直斗「心の怪盗団か…」【ペルソナ4x5】 (30)

ペルソナ4と5のクロスss。
世界観は5に合わせます。
少々設定を捻じ曲げますがご了承ください
主人公の名前はまだ未定。ジョーカー(仮)でいきますが良い案とかあればください(まだ公式設定が出ていないので)
ネタバレありなのでお気をつけてください
まだクリアしてない人は見ないでください


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1477029048

男アナ「すごいですねー怪盗団人気!グッズ売り上げが爆増中で社会現象になってますね!」

女アナ「ここまで来ると警察も動き出しそうですね~」

男アナ「ゲストのりせちゃんはどう思う?」

りせ「心を盗んで悪を挫く…何か子供の頃憧れてたヒーローみたいでかっこいいです」

男アナ「そうだね!」

明智「怪盗団人気か…これじゃあ僕の立場がないな」

男アナ「明智くんは確か怪盗団反対だっけ?」

明智「反対とは言ってませんよ。ただ、彼らのやり方が気になるだけです。ただ、もし人の心を勝手に変えているのならばそれは犯罪だとは思います」

テレビでは怪盗団の事で盛り上がっている

竜司「明智うぜぇー…まじうぜぇーわー…」

杏「そうだね」

竜司「それにしてもりせちー可愛いな」

杏「え?」

竜司「スタイルも抜群で声も可愛いし、歌も演技も上手い!こりゃあ杏負けたな」

杏「………」

祐介「うむ…」

杏「うむじゃない!負けてないもん!」

モルガナ「そうだ!杏殿の方が可愛いぞ」

杏「猫に慰められてもねぇ…」

モルガナ「猫じゃない!」

双葉「どうみても猫だかな」

真「それよりどうするの次のターゲット。メジエドの次は相当大物じゃないと…」

竜司「そこんとこは何とかなるだろう。な!リーダー!」

ジョーカー「うん」

【東京某テレビ局】

明智「えぇ…もちろん。任せといてください。必ず…えぇ……」

ピッ

明智「怪盗団………か…」

りせ「お疲れ様でーす!」

明智「お疲れ様です」

りせ「明智くんって今高3だっけ?」

明智「はい。そうですよ。全然学校に行けてませんが」

りせ「高校生探偵だね」

明智「珍しいでしょう」

りせ「ううん」

明智「え?」

りせ「明智くん以外にも高校生探偵は知ってるよ。しかも友達」

明智「そうなんですか」

りせ「白鐘直斗…聞いた事ない?」

明智「耳にした事はありますが、実際に会った事はありません」

りせ「同じ高校生探偵だったら顔見知りだと思ってた」

スタッフ「りせちゃーん!次のスタジオ行くよー!」

りせ「はーい!それじゃあね!」

ダダダッ

明智「白鐘直斗…そうか…彼も高校生探偵だったか」

明智「だが…彼では真実にたどり着くのは不可能だろうな」

ドン

新人スタッフ「す、すみません!」

明智「大丈夫かい?気をつけてくださいね」

新人スタッフ「は、はい!」

プロデューサー「おい!新人!早く準備しろ!」

新人スタッフ「はい!」

明智「さて…仕事に向かうか」

新人スタッフ「…………やはり……」

明智「ん…?」

明智「………気のせいか」

りせ「プロデューサー!あっちで誰か呼んでましたよ」

プロデューサー「お、わかった」

新人スタッフ「久慈川さんお水です!」

りせ「ありがとう!いつもいつも……」

新人スタッフ「…………」

りせ「ご、ごめん!ついクセで…」

新人スタッフ「何言ってるんですか久慈川さん。気にしないでください」

りせ「そ、そうね!」

新人スタッフ「………明智くんと共演してどうでしたか?」

りせ「探ろうとは思ったけど全て切り替えされちゃった…」

新人スタッフ「そうなんですね…」

新人スタッフ「僕の直感では彼は怪盗団の情報を掴んでいます。ですがあえてそれを隠している………」

新人スタッフ「しかしこれ以上彼に近づいても怪盗団の情報は掴めないと思います。自分の持ってる手札を見せるほど探偵は甘くないので」

りせ「じゃあどうするの?」

新人スタッフ「秀尽学園高校…最初のターゲットである鴨志田がいた高校に潜入します」

りせ「そっか…気をつけてね…何かあったらすぐに連絡してね」

新人スタッフ「感謝します」

プロデューサー「よーし収録始めるぞー!」

りせ「じゃあプロデューサーには私から言っとくね!」

新人スタッフ「あとはお願いします」

りせ「オーケー!」

プロデューサー「あれ?新人はどこ行った?」

りせ「トイレに行くって言ってましたよ」

プロデューサー「あのバカ!ふざけんな!」

りせ(バカじゃないんだな~…プロデューサーよりはるかに頭切れるし……)

