偵察兵「彼我の戦力差、当方500に対し敵5000です」 (35)

偵察兵「彼我の戦力差!当方300に対し、敵およそ5000です。」

領主「な!こんなのは無理だ!」

異世界転生軍師「僕におまかせください。」

領主「勝算はあるのか!?」

軍師「僕の読み通りに戦局が動いてくれれば、九割ほどで。」

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軍師「まずは300の兵に、これらの装備を渡してください。」

領主「なんだこれは!こんなものでどうやって勝つのだ!」

軍師「これは銃という武器です。火薬を使って、金属の弾を飛ばす武器です。」

領主「使い方だってわからんのに!」

軍師「お任せください。私が異世界から連れてきた彼らに指導をさせます。」


ジェド豪士「なんとかしてみよう。」

平賀=キートン・太一「任せてください。」

領主「例えその武器が強くても、戦力差を考えろ!数で押されたら支えきれんぞ!」

軍師「最後まで、話を聞いていただきたいものですね。」

軍師「敵は大軍ですが、補給を断てば烏合の衆となります。別動隊を敵後方に送り込むのです。」

領主「お主は阿呆か!ただでさえ少ない兵を更に分けると申すか。」

軍師「何度、同じことを言えばいいんですか最後まで聞いてください。」


軍師「別動隊は、私が異世界から連れてきた彼らにやっていただきます。」

新城直衛「無茶をするからには、きっちりした部隊が必要ですよ・・・。」

軍師「異世界から連れてきました。剣牙虎兵500と猫が80あります。」

新城「単独で敵後方に送り込まれて、我々の糧秣はどうする気ですか。」

軍師「1日分の糧秣を渡しましょう。それ以上は無理です。自分でどうにかしてください。」

軍師「そうだ。敵の糧秣を奪えばいいではないですか。」


新城「無茶だ。我らに死ねと仰られるのか。」

軍師「これは命令です!」

新城「・・・了解しました。」

領主「おい!彼らを死地に送る気か!彼らも一緒に籠城すれば、十分耐えられるのではないのか!」

領主「10日も経てば、本国から援軍が来るのだぞ!」


軍師「9割です!勝算は9割あります!」

領主「・・・」

新城「・・・」

軍師「さあ来い!敵の大軍!僕の出世の踏み台にしてくれる!」

その後、軍師は砦の物見台から足を滑らせ死亡。
天才軍師の不慮の死に、皆が涙した。
同日、戦地昇進した新城直衛大尉により防御陣地を形成を指示。
銃の訓練を終えた300の兵と共に10日の籠城を成功させた。

しかし、この戦いは新城直衛伝説のほんの序章に過ぎなかった。

おわり


思い付きでSS書いてます。見てください。

女剣士「くっ・・・犯せ!」

俺たちは奴隷ではない。

異世界に飛ばされた僕の探偵家業

魔王「七つの大罪。」

島津ならやれそうだから困る。

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