ｶﾞﾁｬ

未央「おっはよーございます！」

凛「おはようございます」

みく「Pチャン、いるかにゃ？」



島村卯月「あはは、くすぐったい～～！」

イーブイ「ﾌﾞｲｰｰ」ﾍﾟﾛﾍﾟﾛ

一同「！？」

卯月「あっ、みんなおはようございます」

凛「卯月？ その抱きかかえてるのは？」

卯月「この子ですか？ イーブイですよ。もふもふしててとっても可愛いです！」

イーブイ「ﾌﾞｲ！」

未央「いやいや、どうして事務所にイーブイがいるの！？」

卯月「ああ、実はこのイーブイはプロデューサーさんのなんです」

みく「プロデューサーの！？」

卯月「そうなんです。プロデューサーさんは今会議中で、会議が終わるまで私がここで面倒を見ているんです」

イーブイ「ﾌﾞｲ」

未央「そうだったんだ」

凛「それにしてもプロデューサーイーブイなんて飼ってたんだね」

卯月「最近ゲットしたみたいですよ。この子、とっても人懐っこくて可愛いです」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

イーブイ「ﾌﾞｲ～♪」

未央「その子、しまむーに凄く懐いてるね」

卯月「未央ちゃんももふもふしてみますか？」

未央「え、いいの？ そんじゃ……どれどれ」

イーブイ「ﾌﾞｲ～」ﾓﾌﾓﾌ

未央「本当だ！ モフモフしててキモいいいね」

誤字訂正

最後の未央の台詞は「気持ちいいね！」

みく「みくも触ってみたいにゃ」

凛「わ、私も……」

ﾓﾌﾓﾌ

イーブイ「ﾌﾞｲﾌﾞｲ～」

卯月「イーブイもなでなでされて気持ち良さそうです」

凛「そうだね。子犬みたいで可愛いよね」

みく「まるで子猫みたいで愛くるしいにゃ」



凛、みく「えっ！？」

未央「あれ、なんか不穏な空気になったような……」

凛「何言ってのみく？ イーブイは毛で覆われてて尻尾だってモフモフしてるし、どちらかといえば犬だと思うけど」

みく「そっちこそ何言ってるにゃ！ イーブイは身体も小さいし四足歩行で可愛いから猫だにゃ」

凛「四足歩行なら犬もそうだよね」

みく「毛なら猫にもあるにゃ」



凛「イーブイは犬だよ！」ｷﾞﾛｯ

みく「いや、猫にゃ！」ﾑｯ

未央「なんかイーブイが犬か猫かで険悪なムードになっちゃったよ！」

卯月「二人とも、喧嘩はだめですよ。イーブイが怖がっちゃってます！」

イーブイ「ﾌﾞｲ……」ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ


凛「あ、ごめんねイーブイ。お詫びと言っちゃなんだけどあとでハナコにもあげてるドッグフードあげるよ」

みく「ごめんにゃ、イーブイ。あとでとっても美味しいキャットフードあげるから許してにゃん♪」


二人「…………ふんっ！」ﾌﾟｲ

卯月「あれは、仲直りになってないですよね」

未央「うん。犬か猫かで揉めてるままだね」

凛「それで、二人はどっち派なの？」

卯月「え？」

未央「どっち派って……犬か猫かで？」

みく「今の話の流れからすればそれ以外に考えられないにゃ！」

凛「そうだよ！ 未央はどっちなの！？」

未央「そんな迫られても……。そもそも、どうして二人はイーブイのことをそれぞれそう思うわけ？」

みく「私はイーブイをパートナーに新たなアイドル像を確立してファンを増やすのが目的にゃ。そのためにはイーブイは猫じゃなくちゃいけないにゃ！」

凛「私は……うちのハナコとイーブイを仲良くさせてそれに便乗して飼い主同士の距離も縮めて最終的には躊躇なくプロデューサーとワンワンプレイをするのが目的だよ！」

未央「二人とも理由が自己中心的過ぎるよね！？ しかもしぶりんに関してはそれアイドルがしちゃダメなやつだよ！ 不純すぎるよね！！」

凛「そんなことより、未央はどっちなの！？」

みく「そうにゃ！ 優柔不断は良くないにゃ。早く答えるにゃ」

未央「いや、どっちなのって聞かれてもさ……。イーブイはイーブイでしょ。少なくとも犬でも猫でもない気がするなぁ～」

凛「……何そのつまんない回答」

みく「これだからちゃんみおは不憫だにゃ」

未央「いやいや、なんでそこまで言われなくちゃ！？」

卯月「あの……イーブイが犬か猫かってそんなに大事なんでしょうか」

イーブイ「ﾌﾞｲ」

みく「当たり前にゃ！ この際だからイーブイが犬か猫か白黒、いや犬猫つけるにゃ！」

凛「望むところだよ」

未央「あちゃ～、なんか面倒なことになっちゃっね」

卯月「一体どうなっちゃうんでしょうか」

イーブイ「ﾌﾞｲ……」


イーブイ議論

犬派:凛
猫派:みく
どっちつかず:未央

見届け人:卯月

凛「今のところ1対1だね」

みく「このままじゃお互いに妥協がないから第三者の意見を聞いて多数決対決にゃ」


ｶﾞﾁｬ

安部菜々「うさぎです！」

卯月「菜々ちゃん！」

菜々「話は扉の前で聞かせてもらいました。イーブイはうさぎです！」

凛、みく「なぬっ！？」


イーブイ議論

犬派:凛
猫派:みく
うさぎ派:安部さん

未央「確かに、言われてみるとそう見える気も……」

卯月「毛でもふもふしてて耳も長いし、うさぎなのかも」

イーブイ「ﾌﾞｲ」

凛「騙されちゃだめだよ二人ともッ！！」

みく「そうにゃ！ うさぎならもっとまん丸で毛玉みたいで喫茶店の娘の頭の上に乗ってるイメージにゃ！」

未央「それどこのラビッ○ハウス！？」

一旦寝る。
続きは起きてから

三村かな子「いや、イーブイはうさぎじゃないよ！」

卯月「今度はかな子ちゃんだ」

凛「じゃあイーブイは」

みく「どっちにゃ？」

かな子「バームクーヘンだよ！」

凛、みく「えっ」


イーブイ議論

犬派:凛
猫派:みく
うさぎ派:安部さん
バームクーヘン派:デブ

卯月「バームクーヘンって、さすがにそれは……」

未央「確かに美味しそうな色はしてるけども」

みく子「その子、美味しそうだね……」ｼﾞｭﾙ

イーブイ「ﾌﾞｨｰｰ!!」
ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

卯月「はわわっ、食べちゃだめですよ！」

ｶﾞﾁｬ

多田李衣菜「ロックだよ！」

未央「どのへんが？」

小日向美穂「く、熊だと……」

凛「んなわけあるか」

城ヶ崎莉嘉「カブトムシ！」

みく「角がないにゃ」

城ヶ崎美嘉「ふひひ★」

未央「あっ、もしもしおまわりさんですか」



イーブイ議論

犬派:凛
猫派:みく
うさぎ派:安部さん
バームクーヘン派:デブ
ロック派:にわか
クマ派:私服ダサい
カブトムシ派:カリスマ妹
ふひひ★派:処女ロリコンカリスマギャル

卯月「あ、あの……」


凛「何、卯月？」

卯月「イーブイは犬でも猫でも……他の動物でもないと思います」

みく「何を言いだすかと思えばまたどっちつかず発言かにゃ」

卯月「いえ、そういうわけじゃありません」

未央「なら、しまむーはイーブイはなんだと思うの？」


卯月「イーブイは…………アイドルですっ！」

一同「えっ！？」