【艦これ】うーちゃん探偵団! (113)

少○探偵団は関係ありません
アホ毛も関係ありません

don't think .feel!

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うーちゃんは、睦月型駆逐艦の4番艦娘の卯月だっぴょん!

でもそれは世をはばかる仮の姿…その正体は、謎の薬によって子供の姿にされてしまった悲劇の天才高校生美少女探偵艦娘……「工○ 卯月」だっぴょん!

今は親戚の提督博士の元に引き取られて…艦娘や深海凄艦の引き起こす事件を解決するために日夜頑張っているんだぴょん!ぷっぷくぷぅ~~!!

さて、今日はどんな迷宮入り事件が起こるんだっぴょん…?

うーちゃん、頑張っちゃうから!! <(^o^)∬ビシッ

ごめんぴょん。用事ができたぴょん…立てたばっかだけどしばらく抜けます。

本当に申し訳ないです。

隙を抜って書き込むぴょん

そしてこいつが…白露型駆逐艦、二番艦娘の時雨っぴょん!

普段はただの友達である時雨の正体は…謎の薬によって、改二姿から元に戻された…元天才高校生美少女探偵艦娘の一番の親友にして助手である…「毛○ 時雨」だぴょん!!かわいそうだぴょん。

今はうーちゃんと一緒に提督博士の元で暮らしてるっぴょん!

うーちゃんより頭がいいのはここだけの秘密ぴょん!!

そしてもう一人…忘れちゃいけない仲間がいるぴょん。

それが…陽炎型駆逐艦、二番艦娘の不知火だぴょん。愛称は「ぬいぬい」だぴょん。

彼女はよくわからないぴょん……いつの間にか仲良くなっていたぴょん
今は子供の姿をしているけど…でもきっと元々は凄い戦艦娘だったに違いないぴょん……!!あの目つきを見ればうーちゃんには丸分かりだっぴょん……謎の薬多すぎないかぴょん……?

ぬいぬいも提督博士の元で暮らしてるっぴょん。というか、実はここにいる艦娘全員一緒に暮らしてるっぴょん……

ぬいぬいも実は頭がいいぴょん。うーちゃん達が気付かないことにひょっこり気付いちゃったりするスゴい奴だぴょん……侮ったら駄目ぴょん。

この物語は…うーちゃん、時雨、ぬいぬいの3人が…解決困難な事件に立ち向かっていく姿を描いたハードボイルドアクションだぴょん!!

今日もみんなでがんばるぴょん!!

事件よぉぉぉ~~~~~起これっっ!!!!っぴょん!!!!!!!!!

うーちゃんのセリフ…書いてると疲れる…

時雨「やぁ、うーちゃん。ぬいぬい。おはよう。」

うーちゃん「時雨、おはようぴょん!」

ぬいぬい「おはようございます。時雨、元気ですか?」

時雨「うん。僕は元気さ。2人も元気そうだね。」

時雨「ところで……今日はどうしたんだい?」

うーちゃん「暇だからこれからイタズラするぴょん。」

うーちゃん「司令官の隠し持ってるエロ本を全部『週刊・SUMOUレスラー』に変えとくぴょん。」

時雨「提督を困らせるためだけに自分の給料を浪費するうーちゃんのそのスタイル……僕、嫌いじゃないよ。」

不知火「不知火もうーちゃんに同行しようかと。」

不知火「司令の性的嗜好を調査しようと思いまして……」

不知火「もしも危険な性癖を持ち合わせているとするなら……それは未然に防げる事件へと変わりますから。」

時雨「提督が事件を起こす前提なんだね……」

不知火「起きてしまってからでは遅いのです。」

不知火「私たちは仮にも探偵団。情報はあればあるだけ今後起きた事件の際に有利に立ち回れますから。」

うーちゃん「むむっ ぬいぬい流石だぴょん…うーちゃんでも気付かないことをこんなにあっさりと……」

時雨「それなら僕も手伝わせてよ。正直僕も暇だし。」

時雨「やることといったら、『いい雨だね』とか呟きながら黄昏ることくらいだしね。」

うーちゃん「そうと決まれば早速司令官の私室に突入するぴょん!!」

時雨・ぬいぬい「おーーーー!!!!」

でもこの時のうーちゃんたちには知る由もなかったんだぴょん……

ただの思い付きのイタズラで司令官の私室に訪れたことが……まさか事件の引き金になってしまったなんて……ぷっぷくぷぅ……


第一の事件(続くとは言ってない)

「提督のエロ本すり替え事件」

パソコンに変わったのでID変わります


それと修正

>>8 そしてこいつが→次に、頼れる仲間を紹介するぴょん。こいつが

>>14 の最後に 始まるぴょん!!! を脳内で補完しといてください。

うーちゃん「ついたぴょん。」

不知火「鍵がかかっていますね。どうやら不在のようです。」

うーちゃん「好都合だぴょん。」

時雨「雑誌、結構重いね…」

うーちゃん「こんなときは~、『うーちゃん七つ道具』の出番だぴょん。」

うーちゃん「ここを…こうしてぇ…」カチャカチャ

カチャッ

うーちゃん「開いたっぴょん!!」

うーちゃん「名探偵のうーちゃんには、この程度のキーピックは朝飯前だぴょん!」

時雨「………探……偵…………って…?」

不知火「さぁ、誰かに見られる前に早くすり替えましょう。探偵団の私達なら、エロ本を見つけることなどたやすいはずです。」

時雨「………………探……偵…………………とは……?」

結果からいうと、エロ本は無事見つかったぴょん。

ベッドの下とか、余裕だったぴょん。バイオハザードの洋館並みの仕掛けが欲しかったぴょん。

その後も楽勝だったぴょん。エロ本と雑誌を入れ替えてスタコラサッサだったぴょん……


自分の大事なエロ本が全部『週刊・SUMOUレスラー』に変わっていた時の司令官の反応をみんなで想像したりして…この日は面白おかしく過ごしたぴょん。



けど、事件は……この翌日、起きたぴょん…………

いったん中断します。

あ、言い忘れていましたが…推理要素があるようにみえて推理物ではありません。ご了承ください。

再開します

翌朝 マルハチマルマル


時雨「結局、提督の反応はなかったね。まだ気付いてないのかな?」

うーちゃん「焦ることはないぴょん。きっとすぐに気付くぴょん。」

不知火「司令は巨乳が好き……司令は巨乳が好き……」

時雨「でも珍しいね。この時間になっても提督見当たらないよ……あっ。あそこにいるのは…」



金剛「テ・イ・ト・ク・ゥ~~朝デース!!起きてくだサーイ!!!」コンコン

金剛「! OH!グッ、モーニン!! うーちゃぁ↑ん!時雨ガァール!ぬいぬーい! 今日も元気そうデスねー!!??」


時雨「おはよう。今日も朝からムダにテンション高いね、金剛さん。」

うーちゃん「こんごーさぁん…司令官の部屋の前でなにしてるぴょん?」


金剛「今日はワタシが秘書官なのデスけど、こんな時間なのに…テイトクがまだ起きてないのデース……」

金剛「さっきからknock,knockしてるのに、返事すらしてくれまセーン……」コンコン


金剛「テイトクゥ~~起きてぇぇぇぇ!!!ワタシ寂しいデーーーース!!!!!!!」コンコン



ガタッ

金剛「イエェス!起きてくれたみたいですネー!」



扉の奥からの声「……………」

声「おっ、おうっおうっおうっ、おーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!」

声「うえっ、ふぇっふぇっふぇっ、おうっおうっおうぅぅぅぅぅぅ!!!!!!!!!」


金剛・うーちゃん・時雨・不知火「!!!!!????????」

金剛「テイトクの声デース!!!!!」

うーちゃん「島風ちゃんみたいな声出してるぴょん。」

時雨「なんかヤバそうだね……早く助けなきゃ。」

金剛「でも扉がロックされてマース……これじゃ…」

うーちゃん「こーゆーときはぁ~ うーちゃんのぉ…… 不知火『どいてください』 」


不知火「キーピッキングをしている時間はありません。」

不知火「これで施錠部分を破壊します。危ないので下がっていてください。」チャキッ


そういうと、ぬいぬいは懐から『S&W M1917』(回転式のリボルバー拳銃)を取り出し、手慣れた所作で銃弾をぶっ放したんだぴょん……ひょえええ。

パ-ンッ! パ-ンッ! ベキッ


時雨「なんで拳銃なんか常備してるのさ……」

不知火「探偵だからです。」

時雨「そこは、軍人だから……って返してほしかったなぁ…僕は。」  

金剛「そんなことより、早く突入するデース!!!!!」

金剛「霧島からスティールした必殺技……ダイヤモンドキックッ!!!!!!!!!!!!!」トビラ バーン


金剛さんが主砲並みの威力のヤクザキックを繰り出し、扉を吹っ飛ばしたぴょん。ぶっちゃけ最初からそれやればよかったぴょん?

