仗助「強くてニューゲームッス」 (372)

※注意※

このssは、二次創作であり、本家ジョジョの奇妙な冒険および、

荒木飛呂彦先生、集英社様とは全くの無関係です。

また、ところどころ原作とは違ったオリジナルの展開が存在し、

原作に強い思い入れを持つ方々は、

気分を害される事があるかもしれません。

以上を踏まえた上でお読みください。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1474911220

―――――2003年
M県S市、杜王町

人口は、1994年の国勢調査によると、58,713人。

1980年頃から急速に発展し、観光地となった町だ。

しかし歴史は古く、

縄文時代の住居跡だとか、

武道の訓練所があったとか・・・

しかし、それだけが観光客を呼んでいるわけではない。

この町は、1999年を境目に他の町とは違う、

「奇妙」な名所が突然増えだしたのである。

そこにはとても大きな岩と、その前にたつ黒髪の女性が一人いた。

女性「・・・」

「すっ!すいませェーんッ!」

女性「!!」

岩とは反対側から小さな男の子が走ってきた。

どうやら待ち合わせをしていたようだ。

男の子「あっ!あのッ!遅れるつもりは無かったんです!!」

男の子?「たっ、ただ少し!、部長さんに仕事を押し付けられちゃってッ!」

男の子?「黙って帰るわけにもいかないし・・・それで・・・そのォ・・・」

女性「気にしてないわ」

男の子「えっ?」

女性「むしろ、無理矢理押し付けられたって言うのに、文句の一つも言わずに引き受けて、」

女性「それをキッチリ終わらせて来るなんて。」

女性「素敵よ、康一くん。」

康一くん「ゆっ、由花子さん・・・」




「アンジェロ岩」

1999年に突然現れた謎の岩。どこか不気味で、見方によっては人の顔にも見えるその外見。

その裏腹に待ち合わせ場所などとして広く町民に親しまれている他、

観光客の一部からはパワースポットの様な扱いを受けている。

そして時々、



康一くん「ン!」

アンジェロ岩「・・・」

康一くん「・・・」

アンジェロ岩「・・・」

康一くん「・・・よっ アンジェロ」

由花子「? どうかした?康一くん」

康一くん「あッ!いやいや!何でもありませんよッ!」

由花子「そう、ならいいんだけど。」

康一くん(・・・たま~にやりたくなるんだよな~これ~)


由花子「さっ、早くデートに行きましょう?」

康一くん「はっ、はい!」


奇妙な声が聞こえるらしい

アンジェロ岩「・・・アギ」

彼の名は広瀬康一。

一見子供と見紛うほどの外見とは裏腹に、

性格はお人よしかつ裏表が無く、しっかりした性格の持ち主。

その外見は4年前からあまり変わっていないが、

現在は、カメユーデパートでのバイトと大学を兼用するという

忙しい生活を送っている。

それ故に、彼にとって恋人とのデートは心の癒しなのである。

しかし・・・




康一くん「・・・」

由花子「いいお天気ね・・・デートにはピッタリだわ・・・」

康一くん(由花子さん・・・さっきはあんな風に言ってくれたけど・・・)

康一くん(本当に怒ってないのかな・・・)

ふと、頭に不安が過ぎりチラッと顔を見つめると、




由花子「・・・」ピグ ピグッ! ピググ

表情は明るいものの、まぶたが痙攣して、ピクピクいっている。

これは、怒りに興奮している証拠だった。

しかし、これは康一くんに対する怒りではなかった

由花子(定年退職直前のクソッタレボゲジジイがッ!)

由花子(大して仕事も出来ないくせに文句だけはネチネチ言うくせにッ)

由花子(私の大切な康一くんに仕事を押し付けたァ?)

由花子(ふざけるのも大概にしろってのよッ!)

由花子(今度会ったら・・・そのビールッ腹締め上げて口とケツから内臓搾り出してやるわッ!」

康一(ヒィイッ!?やっぱり怒っている!しかも僕の上司にッ!)

康一「ゆッ!由花子さん!」

由花子「・・・ハッ!」

康一「きっ、今日は遅刻した分いっぱい付き合うからねッ!」

由花子「あっ、ありがとう・・・」

由花子(落ち着くのよ由花子・・・あんなクソオヤジでも、康一くんの上司なんだから・・・)

由花子(ここは必死に我慢するのよ・・・)



山岸由花子

料理や裁縫も上手で、外見もしなやかな美人という一面からは想像もつかないほど身勝手で、

自分の思い通りに行かない相手には平然と危害を加える。

そしてなにより康一に没愛しており、毎日康一のために弁当を作り、

カメユーデパートにも(康一のいる時間帯に)毎日通う執着ぶり。

これには康一も喜ぶのと同時にとても手を焼いている。



そんな2人には、ある共通点があった。

前書きの前半部分いらないだろ

>>5
すいません、初めてなのでよくわかりませんでした。

―――――2003年
M県S市、杜王町

人口は、1994年の国勢調査によると、58,713人。

1980年頃から急速に発展し、観光地となった町だ。

この町は、1999年を境目に他の町とは違う、

「奇妙」な名所が突然増えだしたのである。



これでいいでしょうか。

―――――場所は変わって、とある岬
そこには一人の男と、

それを取り巻く3人の女性と、

崖っぷちに立つ男がいた。

「・・・準備はいいか?」

「・・・いつでも」

と、次の瞬間

シュバッ

バギャァ―――ッ

なんと、崖っぷちにいた男が飛び降りた

「きゃああ―――ッ!」

「危ないッ!!」

「よけてェ!!」

「・・・」

その下には、とがった鋭い岩があり

刺さる直前であった。

しかし、その男は刺さる直前になんと、

ドバァ―――ッ

ドロドロに溶けて油のようになってしまった

バシャァ

油状になったおかげで男は助かり、ゆっくりと岩を伝って水に流れていく

ヌルヌル

男「オーイッ!ミキタカーッ!大丈夫かーッ!!」

ミキタカ「ええ、刺さる寸前に「オリーブ油」になりましたから」

「良かったァ~」

「ダメかと思ったわ!」

「無事で良かったわ、ネッ!裕ちゃん!」

裕ちゃん「ああ、やっぱり・・・



「ボヨヨン岬」なんてのはただのうわさ話か・・・」




「ボヨヨン岬」

杜王町市街地から北東にある別荘地帯の海に面した崖っぷちの名所。

とがった岩が顔を見せている。

漁師が偶然見かけた「自殺しかけた若い女を岬の岩はやさしくボヨヨンとはじき飛ばした」

といううわさ話から名所として広まった。

地元の漁師たちには無事を祈って「神の岬」としてお祈りされている。



しかし、この奇妙な名所にはなんと、

康一と由花子が関わっている。

康一と由花子の「共通点」が、この名所を知らず知らずの内に作り上げていた。

「共通点」は、持たないものには見えず、

「共通点」は、(アンジェロ岩を含む)奇妙な名所を生み出し、

「共通点」を持つ者同士を惹かれあわせた。

その「共通点」の正体は、傍に立つ(Stand by me)ところから



『スタンド』と呼ばれている



康一と由花子は、それぞれスタンドを所持しており、

それを切っ掛けにお互い惹かれあった。

ボヨヨン岬の真相は、広瀬康一と山岸由花子との戦いが元になっている。

詳しくは説明しないが、訳あって死闘を繰り広げた康一と由花子。

その際に、崖と共に崩れ落ちた由花子を、

康一が自らのスタンド、エコーズの能力を使い

落下した由花子をボヨヨォンと跳ね上げ、救出したのを偶然

漁師に見られ、広まったのだ。



そして、彼らもまたスタンドを持ち、惹かれあった。






裕ちゃん「・・・すまないな、ミキタカ。こんなことさせちまって」

ミキタカ「いえ こちらこそお役に立てなくて申し訳ございません、裕也さん。」



彼の名は噴上裕也

通称、裕ちゃん

自分の容姿に絶対の自身を持っているナルシスト。

取り巻きの女達や友人がピンチになれば命すら賭けることが出来る

意外にも人情に溢れる性格。

昔は暴走族をやっていたが、現在は暴走族時代に目覚めた

スタンド、ハイウェイ・スターの影響で得た人一倍の嗅覚を利用して警察に勤めている。



裕也「いいんだ、付き合ってくれてありがとうな。

裕也「どうだ、これからカフェ・ドゥ・マゴでも行くか?お礼に何か奢ってやるよ」

ミキタカ「いえ、これから・・・



会議があるので一度宇宙に帰らないといけないのです。」


彼は支倉未起隆。

本名はヌ・ミキタカゾ・ンシ

マゼラン星雲からやって来た宇宙人。

年齢は216歳、職業は宇宙船パイロット。

・・・自称。

掴み所が無く、謎の多い性格だが、

基本悪い奴ではない。

彼の能力、アース・ウインド・アンド・ファイヤーは

体をほとんどの物に変えることができるが、

スタンド能力かどうかは不明。一応スタンドを見ることはできるらしい。



裕也「そうか、じゃあまた今度だな。」

ミキタカ「ええ。そのときはお願いします」




「・・・ところでさ、アケミ」

アケミ「何よ、ヨシエ」

ヨシエ「あのミキタカって奴の事、どう思ってるの?」

アケミ「どッ!どうってどういうことよ!」

ヨシエ「アンタ最近裕ちゃんよりアイツと話してるほうが楽しそうじゃないの、」

アケミ「なッ!?何言ってんのよ!そんな分けないでしょォ!?」

レイコ「何々?その反応、もしかして図星?」

アケミ「ちッ!ちがうっての!!」




アケミ、レイコ、ヨシエ

いつも裕也を取り巻く3人組。

ちなみに、金髪の女がヨシエ、

バンダナにちょっと前髪がかかってるのがアケミ

髪型にウェーブが掛かっているのがレイコである

スタンドは持っていない。

レイコ「ミキタカくーん!アケミが裕ちゃんからアンタに乗り換えるってさァーッ」

アケミ「やめろォォォーッ!違うって言ってんだろうがよォー!!」

ミキタカ「・・・乗り換える?」

ミキタカ「ハッ!そうだ!」

乗り換えるという言葉を聴き、

ミキタカは突然変形をはじめた。

グネグネと形を変え、なんとバイクになってしまった

ミキタカ「裕也さんッ!見てください!」

裕也「おおッ!?お前ついに機械になれる様になったのかッ!!」

アケミ「すっ、すっごーい・・・」

ミキタカ「今はバイクだけですが、もっと特訓を重ねて、いろんな物になって見せますよ!」

裕也「期待してるぜッ!ミキタカッ!」

ミキタカ「で、アケミさん。乗るんですか?」

アケミ「え? あっ!いや、その乗り換えるじゃないのッ!大丈夫大丈夫!!」

ミキタカ「?? そうですか」



裕也「おっと、そろそろ俺はもどらねーと」

ヨシエ「えーっもう少しくらいいいじゃないのーッ」

レイコ「そうよォー」

アケミ「どーしてもダメなのォ?」

裕也「・・・」



裕也「俺はこの町を守るこの仕事に、誇りを持ってるんだ。」

裕也「遊びたい気持ちは分かるが、本当に俺の事好きなんだったら、俺の気持ち分かってくれるだろ?」



ヨシエ「・・・裕ちゃんがそこまで言うなら私、我慢するわ」

レイコ「それに、裕ちゃんのお願いだもの!断れるわけ無いわ!」

アケミ「裕ちゃん、頑張ってねッ!」

裕也「おうよッ!ミキタカッ!また明日なッ!」

ミキタカ「はいッ!」

裕也は、愛車のエンジンを掛け

仕事場に向かって走り出した。

――――またまた場所は変わって、ここは町立図書館

そこには、柄の悪い男と

どことなく根暗そうな学生が会話をしていた。


男「・・・おい、間田。一体何見てんだ?」

間田「・・・今一部で大人気のアニメ、

「ナースウィッチ小麦ちゃんマジカルて」

の、コミカライズ版さ」



間田敏和

漫画好きの男。

高校生の頃から「パーマンを知らない奴とは会話したくない」

というくらい過激で、好きな漫画をけなされただけで

スタンド、「サーフィス(うわっ面)」を使い、親友の左目を抉り取る位だった。

スタンドを破壊されたり、走り屋にボコボコにされたりした経過をたどり、

落ち着いたというより根暗な性格になった。

最近は読む漫画のジャンルが増えてきてるらしい

ちなみに、「スタンド使いは惹かれあう」という事実に真っ先に気付いた人物でもある。


男「なす・・・うぃんなー?」

間田「ナースウィッチだッ!主人公の中原小麦はナースで魔法使いなんだ」

間田「日々悪いウイルス、あんぐら~に取り付かれた人々を助けるちょっと腹黒い一面をひめた全く新しい魔法少女さ」

間田「ちなみにこれはもともとソウルテイカートイウアニメノスピンオフトシテデタサクヒンナンダケドショウジキボクハコッチノホウガスキダネ。アトコノアニメガハジメテアスキーアートヲテレビニダシタンダヨコレハレキシテキウンタラカンタラペチャクチャイロイロ・・・」

男「そっそうなのか・・・(康一どのォ~この小林玉美・・・話についていけませんぜッ!!なんとかしてくだせェ~)」


小林玉美

金融関係の仕事に勤める男。

元はスタンド「ザ・ロック」を悪用して金稼ぎを目論むゆすり屋だった。

その後は康一に懲らしめられた事で改心したようだが、

金にがめつい性格は変わっていない。

現在はそのザ・ロックの「罪悪感を感じると錠前をつけられる」

という能力をうまく活用し、借金の取立人をやっている。


間田「康一くんにお勧めしよう、きっと喜ぶぞッ!」

玉美(プッツンの由花子がどうなるか、こりゃ見ものだな・・・)

「お前たちッ!さっきからうるさいぞッ!」

間田「ヒイイッ!すいませんッ!」

玉美「あっ!あっしは静かにしていましたぜッ!露伴先生ッ!」


露伴「僕は今機嫌が悪いんだッ!静かにしてろッ!」

玉美「だからあっしは・・・」

露伴「フンッ!」



露伴「康一くんが由花子とデートに行ったから、変わりに手伝うと言っておきながら」

露伴「いざ図書館に着いたらくだらない最近の漫画を読んでばかりとは!」

玉美「あっしはちゃんと・・・」

露伴「この岸部露伴を馬鹿にするのもいい加減にしろッ!」

間田「すっ、すいません・・・」

玉美「・・・」ショボォーン




岸部露伴

週間少年ジャンプにて「ピンクダークの少年」を連載中の売れっ子漫画家。

その漫画技術はすさまじく、下書きなしで背景ともども描く事ができ、

ベタ塗り部分はインクをペン先から飛ばす事で済ますことができる。

調子が良い時は、一晩でアシスタントなしで19ページ描いたという。

漫画にはリアリティを求めており、自分からいろんな物事を自分で実行する性格。

蜘蛛を解剖して内臓の配置とその味を舐めて確かめたり、

ボコボコに殴られた事すら経験として活かし、漫画を描いている。

また、漫画の為なら他人を犠牲にすることもためらわない自己中心的なところもある。

しかし、彼のスタンド「ヘブンズ・ドアー」は、相手を本にして相手の行動や記憶を書き換えるという

とてつもないパワーを持つにもかかわらず、彼はそれを悪用したことはほぼ無い。


康一の事を(一方的に)親友だと思っており、信頼してる。

また、間田、玉美も康一のことを(一方的に)慕っている



今夜投下します

細かい説明カットと言ったな、あれは嘘だ

考えた末に、説明文はカットしない代わりに
区切ってレスしてジョジョを知らない人たちは読むことができ、
すでに知っている人は飛ばせるようにします。

すでに説明の書かれたアンジェロ岩や、康一も
あとでまとめるので、読み飛ばしてもらって構わないです。

不機嫌そうな露伴の下へ、

図書館の館長がやってきた。

館長「おやおや露伴先生、これはどうも」

露伴「ン?なんだ館長さんか」

館長「本日はどのような本をお求めで?」

露伴「・・・恐怖」

館長「恐怖・・・と、いいますと・・・」

館長「ホラーコーナーなら突き当たりを右、怪談話なら・・・」

露伴「いや、そうじゃあない。」

館長「?」

露伴「人間の感情にはさまざまな種類がある。」

露伴「「恐怖」という感情もその一つだ。」

露伴「ただ「恐怖」というだけでも何種類も思い浮かぶ」

露伴「例えばそうだな・・・威圧により感じる心の弱さを引き出す物から」

露伴「対抗する術が思い浮かばず、じわじわと死を待つ物、」

露伴「普通とは違う、異質な物を見た時に感じる物・・・と、まあこんなものか」

露伴「そんな恐怖をまとめた様ないわば・・・『恐怖の専門書』が欲しいんだ。」

館長「なるほど・・・少し難しいですな・・・」

露伴「無いなら今日はもう帰らせてもらうよ。」

館長「・・・ハッ!」

館長「そうだッ!あの本があった!」

露伴「なんだ?思い当りがあるのか?」

館長「ええ、少々お待ちを!」

そう引き止めると館長は裏の事務室に回り、一冊の本とノートを持ってきた

間田「なんだ、例の「エニグマの本」じゃないか」

露伴「エニグマ・・・ああ、あのめちゃくちゃで読めない本か、それは前見せてもらったよ。」

館長「ええそうです。ですが、こちらをご覧ください。」

館長が渡しだしたのは、さっきのノートだ。

玉美「なんだこれ?ただのノートじゃねーか」

館長「・・・あれは先週のことでした・・・」

館長「全身を黒いマントのような物で包んだ男に

「エニグマの本を貸してくれ」

と、頼まれたのです。」

館長「オカルト好きの度が過ぎた男だと思いつつも、私はエニグマを渡しました。」

館長「するとその男は、本をバラバラと2、3回見て、ノートに何かを書き出したのです。」

館長「腕をあまりに素早く動かしていたのでビックリしましたよ、

   まあ、露伴先生のスケッチよりかはずっとゆっくりでしたがね」


館長「そしてノート一冊を描ききり、男は本と一緒にそのノートを渡してくれたのです」

館長「そのノートを見て私は目を丸くしましたよ。

   ノートには、普通の本のような「文章」がと乗ってたんですもの

   男が必死にやってたのはエニグマの解読だったんですよ」

露伴「・・・何?」

玉美「うおッ!本当だ!!ガキの頃やった漢字の書き取りよりもずっとビッシリ乗ってるぜ!!」

館長「納得してもらえるか分かりませんけど、

   エニグマの文字を並び替えると、

   このノートの文章とぴったり同じものができるのです」

間田「ええっと・・・ココがこうで、これがこうで・・・
   ウオォッ!!本当だッ!!ページの数まで一緒だぞッ!!」

間田「こ、こういうの何て言うんだったか
   
   ええと、ホログラムでもなく・・・ミリグラムでもない・・・

   確か・・・」

露伴「アナグラムか・・・」

間田「そうッ!!それッ!それですッ!!」

館長「私はエニグマが寄付された4年前からずっと解読に挑戦してました。

  縦読みとか、ローマ字や英語に直してみるなど
  
  いろんな方法を試してみましたが、
   
  まさか、こんな単純なトリックだったとは・・・」



館長「でもこれからはエニグマを読みに来た

   お客様にはこのノートを一緒に渡すようにしようと思っています」

館長「おっと、話が長くなってすいません。」

館長「さあ、露伴先生。

   ノートをお読みください。」

露伴「・・・」

そのつもりと言わんばかりに露伴はページをめくり始めた

露伴「・・・」パラ パラ パラ

館長「いかがですか・・・」

露伴「・・・気に入ったよ」

露伴「「恐怖のサイン」か・・・」

露伴「確かに思い当たる節が僕にもある。」

露伴「それに、いろん「恐怖」を細かくそれでいて的確にあらわしているな。」

露伴「実に気に入った。」

露伴「館長さん、このノート借りれないんだろう?
   
   スケッチブックに写させてもらってもいいかい?」

館長「いえ、ノートのほうならコピーが裏にあるので、

   それを持ってきましょうか?」

露伴「本当か?写す手間が省けたな、助かるよ。」

館長「いえいえ。これもサービスのうちです(本当はインクが飛び散って掃除がめんどくさいからだよォ~)」



裏に戻されたエニグマの本「・・・」

本「・・・たす・・・け・・・て」

「エニグマの本」

杜王町立図書館に4年前寄付された本。

ずっと内容が分からなかったが

ある日謎の人物に解読された。

その人物を一部では「答え合わせをしに来た本の著者」とか
 
「印刷ミスした本だったから責任を持って修正しに来た出版社の人」

だとか推測が飛んでいる

その影響かたまに声が聞こえるという都市伝説が

ますます世に広まった


突然だが、ここで冒頭に戻ってみよう

時々奇妙な声をあげる「アンジェロ岩」の事を思い出してほしい。

この「アンジェロ岩」と「エニグマの本」には

「2つの共通点」がある。

1つは「声をあげる」

もう1つは「4年前に世に現れた」

偶然にしてはあまりにも似ていて、

あまりにも「奇妙」である。

そして、もう1つ

この町には、4年前まで行方不明者が

全国平均の5倍も出ていた。

さらに同じく4年前の春、目や耳の内部を破壊されて死亡する

変死事件が杜王町内部でのみ起きていた。

しかしどちらも2000年に入り激減した

一体4年前に何があったのか?

普通ならその疑問に頭を抱えるはずだ

しかし、この疑問の真相を知り

この「奇妙」な町を見守る

一人の男が



一人のスタンド使いがいた。

それは・・・


―――――8月14日、ぶどうヶ丘銀行にて

杜王町の銀行に3人組の強盗が立てこもった

その際に一人の銀行員が人質にとられた

凶器はナイフが2本に銃が1丁。

警察はまだ来ていない

「キャアアアアッ!」

「たすけてくれーッ!」

強盗リーダー「テメエら動くんじゃあねーぞォォォーッ!!」

パンストかぶり強盗「少しでも抵抗したらこいつの脳みそが飛び散るぞォーッ!!ケケケケケケェ!」

敏腕銀行員「ヒィィィーーッ!!」

警備員「・・・」

一人の警備員が取り押さえようと身構えるが、

強盗下っ端「おおっと、マッチョさんよォ。あんまり抵抗はしない方が吉だぜ」チャキッ

銃を持っているため、抵抗できなかった。

警備員「・・・」

強盗リーダー「3時間以内に1千万円を用意しろッ!!さもねえとこいつの命はねーぞッ!!」

従業員「ヒィィ・・・」

絶体絶命の状況、

その時、どこからか声が聞こえた

「チョーシに乗るのも、そこまでにしといた方が良いッスよォ・・・」

銀行にいた全員が声のする方向を振り向いた

入口のほうからだ。

そこには特徴的な・・・


リーゼントヘアーの男が立っていた。

強盗リーダー「なんだとテメーこのヤローッ!!」

「今時パンストかぶって強盗なんて・・・ドラマの見すぎじゃあねーッスか?」

パンストかぶり強盗「うッ!!うるせえッ!!」

「大人しく武器をおろしなよ・・・




いまなら軽ーい罪で済ましてやるからよォー」

パンストかぶり強盗「な、なに?済ましてやる?」

強盗リーダー「何寝ぼけた事言ってやがんだクソガキーッ!」

強盗下っ端「お前こそ正義のヒーロー気取りで調子乗ってんじゃねーかよォーーッ!!」

パンストかぶり強盗「お前に俺たちを逮捕する権利なんかねーよッ!!ギャハハハーッ!」

凄腕銀行員「じゅ・・・巡査・・・」

強盗下っ端「・・・へ?」

凄腕銀行員「東方巡査ッ!」

パンストかぶり銀行員「なッ!?ナニイイイッ!?」

なんと、一昔前の不良にしか見えないこの男は、

この町を守る警察だったのだ



そしてこの東方巡査こと、東方仗助こそ・・・



4年前の真相を知る、スタンド使いなのである







「東方巡査だッ!!」

「巡査が来てくれたわ!」

仗助「オレもあんまり手荒な事はしたくねーしよ・・・お前たちも罪が軽くなったほうが良いだろ?」

強盗リーダー「近付くんじゃあねえッ!こっ、こっちには人質が・・・」





「おおっと、それはどうかな?」

そのとき、なぜか銀行員の体と銃がスッと

何かに引き寄せれた

仗助「ン!」



「おい仗助ッ!人質は助けたぜェーッ!!」

仗助「おおッ!?億泰じゃねーかッ!!ナイスだぜッ!」

強盗リーダー「なッ!?ナニィィィーーーッ!!?」



虹村億泰

一見強面だが、実際は甘い物好きで人情的な男

頭が悪く欲望に弱い奴だが、面倒見がよく気のいい兄ちゃんキャラ。

仗助とは親友で、4年前とある事情で戦ったが、

負傷したところを仗助に助けられ仲良くなった。

スタンド、「ザ・ハンド」は

空間を削り取り、どこか分からない場所に

飛ばしてしまう恐ろしい能力だが、

億泰の大雑把な性格故に、細かい作業はできない。

しかし応用することで遠くのものを引き寄せたり、 

自分を瞬間移動させる事もできる。

現在はその能力を利用して工事関係の仕事に就いている





仗助「だがなんでオメーがこんなところにいやがんだーッ?」

億泰「仕事が早く終わったからよォ~~~!
   レストラン・トラサルディーでメシ食おうと金下ろしに来たんだ!偶然だよッ!偶然!」

億泰「じゃあ仗助ッ!あとはいけるかッ!」

仗助「ああ、問題ないぜッ!」



億泰「ところで大丈夫か?アンタ・・・

   ・・・!?」

凄腕銀行員「・・・タイプだわ」

億泰(ウゲェッ!?かっ、勘弁してくれよォーッ!俺の好みはピチピチのオネーチャンなんだよッッ!!)

億泰「そ、その分だと大丈夫そうだなッ!ハハハッ!」





パンストかぶり強盗「チクショウッ!!」

強盗下っ端「クソッタレ!!」

強盗リーダー「頭来たぜッ!こうなったらッ!!」








強盗リーダー「この銀行ごとぶっ飛ばしてやるぜェェェーッ!!」

強盗リーダー「スイッチ・オン!」

仗助「なッ!?何ィィィーーッ!?」


どこからともなく電子音が聞こえた

カウントダウンだ

強盗下っ端「この銀行に爆弾を「3つ!」仕掛けた!」

パンストかぶり強盗「制限時間はたったの3分!!」

強盗リーダー「この爆弾は丸ごと銀行をぶっ飛ばせるッ!!お前らはお終いだ!!」

仗助「おい!!爆弾はどこにあるんだッ!!」

パンストかぶり強盗「教えるわけねーだろマヌケッ!!」

下っ端強盗「お前たちもぶっ飛んでもらうぜェーッ!」

億泰「バカかオメーはッ!!そんなの使ったらお前たちも吹き飛んじまうぞッ!!」

パンストかぶり強盗「え」

強盗下っ端「え」

強盗リーダー「え」



強盗下っ端「ハッ、ハッタリかましてもおっ、俺たちはひっ、引き下がんねーぞッ!」


パンストかぶり「そっ、そうだッ!俺たちはちゃんと逃走経路を・・・」

仗助「ハッタリじゃねーよッ!隣にガソリンスタンドあるの調べてねーのかよッ!!」

そう、強盗たちは知らなかった

隣にはガソリンスタンドがあり、しかもちょうどタンクローリーが

ガソリンを補充しているところだった

強盗たちはどうやら詳しく調べずに適当に設置したらしい


凄腕銀行員「ガ、ガソリンスタンドに着火なんかしてしまったら・・・」

「ヒイイイッ!!」

「イヤだッ!まだ死にたくないッ!!」

億泰「どうするつもりなんだてめーらッ!」

億泰「着火したってことは逃げる方法しっかり考えてるんだろうなコラァーッ!!」

強盗リーダー「・・・」

強盗下っ端「・・・リ、リーダー?」

パンストかぶり強盗「何とか言ってくだせえよ!」











強盗リーダー「ヒィィィーーーーーッ!!嫌だァァア!!まだ死にたくないよォォォーンッ!」

強盗リーダー「助けてェェェーッママァァァーッ!!HEYYYYYYYYYYYYYYYYYY」
なんと強盗リーダーは厳つい顔をくしゃくしゃにして泣きじゃくり始めたのだった

億泰「なっ、なんてアホ野郎だ・・・(俺が言うのもなんだけどさ)」

仗助「マヌケはどっちだ・・・としか言えないッスね」

億泰「ハッ!そうだ!オレのザ・ハンドで・・・」

仗助「待てッ!!億泰!!」

億泰「何で引き止めるんだ仗助ッ!!このままだと全員死ぬんだぞッ!!
   おいテメーッ!それをよこせッ!」

仗助「だーかーらッ!あれはただのスイッチで爆弾は別のとこにあるんだよッ!!」

億泰「あッ!そうか!!」

仗助「あいつらもバカだがお前は筋金入りのバカだな・・・」

億泰「そこまで言うことね―だろッ!」

仗助「くッ!おい!爆弾の場所は・・・」

強盗3人組「オロロォォーーン」

仗助「駄目だこりゃ・・・」

億泰「どーすんだよ仗助ッ!!」

仗助「・・・!!そうだッ!!」


仗助は通信機を取り出し、誰かと通信を始めた

仗助「いまどこだッ!今すぐぶどうヶ丘銀行まで来てくれッ!!今すぐだッ!!」

すると外からバイクのエンジン音が鳴り響いてるのが聞こえた

「マジにラッキーだったぜ、ちょうど通りかかったところだったんだ」

億泰「おっ、お前!!噴上裕也じゃねえかッ!!」

裕也「よう億泰、元気してたか?」

億泰「仗助ッ!お前なんで噴上をッ!?」

仗助「知らなかったのか?噴上は1年前に同じ部署の警察になったんだよ」

億泰「そ、そうだったのか・・・」

仗助「さてと、もう時間がねえぞ。
   噴上!オメーの嗅覚とハイウェイ・スターで爆弾を探してくれッ!!」

裕也「わかった!任せておけッ!」



「ハイウェイ・スター」

匂いを覚えて標的を追跡することができるスタンド。

普段は人の型をしたスタンドだが、無数の足跡の形に変形し

時速60kmで飛行できる。また、相手の生物から養分を吸い取ったり

大体の位置を匂いから予測してテレポートすることも可能。

特徴的な点として、自分で意思を持ち、動くことができる

遠隔自動操縦型のスタンドである。(指示を出してコントロールすることもできる)



仗助「億泰ッ!オメーは俺と一緒に爆弾を外すのを手伝ってくれ!」

億泰「おうッ!オメーの考えてること事、分かったぜこの虹村億泰はよォ~!」

そして、タイムリミット2分間の爆弾解体作業が始まった

裕也「あったぞ億泰!外のゴミ箱の中だッ!」

億泰「そいつは確かかッ!?あいつ等の私物とかじゃねーよなッ!」

裕也「火薬の匂いがするッ!間違いない!!」

億泰「あったぜッ!ウリャアッ!」ガオンッ

ザ・ハンドで爆弾を削り取る億泰。しかし、「爆弾を外す」と

仗助に言われていたのに削り取って良いのか?

億泰「あ~~~~っ!!やっべえ!仗助に外せって言われていたのに削り取っちまったッ!!」





しかし、当の仗助も・・・

裕也「仗助ッ!トイレの中だッ!」

仗助「あったぜ!!」

仗助「クレイジー・ダイヤモンドッ」バグォッ

爆弾を原材料まで戻していた。



「クレイジー・ダイヤモンド」

近距離パワー型のスタンド。

パワーとスピードに優れ、精密な動作も可能。

能力は「触れたものを直す」事。ケガ人でも、壊れた物でも

自分以外のものならなんでも直せる。

他にも、

「壊れた物のかけらに触れることで、そのかけらを元の場所に飛ばす、もしくは引き寄せることができる」

「料理を食材に戻す」

「別々の物を同時に殴ることで、一体化させる」

など、応用の利く能力である。

しかし、死亡した物を生き返らせることはできない。

(逆に言うと死んでさえなければ完治させることができる)

アンジェロ岩や、エニグマの本を作ったのもこのクレイジー・ダイヤモンドである



裕也「仗助ッ!残り時間はあと30秒だッ!」

裕也「あと1つッ!最後の爆弾は・・・ッ!!」

仗助「どうしたんだッ!裕也!!」

億泰「どこにあるんだよォーッ!!」






裕也「こいつらッ!ガソリンスタンドと銀行の間に仕掛けてやがるッ!!」

仗助&億泰「ナニィーッ!?」

裕也「テメーらッ!!最初からガソリンスタンドごと爆破させるつもりだったのかッ!!」

強盗リーダー「ちッ!違うんです!本当に偶然なんですッ!!」

残り時間あと10秒

億泰「クソッ!!急ごうぜ仗助ッ!」

9秒

仗助「おうよッ!!」

8秒

――――銀行とガソリンスタンドの間の小道
7秒

仗助「あったぞッ!!」

6秒

億泰「だがもう時間がねえッ!!」

5秒

仗助「じゃあもう・・・」

4秒







仗助&億泰「・・・やるっきゃねえなッ!!」

3秒

億泰「ウダラァーッ!!」

ガオンッ

億泰「爆弾は引きよせたッ!!後は頼むぜェーッ!!」

2秒

仗助「グレートだぜッ!!億泰ゥーッ!!」

1秒

仗助「うおおおおおおおおおおおッ!」

0びょ・・・







仗助「ドララララララララララララララララ
    ラララララララララララララララララ
     ラララララララララララララララララァーッ」

仗助「ドラァーッ!!」


杜王駅から100m歩いたところにその店はあった。

扉を開けると机が2つにイスが6つ。待合い用のチェアとミニテーブルを含めると3つと8つ。

アヒルの形の彫刻に、イタリア風暖炉。真っ白なテーブルクロス。

捩れたおしゃれなロウソクと、綺麗に飾られ仄かにいい香りを漂わせる花。

お客様にピッタリのメニューを選び、提供するお店。

イタリア料理店レストラン・トラサルディーは今日も営業中。



そこにすわる一見柄の悪い男たち。

一仕事終え休息をとっているようだ

真っ白な服を着た如何にも「イタリア人」といった感じの見た目の

男が、お皿に乗った料理を運ぶ。コックとウェイターを兼ねているのだ。

「お待たせいたしマシタ、モッツァレラチーズとトマトのサラダでございマス!」

真っ白なモッツァレラチーズに、新鮮かつジューシーなトマト。

そしてシェフ特製のドレッシングが掛かっていた。

バジル、パン、レタスも添えてあり、見栄えは最高だ。

億泰「おおッ!来た来たァーッ!!」

パクッ

フォークでトマトとチーズを一緒に口に入れる。

トマトのジューシーな甘酸っぱさが

チーズのクリーミーでありながらサッパリした部分を

引き立て、何とも言えぬハーモニーを醸し出た。

億泰「~~~~~~ッッッッ!!」

そして思わず・・・




億泰「ゥんまああ~~~~~~いっ!!」

と叫んでしまった

「絶品」以外の言葉が見つからなかった

億泰「これこれェ~ッ!これですよォ~!!」

億泰「一仕事終えた後だから余計にうまいぜェ~ッ!」

億泰「例えるなら、学校の授業で体育2時間と英語数学と続いたあとに
  
   食べた時の給食っつー感じだよォ~ッ!」

億泰「いつ食っても最高だぜェーッ!トニオさんよォ~ッ!」

トニオ「グラッツェ~いつもありがとうございます~」




億泰「ウォッ!こ、この肩がかゆくて暑いこの感じはッ!!」

仗助「さっそく来たかッ!!」

億泰が上着を脱ぎ、肩を引っ掻くと

なんと大量のアカが剥がれた。

さらに掻き続けると、肩が抉れるほどのアカが出て

まとめるとソフトボールくらいの大きさになった

裕也「この瞬間は何回見ても慣れねーぜ・・・」

そして、すぐに肩は再生し

億泰は何ともないどころか・・・






億泰「肩こりがなくなったッ♥」



仗助「料理の腕前は年々上がっているが、これ(スタンド技術)は何年たっても変わんねーな・・・」

トニオ「メ、メンボクナイデス・・・」


トニオ・トラサルディー

レストラン・トラサルディーにてシェフをやっている

イタリア人。本名アントニーオ・ヴォルペ。元々は貴族のヴォルペの跡取り息子であったが、

料理人を目指したことにより、勘当された為母親の旧姓トラサルディーを名乗っている。(恥知らずのパープル・ヘイズ より)

祖国イタリアでは、若造というだけで認められなかったので、杜王町にやってきた。

料理の味見係として子犬を飼っているのと、

ヴェルジーナという恋人がいる(スピンオフ作品 岸部露伴は動かない より)

温厚で礼儀正しいが、衛生管理にはとても厳しい。(手を洗わず調理場に入ると包丁を投げつけてくるほど豹変する)

また、イタリア人としても料理人としてもプライドが高く、

一部の食通にしかウケないような高級料理ではなく

素材の味を活かした伝統的な庶民的な料理を出すことをポリシーとしている。

世界中で修行して、手を見るだけで体の不調を知ることができるという特技がある

また、スタンド「パール・ジャム」は戦闘向けのスタンドではなく

食べた者の病気や疲れを治癒する変わった能力を持つ。

だが治癒する際は

料理の栄養素と、パールジャムの能力が合わさり

とてもスプラッターに治癒する。(他にも、涙が大量に出て目がふやけて眠気が覚めたり
 
虫歯が口から飛び出して新しい歯が生えてくるなど)

ちなみに、健康な人が食べても治癒は起きない他

スタンドは本来ダメージを受けたら本体にもダメージが加わるが

パール・ジャムが食べられてもトニオはダメージを受けない。

仗助「ところで、俺の料理まだかよォーッ」

トニオ「今パスタを茹でてマス。

    タマゴも茹でるので、もう少シかかりマスヨ」

仗助「く~ッ!!待ちきれねーぜッ!!ミートソーススパゲッティボローニャ風ッ!」

裕也「クレイジー・ダイヤモンドが自分に使えればこんな事しなくて良いのにな」モグモグ

裕也「ンッ!うまいッ!特にこのとろけたチーズが最高だぜッ!」ノビィーッ

仗助「見せ付けるかのようにチーズを伸ばすなッ!」

億泰「おい裕也、それオレにも一切れくれよッ!」

裕也「ああ、いいぜ」

億泰「センキューッ!」ガブリ

億泰「`ノ ま あ ー い っ ! !」

仗助「くっそぉ~~~~っ!!おめーら嫌味でやってんのかよォォォーーッ!!」

億泰「そう怒るなって仗助ェェ~~~オレのサラダ一切れやるからよッ」

仗助「ほッ!本当かッ!?やっぱりオメーは俺の親友だぜッ!」

億泰「ホレッ!!端っこの部分だぞッ!デケーの取るなよッ!」

仗助「分かってるっつーの!」パクッ

仗助「うっまああーいッ!!生きてて良かったァーッ!!」

億泰「さすがにオーバーすぎるんじゃねーのかァ?(オレが言うのもなんだケド)」

裕也「それにしても・・・今日は大変だったな」

仗助「ああ、あの後もあいつ等泣きじゃくってたな・・・」

裕也「パトカーが涙でビショビショになったらしいなァ・・・」

仗助「億泰が昔ここの水飲んだとき言ってた

  「「チャンプ」観たときはもっと泣けた」ってのも
   あながち嘘じゃねーかもなァ~~~」

億泰「だからアレは本当だっつーのッ!!

   チャンプはそれだけいい映画なんだよォーッ!!」

仗助「ヘイヘイッ、わかったわかった」

裕也「そういう億泰、オメーあの後どうなったんだよ」

億泰「そうそう、いつまでも離れないで困ってたんだよ・・・」


―――――――――――1時間前


強盗リーダー「AHYAHYAHYYYYY!怖かったよォォーッ
      おまわりさァーん」

強盗下っ端「助けてくれてありがとオ~~~ッ!」

パンストかぶり強盗「俺漏らしちゃったァァァ―ッ!」

警部「もう良いから早く乗れッ!お前はズボン履き替えてからだッ!!」

強盗3人組「ハイィィィーッ!」ウォォォーン



警部補「東方、噴上、良くやったぞ
   お手柄だッ!」

仗助「いえいえ、大したことねーッスよ!なあ噴上ッ!」

噴上「ああ、相手がアホだったからな!」

警部補「いやいや、爆弾処理班も呼ばず爆発を止めるなんて大した奴らだお前たちはッ!」

仗助(・・・爆弾ぶっ壊したから近くの100均の目覚まし時計テキトーに原材料とくっつけた事はだまっとこ)

警部「本当に良くやってくれたな。さすが良平さんの息子さんなだけある。」

仗助「・・・いやぁ、じいちゃんにはかなわねーッスよ!ハハハッ!」

警部(後は髪型とその口調を直せば完璧なのだが・・・大目に見るか)

噴上「ところで、なんで仗助は銀行にいたんだ?」

仗助「エッ!?」

警部補「そういえばそうだ、何故だ?」

仗助「あっ、いや、そのォ~」

仗助「爺ちゃんから受け継いだ「勘」が働いた・・・ってところッスね」

警部補「なんだとこいつめッ!頼もしいことを言いやがって!」コノコノォ

噴上「なるほど!さすがだなッ!仗助!」

警部「そこまで言うなら今後も期待してるぞ~ッ!」

仗助「ははは・・・」

仗助(サボってパチンコ行ってたら偶然見かけたってのは黙っとこっと(オレって見栄っ張りかな))

警部「そういえばお前の友人はどうしたんだ?」

仗助「ああ、あいつなら・・・」





凄腕銀行員「本当にありがとうございますゥ~~~!!
      命の恩人さまァァァ~~~!!」

億泰「もっ、もう分かったから、いい加減離れてくれッ!!」

凄腕銀行員「そんな事言わずにッ!せめてお名前だけでも!」

億泰「だああッ!億泰だッ!虹村億泰だよッ!これでいいだろ!もう勘弁してくれッ!!」

凄腕銀行員「億泰サマ・・・」

凄腕銀行員「あなたの事を、私にお預けいただけませんかッ!」

億泰「オレの名前の「億」と金の単位の「億」を掛けてんのかッ!
   そりゃー面白いデスねッ!!もう分かったからッ!」ダダッ

凄腕銀行員「あッ!最後まで話を・・・」



仗助「良かったじゃあねーか、オメーいつも彼女欲しいって泣いてたじゃねーかよッ!!」

裕也「お前にもとうとう春が来たなァ!」

億泰「うるせぇッ!!あんなばあさんとの間に来るものなんて死神くらいだぜッ!!」

裕也「しっ、死神・・・ククク・・・」

仗助「ギャアアアーハハハハァーッ!そりゃあいいぜッ!
   アヒルボートの変わりに三途の川の渡り舟でデートしちまえッ!」

億泰「オメーら人事だと思いやがってッ!!クソーッ!!もうあの銀行にゃあ行けねーぜッ!!」

トニオ「アノ、お取り込み中のトコロ、悪いのデスガ・・・
    ご注文のボローニャ風、トロトロタマゴのせでございマス」

仗助「オッ!!来たぜ来たぜェーッ!」

仗助は、フォークでサッとタマゴを崩し、ミートソースと絡めた

それを少し行儀悪くズビズバーッとすすった

まろやかな黄身とソースのいい香りが混ざり合って口の中に広がっている

そこにアクセントのチーズとバジルが混ざり、

何ともいえない旨さだった

仗助「ンまい!ンめーッスよッ!グー!グレートッ!」

億泰「オレが言えるわけじゃあねーケドよォ~
   もー少し行儀良く食えねーかね-」

裕也「「他人がやってるのを見るのはイヤッ」ってやつか?」

億泰「そーそーっ!アイスやツナのフタ舐めるのとか、ストローでズズーッってやるのも嫌なんだよォ~」

仗助「確かに言えてるなッ!そりゃ!今度から気をつけるぜッ!」

と、言いつつも仗助の口の周りは黄身とソースでベタベタだ。

億泰「説得力ねーッ!!」

裕也「ハハハッ」

と、ここで億泰が表情をかえてこう問いかけた

億泰「・・・ところでよォ・・・明日、お盆だよな・・・」

さっきまでの和やかな雰囲気が一瞬にして凍りついた。

口を拭いていた仗助も一旦手を止める。

億泰「覚えてるか・・・?鈴美さん、重ちー、彩さん、それに・・・」

何か言いかけて、億泰は口を閉じた

仗助はわかっていた。

そして聞き返した。

仗助「・・・形兆の事か?」

億泰は黙り込んだまま頷いた。

仗助「・・・忘れるはずがねーだろ・・・」



東方良平

仗助の祖父であり、警察官をやっていた。階級は巡査だった。

出世こそしなかったが、35年間も杜王町を守り続けていた。

孫の仗助や、娘であり仗助の母の東方朋子を没愛していた。

趣味はファッション収集であり、孫の仗助にも受け継がれている。

モデルガンで仗助を驚かしたりして遊ぶお調子者の性格を見せるときもあるが、

事件の事になると「町を守る人の目」をしていた。

しかし、急性心臓発作で55歳にしてこの世を去った。

仗助が警察になったのもこの祖父の後を継ぎ、町を守ろうと決意したからであった。

今回はここまでです。
次回、2003年編終了&ニューゲーム編スタート&説明まとめ

爺ちゃん思ってたより若かったんだな…

>>67
3部の10年後、つまり四部の頃のホリィさん(3部の時点で45歳)と同年齢

>>62
良平さんの息子さん……?

>>69
ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアーッ!!
素で間違えたッ!すまないッ!!
正しくは「お孫さん」だッ!!
本当にすまないッ!!

こんな重要なところで間違うとは・・・
原作を読み直す事を本気で考えたよ・・・

―――――――――――1時間前


強盗リーダー「AHYAHYAHYYYYY!怖かったよォォーッ
      おまわりさァーん」

強盗下っ端「助けてくれてありがとオ~~~ッ!」

パンストかぶり強盗「俺漏らしちゃったァァァ―ッ!」

警部「もう良いから早く乗れッ!お前はズボン履き替えてからだッ!!」

強盗3人組「ハイィィィーッ!」ウォォォーン



警部補「東方、噴上、良くやったぞ
   お手柄だッ!」

仗助「いえいえ、大したことねーッスよ!なあ噴上ッ!」

噴上「ああ、相手がアホだったからな!」

警部補「いやいや、爆弾処理班も呼ばず爆発を止めるなんて大した奴らだお前たちはッ!」

仗助(・・・爆弾ぶっ壊したから近くの100均の目覚まし時計テキトーに原材料とくっつけた事はだまっとこ)

警部「本当に良くやってくれたな。



さすが良平さんの お孫 さんなだけある。」




仗助「・・・いやぁ、じいちゃんにはかなわねーッスよ!ハハハッ!」

警部(後は髪型とその口調を直せば完璧なのだが・・・大目に見るか)

噴上「ところで、なんで仗助は銀行にいたんだ?」

仗助「エッ!?」

警部補「そういえばそうだ、何故だ?」

仗助「あっ、いや、そのォ~」

仗助「爺ちゃんから受け継いだ「勘」が働いた・・・ってところッスね」

警部補「なんだとこいつめッ!頼もしいことを言いやがって!」コノコノォ

噴上「なるほど!さすがだなッ!仗助!」

警部「そこまで言うなら今後も期待してるぞ~ッ!」

仗助「ははは・・・」

仗助(サボってパチンコ行ってたら偶然見かけたってのは黙っとこっと(オレって見栄っ張りかな))

警部「そういえばお前の友人はどうしたんだ?」

仗助「ああ、あいつなら・・・」





凄腕銀行員「本当にありがとうございますゥ~~~!!
      命の恩人さまァァァ~~~!!」

億泰「もっ、もう分かったから、いい加減離れてくれッ!!」

凄腕銀行員「そんな事言わずにッ!せめてお名前だけでも!」

億泰「だああッ!億泰だッ!虹村億泰だよッ!これでいいだろ!もう勘弁してくれッ!!」

凄腕銀行員「億泰サマ・・・」

凄腕銀行員「あなたの事を、私にお預けいただけませんかッ!」

億泰「オレの名前の「億」と金の単位の「億」を掛けてんのかッ!
   そりゃー面白いデスねッ!!もう分かったからッ!」ダダッ

凄腕銀行員「あッ!最後まで話を・・・」

訂正しましたorz
深夜だったから疲れていたのかな・・・

>>64
祖父って書いてあるのに・・・
仗助は孫って書いてあるのに・・・
仗助が何べんもじーちゃんって呼んでるのに・・・

何時までもクヨクヨするのはやめだァーッ!!

今夜少し遅れますが、投下しに来ますッ!!


億泰「兄貴が死んだのは償いの為だ・・・当然の事だったんだ・・・」

億泰「親父のためとはいい、いろんな人間を殺してきたからな・・・」

仗助「だが、家族思いで頼りになる、お前のたった1人の兄貴
   ・・・そうだろ」

億泰「・・・。」

裕也「・・・露伴先生や康一、あと早人も、明日霊園に行ってくんだとよ・・・」

仗助「・・・俺も行くぜ。鈴美さんの分もあるが、
   お袋と一緒にじーちゃんの墓参りに行くんだ。
   じーちゃんの大好きだった、ブランデーを持ってな・・・」

仗助「億泰、オメーの気持ちも分かるがよ、
   行ってやった方が、きっと喜ぶぜ・・・
   

   形兆の兄貴だけじゃあねえ。重ちーや鈴美さんもきっと・・・」

億泰「・・・ああ。そのつもりだ・・・」













静まり返った雰囲気の中、仗助は考えた







仗助(・・・だが、あの時俺がもっと気をつけていたら
  みんなは死なずに済んだんじゃあないのか・・・?)




仗助(重ちー・・・俺があの時もっと早く気付いていれば助かったかも知れねえのに・・・)



仗助(形兆の兄貴も、彩さんも、早人の父さんも・・・クレイジー・ダイヤモンドで助けれたはずだ・・・)



仗助(そしてじいちゃんもそうだ・・・俺が目を話した隙に・・・)









仗助(・・・みんなは俺が来て、喜んでくれるのかな・・・)










ビーッ! ビーッ!




その時、突然仗助の通信機が鳴り出した

警部「おいッ!仗助!!聞こえるかッ!!」

仗助「うおッ!?」

慌ててイスを倒してしまう仗助、それに驚く2人。

仗助はすぐさま通信に出た。

仗助「こッ!こちら仗助です!!どうしたんッスか警部!?」

警部「お前さっきトニオさんの店で、噴上たちと食事をするって言ってたよなッ!!」

仗助「ハッ!ハイ!今噴上もこっちに居ます!」

警部「ならすぐ霊園の方へ向かってくれ!!
   誘拐犯がそっちの方へ逃げたんだッ!!」

仗助「なッ!何ィ!?」

警部「すぐ応援を呼ぶッ!それまで時間を稼いでいてくれッ!!
   いいか!?赤い軽自動車に乗っている2人組みの男たちだぞッ!!」

仗助「了解しました!!すぐ向かいます!」

裕也「なんだ!?何事だ!?」

億泰「どっ!どうしたんだ仗助!?」

仗助「誘拐犯だッ!!誘拐犯が霊園に向かってるらしいッ!!」

裕也「ナニィッ!?」

仗助「俺たちで応援が来るまで時間を稼いでくれって事だ!
   赤いトラックに乗っているらしい!!」

仗助「噴上ッ!!オメーはハイウェイ・スターで、赤いトラックを探してくれ!」

裕也「よし、分かった!赤い軽だな!」

仗助「億泰ッ!協力してくれるか!」

億泰「おう!もちろんだぜッ!!」

仗助「あっ、そうだ!トニオさん、お勘定・・・」

トニオ「・・・お金ハ、いつでもいいデス」

トニオ「今は、犯人を追いかけてくだサイ。」

仗助「おッ!恩に着るぜッ!トニオさんッ!」

裕也「行くぞ仗助!!」

仗助「おうよッ!!」


――――――霊園への道

赤い軽自動車がスピード表示を無視して坂を下っていく

中には一人の女性と2人の男たちが乗っていた

女性「あんた達・・・どこへ連れてくの?」

犯人1「・・・」

犯人2「・・・」

女性「何とかいいなさいよッ!」

犯人1「だ、大丈夫だから・・・もうすぐ着くから・・・」

犯人2「・・・おい、何か追ってくるぞ?」

ミラーに移っていたのは一台のバイクだった

しかし、何かがおかしい






億泰「ウダラァーッ!止まりやがれコラァーッ!!」

なんと、バイクの上で億泰が仁王立ちしていたのだ

犯人1「なッ!?なんだあれはッ!?」

裕也「警察だ!大人しく車を止めろッ!」

裕也が追跡に成功し、追いかけてきたようだ

億泰「ところでよォーッ!警察が2人乗り許して大丈夫なのかよッ!」

裕也「今回ばかりは許可するッ!犯人逮捕が優先だッ」

女性「警察・・・ッ!警察の人達が来てるッ!」

犯人2「け、警察!?警察が追って来たぞ!!」

犯人1「ヤバイッ!とりあえずブレ・・・」

ブォォォーーッン

車は、一見忠告を聞かずにスピードを上げた

しかし、実際は焦ってブレーキとアクセルを踏み間違えただけだった

犯人1「ヤバイッ!!加速しちまった!!」

犯人2「ヒィィィッ!!」

女性「キャッ!!」


億泰「あいつらが加速したってことは
  「抵抗してる」って事で良いんだなッ!」

裕也「ああッ!だが気をつけろ、オレまで削り取るなよッ!!」

億泰「あったりめーだッ!ザ・ハンド!!」

バイクは車にぶつかるギリギリまで近づき、ザ・ハンドでタイヤと扉を削り取った

犯人2「うわあああッ!なんだァァァ!?」

億泰「そーれもう一丁ッ!」

今度は空間だけ削り取り、女性を引き寄せた

億泰「大丈夫かッ!?」

女性「ありがとうッ!とっても怖かったわ!」

女性はつい億泰に抱きついてしまった

億泰(ウオッ!そうそうッ!こういうのを待ってたんだ!!ババアじゃなくってッ!)

裕也「二人ともッ!!しっかり捕まれッ!止めるぞ!!」

億泰「おうよッ!!」

億泰は言われるがままに女性を抱きかかえたまま

座席にしゃがみ込んだ

裕也がブレーキを掛けると、タイヤが勢い良く擦れ、音と火花が辺りに飛んだ

キキキィィーーーッ

その時同じく犯人たちも今度はブレーキを掛け、タイヤの擦れる音が交じり合っていた


ガチャッ

犯人1「ハア・・・ハア・・・死ぬかと思った・・・」

犯人2「ああ、ホント・・・」

ドアを開けた犯人たちは呼吸を荒くし、グッタリしてる。

裕也「おいッ!!オメーら!車からゆっくりと降りて来い!!!」

犯人たち「ヒイッ!!」

億泰「妙な動きするんじゃあねーぞッ!ダボがッ!!」

犯人2「ハッ!ハイ!!」

犯人1「わ、わかりました・・・」

そこに、遅れて仗助が駆けつけた。

仗助「おおッ!捕まえたのかッ!お前らすげーなッ!」

億泰「出る幕無かったなッ!東方巡査よォ~」

仗助「うっ、うるせえッ!」

嫌味を言われ少し怒る仗助。

犯人たち「・・・ン?」

その時、犯人2人が仗助を見て表情を変えた


犯人2「あれ・・・ッ?あんた・・・どこかであわなかったか・・・?」

仗助「・・・?何のことだ・・・?」

犯人1「確かにオレも・・・どっかで見た顔だ・・・」

仗助「いや、人違いじゃあねえッスか?俺はあんた達のことなんて・・・





  ・・・ハッ!!」



犯人たち「・・・ハッ!!


思い出した!」




犯人1「よ、4年前・・・」




犯人2「俺からケータイを奪った・・・」










吉岡&美奈代の彼氏「「あのバイク男だッ!!」」

仗助「ッ!!!」

億泰「ナニィッ!?」

裕也「!!」



吉岡&美奈代の彼氏

4年前、噴上裕也は「矢」を受けてトンネルでバイク事故を起こした。

その際に、トンネルに入ってきた露伴の養分をハイウェイ・スターで吸収し、

死に掛けの状態にした。そこに助けに来た仗助は

ハイウェイ・スターに追われ、止まらずバイクで走り続けながら、裕也の居る病院を探さないといけない

状況下にいた。仗助は康一に裕也のいる病院を聞くため、

電話が必要だった。その時電話を奪われたのがこの2人。吉岡は10億円が掛かった取り引きの電話を待っていた。

美奈代の彼氏は、恋人の美奈代にプロポーズを申し出ようとしたていた真っ最中だった。

しかし2人とも仗助に電話を奪われ、失敗してしまった。

裕也(あの犯人が・・・あの時の2人だとッ!?)

裕也(あの後、仗助に話を聞いて、思い出して想像するたびに罪悪感を抱いてたが・・・
  まさかこんなところで出会うとは・・・)

裕也(きっと仗助に電話を奪われて仕事と恋人を失いヤケになり・・・
  金持ちのとこの娘をさらって身代金を取ろうとした・・・って所だろうか・・・)





吉岡「じゅ、巡査って事は・・・警察になったのか!?」





美奈代彼氏「あの時バイクで爆走してて、俺の電話ひったくってった、


     あの時の高校生が・・・?」




仗助「!!」





その時仗助は、強いショックを受けた




仗助は、その言葉が心が突き破られそうなくらいの勢いで突き刺さったように思えた








「あの時電話をひったくった高校生が、警察になった」



仗助自身は、祖父の後を継ぎ

立派な警察官になったつもりだった

しかし、思い返してみれば

ふさわしくない節があった。

(追い詰められていたからとはいえ)他人から携帯をひったくり、

その上人生をメチャメチャに・・・

言い換えれば泥棒。そして今回の事件の原因を作ったと言える。

また、露伴をイカサマで騙した挙句、(遠まわしとはいえ)家を焼く・・・

言い換えれば詐欺、放火だ。

普段の仗助ならば謝罪し、丸く治めることもできたはずだ。





しかし、墓参りの話の時考えていた事で心に隙ができてたこともあり・・・






裕也「ち、違うッ!あれは俺も関わってたんだッ!」

裕也「仗助一人のせいじゃないッ!」

億泰「そうだそうだッ!オメーも何か言ってやれ仗助ッ!」

仗助「・・・俺は」

億泰「そうだ、ビシッと決めてやれッ!」






仗助「・・・俺は正義って言葉を・・・利用してるだけなんじゃあねーのか・・・?」



億泰「・・・仗助?」



仗助「俺が今までやってきたことって一体なんだったんだ!?」



億泰「おいッ!どうしたんだ仗す・・・」




仗助「うわあああああああああああああああああああああああああーッ!!」


プッツーン





バタッ











仗助の心は折れてしまった。

億泰「仗助ッ!?」

裕也「おっ!おい!!どうしたんだ仗助ッ!!」

2人は必死に呼びかける、

しかし、仗助の耳には微かにしか届いていなかった。

その微かな声も聞こえなくなり、意識が薄れていく中、

仗助は考え事をしていた。













「俺は正義を・・・名乗っていていいのか?」








「俺こそ・・・アンジェロや吉良の事を言えない」










「「正義」という言葉を自分の為に使ってきた」










「最低野郎だったんじゃないのか・・・?」






答えが見つからないまま仗助の意識は途切れた


―――――――――――――――――

仗助が気がつくと、あたりは異常なほどに静まり返っていた。

しかしそんな事すら気にしないくらい仗助は自暴自棄になり、

心に穴があいたような間隔に浸っていた

「笑っちまうよな・・・今までやってきた事
 ぜェーんぶ、人の事言えねえ立場だったなんて・・・」

「じいちゃんに変わってこの町を守る?笑わせんなよ・・・」

「今まで戦ってきたスタンド使いと・・・
 億泰の兄貴や、音石のヤローとか、アンジェロに、
 宮本輝之輔・・・もしかしたら・・・いや、もしかしなくても吉良と
 比べてみても・・・
 オレって最低だったんだな・・・」

「・・・俺って一体、何なんだろうな・・・どう思うよ、億泰ゥ」

仗助は億泰に問いかける。しかし、返事は返ってこない。

仗助「おいどうしたんだよ億泰ゥ~まさかお前の兄貴引き合いにだしたから怒ってんのか?」

仗助「それとも遅れたこと指摘されて俺がムキになったのが気に食わなかったか?」

しかし、それでも億泰は黙ったままだ。

仗助は軽く肩を掴み、億泰の顔を自分のほうに向けた

仗助「おい返事しろよ億泰、悪かったっ・・・て・・・」




次の瞬間




仗助の目に、ヤケになってた頭を一瞬で冷やす光景が入り込んだ。







肩をとても冷たくし、








腹の部分を血まみれにし、
















目を瞑っていた億泰だった。




仗助「・・・おい・・・億泰・・・冗談だろ・・・?」

仗助「あいつらを捕まえたから、ちょっとオレをからかってるんだろ・・・?

  お前があいつ等なんかに・・・」

仗助はクレイジー・ダイヤモンドで傷口を治しながら問いかける。


ナイフか何かで付けられた様な傷のため、治すのは容易かった。

傷口は塞がり、血も止まった。完璧に治した。元の状態に戻した。

しかし、一つだけ治らない物が・・・

もう戻らない物があった。








億泰の魂だ。








もうすでに、行ってしまっていたのだった。


仗助「・・・おい、ふざけるのもいい加減にしろよ・・・」

仗助「オメー腹を抉られても・・・腕をもがれても・・・思いっきり焼かれても・・・
   顔にブツブツの穴開けられても死ななかったじゃあねーか・・・なあ億泰・・・」

億泰の頬に涙が一粒落ちた、また一粒、また一粒と、大粒の涙が流れ落ちていく・・・

仗助「だってよお前・・・さっきまで元気だったじゃねーかよ・・・


   一緒に爆弾ぶっ壊して・・・トニオさんとこで肩こり治して・・・


   それでオレにサラダの端っこケチ臭く分けてくれて・・・


   ババアに絡まれてクタクタになってたけどよォ・・・




   新しい出会いを探すって・・・気合入れてたじゃねーかよ・・・」

仗助は、強がりながらも現実を受け入れられず、涙を流し続けた。

仗助「嘘がヘタクソなんだよオメーはよォーッ!
   だからオメーはいつまでもバカのまんまだって言われてるんだよォ~~~ッ!」

仗助「億泰・・・返事しろよ・・・そもそも・・・ザ・ハンドを持ってるハズのお前が死ぬわけねーだろ・・・」



その時、後ろから擦れるような声が聞こえてきた

「抱きかかえてた・・・女が・・・グル・・・だった・・・んだ・・・」

仗助は後ろを振り向くのが怖かった。

仗助は杉本鈴美のいた、振り返ってはいけない小道で振り向くと

得体の知れない「何か」に「どこか」へ連れてかれるという話を康一から聞いたことがあった。

しかし、仗助はそれの何倍もの恐怖を味わっていた。

何が、どうなっているか、すでに解っていた。

だからこそ振り向きたくなかった。

しかし、「運命」は非情な事に

仗助を振り向かせた。







そこには噴上裕也が、血だらけで壁に寄りかかっていた。



仗助「うおおおおおおおおおおおおおッ!!ふ、噴上ィィィーッ!!」

仗助はこの時、


億泰が死んだという現実を受け入れた。



なぜなら彼の頭の中には



「億泰のように手遅れにしたくないッ!確実に治したいッ!」



という思いがよぎったからだ。


犯人なんかもうどうでもいい、

噴上だけでも助けたい

そう思っていた。

仗助「しっかりしろォーッ!噴上ィーッ!」

裕也「あの女が・・・億泰を刺した隙に・・・ドジちまった・・・」

裕也「すま・・・ねえ・・・」

仗助「いいんだッ!気にするんじゃねえッ!」

仗助(なんでだ・・・なんでクレイジー・ダイヤモンドでも治せないんだッ!!)

全力でクレイジー・ダイヤモンドを使ったが、

噴上の様態は良くなった様には見えない。

むしろ、どんどん顔色が悪くなっている

裕也「・・・仗助・・・頼みがある・・・」

仗助「ああ、なんでも言ってくれッ!!どうしたいんだッ!!」




裕也「・・・ミキタカと・・・女たちに・・・



   「ごめんな」



   って・・・つた・・・え・・・」




噴上裕也はもうすでに、虫の息だったようだ

最後の力を振り絞って、



仗助に何があったかと



大切な友人へのメッセージを伝えた




強敵でもあり大事な同僚でもあった勇敢な男の最後だった。


仗助「・・・なんだよお前ら・・・」

仗助「揃いも揃って抜け駆けしやがって・・・」

仗助「俺より先にアイツらのところに行くとはよォ~~~ッ!
   いい度胸しているじゃあねーかァ~~~ッ!!」

仗助「供え物が目当てかよォ~~~ッ!食い意地張ってるなあ億泰ゥ~~~ッ!!」



仗助は強がってジョークを叫んだが、

声は震えて今にも崩れそうだった。

彼なりの現実逃避をしているのだ。

もちろんこれが本心のわけが無い。




仗助の思いはただ一つだった。







「やり直したい」







一生に一度、誰でも考える事だ

ゲームで負けて考える事もあれば

テストの間違った部分の答えを

終わってから思い出し考えることもある。




東方仗助は今まで過ごして来た人生の中で一番、





生きてきた中でもっとも






「やり直したい、戻りたい」




と考えた。



この物語は

クライマックスでも

序章でも

中間地点でもない。




ジリリリリリリリリリッ


「・・・ハッ!?」

「・・・」

カチッ

「夢・・・?だったのか・・・?」

「妙に生々しくて、イヤな夢だったぜ・・・」

「・・・」



「何か・・・おかしいぞ・・・」




「この部屋、いつものボロい寮じゃない・・・」



「ここは・・・俺の・・・



 高校生の頃の部屋ッ!?」




「どうしてここに・・・

 ・・・ハッ!?」



「こっこれはァ~~~~ッ!?」




鏡に映った高校生の仗助「高校生になってるゥーッ!?」










たった今から始まるのである。






 ジョジョの奇妙な冒険
     part4
ーダイヤモンドは砕けないー

つーても作中でクレイジーダイヤモンドが大きく成長した描写もないし
タイマンで勝てるのも分かってるしで
吉良邸押し掛ければ終わるんだよな

今日はここまでです。




・・・これで(プロローグは)終わったな・・・

このssにはみんなが貸していたのだよ・・・3日前から数々の人間が・・・

あらゆるもの(主にアドバイスや期待)を貸していたのだ

戻って来ねえものが・・・多すぎるな・・・(主に体力と睡眠時間)

しかし彼ら(先代ジョジョss)のおかげだ・・・

彼ら(応援してくれる人たち)のおかげで

このssは続いているんじゃ・・・


良平の息子仗助・・・

バグでデータ吹っ飛んで書き直しになった
>>86>>87の元データ・・・

早速>>93で打ち間違えた本来序章の部分に
入るはずだった「承句」・・・


終わったよ・・・




・・・というわけで、ながったるい2003年編ことプロローグは

(説明まとめを除けば)これで終了です。

次回からは強くてニューゲーム編がスタートします

さっそく>>95で指摘されている事や、実写化によるショックを

必ずや何とか乗り越えて見せます

最後まで応援よろしくお願いします。

遅くなりました、投下します

仗助「・・・ま、まじかよォ~~~」

仗助「ゲーム機もラジカセも当時のまんまじゃねーか・・・」

仗助「まだ夢の中なんじゃねーのか・・・?」

仗助「そういや承太郎さんが夢の中じゃあスタンドは出せないっていってたような・・・」

仗助「・・・クレイジー・ダイヤモンドッ!」



ズオン



クレイジー・ダイヤモンド「・・・」

仗助「・・・出るっつーことは・・・夢の中じゃあねーようだな」


「仗助ーッ!早く起きなさーいッ!!」

仗助「ッ!?こ、この声はッ!」

ガチャッ

「仗助遅刻するわ・・・何よ、起きてるじゃない」

仗助「おっ、お袋ッ!?」

朋子「・・・?何驚いてんのよ、早く支度しなさい」


仗助「いや、あの、何ていうか・・・



   若い・・・」

朋子「・・・何お世辞言ってるのよ、あんたに言われても嬉しくないわ」

仗助「あっ、いや、そういうわけじゃ・・・


  ・・・ン?支度って何の支度だ?」

朋子「何って決まってるでしょ?




   今日から新学期でしょ?」



仗助「え」

仗助「えーっ!?」

朋子「なっ!?何急に叫んでるのよ!」

仗助「だっ、だって!あまりに驚いたもんだからついッ!」

朋子「ビックリしたのはこっちよ!あんた、まだ寝ぼけてるんじゃないの?」

仗助「いや、だってよォ・・・今は8月のお盆・・・

   ・・・ン?ンン?ンンンッ!?」

朋子「どうかしたの?」

仗助「・・・いや、お袋の言う通り・・・俺寝ぼけてたみてーだ・・・」

仗助「着替えるから先リビング行っててくれ・・・」

朋子「?さっさとしなさいよ」

バタン

仗助「・・・」

ゴゴゴゴゴ

カレンダー「・・・」

仗助「お袋がおかしいんじゃなあない・・・夢の中でもない・・・」

仗助「もうここまでされたら信じるしかねーな・・・」

仗助「4月」

仗助「1999年、4月12日・・・月曜日」

仗助「・・・」

TV「先日、杜王町にて耳や目の内部が破壊された死体が発見されました

   警察は、新型の病原菌による病死、もしくは事故として調査を進めています。」

仗助「俺は・・・マジに過去に来ちまったのかよ・・・」


朋子「仗助!急ぎなさいッ!」

仗助「ま、待ってくれよお袋ォ」

仗助(久しぶりの学ランだから着にくいぜェ~~~)

朋子「!?プッ!アハハハハッ!ちょっ!ちょっと仗助」

仗助「どうかしたか?」

朋子「だっ、だって何リーゼントの上から帽子被ってるのよッ!!ウケる~~~ッ!」

仗助「・・・ハッ!」

仗助(寮でやってた癖が出ちまってた・・・トホホ・・・恥ずかしいぜ)



学校「キーンコーンカーンコーン」

女子生徒「おはよー!」

男子生徒「久しぶりーッ!」

仗助「・・・」

仗助(なんか潜入調査か犯罪スレスレの事のどっちかやってる気分だぜ・・・)

「ここが新しい学校か・・・緊張するな・・・」

仗助「おッ!あれは」

「え?」

仗助「ようッ!康一じゃあねーかッ!」

康一「えッ!」

仗助「久しぶりだなァーッ!元気してたか?」

康一「え!?えッ!?」

仗助「由花子とは上手く言ってるか?カメユーの仕事は忙しくないか?」

康一「いえッ!わ、わかんないです!」

仗助「・・・え?な、何敬語使ってんだよ、かた苦しくなるなって!」

康一「あ、あの・・・」

仗助「?」

康一「どこかで・・・お会いしましたか?」

仗助「!!」

康一「多分人違いだと思うんですけどォ~~~誰かと間違えてませんか?」

仗助「・・・」

康一「あの・・・?もしもお~~~し?」

仗助(ま、まさかこれって・・・)

由花子「・・・」

仗助「ハッ!」

仗助「おい、由花子ッ!康一の奴が・・・」

由花子「・・・?あんた誰よ?」

仗助「・・・いや、すまねえ
   何でもねえ・・・」

由花子「・・・?」

仗助(・・・やっぱりそうだ・・・
  そうであって欲しくないと思ったんだが・・・)

仗助(みんな俺の事を忘れてる・・・
  イヤ、そもそもまだ会ってないんだ・・・)

仗助(実感は沸かないが・・・少し寂しいぜ・・・)

―――――――――――入学式終了、帰り道

仗助「・・・」

カメ「♪」パチャパチャ

仗助「・・・カメか」

仗助「昔は苦手だったんだが・・・今見ると別にどうって事ないな・・・」ヒョイ

カメ「?」

仗助「確か、ここの噴水は2年後ぶっ壊れるんだったかな・・・」

仗助「近くの川にでも移しといてやるか・・・」

「よそ見しててすまなかったな・・・この町の地図を見ていたんでな」

仗助「ン!」

康一(で、でっけぇ~~~~っ190以上はあるぞ)

仗助「あれは承太郎さん・・・それに康一・・・」

仗助「たしかこの時承太郎さんが俺の事探してるんだったっけなァ~」

仗助「テキトーな理由つけて声かけたほうが良いかなァ~?それとも向こうから来るのを待ってるのが・・・」

「何しとんじゃッ!」
          「なんのつもりだきさまッ!」

仗助「?」

ヤンキー1「お前の事だ1年坊!」

ヤンキー2「こっち向けッ!」

仗助「・・・」クルッ

康一(あッ!あの人は今朝の!)

承太郎「・・・」

仗助(確かこいつらは・・・あの時のヤンキーか・・・)

仗助「・・・俺になんか用でもあるのか?」

ヤンキー3「お前以外に誰が居るんだこのハナクソッ!!」

ヤンキー4「いいかスッタコ!中坊ん時はツッパってたのかもしんねーが・・・」

ヤンキー1「うちに来たら・・・

仗助「えーっと確か・・・こいつは・・・



ヤンキー1&仗助『わしらにアイサツがいるんじゃッ!』



・・・って言うんだっけ?」

ヤンキー1「・・・ハッ!?」

ヤンキー達「!?」

康一「え!?」

承太郎「・・・何ィ!?」


仗助(・・・おお!ピッタリ!うろ覚えだったとは言え
  当たると中々キモチィーぜッ!)

仗助(ジジイに教わった技も悪くねーなッ!(イカサマみたいだったけどネ))


ヤンキー1「お、おお!そうとも!分かってるじゃねーか!」

ヤンキー2「わ、分かってるならさっさと・・・」

仗助「で、何献上すればあっち行ってくれる?
   学ラン?ボンタン?それともお金?」

ヤンキー1&2「!?」

康一「ぜ、全部図星みたいだけど・・・なんで!?どうなってるの!?」

承太郎(これは・・・スタンド?
   いや、それならパワーを感じるはずだ・・・)

承太郎(・・・まさかとは思うが・・・あいつ・・・)

ヤンキー3「なッ!なんなんだよお前ッ!」

ヤンキー4「ほ、本当に1年坊かッ!?」

仗助「・・・けどよォ~~~」クルリ

ヤンキー2「ヒィッ!」

ヤンキー1「な、なんだ!?」

仗助「・・・こっちも面倒ごとは嫌いだからな・・・」


ゴゴゴゴゴ


ヤンキー1「え!え!?」

仗助「・・・はっきり言わせてもらうぜ




   お断りだコラァッ!!金が欲しーなら自分で稼ぎやがれッ!!」



ヤンキー達「ヒィッ!!」

ヤンキー達は感じたッ!

そのすさまじい威圧を!

そして恐れたッ!

「こいつは一年坊なんかじゃあない、
 もっとヤバイ奴だ」と!

ヤンキー達「うわあああああああ―――――――!!」

仗助「フーッ」

仗助(なんとかスタンドを使わず切り抜けれたぜ、
  あいつ等がこれでちっとは真面目になってくれると良いんだが・・・)

今回はココまでです。短くてすいません・・・

遅くなってすいません、バイトが長引いてしまいまして・・・
投下します


康一「な、なんだか良くわかんないけど・・・すっげぇ~~~」

承太郎「・・・今の見せてもらった」

仗助(おッ!!承太郎さん!)

承太郎「もしかしたらだが・・・答えて欲しい。

     お前が東方仗助か?」

康一「えッ!?」

康一(う、嘘だろォ・・・あの人が・・・東方さん?)

仗助「・・・」

仗助(よーし、ここはチョッピリ戸惑ってるフリをして・・・)

仗助「ハ、ハア・・・」


仗助(いや、ちょっと待てよ・・・?)

仗助(そういえば承太郎さんが怒るところは沢山見てきたが・・・)

仗助(承太郎さんが恥ずかしがるところとかは見たことねーな・・・)

仗助(徐倫ちゃん連れて来た時も、承太郎さんあんまりデレたりしてなかったし・・・)

仗助(それに俺・・・いっつも承太郎さんになめられて見られてたトコもあるからなァ~~~)

仗助(ここはちょっとからかって見ようかな!)



承太郎「・・・1983年生まれ、母の名は朋子
母親はその時21歳、東京の大学に通っていた

生まれたときよりこの町に住んでいる・・・1987年 つまり4歳の時
原因不明の発熱により50日間生死の境をさまよった経験あり」

仗助(よし、そろそろだな・・・)

承太郎「父親の名は・・・」

仗助「ちょッ!!ちょっと待ってくださいッ!!」

承太郎「・・・どうかしたか?」

仗助「さっきからあなた何を言ってるんですか
   俺はそのヒガシカタジョースケって人とはカンケーありませんよ
   人違いじゃないですか?」

承太郎「・・・何?」

康一「ええッ!?(こ、こんどはこの人も人違イーッ!?
   一日で2回も人違いに出くわすなんて、普通ある事かッ!?)」

仗助(ヘヘヘッ!今日の俺は最高に意地悪だぜッ!)

仗助(さあ、承太郎さんの反応はどうだッ!)

承太郎「・・・」

仗助(ム?アレッ!?あんまり反応がないぞ?)


承太郎「・・・それはすまなかったな・・・どうやら俺の勘違いだったようだ・・・」

仗助(あれェーッ!?)

承太郎「君、3番のバス停だったか?ありがとうな。」

康一「え?あ、はい・・・」

仗助「ジョッ!ジョーダン!冗談ッスよォ!」

仗助「ちっとからかっただけなんッスよォン!」

康一「しょ、初対面の人をからかってたのッ!?」

仗助「い、いやーッ
   いつものクセが出ちゃってねーッ!
   初対面の人でも引っ掛けやすそうな人はからかいたくなるんスよォ

   (ホントは何度も会ってるから出来るってだけだけど)
   ホントスンマセンッス!」

承太郎「・・・分かってたさ」

仗助「・・・え?」

承太郎「今度俺を引っ掛けるんだったら、

   そのセーフクの袖にデカデカと描かれた
   「仗助」の2文字を剥ぎ取ってからにするんだな・・・(次があるかはしらねーがな)」

仗助「あッ!!」

仗助(し、しまったッ!!逆にはめられたぜェーッ!俺のマヌケッ!)


承太郎(それにしても・・・親子揃ってそっくりな性格だ・・・面倒クセーってところがな・・・)

康一「・・・」

承太郎「ところで・・・先ほどのあの会話、
   まるで「話すことが分かっていた」かのように進んでいたが・・・」

仗助「!!」

仗助「あ~~~あれはそのォ・・・」

仗助(どうするッ!?テキトーに言ったら勘違いされちまうぞッ!それはかなり面倒くせーッ!)

仗助「い、いやァ~~~生まれつき持ってたって言うんスかねェ~?」

仗助「なんとなァ~くですけど分かるんデスよォ~」

仗助「なんつーか・・・自然と頭に入ってくるって言うんですかァ?」

仗助(こ、こんなんでごまかせるかなァ~~~)

承太郎「・・・そうか。」

仗助(あ、あれ?納得してくれた?)


承太郎「『スタープラチナ』」ブォン

仗助「うおッ!」

仗助(ス、スタープラチナ!久しぶりに見たもんだからビックリしちまったぜ・・・)

承太郎「見えるか仗助・・・これは「スタンド」と呼ばれるものだ!」

承太郎「お前の父親・・・つまり『ジョセフ・ジョースター』も持っている・・・」

承太郎「『スタンド』は『スタンド』を使うものにしか見えない・・・」

承太郎「おそらく、会話の時自然と会話が入ってきたのは・・・」

承太郎「お前のスタンドの『能力』のせいだ
    その能力はお前が4歳の時身についたものだ・・・」

仗助「・・・へ?」


承太郎「だが、こんなに珍しいケースは俺も初めて見た・・・」



承太郎「まさか親の性格からスタンドの能力が誕生するとはな・・・
    本来スタンドって言うのは自分の性格が影響する物だからな、少し興味深い。 

    お前の父は会話の先読みが得意だったからな、
    そのズル賢いトコが能力に影響したんだろうな・・・」

仗助(なっ!?なんか勘違いされてるゥ~~ッ!?)

承太郎「それにスタンドが全く気配を見せないところを見ると・・・
    結構使い慣れているな・・・ジョセフ・ジョースターも
    そういう器用な事が得意だった。」

仗助「あ、いやァ、そのォ」

承太郎「しかし、スタンドは『ビジョン』がある筈だ・・・
    できれば見せてくれないか・・・?」

仗助「ハッ、ハイ・・・」

仗助(ど、どーすんだよォ~~~ッ!どーすんだ俺ェ~~~ッ)


今回はココまでです、短くてすいません。
次回、VSアンジェロ

投下します

仗助(ど、どうすりゃいいんだァ~~~)

仗助(ナンかどんどんおかしな方向へ向かってるゥ~~~)

仗助(な、なんとか誤魔化せねーか・・・例えば・・・)





「クレイジー・ダイヤモンドッ!」

承太郎「それがお前のスタンドか・・・名前もあるのか」

「そうです!かっぴょイーでしょン」

「さらにッ!ドラァ!」ボコォ

バシャー

康一「あれ!?噴水が直った!!」

「これがもうひとつの能力!!なんでも直す能力ッス!」

承太郎「おお、すごいな。2つの能力を持つのか、頼もしい」

「でしょォー!」




仗助(よしッ!イケる!!完璧の作戦ッス!!)

仗助(じゃあさっそ・・・く・・・)




仗助「んなあああ!?」

康一「えッ?!」

承太郎「どうした?急に叫びだして」

仗助「あ!い、いやあ・・・あー・・・」

カメ「?」

仗助「このカメが手をくすぐってキタんでスよォ~~~ハハハッ」

カメ「!?」

仗助「意外といたずらっ子ですねコイツゥ~~~~」

カメ「チガウチガウ!」

承太郎「そうか・・・それよりスタンドはまだか?見せてくれないのか?」

仗助「あッ!す、すぐに見せますよォ~~~」




仗助(わ・・・わすれてたァ~~~~)

仗助(まだこの頃は噴水は壊れてねえんだった~~~ッ!ヒィ~~~!俺ってドジィ~~~!)

仗助(な、何か他に直せそうな物・・・そこらへんの雑草でも抜いて直すかァ~~~?)

仗助(・・・イヤ、仮にクレイジー・ダイヤモンドの能力を見せたとしても・・・)

仗助(俺さっき『スタンドを使い慣れてる器用な奴』って思われたまんまだもんなァ~~~)

仗助(クレイジー・ダイヤモンドはブン殴らないと直せない大雑把なスタンドだぞッ!

   怪しまれるに決まってるッ!!(この4年でチットは器用になったけども))

仗助(クソーッ!!どこが完璧な作戦だよォーッ!)


仗助(よし、ならば別の方法だ、3択から1つだけ選ぼう)

答え①グレートな仗助クンは突如誤魔化す方法を思いつく

答え②友人が助けに来てくれる

答え③誤魔化せない。現実は非情である


仗助(・・・)

仗助(・・・いや、さすがに誤魔化すのはもう止めよう・・・)

仗助(さっきから誤魔化せば誤魔化すほど話がおかしくなっていく・・・)

仗助(よ、よしッ!ここはもう正直に言っちまおう!!)

仗助(よ~し言うぞッ!言うんだ仗助ッ!言ってやるんだァーッ!)


答えー③  答え③   答え③



仗助「あ、あの承太郎さん、実は・・・!?」




この時仗助は、この20年生きてきた中で

最も恐ろしい物を見たッ!

膝が笑い、汗が吹き出て、涙すら流しそうになったッ!



仗助の目に飛び込んだ光景とはッ!!



万遍の笑みを浮かべッ!



初めて遊園地に来た子供のようなッ!



期待に胸を膨らましたワクワクとした顔の承太郎だったッ!!



いつもの威圧のある承太郎に見慣れていた故に、

仗助はこの莫大なギャップにビビッたッ!!

承太郎「どうした?さあ早く見せてくれ、お前のスタンドを」ワクワクニコニコ

康一「・・・」

康一(クールな見た目からは想像もつかない貼り付けたような笑顔・・・イメージとぜんぜん違うぞ・・・)

康一(それとも僕が勝手にイメージを膨らませただけで・・・元々こんな人だったのか?)

もちろん違うッ!


仗助(ウ、ウッギャーーーーーッ!!)

仗助(マ、マジかよ・・・あの承太郎さんが・・・)

仗助(こ、こりゃあマジにヤベーもん見ちまったぜ・・・)

仗助(ある意味ガチギレした承太郎さんより何倍も怖いぜ・・・)



仗助(今の承太郎さんに正直に言ったらどうなることやら・・・)

仗助(ど、どーすんだオレェーッ!!)

仗助(よ、よし。ならば先に直す能力について先に言ってみよう・・・話を逸らすんだ・・・)

仗助(それでドサクサ紛れに勘違いだって言うんだッ!!)


仗助「あ、あの承太郎さん」

承太郎「何だ?」ワクワクニコニコ

仗助「(ウゲェ~~~~ッ)お、俺のスタンド・・・クレイジー・ダイヤモンドっつーんでスけど・・・」ブォン

承太郎「おお、なるほど・・・ビジョンはジジイにはあまり似てない・・・と・・・」メモメモ

仗助「(メモ取ってる・・・)ちょっと見てて下さいこの雑草・・・」ブチッ

仗助(なるべく丁寧に頼むぜェ・・・)

クレイジー・ダイヤモンド「ド、ドラァ」パコッ

雑草「!?」ジメンニスポッ

仗助「ハイ、こんな感じでケガとか壊れた物を元の状態になおす事が出来るンでス。
  (むしろコッチがメインなのにィ~~~)」

承太郎「・・・」

仗助(ゲゲッ!!黙り込んじまった!!さすがに無理があったか!?)

スタープラチナ「オラァッ!!」ペンツカム

仗助「えッ!?」

スタープラチナ「オラオラオラオラオラオラァーッ!!」カキカキカキカキ

仗助(何ィーッ!?むしろ悪化しちまったァ~~~~!?)

承太郎「さらに興味がわいてきたぞ仗助・・・」ワクワクゥ

承太郎「スタンドは能力は例外もあるが基本一つのみ・・・

   (3部での例外:ハイエロファントグリーン(エメラルドスプラッシュと触手)     
   イエローテンパランス(変装と肉片による捕食)
   
   2つの能力を使うスタンドは珍しいんだ・・・

   お前の会話が自然と入ってくる能力・・・

   クレイジー・ダイヤモンドのビジョンからは想像も出来ない。」メモメモォ

承太郎「だからこそ興味深い・・・一度SPW財団で調べる必要があるな・・・」ニコニコ

仗助(ぎゃっぱぁーッ!!まずいッ!!グレートにまずいィーッ!!)

仗助(つーかそもそもスタンドチラッと見せてすっぽかせば良かったのにィ~~~

   何余計な事やってんだ俺ェ~~~~(今更おせーヨッ))



承太郎「そうだ・・・会話が入ってくる能力で
    俺の喋るセリフを当ててみてくれないか?

    レポートを取っておきたいんだ・・・」ワクワク

仗助「え」

承太郎「念には念を入れて・・・ってやつだ」ニコニコ

仗助(う、嘘だろォ・・・これがいわゆる「絶対絶命」って奴かよォ~~~)


今回はココまでです・・・
アンジェロ戦できなくてすいません・・・

風邪+地震の影響でちょっとキツイけど今日から投稿ペース上げていきます


女子1「あっ仗助君だわっ?」

仗助(ゲゲッ!!こんな時にッ!!)

女子2「仗助くーん?」

承太郎「・・・なんだこいつらは・・・?」

女子3「仗助くん?」

仗助(くっそーッ!!「万事休す」とも言うぜッ!承太郎さんもムカついてるしよォーッ!)

女子4「仗助くん?」



仗助(・・・承太郎さんがムカついてる・・・?)

仗助(・・・そうだ・・・!いい事思いついたぞッ!!)

仗助(あの娘タチは助け舟だッ!俺を安全な道に導く助け舟ッ!!助かったぞォォォーッ!!)

仗助(今日会ったばかりで名前も知らないけど、礼を言わせてもらうぜッ!サンキューッ!!)

仗助(今の承太郎さんは研究欲が溢れ出しているッ!!
  そんな中に大嫌いなキャーキャー騒ぐ女の子が来たら・・・)




承太郎「やかましいッ!!後にしろッ!!今忙しいんだッ!!」クワッ



仗助(ほらキレたッ!!)

仗助(そんな承太郎さんが言うセリフといえばァァァァァーッ!!)

承太郎「仗助「『俺は女が騒ぐとムカつくんだッ!』」・・・ハッ!?」

女子2「・・・はあーい」

女子1「何よこいつ・・・」

女子3「行こ行こ」

女子4「仗助くん、バイバーイ」

仗助「おう!じゃーなッ!また明日なーッ!

キャー!ジョウスケクンガヘンジシテクレタワーッ!

ナニヨヌケガケハユルサナイワヨッ!

ナニヨブス
ナニヨペチャパイ

ブスブスブスブス
ペチャパイペチャパイ

承太郎「・・・」

仗助(よしッ!!これで乗り切ったぞッ!!ヤリィーッ!)

仗助(ハッ!!調子に乗っちゃ駄目だ、ここは冷静に・・・)

仗助「・・・レ、レポートとらないんスか?」

承太郎「ハッ!!」カキカキ




仗助(よし・・・あとはジジイの話に戻そう・・・それで今度こそ元通りになるハズだ・・・)

仗助「・・・と、ところで・・・ジジ・・・いや!ジョースターさんについて
   まだ何かお話しする事が何かあるんじゃあないッスか?」

承太郎「・・・そうだったな」

仗助(フーッやっと落ち着いてくれた・・・)

康一(・・・な、なんなんだこの人・・・別の人格があるみたいに性格の変わる人だなぁ・・・)




仗助は承太郎に話を合わせたが

都合によりアンジェロの部分まで割愛させていただきます


承太郎「そしてもう一つ・・・お前に会いに来たのは理由がある」

承太郎「ひとつは、すでに話したお前はジョースターの人間であるという事。」

承太郎「もうひとつは・・・」






仗助「・・・片桐安十郎・・・アンジェロの事でしょう・・・」

承太郎「!」

康一(安十郎・・・?TVで聞いたことがあるぞ、殺人鬼の片桐安十郎・・・
  でもなんでその名前を・・・?)

承太郎「・・・すでにお見通し・・・というわけか」

仗助「・・・忘れるわけがありませんよ・・・」

仗助「こいつは・・・俺のじーちゃんを・・・」

康一「・・・!」

承太郎「・・・すまない。失礼なことを聞いたな・・・」

仗助「・・・いえ、大丈夫です。」

仗助「・・・奴の居場所なら分かります」

承太郎「!!」

康一「えッ!?」

康一(こ、この町に殺人鬼が!?)



仗助「正しくは「分かった」ですけどね・・・」

仗助「スタンド使いはスタンド使い同士引かれあう・・・」

仗助「あいつのスタンドの気配が近づいて来てるんスよ・・・」

承太郎「・・・この近くか?」

仗助「そうです、歩いて3分も掛かりません」

承太郎「ナニィッ!?」

仗助「奴を一秒でも長く生かしておくわけにはいかねーッス・・・」



仗助「俺がじーちゃんに変わって・・・」



仗助「この町を守りますよ・・・」



康一「・・・」

康一(僕には2人の言っている事がさっぱり分からない・・・)

康一(スタンド?ジョースター?何のことだ・・・?なぜ安十郎の名前が?)

康一(普通ならプッツンしてると割り切って何処かに行くはずだ・・・)

康一(しかし僕は・・・今この2人に・・・)

康一(「奇妙」な「魅力」を感じているッ!!)

康一(一時も目が離せないッ!聞けば聞くほど2人の会話に引き込まれてしまうッ!)

康一(そして、自分でもなんでこんな事考えてるかもわからないがッ!)

康一(一緒に戦いたいと思っている!!)

仗助「あいつのスタンドを捕まえて、あいつも捕まえる「作戦」を考えましたッス」

仗助「あいつの居る場所に案内するからそこで話すッス、急ぎましょう」

承太郎「ああ、頼む」

康一「あっ!あの!」

仗助「ン?康一、帰らなくて大丈夫なのか?」


康一「ぼ、僕にも手伝わせてくださいッ!!」

仗助「ナニィッ!?」

康一「厚かましいですが、2人の力になりたいんです!」

承太郎「コウイチくん、この件は君には危険すぎる・・・
    関わらないほうが身のためだ・・・」

康一「そ、それでも・・・たった2人でそんな危険なことをすると聞いたら
   逆に不安になってしまって・・・」

康一「そ、それに仗助君?だったよね!」

仗助「!」

康一「僕、朝まで新学期に不安を抱えてたんです・・・
   そんな時、仗助君が僕に声を掛けてくれて・・・」

康一「最初は戸惑ったけど、それで少し不安が晴れたんです!
   だから余計に心配で・・・!」

仗助「康一・・・」

承太郎「すまないが康一君・・・君に出来ることは何も・・・」

仗助「いや・・・あるぜ!!」

康一「ええ!本当!?」

承太郎(じょ、仗助・・・彼はスタンド使いでも
   何でもないただの少年だ・・・一体何をさせるつもりなんだ?)

仗助(心配いらねーッスよォ、危険なことはさせないッスから)

仗助「ああ・・・たったひとつだけだがな・・・」

仗助「ショボッちーのがな!」

康一「構わないッ!2人の役に立てるならショボくても構わないよ!」

仗助「じゃあな・・・」


男「フーンフーンフーンフンフンフフンフン♪」



「グググ~~ッ」

男「おいネーチャン、これ幾らだ?」

店員「125円になりまーす!」

「よし・・・今日はあの男に取り付いてやるとするか・・・ククク」

「アクア・ネックレス!」


店員「ありがとうございましたー!」

カキュッ 

プシ

男「今日は春にしちゃあ暑かったからなァ~~~喉がカラカラだぜェ~~~」

シュバッ

アクア・ネックレス「さあ・・・はやく飲みやがれッ!飲んじまえッ!」

男「?どっかから声が聞こえるような・・・気のせいか!」

ゴクッゴクッゴクッ

アクア・ネックレス「ヒーッヒッヒッヒッ!!」

男「プハーッ!!ンメー!・・・ン?」

アクア・ネックレス「ヒーッヒッヒッ・・・ン?」

グォォォォォ

アクア・ネックレス「なッ!?なんだこれはッ!?お、オレ様の体がッ!!包み込まれてるゥゥゥ!?」

男「ウヴォェェッ!」

ベチャッ

アクア・ネックレス「ブギャーッ!!」


男「ハァ・・・ハァ・・・お、おいッ!!ネーチャンッ!!」

店員「ど、どうかいたしましたか?」

男「このサイダーッ!中にゴム手袋が入っていたぞッ!!」

店員「え!?そ、そんなはずは・・・」

男「うそじゃねーぞッ!!今現にオレが吐き出した奴が・・・あれ?」



男「・・・な、ない?」

店員「・・・こ、交換いたしましょうか?」

男「あ、ああ・・・すまない・・・」


店員(きっとこの暑さで頭をやられて変な物でも見ちゃったのね・・・可哀想に・・・)

「おっと失礼ッ」ユラリ

サイダーのキャップ「カチッ」

店員「え!?」

ゴシゴシ

サイダーのキャップ「・・・」

店員(い、今・・・勝手にキャップが動いたような・・・)

店員(少し休んだほうがいいかしら・・・)


承太郎「どうだ仗助、上手く行ったか」

仗助「バッチリッスよォ!」っアクア・ネックレス入りゴム手袋

康一「どうなってるのかはわかんないけど・・・すげぇ~~~」

アクア・ネックレス「ギャアアーッ!!」

仗助「うるせーなァ・・・ドラララァッ!」ブンブン

アクア・ネックレス「ギィィィィーッ」

ドォーーーン

承太郎「!」

承太郎「仗助、本体はあそこだ」

仗助「ウシッ!」






茂み

「うおおおおおおっ」

ドォーーーン

「うぎゃああああああーっ」

ドサッ

「ハァー
 ハァー
 ハァーハァー
 ハァー」

「しっ」

「しまったあ~~~~~」



┣¨┣¨┣¨┣¨ドド

仗助「・・・」

承太郎「・・・」

康一「・・・こ、こいつが・・・アンジェロ・・・」

アンジェロ「ゲェーッ!!」

アンジェロ「な、なぜだァーッ!なぜオレのスタンドの事がわかったんだァーッ!?」



仗助「すべて・・・作戦通りだぜ・・・」

今回はココまでです、
次回、おそらく虹村兄弟


アンジェロ「さ、作戦・・・?」

承太郎「仗助の考えた仗助にしか出来ないブッ飛んだ作戦さ・・・」

康一「なにがなんだか分からないけど・・・すげぇ~~~」




作戦はこうだった。

まず仗助が心を読む能力(ニセモノ)を使い

アクア・ネックレスの正体を暴くのと、

アクア・ネックレスに取り付かれる男と、男が買う飲み物を当てる

仗助「今日は暑い上ッスからねーッサイダー飲みたくなる気持ちも分かるッスよォー」

その間に康一にゴム手袋を細切れにカットしてもらう(手首部分は結んで残しておく)

康一「ショボい作業だったけど・・・重要な作業だったんだ・・・」

次に承太郎が店内すべてのサイダーをスタープラチナで気付かれないように開けて

中に細切れのゴム手袋を入れ、しっかり閉める

そして男が飲んだ瞬間ゴム手袋をクレイジー・ダイヤモンドで直して

アクア・ネックレスを閉じ込めこっちに引き寄せる(この時強制的に他のゴム手袋の破片もサイダーから出てくる)

そしてお客のフリしてサイダーのキャップをクレイジー・Dで戻す。(最もゴム手袋の入っていたサイダーなんか誰が飲みてーモンか)


アンジェロ「ひいいいいいいいいいいいいいッ!!!」

仗助「・・・」

アンジェロ「ま・・・まさか ヒヒ!」

アンジェロ「まさかおめーらこのオレを殺すんじゃねーだろうな!?」

アンジェロ「そりゃあたしかにおれは・・・」

仗助「あー・・・たしか次のセリフは・・・」

アンジェロ「仗助「呪われた罪人だ!脱獄した死刑囚だッ!
 
 ・・・だったか」」

アンジェロ「・・・ハッ!?ハァーッ!??」

康一「すごい!また当たったッ!」

仗助「誰ももうおめーを死刑にはしないぜ・・・お前の罪は何年たっても晴れることはねえ・・・
   刑務所はもちろん・・・死刑すら生ぬるいぜ・・・
   おっと承太郎さん、その手袋しっかり握っててくださいッス、そいつそれでも動けますから・・・」

承太郎「!わかった・・・」

スタープラチナ「オラァッ!!」

アンジェロ「グェェェェッ!!わ、わかった!俺を見逃してくれたらッ!!
       俺をスタンド使いにした親玉を教えるッ!!な?な!?それでどうだッ!
       俺を殺したらそいつを突き止めれねーぜッ!!」


仗助「・・・虹村形兆のことか?」

アンジェロ「・・・ヘ?な、なぜそれを・・・?」

承太郎「最後だから教えといてやる・・・こいつは相手の頭の中の事が読める能力を持ってるんだ」

アンジェロ「そ・・・そんなバカなァァァッ!?」

仗助「永遠に供養しろ!アンジェロ!てめえが殺した人間のなッ!!」

クレイジー・D「ドララララララララララララララララゥラァッ!!」

ドゴドゴドゴォ

アンジェロ「ああああああああああああ!!」

クレイジー・D「ドラアーーーッ!!」

ドゴォーンッ




アンジェロ「・・・アギ」


康一「えッ!?な、何が起こったの!?」

康一「いきなりアンジェロが吹っ飛んだと思ったら・・・」

康一「この巨大な岩はッ!?アンジェロはどこにッ!?」

承太郎「康一くん・・・君に出来ることはすべて終わった・・・もう帰ったほうがいい」

承太郎「これ以上は関わらない方が身のためだ・・・」

康一「そ、そんな事言われても・・・」

康一(僕には何があったのかはサッパリ分からなかった・・・)

康一(いきなり殺人鬼が吹っ飛んだと思いきや岩が出来てた・・・)

康一(何を言ってるのか自分自身でも理解できない・・・)

康一(でも・・・一つだけ分かった事がある・・・)

康一(これをやったのはあの東方仗助くんだ)

康一(この承太郎さんはもう関わらない方がいいと言ってるけども・・・)

康一(正直僕は・・・この仗助君を・・・)

康一(心から尊敬しているッ!!)

康一(首を突っ込まずには居られない!どんどん気になってくるッ!)

康一(仗助君・・・君は一体!?)


仗助(・・・過去の事とはいえ・・・何回ぶちのめしても気がすまねえ・・・
    あの時から今まで・・・怒りは有り余って眠ったままだったんだ・・・)



仗助(だが今回は一発でアンジェロを岩に出来たのはなぜだろうか・・・

   まあ、俺とクレイジー・ダイヤモンド成長の証拠とでも思っておくか・・・)


クレイジー・ダイヤモンド「・・・」




承太郎「・・・」

承太郎「・・・フフ」ニッコリィ

仗助「おおあっ!?ど、どうしたんですか承太郎さん!?」ビクゥッ

承太郎「いや仗助・・・マジに恐れ入った・・・
    お前のクレイジー・ダイヤモンド、まだまだ成長の見込みと秘められた何かがありそうだ・・・
    俺はしばらくこの杜王町に滞在するつもりだったが・・・」ニコニコ

承太郎「お前のクレイジー・ダイヤモンドの研究のためにSPW財団本社に戻ろうかとも思っている・・・
     お前さえ良ければ一緒に来てくれないか?」ニコニコ

仗助「えッ!?あ、いや、お、俺、まだやることが一杯あるしッ!また今度にしときますッス!」

仗助「そ、それに承太郎さんも虹村形兆の事とかいろいろ調べることがあるんじゃないッスか!?」

承太郎「ハッ!?そ、そうだった・・・すまないな、つい舞い上がっちまって・・・
     ・・・だが俺は杜王グランドホテルにいる。その気になったらいつでも連絡してくれ」

仗助「ハ、ハイ・・・(こりゃ迂闊に連絡できねーな・・・)」

承太郎「ところで・・・サンプルを取らせて貰ったお礼がしたいと思ってるんだが、
     何かできることはあるか?」

仗助「え!?マ、マジスかッ!?」

承太郎「ああ、小遣いでもやろうか?」

仗助(ヤッ!ヤリィーッ!なんだかんだあったけど、結果オーライだぜッ!)

仗助(どうしようかなぁ~~~ッ!あんまり高額請求すんのはマズイだろうけどヨォ~~~
   承太郎さんがお礼したいって言ってんだもんなァ~~~~
   人の親切を断るってのはイケネーもんなァ~~~~ッ!ヘヘヘッ)

仗助(あ、でも確かこの頃の俺はまだ貯金はしっかり貯めてた筈ッ!
   じゃあ貰っても大して意味ねーか・・・)

仗助(じゃあそうだッ!あの頃欲しかったけど
   どーしても買えなかったものとかどうだろうッ!)

仗助(たとえば・・・・そうだッ!!酒とかタバコはどうだろうッ!
   不良見たいって思われるかなッ!ヘヘヘッ・・・




    ・・・ン?酒・・・?)


承太郎「いらないってならいいんだぜ、お前が別に欲しい物が無けりゃな」

仗助「・・・いえ、一つありました・・・」

承太郎「なんだ?言ってみな」

仗助「・・・それは・・・」





一方その頃コンビニでは

店長「最近暑いからネ、気をつけて帰りなよ」

女店員「ハイ・・・失礼いたします・・・」

女店員(あれは一体なんだったのかしら・・・頭が痛くて仕事にならなかったわ・・・)

女店員(ああ・・・なんか意識が・・・)フラッ

「おっと!大丈夫かネーチャンッ!」ガシッ

女店員「えっ?」

取り付かれた男「さっきキツく言ったのが悪かったか?すまねえな・・・」

男「たぶんこの暑さで頭がヘンになっちまってあんなクレーマー紛いの事言っちまったが・・・
 本当に悪いと思ってるぜ・・・」

女店員(な、なによ・・・ガラの悪い人かと思ったら結構いい人じゃない・・・)

男「ン?どうかしたかネーチャン」

女店員「あ、な、なんでもないですッ!すいませんッ!」

男「そんな事言ってるけど・・・顔赤いぜ・・・?この暑さのせいでボーッとなってんのか?」

女店員「え!?い、いや!ホントになんでもないですッ!」


その夜・・・


――――――――――――――東方家



「じゃあ行って来るからの!アレ用意しといてくれ!」

朋子「ハーイ、行ってらっしゃい!」


ギィィ

仗助「・・・じーちゃん」

良平「ン!仗助!お前こんな時間まで何をやってたんだ!」

仗助「・・・ちょっとコンビニとか行ってただけだよ・・・」

良平「まったく、高校生が夜までであるくもんじゃないッ!」

朋子「本当よまったく、心配したじゃない!あれ?」

良平「ン?どうかしたか?」

朋子「ごめんなさい、買うの忘れてたわッ!」

良平「な、ナニィーッ!?」

朋子「もうお酒屋さん閉まっちゃってるし、コンビニは置いてないだろうし・・・」

良平「そ、そんなァ~~~ただでさえこの歳で夜勤は辛いってのにそれに加えて楽しみのアレがないってのかァ~~~ッ?」

良平「クゥゥ~~~!泣きっ面にハチとはこの事だッ!」

仗助「あ~~、そ、その事だけどさ、」



スッ


仗助「こ、こんなんで良かったら・・・」っ高級ブランデー


良平「!!お前そ、それはッ!」

朋子「どうやって買ったの!?高かったでしょうに!」

仗助「酒屋に内緒で売って貰ったんだよ、値は張ったけどな・・・」

仗助「お袋どうせ買い忘れてると思ってな・・・」



朋子「・・・ど、どうせって何よどうせって・・・」

良平「じょ、仗助・・・」

仗助「・・・夜勤頑張ってきなよ、じーちゃん」

良平「・・・まっ、まったく!こ、高校生が酒なんか買いよってッ!帰ったら、た、ただじゃおかんぞッ!」

仗助「ハイハイ、早く帰ってきなよ!」


良平「ま、全く、じょ、仗助の奴めッ!」

朋子「・・・お父さん、泣いてるの?」

良平「なッ!?ち、違うッ!これはただ、その、か、花粉症じゃッ!!
   目に花粉が入ったんじゃッ!」グシュグシュ

朋子「言ったでしょ?あいつは心の底では優しさがあるって・・・」

良平「そ、そんなことあるかッ!ただの、ふ、不良じゃあいつはッ!まったく」ズビッ

良平「わ、わしは行くからなッ!」グスッ

朋子「・・・行ってらっしゃい」

マッタク、カフンノキツイキセツジャワイッ!グスグス

朋子「・・・それにしても、仗助の奴・・・」


仗助「・・・ヘヘッ」



朋子「・・・成長したわね」ホロリ




承太郎「・・・」

―――――――
仗助「・・・」っ金

承太郎「どうした?なんでお前が金を出してるんだ?」

仗助「じつは・・・これでブランデーを買ってきて欲しいんデス」

承太郎「ブランデー?高校生にはちとゼータクじゃあねーか?」

仗助「いえ、そうじゃなくて・・・」

仗助「家のじーちゃん夜勤明けにブランデー飲むのが楽しみなんデス」

承太郎「?お前のじーさんは確かアンジェロに・・・」

仗助「あ、あの時は俺のじーちゃん「が」って言ったんですよ」

仗助「俺のじーちゃんがアンジェロを捕まえたっていうのをお袋から聞いたから知ってたんスよ」

承太郎「なんだ、そういうことか・・・すまないな、てっきり勘違いしちまったぜ・・・」

仗助「いえ、紛らわしいこと言ってすいませんでした」

承太郎「それで、自分のジイさんにプレゼントがしたいが、買いたくても買えないから代わりに買ってきて欲しいって事か」

仗助「え!?あ、あ~~~そ、そういう事になりますッスね」

仗助「あと、酒代も節約できるからお袋も喜ぶかなっーって思って」

承太郎「・・・わかった、そういう事ならお安い御用だ」

仗助「あ、ありがとうございますッス!!」

――――――――――――――


承太郎「・・・」ピッポッパ

プルルルルルルルル

ガチャッ

ホリィ「はい、もしもし!空条ですが」

承太郎「・・・俺だ、お袋。久しぶりだな」

ホリィ「あら!その声、承太郎じゃない!どうしたの急に?」

承太郎「大した用じゃあないんだが・・・ちょっと気になってな」

承太郎「・・・元気してたか?」

今日はココまでです

次回、VS虹村兄弟

投下します!

仗助「行って来まーッス」

明子「行ってらっしゃーい」

朋子「ほら、お父さん。仗助も
   もう行っちゃったわよ」

良平「ムニャムニャ・・・これがわしの趣味さ・・・文句あっかぁ・・・zzz」

朋子「もうッ!遅刻しても知らないからねッ!」



康一「おはようですッ!仗助さん!
   い、一緒に登校してもよろしいでしょうかッ!」

仗助「ン?なんだ、康一じゃねーか
   どうしたそんなに堅苦しくなって」

康一「あ、い、いや・・・つい・・・」

康一「ぼ、僕、仗助さんと仲良くなりたいんですけど・・・
    あんまり馴れ馴れしくするのは失礼かと思いまして・・・」

仗助「そんなことネーッて!俺たち友達だろ?タメ口でかまわねーヨッ!」

康一「ほ、本当ですかッ!?じゃ、じゃあ・・・よろしくね!じょ、仗助くんッ!」

仗助「ソーソーッ!その方が俺も話しやすいからヨッ!」

康一「ところで仗助くん、どこか寄り道するの?」

仗助「ン?いや、億泰の奴のトコ行こうと思ってよ」

康一「億泰・・・?知らないなぁ・・・」

仗助(あ、そうか、まだ知らないのか)

仗助「ココだよ、ココが億泰の家だ」

康一「・・・えッ?こ、ここって・・・たしか・・・」

仗助「立ち入り禁止の空家・・・に見えるけどよォ、実はずっと前から
   虹村サンって人が買って住んでるんだぜ」

康一「え!?そ、そうなのッ!?」

仗助「で、その看板はセールスマンとか誤魔化す為掛けてるんだってよ」

康一「へ~~~っ」

仗助(・・・ン?ちょっと待てよ・・・康一がシラネーッて事は・・・!!)

仗助「康一ッ!あぶねえよけろッ!!」

康一「え?」

ヒュンッ

クレイジー・D「ドラァッ!」

ドンッ


康一「うわッ!!」

カリッ


ズザーッ


ドシュッ

仗助(フ~~~い・・・今のはマジにギリギリだった・・・
   かすり傷がちょっと付いちまったがな・・・)

康一「いてて・・・ハッ!?な、なんだ!?
   こ、これは・・・矢?」

「今・・・なんで俺の名を呼んだ・・・?」

仗助「ハッ!」


ドドドドドドドド

億泰「立ち入り禁止の看板が・・・なぜセールス除けだと分かったんだ・・・?」

仗助「お・・・億泰・・・」

仗助(そ・・・そうだ、俺はまだこの時・・・)

仗助(億泰とは会ってないんだッ!)      

康一「いてッ!な、なんだ?切り傷が出来てるぞ・・・?」

「ほう・・・貴様、掠めたとはいえ『矢』に刺され生きているとはな・・・」

億泰「!」

仗助「ハッ!」

「「『素質』がある」ということか・・・」

億泰「ほぅ・・・なるほどォ・・・?つまり・・・」

仗助「・・・スタンド使いになった・・・そうだろ?
  ・・・虹村形兆」

形兆「東方仗助・・・アンジェロを倒したスタンド使い・・・」

億泰「ほへ~~~っ
   こいつが東方仗助~~~~・・・!?」

康一「えッ!?なぜアンジェロの事をッ!?」



形兆「いいかそこのガキ・・・」

康一「・・・な、なんだ?足が勝手に・・・うわあっ!?」ズデェン

仗助「!?」

形兆「貴様は「今は」生かしておいてやるッ!そこを動くんじゃないぞッ!」

康一「えッ!?な、なんだこれはッ!?」

康一「小さい兵士達が、ぼ、僕を縛ってるゥ!?

兵士「完了いたしましたッ!」

形兆「お前は後で取り調べさせてもらうッ!お前の能力についてだ!」

形兆「もし俺が捜し求めていた能力ならば生かして帰してやる!」

形兆「億泰!今始末するべきは仗助一人のみだ!
   必ず殺すんだ!」

億泰「わかったぜ兄貴ッ!」

康一「じょ、仗助くんッ!助けてェ~~ッ!」

仗助「まってろ康一ィッ!今・・・」

億泰「おっとだめだ!東方仗助
 おまえはこの虹村億泰の『ザ・ハンド』が消すッ!」

仗助「お、億泰・・・勘弁してくれよ・・・」

億泰「気安く人を呼び捨てにしてんじゃあねーぞダボがァッ!!」ガオン

仗助「うおっと!」

億泰「!!」

億泰「ほお・・・俺のザ・ハンドをかわすとはなァ・・・やるじゃあねーか」

億泰「マグレだとしても褒めてやるぜェ・・・」

仗助「勘弁してくれよ・・・俺はお前とは戦いたくねーんだよ・・・」

億泰「怖気ついたって容赦しねーぞッ!」ガオン ガオン

仗助「うおッ!よッ!!」ヒョイッ ヒュッ

億泰「ナニィッ!?」

仗助「なあ、頼むぜ・・・お前を殴るのは気が進まないんだ・・・」

億泰「な・・・ナメてやがんのかコラァッ!!」ガオンッ

仗助「あぶねッ!」ヒョイッ

形兆「おい億泰ッ!!遊んでんじゃねーんだぞッ!」

億泰「ゼェーッ・・・ゼェーッ・・・あ、兄貴・・・あんまりムカつくこと言うなよ・・・ッ!!」

億泰「この野郎と話しているとチョーシ狂って集中できないんですよォ・・・!」

仗助「なあ、そろそろ降参してもいいんじゃあないか・・・?」

億泰「だまってろダボ野郎ッ!」

形兆「!」

億泰「次で必ず!」

形兆「やめろ億泰ッ!!削るんじゃあないッ!!」

億泰「仕留めて見せるぜェーッ!」ガォン


仗助「・・・そうかよ」

仗助「やっぱお前は・・・いつもと変わらねえ・・・」

億泰「!?」

仗助「・・・バカの億泰だぜ・・・」

億泰「何で!?」

仗助「よっ」ヒョィ

植木鉢「ちーっすwwwwwww」ギャーン

ブンブン ブン

億泰「あっ~~~~~!!」


億泰「ブゲ!」ドゴ バゴォ

億泰「ドピ!」 バガァーッ

仗助「チッとカワイソーな気もするけどよォ・・・少しだけ安心したぜ・・・」

仗助「さてと・・・康一の奴は・・・」

康一「ヒィィィーッ!こっち見ないでェーッ!」

兵士「ジーッ」

仗助(あの様子からしてスタンド使いになっちまったか・・・)

仗助(エコーズが居て助かる反面、この長い戦いに巻き込んじまったな・・・)

仗助(もう少し俺がしっかりしてたら巻き込まなくてもすんだかも知れねーが・・・)

仗助(・・・今回の分も含めもっと真面目にやって行かなくちゃあな・・・)

仗助(もうすぐ音石が形兆を殺し、弓と矢を奪う・・・)

仗助(・・・どーするべきかなァ~~~)

今回はここまでです、次回、虹村兄弟完結&ざっくりとした玉美戦

遅れました、すいません
投下します


仗助「康一ィ、今行くぜ」

康一「じょ、仗助君ッ!よかったぁ~~~」

形兆「・・・」

仗助「おおっと、そうだ」

億泰「グ・・・グギギィ・・・」

スタスタ

仗助「億泰ゥ」ガシッ

億泰「な、何するんだ・・・てめえ・・・」

仗助「ちょっと離れてなッ!」

クレイジー・D「ドラァッ!」ブンッ

億泰「おあああ~~~~!?」ヒューン



ポスッ



草むら「泊まってくかい?一晩5Gだよ」

億泰「な・・・なにしやが・・・グヘ」パタッ

形兆「・・・」

仗助「これで、億泰は射程距離外。安心して戦えるってわけだ」



形兆「・・・億泰を射程外へ放り出してくれてありがとよ・・・」

仗助「おッ、心配してあげてるんスかァ~?やさしいッスねェ~!いいオニーチャンッスねェーッ!」

形兆「勘違いをするな・・・礼を言ったのは障害物を除けてくれたからだ・・・」

形兆「あいつは足を引っ張ってばかり来る。」

形兆「攻撃の軌道上に居たらお前を狙い辛くて適わん。」

形兆「退かしてくれたお陰で確実に始末できそうだ・・・感謝と言ったのはそういう意味だ」

形兆「しかし・・・気付いたか・・・」

形兆「褒めてやろう、我がスタンド、バッド・カンパニーの射程距離に気付いたことを」

形兆「だが、気付いたからなんだと言うのだ。」

形兆「小僧ッ!貴様は今から人質だッ!スタンドの確認関係なしに仗助が抵抗したら貴様を殺すッ!」

康一「ヒィィィ~~~ッ!」






仗助「安心してくれ、俺は戦うつもりは無いぜ」





形兆「・・・ほう?ならばどうするつもりだ?

仗助「当ててみな。」



形兆「・・・一人尻尾を巻いて逃げるつもりか?人質を置いてか?」

康一「え!?う、嘘ォッ!?嘘だよねッ!仗助君ッ!」

仗助「心配すんな、逃げるつもりは無いぜ。」

康一「ホッ」

形兆「ならば・・・

抵抗をやめ大人しく殺されるつもりか?」

戦車「・・・」チャキッ

アパッチ「・・・」バタバタバタバタ



仗助「残念!それも違う。」

形兆「じゃあどうするつもりだと言うんだッ!早く答えろッ!」

仗助「せっかちだなァ~~~じゃあ答えてやるよ」




仗助「正解は」

仗助「『アンタの方から攻撃を止める』だぜ」




形兆「・・・何?」

仗助「理由は簡単、俺を殺したらアンタはスッゴク損するからだ」

仗助「戦ったらお互いが損をする。必要のない戦いは避けないとなァ~~」

形兆「・・・何を言うかと思えば、ハッタリをかましただけか・・・」

形兆「・・・ふざけるなァーッ!!」


形兆「バッド・カンパニィィィーッ!今すぐ仗助を撃ち殺せェェェーッ!!」

兵士「撃てェーッ!!」

ドガガガガガガガガガガガガガガガガァーッ

康一「じょ、仗助君ーッ!」

仗助「・・・」


「ドラララララララァーーーーッ!」


ガンガンガガガガン



ドカーンッ


モクモク モク

形兆「ハァーッ・・・ハァーッ・・・
   360度から打ち込んでやった・・・確実に仕留めた・・・」





「アッレェ~?おかしいデスねェ~~?」

形兆「な」


形兆「ナニィーッ!?」




仗助「形兆さん、アンタ几帳面な性格のハズですよネェー?」

形兆「な、なぜだ、なぜ生きてるッ!?あの時確実に・・・」

仗助「それよりコレ・・・変じゃあないデスか?」



形兆「え?」

形兆「あ、あれは・・・!?まさかッ!?」


ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ

仗助「この鉄扉・・・片方しかないですよォ~~~?
   これじゃあドロボーに入られちゃうんじゃあ無いデスかぁ~~?」


  バァーz_ン


  立入禁止



形兆「門の扉だとォーッ!?」

形兆「まさかッ!」

形兆「そのスタンドで前方をガードしつつッ!」

形兆「門の扉で背後をガードしたのかッ!?」


原理


三 ミサイル      と  ク      ミサイル 三
    三 弾丸  び仗レ 弾丸 三 
  三 砲弾    ら助D     砲弾 三

(横からの攻撃もクレイジー・ダイヤモンドが弾いた弾丸やミサイルでガード可能)




仗助「そして次にお前は、「テメー門の扉をいつのまにッ」と言う」

形兆「テメーッ!門の扉をいつのまにッ!?」

形兆「・・・ハッ!」

仗助「説明してやるよ。」

仗助「戦うつもりが無いと言えば降参するとアンタは思う。
   そして規則正しく几帳面なバッド・カンパニー部隊は
   そんなアンタの指示に従う。」

仗助「だがココまでだと俺はまだ不利だ。康一が人質にいるからなァ。」

仗助「そこでだ、さっきも言ったバッド・カンパニーの性格を逆手に取らせて貰った。」

形兆「な・・・何?」

仗助「バッド・カンパニーはアンタの指示に充実。
   しかしそれはアンタの指示以外には従わない、
   アンタの命令がすべてだ。」


仗助「そこで俺はアンタが周りが見えなくなるくらいムカつきそう
  な事や紛らわしい事を言い、注意を俺一人に引く。」


仗助「そうすれば康一を縛っている兵士まで俺を狙う。
   後は簡単さ。」

形兆「だ、だが待てッ!扉・・・門の扉はどこでッ!」

仗助「だからさっき言ったろ?」

仗助「『紛らわしい事』を言っただけさ。俺が一番門に近づいたときな。」

形兆「お前が・・・一番門に近づいたとき・・・?」




形兆「ま、まさかッ!?」

仗助「そう、億泰をブン投げたあの時さ。」

仗助「億泰を投げてアンタの注意を引く、その間にそっと扉を頂き」

仗助「まるで俺と億泰が戦った時に取れたかのように足元に置いておく。」

形兆「お、俺は・・・最初からお前の策に引っかかってたと言う事か・・・」


仗助「そして、こうも話してるうちに・・・」

形兆「ハッ!?」

仗助「康一の救出も完了だ。」

形兆「貴様ッ!話してる隙に!き、きたないぞッ!!」

仗助(やっぱり億泰の兄貴だ、血は争えないってトコか)

