モバP「もしも美波が、ラノベ主人公並に鈍感だったらじゃとぉ―――ッッ!!??」 (85)


美波「えええええぇぇぇぇぇぇぇッッッ!!!???」

P「な、なんだよ!?」



美波「そんな………プロデューサーさんに恋人がいらっしゃらないのですか!?」


美波「その年齢で!?」


P「うぐっ!?」グサッ



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1475406648


P「べ、別におかしくないやろ! 彼女居ない男なんて周りにいくらでも………」

美波「でもプロデューサーさんは今、2×歳ですよね?」

P「そ、そうだけど………」


美波「そのお歳で恋人がいないんておかしいですよ! いえ、異常です!!」

P「そこまで言う事ないだろ!?」

美波「いえ、おかしいですよ! 私のパパとママは、プロデューサーさんの歳では、すでに私の事を産んでいましたよ!?」

P「ひ、人それぞれだし………」


美波「プロデューサーさんの年齢なら結婚して子供がいてもおかしくありません!」

美波「それなのに恋人すらいないなんて………何してるんですか!!」

P「うるせぇ!! 余計なお世話じゃ!!」


美波「やはり私のせいでしょうか………」

P「はぁ? なんで!?」


美波「プロデューサーさんが私をプロデュースするのに忙しいあまり、恋人を作る暇がなかったのでは………?」

P「いや、関係ない関係ない」


美波「じゃあ、なんで彼女がいらっしゃらないのですか!! おかしいですよ!!」

P「やかましい! 彼女居ない居ない言うなッッ!!!」


美波「プロデューサーさんがモテないわけないですよ。こんなにも素敵なのに………」

P「えっ、そ、そう………? て、照れるなぁ………///」


美波「だからやっぱり私のせいだと思うんです。いえ、そうに違いありません!」

P「だから違うちゅーの!」

美波「なので私、責任をとりたいと思います!!」

P「せ、責任!?」

美波「はい………私のプロデュースにかまけていたせいで、プロデューサーさんは恋人が作れなかった」



美波「なので――」





美波「私がプロデューサーさんの彼女となる方を見つけ出してみせます!!」




P「えええええぇぇぇぇぇぇぇッッッ!!!!????」




P「お、お前何を言って………」


美波「大丈夫ですよプロデューサーさん。私、こう見えて交友関係広いんです♪」

美波「すでに彼女候補にいくつか心当たりもありますから」

P「いや、だから別にそんなことしなくていいから!」


美波「それにこれは、プロデューサーさんへの恩返しという意味もあるんです」

美波「今まで私の事を支えてくれた貴方へ、少しでもお返しをしたいんです!」

美波「だから何としてでも、私がプロデューサーさんへの恋人を見つけてみせます!」

P「いやだからいいってば!」


美波「どうか私に任せてください! 必ずプロデューサーさんにとっての理想の女性を見つけ出してみせますから!」


美波「美波、行きます!!」

P「だからやめろぉぉぉぉぉ!!!!!」




 ○数時間後○


美波「ということで、彼女になってくれる方を見つけて来ました♪」


女「オッスお願いしまーす!」



P「本当に見つけて来た!?」






女「オッス、オラ女! いっちょ付き合ってやるかー♪」

美波「346プロで受付として働いてくれてる女さんです」

P「ああっ、そういえば毎朝見てる顔だな………」


女「ほほう、お前ぇがプロデューサーちゅーのか………美波から聞いたけど、彼女が欲しいんだって?」

P「いえ、あの! そういうわけじゃないんです! これは美波が勘違いして――」


女「しょうがねぇな~………いっちょ、付き合ってやるか!」

P「えっ、乗り気なんですか!?」


女「よーし、なら早速デートでもすっか! 行くぞー! プロデューサー!」ガシッ

P「だから違うんですってば!! それにまだ勤務中―――」

女「まぁまぁ、いいじゃねぇか。ほら、行くどー」ガシッ

P「ちょ、ダメですてば!! や、やめてくださ―――うわあああぁぁぁぁッッッ!!??」


バビュ――――ン!!