そして…うーちゃんたちの目の前に飛び込んできた光景は……あまりにも酷い惨状だったぴょん…


金剛「そ、そんな……テイトクゥ……」ヘナヘナ

時雨「これは……酷いね………………………ww」

不知火「一体、どうして……こんなことに……」ヘナヘナ

うーちゃん「うえぇ…」


そこに広がっていた光景は……

そこらじゅうに荒々しく散らかった衣服と薄い本…薄い本の表紙には、どれも駆逐艦や潜水艦娘、極一部の空母娘の姿……

そして…全裸で息を荒げながら、『コミック L・○』を読みふける提督の姿が、そこにはあったんだぴょん…

提督「おうっおうっおうぅぅぅぅぅぅ!!!!!!!!!」 ハァハァ


金剛「キ、」

金剛「キャーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!テイトクゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!!!!!!!!!!!!!」バタリ



うーちゃん「これは流石に予想GUYだぴょんw」

金剛「なにわろてんねん。」ムクリ

時雨「あっ、起きた。」

提督「!?」チラッ

うーちゃん「え?こっちみたぴょん?」


司令官は、うーちゃん達に気付いたのか…その無駄に端正な顔をこちらに向けて語りかけてきたぴょん。


提督「卯月……」スクッ

うーちゃん「な、なんだぴょん…というか前隠してほしいぴょん。」

提督「卯月ってさ……」


提督「よく見たらすっごく可愛いよな……」

うーちゃん「」ゾクッ

提督「ちっこくて…目がくりくりしてて…」

提督「いっつも無邪気な笑顔を振りまいていて、それでいて戦いの時は勇敢で…」

提督「見ているだけで癒されるというか……むしろ興奮するというか……」

提督「卯月をみていたら……心がとってもぴょんぴょんするんだぴょん……」

提督「なぁ……?」




提督「そんな俺って異常かなぁぁぁぁぁぁぁ? 卯月ぃぃぃぃっぃ????? いひひひひひひ!!!!!」(オリジナル笑顔)

うーちゃん「ぴょ、ぴょんんんんんんんんんんんんん!!!!????」ガタガタ



金剛「フンッ」

ドスッ(無言の腹パン)

