【艦これ】秋月「宝くじで一億円当たりました!」 (19)

短めに終わります。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1475782353

私たち秋月型三姉妹には…季節ごとに大きな贅沢があります。

それは、「宝くじ」を人数分買うこと。ジャンボなヤツですよ。


もし一つでも当たったら、三人で平等に山分けする。という取り決めの元、私たちは「宝くじ」を買うのです。

え? 当たったことがあるのかって?

そんなことは一度だってありません。


それじゃあ、どうして買うのか?

……決まっています。私たちは『夢』を買うのですよ。


そう。『夢』です。凄い贅沢でしょう…?

秋月「さぁ、照月。初月。もう寝ましょう。明日は大事な任務が控えています。」

照月「ちょっと待って。もう少しだけ考えさせて、ね?」

初月「僕も、もう少しだけ考える時間が欲しいな。ダメかな…姉さん?」


秋月「ふふっ。仕方ないですね。あと十分だけですよ。」


宝くじを買った日には…私たちはいつもよりほんのちょっとだけ夜更かしをします。

みんな…楽しみで仕方ないんですよ。その日、どんな贅沢な内容の夢を見られるんだろうか……って。

秋月「もう、見る夢の内容は決まりましたか?」

照月「大丈夫。」 初月「僕も。」


秋月「それじゃ、もう寝ましょう。明日も早いですよ。」

秋月「おやすみなさい。みんなで…素敵な『夢』をみましょう…」


そうして、各自…枕の下に「宝くじ」を置いて眠りにつきます。

そう。


もしも高額当選したら、どんな贅沢をするのか……という『夢』をみるために。

翌日


秋月「おはよう。二人とも…いい夢は見れた?」キラキラ

照月・初月「うん!」キラキラ


照月「私は…自分専用のドレッサーに…自分専用のタンス……1週間かかっても着きれないお洋服を買う夢を見れたのっ!!」

照月「まるでお姫様になったみたいだった……ような気がする。」

秋月「それは良かった! オシャレ好きな照月らしい夢ですね!!」


初月「僕はね……不思議なれすとらんに招待されて…見たこともないような豪華な料理をたくさん、お腹一杯になるまで食べる夢をみたんだよ。」

初月「幸せだったなぁ……特に…この前教えてもらったおむらいす。という料理がおいしかった…ような気がする!!」

秋月「ふふふ。初月は食いしんぼうですね……それじゃ、今度の『贅沢の日』にはおむらいすを食べに行きましょうか?」



こんな風に……『夢』は私達にとってとっても贅沢なものなんです。


え? 私が見た夢ですか…? ふふ。ナイショです!! でも、とっても素敵でしたよっ?

今日買った「宝くじ」も…私たちは本当に楽しみにしてるんです!!


照月は…今度はたくさんのドレスを着る夢をみたいと言っていました。

初月は……はやしらいすを食べる夢が見たいらしいですよ。ふふっ。


…………あれ?提督?どうして泣いているんですか…? お腹の具合でも悪いんですか…?

なんでもない……? そうですか。ならいいのですけれど……



では、提督。 本日の執務、お疲れ様でした!!

秋月は部屋に戻りますね。妹たちが先にお布団で待っていますので……


ふふふ。ありがとうございます。 提督も…良い夢を。



おやすみなさい

三姉妹は…このあと、滅茶苦茶贅沢な『夢』を見た。



秋月「( 夢 で )宝くじが一億円当たりました!」


おわり

彼女たちを養うためなら、どんな辛い仕事でも頑張れる気がします。

ありがとうございました。寝ます。


おやすみなさい。

↑ 秋月は「提督」じゃなくて「司令」呼びでしたね。

すみません 適当に補完しといてください。

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom