他の鎮守府を攻め込んでいるかもしれない。

メンバーが変わって、前とは違う強さになっているかもしれない。

ショタ提督「………」

どんな可能性も視野に入れ、僕は対策を練るしかない。

一瞬の油断が、姉さん達の死を招く結果に繋がりかねない。

ショタ提督「……!」

決して慢心するな……!ここまで、誰1人死んでしまうことなく、ここまで来られたんだ……!

もう、失ってたまるものか……!姉さん達の命は……

ショタ提督「……っ!」

僕が守る……!守ってみせる……ッ!

大和「………」

大和(あの顔は……きっと、私達の未来に関わる重大なことを考えて……)

大和「………」

大和(後で提督が落ち着いてから……そっと、聞いてみましょうか)



↓1Z3のコンマ 好感度:32.5/50
↓2朝雲のコンマ 好感度:19.5/50
↓3大和のコンマ 好感度:50/50<END開放!>
↓4夕立のコンマ 好感度:33/50

反転コンマが最大の艦娘が行動します

大和「念願のゴールです……!あぁ、ついに私もEND勢の仲間入りなんですね……!」ジーン

Z3(……つ、次は流石に……でもビスマルクのことを考えると……)ゾクッ

朝雲(うぅ、3回目でも結ばれず……こ、このまま4回目も結ばれなかったら……)ガクガク

夕立「むぅ~!次こそは~!」



こうして、悲惨な未来を変える為に奮闘した提督と大和がついにゴールを迎えた36周目は幕を下ろしました。
続いて艦娘安価へと移ります。

※このレスではまだ安価を取りません

恒例の注意事項です。


※今回登場した艦娘(Z3、朝雲、夕立)はNGです。

※今回ENDを迎えた艦娘(大和)はNGです。

※今までにENDを迎えた艦娘(>>3-6をご参照下さい)もNGです。

※深海棲艦もNGです。

※浦風は安価下にします。

※名前が違う同一艦は、同じ周に2人登場させることは出来ません(例:大鯨と龍鳳)。
ただし周を変えれば登場可能です(例:2周目でU-511、5周目で呂500)。
また、連続で登場させることも出来ません(例:響が出た次の周でヴェールヌイを登場させる)。

※反転コンマで判定します。


次の>>1のレスからスタートです。

1人目

↓1~↓6で反転コンマが最大の艦娘採用


※00はMAX100とします
※同数の場合は更に反転コンマ対決

1人目:天龍(39→93)
2人目

↓1~↓4で反転コンマが最大の艦娘採用


※00はMAX100とします
※同数の場合は更に反転コンマ対決

2人目:風雲(78→87)
3人目

↓1~↓4で反転コンマが最大の艦娘採用


※00はMAX100とします
※同数の場合は更に反転コンマ対決

3人目:加賀(77)
ラスト4人目!

↓1~↓4で反転コンマが最大の艦娘採用


※00はMAX100とします
※同数の場合は更に反転コンマ対決

4人目:山風(89→98)

というわけで、37周目ヒロインは

天龍(19周目より再登場)、風雲、加賀(18周目、28周目、34周目より再登場)、山風となります。
大和さんがENDを迎えた中、天龍や加賀さんはENDを迎えられるか!そして初登場の風雲や山風は初回でENDに辿り着けるか!

それではエピローグ&オープニングを書いてきます。今回はここまでです。
遅くまでお付き合いいただきありがとうございました!

エピローグは既に大筋を決めましたので、後は書くだけですが……37周目提督が難産で、今回もオープニング投下まで時間がかかりそうです。
出来る限り早く投下致しますので、それまでお待ちいただけると幸いです。

それではまた次回の更新でお会いしましょう。

お待たせして申し訳ありませんでした!エピローグ、投下します。もの凄く長くなってしまいました……恐らく歴代最長です。

コネ提督「………」ギリギリ

山城(コネ・以下全員)「………」

コネ提督「……畜生ッ!」ダンッ!

伊401「………」

コネ提督「あいつばっかり戦果を稼ぎやがって……!お陰でこっちは無能だのやる気が無いだの、ボロ糞に言われてばっかりなんだぞ……!」

不知火「………」

コネ提督「クソッタレが……あいつに元帥が関わってなきゃ、今すぐにでも……!」

伊8「………」

コネ提督「……お前ら、何か言ったらどうなんだよ」ギロッ

山城「………」

伊401「………」

コネ提督「お前らが出撃も遠征も、ロクにこなせないからこんなことになってんだぞ!分かってんのか!?あぁ!?」

不知火「………」

伊8「………」

コネ提督「……チッ。使えねえ捨て駒共が……誰のお陰で生活出来てると思ってんだ……」

山城「……言いたいことは、それだけですか?」

コネ提督「……あ?」

伊401「……アンタなんかが、36周目鎮守府を超える戦果を……」

不知火「……得られるわけ、ありません」

コネ提督「……おい。今なんつった?」グイッ

山城「……嫉妬にまみれ、自分では何も出来ない癖に……無茶苦茶な指示を出して、私達を鎮めるような無能に……戦果なんて稼げないと言ったんです!」

コネ提督「なっ……捨て駒の分際で!」バキッ

山城「ぐっ……!」バタッ

不知火「山城さん!」

コネ提督「ふざけんなよ……お前、何を言ったか分かってんのか……?上官である俺を、侮辱したんだぞ……?」プルプル

不知火「……貴方のような人を、上官だとは思いません!」

コネ提督「……ッ!」

伊401「そうだよ!そうやって、私達を奴隷のようにしか思わない人なんて……!」

伊8「上官なんかじゃありません……ただの最低男です!」

コネ提督「こ、こいつら……そんなに殺されてぇのか!?」

山城不知火伊401伊8「……!」



















ズドオオオオォォォォォォォォンッ!

山城不知火伊401伊8「……!?」

コネ提督「うおっ!?な、何だよ今の音……――ッ!!」











駆逐マ級「ようやく……」


軽巡キ級「見つけたよ!」


軽巡棲鬼「あはは……その顔を見るだけで……」


空母棲姫「……今すぐにでも、殺してやりたくなるわ」


重巡ア級「……まさか、こんな形で勝利を刻むことになるなんてね」ギロリ


防空棲姫「本当は、見たくもない顔だったけどね……」


駆逐水鬼「でも、それも……今日で終わりです……!」


コネ提督「……な、何だよ……お前ら……!?」ゾクッ









――


ショタ提督「………」

大和「………」

ショタ提督「……来ない」

大和「……!」

ショタ提督「“前”なら、今日が鎮守府が襲撃される日なんだ」

大和「………」

ショタ提督「それなのに、一向に攻めて来ない……」

大和「………」

ショタ提督「……僕が、姉さん達を守る為に……何年も準備してきたことが、今になって……」

ショタ提督「……歴史の差異として、現れてるのかもしれない」

大和「……それはそうだと思います。提督が取った行動は、本来……この歴史に無いものですから」

ショタ提督「………」

大和「……そう。提督が、人生を賭けて……私達を救う為に、頑張って来てくれたことが……」

ショタ提督「……!」

大和「……大丈夫です。どんな想定外の出来事が襲って来たとしても、私達が全て打ち破ってみせます!」

ショタ提督「……大和、姉さん」

大和「貴方の行いは……想いを、壊させはしません。それだけでなく……」

大和「……貴方が私達に“そう”してくれる。だからこそ、私達も……命をかけて、貴方を守れます」ニコッ

ショタ提督「………」

大和姉さんは……いや、姉さん達は……いつも頼もしくて……

僕のような、情けない奴にも……信頼を寄せてくれる。

そして……“前は”全員……失ってしまった。

ショタ提督「……っ」

そう。僕のせいで……

僕が何も出来ず、皆を救えなかったせいで……

ショタ提督「………」

それだけじゃない。“今も”姉さん達を守る為に……

犠牲を……救えるはずだった命を、見捨ててしまっている。

ショタ提督「……転生、したとしても」

大和「……!」

ショタ提督「……全員を守れる、わけじゃない。今、僕達がこうしている間にも……」

ショタ提督「……向こうの姉さん達が、苦しんで……」

大和「……!」

ショタ提督「………」

コネ鎮守府の姉さん達。あの時、僕が奴の行動を変えていれば……

コネ鎮守府には、他の人間が着任し……姉さん達が、不幸な目に遭わずにすんだかもしれない。

ショタ提督「………」

でも、僕はそれを分かっていながら……わざと何もしなかった。

姉さん達を守る為……36周目鎮守府に着任する為に……

ショタ提督「……っ」ギリッ

未来を知っていながら、見捨てた。

切り捨てたのだ。僕は、姉さん達を守る為とはいえ……

許されないことを、してしまったんだ……!

