【オリキャラ注意】安価でダンガンロンパ【安価進行】 (882)

冷たい床の感覚。それが、私を眠りから引き戻す。

倒れたのは確かに建物の前だったはず。でも――

??「…教室…?」

誰かが私をここまで運んだのか、それとも夢遊病よろしくここまで這いながら辿り着いたのか。

??「…というかここどこ?」

教室のような内装。だが、窓には鉄板が張られ、おまけに監視カメラまで付いている。

到底、授業をやれるような場所ではないのは確かだ。それに加え生活感もない。

??「んー…教室じゃないとなると…」

考えながらふと机の上に視線をやる。

??「え、何これ…」

新聞を切り抜き、まるで犯罪予告のようなその紙には――

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1475246614

??「"希望ヶ峰学園入学式"…?」

…ああ、そうだ。そうだった。この希望ヶ峰学園の門戸を叩く前に私は倒れたんだった。

??「カガコウカ様…」

加賀紅香。自分の名前さえも思い出せなかったのだから、ここが希望ヶ峰だと見当が付かないのも仕方ない。

加賀「…あっ!希望ヶ峰って事は…」

才能が、有るはずだ。…有るはず…。

加賀「…あれ…?何だっけ…?」

何らかの才能があるのは確かなはずだ。肝心のそれが思い出せない。

ネットで調べたはずの情報すら、まっさらに抜け落ちてしまっている。

加賀「どーせなら"超高校級の○○"とか書いといてよ…!」

誰に言うでもなく、才能を思い出せない苛立ちをふざけた招待状にぶつける。

加賀「はぁ…場所は…体育館で。時間…十時半…」

時計は十時前を指していた。

加賀「んー…まあでも余裕を持って行った方が良いよね」

どこにあるか分からない体育館だ。探すのに時間が掛かるかもしれない。



そう思って、教室を出た。


…体育館まで一本道みたいな物だったのは運が良かった。

しかし途中の封鎖された玄関ホールに、改めてここが異様な空間だと再認識させられる。。

…つまり夢遊病なんかじゃなく、誰かが運んだ…

加賀「いや…えぇ…どうやって入ったのよこれ…」

方法を考えるだけ無駄な気がしてきた。

というか、考えたって答えが出そうにない。




そう感じながら、入学式の会場である体育館へと、私は足を踏み入れた。

※CAUTION

・スレタイ通りオリキャラで進行させていただきます
・遅筆ご容赦願います

生徒番号07
加賀紅香 【超高校級の???】
身長 158cm  
備考 橙色の髪 好奇心はあまり強くない 学生服

   -体育館-

加賀「…広い」

流石希望ヶ峰、と言ったところか。

??「むむ…これは人の香り!」

??「ワッツ?匂いなんてどこにもナッシングですよ?」

…早速、見ただけで面倒そうな人たちが来た…金髪アフロの白人とセンス皆無の服はヤバいって…。

加賀「…えーと」

??「Oh、ソーリーソーリー。拙者はイモニア・エウロパ・卯田ですネ」

加賀「拙者なのに語尾はござるとかじゃないんだ…。違和感が…」

イモニア「Mmm…ミオには何とも言われなかったですが?」

ミオ「拙者、の語尾がござるじゃないといけないなんてそんな考え方は古い古い、古いよ古い!」

加賀「何回言うの…」

ミオ「…あ、あたしは露寺美緒。どっかの見掛け倒しみたいに"デラミ"なんて呼ばないでよね」

加賀「…何でデラミ?」

イモニア「I think…つゆ"デラミ"お、から名付けたと思いますネ」

全然気付かなかった。言わなきゃ良かったのに…。

加賀「ああ、なるほど…で、みかけ」

露寺「ところであなたは?」

加賀「…あ、加賀紅香です」

イモニア「加賀…四人目ですね」

四人目?何がだろう…

加賀「…加賀が四人も?」

イモニア「ノー、ジャパニーズフェイマスチメイが苗字の方だよ」

露寺「コウちゃん、アスちゃん、クニやん、ノリやんの四人だね」

加賀「…ちょっと待って苗字が分からないんだけど」

イモニア「確か…カガ、ニイジマ、イナバ、イイダ…ですネ」

1 ニイジマ?どこ?
2 あ!新島って伊豆諸島の…
3 そもそもイナバってどこ…

↓1

加賀「…ニイジマ?どこ?それ」

露寺「…新島を…知らない…?」

…若干露寺さんの顔つきが変わったように見えた。

加賀「そんなに有名じゃ」

露寺「アメリカにしか分布しないと言われたキタゾウアザラシが見つかったちゃんとした土地ですよ!何で知らないんですか!アザラシですよ!?ア・ザ・
ラ・シ!海の豹と書いてアザラシですよ!?」

加賀「えぇ…何この反応…アザラシ好きすぎでしょ…」

イモニア「彼女は超高校級のバイオロジスト、もとい生物学者だからこの反応は仕方ないヨ」

イモニア「ちなみに拙者は超高校級のラッキー、もとい幸運デスネ」

加賀「もといの使い方微妙に違う気しかしないんだけど」

露寺「…ま、まあいいよ、新島の知名度が低いのはもうどうしようもないから…」

イモニア「…ところでユーは?ユーは何しに希望ヶ峰へ?才能は?」

それむしろこっちが言う方の台詞でしょ。

加賀「…ごめん、それが…思い出せなくて」

イモニア「…ノーギフツ?オア、オンリーフォゲットユアギフツ?」

加賀「…何で全部英語なの…分からない、ただ思い出せないだけだと思う」

露寺「…うーん…思い出せないか…あ!」

加賀「え、どうかした?」

露寺「…脳いじる?」

加賀「いじりません」

何かこの人怖い…!

??「…あ」

露寺さん、イモニア君が去って息つく暇もなく、和服の女性と妙な格好の男性が近付いてくる。

??「…新入り?」

加賀「ま…まあ…」

??「…おいサノ、よせ。困ってるだろう」

サノ?「別にウチは新入りに新入りって言っただけじゃん?」

バイトリーダーかよ…。

加賀「あ…加賀紅香、です。才能は…思い出せなくて…」

狭野「は?マジで?才能思い出せないの?ウケ――いった!女子に手出すのは無しでしょ無し!」

??「お前のような外面だけまともな輩が女子なぞ名乗るな。反吐が出る」

狭野「アッシーそろそろ怒るよ?ねえ?」

アッシー「怒ることを予告する輩は怒ったところで大して怖くない」

狭野「うっわ!何それマジで?いやまあ確かにそんな怖くないけど」

加賀「アッシー…?」

アッシー「…芦本軽明。才能は超高校級の作家だ」

狭野「あ、ウチは狭野」

芦本「名乗る前にさっきの不遜を謝罪しろ」

狭野「えー…別にジョークだしよk」

芦本「良くない早く謝れ」

狭野「…ウィーッス…さっきはジョークとは言えあんな事言ってごめんね、ガガガ」

加賀「ガガガ…?ひょっとして露寺さんにデラミってあだ名付け」

狭野「ウチは狭野由地夜!超高校級の茶道家!ま、どっからどう見ても茶道家だし?」

加賀「…」

芦本「はあ…ここまで外観と内面が一致しない奴は見たことないだろう、加賀」

1 確かに…ないです
2 そう…?   
3 むしろ一致する方が怖くない?

↓1

加賀「そう…?今時ギャップの凄い人なんて珍しくとも何とも…」

狭野「でしょ?やっぱアッシーが古くさいんだって」

芦本「…作家仲間にこんな奴はいなかったからな」

加賀「見るからに真面目そうだしね」

芦本「…だとしても狭野、お前は差が激しすぎる」

狭野「いやいやいやこれくらいフツーに…フツーに…」

狭野「いない…」

芦本「少なくともここではお前が」

狭野「えっ!?いやここってやっぱ才能ある人ばっかだし?やっぱそういう点で本来人間が持つはずの外見と内面とのギャップを消費しちゃってるんじゃないかなーって」

芦本「はぁ…暴論が過ぎやしないか」

狭野「アッシーだって人のこと言えなくね?自己紹介がてらにすることじゃないっしょ、あれ」

芦本「…まあな」

加賀「何のこと…?」

芦本「…加賀、これをやる」

加賀「…栞?」

薄赤いベースに、金箔で絵が形取られている。

狭野「えー!?ガガガ金箔!?いいなぁー…ま、ウチはシックな抹茶色のやつ貰ったし?」

自己紹介がてら…ってこれのことか…。確かに変と言えば変…。

加賀「全員にあげてるの?」

芦本「…まあな」

加賀「…どうして?」

芦本「相手に栞を渡すことで、相手にとって俺は『栞を渡してきた人』、になる。それが負のイメージを持つこともあろう」

芦本「初対面の人間に栞を渡すなぞ正気でないと思われるかもしれんが、それでも構わん。俺は相手の印象にさえ残り」

芦本「俺の本を買い、俺の作品の読者になってくれたのなら僥倖だ」

狭野「…って、何かもっともらしい言い訳垂れてるけど、ただ栞好きなだけらしいよ」

芦本「おい」

狭野「ウィッス」

芦本「…あと狭野、俺のアッシーは分からんでもない。だが加賀のガガガは何だガガガは」

芦本「文庫じゃないんだ」

狭野「えっどっちかというとスペシャルじゃないの」

加賀「何言ってんの二人とも…」

??「おおおおおおおっ!」

…あの男子は何故に叫んでこちらに猛ダッシュで来るのだろうか。歩けば良いのに…。

??「ちょっ、典羽矢君…速い…待って…」

後ろから色白の女性が歩いてきている。

??「スタッ」

自分で言うのか…。

??「俺は飯田典羽矢、超高校級のスプリ」

??「スプリンターだなんてかっこつけてないで…はぁ、はぁ…短距離走者って言えば…?」

飯田「いや…それはダサい!漢字の時点でまずダサい」

かっこつけたいタイプか…。

??「漢字がダサいって…どうせなら正式な肩書きで言おうよ…」

飯田「それだけじゃない!短距離走者は若干言いにくいんだよ!」

??「自分で陸上の道選んでおいてよくそんなこと言えるよね…?」

飯田「陸上の道は選んだが短距離走者は言いづらすぎて敵わん!」

1 ちょっと待って私置いてけぼりだから…  
2 他に何かあるの?
3 そちらの方は…?

↓1

加賀「そちらの方は…?」

??「…私?」

飯田「お前しかいないだろ…」

??「私は…紡紫葉莉…超高校級の工芸部…」

加賀「工芸部…」

インドア派とアウトドア派…。

飯田「…ところでアンタ、名前は?」

加賀「加賀紅香です。才能は…思い出せなくて」

飯田「思い出せない、か」

飯田「あ!ホントは思い出せてるけど、実はサプライズで明かすつもりとか…」

加賀「本当に思い出せなくて…」

飯田「…マジな方の奴?」

むしろなんでマジじゃないと思ったんだ。

やっとまともそうな二人組が来た…片方はエプロン付き、もう片方は多分アスリート系かな?

…というか二人で来るのが慣わしなの?

??「よっす!」

??「どうも」

加賀「あ、どうも…」

??「俺は谷拝登。超高校級の排球選手だ」

??「私は樫月明美。超高校級の保育士です」

加賀「あ、私は加賀紅香です…才能は思い出せなくて…」

谷「思い出せない、か…ま、その内何とかなるだろ、記憶なんてそんなもんそんなもん」

樫月「うんうん、年取ると物忘れ増えますしねぇ」

加賀(年取ると、って…高校生の台詞じゃない…!)


谷「…」

樫月「…」

加賀「…」

加賀(今まで突っ込んでたから多少は話進んだけど)

加賀(二人がまともすぎて話が進まない…!)


1 谷に話を振る 
2 樫月に話を振る
3 二人で来てる理由を聞く

↓1

加賀「というか…何で二人で?」

谷「んー…何でか、と言われるとな…」

樫月「何か成り行きですよね」

谷「ここに来た時点であそこの寝袋の奴と、あと数組の男女が既に話してたし」

谷「そのあとに樫月が来て、まあこのまま二人ぼっちもちょっと淋しい、と思ってな」

加賀「ふーん…じゃ二人は別にそういう仲では…」

樫月「ないですよ?」

谷「ああ。たまたまタイミングが合っただけだしな」

…なるほど。…あれ?

つまり私は…その寝袋の子とペア的な物になるのかな?

??「おりゃりゃりゃりゃ…おりゃ?」

前言撤回!流石希望ヶ峰…変人だらけ…!

??「ちょっ真理華さん急な方向転換は…痛い痛い痛い!!」

男側がイケメンじゃなかったら犯罪臭のする奴だこれ…。小っさいし…。

真理華?「とうっ!」

??「うわっ!」

長い間振り回されていたのか、男子の方は既に疲労困憊しているように見える。

何かこれ…さっきの飯田君と紡さんと同じ匂いがするなぁ…。

真理華?「どうもどうも!」

加賀「ど…どうも…」

真理華?「不知火真理華です!…ほらショウ!」

ショウ「えぇ…ボク…?」

不知火「はーやーく!」

ショウ「…栗須鐘太…です」

加賀「加賀紅香です…」

不知火「超高校級の花火師ですっ!」

栗須「…超高校級の冒険家です」

加賀「あっ…あの才能は…」

何か小さい子供の話に付き合う学生になってきてる…。

…こう思うと樫月さん大変なんだろうなぁ。

加賀「あの…その…不知火さんは…高校生…だよね?」

不知火「そうだけどー?」

言動も幼いし顔も幼いから高校生に全然見えない…!狭野さんみたいなギャップはないし…!

加賀「…ホントに?飛び級とかしてないよね?」

不知火「してないよー」

栗須「…らしいんですけどね…」

苦笑する栗須君は対照的に大人びているように思える。冒険家だからかな?

…というかこんな幼い子に花火師務まるのかなぁ…。務まるからここにいるんだろうけど…。

1 不知火に話を振る
2 栗須に話を振る
3 この場を去る

↓1

来ないようですので今夜はこれにて更新を終了します。次回更新は 10/01 22:30 頃を予定しています。

上げます


1 不知火に話を振る
2 栗須に話を振る
3 この場を去る

↓1

加賀「…不知火さんって」

不知火「んー?」

加賀「ちゃんと花火上げれるんだよ…ね?」

不知火「あたりまえじゃん!花火師だよ花火師!」

加賀「…何で花火師になろうと…?」

不知火「うーん…どかーん!ってなるところかなー」

加賀「…どかーん…」

不知火「ばくはつするときがもうたまんないー!ってなるの!」

加賀「へ、へぇ…」

露寺さんと一緒のタイプな気がする…。

不知火「あと火薬のにおい」

えぇ…。

今度は学ランと…あれ?また学者?白衣だし…。

白衣「…どうも」

学ラン「どもっす」

加賀「どうも」

案外まとも…?

白衣「…新島飛鳥。超高校級の頭脳」

加賀「あっ」

新島「…何?」

加賀「えっ、いやあの…」

さっき言ってたニイジマさんだ…。

新島「…亜堂君」

亜堂?「…え、俺?」

新島「先にやってもらう?」

亜堂?「そのつもりだったんだけど」

新島「…じゃ、あなた」

加賀「あ、加賀紅香です」

亜堂?「…あっ」

新島「さっきから何よ…!」

亜堂?「あ、いやさっきからイナバだの飯田だの地名ばっかだなーと思っただけ、そんだけ」

新島「…ああ、そういうことね。…というか亜堂君」

亜堂?「ん?…あ、悪い悪い。俺は亜堂銀二、超高校級の二番手」

加賀「二番手?」

亜堂「そう!血液型は日本で二番目のO型、誕生日は新学期二日目の4/3、利き腕は日本で二番目に多い左利き!」

加賀「最後は何か違う気がするけど…」

亜堂「…ま、これは初対面の人の興味引き用で、もっとまともなもんはいっぱいあるんだけどな」


1 気になる  
2 何で言わないの?  
3 新島さんはこうやって勿体ぶる男の人、どう?


↓1

加賀「新島さんはこうやって勿体ぶる男の人、どう?」

新島「…へ?え、今私に振る場面だった…?」

加賀「何となく…」

新島「勿体ぶるのは…あまり好きじゃないけれど。まあ、そのまともな物をひけらかさない点では評価できるわね」

亜堂「淡々としてんな」

新島「…何か?」

亜堂「いやいや、もっと顔とか褒めてくれてもいいんじゃないかなって」

加賀「そういうの自分で言うんだ…」

亜堂「ま、二番手と言うだけ有って二枚目だし?」

加賀「そこまで…」

新島「二枚目ね…一枚目がここに居れば良いわね」

加賀「…一枚目ってどういう意味なの?」

新島「確か…単純に主役、という意味だったはず」

加賀「へぇ…」

新島「一枚目が居なきゃ、亜堂君は二枚目にはなれないもの」


新島「ちなみに新島村は東京都の村で二番目に人口が多いわ」

加賀「ものすごい無駄知識だね…」

声を掛けられてないのはあと三人…残り十分か。

…寝袋で寝てる人は最後にしとこう。出来ればスルーしたい。

加賀「あ、あの」

がたいの良い男子と少しだけ恰幅の良い女子に声を掛ける。

男子「…」

女子「ん?どうしたの?」

加賀「か、加賀紅香です」

男子「…チッ…今頃自己紹介かよ…遅えだろ…」

…えっ、今舌打ちされた?されたよね!?

男子「…オレは因幡国大。…大工だ」

加賀「道理でがたいが良い…」

因幡「あ?」

加賀「いや…なんでもない…」

何でこの人初対面の人にメンチ切ってんの…。

女子「国大さん顔が怖い…あ、私は大江杜麩果。超高校級の栄養士よ」

こっちはこっちでメンチ切るのか…!

加賀「ふふ…」

因幡「…何が面白えんだよ…」

大江「…あ、私の名前かな?トフカ、なんて聞いたことないだろうし」


1 いや、メンチ…   2 珍しい名前だね  3 大江さん、結構食べるの?

↓1

加賀「珍しい名前…だね」

大江「でしょ?私の母方の祖父がロシア人でね、まずトフカ、って読みが決まって」

加賀「急に話がぶっ飛んだね…」

大江「それと父方の祖母がお麩職人で」

加賀「お麩って職人いるんだ…」

大江「私のお母さんがもうホントに果物大好きで大好きで!」

加賀「ああ…え、杜は?」

大江「…杜?ヤマナシだよ」

加賀(宮城じゃないんだ…)

大江「ヤマナシはその名の通り梨の一種なの!名前はあまり知られてないけど…」

加賀「…ってことは大江さんの名前は全部食べ物…?」

大江「そう!そうなの!」

すごい嬉しそうな顔するなぁ…。食べるの好きなんだろうな。

…で、最後は…。

寝袋「…Zzz」

…話しかけにくいなぁ。起こしたら悪いし…。

加賀「…うーん…」

加賀「大江さん」

大江「ん?どしたの?」

加賀「あそこの寝袋の子って…」

大江「えーっと…あの子は確か超高校級の…あれ、何だっけ?」

因幡「…ロングスリーパー?だっけか」

大江「あ、寝袋持ってたからアルピニスト…だっけ…?」

加賀「な、名前は?」

因幡「…忘れた」

大江「何だったかな」

加賀「えぇ…」

??『えー、マイクテストマイクテスト』

加賀「校内放送?」

??『バラバラだなぁ、言うこと聞かない子供じゃないんだからもっとまとまって欲しいよ』

因幡「…誰だか知らねえけど全部こっちに聞こえてるぞ」

??『聞こえてるならまとまれよ!子供じゃないんだから言われた事位ちゃんとやる!』

因幡「中学教師かよ…」

栗須「…集まりましょう」

飯田「どこに?」

谷「寝袋の奴のところでいいだろ、どうせ起きねえし」

谷君の声を皮切りに、皆がある程度まとまり始めた。

??『お集まりいただき何よりです』

??『ゴホン、えー、それでは只今より、希望ヶ峰学園入学式を執り行います』

??『一同、礼!』

寝袋で寝ている男子を除き、全員が舞台方面へ礼をしたその時――



――何かの落下音と共に。




??「がはっ…!おも…重い…どいて…」

苦しそうな声で何かに懇願する、聞き覚えのない声。

??「うぷぷ、挨拶ちゃんとしないからこういう目に遭うんだよ、シロスカ君。まあどくけど」


その方向には――



??「ボクはモノクマ!希望ヶ峰学園学園長なのです!えっへん!」


踞る寝袋の彼と、見たことのない、不気味なコントラストの"何か"が立っていた。

イモニア「…モノクローム、andクマ…でモノクマ?」

芦本「確かに白黒ではあるが…何故日本語と英語を交ぜる…」

モノクマ「コラーッ!静粛にーっ!」

モノクマ「…ゴホンゴホン、まず初めにオマエラの学園生活について説明します!」

モノクマ「ここに来たオマエラは、当然素晴らしい才能を持ったいわば"世界の希望"たる人間です!」

モノクマ「よってそんな"希望"保護の為に…」

モノクマ「オマエラにはここで共同生活を送ってもらいます!」

モノクマ「期間は無期限、生活に必要な物は当然こちらからたーんと提供します!」

新島「…今、無期限って言った?」

モノクマ「ええ!無期限です!」

新島「…つまり脱出は…不可能。そういうことかしら?」

モノクマ「流石新島さん鋭い!あっさり言えばそういうことになるね!」

紡「な…何で今の話からそんな事が…?」

新島「無期限でここでの共同生活、そして窓に張られた鉄板、封鎖されたホール。あなたたちもここに来る最中見たでしょう?どう考えても脱出は不可能よ」

大江「飛鳥さん、なんでそんな冷静なの…」

栗須「…出られないって…つまり老いて死ぬまでずっとこのまま…」

狭野「それは…おかしいっしょ、いやいやいやどう考えてもおかしいって!」

亜堂「脱出不能って…それって監禁じゃ…」

モノクマ「じゃ聞くけどさ亜堂クン、これが監禁だとしたら?まさか警察が来て助けてくれるとでも?」

亜堂「えっ…」

モノクマ「ま、そんなもん来ないだろうねぇ。だって」



モノクマ「オマエラ、みーんな同意の下でこの希望ヶ峰に来てんだもん。ねぇ?」




モノクマ「…ま、どうしても出たい、なんて我が儘な人には今から良いことを教えてあげちゃうよ!」

モノクマ「当然脱出が一切出来ない!なんてことだったら、それこそ亜堂君の言ったように監禁になっちゃうし」

モノクマ「どーしても脱出したい!何をしてでも脱出したい!そんな方は是非ともね!是非とも!」


次の言葉で、場の空気はより凍り付いた。

モノクマ「人を殺してください。自分の手で」





今までの半ば冗談じみた"何か"の口調が、突如恐怖を帯びて聞こえてくる。

モノクマ「方法は問いません!絞首、斬首、銃殺、釜茹で、溺死、電気、火炙り、薬殺、鋸、磔、何でも構いません!」

モノクマ「とにかく!誰かを自らの手で殺める!」

モノクマ「そうしたら脱出できる…そういうこと!」

樫月「希望を保護するためなのに…別の希望を…殺す…?そんなの…」

加賀「…おかしいよね。おかしい…そんな希望同士で…殺し合いって…」

露寺「…」

モノクマ「と、言う訳でどーしても出たい奴は人を殺せ!それ以外はずっとここで暮らせ!以上!」

モノクマ「それじゃ、快適な学園生活――」

芦本「――お前は何がしたい」

モノクマ「何って?」

芦本「亜堂が言ったようにこれは監禁だ。そしてここからの脱出の条件に殺人を強要するこれは強要罪、先程からのお前の発言はほとんどが脅迫罪」

芦本「まさか私は人形だからそんな法は適用されぬと言い逃れるつもりはあるまいな」

不知火「!カル暴力は…」

芦本「黙ってないで何か言え!」ガッ

感情的になった芦本君がモノクマを踏みつける。

モノクマ「…踏みつけたね?親父にも踏まれたことないのに…学園長への暴力は校則違反だってのに…!」

そう言い切るや否や、モノクマが電子音をたて、その目が点滅し始める。

栗須「…あれってまさか…」

大江「爆発する!?」

加賀「芦本君!逃げて!」

芦本「…ふん、どうせただの虚仮威しに過ぎん。退いたら俺の負けだ」

狭野「んなこと言ってる場合じゃないって!」

芦本「俺は動かん!」

イモニア「アシ!プリーズ!」

芦本「動かん!」

爆発を恐れて、皆、言葉でしか芦本君を遠ざける術を持たなかった。

耳を貸さぬ芦本君、万策尽きた。皆そう思った。

…だが。

寝袋「危ない!」

いつ彼は起きたのか。そんなことはどうでもいいと思える程、その声は体育館中に響き渡った。

そして爆発よりも早く。

寝袋「逃げろ!」

間一髪。寝袋の彼が芦本君の背を押し、モノクマから離した瞬間。






それは大きな音を立て爆発した。

芦本「何をするシロスカ…!お前のせいで足首を」

モノクマ「あーあーあーあー!つまんねー友情ごっこはその辺にしといてよ!」

因幡「…死なねえのかよ」

モノクマ「芦本君、今回は初犯だからこの程度で許してあげたけど…」

モノクマ「飯田君、短距離走のフライングの罰則言ってあげてよ」

飯田「一発アウトだろ」

モノクマ「うぷぷ、ボクはそこまで非道じゃないからね!その前は?」

飯田「…二回目以降のスタートでフライングをした選手は失格…」

モノクマ「そゆこと!ま、オマエラにも分かるように言えば」

モノクマ「次はないってことだよ!」

モノクマ「ま、何が校則違反になるのか分かんねーオマエラの為に電子生徒手帳を用意しました!」

モノクマ「部屋に置いといたから各自確認しとくこと!耐久性はインド象が踏んでも壊れないしインド象の胃液でも溶けないから!その辺は大丈夫だよ!」

モノクマ「それじゃ今度こそ…快適な学園生活をエンジョイしてね!うぷぷ、またねー!」





皆が言葉を失う。

誰も何も言い出すことが出来ない。



誰と話しますか?
↓1

芦本「ちっ…」

加賀「…芦本君」

芦本「…加賀か…すまん、見誤った…」

加賀「…まあ、もう起きたことはしょうがないし…足首大丈夫?」

芦本「…無理だ、立てん。だが女子のお前に肩を借るほどでは…くっ…」

明らかに痛そうな様子だ。

加賀「い、いやそんなんじゃ…」

芦本「お前に負担はかけたくない…女子なら狭野に頼むから構わん…無理なら…飯田辺りを頼る」

こんな状況下でも女子扱いされない狭野さんって…。

加賀「…この状況」

芦本「許されてなるものか!あの得体の知れぬ生物に独裁を許しているこの事態が!」

芦本「…策を練る。ふざけきった校則の穴を突き、彼奴に痛い目を見せてやれるような策を!」

芦本君の激情は収まっていなかった。

芦本「何人も殺させん…そう言いたいが、それは何人もここから出させぬと言うのと同義だ…」

芦本「…クソッ」

加賀「…」

彼の目は怒りに満ちていた。



誰と話しますか?
↓1

物語が進むのなら全く構いません 
人がいらっしゃらないのはつまらないのが一因と捉えておりますので新島の知名度同様仕方のないことかと


加賀「…露寺さん?」

露寺「何?」

加賀「何か…大変なことに…」

露寺「…うん、すごい理不尽だし…コドク」

加賀「コドク?どういうこと…?」

露寺「…孤独であり、これは蠱毒、ってこと」
※蠱毒⇒百虫を同じ容器で飼育し、互いに共食いさせ、勝ち残ったものが神霊となるためこれを祀る。この毒を採取して飲食物に混ぜ、人に害を加えたり、思い通りに福を得たり、富貴を図ったりすること 出典:医学綱目

加賀「…」

露寺「悪趣味すぎる…うん、ホントに…」

加賀「そう…だよね」

露寺「…まあでも、受け入れるしかないのかなぁ、なんて」

露寺「無期限とは言われた、言われたけどさ。ほら、ものすごい長い期間を表す時って」

露寺「恒久なんかじゃないのに、そういう例えをするじゃん」

露寺「…そういうことにしとこうかなって。そうしないと…とても苦しいからさ」

加賀「…」

もがく芦本君、対照的に譲歩を見せる露寺さん。


誰と話しますか?
↓1

上げます


誰と話しますか?
↓1

加賀「因幡…君?」

因幡「…何だ」

加賀「え、いやこんな状況だけど…」

因幡「…んなのやるしかねぇだろ」

加賀「えっ」

因幡「少なくともあのクマがのうのうとオレ達をこっから出すとは思えねえ」

因幡「もうどうにもなくなったら、そりゃあ…」

加賀「それ、本気で…言ってるの?」

因幡「どうにもなんなくなったらつっただろ!…それまでは手を掛けるつもりはねぇ」

因幡「…ま、どうなるかはオレにも分かんねぇよ。オレがやる前に誰かが誰かをやるかもしんねぇ」

因幡「やられるのがオレじゃない保証だってない訳だしな」

加賀「…」


誰と話しますか?  (あと二人くらいで)
↓1

加賀「…あの」

シロスカ「…」

加賀「シロスカ君…だよね?超高校級のアルピニストの…」

シロスカ「…!え、あ…はい…?アルピ…?」

加賀「…え?違うの?」

シロスカ「えっと…城須賀翼…です、超高校級の演劇部…です…アルパカでは…」

加賀「演劇部…だからあれだけ声が…」

城須賀「…すみません、煩すぎましたよね…」

加賀「そんなことは…あの声とあの動きがなかったらもっと大変なことになってた訳だし…」

加賀「よく気付けたよね」

城須賀「爆発する、なんて声が聞こえたら否応なしに起きますよ…寝ぼけて危ない!だなんて口走っちゃいましたけど…ただ…」

城須賀「もう少し気を遣えたら…芦本さんを傷つけずに済んだんですけど…至りませんでした」

加賀「…卑下することないって」

城須賀「…足首、大丈夫ですかね…」

城須賀君が芦本君の方へ目をやったとき、私は見てはいけないものを見てしまった気がした。

加賀「…!」

城須賀「どうかしましたか?」

加賀「え…いや…」

…間違いない。彼の首に刺さっているのは…。

加賀「何でも…」

…あの"クマ"の破片だ…。まだ気付いてない…。

城須賀「…とはいえ、殺す、だなんて現実的でない言葉をよく使うものですね」

城須賀「考えたくもないですよ、そんなこと」

加賀「そう…だよね…」

城須賀「…考えてないですよね…?」

加賀「考えてないよ!?」

城須賀「なら、いいんですけど…」


1 破片について言及する 
2 しない

↓1

加賀「あ、あのさ…」

城須賀「…はい」

加賀「その…うなじの所…」

城須賀「え?何か…痛っ!え、何これ…取らないと…」

この判断は間違っていた、のかもしれない。彼がその破片を首から離したときに、私はそう思った。

プシャ、と炭酸飲料を開封したときのような音と共に、傷口から血が噴き出る。

少量であるとは言え、放っておいたらまずいのは素人目に見ても分かる。

城須賀「え、いや、血が、いや、いや、嫌嫌嫌、嫌!」

彼の足元が赤く染まる。…不注意だった。あまりにも不注意だった!

城須賀「嫌…死にたくない…いや、いやだよ!いや…!」

パニックになっている城須賀君に、私が出来ることは……。

加賀「城須賀君落ち着いて、大丈夫、大丈夫だから…」

…宥めることしか出来ない。止血に自信なんてないし、広げたときのリスクを考えると迂闊には動きたくない。

…無力だ。

城須賀「いや…いやだ…」

声が弱まる。…もう無理にでも止血してしまおうか、そう思ったとき。

露寺「寝袋君!」

こちらの異変に気付いた露寺さんが走ってこちらに来る。

露寺「寝袋君落ち着いて、少しこっち側に倒れて、そう、そのまま深呼吸して、ゆっくり、ゆっくりでいいから…」

彼女はそう言いながらハンカチを首筋に押し当てる。

城須賀「はっ、はぁ…はぁ…」

露寺「大丈夫…大丈夫だよ…ゆっくり、ゆっくり…」

露寺「コウちゃん、少し手伝ってくれる?」

加賀「あ…うん…」

露寺「床に水平にしておきたいから…足持って、そう、それでそのまま下に…オッケー、オッケー」




彼を横にした頃、その様子は落ち着いていた。

露寺「…コウちゃん、これ…どゆこと?」

露寺さんが小声で話しかけてくる。

加賀「えっと…あの…」

さっき有ったこと全てを話す。

露寺「…なるほどね…そういうときはやっぱ言うべきじゃなかったかもね」 

加賀「…ごめん」

露寺「いやー…まあ、コウちゃんも焦ってただろうし、責められないよ。言わないまま横になってたら深く刺さってそれこそ手遅れだっただろうし」

露寺「寝袋君に破片が刺さってることを気付けなかったあたしにも非はあるしね」

加賀「そんなことは…」

露寺「…ま、そんな血は出てなかったし、最悪の事態は避けられたかな。後は…モノクマとやらが保健室開けてくれるといいんだけどねぇ」

露寺「もうちょっとちゃんと手当したいし」


露寺、城須賀、飯田、芦本、紡、大江、不知火が体育館を出ました。

誰と話しますか? (残りは 栗須 谷 因幡 樫月 イモニア 新島 亜堂 狭野)
↓1

来ないようですので本日はここで更新を終了させていただきます。
次回更新は 10/03 22:30 を予定しております。

覚え切るの難しいから一覧欲しいな
安価なら栗須

少々予定より早めではありますが更新致します
>>59
すみません…完全に忘れておりました 栗須との会話が終わり次第簡易的な一覧を作成致します…申し訳ありません。



加賀「栗須君」

栗須「…あっ、紅香さん。どうかしたんですか?」

加賀「んー…あ、いや大変なことになったなぁって…」

栗須「…ボクにとっちゃ、こんな危険なことは慣れっこ…とまでは行きませんけど」

栗須「多分、皆さんが思っているほど、この事態を重くは捉えてないので…」

栗須「死を近くで見すぎたせいで…麻痺してるのかもしれないですけどね」

加賀「あー…そっか、そうだよね…」

栗須「それでも、死が崇高な物なんかじゃないことは分かってますよ」

栗須「目的を成し遂げて死ぬのなら兎も角、何も出来ないまま野垂れ死ぬのは…言葉に、し難いと言いますか」

加賀「…」

栗須「…このふざけた"サバイバル"は生き延びなくちゃならないんです」

栗須「あのふざけた人形に踊らされることなく」

彼は死の恐怖を、きっとこの中で一番分かりきっている。

分かりきっているからこそ…生への執着も、強く、そして激しいのだろう。

簡易一覧 (名簿順) 詳細はもう少しお待ちください…。


芦本 軽明 (アシモト カルアキ) 【超高校級の作家】

亜堂 銀二 (アドウ ギンジ) 【超高校級の二番手】

飯田 典羽矢 (イイダ ノリハヤ) 【超高校級の短距離走者】

因幡 国大 (イナバ クニヒロ) 【超高校級の大工】

イモニア・E・卯田 (-・エウロパ・ウダ) 【超高校級の幸運】

大江 杜麩果 (オオエ トフカ) 【超高校級の栄養士】

加賀 紅香 (カガ コウカ) 【超高校級の???】 ※主人公

樫月 明美 (カシヅキ アケミ) 【超高校級の保育士】

栗須 鐘太 (クリス ショウタ) 【超高校級の冒険家】

狭野 由地夜 (サノ ユチヤ) 【超高校級の茶道家】

不知火 真理華 (シラヌイ マリカ) 【超高校級の花火師】

城須賀 翼 (シロスカ ツバサ) 【超高校級の演劇部】

谷 拝登 (タニ ハイト) 【超高校級のバレーボール選手】

紡 紫葉莉 (ツムギ シバリ) 【超高校級の工芸部】

露寺 美緒 (ツユデラ ミオ) 【超高校級の生物学者】

新島 飛鳥 (ニイジマ アスカ) 【超高校級の頭脳】

加賀「…もう部屋に行こうかな」

…どうにもならない、強いられたこの境遇は。


…悪夢は、まだ始まったばかりだ。



  prologue HERE IS a School of KIBOUGAMINE 

 Day 0 PM 8:28   Kaga's Loom

加賀「…ここ?」

立て札にカタカナで「カガ」と書かれている。

加賀「他に加賀さんは居ないし…ここだよね、うん」

加賀「…というか指紋認証なんだ…」

いつ指紋採ったんだろう…。



加賀「…あ、これかな?電子生徒手帳って」

加賀「名前はあってる…えぇ…何で才能の欄が空白なの…」

バグってるのかな…。

加賀「はぁ…校則…校則は…」

01 生徒達はこの学園内だけで共同生活を行いましょう 共同生活の期限はありません

加賀「やっぱり期限ないんだ…」

02 夜10時から朝7時までを"夜時間"とします 夜時間は立ち入り禁止区域があるので注意しましょう

加賀「これは…また明日モノクマに聞くしかないかな」

03 就寝は寄宿舎エリアに設けられた個室でのみ可能です 他の部屋での故意の就寝は居眠りとみなし罰します

加賀「…故意じゃなければセーフってことなのかなぁ…?あと罰するってどのくらいの罰なんだろう…」

04 希望ヶ峰学園について調べるのは自由です 特に行動に制限は課せられません

05 学園長ことモノクマへの暴力を禁じます 監視カメラの破壊を禁じます

加賀「まあ…暴力がダメな時点で破壊活動もダメだよねそりゃ…」

06 仲間の誰かを殺したクロは"卒業"となりますが、自分がクロだと他の生徒に知られてはいけません

加賀「知られちゃいけない…え?でも卒業できるんなら居なくなった人がクロって分かるよね?」

加賀「何か最後だけ変な校則だなあ…自慢するな!ってことなんだろうけど」

加賀「…とりあえず、寝よう…」

モノクマ「うぷぷ…うぷぷぷ!」

モノクマ「どうも!モノクマです!」

モノクマ「さてさて…始まりましたよ!始まりました!」

モノクマ「始まって早々悪いんですけどね、悪いんですけれども!」

モノクマ「第一の動機、こちらの方を」

モノクマ「どうかね、どうか皆々様にお考えいただきたいのですよ!」


↓1から3でお願いします 良さそうなの使います

(もしこのまま明日の22:00頃までいらっしゃらないようなら私が独断で決めさせていただきます…)
(ここから↓3つまでを候補とします)

ランダムに一人分の過去についての紙をくばり3人以外の全員には誰かの嘘の過去が書かれているものを配り
ある3人には誰かの本当の過去についてのものを配る。

始まったばかりだし『交流会』ってのはどうかな
内容は任せるけどその中のゲームの1つとして↑をやるとかね

皆様の創造力に感服致します


モノクマ「うぷぷ…それじゃ>>67+>>68の案を採用しようかな!」

モノクマ「…これはボクが渡す相手も決めちゃって良いし何なら誰の真実を書くかも決めちゃって良いんだよね?」

モノクマ「あと誰の過去かも書いちゃっていいんだよね?」

モノクマ「ま、いっか。何か問題あったら言ってくれればマジックで塗り潰すから!問題あったら言ってねー!」

モノクマ「うぷぷ、多分封[ピーーー]るけどね!」

あっ>>69の最後は「封殺する」です、しまった"殺す"って入ってるの忘れてました…
そして>>63も寝ぼけながら打ったからRoomをLoomって書いてるやん…すみません…


  Day 1 AM 6:45  Kaga's room

加賀「…」

最悪の目覚めである。今までにこんな…こんな妙な朝はなかっただろう。

加賀「…45分か…」

…ここに居ても何もすることないしな…。

加賀「食堂があったような…」

誰か居るかも知れないし…。

加賀「…行くか」

  AM 6:51 Dining Room

加賀「…あれ?え?」

閉まってる…。

加賀「ここは校則に書かれてた立ち入り禁止場所ってことか…」

…まさかそもそも使用禁止…とかないよね…。

加賀「それは餓死するなぁ…うん…」

加賀「いやでも生活に必要な物は提供するって言ってたし開くよね…開くよ…ね…?」

モノクマ「…ぶつぶつうっさいなぁ」

加賀「…え?」

モノクマ「ほらほら!どいたどいた!加賀さんがグチグチうっさいから開けてあげるよ!まだ三分前だけど!」

モノクマ「三分位待てないもんかなぁ」

加賀「いや勝手にあなたが…」

モノクマ「言い訳無用!とっとと中に入って仕込みでもしてな!」

加賀「えっそれ大江さんの仕事じゃ」

モノクマ「つべこべ言うなーっ!」

加賀「はいいいいいいいっ!」

   AM 6:58 Dining Room

加賀「なんで私が仕込みなんか…」

そもそも大江さんがこういうことやると思うんだよな…。

加賀「はっ!仕込みが必ずしも料理である必要はないんじゃ…いや、ないよね!ない!」

加賀「なんで気付かなかったんだろう…モノクマの発言にまたもや踊らされた…!くうっ…こ、ころ…殺されたらまずいか」

加賀「…虚しい…椅子16個にしとこ…」



加賀「それでもって十分経っても誰も来ないのか…」

モノクマ「うぷぷぷぷぷ。ヒマ?ヒマなんでしょ?」

加賀「うっさいなあ…」

モノクマ「ほらほら、You料理作っちゃいなよ?」

加賀「えぇ…」

モノクマ「いつやるか?」

加賀「…今…です…やりますよじゃあ!」

ホント、何なんだコイツ…!


何を作りますか?
↓1 但しコンマ60以上であのお方が降臨

上げます 暫く来なかったら適当に決めちゃいます

何を作りますか?
↓1 

おおっと4s差で来てた…


加賀「…卵!」

モノクマ「ほう…どうせ目玉焼きとか」

加賀「ぷ…プレーンオムレツ作るから!めだ、目玉焼きなんてそんな女子力のない料理作る訳ないじゃん!」

…言っちゃったー!言っちゃったよ!作ったことないのに!

モノクマ「後で目玉焼きしか作れない全国の女子に謝れよ!今そういう問題に世間が煩いからな!」

加賀「誰に言って」

モノクマ「オマエだよ!オマエ!」

加賀「えぇ…」

世知辛い…。

加賀「はい詰みました高望みしなきゃ良かった」

目の前には到底プレーンオムレツとは形容できないような卵が並んでいる。

加賀「やっぱり作ったことないもんは無理でしょ…全部モノクマのせいだ」

モノクマ「なんでボクのせいなんだよ!」

加賀「はあ…とりあえずこれはスクランブルエッグにするとして…」

加賀「…全部スクランブルになるの?」

社会の混沌…。

加賀「あーあ、こんな時に誰かさんが助けてくれたらなぁ…チラッチラッ」

モノクマ「口で言ったところでボクは助けませんからね!生徒の成長を厳しく見守るのが学園長の務めなのです!」

加賀「もっともらしいこと言って…誰か助けてくれないかなぁ…例えば大江さんとかさぁ」

大江「呼んだ?」

加賀「そうそう丁度いいところにええええええええええ!?何で居るの!?」

大江「くしゃみ一つで呼ばれたから?」

加賀「いつくしゃみした…」

大江「ま、そういうことはおいといて…これはオムレツかな?」

加賀「あ、うん…そのつもりで…」

大江「なるほどなるほど…うん、今日は紅香ちゃんの努力を活用してオムレツにしよっか!」

加賀「その言い方、なんか今日の料理考えてきたみたいだけど…」

大江「いいのいいの!ずらせば良いだけだし!」

加賀「ええ…」

加賀「あ、狭野さんおはよう」

狭野「おはよ…あ、ガガガと…飯屋?」

加賀「飯屋って…ストレートすぎでしょ…」

大江「あ、由地夜ちゃんおはよ」

狭野「はよ…眠い…」

栗須「おはようございます…」

大江「鐘太君、おはよう。これで四人?」

加賀「もう8時なんだけどな…」

栗須「その内起きてくるんじゃないですかね…」

…時間は飛んで食事後。

芦本「…今日の昼も、夜も…ずっとお前が作るのか、大江」

大江「うーん…出しゃばるつもりはないんだけど…客観的に見ても私が作るのが適任かなぁって」

芦本「…お前の腕の問題ではない」

イモニア「Umm…確かに一人にお任せするのは若干不安ですね」

因幡「それこそ何されるか分かんねぇしな」

狭野「いやいや…それはギシンアンキになりすぎじゃね?」

不知火「そーだそーだ!良くないよキシボジン!」

谷「不知火、それ全然違う」

城須賀「…不安ですかね?別にボクは…美味しければいいんですけど…」

芦本「…俺が不安なのはお前達の思っている物より一つ上の不安だ」

イモニア「Step up?」

樫月「一つ上…とは?」

芦本「それを言うと…小人が悪用する。だから言わん」

紡「あ、悪用って…」

芦本「…誰も死なせん為だ」

飯田「それお前が悪用したらこっちの詰みだろ…」

芦本「俺はそこまで卑怯ではない」

新島「…ああ、そういうことね。分かったわ」

狭野「え、ニジマスマジ?教えてよ」

新島「それは無理な相談ね」

芦本「…分かる奴だけ分かれば良い。分かる奴は実行するほど馬鹿ではないからな」

大江「…何か今馬鹿にされた?」



加賀(…何となく分かってしまった気がする。確かに一つ上、だし)

加賀(それをやられたら、もうどうしようもないのも分かってしまった)

   AM 11:25   Cooperative store (購買部)

加賀「…何これ」

モノクマ「モノモノマシーンだよ」

加賀「…何?あなたはその…神出鬼没なの?」

モノクマ「学園長ですから!」

加賀「説明になってないって…」

モノクマ「これはモノモノマシーン!メダルを入れると色々出てくるよ!」

モノクマ「なかには狙った物が出てこなくて人生破綻した輩も居るとか居ないとか…」

加賀「スロットマシンじゃないんだから…」

モノクマ「ふむふむ、君はどうやらまだメダルを持っていないようだね」

モノクマ「やれやれ、ボクが特別に10枚あげようじゃないか」

モノクマ「起床ボーナスで一日1枚もらえるよ」

加賀「何起床ボーナスって…」

モノクマ「朝起きれば1枚、ってことさ!」

一日一枚支給って言えば良いのに…。

モノクマ「ほい、10枚」

加賀「…どうも」

モノクマ「出世払いで構わないからね!」

加賀「さっきあげるって言ったよね!?」


何枚入れますか?
↓1

特にない メダルいっぱいあったから銃撃防げるとかそういうのは絶対ない


モノクマ「5枚、ねえ…すっごい中途半端」

加賀「何枚入れようが私の勝手でしょ」

モノクマ「ま、いいけどさ」


このコンマと↓1から4のコンマで判定 91~100が出たらもう一度 99が出た場合2回になります

74 誰かの卒業アルバム
25 おでこのメガネ
13 これくらいのお弁当
09 最速カップラーメン

あとこのコンマで判定

74 誰かの卒業アルバム
25 おでこのメガネ
13 これくらいのお弁当
09 最速カップラーメン
62 聖徳太子の地球儀

確定しました

加賀「…アルバムに眼鏡に弁当にカップ麺に…地球儀…」

加賀「…これホントなんなの?」

モノクマ「さっき言わなかった?色々出てくるって」

加賀「色々すぎでしょ…」

モノクマ「…あ!そうそうそうそう!これあげるよ」

加賀「…何これ?」

モノクマ「見れば分かるでしょ!エコバッグ!環境に優しい優れものだよ!」

加賀「違う違う…このよく分からないDVD」

モノクマ「ん?…あ、これはあれだね、シャンソン武田監督の映画だよ」

加賀「いやだから」

モノクマ「確かタイトルは『ウィズアウトレイジー』…って書いてあるでしょ?」

加賀「書いてあるけどさ、私が聞きたいのは」

モノクマ「サブタイトルは?」

加賀「…"全員善人"だけど…あの私が」

モノクマ「ああそうそう!一般人だった主人公が何故か抗争に巻き込まれる話だった!」

加賀「聞けーっ!」

モノクマ「あれ?どしたの?」

加賀「…え、これも私にってこと?」

モノクマ「そうだけど?」

加賀「…プレイヤーは?」

モノクマ「ないよ」

加賀「えっじゃあどうやって観るの」

モノクマ「そりゃまあ…パッケージ見て楽しむとか?」

加賀「えぇ…」

ゴミ押しつけられただけじゃんそれ…。

Day1 PM1:28

加賀「とりあえず学園内を調べなきゃ…ついでにちょっと世間話でもしようかな」

加賀「…誰としよう」

↓1 相手と話す内容(出来れば)

v3のキャスト一覧公開されましたけど山寺さんお仕事しすぎじゃないですかね



加賀「不知火さん」

不知火「ん?コウ、どうかした?」

加賀「お話いいかな?」

不知火「いいよー!」



加賀「…で、ええっと…何で保健室?」

不知火「いちおう見ときたいなーって思ったから」

加賀「…結局開けてもらったんだ」

モノクマは何がしたいんだか…。

不知火「それで?おはなしって?」

加賀「あ、モノクマのことなんだけどね」

加賀「爆発したじゃない、昨日」

不知火「したねー」

加賀「不知火さん花火師だからさ、何か爆発の時に気になることとかなかったかなーと思って」

不知火「んー…うーんとね…あ!」

加賀「何かあった?」

不知火「においはしてなかったよ」

加賀「…匂い?」

不知火「火薬のにおい」

加賀「火薬の匂いはしてない…」

不知火「んー…あれじゃないかなー、電気を思いっきりばばばばってやって」

不知火「めちゃくちゃ熱くして、それで暴走してどかーん!みたいな」

加賀「ああ…」

確かにその線も無くはないのか…。火薬の匂いがしてないのは確かだろうし。


何かプレゼントを渡しますか? >>88に記載
↓1  (今日はこれで終わる予定です)

加賀「電気…あれ?だとしたら水かけたら壊れるんじゃ…」

不知火「んー…それもぼーりょくじゃない?」

加賀「…水かけるのって暴力なのかな?」

不知火「わざとじゃなければきっと大丈夫!だと思う!」

危険すぎるな…。

加賀「あ、そうそう不知火さん」

不知火「なにー?」

加賀「お話聞いてもらったから、これあげるよ」

不知火「…カップめん?カップめん…カップめんはなー…料理があるし…」

不知火「…あ!でもよるじかんにおなか空いたときにはいいかも!」

モノクマ「…うぷぷ、今んところ夜時間でお湯使えるところは未解放だけどね」

不知火「なにそれけち」

モノクマ「うぷぷ、誰か殺せば済む話だよ?」

不知火「それならいい!どっか行って!」

モノクマ「あれ?これボク嫌われた?」

加賀「今まで好かれる要素ゼロでしょ…」

モノクマ「この可愛らしい外見をもってしても?」

加賀「…可愛くないから」

モノクマ「がびーん!ふ、ふーんだ、加賀サンの部屋のシャワーの湯量二割減にしとくから!」

地味な嫌がらせ…。

PM 6:22

夕食後…。

芦本「…交流会?」

新島「必要あるかしら?」

飯田「いや、やっぱ自己紹介だけじゃちょっとな…って思って」

露寺「あたしとノリやんとイモやんで考えてたんだけどねー」

露寺「…というか寝袋君の名前全然知らないし…」

城須賀「寝袋君ってあだ名なんですね…」

樫月「まあ、初対面で寝袋はインパクト強すぎですし…」

城須賀「じゃ…改めて…城須賀」

芦本「いつやるんだ」

城須賀「あの途中なんですけど…」

芦本「俺と狭野は知っているから聞く必要がない。後でやれ、後で」

城須賀「ええ…」

飯田「…明後日?でいいと思ったけど…」

芦本「…分かった」

城須賀「聞く意味あったんですか…」

芦本「心の準備という物が必要だろう」

城須賀「ま、まあ…えっと、ボクはしろす」

狭野「何やるの?」

城須賀「狭野さん」

露寺「それは…まあ当日のお楽しみって事で…ねえ?」

イモニア「Yeah…アシには悪いけど、ここはフェアにいくよ」

城須賀「二人とも」

谷「でもそれ三人が有利…」

亜堂「ま、細かいことは気にしなくて良いんじゃね?」

城須賀「あの…」

紡「…それまで何もなければいいけど…」

大江「こら紫葉莉ちゃん変なこと言わないの」

城須賀「ボク生きてますよね…死んでるとかないですよね!?」

加賀「それは…ないと思うけど」

城須賀「加賀さんも死んでるとか…」

加賀「一番まずいパターンじゃんそれ…」

結局盛り上がったせいで城須賀君は自己紹介しそびれていた。

加賀「…寝袋君のあだ名そんなに嫌?」

城須賀「いや、そこじゃなくて…どうせならちゃんと名前で呼んでもらいたくないですか?」

加賀「まあ…分からないこともないけれど…」

城須賀「はあ…何で寝袋で寝かせられてたんだろう…」

加賀「あれ?あれ自分で寝たんじゃなかったの?」

城須賀「いや…気付いたらあそこで寝かされてたので…それで芦本君と狭野さんに起こされて、それっきり」

加賀「寝たと」

城須賀「寝るつもりなかったんですけどね…普通に眠くて」

加賀「…」


1 そもそも寝たのが悪い
2 起こさなかった私達のせいか
3 寝袋って自前?

↓1

加賀「起こさなかった私達のせいか」

城須賀「うーん…そう言ってしまうとそれまでなんですが…」

城須賀「でもまあ、起こそうとしたらしたらで因幡君あたりが」

城須賀『ほっときゃいいだろんな奴は…勝手に寝てんだからそのまま寝かしといてやれや』

加賀「!?」

城須賀「とか言い出しそうですけどね」

憑依してたみたいだった…。

加賀「さ…流石だね…」

城須賀「え?何がですか?」

加賀「いや、今の…」

城須賀「それは…そうですよ、一応超高校級の演劇部…なんですから」

   Kaga's room

城須賀君の自己紹介は後日に流れた。…多分これやれないパターンだ…。

そんなことを考えながら寝床につく。

加賀「交流会、か…」

閉鎖空間においても、それだけのことをやろうと思う力は正直羨ましかった。

加賀「楽しめるだけ楽しもっかな…」

交流会まで、残り、二日。


そこで『絶望』が生み出されるとは知らずに。

  Day2 AM 7:55 dining room

大江「えっと…とりあえず料理は出来たんだけど」

大江「席どうするの?」

昨日は何だかんだ皆の時間がバラバラだったから別々に食べたけど…。

露寺「夜は皆で机囲んで食べるから…なんかバリエーション付けたいよね」

因幡「…昼みたいにバラバラでいいんじゃねえか?別に食いたい奴は誰かと一緒に食えばいい話だしな」

亜堂「まあ、無理に全員で食べるよりはそっちの方がいいかもな」

大江「じゃ、そうしよっか」


と、いうことは毎朝誰と食べるか考えるのか…。

↓1 食べる相手(複数可)

申し訳ありません、指名していただきながら何ですが
本日の更新を以上とさせていただきます
誠に申し訳ありません。

イモニア「…ファイア?アーユースリーピー?」

不知火「…へ?え、いや…ねむくなんかないよ!」

イモニア「…クマ、ありますが?」

加賀「そういえば…え、でもこれここに来たときからなかった?」

イモニア「…Really?全く気付きません…」

加賀「…よく寝られる城須賀君と対照的だね」

不知火「え?これクマじゃないよ?」

加賀「えっうそ」

不知火「なんでクマの設定でお話すすんでるのかなーって思いながらきいてた」

不知火「これすすだよ」

イモニア「すす…とは何?」

加賀「すす…すすの説明ってどうするんだろう…」

不知火「えーと…ロトトみたことある?クマモトジロウ監督の」

イモニア「またクマ…でも観たことはあるネ」

不知火「あれにでてきたくろくろはわかる?」

イモニア「Ah…なんとなく…なら」

不知火「それ」

イモニア「…Oh、Oh!OK!」

加賀「若干違うと思うんだけど…まあ私も説明できないしいっか…」

イモニア「…でもファイア、眠い?」

不知火「んー…まあねれてない…かな。ねれなかったし」

イモニア「心中お察しします」

急に流暢になったな…。


イモニア、ないし不知火に何か渡しますか? >>88参照(カップ麺は消化済み)
↓1

芦本「…そういえば、全員ここの構造は把握したか?」

谷「まあ…何となくなら」

狭野「それがなんか?」

芦本「いや…把握できていないのなら何らかの報告をしようと思ったが」

芦本「杞憂に終わったな」

新島「…杞憂に終わるのは構わないけれど…これ、どうするの?」

…鍵?どこのだろう…。

飯田「?なんだそれ」

新島「モノクマから渡されたのよ、トラッシュルームの鍵だから適当に使ってねー、だとか言われて」

亜堂「適当に使うもんじゃ…」

新島「…どうするの」

栗須「まあ…そのまま適当でいいんじゃないですか?朝一で来た人がやるシステムで…」

大江「それすっごく私不利じゃない?」

因幡「それはどうしようもねぇだろ、諦めろ」

大江「まあ…いいけどさ。多分食事の準備が一番ゴミ出してるし」

  Day2 PM 1:18

加賀「誰かと話すか…」

↓1 相手と話す内容(出来れば) 場所を【トラッシュルーム/ランドリー/食堂+厨房/購買部/保健室/体育館】から指定

昼食終わりの狭野さんを直撃する。

加賀「狭野さん」

狭野「…急に何?」

加賀「茶道家、って…どんなことするの?」

狭野「…茶点てて客に出して手厚くもてなして終わり!みたいな」

加賀「もてなすときもやっぱりそんな軽い感じなの?」

狭野「んなわけないじゃん!外面はきっちり大和撫子装ってるし」

狭野「本性ひた隠しにして客と話してるとすっごい面白いの、あーウチのこと何も知らないのに口先だけ真面目なお方ですねとか言っちゃってさ」

加賀「へえ…」

狭野「デラミは見掛け倒しとか言ってたけど、上等っしょ!見かけだけ良くたって中身がクズな奴なんかごろごろいるし」

1 なんでそんな口調に?
2 茶道家楽しい?
3 なんで茶道家に…?

↓1 (今日の更新はここまでです)

加賀「…茶道家楽しい?」

狭野「は?」

加賀「いや…なんか聞いてるとそうは思えなくて…」

狭野「…」

加賀「…狭野さん?」

狭野「さあ、どうだか」

加賀「え…」

狭野「楽しいから茶道家してると思う?それとも名誉ある肩書き目当てにやってると思う?どう?」

加賀「それは…分かんないけど…」

狭野「…どっちみち…こんな場所じゃ意味無いんだよ!楽しみも、肩書きも…」

触れちゃまずいところだった…。

加賀「ごめん…」

狭野「…才能のないアンタには才能に縛られるウチらの気持ちなんてこれっぽっちも分かんないくせに…!」

狭野「いっちょ前に…いっちょ前に他人の領域踏み込まんどいてよ…」



因幡「…それを言っちゃお終ぇだろ、狭野」

加賀「!」

いつの間に…。

狭野「ナバの口出しするような事じゃ」

因幡「まるでここの連中が皆才能に縛り付けられてるような言い方じゃねぇか」

狭野「それは…」

因幡「自分一人の感情を全体に昇華させてさも真理みてえに言いやがって」

因幡「…ま、互いに逆鱗触れまくってる時点でお前一方に非がある訳じゃねえけどよ」

狭野「…だったら」

因幡「ただお前は可視の逆鱗に触り加賀は不可視の逆鱗に触っただけだ」

因幡「お前のやったことを正当化なんて出来ねえよ」

狭野「…」

因幡「…何か加賀に言うことあんだろ」

狭野「…ごめん」

加賀「い、いやこちらこそごめん…」

   Day02 PM 4:24


その後聞いたが、狭野さんは別段茶道が好きという訳でも嫌いという訳でも無いらしい。

ただ、この閉鎖空間に対する苛立ちが私の言葉を機に溢れてしまった…と本人は言っていた。本当のところは分からないけれども。



加賀「誰かと話すか…」

↓1 相手(狭野は不可)と話す内容(出来れば) 場所を【トラッシュルーム/ランドリー/食堂+厨房/購買部/保健室/体育館】から指定

Cooperative store

紡「こ…購買部ってこんな感じなんだ…」

加賀「だいぶ異質だよね」

紡「普通は…人居たり…棚があったりしそうなのに…」

加賀「機械一つ…ってねぇ?」

紡「…うん…」

加賀「…工芸部って」

紡「!」

加賀「やっぱり裁縫とか上手いのかな?」

紡「ま…まあ人よりは…」

…指に絆創膏が貼られてるし、手首も包帯が…。

…え?手首?

加賀「その指は…」

紡「あ…うん…針がね…」

…手首は多分違うだろうから触れないでおこうかな…。


1 どんな理由で希望ヶ峰に?
2 また今度何か作ってよ
3 折角の機会だしこの機械動かす?

↓1

加賀「折角の機会だし、この機械動かす?」

紡「あ、そ…そうだね…」

渾身のシャレが完全スルーされた…。

加賀「あ、私がメダル…」

紡「わ、私も持ってるけど…」

加賀「えー…っと、じゃ一枚ずつ入れよっか」

紡「うん…」

このコンマ(加賀のメダル)と↓1のコンマ(紡のメダル)で判定

89 みどりの着ぐるみ
39 カットバサミ


加賀「…えーと」

紡「…」

加賀「…紡さん、どっちがいい…?」

どっちも正直微妙だけど…!

紡「ハサミで…いいかな。着ぐるみの方は…ちょっと…」

加賀「だ…だよね…外れ枠というか何というか…」

どうせなら赤いのも一緒に出てこれば良かったのに…。

紡「…私結構髪長いし」

フォローが胸に刺さる…。

   PM 8:19  Dining room

栗須「…あの」

夕食後、栗須君が声を上げる。

イモニア「What's up?」

栗須「今朝の件なんですけど…」

谷「今朝…ああ、トラッシュルームの鍵のこと?」

栗須「流石に大江さんに押しつけるのは不味いような気がしまして…」

樫月「押しつけるも何も…杜麩果さんが自分で言ったに等しいような物です。彼女の意見を尊重するべきだと思います」

栗須「あの雰囲気で断れるほどタフなのは多分軽明さんくらいですよ」

加賀「タフ、と言うより図太い、の方が合ってる気がするけど…」

栗須「…杜麩果さん、本当に良いんですか?」

大江「まあ…大抵私が朝一だとは思うんだけど…」

大江「そうじゃないときに融通利かなさそうだからなー」

大江「私は別に…」

芦本「…文句があるならお前がやればいいだろう、栗須」

栗須「勿論、そのつもりではいましたよ。ただ大江さんとボクでローテーションを回すのは…」

芦本「…つまり?全員に荷を負わせるべきだと言いたいのか?」

栗須「そういう訳では…」

芦本「…まあ、栗須の言い分も分からん訳ではない」

芦本「…今座っている順で良いだろう」

芦本「大江から時計回りに栗須、城須賀、露寺、亜堂、因幡、樫月、谷、俺、加賀、紡、イモニア、新島、不知火、飯田、狭野」

芦本「これなら文句はあるまいな?」

芦本君がものすごい指揮取ってる感があるけど…上手くいってるし何も言わなくていっか。

栗須「…それなら構いません」

   PM 9:08  Kaga's room

加賀「…」

交流会は明日、か。

加賀「何か仮装的なことしてった方がいいのかな」

昼間の着ぐるみが頭をよぎる。

加賀「…いや、あれは寝袋並みのインパクトだからな…」

諸刃の剣過ぎる。…極力目立ちたくないしなぁ。

加賀「…明日は誰とご飯食べよっかな」

たわいもない明日の期待を胸に抱きながら眠りに落ちる。

生徒番号01
芦本 軽明 (アシモト カルアキ) 【超高校級の作家】
身長 191cm
備考 青髪 尊大だが威厳はある 茶色のスーツ

生徒番号02
亜堂 銀二 (アドウ ギンジ) 【超高校級の二番手】
身長 177cm
備考 茶髪 基本的に何でも二番手 軽い 学ラン

生徒番号03
飯田 典羽矢 (イイダ ノリハヤ) 【超高校級の短距離走者】
身長 168cm
備考 白髪(短髪) やや調子に乗りやすい 元気 タンクトップ

生徒番号04
因幡 国大 (イナバ クニヒロ) 【超高校級の大工】
身長 180cm
備考 紫髪(長髪) やや不良、それ故言葉が悪い 紫のつなぎ

生徒番号05
イモニア・E・卯田 (-・エウロパ・ウダ) 【超高校級の幸運】
身長 186cm
備考 金髪(天パ) 少し片言気味 陽気 赤白のボーダーのシャツ

生徒番号06
大江 杜麩果 (オオエ トフカ) 【超高校級の栄養士】
身長 166cm
備考 栗色の髪 長さは肩まで 人懐っこい ピンク色のセーター

生徒番号08
樫月 明美 (カシヅキ アケミ) 【超高校級の保育士】
身長 164cm
備考 緑色の髪(長髪) 明るくおおらか  青いVネックにエプロン

生徒番号09
栗須 鐘太 (クリス ショウタ) 【超高校級の冒険家】
身長 174cm
備考 茶髪 ポジティブ思考 迷彩服

生徒番号10
狭野 由地夜 (サノ ユチヤ) 【超高校級の茶道家】
身長 148cm
備考 黒髪(セミロング) 見かけによらず軽い性格 和服

生徒番号11
不知火 真理華 (シラヌイ マリカ) 【超高校級の花火師】
身長 150cm
備考 ピンクの髪(ツインテール) 幼気な女子 セーラー服

生徒番号12
城須賀 翼 (シロスカ ツバサ) 【超高校級の演劇部】
身長 162cm
備考 黒髪 自己犠牲精神 洞察力高め 黒シャツに黒パーカー

生徒番号13
谷 拝登 (タニ ハイト) 【超高校級のバレーボール選手】
身長 199cm
備考 黒髪の短髪 クラスの人気者的存在 バレーのユニフォーム

生徒番号14
紡 紫葉莉 (ツムギ シバリ) 【超高校級の工芸部】
身長 154cm
備考 水色の髪(長髪) 陰気 自信なさげ 白シャツにスカート

生徒番号15
露寺 美緒 (ツユデラ ミオ) 【超高校級の生物学者】
身長 160cm
備考 黄色の髪(ポニーテール) 好奇心旺盛 チェックの服に長いスカート

生徒番号16
新島 飛鳥 (ニイジマ アスカ) 【超高校級の頭脳】
身長 170cm
備考 銀髪(長髪) 論理思考 やや短気 白衣 眼鏡

Day3 AM 7:44

交流会は今日の昼からやるらしい。何やるんだろう…。

ちなみに仮装は予定されていないらしい。…着る計画はなしかな。元々そんな計画なかったけど。

↓1 朝食を共に食べる相手(複数可)  (今日の更新終りかもしれません)

(ちなみに交流会までにぞろ目が出たら着ます)

まだいけそうです(いつ去るかは分かりませんけども)
そして定着するデラミ


城須賀「…生物学者って何やってるんですか?やっぱり解剖とか…?」

露寺「食事中にそういうこと聞いちゃう?そういう男絶対モテないよ」

加賀「露寺さん当たり強いなぁ…」

露寺「いやいや、だって食事中だよ?栄養士が作った完璧な食事してるのにそんな話、したい?」

加賀「まあ…したくはないけど」

デラミ「でしょ?そういうことだよツバやん」

城須賀「完全に忘れてました…そう、ですよね」

デラミ「…ちょっとなんで表記欄変わってんの!」

加賀「生物学者のお話は無理だから…演劇部の話にする?」

城須賀「うえぇ…それが嫌だから露寺さんに振ったんですけど…」

露寺「自分だけ美味しい思いはさせないからね」

城須賀「食事中に美味しい思いできないのっておかしくないですか!?」

城須賀「…というか露寺さん、なんでそんな格好なんです?…新島さんみたいに白衣着ればいいのに…」

露寺「学者だからって白衣羽織んないといけないだなんて考えは古い古い、古いよ古い!」

加賀「一番最初の時もそんなこと言ってたよね…」

露寺「強いて言うならあれかな、学者感を極限まで薄くしてオーラを消し去るみたいな」

城須賀「lim オーラ→0 みたいな感じですか…?」

露寺「そうそうそう!0にしちゃうともう存在意義が疑われるから嫌だけど極限計算なら0に限りなく近付くだけだから」

理系感半端ない…。

加賀「…それにしてもチェック服にスカートか…」

城須賀君の黒パーカーに黒シャツもなんだけど…。

露寺「ベタに学生服だなんて冒険が足りないぞ?コウちゃん」

加賀「この生活が常に冒険でしょ…」


城須賀、ないし露寺に何か渡しますか? >>88参照(カップ麺は消化済み)
↓1

城須賀「…メガネ?生憎視力は悪くなくて…」

城須賀「というかこれ何に使うんですか」

加賀「えーっと…ある呪文を唱えながらメガネを付けると物と会話が出来るらしい…って」

露寺「んなアホな…そんなことある訳ないじゃん」

城須賀「呪文は…分からないんですか?」

乗るのか…。

加賀「書いてない…ね。やってく内に見つかるんじゃないかな…」

城須賀「んー…デコデコデコデコデコッパチ☆みたいな感じですか…ね…」

城須賀「ちょっと待ってください今盛大に滑りましたよね!?何なんだこのメガネ…」

可愛い。

露寺「何でデコッパチで終わろうと思った」

城須賀「ノリですね…」

  Day03 AM10:23

加賀「交流会まで時間あるしな…」

↓1 相手と話す内容(出来れば) 場所を【トラッシュルーム/ランドリー/食堂+厨房/購買部/保健室/体育館】から指定

  Infirmary

加賀「よく見ると…案外広いんだね、ここ」

樫月「そうですね…頑張れば全員入れそうですし」

樫月「これなら集団食中毒になっても大丈夫ですね」

加賀「集団食中毒って…大江さんの料理のことだしそんなことは…」

樫月「弘法にも筆の誤り、ですよ」

加賀「そりゃまあ…そうだけどね…」

樫月「…ベッドもあって、カーテンもあって…保健室って学校の中の休息所みたいじゃないですか」

加賀「まあ言われてみればね…加湿器もあるし」

樫月「除湿機はないんですね…」

保健室にいろいろ求めすぎでしょ…。


加賀「そういえば」

加賀「保育士ってやっぱ不知火さんみたいな子相手したりするの?」

樫月「しれっと真理華さんのこと幼児扱いしませんでしたか」

加賀「一般例が出て来なくて…」

樫月「…真理華さんくらいの幼さならまだ可愛い方ですね」

樫月「もっと小さい子だとどうにも言うことを聞いてくださらなくて…」

樫月「あやし一筋で何とか誤魔化してきたようなものですから」


1 子供好きなんだ
2 嫌になったこととかあるの?
3 何で保育士になろうと?

↓1

加賀「…子供好きなんだね」

樫月「そう…大人と違って気兼ねしなくても良いし」

樫月「何より可愛いから。子供って魔性ですよ」

樫月「大人が同じ事やっても絶対許されないのに、子供なら許せちゃうんですもの」

樫月「…好きですよ。食べちゃいたい位」

加賀「食べ…」

樫月「…冗談ですよ。第一どう食べるって言うんですか、丸呑みですか?」

冗談で食べ方まで研究しないと思うんだけど…。

樫月「…今ここでの癒やしは真理華さん、くらいです。今のところは」

樫月「他の方が嫌い、ってことではないですけどね…。癒やし、とは言えませんけど」


樫月に何か渡しますか? >>88参照(カップ麺、メガネは消化済み)
↓1

樫月「…何ですかこの禍々しい球体は…」

加賀「何か昔の人の地球儀?らしいんだけど…」

樫月「地球儀というより…その辺りに転がっている鉱石の方が近いような…」

加賀「まあ…何かおーぱーつ…って言うらしいし」

樫月「おーぱーつ…?しーぱーつとかも有るって事ですか?」

加賀「うーん…そもそもおーぱーつの意味がわかんないから…」

樫月「…何か一個多くないですか」

加賀「あ、あれじゃない?アトランティック大陸みたいな」

樫月「それ大西洋ですよ…」

加賀「…あれ?アトランティス?」

樫月「何か違うような…」

加賀「…ま、使い物にならないからそういうのはどうでもいいか」

樫月「…私この禍々しい代物を押しつけられただけですよね…」

加賀「昔から有る物だしお守り代わりには…」

樫月「なればいいですけれど…」

…なんないよなぁ。誰かに襲われたときに鳩尾に投げ込めるコントロールでもあれば別だけど…。

    PM 0:00  Dining room

イモニア「3,2,1…Ok,Let's get started!」

露寺「よしっ!始まりました交流会!」

露寺「司会はあたし露寺美緒と」

狭野「よっ!デラミ!」

露寺「…えー、ノリやんとイモやんでお送り致します!」

狭野「よっ!デラミ!」

露寺「ユッチャンうるさい」

狭野「よっ!デラ」

露寺「おい」

狭野「…ウィーッス」



露寺「よし!では気を取り直して最初は簡単な自己紹介から!」

露寺「名前、才能、好きな食べ物、好きな色!はい、時計回りにどうぞ!」

不知火「不知火真理華です!花火師です!食べ物は…何でも!あっ、ピーマンはちょっと嫌かな…色は赤!」

谷「谷拝登。バレーボール選手だ。特に…肉が好きだな、うん。色は…白だな」

飯田「飯田典羽矢、超高校級のスプリンター!足が早いから刺身が好きだな…好きな色は焦げ茶色…だな!」

大江「大江杜麩果、才能は栄養士で、食べ物は特に果物が好きで…えーと後は…好きな果物だっけ?」

不知火「いろだよー」

大江「あっ、そっか!好きな果物は梨と葡萄、好きな色はピンク!」

果物も言うのか…。

城須賀「やっと自己紹介できる…城須賀翼です、超高校級の演劇部…で、好きな食べ物はカツレツ…です」

城須賀「色は…黒、かな」

栗須「栗須鐘太、超高校級の冒険家です。好きな色は緑で、食べ物はご飯、梅干し、あと保存食で…」

大江「保存食なんて作れるかな…」

栗須「え、いや作らなくても結構ですって!」

紡「…紡紫葉莉…工芸部…食べ物はお菓子系なら何でも…色は…灰色…」

センスが暗い…。

加賀「…あ、私か。加賀紅香、才能は思い出せてなくて…。好きな食べ物はオムレツで、好きな色は…真紅かな」

大江「あ、だから卵料理を」

加賀「作ってもらうのを食べる分には良かったんだけどね…」

因幡「…因幡国大、大工。食いモンは簡単に食えりゃ何でもいい…色は紫だ」

亜堂「亜堂銀二、超高校級の二番手、食べ物は…日本人が二番目に好きと言われる焼き肉が好きだな、色はオレンジ」

それどこ情報なの…。

芦本「芦本軽明、超高校級の作家だ。和食は好むが中華はどうも好かん。色は…青が好きだ」

イモニア「拙者はイモニア・エウロパ・卯田ですネ、幸運でここに来ました。食べ物は洋食が好まれますネ。色は…ゴールドが良きです」

新島「新島飛鳥…超高校級の頭脳よ。食べ物は魚類、特に焼き魚ね…色は水色かしら」

樫月「樫月明美です。保育士やってます、食べ物は好き嫌いなく…色は強いて言うなら黄色ですかね…?」

狭野「ウィーッス、狭野由地夜です、これでも茶道家…食べ物は茶菓子かなー、色は抹茶色が好き。やっぱ落ち着くし」

露寺「…で、あたしが露寺美緒。こんななりだけど生物学者だよ。食べ物は麺類、特にラーメンかな…だからカルやんとは相性悪いかも」

露寺「好きな色は青で同じなんだけどね」

飯田「…よし、自己紹介が終わったところで…次はお待ちかね」


飯田「王様ゲームだ!」

芦本「…くだらん、俺はかえ」

飯田「帰れねえぞ?一昨日あんだけ乗り気だったくせに帰んのか?」

芦本「…チッ」

飯田「よし、じゃこのクジ選んで…よし、行くぞ!」

飯田「王様だーれ…いや言えよ!何で俺一人なんだよ!」

加賀「ノリについて行けない…」

飯田「せめて卯田と露寺は言えよ!」

イモニア「三人で言うのは…恥ずかしいネ」

露寺「それは分かる」

飯田「一人で言う方がもっと恥ずかしいわ!」


飯田「仕切り直すぞ…よし、せーの!」

数人「王様だーれだっ!」


↓1 王様
↓2 指令と対象(連投不可)

大江「…あ、私だ」

大江さんか…何させるんだろう…。

大江「よーし…じゃ15番はこの中で第一印象で気になっている人を言うって事で…恋愛感情はなくてもいいけど」

15番…私は8番だけど…。

芦本「…チッ」

あ、これ15番芦本君だ。

芦本「…狭野だ」

狭野「あ、やっぱウチ?いやーモテる女はつら」

芦本「大和撫子の身なりをしておきながらこんな性格、あり得んだろう?そういう意味でコイツの本性は気になる」

芦本「そこに恋愛感情だの恋慕だのはない」

狭野「からの~?」

芦本「続きなどない」

狭野「と、見せかけて~?」

芦本「…無いと言っただろう」

狭野「このまま不完全燃焼で終わらせる気?」

芦本「燃焼してないのはお前だけだ」

すっごい腐れ縁感ある…。


飯田「よし、じゃ次行くか!せーの!」

「「「王様だーれだっ!」」」

↓1 王様
↓2 指令と対象(連投不可)
これ含めあと二回ほど王様ゲームやらせていただきます ご了承願います

紡「…あ、私だ…」

今度は紡さんか…。

紡「…じゃ、じゃあ…5番が好きなタイプ…と、この15人の中で…好きな人…」

大江さんが優しく見える位ハードなやつだ…!

紡「だ…誰?」

栗須「…あっ、ボクです。…好きなタイプ…好きなタイプですか…」

栗須「…出来るだけ心配性じゃない方がいいですかね…あまり過度な心配をされたくないので…」

紡「…この15人で言うと…?」

栗須「心配性じゃない人と言いますと…美緒さん…か真理華さんですかね…」

栗須「あくまでボクの主観ですけど…」

紡「じゃ…心配性とか…そういうのを抜いたら…?」

栗須「いや…それ以上の明言は控えます。答えたじゃないですか一応」

紡「ま…まあ確かにそうだけど…」

上手く回避したな…。



飯田「よし、栗須の恋愛状況が明かされたところで次行くか!せーの!」

「「「王様だーれだっ!」」」

↓1 王様
↓2 指令と対象(連投不可)
(最後です)

才能の分かんない人に一発芸を振るイモニアの鬼畜っぷり


イモニア「…Oh、King is me…」

ここでイモニア君か…。

イモニア「Hmm…6番が渾身の一発芸披露、なんてどうですかネ」

6番…6番…。

…あれ?これ6番?9番じゃない?え?

加賀「ええっと…」

谷「あ、俺…なあ飯田、これ9か?6か?」

飯田「はぁ?…これは9だろ、下に線引っ張ってあるし」

谷「じゃ俺じゃない、と」

退路が断たれた…。

加賀「6番…です…」

イモニア「Oh、カガでしたか。OK、では一発芸を」

回避は無理、か…。


1 ジャパニーズドゲザ
2 デラ…露寺の物まね
3 芸人の一発ギャグ
4 任意指定

↓1

加賀「え…えーと…物まねやりまーす…」

加賀「こほん…せ、拙者、の語尾がござるじゃないといけないだなんてそんな考え方は古い古い、古いよ古い!」

加賀「が、学者だからって白衣羽織んないといけないだなんて考えは古い古い、古いよ古い!」

加賀「え…えーと…さ、茶道家だから、だからってせ、清楚じゃないといけないだなんて考えは古い古い、古いよ古い!」

露寺「あ、新ネタ」

谷「新ネタって…自分の口癖ネタ扱いすんなよ」

狭野「私なら馬鹿にして良いって風潮なんなの?ま別にいいけどさ…」

栗須「存在がギャグ…?」

狭野「すげー失礼なこと言われた気がする…何存在がギャグって」

芦本「…原意、そのままだろう」

狭野「追い討ちかけんなよアッシー」

城須賀「追い討ちってかけるもんじゃ…」

狭野「バッサ、お前入ってくると話ややこしくなんだけど」


ややウケ…なのか…?

その後何回か王様ゲームをしてわいわい楽しんだ。…わいわい?いやわいわいか…。


露寺「…えー、宴もたけなわとなりましたが」

露寺「個人的には楽しかったのでそれでいいかなーと思いますねえ!」

モノクマ「うぷぷぷ…楽しんでいて結構結構」

因幡「…宴の妨害か?死ねよ」

モノクマ「ヒュー!因幡クンのドストレートな表現嫌いじゃないよ!好きじゃないけど」

露寺「えーと…何しに来たの」

モノクマ「そりゃあ、まあ、そらあれよ、あれよ」

新島「見事に代名詞しかないわね…」

モノクマ「まあ、は感嘆詞だよ新島サン!」

モノクマ「というかそんなことはどうでもいいんだよ!生徒のオマエラが交流を図っているというのに」

モノクマ「何故ボクを呼ばないんですかーっ!」

イモニア「なぜyouを誘わなかったか?Because you're not student.」

モノクマ「学園長も入れるとかそういう配慮してくれてもいいでしょーが!」

谷「お前居るとろくなことになんないから」

モノクマ「ここの野郎どもは正論しかぶつけられんのか!」

樫月「女子が皆暴論をぶつけているような言い方はちょっと気に入りませんね…」

モノクマ「あっそう!折角だからオマエラに最後の余興をプレゼントしてやるよ!」

狭野「一言目とその後の内容が…」

モノクマ「オマエに言われたくないよ!」

モノクマ「はいこれ!封筒の裏に名前書いてあるか自分の取れよ!私トリッキーだから~とか言って他人の奴取るんじゃねえぞ!面倒くせぇから!」

不知火「そんなひといたっけ?」

大江「きっと妄想の世界から抜け出せないのよ、可哀想に」

モノクマ「哀れむなーッ!」


芦本「…で、封筒は来たがどうしろと」

モノクマ「うぷぷ、その中身は他人の過去が書かれています」

飯田「じゃそいつに返そうぜ」

モノクマ「配る意味無くなるだろふざけんな!」

モノクマ「その過去の内(素数a)個は真実で残りの(素数b)個は真っ赤な嘘!但し(素数a)<(素数b)とするよ!」

栗須「(素数)個って何なんですか…」

新島「3-13、5-11…3つか5つの過去が真実という事ね」

モノクマ「流石新島サン計算が早い!」

紡「飛鳥さん居る時点で…そんなまどろっこしい出し方する意味無かったんじゃ…」

モノクマ「うるさーいッ!とにかくそういうことだから!本人に聞くのは全然OKだからね!ボクに聞くのはなしだけど!」

モノクマ「それじゃ…古いパーカーのフードが揺れてる…君が遠いよ!Good night!」

何なんだ一体…。

加賀「中身は…えーと…」


   イナバクニヒロ は 高所恐怖症である  それ故 足場しか組めない



加賀「…えぇ…」

信憑性低いけど何とも言えないよこれ…あり得そう…。

加賀「他の人は…」

…顔が皆引きつっている。先程までのムードは…跡形もない。

加賀「…」

この内容は軽い方だったのかもしれない。…誰にも話しかけれそうにないし…戻るか…。

   PM 8:19 Kaga's room

途中で食事を挟んだせいか、やはり遅い時間になってしまっている…。

加賀「…高所恐怖症か…」

言うべきか、言わぬべきか…。

でも他人の領域に踏み込むのは…狭野さんの一件もあったし怖いよな…。

加賀「…あれ?誰か来た?」

呼び鈴の音が室内に響く。

加賀「…誰だろ…怖いな…はーい」



…え?城須賀君?何だろう…。

加賀「…城須賀君?何?」

城須賀「ちょっと伺いたいことがあって…中に入れてもらっても良いですか?」

加賀「…」

凶器持ってたら怖いな…。

加賀「ちょっと腕上げてくれる?あとジャンプして」

城須賀「…分かりました」


…腕は上げてもらったし跳んでも音はしないから…凶器はなさそうか…。

加賀「…いいよ、入って来て」

城須賀「…失礼します」

加賀「…ふー…どうかした…」

ベッドに共に座り、言葉を発したその瞬間、城須賀君に押し倒される。

加賀「…え?」

城須賀「…あの封筒…本当なんですか…?」

加賀「…え?いや何が何だか…」

城須賀「あなたが…あなたが!あなたが…!」

加賀「いや…ちゃんと言ってよ…」

このやり取りの間にも、城須賀君の手は首元へと伸びている。

城須賀「…あの封筒の紙には…あなたが…」


城須賀「…殺人計画を…立てたって…」


加賀「…は…?」

理解が追いつかない。何故?私が?そんな物立てていないのに…。

加賀「違う…私は13か11人の方で…」

城須賀「そんな訳…ないじゃないですか…こんな、こんな嘘と思えない文章を…どう疑えって言うんですか!?」

加賀「本当に…ちが…ぁ…」

完全に疑われている。首を絞める力も段々と強まる。

加賀「ちが…ちがう…しろ…す…」

城須賀「本当の事…言ってくださいよ…ねえ…!」

加賀「ほん…ほんとに…ちが…」

まずい…誰か…誰か…!

栗須「すみませーん、加賀さんいらっしゃいますか?」

栗須君だ…!

加賀「あけ…あけな…いと…」

城須賀「…」

ダメだ聞こえてない…万事休す…。

栗須「…あれ、開いてるじゃな…?」

うっかりが功を奏した…!

栗須「お楽しみ中ですか…?」

違う!違うから…!

栗須「そんな訳ないですよね!?ちょ、翼君何やってるんですか!」

無理矢理栗須君が城須賀君を引きはがす。

加賀「はぁっ…はっ…あり…ありがと栗須君…」

栗須「それは…いいんですけど…翼君…」

城須賀「…すみ…すみません…」

加賀「私が…殺人計画って…?」

城須賀「封筒の紙に、加賀紅香は殺人計画を立てた…って書かれていて…」

城須賀「それで、それで…信じちゃって…こんな…こと…」

栗須「…なるほど」

城須賀「加賀さん…その…本当に…あの…ごめんなさい…」

加賀「…」

栗須「…紅香さん、どうするんですか?」

加賀「…どうするも何も…許すほか…」

栗須「いいんですか?」

加賀「…良くはないよ。良くはないけど…勘違いが祟った結果だし…」

城須賀「すみません…すみません…」

加賀「…城須賀君、もう良いって。もう十分だから…」

城須賀「本当に…すみません…」

加賀「…」

本当に殺意があったのなら道具か何かを隠し持ってきただろうに、それすら無かった。

本当に…衝動的な物だったのだろう。というか、そうじゃなかったら許してはない。


栗須「…ところで紅香さん、翼君」

加賀「…え?」

城須賀「なん…ですか…?」

栗須「翼君の紙には本当にそう書かれてたんですか?」

城須賀「あ…うん…見る?」

栗須「…いえ。紅香さん、本当に計画は立ててないんですね?」

加賀「当たり前じゃん…」

栗須「…なら、いいんですけれど」

加賀「…何で?」

栗須「…いやいや、もし計画を立ててるんだったら」



栗須「早めに芽を摘んどかないといけないなぁって思っただけですよ」

加賀「…!」

狂気を孕んだ目…。

栗須「なんて、冗談ですけれどね。そんなことしませんよ。ただ全員の分を把握してみたかっただけです」

加賀「そ…そう…」

城須賀「…そういう栗須さんは…?」

栗須「いやいや、ボクは言いませんよ」

城須賀「何か僕だけ損をした気が…じゃ加賀さんは…?」

加賀「え?私は…」

A 明かす
B 明かさない

↓1 

加賀「…因幡君が、高所恐怖症だって…」

栗須「…国大君が?具体的には書いてなかったですか?」

加賀「何か足場しか組めないって書いてあった…」

栗須「…なるほど。分かりました…ご協力ありがとうございます。それでは」

城須賀「…僕もそろそろ行きますね、あまり長居すると校則に引っ掛かっちゃいますし、その…申し訳ないですし…」

加賀「え、もうそんな…そんな時間か…」

時計は9時45分を指していた。

城須賀「…それでは…本当にすみませんでした、お休みなさい」

加賀「あ、おやすみ」

   Day 03 AM 7:54

加賀「…」

八時前、か。いつもならとっくに食堂にいる時間だ。

加賀「行くかー…」

交流会と封筒の件のせいで、どっと疲れている。体が重い。

加賀「城須賀君のせいだよな…元はと言えばモノクマのせいだけど…」



加賀「…誰もいないのか…」

いつもなら大江さんがいそうな物だけど…。

加賀「起こしに行くか…」

昨日の事でやっぱり疲れちゃったのかな…。

   AM 8:08 Oe's room

加賀「…大江さーん」

呼び鈴を鳴らしても一向に反応がない。

加賀「…こっから見えるかな…?」

小さな覗き窓から部屋を覗いてみる。





加賀「…寝てんじゃん…」

ただの杞憂…だったようだ。

加賀「大江さん?もう八時だよ?」

窓の向こうで大江さんが起き上がる。生きてた…。

大江「ん…どしたの紅香ちゃん…」

加賀「もう八時だよ?」

大江「…え?え!?ホントじゃん…うわー…誰か他に食堂いた?」

加賀「誰もいなかったけど…」

大江「良かったー…いや良くはないな…紅香ちゃん、ちょっと手伝って!急いで作る!」

加賀「え、あ、うん」

ガチの寝坊か…。

   AM8:39 Dining room

大江「ふー…よし、何とかなった…」

加賀「…の割には不知火さんしか来てないけど…」

大江「昨日疲れちゃったんだと思う…まあ…しょうがないとは思うけど…」

不知火「真理華はげんきだよー?」

この子、元気じゃない時なんてあるのかなぁ…。

大江「ゴミ捨てに行こっか。これで朝食は終わりだし」

加賀「そうだね…結構量あるし三人で行くしか…」

亜堂「おはようござ…あれ?三人だけ?」

加賀「あ、亜堂君。ちょっと残ってくれる?」

亜堂「はい?」

大江「今から朝食で出たゴミを捨てに行くからさ、残ってて欲しいの」

大江「誰もいないとまだ出来てないって思う人もいるかも知れないし」

亜堂「あー…なるほどね、分かった」

不知火「真理華は?」

大江「持とうと思えば…無理か。じゃ真理華ちゃんも持ってくれる」

不知火「はーい!あ、じゃ真理華先行ってるね!」

大江「気を付けてね」

不知火「うん!」

加賀「ホント元気だよね不知火さん」

大江「ねー。私達も見習い…」


不知火「キャアアアアアアアアアアッ!」

刹那、不知火さんの叫び声が聞こえる。

何があったのか。それを察することが容易なほど、異常な絶叫。

加賀「走らなきゃ…」

大江「急ぐよ!」

亜堂「えっ!?ちょっと!?俺は…一応待つか…」

加賀「不知火さ…」

大江「真理華ちゃんどうか…」




呆然とし、地面へへたり込む不知火さんの視線の先。

開かれた焼却炉の中に――




――腕が、見える。

そして辛うじて確認出来る、その顔。




加賀「嘘…でしょ…」

大江「…え…」

不知火「ショウ…ショウ…なんで…」



――焼却炉の中で、『超高校級の冒険家』栗須鐘太が、息絶えていた。




Chapter 1 "Hope" is too impertinent and too reckless

はい、今日は(本編は)ここまでです。被害者は栗須君でした。

ちなみに死んだので明かしますが栗須君が書かれていた過去は「日和見冒険家で別の人間に冒険を任せている」という物でした。
本当かどうかの言及は避けます。

明日から捜査パート始めるかスクールモード擬きタイム始めるかものすごい悩んでおります…後者は明日ないし明後日までで切りを付けますが。
とりあえず希望があれば安価下とかでお願いします。無ければ多分捜査パート…かな…?



『死体が発見されました!』


モノクマのアナウンスが非情にも鳴り響く。恐らく全体放送用で流しているだろうから、他の人が来るのに時間はそうかからない。

場所が分かるかは疑問だけれど…。

芦本「…死体…」

谷「誰だ…!誰が死んだんだ!」

樫月「嘘…」

廊下に出た人の声がこちらまで聞こえてくる。

モノクマ「うぷぷ…三日目にしてやっと起きましたね!殺人!万歳!」

大江「いい加減にして!」

モノクマ「ま、きっと栗須クンを殺した誰かさんはやった!ここから出られるぞ!だなんてうつつを抜かしているでしょうけれども」

モノクマ「そんな簡単に脱出させてあげる訳、ないよねぇ?」

モノクマ「と、言う訳で!ここで唐突に校則追加!まあ正確に言うと最初から有ったけどステルスしてただけなんですけどね!てへぺろ!」

モノクマ「さあさあ!猫も杓子も電子生徒手帳をチェックチェック!」

加賀「…」

促されるまま、電子生徒手帳の校則欄を確認する。


07 生徒内で殺人が起きた場合は、その一定時間後に、生徒全員参加が義務付けられる学級裁判が行われます

城須賀「学級…裁判…?」

08 学級裁判で正しいクロを指摘した場合は、クロだけが処刑されます

新島「…06番までの校則に含みを持たせていたのはこういう理由だったのね…」

09 学級裁判で正しいクロを指摘できなかった場合は、クロだけが"卒業"となり、残りの生徒は全員処刑です

加賀「…は?」

つまり…下手を打つと全滅…。

モノクマ「校則に書かれていることが全て!そこに嘘偽りなどはないからね!」

モノクマ「追加された校則についての質疑は認めますが直接ボクに批判するのはダメだからね!」

新島「…何も無しでやるわけではないでしょう?

モノクマ「当然ですとも!そんなロシアンルーレットみたいな真似はイモニアクン一強だからやんないよ!」

モノクマ「皆さんは捜査権限が与えられます!死体を漁っても良し、他人を尋問するも良し!」

モノクマ「ボクに危害さえ加えなければ大抵のことは大丈夫だからね!」

モノクマ「あ、あとその内生徒手帳に諸々を纏めた事件ファイル、人呼んで"モノクマファイル"入れておくからそれも参考にね!」

モノクマ「時間になったらまたアナウンスで場所をしていするのでちゃんと来るように!」

モノクマ「それでは、捜査の方頑張ってねー!」


モノクマの最後の言葉を皮切りに、芦本君、新島さん、いつの間にか来ていた亜堂君がその場を去る。恐らく捜査に行ったのだろう。

他の人も散り散りになる。

加賀「…」

…どこに行こう。


↓1  場所を【トラッシュルーム/ランドリー/食堂+厨房/購買部/保健室/体育館】から指定するか会う人物を指定

  Trash room

加賀「…」

朝食前だから吐き出す物がなくて良かったとつくづく思う。もし食べ終わってから…そう考えるだけでも恐ろしい。

加賀「とりあえず火を切って…」

焦げ臭い。服の焼ける臭いと…多分、肉の焼ける臭い。

…ダメだ、想像して勝手に気持ちが悪くなってる…。

加賀「…無理矢理入れられたから…かな…?」

焼却炉の口周りに、燃え残った何かが落ちている。

…何か、と特定できるほどではない。燃え残った何かが、押し出された…そんなように見える。

加賀「…アルキメデス?」

風呂場で浮力の原理を思い付いた学者の名が思い出される。

…栗須君は、その風呂にすら入ることが出来ず死んでいった。

加賀「…」

コトダマ【散乱したゴミ】ゲット!


↓1  場所を【トラッシュルーム/ランドリー/食堂+厨房/購買部/保健室/体育館】から指定するか会う人物を指定
(繰り返しも可)

加賀「城須賀君」

たまたま廊下にいた彼に声を掛ける。

城須賀「…?」

加賀「何か進展あった…?」

城須賀「…いえ、特には…。まだ…栗須君の所にもいけてませんし」

加賀「…そっか、ごめんね」

城須賀「…あ、あの!一つ聞いてもいいですか?」

加賀「…何?」

城須賀「今日の掃除当番って…誰でしたっけ?芦本君が言ってたと思うんですけど、ボーッとしてて…」

加賀「…えーっと…」

昨日が大江さん、で…今日は…。

加賀「…栗須君…だった気がする」

城須賀「そう…ですか。ありがとうございます。…あれ?僕って…」

加賀「えぇ…その次…だったような…」

城須賀「明日ですか…ものすごい気が重くなりますね…」

城須賀「尤も、生きていたらの話ですけど…」

コトダマ【掃除当番】ゲット!


↓1  場所を【トラッシュルーム/ランドリー/食堂+厨房/購買部/保健室/体育館】から指定するか会う人物を指定
(場所は繰り返しも可)

加賀が知る限り最後に栗須にあったのが城須賀だったからそれ聞くのかと思った…

   Laundry

加賀「…うーん」

洗濯機は特に稼働していない。誰かが待っている…ということでもなさそうだけれど…。

加賀「…あ、動いてた」

隅の一つだけ稼働していた。…止める?

加賀「勝手に止めるのはまずいかな…」

残り14分…待ってたらタイムロスだなぁ…。


1 止めて中身を見る
2 諦めて去る
(2の場合次に行く場所を【トラッシュルーム/ランドリー/食堂+厨房/購買部/保健室/体育館】から指定するか会う人物を指定)

↓1

>>179 それでしたか…また会話を挟めそうなら挟みます…。


加賀「…開けちゃうか。バレないバレない」

加賀「…えーと」

サイズは…大きめ?しかもシャツ一枚だけ…。

加賀「うーむ…いかにも怪しい…けど…」

洗い忘れただけかもしれないし…。

加賀「というかめっちゃ濡れてる…うわぁ…」

コトダマ?【びしょ濡れのシャツ】ゲット!


↓1  場所を【トラッシュルーム/ランドリー/食堂+厨房/購買部/保健室/体育館】から指定するか会う人物を指定
(場所は繰り返しも可)

加賀「…露寺さん探すか、検死できそうだしというかしてそうだし…」

その内なんたらファイルが来そうな気もするけど…。

加賀「…信用なんないしなぁ…」


加賀「あ、露寺さん」

露寺「…ん?コウちゃんどうかした?」

加賀「あ、いや…栗須君の遺体のこと…」

露寺「…んーと…検死とか解剖とかしろ、と…?」

加賀「え…う、うん…」

露寺「うーん…生憎人体の構造はまだきちんと把握できて無くてね…」

露寺「人間以外なら大抵分かるけど、人間は解剖したことなくて…」

加賀「えっ」

露寺「…いや、あたし一応"生物"学者だからね?人間専門じゃないし、そもそも高校じゃ限界があるって…」

これじゃデラミってよりデラえもん…。

露寺「まあ…出来るだけやってはみるけどねー。ただ見た感じ損傷激しいし、あの感じだと…足の方は完全に灰っぽいし」

露寺「モノクマファイルとやらを見た方がいいかもね。一応やるにはやるけど」

加賀「…分かった」

露寺さんの検死には過度な期待をかけられそうにない…。


↓1  場所を【トラッシュルーム/ランドリー/食堂+厨房/購買部/保健室/体育館】から指定するか会う人物を指定
(場所は繰り返しも可)

   Dining room

加賀「…あれ?何やってんだろ…」

新島さんと因幡君がいた。

加賀「…おーい、何やってんの?」

新島「…見てれば分かるわ」

加賀「?」

新島「因幡君」

因幡「…何でオレなんだよ…」

新島「たまたま近くにいるのが悪いのよ…」

因幡「…届かねえと思うけどなっ…!…ほら届かねぇ!」

新島「…そりゃそうよね」

因幡「なに分かりきったことやらせてんだてめぇ」

新島「当然のことを証明するのは困難なのよ。π>3.05は誰でも知っていることだけど、それをいざ証明するのは難しいのよ」

新島「ねぇ、加賀さん?」

加賀「え、あ、うん」

新島「…ともかくこれで何となく分かったわ…因幡君じゃ届かない、と」

…どういうことだろう。

コトダマ?【因幡では届かない】ゲット…?


1 もう少し食堂を調べる
2 別の場所に行く
↓1

いらっしゃらないようですので本日はこれを以て更新を終了致します。

加賀「…あれ、意味あるのかな」

天井には小さな手すりのような物が付いてはいるが…。

加賀「タオル掛けには使えないし…何用…?」

懸垂…?

加賀「懸垂しようにも指が入りそうにないし、そもそも高すぎるでしょあれ…」

いわゆるあれか…ロストなんちゃら…何だっけ。

コトダマ?【小さい天井の手すり】ゲット


1 もう少し食堂を調べる
2 別の場所に行く
↓1

加賀「もう少し調べていくか…」


加賀「…脚立?脚立だねこれ」

加賀「うーん…でも錆び付いてる…」

加賀「ひらけ…ないよなぁ」

加賀「開けたら私でも上の戸棚届くだろうに」

コトダマ【錆び付いた脚立】ゲット!

加賀「もうそろそろ場所を移そうかな」


↓1  場所を【トラッシュルーム/ランドリー/食堂+厨房/購買部/保健室/体育館】から指定するか会う人物を指定
(場所は繰り返しも可)

  Trash room

加賀「特に…変わってはいないか…」

加賀「もう少し栗須君に近付いてみないと…」


加賀「…ん?何これ…柄?」

加賀「微かに残ってる部分から推測するに…箒?」

加賀「…え?箒?」

コトダマ【燃え残った箒】ゲット!


↓1  場所を【トラッシュルーム/ランドリー/食堂+厨房/購買部/保健室/体育館】から指定するか会う人物を指定
(場所は繰り返しも可)

  Infirmary

加賀「ええと…誰もいない…」

加賀「何か手掛かり手掛かり…」

加賀「…除湿器が増えただけか…」

絶対関係ないな、これ。

城須賀「あれ、加賀さん何やってるんですか…?」

加賀「手掛かり探してんの」

城須賀「…保健室でですか?」

加賀「うん…あ!そうだ城須賀君」

城須賀「へ?」

加賀「私の知る限り栗須君と会ったのは貴方が最後だと思うんだけど、何か…変な様子とかなかった?」

城須賀「変な様子…ですか?いや…特に…いや」

城須賀「…なんか、後分かんないのはこの人だけか、とか言ってました…」

城須賀「何が分かんないのか分かりませんし、誰なのかも…」

加賀「なるほど…」

多分、『あれ』だろうけど…。でも誰だろう?


↓1  場所を【トラッシュルーム/ランドリー/食堂+厨房/購買部/保健室/体育館】から指定するか会う人物を指定
(場所は繰り返しも可)(本日これにて更新終了)

テンポ早すぎるのかな…


加賀「…あ、新島さん!」

新島「…どうかした?」

加賀「何か…進展あった?」

新島「進展…そうね…いや、貴女が犯人という可能性を考えると迂闊には教えられないわ」

加賀「え…」

新島「…冗談よ。…えーと、そうね…あ」

加賀「何?」

新島「厨房の戸棚からは"麺棒"が一本消えていたわ」

加賀「綿棒?耳の垢を…」

新島「…麺棒よ…うどんを作るときとかに使う…」

加賀「あ、そっち」

コトダマ【消えた麺棒】ゲット!

加賀「…後何かあった?」

新島「昨日の夜まではあったのよ、麺棒」

加賀「…は?」

新島「…あの封筒が配られた後に一応見といたのよ、ほら物品確認は大事だし」

新島「不足があったらモノクマに要求しなきゃならないでしょう?」

加賀「ま、まあ…」

コトダマ【前日の様子:戸棚】ゲット!

加賀「あ、あと」

新島「麺棒には気軽に触れないわね」

加賀「アレルギー?」

新島「…位置的に。砂糖のような調味料と違って戸棚の中にあったしね。…もし大江さんが使って戸棚から下ろしたなら話は別だけれど」

新島「まあ、実質別ではないわね」

加賀「?」

コトダマ【麺棒の定位置】ゲット!

加賀「あ、あ」

新島「残念だけどもう提供できる情報は無いわ…他を当たって」

加賀「あ、ごめん…」


↓1  場所を【トラッシュルーム/ランドリー/食堂+厨房/購買部/保健室/体育館】から指定するか会う人物を指定
(場所は繰り返しも可)

   Gymnasium

加賀「…相変わらず広いなぁ…」

体育館なのだから広いのは当然なのだが、16人しかいな…かったとなると、流石に大きすぎる。

加賀「…誰もいない」

事件現場に直接関係すると言うことでもないし、まあ人がいないのは仕方が無い…。

あるとしたら爆発痕くらいだ。

加賀「…戻るか…ん?」

加賀「…モノクマファイルが追加されました…?あ、あれか」

加賀「どれどれ…」


『モノクマファイル01』
被害者:栗須鐘太
才能:冒険家
推定死亡時刻:本日朝七時十五分から七時四十五分の間
死亡場所:焼却炉内部
死因:焼死
外傷:脚部から腹部にかけ火傷 要因は焼却炉内部で加熱された事によると推定
後頭部に殴打痕有り 凶器特定できず
鼻骨にヒビ 要因不明
現場状況:現在調査中 現場保存がなされていないため第一発見者の証言に高い信憑性
犯人:教える訳ないだろバーカ!


加賀「最後…」

ちょっと期待してしまった…。

コトダマ【モノクマファイル01】ゲット!


↓1 場所を【トラッシュルーム/ランドリー/食堂+厨房/購買部】から指定するか会う人物を指定

因幡「…何だよ」

加賀「…えーとね、こんな状況下で聞くのはものすごいおかしいとは思うんだよ、思うんだけど」

因幡「早く言えや」

加賀「…高所恐怖症…なの?」

因幡「…は?」

加賀「あ、いや…まさかのパターン…もあるかなぁって…」

因幡「逆に聞きてえんだけどさ、高所恐怖症で大工やれると思うか?」

加賀「無理ですね…」

因幡「だろ?」

加賀「えーっと…てことは高所恐怖症じゃ…」

因幡「ねえよ」

加賀「あ、はい」

やっぱ嘘かあれ…。

因幡「…つかなんでそんなこと聞いたんだ?」

加賀「…えーと」

因幡「…ああ、昨日の紙か、そうかそうか分かった」

合ってるけどさ…。

加賀「特に進展は…?」

因幡「ねぇな。生業的に頭使うのは趣味じゃねぇから、基本その辺ほっつき歩いてるよ」

因幡「樫月がずっと不知火に構ってたから大変そうだった、それくらいだなあるとしたら」


↓1 場所を【トラッシュルーム/ランドリー/食堂+厨房/購買部】から指定するか会う人物を指定

大江「…あれ、紅香ちゃん」

加賀「大江さん、何か気になること…特に特に厨房とか…あった?」

大江「あー…厨房で…あったねぇ」

大江「何かやけに片付いてたんだよね、戸棚の下。あとそこから直線状に」

大江「そこだけ掃除機で吸い取ったくらいな勢いで綺麗だった…」

大江「そんな気がするなぁ」

大江「私以外の誰かが入った可能性は高い、ね。片付けないといけない理由を持った誰かが」

大江「…まーでもあのクマの気まぐれであそこだけ掃除した可能性も否めないし…むむ…」

加賀「それは否んだ方が…」

大江「ミステリーサークル!とか言って作りそうじゃん?ラインだけど」

大江「…聞いても口割んないだろうしなぁ」

コトダマ【片付いた棚下】ゲット!

加賀「…あ、ところでさ」

加賀「麺棒があった場所って…何処か分かる?」

大江「麺棒?あー…何か一本足んなかったらしいね、飛鳥ちゃんから聞いたよ」

大江「戸棚の一番上だったかなー。あるのは知ってたけど高すぎて使う気にはなれなかった」

大江「あの汚そうな脚立開くと手が汚れるし、一回洗わなきゃならないし畳んだ後洗わなきゃなんないから面倒で…」

コトダマ【高すぎる戸棚】ゲット!


↓1 場所を【トラッシュルーム/購買部】から指定するか会う人物を指定

加賀「…何やってるの?」

芦本「見れば分かるだろう、推理だ推理」

加賀「…」

推理と言ってはいるが、ただ壁にもたれているだけのように見える。 

それにしても…足首の包帯は痛々しい。

加賀「歩けない…の?」

芦本「足のことか?走りは出来ぬが歩く程度なら大丈夫だ」

加賀「ジャンプは…」

芦本「馬鹿を言え。走れぬのに跳べる者があるか」

加賀「…そうだよね…」

ごもっとも、である。

コトダマ?【負傷の芦本】ゲット



↓1 場所を【トラッシュルーム】から指定するか会う人物を指定(裁判手前で本日は更新終了予定)

加賀「三回目だし…気付けそうな点はそうそう…ん?」

加賀「あれ…血痕なんてあったっけ?」

加賀「あったっけ…?全然記憶にない…んー…」

やはり…遺体のインパクトがあまりにも強すぎたのだろう。そこまで目が行かなかった。

加賀「…本当にあったかなぁ」

非常に不安になってきた。

コトダマの欠片(ハーフサイズ)【現場の血痕】ゲット
(装填不能)


↓1 会う人物を指定

加賀「樫月さん、不知火さんって…」

樫月「真理華さんがどうかしましたか?」

加賀「話しても大丈夫そう?」

樫月「ええ…多分大丈夫だとは思います…事件のことですか?」

加賀「あー…うん」

樫月「そう…ですよね。まあ、同性の方なら多少いいかもしれません」



加賀「不知火さん、大丈夫…?」

不知火「…う、うん!大丈夫だよ!」

加賀「…ごめんね、思い出したくはないと思うんだけどね」

加賀「不知火さんが…その、最初にトラッシュルームに行ったときって…血痕、血の痕ってあった?」

不知火「え、えーとね…あ…ちのあと…あったとおもう」

加賀「あった…」

コトダマ【現場の血痕】ゲット!

『えー、オマエラ!視聴覚室横の赤い扉の前に集まってください!』

『裁判だよ!全員集合!』

加賀「…不知火さん、行こっか」

不知火「うん!」

…空元気なのか、それとも理解していないのか。…分かんないなぁ。



加賀「…皆来てるね」

新島「…暴かれる時が来たわね」

加賀「…」

本当はこんなこと、おかしいって誰もが思ってるだろうに。

…おかしくても、やんなきゃならない状況を作ったアイツが悪いって。皆分かってるだろうに。

…分かってるだろうに。

モノクマ「うぷぷ!次ここに戻ってくる時は何人かなぁ?15?14?それとも一人?」

因幡「てめぇいい加減に…」

モノクマ「あー怖い怖い!とっととエレベーターに乗りやがれオマエラ!」

…怖いのはどっちなんだか。

    Courthouse

加賀「なっ…」

異様すぎる…封鎖空間も異様だとは思ったけどここはそれ以上に…。

芦本「証言台が…16…?」

その内の一つには栗須君の遺影…顔に赤く×印が付けられた立て札がある。

芦本「…貴様は死者すら冒涜するのか!」

モノクマ「冒涜?とんでもない!昇華だよ、昇華!」

モノクマ「君達は彼の死を通してより希望に…」

芦本「ふざけるな!」

モノクマ「チェッ、まあそういうことにしとけばいいじゃない?」

紡「…証言台…ってことは…」

紡「…皆が証言者…?」

モノクマ「それはちょっと違うよ!皆証言者、というより」

モノクマ「皆犯人、って感じかな!」

モノクマ「この中に犯人がいるのは勿論疑いようのない事実ですからね!」

…ああ、ホント悪趣味!

モノクマ「それじゃ、学級裁判はっじまるよーっ!」

証言台の並び順は加賀を起点として時計回りにイモニア 栗須 大江 狭野 芦本 亜堂 不知火 城須賀 因幡 新島 谷 樫月 紡 飯田 露寺です
(今のところ生かされる予定はない)

しまったコトダマ一覧忘れてました…。

コトダマ一覧

>>175 散乱したゴミ  焼却炉の外にゴミが散乱していた。栗須君の遺体を入れるときに押し出した物?
>>177 掃除当番  本日の掃除当番は栗須君。先日は大江さん。
>>180 びしょ濡れのシャツ  ランドリーで洗濯されていた。一枚だけでサイズは大きめ。
>>186 因幡君じゃ届かない  戸棚には因幡君がジャンプしても届かないみたい。
>>193 錆び付いた脚立  厨房にあった脚立は錆び付いている。油を差さないと開きそうにない。
>>197 燃え残った箒  栗須君の遺体は片方に箒らしき物を握っていた。
>>201 消えた麺棒  新島さん曰く戸棚から麺棒が消えていたらしい。
>>201 前日の戸棚  新島さん曰く前日の夜は麺棒があったらしい。
>>201 麺棒の定位置  新島さん曰く、麺棒は位置的に気軽に触れる位置にはないようだ。
>>204 モノクマファイル01  いろいろ書いてある。詳しくは指定先で。
>>209 片付いた棚下  大江さんから見ると、戸棚が不自然に片付いていたらしい。何となくそんな気はする。
>>209 高すぎる戸棚  戸棚はやはり高いらしい。尤も食器は下段にあるから取れないこともないらしい…。
>>211 負傷の芦本  初日から芦本君の足の様子はあまり良くなっていない。走れない。
>>213 >>215 現場の血痕  第一発見者(多分)の不知火さんの証言から。現場に血痕。

   学 級 裁 判    開  廷  !