ちひろ「うわぁ………飛ぶように行ってしまいましたね」

美波「ふふっ、早速仲良くなってくれたみたいでよかったです♪」

ちひろ「私にはそう見えなかったけど………」


美波「プロデューサーさん、あまり恋愛に対して積極的じゃないから………だから女さんが強引に引っ張ってくれるぐらいがちょうどいいと思うんです」

ちひろ「まぁ、それはそうかもだけど………」

美波「これでプロデューサーさんもその気になってくれれば、いずれ結婚に進展も―――」


ズキッ!!


美波「あ、あれ?」

ちひろ「どうしたの美波ちゃん?」

美波「い、いえ………今少し………」



美波「胸がチクリと痛んだような………?」


――――――――――

―――――――

――――


★翌日★


女「オッス! プロデューサー! お前ェもちょうど通勤か?」

P「あっ、どうも女さん………ええまぁ、そうです」

女「いやぁ~それにしても昨日は楽しかったな。オラ、デートなんて久しぶりだから、ちょっと興奮しちまっただ♪」

P「そ、そうですか………ははははっ………」



女「それはそうと………はぁ~………何かもう疲れちまっただ」

P「はぁ? まだ朝になったばかりですよ?」



女「おっ、ここに丁度お城みたいな建物あっぞ。ちょっくら休憩すっか」ガシッ

P「いやちょ、いいですよ!! ってか朝ぱっらからなんですか!!」

女「オラもう腹が減って力(リキ)でねぇんだ………ほら、プロデューサーもここで食事(意味深)しようじゃねぇか♪」グイグイ

P「いや、いいですよ!!」


P「ってか凄い力で引っ張らないでください! 本当に疲れてんですか!?」


女「チッ………こうなりゃ力づくだ! でやぁ――ッッッ!!!」シュババッバッ

P「ちょ、滅茶苦茶元気じゃないですか! 破ぁ――ッッ!!」ポーヒー



ドガッ バキッ ドガガガッッ チュドーン!!

アタタタタッタッ!! ホワチャ!!

ジュウエン!! ハァ――ッッ!!


ドカーーーン!!



美波「ふふっ、何だかんだで打ち解けていますね♪」

ちひろ「………私には本気で戦い合ってるようにしか見えませんけど」




美波「この分なら、本当に結婚にまで行ってくれるかもしれませんね♪」

ちひろ「私にはとてもそう思えないけど………」

美波「………」


ちひろ「どうしたの美波ちゃん? 何だか浮かない顔してるみたいだけど………」

美波「あっ、いえ! そ、そんなことないですよ?」


ちひろ「そうは見えないわ。顔色も悪く見えるし………もしかして具合でも悪いの?」

美波「いえ、そういうわけじありません」



美波「ただ………」

ちひろ「ただ?」


美波「なぜか、胸が苦しくて………凄く、モヤモヤするような感じで………」

ちひろ「………もしかして」


美波「どうしてでしょう? 二人が仲良くしてるとこを見たり、想像したりすると、胸がとても苦しくなるんです」

美波「これは病気なのでしょうか?」

ちひろ「ああ、それは病気かもしれませんね」

美波「ええっ、そうなんですか!?」

ちひろ「はい、絶対に病気よ(上に恋がつくね……)」


美波「ちひろさん、何の病気なんでしょうか! 教えてください!!」

ちひろ「ええと、一応聞くけど、美波ちゃんは自分で全然わからないわけ?」

美波「はい。医療関係の勉強はしていませんので」

ちひろ「まぁ、普通の人間はそうよね」

美波「教えてくださいちひろさん! プロデューサーさんに女さんを紹介した日からずっと苦しいんです! 助けてください!」

ちひろ(何か答え出てる気もするけど)


ちひろ「いいわ、教えてあげる。美波ちゃんの病気、それは―――」



ちひろ「美波ちゃんはプロデューサーさんのことが好きなのよ」

美波「私が………プロデューサーさんのことが好き………?」




美波「ええと、それが一体何の関係があるのですか? ちひろさん?」キョトン

ちひろ「え?」




美波「私は以前から、プロデューサーさんのことは好きですよ?」


美波「アーニャちゃんと同じように」

ちひろ「いや、そうじゃなくてね」



ちひろ「美波ちゃんは一人の男性としてプロデューサーさんのことが好きなのよ」

美波「プロデューサーさんが男性なのはもちろん知っています」

ちひろ「いやだから、美波ちゃんは恋してるのよ」

美波「??? 私が誰に恋をしてるのですか?」


ちひろ「ああもう!! イライラする!!」


ちひろ「美波ちゃんはプロデューサーさんのことが好きなのよ!!

ちひろ「だから女さんと仲良くしてるのを見て不安になってるわけ!! わかった!?」


美波「私がプロデューサーさんのことを………好きに………?」




美波「いえ、それは違いますよちひろさん。私は別に、プロデューサーさんに対しそんな感情は持ち合わせていません」

ちひろ「いや、これはどう見てもそうでしょうが………」


美波「私にとってプロデューサーさんは、アーニャちゃんと同様の、大切な仲間です」

美波「恩義や信頼、感謝という感情はあると思いますが、恋心というのはありませんよ」

ちひろ「そこまで冷静に自己分析できるくせに、なんでわからないんですかねぇ」


ちひろ「それじゃあ美波ちゃん。仮にプロデューサーさんが、自分以外の女性と結婚してもいいの?」

美波「もちろんダメです!!」



ちひろ「えっ?」

美波「あっ………」



美波「ま、間違えました………もちろんOKです! 私はそのためにプロデューサーさんに女さんを紹介すたんですから!」

ちひろ「自分の気持ちをまるで理解していませんね………」


ガチャリ


女「ぬわぁぁぁぁぁん! 疲れたもぉぉぉぉん!!」

美波「!!」

ちひろ「あっ、女さん………」



女「いやぁ~~プロデューサーのやつ可愛いなぁ~~!」


女「なんて言うかいじり甲斐があるちゅうのかな? 話してて凄ぇワクワクすっゾ♪」

女「本当オラ好みドンピッシャだったわ。ありがとうな、美波。オラに紹介してくれてさ♪」

美波「い、いえ………そう言ってもらえて、紹介した甲斐がありました」


女「それでさぁ美波………オラさぁ、プロデューサーと結婚したいと思うんだけどよぉ、いいか?」


美波「!?」

ちひろ「えええええぇぇぇぇッッッ!!!???」



ちひろ「もう結婚!? 出会って三日も経ってないじゃないですか!!」

女「出会って速ケッコンなんて芸能界ではよくあるこったろ?」

美波「それはそうですが………」


ちひろ「だいたい結婚を申し込むって、女さんからプロポーズするんですか!?」

女「逆プロポーズしちゃいけないって法律でもあんのか? あん?」

ちひろ「そ、そうですけど………」


女「美波、どうだ? オラからもうプロポーズしていいか?」

美波「………」

ちひろ「美波ちゃん………」


美波「はい。もちろんです。プロデューサーさんをお願いしますね」ニコッ

ちひろ「み、美波ちゃん!?」

女「おっ、そうかそうか~♪」


美波「女さんとならプロデューサーさんとお似合いだと思います。きっと幸せな夫婦になれますよ」

女「サンキュー美波! オラにまかしとけ! プロデューサーはオラが幸せにしてやんよ!」


女「よし、そうと決まれば早速プロデューサーにプロポーズしてくるわ」

ちひろ「もうするんですか!?」

女「善は急げって言うかんな」


女「そういうわけで、じゃあ、オラちょっくら行ってくる」シュバッ


ちひろ「速ッ!? もう行っちゃったわ………」


ちひろ「美波ちゃん! 本当にいいの!?」

美波「もちろんです。元々私はこれが目的でプロデューサーさんを紹介したんですから」

美波「これでプロデューサーさんは幸せになれます。これでいいんです………」


美波「そう………これがプロデューサーさんにとって………」


美波「プロデューサーさん………にとって………」



美波「あ、あれ………?」ホロリ


美波「や、やだ………どうして私……涙が………」ポロポロポロポロ


ちひろ「美波ちゃん………」



美波「ど、どうして……? これは嬉しい事のはずなのに、どうして私………」ポロポロポロ


美波「うっ……うううっ…」ポロポロ

ちひろ「………」


ちひろ「大丈夫よ、美波ちゃん」抱きっ

美波「ちひろさん………?」


ちひろ「プロデューサーさんは女さんの告白に乗ったりしないわ。絶対にね」

美波「ど、どうしてそう言えるのですか?」


ちひろ「だってプロデューサーさんには他に好きな人がいますもの。だから断るに違いないわ」

美波「えっ、そうなんですか!?」


美波「プロデューサーさんに好きな人が………それは一体誰なんですか?」

ちひろ「ふふっ、それはね」


ちひろ「346プロに所属していて、年齢は大学生ぐらいの女の子」

ちひろ「責任感あって、しっかり者、いつも他のアイドルの子達をまとめてくれている」

ちひろ「いつも、プロデューサーさんに頼りにされてるアイドルですよ♪」


美波「いつも頼りにされている――………」



美波「………」




美波「そんな娘いましたっけ?」


ちひろ「ああぁぁぁぁぁッッ!!!、もうッッッ!!」イライライライラ

―――――――――


――――――


P「話って何でしょうか? 女さん」

女「プロデューサー………好きだ!」

P「えっ」


女「オラと結婚してくれぇ――――ッッ!!!!!!!!」

P「ええええええぇぇぇぇぇぇッッッッ!!!!???」



ちひろ「前振りもなくいきなり言った!? 本当あの人、色々な意味で規格外ね………」

美波「ぷ、プロデューサーさん………」ハラハラハラ



女「さぁ、答えてくれプロデューサー! オラと結婚してくれっか?」



P「いや、無理ですよ」


女「ファッ!?」

美波「!!」

ちひろ「バッサリ!?」


女「な、なんでや!? なんでオラと結婚してくれないんだ!!」

P「申し訳ありませんが、俺は貴方をそういう対象には観れません」


P「そして何よりも―――」





P「貴方、部長の奥さんじゃないですか―――ッッ!!!」



女「」ギクッ


美波「えっ!?」

ちひろ「えええええぇぇぇぇぇぇッッッ!!!!???」



ちひろ「部長って………今西部長の!?」

美波「そ、そうなんですか!?」


女「いや、その、えっと!」アセアセ

P「以前、同僚の結婚式が行われた際、部長と参加していたじゃないですか」

ちひろ「えっ、それじゃプロデューサーさんは最初から知っていたのですか?」

P「ええ、まぁ………受付で働いていたのは知りませんでしたけど」

美波「そ、そうだったのですか………じゃあ、なんでプロデューサーさんと結婚しようとしたんです!?」


女「ぐ、ぐぬぬぬぬ!」



女「ま、まぁまぁええやん! 結婚してるかどうかなんて誤差だよ誤差!」

女「大切なのは当人達の気持ちだってはっきりわかんだね」

P「開き直りにしても最悪ですね」

女「真実の愛の方が遥かに重要だから!」

P「なら旦那さんは―――部長はどうなるんですか!」


女「まぁ、あっちは財産目当てで結婚しただけに過ぎないから………多少はね?」

P「最悪だよ!! あんた色々な意味で最悪すぎるわ!!」



部長「そ、そんな………」

女「ファッ!?」

P「あっ、今西部長!!」



部長「財産目当てだなんて………ううっ!」


部長「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!」タッタタタタタタッ!!!


女「あっ、待ってマイダリーン!! カムバ―――ック!!!」タッタタタタタタッ!!!


ポカーン


ちひろ「い、行っちゃいましたね………」

P「まるで台風みたいな人だったな………」


P「はぁ………やれやれ。まぁ、なんにせよ一件落着したかな」


美波「ご、ごめんなさいプロデューサーさん! 既婚者の方を紹介なんかしちゃって」

P「はははっ………いいよいいよ。気にすんなって」

美波「で、でも! 私は貴方に恋人を作ると約束したのに………」


P「………美波、お前の気持ちは嬉しいが、正直それは大きなお世話ってやつだよ」

美波「えっ………?」



P「恋人が欲しいと思うなら自分で作る。誰かの力なんかいらないさ」

P「それに今はお前のプロデュースしてるだけで十分幸せなんだ」

P「だから恋人なんて必要ないよ。お前のおかげで、今が凄く楽しいからね」



美波「プロデューサーさん///」キュン



美波「そ、そうですか………全部余計なお世話だったんですね………」

P「ははははっ、気持ちは嬉しかったけどな」


美波「で、でもやっぱり!」

P「ん?」


美波「やっぱりプロデューサーさんの年齢で恋人がいないなんておかしいと思うんです!」

美波「だからやはり、作った方がいいのは間違いないと思います! そこは譲れません!」

P「お前もいい加減しつこいな」


美波「でも、今みたいに間違えて既婚者の方を紹介することは避けたいですし………」


美波「―――そうだ!!」



美波「私がプロデューサーさんの恋人になればいいんだ♪」



P「ちょ」

ちひろ「ダニィ!?」




P「み、美波………じょ、冗談で言ってるんだよな?」

美波「私は本気です! だって、私達は仕事のこともあり、常に一緒にいるじゃないですか」

美波「だから公私上手く分けることができると思うんです♪」

P「え、えらく打算的なこと言いやがるな………」


美波「それに………なんだか胸のつっかえが取れたような爽快な気持ちなんです♪」

美波「女さんにプロデューサーさんを紹介してた時は、物凄くモヤモヤとした気持ちになってたのに………どうしてでしょう?」

P「え、えっと、それって………」


美波「ではプロデューサーさん、早速デートをしましょうか♪」

P「ちょ、いきなり!? いや、まだ俺仕事が――」


美波「さぁ、行きましょう! 私がリードしますから♪」

P「み、美波!? ちょ、おま! お―――いっ!!??」


タッタタタタタタッ!!




ちひろ「………美波ちゃん、本当は理解してたのじゃないかしら?」


ちひろ「やれやれ、鈍いくせにちゃっかりしてますね」





おわり

 お・ま・け


※さっきまでのPとは別人ということでお願いします




美城「サイトォォォオ――ッ!!! そいつをよこせェェェッッッ!!!」


P「ギャ―――ッッ!!?? いきなり何ですか専務!?」



美城「知っての通り、今回結城さんが担当した仕事は私がとったもので、我々346の今後を左右する重大な案件だ!」

P「は、はい………それは知っていますが………」


美城「故にミスや不祥事は許されん! 例えば仕事の後にお城みたいな建物でアレコレするなどのな………」ギロッ

P「そ、そそんなこと私がするわけないじゃないですか!」

美城「いや、キミはする! 絶対にだ!」

P「な、何を根拠に!?」


美城「そう予知したのよ………私の中のゴーストがね」

P「ゴーストすげぇ万能ですね!?」


美城「そういうわけで、君にはここで死んでもらう!」ガシャン つ対戦車ライフル

P「わ――――ッッ!!!!」


ドカドカドカーン

チュドドドドドド!!

ギョエエエエエエエエエエエ!!!??


美城「人間の可能性は無限大よ………」

ちひろ「ゴーストってそっちですか」


P「」ピクピクピクピク


ちひろ「あっ、まだかろうじて生きてる………」


美城「というわけで、今日一日は私が君をプロデュースすることになった」

晴「何がというわけなのかわかんねぇんだけど………」


晴「まぁ専務ならしっかりしてるし、Pより信頼できるかもな」

美城「今回の仕事、キミの将来にとって大いにプラスになるはずだ」


美城「どうかいつもより励んで欲しい」

晴「ああ、任せてくれよ!」


晴「じゃあ、今日一日よろしくな専務。へへっ♪」ニコッ


美城「」ドキッ


美城(な、なんだ………? 今一瞬胸がキュンとしたような………?)


―――――――――

――――

スタッフ「お疲れ様でしたー! 


晴「ふぅ、今日は久しぶりに大きな仕事で緊張したぜ」

美城(ハァハァしてる息遣いが………なぜか妙に色ぽっい………)


晴「あーあー、案の定、衣装が汗びっしょりだ」

美城(よく見ると、小学生の割りにスタイルがとれているのね………)


晴「でもまぁ、カッコイイ衣装着れたし、ファンにも喜んでもらえたし満足かな♪」

美城(男の子のような性格をしてるくせに、時折見せるしぐさや表情に、確かなる女の部分を感じる………)


晴「さて、それじゃ帰ろうぜ専務」

美城(まずい………私の中のゴーストがざわつく………)




晴「ん? 専務………?」

美城(そうだ。このままどこか人目のないとこまで連れてって――)


晴「おーい専務? 聞いてるのかよ?」

美城「えっ!?」ビクッ


晴「なにボーッとしてんだよ?」

美城「い、いや………なんでもない。さて、仕事は終わったわ。事務所に帰るとしましょう」

晴「あ、ああ………」






晴「あれ? なんだよ専務? 事務所に帰るんじゃなかったのか?」

美城「………そう思ったが予定を変更して居残りレッスンをしてもらうことにした」

晴「はぁ!? レッスン!? 仕事したばかりなのに!?」

美城「安心したまえ。トレーナーは私が担当する。さぁ、行こうではないか」

晴「な、なんか顔が恐いぞ専務………」


晴「P、Pはこのことを知ってるのか………?」

美城「彼なら今頃バトーが始末している」

晴「バトーって誰!?」


美城「さぁ、結城さん………私が君にパワー・オブ・スマイル(意味深)をコーチしよう」

晴「い、意味わかんねぇよ!?」


美城「ククククク………」ニマァ~



早苗「せ、専務………な、何してるの!?」



美城「!?」


晴「あっ、早苗さん!」


早苗「プロデューサーくんならいざ知らず、美城専務まで………」


美城「ま、待ってくれ! ち、違うんだ! こ、これは出来心で………!」


美城「そ、それに私は専務だ! 君の上司だぞ!!」


早苗「例え相手が専務だろうと、神だろうと、あたしのやることに変わりはないわ………」ゴゴゴゴゴゴゴゴ


美城「ひ、ひいぃぃぃぃ!!!??」



早苗「サイトォォォオ――ッ!!! そいつをよこせェェェッッッ!!!」つ対戦車ライフル


美城「ギャ―――ッ!! 私のネタが――ッッ!!??」


チュドドドドドド!!

ドカンドカンドカーン

ワァァァァァァァ



晴「な、なんだったんだ………?」


早苗「まぁ、とりあえず一安心よ晴ちゃん。さぁ、お姉さんが寮まで送ってあげるからね♪」

晴「あ、ああ………何だかよくわからないけど、早苗さんに助けられたのかオレ………?」

早苗「まぁ、そうなるわね」

晴「そっか………何か本当わけわからねぇけど―――」



晴「ありがとな♪ 早苗さん♪」ニコッ

早苗「うっ………!」ドキッ


晴「ん? どうしたんだよ早苗さん?」

早苗「い、いえ………なんでもないわ………オホホホホ………」


早苗(一瞬、プロデューサーくんの気持ちがわかってしまった………本当、魔性の子ね、晴ちゃん………)

晴「???」





おわり

これで終わりです。クソSS失礼しました。


メキシコにと ば さ れ たので書きました。

まぁ、一週間だけでしたけど。


メキシコ………思ってた以上にいい国でした。

食べ物は安いし、景色は広大だし、ゴミ分別はしなくてよかったりなど。
日本とはだいぶ文化が違っていました。

特に自宅で飲み水が出ないのには凄く驚いた次第です。

>>1の前作です。よろしければどうぞ?


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でも、やっぱり日本が一番だと思いました(小波)


クソSS失礼しましたぁぁぁぁぁぁぁッッッ!!!

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