ショタ提督「………」

大和「………」

大和(提督……)

ショタ提督「……大和姉さん、ありがとう」

大和「……!」

ショタ提督「僕のことを……それ程、高く評価してくれて……」

ショタ提督「……でもね?僕は……大和姉さんが思ってくれている程、立派な人間じゃないんだ」

大和「………」

ショタ提督「姉さん達を助ける為に……救えるはずだった命を、切り捨ててしまった」

ショタ提督「奴があの鎮守府に着任することを分かっていながら……差異を少なくする為だけに、泳がせてしまった」

大和「………」

ショタ提督「直接手を出していないだけで、僕は……犯罪者と同じ……いや、殺人鬼と同じなんだ……」

大和「………」

大和「……っ」ダキッ

ショタ提督「……!」

大和「……あまり自分を責めないで下さい。提督は……そんな人ではありません」ギュウッ…

ショタ提督「………」

大和「それ程までに、私達の為に……悩み、苦しみ、葛藤し……数多くの決断をしてくれた……」

大和「そんな貴方が……殺人鬼なわけ、ないじゃないですか……!」

ショタ提督「……姉さん」

大和「……提督に責任は一切ありません。このような言い方は、あちら出身の川内さん達に失礼ですが……」

大和「……向こうの私達は、本来の未来に近い歴史を歩んだだけです。提督は、私達の将来を変えてくれただけで……」

大和「それ以外のことは、手を出していない。それは見捨てたのではなく……歴史を変えなかった。ただそれだけです」

ショタ提督「……!」

大和「貴方は何も悪いことはしていないんです。だから、そんなに……自分の心を、締め付けないで下さい……!」

大和「それに……貴方から話を聞いて、それで行動しなかった……私も、貴方と同じです」

ショタ提督「……ッ!」

大和「ですから……提督が1人で抱え込むこと、ないんです……!私も、今は……貴方と同じ立場ですから」ニコッ

ショタ提督「………」

どうして……大和姉さんは、僕の心に踏む込んで来るのだろうか。

どうして……心の中に入り込み、僕を……救ってくれるのだろうか。

どうして……自らの罪に苦しむ僕を……守ってくれるのだろうか。

大和「……貴方を、愛しているからです」

ショタ提督「……!」

大和「……顔に出てましたよ?」

ショタ提督「……僕、やっぱり……表情を隠せないのかな」

大和「……人間味がある、とも言えます」ニコッ

ショタ提督「……やっぱり、僕は……大和姉さん達に、敵わないよ」ギュッ

大和「あ……!」

ショタ提督「……ありがとう。僕も……いつも支えてくれる、大和姉さんが……大好きだよ」

大和「……私も、です!」

プルルルルル!

ショタ提督「……!?」

大和「きゃっ……!」

ショタ提督「……びっくりした。電話か……」つ電話 スッ

ショタ提督「………」

大和「……?」

ショタ提督「……あいつからだ」ピッ

大和「……っ!」

ショタ提督「……もしもし」

コネ提督『た、助けてくれ!』

ショタ提督「……え?」

コネ提督『深海棲艦が……深海棲艦が攻めて来たんだ!』

ショタ提督「し、深海棲艦!?」

大和「……!」

コネ提督『うわっ!?お、おい!早く救援を寄こせ!早く!』

コネ提督『あっ!く、来るな!うわ、うわああああああああああああああああああ!?』

『チュドオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッ!』

プツッ ツー… ツー…

ショタ提督「………」

大和「ど、どうしたんですか!?今、深海棲艦って……」

ショタ提督(……ま、まさか……差異が……こんなところに、現れるなんて……)

大和「提督!しっかりして下さい!」

ショタ提督「……本来なら、ここに襲撃して来る深海棲艦が……コネ鎮守府に襲撃しているらしい」

大和「……!」

ショタ提督「“前”なら、最初に父さん達の鎮守府に襲撃していたはずなのに……まさか、奴の鎮守府を1発で突き止めるなんて……!」

ショタ提督(それどころか、奴の存在を知らずに鎮守府を壊滅させるのではなく……奴をしっかり認識し、攻め込んでいる……!)

ショタ提督「………」

どうする……このまま深海棲艦達を放っておけば、いずれ脅威を振り撒く存在に……

でも、奴を助けるということは……かつて姉さん達を苦しめた、元凶に力を貸すことに繋がる……繋がってしまう……!

ショタ提督「………」

かと言って、野放しには出来ない……このままだと、向こうでまだ苦しんでいる姉さん達が……!

ここに住んでいる、向こう出身の姉さん達の仲間が……!

ショタ提督「………」

でも、僕にそんなことを考える資格があるのか……?これまで、姉さん達を救う為に……

見殺しに近い真似をして来た僕に、助けたい等と思うなんて……自分の都合で、そんな甘ったれ……許されるわけが……!

ショタ提督「……っ」フルフル

大和「………」

くそっ……!考えがまとまらない……!

どうすれば……どう、すれば……!

大和「……提督」

ショタ提督「……え?」

大和「私は……いえ、私達は……貴方の選択を信じます」

ショタ提督「……!」

大和「提督これまで、私達を助けようと……必死になってくれました」

大和「それなら……今度は、私達が……それに答える番です!」

ショタ提督「………」

大和「貴方が例の提督を……いえ、向こうの私達を助けると指示すれば、全力で戦い抜きます」

大和「貴方が例の鎮守府を助けず、ここに襲撃してくる深海棲艦を迎え撃つと指示すれば……万全の準備を行い、全力で対抗します」

大和「私達は……貴方の選択に、全てを委ねます!」

ショタ提督「………」

大和「貴方の想いを、私達に……私に告げて下さい……!どんな決断でも、愛する貴方の選択を……貴方が目指してきた結末になるよう……尽くします!」

ショタ提督「………」

大和姉さんの、今の言葉で……頭の中で渦巻く靄が、全て晴れた。

そうだ。僕は……悩んでいる場合じゃない……!

今、僕がすべきことは……最善の選択をし、行動を起こすこと……!

ショタ提督「……!」

罪とか、資格が無いとか……それらは後で、僕が全てを背負えば良い……!

今は、深海棲艦達の猛攻を食い止めなければならない!

残された、姉さん達を……これ以上、犠牲にすることは出来ない!

ショタ提督「……大和姉さん。今すぐ、出撃可能な姉さん達を集めて!」

大和「……!」

ショタ提督「それから、装備や燃料を持てる遠征組の駆逐艦や軽巡の姉さん達も召集させて!」

ショタ提督「僕はその間に、必要な準備を全て行うから!」

大和「……分かりました!」ダッ

ショタ提督「………」

それだけでない。ピンチを……最大のチャンスに変えるんだ!

“前には”成し遂げられなかったこと……“今でも”成し遂げることが不可能に近かったこと……

ショタ提督「………」つスマホ ピッ

プルルルル…

現状、記憶、知識、道具、そして……姉さん達が持つ力……

全てを集約させ、最良の結果を引き出すんだ……!

今こそ……“前世”での因縁に、運命との戦いに……終止符を打つ時!

ショタ提督「……もしもし!――」

今まで、その為に全てを捧げてきた!