提督「ウグッ」ドサッ

金剛「ナンデ……こんなことになってしまったんでしょうネ……提督……?」涙ポロポロ


不知火「グスン…司令……どうして…」涙ポロポロ

時雨「なぁにこれぇ」

オリジナル笑顔が想像できない人は、ググってみるぴょん かなり面白いぴょん

そのあとは、騒ぎを聞きつけてきた他の艦娘たちと一緒に司令官を簀巻きにしてとりあえずはひと段落したぴょん。


うーちゃん「ヤバかったぴょん。おしっこちびるかと思ったぴょん。」

時雨「災難だったね。でも、無事なようでよかったよ(他人事)」

不知火「しかし、本当に予想外でしたね……まさか…」

うーちゃん「そうだぴょん……」


うーちゃん「『週刊・SUMOUレスラー』はどこへ行ってしまったんだぴょん……」


不知火「えっ、気にするのそこなんですか?」

うーちゃん「考えてみるぴょん。これはとんでもないミシテリーだぴょん。」

時雨「ミステリー、ね。」

うーちゃん「これは……事件の香りがぷんぷんするぴょん…!」ムムッ


うーちゃん「いつの間にか盗まれた『週刊・SUMOUレスラー』…代わりにすり替えられたロリコン御用達本……」

うーちゃん「完全な密室での犯行……時間差トリック……司令官の発狂……」

うーちゃん「これらは全部繋がっているんだぴょん……! とある一つの可能性に…!」


うーちゃん「そう…犯人は……この鎮守府の中にまだ潜んでいるんだぴょん……!!!!!!!」キラリーン



不知火「!!!!????? そんなっ……まさかっ………!?」

時雨「うん、そうだね。うん……」



うーちゃん「こぉーなったらぁ……ここはうーちゃん達の出番だぴょん!!」

うーちゃん「いくぴょん!! 時雨、ぬいぬい!!」


うーちゃん「うーちゃん探偵団っ、始動っ!!!! だぴょん!!!!!」

うーちゃん「捜査開始!!!!!! ビシッ!!!!!!」



不知火「了解。 不知火、出動します!!!!」キリッ

時雨「時雨、行くよ…………」ヤレヤレ

一通りの捜査が終わって…


時雨「とりあえず…現時点でわかったことを事件の時系列に即してまとめるよ。」

うーちゃん「よろしく頼むぴょん。」


時雨「まず、昨日のヒトヒトマルマル。僕たちが留守中の提督の私室に侵入して、エロ本を『週刊・SUMOUレスラー』にすり替えた。」

時雨「この時点ではまだ僕たち以外は誰も私室には侵入していない。」

時雨「その後、フタフタマルマル。執務を終えた提督が私室に戻った。」

時雨「このことは、昨日秘書官だった扶桑から聞いたから間違いないよ。提督がほぼその時間帯に私室に入ったところをみた艦娘も何人かいたよ。」

時雨「それと、扶桑からの話だと、提督がマルロクマルマルに執務を開始してから終えるまで…私室に戻ったことは一度もなかったみたいだね。」

時雨「つまり、犯行が起こったとするなら…僕たちが侵入したヒトヒトマルマルからフタフタマルマルの間…と見てまず間違いないだろうね。」

不知火「夜間、司令が部屋を留守にしていた可能性は…?」

時雨「それもないよ。なぜなら、夜間は提督への夜襲に備えて私室の周囲の監視カメラが作動しているからね。」

時雨「管理している妖精さんに確認してもらったけど、その時間帯に提督が外出した形跡も…誰かが侵入した形跡もなかったみたいだ。」

うーちゃん「どうして昼は作動してないんだぴょん?」


時雨「だって、そうだったら…すぐに事件が解決しちゃうじゃないか。話の都合上仕方ないんだよ。」

不知火「なるほど。それは仕方ないですね。」

うーちゃん「え………」

時雨「そして…問題の推定犯行時刻なんだけど……」

不知火「その点に関しては不知火に任せてください。」


不知火「この鎮守府では、決まった時間帯に鎮守府全体の見回りが徹底強化されます。」

不知火「その時間帯とは……午前中を除いてちょうど私たちがスタコラした直後のヒトヒトマルマルからヒトゴーマルマルまでの間と…」

不知火「ヒトロクマルマルからフタマルマルマル、フタヒトマルマルから翌日のマルヒトマルマル。」

不知火「一時間ごとに、4時間の間だけ…二人の担当の空母の方の小型偵察機によって見回り時間が発生します。」

不知火「その時間帯では…特に執務室、司令の私室の周囲に関する見回りが強化されるので実質的に犯行は不可能です。」

うーちゃん「この情報はイタズラ前に不知火が調べていた情報だぴょん。さすがだぴょん。」

不知火「ふふっ、あまり褒めないでください。」

不知火「続けます。」

不知火「以上より、犯行の推定時刻は、ヒトゴーマルマル(15時)からヒトロクマルマル(16時)。」

不知火「フタマルマルマル(20時)からフタヒトマルマル(21時)まで。この二つの時間帯である可能性がかなり高い、ということになります。」

不知火「その時間帯も、見回りがないというわけではありませんし…他の艦娘が偶然そこにいた可能性もあります。」

時雨「つまり、今後はこの時間帯の目撃情報や他の艦娘の当時の状況を追っていけば、何かしらの情報がでるかもしれない、ということさ。」


うーちゃん「ふむふむ…なるほど……流石はうーちゃんの一番の助手と、期待の新星だぴょん。」

不知火「いえ、これくらいは。ですが、元天才高校生美少女探偵艦娘のあなたからここまでお褒めいただけるとは…光栄です。」


時雨「うーちゃんは僕たちが捜査している間、何してたのかな?」

うーちゃん「弥生と一緒に朝ごはんを食べに行ってたぴょん。」

時雨「……………」グゥゥ(腹の鳴る音)

不知火「……………」グゥゥ



時雨「ぬいぬい。ごはん、食べに行こうか。うーちゃん置いて。」

中断するぴょん。ごはん食べてくるぴょん。

>>34 修正

時雨「………何かしらの情報が……」→時雨「………何かしらの有力な情報が……」

です。

帰還したぴょん ただ、IDは変わるぴょん。


それと、今更ですが…俺的にはメイン主人公を『時雨』と意識して書いてるつもりです。
まぁ、あくまでメインなんで…基本はやっぱり三人とも主人公です。

ヒトマルマルマル


時雨「さぁ、捜査を再開しようか。」

うーちゃん「ちなみに、今日の任務は全部なくなったぴょん。司令官がアレだし。」

不知火「これで捜査に専念できますね。」

時雨「まぁ、実質サボりなんだけどね。」


時雨「とりあえず…さっきの食事時間中に、例の推定犯行時刻に特にアリバイのなかった艦娘をまとめてリストアップしてみたよ。」

時雨「えーと、那珂ちゃん・電・加賀・夕立、あと意外にも金剛さんだね。」

うーちゃん「その中の誰かが怪しいってことぴょん?」

不知火「あくまで可能性では、ということですね。周囲の聞き込みから絞り出したリストに過ぎないので。」


うーちゃん「だったらそいつらに片っ端から聞いていけばわかるぴょん。」

うーちゃん「れっつらごー、ぴょん!!!」

那珂ちゃんの話


時雨「あ、いたよ。 おーい、那珂さ………那珂ちゃん!」

那珂ちゃん「はーい! 艦隊のアイドル、那珂ちゃ…… うーちゃん『白状するぴょん!!』 ……え?」


うーちゃん「お前が、今回の『提督のエロ本すり替え事件』の犯人だぴょん! うーちゃんの目はごまかせないぴょん!」えへんぷい

時雨「ちょっと待ってよ、うーちゃん!焦らないで…」

不知火「!? いえ、違います。あれは作戦です。カマをかけて那珂ちゃんの反応をうかがう、一種の心理誘導のテクニックです。」

不知火「流石です。思いつきはしても、あれほどの演技は不知火にはできません。恐れ入りました……」

時雨「僕は…絶対違うと思うけどなぁ……」

那珂ちゃん「…………」

那珂ちゃん「フフフ…もう気付いたなんてね。流石は元天才高校生美少女探偵艦娘なだけはあるね……」


時雨「えぇぇぇぇぇ!! うっそーぉぉぉ!!!!」

不知火「…!? いきなり当たりですか……」


うーちゃん「やっと正体を現したな!!解体のアイドルめ、っぴょん! 何故こんなことをしたぴょん!?」

うーちゃん「それと…うーちゃんの『週刊・SUMOUレスラー』を返すっぴょん!!」





那珂ちゃん「え? なにそれ…?」

うーちゃん・時雨・不知火「ふぇ………?」

………………

那珂ちゃん「えぇーーー。那珂ちゃんそんなことしてないよーーーーー。」

那珂ちゃん「というか、今朝そんなことがあったんだね…那珂ちゃん朝練でお歌の練習してたから気付かなかった☆」テヘッ


うーちゃん「じゃあ、さっきの言葉は何だったんだぴょん?」

那珂ちゃん「あー、あれね。昔、川内型のみんなで提督の私室にお呼ばれした時に…こっそり提督のエロ本一冊の中身を那珂ちゃん写真集(非売品)にすり替えたことがあって……」

那珂ちゃん「あれで提督も那珂ちゃんにメロメロかなぁ☆ なんて思ったんだけど…結局何もなかったな……」


不知火「でも、肝心のアリバイの証明が…」

那珂ちゃん「むむぅ、信じてくれないんだね…だったら…」

つ高性能デジタル録音機

那珂ちゃん「本当はこういうの…川内ちゃんと神通ちゃんにしか見せないんだけど……」

那珂ちゃん「那珂ちゃんが秘密のボイストレーニングする時の録音データが入ってるよ。」

那珂ちゃん「昨日もその時間はずっと一人でトレーニングしてたの……ほら、時刻の記録も残ってるよ。」

♪アー、アー、アー、アー

時雨「本当だ。音声もちゃんと残ってる。」

うーちゃん「じゃあ、那珂ちゃんは犯人じゃないぴょん……」

不知火「お騒がせして申し訳ありませんでした…」


那珂ちゃん「いいのいいの☆ 那珂ちゃん許しちゃうよー☆」

那珂ちゃん「あ、でもー☆ ボイストレーニングのことはナ・イ・シ・ョ☆ ねっ?」

那珂ちゃん「それとー☆ 今度の那珂ちゃんのライブにー来てほしいなー☆ なーんて…」

那珂ちゃん「あー、あとあと☆ 今度また那珂ちゃんのプロマイド写真とぉCDがぁセットでぇ……」


時雨「それでは、失礼しました。」ササッ

うーちゃん・不知火「」ササッ


那珂ちゃん「それでー☆ 今度川内ちゃんと神通ちゃんがぁ……って、あり? 帰っちゃった?」



うーちゃん「めげずに次いくぴょん。」

電の話


うーちゃん「次からは慎重にいくぴょん。」

不知火「そうですね。確かに、最初から疑ってかかるのは探偵としてはあまり格好良いものではないですからね…」

時雨「その言葉、さっきの君たち自身に言ってやりなよ。」


電「? そんなところで何をしているのです?」


うーちゃん「ぴょん!? 尾行がバレたぴょん!?」

不知火「電……なかなかやりますね……」

時雨「三人も固まって……普通に話もしてたのに、尾行しているつもりだったのかい?」アキレ

うーちゃん「えぇい、こうなったら…単刀直入に聞くぴょん!!」

うーちゃん「電ちゃんは昨日の15時~16時と…20時~21時の間…一体何をしてたんだぴょん!?」


電「そ、それは…その……なのです……」

不知火「昨日は、他の第六駆逐隊の面々は……暁と響は共に演習。雷は遠征任務でした。これははっきりと判明しています。」

不知火「しかし、あなただけは昨日一日…司令より鎮守府での待機命令が下されていました。初期艦ゆえの司令のいたわり…だったのでしょうが…」

不知火「知っての通り、昨日…件の時間帯に提督の私室に侵入し…狼藉を働いた輩がいます。」

不知火「もしもあなたに…その時間帯のアリバイが証明できない、とするならば…こちらとしてはあなたを現時点での最有力容疑者候補とした上で今後の捜査を続行しなくてはいけないのですが……」

うーちゃん「そうだぴょん!!(便乗)」

時雨(すごい、棚上げだよね……これって。僕たちも侵入者なのにさ……)


電「う……うぅ……」

電「………どうしても、言わないと駄目ですか?」

時雨「………そうだね。少なくとも今のところはキミに容疑がかかっている。」

時雨「だから、理由があるなら…きちんと教えてほしい。その方が、僕たちにとっても…キミのためにもなる。」


電「……わかったのです。」

電「実は……」

三人「………」

電「実は……その……」






電「昨日は……牛乳の飲みすぎで…その……お腹を壊してしまっていたのです……///」顔マッカ

三人「」あ、察し。

電「昨日は……ずっと、お腹が痛くなってはトイレに駆け込む一日だったのです……」

電「凄く恥ずかしくて……その…人目のつかないところを行ったり来たりして……過ごしていたのです…」

電「と、とっても…恥ずかしいのです……///」


時雨「なんか……その…ごめんね。」

電「し、仕方ないのです……」



うーちゃん「次、いくぴょん…」

加賀の話


うーちゃん「なんか加賀さんは違う気がするぴょん。」

時雨「……案外、犯人だったりするかもよ?」

うーちゃん「……なんか急にそんな気がしてきたぴょん。」

不知火「弓道場に急ぎましょう。」


………………

加賀「違います。」

うーちゃん「まだ何もいってないぴょん……」

加賀「あなた達の噂は聞いています。」

加賀「なんでも…常日頃から事件の犯人であるといちゃもんを付けて、金品を騙し取っているとか…」

時雨(うわっ…僕たちの評判、悪すぎ……最悪な尾ひれ付いてるし)

加賀「しかし、私はそう簡単には騙されませんよ。どんな脅迫にも屈しません。」

加賀「一航戦の誇りにかけて……逆にあなたたちを真っ当な艦娘に更正させてみせます。」


うーちゃん「ここに、間宮アイスの無料引換券があるぴょん。協力してくれたら加賀さんにあげるぴょん。」


加賀さん「や り ま し た 」

加賀「どんなことでも聞いて頂戴。なんでも協力してあげるわ。」


時雨(弱っ…………)

時雨(でも……いちゃもんつけてるのは割と事実だったりするんだよね。悲しいことに。)



………………

不知火「では、早速ですが…昨日のあなたのアリバイについて教えてもらいましょうか。」

加賀「えぇ、いいわ。」

加賀「昨日は珍しく非番で…赤城さんもいなかったので……一日中自室にこもって、とあることをしていました…」

加賀「それは…どうしても言わなくては駄目かしら…?」

時雨(めんどくさい、あなたもですかい……)

加賀「……わかった…言うわ。」

加賀「実はね……」



加賀「今度出す『加賀岬 ver:rock music』のための練習をずっとしていたの……///」

時雨「あんたもですかいっ……!!!!!?????」

不知火「時雨、思いっきりキャラが崩壊してますよ。」

時雨「なんでこれまでの二人を合わせたような反応してるの?馬鹿なの?それで本当に面白いと思ってるの?ねぇ?」

うーちゃん「お、おちつくぴょん……」

時雨「まさか加賀さんがこんなにチョロい艦娘だとは思わなかった。キミには失望したよ…」

時雨「というか、演歌なのにロックってどういうことなのさっ!? 演歌もロックも舐めんなバカヤロー!!」


加賀さん「」

加賀さん「う…ご、ごめんなさい……うぅ……グスン」涙ポロポロ…


うーちゃん「あー、時雨が泣かせたぴょん……」

不知火「時雨が泣かせましたね……今すぐ謝ってください。」


時雨「え…? これって僕が悪いのっ…!?」

加賀さん、ごめんなさい。大好きです。

加賀さん「グスッ……別に…いいのよ……貴重な意見をもらったわ…感謝、します……」ポロポロ


不知火「これは…流石に嘘には感じられませんね。」

うーちゃん「ごめんぴょん。約束どおり、これあげるぴょん。」つアイス券

加賀さん「…やりました……グスッ」ちょっと笑顔


加賀「ついでに、一つ…気になったことを教えておくわ……」

加賀「昨日、電を見かけたのだけれど……いつもと少し様子が違ったわ…なんだったのかしら…」


不知火「そ ん な こ と は も う と っ く に わ か っ て い ま す」戦艦クラスの眼差し

加賀さん「 (´;ω;`)」ブワッ


うーちゃん「やめたげてぴょん!!」

夕立の話


うーちゃん「気を取り直して次にいくぴょん。」


夕立「ぽいー、ぽいぽい、ぽいぃーー♪」サンポ

時雨「探す手間が省けたね。」


夕立「ん? 時雨? また探偵さんごっこしてるっぽい?」

時雨「うん、そうなんだ。」シレッ


うーちゃん「ごっこじゃないぴょん!!うーちゃんたちは本気だぴょん!!」プップクプゥ

不知火「その通りです。私たちは本物の探偵団ですよ。」ケンジュウ チャキッ

時雨「いや、それじゃ本物のマフィア的な何かにしか見えないよ……」


夕立「よくわからないけど…なんだか面白そうっっぽい!! 夕立もまぜてまぜてぇ!!」ポムポム

時雨「………僕が言うのもなんだけど、やめた方がいいよ…うん。」

不知火「言うまでもなくお断りです。」

うーちゃん「ぷっぷくぷぅー!」


夕立「ケチっぽーい……」

少し、中断します。 

加賀さんは最初に来てくれた空母ということもあってマジで大好きです。それだけは…誓って本当だ。

少し荒れてるみたいなので、しばらくsage進行でいきます。

あと、ID変わります。

………………

夕立「アリバイ?」

時雨「そう。夕立は何か証明できる?」

夕立「うーん…………何もないっぽい!」

時雨「え?」

不知火「決まりですね。このぽいぬが犯人です。」

夕立「むぅ。ぽいぬって呼ぶなっぽい!」

時雨「でも……それじゃ夕立が犯人ってことになっちゃうよ…」

うーちゃん「逃がさないぴょん……」

夕立「だってぇ……夕立ってばどっちの時間も適当に過ごしてたっぽい~」

夕立「15時くらいにはお部屋で一人でドーナッツたべてたしぃ。」

夕立「20時には外を散歩してたっぽい!」

夕立「でも信じてほしいっぽい!夕立はそんな変なことしてないのにぃ……」ツブラナヒトミ

不知火「うーちゃん、どうしますか?」

うーちゃん「処刑だぴょん!!」

不知火「了解…しました。」チャキッ

夕立「ぽ……ぽいぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!!!」ガクブル

時雨「ちょっと待ってよ! やめてよ!その場のノリで処刑しようとしないでっ!!!!」

時雨(なんとか夕立を助けなきゃ……)

時雨(仕方ない…このお馬鹿2人を止める最後の手段だったけど、使うしかないか…)


時雨「そうだ、うーちゃん。もう気付いていると思うけど……犯人を特定する上でアリバイの有無と、もう一つ重要な要因があるんだよ。」

うーちゃん「ほう、時雨助手。何か言ってみるぴょん?」

時雨「それはね……」


時雨「犯行動機だよ……!!」

うーちゃん・不知火「!!??」ピコーン

時雨(やっぱ気付いてなかった…良かった。)

その瞬間……うーちゃんの脳裏に電流が走ったぴょん。

『犯行動機』……!! 確かにこれが分からなきゃ元も子もないぴょん…!!

時雨……恐ろしい子、だぴょん…!


うーちゃん「も、もちろん薄々気づいてはいたぴょん…」

うーちゃん「もう少ししたら言おうと思っていたぴょん……」

不知火「うーちゃんも気付いていたのですかっ……くっ、こんなことに気付けなかったなんて……不覚です…」


夕立「なんか助かったっぽい…? 時雨、ありがとう!」

時雨「どういたしまして……うん。良かったね……夕立。」

時雨「恐らく、今回の犯人の犯行動機はっ! 提督に関することで間違いないっ!」

時雨「そして…今回、犯人の目的はきっと果たされたはずだよ。」

時雨「提督の『ロリコン化』によってね……!!」

うーちゃん「ひゅ、ヒュゥゥゥ~ 時雨、結構やるぴょん!?」

不知火「完全に見落としていました……まさかそんな新事実があるとは…」

時雨「いや、ぬいぬいは確か気付きかけてたよ……すぐにうーちゃんに毒されてたけどさ……」


うーちゃん「つまり、夕立ちゃんは……どうなるぴょん?」

時雨「夕立? 提督がロリコンになって嬉しい…?」

夕立「うーん……」


夕立「構ってくれるようになるなら嬉しいっぽいけど………」

夕立「今朝みたいにキモイっぽいのは嫌っぽい!!」


うーちゃん「………嘘には見えないぴょん…」

不知火「ひとまず保留、と言ったところでしょうか…?」


うーちゃん「待ってるっぴょん……! すぐに暴いてみせるぴょん!」ダッ

時雨「あ、待ってよ!」

不知火「では、失礼いたします。」ダッ


夕立「ぽぃぃぃ……怖かったっぽいぃぃぃ………」ヘナヘナ


あと残りは一人っぴょん!

元に戻します。

金剛さんの話


うーちゃん「最後ぴょん……大分ぐだって疲れたぴょん……」

時雨「まぁ、とりあえずこれで一区切りだし…もうちょっと頑張ろうよ。」

不知火「というわけで、お聞かせください。金剛さん。」

不知火「あなたのアリバイを。」

金剛「O.K. わかったネー、ユーたちがワタシを疑っている……というコトは…」

金剛「はっきり言うネー……」

金剛「そんなもの……Nothing!デスよー…!」

3人「っ………!?」

金剛「信じてもらえないかもしれまセン…が。」

金剛「15時には、クッキング…をしてたネー。」

金剛「出撃から帰ってくる可愛い妹たちのために……飛びきりヤミーなスコーンを作っていマシタ…」

金剛「それに関しては比叡たちにあとで聞くといいネー、きっと良い感想を聞かせてくれマスヨ?」

金剛「そして…20時には、一人で隠れて日課の夜間トレーニングをしてマシタ…」

金剛「『1000ヤードのロードもファーストステップから』ということわざがあるでショウ?」

金剛「『ブレイン(!?)あるイーグルは爪をハイド!』ともいうネー……そう。ワタシの圧倒的な練度も、全てこの隠れた努力によるものなのデース!!」

金剛「そして……なにヨリも……」

金剛「ワタシには、愛するテイトクをあんな変態に変貌させるような動機はアリマセーン!!」

金剛「そもそもテイトクは…ワタシたち戦艦のような…大人っぽいスタイルの女性がタイプデース……!」

金剛「だから、わざわざそんなことをするメリットなんてないんデスよ。」

金剛「わかってくれマスかー? いかにワタシが今回の事件を悔やんでいるか、がっ!!」ゴゴゴゴゴ


うーちゃん「むむむっ……」

不知火「す、スゴい気迫です。」

時雨「うん……そうだよね。やっぱり。」

…………………

そのあとも、色々聞き込みを続けたけど…イマイチ有力な情報は見つからなかったんだぴょん……

とりあえず…『週刊・SUMOUレスラー』の行方は諦めたぴょん…どう考えてももう犯人は処分してるぴょん……

このまま時は流れ、うーちゃんたちの必死の捜査も虚しく…事件は迷宮入りするかに思われたぴょん!



けどその時…!

ヒトロクマルマル


うーちゃん「うぅぅ……結局うーちゃんたちでも歯が立たないぴょん…!」

時雨「うん…そうだね、少し…悔しい、かな。」

不知火「……………………」


うーちゃん「ぬいぬい? さっきから黙ってどうしたんだぴょん?」


不知火「いえ、少しだけ引っ掛かることがあるんです。」

不知火「うーちゃん……昨日のことは鮮明に覚えていますか…?」

うーちゃん「当然だぴょん!うーちゃん、まだ物忘れが酷くなった覚えはないぴょん。」

不知火「でしたら、一つ聞きます。」


不知火「司令の私室の鍵穴……あれは誰にでも開けられるものでしたか…?」



うーちゃん「………………」

うーちゃん「無理だぴょん。普段からピッキングをやり慣れてる人じゃないときっと不可能ぴょん。」

不知火「昨日はあのあときちんと鍵は閉めて行きましたよね?」

うーちゃん「そうだぴょん。あの鍵穴に合わせたピッキングツールをつくるのは結構苦労したぴょん…」

時雨「え? 嘘? そんなこと出来たんだね。」

不知火「同じく慣れた人間やプロならば不可能ではない、と聞いたことがあります。」

不知火「だとすれば……導き出せる答えは一つ。」

不知火「犯人は何かしらの方法であの部屋の扉のスペアキーなりマスターキーのようなものを手に入れ……もしくは最初から所持し…どうどうと侵入することのできる者、という考えは出来ないでしょうか…?」

時雨(そうか、しまった…! 侵入方法については全く気にしていなかった……)

時雨(というより、勝手に…あの時の鍵は開けっ放しだとばかり思い込んでしまっていたんだ……!)

時雨(うーちゃん……もしかするとキミは、探偵より怪盗の方が合っているんじゃ……)

うーちゃん「ぬいぬい、凄いぴょん!!でかしたぴょん!!」

不知火「ふふっ、これでまた一つ。あなたに近づけましたかね……」

時雨(であるなら……自ずと範囲は狭まる。)

時雨(考えろ。あらゆる可能性を。あらゆる論理的道標を。)

時雨(恐らく犯人はあの5人の中にいるっ…あれだけ綿密な捜査をしたんだ。これは間違いない。)

時雨(このうち、アリバイが証明されているのは…………)

時雨(実にところ一人しかいない。そう、那珂ちゃんだ。)

時雨(彼女にはデジタル録音機という実物の証拠があった。)

時雨(それ以外はどうだろう? 確実な証拠は誰にもなかった。)

時雨(次に………犯人の動機と目的を考えてみよう。)

時雨(犯人の目的は……そう。提督をロリコンにすることだろう。)

時雨(なら、何故そうする…? この場合、考えられる可能性は2つ)

時雨(『提督から好かれるため』か『提督の興味から外れたかった』かのどちらかだっ…!)

時雨(このどちらにも当てはまらないのは……金剛さん。ただ一人。)

時雨(加賀さんもその可能性が高い。そうでなくとも…これは彼女の動機たりえるかというと……恐らく違うはず。)

時雨(彼女は好かれたいと思っているとしても……離れてほしい、と思っていることは恐らくない。彼女ならば…そうして欲しいなら直接はっきりとそう言うだろうしね。)

時雨(となると……残された可能性はっ……!!)


時雨「」ブツブツ

うーちゃん「時雨が推理モードに入っちゃったぴょん……」

不知火「長いですね……今回は…」

時雨「!?」

時雨「」


時雨「ようやく、わかったよ。犯人が。」

うーちゃん・不知火「!?」

時雨「早速みんなを集めよう。その場で、僕が真犯人を暴き出す!!」


うーちゃん「」

うーちゃん「うーちゃん……やっぱり今回もダメだったぴょん……グスン」

不知火「…………………………」

キリがいいので……ひとまずここまで、ということで。

もしかしたらこのあともうしばらくしたら書けるかもです。
そしたら、次でラストまでいきます。

再開します

鎮守府付近の海岸 波打ち際


うーちゃん「……………グスン」ウルウル


うーちゃんはやっぱり駄目な子だぴょん…
探偵団の中で一番の足手纏いはうーちゃんなんだぴょん……

うーちゃんは…時雨みたいに頭が良くないぴょん。
うーちゃんは…ぬいぬいみたいに細かいことに気付いたりできないぴょん。

うーちゃんは……いっつもふざけてばかりだぴょん。いっつも何もできてないんだぴょん。


そう……夕立ちゃんの言うとおり、これは『探偵さんごっこ』なんだぴょん。冒頭の説明は全部嘘だぴょん。ぷっぷくぷぅ…

元々は、ドラマに出てた『探偵さん』に憧れたうーちゃんが無理やり二人を誘っただけ……二人とも、なんだかんだで付き合ってくれてすごく嬉しかったぴょん。


でも、悔しいけど……うーちゃんはいざ事件が起きたとき…二人に頼ってばっかりだったぴょん。探偵団にうーちゃんはいらないんだぴょん…今回の事件で思い知ったぴょん……


だから…もう、うーちゃんは……

時雨「それは違うよ!!」

不知火「えぇ。その通りです。」


うーちゃん「え……?二人とも、どうしてここに…?」


時雨「決まっているじゃないか。」


時雨「僕たちは三人揃ってはじめて『うーちゃん探偵団』なんだよ?」

時雨「それなのに、キミなしでこの事件のクライマックスを迎えられるわけないよ。」

時雨「そうだろう? 元天才高校生美少女探偵艦娘の……うーちゃん!!」


うーちゃん「時雨……」

不知火「泣いている姿はあなたには似合いません…」

不知火「さぁ、立って。一緒に行きましょう。」

不知火「この事件を解決しに……ね。」


うーちゃん「ぬいぬい……」

うーちゃん「でも……うーちゃんは足手纏いだぴょん。」

うーちゃん「うーちゃんにできることなんか何もないぴょん。」


時雨「そんなことはないさ。」

時雨「キミには、キミにしかできないことが山ほどあるじゃないか。」

時雨「手先が器用だし、口だってうまい。僕たちには到底できないことだってキミには易々とこなせてしまう。」

時雨「それに………キミの笑顔はいつだって僕たちを勇気付けてくれる。」

時雨「だから、自信を持って欲しいんだ。キミ自身の持つその魅力に。」


不知火「フフッ。不知火もいつも、そんなあなたのことを尊敬していますよ。」

不知火「だから元気を出してください。あなたは私たちにとっての、たった一人のリーダーなんですから。」


うーちゃん「二人とも……」

うーちゃん「ありがとうぴょん。うーちゃん嬉しいぴょん!!」

時雨「うん、良かった。元気になってくれたね。」

時雨「それで…早速なんだけど、うーちゃんに頼みたいことがあるんだ。」

時雨「犯人を暴くために必要なこと…これはうーちゃんにしか出来ないことさ。」

時雨「お願いしても…いいかな…?」


うーちゃん「もちろんだぴょん!!うーちゃんに任せるぴょん!!」

不知火「ふふふ、頼もしいですね。流石うーちゃん……」


うーちゃん「よぉし…『うーちゃん探偵団』、頑張るぴょん!!」

時雨・不知火「えいえい、おーーーーーー!」



うーちゃん、もう迷わないぴょん!!

何を言われようとも、うーちゃんはうーちゃんの出来ることをやるだけだぴょん!! ビシッ

ヒトキュウマルマル 会議室


時雨「みんな、集まってくれてありがとう。」


扶桑「時雨……犯人がわかったの?」

時雨「うん。そうだよ。」


ウソッ、モウワカッタノ? ゴッコアソビカナンカデショ、ツキアッテアゲマショ ショージキドウデモイインダケド… ゴハン、マダデスカ?

ざわざわ ざわざわ…


時雨「みんなに…ここに集まってもらったのは他でもない、僕たち探偵団の力で…この場にいる犯人を暴き出すためだよ。」

不知火「みなさん。先ほどは捜査に協力していただき、ありがとうございました。おかげで無事、犯人を導き出すことができました。」

うーちゃん「ぴょん!! もう『ごっこ遊び』だなんて言わせないぴょん!!」


ざわざわ…  ざわざわ… ざわざわ…

金剛「ヘーイ、ユーたち! もったいぶってないで早く犯人が誰か教えるネー!!」

加賀「そうね。早く終わらせて、私も早く赤城さんとご飯を食べに行きたいわ。」

那珂ちゃん「那珂ちゃんは潔白だよー!」

夕立「時雨…夕立を信じて欲しいっぽい!!」

電「なのです……」

時雨「…………」


時雨「言われなくてもわかってるさ。」


時雨「それじゃ、言うよ。犯人は……」

時雨「犯人は……金剛さん。あなた、だっ…!!」




全員「!????????」


金剛「……………」

金剛「どういうことデース? 説明してくだサーイ!!」


時雨「今回の事件。そもそも最初からおかしかったんだ。色々とね。」

時雨「何故、提督があんな目に遭わなきゃいけなかったのか。」

時雨「どうして、犯人はわざわざあんな回りくどいやり方で提督を発狂させたのか。」


時雨「そう。すべては最初の前提がおかしかったんだ。」

時雨「これは…エロ本をすり替えられたことによる犯行なんかじゃない。」


時雨「すべては、提督を発狂を隠蔽するための偽装工作。」

時雨「ね、そうでしょう。金剛さん……?」


時雨「いいや。違う。正体を現せっ、金剛さんに化けた何者かめっ!!」


金剛「………………」




KONNGO「HAHAHAHAHAHAHAHAHHAHAHA!!!!!!!!!!!!!!!!」

KONNGO「流石DEATHネー、時雨ガァーーーール!!!!!!!!」

全員「!!!!!???????」

KONNGO「でも一つ違いマース!!」

KONNGO「ワタシは別に偽者とかそういうんじゃありまセーン……」

KONNGO「ワタシは正真正銘の…戦艦・金剛デース!!!!!!!!」ニタァ


不知火「なんということでしょう……あの金剛さんが、ここまで邪悪な笑顔を……」

うーちゃん「こ、怖いぴょん!!」

KONNGO「それにしても…いつ気付いたのデース??????」

時雨「きっかけは……そう。そもそも今朝、僕たちが提督の私室前であなたを見かけた時だった。」


時雨「あの時、あなたは始めてあの部屋に入ったような風を装っていたけど…本当は違う。」

時雨「本当は……あなたは昨日の晩、フタマルマルマルからずっとあの部屋の中にいたんだ!」

時雨「部屋に戻った提督を発狂させ、そしてあなたは朝まで待った。」

時雨「その後、何食わぬ顔で部屋を出たあなたは鍵をかけ…誰かが来るのをあの場所でじっと待っていたんだ。」


KONNGO「グゥレイトゥ!! その通りデース!!」

時雨「悪いけど……先ほどあなたの私室を勝手に調べさせてもらったよ。」

時雨「そうしたら……山ほど出てきたよ。以前から提督を執拗にストーキングしていた証拠がね。」


つ提督の写真 つ提督日記(閲覧注意) つ提督の私物

うーちゃん「苦労したぴょん。」えへん

時雨「もう処分したんだろうけど、提督の私室のスペアキー。持ってたんだろう?」


電「え……」

電「電が落としたと思っていた鍵…金剛さんが持っていたのです?」

不知火「やはり……昨日、電さんがおかしな様子だったのは、落とした鍵を探し回っていたからだったのですね。」

時雨「この鎮守府で唯一、その鍵を持っているのは電ちゃんだって教えてくれたよ。」

時雨「……この人がね。」



提督「……………」

提督「金剛、本当に残念だよ。キミの事は信じていたのに……」


KONNGO「テ、テイトクゥゥゥゥ!!!!!!?????? 馬鹿な、精神崩壊したはずじゃ……」

うーちゃん「返してあげたんだぴょん。元の……提督が愛していたエロ本を……」


提督「はっきり言って、コミックL・○は刺激的過ぎました。」

提督「新しい世界への扉に誘われるかと思いました、はい。」

提督「けど、そんな俺を元に戻してくれたんだ………扶桑の薄い本が…」


扶桑「そんな……/////」


KONNGO「ゆ、許せないデース!!」ギリギリ

答え合わせ回想


昨日 

ヒトマルマルマル


金剛「気に入らないデース!! あの扶桑とかいう欠陥戦艦。提督をたぶらかシテ…」

金剛「ん? これは……」

金剛「提督の部屋の鍵デース!!!」

金剛「んー。どうしよう。」


ヒマダカラ、イタズラスルピョン! キライジャナイヨ シレイノ、セイヘキヲ…


金剛「いいことを思いついたデース……フフフ…」

金剛「これで提督はワタシのモノネー!!!」

フタマルマルマル




金剛「さて、今のうちに忍び込むデース!!」

金剛「フフフ……今日はテイトクが帰ってきたら真っ先に襲ってやるデース。」

金剛「夜戦(意味深)のあとはー…テイトクをワタシの言いなりになるようにみっちりと教育シテヤルネー。」


KONNGO「フフフ……その前に、この大量のロリ御用達本をここに置いて……」

KONNGO「まさかワタシがこんなことをするはずがない、とミンナは思イマース。」

KONNGO「よくわからない『週刊・SUMOUレスラー』とかいう本は全部燃やしときマース………」

KONNGO「これで完全犯罪成立ネ……」


KONNGO「はぁん……テイトクゥ。今から待ち遠しいネー。」

フタフタマルマル


提督「ようやく終わったなぁ。」

提督「さて、エロ本読んで寝るか。」

提督「今日はやっぱり扶桑本だな。ふぅ…」アカリ付け


KONNGO「フフフ……ずぅぅぅぅっと待ってましたヨー。テイトクゥ…」ヌラッ

提督「ヒッ こ、金剛……」


KONNGO「待ちくたびれたネー」

KONNGO「こっちはもう準備万端デース…」

KONNGO「さて、テイトクゥ。ヤ・セ・ン……の時間デース!!!!!」

KONNGO「レッツ・パーリィィィィ!!!!!!!!!!!!!!!!」


提督「う、うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!」

提督「俺のそばに近寄るなぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!」


提督「アッーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!」



……………………

KONNGO「テイトクが愛しているのは……?」

提督「フ、フソウデス」

KONNGO「違うネー、そんな女じゃないデショ?」

KONNGO「もう一度聞くネー。」

KONNGO「テイトクが愛しているのは誰?」

提督「コ、ココ……フソウデス」

KONNGO「違いマース!!!!!!!!!!!!!!」

KONNGO「何度言わせるネ!!!!!!! テイトクが愛しているのはワタシ、デショ!!!!????」

提督「扶桑です」


KONNGO「………これはお仕置きが必要DEATHネ。」

KONNGO「わからないなら、わからせるまでやりマース!!!!!!!」


KONNGO「フフッ、愛してますよ。提督……」ニタァ


…………………

全裸提督「」ンヘェ


KONNGO「ぜぇぜぇ 少しやりすぎマシタ……」

KONNGO「でもまぁ、これでいいデース!!!!」

KONNGO「今の精神崩壊したテイトクはまっさらなブレインデース。」

KONNGO「これから少しずつ調教していけばそれで問題NOTHING!!!!」

KONNGO「さて、最後の工作デース。」

KONNGO「適当にロリ本をぶちまけて……」

KONNGO「ワタシは外にデマース。」

KONNGO「さて、誰が来ますカネ???」


金剛「なんにせよ、全て完璧デース!!!!!!!」

金剛「HUHUHUHUHUHUHUHUHU」

金剛「HAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAAHAHA!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

…………………

これを読んだ金剛ファンの皆様 ごめんなさい

ここにいるのはKONNGOです それで勘弁してくだち!!

KONNGO「テイトクゥ…」


提督「キミがそうなってしまったのは俺の責任だ。」

時雨「でも、提督が謝る必要はないと思うよ」カブセ

提督「うん。」


提督「金剛、今まで手塩にかけて育ててきたキミが捕まるのを見たくないはない。」

提督「俺は執務室に戻るよ……扶桑…」

扶桑「はい、提督。ご一緒いたします……」


KONNGO「GUNUNUNUNUNUNUNUNUNUNUNUNUNUNUNUNUN………」


KONNGO「こうなったらヤケネー。」

KONNGO「この鎮守府を破壊し尽くし、無理やりテイトクをワタシのものにしマース!!!!!!」

KONNGO「それで問題NOTHINGネー!!!!!!!!!!!!」クワッ



時雨「みんな。来るよっ……!」魚雷カマエ

不知火「相手は暴走した高練度戦艦、一隻ですか……相手としては申し分ないですね。」テブクロ キュッ

うーちゃん「結局こうなるぴょん? だったら、うーちゃんの本気を見せるぴょん!!!」ぷっぷくぷぅ


三人「『うーちゃん探偵団』…戦闘開始っ!!!!!!!!!!」



KONNGO「HAHAHAHAHAHHAHAHA!!!!!!!!!!」

KONNGO「粉微塵に消し飛ばしてくれるネー!!!!!!!!!!!!!!」

ID変わります 

クライマックス戦闘

KONNGO「まずは喰らうネー!!!! バーニングゥゥゥラーーーーブ!!!!!!!」


ドーーーン


ボカーーーーーン!!!!!!


うーちゃん「うぅ!スゴイ威力だぴょん!」

不知火「どいてください 撃ちます!!」チャキッ

不知火「沈めっ」

パーン! パーン!


キンッ キンッ(はじく音)

KONNGO「そんな豆鉄砲……戦艦には効かないネー!!!!」

KONNGO「ダイヤモンドパンチ!!!!」


ド ン ッ !

不知火「カハッ……ぐっ!」中破

うーちゃん「ぬいぬい、大丈夫かぴょん!?」

不知火「えぇ、なんとか。」

不知火「ふふっ。不知火を怒らせたわね……」戦艦クラスの眼光

不知火「こうなったら、素手で掴んででも魚雷を命中させますっ…!」

不知火「うーちゃん、援護を頼みます。」

うーちゃん「了解だぴょん!!」


KONNGO「雑魚が何匹来ても同じネー。」

KONNGO「フライン ファイヤー サマーインセクツ!!」

KONNGO「この装甲を抜ける者はいまセーン!!」


???「残念だったね。」

KONNGO「!!!!????」

時雨「後ろががら空きだよっ!!」

KONNGO「っ!? いつの間に…」

時雨「キミがぬいぬいに構ってる間にさ。」

時雨「この距離なら装甲は関係ないね。くらえっ!」

魚雷    ドーン!!!!!!


次の瞬間。うーちゃんの目には信じられない光景が映ったぴょん!


時雨「………そんなっ!? どうして……」

時雨「無傷……だなんてっ…」センリツ



KONNGO「ふふふ 今のは流石に危なかったネー」

KONNGO「でも、なんとか間に合って良かったデース!!!!」

KONNGO「これが……ワタシがこの鎮守府で最強の名を欲しいままにしている理由ネ!」


KONNGO「我がスタンド!! 『ダイヤモンド・シスターズ』!!」


ダイヤモンドシスターズ「…………………」(柱の男張りのオサレポーズを決めるHIEI・HARUNA・KIRISIMAのヴィジョン)


KONNGO「HUHUHUHUHUHu 今のは『ダイヤモンド・シスターズ』守りの型、『HIEI』デース!!」



時雨「くっ……ツッコミが追い付かないよっ…!! なんてこった…!」

KONNGO「そしてこれが……攻めの型、『KIRISIMA』デース!!」

KIRISIMA『オラオラオラオラオラァッ!!』

ドスッ ドスッ


時雨「うげぇ!」腹パン喰らい

ヒューーン

ドガァッ

時雨「ぐっ、うぅ……こんな美少女に…腹パンとか……流石にないでしょ……」中破

うーちゃん「時雨ぇぇぇぇぇ!!!!!!!」

他の艦娘たち「攻撃シマース」

KONNGO「返り討ちデース!!」

他の艦娘たち「ヤラレマシター」


夕立「つ、強いっぽい!!」小破

加賀「きちんと食事が摂れてさえいればっ…」中破

電「なのです……」中破

那珂ちゃん「なんで那珂ちゃんにだけ攻撃飛んでこないの?無視なの?」無傷


KONNGO「ムダネー 何人かかって来ようとも。」

KONNGO「死にぞこない程度なら…自立行動型の『HARUNA』だけで十分デース……」


HARUNA『O・A・I・T・E シマショウ!!!!!』ドドドドド

うーちゃん「みんな……」


時雨「う、うぅ……」バン バン

不知火「このっ このっっ!!」バン バン


KONNGO「無駄デース!! 明らかに動きが鈍ってるネー」ヒョイヒョイ


うーちゃん「……ええいっ!!」バンッ

KONNGO「『HIEI』!!」

HIEI『oneesamaaaaaaaaaaaaa!!!!!!!!!』身代わり


KONNGO「邪魔デース!!!!」ボカッ

うーちゃん「キャアッ!!?」小破

ポツ… ポツ…  ポツ……


KONNGO「雨が……降ってきたネー」

KONNGO「濡れるのは嫌デース。とっとと終わらせマショウ。」

スタスタ

ガシッ

うーちゃん「うげぇ、ぴょん…」首根っこ掴まれ


時雨・不知火「うーちゃんっ!?」


KONNGO「弱いくせに鬱陶しいデスね。」

KONNGO「どうせなら来なかった方が良かったんじゃないDEATHか?」

KONNGO「それなら…足手纏いにならなかったモノを…HAHAHAHAHAHAHA!!!!!!!!」


うーちゃん「うぅ……うーちゃんはっ…」

KONNGO「ん? 何デース??」

うーちゃん「うーちゃんはっ……うーちゃんはっ!!!」


うーちゃん「足手纏いなんかじゃないっぴょん!!!!!!!!!」


うーちゃん「くらうぴょん!!『コーヒーの入った水筒』!!!!」キュポッ

ビシャァ!!!!


KONNGO「ギ、ギギ……」

KONNGO「GYAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!!!!!!!!!!!!!!??????????????????」バタンバタン



不知火「なるほど、KONNGOの弱点である…紅茶の対となる存在、コーヒーを予め準備していたのですね。流石です。」

時雨「みてよ、スタンドが……弱ってる。今ならいけるかもしれないっ!!!」


ダイヤモンド・シスターズ『コ、コーヒーーーーダーーーーーー!!オタスケーーーーー!!!』

うーちゃん「ゴホッゴホッ 見たかぴょん…!!これがうーちゃんなりの…」

うーちゃん「弱いなりの戦い方だぴょん!!」


時雨「うーちゃん!! 今のうちだよ。」

不知火「アレで片を付けましょう。」キッ

うーちゃん「アレ……わかったぴょん!!!! みんな、うーちゃんに合わせるぴょん!!!」




うーちゃん「構えっ!!!!!!!」チャキッ


時雨「残念だったね……」

 シャッ


不知火「弱いのね……」  

 シャッ


うーちゃん「必殺っ!!!!!!!!!」

うーちゃん「『アルティメットうーちゃんパワーーー!!!!!!!!』全開!!!!!!!!!」

うーちゃん「撃てぇい…! 撃てぇぇぇぇぇい……!!!!!」

 シャ



うーちゃん・時雨・不知火「「「ジェットストリーム・カットインッ!!!!!!!!」」」



ドーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!




KONNGO「UGYYYYYAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


KONNGO「このKONNGOがぁぁぁぁぁ!!!!! このKONNGOがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!」



「」サラサラサラサラ……

ポタ… ポタ… ポタポタ…

ザァーーーーー

ザァーーーーーー

ザァーーーーーーーーーーー



うーちゃん「終わったぴょん…」ガクッ

時雨「ふふっ、もうこれ以上…動けそうにないや。」ドサッ

不知火「少し……疲れましたね…フフフ。」バタッ


うーちゃん「雨、強くなったぴょん…」

不知火「このままだと……風邪、引いてしまいますね。」

時雨「大丈夫さ。雨は止むよ………ただの、通り雨さ。」



ザァーーーーーーーーーーー 

ザァーーーーー 

ザァーー

ポタポタポタ… 

ポタ…

スゥゥゥ



うーちゃん「雲が…晴れて…」

時雨「ほらね。言っただろう…? 僕の雨に関する勘は、良く当たるんだ。」

不知火「綺麗な……空ですね。」



うーちゃん「こうして三人で寝転がってると…とても幸せだぴょん……」

不知火「そうですね。」

時雨「うん。」

うーちゃんたちは勝ったぴょん。

とても悲しい事件だったけど……最後にはこうしてみんな幸せな気分で終わることができたぴょん。


事件解決なんかよりも……うーちゃんたちには、みんな幸せでいられることの方が嬉しかったぴょん。



こうして……ただの『ごっこ遊び』から始まった『うーちゃん探偵団』の冒険は…本物になったんだぴょん。


このあと、半壊した建物を修理するのにうーちゃんたちが駆り出されたり…エロ本を盗んだことを今更怒られたり…時雨が改二になったり……那珂ちゃんが間違って解体されたり……


色々あったけど、それはまた別の話だぴょん!!



うーちゃんたちの本当の活躍はまだまだこれからなんだぴょん!!!!!

みんなも…困ったことがあったら…『うーちゃん探偵団』に任せるぴょん!!!!!!! ビシッ


第一話「提督のエロ本すり替え事件」 解決ぴょん!


続く……?

おまけ


夕立「ねえぇ~~夕立も『探偵さんごっこ』混ぜて欲しいっぽいぃぃぃ~ ねぇねぇ~」

うーちゃん「ぷっぷくぷぅ!駄~目ぴょ~ん!それと、『探偵ごっこ』じゃないぴょん!!」

不知火「ぽいぬはお断りです。『うーちゃん探偵団』規約・第15条、一項にその旨が記載されていますので…」

夕立「けちけちけちけちけちぃぃぃぃ!!!!!!!」プクゥ


時雨「夕立……」

時雨「この探偵団に入ると例外なくアホになっちゃうんだ。あとキャラ崩壊……この僕でさえもう手遅れなんだよ…」


時雨「キミは……都会の、イチソ市にお帰り。」

時雨「雨は…いつか止むさ……うん。」黄昏れ


おわり

ごめんなさい




見てくださった方、ありがとうございました。

犯人をぷらずまにするかKONNGOにするかで途中一回迷いました。結局、金剛の方が好きだったのでKONNGOにしました。

ちなみにぷらずまの場合は…『ライトニングボルト雷』という敵が増える予定でした。嘘です。

途中の意味のない推理要素は正直いりませんでした。反省です。

また、続きを書くことがあったら……その時も読んでもらえたら嬉しいです。


では、改めまして。ありがとうございました。

↓似てるようで似てない、全くもって関係性のないお話

時雨「恐怖のアホ毛狩り」
時雨「恐怖のアホ毛狩り」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1474613841/)

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