コトダマ
【消えた麺棒】
【前日の戸棚】
【麺棒の定位置】
【モノクマファイル01】
【片付いた棚下】


城須賀「亡くなったのは…『栗須』君でしたね」

芦本「殺されたのは恐らく『早朝』、少なくとも昨日の夜時間は生きていただろう」

芦本「…何故に…殺されたのだ…」

紡「確か…『トラッシュルームの隅』で栗須さんは…」

谷「…『殴られた』んだっけな?」

因幡「火付けっぱだったんだろ?不注意としか言いようがねぇよ」

不知火「かじこわいもんねー」

イモニア「ファイアが言う事じゃ…」

亜堂「寧ろ真理華さんが言うことだろ…」



加賀(…何かおかしかった。何かが…)

↓1 

『殴られた』←【モノクマファイル01

谷「…『殴られた』んだっけな?」

加賀「それはちが…う…ん?」

新島「…違わないわよ」

飯田「殴打痕、ってのがあったんだろ?」

加賀「あっ…」

しまった…。



コトダマ
【消えた麺棒】
【前日の戸棚】
【麺棒の定位置】
【モノクマファイル01】
【片付いた棚下】


城須賀「亡くなったのは…『栗須』君でしたね」

芦本「殺されたのは恐らく『早朝』、少なくとも昨日の夜時間は生きていただろう」

芦本「…何故に…殺されたのだ…」

紡「確か…『トラッシュルームの隅』で栗須さんは…」

谷「…殴られたんだっけな?」

因幡「火付けっぱだったんだろ?不注意としか言いようがねぇよ」

不知火「かじこわいもんねー」

イモニア「ファイアが言う事じゃ…」

亜堂「寧ろ真理華さんが言うことだろ…」



加賀(…谷君、じゃないとすると…)

↓1 

『トラッシュルームの隅』(でコロサレタって事?)←【モノクマファイル01】


コトダマ 【モノクマファイル01】


紡「確か…『トラッシュルームの隅』で栗須さんは…」

加賀「それは違う…!」

紡「…え?」

加賀「このモノクマファイル…さっき谷君を間違えて指摘しちゃったけど」

加賀「…栗須君が発見されたのは"焼却炉内部"で、トラッシュルームの隅じゃないの」

紡「…あ…ごめん」

芦本「…ちゃんと目を通せと言いたいところだが、気付かなかったのだろう。紡、今後は気を付けろ」

紡「うん…」

樫月「…焼却炉の中、ですか…さぞ熱かったでしょうに…」

新島「死者に感情移入するのも程々に。論点が逸れていくわ…議論を続けましょう」

トラッシュルームの隅(で殴られた)で【片付いた棚下】の可能性が出てて混乱した…

コトダマ
【高すぎる戸棚】
【モノクマファイル01】
【現場の血痕】
【散乱したゴミ】
【掃除当番】


樫月「…考えたくもありません、焼却炉の中なんて…」

城須賀「『身も灼けるような』熱さだった…でしょうね」

狭野「…つか、なんで焼却炉の中なの?訳分かんないし」

露寺「そりゃ、そうしないといけない理由があったのか、それとも成り行きでそうなっちゃったのかどっちからだろうねぇ」

大江「つまり…『抵抗無しに後ろから焼却炉に押し出された』…ってこと!?」

亜堂「だとしたらかなり悲惨…だな…」

芦本「だとしなくとも悲惨だろう…」


加賀(私の知っている限り…あの人の発言は少し的外れだ…)

↓1

『抵抗無しに後ろから焼却炉に押し出された』←【散乱したゴミ】

燃えてんだよなそのゴミ…紛らわしい選択肢ばかりで申し訳ない…

コトダマ【散乱したゴミ】
大江「つまり…『抵抗無しに後ろから焼却炉に押し出された』…ってこと!?」

加賀「それは違う…!」

加賀「焼却炉周りにはゴミが散乱していたの。だから…抵抗なしに…ん?」

新島「論理展開が雑ね…何か違うわよ」


改めて正しいコトダマ
↓1

ちょっと待ってこっちの論理展開がぐちゃぐちゃでした…ただ要求してるものと違ったので…申し訳ないです

なんかこっちもすまない…一応、二つ三つ指摘出来そうなんがあってどうしようって一つずつやってみた
『抵抗無しに後ろから焼却炉に押し出された』←【現場の血痕】かな、
とも思ったが抵抗じゃなく運んだ際の可能性もとか…

推敲不足で多大なるご迷惑をお掛けします…。紛らわしいコトダマは装填しないよう気を付けます


コトダマ【現場の血痕】
大江「つまり…『抵抗無しに後ろから焼却炉に押し出された』…ってこと!?」

加賀「やっぱり…それは違う…!」

大江「へ?」

加賀「抵抗無しに栗須君は…押し出されたんじゃない」

加賀「焼却炉の前には血痕があったの、だから…」

加賀「…流血するほどの抵抗があった、か…少なくとも意識のあるまま焼却炉に入れられたって事は無いと思う…」

加賀「そうじゃないと血痕の説明が…付かないから」

新島「…何らかの事象があったと見なすのには十分ね」

飯田「…あ!それがさっきの殴打痕って奴か!」

新島「ええ、恐らく…そうでしょうね」

コトダマ
【モノクマファイル01】
【消えた麺棒】
【びしょ濡れのシャツ】
【片付いた棚下】
【高すぎる戸棚】


飯田「その殴打痕ってのがあるってことは…」

飯田「当然『凶器』で殴られた、ってことだよな」

芦本「…だが、まだ『正確な凶器は判明していない』筈だ」

芦本「そもそも凶器があるかどうか分からんな…」

樫月「ボクサーの方などなら拳で凶器同様の効果はあるかもしれませんが…『生憎いらっしゃいませんし』…」

狭野「凶器はあれっしょ?どうせ派手に『鉄パイプ』みたいな?」

紡「は…派手にって…」

芦本「…不謹慎だ」


加賀(一つ、明らかに…おかしい発言があった…)

↓1

コトダマ【消えた麺棒】
狭野「凶器はあれっしょ?どうせ派手に『鉄パイプ』みたいな?」


加賀「それは違う…!」

狭野「鉄パイプじゃない?じゃ金属バット…」

加賀「…麺棒」

狭野「は?」

加賀「いや、だから凶器は多分麺棒なんだって」

狭野「いやいやいやちょっと待って待って、自分で何言ってるかガガガ分かってんの?」

加賀「厨房の戸棚から、麺棒が一本消えていた…新島さんはそう言ってた」

加賀「何処にもないなんておかしいと思わない?」

狭野「そりゃおかしいけど…まさか…」

加賀「そのまさか…かなって私は思う」

イモニア「Umm…確かにそうしてしまえば、エヴィデンスはなくなりますね」

因幡「…つーかそれ以外に説明付かねぇだろ…麺棒が神隠しなんぞ聞いた事ねぇ…」

不知火「…もやした…」

加賀「麺棒の材質は木だから良く燃えるはず…少なくとも、ゴミ袋なんかよりも早く、そして跡形もなく」

新島「探せるところはくまなく探したわ…鉄パイプの類いは見当たらなかったし、今は麺棒が凶器って事で話を進めましょう」

新島「まあ、第二の可能性は…犯人の胃の中に凶器がある場合、くらいかしら」

コトダマ
【モノクマファイル01】
【燃え残った箒】
【掃除当番】
【負傷の芦本】
【錆び付いた脚立】


亜堂「…というか、凶器が麺棒って…」

芦本「麺棒かて本気で殴れば人を殺めることさえ出来よう。気絶させるくらいなら安易の筈だ」

亜堂「その麺棒は『厨房』から確かに持ってきたんだろ?」

亜堂「それじゃ…つまり『トラッシュルームの鍵を持ってた』人が一番怪しい…」

亜堂「証拠隠滅を図るのに焼却炉は持って来いだし」

亜堂「『他に何か隠したかった』ことがあるから鐘太さんの遺体を燃やしたとも考えれる」

亜堂「実際『下半身は火傷』していて目も当てられなかった…そこに何か隠されていてもおかしくはないだろ」



加賀(亜堂君の言っていること…何となく筋は通っている気はするけれど…)

加賀(…何かおかしい)

↓1

コトダマ【掃除当番】
亜堂「それじゃ…つまり『トラッシュルームの鍵を持ってた』人が一番怪しい…」


加賀「それは違う…!」

亜堂「何が違うんだよ?」

加賀「トラッシュルームの鍵を持っていた人が怪しい、って亜堂君は言ったけれど」

加賀「…それは当然のことで」

亜堂「だろ?だったら…」

加賀「…当然のこと、なの」

加賀「今日トラッシュルームの鍵を持っていた人…つまり掃除当番だったのは…」

加賀「栗須君…なんだから」

亜堂「…は?ってことは…鐘太さんが怪しいのは当然で…ん?」

…ということは…ひょっとしたら…。

『あの人』の言っていた事が関係してるのかな…?

コトダマ
【モノクマファイル01】
【燃え残った箒】
【前日の戸棚】
【因幡君じゃ届かない】
【片付いた棚下】


亜堂「…にしても麺棒で人殺せるもんかねぇ」

芦本「…さっき説明しただろう」

大江「『調理に使う麺棒』を凶器に使うなんて…正気じゃないよ…」

芦本「正気ならそもそも殺人なんぞせん!」

飯田「栗須が今日掃除当番、ってことを踏まえると…」

飯田「…やっぱ『前日から凶器を準備してた』計画的な殺人…」

大江「ますます正気じゃない…!」

谷「…犯人も非道いことをするよな、その麺棒で『栗須を後ろから殴る』なんて…」



加賀(…あの人の発言は私の情報と食い違ってる…)

↓1

その日の更新の最後に目安で良いから次の更新日時予定を告知してはどうだろうか?
何時の間にか始まってたと言う事が度々あるし、立ち寄る人も目安になるんちゃうかな?

コトダマ 【前日の戸棚】
飯田「…やっぱ『前日から凶器を準備してた』計画的な殺人…」


加賀「それは違う…!」

加賀「飯田君、犯人は…前日から凶器を準備してはいないの…」

飯田「はぁ!?いや、でも栗須が殺されたってのは掃除当番だから…それを狙ったんじゃ…」

加賀「…新島さん」

新島「…昨夜の時点で麺棒の数に不足はなかったわ…しっかり確認したから間違いない筈よ」

飯田「別な何かと見間違えたとか…」

新島「矯正時の視力は53ま…いえ、日常生活を送るに不足ない程度ではあるわ」

新島「遠方から見たのではなく十分近距離からの目視だから、見間違えることは絶対にないはず」

谷「…記憶違いとか…」

新島「…"頭脳"を舐めてもらっちゃ困るわ」


加賀(…ますます…あの人の言っていたことと関係している気がしてならない…)

>>240 そうですね、いつの間にか寝てしまっていることが多々あるのですが、そうでないときは極力その方針を採ろうと思います(そもそも最初は>>24 >>57みたいに予告してたので…)


コトダマ
【モノクマファイル01】【麺棒の定位置】【現場の血痕】【燃え残った箒】【びしょ濡れのシャツ】

イモニア「impulsive murder…もとい『衝動的殺人』…確かに分からなくもないネ」

城須賀「犯人はどうして…栗須君を殺害するに至ってしまったのか…」

狭野「あれじゃね?なんか『イラッときたか癪に障って』殺っちゃったとかさ?」

露寺「最近の若者は怖いからねー」

谷「まだ俺ら高校生だろ…」

不知火「…なんでめんぼうなんだろ…ほんとにおこってたならそのへんのなべとかつかえばよかったのに」

イモニア「Umm…そうですネ、『麺棒も手の届く位置に』あったからそれを持って行った」

イモニア「鍋ではメルトするのか分かりませんですし」


加賀(…おかしい。このままこの過ちを看過する訳にはいかない…!)

↓1  +α 誰かに追加証言を求めるのも可

コトダマ 【麺棒の定位置】
イモニア「Umm…そうですネ、『麺棒も手の届く位置に』あったからそれを持って行った」


加賀「それは違う…!」

加賀「イモニア君、麺棒は手が届くような位置になかったのよ…」

イモニア「…Really?…But、誰か…例えば場所を知ってたオーエが使った可能性も…」

加賀「…大江さん、どう?」

大江「え、私?」

露寺「流れ的にそうじゃん…」

大江「使ってない、よ。使ってない…というかそもそもここに来て皆麺食べてないでしょ!?」

亜堂「言われてみれば…」

大江「麺食べてないのに何で麺棒使ったと思うの…」

因幡「試しで作ったとか思ったんじゃねぇのか?」

大江「試しで作ってダメだったから出さないとかないからね」

新島「…脱線してるわよ」

>>244 訂正 手が届くような位置→手が届くような低い位置


コトダマ
【錆び付いた脚立】
【散乱したゴミ】
【前日の戸棚】
【負傷の芦本】
【小さい天井の手すり】>>190参照


芦本「…麺棒が『高所』に存在するのは分かった…」

芦本「だが問題はどのようにしてそれを犯人が取ったかだ」

狭野「念力っしょ」

芦本「撹乱するのなら黙っていろ狭野」

狭野「えー…正直『這い上がった』んじゃね?まあ握力使い果たすけどそれ」

谷「『麺棒の下に有った物をどかして』取るのも手と言えば手だな…」

不知火「あ!わかった!『ちゅーぼーのとこにあったきゃたつ』ひらいたんじゃない?そーすればとどく!と思う!」


加賀(一人、考えがたい推理をしている人がいる…)

↓1

コトダマ 【錆び付いた脚立】
不知火「あ!わかった!『ちゅーぼーのとこにあったきゃたつ』ひらいたんじゃない?そーすればとどく!と思う!」


加賀「それは違う…!」

加賀「不知火さん、脚立は確かにあった、確かに」

不知火「だったらひらけば」

加賀「…無理なのよ。錆び付いていて…油を差さない限り開きそうになかった」

加賀「怪力で開こうとしたら多分壊れてしまうだろうし…一度開いたなら、緩くなって私でも開けるはず」

不知火「じゃひらかないままのる」

加賀「それは…」

露寺「そんな芸当が出来るのはマリちゃんくらいだと思うけど」

不知火「まりかはできない」

加賀「なんで言ったの…」

不知火「ユッチならできるかも

狭野「…いや無理だから、ウチのこと何だと思ってんの」

コトダマ
【負傷の芦本】
【散乱したゴミ袋】
【掃除当番】
【現場の血痕】
【びしょ濡れのシャツ】


芦本「脚立が開かないとなると…やはり這い上がったか?」

新島「…他に手がかりは?」

大江「いやーそうそうねぇ…」

飯田「まだ何か『現場にあれば』ちょっとはな…」

芦本「…さっきから思うているのだが、ここの連中は何故現場に足を運ばない?」

芦本「捜査の基本は現場百遍だと言うのに」

城須賀「…衝動的な犯行って事は、やっぱり『証拠隠滅』なんてなされてないはずですし…」

城須賀「捜査したとしても…難航するのは、致し方ないのかと…」

狭野「つかグチグチ言う前に自分で出せよアッシー」

芦本「…もう出し尽くした」

狭野「偉そーな口叩いといてそれかいな」

谷「…そういう狭野は何かあんの?」

狭野「ない」

谷「えぇ…」


加賀(…議論が停滞している…突破口を開かなきゃ…!)
↓1(2つ使用可)

コトダマ 【びしょ濡れのシャツ】
城須賀「…衝動的な犯行って事は、やっぱり『証拠隠滅』なんてなされてないはずですし…」


加賀「…それは違う…!」

加賀「城須賀君、証拠隠滅…そう断言は出来ないかも知れないけれど」

加賀「あったのよ、ランドリーにシャツが!」

城須賀「シャツ?…でも、ただ洗っただけかも…」

加賀「一枚だけ、しかも入り口から一番遠いところで…よりによって栗須君の遺体が見つかってから洗うかな?」

芦本「…誰の物だ」

加賀「いやー…誰のかは分かんないんだけど…大きめだった」

加賀「多分男物…うん…」

紡「こ…この中で身長が高いのは…拝登君、軽明君、イモニア君、国大君、銀二君、飛鳥さん…」

飯田「…俺は?」

加賀「いやタンクトップじゃなかったから違うよ…」


加賀(まだ、ある。さっきの議論で指摘すべき点が…)
↓1

コトダマ【散乱したゴミ】
飯田「まだ何か『現場にあれば』ちょっとはな…」


加賀「…まだあるよ、証拠」

加賀「最初の方で言った散乱したゴミ…」

谷「…あれは栗須を焼却炉に入れたときに出たゴミ袋じゃ…」

新島「それは少し考えにくいわ…焼却炉内のゴミはそう多くなかったし…」

加賀「それに…明らかに袋じゃないものもあったの」

加賀「燃えちゃってて正直何だったのか特定は出来ないけれど…」

亜堂「…じゃ、そのゴミ袋は何なんだ?鐘太さんを入れた代わりに押し出されたんじゃないなら…」

新島「…犯人が出した可能性は否めない…」

新島「ただ…何の理由を以て出したのかは分からないわね…」

因幡「証拠になんねぇな…」



露寺「ふっふっふ…あたしからちょっとした証拠を提出させてもらうよ!」

加賀「証拠…?」

露寺「ヒーローは遅れてやってくるし、真打ちは最後に爪痕を残すもんだからね!」

狭野「デラミ何真打ちぶってんだよ」

新島「証拠、とは?」

露寺「ふふふ…誰も細かく調べちゃいないだろうショウやんのご遺体の事だよ」

露寺「皆流石にグロテスクすぎてモノクマファイル見るに留めちゃってるだろうし」

露寺「アスちゃんもコウちゃんもカルやんも見た感じとか証拠集めにはあくせくと働いてただろうけど」

露寺「現場百遍とか言うけど行っただけじゃ意味無いから!量より質だよ、質」

露寺「…で、モノクマはモノクマで肝心なところの報告はしない」

モノクマ「ボクの検死に文句付けるのか!」

露寺「文句付けてんのは検死じゃないって、もっと細部まで見なきゃ」

露寺「本当に大切な物は遠目には見えないんだよ」

芦本「勿体ぶってないで早く証拠を出せ…」

露寺「ふぅ、じゃ前置きもここまでにして」



…目が変わった。

露寺「ショウやんのご遺体の右手指先の指紋は消えていました」

露寺「もっと言うと焼けてました」

露寺「脱出しようともがいたのなら左手指先も焼けてそうですけど左手は不思議と焼けていませんでした」

露寺「すすは付いてましたけど」

露寺「別に左肩を脱臼していたとかそういう様子はありませんでした」

露寺「…それと一つ気になったんだよなー、なんで外に出たゴミ袋は全部小さかったのか」

露寺「たまたま小さいゴミが近くにあったから?それを犯人が出した?じゃ何のため?」

露寺「犯人自身の撹乱にしては目的がなさ過ぎるよねぇ。ショウやんを押し込むときに邪魔だったら大きいゴミから取った方が手っ取り早い」

新島「つまり…」

亜堂「…つまりどういうことだこれ…」

露寺「そうだねぇ…」

加賀(…まさか…!)


1 焼却炉内で犯人が抵抗する栗須を振り解く際にゴミが外に出た
2 犯人以外の第三者が撹乱のためゴミを外に出した
3 瀕死の栗須が自分でゴミを外に出した

↓1

加賀「瀕死の栗須君が自分でゴミを外に…?」

露寺「多分そうだろうね…それなら右手で蓋を開けて左手でゴミを出して…右手だけ焼けてた説明にもなる」

加賀「でも…なんで…?」

露寺「理由までは分かんないなぁ、心理学者じゃあるまいし」

芦本「理由があるとは限らん…ともかく議論に戻るぞ」

コトダマ
【燃え残った箒】
【因幡君じゃ届かない】
【前日の戸棚】
【モノクマファイル01】
【小さい天井の手すり】


樫月「鐘太君は…何で無理に開けようと…」

狭野「『熱かったから』?ま、ゴミ袋出したところで変わるよなもんじゃないけど」

露寺「『何か伝えたかった』のかもねぇ。何が伝えたかったかてんで分かんないけど」

谷「…『証拠がそれだけ』じゃ、まだ何ともなんないしな」

飯田「露寺の証拠提示もなかなかいい材料だとは思うけど…」

芦本「まだ…犯人を特定するには遠く及ばぬ…」



加賀(…時間も少ない。手元にある証拠で…なんとしても犯人を突き詰めないと…!)
↓1

コトダマ 【燃え残った箒】
谷「…『証拠がそれだけ』じゃ、まだ何ともなんないしな」


加賀「それは違う…!」

加賀「証拠はまだある…」

谷「え?」

加賀「露寺さんの言っていた右手…その反対側は何かを握っていた…」

露寺「…あ、確かに。開いたときにぽろぽろしてた」

加賀「私が最初に見たとき、柄と思わしき部分と、他の部分から推測して…」

加賀「それが箒であると…判断したの」

大江「箒…あ、確かにトラッシュルームにあった」

大江「でも…昨日私が使った時点ではそんなに汚れちゃいなかったし、箒使うほどでも…」

芦本「焼却炉周りにゴミは落ちてはいたが…掃くほどの物ではなかったな」

露寺「あー、あれかね…だい」

不知火「だいいんぐめっせーじ!」

露寺「取られた…」

イモニア「Dying message,bloom?…Umm、It's so difficult…」

加賀(…もし、ダイイングメッセージだとするのなら…一体何を示しているんだろう…)

イモニア「Bloom…Clean,witch,bamboo…halloween…?」

紡「イモニア君…明らかに…迷走してる…」

加賀(箒、清潔な、魔女、竹…ハロウィン…)

加賀(…押し出されていたゴミは…どういう意味…?)


人物を指定せよ
↓1

加賀「…因幡、君…?」

因幡「…は?」

加賀「箒は…伯耆…鳥取西部の旧国名で…」

加賀「因幡は…鳥取東部の旧国名…だから」

因幡「…仮にそれがオレを表すもんだとしてみろ、動機は何だ動機は」

加賀「動機…あの紙に…」

因幡「…高所恐怖症か?」

加賀「あ、そうそうそれ!」

芦本「…高所恐怖症ごときで人を殺すとは思えんな…いくら因幡とはいえ」

因幡「…どういう意味だ」

因幡「大体高所恐怖症が事実としてもオレは何も困りゃしねぇし」

因幡「そもそも事実じゃねぇし…」

因幡「嘘っぱちを頭ごなしに信じるほど冒険家は馬鹿じゃねぇだろ」

加賀「でも…」

因幡「…じゃ言ってやろうか!?アイツは昨日の夜時間突入してからオレの部屋の前来たんだよ!」

因幡「"高所恐怖症って本当ですか?"なんて抜かしてて腹立ったけどよ…嘘っぱちだからそう言ったら帰ってった」

因幡「…まぁ誰も信じちゃくれねぇかもしれねぇけど…高所恐怖症が嘘ってのは加賀にも言った」

新島「…動機無し、封筒の中身は虚偽、おまけにその証拠もある…」

新島「発想は悪くはなかったけれどもね」


加賀(じゃあ…誰…?)

イモニア「Halloween…アニメのコスプレをするのは日本くらい…ですネ」

紡「コスプレ…興りは日本で1960年代…確かね…」

紡「というかなんでこんな話…」

イモニア「Bloomで連想ゲームですネ」

飯田「何の関係があるんだよ…」

↓1 人物を指定せよ

加賀「不知火さん…」

不知火「…まりか?」

加賀「第一発見者…だし、火のイメージが…」

城須賀「焼却炉に遺体を入れたのは…犯人だと思うんですけど…」

城須賀「というか、火の中に入れたから花火師が犯人、ってのはあまりにも短絡的と言いますか…」

因幡「…そもそも」

因幡「不知火が栗須を焼却炉の中に入れれるとは思えねぇんだよな…」

不知火「それはたしかに…!」

因幡「同調するな…引きずったとなれば額に傷があってもおかしくねぇ、でもなかったんだろ、露寺」

露寺「一応。見える範囲での話だから…服の内側とかに傷がある可能性は否定できないけど…」

亜堂「…仰向けで引いたなら血痕は線状だろ?流石に背負うのは無理…でしょ」

城須賀「…不知火さん、ちょっと後ろ良いですか?」

不知火「いいよー」

城須賀「…何も付いてません、背負ったら血の跡位残りそうな物ですけど…」

芦本「…よりによって不知火は証拠隠滅と言われたシャツのサイズに一番適応していない…この時点で疑いは薄い」

めっちゃバッシングされてる…。

加賀(じゃあ誰…)

飯田「1960年代…新幹線開通?」

イモニア「Umm…アスリートのノリが何故そっちを?」

大江「確かに…アスリートにあるまじき発想だよねそれ」

飯田「…はぁ…?」

芦本「遊びだしたぞ…早くケリを付けねば…!」


↓1 人物を指定せよ

盛大に箒のスペルをミスっておりましたbroomでしたね…何だこのミスは…本当に攪乱してしまい申し訳ありません


加賀「芦本君」

芦本「…何故に俺になる」

加賀「シャツのサイズも問題ない、あと…外炎は青いし、箒の茶色の補色は青だし…ブルームから『ブルー』…かなって…」

芦本「…紡はどうなる?水色ではあるが青の範疇ではある」

芦本「そして…そもそも俺に麺棒は取れぬ…!」

芦本「足を怪我しているのを忘れたのか?わざわざ台を持ち出して麺棒を確保などせん…」

芦本「栗須を背負うのも恐らく無理だ。冒険家故体はしっかりしているだろうから…」

加賀(誰なの…!)

不知火「…クマモトかんとくのまじょゆうびんみたことある?」

イモニア「No…ロトトと怪物姫だけですね」

不知火「なにそれにほんじんならちゃんとみなよ」

イモニア「拙者ハーフ…」


↓1 人物を指定せよ(今日裁判終われません多分)

加賀「…谷君」

谷「へ?俺?なんで?」

加賀「…witch,the oriental witches…」

イモニア「Ah,東洋の魔女、ですネ」 

加賀「魔女…かつて東京五輪で日本を沸かせた」

加賀「女子バレーボールチームの愛称…」

谷「さすがにこじつけが…」

樫月「押し出されていたゴミ袋は…どう説明を?」

加賀「…それは…えーっと…」

亜堂「…ゴミの『排』出ってこと…か」

亜堂「確かにバレーボールは漢字で『排』球だな…」


ちょっとここまでにします 朝か昼更新するかもしれませんが多分22時コースです

22時とか言いましたが今から少し更新させていただきます…。


コトダマ
【高すぎる戸棚】
【前日の戸棚】
【モノクマファイル01】
【小さい天井の手すり】
【掃除当番】


紡「じゃ…犯人は拝登君…?」

谷「いやいやいやちょっと待てって待てって!」

谷「さっきから加賀は『因幡だの不知火だの芦本だの』予想外しまくってんじゃねえか!」

谷「シャツがそもそも証拠隠滅だって考えも疑わしいし…」

谷「大体!場所が高いつったって『届かないのは不知火とか狭野くらい』なもんだろ!?」

谷「それで俺を犯人扱いって…なかなかに理不尽だぞ…」

新島「まあ…今の時点ではそうね…」


加賀(もし谷君が犯人なら、論破できる発言があるはず…今度こそ…追い詰める)

↓1

おっと…届かない因幡は選択肢にないのですが…そして手すりは完全に表記忘れで>>190に存在しております、申し訳ありません
…まあでも、完全にこちらの落ち度ですし…草案は似たようなこと反復してたのでそのまま行きます


コトダマ 【因幡君じゃ届かない】

谷「大体!場所が高いつったって『届かないのは不知火とか狭野くらい』なもんだろ!?」

加賀「それは違う…!」

加賀「不知火さんや狭野さんだけじゃない…因幡君ですら届かないんだよ、麺棒の位置には!」

加賀「最早この中にはあなたしか…」

谷「因幡じゃ届かない!?だったらどうした!」

谷「他の連中が…因幡より高い連中が届かない証明にはなんねえだろ!」

イモニア「Ah…ちなみに拙者もカーペンター同様届かなかったネ」

イモニア「ブレインは人使いが荒いネ…」

新島「あれはあくまで検証よ…この通り役に立つ、ね」


発射する言弾を>>219から選択
↓1

待ってくださいそれが理想だったんですけどそれすっ飛ばしたので…。『』付けるの忘れてました…。


コトダマ 【因幡君じゃ届かない】

谷「大体!場所が高いつったって『届かないのは不知火とか狭野くらい』なもんだろ!?」

加賀「それは違う…!」



加賀「不知火さんや狭野さんだけじゃない…因幡君ですら届かないんだよ、麺棒の位置には!」

加賀「最早この中にはあなたしか…」

谷「因幡じゃ届かない!?だったらどうした!」

谷「他の連中が…『因幡より高い連中が届かない証明にはなんねえ』だろ!」

イモニア「Ah…ちなみに拙者もカーペンター同様届かなかったネ」

イモニア「ブレインは人使いが荒いネ…」

新島「あれはあくまで検証よ…この通り役に立つ、ね」


発射する言弾を>>219から選択
↓1

加賀「…証明には…なる」

谷「はぁ!?」

加賀「麺棒の定位置は一番上だった!何も無しに取るのは明らかに無理…!」

谷「だーかーらー!俺が聞いてんのは俺以外に出来る奴がいるだろって事だよ!」

谷「そんな高いところにあった麺棒を取るのが俺にしか出来ないことだって?ふざけるのもいい加減にしてくれ!」

谷「確かに俺はこん中じゃ一番高いよ…でも他にも『高い奴だって居るはずだろ!?そいつらに取れない証明も何も無し』に」

谷「俺を犯人だって決めつけんなよ!」

谷「…あぁ、そういえば『補助できる手すりかなんか』厨房にあったよな…」

谷「それ使えば狭野不知火とは言わないが他の奴らも麺棒取れるんじゃねえのか?」

谷「…ったく、これだから才能無しは…憶測で物語ってんじゃねえぞ!」



発射する言弾二弾を【負傷の芦本】【錆び付いた脚立】【小さな天井の手すり】【モノクマファイル01】【前日の戸棚】から選択
↓1

身長は>>120-124の一覧に載ってます


谷「…あぁ、そういえば『補助できる手すりかなんか』厨房にあったよな…」

コトダマ【小さな天井の手すり】


加賀「…あったよ、でも…」

加賀「あれじゃ補助なんて出来やしないよ」

谷「はぁ?…おいおい、まさかぶら下がって壊れたから補助できないとか言うんじゃないよな?」

谷「誰かがぶら下がってんだから耐久性落ちてるに決まってんだろ」

加賀「ぶら下がれるとか下がれないとかそれどころの話じゃないんだって」

加賀「そもそもぶら下がれるほどの空間はあそこにはなかった」

加賀「…手なんて入れられるようなスペースじゃなかった!」

加賀「…例え狭野さんと言えども」


もう一つ発射する言弾を【負傷の芦本】【錆び付いた脚立】【モノクマファイル01】【前日の戸棚】から選択
↓1

谷「確かに俺はこん中じゃ一番高いよ…でも他にも『高い奴だって居るはずだろ!?そいつらに取れない証明も何も無し』に」

コトダマ【負傷の芦本】


加賀「証明ならある!谷君にしか出来ない証明が!」

谷「なんだよ…!」

加賀「この中で因幡君より高いのはイモニア君と芦本君、そしてあなただけ」

加賀「イモニア君じゃ戸棚には手は届かなかった…そうでしょう?」

新島「ええ…もう少し骨のある男だと思ってたわ」

イモニア「不意打ちのdisは心に来るネ…」

谷「それがどうした…芦本は!芦本が残ってるだろ!?」

加賀「…捻挫」

加賀「芦本君は初日に足を捻挫した…そんな状況の中手が届くと思う?」

加賀「飛べもしないのに…」

谷「なっ…」

谷「芦本が飛べもしないから犯人は俺だって…?」

谷「冗談じゃない!飛ぶ以外に策がないとでも言いたいのか!?」

谷「台でもおけば十分届く範囲じゃないのか!?」

谷「戸棚の真下から少し手前に離して台を置けば十分だろ!?」

谷「まさか台すら置けないほど足首が痛いだなんて言わせねえぞ…もう四日も経ってんのに」

谷「俺がやった…もっと確実な証拠でもあんのか、あんのかよ!?」

加賀(…これでケリを付ける!)

加賀(あなたの"才能"が答え…!)


コトダマを>>219から選択
↓1

加賀(…この弾丸に全てを託す…!)


コトダマ 【片付いた棚下】


谷「ないなら…それは俺が犯人じゃないって事だ、そうだろ…!」

加賀「…台を使うだけなら片付ける場所は少なくてもいいよね」

加賀「でもね…なんでだろう、明らかに関係のない戸棚の下も片付いていたし」

加賀「もっと言うとそこから直線状に片付けられていた…だったよね、大江さん」

大江「え?あ、うん…やけに戸棚に真っ直ぐ片付いてた…」

加賀「…ハイ、詰みだよ」

加賀「…助走したでしょ」

谷「!」

加賀「因幡君でも届かなかった時点で何となく思ったけど、谷君も普通に垂直跳びしたら届かないんじゃない?」

加賀「…だから跳んだ。その"才能"を生かすように、また驕るようにね」

加賀「台を使っていれば確定はしなかったかもしれない」

加賀「…そもそも椅子を使うという発想さえあれば絶対確定してなかった」

加賀「助走のために戸棚までの直線が要る。取った後に着地する用に戸棚の下にスペースがいる」

加賀「全部説明できる…恐ろしいまでにね」

谷「…それだけ…それだけで…!」

加賀「じゃ最後に聞くよ?」

加賀「…この中で谷君の秘密の紙を持っていたのは誰?居たら挙手してよ」

…皆が、手を挙げない。

芦本「成程…つまり谷の秘密を握っていたのは…」

加賀「そう、栗須君だろうね。…さて、動機も揃いました」

加賀「シャツのサイズも合うし、ここまで推理に穴は無し」

加賀「…それでもまだ拒む?」

谷「…はは…」

谷「…俺は悪くねぇよ…俺は…」

芦本「認めたか…」

谷「アイツが…アイツが全部悪いんだよ…」

谷「過去の事実を…脅すような真似するから…だから…」

飯田「…何書かれてたんだよ」

谷「…ドーピングだよ」

飯田「はぁ!?おま、ちょっ…嘘だろ…?」

谷「…嘘じゃねえ」

飯田「おい…」

谷「嘘じゃねえ…でもそれは海外遠征の話だ!俺は…ただ…」

谷「確かに日本じゃ認められてねえ薬を使った…というか使わざるを得なかったんだよ!」

谷「たまたまあっちの国の市販薬に違法成分が含まれてるなんて思いもしねえ…」

谷「…だから形としてはドーピングだよ…実態は違うと言えどもな…」

樫月「…どこまでが嘘なのですか」

谷「全部本当の話だ!…はは…そうだよ、そうだよ!栗須もお前みたいに何も信じちゃくれなかった!」

谷「ただドーピングをしたという事実しかアイツは…呑み込まなかった…」

谷「このまま俺はこの閉鎖空間でコイツに弱みを見せたまま過ごすと思うと…」

谷「耐えられなかったんだよ!いつこのことで脅されるか分かったもんじゃない…」

谷「だから…だからっ…!」

新島「…それは人殺しをして良い理由になんかならないわ」

谷「…俺だって殺して終わりだと思ったんだよ…こんなのあるだなんて知らねえよ…」

谷「なあ…なあ…処刑だなんて…ふざけんなよ…!」

谷「そんなこと分かってたら殺しなんかしなかった…なあ頼むから…頼むから…!」

モノクマ「うぷぷ。無様だねぇ。かつてテレビを湧かせたスターが今じゃこんな無様な姿」

モノクマ「うぷぷぷぷぷ…滑稽だねぇ…オマエを待ち受けるのも酷刑だけどね…うぷぷ!」

モノクマ「さてさて!クロが自白したところでオマエラ手元の投票ボタンでポチッとしちゃってください!」

谷「頼む…なあ…俺はまだ…」

モノクマ「それでは…投票スタートッ!」

MONOKUMA VOTE

【谷 拝登】 【谷 拝登】 【谷 拝登】

G U I L T Y !

モノクマ「ひゃっほーい!大当たりだよー!」

モノクマ「今回栗須鐘太クンを殺したクロは」

モノクマ「谷拝登クンでしたー!」

谷「なあ…嫌だよ…俺はまだ…」

モノクマ「負け犬が何言ってるんだか…さ、オシオキタイムだよ!」

谷「やり残したことが…」

モノクマ「今回は超高校級のバレーボール選手である谷クンに」

モノクマ「スペシャルなオシオキをご用意致しました!」

谷「一回だけ…なあ…!」

モノクマ「それでは皆さん、お待ちかねのオシオキタイムです!」

谷「嫌だああああああああああああああああああああああああああああああっ!」


タニ ハイト クンが クロに きまりました
   
    オシオキを  かいしします

超高校級のバレーボール選手 谷拝登 処刑執行
『アタック No.∞』


…固く鎖で縛られた谷君が登場する。

舞台は体育館。ご丁寧にバレー用のネットが張られている。


突如モノクマが巨大化する。跳ばずにスパイクが打てるほどの大きさに。

モノクマの腕は谷君を縛っている鎖に繫がれたゴムと一体化している。

…まさか…。


高々と谷君の体が浮き上がる。

それをモノクマが平手でコートへ叩き落とす。

床と肉がぶつかり合う不快な音が…響き渡る。



ゴムの反動で谷君はまた手元に戻される。

そして…またスパイクが放たれる。

それを…何度も

何度も

何度も

何度も


ぶつかった床は次第に赤く染まっていく。

谷君の顔は最早認識できないほどに変形している。

…骨も見える。

それでもモノクマはアタックを止めることはない。

ただ 延々と 延々とスパイクを放ち続ける。


…モノクマが動きを止めたのは、谷君"だった筈の物"が完全に肉塊と化してからだった。

モノクマ「エクストリーム!」

モノクマ「いやいやいや…最高だねぇ!ぞっくぞっくするねぇ!」

…誰もが呆然とモニターを見つめる。その内直視できていたのは何人だろう。

イモニア「…It's so crazy…」

飯田「狂ってるだろ…」

芦本「悪趣味だな…」

…得体の知れない恐怖が場を包む。

モノクマ「うぷぷぷぷぷ…ま、今度から殺しをやるオマエラはせいぜいコイツみたいにならないようにな!」

新島「ふざけないで!この空間、それにあなた…異常が多すぎる…何がしたいの」

モノクマ「何がしたい?ボクはただオマエラのコロシアイが見たいだけさ!」

モノクマ「言っとくけどね!仲間の死を乗り越えてより希望は強くなるの!」

モノクマ「必要経費だよ必要経費!」

芦本「貴様…またもや死者を冒涜するのか…!」

モノクマ「だーかーら!これは冒涜じゃない昇華!分かった!?」

モノクマ「じゃ、明日からも快適なコロシアイ生活、頑張ってねー!」

  Chapter 1 "Hope" is too impertinent and too reckless  End

はい、今日はここまでです。明らかに駆け足で1章終わりました…。拙筆申し訳ありません
とりあえず明日栗須君のオシオキを貼ります、あとはどうしようか考え中ではあります…。

このまま2章行くとまた駆け足で終わる気もする(1スレで終わる馬鹿みたいな進行速度になりかねない)ので…スクールモード擬きで二人+αの設定を補完しようかどうか…
今いらっしゃる方はどうお思いになられているか分かりませんけれど…。何か思うところがありましたら言ってくださると幸いです
(一応2章を進める用意は出来ております)

後ホントお客さん少ない…宣伝スレで宣伝しようかな…

超高校級の冒険家 栗須鐘太 処刑執行
『"Staged adventurer" is killed by setup』


荘厳なオープニングと共に栗須君が、手を後ろで縛られて登場する。

その後ろを複数のスタッフらしきモノクマが付いていく。

景色は段々と荒れ、やがて深い泥沼が現れる。

『栗須探検隊は怪しき沼を探査することにした!』

テロップに反して、どこからか持ち込まれた鰐が沼に投げ込まれる。

投げ込まれた鰐は大口を開けて待つ。


『いざ、探査の時!』

高々と響くナレーション。

首を横に振り拒絶する栗須君をモノクマは強引に押し込む。

手を縛られた栗須君は身動きが取れない。

それでもモノクマは栗須君を更に 更に押し込んでいく。


…やがて気泡すら見えなくなった。

そしてすぐ後に血だまりが浮かぶ。



…その後に、縄で縛られた手だけが浮かんできた。

努力致します…谷君と栗須君はまた何処かで救済をします…。



   Day 04 AM 8:19

加賀「…」

もうこんな時間か…。

…あんなことがあったせいでまともに眠れてない…。

加賀「…はぁ…」

…思い出すだけで背中に寒気が走る。

…残虐なだけではない、ただ…無知な好奇と、純粋な狂気の元に…。

…ああ、これ以上は止めておこう…食欲がなくなりそうだ…。

加賀「…」

昨日の事があってか、ちらほら居ない人が居る。

大江「…あ、紅香ちゃんおはよう…」

加賀「おはよう…」

…クマがある。大江さんも又眠れていないんだろう…。



↓1 朝食を共に食べる相手(複数可) (選択肢は芦本 亜堂 飯田 因幡 大江 樫月 城須賀 紡 新島)

紡「…」

城須賀「…」

紡「…何…?」

城須賀「え?あ…左利き…なんですね…」

紡「一応…両方使えるけど…」

紡「まあ…左側…だし」

城須賀「羨ましいです…」

紡「そう…?あまり良いことなんか…」

城須賀「両方使えるって事はどっちの演技も出来るって事ですよ!?右利きだけじゃなく左利きも!」

城須賀「演技の幅が広がるじゃないですか!」

加賀「すごい熱弁するね…」

城須賀「左利きの練習は時々してるんですけどね…一向に上手くいかなくて」

城須賀「…元からなんですか?」

紡「…多分…手先が器用だったから…」

加賀「…器用なのにケガを…?」

紡「あ…ミシンでね…寝ぼけながらやって…思い切り…」

加賀「…」

想像したくない…。

紡「普通の裁縫で…そんなへまはしないよ…」


城須賀、ないし紡に何か渡しますか? >>88参照(カップ麺 地球儀 メガネは消化済み)
↓1

紡「食事後にお弁当渡してくるか…」

加賀「こ、小腹が空いたら…」

紡「…確かに肉はないし…小腹専用みたいな弁当…だね」

紡「今日までのところ…小腹は空いてないけど」

加賀「そっかー…」

紡「早めに食べちゃわないと…まずいから…食べるけど、ね…」

城須賀「…で…僕にはアルバム?」

城須賀「"卒業"に対する皮肉ですか?」

加賀「そんなんじゃ…」

城須賀「でしょうね…というか…誰のものですかね」

城須賀「友達少なかったんですかね…あ、でも写真も何もない…期も記されてませんし、謎が…」

城須賀「…このアルバムだって役に立ったかもしれないのに…」

DAy 4 AM 10:11  Cooperative store


加賀「…エコバッグの中身は空…」

加賀「メダルは…9枚…」

加賀「くっ…全賭けっ…!圧倒的全賭けっ…!ざわ…ざわ…」

モノクマ「一人で何ぶつぶつ言ってんのさ…ざわ…ざわ…なんて効果音まで付けちゃってさぁ」

見られた…!ヤバいやばいやばい…。

…とりあえず忘れてもらおう。

加賀「…忘れて」

モノクマ「うぷぷ、それがクマに物を頼む態度なのかな?」

口調がまずいのかな…。

加賀「忘れてください」

モノクマ「うぷぷぷぷぷ!やーだねっ!言いふらして」

土下座しかないか…。

加賀「今回の件は何卒忘却していただければ幸いです」

モノクマ「うぷぷ、土下座までしちゃってプライドないの?ねぇ?ねぇ?」

モノクマ「ま、今回は加賀サンの顔に免じて見なかったことにしといてあげるよ!じゃーね!誰か殺せよ!」


…何で土下座なんかしたんだろう…。


↓0~8のコンマで判定(今日はここまで 明日は22:30頃から)

17 永遠のミサンガ
57 昭和ラジオ
54 自動消滅カセットテープ
33 ヤス・シシドのTシャツ
36 ウォーターラバー
86 キャットドッグプレス
16 子猫のヘアピン
11 レーション
80 ボージョボー人形


加賀「…はあ…」

加賀「これホント何でも出てくるんだね」

モノクマ「人生賭けたくなる気持ち分かる?分かった?」

加賀「いやそれは…わか」


不知火「てーへんだー!てーへんだーーーーーーーーーーっ!」

元気だなぁ不知火さん…。

加賀「…どうしたの不知火さん」

不知火「ショウとハイのへやのとびらがたいへんなんだよ!」

加賀「ええ…」

不知火「はやく!はーやーくー!」

加賀「私!?」

不知火「いいから!」

何で私がこんな目に…。

   Chris's room

不知火「ほら!これ!」

加賀「…うわぁ…」

扉が大変って意味分かんなかったけど…。

加賀「げ…ふ?げふ?…何だろ」

そりゃペンキで文字が書かれてたら大変だよね…。というか"げふ"って…。

不知火「つぎいくよ!」


 

   Tani's room

不知火「こっちも!」

加賀「こっちは…おあ?…オア?」

or…さっきの"げふ"よりは意味は通ってるけど…。

不知火「どうしよう…」

加賀「どうしようったって…」

消すにも時間かかりそうだし、そもそも消す意味が…。


…本人達はもう、居ない訳だし…。


加賀「…そのままにしとこう」

不知火「けさないの?」

加賀「消せるか分かんないから…」

不知火「…わかった」



本日の自由行動 残り3回

↓1 相手(二人まで可)と場所を 【トラッシュルーム/ランドリー/食堂+厨房/購買部/保健室/体育館/プール+更衣室/書庫/倉庫/図書室/大浴場】から選択

 Library


加賀「うおお…」

希望ヶ峰とだけあってか、やはり蔵書の数は多い。

芦本「…気が狂いそうになるな」

新島「…作家なのに?」

芦本「限度という物があるだろう…。家の片隅に置かれている本棚なら気は狂わぬ」

芦本「…作家で有りながらこういった場所はあまり好まんな」

加賀「自分の本探さないの?」

芦本「他人の本を見たくはないからな…探すなら勝手に探してくれ」

新島「嫉妬かしら」

芦本「俺よりも経験を積んでおきながらそれ以下の文章しか書けぬ哀れな連中の本は見るに値せん」

新島「…強がりね」

芦本「…そう思うのは勝手だ」


1 どのジャンルの本に自信があるの?
2 何が認められてここに?
3 どうして作家に…

↓1

加賀「どのジャンルの本に自信が…?」

芦本「どちらかと言えば…喜劇、と言いたいが…皮肉なことに"悲劇"だ」

新島「…処女作の『憧憬の蘭鋳』はサイコホラー、次作の『恋愛疾苦』は恋愛物と思わせてサスペンス、まだまだあるけれど…」

新島「…確かに悲劇に分類すべき物ばかりね…」

加賀「よく覚えてるね…」

新島「記憶にも自信あるのよ、私」

芦本「精々…敵には回したくないな」

芦本「…人間など所詮悪に始まる。この状況下だってそうだろう」

芦本「喜劇なんて起こりえぬ物を書く真似はそうそうせん。…生憎俺は性悪説信者だ」

新島「唯一のハートフル作品は『苺色彼岸』…これも最初の方はハートフルとはかけ離れているけれど」

芦本「そんな本探せば幾らでもある!俺は俺にしか書けぬ本を書いたまでだ…」

新島「その割にはこんな状況を憎んでいるのね」

芦本「…現実と虚構は切り離して議論すべきだろう…!」

加賀「『…また一人、一人と消える。自らの他誰も居なくなった後に、例証の無意味さに呻く男に冷笑を投げかける人影一つ。』」

加賀「『浅ましき我が醜さにふと気付いた男の目に、泪とも言い難き液体が溜まる。「ああそうか――」、君が共犯者なんだ。その声は何処にも反射せず、代わりに銃声が鳴り響いていた…』」

新島「急に朗読しないでちょうだい…でも随分再現性が高い文章ね」

芦本「…『激情』、か…その作品に良い思い出はない」

新島「案外貴方が黒幕だったりして」

芦本「自ら描いた筋書き通りにこの状況を作り上げたとでも?…馬鹿馬鹿しい。憶測の域を超えん」

芦本「…俺はお前が怪しいと踏んでいる」

新島「じゃ、お互い怪しいって事にしときましょうかね」

芦本「…勝手にしろ」


芦本 新島にプレゼントを渡しますか? >>309参照
↓1 (本日ここまで 明日も今日と同時刻に開始予定)

新島「…レーション、ね」

新島「使い道あるのかしら」

加賀「小腹が空いたときに…」

この台詞何回も言ってる気がする…。

新島「…まあ、何が今後あるか分からないし頂いておくわ」

芦本「…ところで何だこれは?」

新島「動物の絵かしら…?」

芦本「…露寺に渡した方が…いいので…ぶっ!?」

新島「え、鼻血!?…えーと…ティッシュも何も…」

芦本「構わん…何とでもなる…」

うぶかよ…。

本日の自由行動 残り2回

↓1 相手(二人まで可)と場所を 【トラッシュルーム/ランドリー/食堂+厨房/購買部/保健室/体育館/プール+更衣室/書庫/倉庫/図書室/大浴場】から選択

   Rocker room

加賀「更衣室…この先はプール…」

樫月「男子更衣室と女子更衣室がありますね…非常識な方が女子更衣室に入らなければ良いのですが」

大江「非常識すぎるでしょ…」

モノクマ「うぷぷ、その辺は問題ないよ!」

大江「また何かあるの…?」

モノクマ「電子生徒手帳に性別の記載があるでしょ?もしそれに合致してない方に入ると…ポチッとな」

加賀「ええ…何あれ…」

何かすごい騒々しい兵器が…。

モノクマ「…という脅しでまず意気地のない奴を排除!」

大江「脅しなのか…」

モノクマ「火薬だって最近高いし弾丸も限りがあるんだよ!…で、第二段階が」

そう言った途端警報の音が鳴り響く。

樫月「…二段構成、ですか」

モノクマ「いや三段だよ?これでも退かない勇敢な奴は扉を開けるじゃん?」

モノクマ「そしたら高圧電流が流れて失神、ないし…サヨナラかなぁ」

加賀「そこまで勇敢な人そうそういないよね…」

樫月「そこまでして見たいんですかね…」

加賀「ロマン?」

大江「マロン?モンブラン作る?」

加賀「なんでそうなるの…」



大江「…で、どうする?」

加賀「何が?」

大江「…え?」

樫月「…水着は…何故かここに置かれてはいますが…」

大江「…ねぇ?」

加賀「えぇ…」

流れがまずい…。


1 入る
2 入らない

↓1

加賀「…じゃぁ入るよ…」

大江「よっしゃ!」

はー…何でこんな目に…。



大江「いやー!プール!プールだよプール!」

樫月「杜麩果さん元気ですね…」

大江「水だよ!水!ひゃっほーい!」

樫月「プールサイドは走ったら危ないですよ…!」

…いいなぁ。二人とも。






走ると揺れる胸があって。羨ましい限りだよ…!

神様は残酷だよ本当に…。


大江「紅香ちゃん何黄昏れてんの?」

加賀「胸…」

大江「胸肉?今日の夜は唐揚げにするか…」

樫月「…入りません?折角ですし…」

加賀「うん…」

その胸揉みしだいてやろうか…! 



〈大江、樫月とプールで楽しみました〉
〈友好度がかなり上がった気がする〉


大江 樫月にプレゼントを渡しますか? >>309を参照(犬猫プレス、レーションは消化済み)
↓1

大江「何か変な人形だね…」

加賀「グアム?かどこかの人形らしいよ」

大江「しかもちょっと不気味だし…でも嫌いじゃないね」

大江「…うん、ココナッツのにおいがするね!」

人の匂いだの火薬だのココナッツだの…多いな…。皆女子だし。

樫月「…ヘアピン、ですか」

加賀「そうそう、似合うかなーって思ってさ」

樫月「…可愛らしくていいですね、頂いておきます」



本日の自由行動 残り1回
↓1 相手(二人まで可)と場所を 【トラッシュルーム/ランドリー/食堂+厨房/購買部/保健室/体育館/プール+更衣室/書庫/倉庫/図書室/大浴場】から選択
(本日ここまで 明日も今日と同じ)

      Ware house

狭野「…うっわ、臭いやば…」

亜堂「そうか?別に気になんねえけど?」

狭野「うえぇ…職業柄鼻が人より効くんだよ黙ってろセカンド!」

加賀「左利きでセカンドは…」

狭野「突っ込むところ違うわ…!」

亜堂「…ここも何だかんだ言って色んなモンあるな」

加賀「確かにね…日用品でごった返してるというか…」

狭野「倉庫だしこんなもんじゃないの?」

亜堂「にしては…多くねえか?そりゃモノクマが補充してんのかもしれねえけど」

加賀「というか…補充するなら量よりも種類が多い方が自然だよね…」

狭野「…そもそもなんでここ閉まってたの?意味分かんねー…」

亜堂「あ、あれじゃね?荒らされないようにとか…」

狭野「だとしても今開ける意味分かんなくね?」

加賀「…何でだろう…」

考えても無駄だよなぁ…。



狭野「つーか気になってたんだけどさ、二番手って何だよ」

亜堂「そりゃ二番手だろ」

狭野「いやいや…そりゃ二番手、って説明になってねーから!」

亜堂「ま、あれだあれだ、簡単に言えば凄すぎる器用貧乏だな」

狭野「チートかよテメー…」

加賀「…言うほどチートかな?」

狭野「ウチらが自分の才能に100振って他なおざりにしてんのにセカンドはほぼ全部のステータスに90振ってんでしょ?」

狭野「無敵じゃん…チートじゃん…人生イージーモード…裏山死刑…」

亜堂「今さらっと死語飛び出したよな」


1 一番得意な物って何?
2 …物まねが上手いとかそういうこと?
3 全部二番なの?
4 (任意指定)

↓1

加賀「…物まねが上手いとかそういうこと?」

亜堂「あー…所謂あれか、声帯模写の身体版ってことか?」

加賀「そうそう」

亜堂「んー…それもあるのかもしれないな…」

亜堂「あー…そうか…そういう考えもあるわなそりゃ…」

加賀「?」

狭野「何ぶつぶつ言ってんのキモい…」

亜堂「あー…いや、今までそんなこと考えたことなかったからさ」

亜堂「自分の才能のルーツがどこから来るかなんて考えたことあるか?由地夜さん」

狭野「お前本当に口調と二人称がミスマッチだよな…考えたこと…は、ないけど…」

狭野「職業柄考えるとかそういう問題じゃなかったしなー」

亜堂「成る程ね…天性のあれって奴か」

狭野「天性、ねぇ…天声を追い求めてここに来た人間が幾人…いや何人いることか」


狭野 亜堂にプレゼントを渡しますか? >>309を参照(人形、ヘアピン、犬猫プレス、レーションは消化済み)
↓1

狭野「…パンクだなー」

狭野「パンクだし着るタイミングがまるで見当たらない」

亜堂「風呂行ったときの着替えとかで使えば良いだろ…」

狭野「あー…その手があるかー…」

狭野「いやでもパンク過ぎでしょこれは…パンク…」

加賀「希少らしいよ?」

狭野「誰だよそもそも…」

ヤスシシド、敗れたり。

亜堂「…で、俺にはカセット…聞く物もないのにか?」

加賀「私もモノクマに映画のDVD押しつけられたから同じだよ」

加賀「中身空の奴」

亜堂「…でもこれ自動消滅するんだろ?最早何のために使うんだよ…」

加賀「それは…あれじゃない?秘密の組織ごっこみたいな」

亜堂「子供じゃねえんだぞ…」

  Day 05 AM 7:49

加賀「まだこんな時間…か…」

多分大江さんしかいない…だろうけどなぁ。

加賀「手伝えばいっか…」




大江「あ、紅香ちゃんおはよー」

加賀「おはよう…あれ?因幡君と…紡さん?」

…何か珍しい。新鮮というか…あ、いや新鮮か。  

因幡「珍しく目ぇ醒めたからな…ぼーっとしてんのも何だし」

加賀「紡さんも?」

紡「わ、私は…ちょっと杜麩果さんを手伝おうかと…思って…」

加賀「へぇ…」

大江「普通に紫葉莉ちゃん上手なんだよねー…やっぱ器用だからかな?」

紡「そ、そんなことは…」

大江「少なくとも紅香ちゃんよりは上手だよ」

思わぬ形でディスられた…。

紡「…あ、弁当美味しかったよ…」

加賀「…弁当?…あ、昨日の?」

紡「うん…」

加賀(…ていうか…)

大江「この組み合わせだいぶ異色だよねー」

加賀(異色ってより衣食住…」

因幡「は?」

…あれ?心の声漏れてた…?

大江「…ああ!なるほどなるほど…紫葉莉ちゃんが衣、私が食、国大君が住…ってことでしょ?」

加賀「あ、うん…」

因幡「…どうでもいいな…」

大江「これを機にグループ作っちゃう?」

因幡「はぁ!?」

大江「いいじゃんいいじゃん!グループ名"衣食住"で…ファーストシングルも"衣食住"で…」

因幡「よりによって歌手かよ…」

紡「妄想の度合いが…激しい…」

大江「いーしょくじゅー!いーしょくじゅー!おれたちーはー!ってタオル振り回してさ…」

大江「どう!?一撃必殺も夢じゃないよ!?」

加賀「なんで倒してるの…一発逆転…いや別に逆境じゃないから違うのか…」

因幡「馬鹿に思われるからやんねぇ」

紡「私も…ちょっと無いかな…」

大江「えぇー…酷いなぁ…ちょっと乗る位の気概見せて欲しかったなぁ…」

紡「な、泣かないで…」

大江「泣いてないから…」

加賀「弱虫さんだ…」

大江「生憎自転車に興味は…」


↓1 朝食を共に食べる相手(二人まで可) (選択肢は飯田 因幡 イモニア 不知火 城須賀 紡 露寺)

城須賀「…飯田さん」

飯田「…何だ?」

城須賀「その…陸上、って…やっぱりセンスとか大事なんですか…?」

加賀「急にどうしたの…」

城須賀「あー…いや…結構僕運動神経悪くて…」

飯田「見た感じ悪そうだもんな」

城須賀「ずばずば言いますね…それで…やっぱり演技の幅が…」

飯田「狭まるもんなのか?」

城須賀「そりゃあ…並大抵の動きが出来れば話は別ですよ?」

加賀「初日に見せたあの機敏さは…」

飯田「言うほど機敏だったか?」

城須賀「機敏じゃないです…」

飯田「…んー…話を戻すけど…センスより努力、ってコーチは多いな」

飯田「ただそれはあくまで上位層に食い込むなら努力で補える、って話だけで…」

飯田「トップクラスになるとセンスがどうにも物を言うわな…」

城須賀「やっぱり…」

飯田「…いや、お前どこ目指してんだよ…ガチ勢かよ…」

城須賀「足の速い人が遅い人を演じるのは簡単でも逆は苦痛なんですよ…」

飯田「…いや、遅く走ると足が悲鳴上げるからどっちも苦痛だよ…」

加賀(なんだこの会話)


飯田 城須賀にプレゼントを渡しますか?>>309参照(ミサンガ ラジオ ウォーターラバーのみ現存)
↓1     
(人いらっしゃるようなら動機募集したいと考えておりますが幾人かいらっしゃいますか)

今日の募集は見送らせて頂きます…。


本日の自由行動 残り2回
↓1 相手(二人まで可)と場所を 【トラッシュルーム/ランドリー/食堂+厨房/購買部/保健室/体育館/プール+更衣室/書庫/倉庫/図書室/大浴場】から選択
(本日ここまでかもしれません)

       Bathroom


紡「広い…ね…」

露寺「流石希望ヶ峰って感じだねー…うん…」

正直シャワールームがあるからそこで済ませていたけど…。なかなかに魅力的だなぁ…。

露寺「あー…でも覗く奴とかいそうで怖いなー」

…あれ?これプールと同じ流れ…。

モノクマ「うぷぷ…何かあると思った?加賀サン」

加賀「うーん…プールみたいに大がかりな装置は置けそうにないから…」

加賀「分かった!覗こうとすると壁が鼠返しに」

モノクマ「なんないよ?」

加賀「えー…あ、じゃあテレビ番組みたいに急に傾斜が付いて滑り落ちてくとか…」

モノクマ「いやー?」

加賀「えぇ…じゃ何が…」

モノクマ「何もないよー!」

勿体ぶらせやがって…!

