魔王「勇者が好きな魔王を召喚しよう。多くはないだろ」(318)

魔王「禁術召喚で異世界から」

魔王「検索は勇者が好き。もしくは夫が元勇者」

魔王「悩みごととか。話を聞ければ今後役に立つ」

魔王「では!!」


昔に書いてた物
もしくは奪ったSSのまとめ

ブラウザバック推奨

魔王「うむ?」

魔王「」

魔王「」

魔王「」

魔王「あれ?めっちゃ出てきた」

魔王「あれ?ここどこ?」

魔王「???」

魔王「なるほどね!!私喚ばれたんだ。まぁ召喚呪文は神をも扱うからね~」

魔王「あれ?女神よりめっちゃくっちゃ強い人が!?」

魔王「魔王しかいないから。わかんない」

魔王「じ、自己紹介であだ名をつけよう。そう!!恋ばなとして勇者と結ばれたりエピソードを語って決めよう」

魔王「はいはーい!!一番やります‼」

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乗っ取り極短SS

魔王「わたしはぁ~。色々あって3本勝負で生死を分ける戦いをすることになったのぉ」

魔王「ツイスターゲーム。おでん早食い。おっぱいもみもみゲーム」

魔王一同(生死を分ける戦いじゃない!?)

魔王「おっぱいもみもみされたら子供が出来て~」

魔王「そのまま勇者と息子が国治めてる~」

魔王「以上!!」

魔王「えっと………おっぱいもみもみって?」

魔王「胸いっぱい触られた後に~お腹にこう!!おちんちん入れるんだ~勇者考案だよ~」

魔王「騙した訳じゃ………ないの?」

魔王「違うと思う」

魔王「天然だなぁ……」

天然魔王「息子にも言われる~」

天然魔王命名

天然つかノータリンとかではないのか?それは……(汗

大丈夫
あほのこかわいいやったー!

天然魔王「昔はもっとしゃっきりしてたんだよ~勇者に骨抜きになっただけ~」

魔王「わかる」

魔王「わかる」

魔王「わかる」

以下同

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↑気まぐれの1発。

魔王「私は、結婚もせず。住んでいたんだが………暴漢に襲われシングルマザーとなった」

魔王「そこに勇者が現れ。私の命と引き換えに子を見逃してほしいとお願いしたんだ」

魔王「そしたら………慈悲により我と子は見逃して貰えた」

魔王「そして………勇者が子育てを積極的に手伝ってくれて」

魔王「今はこれだ」ニコニコ

手に指輪

魔王「あっ私もあるよ‼」

天然魔王「私もぉ~」

天然魔王「優しい~勇者~よかったねぇ。未亡人魔王」

未亡人魔王「み、未亡人では………」

魔王「未亡人。前夫とは結ばれず子だけでしょ?」

未亡人魔王「違う………よくわからんが孕んだのだ‼」

魔王「未亡人決定かな」

魔王「ひどい」

未亡人魔王「み、未亡人にはならぬからな‼」

未亡人魔王決定。一部で需要ありそう

未亡人魔王「み、未亡人では………」ぶつぶつ

魔王「ふふふ………みんな中々な出会いだけど私より劇的じゃないわね」

魔王「?」

天然魔王「劇的?」

魔王「期待」

魔王「私は旅をして結ばれた。えっへん」

魔王「私。飲み物。お菓子買って来ますね。珈琲。紅茶。緑茶。クッキーも」席立つ

未亡人魔王「えっ話の途中ではないか?」

魔王「何処でも話は出来るし何処でも話を聞くことができる。ふふ」

未亡人魔王「じゃぁ頼むとしよう」

魔王「えっと………買い物なら側近に」

魔王「いいえ………この国の雰囲気を風で感じようと思ってね。太陽は高い今がちょうどいいの」

魔王「わかった。お願いする」

天然魔王「ケーキ食べたいなぁ~」

魔王「あなた。頭に栄養いかず胸に行ってそう」

天然魔王「みんなもだよぉ~」ぷんぷん

未亡人魔王「これでも一子の母だ。まぁ頑張ったんだろう」

天然魔王「……………………」(ママはなにもしなくていい言われた。でも全部出来るようになった息子。ちょっとショック)

1作駄作があるけど無視
ネタは思い付いたが書いてて面白くなかったSS

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駄作。とにかく適当に書いた。
ここに召喚されなかった理由
金≒勇者
金<勇者
であり。
勇者>他多数
だけ対象

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王道恋愛もの
SSまとめで酷評
でも。書いてて楽しかった物

魔王「勇者の仲間で魔王を倒す旅に同行して結ばれた」

未亡人魔王「魔王を倒す旅に同行?」

天然魔王「おっかしいなぁ~」

魔王「ま、仲間で恋に陥り結ばれたのだ!!今は子作り真っ最中だ!!」

天然魔王「……………」

天然魔王「もしかして~」

天然魔王「仲間になって闇討ちしようとしたんじゃぁ~ないのぉ~?」

未亡人魔王「!?」

魔王「あっ!?ちが!!」あせっ

天然魔王「勇者が嘘つく仕草とにてるうぅ~」

未亡人魔王「あやしい」

魔王「首吊り」

未亡人魔王「断頭台」

天然魔王「鞭打ち、釜茹、拷問、石畳、鉄乙女………死ななきゃ王水」

魔王「天然魔王エグい!?」

魔王「わ、わたしは召喚者なのでそんな手荒な真似しません‼」

魔王「でも、電気椅子ちょこっと」

魔王「話を聞いて!!」

魔王「た、たしかに最初は………そうだったけど」

魔王「見逃したんだから……」

魔王「でも………」指輪を撫でる

魔王「城に来て……私を盗んでいきました。駆け落ち中です」

天然魔王「心はすでに盗まれてるぅ~~」

未亡人魔王「まぁ最後はそうなら許そう」

未亡人魔王「寝返り魔王」

天然魔王「勇者にコロリ。魔城にコロリ」

寝返り魔王「寝返り魔王とか………いやだぁ……」

魔王「いい名前。寝返り魔王で決定かな?」

寝返り魔王「う、うれしくない。でも未亡人より」

未亡人魔王「よし、表へ出ろ」

魔王「待って!!召喚獣どうしやめて!!」

未亡人魔王「召」

寝返り魔王「喚」

天然魔王「じゅうぅ~?」

魔王「あっあっ!!」

寝返り魔王「お前は若い魔王だな」

未亡人魔王「少し、言葉に気を付けるべきだ」

天然魔王「ちょっと。御姉様たちぃ~からお説教だねぇ~」ニコニコ

魔王「あうぅあうぅ」

魔王「あらあら、ふふふ。早く帰ってあげなくちゃ。クッキーください。ケーキも」

魔王「ごめんなさい………獣扱いしてしまい」土下座

魔王「目上に対する無礼お許しください」

寝返り魔王「許そう」

未亡人魔王「許そう」

天然魔王「許そう~」

魔王「ありがたき幸せ!!」

魔王「ただいまぁ~」

魔王「すぐ入れますねぇ~」

未亡人魔王「珈琲」

寝返り魔王「紅茶」

天然魔王「紅茶~苦いのむりぃ」

魔王「えっと………紅茶」

魔王「緑茶派ゼロ。ミルクは?」

未亡人魔王「いらない」

天然魔王「いるぅ~」

寝返り魔王「ストレート」

魔王「ほしいです」

魔王「はーい」

作り終わる

コトッ

天然魔王「いただきまぁーす」

ツルッ

カップが落ちる

天然魔王「あっ……」

トンッ

落ちたカップが机に戻っている

天然魔王「またやっちゃった」

天然魔王「今度はこぼさないぃ……あち!!」

未亡人魔王「すごいな‼今どうやったんだ‼」

天然魔王「ええ?ちょちょいだよ」

寝返り魔王「魔法だけどこれは……時間を巻き戻してる?」

魔王「巻き戻ってない。音がした。移動エネルギーは維持したまま場所が変わった感じかな?」

天然魔王「ああ~うん。そうそう。時空転移」

魔王「えっ!?天然魔王さま!!すごいですね‼」

天然魔王「でも、風土火水魔法が使えないけどね。勇者に会いたい一心でできるようになったよぉ~」

寝返り魔王「へぇ~いいなぁそれ教えて~」

未亡人魔王「我も知りたいな」

天然魔王「わかった~こう、ぐいっとやってぎゅにゅっとねじ曲げて」

魔王「あっ………これ天才の説明ですね天然魔王さま」

魔王「勇者に聞かないと無理そう……私もあまり難しいのは無理」

天然魔王「ええ~簡単だよぉ~」

寝返り魔王「それよりもあと一人。名前まだ決めてない」

魔王「そうですね」

魔王「最後でいいと思ったんですが……」

魔王「わ、わたしは相談で呼んだので……そのぉ……エピソード無いんです」

魔王「わかりました。おおトリでいいと思いましたが!!話しましょう。長くなりますけどいいですか?」

魔王「では……絵本と共に」

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長い未完結。TSF。魔王×勇者
めっちゃチート強い勇者と魔王

席を立ち
机に絵本のような優しい色の絵が映る
音楽も流れる。ささやかなオルゴール
始まりを感じ取れる

魔王「私もこれぐらいな出来るようになったかな……はい拍手」

寝返り魔王「ちょっと凄い!?」ぱちぱち

天然魔王「えっ!?わたしよりすごい!?」

未亡人魔王「産み出した?いや!?違う!?映ってる!?」

魔王(この人だけ絶対やばい)

魔王「はい、あるところにかわいらしい男の子がいました」

寝返り魔王(勇者だな)

未亡人魔王(勇者の話からか)

天然魔王(勇者の絵かわいい)

魔王(幼馴染みとかかな?)

魔王「かわいい男の子は寒い北国の出でしたが………国を追われ魔都へ」

音楽も悲しい雰囲気 。絵も暗い

魔王「そこで、拾われたあと。英才教育の結果………魔王に登り詰めました」

寝返り魔王「ぶふうううう!?」

未亡人魔王「ぶふううう!?」

天然魔王「ぶふううう!?」

魔王「雑巾雑巾!?魔王さま!?今なんて?」

魔王「?」

魔王「魔王に登り詰めました?」

未亡人魔王「お前!!男の子言ったよな!!」

魔王「ええ」

寝返り魔王「男!?」

天然魔王「わ、わたし……男の入れたお茶飲んでるの?美味しいよ?」

魔王「えっと元男かな?」

魔王(最後にすっごい魔王がきちゃった!?)

魔王「続けていい?」

寝返り魔王「う、うん」

未亡人魔王「あー盛大にビックリした。何で女に………」

天然魔王「お買い物行くし、お茶入れるし………騙された」

魔王「では、続きを。男の子は側近とともに魔国を統一。連戦連勝を重ねた結果は魔王その人となりました。その頃……人間では」

場面が移り変わり。音楽も変わる。剣打ち合い響く音

寝返り魔王「剣!?」

天然魔王「………!?」

未亡人魔王「どこから!?敵襲!?」

魔王「ごめん。私が出してる。音楽と思って」

魔王(めっちゃ臨場感あるんですけど!?)

精霊なつい

魔王「魔法使いの青年は夢だった黒騎士に入団、………そこで転機がたった1回占い師に結婚するかもしれない占いが彼を蕀の道へと誘うのです」

天然魔王「お、おもしろい」わくわく

寝返り魔王「は、はやく続きを」

未亡人魔王「絵本の域を逸脱しているぞ‼」

魔王「魔法使いの青年はある者のに心を奪われました。そして………占い師は一言」

魔王「彼女は死ぬ運命にあります」

魔王「青年は心にあることを決意しました」

魔王「勇者を偽り魔国へ。魔王に会いに………」

天然魔王「決意って?何を見たの?」

魔王「それは秘密。ゆっくり紐解いていきましょう」

魔王(この人。召喚したけど…………誰よりも深い何かを持ってる)

皆が静まって話を聞く

魔王「魔王城についた彼は側近が用意した小さな薬瓶を取り替え魔王にこっそり飲ませます」

魔王「そして………魔王の前へ」

絵本が対峙を写す。そして

魔王「二人は出会い私は勇者の薬のせいで女になりました。そこへ側近の襲撃」

天然魔王「お、お!?」

魔王「私は勇者によって命を救われます」

魔王「勇者によって女にされたまま帝国に身を潜め。彼が私のために用意した物から2つの剣をいただきます」

魔王「」

そこから逃避行
そして庇い倒れる勇者
助けようとする私
いつの間にか勇者を愛し
そして………廃墟の教会で結ばれた

魔王「彼は………私のためにずっと戦います。ずっとずっと。姫を護る騎士のように。以上が結ばれるまで、でした」

天然魔王「えっと…………」

寝返り魔王「………先ってあるよね。魔王復権しないの?」

未亡人魔王「そうだ!!決意とか!!そこまで勇者がやる理由を知らない」

魔王「でも、結ばれるまでだから」

魔王「それよりも、あだ名決めてよ~」

天然魔王「えぇ~」

寝返り魔王「んんんん。何がいいんだろ?」

未亡人魔王「うーむ。元魔王か?」

元魔王「分かりやすい。お腹すきませんか?そろそろ帰らないと」

魔王「あっ!!そうですね!!お帰し、します‼」

魔王「また、明日呼びます‼多分向こうでは時間はそれほど動いて無いと思われます‼」

天然魔王「ばいばい~またねぇ」

寝返り魔王「じゃぁね。なんかいいなぁ~この集まり」

未亡人魔王「うむ。そうだな」

魔王「ありがとうございました」

しゅん!!