そして、その成果が……試される時が来たんだ……!

見てろ……運命なんかに、僕は負けない……!

ショタ提督「――!」

















姉さん達と、僕の――……見せてやる……!

――


山城「せめて……せめて!鎮守府だけは守らないと……!」ズドン!

ア級「それで砲撃したつもり?甘いわね……砲撃ってのは、こうするのよ!撃て!撃てー!」ズドンズドンズドン!

空母棲姫「やはり衰弱してるわね……その方が好都合だけれど」パシュパシュパシュッ ズガアアアァァァァァンッ!

山城「あぐっ……!」大破

不知火「山城さん!このっ……!」ズドン!

防空棲姫「あはははは!全然効かないよ?撃ち方……始めっ!」ズドドドドド!

軽巡棲鬼「余所見は轟沈に繋がるよ~?どっかーん!」ズドドドドド!

不知火「ぐうっ……!」大破

伊401「不知火ちゃん!」

伊8「くっ……!」ザブン!

マ級「おっと!そうはさせないよ!それ、ワンツー!」ズバシャーン!

駆逐水鬼「攻撃の隙も与えません!撃ち方、始め!」スバシャーン!

伊8「あぁっ……!」大破

伊401「はっちゃん!この……!」

キ級「……邪魔するなら、元仲間でも容赦しないよ!オッニさんこっちらっ!」ズドドドドド!

伊401「かはっ……!」大破

コネ提督「お、おい!お前ら!何やってんだよ!?この役立たずがああああああああああああああ!」

空母棲姫「………」ギロッ

コネ提督「ひいっ!?」ビクッ

マ級「役立たずは提督だよね~?」ギロリ

コネ提督「な、何言って……」

防空棲姫「私達を沈めたこと……忘れたとは言わせないよ?」

コネ提督「……ま、まさか!」

ア級「そう。私達は……数多く、アンタに沈められた……艦娘の内、一部のなれの果て」

キ級「恨みが募って、深海棲艦しちゃった!それで復讐を果たすべく、わざわざここにやって来たんだよ?」

コネ提督「……っ」ゾクッ

コネ提督(そういや、こいつらが沈めば深海棲艦になることもあるって……あれ、迷信じゃなかったのかよぉ……!?)

駆逐水鬼「私達を道具のように酷使し……」

軽巡棲鬼「ボロボロになって帰って来ても『役立たず』と罵って……」

空母棲姫「……その間、私達がどんな気持ちでいたか……貴方には想像もつかないでしょうね」

コネ提督「あ……あぁ……」ガクガク

マ級「さて、どうする?このまま砲撃で殺っちゃう?」

コネ提督「ひっ!ま、待ってくれ!悪かった!俺が悪かった!謝るから!この通りだ!許してくれ!」ガバッ

キ級「……へぇ」

コネ提督「い、命だけは……!」ブルブル

防空棲姫「……この期に及んで土下座?しかも命乞い?あははっ、おかしいなぁ……そんなことで、許してもらえると思ってる?」ギロッ

コネ提督「ひいいぃぃぃぃぃぃぃ!?」

ア級「ふざけるのもいい加減にしなさいな。私達は、アンタを殺す為にここまで来たんだから」

コネ提督「い、嫌だぁ!死ぬのだけは嫌だああああああああああああああああああああ!」

駆逐水鬼「……はぁ」

マ級「私達を散々殺しておいて、自分だけ助かるなんて……最ッ低だね!」

キ級「………」チラッ

山城「………」

不知火「………」

伊401「………」

伊8「………」

キ級「……ほら、向こうの皆も失望の目で見てるよ?」

コネ提督「……っ」ガクガク

ア級「元々、救いようのない男だもの。でも、ここまで艦娘に嫌われる提督も珍しいわね~」

空母棲姫「……無駄話はここまでにしましょう。私達の、最大の目的は……」スッ

コネ提督「え……な、何を……」ガクガク

空母棲姫「……ッ!」ギュウウウウッ!

コネ提督「っ!?が、は……あがぁっ……!?」

空母棲姫「私達は……貴方が憎い……!」ギリギリギリ…!

コネ提督「っは……か、は……あが……!」ジタバタ

空母棲姫「それこそ、想像を絶する苦しみを与えてから……殺してやりたい程に……!」ギリギリギリ…!

コネ提督「が、ぁ……!」ジタバタ

コネ提督(い、息が……息がぁ……やめ、ろぉ……!)

マ級「……私達は、四股担当だね」ガシャッ

コネ提督「……ッ!」

キ級「両手、両足……それぞれ、1本ずつ……もいじゃうね?」ガシャッ

軽巡棲鬼「本当は、これくらいじゃ生ぬるいけどね……」ガシャッ

ア級「恨むなら、過去の自分の行いを恨みなさいな」ガシャッ

コネ提督「が……あがぁ……ッ!かは、ぁ……ッ!」

空母棲姫「暴れても無駄よ。艦娘どころか、深海棲艦の力に敵うとでも?」ギリギリギリ…

防空棲姫「私達は、四股をもがれた後のとどめ!」ガシャッ

駆逐水鬼「せいぜい、息苦しい状況の中……手足の感覚が、激痛と共に無くなる苦しみを味わって下さい」ガシャッ

コネ提督「……ッ!」

空母棲姫「………」スッ

コネ提督「……っ!げほっげほっ!ぜぇぜぇ……」

空母棲姫「……ッ!」ギュウウウウッ!

コネ提督「があっ!?あがっ……かはっ……!」

空母棲姫「言ったわよね?想像を絶する苦しみを与えてから、と……」ギリギリギリ…

マ級「そう簡単には殺さないよ?その代わり、私達への罪を……痛みと窒息で味わってもらうけどね」

空母棲姫「……!」ギリギリギリ…

コネ提督「は、ぁ……ぐぎぎ……!」ジタバタ

防空棲姫「……言っとくけど、皆も後で沈めるからね?」チラッ

山城不知火伊401伊8「………」

キ級「どうせ、今の私達からしてみれば……皆は敵。もう、後戻りは出来ないから……!」

山城「………」

不知火「………」

伊401「………」

伊8「………」

山城(……沈むことによる、死が怖いというより……)

不知火(……司令が絶命し、その後に私達も沈めば……)

伊401(……もう、この苦しみから解放される……)

伊8(……いっそ、沈んだ方が……楽、だよね……)

空母棲姫「………」スッ

コネ提督「っ!がはっ!ごほっごほっ!はぁはぁはぁ……」

空母棲姫「……ッ!」ギュウウウウッ!

コネ提督「がはぁっ!?あがっ……!」

コネ提督(やめ、ろぉ……!)

空母棲姫「………」チラッ

マ級「……了解!それじゃ……」

キ級「まずは痛みから味わってもらわないと!」

軽巡棲鬼「私達と同じ、苦しみをね……!」

ア級「覚悟しなさいな……!」

防空棲姫「死を持って、償ってもらうから……!」

駆逐水鬼「地獄に落ちて下さい……!」

コネ提督「くっ……あがぁっ……!」

コネ提督(嫌だ……嫌だ!嫌だあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああッ!!)

































「ベホマズンッ!!」

「敵艦捕捉、全主砲薙ぎ払え!」





パシュウウウウウウウウンッ!

ズガアアアアァァァァンッ!

空母棲姫「……っ!?」小破

コネ提督「っはぁ!ごほっごほっ……うぐっ……」バタッ

山城「い、今の砲撃は……え?」キラキラ

不知火「体が、軽い……!」キラキラ

伊401「傷が全部治ってる……!?」キラキラ

伊8「ど、どういうこと……!?」キラキラ

マ級「……だ、誰!?」

キ級「まさか支援艦隊!?でも、こんな奴を助ける人なんて……!」

防空棲姫「……あ、あれっ!」スッ













ショタ提督「良かった……間に合った!」on 小型ボート

大和「この距離からの砲撃なら外しません!増して相手が油断しているのなら、百発百中です!」

父「よし!一気に攻め込むぞ!」on 小型ボート

艦娘達(37周目・元コネ・父鎮守府)「おおおおおおおおおおおおおおおおおおッ!!」

バシャバシャバシャバシャ…!