露寺「え、じゃ普通に覗かれるって事?ヤバくないそれ」

モノクマ「覗かれるようなプロポーションしてんのが悪いんだよ!一部除いてな!」

あ、除かれてるなこれ。

露寺「コウちゃんのことディスるのやめろよ!」

それ言っちゃうんだ…。

モノクマ「はぁ!?いつボクが加賀サンのことディスったんだよ!」

紡「…真理華さん…?」

モノクマ「そうだよ!不知火サンの方だよ!勝手に勘違いしやがって…」

違ったのか…よかった…。

露寺「でも加賀サンも対象内でしょ?」

折れてよ…。

モノクマ「うるせーっ!入れたいなら勝手に対象に入れとけーっ!」

もう嫌だ…つらい。

加賀「生まれ持ってこんな小さい胸で生まれたんじゃないの!違うから!」

モノクマ露寺「「黙ってろ!」」

私の事なのに…。



紡「…先に入っちゃう…?」

加賀「この流れで!?」


1 入る
2 入らない
3 口論が終わるまで待つ

↓1

おっと一部間違いがあった



違ったのか…よかった…。

×露寺「でも加賀サンも対象内でしょ?」→○ 露寺「でもコウちゃんも対象内でしょ?」

折れてよ…。


二人称が何故かモノクマのやつになってました、すみません

加賀「入るか…モノクマが中に居るのがものすごい癪だけど…」

紡「…美緒さん…学園長…外出てくれる…?」

モノクマ「なんで出てかなきゃなんないのさ!ボクはエイジェンダーだぞ!性別とかないから!」

露寺「嘘つけ!残る気満々だろお前!」

モノクマ「いーや!ボクは動かないよ!なんてったってこの口論は露寺サンが…」

加賀「いいから出てって…」

露寺「…しょーがない、ここはあたしの負けって事でいいよ。だから早く出てけ」

モノクマ「チェッ…何か不戦勝した気分…つまんねーな!いいよ出てってやるよ!ふーんだ!」

何で拗ねてんだよ…。




加賀「やっぱ驚異の現実見せつけられるだけだから止めとけば良かった…」

露寺「掛詞そんなに上手くないから…ていうかあたしそんな大きいか?」

紡「十分大きいよ…」

露寺「いやいや…ムギちゃんの方が絶対大きいって。…コウちゃん揉む?」

加賀「…はい?」

露寺「いやだから、揉んでどっちが大きいか確かめる、みたいな」

加賀「ちょっと待って」

紡「…それいいかも…」

加賀「えぇ…」

ここの女子っておかしな人しか居ないのか…?

露寺「さあ!どうする!」

何だこの状況…もはやハーレムなのかどうかすら危うい…。


1 揉む
2 揉まない

↓1

加賀「…じゃあ揉むよ…」

露寺「よしっ」

何だこの敗北感…。

加賀「失礼しまーす…ん?え?ちょ…え!?」

加賀「こんな胸って柔らかいの!?」

マシュマロかよ…。

加賀「紡さんの方も…嘘…!」

加賀「…待って、もう一度言うけど胸ってこんなに柔らかいの!?」

…何言ってるんだろう私。自分のが安売り牛肉レベルの硬さだからって錯乱しすぎだよ…。

露寺「生物学的に考えてもここは確か脂肪だからねぇ…そりゃ柔らかいよ」

露寺「トウちゃんが大きいのは量食べた脂肪が全部胸に向かってるんだろうねぇ」

…神様ってホント残酷…。

紡「…美緒さん、ちょっといい…?」

露寺「いいよー」

紡「…柔らかい…いい…!」

紡さんの目がこれ以上無いほど輝いてる…。

加賀「これ誰かに見られたら色々疑われる…よね…」

露寺「胸揉んでる=百合なんて考えは古い古い、古いよ古い!」

紡「新ネタだ…」


露寺 紡にプレゼントを渡しますか?>>309参照(ミサンガ ラジオ ウォーターラバーのみ現存)
↓1(※突撃者は来ません)     
(人いらっしゃるようなら動機募集したいと考えておりますが幾人かいらっしゃいますか)

露寺「これは…水着かな?」

加賀「うん…何か速く泳げる…らしい…」

露寺「うーむ…胴の部分は兎も角…胸が…」

当てつけかよ…。

露寺「…入るか、入りそうだね多分。デザインは好みだし…」

紡「…ミサンガ?」

紡「かなり…高度な技術…大量生産するには緻密すぎて厳しそうだけど…」

紡「手でやったとしたら…かなりの労力になりそう…」

加賀「えーと…あ、手芸品らしいよ」

紡「!すごい…」

加賀「でも、紡さんならもっと凄いのを…」

紡「ここまで緻密なのは…こんなに上手には…」

紡「服とか…大きな物は得意だけど…」

加賀「そうなんだ…」

モノクマ「…チェッ、なんで追い出されるのさ!」

モノクマ「別に性別とかそういう概念無いんだからいいだろ別に!」

モノクマ「…はぁー…かっかかっか切れてても閣下が出てくる訳じゃないし…」

モノクマ「うぷぷぷ…それじゃ動機でも募集しますかねぇ…」

モノクマ「何でもいいよ!1章で使った奴じゃなけりゃな!」

モノクマ「三つ位の候補から選ぶから"これ使いたくねーな…"って奴も弾けるし!」

モノクマ「カモン!カモン!」


2章 動機募集
↓1から3

殺人をした時点で学級裁判の邪魔にならない範囲で願いをかなえる

殺人後に一つだけ何でも質問に対して正直に答える。

もう一方ほどいらっしゃいませんか…1h以内に投稿がない場合は350さん,351さんのどちらかから決定させていただきます

↓ 動機候補

金銭

>>350,>>351,>>353、了解いたしました。
どの動機を使うか選定します…


本日の自由行動 残り1回
↓1 相手(二人まで可)と場所を 【トラッシュルーム/ランドリー/食堂+厨房/購買部/保健室/体育館/プール+更衣室/書庫/倉庫/図書室/大浴場】から選択

   stacks

因幡「ゲホッ…ゴホッ…埃臭ぇな…」

イモニア「とても不快ですネ…」

加賀「掃除してないんだろうね…倉庫と違ってここにモノクマが何かすることもなさそうだし」

ただ…あそこに入りきらなかった本がこちらに回されているせいか、ここもかなりの蔵書がある。

…尤も大半は埃を被って読めたもんじゃないけど…。

加賀「んー…だいぶヤバいね…」

因幡「掃除した方がいいな…」

面倒くさい…。

イモニア「拙者はパス」

加賀「私も…ちょっとしんどいかな…」

因幡「…面倒は回避ってか…ま、気が向いたら片付けるけどよ…」

イモニア「でも多少見えるブックもあるネ」

イモニア「ライブラリーには置けないアンダーグラウンドなブックがスタックにはあるネ、きっと」

何だよアンダーグラウンドな本って…。

因幡「…アンダーグラウンドって何だ?」

イモニア「Umm…簡単に言えば『こっそりやりたい物』ですネ」

因幡「ようは表沙汰にしたくねぇ本って訳か…古くねぇ本はそういうもんだと思った方が良さそうだな…」

何か、今の私達にヒントとなる本があるかもしれない。

なんてったってこんな異様な環境下だし…。


加賀「…で…」

埃を被っている本は除外したけど…そうするとまともに読めそうなのは…。

加賀「…『兎の生態(1997年)』と…『極秘ファイル』と…『激情 初版』…」

どれ読もう…。というか何で芦本君の本もここに…。


↓1(読まないのもあり)

『極秘ファイル』

加賀「えーと…何々…」

『衝撃真実!大女優月島翔子と若手俳優苗場恵一の蜜月の関係…』

『薬物中毒か、それとも…大物タレントFの凶行の真実とは…』

『衝撃告白!堕胎を強制された女性…』

一記事ごとにモノクマメダルが挟まってるのはホントなんなんだろう…。

加賀「…?」ペラッ

『著者:レポーター 馬上沙琉 発行:希望ヶ峰学園』

加賀「誰だよ!それにこれなんだよ!」

加賀「…希望ヶ峰ってことはこの馬上さんも…?」

加賀「聞いたこと無いけど…ん?」

『人気役者に黒い影…超高校級の演劇部城須賀翼の真実とは…』

加賀「!?なになになに…次のページ」

『続きは次回号で!』

ふざけんなーーーーーーー!!!!!


イモニア 因幡にプレゼントを渡しますか?(昭和ラジオのみ現存)
↓1

  Cooperative store

加賀「…」

メダルが貯まると何か来ちゃうんだよな…。

加賀「これは…中毒だよね…」

何が出るのか楽しみで仕方ない…。

モノクマ「うぷぷ…破滅への道にまた一歩足を…」

加賀「踏み入れてないから!別に奪い取った訳じゃ…」

モノクマ「今はそうでも…やがてオマエは誰かを殺してメダルに…うぷぷ…」

加賀「しないから!錬金術師じゃあるまいし…」

モノクマ「格の違いでも見せつけるの?」

加賀「誰によ…」

モノクマ「その胸じゃ無理か」

殺す…。


↓0,1,2のコンマで判定

62 聖徳太子の地球儀


加賀「またか…あれ?後の二枚は…」

加賀「ちょっと待って…?」

何で二枚しかないはずのメダルが三枚に増えてるの…。

加賀「これどういうこと、モノクマ…?…いないし…」

貰っちゃって…いいのかな?

これ着服になるのか…?なんないよね…機械の不具合だし…。

…三枚ルール…。


モノクマ「おい!泥棒だぞ!泥棒!ひとのものを とったら ドロボウ!」

加賀「だめですよねー…」

モノクマ「全くもう…油断も隙もありゃしないんだから!場所が場所なら死刑だよ!し け い!」

モノクマ「校則に書いておこっか!?人の物を取ったら泥棒だって!」

加賀「それは誰にでも分かるんじゃ…」

モノクマ「オマエが言うなーっ!」

モノクマ「まったく…とにかく!罰を与えるよ!」

あっ…。

モノクマ「工具セット没収!どうせ使ってねーだろ!」

はっ?

モノクマ「うぷぷ…鳩が豆鉄砲喰らったような顔しちゃって…工具セット没収ってことは凶器没収ってことだよ!残念だったな!」

モノクマ「自分で調達し、ろ、よ!」


…なんなんだ一体…。

       Day06 AM7:11

加賀「日に日に起きる時間が早くなってる気がする…」

年かな…いやいやいやまだ高校生だ…。

加賀「…マジで工具セットないのか…」

冗談じゃない…確かに使ってないけど…。

加賀「代わりにモノクマメダルねぇ…」




加賀(…あれ?これ要らないアイテムモノクマに売りつければ…)

加賀(メダルが大量に…)





加賀「それはもう中毒者の思考だよ!」

加賀「というか一人で朝から何やってるんだろう…虚しすぎる…」

  AM7:24     Dining room


加賀「それで…いつものように大江さんが居る、と…」

大江「紅香ちゃんどしたの一人で」

加賀「いやー…大江さんいるなぁって」

大江「これが私の仕事だから…ね。あ、でも私だけじゃないよ」

加賀「?今日も紡さん?」

大江「いや?今日は翼君」

加賀「えっ…城須賀君が…起きてる?」

城須賀「僕の印象本当に何なんですか…」

大江「そりゃあ…眠い人?」

城須賀「スタートからだだ滑りじゃないですか…酷い印象…」

城須賀君…そういえば昨日の書庫でよく分からないのがあったな…。


1 意を決して心当たりがあるか聞く
2 聞かない

↓1

加賀「城須賀君」

城須賀「どうかしました?」

加賀「あのね…自分の何か黒ーい噂…みたいなのって心当たりある?」

大江「よく聞くよねそんなこと…」

城須賀「…どうしてですか?」

加賀「あーいや、昨日書庫に行ったらね、"超高校級の演劇部城須賀翼の真実!"とか書いてあるファイルを見つけたから…」

というかあれ一般頒布されてるのかな…じゃないと発行者とか書かないし…。

城須賀「黒い噂…黒い噂ですか…」

城須賀「思い当たる節がありすぎて…」

大江「何があったの…」

城須賀「あー…でも大江さんが居るところでも言える噂だと…」

大江「え?何?私噂の伝播要員なの?電波だけに?」

加賀「電波要素あった?」

城須賀「ここに元々僕は来る予定じゃなかったのに、本来招待される予定だった"演劇部"を殺してここに来た、って噂ですかね」

加賀「…え?」

大江「え、えーと…嘘だよね?嘘…だよね?」

城須賀「嘘ですよ…本当だったら言ってませんし…!」

加賀「なんでそんな噂が…」

城須賀「さあ?僕の高校の演劇部の状況も味方しちゃったんじゃないですかね」

加賀「えっ何それきにな」

因幡「うっす…」

城須賀「あ、おはようございます」

大江「来た!アイドル活動する気になった!?」

因幡「…オレに会う度いっつもそれ言ってるよな…やんねぇよそんなこと…」

大江「とか言って後ろから紡さん付いてきてるじゃん!これは組むっきゃない!」

因幡「組まねぇつってんだろ!」


↓1 朝食を共に食べる相手(二人まで可) (選択肢は芦本 亜堂 大江 樫月 狭野 不知火 新島)

樫月「…はい、あーんして」

不知火「あーん…うん!おいしい!」

ちょっと待って幼児退行進んでないかこれ…。

加賀「…えーと不知火さん?」

不知火「なに?」

加賀「自分で…食べないの?」

不知火「まりかだってたべたいよじぶんで!」

樫月「すみません…私が無理を言って…」

樫月「誰かを世話してないと、どうも落ち着かなくて…」

不知火「らくだからべつにいいけどねー」

加賀「そこなんだ…」

不知火「ひとにたべさせてもらうごはんって…おいしくない?」

加賀「ニートだね…」

不知火「たまにはあまやかされてみてもいいかなーって」

樫月「たまには甘やかしてもいいかなーって思いまして…」


1 仲良いね
2 親子みたいだね…
3 樫月さんはそれでいいの?
4 不知火さんはそれでいいの?

↓1

加賀「親子みたいだね…」

樫月「親子だなんて、そんな…」

樫月「というか…真理華さんにその発言は失礼では…」

加賀「さっきまで散々甘やかした人が言える台詞じゃないよ…!」

不知火「…アケミママ?」

樫月「真理華さん乗るんですね…」

不知火「だってママいないし…べつのママにあまえたくなるのもしょーがないしょーがない!」

樫月「私母親の経験ないんですけど…どうすれば…」

あったらヤバいだろ普通!

加賀「保育士と同じ感じでいいんじゃないのかな…」

樫月「それはちょっと違うような…」

加賀「違わないと思うけどなぁ」

樫月「そうですかね…」

というかますます幼児退行が進むような…。



本日の自由行動 残り2回
↓1 相手(二人まで可、城須賀以外で)と場所を 【トラッシュルーム/ランドリー/食堂+厨房/購買部/保健室/体育館/プール+更衣室/書庫/倉庫/図書室/大浴場】から選択

     Cooperative store


飯田「何か殺風景だな…購買部のくせに」

狭野「ギャップ激しいよねー、てかこれ?ガガガのプレゼントの供給源って」

加賀「そうそう…」

狭野「あのパンクなシャツしかイメージないけど」

あれはインパクト大きいもんなぁ…。

狭野「何でも出てくるらしいじゃん?」

加賀「意外と何でも出てくるね…流石に、ここからの脱出スイッチなんてものは出てこないだろうけど…」

飯田「…案外出てきたりして!」

モノクマ「出てこねえよ!そんな運ゲーに誰がするか!」

購買部でいつも会ってる気がする…ヒマなの?

モノクマ「出たいなら人を殺せーっ!」

狭野「…と、見せかけて?」

モノクマ「出てこねえよ!そんなに気になるなら空になるまで回してみろよ!」

モノクマ「…ま、ボクが常に補充してるから空になることなんてあり得ないけどな!」

狭野「コイツもチートかよ…」

飯田「しょーがねえ、一回ずつ回すか?」

加賀「何がしょうがないの…」


↓0から2のコンマ (91から00の場合再度)

狭野 11 レーション 
加賀 69 ペーガンダンス
飯田 81 スモールライト


加賀「ねぇ」

加賀「またソフトだけなんだけど!これ見てどう楽しめって言うの…」

飯田「俺は…小型電灯だから使い道あるな…」

狭野「ウチは…缶詰?レトルトカレー!?…ガガガのソフトより使い道はあるか」

加賀「あるね…」

狭野「…何かいる?」

加賀「要らない…貰うのは申し訳ないよ…」

狭野「そう…」

狭野「いやでも中辛カレーはあげるわ…あんま好きじゃないし」

加賀「ええ…じゃ貰っとくね…」

何か気を遣わせたみたいで申し訳ない…。



本日の自由行動 残り1回
↓1 相手(二人まで可、城須賀以外で)と場所を 【トラッシュルーム/ランドリー/食堂+厨房/購買部/保健室/体育館/プール+更衣室/書庫/倉庫/図書室/大浴場】から選択

      Laundry


加賀「…確かに私ランドリーに二人を呼んだよ?呼んだけどさ」

加賀「なんで二人とも両手に洗濯物抱えてるの!」

亜堂「ランドリー来たんだからそりゃ…なあ?」

大江「ねえ?どうせならついでに」

加賀「ついでって何!ついでって!」

加賀「というか溜め込みすぎでしょ…」

亜堂「ずぼらで悪かったな…」

大江「仕込みしてるとどうしてもここに来るの忘れちゃって…」

加賀「ええー…」

亜堂「分かるわー…」

加賀「分かんないなー…」

流石に洗濯物は溜め込まない…。



加賀「あれ?」

雑誌がある…この前あったっけ?

亜堂「なになに…"輝く資格女子特集"…」

加賀「あの大江さん何逃げようとしてるの」

大江「えーっと…」

亜堂「…今回の特集は"薬剤師、保育士、栄養士"…それぞれの分野で高校生ながら輝く女性に密着しました…」

亜堂「…え?」

大江「…ここに入る前に取材受けたの…」

大江「そんだけだから!それだけ!中身は見ないで!」

加賀「なになに…"料理を食べてる皆さんの笑顔が何よりのデザートです"…」

亜堂「面白いな…」

大江「ライフが零になる…」


1 今もこんな感じでポエミーなの…?
2 正直皆の笑顔と食べるのとどっちが好き?
3 私は結構いいと思うけど…
4 (任意回答)

↓1

加賀「ちなみに…亜堂君は自分の才能のことどう思ってるの?」

亜堂「…え?俺?俺に来るの?今杜麩果さんの流れじゃなかったか?」

加賀「ライフがゼロの人に追い討ち掛けたい…?」

亜堂「掛けたい」

スルーしよう。

加賀「…で、どう思ってんの?」

亜堂「スルーかよ…この才能は…誇れる物だと思ってる」

亜堂「二番手だぜ?そりゃ由地夜さんの言ったように本職には劣るよ、劣るけど」

亜堂「何でも出来るからなー…所謂コピーのような存在って言うか」

亜堂「自分じゃないみたいで嫌って思われそうだけど、少なくとも役に立ててる」

亜堂「それが俺を目的にしてるんじゃなく、俺の"二番手"の才能を目的にしてるとは言え、な」

亜堂「そんなもんだろ?別に俺はどうだって構わない」

加賀「…意外」

亜堂「だろ?そういう偏見持たれると狭いんだよな」

…でも、これが本音だとは…私には到底思えない。

…ただまだ、聞く勇気は持てなかった。


亜堂、大江にプレゼントを渡しますか?(ラジオ、地球儀が存在)
↓1

どう渡しますか?亜堂にラジオ、のように指定願います
↓1

ちなみに亜堂の亜は亜流の亜です


亜堂「…古そうなラジオだな…というか」

亜堂「これここで使えんのか?」

加賀「いやー…無理だと思う…」

亜堂「観賞用パターンかよ…」

加賀「あ、でもモノクマに頼めばラジオの電波傍受ぐらいなら…」

亜堂「アイツを何だと思ってんだよ…」

加賀「何でも屋…」

亜堂「…流石に外部の状況が分かるかもしれないしな…許されないだろ」

加賀「それも…そうだね…」

亜堂「ま、使えないとしても…この古い…型落ちな見た目は嫌いじゃないぜ?」

  





       CHAPTER 2 深夜絶望スリーマイン   START





       Day07  AM8:58


加賀「…」

モノクマメダルが二枚増えてる…。

加賀「二枚支給に増えたのか…」

…そんなことはどうでもいっか。


↓1 朝食を共に食べる相手(二人まで可)(但し城須賀は他の生徒との抱き合わせ不可) (選択肢は芦本 因幡 イモニア 城須賀 紡 露寺 新島)

新島「…何故かしらね、貴女に呼ばれるときは大抵芦本君が居るのだけれど」

芦本「知識人をまとめることで何らかの策を仰ぎたいのかもしれんが…無謀だな」

芦本「そもそも何か思い付いたのなら既に実行している」

新島「同感ね…とはいえ怪しい貴方が本当に実行しているかどうかは疑わしいのだけれど」

芦本「それは此方の台詞だ。お前こそ何か裏で企んでいるのではないか?」

新島「ご想像にお任せするわ…」

芦本「…また逃げるか」

新島「さあ?これを逃げと取るか戦略的撤退と取るか…それは自由だけれど」

新島「まあ…逃げるという字は"道の兆し"とも書く…そういう意味では逃げることも決して無益ではないわ…」

加賀「逃げるが勝ち、とも言うしね…」

芦本「…生憎逃げを批判する諺はそう多くない…言義討論に持ち込まれたのなら手も足も出せぬ」

新島「あら?作家なのに手を上げるのかしら」

芦本「作家だからこそ、だ。引き際を間違えたくはないからな」

芦本「好奇心なんぞ生きるための枷に過ぎん…」

新島「…Curiosity kills the cat…確かにこういう諺もあるわね」

新島「でも…好奇心一つで世界が変わることだってあるのよ」

芦本「…勝てば官軍、負ければ賊軍、だろう?その成功の裏にどれほどの数の無意味な好奇心があったことか」


芦本 新島にプレゼントを渡しますか?(聖徳太子の地球儀が存在)
↓1

芦本「…なるほど、オーパーツか…」

芦本「なかなか悪くないな…形は不気味ではあるが」

芦本「…底知れぬ神秘を感じるな。面白いではないか」

新島「私にはただの得体の知れない金属球にしか見えないけれど」

芦本「そこら中に転がっているような代物ではない!…祟られるぞ」

新島「…祟れるものなら祟ってみろ、としか言えないわね」

新島「そういうのは信じない質でね」

芦本「…どうなっても俺は知らんからな」

     Cooperative store

加賀「…」

何もない…渡せる物がない!

加賀「…14枚」

加賀「この14枚に全てを託す!来いSR!」

モノクマ「SRとかねーから!」


↓0から13のコンマ

41 高級チンチラシート
80 ボージョボー人形
04 ローズヒップティー
01 ミネラルウォーター
08 マックロワッサン
17 永遠のミサンガ×2
15 バードライス
77 軽石
71 乙女キャリーバッグ
48 薔薇の鞭
65 オモプラッタの極意
11 レーション
※99 対象無し

本日の自由行動 残り2回
↓1 相手(二人まで可)と場所を 【トラッシュルーム/ランドリー/食堂+厨房/購買部/保健室/体育館/プール+更衣室/書庫/倉庫/図書室/大浴場】から選択

ヒント:タイマンになると深い話が出来る…かも

      Library

紡「…結構…本あるんだね…」

加賀「意外と…いやまあ希望ヶ峰だから意外でも何でもないんだけど」

加賀「結構広いしね」

紡「裁縫の本とか…あるかな…」

加賀「私も探そっか?」

紡「あ…お願いできるかな…?」




加賀「えーっと…これとか?」

紡「あ…ありがと…」

紡「これだけ本が多いと…見つけるのも大変だし…」

紡「何だかくらくらしちゃう…」

加賀「座る?」

紡「あ…うん…」

紡「物が多いところは…あまり好きじゃない…」

紡「人なら良いって訳じゃ…ないけれど…まだまし…」


1 包帯に言及する
2 そもそもどうして工芸部に?
3 (任意指定)

↓1

加賀「…その手首の包帯ってさ…」

紡「!」

加賀「…何?」

紡「…言わなきゃ…ダメかな…?」

加賀「いや…無理に、とは言わないけど」

紡「…」

紡「…紅香さんが生きてる中で…一番大きなケガって…何?」

加賀「一番大きなケガ?うーんと…子供の頃、階段で転んで落っこちて、骨折した時…かな…」

紡「…それくらい、だよね…」

加賀「それが何か?」

紡「…驚かないでね…」

そういって紡さんは包帯を外していく。

加賀「驚くって何を…っ!」

紡「…気味が悪いでしょう?」

加賀「何…それ…」

包帯に隠れていた左手首にリストカット痕なんてなかった。

そこには…。

紡「…リスカの痕じゃなくて…何かごめんね…」

まるで漫画で見たような、縫い目。それが彼女の手首には付いていた。

加賀「そんなこと…思ってなんか…」

紡「…中学生頃にね、私事件に巻き込まれちゃって」

紡「どんな事件だったかは…あまり口にしたくないから、言えないんだけど…」

紡「そこで私は…手首を切り落とされちゃって…」

…おぞましい…。

紡「痛くてしょうがなかった…しょうがなかったけど…」

紡「…どうにもなんなくて…泣きながら病院に行って」

紡「…その時は…一生この跡が取れない…って言われて…ものすごい辛かった」

紡「医者のくせに…何でそんなことも出来ないの…って思ったりして」

紡「…今思えば…手首がくっついて…まともに機能しているだけ…あの先生はすごかったんだろうって…」

紡「…ごめんね…こんなよく分かんない過去聞かせちゃって…」

加賀「い、いや…こっちこそ…気遣えなくてごめん…」



紡にプレゼントを渡しますか?
>>406参照 ↓1

紡「…何これ」

加賀「軽い石…軽石、って」

紡「…これも…あのマシンから…?」

加賀「あ、そうそう」

紡「…色んなの出てくるね…外れも多い…」

…外れだったか。まあ見た目的に…誰にあげても外れだった気はするけど。

紡「でも…結構感触がいい…」

…あながち外れでも無さそう?



本日の自由行動 残り1回
↓1 相手(二人まで可)と場所を 【トラッシュルーム/ランドリー/食堂+厨房/購買部/保健室/体育館/プール+更衣室/書庫/倉庫/図書室/大浴場】から選択

ごめんなさい 今日はここまでにします…本当に申し訳ありません…。
明日は23:00前を予定しております。

     warehouse


樫月「…日用品は揃っているのですね…」

加賀「そうそう…なんで封鎖されてたのかは分かんないけど…」

樫月「音楽室でもあるんですかね?ピアノの弦までありますし…」

加賀「あるかもね…希望ヶ峰だし…」

樫月「…二人きり、ですね」

加賀「そう…だね…」

…これまずいパターンかな…。

樫月「…ふふ、危害を加える真似なんてしませんよ」

加賀「だったらなんで二人きり、なんてわざわざ…」

樫月「…職業柄、一人きりになれることはあっても、二人きりになれる機会なんてそうありませんでしたから」

樫月「…紅香さんは子供、好きですか?」

加賀「私?…うーん…そこそこ、かな…」

樫月「…前にもこんな話をしたかもしれません。子供は魔性だって」

保健室でそんな話を聞いたような気がする…。

樫月「子供は純粋で…何も知らない、知らなさすぎるんです」

樫月「だから…だからこそ、残酷なことも時にやってしまう」

樫月「…そういうことをしている子供は無意識にやっているんです。大人が同じ事をするのとは訳が違う…」

樫月「純粋である彼らのことは何があっても憎めません。…それと同時に、純粋さを失った大人達は…好きにはなれません」

樫月「こんな事を言っている私が…一番子供なのかもしれませんね」


1 そう、かもね
2 そんなことない
3 …子供ってなんだろうね
4 (任意回答)

↓1

加賀「…でも私は、そういう風に自分を見つめられるのは大人っぽいと思うよ」

樫月「…大人っぽい、ですか…やはり私には測りかねます」

樫月「それに…大人になると言うことは…自らの嫌う物になってしまう、ということですし」

加賀「…子供と大人の違いってなんだろう…難しいね?」

樫月「それは…ただ単に年齢で区切る…というのは不適切に思えます」

樫月「かといって…私が言った純粋さ、という目に見えない指標で区切るのも不適切な気もしますが…」

樫月「少なくとも正確性においては前者に勝っているだけマシなのかもしれません」

樫月「ただ…これだけ深く悩む私は最早大人の部類に入らざるを得ないのかもしれませんね」

樫月「…逆説に囚われるのは無様だ、と飛鳥さんに笑われてしまいそうですね」

加賀「…やっぱり樫月さんの中での"子供"は…不知火さんだけ?」

樫月「ええ…真理華さんほど…汚れなく純粋で無垢な方はいらっしゃいません」

樫月「…彼女だけは…例え私が死んでも死なせません…」



樫月にプレゼントを渡しますか? >>406参照 軽石消化済み 
↓1

樫月「…焦げてません?」

加賀「いや、これは焦げてない…らしいよ?」

樫月「…どうせなら今頂きますか…でも埃っぽいここで頂くのも…」

加賀「…あ、ここってあれだよね、確か…」

加賀「このドアの奥が…よいしょ」

樫月「どこに…厨房ですか?」

加賀「そうそう、厨房に」

大江「うわああああああああああああああどっから出てきたのおおおおおおおおおおおお!」

加賀「うわあああああああ!びっくりした…」

大江「こっちのセリフだよ!」

加賀「…ってなるからあんまり使わない方がいい…」

樫月「そうみたい、ですね…」



樫月「…あ、焦げてませんね…美味しいです」

加賀「でしょ?流石にモノクマも説明書きに嘘は書かないでしょ」

樫月「これもあのマシーンから?」

加賀「うん」

樫月「…衛生面が若干不安ですね…」

加賀「…大丈夫なんじゃない?」

樫月「本当ですか…」

       Day08  AM7:36


↓1 朝食を共に食べる相手(二人まで可)(但し城須賀は他の生徒との抱き合わせ不可) (選択肢は亜堂 飯田 因幡 イモニア 大江 狭野 城須賀 不知火 露寺)


※動機提示は九日目

いらっしゃらないようなので本日はこれで更新終了致します。
明日も本日と同時刻かやや早めの更新を予定しております。

城須賀「…美味しいですね」

加賀「まあ…加賀さんの作った料理だしね」

城須賀「…食べないんですか?」

加賀「えっ!?あ、うん…食べるよ、食べる…」

…気になるなぁ。

城須賀「…」

やっぱり言うか。

加賀「…いやあのごめんね?」

城須賀「どうしました?」

加賀「…あのさ」





加賀「…なんで女装してんの?」

城須賀「…」

加賀「…聞こえてた?」

城須賀「…好きでしてる…」

加賀「えぇ…」

顔は悪くないし似合ってない訳じゃない、ないけどさ…スカート短すぎでしょ…。

加賀「…引くわ…」

城須賀「好きでしてるわけないじゃないですか!」

加賀「露寺さんに着せられた…とか?」

城須賀「加賀さんの中の露寺さんのイメージそんな感じなんですか…」

笑いながら着せてきそう。

加賀「…え、じゃあ誰?」

城須賀「…モノクマですよ…」

加賀「アイツそんな趣味」

城須賀「…昨夜、図書館で本を読んでいたらそのまま…寝てしまって」

城須賀「故意じゃない、って主張したんですが…『つべこべ言うな!懲罰だよ!懲罰!』とか言い返されて」

城須賀「『オマエ今日一日スカート穿けよ!』って…意味分かんなくないですか…なんでスカート…」

加賀「…その程度で済んだならいい方じゃ」

城須賀「どこがですか!?」

加賀「え、じゃ別に好きでそういう」

城須賀「こんな気味の悪い格好やってられませんよ!」

加賀「…ですよねー…」

…この流れなら何か聞けそうな気も…しなくない…。無理かな?


1 六日目の話の続きを振る
2 図書室で読んでいた本の内容を聞く
3 女装の感想を聞く
4 (任意回答)

↓1

加賀「女装してみてどう?」

城須賀「…加賀さん頭でも打たれたんですか…?」

加賀「いや?別に…単に気になっただけ」

城須賀「ドン引きですね…」

ドン引かれた…。

城須賀「…いい思いはしませんよ…」

加賀「演技の参考になるかも…」

城須賀「スカートである必要はないです!しかもこんな短い…」

城須賀「普通ロングスカートから入りません!?」

加賀「…そこ?」

そこではないと思うけど。




城須賀にプレゼントを渡しますか? >>406参照 軽石 クロワッサン消化済み 
↓1

城須賀「ミサンガですか?願いが叶うときに切れるっていう…」

加賀「逆じゃなかったっけ?切れるときに願いが叶う…」

城須賀「まあ、どっちにしろほとんど変わりませんけどね…」

城須賀「…願いは一つって決まってますから。昔から」

加賀「何?」

城須賀「…ふふっ、言いませんよ」

気になるなぁ…でもまああまり踏み入るのはよくないか…。


本日の自由行動 残り2回
↓1 相手(二人まで可)と場所を 【トラッシュルーム/ランドリー/食堂+厨房/購買部/保健室/体育館/プール+更衣室/書庫/倉庫/図書室/大浴場】から選択

      stack


不知火「げほげほげほ…きたない!ほこりっぽい!」

因幡「…そりゃ、誰も掃除してねぇよな…」

加賀「そうみたいだね…」

こっそり固めといた本も場所が変わってないし…。

因幡「…よし、やるか…」

加賀「…えっ」

因幡「不知火、加賀…倉庫行くぞ」

加賀「えっ…面倒…」

不知火「いくだけ?」

因幡「行くだけで今日は勘弁してやるよ…行くか?」

不知火「らじゃー!」

因幡「…だそうだぞ、加賀?お前はどうすんだ?」

加賀「…行くだけ?」

因幡「お前は手伝え」

加賀「なら行かない…」

因幡「…じゃ来るだけで良いから来い!」

加賀「はーい…」


加賀「…こんなにロープとか必要かな…」

因幡「多く持ってってもどうせモノクマが補充すんだろ…減らねぇんだから構わねぇだろ」

加賀「よくエレベーター使わずに非常階段で持ってこれるよねそんな量…」

因幡「足腰が資本だからな」

不知火「えれべーたーつかえばよかったのに」

因幡「オレの勝手だ」

不知火「なんでぴあののいとがあるの?」

因幡「棚がぐらついてただろ…何かある前に留めた方がいいと思ってな」

加賀「というか、本当に手伝わなくて良いの?」

因幡「手伝いてぇなら勝手に手伝えや」

不知火「まりかはほんよんでるね」

加賀「私もそうしよっかな…ホントにいいの?」

因幡「いいっつってんだろ…他にやる気のある奴呼べば済む話だしな…」


1 兎の生態(1997年)を読む
2 激情 初版を読む
3 不知火に話しかける
4 因幡に話しかける

↓1

加賀「えーと…」

『幸せを追う。つい、狡猾な手を使ってしまってでも。それが彼の目指した"幸運"であった。』

『"何人やここに吾を閉じ込めん"。男からしてみれば奇怪極まりない、そんな服装の女が叫んでありもしない天を仰いでいる。』

加賀「案外長い…ちょっと飛ばして…」

『誰も疑わなかった結末。否、誰も疑えなかった結末と形容すべきか。』


『殺戮者が消え、誰も―正確に記述するなら男を含め七人―が安堵したのも、束の間であった』

『居ないはずの殺戮者が、六人へ、五人へ、四人へと…』

『男は焦っていた。自らを含め残り二人になったとき、その人物を殺戮者と断定すべきかを。確固たる証拠抜きに。』

『…果たしてそれは間違いではなかった。死ぬ"一日前"に襲われた男はそう思ってしまった。』

『自らを見下ろし、優位に立っていたはずの男が白目を剥いて倒れたまま動かない。』

『男の脳内は、これがもし他人に知れたら俺はどうなるのだろう、ああ、きっとそのまま囚われの身なのだろう…そんな事で溢れかえっていた』

『…最早、杞憂に終わった』


加賀「…なっがいなぁ」

そりゃあ長編だから長いのは当然なんだけど…。

加賀「…ま、新島さんが邪推したくなる気持ちもわかんなくはないか」

本当にこうなってからの話だけれど。あと芦本君が最後まで生き延びていたらの話…。

…いや、後者はそうでもないのか…。



本日の自由行動 残り1回
↓1 相手(二人まで可)と場所を 【トラッシュルーム/ランドリー/食堂+厨房/購買部/保健室/体育館/プール+更衣室/書庫/倉庫/図書室/大浴場】から選択

いらっしゃらないようなので本日はここまでとさせていただきます。
明日は23時頃の更新を予定しておりますが、本日のように突発的に始めさせて頂くかもしれません(その場合6時頃が目安です)。

     Gymnasium


大江「広いよねぇ」

加賀「広いね…」

確かに広い。爆発痕を除けば素晴らしい環境であったことは想像に難くない。

大江「…で、仕込みをサボってまで来させられたけど何やんの?」

加賀「いや…まだ決めてない…」

大江「なるほど…つまり私をここに監禁してしまおうと…」

加賀「そんなこと言った!?」

大江「じょーだんじょーだん…バスケボールあるかな?」

加賀「急だね…そういえば体育倉庫はろくに調べてないような…」

大江「よし!遊べそうな物探しつつ捜索!タイム!」





加賀「…ありすぎるよね」

大江「バスケット、バドミントン、卓球…まあ二人で出来そうなのはこれくらいかな?」

加賀「バスケットってどうやるの…」

大江「1on1?」

加賀「素人二人でそれは無茶があるよ…」

大江「しょうがない…卓球やろっか」

加賀「…仕込み良いの?」

大江「誘ったのだーれ?」

加賀「…私です」



1 どうして栄養士に?
2 大江さん、結構食べる方?
3 ランドリーの雑誌のことに言及する
4 (任意回答)

↓1

加賀「大江さんはさ」カコッ カコッ

大江「なーに?」カコッ カコッ

加賀「なんで栄養士になろうって思ったの?」カコッ カコッ カコッ

大江「何でだろうねー…真面目にやってきたから?」カコッ カコッ カコッ

加賀「えぇ…何その理由」カコッ カコッ

大江「昔から料理家庭だったからなー、お麩職人の話したっけ?」カコッ カコッ カコッ カコッ

加賀「杜麩果の麩の字の由来だっけ?」カコッ カコッ カコッ 

大江「そうそう…私の家は昔から料理好きになる家系みたいな?」カコッ カコッ カコッ

加賀「すごい不思議な家系だね…」カコッ カコッ 

大江「そんなもんだと思うよ…夢へのきっかけなんてね」カコッ カコッ カコッ 

加賀「…」カコッ カコッ 

大江「料理を作る喜びは一度知ったら抜け出せない、って感じかなー…あれ?どうかした?」カコッ カコッ カコッ カコッ 

加賀「へ?え、いや別に…」カコッ カコッ 

大江「自分が料理下手なの気にしてたりする?」カコッ カコッ カコッ 

そうじゃないのになんで掘り起こすのかなぁ…。

加賀「いやー…別にそういうわけじゃ」カコッ カコッ

大江「きっと上手くなるって」カコッ カコッ 

大江「何事も鍛錬一番だから、ねっ!」カコッ カコッ カコッ スカッ

空振った…。

大江「卓球の鍛錬はまだまだだね…」

加賀「あはは…」


大江にプレゼントを渡しますか? >>406参照 軽石 クロワッサン ミサンガ一つ消化済み 
↓1

大江「…キャリーバッグ…可愛い!」

大江「ちょっと小さいけど…」

加賀「あのマシーン産だからね…サイズはしょうがない、かな…」

大江「実用性が発揮される日がいつか来るといい、けど…」

大江「…来るよね!きっと来る来る!」

加賀「…そうだね…来るよ、絶対に」


…この時の私達は、まだ知らなかった。


明くる日に『絶望』を引っ提げて、あのクマがやってくることを。

    Day09   AM7:11
   

        Dining room


加賀「おはよ…珍しいね、樫月さんにデラミ…」

露寺「…」

めっちゃ睨まれた…。

加賀「…露寺さんおはよう…」

樫月「おはようございます」

露寺「コウちゃんおっはー…まだ眠いけどねー」

加賀「じゃなんで起きたの…」

露寺「んー…起きたかったから…眠いけど…」

よく分かんない…。

露寺「あー…そういえば」

加賀「そういえば?」

露寺「えーと…誰だっけなー…半分寝ぼけてて覚えてないや…」

露寺「手首の事なんだけど…誰だー?」

加賀「紡さん?」

露寺「そうそうそう!ムギちゃんだムギちゃんだ…昨日の夜中にあたしの所に急に来たんだよねー…」

露寺「最初殺されるかと思った」

加賀「ええ…」

露寺「…あれかなー…胸揉んだから手首も治せると思ったのかなー…」

加賀「因果関係全然ないけどそれ…」

露寺「…ん?あー違うね…生物学者だから治せる、か…」

露寺「あの風呂場の胸揉み以来友好深まったし、尽力はしてあげたいけど…今の保健室じゃ危険が伴うし…」

露寺「第一事故って私がクロにされたら洒落にならないしなー…」

露寺「動いてるだけ奇跡、だと思うから正直そのまんまでもいいかなーって」

露寺「こっから誰も殺さずに出られたら大病院に掛け合えばいいかなー…」

露寺「はぁ…ねみぃ…アケちゃん水…」

樫月「はいはい…酔っ払いじゃないんですから…」

露寺「はぁ…というかなんでコウちゃんまでデラミ呼びなの…」

加賀「ダメ?」

露寺「ダメ…いやユッチャンに言われるのもむかつくけど…」

大江「デラミなんてまだ可愛い方じゃん、私なんて飯屋だよ、飯屋!」

樫月「ドストレートですね…」

大江「大体みんなカッシーだのガガガだのデミグラスだの…」

露寺「ソースじゃねえから…!」

大江「飯屋なんて直球な表現はあだ名付ける価値もないとか思われてそうで…」

加賀「それは無いでしょ…」

大江「だとしても飯屋は心に来る…」



↓1 朝食を共に食べる相手(二人まで可)(但し城須賀は他の生徒との抱き合わせ不可) (選択肢は飯田 イモニア 樫月 狭野 紡 露寺 新島)

城須賀いないのに城須賀抱き合わせ不可とか書いちゃってて絶望的ぃー!


露寺「ロマンだよねぇ」

加賀「何が?」

露寺「体って」

飯田「ぶはっ!」

加賀「急に何言い出すの…」

まだ酔ってる…?いや酔ってるのはおかしいけど…。

露寺「いやあ…タンクトップ故に溢れ出る肉体美とかさ…靱帯とかさ…僧帽筋とかさぁ…」

やっぱ酔ってるわこれ…。

飯田「急に気持ち悪いなお前…」

露寺「気持ち悪い?…いやいや、抱きつくなんて真似は絶対にしないからしないから」

飯田「だとしても気持ち悪いわ…人体が浪漫って何だよ…」

露寺「…人体研究まだなんだよなぁ…」

飯田「俺を見るな!」

露寺「まだなんだよなぁ…」

加賀「こっちちらちら見ながら言うの止めて…」

露寺「親友のよしみって事で…」

加賀「軽々しく人体貸す人なんて聞いたことないよ…」

飯田「というか食事中だぞ…」

露寺「…はっ!あたしとしたことが…」

城須賀君に注意していた露寺さんはどこへやら…。


露寺「でも人体は何だかんだ言って医者に回されちゃうからなー…」

飯田「おい」

加賀「食事中…」

露寺「…はーい…」




本日の自由行動 残り2回
↓1 相手(二人まで可)と場所を 【トラッシュルーム/ランドリー/食堂+厨房/購買部/保健室/体育館/プール+更衣室/書庫/倉庫/図書室/大浴場】から選択

      Trash room


加賀「…」

掃除当番はまだ来ていない…だからあの事件以降、ここを訪れてはいなかった。

イモニア「…何故拙者らをココニ…?」

加賀「いや…特に深い意味は無いよ…他意は無いから…」

狭野「だとしたら悪趣味すぎっしょ…」

加賀「…ごめん」

確かに悪趣味なのかも知れない。事件現場に人を伴って来ることなど常人では有り得ないのかもしれない。

…ってことは常人じゃないのかなぁ、私。

狭野「…あーでも、血痕は…なくなってる?」

芦本「それは俺も気になっていた」

加賀「芦本君どっから出てきたの…」

狭野「アッシーなんでいんの…キモい…」

芦本「貴様にキモいなどと言われる筋合いはない…掃除当番だからな、大江の代わりだ」

芦本「…明日はお前だぞ、加賀」

加賀「…あ、明日?分かった…」

芦本「何故血痕は消えたか、だが…恐らくモノクマが消したのだろうな」

イモニア「Umm…But…何故そんなことを?」

芦本「奴なりの配慮だろうな…苦い思い出をぶり返さぬよう…」

狭野「それさ、最初と言ってることが反対じゃね?殺し合え殺し合えーとか言ってんのにそれはおかしくね?」

芦本「殺戮の強制と殺人の証拠を恒久に保存することは全く違うだろう…」

芦本「バスケをしろと言ったのにその片付けを言い出しっぺがしないのはおかしいだろう?」

イモニア「Oh…なるほど…」

狭野「いや分かんないわそれ…」



本日の自由行動 残り1回
↓1 相手(二人まで可)と場所を 【ランドリー/食堂+厨房/購買部/保健室/体育館/プール+更衣室/書庫/倉庫/図書室/大浴場】から選択

      Bathroom


城須賀「大きいですね…で、浴場が大きいのはいいんですよ」

城須賀「それはいいんですけど…」

城須賀「なんで僕だけなんですか?」

加賀「何となく…」

城須賀「何となく、で混浴じゃないところに男子一人だけ連れてくるのって本当によく分かりませんよ…」

加賀「いや、私も今そう思い始めたところ」

城須賀「何なんですか一体…」

加賀「…珈琲牛乳飲む?」

城須賀「風呂入ってからですよね普通…」

加賀「分かれて?」

城須賀「逆に一緒という選択肢があることに驚きですよ…貞操観念…」

加賀「…興味ないの?」

城須賀「昨日から思ってたんですけど、やっぱり頭打たれましたか?」

加賀「打たれてないから」

城須賀「興味の有無とかじゃなくて倫理的におかしいんですよその発想…」

…常人じゃない説がますます強化されていく…おっかしいなぁ…。



1 混浴を強要する
2 混浴しないと見せかけてガンガン除く
3 普通に入る


加賀「選択肢もおかしいし…!」


↓1

除く→覗く


城須賀「…僕は男子の方で入ってますから」

加賀「あ、了解…」

加賀「…むむ…しかしこれでは呼んだ意味が…」

加賀「…覗くか…男子と発想同等ってのが嫌だけど…」




加賀「…さて、やってまいりました大浴場…案外これ壁高いな…」

加賀「滑落しそうで不安…大丈夫かな」

加賀「…よし!大丈夫…後は城須賀君の姿を拝むだけ…」

加賀「…あれ?どこ…」

加賀「…なーんだ、もう湯船に浸かってるのか…後ろ姿しか見えない…」

加賀「…あっ上がった!見え…タオルが付いてる…」

私何やってるんだろうホントに…!くだらないことしかしてない…。

加賀「…洗髪して出よう…」



城須賀にプレゼントを渡しますか? >>406参照 キャリーバッグ 軽石 クロワッサン ミサンガ一つ消化済み 
↓1 (本日ここまで 明日は20時頃から予定)

――風呂上がり。


城須賀「ぷはーっ…風呂上がりの珈琲牛乳は最高ですね…」

加賀「そうだね…」

半袖だ…。

加賀「パーカー羽織らないの?」

城須賀「…風呂上がりにですか?普通羽織りませんって…」

加賀「まあ…確かに」

城須賀「なんで聞いたんですか…」

加賀「いや、まあ…何となく?」

城須賀「何となくですか…あ、というか」

加賀「?」

城須賀「…覗いてました?」

加賀「えっ!?」

バレてる…?

城須賀「いや…何か視線を感じたので…監視カメラかも知れませんけど」

加賀「あー…そういえば私も何か視線を感じたような…」

よし、この流れで押し切るほか無い…。

城須賀「…モノクマってかなり悪趣味ですよね、そう思うと…」

加賀「だね…あ、飲み終わった?」

城須賀「ええ、まあ」

加賀「じゃ二本目…」

城須賀「二本目って言ったら普通もう一本のような…水ですか、これ?」

加賀「そうそう」

城須賀「…確かに冷たくて美味しそうですね…風呂上がりだから余計に」

加賀「流石に珈琲牛乳を飲み過ぎるのは健康にちょっと悪いかなーって」

城須賀「…意外と気を遣うんですね…」

       PM 8:44

『ピーンポーンパーンポーン…えー、オマエラ!直ちに体育館に集まってください!』

『九時までに来なかった奴は厳罰です!城須賀クンが昨日喰らってたのとは比較にならないほどの厳罰ですよ!』

加賀「…」

本人からしたらあれでもきつかった、ってことは…想像したくない…。

加賀「はー…何やるんだろう…」

      Gymnasium
 

モノクマ「うぉっほん!お集まり頂けたでしょうか!」

モノクマ「ここにオマエラを呼んだのはな!」

モノクマ「他でもない、オマエラのコロシアイに対する消極性問題だよ!おい!」

芦本「そんな下らぬことで呼びつけたのか…俺は帰る」

モノクマ「コラーッ!帰るなーっ!」

モノクマ「うぷぷぷ…それを言いたいだけで呼びつけると思いますか?ねえねえ?」

新島「何か言いたいことがあるようね…」

モノクマ「うぷぷ!オマエラがもーっとコロシアイに積極的な姿勢を見せてくれるようにね!」

モノクマ「ボクの方から"動機"を提示させて頂こうと思います!」

モノクマ「だってオマエラ、切っ掛けがなかったらなーんにもしようとしない集団でしょ?」

モノクマ「だったらボクの方からそのきっかけを差し上げようと言う訳ですよ!」

飯田「屈さねえぞそんなんには」

モノクマ「はいはいはいはい!勝手にほざいてろ!」

モノクマ「と、言う訳でね…もし!今回人を殺したら…!」





モノクマ「卒業の際、金銭的に困窮することのないように巨額の富を差し上げます!」

モノクマ「その額…なんといっせん!おく!えーん!」

モノクマ「一千億円…途方もない数字だね!日本の借金は返せないけど!」

加賀「そう言われちゃうと急に冷める…」

モノクマ「うぷぷ…一千億じゃ物足りねえよ!なーんて我が儘な方にも必聴!」

モノクマ「な、な、なーんと!なんと!今回人を殺した方は…」





モノクマ「ボクになーんでも質問することが出来ます!」

モノクマ「被害者一人につき一問!性別問わず!残酷度も加味するよ!」

亜堂「でもさ…アンタが嘘を並べる可能性だってある訳だろ?信用なんねえな」

モノクマ「ボクが嘘を吐くとでも?今回ばかりはぜっっっったいに本当の事しか答えないよ!嘘は言わない!」

因幡「にしてはリスクが大きすぎんだろ…」

モノクマ「卒業で金が入るって言っただろ!」

モノクマ「…あ、そうそう!勿論質問は"卒業できなくても"答えちゃいます!つまりオシオキされることが決まってもOK!出血大サービス!」

モノクマ「しかも!質問はオシオキ直前まで受け付けるからね!ギリギリまで考えれます!なんということでしょう!」

モノクマ「どうどう?魅力的でしょ?でしょ?」

イモニア「魅力的でない、かと言われればライになるネ…」

樫月「ですが…人命に引き替える物とは到底思えませんね」

モノクマ「ちっ…うっせーな…この恩恵を受けたかったら誰か殺せーっ!以上!解散!」



…確かにイモニア君の言った通り、魅力的で無いかと言われたら嘘になる…。

それに対し人命を賭すことが間違いであることも分かっている。


…でも、きっと誰かが人を殺めてしまうのだろう。そんな悲観的観測は現実になるべきではなくとも。

     PM 10:44  Kaga's room


加賀「…はあ…」

モノクマはああ言ってた…誰かが、誰かを殺すことを…。

加賀「もう引き起こさせない…」

そう言えるだけの本心があっても、口に出せるだけの勇気は無い。

…こんな時ばかりは、モノクマに怒りをぶつけている芦本君が羨ましい。

加賀「…」

無力だ。自分の身しか…いや、自分の身すら守れないかも知れない。

それほど…私…いや、人間なんて生き物は無力だ。

加賀「嫌だなあ…」

誰とも別れたくはない。そしてそんなことは、誰もが分かっている"筈"なんだ。




…でも、そうも上手くはいかない。

そんなことは分かっていた。

      Day10  AM 8:04


加賀「眠い…」

昨日深く考えすぎたせいであまり眠れてない…。

加賀「おはよ…あれ?露寺さんと不知火さん…」

何か珍しい二人…。

不知火「あ!コウおはよー!」

昨日あんな事があったのに…本当に元気…。

露寺「おっ、コウちゃんおっはー…どしたの?」

加賀「え、いや…何か珍しい組み合わせだなーって」

露寺「そうかな?」

加賀「…また何か変なこと想像してる?」

露寺「はい?」

加賀「いや…」

露寺「あー…高校生の筈なのに何でこれだけ骨格が小さいのか、ってのは気になるかな」

加賀「やっぱり…」

露寺「いやいや、でももっと小さい子もいるじゃん?ユッチャンとか」

露寺「だから特別にマリちゃんの身体に興味があるって訳じゃないよ」

露寺「性格面では気になることだらけだけど」

不知火「ミオママなにいってるの?」

ママ増えすぎでしょ…。

加賀「何言わせてんの…」

露寺「え?あ、ママ?いやーアケちゃんに嫉妬しちゃってさー」

露寺「こんな可愛い子からママって言われるのってずるくない?ずるくない?」

加賀「そりゃずるいけど…」

露寺「というわけで言ってもらってる訳よ!」

不知火「…あきた!おやこのかんけいはおわり!」

露寺「子供の方から勘当!?」

加賀「あはは…」


↓1 朝食を共に食べる相手(二人まで可)(選択肢は芦本 亜堂 飯田 因幡 樫月 紡 新島)

因幡「…」

加賀「組む気になった?」

因幡「お前も言うのかよそれ…」

加賀「大江さん落ち込んでるし…」

紡「杜麩果さんが…勝手に言い出したことだし…」

加賀「んー…私は結構似合うと思うけど」

因幡「なんでお前も乗り気なんだ…」

加賀「関係ないし」

因幡「思考がクズだな…」

紡「…でも…案外面白そうかも…」

因幡「お前まで乗るな…」

紡「冗談だって…」

加賀「冗談なのか…」

…結構面白いと思うんだけどなぁ。

因幡「…何が面白いんだか」

加賀「冗談を言い合えるだけで十分面白いよ」

因幡「…分かんねぇな、その感覚」

加賀「その内分かるようになるって」

因幡「…いつ分かんだかな」


因幡 紡にプレゼントを渡しますか? >>406参照 キャリーバッグ 軽石 クロワッサン 水 ミサンガ一つ消化済み 
↓1

紡「…すごい発色…派手だね…」

加賀「偶には、ね」

紡「どこで使おう…裁っちゃって何か作る…のかな…」

加賀「…一応シートカバー…車のあれに付いてるやつみたいだね」

紡「…服位なら作れそうかな…」

加賀「ミシン無しで?」

紡「ミシンは信用ならない…それに手でも…十分…」

因幡「…で、オレには…米?にしては小せぇな」

加賀「鳥にあげる用の米みたい」

因幡「…居もしねぇ鳥用、か。どうせ居もしねぇ奴用ならまだ…」

加賀「まだ?」

因幡「…いや、何でもねぇ」

思わせぶりな発言、気になるなぁ…。




大江「…紅香ちゃんどこ行くの?」

加賀「え?探索…?」

大江「…」

加賀「…?」

大江「…どこ行くの」

加賀「…」


あっ、今日掃除当番じゃん…。忘れてた…。



本日の自由行動 残り2回
↓1 相手(二人まで可)と場所を 【ランドリー/食堂+厨房/購買部/保健室/体育館/書庫/倉庫/図書室/大浴場】から選択

      infirmary 


新島「…除湿器、加湿器、下手をしたらここの方が環境が良さそうね…」

加賀「何か優遇されてるよねここ…」

樫月「まあ…怪我をされた方や体調を崩された方が来られる場所ですし…他の場所より不遇なのはおかしいですしね…」

新島「度の過ぎた優遇も些か考え物だけれど」

加賀「そんなに度を超してるかな?」

新島「今はいいわよ…ただ今後優遇されるとしたら、開放されるエリアを除いてここ位の物…」

新島「厨房にIHが付けられることも、各部屋に他部屋の監視カメラ映像が見られるテレビが付くことも考えにくい」

新島「…そうなると、現実的に物を増やせるのはここか…乱数に左右される購買部の機械…」

新島「…こんな事を言っていると、いざ自分がここに来るのが恥ずかしくなりそうね」

加賀「なんで?」

新島「…あれだけ御託を並べておいて、まるでこの場の優遇に辟易しているようじゃない」

樫月「実際そうなのでは…?」

新島「…辟易はしてないわ、どちらかというと…嫉妬ね」

加賀「嫉妬?」

新島「この場所にだけ物が溢れかえっていくのは、何だか気にくわないわ…といってもモノクマの勝手だから」

新島「…私がどうこう出来る問題じゃないわね」

加賀「いやに拘るね…」

新島「気になっただけよ」


1 "超高校級の頭脳"ってどんな感じなの?
2 気にしいだったりするの?
3 この人怪しいなーとかある?
4 頭が良くて損したこととか…
5 (任意指定)

↓1 (今日はここまでかもしれません)

加賀「超高校級の頭脳ってどんな感じなの?」

新島「…そうね、簡単に言えば『感情を持ったスパコン』、かしら」

加賀「感情を持った…」

それほど感情表現が豊かだとは思えないけど…。

加賀「…今スパコンって?」

新島「ええ…それほどに私の頭脳は優れているということ」

新島「ただまあ…頭のいいことは必ずしも利点ばかりでも無いのだけれどね」

新島「俗に言う『頭の固い』人間になりがちね…柔軟な発想の面では他に劣るわ」

新島「…それに…」

加賀「それに?」

新島「…いえ、何でもないわ…こうやって疎まれることもあるということよ…」




樫月 新島 にプレゼントを渡しますか? >>406参照 キャリーバッグ 軽石 クロワッサン 水 チンチラシート バードライス ミサンガ一つ消化済み 
↓1

新島「…薔薇の鞭…痛っ」

新島「本物なのね…」

加賀「なんで触って確認したの…」

新島「毒でもない限り触って確認するのは当然のこと…まあ本物である必要はどこにもないけれどね」

樫月「…確かに毒はありません。ですが…不用意に触ればかぶれなどの症状を引き起こしかねません。控えた方がよろしいかと…」

新島「そうね…ただそうすると、これの使い道はかなり限定されそうね…誰かを打てと?」

加賀「いや?」

新島「…」


樫月「ミサンガ…ですか。かなり細かく造られていますね」

樫月「切れるときが少し、待ち遠しいですね」

加賀「あー…なんかそれ絶対に切れないらしくて」

樫月「…切れない?」

新島「絶対に切れないミサンガ…なるほど面白いわね」

樫月「面白いですか?」

新島「『絶対』なんて断言できる物はないわ…それに切れることに価値を持たれるミサンガならば余計に、ね」

新島「そういうことは信じない質だけれど、それはつまり願望の担い手としての役割を果たせぬ『欠陥品』でもある」

新島「…だからこそ『絶対切れない』なんて言葉は滑稽なのよ」



本日の自由行動 残り1回
↓1 相手(二人まで可)と場所を 【プール+更衣室/書庫/図書室】から選択

       library


不知火「ほんだ!ほんだーっ!」

芦本「図書室では静かにしろ!」

不知火「…はーい…」

加賀「語調が強いって…」

芦本「…すまん」

加賀「というか…あ、そっか」

芦本「俺はここで待つ…」

加賀「…侮蔑だけ?」

芦本「それ以外に何を持てる?俺の物以下の本なぞ読む価値も無い」

不知火「かなしい」

芦本「…」

不知火「…かなしくない?」

芦本「いや?」

不知火「そりゃあカルのほんはすごいかもしれないけどさ、それがカルいがいのほんがだめってりゆうにはなんないよ」

芦本「価値を決めるのは俺だ。お前ではない」

不知火「そりゃ…そうだけど…」

芦本「…さっさと行け」




不知火「ねーねー」

加賀「何?」

不知火「カルってじぶんのほんにじしんないのかなー?」

加賀「えっ」

不知火「だってじしんがあったらほかのひとのほんだってみとめてあげるはずなのに」

不知火「それができないってことはさ、じぶんよりすごーいひとのほんをみたくないんじゃないの?」

不知火「きいてこよっかなー」

加賀(話題を逸らさないと聞きに行っちゃう…これ以上芦本君を刺激したくないなぁ…)


1 火薬のにおいってどこまで分かるの?
2 なんで花火師に?
3 …それってキャラ?
4 (任意指定)

↓1

加賀「なんで花火師に?」

不知火「んー…パパとママのせい?」

加賀「へ?」

不知火「パパがもともとはなびしだったんだけどねー…ママがおとこのこをうまなかったから」

不知火「じゃいちばんうえのまりかがやれって」

加賀「世襲制…?」

不知火「そんなかんじ」

不知火「パパもこしいためてやめちゃうしたいへんだった」

不知火「まわりはおっきなおとこのひとばっかだし」

不知火「"しらぬいのおじょーちゃん、ちょうしはどうだ"なんてからかわれたりしたけど」

不知火「んー…じつりょくしゅぎ!そう!それでみんなだまった」

不知火「だからけっかおーらい」

加賀「大変だったね…」

不知火「あとは…どかーん!ってなるのがすきだから!」

加賀「どかーん…」

不知火「あのおと!におい!もうたまんないーってなるの!」

不知火「はなとみみをつきぬけるあのかんじ…わかんない!?」

分かんない…。


不知火にプレゼントを渡しますか? >>406参照 キャリーバッグ 軽石 クロワッサン 水 チンチラシート バードライス 鞭 ミサンガ全て消化済み 
↓1

不知火「…なにこれ」

加賀「人形…」

不知火「へんなの…なんかよれよれだし」

加賀「手の形の組み合わせ方で願い事を表現する…らしいよ?」

不知火「こんなよれよれで?」

加賀「よれよれで」

不知火「…どういうのがあるの?」

加賀「それは…分かんない」

不知火「えー…じゃさがす?」

加賀「何を?」

不知火「ほんを!やりかたのかいてある!」

加賀「…えぇ…」





不知火「ない!ない!どこにもなーーーーーーーい!」

加賀「もう目眩がしそうなんだけど…」

不知火「…はっ!しょこがある!いくよコウ!」

加賀「うええ…」

めっちゃ振り回されてる…。

       Stack


不知火「たのもー!」

加賀「誰もいないで…ん?」

因幡「うっせぇぞ出会い頭に…お前らか…」

加賀「…ものすごい怖いよその格好…」

因幡「ああ?」

持ってるのがはたきだからいいけど…眼力と口元を隠した三角巾のせいでもうヤバいんだって…!