魔王「………はぁ………」

側近「勇者が近付いてます。召喚は上手く行きましたか?」

魔王「うん」

側近「それでは勇者をギッタギタにしてやってくださいね‼」

側近「いや!!めでたい‼」

魔王「……………」

魔王(幼馴染みなんだよね………彼)

2日目

魔王「こんにちは」

寝返り魔王「うん。こんにちは」

天然魔王「おっはよ~」

未亡人魔王「こんばんは」

元魔王「こんばんは。バラバラですね」

魔王「うう……未熟ですいません。時間会わせるの忘れてました」

元魔王「いいのよ。皆には遊んでくるって言ってるし」

天然魔王「………息子が夢遊病って医者に見せるのやめてほしい」

寝返り魔王「くすくす」

未亡人魔王「はははは」

天然魔王「もう……笑わないでよぉ~」

魔王「で、今日は昨日の続きを。私も気になります。今日は側近にお茶を用意させましたので」

元魔王「うーん。わかった」

バサァ

元魔王「では、昨日の続きです」

元魔王「二人は北の国まで逃げ切れ………そして側近に仕返し出来るチャンスを得ます」

二人の愛の物語を

元魔王「逃避行で培った力を持って側近の城へ

紡がれる物語を
音楽と絵本と共に
そして………勇者が

一番泣いた丘

元魔王「勇者は………丘で私の笑顔を見て泣いた」

元魔王「占いの時。見た笑顔だったらしい」

天然魔王「えっ………それって」

寝返り魔王「たったそんだけで………」

未亡人魔王「死にそうになりながら。栄光の未来を捨てて…………そんな………そんなに………」

元魔王「そう。勇者は………私のために何もかも犠牲にした。今では感情さえ薄いよ。でも心は熱い」

元魔王「でも………」

物語が悲しい音楽へ。そして

長い旅の終わりの戦へ

元魔王「………ここからは」

絵本が燃える
燃えた灰が旗となる

うわあああああああ!!

寝返り魔王「!?」(うそ!?戦場!?)

未亡人魔王「すごい!?戦場だが!?違うのか!?」

天然魔王「飛ばされてないよね?時空」

元魔王「記憶を元に再現した。戦を写してます」

元魔王「行くぞ‼」

おおおおおおおおお!!

ドレイクに乗った元魔王たちが走り出す。
上空にドラゴンが旋回する

物語を追い体験

そして

女神との対峙

勇者の戦い

決着

映像が終わり
部屋に戻り
絵本が元魔王の手元に

元魔王「長い長い………お話でした」

一同「………………」

元魔王「最後に、女神となった彼女は幸せに勇者の子を孕んだのでした」

魔王「…………」

寝返り魔王「…………」

未亡人魔王「…………」

天然魔王「…………」

一同(凄くやばくないこの人)

魔王(わ、わたし!!魔王召喚したと思ったら!!現神様召喚しちゃったよ!?何言ってるかわからないと思うけど‼私もわからない!!!)

魔王「あばばば」

魔王「い、今までの御無礼お許しください」

元魔王「えっと?大丈夫です。だってお友達ですからね?」

寝返り魔王「あだ名。太陽だよね………」

未亡人魔王「太陽だな」

天然魔王「もしかして………息子が最近、太陽のメダルもってたの。女神が彫ってあったけど………」

太陽魔王「あっごめんなさい。異世界にも信仰者が攻めてるのね………ごめん」

天然魔王「あうぅ………息子が惚れてる女神だよぉ………」

天然魔王「おばさんなんて嫌だよぉ………」

太陽魔王「ごめん。勇者一筋なの………もう感情が希薄になってしまったけどね。私のために犠牲を………出しすぎだから………」

魔王「…………あの」

魔王「皆さんを呼んだ理由をお話ししてもいいですか?」

太陽魔王「うん」

未亡人魔王「そうだな!!それが主な理由だろう!!」

寝返り魔王「知りたい」

天然魔王「うん!!せっかく集まったし何でも出来そう」

魔王「えっと。勇者が来ます。仲間をいっぱい連れて」

魔王「勇者は元捕虜で………私の幼馴染みです」

魔王「恨んでるかもしれません。忘れてるかもしれません」

魔王「でも………初恋は終わりにしたいのです」

魔王「どうすればいいですか?」

太陽魔王「ぬっ殺す?」

天然魔王「賛成!!」

寝返り魔王「だめええええ!!」

未亡人魔王「そう!!ダメだ‼ここはしっかり話し合いの場を設けるべきだ」

魔王「設ける?」

未亡人魔王「戦闘前に告白だ‼あとはフラれたらそのまま倒せばいい」

魔王「は、はい!!」

天然魔王「上手く行くといいね」

太陽魔王「愛の女神呼ぼうかな?」

次回決戦
一人、強いままニューゲーム

読み直したら長編面白かった

>>11ありがとう。ノウタリンの発想で産まれた。
>>12どうぞ。アホの子かわいいよ。大好きだと思うで。
魔王「勇者来たか&#8252;どうやって殺されたらいい?」勇者「!?」 - SSまとめ速報
(http://jbbs.shitaraba.net/bbs/lite/read.cgi/internet/14562/1477270544/l30)
書き途中、 ちょいグロ。ノウタリナイ子
天然。かわいい。無垢。
SSです。

勇者が来る前に作戦会議

魔王「よし!!呼ぼう!!」

天然魔王「おはよ~」

未亡人魔王「おはよう」

裏切り魔王「おはよう!!」

太陽魔王「おっはよう!!」

魔王「おねえさま。おはようございます」

魔王「ん?ん?ん?ここどこ?」

魔王「えっ!?」

一同「!?」

魔王「えっと………うわ~きれいな方ばっかだぁ~


一人新しい人が呼び出された

説明

未亡人魔王「自己紹介頼む。っと勇者との出会いを……」

魔王「わかった………えっと勇者とうちは………夫婦………それだけ」

未亡人魔王「?」

裏切り魔王「エピソードとかは?」

魔王「うち………その。わからへん」

魔王「忘れてもうた。ははは」

太陽魔王「ド忘れ魔王」

天然魔王「決定ぃ~」

天然魔王「わたしより~天然っぽい」

ド忘れ魔王「天然?そやな!!うち天然や!!」

天然魔王「天然天然~~」

ド忘れ魔王「天然~~」

裏切り魔王「意気投合早い!?」

未亡人魔王「類は友を呼ぶだな」

太陽魔王「紅茶が入りましたどうぞ」

未亡人魔王「いつも、すまないな」

裏切り魔王「うーん、元男と思えない手際だよね」

天然魔王「………わたしら~ちょっと女子力ひくい~?」

太陽魔王「紅茶でいいよね?」

ド忘れ魔王「おおきに!!」

ド忘れ魔王「あー甘くて美味しい」

太陽魔王「…………」

未亡人魔王「美味しいな……いつも。何処で仕入れているんだ?」

太陽魔王「自国です。それより」

太陽魔王「お砂糖入ってませんよ?」

度忘れ魔王「!?」

ド忘れ魔王「ちょっち!!風味が甘いかな~って!!」

太陽魔王「………これ」

太陽魔王「ダージリンですよ?」

ド忘れ魔王「あぅ………」

天然魔王「舌音痴~あつ!!」

ド忘れ魔王「ごめんな………せっかく出してもらったんだけど美味しく感じんのや……」

太陽魔王「違ったのを入れましょうか?」

ド忘れ魔王「ごめん………全部一緒や」

太陽魔王「?」

ド忘れ魔王「味覚わからへんのや………黙っててごめん」

太陽魔王「!?」

ざわ………ざわ………

ド忘れ魔王「あっ!!でも淹れてくれてうち!!うれしいわ!!」

天然魔王「ええ………」

未亡人魔王「味覚がわからない?」

ド忘れ魔王「あ……えっと」

太陽魔王「辛いなら言わなくて良いですよ?」

ド忘れ魔王「辛くないんよ?でも、うちが喋ると皆、悲しい顔するねん………そんな顔、うちも悲しい」

太陽魔王「大丈夫です!ここはいっぱい困難を乗り越えた強者しかいません!!」

太陽魔王「大丈夫、大丈夫」

度忘れ魔王「そっか!!だれかみたいに優しいな……あっ………名前忘れてもうた」

メモを見る

度忘れ魔王「大丈夫………顔は覚えてる………覚えてる」

裏切り魔王(なんか!!怖い!!)

度忘れ魔王「えっと、実はうちな………壊れてるねん」

天然魔王「えっ………」

未亡人魔王「…………」

裏切り魔王「………うっ」

度忘れ魔王「紅茶も泥水啜ってるみたいやねん。この、クッキーも砂食ってるみたい」

度忘れ魔王「それにな………痛みもない暑さも寒さもない………自分の感情もよくわからん…………」

度忘れ魔王「それに………今日な皆に会えたこと……明日には忘れるん」

度忘れ魔王「でも!!楽しい事もあるで!!たぶん!!全部新鮮に感じれるんやな!!」

度忘れ魔王「日記も他人の日記みたいでおもろいしな!!」

度忘れ魔王「たぶんおもろいと感じてる」

度忘れ魔王「ははは!!うち天然やろ~」

天然魔王「うぅ………ううううう、ごめん……そんなつもりで言った訳じゃないの」ぽろぽろ

未亡人魔王「魔王ちょっとこい」

裏切り魔王「魔王、話がある」

魔王「えっ!?えっ!?」

未亡人魔王「太陽魔王頼んだ」

太陽魔王「わ、わかった」

別室
壁どん

未亡人魔王「どういう事だ?」

裏切り魔王「他に呼び出す条件を変えたのか」

魔王「変えてないです!!」

未亡人魔王「しかし、どうみても」

裏切り魔王「違うように見える」

魔王「待ってください!!ほら!魔方陣も違わないでしょ‼」

裏切り魔王「査定する」

未亡人魔王「変わってたら………」

未亡人魔王「わかっているな?」

天然魔王「う、うう」

太陽魔王「はいはい……泣かない」

度忘れ魔王「……ごめん」

太陽魔王「べつに大丈夫ですよ。少し頭を見させ………」

度忘れ魔王「あかん!!それはあかん!!」

太陽魔王「?」

度忘れ魔王「………拷問された記憶とか覗いたら………危ない」

太陽魔王「…………そうなんだ」

太陽魔王「ふむ………」

太陽魔王「まぁ、でも勇者は好きなんでしょうね」

太陽魔王「ここにいるのはその証」

度忘れ魔王「勇者?」

度忘れ魔王「………えっとたぶん一番好きな顔の人は勇者やと思う」

太陽魔王「体が覚えてるはず」

太陽魔王「そうだ!!これあげよう」

天然魔王「う、うん?」

太陽魔王の手を丸め、包み、開ける。
中にはロケットペンダント

太陽魔王「この中に、愛しい名前を掘り、肖像を入れる。忘れたらこれを見れば思い出せるわ」

度忘れ魔王「えっ!?手品!?ええん?こんな高価なもの貰っても?」

太陽魔王「いいよ。だって明日には忘れるでしょ?………これも何かの縁。物として、出会ったことの奇跡をどうぞ」

度忘れ魔王「ありがとうな‼うち大切にするわ!!」(なんかめっちゃ優しいし、母親みたい!!)

天然魔王「」じぃー

天然魔王(元男なのに優しく、女子力高くて、後光がさしそうで………魔の王っぽくない)

太陽魔王「よし、気を取り直して会議しましょう‼集合!!」

魔王「太陽おねぇさまぁ~!!」

太陽魔王「はい?」

魔王「裏切りおねぇさまと未亡人おねえさまが虐めるんです‼」

太陽魔王「あら」

未亡人魔王「まだ、なにもしてない!!」

裏切り魔王「魔方陣も問題なかったし、話を聞くと………愛があるよね」

太陽魔王「魔王ちゃん会議しましょう。嘘はいけませんよ?」

魔王「はい!!………でも脅されました」

天然魔王「あらあら~」

度忘れ魔王「会議?何を会議?」

魔王「実は、幼馴染みが今日。攻めてくるんです。告白したいんですが………」

側近「魔王さま!!勇者が攻めてきました‼1時間後予定です‼」

魔王「来た!?」

天然魔王「何も決まってない~」

未亡人魔王「どうする?」

裏切り魔王「どうしよう?」

太陽魔王「うーん。召喚士に従えば大丈夫です」

魔王「えっ!?私!!相談で召喚したのに!?」

未亡人魔王「大丈夫、私たちがついている‼」

裏切り魔王「皆でボコろう!!」

魔王「やめてください‼それに私が魔力をあげないと魔法使えませんよ!!」

未亡人魔王「我はこの剣で大丈夫」

天然魔王「うーん~魔法使えないのか~」

太陽魔王「5分割ですから。あっ私もこの2つの剣と魔法が使えるので大丈夫ですね」

裏切り魔王「私は………剣がない」

度忘れ魔王「ごめんなさい。私も無理です」

度忘れ魔王「魔力がないとな……」

太陽魔王「ん?口調かわった?」

度忘れ魔王「ああ、二重人格だ。近接戦闘はうちではむりやから。私が出てきた」

太陽魔王「闇が深い………」

魔王「あの……ボコる話。やめましょう。でも太陽魔王さん魔法使えるんですか?燃費いいですね?」

太陽魔王「私、色々な所から魔力を取れるから無尽蔵に魔法が使えるだけだよ?」

未亡人魔王「おまえ、一人でよくないか?」

太陽魔王「静観します」

魔王の間

勇者「ここが最後の場所………魔王………」

女戦士「あの女のハウスね」

女僧侶「最終決戦です。気を引き締めましょう」

女賢者「ええ………魔の国を統べる王だから………よくも勇者を捕虜でいじめた報いだ」

勇者(めっちゃ世話になったんだけど……怖くて言えない。魔王の姫に)

勇者(魔王の姫に会いたいなぁ………)

はははははは!!よく来たな‼

賢者「魔王!!」

魔王「こ、こんにちは」

天然魔王「こんにちわぁ~」

未亡人魔王「はは!!よく来たな‼」

裏切り魔王「うむ!!!なかなかの強者!!余の相手にふさわしい」

太陽魔王「」隠れ中

度忘れ魔王「えっと!!うち!!魔王!!5人揃って‼」

天然魔王「魔王レンジャーズ!!」

勇者「えっ?」

賢者「えっ?」

僧侶「えっ?」

戦士「えっ?」

勇者「ど、どういうこと!?」(魔王一人!!姫だけど姫だけど!!)