軽巡棲鬼「そ、そんな……!」

駆逐水鬼「……くっ!」

ア級「……これは予想外だわ」

扶桑(コネ)「山城おおおおおおおおおおおおおおッ!」

雪風(コネ)「不知火お姉ちゃああああああああああああああんッ!」

伊58「しおいいいいいいいいいいいいい!はっちゃああああああああああああああんッ!」

山城「ね、姉様……!?」

不知火「……雪風!」

伊401伊8「ゴーヤちゃん……!」

コネ提督「……がはっ」

ショタ提督「………」チラッ

コネ提督「お、お前……」

ショタ提督「……早くボートに乗って下さい。それくらい出来ますよね?」

コネ提督「……はっ。手厳しいな……まさか、憎んでる奴に……ごほっ……助け、られるとはな……」ヨロヨロ

ショタ提督「……貴方を助けに来たわけではありません」

コネ提督「……?」

ショタ提督「……夕立姉さん達は、山城姉さん達に補給を!」

夕立Z3朝雲「了解!」

ショタ提督「大和姉さん達や父さん達の鎮守府の姉さん達は、深海棲艦達への応戦に備えて!」

大和「了解!」ガシャッ

艦娘達(37周目)「分かりました!」ガシャッ

父「分かった!ようし!今までの演習の成果を見せてやれ!」

艦娘達(父鎮守府)「言われなくても!」ガシャッ

ショタ提督「……僕はあくまでも、貴方の鎮守府の艦娘達を保護しに来ただけです」

コネ提督「………」



扶桑「山城……良かった……!」ギュッ

山城「姉様こそ……無事に辿り着いたんですね……!」ジワッ

不知火「……まさか、もう1度……雪風の姿を見ることが出来るなんて……!」ジワッ

雪風「それはこっちの台詞です!不知火お姉ちゃん達が、生きていてくれて……本当に良かったよぉ……!」ダキッ

伊401「……助けに、来てくれたんだね……!」ジワッ

伊8「……信じられない……夢じゃないよね……?」ジワッ

伊58「夢じゃないでち!だからこうして、ゴーヤ達が間に合ったんだから!」

夕立「はい!皆の分の燃料!」つドラム缶 ドスッ

Z3「これはあくまでも、鎮守府へ……私達が住む鎮守府へ、帰る為の燃料です」

山城不知火「……!」

朝雲「どうせ、あいつはもう……これだけの事態を引き起こせば、ね……?」

伊401伊8「……!」

空母棲姫「……邪魔をするというのなら、容赦しません!」ギロッ

キ級「私達の恨みの力……見せてあげるっ!」ガシャッ

駆逐水鬼「全員残らず……沈めます!」ガシャッ

マ級「例え“かつての仲間”でも……関係無いよ!」ガシャッ

防空棲姫「たかが数百人集まったところで、私達は……負けない!」ガシャッ

軽巡棲鬼「皆……沈んでしまえば良いんだよ!」ガシャッ

ア級「相手が強い程燃えるわ!さぁ、かかって来なさいな!」ガシャッ

川内(コネ)「……待って!」

全員「……!」

朝潮(コネ)「……皆さんも、司令官の……被害者ですよね?」

深海棲艦「……!」

コネ提督「……ッ!!」

島風(コネ)「……提督を殺そうとする気持ちは、痛い程分かる。私達も、酷い目に遭わされたから……」

深海棲艦「………」

如月(コネ)「……でも、だからって……無差別に、それこそ山城姉さん達にまで攻撃するのはダメよ!」

白露(コネ)「そうだよ!覚えてるんでしょ!?今まで、一緒に戦った仲間でしょ!?」

浜風(コネ)「なのに……どうして……!」

空母棲姫「……そんな感情は、沈んだ時に……」

駆逐水鬼「……全て、捨てて来ました」

全員「……ッ!」

マ級「私達に残されたのは……深い憎悪だけ」

キ級「それこそ、見境なく……殺意を散りばめるだけの、ね」

朝潮「………」

島風「………」

防空棲姫「今更、戻れないよ……それこそ、この気持ちを消し去る程の……」

軽巡棲鬼「心地良い、気持ちを得られないと……」

如月「………」

白露「………」

ア級「……でも、それは無理。だから私達は、復讐の為に行動し……それが達成するか、不可能となれば……ひたすら、暴れ回るだけよ!」

浜風「………」

川内「……どうしても、なの……?」ジワッ

深海棲艦「……うるさい!これ以上無駄口を叩くなら、全員沈めてやるッ!」ガシャッ

艦娘(コネ)達「……っ!」

ショタ提督「………」

ショタ提督(やっぱり、和解は出来ないのか……)

ショタ提督(……これも、僕が引き起こした……爪痕……)

ショタ提督「………」

ショタ提督(……でも!)

ショタ提督「……!」キッ

父「……!」

艦娘(コネ)達「……!」

ショタ提督(……迷いは捨てるんだ。もう、和解という道は閉ざされたんだ……だとすれば……取れる選択肢は、1つしかない……!)

ショタ提督「……皆!演習での訓練を思い出して!」

父「……っ!焦りは禁物だ!普段通りに戦うんだ!」

艦娘達「はいっ!」

ショタ提督「……ごめんなさい。あの姉さん達を……深海棲艦になってしまった、姉さん達を……助けられなくて……」

川内「……ううん、36周目提督さんのせいじゃないよ。これは元々……こいつが蒔いた種だから」

コネ提督「………」

ショタ提督「……川内姉さん」

川内「……分かった。それなら……せめて、その苦しみから……私達が、解放してあげる!」ガシャッ

元艦娘(コネ)達「……!」ガシャッ

空母棲姫「生き残った貴女達に、私達の気持ちが分かるわけないわ!」

防空棲姫「どうせ分かり合えないなら……!」ガシャッ

駆逐水鬼「……お互い、全力で迎え撃つだけです!」ガシャッ

軽巡棲鬼「川内ちゃん……ごめんね?でも……もう、貴女が知ってる“那珂ちゃん”じゃないの!」ガシャッ

マ級「……っ!」ガシャッ

キ級「皆皆!沈んじゃえば良いんだ!」ガシャッ

ア級「さぁ、派手に殺るわよ……!」ガシャッ

ショタ提督「………」

ショタ提督(僕の一声で、全てが決まる……!迷いを断ち切れ……!最後の戦いなんだ……!)

ショタ提督「………」
























ショタ提督「……撃てッ!」

艦娘「いっけええええええええええええええええええええええええええええええええええッ!!」

深海棲艦「全員殺せえええええええええええええええええええええええええええええええええええええッ!!」

――


ショタ提督「………」

大和「………」

父「………」

艦娘達「………」




空母棲姫「……そん、な……」ゴボゴボ…

防空棲姫「……歯が、立たない……なんて……」ゴボゴボ…

軽巡棲鬼「何で……」ゴボゴボ…

駆逐水鬼「どうして……どうしてぇ……っ!」ゴボゴボ…

マ級「……体が、重……い……」ゴボゴボ…

キ級「あ、あはは……負け、ちゃったかぁ……」ゴボゴボ…

ア級「……ここまで、正面から……打ち負かされ、ちゃう……なんて……」ゴボゴボ…




ショタ提督「……姉さん達は、こいつへの復讐……“憎しみ”の力で戦っていた」

ショタ提督「でも……大和姉さん達は、そうじゃない。僕達との――」

大和「……はい。演習による実力も、もちろんですが……1番大きいのは――」

ショタ提督大和「――“絆”の力」

深海棲艦「……!」

ショタ提督「……聞いてますか?貴方にも言ってるんですよ?」チラッ

コネ提督「………」

ショタ提督「憎しみからは、何も生まれない……でも……絆は違う」つ右手 スッ

大和「始めは信頼……そして……」つ左手 スッ

ギュッ…







ショタ提督大和「……そこから、愛が芽生えるんです」







空母棲姫「……愛……」ゴボゴボ…

防空棲姫「……私達が、1番……」ゴボゴボ…

軽巡棲鬼「……必要としてた、感情……」ゴボゴボ…

駆逐水鬼「私達、は……憎悪だけで、動いていた……から……」ゴボゴボ…

マ級「……そっか……そうだよね……」ゴボゴボ…

キ級「道理で……勝てない、わけだよ……」ゴボゴボ…

ア級「……悔しい、けど……完敗、ね……」ゴボゴボ…

空母棲姫「……私達は、艦娘のなれの果て……本来の深海棲艦と違って……」ゴボゴボ…


扶桑「……!」


防空棲姫「もう1度、沈めば……その後は……」ゴボゴボ…

伊58「……!」


軽巡棲鬼「……どうなるか、分からない……んだよね……」ゴボゴボ…

雪風「……っ!」


ショタ提督「………」

大和「………」


駆逐水鬼「……川内、さん……皆さん……」ゴボゴボ…

川内「……!」


マ級「……良い、提督に……巡り合えて……良かったね……」ゴボゴボ…


朝潮「……っ!」ジワッ

島風「……っ」ジワッ


キ級「私達は……こう、なっちゃったけど……」ゴボゴボ…


如月「……ぐすっ」ジワッ

白露「……皆」ジワッ


ア級「……貴女達は、幸せに……なってね……!」ゴボゴボ…


浜風「……はいっ……!」ジワッ


深海棲艦「……提督(司令)」ゴボゴボ…


コネ提督「……!」


深海棲艦「貴方(アンタ)のことは、一生許せない……そう思っていたけど……」ゴボゴボ…

深海棲艦「……少しだけ、許そうと……思えたわ(思えました)……」ゴボゴボ…


コネ提督「……ッ!」


深海棲艦「……もう、思い残すことは……ない、かな(ありません)……」ゴボゴボ…











「……さよ、う…………な、ら………………」ゴボゴボ…


トプン…









ショタ提督「……っ」

大和「………」

父「………」

夕立「………」

Z3「………」

朝雲「………」

扶桑「……加賀、さん……!」ポロポロ

雪風「照月、ちゃん……っ!」ポロポロ

伊58「那珂、さん……っ!」ポロポロ

川内「……萩風、ちゃん……!」ポロポロ

島風如月「舞風……ちゃん……っ!」ポロポロ

朝潮浜風「鬼怒、さん……っ!」ポロポロ

白露「足柄、さん……っ!」ポロポロ

山城「……っ」ジワッ

不知火「………」ポロポロ

伊401「皆……」ポロポロ

伊8「………」ジワッ

ショタ提督「……これが、貴方が犯した罪です」クルッ

コネ提督「………」

大和「……どうして、提督や父提督さんが私達に同行したか……お分かりですか?」

コネ提督「……あぁ。その、ボートの中に置いてある……タブレットとスマホ、だろ……?」

ショタ提督「……ご名答。画面は、元帥様と……知人の提督の鎮守府に、リアルタイムで繋がっています」

大和「提督や私達……父提督さん、元帥に5周目提督さん……」

大和「そして……これから保護する、ここで活動していた山城さん達……皆が証言人、言い換えれば……証拠です」

ショタ提督「………」

こんなこと、普段はこいつの警備が厳しくて……不可能と言っても過言じゃない。

でも、深海棲艦が襲撃して来た“今”なら……警戒どころじゃない。つまり……

決定的な証拠を掴む、最大のチャンスだったんだ……!

ショタ提督「……もう、言い逃れは出来ませんよ?この有様を見て、元帥様は……貴方はもちろん、両親もただでは済まないと思います」

大和「………」

コネ提督「………」

コネ提督「……分かったよ。もう、俺は……提督を辞める」

元コネ艦娘(コネ)「……!!」

コネ提督「こんな状況になって……あんな目に遭って、もう……続けられる、気がしないしな……」

ショタ提督「……!」

大和「……!」

コネ提督(それに……恥を捨て、ヤケクソで頼んだとはいえ……こいつには、命を助けられてしまった……)

コネ提督(どうせ、親父達もおしまいだ……もう……言い返す気力も、残ってねぇ……)

コネ提督「……今まで、悪かった」


山城「………」

不知火「………」

伊401「………」

伊8「………」


コネ提督「許してくれとは言わない。大人しく、ここから去る」


扶桑「………」

雪風「………」

伊58「………」


コネ提督「……そして、もう2度と……目の前に現れない」


川内「………」

朝潮「………」

島風「………」

如月「………」

白露「………」

浜風「………」


コネ提督「……信用出来ねぇとは思うが……約束、する」

夕立「……撤回はないよね?」

コネ提督「……あぁ」

Z3「もう、両親のコネで……あんなことはしないこと」

コネ提督「……分かった」

朝雲「もし破ったら……今度こそ、どうなっても知らないわよ?」

コネ提督「しつこいな……分かってるって。どうせ……俺にどうこう出来る力はない……」

父(元からコネに頼っているだけじゃないか……お前自身、何の力も持たずして……)

ショタ提督「………」

これで……本当に、全てが終わった……のか……

姉さん達を……守り、切った……のか……

ショタ提督「………」

大和「……やりましたね、提督!」

ショタ提督「………」

大和「もう、これで……提督を蝕む悪夢は……救いの無い未来は、消え去ったんです……!」

ショタ提督「………」

僕は……変えた、のか……

未来を……歴史を……この手で……

ショタ提督「………」フラッ…

大和「……え?」

全員「……!?」

ショタ提督「………」バタッ

大和「……ッ!?て、提督!どうしたんですか!?」

ショタ提督「………」

あぁ、ダメだ……そう、実感すると……

体の力が、抜けて……頭が重くなって……

ショタ提督「………」

意識、が……遠のいて……

大和「提督っ!しっかりして下さい!」

ショタ提督「………」

大和「提督ッ!!」





























―――――――――


―――――


――

――


―――――


―――――――――



ショタ提督「………」

大和「……今日、なんですね」

ショタ提督「……うん」

大和「……提督が、自殺した日……」

ショタ提督「………」

大和「………」

ショタ提督「……まさか、こんなところにまで……歴史の差異が起こるなんて」

大和「ふふ……そうですね」ニコッ

ショタ提督「……あの時は、曇っていて……雪が降る、寒い日だったのに……」

大和「……雪どころか、例年よりも暖かく……澄み切った、青い空が広がっています」

ショタ提督「………」

大和「……乗り越えたんですね、私達」

ショタ提督「………」

大和「……でも、山城さん達を助けに行った日……そのまま倒れた時は、本当にびっくりしましたよ」

ショタ提督「……ごめんなさい。運命を変えられたと思ったら……緊張してたのが、切れちゃって……今までの疲れが、ドッと来たみたいで……」

大和「あ、いえ。責めているわけではないんです。でも……」

大和「もし、あの時……提督が、そのまま……目を覚まさなかったら、どうしようって……」

ショタ提督「………」

大和「そのまま、医務室に連れて行って……目を開いてくれた時は、凄く嬉しかったんです」

ショタ提督「……!」

大和「提督が、目を覚ましたって……そして……」

大和「……これからの未来を、一緒に歩めるんだって」

ショタ提督「………」

ショタ提督(……大和姉さん)

ショタ提督「……でも、良いことばかりじゃない」

大和「……!」

ショタ提督「……僕は、また……犠牲を、出してしまったんだ……」

大和「………」

ショタ提督「沈んでしまった……いや、沈めてしまった……深海棲艦化した、姉さん達……」

ショタ提督「僕は……助けられなかった。姉さん達も……あいつの、被害者なのに……」

大和「………」

ショタ提督「……元はと言えば、僕が……姉さん達を、助ける為に……!」

大和「………」ダキッ

ショタ提督「……っ」

大和「……何度でも言います。提督のせいではありません……これは、運命の巡り合わせが悪かっただけ……」ギュウッ

ショタ提督「………」

大和「ですから……貴方に責任は無いんです。それに……もう、全て終わりましたし……」

大和「……泣いても、良いんですよ?」

ショタ提督「……っ!うぐっ……ぐすっ……」ジワッ

大和「………」ナデナデ

ショタ提督「ううっ……!皆……ごめんなさい……えぐっ……ごめん、なさい……!」ポロポロ

大和「………」ナデナデ

ショタ提督「姉さん達を守る為に……謝って、許されることじゃないけど……でもっ……!」ポロポロ

ショタ提督「僕には……これだけしか、言えない……ごめんなさい……ごめんなさい……っ!」ポロポロ

大和「………」ナデナデ

ショタ提督「っく……ふぐうっ……!」ポロポロ

大和「………」ナデナデ

大和(……私に全てを話した時を除いて……ずっと、溜め込んできた……涙、なんですね……)ナデナデ

――


ショタ提督「………」グシグシ

大和「………」

ショタ提督「……ありがとう。もう……大丈夫だよ」

大和「……はい」スッ

ショタ提督「……これからは、前を向いて……歩いて行かないと、ダメだよね……」

大和「………」

ショタ提督「川内姉さん達や、扶桑姉さん達も……今、それを乗り越えているんだ……」

ショタ提督(罪が消えることは無いけれど……せめて、沈んでしまった姉さん達の想いも……胸に抱いて……!)

大和「……私もいます」

ショタ提督「……!」

大和「私も、貴方と共に……歩みます。今までは、愛する人として、でしたけど……」

大和「……今度は“妻”として、ね?」つ結婚指輪 キラン

ショタ提督「……うんっ」ニコッ

大和「あ……今、笑いましたね?」

ショタ提督「……もう、隠す必要がなくなったからね」

大和「ふふ……それもそうですね」ニコッ

ショタ提督「………」

大和「………」

ショタ提督「……僕、転生して……本当に良かった」

大和「……!」

ショタ提督「こうして、大和姉さんと……平和な日常を、噛みしめて……体感することが出来る」

ショタ提督「それだけじゃない。大好きな人を守れて……それだけで、僕は……!」

大和「……ありがとうございます、提督……貴方のお陰で、私達は……私は、貴方と“この日”を迎えることが出来ました」

大和「貴方がいてくれたから、今の私が有るんですよ……?」

ショタ提督「……うんっ」

5周目提督「ん?あれは……36周目提督?おーい!36周mむぐっ!?」

球磨(5周目)「静かに!あれを邪魔するのは不味いクマ!」

5周目提督「んむむ……ぷはっ。ごめんごめん、危うく空気を読まずに声をかけそうになったよ……」

球磨「全く、世話が焼けるクマね~……」

5周目提督「たはは……面目ない。にしても、やっぱり大和と結婚したか~」

球磨「そりゃそうクマ。36周目提督さんと大和さんは、どう見てもお似合いのカップルクマ!」

5周目提督「だよな~。途中から、36周目提督の隣にはいつも大和がいたくらいだからな」

球磨「……提督はいつ結婚するクマ?もうアラサーだよね?」ニヤニヤ

5周目提督(32)「うぐっ……そ、それは言うなよ……」

球磨「まぁ、例え提督が一生独身でも球磨達がいてあげるクマ!だから心配ご無用クマ!」

5周目提督「……はは、ありがとな」

球磨「クマクマッ♪」

5周目提督「………」

5周目提督(でも、親からの目も気になるし……そろそろ身を固めないと、だよなぁ……)

球磨「………」

球磨(そういえば、ここに来る前……夕張がまた変な物を作ってたような……提督、大丈夫かなぁ……?)











ショタ提督「………」

大和「………」

ショタ提督「……大和姉さん」

大和「……はい」

ショタ提督「これからは、新しい未来だから……何が起こるか、分からないけど……」

大和「………」

ショタ提督「………」クルッ

大和「……!」











「……提督として、夫として……頑張るから!その……一緒に、いて下さい……!」


「……もちろんです。私はいつでも、貴方のことを……妻として、支えますから!」









―――こうして、36周目提督は……これからの、新たな“歴史”を歩み出し……



「そうそう。奴らには、絶対に表情を読み取られないようにね?目つきで怪しまれでもしたら……」

「……はい」

「……はい。これ、食料と万が一の時の武器」

「……ありがとう、ございます」

「食料は無くなり次第、取りに来たら渡すからね~」

「………」

「……それじゃ、行こっか?」スッ

「………」ギュッ



31周目提督(……準備は整った。やっと……奴らを、殺せる……!お父さんとお母さんの、無念を晴らせるんだ……!)



――彼の歩んだ歴史が……



「ふぅ……どうやら巻いたみてぇだな」

「……ふぅ、びっくりしまし……」クルッ

「……ふふっ」

「!?」

「それっ!」※尻尾を振る

ズガッ

「」バタッ

「っ!どうした坊主……なっ!?」

「じゃあねー♪」

「……あの野郎!坊主、しっかりしろ坊主!」



3周目提督「」ドクドクドクドク



――大和達以外の存在にも影響を与え……



「しつれいします!」

「あっ、いらっしゃったようですね」

「どれどれ~……って、え!?」

「……男の子?」

(服がブカブカしてます)

(ちょっと待って。折角新しい男の人と出会えると思ったのに、まさか子供!?嘘でしょ……私の計画があぁぁぁ)



1周目提督「初めまして!今日からこの鎮守府で働く1周目提督です!」ペコッ



―――そして、そこから……多くの少年提督の物語へと、続いてゆく……





大和 HAPPY END!

ここまで長くなってしまうのは予想外でした……
エピローグで描きましたように、時系列的には36周目提督がENDを迎えたところから、1周目がスタートするという感じです。
今回、5周目提督のみ登場可能だったのは、1周目開始から13年前が36周目のスタートだったこともあり……
その頃に丁度着任していたのが、5周目提督しかいなかった為です。

ただ登場させるだけでなく、コネ提督を追放する為の協力者という展開は既に決めていました。
決めた大筋をもう1度考え直したり、また戻したりと繰り返し……このような展開となりました。
お気に召さない方がいれば申し訳ありません。
今回は本当に整合性やその後の展開等を決めるのが難しかったです。その分、描いていて楽しい周でもありました。

36周目提督が転生し、歩んだ過去を踏まえた上での歴史が……エピローグでの描写通り、1周目からの正史です。
転生の影響が大和達だけでなく、歴代提督にも関わるという構想も36周目を考える際に追加しました。

後書きまで長文になってしまいすみません。オープニングは明日の夕方~夜に投下予定です。

>>1お疲れ様です
よくこんな難しい周を書ききったと思います
それはそうと、次スレもそろそろ立てないとまずいのでは?

>>957
確かにそうですね……前回もうっかり忘れてギリギリでしたし、今から立てて来ます。
ご指摘ありがとうございます。

立てて来ました!

【艦これ】艦娘「ショタ提督に好かれたい」響「その27だよ」【安価】
【艦これ】艦娘「ショタ提督に好かれたい」響「その27だよ」【安価】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1481986283/)

それではまた本日の夜お会いしましょう。

前に>>108で安価選出順別にゴールした回数をカウントした者です
今度はExcelで36周分のゴール・失恋回数を一つにまとめてみました
よろしければどうぞ

https://gyazo.com/4d406e2f339e41425f367b0c4e94c6c5

オープニング、投下します。

オープニング


「いや~!今日もいい天気だなぁ~!」トコトコ

「青い空!白い雲!なんていうか……こう、なんかすっげー元気出てくる!」

「足が勝手にスキップするくらいに!ふっふふ~ん♪」


通行人A「………」

通行人B「………」


「あ、どうもおはようございまーす!今日もサイコーな日になりそうですなー!」


通行人A「………」

通行人B「………」


「今日も1日がんばって下さい!俺もがんばりますっ!」ピシッ


通行人A「……あ、あぁ」

通行人B「……ありがとう」


「いえいえー!毎日が楽しい!あぁ幸せ!いやーっほぉーうっ!」クルクル


通行人A「……悩み無さそうだな、あの子」

通行人B「ま、小学生なんてあんなもんだろ。俺達だって何も考えずに馬鹿やってたし」

通行人A「……まぁな」


「おいっちにー!さんっしー!ごーろく!しっちはーち!」スタスタ

「足がかるい!体がかるい!頭もかるい……これはいつものことだったな!あっははは~!」

・・・÷

「るんたった~♪るんた……ん?そういや俺、ちんじゅふの場所知らなかった!」

「いや~どうしよっかな~?このままテキトーに歩いて探せば見つかるかー!」

「見つかるまで歩けばいいしなー!何時間でも平気だぜぃ!」

「おーい!ちんじゅふやーい!いるなら返事してくれー!」

大淀「………」

「ちんじゅふー!おーい!37周目ちんじゅふー!かくれてないで出てこーい!」

大淀「……あの」

「ほぇ?姉ちゃん誰?」

大淀「いえ、その……先程から鎮守府を探しているようでしたので……」

「そうだけど。あ、もしかしてちんじゅふの場所知ってるのか!?」

大淀「……知ってるというより、目の前の建物が……」チラッ

「え?」

大淀「37周目鎮守府ですけど……」チラッ



37周目鎮守府「」デエエェェェェェエエン



「……マジ?」

大淀「はい」

「………」

大淀「……?」

「……っ」プルプル

大淀(この子、一体何を……)

「……うおおおおおおおおおおおおおおおすげえええええええええええええええええええええッ!!」パァッ

大淀「きゃっ!?」

「ちんじゅふって、今まで写真でしか見たことなかったけどでけええええええええええええええ!俺、今日からここに住むのかー!すっげぇワクワクしてきたああああああああああああああ!」

大淀(こ、声の大きい子ですね……)

「ありがとな姉ちゃん!んじゃそゆことで……」

大淀「ま、待って下さい!ここは関係者以外立ち入り禁止ですよ!」

「……かんけいしゃ?」

大淀「はい」

「……えーっと、かんけいしゃってどういう意味?なんかの車?」キョトン

大淀「……はい?」

恒例の執務室


天龍「……来ないな」

加賀「……ですね」

風雲「到着予定時刻から、もう30分以上過ぎてるけど……」

山風「………」

天龍「ったく、初日くらい遅刻せずに来いよ!提督としての自覚あるのか!?」

山風「……もしかして、道に迷ってるとか」

加賀「いくら何でもそれは無いと思うけれど……事前に地図か何かを渡されてるはず」

風雲「まぁ、そうですよね……でも、それならどうして……」

天龍「だぁもう!こうなりゃこっちから迎えに行ってやろうか!」

山風「お、落ち着いて……」オロオロ

加賀「……もう少し待ってみましょう。1時間経っても来ないなら、1度特別学校に連絡を……」












「ドアオープンッ!」バターン!

大淀「ちょ、こら!勝手に入っちゃダメですってば!」

37周目ヒロイン「……え?」

「おおおおおおおおおお!どの部屋もメチャクチャ広ええええええええええええ!」キラキラ

加賀「……あの、大淀さん」

大淀「……はい」

風雲「その子は……?」

大淀「……それが」

「俺?俺はアレだよ!えーっと、ほら!なんだっけかな~?船の姉ちゃんたちにしゃべりまくる……いや、絶対違うなそれ!う~んと……」

山風「……しゃ、喋り……?」

天龍「こいつ、ただここに無断で入って来ただけか?」

大淀「そうじゃなくて……」

「あ、そうだそうだ!てーとくってやつだよ!俺!」

37周目ヒロイン「……提督?」

「おうっ!なんか37周目ちんじゅふに行って来いって言われて探してたんだけどさ!ちょうどそこのなんか見覚えあるメガネかけた姉ちゃんが教えてくれたんだ!」

加賀「……もしかして、この子が……」

大淀「……はい。今日からこの鎮守府に着任する……」

「ちゃくにん?人は1人2人って数えるもんじゃないのか?」キョトン

天龍「……は?」

「いやだから!人を数える時は1人2人~って」

山風「……もしかして、着任の意味……分からないの?」

「分からん!」ニパー!

37周目ヒロイン「………」

風雲(この子……)

加賀(もしかして……)

大淀「……着任というのは、簡単に言えば……ここで働く、ということです」

「あ、そういうことか!なら俺はここにちゃくにんすることになるな!」

山風(……ものすごく)

天龍(馬鹿、なのか……?)

「……ああああああああああっ!」

大淀「きゃっ!こ、今度は何ですか!?」

「思い出したー!姉ちゃんたちのこと、学校にある写真や本で見たことあった!だから見覚えあったんだな!なるほど~!」

「メガネかけた姉ちゃんは……大……大……定?だいてい?」

大淀「おおよどです!“だい”じゃなくて大きいの“おお”!“てい”じゃなくて“よど”!さんずいが抜けてます!」

「さんずい?」キョトン

大淀(……そこからですか)

「んでそっちの姉ちゃんは……天、天……」

天龍「天龍だよ!てんりゅう!龍の字が分からないのか!?」

「分からん!」ニパー

天龍「良い笑顔で言うな!」

「そっちの姉ちゃんは……ごめん!最初から読み方分からん!」

加賀「え、えぇ……加賀ですよ。かが……“が”は確かに難しいですが、“か”は加工のかですよ?」

(かこう……書こう……あぁ!書くの“か”か!)

「分かった!“書が”だな!」

加賀(……間違って覚えられた気がします)

「そっちの姉ちゃんは分かる!やまかぜがさんぷうだな!」

山風「……やまかぜ」

「やまかぜか!よしっ!そっちの姉ちゃんは……かぜぐも?ふううん?」

風雲「惜しい!かぜぐもじゃなくてかざぐも!」

「おぉ!ごめんごめん!かざぐもか!」

37周目ヒロイン「………」

大淀「………」

37周目ヒロイン(今更、子供が提督なのは驚かないけど……)

大淀(ここまで、その……知識が足りない状態だと、先が不安です……)

「そういや俺の名前を言ってなかったっけな!う~んと……」

天龍「……まさか、自分の名前が分からないなんてことはないだろうな?」

ショタ提督「それはないって!37周目提督だ!ほら言えた!」

加賀「……自分の名前を言えるのは当たり前ですよ」

ショタ提督「それもそうだな!あはははは!」

風雲「………」

山風「………」

ショタ提督「いやまぁだいじょぶだいじょぶ!ここに来たからには、しっかり働くって!姉ちゃんたちはカチカチ山に行くつもりでいてくれよ~!」

大淀「……多分“大船に乗ったつもりで”と言いたいんでしょう」

風雲(……本当に大丈夫なの?)

山風(……心配……)

ショタ提督「あっはっはっは~!俺バカだけど、がんばりゃ何とかなるって!よーし!今日からバリバリがんばるぞー!」

















こうして、やたらポジティブだけど自他認める馬鹿なガチショタ提督と艦娘達の鎮守府生活が始まりました。

ショタ提督「自他認めるってどーゆー意味?」キョトン

37周目ヒロイン「……はぁ」

既に予想出来ていた方もいるかと思いますが、今回はほのぼの路線です。
シリアスのシの字も無い、底抜けに明るい設定にしています。
提督がおバカになっちゃったのも仕様です。

>>962
申し遅れました。分かりやすくまとめて下さりありがとうございます。

22:30~23:30頃開始予定です。

始めます。

1ヶ月目:上旬


ショタ提督「今日のえんせいメンバーはかわうち姉ちゃんとこひ姉ちゃんとやぶん姉ちゃんとかみなり姉ちゃんとでん姉ちゃんと……ごめん分からん!」

川内「提督!私川内!せんだいだよっ!」

子日「ね~の~ひぃ~!」

野分「し、司令……私、のわきです……」

雷「いかづちよ!らいじゃないわ!かみなりでもないわ!」

電「で、でんじゃなくていなづまなのです!」

叢雲「ちょっと!むらくもくらい読みなさいよ!」

ショタ提督「え?あれ(※叢雲の『叢』)って“むら”って読むのか!?初めて知った!姉ちゃん頭良いな!」

叢雲「………」

・・・÷

ショタ提督「今日のえんしゅうメンバーは~……分からんっ!」ニパー!