直斗「真実にたどり着くのは僕が先だよ明智くん」

《白鐘直斗》

高校生でありながら探偵、しかもイケメン、だが女性。そしてダンスも踊れる。

とにかく色んな顔を持つ高校生探偵である

彼女の過去の活躍をみたい方はペルソナ4やペルソナ探偵NAOTOを見て欲しい

そんな白鐘直斗はとある依頼を頼まれていた。

依頼主は匿名で手紙で届いた。

内容は次の通りだ。

【高校生探偵への挑戦状】
“高校生探偵白鐘直斗殿へ
今巷で話題になっている《心の怪盗団》の正体を暴いて欲しい
また手紙にて連絡を
それでは…

あまりにも謎の手紙ではあったが、直斗自身も気になる内容ではあった。

《心の怪盗団》

人の心を盗む正義の怪盗

果たしてその正体とは…

その依頼が届いたのと同じタイミングで警察からも《心の怪盗団》への捜査協力が届いた

すぐに依頼を受けた直斗ではあったが、なんと後日警察側からキャンセルされてしまったのだ。

理由は同じ高校生探偵の明智五郎が依頼を受けてくれたから…何とも大人らしい理由である

イラついたわけではないが納得のいかない直斗は逆に警察を見返すために独自で捜査を進めることになったのである(もしもの時は警察の知り合いの力を借りれるし)

【ジュネス】

クマ「陽介~。怪盗団って何クマ~?」

陽介「最近テレビで話題になってるやつか?何か人の心を盗む怪盗らしいぜ」

クマ「ペルソナ使いだクマ!」

陽介「そんな訳ねえだろ!!」

クマ「だって人の心を変えるなんてペルソナ使いしかできないクマよ」

陽介「ありえねえっつうの。もうマヨナカテレビは見れねえんだからペルソナ出しようがねえだろ」

クマ「そうクマねぇ~」

クマ「ハッ!」

陽介「どうした?」

クマ「………女の子の心を盗めたらいいクマね!」

陽介「はいはい…はやく働けよ」

クマ「クマー…」

【秀尽学園高校】

川上「えーと…あ、そうだ。今日は自習だから勉強しといてね」

杏「最近自習多いな~。他の先生の授業でも自由な時間多いし。そう思わない?」

カチャカチャ

杏「自習時間に潜入道具作りって…さすがリーダー」

生徒A「おい聞いた?三年のクラスに転校生が来たらしいぜ」

生徒B「しかもかなりイケメンらしいぞ。なんかうちと似てるな…」

生徒A「怖いやつはこれ以上入って来てほしくないな」

杏「転校生だって。昼休み見に行ってみない?」

ジョーカー「行こうか」

杏「そうと決まれば竜司も誘っとくね」

モルガナ「転校生か…気になるな」

【昼休み】

杏「あ、先輩だ」

真「あら。どうしたの?」

杏「転校生見に来たんです」

真「あぁ転校生ね。うちのクラスよ」

杏「どの子ですか?」

真「今座ってノートを書いてる子よ」

竜司「うわぁ…すげぇ優等生オーラ出してんな」

ジョーカー「真みたいだな」

真「それイジるの禁止ってこの間約束したでしょ」

竜司「約束…?」

真「な、なんでもない!なんでもないから!」

杏「何か隠してんの?」

竜司「気になるな…なぁ教えてくれよリーダー!」

ジョーカー「竜司には教えない」

竜司「何でだよ!」

杏「だってすぐ竜司喋りそうだもん」

モルガナ「その通りだ」

竜司「うるせぇ!!」

春「……………」

直斗(楽しそうだなあの子達…先輩たちとの高校生活を思い出すなー………)

