アカギ「次の授業は道徳か......」 (16)

女先生「さて今日は命の大切さを中学生の皆さんに再認識してもらいます。」
生徒達「えぇーーーそんなん小学生がやることじゃん!めんどくせーよ!」
アカギ「くだらねぇ」
女先生「みなさん、命とはとても尊いものなんです。命の大切さを知らずして社会に出ることはできません。」
生徒1「はぁ、この先公頑固だからな、俺たちが完全に納得するまで命の尊さ説くつもりだぜ...」
生徒2「外ヅラだけでも納得してるフリでもしとくか...」
アカギ「フフッ茶番だな」
女先生「突然ですがアカギ君」
アカギ「え?俺?」 ざわ....ざわ....ざわ......
女先生「あなたにとって命とはなんですか?」
アカギ「フッそんなもんに意味なんかいらない、理不尽に与えられ理不尽に奪われる、単にそんだけのシロモンだろ」
女子生徒達「かっこいい///」
女先生「これは重症ね...私のクラスにこんな常軌を逸した子がいるなんて」
アカギ「常軌を逸してこそ面白い」
女先生「あのねぇふざけっ」不良「おおおぉぉい!アカギィ!」
女先生「なにかしら?グラウンドが騒がしいわね」
生徒1「先生!グラウンドで北高のヤンキー共が叫んでますよ」

不良「アカギィ!!!!チキンレースしよーぜ!!!」

ガラガラピシャ!!!

女先生「ちょっと、後ろの窓も閉めてくれる?私今アカギ君と大事な話してるの」
生徒3「あっ...はい....」 ガラガラピシャ





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ナレーター(暗雲たちこめる教室、女教師キョーコはすでに、説教モード。アカギは微動だにしていないが、微かに動揺はしていた。)
アカギ「なぁもうやめにしないか?俺は命の尊さなんかわかんねぇし、チキンレースもしてぇ、お互いのこと考えたらここはあんたが引くべき」
キョーコ「その提案は受けられないわ、教師の立場というより、
私は抜いた刀は鞘に納められないタチなのたとえ人道に反してでもあなたを聖人君子なみのホワイトなヒューマンにしてみせるわ」
アカギ「よく、そんなんで教師になれたな...」
キョーコ「私はここの理事長の性処理兼飼い主なのよ?
教職免許なんてなくたってここで教鞭を持つことくらい簡単だわ」

ナレーター(明かされる衝撃の事実、このキョーコという女ただのダッチワイフであるだけでなく理事長に首輪をつけた飼い主だったのである)
アカギ「おもしろいじゃない、道理であんた普通じゃないわけだ」
キョーコ「ついでに男教師とはすでに全員繋がっているわ」
アカギ「あんた今から命の話するんだよな?(困惑)そんな綺麗な話できる人間に思えないんだけど」

ナレーター(淫乱教師キョーコ、闇に舞い降りた天才赤木しげる
今ここに赤木を伝説たらしめたほんの一部の闘いが始まろうと
していた)

アカギ「で、どうするの?普通に説法といたんじゃ俺に命の
尊さなんて一生理解させること出来ないぜ」

キョーコ「それは薄々気づいていたわ、だから今回はディベート形式で私とアカギ君とでサシウマを握ってもらいます。」

アカギ「?てことは何か賭けるの?」

キョーコ「はい、アカギ君には身体を賭けてもらいます」

アカギ(フフッこの女教師、あれだけ命の尊さを教えるだなんだの言っておきながら結局命のやり取りに持ち込もうとしてんじゃねぇかよ)

アカギ「なら、俺も同等の条件だ、勝ったらあんたの身体(命)をもらう」

キョーコ(興奮してきたわ///なんせ中学生の身体を初めて味わえるんだから?足腰立てなくしてあげるわ)

キョーコ「あなたの身体(貞操)かならず勝ち取ってみせるわ」

生徒2(あれ?なんかこの2人とんでもない勘違いしてないか?...)

キョーコ「形式は3人で1グループを組んでもらい、3つのお題に沿って議論を進めていき相手を完膚なきまで論破した方の勝利とします。」

アカギ「フッ、シンプルでおもしろいじゃない」

ナレーター(ついに始まった命と貞操を賭けたディベート対決、
キョーコグループはメンバーに理事長と体育教師南郷を加えた
肉体関係チーム、対しアカギグループはチキンレースチンピラと生徒1を加えたアンバランスチーム、両者とも異様な雰囲気をまとい遂に戦いがはじまる)

ざわ.....ざわ.....ざわ.....

生徒1(なんで俺?)



キョーコ「ディベート形式なので一応審判はつけますが、私の本当の目的はアカギ君に心のそこから命が尊いものだとわからせることなので、審判はオマケみたい考えてもらったら結構です。」

アカギ「で、審判は誰がするの?」

キョーコ「もう呼んでるわ、幸雄くん、治くん、川島くん、入ってきていいわよ」

平山幸雄「ちっなんで俺がこんなこと」

治「審判なんてできるかな...」

川島「俺、今日オモチャ工場のバイトなんすけど」

キョーコ「じゃあ始めるわよ」

川島「無視かよ」

キョーコ「ディベートは立論、質疑、反駁1、反駁2、の構成でいくわ、では。はじめましょう」

チキンレースチンピラ「ディベートってなんだ?」

その時アカギに電流走る

アカギ(だめだこいつに喋らせたら負ける....!)

生徒1(オワタ)

キョーコ「お題は3つあるけど、それらを命という視点で議論を進めてもらうわ、
では、1つ目は『死刑制度』についてよ」

~一回戦~

南郷(いや、重くね?)

生徒1(一回戦目からぶっこんでくんなー)

否定派キョーコチーム

キョーコ「死刑は、いうまでもなくあってはならないものだわ!どんな悪人にも生存権はあるはずよ、それを他人が奪うなんて人道に反するわ!それに、冤罪で死刑を受けた人とったら理不尽極まりないわ!」

治「オーソドックスだけど、とても倫理に即していて好印象ですね」

川島「やべぇこのままだと工場長にキレられる...」

肯定派アカギチーム

生徒1「だから、ディベートっていうのは...」

治「すいません、肯定派の番ですよ」

チキンチンピラ「うるせー!今説明きいてんだよ!俺にはそんな時間もねぇのかよ?!なんならテメぇがチキンレースするか?!」

治「ひぃごめんなさい!」

3分後

チキンチンピラ「なるほどな、大体わかったぜ、イカしたビート相手に刻んでやればいいんだな」

生徒1(ラップかなんかと勘違いしてんのかな?)

平山幸雄「おい!いい加減始めろ!」

アカギ「仕方ねぇ始めるぞ」





生徒1「死刑とは、重罪人を裁く最も適した罪であり、さらには、犯罪を事前に抑止するものとなるはずです。それに死刑は絞殺で行き過ぎだ残虐性もなく廃止する必要はないと思われます。」

アカギ「まぁ上出来だな」

チキンチンピラ「韻踏んでたか?」

生徒1(いや、ラップじゃねえよ.)

質疑パート

理事長「すみません、漏れそうなんでトイレいっていいですか?」

キョーコ (スッ)

理事長「いや、これ紙オムry」

キョーコ「はけ」

キョーコ「途中退場はだれであろうと許さねぇ」ギロッ

理事長(ハキハキ)

女子生徒達「「「キャアァァァァァァァァ!!!」」」

生徒1「すでに理事長の下半身は掌握済みってわけか」

治「あの...そろそろ質疑の方はじめてもらっていいですか?」

キョーコ「いけ、南郷」

南郷「は、はい」

南郷「えーと、死刑は抑止力となると言っていますが、殺人は今なお横行しています、本当に効果はあるのでしょうか?」

アカギ「....なら、増やせばいい」

南郷「?」

アカギ「狂気さを、さらに恐怖心を煽るような罰を与えてやればいい、それでもだめなら倍ブッシュだ。恐怖心で凶器すら持てないほど、精神が崩壊するまで何度でも、何度でも」

生徒1(主旨がちがくね?)

平山「そんなことあってたまるかっ!勘違いするなよ、死が怖いんじゃねぇ!無意味な倍ブッシュはゴメンだって言ってんだよ!」

アカギ「フッニセモノが」

平山「なんだと!なんかしらねぇがニセモノって言われたらメチャクチャむかつくぞ!」

川島「次だ次、スムーズに進めてこうぜ!」







アカギ「はぁ参ったな、もうやめようぜ、キリがなかろうぜキョーコ先生、お互いちまちま議論したってしょうがないだろ?」

キョーコ「どうしたいの?」

アカギ「わざわざ議論を立論、質疑、反駁1、反駁2なんてややこしくするからダメなわけで、立論、反駁にすれば一瞬でケリがつく、授業時間も残り少ないし、このままいけば授業延長でもしない限り終わらず生徒の反感を買ってこの勝負自体無くなっちまうかもしれない、だろ?」

キョーコ「確かに時間のことは全く考えてなかったわ...ただすぐに終わるのはいいけど2つのパートだけじゃ議論がうまく収束しないんじゃないかしら」

アカギ「だから少し枷をつけることにする」

キョーコ「枷?」

アカギ「立論の時間を思考時間も含めて30秒にする」

ざわ....ざわ.....ざわ....

キョーコ「み、短かすぎない?それだと焦って間違った矛盾だらけの立論をしてしまわないかしら?」

アカギ「そこがポイントなんですよ先生、そして、30秒が終わり次第、相手チームはすぐに反駁に入る、その時間も15秒まで短縮する、その間に1つでも矛盾を指摘した方が勝ち、簡単でしょ?」

キョーコ「狂気染みてるわ...まともな議論になるはずがない」

アカギ「その理にかなってないとこがいいんじゃない」

キョーコ「ありえないわ、そんな条件飲めるはずがない、さっきのルールのまま続行よ、生徒の反感を買っても無理にでも議論は続けるわ」

アカギ「頑固な先生だ、もう実力行使しかねぇな」

キョーコ「?」











理事長「?!うッ!」

キョーコ「?どうした?」

理事長「うぐっ.....えぐっ......グスッ.......
う、うわぁぁぁぁぁん!!!!気持ち悪いよーーー
お股が!お股が!オシッコで気持ち悪いよーこのオムツさん全然オシッコ吸収してくれないのー!!」

アカギ(ニヤリ)

キョーコ「貴様!さては、すり替えたな!」

アカギ「おいおい本性が現れちまってるぜ、
そうさ、理事長が履いているのは俺が事前に水風船を仕込んでおいた紙オムツだ。」

キョーコ「外道がっ!」

アカギ「劣化した風船使用することによって時間が経てば破裂するようにしておいた、だいたい市販の紙オムツは許容量を超えると水分を吸収しねぇんだ、十数分もすれば中身は大洪水さ」

理事長「もういやだ!帰りたい!」

アカギ「もうそいつは使えねぇな、っとそろそろこっちも来る頃だな」

キョーコ「なんだ?」

ガラガラ!

ヤクザ「おい!南郷!借金の取立てだ!」

南郷「なんでこんなとこに!」

アカギ「南郷さんアンタ博打でとんでもない借金作ってるそうじゃない、さっき竜崎って人が探してたからココで働いてることバラしちゃった」

南郷「あぁぁぁぁ」ぐにぁぁぁぁぁぁ

ヤクザ「じゃいこーか」

ナレーター(たちまちメンバーを失ったら淫乱教師キョーコ、知らず知らずのうちに局面はアカギの意のままにひっくり返されていた)









アカギ「どうする?さすがに1人じゃ長期戦は無理でしょ」

キョーコ「ぐぐぐぐ!し、仕方がない...!」ギリッ

理事長「うぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」

キョーコ「うるせぇ!赤ちゃんプレイならよそでやってくれ!」

治「で、ではキョーコさんが条件を飲んだということで、アカギさんが提案したルールで勝負をはじめてもらいます、ルールの内容は立論、反駁の2パートのみ、立論30秒に反駁15秒の短期戦、相手の立論の矛盾を1つでも指摘できれば勝利となります!」

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