蒼龍「えええぇぇ!?龍が読めないのは天龍さんで予想済みだったけど、せめて“そう”は読んでよ~!」

武蔵(……たけぞうと読まれるよりはマシ、なのか……?)

龍驤「まぁ、“じょう”は子供には難しいわな」クスッ

陸奥「陸は読めるでしょ!?りくは……ってどっちにしろ違うじゃない!陸奥よ!むつ!」

筑摩「え、えっと……筑摩です、“ちくま”」

隼鷹「だっはっは~!これは確かに子供には読めないかもな!私はじゅんような!」ケラケラ

ショタ提督「いや~ごめんごめん!次は間ちがえないからさ!」

・・・÷

五月雨「提督~!」タタタ…

ショタ提督「えっと……ごがつあめ姉ちゃん?」

五月雨「違いますよ~!さみだれですっ!」

ショタ提督「あーそっちか!」

五十鈴「……どうせ知らなかったんでしょ?反射的に『そっちか!』と答えただけで」

ショタ提督「それもそうか!いや~ごじゅっすず姉ちゃんはやっぱ頼りになるな~!」

五十鈴「だから私はいすずって言ってるでしょ!いい加減覚えてよー!」

長門「落ち着け。提督に悪気はないことだし、あまり責めないであげてほしい」ナデナデ

ショタ提督「あはは、ごめんごめん!でも、ながもん姉ちゃんいつからそこにいたの?」

長門「ながもん姉ちゃん、か……良い響きだ」キラキラ

不知火(……またトリップしてますね)

ショタ提督「あ、ふちび姉ちゃん!」

不知火「……もしかして、私のことですか?」

ショタ提督「そうだけど」

不知火「………」



↓1天龍のコンマ 好感度:0/50
↓2風雲のコンマ 好感度:0/50
↓3加賀のコンマ 好感度:0/50
↓4山風のコンマ 好感度:0/50

反転コンマが最大の艦娘が行動します

清霜「はぁ……」

風雲「……どうしたの?」

清霜「いやね?さっき司令官から名前を呼ばれたんだけど……」

風雲「あー……もしかして、間違って呼ばれちゃった?」

清霜「“青……青……分からん!せんかん大好きな姉ちゃーん!”」

風雲「………」

清霜「……“霜”が読めないのは分からなくもないけど、“清”も読めなかったなんて」

風雲「あ、あはは……」

清霜「もうっ!笑いごとじゃないよ!」

風雲「いや、そうじゃなくて……」

風雲(……私の名前は簡単な漢字で良かった、のかな?)





ショタ提督は……

↓1~↓3で反転コンマが最大の安価採用

ショタ提督「ながもん姉ちゃん!」

長門「ふわぁ……!」キラキラ

ショタ提督「こんなんで良いの?」

長門「あぁ!もっと呼んでくれ!」

ショタ提督「うっしゃ!ながもん姉ちゃーん!」

長門「むっはぁ!」

長門(こ、これはたまらんっ!幼さと馬鹿さ加減が絶妙にマッチしてどことなく舌足らずな声……最高だあああああああああああああああああああッ!!///)

風雲「………」アタマカカエ

風雲(な、長門さん……)

ショタ提督「で、次は?」

長門「そうだな……試しに『ながもん姉ちゃん!好きだ!』って言ってくれないか?」

ショタ提督「分かった!ながもん姉ちゃん!好きだー!」

長門「」

ショタ提督「どうだ?」

長門「………」

ショタ提督「なぁ、黙ってちゃ分からないって~。どうだったんだよぉ~」ユサユサ

長門「………」キラキラ

長門(あぁ……私は今、最高に幸せだぁ……!///)

風雲「………」

風雲(提督も提督で、何も疑問に思わず長門さんをフニャフニャにしちゃってるし……)

ショタ提督「ながもん姉ちゃ~ん。何か言ってくれよ~」ユサユサ

長門「………」キラキラ





風雲「何をしようかな」

↓1~↓3で反転コンマが最大の安価採用

ショタ提督「なぁなぁ~ながもん姉ちゃ~ん」ユサユサ

長門「……!///」

長門(むっはああああああああああああああ!もう我慢出来ないいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!///)

長門「……提督ッ!///」ダキッ

風雲「!?」

ショタ提督「うおぉ~!」

長門「すーはーすーはーすうううううううううううぅぅぅぅぅぅはああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああぁぁぁああぁぁあぁぁぁぁぁんっ!!///」スリスリ

長門(お、男の子特有の柔らかさと硬さが混在した体!仄かに漂う汗の香り!ふおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!///)

ショタ提督「ながもん姉ちゃ~ん!くすぐったいって~!」

風雲「………」ガクガ

風雲(ま、まずい!これは不味いわ!このままだと提督が……!)ガクガク

ホワンホワンホワン…

長門「てーとくかわいー♪」ギュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ

ショタ提督「もーながもんねーちゃんそろそろはなしt」カッ

............... ..ヽ . ;: . / .⌒ _,,..__ ヽ  ) ;. :ノ......... .........
:::::::::::::::::::::::::::ゞ (.   (::.! l,;::) .ノ ノ ./::::::::::::::.......:::::
        ._ゝ,,. .-ー;''""~ ';;; - .._´,

       ._-" ,.-:''ー''l"~:|'''ーヾ  ヾ
      ::( ( .     |:  !     )  )
        ヾ、 ⌒~'"|   |'⌒~'"´ ノ
          ""'''ー-┤. :|--~''""
              :|   |
              j   i
            ノ ,. , 、:, i,-、 ,..、

      _,,  ,. -/:ヽ::::::::ノ::::Λ::::ヽ::::-- 、ト、
,,/^ヽ,-''"::::\::::::/:::::|i/;;;;;;/::::;;;;ノ⌒ヽノ:::::::::ヽ,_Λ
      ※長門の愛が籠ったハグを受け爆散四散した提督の図
ホワンホワンホワン…

風雲(いやあああああああああああああああああ提督うううううううううううううううううううううう!?)

風雲(何としても最悪の事態だけは回避しないとッ!!)

バターン!

ショタ提督「え?」チラッ

長門「うおっ!?な、何だ何だ!?」

風雲「提督ううううううううううううううううううううううううううっ!」ダッ

長門「か、風雲!?」

ショタ提督「かぜぐも……じゃなかった!風雲姉ちゃん!」

風雲「っ!」ガシッ グイッ

ショタ提督「ほえ?」

長門「あっ」

風雲「はぁはぁはぁはぁ……ま、間に合ったぁ……」

ショタ提督「どしたの?今にも死にそうな顔してるけど。というかなんで俺をながもん姉ちゃんからはなしたの?」

風雲「い、いや……その、あはは……」ダラダラ

風雲(セーフッ!良かったぁ……!隙見て長門さんから提督を引き離せて……!)

長門「………」

反転コンマ判定:ながもんの行動は?

01~49:マジ泣き
好感度上昇:並 ×1.0
50~98:諦めずに食らいつく。それがビッグセブンというものだ(キリッ
好感度上昇:高 ×1.5
ゾロ目:風雲タソハァハァ(*´Д`)
好感度上昇:特大 ×2.0

直下

ここからは次スレにて進行します。こちらは埋めていただけると幸いです。このレスでも埋め

!めう

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom