まゆ「もうどうにでもなーれ☆」 (19)

運命、という言葉を皆様は信じますか?

そう、運命。

誰かにも干渉されず、故に誰にも変えることのできない不変の道。

例えるなら、まゆとプロデューサーさんが結ばれることもまた、運命。

全ては決まっているのです。

決まっていた、のです。

そう信じていました。

……あの日までは。


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注意

キャラ崩壊

百合ssじゃないけど百合描写

口調呼称のミス

その他もろもろの雑な設定、展開


よろしくお願いします

まゆ「おはようございます」

いつものように事務所に挨拶をしながら入りました。

この日はレッスンだけの日で、プロデューサーさんは他の子に付き添う予定だったと思います。

お仕事なので仕方ありませんが、でもやっぱり少し面白くありません。

まゆ「誰もいませんね」

いつもは机の下にいる乃々ちゃんや輝子ちゃんも見当たらず、ちひろさんも確かいませんでした。トイレに行っていたのかもしれません。

無人の事務所にまゆだけがいたのです。

今思うと、その時に少しでも不穏な何かを感じ取っていれば、あんなことにはならなかったのでしょうか。

もうどうにもならないことですけれど。

まゆ「……あら?」

机の上に、プロデューサーさんがいつも飲むスタミナドリンクがありました。それは飲みかけのようで蓋が開いており、まゆは思わずそれを手に取りました。

まゆ「こ、これは、プロデューサーさんとの、か、かか、間接キスに、なるのでは?」

それは、まゆにとってはいけない誘惑のようでした。

もしプロデューサーさんに見られてしまえば幻滅されてしまうかもしれない、そんな危険性があるのに、まゆは唇へと徐々に近づくソレを止めることはできませんでした。

そして、そのまま飲みかけのスタミナドリンクを、飲み干してしまったのです。



?「あーーーーっっ!!?」


背後からの突然な絶叫に、まゆは不意を突かれ飛び跳ねました。そしてその拍子に盛大にむせてしまいます。

まゆ「ゴホッゴホッ……な、なに?」

後ろを見ると、そこには志希ちゃんが珍しく笑顔を引きつらせ固まっていました。

志希「ま、まゆちゃん。そのドリンク、飲んじゃった?」

まゆ「え、えっと……はい」

志希「あ、あわわわわ」

志希ちゃんは慌てて懐から小瓶を取り出すと、それをぐいっと一気飲みしました。そしてまゆの顔をしばらくじっと見つめたかと思うと、安心したようにふぅっと息を吐きました。

志希「よかった~♪ちゃんと中和剤は聞いたみたい」

まゆ「あ、あの……これ、なにか変なものなんですかぁ?」

志希「えっとね~、それは惚れさせ薬なんだよね~♪」

惚れさせ薬。

その名前にはそこはかとない不安要素に充ち満ちていました。

志希「飲んでから3分以内に誰かの視界に入ると、飲んだ人間のフェロモンに当てられて惚れちゃうんだ」

まゆ「……無差別に?」

志希「それはもう♪」

まゆ「どれくらいの効果があるんですかぁ?」

志希「うーんと、まだ試作段階だからねぇ。にゃはは、ホントはプロデューサーに飲んでもらおうと思ってたんだけど、まさかまゆちゃんが飲むとは思わなかったな~♪」

はい、確かに今回の件はまゆが完全に悪いです。

志希「効果時間はそれほど長くないと思うけど、保って二日か三日ってところじゃないかな。ま、でも3分過ぎればなんともないし、ここらで待ってればーー」



ガチャリと、扉が開く音がしました。

えぇ、少し考えれば分かることなのです。

ここは事務所で、今はみんなが出社してくる朝の時間。

そして、それなのに隠れもしないお馬鹿な子がここに一人。



智絵里「おはようございます」

響子「おはようございまーす!」

ゆかり「おはようございます」



ばっちりと、それはもうばっちりと目が合いました。

三人と、目があってしまったのです。

志希「……にゃ、にゃはは!お、おはよ~♪」



青ざめた顔で、志希ちゃんは挨拶し返しました。

まゆはというと、頭が真っ白になってどうすることもできませんでした。



智響ゆ「…………………」



三人はじっとまゆの方を見ていました。

まるで魔法にかけられたような、いえそれはまさしく魔法だったのでしょう。

だんだんと顔が赤くなっていき、まゆを見る目が、普段のものからどこか愛しいものを見るような。


まるで、プロデューサーさんを見るまゆの目のような。


今でも考えてしまいます。

まゆがもっと良い子だったのなら、こんなことは起こらずに済んだはずなのにと。

ほんのちょっとの勘違いと欲に負けた心が引き起こしてしまった事件は、いったいどうなってしまうのでしょうか?

書溜め分おわりっ

おやすみなさい

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