【デレマスss】クマと堕天使の相談室【武内P】 (19)

武内Pと蘭子がメインの話です。

アニメの設定借りてますが前提が色々変えてます。

キャラ崩壊注意。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1476636579

カタカタ。

キーボードの打鍵音が心地良いリズムで響く。

部屋の中には彼一人だけ。


武内P「ふぅ…」


一息つく。

時計を見ると針は10時を指していた。

とあるWebサイトを開く。


"シンデレラ相談室"


チャットをメインに扱っているサイトである。

ここに訪れることが最近の日課となっていた。



武内P「今日はいらっしゃいますかね」



独り言を漏らすが当然返事はない。

彼の求める相手はパソコンの向こう側だ。

ディスプレイを確認する。


"参加者なし"


武内P(しばらく待ってみますか)


参加ボタンをクリックする。

"参加者:くま"


くま、というのは彼のチャットネームだ。

しばらくディスプレイを眺めていたが、

喉の渇きを覚えたためコーヒーを淹れるため席を立つ。


疲労の為か几帳面な彼にしては珍しく、

測りを使わずにコーヒー粉を入れる。

コーヒーを蒸らした後にお湯を注ぎ抽出する。

部屋中にコーヒーの香りが満たされていく。


ピコン


一連の作業を終えた処でパソコンの電子音が響いた。

コーヒーをカップに注ぎパソコンの前へ戻る。

椅子に座りディスプレイを確認すると参加者が増えていた。


"参加者:くま、堕天使"


堕天使『おーす、調子はどうよ』

武内P(くま)『こんばんわ、堕天使さん』

武内P(くま)『名刺を受け取って貰えませんでした』

堕天使『はは、手厳しい相手みたいだな』

武内P(くま)『自分が不器用なんだと思います』

堕天使『知ってるよ』

堕天使『でもそんなに魅力的な子なのか?』

武内P(くま)『はい、とても』


……


珍しく堕天使の反応が遅い。

席を立ってしまったのか別の作業をしているのか。


堕天使『ま、がんばれや』

武内P(くま)『はい、ありがとうございます』

堕天使『ところで---』

武内P(くま)『はい』



他愛もない話が続く。


お互い顔も名前も知らない。

知っている事はお互いプロデューサーという職業だけ。

あとはチャットでのやり取りで得られた情報のみ。

奇妙な関係ながらも彼は心地よさを感じていた。

むしろそういう相手だからこそ、

色々な相談出来ているのだと思う。


武内P(くま)『今日もありがとうございました』

堕天使『気にすんなって』

武内P(くま)『はい』

堕天使『もう大丈夫なのか?』



キーを打つ手が止まる。

動悸が荒くなり助けを求めるように

近くの書類に手が伸びる。


"シンデレラプロジェクト"

表拍子にそう書かれていた。

一度深呼吸を行いその文字を見つめる。

動悸が少しずつ落ち着いていく。



武内P(くま)『恥ずかしながらリハビリ中…ですかね』

堕天使『仕方ないよ、無理するな』

武内P(くま)『それでは、おやすみなさい』

堕天使『おう、またな』


パソコンの電源を落としベッドに横になる。

1日中歩いてた疲労感からか、すぐに眠りに落ちていった。


***


武内P「はい。進捗は滞りなく」


電話の向こうの上司と話していた。

手元の資料を見ながら話しを進める。


武内P「はい、残りメンバーもほぼ決定しております」

武内P「それでは、失礼します」


ピッ。

携帯の通話を切る。

と同時に計らったように最後から声が聞こえた。


杏「ふーん」

武内P「!?」

武内P「い、いらしたんですか」

杏「まぁね~。電話の声で起きちゃった」

杏「まだメンバー集まってないの?」

武内P「はい、あと3名ほど」

杏「ふ~ん、もっと時間かけてもらっていいよー」

武内P「はぁ」

杏「その方がいっぱいサボれるし」

武内P「それとこれとは…」

杏「そんじゃ杏はもうひと眠りするから」

武内P「はぁ…」


よいしょ。

聊か年より臭い声をあげソファーに横になる。


杏「んじゃー、お休みー。
あ、気にしなくて良いから」

武内P「…」



杏「zzZZ」

しばらくすると寝息が聞こえてきた。

…相変わらずマイペースな人だ。


***

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