不知火「クニこわい…」

因幡「掃除できりゃいいんだよできりゃ…手伝わねぇお前らに言われたかないね」

加賀「一人?」

因幡「今はな。飯前までは紡と城須賀とイモニアが手伝った」

因幡「…見習えや」

加賀「…善処します」

不知火「みぎにおなじく!」

因幡「調子狂わせやがって…何しに来た」

不知火「…そうだ!にんぎょう!」

因幡「人形?」

加賀「…ちょっと探しても良い?」

因幡「良いけどよ…古い本はある程度束ねちまってるから解すんじゃねぇぞ?縛るの面倒くせぇから」

加賀「分かった」




不知火「けっきょくないじゃん!」

加賀「…信じる者は救われる…!」

不知火「ごまかさないでよコウ!」

加賀「ごめん…」

不知火「…ちょっとかわいいからゆるす」

…可愛いのは私?…人形か。

         Day 11 AM 8:35

Dining Room


加賀「…あれ?足んないよね」

大江「足んないねぇ…まだ始められそうにないよね」

城須賀「寝坊…ですかね?部屋見てきましょうか」

亜堂「典羽矢さんは兎も角、国大さんが寝坊なんてそうそう無いけどな」

樫月「…私と真理華さんで部屋は回りましょう」

不知火「わかった!」

城須賀「んー…待ってますか?」

亜堂「風呂場行くか?のぼせてるかもしれねえし」

イモニア「そこは拙者が推参するネ」

亜堂「二階行くか?」

城須賀「一応…行きますか」

加賀「あ、じゃ私も…」

亜堂「紅香さんはエレベータでいいか?女性だし」

城須賀「そうですね…僕らは階段で行きましょう」

加賀「分かった」

芦本「…他は待機で良いな」





城須賀「お願いします」

加賀「オッケー…」

加賀「…なんかやけに長いな…あ、来た」

加賀「…へ?」

…なんで台車が?意志を持った台車…?





そんなことを考えていた、その時。

鳴り響く、悲鳴。





「うわああああああああああああああああああっ!」




…その主は――


イモニア「Uh!?What's up!?」


――二階の二人のどちらか…。





  そして、無慈悲に告げられる"おぞましき公表"。





            『死体が発見されました!』








誰も聞くことを望んではいなかっただろう、無慈悲な宣告が、私達を日常から、非日常へと吹き飛ばす。



加賀「エレベータ使ってる場合じゃない…!」


そう思い、私は階段を駆け上がる。




一歩が遠い。

アナウンスが間違いであることを祈りたい。ただそれだけしか…考えられなかった。








――現実は非情だ。

ドアが開いているのが見える。


加賀「…書庫…!」


考えたくない惨劇が頭をよぎる。


そうであって欲しくないと願う一心で床を蹴る。





瞬間、書庫へと駆け込む。何か丸い物を蹴飛ばした気がした。

それが何か、目視する間もなく…。


私は自らの願望が、あまりにも滑稽であったことを知り、そしてまた――




――蹴飛ばした"何か"が指す物が何であるかも、同時に知ってしまう。






城須賀「これ…な…」

亜堂「翼さん!?どうしました!?」

蹴飛ばした物を受け止めて"しまった"城須賀君が気を失う。





嫌な予感という物は、生憎当たるように世は出来ているんだろう。






失神した城須賀君と座り込む亜堂君の視線の先。そこには




血溜まりを作り動こうとしない、『超高校級の短距離走者』 飯田典羽矢君の変わり果てた姿があった。









そして…



失神した城須賀君の手にあったのは、球なんかじゃなく――








麻縄で猿轡をされ、息絶えている『超高校級の大工』 因幡国大君の…頭部だった…



  Chapter 2 深夜絶望スリーマイン    非 日常編

 生 存 者    14 人 → 12 人

今日はこれで終わります!衣食住は解散だよ!解散!


明日は割と更新時刻未定ですが、恐らく八時頃になると思われます…推理パートはいろいろとしんどい…

アナウンスを聞きつけてか、食堂待機組も次々と到着する。




モノクマ「うぷぷぷぷぷ…!最高!最高だね!これ以上無い惨さ!」

モノクマ「この残虐性は加算対象だよ!よって質問は三…」








加賀「…もう…いい加減にしてよ…!」

加賀「何がしたいの…ふざけないでよ!」

モノクマ「えー?ボクがふざけてるとでも?」

モノクマ「入学式の時言ったよね?この閉鎖空間での生活は"希望を守る"ためだって」

モノクマ「ボクの信念はそれだからね!コロシアイをするのはオマエラの勝手!」

モノクマ「ボクはなーんにも悪いことしてないよ?」

加賀「…何も?散々他人の嘘だの金だの、質問だの煽っておいて…よく言うよ…」

モノクマ「うぷぷ…別にそれはオマエラに権利を与えてやってるだけじゃん?」

モノクマ「権利を行使しないのも立派な権利なんだよ」

モノクマ「それを行使するオマエラが悪い、そうでしょ?」

加賀「…ふざけんな…ふざけんなっ!」

怒りと、憎悪と何かとで訳が分からなくなる。…思わず手が出ている。

…このままコイツをぶん殴って処刑でもされてしまえば、この環境の異常さに改めて気付いてくれるかも知れない。

…それなら、まあそれでいっか。

加賀「…っ!」

腕が止められる。…前からではないから亜堂君でも、失神した城須賀君でもない。

なら…?

加賀「だれ…!」

??「…何をやってるんですか紅香さん…!」









加賀「…樫月、さん…」










樫月「あなた一人死ねば全て終わるだなんて…思ってませんよね…」

加賀「そ、そんなことは…」

樫月「…これ以上…人は殺させません…この事件を解決しないと…」

加賀「…」

樫月「…自ら命を絶つだなんて間違ってます」

加賀「…ごめん」

…一理、ないこともない。



↓1 捜査場所を【トラッシュルーム/ランドリー/食堂+厨房/購買部/保健室/体育館/プール+更衣室/書庫/倉庫/図書室/大浴場/エレベータ内】から選択か会う人物を指定(亜堂 城須賀は不可)

亜堂「…翼さんを保健室まで運んでくる…」

加賀「あ…ごめん…」

大丈夫かな…。




加賀「…」

…朝食前で良かった?もはや…そんな感想は浮かんでこない。

加賀「おぞましいよ…」

あれだけ…あれだけ元気だった二人が…。




1 飯田を調べる
2 因幡を調べる
3 その他を調べる

↓1

加賀「…」

血溜まりが出来ている…。

…うつぶせのまま、左半身の…丁度心臓の辺りに…。

加賀「壁の方を向いてうつぶせ…?」

…どうやったら?引きずったのなら血の跡があるはずだし…。

この狭い空間で担ぎ上げるのは難しい…。

加賀「多分心臓…だよね…」

だとしたら出血量は多いだろうし…床に何もないからその線は薄い…。

加賀「じゃここで…」

…まるで分かんないな…。




1 因幡を調べる
2 その他を調べる
3 別の場所に行く(指定)

↓1

コトダマ忘れてました… 【死体状況:飯田】を補完します



加賀「…断面は見たくないな…」

その辺は露寺さんに任せよう…無理…。

加賀「やっぱりこれ猿轡…だよね…喋れないように…」

目も見開いてる…夢に出てきそうで…嫌だな…。

加賀「体は…?」

周りを見渡す。…扉の影に、明らかに異物がある。

加賀「…これ…?」




加賀「…うわっ…」

因幡君―正確には服装でそう判断しているのだが―は…足を重ねた本の束に結ばれていた。

加賀「これは…動けないようにってこと…なのかな」

加賀「これじゃ動きようがない、よね…」


コトダマ【足に結ばれた本の束】ゲット




加賀「…あっ」

手が後ろに来ていることが気になっていたけど…。

加賀「…縛られてる」

この様子から拘束されていたのは疑いようがなさそう、だけど…にしても…

加賀「ものすごいこれ固いな…後ろで縛られたら絶対に解けないよ…」

前で縛られても解けそうにないけど…。


コトダマ【固く結ばれたロープ】ゲット


1 その他を調べる
2 別の場所に行く(指定)

↓1

このタイミングで訂正入れます 進行に支障はありません

1 不知火の口調について

オープニングの際は不知火は話す言葉に漢字を使っておりましたが、1章学級裁判開始のタイミングで全て平仮名になっております。
これは栗須の死体を発見した事による幼児退行ではなく、ただ単に私の不知火に対するキャラ付けが甘かったためです。
当初はもう少し幼児成分を弱めたキャラで行こうと思っておりましたが、考えが変わり今のような形となりました。

2 城須賀の二人称

>>242 >>220 >>177 において、それぞれ栗須「君」、芦本「君」となっていますが正しくは栗須「さん」、芦本「さん」です。
申し訳ありません。

3 死体発見アナウンスの説明欠落

完全に失念しておりました。こちらに関しては"三人以上の発見"で発生する従来通りのルールを採用しております。

いらっしゃらないようですので本日はここで更新を終了致します。明日も20時頃になると思われます。

加賀「んー…あれ?」

入り口の金属戸に…凹み?

加賀「結構強く…金属とは言え柔な力じゃ付かないよねこんな痕…」

…何かぶつけた?状況は分からないけど…。

加賀「…いや、ひょっとしたら付くかも知れないから一回殴って…いった!痛い痛い痛い…微動だにしてないじゃん…」

少なくとも女子じゃ無理、か…。男子でも厳しいとは思うけど…。


コトダマ【金属扉の殴打痕】ゲット




加賀「後は…あ、本だ」

加賀「でも書庫だからそりゃ…にしても分厚い…図鑑?」

加賀「…あれ?」

何か色が違う…。暗いから見にくいな。

加賀「ちょっと外に出よう」



加賀「…やっぱ何か違う…」

表紙は…何というか紅色に近い色なのに…背表紙は部分的に変色してる…。

加賀「…血?」

…血だとしたら、血溜まりの血?…それにしてはこの本の位置は遠かったような。

加賀「…?」

それに血溜まりならもう少し片面に付いているのが自然だよね…。


コトダマ【赤黒く染まった生物図鑑】ゲット



1 再度書庫を調べる
2 別の場所に行く(指定)
3 誰かに会いに行く(指定)

↓1

加賀「…後はもう…ないかな?」

加賀「いやでも現場百遍だよね…正確な意味知らないけど」

加賀「どこに何があるかわっかんないし…例えば棚の下とか…ん?」

…案の定あった。

加賀「…ドライバー?」

プラスドライバー…結構太めだ…。

加賀「血も付いてるし…凶器かな?モノクマファイル見ないと分かんないけど…」

…すごいべっとり付いてる…。


コトダマ【打ち捨てられたドライバー】ゲット


↓1 捜査場所を【トラッシュルーム/ランドリー/食堂+厨房/購買部/保健室/体育館/プール+更衣室/倉庫/図書室/大浴場/エレベータ内】から選択か会う人物を指定(亜堂 城須賀の場合は自動的に保健室判定)

   Library

加賀「現場の書庫にも近いし…きっと何か…」



加賀「…誰も居ないなぁ…いや、きっと居る居る…」



加賀「居ない…変わった点も特にないし…」

外れか…。


↓1 捜査場所を【トラッシュルーム/ランドリー/食堂+厨房/購買部/保健室/体育館/プール+更衣室/倉庫/大浴場/エレベータ内】から選択か会う人物を指定(亜堂 城須賀の場合は自動的に保健室判定)

    Elevator


加賀「…これはやっぱり意志を持った台車なのかな?」

そんな訳はないだろうけど…。

加賀「…あ、閉まっちゃうじゃん中入んないと…」

加賀「えーと…うわっ!動くのか…そりゃエレベータだから動くよね…」

加賀「…はい?は、え!?上に行くの!?」

逆に上があるのか…行けちゃったりしないよね?

加賀「行けたら行けたで穴がありすぎだし…いやでもひょっとしたら…」




加賀「行けないよねーそりゃ…」

最上階と思わしき五階に止まってはみたが…扉が開くとそこは鉄板であった。

加賀「そこまでモノクマもぬるくはないよなぁ…三階に行ける時点で緩いのかもしれないけど」


コトダマ【エレベータの稼働範囲】ゲット




加賀「…あれ?この台車…」

意志は持ってないみたいだけど…何これ?

加賀「…鉄線?鉄線じゃないな…あ…ピアノ線…?」

加賀「…ピアノ線?なんでこんなところに…」

…リード…?


↓1 捜査場所を【トラッシュルーム/ランドリー/食堂+厨房/購買部/保健室/体育館/プール+更衣室/倉庫/大浴場/エレベータ内】から選択か会う人物を指定(亜堂 城須賀の場合は自動的に保健室判定)

コトダマ忘れてました…【台車に繋がれたピアノ線】を補完願います


加賀「…あ、樫月さん」

樫月「あら…紅香さん」

加賀「あの…さっきはなんか…ごめん…」

樫月「…いいんですよ。私だって…これ以上、人が死ぬのを見るのは嫌でしたし…」

樫月「かなり…自棄になっているように見えましたから」

…エスパーかよ。

加賀「そっか…あ、何か進展とか…あった?」

樫月「…いえ、まだ何も…」

加賀「…そっか」


↓1 捜査場所を【トラッシュルーム/ランドリー/食堂+厨房/購買部/保健室/体育館/プール+更衣室/倉庫/大浴場/エレベータ内】から選択か会う人物を指定(亜堂 城須賀の場合は自動的に保健室判定)

亜堂「あ、紅香さん」

加賀「…城須賀君大丈夫?」

亜堂「…多分大丈夫。まあ…あれだけの物を見たら誰でも…」

加賀「亜堂君よく気絶しなかったよね…」

亜堂「翼さんの失神で何となく準備は出来てたからな…それでも結構来たけど」

加賀「…」

城須賀君、ホント災難だなぁ…。

加賀「その様子だと情報は…」

亜堂「…ない」

加賀「だよね…」



↓1 捜査場所を【トラッシュルーム/ランドリー/食堂+厨房/購買部/体育館/プール+更衣室/倉庫/大浴場/エレベータ内】から選択か会う人物を指定(亜堂 城須賀の場合は自動的に保健室判定)

  trash room


加賀「証拠隠滅してないかな…」

加賀「燃やして証拠隠滅、ってのも微妙な気もするけど」

燃えカス残ったら隠滅になんないし…可能性は低いけど。

加賀「…あることを祈って…漁る!」



加賀「…そんな甘くないか…」

特にめぼしい物はなかった。



↓1 捜査場所を【ランドリー/食堂+厨房/購買部/保健室/体育館/プール+更衣室/倉庫/大浴場/エレベータ内】から選択か会う人物を指定(亜堂 城須賀の場合は自動的に保健室判定)

    warehouse


加賀「…ピアノ線とロープはここから持ってきた…」

加賀「…」

だったらここに何かあっても…おかしくはない…。



加賀「…と思ったんだけどなぁ」

特に変わった点は見られない…気付いていないだけ?

…だとしたら誰かが気付くか。



↓1 捜査場所を【ランドリー/食堂+厨房/購買部/体育館/プール+更衣室/大浴場/エレベータ内】から選択か会う人物を指定

加賀「あ、芦本君」

芦本「お前か…何か進展はあったか?」

加賀「んー…遺体の周辺を一通り見た、くらいかなぁ」

加賀「だからそんなに…」

芦本「…そうか…ん?」

加賀「どうかした?」

芦本「…生徒手帳を見ろ」

加賀「…あ」



『モノクマファイル02』

被害者01:飯田典羽矢
才能:短距離走者
推定死亡時刻:昨日夜九時四十五分から十時三十五分の間
死亡場所:書庫
死因:出血性ショック死
外傷:左背部に刺傷 凶器特定できず 鋭利な物であると推定
現場状況:床面に多量の血溜まり



被害者02:因幡国大
才能:大工
推定死亡時刻:昨日夜十時五十五分から十一時二十五分の間
死亡場所:書庫
死因:外傷性ショック、或いは失血死 断定不可
外傷:頸部切断 要因不明
後頭部に殴打痕有り 凶器特定できず
両手小指の骨折 要因不明
現場状況:身体の足元に血溜まり



加賀「…」

芦本「…なるほど…夜時間の犯行…か…」

芦本「白昼堂々殺人を犯すほど犯人も馬鹿ではない…」

芦本「…最早止める術はあるのか?」

加賀「わかん…ないよ、そんなの…」

芦本「…」

加賀「ごめん…」


↓1 捜査場所を【ランドリー/食堂+厨房/購買部/体育館/プール+更衣室/大浴場/エレベータ内】から選択か会う人物を指定

      Laundry


加賀「…あ、大江さん」

大江「あ、コウちゃんどうかした?」

加賀「ううん…なんか証拠あるかなーって思って」

大江「あー…確かにこの前はここでシャツが洗われてたけどね…」

大江「今回はなかったよ」

加賀「…ホントに?」

大江「ホントだって…え?私今疑われてる?」

加賀「完全に信じ切れては居ないよ…」

大江「がーん…まあでもしょうがないか…」

大江「…しょうがないかー…」

落ち込んでる…。でも疑念がないでもないし…。



↓1 書庫へ行くか会う人物を指定

ああああ >>513 大江の「コウちゃん」は「紅香ちゃん」の間違いです…この呼び方は露寺だった…。
訂正致します…。



           Stack



加賀「現場百遍…あ」

露寺「…ん?あ、コウちゃんか」

加賀「…もしかして解剖?」

露寺「あー…まあそんな感じかな」

露寺「とりあえずノリやんからやろうかな…って思ってるけど、見てく?」

加賀「えぇ…」

露寺「…無理にとは言わないけどさ…クニやんとかショーやんよか普遍的だし…」

露寺「慣れた方がいいかもよ?」

加賀「…」

どうしよう…。


1 見る
2 去る(その場合会いに行く人物を指定)

↓1

加賀「じゃあ…見てくよ…」

露寺「よしよし」

何がよしなんだよ…!



露寺「えーと…あれ?」

加賀「どうかした?」

露寺「…コウちゃんさ、何か鋭利な物見てない?」

加賀「…鋭利な物?」

露寺「そうそう、凶器になり得るような…」

加賀「…あ、ドライバー…」

露寺「どこにある?」

加賀「…ここここ」

露寺「…ほうほう…ちょっと待ってね…」

露寺「…ノリやん、ごめんね…」

加賀「えっ露寺さん何してんの」

露寺「…嵌まるな…これが凶器って事でほぼほぼ決まりかな?径も合うし」


コトダマ【打ち捨てられたドライバー】アップデート




露寺「よいしょっと…」

加賀「うえぇ…」

露寺さんの手によって背を切り開かれている飯田君の遺体が、目の前にはある。

直視できない…。

加賀「何か…分かった…?」

露寺「…向き」

加賀「へ?」

露寺「ドライバーの向きがね…左から右に抜けてんの」

露寺「分かる?左から右、こういう感じ」

ジェスチャーで表現されてるけど…。

加賀「ああ…なんとなく…」

露寺「そういうこと」

加賀「…?」


コトダマ【現場検証】 ゲット


↓1 会う人物を指定 (今日これで終わります)

新島「…来たわね」

待ち伏せがバレたみたいな感じ…。

加賀「…え、来たらまずかった?」

新島「いえ?」

加賀「えーと…進展って…」

新島「やっぱりね…今加賀さんが持っている情報は?」

見透かされてたか…。

加賀「ええとね…」




新島「なるほど…そうね、今補完できるのは…ちょっと来てくれるかしら」

加賀「え?」




      Elevator


加賀「…エレベーターが何か?」

新島「エレベーターじゃなくてこの台車よ…」

加賀「…台車が何か?」

新島「このピアノ線。結ばれているのは見れば判るわよね」

新島「でも…この先は?」

加賀「何があったの?」

新島「…血痕よ」

えっ…。

新島「ただ、べっとりと付いていたわけではないわ…」

新島「まだ私も推理しかねているけれど」

加賀「…」

新島「後は…エレベーター内では特に気になる点は無かったわね」

新島「…もう少し経ってからまた来てくれれば、ひょっとしたら情報が増えているかもしれないわ」

コトダマ【ピアノ線の血痕】ゲット

コトダマ?【異常のないエレベーター内】ゲット


↓1 会う人物を指定 (進行のヒント:今の所まだ会ってない)

加賀「あっ、紡さん」

紡「あ…紅香さん…どうかした…?」

加賀「…あー…えっと…」

…そういえば因幡君が…。

加賀「昨日さ」

紡「うん…」

加賀「因幡君の書庫整理手伝ったって…本当?」

紡「う…うん」

加賀「他にいたのって」

紡「あ…えっと…イモニア君と…翼君…だったはず…」

加賀「…」

因幡君の話の裏は取れた、ということかな。


コトダマ【書庫整理】ゲット



↓1 会う人物を指定 (新島不可)

不知火「…あ!コウ!」

加賀「不知火さん…どうかした?」

不知火「…あーっとね…えーと…」

不知火「…そうそう!アスがよんでたよ!」

不知火「なんかはなしのつづきがしたいっていってた」

加賀「続き…」

あのことだろうな…。

加賀「分かった、ありがとうね」

不知火「うん!…あ、アスからのでんごんなんだけど」

加賀「…何?」

不知火「『あなうんすのさんにんにはんにんはふくまれないってものくまがいってた』っていってたよ」

加賀「…うん?」

不知火「だーかーらー…!」

加賀「いや意味は分かってるけど…」

それ…意味あるのかなあ。


コトダマ?【死体発見アナウンスの条件】 ゲット

新島「…来たわね」

加賀「じょ…情報は…?」

新島「…さっき寄宿舎の全部屋を廻ったのよ」

加賀「…ちょっと待って」

新島「何かしら」

加賀「…鍵開けれたの?」

新島「ええ…モノクマに頼んだのよ。調査のために開けて欲しいって言ったら快く開けてくれたわ」

何なんだアイツ…。

加賀「ええと…それで?」

新島「…私は自分の物しか見たことがなかったから気付かなかったけど…」

新島「工具セットって男子と女子で中身が微妙に違うのね…」

加賀「えっそうなの?」

そもそも没収されたから中身知らないけど…。

新島「そういえば貴女の工具セット無かったわね…どうしたの?」

加賀「メダルと交換された…」

新島「…大損ね」

私はそう思ってないけど。

加賀「で…中身が違うって?」

新島「…男子はニッパーとマイナスドライバー、玄翁…女子はラジオペンチとプラスドライバー、釘が入っているという点でね…」

新島「モノクマ曰く『欠けている部分を男女で補うことで交友を深める用だよ!』だのなんだの言ってはいたけれど…」

新島「…何を考えているのやら」


コトダマ【工具セットの中身の差異】ゲット


新島「ああ、あとね…」

加賀「…何?」

新島「一人だけドライバーが消えていたのよ…」

加賀「えっ…」

新島「恐らく何処かに置き忘れていたのでしょうね…」

加賀「誰…?」

新島「言わないわよ」

加賀「は?」

新島「それが必ずしも突破口になるとは限らないわ…必要か分からない情報を与えて議論を混乱させたくはないもの」

新島「…まあ、行き詰まったのなら私の口から言うことにするわ」

加賀「何それけち…」

新島「…吝嗇で結構よ。強欲であるよりね…」


コトダマ【○○のドライバー】 ゲット (使用時新島の補佐必須)

『えー、オマエラ!視聴覚室横の赤い扉の前に集まってください!』

『遅刻すんなよ!』

新島「…行きましょうか」

加賀「…うん」





モノクマ「うぷぷ!ボクは犯人を知っているだけにわくわくしますね!」

モノクマ「犯人さんは今どんな気持ちなのかなぁ?ねぇねぇ?」

モノクマ「ま、答える訳無いか!クロは質問考えとけよ!三問な!」

…虚しく、モノクマの声だけが響き渡る。

一度経験しているからこそ…この裁判の"末路"の恐ろしさを皆が知っている。

モノクマ「…だんまりかよ!もういいよとっとと乗れよ!」

モノクマ「全く、最近の若者はすぐ消極志向になる…良くないよ!」

…芦本君も何も言い返さない。恐らくこの場では、そうすることが無意味であると判っているからだろう。












二度目の最悪の法廷が、開かれる。

コトダマ(コトダマ?も含む)


>>491 死体状況:飯田   飯田の死体状況。壁の方を向いて俯せで倒れていた。多量出血。
>>491 足に結ばれた本の束   因幡の足は本の束に結ばれていた。かなり固く結ばれており、足の力だけで解くのは困難に思える。
>>491 固く結ばれたロープ   因幡の手は後ろ手に固く縛られていた。どう考えても解けるような緩さではない。
>>495 金属扉の殴打痕   因幡の身体の近くの金属扉には凹みが見られた。何かで殴打した可能性が高い。
>>495 赤黒く染まった生物図鑑   書庫に落ちていたある生物図鑑の背表紙が赤黒く染まっていた。血のようにも思える。近くに小さめの血溜まり。
>>497 打ち捨てられたドライバー   棚の下に置かれていた。明らかに隠す意図を持って行われた?凶器の可能性大。種別はプラスドライバー。
>>501 エレベータの稼働範囲   二階、一階間だけでなく五階まで上がる。但し進入は不可能。
>>503 台車に繫がれたピアノ線   エレベータ内に放置されていた台車にはピアノ線が繫がれていた。
>>511 モノクマファイル02   いつもの。細かい情報が記されている。
>>517 露寺による現場検証   露寺のプチ解剖結果。凶器と思しきドライバーは左から右へ抜けている。
>>519 ピアノ線の血痕   台車に繫がれていたピアノ線には血痕があった。
>>519 異常の無いエレベータ内   特にエレベータ内には異常は見られなかった。傷一つ無い。
>>521 書庫整理   事件当日の午前中、因幡、卯田、城須賀、紡の四人で書庫整理をしていたようだ。
>>523 死体発見のアナウンスの条件   アナウンスはクロ以外の三人が遺体を発見することで流れるらしい。
>>524 工具セットの中身の差異   男女で工具セットの中身は違うようだ。
>>524 ○○のドライバー   けちな新島が誰の物かは教えてくれなかったが、誰かのドライバーは無くなっているらしい。

うーむ…上で途中まで行きたいとは言いましたがここで今日は終わらさせて頂きます…。他の作品を見ていると質の違いに唖然として不安を感じつつある…
そしてこのままだと本当に2スレで終わってしまいそうな雰囲気があるな…善処はします…


明日は遅くとも22時から更新再開予定 ひょっとしたらもう少し早いかも知れません

加賀「…」

始まる。始まってはいけない、裁判が。

顔を見渡しても、誰が犯人かなんて分かりようがない。

…そんなのは最初から判っていた筈だのに。


犯人を暴く、ということは誰かが死ぬ可能性が高い、ということになる。

自らの命を守るために、暴く。

合理的なようにそれは思えても、やはりその末路は非道である。

加賀「…やっぱり悪趣味だよ」

誰に言うでもなく呟く。




事件を紐解く。それがただ、今私に出来ること。

  議論開始


コトダマ
【モノクマファイル02】
【ピアノ線の血痕】
【現場検証】
【書庫整理】
【打ち捨てられたドライバー】


新島「…議論を始めましょう」

大江「『国大君と典羽矢君』は『書庫』で殺されてた…んだったよね?」

露寺「…ていうかなんで書庫だったんだろ、別にそうである必要なかったよね?」

芦本「そんなものは犯人に聞け…」

露寺「だって別に『何かしてた』訳じゃないんでしょ?ますます訳判んないじゃん」

狭野「あれじゃね?敢えて人目の付かない場所でやれば発見が遅れると思ったとか」

イモニア「その結果…確かに死亡推定時刻からファインドまで『テンアワー』は経過していたネ」

不知火「みつかっちゃったらぜんぜんいみないのに…」

芦本「…見つかる見つからないよりも『残虐性』を意識した所為かも知れんな」





加賀(あの発言にはおかしな点がある…)

↓1 論破する発言とコトダマを選択

コトダマ【書庫整理】

露寺「だって別に『何かしてた』訳じゃないんでしょ?ますます訳判んないじゃん」



加賀「それは違う…!」

露寺「違う?何が?」

加賀「何もしてなかった訳じゃないよ」

露寺「…?」

加賀「昨日…書庫を因幡君、イモニア君、城須賀君、紡さんの四人で片付けていた…」

加賀「だから何もしてなかった、ってのはおかしいの」

露寺「…え、そんなことしてたの?」

加賀「…だよね、紡さん」

紡「う…うん…国大君に頼まれて…」

露寺「他の二人も頼まれたの?」

イモニア「Yeah…別にディナイする理由もないしネ…」

城須賀「僕も…断る理由は無かったですし…」

露寺「…なるほどねぇ」

コトダマ
【台車に繫がれたピアノ線】
【金属扉の殴打痕】
【現場検証】
【赤黒く染まった生物図鑑】
【ピアノ線の血痕】



亜堂「書庫で国大さんは片付けをしていたってのは事実か…」

亜堂「にしてもどうやって国大さんを?」

芦本「…『何も無しに』因幡を拘束したとは考えがたいな…」

不知火「つよそうだもんね」

新島「…例えば、『薬品か何か』で眠らせた上で拘束したという線があるわね」

樫月「『棚に頭を打ち付けて』気絶させた…?」

城須賀「『何か固い物…書庫だから本』か何かで…」

紡「確か書庫にあった…『ロープで首を絞めて』…とか…」



加賀(この中なら、あの人の意見が一番可能性が高い…)

↓1 賛同する意見とコトダマを選択

コトダマ【赤黒く染まった生物図鑑】
城須賀「『何か固い物…書庫だから本』か何かで…」



加賀「…私もそう思う…」

城須賀「やっぱり…そうですかね」

大江「レベル1でも物理で殴ったってことかー…」

狭野「そう言える証拠でもあんの?」

加賀「…書庫には生物図鑑があって…」

狭野「そりゃ書庫だからあるっしょ」

加賀「…遮んないで。その生物図鑑には…血かどうか分かんないけど、赤黒い液体が付着していたの」

狭野「怒られたー…」

紡「でも…それが血だって断定できてない…よね…?」

加賀「…それだけじゃない、近くに血溜まりもあって…」

狭野「…それならまあ決まりか」

芦本「つまり…衝動的な犯行の線が強まるな」

新島「そうね…その場にある物を使っている以上、因幡君の死はイレギュラーだった可能性も視野に入れる必要があるわね」

コトダマ
【死体状況:飯田】
【足に結ばれた本の束】
【エレベータの稼働範囲】
【ピアノ線の血痕】
【死体発見のアナウンスの条件】



イモニア「カーペンターの死がイレギュラー…So、ノリの死も?」

芦本「その可能性を探るにはまず飯田に議論を移さねばならぬ」

不知火「ノリもクニといっしょで『しょこ』でしんでたんだよね…」

大江「『凶器不明』だっけ?尤も『刺傷』があるから『鋭利な物』であることは間違いないと思うけどね」

樫月「『タンクトップに血も』付着してましたしね」

狭野「『背後から』『壁際に追い込んで』グサッたんでしょ?それ、なんつーか壁ドンじゃなくて壁グサだよねー」

芦本「…不謹慎だぞ」

狭野「不謹慎も何も事実言ってるだけじゃん?」


加賀(あの人の発言は…状況から鑑みて不可解だ…)

↓1 論破する発言とコトダマを選択

コトダマ【死体状況:飯田】
狭野「背後から『壁際に追い込んで』グサッたんでしょ?それ、なんつーか壁ドンじゃなくて壁グサだよねー」



加賀「それは違う…!」

狭野「は?何が違うの」

加賀「確かに飯田君は背後から襲われたと考えた方がいい…」

狭野「なら…」

加賀「でも…壁際に追い込んだ、というのは考えにくい」

狭野「何で?」

加賀「遺体の状況を見ればそれは明白…」

加賀「飯田君は壁の方に頭を向けてはいたけれど、壁自体からは離れていたの」

加賀「それに…背後から壁際に追い込む、というのは若干考えにくい」

加賀「壁際で刺されたのなら、俯せではなく仰向けになるはず」

露寺「あー…確かにねぇ。靴にも摩擦はあるし、だったらモーメント的に後ろにいくね」

狭野「なるほど…」

コトダマ
【固く結ばれたロープ】
【工具セットの中身の差異】
【書庫整理】
【モノクマファイル2】
【台車に繫がれたピアノ線】



亜堂「ということは、典羽矢さんに関しては『衝動殺人』の線は薄い訳か」

城須賀「でも…どうして犯人は因幡さんを拘束したんですかね」

芦本「…『残虐性』の為だろう。ないし『何処にも逃がさぬ為か』」

芦本「…モノクマのポイントとやらの弊害に過ぎん」

樫月「しかし、拘束はよろしくないかと…」

新島「拘束も立派な手段よ…ご丁寧に『猿轡』までされてるんだから」

新島「まるで人質ね」

大江「…でもさ、拘束されてたとしても、国大君の『力を以てすれば解けた』んじゃ…」

新島「仮にそうだとしたら、犯人は相当な下手を打ったことになるわね」



加賀(…あの人の発言は私の知る限りの情報にそぐわない…)

↓1 論破する発言とコトダマを選択

コトダマ【固く結ばれたロープ】
大江「…でもさ、拘束されてたとしても、国大君の『力を以てすれば解けた』んじゃ…」




加賀「それは…無理ね」

大江「無理?国大君の力を以てしても?」

加賀「確かに他人が縛られているのを解くのであれば可能な範囲かも知れない」

加賀「でも考えてみてよ…因幡君は後ろ手に縛られていた」

加賀「…そもそも私が解いてみようとしても解けるような緩さじゃなかったんだよ」

大江「まあ…確かに後ろじゃ解きようがないか…そんなに固かったの?」

加賀「結構…」

芦本「…そもそも拘束を解く、という発想がナンセンス過ぎる」

芦本「因幡の腕力を過信しすぎだ」

大江「…なんかごめん」

コトダマ
【モノクマファイル02】
【打ち捨てられたドライバー】
【金属扉の殴打痕】
【現場検証】
【書庫整理】



狭野「被害者が二人いるとコロコロ議題が変わって面倒くさくない?」

狭野「んで次はハヤ、と」

芦本「…ならば飯田を殺害する際用いられた凶器の特定をするべきか」

大江「鋭利な物、ってのは間違いない…『ペティナイフ』?」

紡「ベタに…『筆記具』か何かで…」

不知火「あー…『せんまいどおし』とか」

亜堂「『工具セット』辺りも怪しいっちゃ怪しいけど…流石に足が付くか?」

イモニア「So…アイシクル…もとい『氷柱』ならば足は付きませんネ」



加賀(考えられるのは、あの人の意見一択…!)

↓1 賛同する発言とコトダマを選択

コトダマ【打ち捨てられたドライバー】
亜堂「『工具セット』辺りも怪しいっちゃ怪しいけど…流石に足が付くか?」




加賀「それに違いない…!」

芦本「…断定するということは何らかの証拠がある、ということだな?」

加賀「うん…現場となった書庫の棚の下に」

加賀「血の付いたドライバーがあったの」

露寺「あ、それはあたしも確認したから。証人二人」

紡「で、でも…もしそれが偽装工作だとしたら…」

亜堂「確かに…別の凶器で刺殺してから、フェイクの為にドライバーを使った可能性も…」

加賀「それは…有り得ない」

新島「有り得ない?」

加賀「…そうだよね、露寺さん」

露寺「うんうん、それは有り得ないね。なんてったってノリやんの背の傷口の径はドライバーにほぼ一致していたし」

露寺「流石に犯人に開けた穴を埋める超能力みたいなのがあるとは到底思えないし、ドライバーより細い物、というと千枚通しはそうだけど…」

露寺「正直千枚通しの丈じゃ一発で心臓まで持ってけるかは微妙なとこだし」

露寺「他に傷はなかったから、まあ…そういうことと見なして良いと思う」

コトダマ
【台車に繫がれたピアノ線】
【固く結ばれたロープ】
【○○のドライバー】
【現場検証】
【死体発見アナウンスの条件】



狭野「はい次ナバ!」

芦本「おい」

狭野「なんだよ!」

芦本「何故にお前が仕切る…!」

狭野「予定調和だろどーせ!話す気満々だったくせして!」

芦本「お前が仕切って良い理由にはならぬ!」

新島「痴話喧嘩は向こうでやって頂戴!…因幡君の頸部について議論するわ」

紡「切断…されてた…あれ…?」

新島「ええ…何を以て切断されたのか、それを議論するわ」

城須賀「えっと…あれって『斧で』切り落としたんじゃ…」

イモニア「…『チェーンソー』?」

不知火「『ほーちょー』!」

大江「怖いこと言わないでよ真理華ちゃん…あ、ロールケーキを紐で綺麗に切ることはあるけど、流石に『紐状』の物はないか…」

亜堂「あ、『レーザー』とか?」



加賀(意見が錯乱してる…でも答えはあれしかない!)

↓ 賛同する発言と使用するコトダマを"上記"から選択

コトダマ【台車に繫がれたピアノ線】
大江「流石に『紐状』の物はないか…」



加賀「…いや、あり得る!」

大江「えっ!?あり得るの!?」

加賀「現場には…斧も、チェーンソーも、包丁も…ましてやレーザーなんてなかった」

亜堂「レーザーは別に持ち去れるだろ」

新島「普通に考えて…レーザーなら切断部に焼け焦げが残るはずよ」

新島「そのような記述はモノクマファイルには見られなかった、つまりそういうことよ」

亜堂「何か腑に落ちねぇな」

加賀「…ただ紐状の物なら…因幡君が書庫整理に使うために持ってきていたロープもある」

亜堂「流石にロープで首は切れねぇだろ」

加賀「…ピアノ線もある」

加賀「しかも台車に繫がれていた状態で、だよ?」

亜堂「あー…そう来るか」




イモニア「…Why?悪いけどコンセントはしかねますネ」

コトダマ
【死体状況:飯田】
【工具セットの中身の差異】
【書庫整理】
【ピアノ線の血痕】
【モノクマファイル02】




イモニア「台車にピアノ線が繫がれていた…?Yeah、I see it…」

イモニア「But…why?それがフェイクだと考えない?」

イモニア「そもそもピアノ線でボディーを切断するなど常人には考えがたきことネ」

イモニア「勿論書庫整理の時確かにピアノ線はあった、それは違いない」

イモニア「でも…elevatorの中の台車と…書庫の中のCorpseを結びつける要素は?何もないネそんなもの」

イモニア「何故Youはそれを勝手に結びつける?Because…you are criminal,aren't you?」

イモニア『If you have any evidences,please present!』

イモニア「...Does it make sense?」



加賀(この反論は斬って出る…!)

↓1 コトダマを選択

コトダマ【ピアノ線の血痕】


加賀「…この証拠で斬って出る!」




加賀「…証拠ならあるよ」

イモニア「Umm?」

加賀「台車に繫がれていたピアノ線…先っぽが輪っか状になってたの」

イモニア「…それで?」

何かすごい喧嘩腰だな…。

加賀「その先端にはね…血が付着していたの」

加賀「これってさ…十分な証拠になり得ると思わない?」

加賀「因幡君をこのピアノ線を使って殺害した十分な証拠に」

イモニア「…」

新島「…これを頸部に掛けて何らかの強い外力の下引っ張ったなら…当然血痕も付くでしょう」

新島「何らかの外力の中身の特定は出来ていないけれど」

イモニア「Ah...I see,I see...」

加賀「納得してもらえた?」

イモニア「オーケー、オーケー」

コトダマ
【足に結ばれた本の束】
【異常のないエレベータ内】
【○○のドライバー】
【工具セットの中身の差異】
【モノクマファイル02】


狭野「で?次はまたハヤ?」

芦本「いや…まだ因幡について議論を続ける。お前は黙っていろ」

狭野「んだよそれ」

不知火「ユッチしずかに」

狭野「えー…ヌイヌイまでそれ言うの?」

新島「無視しましょう…因幡君は『拘束された』状態で発見された」

大江「拘束する意味なんてあったのかな?」

芦本「似たような内容は先に議論した筈だ…」

大江「手についてはしたけどね?」

露寺「あー、足はまだか。手を拘束してる時点で『その場から逃げられない』のは自明だしねぇ」

芦本「扉が完全に閉まらない可能性も考慮すべきだ」

樫月「だから…『別のロープで国大さんの体を上部で固定した』…」

亜堂「そうすることで逃げられるのを避けたってことか?ただでさえ逃げらんねぇのに」

城須賀「『首にピアノ線が』巻かれたのなら、その衝撃を緩和するために何かやれるかもしれませんし…」

城須賀「そういう『延命行動』すら阻止したかったのかもしれません…」

亜堂「ホント趣味悪いな…」




加賀(あの発言には穴がある…)

↓1 論破する発言とコトダマを選択

コトダマ【足に結ばれた本の束】
樫月「だから…『別のロープで国大さんの体を上部で固定した』…」



加賀「それはおかしいよ…!」

樫月「おかしい…ですか?」

加賀「うん…因幡君の体はロープで上の方に固定されていた訳じゃない」

加賀「足元に本…多分書庫の物だと思うんだけど、それを幾冊か積んで縛った上で結ばれてたの」

加賀「因幡君の遺体の位置が高かったのはそのせいだよ」

樫月「…本を積んだ?」

加賀「そう、分厚い本を中心に…多分因幡君が処分する予定で纏めてた物だと思う」

樫月「成る程…では、何故にそのように犯人はしたのですか?」

加賀「えっ?」

樫月「意味もなくそのような労力を割く必要はありませんよね。でしたら…何か理由があるはず」

樫月「理由なき犯行にしては不可解ですし、偽装工作として考えても何の役にも立っていません」

樫月「…何故に、と思いますか?」

加賀「えっと…」






A.ドア の ○ょう○○○ が 壊れないようにするため








↓1 ○に入る適切な文字

加賀「それは…」

加賀「ドアのちょうつがいが壊れないようにするため…かな?」

加賀「もしあの蝶番が壊れちゃったら…ドアも外れちゃうだろうから」

加賀「そうすると…因幡君を殺めるには不足すぎる」

加賀「本で固定してしまえば…どう行くにしても、蝶番に当たる可能性は下がる」

加賀「先に首が刎ねられるか…大きすぎる外力で足が折れるか…」

加賀「固定しなかった場合そうも行かないから、ね」

樫月「…成る程」

樫月「ご名答…かどうかは、私ではなく犯人が一番知っているのでしょう」

コトダマ
【エレベータの稼働範囲】
【現場検証】
【金属扉の殴打痕】
【異常のないエレベータ内部】
【モノクマファイル02】



芦本「…蝶番が壊れる、か…その発想は無かったな」

新島「…つまり、『ピアノ線は扉の隙間から』出入りしていた、という仮説が有力になるわね」

城須賀「蝶番って…そうそう簡単に壊れる物なんですか…?」

新島「現実的に考えたことはないけれど…その可能性はゼロとは言えないわね」

亜堂「あ、だったら『ピアノ線と台車』が良い感じに結びつくな…『エレベータも』何か関わってきそうな感じ」

芦本「…つまり台車はエレベータごと『下の階に』下ろして…因幡は殺害されたということで決まりか」

大江「…あっ、てことは一階でボタン押して決行したってこと…?それなら不自然じゃない…よね」

大江「尤も犯行は『夜時間』だし人目に付くことはなかったかもしれないけど」




加賀(あの人の発言は…知っている情報と照らし合わせると違和感がある…)

↓1 論破する発言"一つ"とコトダマ"二弾"を選択

コトダマ【エレベーターの稼働範囲】
芦本「…つまり台車はエレベータごと『下の階に』下ろして…因幡は殺害されたということで決まりか」


加賀「それは違う!」

芦本「…違う?何故そうなる?エレベーターは一階と二階間を行き来するものだろう?」

加賀「確かに…降り立つという点ではそう。でも…」

加賀「…三階より上にも上がれるのよ。先に進めやしないけどね」

芦本「…上がれるのか」

狭野「とんだ欠陥品じゃんそれ」

芦本「…だがそれだけでは上に上げて使った証拠には足りぬ…」

加賀「金属扉の凹みがきっとそのことを証明してくれるはずだよ」

芦本「凹み?…どう例証する」

加賀「上に引きずられたときに体の重みがかかって…」

芦本「それほど大きな圧力がかかったのなら俺とて気付くはずだ。話しぶりから大きいものと思われても、気付かなかったということは実際小さかったのだろう?ならばその理論は適用できぬ」

加賀(何か間違えたのかな…だったら…)

↓1 コトダマを選択

コトダマ【異常のないエレベータ内部】


加賀「…これだ!」


加賀「一階に下ろして使われた可能性が低くなる証拠はある!」

芦本「…何だ?」

加賀「エレベーターの内部には…傷一つ無かったのよ」

芦本「…それが何を示す?」

加賀「考えてみてよ…もしエレベーターが下ろされて使われたのなら…」

加賀「…首が切れる前に液晶に台車が当たって傷が付くか…」

芦本「…成る程な、切れた衝撃で地面に強く叩きつけられるため」

芦本「『傷一つ無い』に反する訳か」

芦本「やや強引な推理ではあるが…大きな矛盾を生ずる訳でもなし」

芦本「三階以降に上げて使われたと考えるには十分な要素だな」

コトダマ
【台車に繋がれたピアノ線】
【打ち捨てられたドライバー】
【工具セットの中身の差異】
【金属扉の殴打痕】
【モノクマファイル02】



狭野「で、次は?」

芦本「黙っていろと言った筈だ」

新島「…因幡君の状況を整理しましょう」

新島「犯人に『後頭部を殴られた後』」

新島「『因幡君自身が持ってきた』『ロープ』で『拘束され』」

新島「そして『ピアノ線』で殺害された」

城須賀「その点って…断定しちゃっていいんでしょうか?」

新島「というと?」

城須賀「順番が…逆かもしれませんよ」

城須賀「『既に撲殺…いえ、殴られたことで出血死』した後に切断…されたかもしれません」

城須賀「血だまりがある説明にもなりますしね…」



加賀(少し妙な発言が…状況と合っていない!)

↓1 論破する発言とコトダマを選択

城須賀「『既に撲殺…いえ、殴られたことで出血死』した後に切断…されたかもしれません」
コトダマ【モノクマファイル02】


加賀「それは違う…!」

城須賀「…違うんですか…?」

加賀「モノクマファイルには出血死、ないし外傷性ショック死と書かれている…」

加賀「確かに血だまりが書庫にはあった…でもそれが殴られたときに生じたものとは…」

城須賀「…でも加賀さん、本には血が付いていたって…」

加賀「それは…」

城須賀「その理論は僕の意見を封殺するに足りませんよね?」

城須賀「殴られて、多量出血した。これは説明になり得ます」

城須賀「足元の血だまりは頭部からの出血と見なすことだってできます」

城須賀「これだけ『見なし』を取れる以上、これらを上回る証拠が必要ですよ…」


加賀(だったら…)

↓1 コトダマを選択(論破する発言は正解です)

コトダマ【金属扉の殴打痕】


加賀(これだ!)


加賀「因幡君が拘束されていた時点…より正確に言うのなら、彼が首を切断されて息絶えるまで…」

加賀「少なくとも彼の意識は失われていなかった証拠はある」

城須賀「…と言いますと?」

加賀「さっき金属扉に凹みがある、って言った」

加賀「その凹みが…因幡君の抵抗によって付けられた物なら?」

城須賀「…」

加賀「あの扉は確かに硬い、硬いけれども…」

城須賀「…だったら…因幡さんが抵抗したその証拠は?」

城須賀「それがなくては机上の空論に過ぎませんよ…」

城須賀「…本当は別の何かで殴ってつけたフェイクの可能性だって有るわけですから」

加賀「…その答えは…」


↓1 コトダマを選択

コトダマ【モノクマファイル02】


加賀「…その答えは…ここにある!」



加賀「…モノクマファイル」

加賀「そこに…因幡君の外傷が書かれている…」

城須賀「頸部切断…要因不明」

城須賀「後頭部に殴打痕有り…凶器特定できず」

城須賀「…両手小指の骨折…要因不明…」

城須賀「…これが何、か…?」

加賀「これと…扉の凹み…」

城須賀「…!まさか…叩いた…!」

加賀「金属扉が破られることはなかった…でも因幡君は自らの死への恐怖によって…」

加賀「無心に扉を殴り続けた…例え…小指が折れようとも…」

加賀「小指の骨折の説明はこうじゃなきゃできないし…」

狭野「…」

芦本「とうとう何も言わなくなったな」

狭野「黙れつったの誰だよ」

芦本「そもそも…何故飯田は俯せになっていたのだ?」

狭野「無視か!」

芦本「まさか端的に『俯せになれ』などと犯人に言われたわけでもあるまい」

狭野「床を舐めろとか?」

芦本「お前の思考回路は常人とかけ離れすぎだ…理解に苦しむ…」

新島「ならば『使役』ね…」

新島「犯人に出来ず飯田君に出来たこと…そしてそれはあの場所である必要があった…」

新島「彼が適任であったかどうか…それは分からないわ、でも…犯人からしてみればそれは最善策だったのかも」

新島「飯田君の警戒心無しに決行したとなれば…」

加賀(あの場所…書庫で…使役…)


1 棚下の何かを取る
2 最上段の本を取る
3 本を整理する


↓1

加賀「書庫だから…例えば最上段の本を取って貰うようにお願いした、とか」

新島「…そうね…その線は有力…他にあるとしたら棚下の物を取るようにお願いされる、というケースだけれど」

露寺「考えにくいよね…ノリやんスポーツマンだけあって腕太かったから手が入んないだろうし」

露寺「そもそも上に誰かが来たら警戒しまくりだし…」

新島「その点…背後からなら怪しまれずに…あくまで比較的にだけれども…接近できる…」

狭野「…え?本取ってって頼まれてグサってこと?…なんつーかすげー無警戒…」

新島「…そこまで考慮する必要は今あるかしら」

大江「そこまでって?」

新島「情の話よ」

新島「…でもこれである程度、犯人の絞り込みが出来るわね…」

加賀「絞り…込み…」



加賀(…なら、状況を加味した上での…犯人の条件は…)


1 飯田より背が低い人物
2 飯田より目が悪い人物
3 飯田より頭の良い人物


↓1

加賀「…犯人の条件は…飯田君より背の低い人…」

イモニア「…Why?」

加賀「もし飯田君より背が高いなら…本を取って、なんてお願いは不自然になる」

加賀「自分の方が高いのだから自分で取れば良いと飯田君は突っぱねてもおかしくない」

加賀「でも…彼はそうしなかった。自分より背が低い人の頼みなら聞かない訳にはいかない、から…」

芦本「この中で飯田より背が低かったであろう人物は…」

芦本「大江、樫月、城須賀、露寺、加賀、紡、不知火、狭野…絞り込みになっていない…」

亜堂「…詰んでねえか、これ…」

芦本「簡単に諦めるな…!」

亜堂「けど…もう手がかりもないし万策尽きたって言うか…」

亜堂「そりゃ何かあれば別だぜ?」





加賀(…この弾丸で突破口を開く…!)

↓1 発射する"未使用の"コトダマをリスト(>>526)から選択 必要ならば誰かに援助を求めてもよい

加賀「まだ…手詰まりなんかじゃない…!」

亜堂「どこに突破口が…!」

加賀「ドライバーは…飯田君を殺害した凶器だったはず…」

亜堂「はぁ?それがなんだよ」

加賀「…新島さん、そろそろ教えてくれてもいい頃でしょ…?」

新島「…」






加賀「ねぇ新島さん、誰のドライバーが無くなってたの?」

新島「…まあ、私が犯人という説はさっきの絞り込みからほぼ無くなったし」

新島「別に私が真犯人を庇う理由も何もない…」

新島「…何故貴女にも伝えなかったか、それはこういうことよ…私への疑いを全て晴らさないと妄言と思われてしまう」

新島「…困れば私に頼る貴女に明かせば、絞り込む前に話してしまいそうで怖かったのよ」

加賀(図星だ…)

新島「…じゃ、ドライバーが無かった人を明かしましょうか…いいのよ?別に今この場で名乗り出てくれても…犯人が一番知っていることでしょうしね」

…誰も声を上げることはない。

新島「そちら側から明かさないのなら…ええ、こちら側から明かすまで…」

新島「これでさっきの八人じゃなかったのなら…本当に迷宮入りだったわ…」













暫しの静寂の後、新島さんが口を開く。

新島「…ねぇ?紡さん」

新島「貴女の工具セットからドライバーは消えていたわ…」

紡「…!」

コトダマ
【工具セットの中身の差異】
【書庫整理】
【現場検証】
【モノクマファイル02】
【金属扉の殴打痕】
【死体発見アナウンスの条件】



紡「ちょ、ちょっと…ちょっと待ってよ!」

新島「待たないわ…事実は決して揺るがない」

紡「いや、待ってって!そもそも…」

新島「そもそも何故言い出さなかったの?それは貴女が犯人であることの裏付けにもなる」

紡「違うよ!だって…『手を挙げたら疑われるのは』間違いない…から…!」

新島「貴女がやっていない証拠でもあるのかしら?それとも弁明?…言ってご覧なさいよ」

紡「…言うよ!だって違うんだから…」

紡「『私のドライバーは…倉庫に置き忘れたのよ…』」

紡「『そ、そのドライバーは…私のじゃない…国大君か典羽矢君のでしょ…!』」

紡「だいたい…私のドライバーがないからって…凶器のドライバーが…私の物ってことには…ならないでしょ…!」



加賀(…切り崩すのみ!)

↓1 

紡「『そ、そのドライバーは…私のじゃない…国大君か典羽矢君のでしょ…!』」
コトダマ【工具セットの中身の差異】


加賀「…それは有り得ないよ」

紡「有り得ない…?どういうこと!?」

加賀「…現場に落ちていたドライバーは…『プラスドライバー』」

加賀「…でもね…男子に支給されていたのは『マイナスドライバー』…」

加賀「その二人のどちらかが紡さんのドライバーを使って自分のところに入れたとしても…残されたドライバーの種別は合わない…」

加賀「勿論貴女のドライバーが倉庫に無いとは断言できない…でも少なくともあのドライバーは…」

加賀「…亡くなった二人の物じゃない!」

紡「…っ!」

コトダマ
【書庫整理】
【現場検証】
【モノクマファイル02】
【金属扉の殴打痕】
【死体発見アナウンスの条件】
【(身体的特徴)】


紡「じゃ…そのドライバーは私のってこと!?」

加賀「そう…それ以外に考えられない…」

新島「他の人の工具セットは開封跡が見られなかった…十分な証拠ね」

紡「ふざ…ふざけないで…ふざけないでよ!」

紡「じゃ、じゃあいいよ、もしその!ドライバーが…私の物だったとしても!」

紡「『それを…私が使った証拠にはなんない!』」

紡「はは…そう…そうよ!誰かが私のドライバーを盗み出して…私をはめたのよ!私に…全て擦り付ける為に!」

芦本「…言い訳がましいな」

不知火「みぐるしい…」

紡「煩い!これは…冤罪よ…冤罪!」


加賀(…逃げ場は作らせない)

↓1 二弾

加賀「…書庫整理」

紡「書庫整理が…何よ…!」

加賀「書庫整理をしていたのなら…ドライバーを使っていても何らおかしくはない…」

加賀「…そうしてそのまま放置したドライバーで…」

紡「何を…言ってるの…?」

紡「例えそんな事実があっても…それは私が…殺した証拠になんてならない…!」

亜堂「これに関しては俺もそう思うぞ…書庫整理で使ったとしても戻して盗まれたかもしれない、他人が使った可能性を否定できてない」

紡「そうやって…あなたは私に…全部…全部!擦り付けようと…!」



加賀(違う…もっと正確に彼女を追い詰める…弾丸の組み合わせがあるはず!)
↓1

コトダマ【現場検証】 【(身体的特徴)】 ⇒ 【左利き】




加賀「…飯田君の遺体」

加賀「ドライバーで間違いないとは思うけど…凶器が刺さったであろう穴」

加賀「…どうなってたと思う?」

紡「そんなの…私が知ってる訳ないじゃん…!」

加賀「…ねえ、知ってる?」

紡「何を…」

加賀「右腕を振りかぶるときと…左腕を振りかぶるときって軌道が違うんだよ?」

紡「何が…言いたいの…?」

加賀「飯田君の遺体の穴。…心臓を一突きにされてたけど」









加賀「左腕を振りかぶった軌道だったんだよ、紡さん?」

紡「…ぁ…」

加賀「紡さん、左利きでしょ?…これで」

紡「証明完了…?そんな…左ってだけで私を…」

紡「ばかげてる…ばかげてるよみんな…」

コトダマ
【書庫整理】
【モノクマファイル02】
【金属扉の殴打痕】
【死体発見アナウンスの条件】



紡「…とうとう…暴論まで持ち出し始めたよ…」

芦本「…暴論を振り翳しているのは貴様の方だ!」

紡「いい加減に…してよ…!」

紡「やってない…やってないの…!」

亜堂「ホント見苦しいな」

紡「だ、大体左利きなら…誰でもいいんでしょ…!」

紡「じゃ『銀二君は…翼君は』どうなの…!」

亜堂「なんで俺が出てくるんだよ」

城須賀「頑なに…認めようとしませんね…」

紡「元々左利きの人と…左利きを練習してた人…!」

紡「…ねぇ…こんな…可能性がごろごろ転がってるのに…私を…犯人扱いするの…?」

紡「酷いよ…紅香さん…」

紡「私…信じてたのに…」

紡「紅香さんはそんな…人に罪を擦り付ける人じゃないって…!」

紡「…信じてたのに」




加賀(…終わらせる。一発で不足しているのなら"二発"撃つだけ)

↓1 コトダマを"二つ"選択

※現在発言力2

加賀「…書庫整理」

紡「さっきから…何…!」

加賀「あなたは…因幡君と書庫整理をしていたから…」

新島「…さっきからどうしたの?周知の事実ばかりを辿って…」

大江「…誤魔化しが効かなくなった…とか?」

加賀「いや…そういう訳じゃ…!」

城須賀「何だか…怪しくなって…」



違う…!ならば…!


↓1 コトダマを"二つ"選択 (片方は正解)
※発言力1 次ミスると終了

加賀(まさに…背水…!この二弾に賭ける!)



紡「…信じてたのに…!」

加賀「…信じてたのに?…なんて」











加賀「…信じやしないでしょう?」

加賀「もし…城須賀君や亜堂君が犯人だとしたら」

加賀「…一つだけ辻褄が合わない状況になるの」

加賀「…死体発見アナウンス。…あれの条件は」

加賀「…ねぇ、モノクマ?」

モノクマ「うぷぷぷぷ…あれはクロ以外の三人が死体を発見することで流れるのです!」

加賀「…もし…飯田君を…その前に誰かが発見していたのなら」

加賀「それを隠す理由はないはず…」

紡「ふ…二人しか…いない、じゃん…学園長が…嘘を…吐いて…!」

加賀「…モノクマファイル」

加賀「飯田君の死亡推定時刻は昨夜十時三十五分まで」

加賀「対して因幡君の死亡推定時刻は昨夜十時五十五分から」

加賀「…これが示すところは自明、の筈」

加賀「…何故因幡君は殺されたのか、それも説明できるこの顛末…」












加賀「因幡君は倒れた飯田君を見てしまったのよ」

加賀「だから死体を発見したのは因幡君、亜堂君、城須賀君で三人、これで条件を満たす」

加賀「あなたは恐らく隅に隠れて様子をうかがっていた…そしてバレたと思い"衝動的に"因幡君を殴った」

加賀「…後は皆の知っての通り…違う?」

紡「…」









紡「あーあ、バレちゃったか…」

加賀「…じゃやっぱり…」

紡「…もう…言い逃れできないし…」

露寺「…嘘…でしょ…ムギちゃん…」

加賀「…何で…」

紡「…お金が必要だった」

紡「…二人は知ってるでしょ、この包帯の下のこと」

紡「…夢を叶えるにも…お金がいる…気付いてたけど」

紡「それに…聞きたいこともあったから…」

露寺「…ねぇ…あたし…ここから無事に出られたら…手首…治してあげるって…ちゃんと…綺麗にしてあげるって言ったよ…?」

露寺「ムギちゃん…どうして…?」

紡「…無事に出られる…確証なんてなかった…」

紡「…そんなの夢の…また…夢だって…」

露寺「うそ…うそ…ムギちゃん…嘘って言ってよ…!」

紡「…ごめん、ね」

露寺「いや…ねえ…ねえってば…!」



モノクマ「うぷぷぷぷぷ…!クロがしっかりと罪を認めたところで投票タイムだよ!手元のボタンをポチッとしてね!」

モノクマ「あ、民主主義の下投票だからね!一人が別の人に投票しても最多得票した人を皆さんの判決と見なしますよ!」

露寺「まって…ねえムギちゃん!」

紡「…」

モノクマ「それでは…投票スタートッ!」

MONOKUMA VOTE

【紡 紫葉莉】 【紡 紫葉莉】 【紡 紫葉莉】

G U I L T Y !

モノクマ「ひゃっほーい!大当たりだよー!」

モノクマ「今回飯田典羽矢クン、そして因幡国大クンを殺したクロは」

モノクマ「紡紫葉莉サンでしたー!」

露寺「…ねぇ…ムギちゃん…!」

紡「…学園長…質問、三つだよね?」

モノクマ「そうですとも!何なりとね!」

露寺「ムギちゃん…聞いてよ…!」

紡「…まず…あなたは誰?モノクマって答えは…ダメ…」

モノクマ「…そうだねー…ボクはこの希望ヶ峰学園の学園長だよ!それ以上でもそれ以下でもない!」

紡「…躱してくる、ね」

露寺「ムギちゃん…ねえ!」

紡「…ここの外の世界は…どんな感じなの…?」

モノクマ「外の世界はオマエラがずーーーーーーーーっと待ち望んでいるであろう平穏な世界だよ!ここに居る誰もが羨むそんな理想郷!」

モノクマ「もっともそれはボクの主観だからオマエラにとって理想郷かどうかはしらないよ!」

紡「…じゃ…最後…」









紡「人って…死んだら…どうなるの?」

モノクマ「うぷぷぷ…難しい質問だねぇ…ボクに聞かなくても良さそうな物だけど」

モノクマ「人は死んだら天国に召されます!ここなんか比べものになんないほどすんばらしい天国にね!」

モノクマ「…あ、でも一部の人間は地獄行きだよ!うぷぷぷぷ!」

紡「…ありがとね」

露寺「ムギ…ちゃん…」

先程から露寺さんは嗚咽を繰り返している。

紡「…これが私の…置き手紙…だから…」

露寺「ムギちゃん…死んじゃ嫌…!」

モノクマ「それではそれでは!オシオキタイムと参りましょう!」

モノクマ「今回も超高校級の工芸部である紡サンには」

モノクマ「とびっきりスペシャルなオシオキをご用意しました!」

露寺「ムギちゃん!」

紡「…美緒さん…いや、美緒ちゃん」

モノクマ「それでは皆さん、お待ちかねのオシオキタイムです!」







紡「裏切っちゃって、信じてあげられなくて…ゴメンね」

露寺「…!」





   ツムギ シバリ サン が クロ に きまりました

          オシオキ を かいしします

超高校級の工芸部 紡紫葉莉 処刑執行



『裁きの中の〈糸繰人形〉』





紡さんが処刑場へと連れて行かれる。

…どうやら四肢を細い糸のような物で拘束されているようだ。

少しして、どこからか人の足ほどの大きさの針が現れる。ご丁寧に糸まで通して。



その針を、モノクマは躊躇無く彼女のふくらはぎへ刺す。

苦悶の表情を浮かべる紡さん。何か言っているようにも聞こえるが、こちらに音声は提供されていない。



その後ももう片方のふくらはぎへ、腹部へ、胸部へ、そして腕へ。

モノクマはせかせかと玉留めをしながら、非道の限りを尽くすが如く針を刺していく。

…血が滴り落ちる。糸のせいでもう、彼女の体はぐちゃぐちゃにねじ曲がっている。




仕上げと言わんばかりに 針が首へと刺さる。

紡さんが完全に意識を失ったのを確認したモノクマは、その針を眼へと突き刺す。

出てきた針を今度は頭部へと突き刺す。




…最後には、原形を留めていない…無惨な紡さんの姿がそこにはあった。

モノクマ「んんんっ!エクストリーーーーームッ!」

モノクマ「最高じゃないですかこれ!もうホント…ねぇ?」

…誰に問うているのだろう。皆がきっと、そう思っている。

それほどコイツの気は確かでない。

モノクマ「まあね、この死を受け止めオマエラの心の中で希望が芽生えていただければ、これに優る喜びはございませんよ!」

モノクマ「と、いうわけでね!これからも引き続き頑張ってねー!」

そう言い残してモノクマが去って行く。





露寺「…あたしが…殺した…あたしが…」

露寺「あたしの…せいで…」

芦本「…お前はただ自らの意志に従い解剖をしたまでだ。それ以上でもそれ以下でもなかろう」

露寺「違う…あたしが…あんなことしてなければ…ムギちゃんは…」

芦本「…紡が生きてもお前は死ぬのだぞ?」

露寺「だったら…そっちの方が…よかった…よかったよっ…!」

芦本「…ふざけたことを言うな!」

露寺「…!」

芦本「…お前も紡も…誰も悪くなどない…悪いのはただ一人、アイツだけだ…」

芦本「お前が自らを責めて何になる!」

露寺「…っ!」

芦本「おい、何処へ…」

新島「…走って逃げてもエレベータは動かないのだけれどね」





新島さんは冷静な口ぶりをしている。けど…。


きっと何かが、その時から崩れ始めていた。





 

     Chapter 2 深夜絶望スリーマイン      End













アイテム『深紅のカーディガン』ゲット
〈別の用途で使う布を加工して作られたカーディガン。哀愁が漂う。〉

今日は一旦ここまで…ちょっと疲れました
こっちの紡はここで退場願いましたが、果たしてあっち(本家)のつむぎはどうなんですかねぇ


三人ほど人いらっしゃいますかね?いらっしゃるようなら動機募集した後少しだけ更新しようと思っているのですが、いらっしゃらないならまあそのまま…。

今投稿してもいい?
いいなら遅効性の毒を盛られワクチンを得るためにコロシアイ

皆勤更新途切れたなぁと思ってたら日付的にはセーフでした

>>598さん、承りました。 
他にお二方、動機を提案してくださると幸いです
一応今日は22:30頃の更新を予定しておりますので、それまでは待機します…(勿論二方とは言わず三方四方…)


絶望病(どんな症例になるのかはモノクマにも分からない)になる薬を半数の生徒に投与する

遅れて申し訳ありません…今設定がどうだったかを必死に探し漁ってました…三章になってものすんごい重いの三つ来ましたけど悩みに悩んで>>601さんの案を採用します


今日の更新終了時に飯田君と因幡君のオシオキは載っけます








         Chapter 3
     

     才能を持たない加賀紅香と 彼女の試練の日








          Day12 AM 8:15


加賀「…」

最悪の朝だ。この異様な空間に閉じ込められてから、二度目の。

加賀「…はぁ…」

昨日のあの惨劇を思い出すだけで…あ、ヤバい戻しそう…。

加賀「…」

想像するだけで身の毛がよだつ。生殺与奪の権が、あの忌々しきクマに握られていると考えると怒りすら湧いてくる。

加賀「…よくない、か」

暗鬱になっていても仕方ない。それは分かってる。

…こんな筈じゃない。それも…分かってる。

…硝子の夜空があったら、どれほど良かったことだろうか。

加賀「…皆集まってる、よね…」

…食堂へ行こう。

     Dining Room


加賀「…おはよ」

大江「あ、紅香ちゃんおはよ」

加賀「皆居る…?」

大江「いや…美緒ちゃんはまだ来てないよ?」

…露寺さん、来るのかなぁ。昨日の事を考えると…来られるような精神状態じゃない気もするんだけど…。

加賀「…呼んでこよっか?」

大江「うーん…正直…昨日の件もあるし…来ない気がするんだよねー」

大江「一応料理は作ってはあるけど…まあ来なかったら私が食べるし」

加賀「…よく食べるね」

大江「その割に太んないしね…得なのかな?」

損ではないと思うけどな…。



↓1 朝食を摂る相手を指定(二人以内) (対象は 芦本 亜堂 イモニア 大江 樫月 狭野 不知火 城須賀 新島)

城須賀「…」

加賀「…あれ?食べ…ないの?」

城須賀「…すみません、どうにも…食欲が…」

加賀「…」

あれ、なんで私そういう食欲減退みたいなのないんだろう…。慣れ…?

樫月「…それは分かりますね…でも翼さん」

樫月「しっかり食べないと…余計気が塞ぎますよ」

城須賀「それは…分かってますし…食べないと勿体ないってことも分かっては…」

城須賀「…善処は、しますけど…」

樫月「…大丈夫ですか?」

城須賀「食欲だけ…なので、他は…」

加賀「寝られてない…とか?」

城須賀「逆に寝られますか…?」

加賀「…」

寝られたって言えないよなぁ、この問われ方。

加賀「まあ…いつもよりは浅かった…かな」

城須賀「寝られたには寝られたんですね…」

…あっこれ一睡も出来てないパターンか…。

樫月「…食べたら寝てきますか?」

城須賀「急に何言い出すんですか…」

樫月「眠れていないのなら眠るだけでしょう?」

城須賀「それは…そうですけど」

樫月「なら…否定する理由なんてありませんよね」

樫月「体調を崩したまま探索を続ける価値はありませんよ?」

城須賀「…はい」

親子かよ…。



樫月 城須賀にプレゼントを渡しますか?(ローズヒップティー オモプラッタの極意 レーションのみ現存)
↓1

城須賀「…これは…非常食ですか?」

加賀「んー…まあそんなところなのかな」

城須賀「…なるほど、今日は夜ご飯も食べずにこれでも食っておけということですか」

加賀「え、いや…そういう意味は無いけど」

城須賀「…分かってますよ」

分かってんのかな本当に…。

城須賀「夕飯までには起きますから!」

空元気だなぁ。

樫月「…紅茶ですか」

加賀「うん…紅茶と言うよりハーブティー、かな」

樫月「なるほど…平穏というのもまた一興ですね…」

樫月「優雅とは…かけ離れておりますので…」

加賀「…職業的に?」

樫月「ええ…それ以外に何か…ありますか?」

加賀「いやー…ないか」

        Cooperative store 


加賀「…」

何だか…これに快楽、というか安寧を求めてしまっている気がする。

そりゃこれは無くなんないから仕方ないのかも知れないけど…。

加賀「これじゃアイツの思う壺だよなぁ…」

…引きたい物はしょうがない、か。




完全に中毒じゃん…。


↓0から11までのコンマで判定(今日ここまで、コンマ進んでいなければ明朝にオシオキ投下)

超高校級の大工 因幡国大 処刑執行


『骨家建立』


…因幡君が拘束されて出てくる。

ゆっくりと現れたモノクマは…手に鋸と鉋を持っている

彼の姿を見るやいなや、モノクマは足首を切断し始める

…声こそ聞こえないが、大口を開け苦悶の表情を浮かべる様子から、絶叫しているのは間違いない

並行して逆の足の脛を鉋で削るモノクマ

…やがて骨は剥き出しとなる

その骨を無理矢理人体から引き剥がし、また引き剥がし

その骨を『骨組み』としてモノクマは何かを造っていく




因幡君の身体がどこにも無くなった頃には、白い骨組みが剥きだし、血の滴る小さな家のような物が出来ていた。

31 白うさぎの耳あて
51 光線銃ズリオン
59 アンティークドール
07 虹色の乾パン
02 コラコーラ
※95 なし
12 浮き輪ドーナツ
18 色恋沙汰リング
60 水晶のドクロ
50 むらまさ
62 聖徳太子の地球儀
08 マックロワッサン


加賀「…」

毎回回す度にこの地球儀出てる気がするんだけど…。

加賀「…キーマンかよ…」

あの呪いは思い出すだけでおぞましい。 

加賀「扉が開く訳でもないしなぁ」

…かといって捨てるのも本家同様恐ろしい…。





本日の自由行動 残り3回

↓1 相手(二人まで可、露寺と城須賀不可)と場所を【トラッシュルーム/ランドリー/食堂+厨房/購買部/保健室/体育館/プール+更衣室/書庫/倉庫/図書室/大浴場/娯楽室/美術倉庫/美術室/物理室+物理準備室】から選択

      AM 10:46     Recreation room



狭野「ダーツに…ビリヤードに…チェスにオセロに将棋…おい!囲碁は!」

大江「囲碁はマイナーだから…」

狭野「はぁ?飯屋何言ってんの?五目並べ舐めんなし」

大江「飯屋って…あれ難しいんだよね…やるくらいなら五目ご飯作ってた方がマシ」

加賀「比較対象がおかしいよ…」

狭野「つーかさ、碁石あったらオセロ出来ることね?ならオセロ要らなくない?」

加賀「それものすごい暴論…」

狭野「いやいやいや…碁盤ねーとか許せねーわこれ、学園長の怠慢でしょ怠慢、タイマン張ってやろーか学園長!」

加賀「囲碁に拘るね…」

狭野「スルーすんなし…白黒付けてく囲碁が爽快に決まってんじゃん」

加賀「私将棋派だけどなぁ…」

大江「…おっ、戦争かなこれは」

加賀「いやいやいや…平和に行こうよ…」

狭野「…将棋?あれは面倒い、面倒い!余程かチェスの方が良い」

狭野「だって一回取られた駒再利用できるとか現実味ないっつーか、チェスはその分ばっさり切り捨てるっつーか…あ…」

狭野「…あー…なんかごめん」

加賀「え?」

大江「…え、どゆこと?」

狭野「へ?あ、別に分かってないならいいけど」

…あ、そういうことか。



1 (狭野に対し)何で飯屋って呼ぶの?
2 (狭野に対し)よく囲碁やってたの?
3 (大江に対し)大江さんは何派?
4 (任意)

↓1

加賀「えーと…大江さんは何派?」

大江「私?んー…チェスかなぁ」

大江「なんだか色合いがチョコレートっぽいし」

加賀「何その理由…」

大江「えー…それっぽくない?チェス盤とか特に」

狭野「分かんなくはないけどさ、その感覚分かんねーわ」

大江「えー…じゃあ囲碁は美味しそうじゃないからなしで」

狭野「じゃあって何だよ!…いやまあ確かに美味しそうではないけど?ないけどさ?」

大江「その点チェスは美味しそう…」

加賀「…わっかんないなー…その感覚…」

狭野「ガガガ、多分これ常人が理解したら頭ぶっ飛ぶ奴だから分かんねー方がいいって」

大江「まるで私が変人みたいに言わないでよ!」

狭野「いや変人っしょ」

大江「ゆ、由地夜ちゃんにだけは言われたくないよ!」

狭野「はぁ?」

加賀(どっちもどっちだと思うけどなぁ)



大江、狭野にプレゼントを渡しますか? >>622とオモプラッタの極意から選択
↓1

大江「ドーナッツ!大きい!きた!食べていい?」

加賀「えっ、ここで?」

大江「待ちきれないじゃん?」

加賀「ええ…まあいいけど…」

娯楽室で食べるのか…これ持って食堂に行くのは確かに面倒だけど。

大江「…うん!美味しい!」

狭野「えー…裏山死刑」

大江「すごい死語だよ…じゃあ一口だけだよ、一口!」

狭野「えっ別に欲しいだなんて」

大江「とか言って欲しいんでしょ?ん?ん?」

狭野「…じゃ貰っとこ…はむ…あ、美味い」

しれっと貰う辺り悪女感が漂う…。

大江「さっき美味しいって言ったじゃん」

狭野「…飯屋何でも美味いって言うからあてになんねーし…」

大江「そりゃ全部美味しいんだもん仕方ないじゃん!」

狭野「…ま、そうでもなきゃ栄養士なんて務まんないよね」



狭野「でウチにはこれ、と」

狭野「実用性何処行った!」

大江「えー、全然可愛いじゃん…付けてみれば?」

狭野「却下!ウチにはこんな可愛いのは合わんし!」

加賀「合うか合わないかを決めるのは狭野さんじゃなくて私と大江さんだと思うよ…」

狭野「…ウチのことは一番ウチが知ってるし!」

大江「あれれー?さっき私ドーナツ一口あげたよねー?」

大江「借りを作ったなら…返さなきゃねぇ?」

まさかこれを見越して…いや、そんなことはないか…。

狭野「…いや、ええ…それはずるいわそれは…反則…」

大江「ほらほら、付けてみる付けてみる」

狭野「…ええ」

大江「ドーナツ」

狭野「付けます付けます…でも似合ってないっしょ?そもそも和服に合わねーし」

大江「と思うじゃん?可愛いよ?」

狭野「はぁ!?か、可愛くなんてないし!かわ、可愛くなんて…ないし!」

大江「まあまあ認めちゃいなって」

狭野「むうううううっ!認めないし!」

加賀「頑固だね…」

狭野「ガガガは黙ってろ!」

大江「私は黙んなくていいんだ…ふーん…かわ」

狭野「それ以上言うなーっ!」



本日の自由行動 残り2回

↓1 相手(二人まで可、露寺と城須賀不可)と場所を【トラッシュルーム/ランドリー/食堂+厨房/購買部/保健室/体育館/プール+更衣室/書庫/倉庫/図書室/大浴場/娯楽室/美術倉庫/美術室/物理室+物理準備室】から選択

加賀「えーと…不知火さん不知火さん…」

結構神出鬼没だし走り回ってるイメージしかないからどこに居るのか見当も付かない…。

加賀「一体何処にいるのや」


不知火「てーへんだーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!」


あっちから来たかー…。

加賀「…不知火さん、何が大変なの…」

不知火「また!ペンキ!さんにん!」

加賀「はぁ…」

不知火「きて!」

三人…三人?あ、三人か。




          Inaba's room


不知火「ほら!」

加賀「因幡君の部屋は…『しに』?」

死人…ってこと…?だとしたら『ん』は何処に…。

加賀「君死にたまふ…?」

不知火「つぎ!」

加賀「あっちょっと待って」



          Iida's room

不知火「ここも!」

加賀「『なご』…」

名護…?名古屋…?飯田は長野の地名だから…どっちかというと名古屋…?

…いや、長野かも知れないのか…だとしても最後の文字がないのは何でだろう…。

加賀「名古屋…」

不知火「さいご!いくよ!」




         Tsumugi's room

不知火「はい!」

加賀「…『わい』…」

Y…意味が分からない訳でもないけど…。

加賀「ここでイニシャルがYの人って…」

…狭野さんしか居ないよなぁ。だったらどうしたって感じだけど。

…というか。

加賀「なんで毎回不知火さんが見つけるんだろう…」

偶々?にしては出来すぎなのかな?

…うーん…。

         PM 2:14     Recreation room


あの後、あちこちに行きたがる不知火さんを制しつつ亜堂君を探して何とかここに辿り着いた。

…樫月さん大変だよなぁ…。

不知火「びりやーど!しょうぎ!…あれ、いごは?」

亜堂「見た感じ無さそうだな…あ?これなんだ…?」

不知火「だーつ!だーつだ!」

亜堂「ああ…ダーツ盤か…っておい真理華さん!俺今ここにいるから投げ」

不知火「とうっ!」

…あ、ダーツ盤に刺さってないよね今。

亜堂「いってええええええええええええええええええええええええええええっ!だから言わんこっちゃ無い…!」

足か…ていうかちょっと血出てるじゃん…!

不知火「あれー?ごめんごめん!」

亜堂「いや、謝って済む問題じゃって言ってる側から二本目を投げるな!」

不知火「あたったからせーふ!」

亜堂「そういう問題じゃねえんだよ…マジで痛えんだってこれ…」

流血沙汰の時点で痛いのは目に見えて分かる。

加賀「子供ってこんなに無邪気だっけ…」

無邪気なのかどうかも怪しいけど…。



1 不知火に)…まさか亜堂君を狙った?
2 同上)あの扉ってまさか描いてないよね
3 亜堂に)保健室行く?
4 同上)災難、だね…。
5 (任意)

↓1

自分は三連投になるし遠慮しとくが…夜は人がおらんね。
なんか連投ルールとか、切り上げ目安とか決めると良いんちゃう?

>>632
そうですね…自分の都合上平日は深夜更新がデフォルト、土日は時々終日更新、という形ですし…
人がいらっしゃらない以上連投は一向に構わないかなと思っております、深夜だとIDの変わり目で判別がつきませんし(そもそも深夜に限らず人が居るのかどうか…)
更新中は五、六分間隔で確認はしているのですが…流石に夜は半時間安価取られないと昨日のように無言で切り上げてしまいそうです


冬場ですし、遅くまでの更新は体調不良の原因になり得ますので…深夜は原則二十分取られなかったらその後取られても更新は翌日という形に致しましょうか。勿論起きていたら更新は続けますが…。

加賀「不知火さん」

不知火「なにー?」

加賀「えーと…疑うようで悪いんだけど…不知火さん一番最初に見つけてくるじゃん?」

不知火「なにをー?」

加賀「扉の文字…」

不知火「うん」

加賀「…あれ、描いてないよね…?」

不知火「なにを?」

加賀「だから、扉の文字…」

不知火「んー…きみのようなかんのいいがきは…すきだよ!」

加賀「好きなのかよ…」

不知火「というか!かけるわけないじゃん!」

不知火「とびらのいちばーんうえまでもじがかいてあるんだよ!」

不知火「とどかないよ!」

加賀「まあ…確かに」

不知火「なんでうたがったの」

加賀「いや…だって一番最初だよ!?他の人が見つけそうなもんじゃん…」

不知火「まりかもしりたいよそんなの!」



不知火 亜堂にプレゼントを渡しますか? >>622とオモプラッタの極意から選択 ドーナツ 耳当ては消化済み
↓1

亜堂「…痛ぇ…柔術の極意書…?…あ、ニクソン?」

加賀「…ニクソン?」

亜堂「知らん?クレイジー一族のブラジリアン柔術」

加賀「狂ってるね…」

亜堂「…じゃクレイジーブレイカーのキクダ・カズトも知らんか」

加賀「全然わっかんないよ…え、何?レスリング?」

亜堂「プロレス」

加賀「…野蛮」

亜堂「野蛮じゃねえよ!…というかニクソンでもねえのかこれ」

亜堂「…外すか?」

加賀「どこを…ダーツ?」

亜堂「肩」

加賀「結構です」

脳いじるだの肩外すだの物騒だなぁ…。



不知火「…こーら?」

加賀「コーラだね」

不知火「…こらこーら?」

加賀「そう」

不知火「…こらーっ!」

加賀「…え、急にどうしたの…」

不知火「え?これってそういうのじゃないの?」

加賀「いやいや…どういうこと…」

不知火「もらうとおこりたくなるみたいな」

加賀「そんな大層なコーラじゃないからね!?」





本日の自由行動 残り1回

↓1 相手(二人まで可、露寺不可)と場所を【トラッシュルーム/ランドリー/食堂+厨房/購買部/保健室/体育館/プール+更衣室/書庫/倉庫/図書室/大浴場/娯楽室/美術倉庫/美術室/物理室+物理準備室】から選択

PM 7:44       Art room


イモニア「Umm…アートはアンダスタンしかねるネ」

イモニア「彫刻は特に」

加賀「…何かよく分かんない…よね」

いや、ホント…これのどこがいいんだか…。

芦本「…彫刻なんぞ人によりけりだ…芸術である以上な」

芦本「何を理解するのか、それを他人が定める権利など無い」

芦本「それに…何も彫刻しか無い訳でもあるまい」

芦本「絵画だってあろう」

加賀「いや…あるにはあるけどさ…」

イモニア「…デンジャラスな香りがするネ」

芦本「…デンジャラス?一体何がだ」

加賀「いやいや…」

そりゃ…ねえ…?





加賀「黄色いロープ張ってあるのに見に行きたい…?」

イモニア「恐らくタブーだネ…触れると呪われる…」

芦本「…俺はオカルトの類いを比較的信じる方だが…」

芦本「これは美術倉庫に入りきらなかった物を持ってきているように見えるが?」

加賀「それにしては絵が過激すぎるよ…!もっと考えて配置できないもんかなぁ」

芦本「或いは…何らかの意図を持ってここに配置されたか…」

イモニア「…よく見ると埃被ってるネ」

加賀「杜撰すぎでしょ保管…」

芦本「…だが埃を被っているのはそれくらいの物だ…彫刻も、この机も黒板も」

芦本「別段時間が経っているようには見えん…」

芦本「それこそ、生活感を漂わす程度だ」

加賀「…そう考えるとやっぱこの絵呪われてるんじゃ…」

芦本「馬鹿なことを言うな…だったら試しに触ってやろうか」

加賀「えぇ…」

芦本「…どれだ」

加賀「え、どれって…えぇ…」

何となく確認出来るのは…四枚か…。




1 白黒で描かれた物騒な絵
2 何となく狂気を孕んで見える原っぱの絵
3 背筋を凍らせるような寒色系で描かれた絵
4 赤と黒で構成されたおぞましい絵


↓1

加賀「じゃ…じゃあその原っぱの絵…」

イモニア「Oh…なかなかにマッドだネ…」

芦本「お前らは大袈裟すぎだ…退いてみろ」

加賀「…ホントに取るの?」

芦本「それほど心配するような事でも無かろうに」

イモニア「呪われるネ」

芦本「はぁ…残念だがそんなことは…っ!」

加賀「どうかした!?」

芦本「…いや…何でもない…」

何でもない顔には到底見えないけど…。

芦本「…作者は…不明…か…」

加賀「…ただの原っぱに見える、けど…」

人が居ないのに…生活感だけが取り残されてる…。

イモニア「So strange…」

加賀「気味が悪いなぁ…やっぱり呪われてるんじゃ」

芦本「そんな訳…なかろう…っ…」

イモニア「アシ、さっきからどうしたネ」

加賀「…何か変だよね」

芦本「…ささくれだ…左手に刺さっている…」

加賀「えぇ…」

芦本「大したことではない…確認が…甘かった…」

イモニア「やっぱり…」

加賀「呪われる…」

芦本「そんな訳なかろう…俺が…確認不足なだけだ…」

…強情だなぁ。



イモニア 芦本にプレゼントを渡しますか? >>622から選択 ドーナツ 耳当て コーラは消化済み
↓1

芦本「…これもか?」

加賀「ん?何が?」

芦本「…いや…やけにお前は俺にオーパーツを寄越すと思ってな」

加賀「前は…地球儀だっけ?」

芦本「…確かな。…今度は水晶か」

イモニア「また呪われ…」

芦本「先程から俺は呪いなど掛かっていないと言っているのだが、お前には聞こえていないのか?」

イモニア「No…聞こえてはいるネ」

芦本「ならばもうその話は止めろ、不愉快だ」

イモニア「ソーリー…」

芦本「…悪いな…なかなかに良く出来た水晶ではないか」

芦本「…当然の如く、どういう手順で形作られたかは分からぬ…神秘だな」



イモニア「…Doll?」

加賀「あ、別に似合うからとかそういうんじゃ…」

イモニア「Umm…悪くない…作りも細かいネ」

イモニア「持ち運ぶにはちと不便だけどネ」

加賀「部屋に置く?」

イモニア「Yeah…もとよりそのつもりネ」

イモニア「魔除けには十分」

芦本「おい」

イモニア「Umm?拙者はあくまで拙者に降りかかるUnfortunateを危惧したまで」

イモニア「呪いの話なんて一切してないネ、自意識過剰すぎ」

芦本「…ならいい」

             Day13 AM 7:56   Dining room



加賀「…あ!」

大江「どしたの?」

加賀「露寺さん…」

露寺「…」

大江「おー…美緒ちゃんおはよー!」

露寺「あ、二人ともおはよおはよ」

大江「昨日ご飯食べた?」

露寺「あー…食べてない、けど」

大江「食べてないの!?食べなきゃ!」

露寺「あー…うん、ごめんごめん」

加賀「えっと…露寺さん」

露寺「ん?コウちゃんどうかした?」

加賀「あの…その」

露寺「大丈夫大丈夫…もう引きずってないから」

露寺「…一昨日の事でしょ?引きずってたって変わんないんだもん…ね」


1 …大丈夫?
2 昨日何やってたの?
3 …本当に平気?無理してないよね
4 体調はどう?
5 (任意回答)

↓1

加賀「…何かあったら言ってね、私、何も出来ないかもしれないけど…話だけは聞けるから」

露寺「…もー、何心配してんのさコウちゃん!」

露寺「あたしはそんな弱い生き物じゃないからさ」

露寺「…もう終わっちゃった事だし…」

加賀「…」

露寺「いやいやいや!コウちゃんが暗くなってどうすんのさ!」

加賀「あ、うん…」

露寺「…本当に大丈夫だから、ね?」

露寺「本当に困ったときはちょっと話するかもしれないけど…よっぽどそんなことないって」

加賀「…」

…無茶してる気がするけどなぁ。



↓1 朝食を摂る相手を指定(二人以内) (対象は 芦本 亜堂 イモニア 大江 樫月 狭野 不知火 城須賀 露寺 新島)

加賀「…露寺さん、本当に大丈夫?」

露寺「大丈夫だって!…コウちゃんは心配性だなぁ」

加賀「いやいや…心配性とかじゃなくて」

新島「本人が大丈夫と言っているのよ…それでいいじゃない」

露寺「そうそう」

加賀「え、だって…昨日ずっと部屋に籠もりっぱなしだったんだよ?」

露寺「細かいことは気にしない気にしない」

加賀「いやいやいや…無茶してるでしょ」

露寺「してないって…いい加減怒るぞ?」

新島「…怒られるわよ」

加賀「えぇ…」

…無茶してないのか…?

露寺「…あ!そういえば聞きたかったんだけど」

露寺「アスちゃんの"頭脳"って結構あたし殺しじゃない?」

加賀「へ?」

露寺「いやいやだってさ、他の皆は作家だの演劇だの…頭は使うかもしれないけど」

露寺「それ以外のことも重要な訳じゃん?声だとか文章力だとか」

露寺「でもあたしは"生物学者"な訳で、完全に"頭脳"の下位互換っていうか」

新島「あら、まさか自らの才を卑下しているの?」

露寺「そりゃあ…卑下したくもなるよ」

新島「…決して下位互換ではないわ…上位互換とも言えないけれど、当然貴女は生物学の分野において優れた才覚を持っているはず…」

新島「例えば私に解剖なんて出来ない…各臓器の才識を持っているとは言えどもね」

新島「私は知識の集合体に過ぎない…それを実技に落とし込めるという訳では無いわ」

新島「ある意味私は器用貧乏なのよ…勉学の分野においてはね」

露寺「ふーん…」

加賀「すごい聞き流してない?」

露寺「全然?ただまあ確かにそうだなーって思って」

加賀「確かに?」

露寺「裁判ふり返っても…思考こそ他者を寄せ付けなかったけど…」

新島「解剖や検死は完全に貴女に任せっぱなしね…」

露寺「…あ、別にそれを悪用する気は無いから!」

加賀「誰もそんなこと言ってないって…」

露寺「…でも案外アスちゃんも人間っぽい部分あるんだなー」

新島「私を何だと思っているのよ…」

露寺「録音機能の付いたロボット?」

新島「付いてないわよ…」


イモニア 芦本にプレゼントを渡しますか? >>622から選択 ドーナツ 耳当て コーラ ドール ドクロは消化済み
↓1

あっごめんなさい訂正!


誤 イモニア 芦本にプレゼントを渡しますか? >>622から選択 ドーナツ 耳当て コーラ ドール ドクロは消化済み
  
正  『露寺 新島』にプレゼントを渡しますか? >>622から選択 ドーナツ 耳当て コーラ ドール ドクロは消化済み

取っちゃってたら下で

露寺「…武器?護身用?」

加賀「そもそも使えるのかな…?」

加賀「別世界に伝わる最強の武器、で…ここじゃあまり意味が無いらしいんだけど…」

露寺「無用の長物じゃんそれ!」

加賀「じゃ護身用って事で…」

露寺「あたしこれで灰になったりしない?」

加賀「しないよ…」

露寺「壁の中にめり込んだりしない…?」

加賀「何だと思ってるの…」

露寺「地底に行って出てきたら謎の場所に出たりしない…?」

加賀「しないよ!」



新島「…あら」

新島「これは何時ぞやに芦本君に渡していた金属球ね…」

加賀「あー…うん」

新島「同様の物がここに複数存在するとは考えがたいから…少なくとも一方は紛い物」

新島「…さあ、どちらかしらね?」

加賀「えーと…私には分かんないよ」

新島「…まあいいわ…蔑ろにして祟られるとしたら私に決まっているしね」

新島「…勿論希少価値の高い物であると言うことは芦本君の発言から承知しているわ」

新島「…神秘は難しいわね」

加賀「まあ…私もよく分かんないし」




本日の自由行動 残り3回


↓1 相手(二人まで可)と場所を【トラッシュルーム/ランドリー/食堂+厨房/購買部/保健室/体育館/プール+更衣室/書庫/倉庫/図書室/大浴場/娯楽室/美術倉庫/美術室/物理室+物理準備室】から選択

下げてました 上げます



本日の自由行動 残り3回


↓1 相手(二人まで可)と場所を【トラッシュルーム/ランドリー/食堂+厨房/購買部/保健室/体育館/プール+更衣室/書庫/倉庫/図書室/大浴場/娯楽室/美術倉庫/美術室/物理室+物理準備室】から選択

         AM 9:45 Physical storage room


城須賀「…物理準備室って、何かごちゃごちゃしてて無機物ばっかり置いてあるイメージがありましたけど…」

加賀「意外だよね…」

城須賀「こういうのって普通生物室に置かれる物じゃ…」

加賀「うん…」

城須賀「まあ可愛らしいから一向に構わないですけど…」

加賀「…というか今の今までよく生きてたよね…」





加賀「この熱帯魚達…」

城須賀「見たことないですよ…グッピーでもないですし…」

加賀「ざっと…15匹?水槽の大きさ的にそれくらいしか入らないか」

城須賀「そうですね…にしても…ものすごい新奇な色…」

加賀「…ひょっとして何も食べなくても生きていける種類?」

モノクマ「そんな訳ないだろ!ボクが今までずっと餌やりだのなんだのしてたんだよ!」

加賀「急に出てきた…」

城須賀「そういうところだけ勤勉ですよね…」

モノクマ「うるさい!あ、昨日からボクは餌やりしてないからな!カルキ抜きも!」

モノクマ「オマエラがやれって事じゃないけどな!」

加賀「…え、でもやるべきなんじゃないの?」

モノクマ「うぷぷぷ…昨日は別の人がやってたからソイツが来なかったらやればいいよ!」

モノクマ「正午な!」

城須賀「餌やりが一日一回なんですか…」

       AM10:19  Physical room


加賀「…いや、こっちは無機物ばっかだよ見事に」

城須賀「うわあ…何というかテンプレ通り…」

加賀「そうだね…ん?蛍光灯?」

城須賀「蛍光灯…?ネオン管では?」

加賀「ネオン管?…だとしたら何に使うの?」

城須賀「電気流して…色を見るとか…?」

加賀「…そもそもこれネオン管なの?」

城須賀「それは分かんないです…」

加賀「…あ、バネ」

城須賀「バネは…物を引っかけて何かに使う…?」

加賀「あー…フックの法則だっけ?」

城須賀「ええ…確かそんな名前だったような」

加賀「…正午までまだ時間あるし…ちょっと色々探す?」

城須賀「そうですね…」



1 噂について言及する
2 カツレツが好きな理由を問いただす
3 昨日の過ごし方を聞く
4 (任意回答)

↓1

加賀「…そういえばさ」

城須賀「何ですか?」

加賀「だいぶ前に黒い噂の話したじゃん?」

城須賀「あー…確かにそうですね…あれ?途中で終わってましたっけ?」

加賀「うん…何か核心に迫れそうなところで…人が来ちゃって」

城須賀「あー…そうでしたかね…あれ?噂って何でしたっけ?」

加賀「確か…誰かを殺してここに来た、だとか何とか…」

城須賀「…あ、それですか…それで僕の演劇部の状況が味方してる、みたいなことを言ったんでしたよね」

加賀「そうそう」

城須賀「…僕の学校、演劇部無かったんですよ」




加賀「…はい?」

加賀「…えーと、ちょっと待って」

加賀「…どういうこと?」

城須賀「…作ったんですよ、演劇部を」

加賀「一人で?」

城須賀「ええ…元々演劇部のある高校に行くつもりだったんですけど…受験でやらかしまして」

城須賀「行けたところも演劇部がなくて」

城須賀「顧問を空いている先生にお願いして…何とか創部して…」

加賀「…部員は?」

城須賀「僕だけですよ」

加賀「…ちょっと待って理解が追いついてない…」

城須賀「何でですか…」

加賀「私の中の演劇観が崩れてく…演劇って多人数でやるもんじゃ…」

城須賀「本来の演劇はそう、ですね…でも生憎部員は僕一人で」

加賀「…一人芝居?」

城須賀「ええ…一人で」

加賀「小道具とかも…」

城須賀「一人で工夫して」

加賀「…照明は?」

城須賀「地明かり…ええと…元々の初期の照明のまま…」

城須賀「音響も自分で…」

加賀「…脚本も?」

城須賀「ええ」

加賀「…えぇ…」

見くびってた…この子能力がヤバい…。

加賀「…すごいね…」

城須賀「そうですか?これくらい、やりたいと思ったのなら普通だと思うんですが」

普通じゃないよ…。


城須賀にプレゼントを渡しますか? >>622から選択 ドーナツ 耳当て コーラ ドール ドクロ むらまさ 地球儀は消化済み
↓1

城須賀「…銃…ですか…?」

加賀「光線銃」

城須賀「実弾じゃない分証拠が残んないから凶悪ですね…」

城須賀「…え、まさかこれ実用性ありませんよね!?」

加賀「バッテリーパック無いから…撃てないから…!」

城須賀「良かった…無用の長物で…」

加賀「それ良くないんじゃ…」

城須賀「良いですよ…それにちょっと格好良くないですかこれ」

加賀「…そうかな…?」

ステレオタイプで正直ダサいけど…それ言っちゃったらなんで渡したって感じになるし…。

      PM 12:00 Physical storage room


加賀「…正午だね」

城須賀「正午ですね」

何故か私達は物陰に隠れている。

加賀「来るのか…?」

別に待ち伏せする理由など無い。…何となく、だ。

城須賀「来ないんじゃないですかね…昨日偶々来ただけで…」

加賀「…あっ、足音!」

城須賀「誰ですかね…」





??「さてさて…今日も元気ですかー…よしよし、今日も元気元気…」






加賀「…樫月さん?」

思わず声が漏れる。

樫月「…!誰…?」

加賀「私だよ」

樫月「紅香さん、でしたか…急に名前を呼ばれたので…どなたかと…」

城須賀「僕も居ますよ」

加賀「…その様子だと…昨日もこの時間に?」

樫月「え、ええ…確かに昨日も餌を…でも何故?」

加賀「あ、えーと…モノクマから聞いて…」

樫月「…そうでしたか」

加賀「昨日見つけたの?」

樫月「ええ…誰も世話をしていない様子だったので餌をやっていましたら」

樫月「モノクマが話しかけてきまして」

加賀「世話を押しつけられたと」

樫月「押しつけだなんて…私が好きでやっていることですから」



本日の自由行動 残り2回


↓1 相手(二人まで可)と場所を【トラッシュルーム/ランドリー/食堂+厨房/購買部/保健室/体育館/プール+更衣室/書庫/倉庫/図書室/大浴場/娯楽室/美術倉庫/美術室/物理室+物理準備室】から選択

    PM 2:44


樫月「改めて見てみますと…なかなかに煩雑といいますか」

樫月「この熱帯魚達だけが浮いているのですね」

加賀「結構インパクト強いよね…」

樫月「…あれ?あそこに隠れていたと言うことは…この熱帯魚の存在には気付いていたのですよね?」

加賀「うん」

樫月「…何故世話をしなかったのですか?」

加賀「えーと…モノクマが…ひょっとしたら昨日やってた人が来るかもって言ったから…」

樫月「成る程…では私が来なかったらこの熱帯魚達は飢えていたと」

加賀「いやいやいや!来なかったらちゃんと世話はしようかなーとは思ってたよ!?」

樫月「…さあ、どうでしょうね?」

加賀「そこまで非道じゃないって…」

樫月「…まあ、信じるとしましょうか」




樫月「それにしても…いいものだと思いませんか?」

加賀「何を?」

樫月「熱帯魚ですよ…小さくて、可愛らしくて…」

加賀「あー…あんま私そういうのに興味なくて…」

樫月「そうなんですか?」

加賀「比較的、ね」

樫月「…やっぱり世話せずに無視してたんじゃないですか?来てなかったら」

加賀「そんなことないって…」


1 やっぱり何か世話してると楽しい?
2 不知火さんと熱帯魚、どっちが好き?
3 …なんで保育士に?
4 (任意)


↓1

加賀「…なんで保育士に?」

樫月「…何で、ですか?」

加賀「うん…」

樫月「…そう、ですね…どうして…」

樫月「…あの時からですかね」

樫月「小学校の時に妹が産まれたんです。それで、私が妹をあやす機会もあって」

樫月「…その時に惹かれたんですかね、その…あやす職業というか」

樫月「何の取り柄もなかった私が…取り柄と言えるような物を手に入れられた訳ですから」

樫月「その時の私の喜びは計り知り得なかった事でしょうね…」

加賀「へえ…でも、小学校の時の夢だけで…ずっと突き進めた…の?」

加賀「それに、あやすだけなら保育士って職業である必要性は…」

樫月「…正確にはまだある筈なのですけれどね」

加賀「…何?」

樫月「いえ…これはまだ…」

樫月「まだ私も…思い出せていないので」

加賀「…?」

樫月「…何かがあった筈なんですよ。私が…保育士を目指すようになった何かが」

樫月「でも…私自身、その何かに蓋をしてしまっていて…思い出さないように留めてしまっているんです」

樫月「…思い出さない方がいい、とまでは言えませんが…思い出すのにかなり勇気が必要なことなのだろうと、推測しています」

加賀「…そっか…あ、別に…無理にとは言わないから…」

樫月「思い出さなければ…幸せなのか、それとも不幸せなのか…」

樫月「…シュレディンガーの猫のようですね」

加賀「…」


樫月にプレゼントを渡しますか? >>622から選択 ズリオン ドーナツ 耳当て コーラ ドール ドクロ むらまさ 地球儀は消化済み
↓1

樫月「…またクロワッサンですか?」

加賀「美味しい物なら天丼も許されるかなーって」

樫月「…確かに美味でしたけれども…私だけがこの美味しさを享受して良いのでしょうか…」

加賀「他の人にも色んな物あげてるからその辺は心配しなくてもいいよ」

樫月「…そうですか?」

樫月「…では頂きます…」

樫月「…やはり美味しいですね…この美味しさの秘訣を知りたい物ですね」

加賀「そんなに美味しいんだ…」

樫月「…ひょっとして食べたことがないのですか?」

加賀「あー…うん」

樫月「…一口食べます?」

加賀「…いいの?」

樫月「元はといえば紅香さんの物ですし…」

加賀「…じゃお言葉に甘えて…はむっ」

…え…めっちゃ美味いじゃんこれ…!

加賀「美味しい…美味しい!」

樫月「でしょう?」




本日の自由行動 残り1回


↓1 相手(二人まで可)と場所を【トラッシュルーム/ランドリー/食堂+厨房/購買部/保健室/体育館/プール+更衣室/書庫/倉庫/図書室/大浴場/娯楽室/美術倉庫/美術室/物理室+物理準備室】から選択  (本日ここまで)

       PM 8:15  Laundry


加賀「…また?」

大江さんと亜堂君をランドリーに呼び寄せたはいいけど…。

亜堂「いやー…どうも溜め込むんだよなぁ」

大江「どうにも忙しくてね…」

加賀「逆によくそんなにずぼらであれるよね…」

亜堂「矜持って奴よ」

加賀「褒めてないから」

亜堂「…別に溜め込んでも良いだろ?同じ服着てる訳じゃねえんだから」

亜堂「ある程度溜め込んで一気にやった方が明らかに効率が良いし」

亜堂「それに水だって勿体なくないしな」

加賀「その辺気にするんだ…」

亜堂「杜麩果さんだって仕込みって言い訳してるけどただ単にずぼらな」

大江「え?仕込みないならちゃんと洗うよ?」

亜堂「…え?」

大江「放っておくのはあまり良くないと思うし」

亜堂「…あれ?杜麩果さんこっち側じゃないの?」

大江「私は…うーん、イーブンだよ」

亜堂「…なんか裏切られた気分…」

大江「…まあ今は怠惰に甘んじちゃってはいるけどね」

加賀「…あれ?まだ雑誌変わってないね」

大江「…」

加賀「大江さん逃げないで…大江さんのページは飛ばすから」

亜堂「飛ばすの?」

加賀「飛ばすの」

亜堂「え、いやでもちょっと見た」

加賀「飛ばすから」

亜堂「…ちぇっ、つまんねーの」

加賀「またライフゼロにしたいの?」

亜堂「したい」

大江「されたくない」

加賀「よし…じゃ保育士…うん、案の定だね」

大江「やっぱり明美ちゃんか…え!?よく分かんないワンショット撮ったの私だけじゃん!」

加賀「…何でだろうね…」

大江「あれだ…晒し者に仕立て上げたかったんだ…!」

晒し布巻いてやろうか。

加賀「えーと…『当分私生活の充実よりも児童達との交友を深めることに専念』」

加賀「『話をそちらにシフトすると樫月さんの目の色が変わった。子ども好きな証拠だ』」

加賀「『高校生として、また一流の保育士として二足の草鞋を履く彼女の未来に期待が掛かる』…」

亜堂「めっちゃ真面目に書いてあんな…」

大江「…あれ?私浮いてない?」

加賀「浮いてる」

大江「…やっぱり?」

亜堂「…よし!杜麩果さんの見ようぜ」

大江「見ないし見させない」

亜堂「減るもんじゃあるまいし」

大江「ライフが減るから!」



1 …やっぱりこの調子で大江さんのも…
2 亜堂君はどうしてそんなに拘るのさ…
3 雑誌、他にないのかなー
4 (任意回答)

↓1

加賀「…やっぱりこの調子で大江さんのも…」

大江「ええ…紅香ちゃんまでそっちサイドなの…」

加賀「いやー…樫月さんのだけ見て終わる訳にはいかないかなぁって」

大江「終わろうよ!そこで終わって皆幸せに行こうよ!」

亜堂「…えーと何ページだ…?」

大江「言ってる側から見ようとしないで…!」

加賀「まあまあ」

大江「まあまあじゃないって…!」

亜堂「えーと…『取材中にも隙あらばお菓子を頬張る姿は非常に好感が持てた』」

大江「うっ」

亜堂「『記者に対し、最近ちょっと太り気味で、と突然のカミングアウト。記者もたじたじ?』」

大江「消してぇ…」

亜堂「『料理を食べてる皆さんの笑顔が何よりのデザートです、と最後に言い切った大江さん。その眼は眩しかった』」

大江「リライトしてえええええええええええ!」

加賀「耳が痛いからあああああああ!」

亜堂「何だよこの地獄絵図…」



大江、亜堂にプレゼントを渡しますか? >>622から選択 ズリオン ドーナツ 耳当て コーラ ドール ドクロ むらまさ クロワッサン 地球儀は消化済み
↓1

亜堂「…乾パン?」

大江「あっ、乾パンじゃん!…しかもプレーンだけじゃない!」

大江「ずるい!」

亜堂「何がずるいんだよ…杜麩果さんはその…よく分かんない…指輪貰っただろ」

大江「今よく分かんないって言ったよね!?銀二君よく分かんないって思ってるなら交換してくれても」

亜堂「それはない」

大江「ひどい…紅香ちゃんこれ何…」

加賀「ピンキーリングらしいんだけど…右手に付ければ恋、左なら愛、両方欲張ると破局…が訪れるらしい…よ?」

大江「一対の意味!片方で良いじゃんかそれ…」

加賀「…あれじゃない?縁切り志願みたいな…」

大江「相手も居ない私に渡すかー…こんな絶望的なプロポーションで相手できるはず無いけど…」

…許さん。例え天然でも許さないしわざとならもっと許さん。

加賀「全然絶望的じゃないと思うんだけど…」

大江「週刊誌に晒し上げられるレベルだよ…?」

加賀「いや…それは」

亜堂「プレーン、苺、蜜柑、レモン、抹茶、ブルーベリー、葡萄…果物ばっかじゃねーかレパートリー!」

加賀「急に出てきた…ほうれん草味とか私嫌だよ…」

大江「お麩は!?」

亜堂「ねえよ!」

          Day14   AM 8:19   Dining room


↓1 朝食を摂る相手を指定(二人以内) (対象は 芦本 亜堂 イモニア 大江 樫月 狭野 不知火 城須賀 露寺 新島)

加賀「…あれ?不知火さん…樫月さんと一緒じゃないんだね」

不知火「きょうはユッチのせわするって」

加賀「…えぇ…」

小さい子に見境無く手を出してる感じがする…。

不知火「ユッチはやだっていってた」

加賀「そりゃ…そうだよね」

芦本「…それにしても何故彼奴はそこまで世話を焼くことに拘る…」

加賀「…その口ぶり、芦本君も…?」

芦本「…馬鹿も休み休み言え。彼奴が俺に世話を焼く訳がなかろう」

不知火「…んー、アケミもまりかたちをせわすることにこだわってるけどさ」

不知火「カルもいろいろこだわってるよね」

芦本「…何の話だ」

不知火「さいごまでつけものにてをつけなかったり」

不知火「ユッチにたまーにぼうりょくふるってるけどぜったいにかおはなぐらなかったり」

加賀「暴力振るってるの!?」

芦本「重い物ではない…入学式の時のような程度だ」

加賀「蹴ってんのかよ…」

不知火「たにんのほんをよまなかったり」

芦本「…それは拘りではない…俺の矜持だ」

不知火「きょうじ?」

芦本「…プライドだ」

不知火「…なんだかうすっぺらいね」

不知火「カルのもってるぷらいどってそんなかなしいものなの?」

不知火「じんせいたのしくなさそう」

…油断してた…まさか朝に地雷踏み抜きに行くなんて予想できないよ…!

芦本「…貴様…言わせておけば!」

…まずい!


1 芦本君を宥める
2 不知火さんに謝らせる
3 狭野さんを呼ぶ
4 樫月さんを呼ぶ
5 (任意)

↓1

加賀「こうなったら…!」

加賀「…狭野さん!こっち来て!」

狭野「はぁ?何があんの…ちょっ、えっ!?」

狭野「いやいやアッシー何やってんのおい!」

小さい体で大きな芦本君を押さえようとしている。私も加勢はしているが…支えきれるか…?

芦本「見れば分かるであろう…此奴が余計なことを言うから折檻を加えるだけの話だ…!」

狭野「余計なことって!何言われたんだよ!」

芦本「俺の…本に対する…矜持のことだっ…!」

狭野「…あー、あれ?」

狭野「あれがなんだって?あれを馬鹿にされたとか?」

芦本「ああ…その通りだ…!」

狭野「…いやいやいや、あんな凝り固まったゴミみたいなプライド馬鹿にされて然るべきっしょマジで」

芦本「…もう一度言ってみろ」

狭野「…だからあんな偏屈な矜持は壊されるに決まってるつってんだよ!」

芦本「貴様ぁ!」

その一言と同時に、芦本君が私達を振り解く。

…怒りの矛先が狭野さんへと向く。

芦本「偏屈だの凝り固まっただの言ってくれるではないか…っ!」

彼の足が狭野さんの足を蹴飛ばす…。



…ことは無かった。




イモニア「諍いはバッドネ、バッド!何があったか分かりかねるけどノーバイオレンス!」

イモニア「何も産まれないネ、バイオレンスからは」

イモニア君が芦本君の足を掴む。

芦本「おいイモニ…うわっ!」

…つんのめりになった芦本君が…狭野さんの方へ倒れていく。

狭野「は!?え、おいちょっと…!」

狭野さんもそこから動くことが出来ない。

そしてそのまま――。





その後鼻血を出した芦本君と狭野さんが、いつもの痴話(?)喧嘩を始めたのは言うまでもない。

       AM 9:49  Cooperative store


加賀「…」

幾ら何でも芦本君は初すぎる。うん。

加賀「メダルは六枚…」

もう地球儀とか要らないから…ゲーム機来い!ソフトだけじゃ困る!

露寺「…コウちゃん何ブツブツ言ってんの…?」

加賀「邪念を追い払ってる…」

露寺「はい?」


↓0から5のコンマで判定 (本日ここまで)

今回入手
57 昭和ラジオ
55 無言電話×2
42 キルリアンカメラ
03 ルアックコーヒー




加賀「…よし?」

多分被っては居ない…ラジオ以外の三つは初めての筈…。

加賀「…結局本体は出ないのね…」

そもそも入ってるのかな…。

加賀「…」

モノクマに聞くのは何か敗北した気もするし癪だから止めとこう。

露寺「…あれ?六枚入れて二枚返ってきてブツが五個?」

加賀「払い戻しみたいな?」

露寺「…ボーナス?」

その考えはなかった。でもボーナスの周期バラバラな気も…。



本日の自由行動 残り3回


↓1 相手(二人まで可、芦本不可)と場所を【トラッシュルーム/ランドリー/食堂+厨房/購買部/保健室/体育館/プール+更衣室/書庫/倉庫/図書室/大浴場/サウナ/娯楽室/美術倉庫/美術室/物理室+物理準備室/三階教室/任意の生徒の部屋】から選択

       Sauna


加賀「サウナか…」

元々サウナに入った経験が無く、どういう仕組みなのかすら知らなかった。

…あれ男が入る物だと思ってたし。

露寺「発汗してくスタイル?」

加賀「まあ…サウナだしそう…なんじゃない?」

何となくのイメージで会話を進める。

露寺「ここで健康的に一汗かくのもありだよね!」

狭野「…えー…サウナ入んのかよ…」

露寺「むむ?ユッチャン乗り気でないですな」

狭野「サウナで乗り気になる奴デラミくらいだろ…どうせ健康的な肉体が見たいとかなんだとか」

露寺「ありゃ、バレてた?」

狭野「バレバレだっつーの…」

露寺「まあコウちゃんは兎も角、ユッチャンの体はまだ見させてもらってないんだよなぁ」

加賀「通過儀礼じゃないだから…」

狭野「…パスで」

露寺「ええー…そんなこと言わずに言わずに」

狭野「パス!とにかくウチは入んないから!」

狭野「サウナも風呂もな!」

露寺「けちだなぁ…」

狭野「うっさい!」


1 無理矢理入れる
2 事情を聞いてみる
3 何も言わず露寺とサウナに行く
4 少し思わせぶりな発言をしてサウナに行く
5 (任意の発言)

↓1

加賀「そっかー…折角狭野さんと入りたかったのに…ちょっと残念だなぁ」

狭野「残念でも入んないからマジで」

加賀「…じゃ、私は露寺さんとお楽しみしてくるから」

露寺「はいっ!?」

加賀「露寺さん行こっか」

露寺「命と諸々の危機を感じるんだけど…!ユッチャン!」

狭野「いや行かねえから…小芝居打たれたところで意志揺るがないから」

露寺「小芝居じゃない小芝居じゃない…コウちゃん目がやばいって!ちょっと!」

加賀「…行こっか?」

露寺「うぎゃあああああああああ!」







露寺「…特に何もないの?」

加賀「はー…何期待してたの…」

露寺「何も期待してないよ…?」

加賀「嘘吐いてるの見え見えだよ…」

露寺「…にしてもあっついねー…サウナだからしょうがないけど」

加賀「話逸らさないでよ…」

露寺「何も期待してないって…ユッチャン呼びたかったんでしょ?」

露寺「そこそこに強情だからねー…しょうがないっちゃしょうがないよ」

露寺「何か事情があるかも知れないし」

加賀「…確かにね」

あまり過去は詮索すべきでない。…それは狭野さんから学んだ。



露寺 狭野にプレゼントを渡しますか? >>687から選択
↓1

加賀「…結局来なかったね」

狭野「行く行かないは義務じゃなくて権利だし」

露寺「まーね…確かにそうそう」

狭野「だいぶ暇だったけどね」

加賀「…その間何してたの?」

狭野「ボーッとしてた」

露寺「ボーッと…ねえ?」

狭野「…いや、疑うような事じゃないでしょそれ」

露寺「確かに」

狭野「自分で聞いといて何だよその反応…」




露寺「…あ、さっきの電話?」

露寺「これ使えるの?」

加賀「多分使えないと思う…何も聞こえないし…」

露寺「どれどれ…ホントに聞こえないじゃんこれ」

加賀「さっき言ったじゃん……」

露寺「んー…じゃアンティークか…部屋に電話…」

露寺「家感増してくるなー」

加賀「…嫌だった?」

露寺「全然?」




狭野「…古くさいラジオ…」

狭野「そもそもこれ使えないっしょ?」

加賀「ご名答!」

狭野「ご名答!じゃねえよ」

狭野「…これもアンティークにしろと?」

加賀「シックな雰囲気を演出…」

狭野「ガガガはウチの部屋をパンクにしたいのかシックにしたいのかどっちなんだよ!」

加賀「シンク…」

狭野「混ざってる!水槽じゃねーから!」

狭野「…異種混合と?外見と中身のギャップでパンクとシックかってやかましいわ!」

加賀「…」

狭野「…ちょっと!何か言ってくれないとウチが滑ったみたいじゃんか」

露寺「滑ってるよ」

狭野「黙ってろデラミ!」



本日の自由行動 残り2回


↓1 相手(二人まで可)と場所を【トラッシュルーム/ランドリー/食堂+厨房/購買部/保健室/体育館/プール+更衣室/書庫/倉庫/図書室/大浴場/サウナ/娯楽室/美術倉庫/美術室/物理室+物理準備室/三階教室/任意の生徒の部屋】から選択

すみません…安価を取っていただいたのですが本日ここまでとさせていただきます…

芦屋は芦本の間違いと見なして進めさせていただきます

    PM 1:44        Art room


亜堂「…わっかんねえな…なんで石彫っただけで仕事になるんだ?」

亜堂「他にもっと大変な仕事なんて幾らでもあんのに…なあ軽明さん」

芦本「…俺に聞くな。芸術という物は…分かる者にしか分からぬ」

亜堂「なんでそんなこと断言できるんだよ」

芦本「…俺も芸術家の端くれだ。…分からぬ者に分かってもらう必要などないのだよ、芸術など」

亜堂「なんかすげー格好付けてねえか」

芦本「…本心だ。万人に受けずとも許されるのが芸術だ」

亜堂「…訳分かんねえな…」

芦本「訳など分からなくても良い…先程言ったように分かる者のみ分かればそれで充分だ」

亜堂「理解できない人間を置いてきぼりにするってことか?」

芦本「…聞いていなかったのか?理解できないのならそれまでだろう」

亜堂「…分かんないならいいや、って結構傲慢だと思うけど」

芦本「人類皆が森羅万象を理解できると思い上がる方が十分傲慢に思えるが?」

亜堂「別に思い上がってねえよ」

芦本「…お前の理屈ではそうなるぞ?」

亜堂「いや…まあ確かにそうだけどよ…」

芦本「…さっきから黙って聞いているが…加賀、お前はどう思うんだ」

加賀「私!?」


1 亜堂の意見に賛成
2 芦本の意見に賛成
3 両取り
4 双方を否定
5 (任意回答)

↓1

加賀「…うーん、どっちも違うと思う…」

亜堂「そんなどっち付かずの解答ありかよ…」

加賀「…芸術って作り手に依存する物だと思う」

加賀「作り手が『作りたい!』って思った物が芸術って呼べるんじゃないのかなぁ」

加賀「そういう意志無くして芸術作品は作られない訳だし」

加賀「政治的意図とかそういうのを孕んだ芸術作品だって、少し位本人の意志が含まれてるはず」

加賀「…背景にどんな意図があっても、それが万人に理解される必要はないし」

加賀「…別に分かる人にも理解されなくてもいいんだと思う」

加賀「作者の中で完結してしまっていてもそれが作品の形を取るんだろうし」

加賀「それが芸術ってもんだと…私は思うけどなぁ。理解しようだなんて傲慢だよ」

芦本「…成る程な」

亜堂「はー…成る程ねえ…」

芦本「…だが、その理論は芸術を生業としている人間には適用出来ぬ」

芦本「職業である以上その"理解し得ない芸術"で食っていかねばならない以上…少なくとも何人かに理解させるような作品を作り上げる義務がある」

芦本「…趣味の範囲ではその限りではないがな」


芦本 亜堂にプレゼントを渡しますか? >>687から選択 電話一つ ラジオは消化済み
↓1

芦本「…珈琲か?」

加賀「なんか…ただのコーヒーじゃないみたいで…」

芦本「ルアック…ああ、成る程…」

芦本「眠気覚ましには…丁度いいかもしれんな」

芦本「…生憎珈琲は好かんが」

加賀「えっ」

まずいものあげちゃったじゃん…。

加賀「好きじゃないなら…」

芦本「受け取った物を返すのは俺の美徳に反する…。心配するな、捨てるような真似はせん」

加賀「…ホントに?」

芦本「捨てるぐらいなら狭野に渡した方が早いからな」

狭野さん、サンドバッグに加えて最終処理場と化してないかな…。



亜堂「…電話?」

加賀「うん…」

亜堂「電話線繋がってないよな…携帯とかだとしても電波通じないし…」

亜堂「…置物?」

加賀「置物…かなぁ」

亜堂「これ内線とかじゃないよな?」

加賀「相手の声聞こえないから…」

亜堂「…あ、ホントだ」

亜堂「…ますます置物じゃねえか!」




本日の自由行動 残り1回


↓1 相手(二人まで可)と場所を【ランドリー/食堂+厨房/購買部/体育館/プール+更衣室/書庫+図書室/大浴場/サウナ/娯楽室/美術倉庫+美術室/物理室+物理準備室/三階教室/任意の生徒の部屋】から選択

          PM 8:11  3 - A


不知火「ここもだね」

加賀「…何が?」

不知火「あいてるの」

加賀「…ああ…」

確かにここ――正確に言えば隣の3-Bもだが――は開放されている。

だが…二階の2-Aおよび2-Bは…何故か開放されていない。やましいことでもあるのか…?

不知火「…でもなんもないね」

城須賀「…そうです…ん?この紙…?」

加賀「何かあったの?」

城須賀「…隅の方にこの紙が貼ってあったのですが…」

加賀「…んー…?」

紙には"The world is for human, the world is against human."と記されている。

不知火「なんてかいてあるの?」

加賀「…えーと…」

forとagainstが対になってるから…。

加賀「『この世界は人に賛同し、この世界は人に反対する』…かな?」

城須賀「意味分かんないですね…」

加賀「このThe worldの指す内容が変わってるのかな…」

だとしても誘導がない…。

加賀「…訳分かんないなぁ」

城須賀「誰かが作文で使ったとか…ですかね」

加賀「そういうことにしておこっか今は…」

打開策も見当たらないし。



1 3-Bに入る
2 入らずに別の場所へ行く(その場合行き先も選択)

↓1

加賀「…まあ折角だし…隣も行くか…」

不知火「らじゃー!」

城須賀「こういうヒント的な何かがあればいいですけど…」





         PM 9:07  3-B


加賀「…特に変わった様子はない…のかな?」

不知火「みたいだねー」

城須賀「…というかなんで電気消してるんですか…点けて探しましょうよ」

…確かに。廊下の僅かな明かりだけでは探しきれないだろう。

…というか3-Aでも電気は点けていたし。

加賀「え?ああ…ごめんごめん」





瞬間、私は彼に従ったことを後悔した。

彼は何の気無しに言ったに違いない。少なくとも私はそう受け取った。

…無邪気さは時に…









不知火「きゃああああああああああああああああああっ!」

加賀「…なに…これ…」

城須賀「うあ…あぁ…」

加賀「…血…だよ…ね…?」








時に、無邪気さは凶器となる。

加賀「…血…?」

思考が追いつかない。血が大量に…真に大量と表現するほか無いほど痕が残っている、ということは…。

加賀「…何かあった…」

何があったのか私には測りかねる。…これがもし、一点に多量に溜まっていたのなら、まだ動物を解剖した、とかで話を片付けられたのかも知れない。

だが――


加賀「…ここだけじゃない…」

あちこち…まるでこの教室が元々赤かったように…その血痕は付着している。

誰の張ったのか見当も付かない時間割、掲示板、絵…。

この教室に有る物には…ほとんどといって差し支えないほど、血の跡が残されている。

加賀「…あっ」

ふと不知火さんと城須賀君がどうなっているのか、と思う。

あと謎の足の感触も気になる。ただ振り向くのは怖い。



いやでも振り向かないと…。



イモニア「Hey,What's up!悲鳴が聞こえたネ…Oh…」

…それを確認する前に、悲鳴を聞きつけてイモニア君がやってくる。

イモニア「…ツバサ!大丈夫かネ!」

城須賀「だい…じょ…じゃ…な…」

イモニア「ツバサ!」

…城須賀君は失神…で、不知火さんは…。

…あれ?いない…ん?

不知火「…コウ…なに…これ…」

…足に縋り付いていた。幽霊とかそういう類いの物じゃなくて良かったと思う反面…。

彼女をこんな怖い目に遭わせてしまったことを後悔した。




イモニア「…血痕、か…Not fake?」

加賀「分かんない…けど本物だと思う…」

イモニア「Umm…考えられるとしたら…何か解剖とか…」

加賀「それは考えたんだけど…それにしては血が飛び散りすぎてるし量も多すぎるんだよ…」

イモニア「だとすると…GenocideやMurderが…」

加賀「…そうなるのかもしれない…けど…」

今のところは分からない…何故あの教室が血に染められたのか…。



…黒幕はきっと、答えをまともに導けない私達を嘲笑っているんだろう。

そんな…気がした。

Day 15 AM 8:19     Dining room


↓1 朝食を摂る相手を指定(二人まで可、選択肢は 芦本 亜堂 イモニア 大江 樫月 狭野 露寺 新島)

※本日ここまで 明日は22時半頃(早くなる可能性有り)

新島「…幸運とは何なのかしらね」

加賀「急にどうしたの…」

新島「…明確な定義をしたかっただけよ」

新島「本人の価値観によって変わってしまう事象に明確な定義は付けがたい…それ故にね」

加賀「難しいこと言うなぁ…」

新島「でも本題…主にはイモニア君、貴方のことを言っているのよ」

イモニア「拙者?…欲しいのは…ここに来たreason?それとも…achievement?」

新島「…実績、かしらね…理由はそこから推察できうるけど、理由から実績は推察できないこともある…」

イモニア「…Umm…例えば拙者以外のclassmateが集団食中毒になったり…」

イモニア「Ah…そういえば銀行強盗にあってhostageになったときも流れ弾で拘束を解けて…何とか制圧したネ」

加賀「めっちゃ強いじゃん…」

イモニア「Umm…確かに今思い返すと…fortunateだらけだったネ」

加賀「…羨ましいなぁ」

イモニア「Jealous?…案外、そうとも言えないネ…」

イモニア「常に幸せだと感覚に麻痺してくるネ…」

イモニア「Otherにとってhappyでも拙者にとってはcommon…下手をするとunhappy…」

イモニア「辿り着けもしないネ」

新島「…"幸運"も案外一筋縄ではないのね…」

イモニア「Of course…幸せはきっと時折に来るから良いです…」

イモニア「Fate故離れることは出来ないけどネ」

…才能がある人もそれなりに…色々大変なんだなぁ。




イモニア 新島にプレゼントを渡しますか? >>687から選択 電話二つ 珈琲 ラジオは消化済み
↓1

イモニア「Umm…camera?フィルムは見当たりないネ…」

加賀「…何かあの機械ポンコツしか排出しないような…」

イモニア「…でもひょっとしたら何処かにfilmがあるかもネ、stackとか…」

新島「…倉庫にカメラフィルムは見当たらなかったはずだけれど」

イモニア「Breakが早いネ…」

新島「…今は無くとも未開の地ならあるかも知れないわね…尤も…開放条件があまりにも理不尽だけれど」

イモニア「Umm…murderまでしてphotoにvalueは求められないネ」

イモニア「今回ばかりは降りるネ」

新島「それが賢明ね…案外何処かしらから出てきたりしてね」

加賀「それは考えにくいんじゃ…」

新島「あくまで可能性の話よ…棚からぼた餅とも言うじゃない」

大江「ぼた餅!?」

加賀「大江さんすごい食いつき様だけどお呼びじゃないよ…」




本日の自由行動 残り1回


↓1 相手(二人まで可、城須賀不可)と場所を【ランドリー/食堂+厨房/購買部/体育館/プール+更衣室/書庫+図書室/大浴場/サウナ/娯楽室/美術倉庫+美術室/物理室+物理準備室/三階教室/任意の生徒の部屋】から選択

       AM10:44  Kashiduki's room


樫月「本当に私の部屋に入るんですね…」

大江「え?悪かった?」

樫月「悪くはないんですが…その…少し汚いかと思いまして…」

大江「…えっ嘘でしょ!?これで汚いカウントしてたら私の部屋もう限界突破だよ!?」

加賀「大江さんはずぼらすぎでしょ…」

大江「洗濯物は放置してあるし…何か文字通りゴミ屋敷みたいな…」

樫月「…そんなにずぼら…?」

大江「片付ける意味が分かんないんだよねー…水回りは衛生的にも、あと私の気分的にも綺麗にしときたいけど」

樫月「…自分の部屋は構わない、と…」

大江「だって別に良くない?栄養士たるもの水回りだけきちんとしてれば十分だって」

大江「…まあ私の部屋の汚さは料理作るのに忙しくて、って言い訳してんだけどね」

加賀「言い訳って自覚はあるのね…」

大江「だってやろうと思えばやれる訳だし…」

樫月「…片付け手伝いましょうか?」

大江「それは…いいよ、明美ちゃんに負担かける訳にも行かないし」

大江「好きでやってもらう、としても…うん、いいよいいよ」

樫月「…そうですか」

大江「…落ち込むところ?」




1 樫月に)本当に世話焼きが好きなんだね…
2 大江に)手伝ってもらわずに自分でやるの?
3 大江に)それは…栄養士としてどうなの…
4 樫月に)…あのこと思い出せた?
5 (任意)

↓1

加賀「…本当に世話焼きが好きなんだね、樫月さん」

大江「…煽り?」

加賀「邪推するの止めて…本心だよ!」

樫月「…ありがとうございます。どうも…何か世話していないと気が落ち着かなくて…」

大江「物扱いかー…やっぱ仕事柄そうなの?」

樫月「ええ…きっと世話焼きも功を奏しているのだと…」

樫月「…世話を焼きたくなる感情…分かりません?」

大江「分かんない」

加賀「大江さんよりは分かるとは思うけど…樫月さんほどは…」

大江「…紅香ちゃん今しれっと私のことディスったよね?」

加賀「そんなことは…というか大江さんのずぼらレベル知ったらそりゃ持ち上げようがないでしょ」

大江「かーっ!言えてるけど!」

加賀「…言うほど同列でもないし」

大江「むむむ…ぐうの音も出ない…」

加賀「なのに水回りだけはちゃんと整理する辺り…」

樫月「天性の…栄養士という感じですよね…」

大江「…まあ、それほどでもあるけど?」

加賀「大して褒めてないから…!」



大江 樫月にプレゼントを渡しますか? >>687から選択 カメラ 電話二つ 珈琲 ラジオは消化済み
↓1

マジですやん…ごめんなさいなんか




本日の自由行動 残り2回


↓1 相手(二人まで可)と場所を【ランドリー/食堂+厨房/購買部/体育館/プール+更衣室/書庫+図書室/大浴場/サウナ/娯楽室/美術倉庫+美術室/物理室+物理準備室/三階教室/任意の生徒の部屋】から選択

       PM 1:03   Recreation room


加賀「…呼び寄せちゃって悪いんだけど…城須賀君大丈夫?」

城須賀「…昨日の事ですか…?」

加賀「うん…」

城須賀「…正直…まだ状況が整理できていなくて…」

芦本「…何かあったのか?」

加賀「…あ」

そういえば…そうか、昨夜のことを知っているのは…後不知火さんとイモニア君だけか…。言ってなかったもんなぁ。

加賀「実は…」






芦本「成る程な…何かそこであったと見るのが妥当か…」

城須賀「…芦本さんは…どう思います…?」

芦本「…判断はしかねる。材料が不足している上…この異常な環境下で正確な判断が下せるとは思えぬ」

芦本「…だが…」

加賀「だが?」

芦本「…俺としては殺人…ないしそれに準ずる物があったと見なしてよいと思う」

芦本「あくまで聞く限りだがな」

加賀「…そっか…」

芦本「城須賀はどう思うんだ?」

城須賀「ぼ…僕ですか?…かなり…凄惨なことがあったんだとは思います…でも…」

城須賀「…もしあの教室であった事件に巻き込まれた人が居るのなら…可能なら、無事で居て欲しいと…」

芦本「…お前は血を見たのだろう?それでも無事で居て欲しいなどと戯れ言を叩けるのか?」

城須賀「あくまで理想…ですから…」

芦本「それともそこまで残酷でなかったか?」

加賀「それはない…だいぶ酷かったし…」

芦本「…ならば城須賀の願望に過ぎぬ、という訳だな」

城須賀「…すみません…」

芦本「…謝ることなどない、どう思うかはお前の勝手だ」

芦本「…加賀は」



1 芦本に賛同
2 城須賀に賛同
3 解剖が行われた
4 モノクマの脅し(血糊)
5 (任意回答)

↓1

加賀「…芦本君に賛成…かな」

加賀「あの血の量的に…解剖した、とか…そういうことを現実逃避して考えたかったけど」

加賀「…今冷静に考えると…正直そう考えるのもしんどいかなって…」

加賀「それに…机の数が16で、もしあそこで16人がそういう目に遭ったんだとしたら…」

加賀「…とてもじゃないけど生きていられるような…出血量じゃないと思う…」

加賀「勿論、その十六人全員がその…命を落としたとは断定できないし」

加賀「ひょっとしたら生き残ってる人も居るのかもしれない…けど…」

加賀「…どうなんだろう…意識不明になっててもおかしくない…」

加賀「私も理想は城須賀君のようであって欲しいけど…現実的にそれは難しいのかなって」

芦本「…成る程な」

城須賀「…少し理想が過ぎましたね…すみません…」

加賀「…しょうがないよ、私だって最初はそう思いたかったし…」

誰しも、残酷な真実から目を背けたいことはある。

…そういった言葉を突きつけようとはしたが、そこまでの勇気はまだ…持てなかった。





本日の自由行動 残り1回


↓1 相手(二人まで可)と場所を【ランドリー/食堂+厨房/購買部/体育館/プール+更衣室/書庫+図書室/大浴場/サウナ/娯楽室/美術倉庫+美術室/物理室+物理準備室/三階教室/任意の生徒の部屋】から選択

      PM 8:15 Dining room


不知火「いただきまーす!」

夕食は基本大江さんが厨房に待機して作ってもらう、所謂食堂形式を取っている。

皆カレーを食べることにした。…多分一度も作られたことはないし。

亜堂「…しっかし、決められた朝食よりも自由度の高い夕食の方が美味いって…何というか…」

大江「んんん?それは私の料理に対する批判かな?」

亜堂「いや、批判じゃねえけど」

大江「…朝はきっちり栄養を補給できるように作ってるからね、味が決して好みじゃなくてもそっち重視してるから」

大江「そうでもしないと皆暴飲暴食で不健康まっしぐらだよ?ここ病院無いから治療は出来ないし」

大江「全食縛ってもいいけどそれじゃ流石に気が引けるからさ…真理華ちゃんご飯だけ食べ終わってるしルーすごい余ってるし!」

加賀「はやっ」

不知火「おかわりある?」

大江「おかわり?あるよ!ちょっと待ってね…」

大江「はい!遠慮しないで今までの分も食べてね!」

加賀「いや毎日食べてたでしょ」

亜堂「食ってたよな」

大江「カレーは今日が初でしょ?」

加賀「いやそうだけど」

亜堂「…にしても真理華さん美味そうに食うよなぁ…あ、皆の笑顔が一番の」

大江「ストップ」

亜堂「…一番のでざ」

大江「ストップって言ったよね!?それはもう封印!封印されし忌み発言なの!」

亜堂「発言に封印も何もないだろ…それともあれか?若気の至りか?」

大江「そうだよ!若気の至りだよ全く…」

不知火「けんかされるとごはんがまずくなる!へんなにおいもしてくるし!」

加賀「…変な匂い?…なんだろ」

不知火「ひがつくとどかんってなるにおい!」

加賀「火薬?」

不知火「ちがう!くうき!」

亜堂「…ガスか!」

大江「ガス?…えっガス漏れ!?嘘待って待って…」

慌てて大江さんが厨房に引っ込む。

亜堂「…というかなんでガスって単語が出てこねえんだよ…」

不知火「しらなくてもいきてけるから」

亜堂「世間知らずかよ…」

大江「ごめんごめん…なんかいつの間にか元栓開いててガス漏れてたみたい…」

加賀「いよいよ隠さなくなってきたね!?」

大江「何のこと?」

加賀「え?…あ、いや別に…こっちの話…」




…変な夢を見た。

誰も居ない空間。私は虚空に放られ、そして葬られたかのようだった。

…物体は重力加速度を無視してバラバラな方向を向いている。

私一人だけが、ここの重力に逆らえずに道の上を歩いている。

…向こうから見覚えのある顔が歩いて…いや、"飛んでくる"。

あれは…栗須君だろうか。だが様子がおかしい。

…こちら側に向かってきていたのに、私に気付くと突然立ち止まる。

…何かを取り出す。取り出されたのは――



加賀「ハンマー…!」



今彼がいる位置から振り下ろしても、十分私に届きそうなほど、長い丈の鎚が…彼の手に握られていた。

…まさか!


加賀「振り下ろさないよね…ねえ!ねえってば!」

栗須?「…」

黙りこくり、ハンマーを擡げる栗須君。此方の声は…聞こえているようには見受けられない。

加賀「ねえ…ねえ!」

栗須?「…ッ!」




…無惨にハンマーが振り落とされ、身が潰れる感触と共に目が覚まされた。

加賀「うわああああああっ!…はあっ…はあっ…」

思わず体を確認する。…夢であったのは間違いない。

加賀「なんで…こんな夢…」

考えるだけで恐ろしい。…恐怖以外の何物でも無かった。
















       その"悪夢"は、着実に私を蝕んでいた。…そして"悪夢"は…また別の形で誰かを魘していた。















       Day16 AM 7:45   Dining room



加賀「おはよう…ん?」

加賀「…大江さーん?大江さん?いるのー?いるなら返事してー…」

…返事がない。厨房に人影も見当たらないし…何より…。




加賀「料理の匂いがしない…」

仕込みはある程度済ませておいて、次の日の朝に調理をする…大江さんはそういうスタイルだったはず。

加賀「肉とか魚の下味は付けてあるのかもしれないけど…まさか寝坊?」

…前科があるな…。

加賀「…呼びに行くか…」

      AM 8:00 Oe's room


加賀「…大江さーん?」

覗き窓から部屋を覗く。…なんか、前もこんな感じだったような…。

加賀「…あれ、起きてんじゃん」

加賀「大江さーん!」

声かけだけだと不十分な気もしたのでついでに扉も叩く。

大江「…」

加賀「…大江さん!」

ようやく扉が開く。

加賀「大江さん!ご飯…」

大江「…」

加賀「…大江さん?どうかした…?」

大江「…ご…はん…?」

加賀「ご飯だけど…」

大江「…」

加賀「…?」

大江「…」

加賀「えっと…どうかした?」

大江「…」

全然喋んないし…!

加賀「大江さん?」

大江「…」







大江「…ご飯食べたくないし作りたくない…」

加賀「…はい?」

加賀「ちょっと待ってちょっと待って!?昨日まで精力的にご飯作ってたよね!?」

大江「…何のこと…とにかく私はご飯食べたくないから…」

加賀「ちょちょちょっと!仕込みしたの大江さんでしょ!?」

大江「仕込み…ああ…そんなことしたような気もする…」

加賀「だったら…」

大江「…何も食べたくないし食べ物自体見たくないから…誰かにお願いして…」

そういって部屋に閉じこもってしまった。

加賀「ええ…」

急に大江さんどうしたよ…。何があった…。





…モノクマに何かされた?憶測に過ぎないけど…。



…というか誰に料理頼もうか…大江さんこの調子じゃ無理そうだし…。


↓1 大江の代打を選択  (選択肢は 芦本 亜堂 イモニア 樫月 狭野 城須賀 不知火 露寺 新島)

       AM 8:13 Nijima's room


加賀「新島さーん」

寝てる…そりゃ寝てるか…でも…。

加賀「一番大江さんを理解できそうなの新島さんなんだよなぁ」

不知火さんは見た目的にしんどそうだし…。

加賀「新島さん!」

新島「…」

あ、起き上がった。

新島「…何よ朝っぱらから…寝起きドッキリ…?」

加賀「大江さんが大変なことに…」

新島「…何があったのよ…」





新島「…料理を作りたがらない…ねえ…それで私に作れと?」

加賀「うん…」

新島「…やってみるわ」

新島「上手くいく保証はないけれどね」

良かった…!

       AM 8:44 Kitchen


新島「…これは西京焼きね…これは…きんぴらで…」

加賀「手際が良い…」

新島「知識の宝庫故の賜ね…調理が上手くいくかどうかは分からないけれど…」

新島「手先には自信が無いのよ…」

…こんな時紡さんが居てくれたら、なんて無駄な期待をしてしまう。

新島「…ボーッとしてても紡さんは生き返らないわ…手伝って頂戴」

加賀「あ、あっごめん…」

新島「…もう一人位呼びたいわね…手先に不安のある私と…えーと」

加賀「…下手な私じゃ頼りないもんね…」

新島「…」

加賀「何か言ってよ…」

新島「自覚はしてるのね…」

加賀「酷くない!?」

新島「包丁の握り方もセオリー通りじゃないし、煮沸消毒も知らない時点で上手いとは言い難いわ…」

新島「それに…他人を頼る時点で自らの技能を信用していない訳だろうし」

加賀「…そうだけど!」

新島「…とにかく、誰か呼んできて頂戴」

加賀「…はーい…」

信頼されてない…いやされるほど上手くないから仕方ないのかな…。

加賀「女子力…」

新島「料理が出来て胸が大きいだけが女子力じゃないわよ」

聞こえてたー…。しかも胸までつっこむかなぁ…。

そこは触れないで欲しかったのに…。




↓1 救援 (選択肢は 芦本 亜堂 イモニア 樫月 狭野 城須賀 不知火 露寺)

加賀「…亜堂君呼ぼう!」

加賀「というかなんで誰も起きてこないんだよ!」





         AM8:49 Ado's room


加賀「もしもし亜堂君?」

亜堂「…紅香さんどうした…」

加賀「えーっと…大江さんが急用で料理できなくなって今新島さんが居るんだけど、ちょっと不安だから…」

亜堂「…なんでちゃんとした才能のある方が俺なんか頼るんだ…」

加賀「…はい?」

亜堂君も様子がおかしい…!

亜堂「俺なんて他人の劣化コピーに過ぎないんだから…俺じゃない奴頼れよ…」

加賀「…いやいやいや今は亜堂君の力が」

亜堂「無理だって…杜麩果さんの代理なんて務まる訳無いだろ…二番手だぞ…?」

あんだけ二番手に誇り持ってたくせに…!どいつもこいつも…!

加賀「亜堂君!」

亜堂「無理無理無理…俺が包丁持ったら指が全部消える…手首も切れる…バラバラ死体が出来る…」

加賀「えぇ…」

極端なんだよなぁ…。

加賀「亜堂!」

亜堂「…」

加賀「貴方の力が必要なんだって!…わ、私だって才能分かんないけどこんだけ今頑張ってんだよ!?」

亜堂「…自画自賛かよ…面白いな…」

加賀「…」

亜堂「…そんなに必要なのかよ…落ちぶれたな…」

加賀「…いや、別に落ちぶれては」

亜堂「…一回飛鳥さんに貸しかな…手伝ってやるよ…」

良かった…!

      AM 8:59 Kitchen


加賀「…えぇ…」

完全に地獄絵図だった。

??「ぎゃははははは!顔、顔!辛気くさい…ぎゃはははっ!」

狭野「…キャラがだだ被りなんだよバーカ!ふざけんな!」

狭野さんが怒っているのはまだいい。…それはまだいい。問題は…。









城須賀「ぎゃははははははははっ!被りとかウケるんすけど…いやマジでウケる…!」

…相手が城須賀君と言うことだ。…この子もか…。

狭野「いやいやいやウケねえって!ウチこのキャラで何とかアイデンティティ保ってきたようなもんなんだけど!?」

狭野「バッサがそのキャラで来られるとウチが薄れる!」

城須賀「薄れとけ薄れとけ!はははははっ!そのまま薄れて透明になって消えちまえっ!」

狭野「んだとバッサ…!」

あ、殴った。

城須賀「ぎゃはははっ!暴力だよ暴力!そのまま殴って殺せばお前も死ぬ!面白えなっ!」

狭野「…はー…疲れる…!」

…疲れるだろうな…。

    AM 9:00  Kitchen


加賀「亜堂君連れて参りました…」

新島「…助かるわ…亜堂君、お願い」

亜堂「…やっぱ無理…死人が出る…」

新島「…亜堂君もおかしくなってるのかしら?」

加賀「そうっぽい…あと城須賀君も…」

新島「…まあ、そんなことはどうでもいいわ…貴方だけが今頼りなのよ」

新島「援護して頂戴」

亜堂「…一つ貸しな…」

新島「…幾らでも借りてあげるわ」

新島「加賀さん、他の人を頼んだわ」

加賀「あ、うん」

完全に蚊帳の外だこれ…。

加賀「…」

…おかしくなっているのは…部屋に閉じこもった大江さんと、亜堂君と城須賀君、と…。

加賀「…不知火さん、おはよう…」

不知火「おはようございますです…目覚めが非常に悪かったであります…」

加賀「…不知火さん?」

不知火「どうかしましたか、加賀様」

…様…。

加賀「…加賀様は特にどうもしてませんけど…」

不知火「左様でしたか…」

…この子もかー…。

加賀「…不知火さん、自分が何か変だって自覚はない?」

不知火「具体的にどの辺でありますか…」

加賀「全体的に…」

不知火「決してそうは…思いません…」

思って欲しかったなぁ…。

加賀「口調とか…」

不知火「全く思い当たる節が…」

一番思い当たって欲しかったよ…!



↓1 朝食を食べる相手を指定  (選択肢は 芦本 ※亜堂 イモニア 樫月 狭野 ※城須賀 ※不知火 露寺 新島 ※は異常有り)

加賀「…樫月さん」

樫月「はい」

加賀「…この状況…どう見ておられますか…」

樫月「何故敬語なんですか…そう、ですね…」

樫月「銀二さんは…やや謙遜気味でネガティブ思考にはなっていますが…他の二人と比べて影響は小さめかと…」

樫月「真理華さんは…突然真面目になりましたが…それ以外に今のところは…」

樫月「…問題は翼さんですね…完全に性格が変わってしまっていますし…」

樫月「いくら由地夜さんであのテンションに慣れているとは言え…それを凌駕していますから…」

樫月「…一体何が…」

加賀「…わっかんないんだよね…食事に仕込まれたにしても昨日不知火さんと私と亜堂君で晩ご飯は食べたから…」

加賀「…あ、あと大江さんも様子がおかしくて」

樫月「…杜麩果さんもですか?じゃ今日の料理は一体…」

加賀「新島さんと亜堂君が」

樫月「…成る程…」

樫月「…皆さん心配ですね…」

加賀「…」

樫月「紅香さんは…誰が一番心配ですか」

加賀「えっ?」



1 亜堂
2 大江
3 不知火
4 城須賀
5 その他

↓1

加賀「…大江さんかなぁ」

加賀「昨日まであれだけ元気だったのに…まるで見る影がないし」

加賀「元気じゃなかった人が急に元気になっても驚くけど…その反対の方がもっと驚くし…」

加賀「全くご飯も食べようとしないから……このまま治んなかったら…」

加賀「餓死しちゃうんじゃないかなって…」

樫月「そんな様子なんですか!?」

加賀「あー…うん…朝起こしに行ったら『ご飯見たくもない』って言われて追い返されちゃって…」

加賀「かなり重症だと思うし」

樫月「そうですね…食べたくもないなら兎も角…見たくもない、とは…」

樫月「…やはり症状にばらつきも見られますね…比較的軽めの方から重症の方まで…」

樫月「…しかし一体何故…」

…やはり…モノクマだろうか…?

――朝食後。



芦本「…おいモノクマ!どうせお前の仕業だろう!」

芦本君が怒号を上げる。

モノクマ「うぷぷぷぷ…何のこと?」

芦本「とぼけるな…!」

モノクマ「生憎ボクには何を言っているのかさっぱり分かんないけどなー!主語をちゃんと」

城須賀「あっれー?クソクマじゃん!なあなんで白黒なの?」

城須賀「あ、あれ?自分は白黒付けますよアピール?ぎゃははははははっ!滑稽かよ滑稽かよ…!」

モノクマ「…え、えー!芦本クン主語は?一体ボクに何が」

城須賀「あっれー?無視?無視すんの?ぎゃははははははっ!自ら馬鹿アピールしてんじゃねーか!」

モノクマ「おい誰かコイツ黙らせろよ!」

狭野「アンタに指図される筋合いなんかねーよ!」

モノクマ「別にボクはいいけど?オマエラの聞きたいことが聞けなくなるだけだし?」

芦本「チッ…狭野」

狭野「なんでウチなんだよ…」

芦本「いいから行って取ってこい…!」

狭野「…人使い荒い」

城須賀「…お?お?俺をどうしようってんだ?殺すのか?ぎゃはははっ!んなわけねーか!そいつも死ぬんだもんな!」

…うるさい…。

城須賀「大体よ、何で黙んなきゃなんねーんだよとうとう人類は喋る権利すら…おい何してんだ何手縛ってんだよおい!」

…狭野さんが城須賀君の手をテープで拘束する。

城須賀「おいコラいい加減んんんんんんんー!?」

いつの間にか城須賀君の口にガムテープが貼られている。

狭野「…これで黙るっしょ」

城須賀「んー!んー!」

芦本「…コイツや亜堂や不知火…聞くところによると大江もらしいが…此奴らの異常事態はお前が仕組んだ物だろう?」

モノクマ「うぷぷぷ…ようやく主語を言ってくれましたね…!」






モノクマ「その通りです!そしてこれが第三の動機"絶望病"だよ!」

新島「…"絶望病"…?」

モノクマ「昨日オマエラが寝静まった丑三つ時に数名の生徒の部屋にウィルスをばらまかせて頂きました!」

モノクマ「症状は人によってバラバラだからボクもよく知らないよ!」

モノクマ「ちなみに感染者は五人!飛沫感染の恐れは多分無いよ!保証はしないけど!」

加賀「…五人…?」

モノクマ「…そう!今は四人しか居ないよね?ってことは…!」

露寺「誰かもう一人…感染してるってこと…?」

狭野「んでもってそれを隠してるって事?」

モノクマ「うぷぷぷ…隠してるかどうかはボクには分かんないけど」

モノクマ「発症時間には個人差があるからね!四人はたまたま今日発症したけど」

モノクマ「後の一人はまだ発症してないかも知れないし発症してるけど隠してるかも知れない!」

モノクマ「その辺は生憎ボクには分かりません!」

イモニア「Umm…これはWhen治る?」

モノクマ「うぷぷぷぷぷ…いつ治るかって?それはね…」











モノクマ「誰かが人を殺したときに治るんだよ」

モノクマ「誰かが死んだらワクチンをこの学園中に散布します!吸入して一時間以上の仮眠を取れば完治するよ!」

樫月「それ以外に方法はないのですか?」

モノクマ「無いねっ!」

芦本「…大江の症状はまだ知れていないが…亜堂も不知火も日常生活を送る上では支障は無い…」

芦本「城須賀は…拘束さえしておけば何とか凌げるか…」

モノクマ「うぷぷぷぷ…芦本クン、だーれも殺されないように頑張ってるとこ悪いけど」

芦本「…何だ…」

モノクマ「この絶望病はね」









モノクマ「一定期間経過するとワクチンが効かないんだよ」

モノクマ「つまり下手するとずーーーーっとこのまんま!」

加賀「このまんま…って…!」

大江さんが…!

モノクマ「うぷぷぷぷ…つまりどうすればいいか分かるよね?」

モノクマ「それじゃーねー!」

狭野「…つーかさ」

モノクマが去ってから、初めて口を開いたのは狭野さんだった。

狭野「あのクマは感染はしないとか言ってたけどさ…正直信用ならなくね?」

狭野「…そんで思ったんだけど…あ、今から言うのはウチ個人の意見だから聞き流してもらってもいいけどさ」






狭野「隔離しねえ?」

加賀「…隔離…」

確かに一番無難かも知れない。…だけど…。

芦本「…隔離することで何になる」

狭野「あり得るかもしれねー感染を食い止めれるだろ」

芦本「それは根本的な解決になっていない!」

狭野「じゃ根本的に解決できんのかよ!」

芦本「それは…」

狭野「出来ねえくせにいっちょ前に口出してんじゃねーよ!」

新島「…暫定案としては十分だと思うけど?隔離」

新島「物理室の薬品を調合すれば治癒を期待できる物が精製できる可能性は無くはないけれど…限りなくゼロに等しい…」

新島「他に探査をして突破口を開く際に人手が必要とは言え、空気感染の可能性がゼロではない以上危険を伴うわ…」

新島「ならばいっそ隔離する方が」

狭野「…じゃ誰隔離しよ…」

新島「…確かにね…」

新島「…加賀さん、何か良い案あるかしら」

加賀「えっ」



↓1 隔離メンバーを選択

※状況は 

亜堂    ネガティブ、弱気 放っておくとヤバいかも
大江    拒食 弱気 基本的に動く気配無し
不知火   真面目 ちょっと大人びて見える
城須賀   キャラ崩壊 狭野を上回るチャラ度 うるさい

加賀「…誰も隔離しないってのは無しかな」

新島「…あら、意外ね…てっきり城須賀君辺りは隔離するものだと思っていたけれど」

加賀「隔離するってのも手と言えば手、なんだけど…」

加賀「もし隔離した人たちの中で、実は絶望病に感染していないのにそういうフリをしている人がいて」

加賀「本当に感染している人を殺めて、隠蔽しちゃったら…」

新島「…」

加賀「…って考えちゃって…」

狭野「…ガガガ恐ろしいわ…」

加賀「えっ」

新島「でも…確かにその発想は無かったわね…」

新島「…どうする?」

狭野「…とりあえず今日の所はいいよじゃあ…」

狭野「ただ何かあったら隔離だから!」

加賀「…うん」

何も起きない確証など無い。…だからこそ、何も起きないことを願うほかない。



城須賀「んー!んー!んー!」

加賀「あっ」

城須賀君の口塞がれてるの忘れてたよ…。






本日の自由行動 残り3回


↓1 相手(0~2人まで可、大江不可)と場所を【ランドリー/食堂+厨房/購買部/体育館/プール+更衣室/書庫+図書室/大浴場/サウナ/娯楽室/美術倉庫+美術室/物理室+物理準備室/任意の生徒の部屋】から選択

      AM 10:44     Cooperative store


城須賀「にしてもホント辛気くせぇなココ」

不知火「そうでありましょうか…素朴でシンプルな感じは…非常に良いと思われるのですが…」

加賀「…」

何か…すごい入れ替わってる感じが否めないんだよなぁ。

不知火「それでも…この機械はとても多種の物品を取りそろえていると見受けられますが…」

城須賀「ぎゃはははっ!どーせ使い物になんねーもんばっかじゃねーか!クズ同然だクズ!」

加賀「…」

頭が混乱してきた…。

不知火「物体には価値というものが全て存在するのです…クズなどという言葉は軽々しく用いるべきでは」

城須賀「うっせーな!どう見たってクズじゃねーかよ!大体何だよ軽石だの万力だの使い物になんねー刀だの!クズじゃ」

不知火「いい加減にしてください!」

…また殴られてる…。

城須賀「お?お?お前も俺を殴るのか?もっと殴って俺が死ねばお前も死ぬんだよバーカ!」

不知火「…城須賀様は虚しくないのですか」

そこは変わってないのかよ…!

城須賀「虚しい?何がだよ」

不知火「そのように他人や物を軽蔑し、下に見ることでしか居られない事が…」

不知火「以前の城須賀様には見受けられませんでした」

不知火「病の所為でおかしくなってしまわれたのかも知れませんが…それにしては度が」

城須賀「度が過ぎるだか何だか知らねーし以前の俺のことなんかもっと知らねーから!」

城須賀「残念だけど治んねーなら治んねーままで十分だから!ぎゃははっはははははっ!」

不知火「…加賀様」

加賀「はい?」

不知火「…埒があきませんね…」

加賀「…だね…」

不知火「…ここは一つ何かを献上して気を図るのが良いかと」

加賀「はあ…」

不知火「私めには不要でありますので…」

加賀「ええ…」



↓0~6のコンマで判定

13 これくらいのお弁当
30 トル猫のドロワーズ
07 虹色の乾パン
04 ローズヒップティー
91 ※なし
80 ボージョボー人形
35 手ブラ
 

加賀「…」

不知火「…」

加賀「えぇ…」

何にも言えない…。女子向け三つに色物一つに消耗品二つって…。

不知火「何を献上するのが…得策でありましょうか…」

加賀「…」

全部愚策な気がする…。

加賀「あと二枚返ってきたけど…」

不知火「ぎゃんぶるとやら…行きましょうか…?」

加賀「うええ…どうしよう…」

…いや待て、普段の城須賀君なら苦笑いしながら受け取りそうな物も今の彼なら…。

…ワンチャンないかなぁ…。



A 今ある六つから城須賀に渡す(何を渡すかも選択)
B 二枚に賭ける(このコンマと↓1で判定)

↓1

63 月の石
66 ミレニアム懸賞問題


加賀「…」

不知火「悩ましいことですね…」

片方はともかく…石は…いかんよ石は…!

不知火「どうなさいますかー…」

加賀「…」

今…一つ案が浮かんだけど流石にこれは…愚策だし…万が一治ったときにどうなることか…。

不知火「リボンでも付けて誤魔化すほかありませんな…」

加賀「そんだけで誤魔化せるかなぁ…」

不知火「だとすればいかに…」

加賀「如何に…」

不知火「私めを贈呈するなどと言うことはおやめください…殺められてしまいます…」

加賀「…ですよねー…」

不知火「考えていらっしゃったのですか!?」



↓1 >>755とこのレスの内から選択

城須賀「…んだこれ」

加賀「紅茶…」

城須賀「男子の俺にか?ぎゃはははははっ!頭いかれたんじゃねえのか?」

不知火「頭が逝かれているのは…貴殿の方かと見受けられますが…」

加賀「それ言っちゃ」

城須賀「ぎゃははははははっ!頭の逝かれた奴から逝かれた奴にプレゼントか!サイコじゃねえか!」

加賀「最高では無いのね…」

城須賀「ぎゃははははっ!どこが最高なんだよ!」

不知火「そこまでサイコでありましょうか…」

加賀「全然サイコじゃ無いよね…」

城須賀「サイコだよバーカ!」



本日の自由行動 残り2回



↓1 相手(0~2人まで可)と場所を【ランドリー/食堂+厨房/体育館/プール+更衣室/書庫+図書室/大浴場/サウナ/娯楽室/美術倉庫+美術室/物理室+物理準備室/任意の生徒の部屋】から選択

      PM 0:00    Physical storage room


加賀「…あ、樫月さん居た居た」

新島さんを連れて樫月さんを探したが…正午と言うことでやはりここに居た。

樫月「あら、紅香さん」

加賀「…また魚の世話?」

樫月「ええ…真理華さんも大人びてしまいましたし、私の世話もとりあえず不要と思いまして」

樫月「よりこちらに専念を」

加賀「成る程ねぇ…どう?」

樫月「順調に育ってますよ…でも…」

加賀「でも?」

樫月「図書館で生態を調べようと思ったのですが…本が見当たらなくて」

樫月「何故でしょうか…」

加賀「書庫にあるのかもね…あー…」

樫月「…行きづらいですよね…」

加賀「うーん…」

図鑑はあるだろうな…。また行けるときに行ってみようかな。

加賀「…あ、そうそう新島さんがプール行かないかって」

樫月「プールですか?…分かりました」

私的に色んな意味で行きたくないけど…。

       AM 0:40   Pool


加賀「これだから大きい奴は…!」

新島「まだ気にしているの?」

加賀「大きい奴二人目の前にして気にせずに居られる!?」

樫月「胸の大きさがステータスになるとは思えませんが…」

加賀「ステータスだよ…!」

樫月「大きくても…子ども達にもてあそばれるだけですし…」

加賀「ますます大きくなるじゃんそれ!」

樫月「若干邪魔にも…!」

加賀「うううううっ!天誅だよ天誅!」

水着姿の樫月さんをプールへと突き落とす。

新島「大人げないわね…」

樫月「けほっ、けほっ…急に驚きましたよ…」

胸が揺れる。殺す。

新島「大体天誅って何よ天誅って…」

加賀「新島さんも新島さんだよ!どうせ勉強の鬼のくせにそんな…そんな大きい胸しやがって!」

新島「逆に考えてみなさいよ…博識であるからこそ、胸を大きくする術も知っていると…」

加賀「ううううううっ!お前も天誅じゃーっ!」

新島さんも突き落とす。

新島「うわっ!…加賀さん大人げないわよ」

加賀「うるせーっ!胸が大きいあなたたちには分からんでしょうね!」

樫月「確かに分かりませんね…」

新島「分からないわね」

加賀「うううわああああっ!」

勢いそのままにプールに飛び込む。…冷たい。しょっぱい。

…つらい…。




新島 樫月にプレゼントを渡しますか? >>755 >>757から選択 紅茶は消化済み
↓1

樫月「あら…可愛らしいですけど…」

樫月「なんというか…派手と言いますか…」

新島「不健全ね…」

加賀「大きな胸のお二方がおっしゃいますそれ?」

新島「…まさか貴女は胸が大きければその分不健全であると言いたいのかしら」

加賀「えっそうでしょ」

新島「…案外そうでも無いのよね…発育に関係するのは15歳まで、それ以降不健全であろうとも胸の大きさは変わらないと言われているわ」

新島「それに遺伝も関係している訳だし…そういう目で見るのはやや不適ね…」

加賀「えぇ…」

樫月「私も…ここまで派手な物はちょっと…」

加賀「えぇ…」



新島「…で、私にはこれを?見覚えがあるわね…」

加賀「解いたことあるの!?」

新島「触ったことはあるわ…結局解決できず終いで、悔しかったわね…」

新島「そもそも解決しようって思ったことが烏滸がましいのかも知れないけれど…」

新島「これも巡り合わせかしらね…尤も私はペレルマンのように賞金を辞退するつもりは無いけれど」

加賀「…なんか七つあるってのは知ってるんだけど…どれ解くの…?」

新島「どれ?…強いて言うならリーマン予想かしらね…まあ、解決できるとは思ってはいないわ」

新島「単なる暇潰しね」

加賀「暇潰し…」

頭おかしいよやっぱり…。

新島「それと」

新島「解くという表現はあまり適切では無いわ…解決、か証明でないと」

新島「解かれていると言えば解かれているのよ、この懸賞問題は」

加賀「あっ…ごめん…」




本日の自由行動 残り1回


↓1 相手(0~2人まで可)と場所を【ランドリー/食堂+厨房/体育館/プール+更衣室/書庫+図書室/大浴場/サウナ/娯楽室/美術倉庫+美術室/物理室+物理準備室/任意の生徒の部屋】から選択

       PM 5:29 Oe's room


加賀「大江さーん」

…返事が無い。

加賀「大江さーん…ご飯じゃ無いから…」

加賀「一緒にお風呂行かない?」

…返事が無い。

加賀「お、お、え、さ、ん!」

大江「何…」

やっと部屋から出てきた…。

加賀「返事してよ…」

大江「ご飯食べさせられると思ったから…」

加賀「そんなにダメなの…?」

大江「…何か無理…」

加賀「何かって…」

大江「考えるだけで…気持ちが悪くなる…」

加賀「…」

重症だなぁ…。

大江「騙して厨房に連れて行かないよね…?」

加賀「連れてかないよ…どんだけ人望無いの…」

大江「紅香さんならやりかねないし…」

加賀「私の印象どうなってんの…」

     PM 6:09  Bathroom


大江「…紅香さん…何で私なんかの体じろじろ見てるの…」

加賀「…いやー…自らの慎ましさに絶望してただけ…」

大江「どういうこと…」

加賀「胸…」

ホント残酷だよ…。






加賀「…なんでそんな急にダメになっちゃったんだろう…」

大江「…分かんない…」

何故か大江さんきっての希望で私が彼女の身体を洗っている。なんでだ。

加賀「なんで私が洗ってるの?」

大江「な…何となく…」

加賀「何となくって…」

大江「お願いしてもいいかなって…」

良いけど…この胸見てるとホント腹立つな…。

加賀「…にしてもホントおっき…いったーっ!」

腕に鋭い痛みが走る。…え?

加賀「…ちょっと大江さん!?」

大江「お腹空いた…美味しそう…食べ物じゃ無い…」

加賀「痛い痛い痛い!噛まないで噛まないで…!」

あろうことか大江さんは私の腕に噛み付いていた…。

加賀「確かに食べ物じゃな、い、け、ど!」

加賀「血が出る血が出る…離せーっ!」



かなりの苦戦を強いられた。とはいえ一日中何も食していないであろう彼女にそこまで抵抗する力は無く。

加賀「はぁっ…はぁっ…跡になる…」

大江「ご…ごめん…」

加賀「大丈夫…大丈夫だけど…」

痛いには、痛かった…。




大江にプレゼントを渡しますか? >>755 >>757から選択 懸賞問題 ドロワーズ 紅茶は消化済み
↓1

大江「この奇抜な…ブラは…」

大江「こんなの付けてたらお嫁に行けないよ…」

加賀「そこまでの物かな…」

大江「恥ずかしいよ…似合ってるとかそういう問題じゃ無いって…」

加賀「…そんな嫌?」

大江「うー…嫌と言うより…羞恥心が…」

加賀「負けないで…」

大江「流石に負けるよ…」

加賀「…じゃ要らないって」

大江「そういうことじゃないよ!…け、けど…」

大江「ちょ、ちょっと恥ずかしいなって…思っただけ…」

加賀「…狭野さんあれだけ煽ってたのに?」

大江「下着とカチューシャは違うもん…!」

可愛い。

加賀「そうかな?」

大江「違うよ!その…カチューシャは外しても何ともないけど…」

大江「下着は外したら…み、見え…ちゃうじゃん…!」

加賀「まあ…確かにねぇ…」

納得はしていないけど、これ以上追及すると泣き出しそうだし止めとこう。

        Day17   AM 8:00


加賀「ふわああ…」

眠い…。

加賀「うわっまだ残ってるよ跡」

一日じゃ消えないかやっぱり…。

加賀「どうしようかな…食堂はパスだな…」

加賀「絶望病の人の様子でも見に行くか…」

加賀「…誰から行こうかな…」

加賀「というか起こすのも憚られるけど…しょうがないか」



A 亜堂
B 大江
C 不知火
D 城須賀

↓1

       AM 8:12  Ado's room


加賀「亜堂く…ん!?」

明らかに様子がおかしい…。

加賀「亜堂君!ちょ…開かないし!」

呻いている声、そしてのたうち回っている様子から…また何かされた…!

加賀「亜堂君!開けて!」

地を這いながら必死の形相で亜堂君がこちらに近付く。

亜堂「ああっ…あがっ…」

加賀「亜堂君!」

亜堂「…こう…か…さ…」

加賀「どうしたの…!」

亜堂「痛い…体中…ちぎれそうで…」

亜堂「ずっとだ…朝起きて…もう…訳が…」

亜堂「…なあ…!」







亜堂「殺してくれよ…!」

加賀「…!」

加賀「亜堂君何言ってるの…!」

亜堂「耐えられねえよ…!ただで…さえ…他人に劣ってるってのに…!」

亜堂「こんな…がぁっ…痛み…なんて…」

亜堂「精神…的苦痛…と…ぐぁ…肉体的…く…つう…なんて…」

亜堂「らくに…してくれ…があああっ…!」

加賀「亜堂君!」

ダメだ…のたうち回って声が届いている様子が無い…!