戦士「魔王が5人!?」

賢者「いえ!!他は偽者!!影武者よ‼魔力が無いわ‼」

僧侶「で、でも……」

戦士「えっと!!卑怯だ5人は!!」

僧侶「そーだそーだ」

未亡人魔王「殺し合いに卑怯はないと思うぞ?」

度忘れ魔王「うち、魔力ないから。たたかえへん」

天然魔王「おなじ~」

裏切り魔王「えっ?3人だけじゃない!?」

魔王「えっと……勇者そ、その」

勇者「くっ……お前が魔王に………なったのか………しかし………「勇者やるのです」運命覚悟を」

太陽魔王「………ん?」

女神「勇者全部倒すのです。私が加護します」

勇者「わかった」

太陽魔王「…………はぁ」

魔王「勇者やめよう?痛いよ?」

勇者「覚悟」

太陽魔王「………ちょっと出直して貰いましょうか」(ちょっと召喚すれば)

勇者「!?」
女神「!?」

勇者「な、なんだ………このプレッシャーは!?」
女神「…………危険帰りましょう。まだ倒せるレベルじゃない」

勇者「くっ!!皆逃げるぞ!!」

魔王「あっ!!まって!!……………あう」

魔王「あうぅ………」

未亡人魔王「なんだ?拍子抜けだな」

裏切り魔王「一目散に逃げたね」

度忘れ魔王「うち?なんか体が震えたんやけと」

天然魔王「うーん?」

太陽魔王「あー皆さん。大変です。女神が後ろについて勇者を操ってました」

太陽魔王「これは………女神のお人形なので。ちゃちゃっと殺すことをおすすめします」

魔王「そ、そんなぁ………」

未亡人魔王「そう、気を落とすな。いい人が見つかる」

天然魔王「そうですよぉ~」

度忘れ魔王「うちも見つかったしな!!」

天然魔王「残念ですが。仕方がないです」

城外

勇者「女神……あんなに焦ってどうした?」

女神「ヤバイです………あの中に恐ろしく強いのがいます」

勇者「そうなのか?」

女神「ええ、鍛えてください」

女神「皆さんを」

勇者「わかった」

勇者(レベルが高いのか………魔王)

2日後

魔王「召還!!」

太陽魔王「こんにちは」

未亡人魔王「よろしゅう」

裏切り魔王「こんにちは」

天然魔王「こんにちは~~」

度忘れ魔王「…………あれ……生きてる……うち」

度忘れ魔王「ごめん!!今、取り込み中やねん!!」

魔王「えっ?」

太陽魔王「ん?」

未亡人魔王「では解散するか?」

度忘れ魔王「ごめんな!!今、うち勇者と共に女神倒してんねん!!無理かもしれへんけど」

裏切り魔王「女神?」

度忘れ魔王「せや!!うちを苛めるのが好きで400回以上殺されてんねんな!!時を戻して何とかしてるけど‼めっちゃ強いねん!!」

天然魔王「あらあら~私のとこは勇者がチャチャっと始末しちゃった人ですねぇ~」

太陽魔王「大変ですね」

魔王「女神ですか………」

太陽魔王「女神は強いよー私のとこやっと倒せた」

度忘れ魔王「倒せた?………!!」

度忘れ魔王「うち!!知りたい!!どうやったら倒せるんや‼」

太陽魔王「自分で導き出すべきだけど………まぁ対価として。太陽を崇める宗教を行えば教えてあげる。はいメダル」

天然魔王「悪徳商法~~みたい~~」

度忘れ魔王「うちができることなら何でもする!!勇者と一緒に………生きたいねん………」

太陽魔王「………わかった。メダルあげる。勇者は強い?」

度忘れ魔王「強い。女神に剣を当てる……でも効かへん」

未亡人魔王「なぜ?」

裏切り魔王「武器が通じない……強敵」

天然魔王「うーん………女神って強い?」

太陽魔王「全員私と戦って勝てる?女神ですよ。一応。奇跡起こしますし」

魔王「簡単ですよ。全員魔王ですから‼」

裏切り魔王「大丈夫じゃない?」

未亡人魔王「余と一緒だ。魔力もないし」

天然魔王「そうそう~魔力もないし」

魔王「私が召還してるので……帰って言えば………」

太陽魔王「やってみる?手加減する」茜色の髪

度忘れ魔王「………うち観戦でええ?」

太陽魔王「もちろん」

太陽魔王「まぁ場所を移しましょう」

魔王「広間でいい?」

太陽魔王「いいえ……狭い」ぱちん

ぶわっ!!
風が舞う

太陽魔王「到着。ヴァルハラへようこそ」

一同「!?」

太陽魔王「では、皆さんに魔力分けてあげます」

魔力全快

太陽魔王「あと精神体なので死んでも大丈夫です」

魔王「魔力が!?」

裏切り魔王「えっと………私、ちょっと全力で行かないといけないかも………」

未亡人魔王「久しぶりに刀を抜く日が来るとは」

天然魔王「………どうしよう。手加減しなくていいみたい」

太陽魔王「………まぁお遊びはここまで」ぱちん

部屋に戻る

太陽魔王「わかりました?」

魔王「うっうっ………勇者が遠くなったよぉ……」

未亡人魔王「理解した。化け物だな」

裏切り魔王「おそろしい……私の世界居なくて良かった」

天然魔王「………息子が惚れるわけ………ですねぇ………」

度忘れ魔王「………どうやったら……いいかわからへん」

太陽魔王「まぁ……理解していただいたところで。度忘れ魔王。あなたは弱い」

太陽魔王「ですので………一人一個何か魔法でも何でも教えてあげましょう。訓練です。私は勇者が強く願えば貸してあげます。あるものを」

度忘れ魔王「いいん!!うち!!がんばる!!」

天然魔王「うーん……わたし~なにかあるかなぁ?」

天然魔王「あっ……魔眼使い方教えてあげう」

未亡人魔王「フェイクとか戦闘の裏取りを教えてあげよう」

裏切り魔王「覇王黒炎弾!!教えてあげる‼」

魔王「うーん。度忘れしないように。お姉さま方の物を脳に刻みましょう。捻り込みで痛いでしょうが大丈夫ですね」

度忘れ魔王「みんな………おおきに!!!」

太陽魔王「まぁこれも縁です」

魔王「では、私も………次に備えて訓練します」

未亡人魔王「そうだな!!」

裏切り魔王「魔力あるからちょっとこの世界をならそうかな」

天然魔王「みんな!!がんあばっていこう~」

度忘れ魔王「ありがとう‼うち!!なにか………あげたいんやが……なんももってへんな」

太陽魔王「恋ばなでどうでしょう?」

未亡人魔王「異論はない」

裏切り魔王「私もしたい!!」

天然魔王「わたしもぉー」

魔王「私も………勇者と結ばれたら」

度忘れ魔王「いいん?そんなんで?」

太陽魔王「満場一致。大丈夫」

太陽魔王「ここは、本来そういう場ですから」

太陽魔王「みんなで女神を倒そう!!」

一同「おお!!」

太陽魔王「で、リーダーシップ勝手に取りましたけどいいですか?」

裏切り魔王「いいと思う」

未亡人魔王「だな」

魔王「お願いします!!」

女神「…………ん?」

女神「魔王ちゃーん。どうしてそこに居るのかな?」

魔王「えっと………うち!!色々あったで‼」

扉の前に魔王が立っている
胸を張って
後ろに青い円が一瞬見えた気がした

勇者「ん………」(何が起きてる?)

女神「瞬間移動かしら?」

魔王「うち?それがわからんけど」

魔王「でも………女神。喰いつくでうち」

女神「瞬間移動なら。追いかけて切ればいいだけ」

女神が大釜を振りかぶり
魔王に攻撃を当てようとする

魔王「ん………」(もっと近く)

女神「今度こそ逃がさない。見逃さない」

大鎌が当たる距離

魔王「覇王黒炎弾!!」

キュウウウウウウ。ボオオオオオオン

女神「!?」

魔王の右手に黒い炎球
それを突き出し
打ち出す
膨張し、大きくなった火球が女神を横に吹き飛ばす。

女神「ちっ……」ぷすぷす(くっ……唱えることなく)

女神「しかし、ねら」

魔王の右手に黒い炎球
それを突き出し
打ち出す
膨張し、大きくなった火球が女神を横に吹き飛ばす。

女神「ちっ……」ぷすぷす(くっ……唱えることなく)

女神「しかし、狙いが悪い」

女神「腕にしか当たらなかったわ」

勇者「それは……狙いが悪いな」

勇者が魔王の元へ

女神「どうして!!自力で脱出を!?」

女神「神縛りの鎖が!?千切れてる!?」

魔王「うち………これで女神を倒せる。おもえへんのや」

女神(防がれないために………引き付けて打ち出したか………吹き飛ばして)

女神(あの一瞬でなぜ……ここまでの魔法を)

魔王「勇者……行ける?」

勇者「まだ、やれる………なんだ。強いじゃないか魔の王」

魔王「遠くに……ある。縁が……助けてくれたんや」

勇者「感謝しないとな」

魔王「うん………行くで勇者!!」

勇者が剣を袋から出し走り出す

女神「くっそ」キンっ

勇者「あの……魔法でダメージ出せる」

勇者「時間を稼がせて貰う‼」

女神「ちくしょう!!ちくしょう!!」

女神「そこをどけぇ!!」

勇者「退くか!!」

女神を倒す。術がやっと

女神「なーんちゃって」

勇者「!?」

女神「絶対殺す技があるんですよ」ガキンッ

ググググ

勇者「馬鹿力………」

女神「鎖はこういう風に使えるんです」

ガキンッ

勇者「ぐわっ!!」

吹き飛ばされ
魔王の足下に転がる

女神「幾多の神を葬った」

女神の背中から光の玉が浮かんでいく
何十個ほど分裂し、空中にとどまる

女神「私が正義」

そして、鎖に繋がれた剣が生まれ

女神「闇を滅せよ」

真っ直ぐに飛んでくる。
鎖に押し出され真っ直ぐ

高笑い
女神の笑い声が部屋に満ちる
最後の剣も砕かれている
弾くことも出来ない

魔王「唱えるのまだ無理……やり直しかな?残念」

勇者「………」

勇者(護りたい)

勇者(魔王だけでも……助けたい)

体を魔王の前に

勇者「今はこれしか出来ない」

勇者「すまんな」

魔王「ううん。うち………幸せ者やな」

目を閉じる
衝撃と痛みに備え

キィイイイイイイン

金属音

勇者(……………)

勇者「ん?」

魔王「………あ」

何も来ないことに不思議になり目を開ける
見えるは、苦虫を噛み潰したような醜い顔の女神と

1本の大きな両手剣が斜めに刺さっていた

おーい投下先違うけど良いのか?

>>120

間違えたな

あっち投稿し直す

>>120

今見たのは幻想
いいね?

後日

度忘れ魔王「って事があった。みんな!!ありがとうやで‼」

天然魔王「よかったよかったぁ~」

未亡人魔王「うむうむ」

裏切り魔王「よかった~覇王黒炎効いて」

魔王「………私も………」

太陽魔王「まぁ~新生活どう?」

度忘れ魔王「ごめん!!うち覚えてないわ!!ははは」

度忘れ魔王「みんなの事、覚えてるけどな!!」

裏切り魔王「ダメじゃん」

未亡人魔王「恋ばな無理じゃないか!!」

魔王「あの………あの………」

天然魔王「う~ん。せっかく楽しみにしてたのに」

魔王「ぐすん………」

太陽魔王「あら?泣いちゃった」

魔王「皆さんだけ……幸せになってずるいですよ………」

太陽魔王「あーよしよし」

度忘れ魔王「せや!!うちも!!自信が持てたで‼みんなでこの子幸せにしよーや!!」

未亡人魔王「努力をしろ」

太陽魔王「あなたが言わない」

未亡人魔王「ど、どりょくししした」

天然魔王「言葉が震えてうー」



魔王「」

魔王「うううう………勇者にあいたいよー」

裏切り魔王「わかる。その気持ち。すっごーくわかる」

太陽魔王「仕方ないですね。皆で遠足しますか?会いに行ってみましょう」

魔王「あ、ありがとう‼ま………姉さま」

天然魔王「ままじゃ~ないよ~」

太陽魔王「あらあら………」

太陽魔王「あら……」

太陽魔王「………」

太陽魔王(私……そんなに老けてる?)

サゲ忘れた………

側近「魔王さま!!」

天然魔王「はーい」

度忘れ魔王「うちか?」

裏切り魔王「なに?」

未亡人魔王「ん?」

魔王「なんですか?」

側近「あっえっと………私の国の魔王で」

魔王「は、はい!」

側近「勇者が攻めてきました!!」

魔王「!?」

未亡人魔王「剣を持て!!行くぞ」

一同「おお!!」

魔王「えっ……ダメですよ!!穏便にお願いします‼」

側近「…………」

側近「うちの魔王………振り回されてる」

決戦の地

勇者「魔王!!」

天然魔王「はーい」

度忘れ魔王「はいはい!」

裏切り魔王「はい」

未亡人魔王「うむ」

太陽魔王「こんにちは」

魔王「あっと………えっと………はい!!」

勇者「………」

女神「魔王1、2、3、4、5で区分しましょう」

勇者「魔王!!お前を倒す‼」

度忘れ魔王「愚かな………身の程を知れ」

勇者「いや……あんた誰だよ」

度忘れ魔王「一度いってみたかったんだ‼」

度忘れ魔王「明日には忘れるけど‼」

天然魔王「ずるーい!!」

未亡人魔王「うーん。もっとかっこいいのが好きだな」

裏切り魔王「たとえば?」

魔王「みなさん!!遊びじゃないんですよ‼」

勇者「…………」(やべぇ………戦闘する雰囲気じゃない)

賢者「エターナルブリザード!!」

裏切り魔王「覇王黒炎弾!!」

勇者「うわっ!?」

魔王「えっ!?」

賢者「やるわね」

裏切り魔王「まぁ……魔王だし。相手してあげる」

勇者「勝手におっぱじめた!?」

未亡人魔王「じゃぁ……そこの女戦士!!」

女戦士「なに!!」

未亡人魔王「お前の相手はこの私だ」

天然魔王「じゃぁ~私!!そこの僧侶ちゃんで」

僧侶「!?」

天然魔王「仲良くしましょ~」

度忘れ魔王「うちもそっち~」

僧侶「2体1は卑怯よ‼」

天然魔王「わっかんない~ね~」

度忘れ魔王「ね~」

勇者「くっ………分断された」

女神「私も加勢を……」

太陽魔王「じゃぁ……私も加勢をしましょうか?」

女神「………また新しい魔王?」

太陽魔王「ええ。隠れてたんです」

太陽魔王「魔王殺そうとする理由は?」

女神「世界を破滅に追いやる元凶」

太陽魔王「………あなたもそう考えるんですね」

魔王「勇者!!」

勇者「魔王………お前が俺の相手か」

魔王「う、うん!!手紙書いたの」

勇者「えっ!?」

魔王「よ、読んでほしい」

女神「だ、ダメよ」

太陽魔王「余所見出来るかしら?」

女神「あなた!!何者!!」

太陽魔王「魔王だった者」

勇者(えっ!?周り戦ってるなか手紙読むの?)

魔王「………返事ほしい」もじもじ

勇者「えっ!?なに?」

魔王「読んで返事ほしい」

勇者「周り戦ってる」

魔王「えっと……まぁその///」

勇者「読むよ!!読む!!」

勇者「うわっ!?長い」

勇者「ふむふむ」

勇者「えっ………魔王おまえ………」

魔王「………うん」

勇者「字……見た目と違って下手くそだな」

魔王「しくしく……」

勇者「ご、ごめん……しっかり読むよ‼」

勇者「………あっ」(ラブレターだ)

魔王「………」もじ

勇者「そっか……好きだったのか」

太陽魔王「で、あなたのお答えは?」

勇者「もちろん‼好きさ!!………捕虜の時……めっちゃ世話になったし」

魔王「やった!!!」

未亡人魔王「よかったな!!」

度忘れ魔王「よかったね」

勇者「あ………短時間で全員負けてる。女神は?」

太陽魔王「あそこですね」

女神「お、のれ………」

勇者「うわ………串刺し」

太陽魔王「あなた、弱すぎ」つんつん

女神「く……魔王ごとき」

太陽魔王「女神です」

女神「………」

太陽魔王「邪神封印」

女神「ぎゃああああああ」

一同(容赦ねぇ……)

裏切り魔王「まぁ、なんとかなったし。皆でお茶しましょう」

太陽魔王「いいですね。若い二人だけ残して」

未亡人魔王「我らも若いぞ?」

天然魔王「…………」

度忘れ魔王「…………」

未亡人魔王「断った切るぞ?」

天然魔王「わぁ~おこった~」

度忘れ魔王「おこった~でも切られても痛くないでうち~」

魔王「勇者………」

勇者「えっと………皆を介抱してからまた伺うよ」

魔王「うん。待ってる」

勇者「まぁ………俺も君に会いに勇者になったんだ」

勇者「積もる話は………時間がある時に」

茶室

魔王「やりました!!私!!」

未亡人魔王「そのお菓子取ってくれ」

裏切り魔王「はい」

天然魔王「おいしい~」

魔王「泣いていいですか?それより。いつお帰りに?」

度忘れ魔王「あとちょっと」

魔王「そうですか!!……お姉さまがたありがとうございました。太陽お姉さま特に」

太陽魔王「いいよ」

太陽魔王「ただ」

太陽魔王「ここを………座談会で集まる拠点にします‼」

パチパチパチ

魔王「わかりました」

太陽魔王「お願いしますね‼」

数日後座談会1回
経験人数が見える眼鏡

度忘れ魔王「おもしろい眼鏡見つけて来た」

太陽魔王「なんでしょう?」

裏切り魔王「鑑定します。うむむ」

裏切り魔王「経験人数が見える宝ですね」

未亡人魔王「なるほど。浮気を知らせる物か」

天然魔王「ふーん。貸して~おおおおお!!数字が見え………えっ!?」

天然魔王「えっ………未亡人魔王0人?」

度忘れ魔王「未亡人ってうち知ってる限り………」

未亡人魔王「お前ら、全員斬るぞ」

太陽魔王「い、意外ですね」

未亡人魔王「………まぁ勇者は……その」

度忘れ魔王「うち知ってるで‼違う穴、つこうてるんやろ」

未亡人魔王「なんで!!恥ずかしげもなく言えるんだ‼」

天然魔王「うっ………度忘れ魔王999人」

裏切り魔王「カンスト!?」

度忘れ魔王「へぇ~うちそんなにしてるんや~」

太陽魔王「私は潔白です!!!」

天然魔王「うん。一人。魔王ちゃん……一人?えっ?もうやったの?」

魔王「よ、幼少のときに勇者と」

裏切り魔王「事案」

天然魔王「裏切り魔王ちゃんも一人」

天然魔王「つまんなーい」

裏切り魔王「消し炭にしてやろうか?」

天然魔王「ごめーん」

裏切り魔王「にしても………これで勇者の経験人数見えるのか………」

沈黙

天然魔王「知らない方が幸せって知ってますか?」

魔王「わ、わたしは知りたいかも………」

天然魔王「2………だったら?」

未亡人魔王「まぁ凹むな」

裏切り魔王「壊そう」

度忘れ魔王「うち!!つこうてみたい!!」

度忘れ魔王「ん………うち!!数字がでえへん」

度忘れ魔王「あっ……未亡人魔王変態や」

未亡人魔王「私の何処に変態要素が!!」

度忘れ魔王「クスコ」

未亡人魔王「よし、話し合おう」

こそこそ

未亡人魔王「はい!!皆、露骨に引かない」

太陽魔王「だ、だいじょ……ぶです」

未亡人魔王「ははは………なんだろ………心が痛いぞ」

度忘れ魔王「痛いのも大好き」

さっ

未亡人魔王「よし、黙ろうか」

裏切り魔王「人によって見方が違うのか……」

裏切り魔王「私も見てみよう」

裏切り魔王「私は………」

裏切り魔王「未亡人魔王」

未亡人魔王「また余に何か言うのか‼」

裏切り魔王「一昨日夜……やった?」

未亡人魔王「なんで我に聞くんだ‼」

裏切り魔王「私は………日数だね」

未亡人魔王「壊す」

太陽魔王「私も見たーい」

裏切り魔王「お姉さまどうぞ」

太陽魔王「ありがとう」

太陽魔王「…………」

太陽魔王「……」

太陽魔王(お姉さまって………老けてるのかな……)

太陽魔王「うーん」

太陽魔王「………未亡人魔王一人?」

太陽魔王「裏切り魔王0」

太陽魔王「あっ!出産回数だ」

太陽魔王「凄いね!!これ」

未亡人魔王「ふむ……我も試してみよう」

太陽魔王「はい」

未亡人魔王「………ん?」

未亡人魔王「太陽魔王、度忘れ魔王以外0だぞ?」

未亡人魔王「んんんん?」

太陽魔王「うーん?」

度忘れ魔王「回数なんぼ~」

未亡人魔王「お前は56」

度忘れ魔王「あっ………」

未亡人魔王「心当たりは?」

度忘れ魔王「あははは!!うち……うち………ははは」

度忘れ魔王「56回………死なせてもうたんやな……」

太陽魔王「あっ……」

未亡人魔王「?」

度忘れ魔王「………泣いてえんかな?」

太陽魔王「私も泣いていいですか?」

未亡人魔王「いや!!いったい何?」

太陽魔王「流産回数です」

裏切り魔王「ちょっと……なんか………うち辛い」

未亡人魔王「………」

しーん

天然魔王「あ、当たらしい命を頑張りましょう‼」

裏切り魔王「そそう!!」

度忘れ魔王「そうだね‼うち頑張る‼」

太陽魔王「………私、もう。産めないんですよ」

太陽魔王「はは、なんでもないです」

未亡人魔王「ごめん………ごめんなぁ」

太陽魔王「いいえ」

お流れ

魔王「あっ!!こんな時間」

魔王「みなさん!!また!!」

一同(しーん)

魔王「ま、また!!呼びますね」

帰宅

魔王「気、気まずかった~」

魔法の鏡

度忘れ魔王「なんやこれ?」

裏切り魔王「シンデレラっと言う物語の物だ!?」

未亡人魔王「あっ………あの。真実の鏡か!!」

太陽魔王「この前はごめんなさい。一人で落ち込んで」

魔王「いえいえ、これ家宝です」

天然魔王「え~と~シンデレラは違うよ~白雪姫だよぉ~」

裏切り魔王「そうだっけ?」

度忘れ魔王「本を見よう‼うち!!知らんし」

朗読

もちろん太陽女神

太陽女神「だ、そうです」

魔王「な、なんでも答える」

裏切り魔王「私がこの世で一番好きな人はだーれだ‼」

真実の鏡「勇者」

未亡人魔王「本物だな‼」

天然魔王「えーと。なら一番綺麗な人は誰か教えてもらおう‼」

未亡人魔王「白雪姫は誰かだな!!!」

度忘れ魔王「うちが一番かわええと思う」

魔王「えっ?」

度忘れ魔王「だって、うち。凌辱とかされまくってるし、可愛いいから……殺す、拷問するって聴いたで」

裏切り魔王「それは違うって………」

未亡人魔王「おまえ、いっつも闇が深いな」

度忘れ魔王「えへへ」

未亡人魔王「褒めてない!!」

魔王「では……鏡よ鏡!!この場で一番美しいのは!!理由も」

真実の鏡「ごめん………俺叩き割らない?」

裏切り魔王「大丈夫だ」

真実の鏡「太陽女神」

太陽女神「はい!?」

未亡人魔王「またか!!いや!!綺麗だけどな‼髪とか!!」

裏切り魔王「そ、そうよ!!なんで………あっうん。私じゃないよね………自信あったのに」

度忘れ魔王「う、うちも自信あったのに」

天然魔王「えぐっ……えぐ……あなたごめん!!一番綺麗って言ってくれるけど……一番じゃない」

魔王「………ショック」

太陽女神「ま、まってください!!皆さん!!勇者の好みなはずです‼一番綺麗とか!!関係ないですよ!!」アセアセ

未亡人魔王「いいよなぁ……余裕で」

裏切り魔王「きっと、自分に自信があるんだね。私は………ライバルの女がいるのに」

天然魔王「髪とか……綺麗だもん」

度忘れ魔王「なんで………私は凌辱されたの?太陽魔王はなんで凌辱されないの?不公平だよ………」

魔王「………私、かわいくなりたいなぁ」

太陽女神「そ、それに聞き間違いだって!!」

真実の鏡「太陽女神が一番」

太陽女神「えぇ」

裏切り魔王「嬉しくないの?」

太陽女神「勇者が好きって言えば何もいらない」

太陽女神「そうでしょ?」

未亡人魔王「こいつ、こんなこと言ってますね。裏切り魔王さん」

裏切り魔王「いいよね~綺麗で」

太陽女神(泣いていい?)

魔王「でもどうして?」

真実の鏡「綺麗の概念を男の好みと見ました」

魔王「うんうん」眼鏡をくいっとあげる

真実の鏡「男の好み千差万別」

真実の鏡「なので、この中で婬魔であり、姿を変えられる太陽女神が一番であると思います」

一同「婬魔?」

未亡人魔王「おまえ!?サキュバスか!!!」

裏切り魔王「ま、まて!!男だって言ってたからインキュバスだから………えっと」

度忘れ魔王「あっ!!エロい種族の人だ‼」

天然魔王「そっか~なっとく~」

魔王「あ、あの………男たらし」

一同「ド変態だ‼」

太陽女神「ちっがーう!!勇者としか!!してないし‼してないし‼」

真実の鏡「好物は勇者の精液がかかったイチゴ」

裏切り魔王「うわ………」ひく

太陽女神「壊すぞ鏡」

真実の鏡「…………」

魔王「お姉さまだけは……お姉さまだけは……まともだと信じていたのに……」

度忘れ魔王「うちと一緒やな!!安心した!!」

太陽女神「////」(恥ずかしすぎる‼)

未亡人魔王「婬魔かぁ……」

太陽魔王「は、はい……」ちょこん

未亡人魔王「勇者を、たぶらかしたか……」

太陽魔王「やってません!!やってませんから!!誘惑!!………あっ……うん。私の方が誘惑されちゃいましたね」

魔王「のろけは、いらないです」

太陽魔王「辛辣ですね!?」

太陽魔王「みんな、おかしいです‼綺麗とか!!そこで競わなくても‼いいじゃないですか‼夫がいるだけでいいじゃないですか‼」

魔王「お姉さま」

度忘れ魔王「太陽魔王~女ってめんどいんやでぇ~」

太陽魔王「は、はい………」

裏切り魔王「だって……重いとか言われると凹むでしょ?」

太陽魔王「愛が増えましたっていいますね。いつだって。勇者の前では心は乙女です」キャピ!!

