P「確率上げてくれませんか？　もっと」

ちひろ「私の一存ではちょっと…」

ちひろ「ちなみに何回しましたか？」

P「もう30回も回してます」

ちひろ「300連って事ですか？」

P「30連です。約9000円もですよ？」

ちひろ「……その程度で…」ﾎﾞｿｯ

P「絶対運営絞ってますって」

ちひろ「そんな事ありえませんよ、皆に平等で慈悲深いと思いますけど」

P「だって30連ですよ30連。3％×30回で90％の確率で出るのにおかしいですよ」

ちひろ「たまたまですよ。次は出るかも知れませんよ？　運営は皆さんにSSR出したくない訳ではないと思います。皆さんの全力をみたい…ただそれだけかなって思いますよ」

P「いや…これだけやって出ないなら今回諦めようかと思うんですよ」

ちひろ「……」

ちひろ「ところでプロデューサーさん、彼女いますか？」

P「え、いませんけど…」

ちひろ「では好きな方は？」

P「ま、まぁいますけど…」

ちひろ「その人との関係は？」

P「ど、同僚です」

ちひろ「もう少し詳しく」

P「ただ話すだけで気持ちも何も伝えられてないです…」

ちひろ「何故想いを告げないのですか？」

P「いやだって振られたら嫌じゃないですか」

ちひろ「それでは振られないように練習すればいいじゃないですか」

P「簡単に言いますけどどうやって？」

ちひろ「ガチャです」

ちひろ「今フェス中ですし成功する確率も倍です」

P「え、でもゲーｍ

ちひろ「その考え方が間違ってます」

ちひろ「全力で何かを成す事、これが精神の成長に繋がり魅力的な人格の形成に繋がります」

P「でも、フェスで30連で出ないんですよ？　焼肉食べれますよ焼肉」

ちひろ「あなたは焼肉を楓さんと食べてきたんですよ」

P「え？」

ちひろ「30連で楓さん出なかった残念…ではなく、楓さんと焼肉を食べれるくらい仲良くなった」

ちひろ「10連を繰り返し仲良くなり、コミュニケーションを深めていく」

ちひろ「いつしか楓さんは振り返ってくれるでしょう」

P「何わけのわからない事言ってんですか？」

ちひろ「はぁ…まだ分かりませんかねぇ」

ちひろ「そうやって何事からも逃げてると何もできませんよ？」


ちひろ「例えば好きな人ができた　→　振られたらどうしよう　→　何もせずその人は他人と結婚」

ちひろ「好きなゲームが発売　→　安くなってから買おう　→　楽しくなってきたけど周りは別のゲームに夢中で仲間がいない」

ちひろ「即売会で目当てサークルが列　→　後で行こう　→　完売」


ちひろ「人生一度きりですし何事にも全力が良いと思いますけどね」

P「ちひろさん…」

ちひろ「これでも分からなければもう言う事はありません」

P「俺、間違ってました…すみません、そしてありがとうございます」

ちひろ「わかってくれれば嬉しいです」

ちひろ「そういえばお向かいのa.m.p.mですがiZunesカードのセールやってましたね」

P「ありがとうございます！　行ってきます！」

短いけどおしまい。

書いたら出るを信じてSSR狙いに行きます！
即売会は後回しにすると大体売り切れるので大変ですよね。