直斗(一見普通の高校に見えるけど何か違和感を感じるな………何だろう………懐かしい感じもする)

直斗(とりあえず聞き込みだ)

直斗(…怪盗団が最初に狙ったのはこの学校の教師だ………となれば考えられる可能性の1つとして怪盗団の正体はこの学校の生徒である可能性が出てくる)

直斗(鴨志田に恨みを持っている人物から当たってみよう……資料では鴨志田に目をつけられていた《坂本竜司》、鴨志田の愛人疑惑があった《高巻杏》が1番関与している…この2人から当たろう)

直斗(資料によると…金髪で背が高くて不良っぽい高校生………ツインテールでモデルもやってる帰国子女………ってあれ?これってもしかして…)ペラッ

直斗(………やっぱり。廊下で騒いでたあの生徒は坂本竜司と高巻杏だ………ちょうど良い。話を聞こう)

竜司「ん?おい。あの転校生近づいて来たぞ」

杏「あんたが声でかいから聞こえてたんでしょ!」

真「ごめんね黒鐘くん。別に悪口を言っていたわけじゃないの」

直斗「………そうなんですか?」

竜司「そ、そうそう!実はこいつも最近来た転校生なんですよ!だから今度の転校生の方はどんな人かな~と思って…」

杏「こいつバカなんで許してください」

竜司「バカじゃねえし!」

ジョーカー「意外と賢い所もある」

竜司「やっぱお前分かるやつだな。心の友だぜ」

直斗「…フフ…」

杏「あ、笑った」

直斗「何だか僕の友達にそっくりです」

竜司「え?俺が?」

真「どこが似てるの?」

直斗「友達思いで、すこしバカっぽい所…ですかね」

竜司「バカっぽい………」

杏「でも合ってる」

ジョーカー「凄い洞察力だ」

竜司「おいやめろ。悲しくなるから」

杏「ちなみに黒鐘先輩はどこから来たんですか?」

直斗「八十稲羽です」

竜司「どこだそれ?」

真「確か山梨だったかしら?」

直斗「えぇ。何もない所ですけどすごく良い人が多い町でした」

竜司「逆に都会の方が腐った大人が多いしなー」

直斗「…確かにそうですね」

直斗「そういえばこの学校は心の怪盗団が最初に現れた場所なんですよね?」

竜司「そうだぜ!あの憎っくき鴨志田を心の怪盗団がやっつけてくれたんだ!」

直斗「鴨志田…」

杏「ここの学校で体育教師やってた先生。すごくウザいやつだった」

真「心の怪盗団のおかげで救われた生徒がたくさんいるわね」

直斗「へぇ~…やっぱりそうなんですね」

竜司「もしかして…黒鐘先輩心の怪盗団のファンだったりして?」

直斗「ファン…?あ、ああ。怪盗団は応援してますよ」

竜司「マジ!?どこが良いと思います?」

直斗「えぇと…かっこいいところですかね…」

竜司「ですよね!予告状とかかっこいいし!」

竜司「他には?」

直斗「正義の味方っぽい所…」

竜司「他には他には!?」

杏「近づきすぎだよ!!」コツン

竜司「イテッ!ブツこたぁねえだろ!」

真「熱くなりすぎ。あら。もうこんな時間。早く教室戻らないと授業始まるわよ」

竜司「ヤッベ!そんじゃまたな黒鐘先輩!」

杏「また話しましょうね!」

ジョーカー「急ごう」

直斗「良い人たちですね」

真「えぇ」

杏「黒鐘先輩って結構おしゃべりなんだね」

竜司「良い先輩だよな!怪盗団の事を褒めてくれたし」

杏「また明日会いに行こうか」

モルガナ「………なぁジョーカー」

ジョーカー「ご飯の時間か?」

モルガナ「さっき食ったばかりだ!それよりあの黒鐘という生徒だが…」

モルガナ「何か明智と同じ匂いを感じたぜ」

ジョーカー「匂い?」

モルガナ「どこか高校生とは思わせない嫌な匂いだ。あいつと会うときは注意した方がいいぞ」

直斗(………予告状ね………)

つづく

調べると漫画版の主人公の名前が来栖暁(くるすあきら)なのでそれでいきます

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