穂乃果「猿でもできる催眠術?」 (20)


穂乃果「さてと、授業も終わったし早く練習に……ってあれ?」

穂乃果「カバンに変な本が入ってる?えーっと」

穂乃果「『猿でもできる催眠術~恋愛編~』」

穂乃果「こんな本買ったっけ?うーん……?」

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ことり「穂乃果ちゃん。練習いかないの?」

穂乃果「あ!い、いまいくね!」

穂乃果(練習があるし後で考えよう)



夜 穂乃果の部屋

穂乃果「結局そのまま本を持って帰っちゃったけど……」

穂乃果「絶対こんな本買ってないよぉ……」

穂乃果「誰かが間違えて穂乃果の鞄に入れちゃったのかな?」

穂乃果「明日みんなにそれとなく聞いてみようかな?」

穂乃果「……」ジー

穂乃果「……恋愛編かぁ」

穂乃果「……暇だしちょっと読むくらいいいよね!なになに―――」

穂乃果「あははっ。なんだかまぬけなのばっかりだなぁ」

穂乃果「あれ、ここにだけ付箋がついてる……えーっと」

意中の人の気持ちを確認する催眠
『対象の前で三回手をたたいてくしゃみをします。
これだけで対象は簡単に催眠状態に!』

穂乃果「……ふーん」ペラペラ


穂乃果「あっ!他にも相性占いみたいのもあるんだ」

穂乃果「なるほどなぁ―――」ペラペラ

穂乃果「―――っと、いけない!もうこんな時間っ」

穂乃果「早く寝ないとまた明日ギリギリになっちゃうよ!」エヘヘ


穂乃果(恋愛かぁ……)

穂乃果(意中の人の気持ちを確認する催眠……)

穂乃果(……どう思ってるのかな)

穂乃果(もしも本当なら……)

穂乃果(あははっ。そんなわけないよね。寝よう寝よう)

―――――
次の日の放課後!

穂乃果「海未ちゃん!ことりちゃん!帰ろうー!」

ことり「うん!」

海未「すみません。私は弓道部の方に顔を出そうと思っていまして……」

穂乃果「そっかぁ。じゃあまた明日ね!」

海未「はい。また明日」

ことり「またね海未ちゃん」





ことり「でね穂乃果ちゃんがこないだいない時凛ちゃんがね―――」

穂乃果「あははっ!凛ちゃんらしいね!」

ことり「あの時の凛ちゃんとっても大きなくしゃみしてて可愛かったなぁ」

穂乃果「穂乃果も見たかったなぁ。凛ちゃんのくしゃみ―――あっ」


穂乃果(『対象の前で三回手をたたいてくしゃみをします。
これだけで対象は簡単に催眠状態に!』)

穂乃果「……」

ことり「穂乃果ちゃん?」

穂乃果「あっ……ご、ごめんね!」

ことり「どうかしたの?」

穂乃果「えーっと……ちょっと昨日本読んでて寝るのが
遅かったからか今頃になってぼーっとしちゃったみたい!」

ことり「もう夜更かしはあんまりしちゃだめだよ?」

穂乃果「うぅ……気をつけます……」

ことり「……ところで何の本を読んでたの?」

穂乃果「えっ!えーっと……漫画!」

ことり「漫画?」

穂乃果「ほ、ほら!この前言ってた漫画だよ!」

ことり「あの恋愛の奴?」

穂乃果「う、うん!読み直したら止まらなくなっちゃって!あははっ」

穂乃果(れ、恋愛は恋愛だけど……)

ことり「くすくす。穂乃果ちゃんらしいね」

穂乃果(意中の人の気持ち……)

ことり「じゃあ私あっちだから――――「ま、待って!」

ことり「えっ?」

パン パン パン

ことり「!?」

穂乃果「くしゅんっ……」チラッ

ことり「ほ、穂乃果ちゃん?」

穂乃果(かかってるようには見えないよね……まあそうだよね……)

穂乃果「……えへへ。ごめんね!ちょっと驚かせようと思って」

ことり「う、うん……///」

穂乃果「じゃあことりちゃんまた明日―――「待って!」

穂乃果「ふぇっ?」

ことり「……」グッ

穂乃果「え?え!?」

ことり「あ、あのね!私ずっと昔から穂乃果ちゃんのことが―――!」

おわり

ことりちゃんが穂乃果ちゃんの鞄に目当てのページに付箋つけた本を入れといて
ずっと出方をうかがってた感じです。ありがとうございました!

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