…隔離するしか無いのか…。






加賀「…まさか他の人も…!」


行かないと…!


B 大江
C 不知火
D 城須賀

↓1

        AM 8:24  Oe's room


加賀「…大江さん…」

…あまりに想定していなかった。何かが起きていることは何となく分かってはいた、分かってはいたが…。

加賀「その血…」

…大江さんの服は血だらけだった。そして…口元も。

大江「あはは…」

加賀「どうしたのそれ…!」

大江「…喀血しちゃってた…」

加賀「嘘、でしょ…!」

大江「嘘じゃ無いって…ベッドも血塗れだし…」

後ろに見えるベッドは確かに鮮血に染まっている。

大江「飛鳥さんから聞いたよ…絶望病だって…」

大江「きっともう私…長くないんだよ…肺もやられちゃって…もう…」

加賀「うわああっ!」

言い切ることなく、大江さんがこちらへと倒れ込んでくる。

加賀「大江さん!大江さん!」

大江「…」

…保健室送り、か…。





加賀「ところで…残りの二人は大丈夫かな…」


B 確認しに行かない
C 不知火
D 城須賀

↓1

加賀「と、とりあえず大江さんを保健室まで運んで…」




      AM 8:41 Shirosuka's room


加賀「城須賀君…」

特に変わった様子が無い…と言いたかったけど…。

加賀「…あのさ…」

城須賀「ぎゃははっははっ!なんだなんだ辛気くせぇ顔しやがって!」

加賀「いや…城須賀君がそれでいいなら私だってそれで構わないよ?調子狂うけど」

城須賀「お?なんだなんだ?この格好のことか?この女っぽい格好のことか?」

加賀「…女っぽいというかもう完全に女装なんだってそれ」

城須賀「うっせーな…こっちの方がしっくりくるんだからいいだろ別に!」

…前も思ったんだけど別に似合ってない訳じゃ無いのが余計腹立つんだよな…。

加賀「…いいけどさ…」

城須賀「それにこっちの方が動きやすいんだよバーカ!あんな辛気くせぇパーカーなんか着てられっか!」

一回睡眠を挟んだことで悪化してるよ皆…!

加賀「それ誰に頼んだの」

城須賀「ぎゃははっ!あのクソクマに頼んだらすぐに用意しやがったよ!」

加賀「…」

何でもするなぁ…。

加賀「他に異常はない?」

城須賀「異常?熱っぽいほかねーよバーカ」

加賀「…」

…よし、どうせだから保健室だな。体温測らせよう。

城須賀「スカートだと熱が抜けてって気が楽なんだよ!」

精神科医が欲しいです…。






加賀「…不知火さん、大丈夫かな…」


1 見に行く
2 行かない

↓1

   AM 8:55  Shiranui's room


加賀「不知火さん…は…」

不知火「…?どうかなさいましたか…?」

加賀「…何も異常はない…?」

服装も替わっていないし…。

加賀「特に変なところはない?不知火さん」

不知火「大丈夫でありますが…何かあったのですか…?」

加賀「…えーと…」

不知火「他の方は異変が起きていると言うことでよろしいでしょうか…?」

加賀「…うん…」

不知火「…私めだけ異変が無いのは少し不可解でありますね…」

不知火「…いやはや、これでは私めが疑われてしまいます…」

加賀「…」

不知火「…わ、私めは何も存じ上げておりませんよ!?」

加賀「そんなに疑ってないから…」

不知火「それなら…よろしいのですが…」





↓1 朝食を食べる相手を指定  (選択肢は 芦本 イモニア 樫月 狭野 不知火 露寺 新島)

加賀「…はぁ…」

イモニア「Umm?What's up?」

加賀「…いや…昨日の選択は…間違いだったのかなって…」

イモニア「…?」

加賀「…実はね…」




イモニア「Umm…オーエは血を吐いて、アドゥーは全身がちぎれそうでツバサはfeverとtransvestite…」

イモニア「唯一ファイアだけが無事…」

イモニア「邪推せざるを得ないネそれは」

加賀「…やっぱりそう思う?」

イモニア「ただ…ツバサのbody temperture次第ネそれは」

イモニア「Indeed熱があるならsuspectは晴れるけど、そうでないならむしろ深まるネ」

イモニア「ひょっとしたらファイアも何か症状を抱えているけど、hideしているかもしれないネ」

加賀「…確かにね…」

イモニア「Machine of finding lieでもあれば話は違うけど…そんなシロモノあるわけないからその線は捨てるネ」

イモニア「…あと、カガのchoiceは間違っていたとは思えないネ」

イモニア「拙者だって出来る限りisolationなんてinhumanなことはしたくないネ」

イモニア「出会ってすぐならまだしも、もうtwo weeksもpassしている以上…情が湧くのはむしろ当然ネ」

イモニア「ナデシコやブレインがinhumanなだけネ」

加賀「…そう、なのかな…」

なんだか自分の選択は尊重されてはいるけど…同時にものすごく不安になってきたな…。






本日の自由行動 残り3回


↓1 相手(0~2人まで可、但し城須賀 大江 亜堂を選択した場合場所は保健室固定)と場所を【ランドリー/食堂+厨房/体育館/購買部/プール+更衣室/書庫+図書室/大浴場/サウナ/娯楽室/美術倉庫+美術室/物理室+物理準備室/任意の生徒の部屋】から選択

          AM 10:19  Library


芦本「…何故お前は俺を此処に連れてきた」

加賀「少なくとも当てつけでは無いよ」

芦本「…ならば何故だ」

加賀「捜し物をして欲しいなーって」

芦本「…小説ならお断りだぞ」

加賀「それは分かってる…図鑑だよ」

芦本「…図鑑?何のだ」

加賀「生物図鑑」

芦本「…何故俺に?露寺の方が良いだろう」

加賀「いやいやいや…図鑑を探すのはやっぱり本の虫っぽい…」

芦本「確かに本の虫であることは否定しないが…」

芦本「それは本を探す能力に長けていると言うことではないが」

加賀「…まあでも芦本君が一番向いてるかなーって思ったし」

加賀「…それに…」

芦本「それに?」

加賀「書庫に行くのちょっと怖いし…」

芦本「…成る程な」

加賀「…あった?」

芦本「こっちにはない…そっちはどうだ」

加賀「こっちもないよ…」

芦本「その物理準備室の魚とやらは…かなり貴重なものなのでは無いのか?」

加賀「そうなのかなぁ…でもここにあるのって新しい本ばっかだよね」

芦本「まあな…」

加賀「ひょっとしたらあまりマイナーじゃない種類なのかも…」

芦本「だとしたら古い図鑑に掲載されている可能性があるのか…」

芦本「…仕方あるまいな、書庫に向かうか…」

芦本「気は進まんがな」

加賀「ごめんねなんか…」

芦本「偶には狭野以外の雑用に付き合うのも悪くなかろう」

…逆だと思ってたな、狭野さんが芦本君に付き合わされてそう…。

           AM 10:58  Stack


芦本「…ここもか」

加賀「…」

ここも…最初の事件の後のトラッシュルーム同様、事件があった形跡はない。

芦本「アイツは律儀なのか何なのか分からんな…」

加賀「確かにね…」

芦本「…まあよい、生物図鑑だ」

加賀「あ、うん」

段々乗り気になってきた…?





加賀「…あ、これだよ!」

芦本「…これか?『ノゾミエポーエヴィタットネット』…英名は『Nozomi epoh evitatnet』…」

芦本「…絶滅危惧種!?何故そんな魚が…十五匹居たんだろう!?」

加賀「それくらいは…」

芦本「…考えれん…見間違いと言うことはないか?」

加賀「この模様は見間違えるような物じゃ無いでしょ…」

芦本「…俄には信じがたいな…細かな特徴は…」

加賀「次のページだね…」ペラリ

芦本「…おい…どういうことだ説明しろ加賀!」

加賀「なんで私が説明するのさ…」

ここの本は大抵欠落してるな…。

芦本「…どこかに挟まっているかも知れんが…この量から探すか…?」

加賀「…必要になってからでいいかなぁ」

芦本「名前は分かったからな…」

加賀「そうだね…」





1 …狭野さんの事どう思ってるの
2 物理準備室行く?(この場合次の自由行動の行き先が物理準備室固定)
3 芦本君は誰が黒幕だと思う?
4 (任意)

↓1

加賀「…物理準備室行く?」

芦本「確認にか?」

加賀「疑り深いなら」

芦本「…まあ、構わんが…」



↓1 連れて行く人物を必要なら指定、不要なら"なし"を選択(大江 亜堂 城須賀 樫月は不可)

        PM 12:07  Physical storage room


新島「…何で私なのよ」

加賀「芦本君のご指名」

芦本「おい」

加賀「…ちゃんと合ってるかどうか確かめるため」

新島「…狭野さんじゃ無いんだから」

芦本「…今は樫月が居るのか?」

加賀「そうそう…ほら」

樫月「…三人でどうなさったんですか?」

加賀「熱帯魚チェック」

樫月「…はい?」




樫月「見つかったのですか!?」

加賀「見つかったには…見つかったんだけどね」

樫月「…けど?」

芦本「生憎特徴のページが欠落していてな…学名しか判明しなかった」

芦本「だが形状は目に焼き付けた…!」

加賀「それで芦本君が信用しないから連れてきた、ってワケ」

樫月「なるほど…そうでしたか」

芦本「…百聞は一見に如かずと言うだろう」

新島「一を聞いて十を知るとも言うわ…」

芦本「それは前提が異なるだろう」

新島「分かって言っているのよ」

樫月「…喧嘩は終わりましたか?」

新島「喧嘩?…喧嘩では無いわ」

芦本「ただの口論に過ぎん」

樫月「…ではこちらを」

芦本「…」

加賀「どう?」

芦本「…信じられんな…」

新島「…何が信じられないのよ」

加賀「これ絶滅危惧種らしくて…」

新島「…本当に?」

樫月「そうだったんですか!?」

加賀「かなり貴重な魚を育ててたってことになるよね…」

樫月「恐れ多いです…」

芦本「…違いない、違いない…考えられぬ…!」

新島「何でもあるのね…ここ…」




樫月 芦本 新島にプレゼントを渡しますか? >>755 >>757から選択 懸賞問題 ドロワーズ 紅茶 ブラは消化済み
↓1

樫月「お人形…ですか。確かこれ真理華さんも持っていたような……」

加賀「よく覚えてるね…確かに渡したよ」

樫月「ちゃんと観察していますからね…でも使い方がよく分からないって言っていましたけど……」

加賀「うっ」

樫月「まだ不明なのですか…?」

加賀「まだ分かりません…」

樫月「…まあ、仕方ありませんね…」

加賀「新島さんも芦本君も知らないよね…」

新島「言っているでしょう、私は神秘的な物は信じないのよ」

芦本「生憎分からんな…力となれないことは少し悔しいが」

樫月「信念があれば何とかなるでしょう」

同じ考えだ…!




芦本「そして俺には乾パンか…」

加賀「お納めください」

芦本「急になんだ」

加賀「何となくかな…」

芦本「…まあ良かろう、無難に食料で攻めてきたという点は評価できる」

加賀「珈琲は外れだった…結局あれどうしたの」

芦本「飲んだ」

加賀「…マジで?」

芦本「人からの贈り物を蔑ろにするのは美徳に反すると言った筈だ」

加賀「てっきり誰かにあげたのかと…」

芦本「横流しも好かん…狭野には聞いたが彼奴も好まぬそうだからな。それ以外の者に流す位ならばと思ってな」

樫月「呑めないのに飲む珈琲って…」

芦本「…ああ、何が素晴らしいのかさっぱりだ」

加賀「なんかごめん…」

芦本「構わん。…次渡すのは勘弁して欲しいが」





新島「…月の石かしら」

加賀「よく分かったね…」

新島「当然よ…英国紳士としてはね」

加賀「新島さん生粋の日本人でしょ」

新島「…ええ、そうね…」

新島「これも…何か本来は神秘を感じたりするのが適切なんでしょうけれど…まるで何とも思わないわね」

新島「宇宙に行くことが希少すぎた時代なら、これはきっと貴重だったろうにね」

加賀「あー…まあでも今でも十分貴重じゃ無い?」

新島「今も貴重であることは変わりない…けれど、月も見えないのにどうしてこれに風情が湧くかしら、いえ湧かないわ…」

反語…。


本日の自由行動 残り1回

↓1 相手(0~2人まで可、但し城須賀 大江 亜堂を選択した場合場所は保健室固定)と場所を【ランドリー/食堂+厨房/体育館/購買部/プール+更衣室/書庫+図書室/大浴場/サウナ/娯楽室/美術倉庫+美術室/物理室+物理準備室/任意の生徒の部屋】から選択

安価を取っていただいたのですが本日ここまでとさせていただきます 申し訳ありません
明日は23:00頃の更新を予定しております

      PM 5:44         Artistic storage room



狭野「ごっちゃごっちゃしてんな…」

露寺「まー美術倉庫だしねー…実質美術準備しゅつみたいなもんでしょ」

狭野「デラミ今噛んだよな」

露寺「んん?何のことやら…」

狭野「とぼけんなし…準備室って言えてなかったじゃん」

露寺「…人間だから噛むこともありますー!」

狭野「突然の人間宣言かよ…ウケるわ…」

露寺「…ちょっと待ってユッチャン」

狭野「なに」

露寺「その言い振り、まるであたしを人間扱いしてなかったみたいに聞こえるのですが」

狭野「その通りじゃん」

露寺「はああああ!?」

狭野「…いや、こんな変人人間の範疇超えてるっしょマジで」

露寺「それをユッチャンに言われるとは思わなかった」

狭野「ウチは真人間なんで」

加賀「どの口が言う…」

狭野「お天道様が見ててくれたからね!」

露寺「太陽何処にあるんだよ…」

狭野「…とにかくよっぽどかデラミの方が変人だって、人体に興奮するとかマジ勘弁」

露寺「かっちーん!大和撫子要素マイナスのユッチャンにだけは言われたくないね!」

かっちーん、って…。

露寺「外面だけ大和撫子感満載なのに内面全然違うユッチャンの方が変人だよ!見掛け倒し!」

狭野「はああ!?学者らしからぬダサすぎる服に加えて人体に興奮する方が余程か変人だろ!」

加賀「…何これ…」

露寺「…ここは第三者の意見を聞こうか」

狭野「上等!」

あっこれダメな奴だ。

露寺「という訳で…こらコウちゃん逃げない!」

加賀「既に嫌な予感しかしないんだけど…!」

露寺「…はい、コウちゃん的にどっちが変人ですか?」


…これ恋愛ゲーだと回答次第で片方攻略不可になるパターンじゃん…。



1 露寺の方が変人
2 狭野の方が変人
3 どっちも変人
4 どっちも違う
5 その他

↓1


加賀「どっちも変人だよ…」

露寺「えっ」

狭野「はっ?」

加賀「いやいや…お互いが言っていることは合ってるんだし…」

加賀「それはつまり両方とも変人って意味だよね…」

露寺「…」

狭野「…」

加賀「…えーと?」

これ両方攻略不可になるのか…!?

露寺「むむむ」

狭野「一理無いことも…ないっちゃないか…」

露寺「確かに…でもさ…」







露寺「それ面と向かって言っちゃうかなぁ!?」

狭野「そーだそーだ!」

加賀「決めてっていったの二人じゃん…!」

露寺「この瞬間言ってとは言ってないよ!」

狭野「…そもそもデラミ決めてとも言ってねえし」

加賀「…あっ」

どっちが変人か問われたけど確かにそれっきりだ…。

露寺「…あっ、そういえばそうじゃん」

狭野「気付いてなかったのかよ…」

露寺「言葉のあや的なもんじゃない?もうその辺は」

狭野「いやいやいや」

狭野「ここは厳密に指摘してガガガの立場を低くする戦法でしょ」

加賀「陰湿だなぁ…」

狭野「加湿器なんてねーぞここ」

露寺「ペンキだけだよ」

狭野「…ペンキ被っとく?」

加賀「いやいやいや被らないから…なんでそんな発想になるの…」

よく分かんないよ…。



露寺 狭野にプレゼントを渡しますか? >>755 >>757から選択 懸賞問題 ドロワーズ 紅茶 ブラ 人形 乾パン 月の石は消化済み
↓1

狭野「…弁当?」

加賀「弁当ですね」

狭野「…なんか…絶妙に実用性を欠いてるよな…」

加賀「そう?別にそうは…」

狭野「欠いてるよ十分…」

露寺「…ってことは要らないって事?」

狭野「誰もそんなことは」

露寺「じゃ貰っちゃおっかなー」

狭野「…は?」

露寺「えっ?」

狭野「いやいやいや…実用性の有無と必要か不要かは全然違うっしょ」

露寺「同じだと思うけどな」

狭野「ちげーから!全然ちげーから!」

狭野「小腹空いたときに便利だろ弁当!」

露寺「それは分かるけど…さっき需要ないって」

狭野「言ってねーよ!実用性欠くって言っただけだよ!」

露寺「それ同義じゃ」

狭野「異義だよどう見ても!」

加賀「…ヒートアップしてるところ悪いけど、それ日持ちしないよ…」

狭野「黙ってろガガガーっ!」

       PM 8:44   Infirmary


加賀「…樫月さん、手伝おうか?」

樫月「…あら、紅香さん…いえ、手を煩わせる訳には行きません…」

加賀「無理はしない方が良いって…」

樫月「ですが…」

加賀「三人も居るんでしょ?…一人じゃ限界があるよ」

樫月「…」

加賀「抱え込んじゃダメだよ」

樫月「…すみません」

加賀「謝ることないって」






加賀「それで…誰の世話をしたらいいかな…」

樫月「世話だなんて、そんな…あっ、でも…」

加賀「でも?」

樫月「まだ…食事を摂っていないので…少し様子を見ていてくださいませんか」

加賀「分かったよ」

樫月「すみません…出来る限り早めに戻ってきますので…」

加賀「ゆっくり食べればいいのに」

樫月「…いえ、そういう訳には…」

加賀「…まあ、いいけど」

加賀「…」

16あるベッドの内一つに…亜堂君がゴムベルトで縛り付けられていた。

…樫月さんなりの配慮なのだろう。確かにあれだけ暴れ狂われては、もうどうにもならない。

ゴムベルトが何本か切れている様子からしても、まだ…痛みを伴っているのだろう。

すっかり疲れて眠ってしまってはいるが…きっと明日起きたときにはまた暴れるのだろうな…。

加賀「大江さんは…」

こちらもこちらで服が汚れぬようナプキンを付けられてはいるが…元々赤いナプキンだったかの如く血に染まっている。

口元だけ見ると最早ホラーの域だ。

紐の色や辛うじて血の付いていない部分を見るに、元は白色だったのだろうが…。

加賀「こんなに喀血してたら…」

何日持つだろうか。輸血はされているが、それにも限界がある。

…彼女が確実に助かる方法は、誰かが死ぬほかない…。

現状がそうであることが分かっているからこそ、余計…苦しい。

加賀「しろす…あれ?」






加賀「城須賀君なんで起きてるの?」

城須賀「はぁ?起きてちゃ悪いかよ」

加賀「二人が寝てるのに起きてるのも何か変だなーって思って…」

城須賀「日中ずっと此奴らが煩かったせいで俺は寝れてすらいねーよバーカ!」

城須賀「大江はずっと咳き込んでるし亜堂はずっと呻いてジタバタしてるから寝れねえし」

城須賀「やっと二人が静かになったと思ったらオメエが入って来たんだよバーカ!」

加賀「あー…そういうこと…なんかごめん」

城須賀「大体何で俺と此奴らが同じ部屋で隔離されてんだよ!」

城須賀「ただの発熱と喀血と…なんだ、亜堂の症状じゃ度合いが違うだろどう見ても!」

加賀「まあ…そうだけどさ?一応絶望病なんだし」

城須賀「隔離する必要ないだろ…八度四分だぞ!」

加賀「それはあるでしょ」

城須賀「部屋で十分だバーカ!ここから出せ!」

加賀「出れば良いじゃん…」

城須賀「それは…樫月に失礼だろ…」

律儀だなぁ…。



1 やっぱりダメ
2 樫月に提案
3 出たい理由を尋ねる
4 追い出す
5 (任意)

↓1

加賀「じゃ聞くけどさ、なんで自分の部屋に行きたいの?」

城須賀「そ…それは…」

加賀「それは?」

城須賀「こ…ここ暗ぇから怖いし…そ、それに…近くに病人が居たらふつう騒げねぇだろ…バーカ…!」

城須賀「あ、後はよ…」

加賀「?」

城須賀「そ…それはどうでもいいだろ!察しろバーカ!」

城須賀「大体此奴らが絶望病に加えて何か患ってたらどうすんだよ!?俺まで巻き添えになんじゃねーか!」

城須賀「と…とにかく!ここから」






樫月「出しませんよ?」

樫月さん食べるのはやっ…。

樫月「38.6℃の高熱である以上、外出を許す訳にはいきません」

城須賀君ちょっと鯖読んでたのか…。

樫月「貴方は病人なのですし、発熱の原因が絶望病と断定できていません」

樫月「杜麩果さんや銀二さん同様、貴方の発熱もまた別の病気かも知れないのです。その病が感染する可能性はお考えになられないのですか?」

城須賀「それは…俺は違う」

樫月「違いませんよ。…絶望病の症状に差がありすぎて本当のところは分かりませんが」

樫月「発熱の要因が絶望病でない保証はありません」

樫月「騒ぐこと位耐えてください。痛みに悶えている人も喀血に苦しんでいる方もいらっしゃるんです」

樫月「耐えられないのなら…私が貴方を眠らせます。最悪の場合永遠に」

城須賀「冗談きっついわ…」

樫月「…貴方より症状の重い方のことを、もう少し慮るべきですよ」

樫月「少なくとも感染前の貴方には出来ていたのですが」

城須賀「…ちっ」

樫月「…分かればいいのです」





加賀「…」

怖い…。

樫月「どうかなさいましたか?」

加賀「え!?い、いや…」

樫月「少々お見苦しい所を見せてしまいましたね…」

加賀「あ、別に…我が儘な城須賀君にも非はあるし…」

樫月「…」

加賀「…」



1 絶望病についての考察を尋ねる
2 亜堂の容態について尋ねる
3 大江の容態について尋ねる
4 不知火の事について尋ねる
5 (任意)

↓1

加賀「大江さんの事なんだけど…」

樫月「はい…」

加賀「今日…どんな感じだった?」

樫月「そうですね…既に喀血が酷い状態でしたし」

樫月「モノクマに頼んで輸血パックと点滴を用意していただいて、今に至ります」

樫月「…それでも、輸血する以上に喀血なさっているので…不安は残りますね」

樫月「点滴だけで栄養分を補給するのも難しい部分がありますし」

樫月「打開策を何としてでも見つけなければ…」

樫月「せめて、食事を摂れるようになれば話は違うのですけれど…」

加賀「…目隠ししてもダメなのかな」

樫月「やっては見ましたが…匂いの時点でやや拒絶反応が見られまして」

樫月「本当に…どうすれば良いのか…」

加賀「…」

どうやってこの状況を打破すべきか。

…選択権が、あまりにもなさ過ぎる。そんな自分が憎い。

         DAy 18 AM 8:49



加賀「…樫月さん…」

あの日、大江さんの代打を務めたのは新島さんだった。あの時は亜堂君が居たから何とかなった、だが…。

昨日から亜堂君はまともに活動できる状態ではない。そのため…樫月さんが代理をしているが…。

加賀「…疲れてないよね」

樫月「これくらい平気ですよ。二人の苦しみに比べればなんてことはありません」

加賀「…なら、いいけど…」

明らかに疲れている。見た目には現れないが、ここ最近の労働を考えれば自明だ。






↓1 朝食を食べる相手を指定(二人まで可)  (選択肢は 芦本 イモニア 樫月 狭野 不知火 露寺 新島)

加賀「狭野さん」

狭野「…何」

加賀「…昨日の弁当って…」

狭野「食べたよ!日持ちしないとか言われたからな!」

加賀「…どうだった」

狭野「…いや別に美味しかったけど」

芦本「お前も加賀から食糧を?」

狭野「…え、何アッシーも貰ってんの」

芦本「尤も俺は乾パンだがな」

狭野「…絶対乾パンの方が実用性あるじゃん…格差…」

加賀「差を付けたつもりはないけど…」

狭野「それはねーわ」

芦本「本人が違うと言っているのだ…そういうことにしておけ」

狭野「かたや保存の利かない弁当、かたや保存食の乾パン…これ格差以外の何物でもないっしょ」

芦本「乾パンは栄養成分が明らかに偏っている、片や弁当はそうでもないのだろう?ならば一概に格差とは言えぬ」

狭野「…そりゃまそうだけどさ」

芦本「物事の一点のみを見て騒ぎ立てるのはお前の悪い癖だ」

狭野「…ちぇっ」






本日の自由行動 残り3回

↓1 相手(0~2人まで可、但し城須賀を選択した場合場所は保健室固定、大江と亜堂は不可)と場所を【ランドリー/食堂+厨房/体育館/購買部/プール+更衣室/書庫+図書室/大浴場/サウナ/娯楽室/美術倉庫/物理室+物理準備室/任意の生徒の部屋】から選択

加賀「サウナに行こうか…あ、でもその前に」






          AM 10:07  Cooperative store



加賀「もう渡せる物ないんだよね…ここで補充しとかないと」

加賀「…補充?補充でいいのか」

加賀「出来れば実用性のあるの…無理ならせめて日持ちする物でお願いしますどうか…」

樫月「あの」

加賀「樫月さん…?どうしたの?」

樫月「…聞こえているのですが…何を?」

加賀「購買の神様に祈祷」

樫月「…はい?」



↓0~5のコンマで判定

58 黄金のスペースシャトル
60 水晶のドクロ
01 ミネラルウォーター
59 アンティークドール



加賀「またドクロか…」

オーパーツはもう見飽きたよ…。

加賀「水って何だよ水って…!」

樫月「紅香さんうるさいです」

加賀「…ごめん」

保健室の存在完全に忘れてたよ…。



加賀「で、えーと…払い戻しが4枚…よし、後にしよう」

         AM 10:33  Sauna



不知火「サウナでございますか…」

新島「…どうして急に?」

加賀「代謝をよくして健康を…」

新島「…成る程と言いたいところだけど」

不知火「私めが居るのにでありますか…?」

新島「絶望病を克服するためにサウナに入るのなら、不知火さんはむしろ不向きだと思うけれど」

加賀「…あっ」

新島「まあ…もっともな理由付けをするのなら、四人の内最も症状の軽い不知火さんの呼気を」

新島「一種のワクチン代わりにするという考えもあるわね…」

加賀「…そういうことにしといて…」

新島「…ちょっと待って頂戴…」

不知火「何もお考えになっていなかったのですか…」

加賀「ごめん…」

新島「聞いて呆れるわ…」






加賀「なんだかんだ言って入ってはくれるんだね…」

新島「さっき言ったでしょう…」

不知火「非常に暑いですね…サウナ故仕方なきことと存じ上げておりましたが…」

加賀「そう…だね」

…負けだよ…自分より10cmくらい低い子と胸の大きさ比べてる時点で…。

…ちょっと待ってしかも不知火さんの方が大きい気もしてきた…。絶望的…。

新島「絶壁?」

加賀「触れないで…」




1 絶望病の治療法について考察する
2 絶望病の傾向について考察する
3 残り一人の絶望病感染者について考察する
4 黒幕の目的について考察する
5 (任意)

↓1

加賀「…新島さん」

新島「何かしら」

加賀「モノクマは…後一人絶望病感染者が居るって…言ってたじゃん?」

新島「言ってたわね」

加賀「…誰なんだろう」

新島「…それにはまずモノクマが嘘を吐いていないという前提が必要になるわね」

加賀「それ考え出しちゃったら何にも考えられないよ…」

新島「…そうね」

新島「…可能性があるのは芦本君、イモニア君、貴女、樫月さん、狭野さん、露寺さん、そして私…」

新島「誰も凶行が目立つ訳でもない…もしここに城須賀君が混じっていたのなら、彼の演技でそれを鎮めている可能性も否定できなかったけれど」

新島「高熱があるのは本当のようだし、二番手の亜堂君も同様…」

新島「…あら、一番抑えが効きそうなのが私になるわね」

加賀「飄々と言わないでよ」

新島「…あくまでこれは『発症を隠している』場合よ。まだ発症していないのなら予想は困難でしょう?」

加賀「まあ…」

新島「男子二人に女子一人…ただでさえこの空間に男子四人、女子七人の不均等なのだから」

新島「もう一人の感染者は女子と考えた方が良いかも知れないわね」

新島「勿論、あくまで気分的な問題だから…モノクマが裏をかいてイモニア君や芦本君の部屋に菌を撒いた可能性は否定できない」

不知火「…難解でありますな」

加賀「うん…」

新島「…予想なんて困難なのよ。潜伏している状態である以上ね」

新島「中途に話を終えてしまったことは申し訳なく思っているけれど」





不知火「というか居すぎでありますよ…議論に集中するのは構いませんがここサウナでありますよ…」

加賀「…あ」

新島「失念していたわね…」






不知火 新島にプレゼントを渡しますか? >>816から選択 
↓1

新島「…陶器人形かしら」

加賀「ですね」

新島「…かなり精巧に造られてはいるけれど…少し穴があるわね」

加賀「えっ」

新島「塗装が若干甘かったり、表面に傷があったり…当然、遠目から見る分には全く気にはならないけれどね」

加賀「不良品ってこと…?」

新島「この程度で不良品扱いはされないと思うわ…ただ気になっただけよ」

加賀「…良かった…のかな?良くはないよね…」

新島「どうしてそう思うのかしら」

加賀「実質不良品みたいな物だし…」

新島「…私はこれで構わないけれど」

加賀「…そう?」

新島「ええ」





不知火「水晶でありますか」

不知火「…見た目はとても毒々しくありますな」

不知火「これって…」

加賀「どうかした?」

不知火「触ったら呪われてしまうのではありませんか!?」

加賀「そんなことは…」

新島「非科学的ね…触っただけで呪われると言うことは考えがたい」

不知火「ですが…」

新島「全ての現象には必ず理由があるのよ…再現性がなければ呪いだなんて言葉はただの幻想に過ぎないわ」

不知火「ここで再現性は確かめられないと思われますが…」

新島「ならば呪いという現象の証明も出来ない…第一、物に触れただけで呪われるというのは明らかに非論理的よ」

加賀「…まあそうだけど」

新島「先入観無しでその水晶を見れば、呪いだなんて考えは起こらないはず…汚れた先入観は時に大きな過ちをも産むのよ」

不知火「なるほど…新島殿の話は…実に面白いですね…」





本日の自由行動 残り2回

↓1 相手(0~2人まで可、但し城須賀を選択した場合場所は保健室固定、大江と亜堂は不可)と場所を【ランドリー/食堂+厨房/体育館/購買部/プール+更衣室/書庫+図書室/大浴場/サウナ/娯楽室/美術倉庫/物理室+物理準備室/任意の生徒の部屋】から選択

         PM 0:00 Infirmary


樫月「…あ!丁度いいところに!」

加賀「…樫月さんどうかしたの?」

樫月「熱帯魚です!ちょっと三人の様子…」

イモニア「OK,OK」

樫月「お願いします!」

…走り去っていった。




イモニア「Umm…requestされたはされたけれど…」

加賀「相も変わらず…よく寝かしつけるよなぁ…」

亜堂君は多分暴れ疲れて…だろうけど…。

イモニア「オーエはhemoptysisが酷いネ」

加賀「ヘモ…ヘモグロビン?」

イモニア「No,No…喀血、ネ」

加賀「日常会話で使えるレベルの語にしてほしかったよ…」

城須賀「ぎゃはははっ!何騒いでんだよ!」

イモニア「Umm…It's too much to say that we make noise…騒いでいるというのは言い過ぎネ」

加賀「個人的に城須賀君の声の方が大きく感じる…」

城須賀「ぎゃはははははっ!そりゃ俺だって『演劇部』だからな!」

イモニア「笑い声がannoyingネ…」

加賀「響くから余計にね…」

城須賀「俺が笑おうと喚こうと勝手だろバーカ!」

加賀「…まあ勝手だけどさぁ」

イモニア「二人がpatheticネ」

城須賀「アノニマスだかパルテノンだか知らねーけど」




1 イモニア君のその片言交じりはどうにもならないの
2 絶望病についてどう思う
3 …いつも明るめだよね
4 (任意)


↓1

加賀「…いつも明るめだよね」

イモニア「Umm…それは拙者?それともツバサ?」

加賀「いつもって言ってるんだから城須賀君じゃないでしょ…」

イモニア「Umm…やはり拙者の持ち前は常々の陽気さにあるネ」

イモニア「明るくなきゃそれはもはや拙者ではないね…cheap villageまでとは言わないネ」

イモニア「暗鬱な拙者なんて誰が見たがる?」

加賀「…そりゃ誰も見たくないけど…」

イモニア「It's answer.拙者はたといdespair diseaseになっても陽気さだけは保つネ」

加賀「…」

イモニア「…Ah,決して当て付けではないネ」

加賀「そんなこと別に思ってないって…」

イモニア「Really?」

城須賀「ぎゃははははははっ!疚しいことあるからそういう墓穴掘るんだろバーカ!」

加賀「びっくりした…」

イモニア「Umm…これはdeny出来ないネ」

加賀「あるのかよ…」

イモニア「Umm…ファイアに関してネ」

加賀「ああ…」

確かに陽気さは見る影もないな…。

城須賀「ぎゃははははははっ!代わりに俺が陽気になって」

イモニア「Youのは陽気じゃなくcrazyが近いネ」

城須賀「ぎゃははははははっ!面白ぇな!」

全然面白くないんですけど…。




イモニア 城須賀にプレゼントを渡しますか? >>816から選択 ドクロ 人形は消化済み 
↓1

イモニア「…space shuttle?Umm…out-of-place artifacts,isn't it?」

加賀「何言ってるのかさっぱりなんだけど」

イモニア「日本語だと…Umm?場違いな工芸品、又の名をオーパーツというものネ?」

加賀「最初からオーパーツって言ってよ…でもまあ合ってるよ、多分」

イモニア「Probably?」

加賀「得体の知れないもの全部そういうカテゴリに入れてるから…」

イモニア「Mmm,大雑把ネ」

加賀「でも金色だし多分オーパーツだろうね…あれ?そういえばこの前の人形」

イモニア「捨ててないネ!一応部屋に置いてあるネ!」

加賀「…これも飾るの?」

イモニア「Umm…astronautも居ないし別に誰かに譲る気もないネ」

イモニア「光る物は別に嫌いじゃないネ」

加賀「ならよかった」

イモニア「…光る物をhateする人なんているのネ?」

加賀「…いるんじゃない?心当たりはないけど」

イモニア「なんかすごく勿体ないネ」

言わんとしていることは分からなくもない。

         PM 3:34 Cooperative store



加賀「…残り4枚」

エコバッグには水しか入っていない。この状況でサバイバルを強いられたなら確実に死ぬ。

加賀「でも4枚…4枚…」

モノクマ「お困りのようですな…うぷぷぷぷ…」

加賀「げっ」

モノクマ「とはいえボクだってただでメダルをじゃんじゃかあげるワケにもいかないんだよねぇ」

モノクマ「等価交換だよ!」

加賀「んー…あ、メダル5枚貰って治療薬貰うってこと?」

モノクマ「そうそうボクの手元から5枚と治療薬ってコラーッ!そんなオマエラに有利な条件な訳無いだろ!」

加賀「ちっバレたか…」

モノクマ「バレバレだよ!…まあでも今回は特別に2枚差し上げちゃうよ!」

加賀「…そんだけ?」

モノクマ「そんだけだよ!あげたところで今から全部使い果たすんだろ!」

加賀「いやそうだけどさ」

モノクマ「特別だからね!これ以上は基本ないと思えよ!」




加賀「よし増えた」


↓0~5のコンマ

46 イン・ビトロ・ローズ
09 最速カップラーメン
28 赤いマフラー
88 アゴドリル
16 子猫のヘアピン
03 ルアックコーヒー


加賀「…なかなかに当たりなのでは?」

とはいえ基準を決めるのは私じゃないから何とも言えないけど。



本日の自由行動 残り1回

↓1 相手(0~2人まで可、但し城須賀を選択した場合場所は保健室固定、大江と亜堂は不可)と場所を【ランドリー/食堂+厨房/体育館/購買部/プール+更衣室/書庫+図書室/大浴場/サウナ/娯楽室/美術倉庫/物理室+物理準備室/任意の生徒の部屋】から選択

        PM 7:19 infirmary


樫月「…大浴場に、ですか?」

加賀「たまには身体も休めないと」

露寺「そーだそーだ!ずっと三人の世話してたら疲れちゃうぞ?」

樫月「ですが…誰が二人の見張りを…」

加賀「城須賀君起こせば良いんじゃない?」

樫月「…寝付いたばかりの彼を起こすんですか?」

城須賀「…寝てねーぞバーカ」

加賀「ほら起きてる」

樫月「何故寝ていらっしゃらないのですか…」

城須賀「ぎゃはははは…なんか頭がずっと冴えちまって寝られねーんだよバーカ…」

城須賀「見張り位しといてやるよ…アンタには散々世話になってるしな…」

樫月「…すみません、お願いします」

           PM 7:38   Bathroom



加賀「…にしてもホント大きいよね…」

露寺「何が?」

加賀「…この状況下で大きいと言ったらもう一つしかないでしょ…言わせないでよ…」

樫月「…浴槽ですか?」

加賀「そうそうそう通常よりも浴槽のサイズがって違うわ!」

露寺「器?」

加賀「はいはいどうせ私は器量の小さいってそれも違う」

樫月「…一体何が大きいのですか?」

露寺「そーだぞ、ちゃんと何が大きいか言わないと」

加賀「樫月さんは本当に分かってないと思うけど露寺さんがニヤニヤしてるのが何かな」

樫月「…?」

露寺「早く言えってー」

加賀「…どうせ胸でしょ」

露寺「なんで分かったの!?」

加賀「分かるよ!前も同じ下りやったからねここで!」

露寺「やりましたっけ?」

加賀「やりましたよ!」




1 絶望病の治療法について考察する
2 絶望病の傾向について考察する
3 黒幕の目的について考察する
4 …なんでそんなに胸が大きいのさ
5 (任意)

↓1

加賀「…まあ胸のことはもういいけどさ」

露寺「閑話休題?」

加賀「…樫月さんと露寺さんから見て…絶望病のその…傾向?って」

樫月「…症状の傾向と言うことでよろしいですか?」

加賀「そうそう」

露寺「えーと…銀ちゃんの初期症状が…超絶ネガティブ自傷モードで…二次症状が身体の激痛」

露寺「トウちゃんは食物拒絶?だっけ」

樫月「拒食症よりはそう言った方が正しいかと」

露寺「…で、二次症状が喀血」

露寺「マリちゃんの症状は口調が真面目になるだけ…」

樫月「…いえ、まだ…」

露寺「まだ?」

樫月「今朝調理を手伝って貰おうとしたのですが…真理華さん、コンロの火を見た途端失神してしまわれて…」

露寺「それ以外に要因は考えられない?」

樫月「ええ…」

露寺「…まだ再現性がないから何とも言えないけど火恐怖症かなぁ、狂犬病の火版か」

露寺「で、ツバやんの初期症状は口調が下品になって嗜好がめちゃめちゃ、思考もめちゃめちゃ」

露寺「二日目にして志向すらめちゃめちゃになったみたいだね」

樫月「男性お二方は兎も角、真理華さんと杜麩果さんに関しては…自らの才能を生かすことが困難になっていますね…」

加賀「…確かに」

火が苦手なら花火師は務まりそうにないし、大江さんは言わずもがなだ。

加賀「才能を使うことを阻害させるのがこの"絶望病"…?でも亜堂君はともかく城須賀君はそこまで影響無さそうだけど…」

露寺「…それかあれかもね、あるステータスを反転させる特徴?を持ってるとか」

露寺「トウちゃんは"食欲"、マリちゃんは"活気"、銀ちゃんは…"自信"?ツバやんは"謙虚"になるのかな?」

露寺「この辺が失われてる…といってもまあ初期症状に限った話だから何とも言えないけど」




露寺 樫月にプレゼントを渡しますか? >>835+ミネラルウォーターから選択 
↓1

露寺「…水?」

加賀「水」

露寺「…見なかったことにしてあげるから他の物を…」

加賀「水だけに見ず、ってこと?」

露寺「そうそう」

加賀「じゃあ」

露寺「冗談だって!」

冗談に聞こえないんだよなぁ。

露寺「お風呂入った後はやっぱ冷たい水をグビッとゲホゲホゲホゲホッ!」

樫月「大丈夫ですか!?」

露寺「ゲホッ…大丈夫…むせただけ…ゲホッ」

加賀「勢いよく飲むから…」





樫月「…このヘアピン…前にも頂いたような」

加賀「えっ」

…そうだっけ…。

樫月「複数あって困る物ではないので…構いませんが…」

樫月「その…消耗品なら兎も角、このような耐久品で天丼するのは…あまりよろしくないかと…」

加賀「あっ…そうだね…ごめん」

樫月「いえいえ、可愛らしいので構いませんよ」

…やっちゃったなー…。

        Day 19   AM 8:07   Kitchen


加賀「…そのヘアピン」

樫月「昨日の物じゃなくてその前に頂いた物ですよ。付けていないと忘れられてしまいそうなので」

加賀「…ごめん」

樫月「当て付けではありませんよ…少々髪も伸びてきましたし、調理の際気になるので…要は気分的な問題です」

加賀「…」

樫月「本当に当て付けではないのです…次ヘアピンを渡されるのは流石に困りますが…」

樫月「…気に病まれているのですか」

加賀「…だって当て付けとしか」

樫月「だったら外しましょうか?…こちら側も付けているのですけど」

加賀「あっ」

左半身しか見えていなかったが…右側にも一つ。確かにヘアピンが二つ使われていた。

樫月「片方取ってしまうとそれだけで不便なんですよ」

加賀「…」

樫月「決して当て付けではないと理解していただけましたか?」

加賀「…うん」



↓1 朝食を食べる相手を指定(二人まで可)  (選択肢は 芦本 イモニア 樫月 狭野 不知火 露寺 新島)

芦本「…不興な面構えだな」

加賀「…えっ」

芦本「何かあったのか」

加賀「私は特にないけど…狭野さんは一緒じゃないんだね」

芦本「今日は樫月と食事を摂るらしい。尤も俺はどう思っても居ないが」

加賀「…」

芦本「何か言いたげな顔だな」

加賀「…いや?そう言ってる芦本君も面白くないって顔してるなぁって」

芦本「…飯だ」

加賀「はい?」

芦本「洋食はあまり好かん…特に中華は」

狭野「ちょっとアッシー、カッシーが頑張って作った料理にけちつけんのかよ」

芦本「料理の良し悪しではなく根本から好かんのだ…樫月の料理が不味いとは一言も言っておらん!」

樫月「いいんですよ由地夜さん…軽明さんにだって好き嫌いはあるわけですし、私の料理が杜麩果さんに比べ劣っているのは…事実ですし」

芦本「そこまでは言っておらん…第一大江はこれまで中華を避けてきた、だからこそ今俺は言及したまでだ」

樫月「…そういえばそうでしたね」

芦本「未開を拓く姿勢に罪など無い。…俺が好まぬのが悪いのみだ…朝から高カロリーの物は少しどうかと思うが」

加賀「そこは分からなくもない…」

朝から餃子に炒飯に…中華料理フルコースだよ…。



芦本にプレゼントを渡しますか? >>835から選択  ヘアピンは消化済み
↓1

     AM 9:07


本日の自由行動 残り1回

↓1 相手(0~2人まで可、但し城須賀を選択した場合場所は保健室固定、大江と亜堂は不可)と場所を【ランドリー/食堂+厨房/体育館/購買部/プール+更衣室/書庫+図書室/大浴場/サウナ/娯楽室/美術倉庫/物理室+物理準備室/任意の生徒の部屋】から選択

       AM 9:38  Library


新島「…私は少し調べたいことがあるから図書室でそうしているわ…」

不知火「…金の匂いがしますな…」

加賀「菌?…倉庫からラブリーズ持ってくる?」

不知火「その菌ではありません…ゴールデンの方であります…」

新島「…隠し金庫でもあるのかしら」

不知火「書庫の方から…」

加賀「書庫か…」

新島「加賀さん、よろしく頼むわ」

加賀「分かった…」

金庫なんてないとは思うけどなぁ。













         Stack


不知火「…何となくこの辺が…」

加賀「どっちかというと本当に菌だと思うけどなぁ…」

そもそも金庫のことなのかどうかすら怪しい…。



1 図書室に戻る
2 棚上を探す
3 本棚を探す
4 棚下を探す


↓1 

加賀「棚下棚下…あっ」

加賀「モノクマメダルじゃないですか…やだ…」

…これのことかな?材質よく分かんないけど。

加賀「…不知火さん」

不知火「なんでありますか」

加賀「さっき言ってた金の匂いって…これ?」

不知火「いえ…これは金属の匂いでありますな…」

…ん?

加賀「…金属の匂いと金の匂いは違うの?」

不知火「全く違いますな…」

加賀「全く!?」

どういうことだよ…。

不知火「この本からは金の匂いがしますな…」

加賀「…広辞苑?」

かなり古いバージョンの広辞苑を指して不知火さんが言う。

加賀「高く売れるってこと…?」

不知火「違いますな…金の匂いがするでありますよ…」

加賀「…」

訳分かんないよ…。

加賀「どう考えても菌の方にしか思えない…」



不知火 新島にプレゼントを渡しますか? >>835から選択  ヘアピンは消化済み
↓1

不知火「これは…変なアクセサリでありますな」

加賀「奇抜というか…」

不知火「どうすりゃいいでありますか…」

加賀「赤いタオルでも付ける…とか?」

不知火「人目には付けたくないであります…プロレスには興味がございません…」

加賀「これプロレス関係あるのかな?」

不知火「元気ではないであります…でもぐるぐるでありますな」

加賀「ぐるぐる?」

不知火「ドリルであります」

加賀「…そういうことね」

不知火「…絶対分かってないでありますな…」



新島「あら、カップ麺?」

加賀「3秒で食べられるらしいよ」

新島「…そういえば、無知な人に"カップ麺に300℃の湯を注げば1分で出来る"だなんてことを言われたわね」

新島「300℃のお湯なんて存在し得ないのだけれど」

加賀「…その人馬鹿なの?」

新島「さあ?インターネットでの軽いお遊びに感化されただけだと思うわよ」

新島「…3秒ねぇ…にわかには信じがたいわ」

加賀「30秒で伸びきるみたい」

新島「…最早麺の素材が疑わしいわね…現代の技術でそのようなことは可能なのかしら…」

新島「30秒程度ならば技術的には不可能ではないと思うけれど…」

加賀「…細かいところつっこんじゃダメだよ」

            PM 2:01    Infirmary 



イモニア「…So lateネ…」

購買でガチャを回そうとしたら、困惑するイモニア君を保健室で見かけた。

加賀「あれ?イモニア君どうしたの?」

イモニア「…Ah,カガ。アケビがtropical fishの世話に行ったままっきりネ」

加賀「…」

イモニア「見張りを頼まれてはや2hourは経つね…lunchも食べると言っていたけど、にしてはlateネ…」

加賀「…まさか…!」

嫌な予感が…!

イモニア「…!?カガ何処に…」

加賀「イモニア君はそこで見張ってて!」

イモニア「Ah,OK…」








大江「…ん…うええええええ!?なんで血だらけなの私…」

イモニア「…オーエがawaken…No way…!」

大江「…イモニア君どうかしたの?」

          PM 2:09   Physical storage room


加賀「はぁっ…はぁっ…!」

息も絶え絶え辿り着いた。

加賀「…っ!」

力を振り絞って扉を開ける。

加賀「…誰か居る!?」

…返事がない。

理想は…誰も返事がなく、そして『誰もいない』ことだ。

そうであるなら…最悪の事態は避けられる。

加賀「誰か…っ!」

何かを踏みつけた。何か小さな…。

…足元には魚が横たわっている。

先を見ると…息絶えている熱帯魚が何匹も。









…全てを悟った。









熱帯魚の置かれた状況から考えるに…その世話主がどうなっているかを想定するのは…容易だった…。










…声が出ない。












魚の跡が途切れ、水槽の置かれていたスペースで私は。













天を仰ぎ、そして…













再度、天を仰いだ。


















愛していた魚の死骸と共に。













天井から吊り下げられた遺体。

















『超高校級の保育士』樫月明美が、首を吊って息絶えていた。


















??「ああ…あぁっ…!」

加賀「…!誰…!」

??「誰か…居るの…!」

加賀「どこ…そっちか…!」

遺体の吊り下げられた角を左に曲がる。

加賀「…」

??「だ…誰が居るの…!」







加賀「…つゆ…でらさん?」

露寺「ねえ…誰…!」

目は開いている。目は開いているから…こちらのことは認識できる筈だのに…!

加賀「加賀紅香だよ!…露寺さん…」

彼女の手を取る。

露寺「うわぁっ!…急に…止めてよ…!」

加賀「…」

…不安は確信に変わり、そしてそれは…絶望を伴う。








加賀「露寺さん!どうかしたの!?」


























露寺「…ごめん…何にも…見えない…」

加賀「…嘘…でしょ…!」

露寺「嘘じゃない…本当にコウちゃん…?」

加賀「本当だって!」

露寺「…良かった…そこで…アケちゃんとユッチャンが…!」

加賀「…狭野さん?」

露寺「倒れて…!」

加賀「…!」

加賀「狭野さんは何処に居るの!?」

露寺「揺すらないで…!怖いよ…!」

加賀「あ…ごめん…」

露寺「ユッチャンは…アケちゃんの側で…」

加賀「…っ!」

露寺「え…ねえコウちゃん行かないでよ!何も見えないよ!」














加賀「…狭野さん…」

…反対の角では狭野さんが横たわっている。

加賀「…」

祈るような思いで狭野さんの首筋に手を当てる。

加賀「…っ!」

まだ脈がある…!




加賀「…誰かーっ!誰か来てっ!」

精一杯の声で叫ぶ。城須賀君には劣るとはいえど。

芦本「どうした!」

新島「何があったのよ!」

加賀「…っ!」

声を聞きつけて芦本君と新島さんがやってくる。

芦本「…これ…は…」

新島「…かし…づき…さん…」

芦本「…っ!」

芦本君がこちらの様子に気付く。

芦本「…狭野!おい狭野!」

新島「…!芦本君揺すらない方が良いかもしれないわ!」

芦本「何故だ!」

新島「…加賀さん意識は!?」

加賀「まだある…」

新島「失神している理由が分からない以上闇雲な行動は危険よ!とにかく保健室へ!」

芦本「俺が運ぶ!」

新島「…頼んだわ」









『死体が発見されました!』








忌々しい三度目のアナウンスが、絶望で埋め尽くされた部屋に響き渡る。








…日常は、最早消え去った。





         Chapter 3
     

     才能を持たない加賀紅香と 彼女の試練の日



         非 日常編






     
   残り人数      11人     →     10人








とりあえずここまで
10:30頃から更新するかもしれませんが、このスレではなく次のスレに行くかもしれません(140弱で捜査を畳めるか不安なため)
そもそも人がいらっしゃればの話ですが

10:30頃になりましたらこちらのスレで声掛けさせていただきます、移行に問題ありましたらおっしゃってください


10:30(正確には22:30)過ぎましたが


これ以降の捜査、裁判は新スレを建ててそちらで進行します(建てた際にこちらにもURLを貼り付けます)
このスレは900辺りで飯田と樫月のオシオキを貼り付けますが、後はホント何も考えてないです、
スクールモード(仮)は基本1対1or2を中心に進行すると思いますので、全体で何かわちゃわちゃする系は基本的に難しいです(特に男子勢)
なので何か全体でわちゃわちゃする系で希望があるのでしたら書かさせて頂きます(風呂とか)


後何かご質問などございましたらこの機会にどうぞ
無いようならオシオキ貼り付けて早めにログ化するかもしれません

超高校級の短距離走者 飯田典羽矢 処刑執行
『スプリンター・スプリンター』



飯田君が長いベルトのランニングマシンの上に乗せられる。

ただその上を走るだけなら良いのだが…後ろにはプレス機が置かれている。

…恐らく気を抜けば潰されるのだろう。



ランニングマシンが動き始める。

低速であった内は飯田君も足を軽く動かし遅れることは無かった。

…段々と、速度を増していくランニングマシン。

次第に飯田君の顔にも疲れと恐怖が覗き始める。



…とうとう転んでしまった飯田君。

だが長いマシンが功を奏し、辛うじて立て直しに成功した、が…。





無慈悲にも速度を増すマシン。

飯田君の足は悲鳴を上げている。




とうとう足が完全に縺れ、立ち上がる気力さえ失った飯田君。

顔に恐怖が浮かぶ。



…少しながら、確実にプレス機の音が近付く。











骨の砕ける音がする。足を砕かれた飯田君は苦しい表情になる。




…それでもランニングマシンは動きを止めない。足が潰れ、腰が潰れ、内臓が潰れ、心臓が潰れ、そして。









頭が潰れたその時まで。

超高校級の保育士 樫月明美 処刑執行
『VS モンスターペアレント』



保育園の中で小型モノクマをあやさせられている樫月さん。

いつものように忙しそうに見える。



突如、画面が揺れる。

すぐに子ども達の元に駆け寄り、不安を取り除こうとする樫月さん。

…やがて地響きの正体がモンスターであることが分かる。



騒音が近付く。

外の遊具も、砂の城も、そして部屋の外壁すら…その怪獣は破壊していく。

とうとう野晒しになった樫月さんと子ども達。

目の前にいる一体のモンスターに樫月さんは夢中で、後ろに迫り来る二体目に気付かない。





ふと後ろを振り向く樫月さん。

…そこに守るべき園児の姿は無かった。










振り向いた彼女は、一体目の怪獣が彼女を踏みつぶそうとしていることに気付く術を持たなかった。















小型モノクマは二体目の怪獣が抱きかかえていた。

…そうして二体はその場から去って行った。






…跡地に残されたのは、哀れな"保育士"の圧死体だけだった。

頃合いを見計らってHTML化依頼しようと思います
それまで何かありましたらどうぞ

次スレでも書かせていただきましたが深夜までの休息がてら質問やif設定や色々と要望にお答えすることにしたいと思います

聞いてみたいこと、「こういう設定とか分岐ならどうなっていたか」、この16人で何かしたら…など
ありましたら是非是非どうぞ(無いなら仕方ありませんが)

ガガガの名前の由来って某エクシーズからとってるの?
後は被害者がクロになったパターンとか気になる

>>870
某エクシーズとは一体何なのでしょうか…割と分かりません…

栗須は谷にやられてなかったとしても危険因子と見なしてた加賀辺りを殺してたか、後々厄介になりそうな露寺新島辺りを消しそうですね
飯田は…典型的アスリートを謳いつつ不知火を殺しそうです
因幡は泣いて乞いながら狭野か城須賀辺りを殺してそう…ですかね
ひょっとしてオシオキのこと仰ってるのであれば上にありますよ
カッシーはまだ三章終わってないので言及は避けます

自己解決いたしました…ガガガガールとか色々あるのですね…私自身狭野は本名ままでは呼ばない人物と位置づけておりまして、加賀を捩るならばどうなるか、と思案した結果の『ガガガ』であります

深夜まで受け付けておりますので是非是非どうぞ

一章 被害者候補は 紡 樫月 露寺 イモニア 栗須でしたね
四人とも自分について書かれてた内容があまりよろしくないものでしたので(一人だけ事実ですが)
反対にクロ候補は因幡 大江 狭野 亜堂 谷 といった感じです

二章は金と質問でしたよね、なので…第二被害者候補は実質全員です
クロはイモニアか狭野か紡で悩みました、そのとき第一被害者は不知火 芦本 飯田の順に対応です

原作の狛枝や強シャみたいなクロじゃないけど色々引っ掻き回す爆弾枠みたいな奴っています?
もしくはそういう方向に豹変する可能性のあるキャラっています?

>>875
今回(三章)は城須賀が完全にその感じですね、うざさが狭野の強化版なので引っかき回しまくることになります
後は狭野がいちいち芦本に突っかかっていくぐらいでしょうかね 彼女あんま頭良くないので狛枝ほど引っかき回せずに芦本に諫められてますけど
元は亜堂がその役割担う予定だったんですが…頭脳二番手で準新島級なので新島以外収拾付けられなくなると思い断念しました

何で次のスレ埋められてるんすかね(天海)


通信簿の作成がある程度完了したので、早ければ明日辺りにでもスクールモード擬きを始めようかと思っております
一応通信簿は6枠が基本(数名7枠) コンマ判定で失敗した場合汎用イベントになります
後半に行くにしたがってコンマが厳しくなったりするので適度に進めるのかなぁと


あと、全員分の通信簿を埋め終わると本当にやることがなくなるので、何かよさげな案(例えば女子勢で風呂とかプールとか買い物とか)ありましたら提示くださると幸いです
まあ終わったらそこで畳んでもよいのですが
質問も受け付けます 答えられる範囲で回答致します

このモードではモノクマは出ますか?
出るならそれは綺麗なモノクマですか?

連投すいません
イベントとしてみんなでテレビゲームするという案はどうでしょう?
最大↓4人までの参加メンバーの名前書いて
コンマが高い順から1位~ビリ順で好感度が上がる感じで

課外授業とかクラス全員で旅行とか

>>878 出ないです 前スレの後半からの分岐なので…
出るとしても綺麗な状態です

>>879 >>880 いいですね  879は前半に、880は後半にやった方がいいかもしれませんね

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