裏切り魔王「///」

未亡人魔王「///」

天然魔王「///」

魔王「うう……皆さん。勇者と仲が良いですね……」

裏切り魔王「こほん!!」

裏切り魔王「今度、もう一回質問されたら。そう返答しよう」

太陽魔王「私も、女性にしっかりなれてると思ったけど………やっぱり違うんですね」

未亡人魔王「婬魔であり。太陽の女神であり。元男であり。魔王である。変な奴だよなぁ……」

太陽魔王「真実の鏡さん。皆の恥ずかしい話を。護ってあげます」

真実の鏡「ええでぇ!!」

裏切り魔王「われぇええええ!!」

ガンガン

真実の鏡「ははは」

天然魔王「われない!?」

真実の鏡「じゃぁ……度忘れ魔王!!」

度忘れ魔王「う、うち!?」

真実の鏡「この中で一番歳上」

度忘れ魔王「へぇ~」

真実の鏡「サバ読み。度忘れ魔王500。未亡人魔王200。天然魔王100。裏切り魔王55。太陽魔王30。魔王16」

太陽魔王「!?」周りを見回す目線がそれる

度忘れ魔王「へへ。うちが一番の年長者な!!」

魔王「お、おばさ………」くき

魔王「」ちーん

裏切り魔王「つ、ついやってしまった」

魔王「痛い!!です!!姉様方!!」

真実の鏡「あんたらの夫20台30台やでぇ~」

太陽魔王「私………もしかして若い?」

度忘れ魔王「そっか!!年の差は関係あらへん!!」

真実の鏡「勇者は同年と思い込んでいる模様」

未亡人魔王「………黙っとこ」

裏切り魔王「私も。魔族では若いけど………なぁ」

魔王「あっ……今日は時間ですね」

太陽魔王「じゃぁ!!加護やーめた」

真実の鏡「へっ??」

天然魔王「叩き割っちゃいましょう!!」

パリーン

魔王「満足ですね」

太陽魔王「なんか………今日はいじめられた気がする。あっでも年下だから大丈夫だよね」

太陽魔王「ねぇ~御姉様」

ピキッ

魔王「か、かえって!!」

送り返す

魔王「………危なかった………」

食べ物

未亡人魔王「今日の話題でこれを持ってきた」

鯖寿司

未亡人魔王「鯖寿司だ。酒と良く合う」

太陽魔王「お酒は?」

未亡人魔王「…………」

裏切り魔王「無能、やはり………我らの中で最弱」

未亡人魔王「あん?やんの?」

魔王「ま、まってください!!なんでいつもケンカしようとするんですか‼」

天然魔王「だって~他人のせかいだし~」

太陽魔王「あっ!!そっか!!なら私の力とか実験出来るかも」

魔王「やめてください。滅んじゃいます!!」

太陽魔王「大丈夫!!ちょこっと日照りが続くだけだから」

魔王「やめてください!!」

度忘れ魔王「じゃぁ……わたしの心の膿だけ流して捨てようかな」テーブル腐食

魔王「不浄なものも捨てないで‼お酒用意しますから‼」

未亡人魔王「よし!!大吟醸」

太陽魔王「白ワイン」

裏切り魔王「芋焼酎」

天然魔王「うーん赤ワイン」

度忘れ魔王「ウォッカウイスキー!!ロック!!じゃないと酔えない」

魔王「くそ!!全員違う!!」

勇者「用意したよ」

魔王「ありがとう‼」

天然魔王「あら?側近?」

魔王「はい!!側近にしました!!」

勇者「じゃぁ~また」

魔王「はーい」にこにこ

天然魔王「何処の魔王も勇者と喋るときは猫被るね」

未亡人魔王「そんなことないぞ‼」

真実の鏡「うそ」

未亡人魔王「おい!!叩き割っただろ‼」

真実の鏡「真実はいつも一つ」

太陽魔王「真実は不明。観測しても同じとは限らない物がある。夫が言ってた。意味不明だったけど」

真実の鏡「」ぴきっぱりーん!!

裏切り魔王「自壊した!?」

裏切り魔王「じゃぁ!!鯖寿司肴でかんぱ~い!!」

一同「かんぱ~い」

一口

太陽魔王「あっ……美味しい」

魔王「うっ……ちょっと苦手です。こう、なま臭い」

度忘れ魔王「ごめん!!わかんない‼味覚」

裏切り魔王「そうだったね」

天然魔王「うーん!!私はだいじょうぶ~」

未亡人魔王「まぁ少し生くさいのならだいたい大丈夫だろ」

度忘れ魔王「精液よりくさい?」

………………

魔王「えっと………///」

未亡人魔王「………どうだろうな」

裏切り魔王「ははは……」

天然魔王「えへへへ」

太陽魔王「あー全く別物ですね。あちらは美味しい飲み物で、こっちは美味しい食べ物です」酔っぱらい

未亡人魔王「おい!!婬魔黙れ!!」

太陽魔王「えへへへ~勇者~勇者~」

裏切り魔王「幻覚見えだしてる!!!」

太陽魔王「私!!踊ります‼」

未亡人魔王「誰か水!!」

裏切り魔王「全く………太陽魔王。酒が弱いなら飲まなければいいのに」

裏切り魔王「どうぞ!!」

天然魔王「わーい!!わーい!!」

未亡人魔王「そっちは天然魔王!!おまえも出来てるじゃないか‼」

裏切り魔王「はははははは!!」

未亡人魔王「天然魔王!!水を!!」

天然魔王「あっ!!ママね!!今~ね~楽しいの‼」

未亡人魔王「あっかーん!!」

魔王「Zzz」

度忘れ魔王「ひっく………ごめんなさい……ごめんなさい。飲まさないで……お、おえ………やめて……やめて………襲わないで……」

未亡人魔王「カ、カオス!!」

太陽魔王「あ~勇者にあいたーい」

未亡人魔王「魔王起きろ‼」

魔王「あ……んんん。おええ」

未亡人魔王「寝ゲロ!?」

勇者「うわっ!?酒臭!?ゲロくさ!!」

魔王「あっ………勇者ぁ」ぬぎぬぎ

勇者「魔王ちゃん!!」

魔王「えへへへ………あつい!!」

未亡人魔王「勇者皆を返すんだ!!」

勇者「お、おう!!」

勇者「解除!!」強制返還

ケーキ

太陽魔王「うわ~しろーいクリームいっぱーい‼メレンゲいっぱーい!!大好き!!」

未亡人魔王「淫魔が言うと………なんとも」

裏切り魔王「本当に大丈夫?」

魔王「大丈夫です!!入ってませんから」

太陽魔王「ショートケーキのイチゴ大好き」ぱく

太陽魔王「………うん!!大丈夫。入ってない」

天然魔王「毒味みたーい」

度忘れ魔王「確かに入ってないかも?」

魔王「なんで、ケーキで入ってない話になるんですかね………度忘れ魔王もわかるのですか?毒?」

度忘れ魔王「毒なら全部飲んだことあるから大丈夫!!胃袋から爛れ、お腹皮膚が爛れ中身がドバァって!!なったこともあるよ‼」

未亡人魔王「お前はなつかしいそうに過去の話をするなぁあああ!!」

裏切り魔王「………天然魔王さん」

天然魔王「はい?年下なんですから敬語要らないですよ~」

裏切り魔王「おい!!女装淫魔踊り子ビッチ」

天然魔王「下克上って知ってます~?」

裏切り魔王「す、すまん。天然魔王………その」

精子って美味しい?

未亡人魔王「今ここでそれを聞くか!?」

魔王「ショートケーキ食べてるときに精液の話をしない!!」

裏切り魔王「いや………その……女子だけだし」

天然魔王「男子混じってるし~男子に精液の味をきいてるよおお~!!」

度忘れ魔王「うちはちと不味いかな~でも美味しいよ!!いっぱい飲むのがお仕事だから!!」

未亡人魔王「お前は黙っとれ」

裏切り魔王「うう……苦いかぁ……子供が欲しいからお腹に出してもらってるけど………」

天然魔王「お腹に出すのだめだよ~すぐ出来ちゃう~でも~可愛いからいいよねぇ~一人しか出来なかったけど~」

裏切り魔王「まだ……出来てない」

太陽魔王「異種族ですからね。中々出来にくいですよ」

太陽魔王「子が出来ないから。下より上でも出してもらってるんですけどね………淫魔は味覚がおかしくて美味しいと感じてるだけですから」

未亡人魔王「さらっと重たい話はNGだ」

裏切り魔王「じゃあ!!子供がほしいです‼どうしたらいいですか‼」

未亡人魔王「とにかくやればできる。やらなくてもできる。私がそれだからな。勇者の子ではないが……我が子のように可愛がってくれるんだ」

魔王「いい話………」

未亡人魔王「ああ」

天然魔王(覗いたのですが女神に勇者の精子を入れられてたんですよねぇ……)

太陽魔王(勇者もあまりバレたくないのか……子供は産んで欲しくないらしいですからねぇ。産んで兄弟が似てたらバレますから)

未亡人魔王「ふふふ………だてに子育てママでは、ない!!立派に育ったぞ!!」

魔王「いいなぁ………子供ほしい」

太陽魔王「私はお姉さんにお願いして自分でも頑張ってやっと出来たしな~」

魔王「お姉さまがいるんですか?」

太陽魔王「もっとケーキが食べたい」

度忘れ魔王「うちの食べてええで!!太陽魔王が美味しそうに笑って食べるのうち好きや!!」

だきっ!!すりすり

太陽魔王「ありがとう‼」すりすり

度忘れ魔王「はは!!妹みたいやな!!へへへ」すりすり

天然魔王「私も~」だきっすりすり

魔王「えっ?お姉さんがいる話は?」

未亡人魔王「この3人の中に一人。男が混ざってる思えないな…………」

裏切り魔王「女子力高いですよね………何でですか?」

太陽魔王「元男だから!!男の気持ちがわかる気がする‼」

度忘れ魔王「あったかい……太陽の匂い。布団干したときの匂い………zzz」

天然魔王「ほんと…………zzz」

太陽魔王「ありゃ?」

裏切り魔王「えー匂いがいいの………あー」

裏切り魔王「私も抱きつく!!」すりすり

太陽魔王「か、軽い。膝の上に乗ってる筈なのに………軽い」

裏切り魔王「いい匂い……zzz」

太陽魔王「た、たすけて」

未亡人魔王「いい抱き枕か。ちょっと太いしな」

太陽魔王「はっは………ちょっと太りました」

魔王「………」(今度、私も太陽魔王の隣のソファーにいよ)

太陽魔王「そ、それより!!3人は暑いです!!」

しかし太陽魔王は1時間我慢した

魔王「結局、何処の国にしますか?」

未亡人魔王「太陽魔王は最後にしよう」

太陽魔王「何でですか?」

未亡人魔王「私は直感する。ハードルが上がってしまう気がする」

太陽魔王「まった~あんまりそんな凄いことないですよ~」

結局

太陽魔王抜きのランダムで行くことに

太陽魔王「…………謳歌祭でお呼びしましょうか」

未亡人魔王「やっべ………これ最後でよかった気がするぞ」

寝返り裏切り魔王家

魔王一同「お邪魔しまーす」

裏切り魔王「うむ。狭い家だか」

魔王一同「せまいー」

裏切り魔王「おう!!ここからただきだしてやろうか?」

太陽魔王「………ここ浮遊大陸ですか?」

裏切り魔王「わかった?さすが大陸魔王。そう風のドラグーンの大陸だよ。飛べる者たちの楽園」

天然魔王「すっごーい!!」

太陽魔王「しかし、紫外線が多いため肌が荒れやすく。すぐに黒くなるよ」

魔王一同「嫌ああああ!!」

裏切り魔王「本当にそれには悩まされる。お茶菓子出すよ」

未亡人魔王「お前の夫の勇者は?」

裏切り魔王「お仕事」

魔王「お仕事ですか!!」

シルフ「さぁ!!早く。魔王が遊びにいってる間に!!」

裏切り魔王の勇者「いやいや………仕事」

シルフ「我との子作りも仕事……」

ガチャ

勇者「いや………まだ魔王が妊娠………あ」

シルフ「……あれ?」

裏切り魔王「はーい!!客人達だよ‼」

裏切り魔王「これが………私の夫です!!」

勇者「あっ!!どうも!!お世話になってます」

シルフ「ちっ」

勇者「おまえなぁ……魔王聞いてくれ。約束破りを」

裏切り魔王「聞いていたぞ~抜け駆け!!」

裏切り魔王「シルフ………どういこった」

魔王一同(修羅場!?)

シルフ「ふぅ………そう言うことよ‼早く妊娠しろ!!私がつっかえてる!!」

裏切り魔王「あん!?側室がうるさい」

シルフ「ああ!?」

勇者「やめろよ……客人前で。すいません」

天然魔王「もっと~」未亡人魔王「見せろ見せろ」魔王「ダメですよ‼面白いとこです‼」太陽魔王「………」

裏切り魔王「お前ら!!見世物じゃない!!」

勇者「まぁ……まぁ……落ち着いて……な?」

裏切り魔王「お前も流され過ぎだ!!」

勇者「それは………昔から………」

裏切り魔王「そうだったが!!そうだったが!!」

シルフ「あーあ、せっかく浮気チャンス」

裏切り魔王「ここで、おまえを消し炭にしてもいいんだぞ?」

シルフ「殺るなら!!勝った方が………」

勇者「あの……客人スミマセン」

勇者「ちょっと魔王と席はずします」

ガシッ
ガシッ

シルフ「へ?」魔王「ちょ!?」

勇者「ちょっと来い」

未亡人魔王「窓へ!!どうなった!?」

天然魔王「ちょっとどけて!!見えない」

魔王「私も見ます」

太陽魔王「私も!!」

ド忘れ魔王「うちもうちも~」

窓に張り付く

勇者「2体1で来い‼俺を討ち取った方の言い分を認める」

魔王「なに………ふっ!!いいのだな!!」

シルフ「はは………じゃぁ………」

魔王「覇王黒」勇者「おっそい!!」

勇者「晴天の霹靂!!」

ばちちちちちちちちりちりちり

魔王「きゃあああああああ!!」

シルフ「!?」

勇者「手加減した」

魔王の背中に勇者が

勇者「シルフ。来ないのか?」

シルフ「ごめん………降参」

勇者「戦わずして負けを認めるドラグーンの部隊長………ちょっと同じ部隊長として」

シルフ「あっ……いや……ね?」

勇者「許せんなぁ」

ばちちちちちちちち

シルフ「きゃあああああああばばばばば!!」

勇者「二人ともそこで痺れとけ」

天然魔王「うわ………つよ」

未亡人魔王「雷のように速く雷のように速攻を尊ぶのか」

魔王「かっこいい」

太陽魔王「うちの夫の方が強いもん」

一同「んん?」

勇者「すいません。見苦しいところを……今日は自分が給仕します」

ド忘れ魔王「勇者は強いなぁ!!夫並かそれ以上やな!!」

勇者「お褒めをいただき、ありがとうございます」

魔王「裏切り魔王にはもったいないですね」

勇者「いえいえ……彼女を独り占めするために強くなりましたから」

未亡人魔王「聞きました奥さん」

太陽魔王「ええ、聞きました」

ド忘れ魔王「うちも聞いたで」

未亡人魔王「ラブラブですね」

太陽魔王「ええ、さすが私たちの仲にいる魔王。ラブラブで当然です」

天然魔王「いいわねぇ~~」

勇者「飲み物のおかわりはどうですか?」

一同「いただきます!!」

ド忘れ魔王「せや!!裏切り魔王の話聞いてたけど………実際にどうなん?」

勇者「裏切り魔王ですか………まぁニックネームのように裏切りばっかりでしたね」

天然魔王「詳しく詳しく!!私たちは愛に飢えてる」

勇者「じゃぁ………なりそめから」

割愛

勇者「でした」

太陽魔王「へぇ………」窓の外の痺れた魔王を見る

未亡人魔王「あんがい、女の子してるんだな」

勇者「汗を拭いたりは。今もしてくれますね」

ド忘れ魔王「なんやろ?甘く感じるで?」

天然魔王「あまあま~~~」

未亡人魔王「いやぁ~人の黒歴史は面白いなぁ」

勇者「でしょ?……可愛いですよね」

未亡人魔王「///」

魔王「こんなに愛されて羨ましい……」

ぽん

ド忘れ魔王「大丈夫やで!!大丈夫!!」

太陽魔王「あっ!!今日は帰らないとですね!!」

未亡人魔王「時間が経つのも早いな。いつまで痺れておるんだ?」

勇者「すいませんでした。わざわざ足を運んでいただのに……何も用意できず……いえ!!今から用意します!!少しお待ちを‼」口笛

ドラゴン「はーい!!お兄ちゃん!!」

勇者「急いで、商店に。おみあげを包んでくれ」

ドラゴン「はーい!!おやつ買っていい?」

勇者「これで、好きなの買いな」

ドラゴン「わーい!!!」

バサッ

未亡人魔王「ドラゴンを使役しているのか?」

勇者「竜騎兵ですから。じゃないとここでは住めません」

天然魔王「厳しそう」

勇者「竜騎兵以外は追放ですから」

数分後
おみやげを貰った後

解散した

シルフ「………う、うごけぬ」

裏切り魔王「………死ぬ……死ぬ」

勇者「反省した?」

裏切り魔王「し、した」

シルフ「うん」

勇者「解放」

裏切り魔王「はぁはぁ……呪縛か……」

シルフ「また……一段と強くなって」

勇者「飯出来たから体を綺麗にして食べよう」

裏切り魔王「………」

シルフ「………」

裏切り魔王「いい夫」

シルフ「いい恋人」

勇者「仲良くな」

はーい

ド忘れ魔王の家へ突入

魔王「ここですね」

未亡人魔王「………拷問部屋かと思ったが普通の王宮だな」裏切り魔王を見る

天然魔王「ひろーい」裏切り魔王を見る

魔王「落ち着きますね」裏切り魔王を見る

太陽魔王「けっこう作りは一緒なのね」裏切り魔王を見る

ド忘れ魔王「勇者あぁ!!お客だよ~うちのご友人~~~」

裏切り魔王「皆さんが言いたい事がわかります。ええ!!私は宿無しです‼」

ド忘れ魔王の勇者「初めまして。夫の勇者です」白衣

ド忘れ魔王「どや!!うちの勇者!!イケメンやろ!!!!」

魔王「白衣?」

ド忘れ魔王「せや!!医者やで‼精神科っていう!!ようわからん医者や!!」

一同(すごく納得)

勇者「いつも………嫁がありがとうございます。助けていただき。本当にありがとうございます」

ド忘れ魔王「ははは!!大袈裟やなー!!でも!!うちも感謝しとるで‼」

魔王一同(うわ、この勇者。精神つよ)

勇者「では、お客人を側近……は診療中か」

勇者「では、こちらへ」

ド忘れ魔王「せや!!未亡人魔王」

未亡人魔王「ん?」

ド忘れ魔王「なんか腰痛とかあったら診てもらい」

未亡人魔王「私はまだ若い!!!」

勇者「こら!魔王失礼じゃないか!!」

ド忘れ魔王「ごめん………いつもよっこらしょ言ってたから………腰が辛いんか思うて……」

くすくすくすくす

未亡人魔王「言ってないぞ‼絶対言ってないからな‼」

魔王「診療中とか言ってましたが?」

ド忘れ魔王「あっ?言ってなかったけ?この城病院に改装してん!!」

ド忘れ魔王「勇者が院長で側近が副院長やな」

勇者「まぁまだまだ開院したばっかりですので」

ド忘れ魔王「入院患者に帝国の皇帝がおるけどな」

勇者「まぁ………あれは……延命ですからねぇ……」

魔王(闇が深い話を聞いたぞ!?)

勇者「1年延命ですから………悲しいですね」

ド忘れ魔王「まぁ看取ってあげるくらいしかできへんしなぁ………」

裏切り魔王(あれ?この世界。戦乱になる!!)

太陽魔王「あっ!!ついでに剣を拾って来ますね」

ド忘れ魔王「せや!!おおきに!!あれがなかったら今はなかったで‼」

勇者「もしや………あなた様が!!」膝をつく

勇者「今までのご無礼をお許しください」

太陽魔王「!?」

魔王「!?」裏切り魔王「!?」未亡人魔王「!?」

天然魔王「お茶まだー?」

太陽魔王「えっと…お、お役に立てて良かったです」(ただ剣を貸しただけだし!!)

ド忘れ魔王「せやった……うちも」膝をつく

勇者「私の無知をお許しください」

ド忘れ魔王「うちが何も言わんかったから……無知なのはうちのせいや………勇者は悪くない」

太陽魔王「い、いきなり。畏まられても困ります!!!はぁ………」

太陽魔王「面を上げよ!!この世界の勇者よ!!!」

勇者「は!!」

太陽魔王「確かに‼剣を貸した!!しかしあれは武器であり、使用するものがいなければ飾りである」

ド忘れ魔王「……?」

太陽魔王「剣を貸しただけであり。その剣で未来を切り開いた者はおぬしだ。お主の意志が未来を勝ち取った」

太陽魔王「忘れるなかれ。その勇気、覚悟を………そして末長くお幸せに」

太陽魔王「だから、お堅いお話はこれでおしまい。今日はただの友達。畏まる必要はない」

太陽魔王「でも、貸してあげたから………美味しいお菓子でも欲しいかな」

勇者「はい!!畏まりました!!……あっ」

ド忘れ魔王「仕方がないよね~相手が相手だもん」

太陽魔王「まぁまぁ」

太陽魔王「つかれた………」

未亡人魔王「お前にもあんあ一面があるんだな………ってその大きな剣はなんだ?」

太陽魔王「ツヴァイハンダー。私が創造した最初で最後の剣………これを貸してたの」

魔王「へぇ……綺麗剣ですね。何が出来るんですか?」

裏切り魔王「うーん。なにこれ?魔法も弾くからエンチャント出来ない」

天然魔王「装飾ないね………無骨」

ド忘れ魔王「でも、これがないと勝てなかったやで!!」

未亡人魔王「何が出来る武器なんだ?」

太陽魔王「これは聖属性で有りながら女神類を殺せる。消せる武器ですね。二人は殺れましたね。自分で自分を殺せる武器です」

未亡人魔王「………」

魔王「…………」

天然魔王「…………」

ド忘れ魔王「凄いいんやで!!相手の女神の武器も壊すほど強力なんやで!!」

裏切り魔王「すごい!!」

未亡人魔王「ほう………それなら。我が国の邪神も」

魔王「私の所も」

裏切り魔王「私の所は……いないな」

天然魔王「私の所は……どうだろう?」

太陽魔王「貸しませんよ‼もう!!これ危ないんですから!!」

勇者「お持ちしました。どうぞ」

3段のケーキスタンド
紅茶を手際よく用意するナースメイド達

勇者「それでは失礼します」

ド忘れ魔王「はーい!!」

未亡人魔王「剣を貸してくれ!!切りたいやつがいる‼」

太陽魔王「ダメよ‼っというか!!触れないよ!!」

未亡人魔王「?」

太陽魔王「これ………邪な者は触れないのよ」

太陽魔王「そこにかけてあるから触ってみればいいわ」

天然魔王「へーつんつん」

じゅううう

天然魔王「ひっく………あつい………」

太陽魔王「だから……ね?」

魔王「ふふ……分かりやすいですね!!私は心が綺麗なので……」

じゅううう

魔王「…………うっ……うう」

未亡人魔王「ほう……」

じゅう

未亡人魔王「………これは」

未亡人魔王「邪な者ではなくて闇の者だな」

太陽魔王「ですから。持って帰りますね」剣を掴み窓から外の太陽へ投げる

太陽魔王「危ないので」

魔王(この人やっぱおかしい)

魔王「太陽魔王さん。もしかして………相当お強い?」

未亡人魔王「今さらだな!?」

天然魔王「私でもわかってたのに」

ド忘れ魔王「それより!!ケーキ食べようケーキ!!」

ド忘れ魔王「うちケーキすきやねん!!」

ド忘れ魔王「まぁ冗談でスポンジ食ってるみたいやけどな」

太陽魔王「美味しいですね~」

未亡人魔王「にしても、平和だなぁ」

魔王「平和ですね」

裏切り魔王「酒が入らなければ」

天然魔王家

魔王「あんまり変わらないですね」

未亡人魔王「精々椅子の豪華さが装飾が違うだけか?」

天然魔王「ママ帰ったよ~」

「母上。おかえり」

一人の角の生えた青年が現れる

天然魔王「うちの子です」

勇者子「初めまして。母がお世話になってます」

魔王「うわー!!本当に勇者との子!?」

裏切り魔王「見せてくれ!!見せて見せて!!」

度忘れ魔王「うちもうちも!!」

勇者子「えっと!?!?」

魔王「角は魔族らしい……でも……」

裏切り魔王「本当に人間の血が?」

度忘れ魔王「うちは何度か産んでるからなぁ」

魔王「あー希望が持てた」

裏切り魔王「うん!!希望が持てるな!!」

未亡人魔王(人間の子なんて産めるか分からんからな)

勇者子「えっと。その………触れられますとご案内出来ないのですが?」

未亡人魔王「皆、離れろ」

天然魔王「では~ごあんなーい」

勇者子「母上、何もなさらないでください」

天然魔王「…………」

勇者子「では、こちらへ」

クスクス

案内されたのは城内の庭園
ガラスのテーブル

勇者子「それでは、スイーツの方をご用意させていただきます。それと母上」

天然魔王「はーい」

勇者子「くれぐれも。迷惑かけないでください」

天然魔王「…………」

勇者子「父上がお困りになりますので」

去っていく

未亡人魔王「お前………なんでなんな信用されてないんだ?」

天然魔王「わかんなーい。いっつも釘刺してくる」

裏切り魔王「心配されてるだけだよ」

度忘れ魔王「そうだよ!!きっと!!」

魔王「それより、遅いですね太陽魔王さん」

未亡人魔王「だなぁ……」

太陽魔王「おまたせ~ごめん。遅くなった」

魔王「いえいえ」

未亡人魔王「まだ。茶会は始まってないからな」

勇者子「お持ちしました……!?」

勇者子が使用人に準備をさせる

勇者子がポケットからメダルを出す。

見比べる

勇者子「母上!?その!!女性は!!」

天然魔王「ああ~あとから来たの~」

太陽魔王「美味しそう~苺のショートケーキだよね~」

未亡人魔王「では、いただくとしようか」

度忘れ魔王「いただきまーす!!うーん、砂!!」

魔王「………すごい。損してますよね。味覚がないって」

天然魔王「ん?下がっていいよ。勇君」

勇者子「いえ、今ここで、ご挨拶だけをさせてください。天然魔王と勇者の子の勇者子です!!」

勇者子「今日は各々の国から来ていただきありがとうございます。それと……女神様も来ていただきありがとうございます‼誠意をもっておもてなしをさせていただきます‼」

天然魔王「下がればいいよ。勝手に茶会するから」

勇者子「しかし……母上………女神様がお出でて」

太陽魔王「魔王しかいないでしょ?」

未亡人魔王「そそ。気にしなくていいよ」

勇者子「はい、わかりました‼じゃぁ!!サインください‼」

天然魔王「サインも………悪いような」

勇者子「お願いします‼」

度忘れ魔王「太陽魔王~サインだって」

太陽魔王「????」

勇者子「お願いします‼愛の女神さん!!」

太陽魔王「あっ………ごめんそれ、お姉さん」

勇者子「えっ?」

太陽魔王「でも。お姉さんのサインメダルあげます」

勇者子「す、すいません。人違いでしたか」

太陽魔王「似てないんだけどなぁ……似てないんだけどなぁ………」

太陽魔王「………」じわっ

裏切り魔王「お姉さんとそこまで、いやなの!?」

太陽魔王「だって………あれただの痴女だし」

太陽魔王「美味しい叫ぶ姉さんは嫌いだよ」

勇者子「そ、そうですか。しかし………1回お会いしてみたいです。この世界にも愛はあるはずですから」

裏切り魔王「私のところにも来てほしいなぁ……」

未亡人魔王「ん……まて!?なぜ異世界の女神を知っている!?」

勇者子「自分は母譲りの空間魔法で見るだけができます。元男だった女神の美しきこと」

未亡人魔王「太陽魔王おまえじゃないか!!!」

太陽魔王「おう!?」

勇者子「やはり……間違いは無かった」

勇者子「我ら女神の宗教を広めていきたいと思っています‼なにとぞ神託を」

度忘れ魔王「じゃ~世界滅ぼしちゃえ」

天然魔王「やめて~」

勇者子「まさか……そんな」

太陽魔王「…………」(ネタに走れと?)

裏切り魔王「あまり、言うのもあれだけど………変なこと言っちゃダメだと思う」

太陽魔王「神託………うーん。じゃぁ………」

太陽魔王「母親は大切に」

勇者子「は、はい。いままで通りということですか?」

太陽魔王「そうそう……あとお父さんにお仕事ばっかじゃなくてお母さんと時間を作れってね」

勇者子「はい!!わかりました」

天然魔王「わーいわーい。でも、複雑………なんで太陽魔王には従うんだよ~」

勇者子「魔国がバラバラだったのを父上と自分が統一したんですが………」

未亡人魔王「おまえ………」

魔王「ええ、魔王なのに」

裏切り魔王「まったく……魔王の責務ぐらい………」

一同「おまえが言うな」

裏切り魔王「てへぺろ」

天然魔王「そうそう。前、はぐらかされたけどお姉さんどんな人?」

太陽魔王「…………えっと二人いるんです」

太陽魔王「姉っと言っても私は新しい女神。姉たちは古い女神です」

太陽魔王「血などの繋がりは神にはなくて………縁の繋がりなのですが」

太陽魔王「一人は時の女神。もう一人は愛の女神なんです。性格は時の女神は落ち着いていて。愛の女神は愛欲性欲の塊で、表面に出さず隠し続けます」

太陽魔王「人の愛を喰らう神ですね」

魔王「それっと………喰らうって………」

太陽魔王「すこし、かじる程度らしいです。全部食べたら大変らしいので」

未亡人魔王「姉も姉か………時とは?」

太陽魔王「えっとどちらかと言えば歴史を覚える女神です。見るだけ覚えるだけで。感情は乏しいです」

太陽魔王「でも、誰よりも生き物に平等に慈悲深いです」

度忘れ魔王「三位一体………」

裏切り魔王「わかるのか?」

度忘れ魔王「うーん。わかんない」

太陽魔王「まぁ。お姉さま方は………まぁ置いといて」

太陽魔王「遊びましょう」

トン

未亡人魔王「ん?これはトランプだな」

魔王「あっ!!じゃぁ何します‼」

度忘れ魔王「ババ抜き」

未亡人魔王「………」じわ

天然魔王「………」じわ

裏切り魔王「ババ抜きってそういう意味じゃないとおもうよ!!!」

裏切り魔王「」

太陽魔王「オバサンでもいいじゃないですか~気にしすぎです」

魔王「じゃ配りますね」

太陽魔王「ルールで絶対。能力使ったらだめ」

未亡人魔王「何故だ?勝負だろ?」

配り終える

太陽魔王「じゃぁ……。もう1回切り直し前提で能力有りはこんなことになります」

太陽魔王「誰がババを持ってるか手を上げてください」

誰もあげない

太陽魔王「では、エース4枚持ってる人手を上げてください」

全員あげる

一同「!?」

魔王「どういうこと!?!?」

裏切り魔王「皆!!出して!!うわ!?エースばっかり!!」

太陽魔王「………」ぱちん

未亡人魔王「絵柄が変わった!?!?それに私がババ!?」

太陽魔王「はい。能力無しがいいでしょ?」

一同賛成と切り直し

天然魔王「負けたら罰ゲームね‼」

魔王「ジャンケンぽん!!」

度忘れ魔王「うい!!一番!!私から時計回り引くよ~」

太陽魔王「うっ………」

度忘れ魔王「ありゃ………一枚?」

未亡人魔王「すげぇ…運がいいが………楽しくないな絶対」

太陽魔王「つ、つぎがあります‼早く終わってください‼」

度忘れ魔王「うわっババ」

未亡人魔王「おいばらすな!!!!」

度忘れ魔王「どうぞ!!」

未亡人魔王「くっそ……怖い」

魔王「ドキドキ」

裏切り魔王「さぁどうなるだろ?」

未亡人魔王「セーフ」

天然魔王「口に出てる。私が引くね……あっ揃わんかった」

裏切り魔王「揃わないね。私も」

魔王「あっ……私も」

度忘れ魔王「………帰ってきた!?ババ!!」

未亡人魔王「お前ら!!引きすぎやろ!?」

太陽魔王「………楽しそう」

未亡人魔王「くぅ……おっし」

度忘れ魔王「あーあー」

裏切り魔王「順調」

魔王「私もです」

天然魔王「うちも」

順繰り順繰りする

度忘れ魔王「2抜け!!さぁ!!ひけババを」

度忘れ魔王「うわ……たちが悪い」

天然魔王「ふふふ。一騎うちね」

未亡人魔王「そうと決まったわけじゃ………」

天然魔王「いいえ~」

魔王「3抜け」

裏切り魔王「4抜け」

未亡人魔王「ははは………おめぇババ引いたもんな」

天然魔王「はは………罰ゲームなにしようかなぁ~」

未亡人魔王「残念太陽魔王が決める」

未亡人魔王「こっちか………いや……こっちか?」

未亡人魔王「」ちら

天然魔王「」目そらし

未亡人魔王「」

天然魔王「」にぱー

未亡人魔王「こっちだな」

ババ

未亡人魔王「あああ!?えっ!?」

天然魔王「ふふ」

未亡人魔王「演技か畜生引け!!」

天然魔王「うーんうーん………こっち?」

未亡人魔王「そうそれだ」

天然魔王「じゃぁこれ!!」

ババ

天然魔王「本当だった………」

魔王「えらい、低レベルな」

裏切り魔王「ババの押し付け合い。おばばさんたちが」

天然魔王「一時休戦」

未亡人魔王「ああ」

度忘れ魔王「裏切り魔王!?」

魔王「む、むちゃしやがって……」

裏切り魔王「」ぷすぷす

太陽魔王「あー!!回復魔法かけないと死んでますよこれ!!」

未亡人魔王「手加減。さぁ続きだ」

結果

天然魔王「これだあああ!!」

天然魔王「やった!!あーがり!!」

未亡人魔王「うわあああああああ」

罰ゲーム安価

2015年
竜姉が飛竜王を拾うSSがまとめられてビックリした…………ふるーいぞ

魔王全員は大小様々で生えてる

一人以外

罰ゲーム

天然魔王「罰ゲーム!!!」

裏切り魔王「」ぷす

度忘れ魔王「罰ゲームは!!竹串!!」

魔王「竹串?」

度忘れ魔王「竹串でこう!!爪の間刺すんだよ‼」

未亡人魔王「拷問だ!!それは!!」

太陽魔王「えーと………」ぴぴ

太陽魔王「角を弄らせて‼」

魔王「角ですか?」

太陽魔王「私のこれね……」ぽろ

太陽魔王「飾り」

度忘れ魔王「飾り~?」

天然魔王「飾り~?」

未亡人魔王「えっと……嫌かな」

太陽魔王「じゃぁ!!一抜けの権限でやります‼」

未亡人魔王「くっ!!焼くなり煮るなり好きにしろ‼」

にぎ

未亡人魔王「…………」

さわぁにぎ……さわぁ

未亡人魔王「んっ……ん!?」

ペロ

未亡人魔王「なめるな……ひゃあ………」

しゅしゅ

未亡人魔王「んっ……んっ………」

太陽魔王「これは………しっかり開発されてますね」

度忘れ魔王「開発?」

天然魔王「夫にいっぱい弄られて性感体になってるんだよ!!」

太陽魔王「………ふむ。未亡人魔王」

未亡人魔王「くっ……」

太陽魔王「ちょっと加齢臭が」

未亡人魔王「しねえええええ!!」

数分後

太陽魔王「けほ」ぷすぷす

未亡人魔王「はぁはぁはぁ」

魔王「全部受けきった!?」

太陽魔王「痛い」

度忘れ魔王「すごーい」

未亡人魔王「もう!!帰る!!!うわああああああん!!そんなに歳じゃないよぉおお!!」

その夜の未亡人魔王

未亡人魔王「勇者……勇者………私そんなに老けてる?老けてる?」

勇者「えっと。普通じゃないか?」

魔王子「お父さんお父さん!!」

勇者「ん?」

魔王子「おんぶ!!」

勇者「はは。気にしなくていいよ」

未亡人魔王「うぅ………加齢臭が」

勇者「あっ。それ……俺好きだけどなぁ」

未亡人魔王「………そっか臭いのか」

勇者「メスの匂いがつよい。でも………まぁ俺は大好きだからいいだろ?」

未亡人魔王「ううううう勇者あああ!!」だきっ

果たし状

魔王「えっと………」

裏切り魔王「私の夫から届けて欲しい」

魔王「誰にですか?」

裏切り魔王「もちろん。太陽魔王、いやここへ送ってくれ」

魔王「…………」

魔王「わかりました」

魔方陣起動

魔王「では………いきます‼怒られても知りません‼」

裏切り魔王「…………」

魔方陣が回転し、魔力が高まる

そして

裏切り魔王の世界
空飛ぶ大陸

風がうねる
大陸の草原
草原といっても芝生程度

その中央にドラゴンと共に立っている者がいる

魔王「………」

裏切り魔王「勇者、今の彼が本当に勇者の任を全うすれば………魔王の代は終わる」

魔王「お強いですか?」

裏切り魔王「強い。絶対勝つ………」

魔王「何故?」

裏切り魔王「太陽魔王がどこまで強いか知らない。それに………私が育てた勇者が負ける筈がない」

魔王「…………来ました」

白い姫騎士鎧
二振りの剣
風に流れる金色の裏切り魔王と同じ髪
しかし、光の角度で茜色に染まる時もある
白い肌、切れ長の美しい目

草原の風が穏やかになる

魔王「すいません………これを」

太陽魔王「いいえ。いりません」

太陽魔王「夢で聞きました。勇者として魔王に挑戦したいと」

果たし状が燃え上がり塵になる

太陽魔王「いいでしょう。手加減はいりません」

太陽魔王が空に黒い球を投げる

一瞬、暗く
そしてまた同じ、広大な草原

勇者「すいません。自分の今を知りたいんです」

太陽魔王「裏切り魔王の父上に届けばいいですね」

裏切り魔王「…………絶対勝つよ私の勇者は」

魔王「………」(生で見えるの!!)

裏切り魔王は思い出す

勇者との旅を

弱く弱く
泣いていた勇者を

そして

私を連れ去ったあの日を

すべて短い期間であったけど

裏切り魔王「太陽魔王さん。手加減はしないでください」

太陽魔王「………はい………では」

太陽魔王「我は魔国を統べる魔王であり!!勇者王の伴侶!!太陽魔王なるぞ!!名を述べ剣を‼」

勇者「裏切り魔王の騎士であり!!夫であり!!そして……………」ちらっ

裏切り魔王「!?」目が合う

勇者「この世界の魔王の為の勇者!!いざ参る‼」

勇者が地面に刺さった大剣を引き抜き
体を伏せる

バチ

魔王(これが………この世界の勇者!!)

四つん這いのように力強く伏せ、背中に大剣を背負う。まるで獣のような姿勢

バチバチバチ!!!!

勇者「はあああああ!!」

バチチチチチチチ

勇者が飛ぶ。雷の轟音のように光を発し
地面に焦げあと作りながら

背負う剣を、振り抜いた

一瞬

そして、太陽魔王をすぎ………地面にブレーキ後を残す。草の焦げた臭い。

勇者「……………!?」

ガキイイイイイイイン!!

勇者が大剣を盾に攻撃を受けきる

魔王(目が追い付かない!?なにが!?)

裏切り魔王「…………」(驚いちゃダメ想定内)

一直線の攻撃を太陽魔王は避けた。
そして、そのまま、近づき剣を抜き両剣で叩き下ろした。勇者が受ける。

ぐぐぐ

勇者「くっうううはああああああ!!!」

勇者が剣を振り払う

太陽魔王より力強いために吹き飛ばした

勇者「はぁあああ!!」

太陽魔王が後ろに距離を取ったのを追い縋る
大剣に雷を纏わせ、剣を繰り出す

勇者の持ち味。大剣を片手剣のように切り刻む速い剣撃

金属の撃ち合う音が響く

勇者「はああああああああああ!!!」

勇者「はああああ」

大剣から雷が走り
太陽魔王の鎧に走る

大剣と撃ち合う剣から雷を流す

勇者「ライデイン!!!」

勇者が光る

勇者の廻りに極太の雷が落ちる

太陽魔王「くっ…………」

太陽魔王が吹き飛んだ

勇者が雷の中から現れ、追撃を行おうと

ピキッ………

魔王「!?」

勇者の追撃が止まる
足に氷が

勇者がそれを割る

そして………攻撃をやめ距離を取った

魔王「あれ………いったい!!」

裏切り魔王「氷の魔法!?いつ!?」

太陽魔王の肩に氷の小さい鳥が乗る

太陽魔王「昔ほど、得意の魔法じゃないですが………お強いですね。私に魔法を使わせるなんて」

勇者「はぁはぁはぁ……」チャキ

勇者が剣を構える。冷や汗が

魔王「な、なんで攻めない?」

裏切り魔王「動けないんだ………」

勇者「やべぇ………勝てるビジョンが見えねぇ」

太陽魔王「いいえ、良いところまで行ってましたよ。距離を取るまではね………」

太陽魔王「必殺の連続………いたぶらず全力で決着を決める急戦」

太陽魔王「雷らしい………速攻でした」

勇者「どうも………」(やべぇ……震えが)

太陽魔王「では、私の本分で戦いましょう」

太陽魔王が手をかざす

魔王「本分って?」

裏切り魔王「本分って………2刀流の踊り子剣士じゃ?………私と同じ魔法使い?」

魔王「魔法使い…………そういえば」

魔王「彼女の本分は変わっていて」

魔王「たしか………【女神】」

裏切り魔王「!?」(そうだった!!)

太陽魔王の髪が茜色に染まる

太陽魔王「魔法は………使いにくくなりました。ですが、女神の力は使いません」

太陽魔王「カイザーフェニックス!!ブルーバード!!」

火の鳥と氷の鳥が勇者に向かう

勇者「はぁあああ!!」

それを剣で凪ぎ払い、切り払い
消し去る

勇者「手加減はしないんじゃ………!?」

キンキンキンキン!!!

勇者の前に太陽魔王が距離をつめて、剣を振るった。両手から繰り出される連撃

そして

耳に

音楽が流れる

魔王「!?」

裏切り魔王「やばい!!流れを持っていかれる‼」

激しい戦いの曲
踊り子のように踊っているように
剣撃が繰り出される
テンポよく

勇者「くっうう!!」(エンチャントもかけてる‼)

驚く、戦いながら。自己強化、音楽による鼓舞、そして何かしら魔法を用意している。

勇者「はぁああ!!ライデイン!!!」

もう一発!!雷を落とし距離を取った。

雷によって吹き飛ばす。
仕切り直し、今度はこっちから攻撃を

勇者「!?」

魔王「うそ………なに………これ」

裏切り魔王「これ……こんな!!」

一同が絶句する

太陽魔王「手加減はしない。でも、魔王として戦う」

太陽魔王が片手の剣を高く振り上げる

太陽魔王の背後に魔法陣が幾重にも現れる
勇者の廻りにも囲むように魔法陣

何重にも何重にも

魔王「こんなにあったら魔力が!!」

裏切り魔王「全部一人で!?」

太陽魔王「アローショット」

魔方陣から風の矢が一斉に放たれる

勇者「はぁああああ!!!ライデイン!!!!」

勇者が全部打ち消すように雷を連発する

勇者「!?」

火の鳥が風の矢に紛れて攻めてくる
氷の鳥が風の矢に紛れて攻めてくる
風の矢に混じって氷の矢、炎の玉も
雷の鳥が雷を喰い。力を蓄えている

勇者(受けきれない!!)

太陽魔王「チェックメイト」

ドドドドッドドドドッッドッドッドドド
草原を抉る。勇者の居たところは炎と氷や雷などいろんなものが破壊の限りを尽くす

裏切り魔王「勇者あああああああ‼」

裏切り魔王「もうやめて‼決着はついた!!」

太陽魔王「どけで、まだよ………耐えている」

太陽魔王が立ちはだかる裏切り魔王の脇を抜けて
爆撃を行っている場所に入る

爆撃が収まる

裏切り魔王「あっ……あ………そんな」

爆撃の中心に深々と氷の剣を突き立てられた。亡骸が転がる

裏切り魔王「どうして‼どうして‼………そんな」

太陽魔王「手加減はしないです。それに落ち着いて」

太陽魔王「これは……夢です」

一瞬暗くなり

そして

勇者「あれ?」

最初の対峙した瞬間

裏切り魔王「勇者!!」だきっ

勇者「わわわ!!…………ああ負けたんですね」

魔王「こ、これは?」

太陽魔王「決闘の宝です。この球の中で決闘ができます。便利ですね本当に借りて正解でした」

勇者「はぁ………お強いですね。剣も。魔法も」

太陽魔王「ふふ。でも魔法は夫の技の模倣です」

魔王「…………」(勇者もこれぐらいするの!?)

太陽魔王「何重にも空気に魔方陣を描く技とそれを空気から維持する魔力の取り方も」

裏切り魔王「勇者ぁ………よかったぁ」

勇者「自分は………勝てますかね?」

太陽魔王「努力をすれば。勝てます。父上に」

勇者「はい………でも。本当にお強い、あのなかを潜って仕留め来ることも」

裏切り魔王「うううぅ。勇者が負けるとは………っと言うか強すぎぞ」

太陽魔王「昔より弱いですよ。消滅魔法が使えませんから」

魔王(驚愕だなぁ)

太陽魔王「それに……謝ります」

裏切り魔王「はい?」

勇者「手加減してくれたんですね」

裏切り魔王「!?」

勇者「最初っから。技を一通り受けてくれました。先攻を頂いた………結局。桁違いですね。どれだけ勝ち筋があるんですか?知りたいですね。褒美でください」

太陽魔王「核を破滅させる膨大な熱量の魔法。それと絶対しませんが………創造。武器を産み出す。絶対しませんが」

勇者「何故?………その剣はそこまで名刀では」

太陽魔王「夫から頂いた剣と故郷に剣です。重さが違います」

勇者「ああ………それで。剣撃重かったのか」

裏切り魔王「………」(蚊帳の外)

太陽魔王「それに一騎討ちなら………勝てましたが。裏切り魔王と一緒なら違っていたでしょう」

太陽魔王「元から戦場は、味方がいますからね」

勇者「はい、ありがとうございました」

裏切り魔王「………二人で勝てるかどうか……」

太陽魔王「やってみないとわからないですよ。何事も………では、帰りますね」

太陽魔王の影が薄くなる

魔王「なんで同じ魔王なのに………震えが止まらない」

勇者「強いですが………向こうの世界では……あそこまで強くないとダメなんでしょうね」

裏切り魔王「世界が違うんだなぁ」

未亡人宅
どことも変わらないお城
魔王城の寝室で
天井つきベット

未亡人魔王「今日は来ていただきありがとう。おもてなしはまぁ期待しないでおくれ」

度忘れ魔王「モグモフモグ!!!」クッキー食べる
度忘れ魔王「味しない」

未亡人魔王「美味しそうにほうばった後にそれはなぁ………」

天然魔王「で~なに話す~?」

魔王「彼氏自慢します!!」

魔王「見てください‼指輪です‼」

裏切り魔王「鑑定します。安物ですね」

未亡人魔王「ほう………私のは有名な宝石商から譲っていただいた物だからな」

裏切り魔王「私も。勇者がドラゴン刈ったお金だから」

度忘れ魔王「うちは!!女神を倒した記念で側近が用意したものらしい‼世界に二つとない物らしいな‼どうでもいいけど………………石ころじゃん…………………ああ!!もちろん‼勇者からいただいたから大切だぞ‼」

天然魔王「私も、王になったときの記念だったと思います」

魔王「安物とか。か、関係ないです」おろおろ

太陽魔王「私は、なんだろうか?」

太陽魔王「……………関係ないな。勇者からいただいた。それだけでいいよね。魔王」

魔王「太陽お姉さま!!嬉しいですすうう」だき

太陽魔王「うんうん」

未亡人魔王「まぁそれは置いといて。戦ったらしいな‼裏切り魔王とこのと!!」

太陽魔王「ええ」

未亡人魔王「どうだった?」

太陽魔王「強かった。勇者と名乗る者らしく。雷使い」

未亡人魔王「勝ったのは?」

太陽魔王「…………」

裏切り魔王「太陽魔王」

魔王「すごかったです‼絶対勇者は勝てませんね」

未亡人魔王「ほーん」
天然魔王「へ~」
度忘れ魔王「そうなのかなぁ~?」

魔王「私の彼は………無理です」

未亡人魔王「…………じゃぁ良いものがある」

未亡人魔王「過去。これを使い決闘したらしい魔法召喚具だ」

未亡人魔王が箱からカードを取り出した

未亡人魔王「やろう………太陽魔王意外は3枚。太陽魔王は1枚だ」

太陽魔王「これは………なんでしょう?」

裏切り魔王「鑑定。物としては代理決闘者の札でこれに憑依実体化して戦わせるそうだ。本人たちは倒されるだけ。しかし………実体なので決闘者本人にも攻撃でき、兵器としての側面もあると………」

魔王「危ないですねこれ!!」

未亡人魔王「まぁ代理決闘兼死なない決闘で使用するぐらいだ。非常に高価だぞ。あと代理決闘出来るものは了承をもらわなくてはな」

天然魔王「あっ!!!みんなで………誰が一番」

未亡人魔王「強い知り合いを知っているかを競えるな。魔王なんだ!!さぞ優秀な知り合いぐらいいるよなぁ?」

太陽魔王「なぜ私は一枚?」

一同「えっ?」

太陽魔王「はい………わかりました。1枚ですね」

未亡人魔王「いや。それ返して。太陽魔王はご本人で大丈夫でしょ?」

太陽魔王「………………そ、そんなことは」

未亡人魔王「ハンデ」

魔王「ハンデなのかなぁ………」

天然魔王「ふふ、じゃぁ次回は自分達の臣下を見せつける~」

度忘れ魔王「うち………いるかなぁ………ぼっちだし………うち………」

裏切り魔王「ふふふ。では次の集まりでね!!」

太陽魔王「わ、わたしは?」

未亡人魔王「ご本人が戦ってくれ指標になる」

未亡人魔王「ボスラッシュだ‼」

太陽魔王(リンチされます‼)

太陽魔王(まぁでも………きっと)

太陽魔王(全力出さずに戦わないといけないんですよね)

太陽魔王(………………)

太陽魔王(あれ?私って強い?)

魔王「そんなことよりも。面白い話がないですか?」

天然魔王「知ってる~度忘れ魔王って」

天然魔王「実は………悪女なんやで」

度忘れ魔王「う、うちが!?」

未亡人魔王「へぇ~!!なにがだ!!気になる!!」

裏切り魔王「なになに!!!!なになに!!!!!」

天然魔王「……………準備いいわ」

魔王「ワクワクですね‼」

度忘れ魔王「ひぃ!?皆!!目が怖い!!」

天然魔王「じつはなぁ~~最近、ちょっとのぞいたの~」

天然魔王「そしたらさぁ~」

天然魔王「度忘れ魔王。勇者に歯磨きしてもらってたの~」

天然魔王「しかも………嘘ついて」

度忘れ魔王「ちゃ!!ちゃうねん!!それは!!」

天然魔王「嘘でしょ?パパ~パパ~って甘えたいだけで幼児退行のふりして~病児のせいにして~」

度忘れ魔王「あ、あうっ……ちゃ、ちゃう」

天然魔王「ふふ、着替えもぜーんぶだよね」

未亡人魔王「うわぁ………ひくわぁ」

天然魔王「………いいですね!!その手!!」

裏切り魔王「うんうん!!幼児退行ですね!!わかりした!!!」

魔王「記憶喪失の診断書つくってやればいいですね‼」

太陽魔王「」メモメモ

未亡人魔王「ま、まて!!恥ずかしくないか‼目を覚ませ‼」

太陽魔王「勇者が………勇者が………優しくしてくれるなら。プライドなぞいらない」

未亡人魔王「いや!!しかしだな」

度忘れ魔王「うち………なでなでしたり……さわったり………すると落ち着くんや………だから」

度忘れ魔王「嘘でも………触れていたいんや………怖いんや……一人が」

未亡人魔王「…………」

天然魔王「うんうん。みんなでやればこわくなぁ~い~」

未亡人魔王「………そ、そうだな」

未亡人魔王(やってみよう)

未亡人魔王「わ、わたしもやって……みようかな」

魔王「では!!皆さんでやってみましょう‼」

天然魔王「ええ!!やってみるうう」

裏切り魔王「ふふふ………これで出し抜ける」

太陽魔王「…………あっ」(私無理だ。立場が)

太陽魔王(絶対……臣下が騒ぐ)

太陽魔王(………生きづらいものだ………本当に)

魔王「それでは!!次回は発表で………」

未亡人魔王「いや……次回は決闘しよう」

未亡人魔王「抜け駆けは許さんからな‼裏切り魔王」

裏切り魔王「………はは」

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