形兆「クソッ!なんてやつだ・・・東方仗助ェ・・・!」

康一「凄いですよ仗助さぁんッ!」

仗助「だから康一ィ、さんは止めろって」

形兆「し、しかし・・・もし俺の注意が引けなかったらどうするつもりだったんだッ!!」

形兆「抵抗したらそこのガキは死ぬ筈だったッ!それをわかって・・・」

仗助「いや、それは無い。」

形兆「なッ!?」

仗助「俺にはアンタが康一を絶対に殺せないという、確信があったのさ。」

仗助「お前はさっきスタンドの確認関係なしに殺すと言っていた。」

仗助「しかしそれは、お前の『ある物』に対する反応で嘘だと分かった」

仗助「あいつの『ある物』への反応から深い理由があってスタンド使いが必要ということがわかった。」

仗助「それは・・・」スッ

形兆「!!」


仗助「こいつさ」



っ矢「ヒィィィーッ!!折らないでェェェーッ!」



形兆「ナァァァーーーーーーーッ!?!?!?!?!?い、いつの間にィィィーーーーッ!?!?!?!?」

仗助「抜いておいたのさ、扉を壊すついでにな。」


仗助「さっき外したこの矢を、ずっと目で探してたもんなァ~~~(億泰をブン投げたとき以外)」

仗助「抵抗してみな、こいつが女に嫌われる性格の奴が折ったポッキーみたいになるぜ。」グググ


形兆「バ、バッドカンパニィーッ!矢を取り返せェェェーッ!」

兵士「無理ですッ!!」

形兆「なぜだッ!!これは命令だッ!!」

兵士「そ、そう言われましても・・・」




兵士「射程距離外ですので・・・」


仗助「・・・」

康一「・・・」

億泰「・・・」チーン

草むら「泊まってくかい?」



形兆「あ~~~~~~~~~~っ!!」

康一「こういうの、策士策に溺れるっていうのかな・・・?(ちょっと違うカナ)」

仗助「俺のほうが何枚も上手で何倍もグレートだったってわけさ。
   

   またまたやらせていただきましたァン・・・ッスよ」


形兆「お、俺の作戦が・・・計画が・・・矢が・・・
   あんな奴に・・・」


形兆「・・・フッフッフッフッホハハハ
   フフフフヘハハハハフホホアハハハ

   フハハックックックッ
   ヒヒヒヒヒケケケケケ
   ノォホホノホォ
   
   ヘラヘラヘラヘラ
   アヘアヘアヘ」

康一「あ、あの形兆さん?って人・・・なんか様子がおかしくない?」

仗助「ちょっとやり過ぎたかなァ・・・?」


形兆「ブワァーッ
   ワァーーーー
   ハッハハハッハハッハァーッ

   バァッハッハーッ!
   アヒーッ アヒーッ
   ヒーッヒーッヒーッ」

康一「ところで仗助君、どうしてあの人の事クレイジー・ダイヤモンドなしで几帳面ってわかったの?」

仗助「あーっ、あれはだな・・・」

仗助「あいつは億泰を放り投げた後に「確実に始末できそう」と言っていた。」

仗助「確実に始末・・・つまりキチッと俺を倒しておかないと気がすまない
   几帳面なタイプと見たのさ。その心理を突いたのさ」

仗助(なーんて、ちょっとかっこつけてもバチ当たんないよネ)

形兆「う うう・・・

  う~~~ううう
  あんまりだ・・・
   HEEEEYYYY
あァァァんまりだァァアァ 

  AHYYYAHYYYAHY
   WHOOOOOOO
    HHHHHHHH!!
  
   おおおおおおれェェェェェ
    のォォォォォ矢ァァァァァがァァァァァ~~~~~~~!!」

康一「こんどは泣き出したぞッ!?」

仗助(形兆の事はあんまり知らなかったけど・・・あんな一面があったのか・・・ちょっとビックリ)

もうすぐバイトなので一時休止させていただきます、
続きは夜に投下します

投下します

康一「それにしても・・・なんで形兆さんはこの矢をあんな事になるまで大切にしてるんだろう?」

仗助「それを今から調べに行くってわけだ。(本当は形兆を説得しに行くのと億泰の親父のことについて話すだけだがな)」

形兆「・・・(泣きつかれて寝てしまっている)」

仗助「と、その前に・・・」

ビィィー

グルグル グル グル

ビシィッ

億泰「・・・ン?ウゲッ!な、なんだこりゃあッ!?」テープグルグルマキ

仗助「おっと、目が覚めちまったか」

仗助「お前には俺たちが屋敷に入るのを邪魔しないようしばらくそのままで居てもらうぜ
   心配すんな、ただ話し合いをしてくるってだけだ。」

康一「よ、用心深いって言うのか
   それとも意地悪って言うのか・・・」

億泰「お、おいコラッ!!ほどきやがれダボがッ!」

仗助「心配すんな、すぐ戻ってくるからよォ」

「マ、マテーッ!ソウダ、オレノザ・ハンドデケズリトッチマオウ!
  ・・・ダ、ダメダッ!オレノカラダモケズリトッチマウ!」

康一「なんかちょっと可哀想な気もするなぁ・・・」

仗助「それより康一、この屋敷に入った後は・・・」



仗助「コンセントとか電気を使うものに気をつけろ。いいな?」

康一「う、うん。わかったよ」

康一「・・・?」

形兆「zzz・・・僕の矢返してよォ~~~グスグス・・・スピー・・・」

康一「結構ぐっすり寝ちゃってるね・・・」

仗助「好都合だ・・・今のうちに・・・」

康一「あ、クレイジー・ダイヤモンドで考えてる事を調べるんですね?」

仗助「ン?あ、ああ、そうだぜ。」

康一「そういえばいつもサラッとやってるけど、能力はどうやって出すの?」

仗助「え?あ~~~そうだなぁ・・・
   直す能力のほうは直したいものに触れれば直せるが、
   読む能力はスタンドを通して相手を見ればそれで解かるんだ。ウン」

康一「へ~~~そうすれば余計な会話が入ってこないって事かァ~~~」

仗助「いっぺんに会話が入ってきたらうるさいし、結構便利だろ?(よしッ!!うまく誤魔化せたぜッ!!)」

康一「じゃあ、僕の考えてること解かる?当ててみて!」

仗助「!?」

仗助(ど、どーするッ!?予想はしてたがコレはかなりまずいぞッ!
   ・・・よしッ!思いついたッ!)

仗助「あ、いやぁ、出来るんだかよォ・・・」

仗助「1日に出来る回数は限られててよォ・・・うかつに使えないんだよ・・・スマンッ」

康一「あ!そ、そうかッ!いつどこで敵が狙ってるか解かりませんからね!」

仗助「そうそう、だからカンベンなッ!(アブネーアブネー、一時はどうなるかと思ったぜ。)」

仗助(それにしても段々頭が回るようになって来たぞ、これで大体の事は誤魔化せるかな)

形兆「俺の矢を返せェ・・・zzz」






本日はここまでです。

次回、虹村兄弟完結

音石明、登場

音石明、死す

玉美&間田ダイジェスト

すいません・・・
昨夜またパソコンの調子が悪くなってしまいました・・・
今日こそ投下します・・・

投下します

ガタガタ ゴソ ゴソゴソ

仗助「・・・この部屋・・・何か物音がするな・・・」

康一「あっ!見て!」

弓「・・・ハラヘッタ(´A`)
  ・・・ア、ハラネーンダッタ(´∀`)」

仗助「『弓』かッ!矢があるっつーことは
   そりゃあ弓があるに決まってるよなァ」

康一「あれも回収しておいたほうがいいですよね?」

仗助「ああ、そうだな・・」

康一「じゃあ僕が取って・・・」

仗助「あ、オイッ!待て!」

康一「え?」

仗助「あれを見るんだ・・・」

ジャラ・・・

ガリガリ ガリ

康一「く、鎖ッ!?何かが繋がれてるぞッ!!」

仗助「あれは・・・さっき形兆の心を読んだ時の記憶によると・・・」

仗助「・・・親父・・・だそうだ・・・」

康一「お、親父ってことは・・・父親ッ!?父親を鎖で繋いでいるの!?」

仗助「一応詳しいことは後で話すが・・・(いつ聞いても)信じられねえぜ・・・」

仗助「いいか、ゆっくり開けるんだ・・・刺激させないためにな・・・」

康一「う、うん・・・」

ギィィィ・・・

億泰の親父「くっつけぇぇぇ~~~くっつけぇぇぇ~~~」ブギギュー

康一「ッ!!」

仗助「・・・グ、グレート・・・」

康一「こ、これがあの2人の・・・父親?」

仗助「みたいだな・・・さっきの情報によると・・・」

割愛

康一「そ・・・そんなことってある物なの?」

仗助「にわかには信じがたいがな・・・」


「ああ・・・その通りだ・・・」

康一&仗助「!!」

形兆「・・・東方仗助・・・お前のスタンド・・・心が読めるのか・・・?」

仗助「・・・限りはあるがな・・・」

形兆「・・・ハ・・・ハハ・・・・・・」

形兆「俺は・・・もっと早くにお前に会いたかったよ・・・」

仗助「・・・」

形兆「そしたら親友・・・いや、恩人とまでに思うはずだったよ・・・」

形兆「俺には分かる・・・お前のそのスタンド・・・
   『スタンド使いの素質』すら見抜ける筈だ・・・」

仗助「・・・ある程度だが・・・一応そうだ。」

形兆「俺の心を見たなら俺がなんでスタンド使いを増やしていたか
   分かるはずだろ・・・?」

仗助「・・・ああ。」

形兆「仗助「親父を殺してくれるスタンド使いを探すため」さ・・・」

形兆「・・・ああ・・・そうさ・・・。」



親父「どうしてくっつかないのよぉぉぉ~~~~~~っ!」グイッグィッ!



康一「・・・え?こ、殺すため?治すスタンド使いを探すため・・・とかじゃなくて?」

形兆「・・・俺のバッド・カンパニーで粉みじんにしようと・・・」

形兆「・・・億泰のザ・ハンドで削ろうと・・・」

形兆「DIOに埋め込まれた『肉の芽』の影響で・・・」

形兆「絶対に死なないのさッ!!このまま永遠に生き続けるだろうな・・・」

康一「で、でも・・・その人はあなたのお父さんでしょうッ!そうでしょう!?」

形兆「・・・ああ・・・そうさ・・・だからこそ・・・だからこそ・・・」

形兆「だからこそやり切れない気持ちがあるんだ・・・フツーに死なせてやりたいって気持ちがな・・・」

康一「だからこの矢をそんなに大切にしていたのか・・・
   ・・・ハッ!」バッ

形兆「安心しな・・・身構えなくてもいい・・・もう矢を取り返えそうなんて思ってないさ・・・」

康一「・・・」

形兆「俺はもう疲れたんだ・・・降参さ・・・」

形兆「今回の戦いでもう何もかもがイヤになったんだ・・・」

形兆「戦いも・・・親父のしつけも・・・」

形兆「・・・スタンド能力探しのために
   この町の人間を何人も殺したという罪悪感も・・・」

形兆「もう嫌なんだ・・・何もかもが・・・」

形兆「俺は・・・楽になりたいんだ・・・」

康一「・・・」

形兆「なあ仗助よ・・・最後に頼みがあるんだ・・・」

仗助「頼み・・・?」

形兆「俺をアンジェロのように・・・殺してくれ・・・」

康一「えッ!?」

形兆「俺自身も楽になりたいしよ・・・今まで殺した町の人間への供養として・・・」

形兆「お前に殺してもらいたいんだ・・・」

仗助「・・・」

形兆「いままでの罪を償いたいんだ・・・」

形兆「さあ頼む・・・一思いにやってくれ・・・」

康一「じょ、仗助さん・・・」

仗助「・・・」

カツカツ カツ

康一「仗助さんッ!ま、まさか本当にッ!?本当にしませんよねッ!?」

仗助「・・・」

クレイジー・ダイヤモンド「・・・」ユラァ・・・

康一「仗助さんッ!!」

形兆「すまねぇ・・・仗助・・・」





クレイジー・ダイヤモンド「ドラァッ!!」


ドギャアッーz_

弓「ウォッ!?Σ((゚Д゚;)ナンダナンダ!?」

箱「」メキャメキャアッ

親父「!?」

形兆「なっ!?」

仗助「・・・そして・・・治す」

シュィィィン

「虹村兄弟と両親の写真」

仗助「・・・」

康一「あ、あれは・・・写真ッ!!それも家族写真ッ!!」

仗助「さっきから紙の様なものををいじっていたからよ・・・何かと思ったんだ・・・」

親父「おおお・・・おおおおおおおお」

親父「おお おおおおああ あぁああぁああ~~~~っ
    おおおおおッ! おおおおおおおおお~~~~~~~~っ」

康一「か、彼は・・・当時の息子達の写真を探していたんだ・・・
   彼の心の底には・・・昔の思い出がまだ眠っていたんだ・・・」

形兆「・・・」

仗助「・・・」ツカツカツカツカ

形兆「じょ、仗助・・・お前・・・」

パッシイァ

形兆「!?」

仗助「寝言言ってんじゃあねーぞッ!!」


仗助「死んで楽になるだァ!?死ぬことで罪を償うだァ!?」

仗助「命を軽々しくみてんじゃねーぞッ!!」

仗助「確かに俺はアンジェロをブッ潰したさ!
   だがよォ、あいつにはお前が持ってる大切な物を持って無かったッ!!」

仗助「だから供養にも償いにもなったッ!!
  しかしお前は違うッ!!」

仗助「お前はしっかり考えたのかッ!!」

仗助「お前に頼りっぱなしの弟がお前抜きでどうやって生きていくのかとかッ!」

仗助「まだ父親に治せる可能性があるかも知れないだとかッ!!」

親父「ああ・・・奇跡だ・・・奇跡が起きたァァァーッ!!」ピギィィィーッ

形兆「・・・し、しかし俺は・・・」

仗助「今からでもきっと間に合う・・・失われた命への償いは
   死ぬ事だけじゃあない・・・」

仗助「その命の分まで生きてやろうぜ・・・
   もちろん一人でじゃあないさ・・・
    俺も出来る事は手伝うぜ。」

仗助「それに・・・お前思いの弟も、その気らしいぜ・・・」

億泰「あ・・・兄貴ィ・・・」

仗助「しっかしおっかねーな・・・真後ろで『ザ・ハンド』の右手をかざされてるってのはよォ・・・」

形兆「億泰・・・」

形兆「仗助・・・すまねぇ・・・本当にすまねぇ・・・」ポタ ポタポタ

康一「すごいや・・・とても感動的だよ・・・」

康一「・・・億泰さんがテープグルグル巻きじゃなければ」

仗助「SPW財団に関わりの深い人を知ってるから、電話してみるぜ。」

形兆「SPW財団!?お前の知り合いがかッ!?」

億泰「なあ、それもいいんだけれどよォ・・・早くほどいてくれねーかァ?」

オオットスマネエ

コレケッコウキツインダヨイドウスルトキ
イモムシミタイニイドウシナキャイケナカッタンダゼ

ソリャアタイヘンダッタナ

オオオオ~~~

康一「・・・ン?」

バチッ バチバチッ

康一「コンセントが・・・何か音を・・・ハッ!!」

康一「じょっ!仗助さァーんッ!!コンセントッ!!コンセントがァーッ!!」

仗助「おおッ!!来やがたなッ!!」

形兆「?」

億泰「どうしたんだ?」

バチバチバチバチ

クレイジー・ダイヤモンド「ドラァッ!!」バグォッ!

グゲェッ!

ズデェーン

億泰「なんだぁ!?外で物音がしたぞッ!?」

形兆「!!
  あの男はッ!」

「ナ・・・ナンテスピードダ・・・クソッタレ・・・」

仗助「ちょーッと待っててくれよなァーッ」

タタタッ

康一「あ!ま、待ってくださァーい!仗助さん!」

バタバタッ

バタンッ

形兆&億泰「・・・」

親父「ああ・・・っ!ありがてえ・・・っ!感謝・・・っ!圧倒的感謝・・・っ!」

―――――――――――――――虹村屋敷外

仗助「お前があの殺意の正体か・・・」

「な・・・なんで分かったんだ・・・ッ!」

「お前さては・・・俺の心を読みやがったな・・・」

仗助「ご名答。しかしよォ、正直無駄遣いだったと後悔してるぜ・・・」

仗助「こんなしょーもない殺意剥き出しのヘナチョコ男だったとはなァ・・・」

「だっ!誰がヘナチョコだとォーッ!?」

音石明「この音石明を舐めてやがんのかテメェーッ!!」

仗助「ああそうさ。BY MY BABYのMVのCOMPLEXを合体させたみたいな
   奴、舐めない方がおかしいぜ。」

音石明「だっ!だっ!だァーーーーッ!?だれが吉川晃司と布袋寅泰だとォーッ!?」

康一「た、確かに似てるかも・・・プププ・・・」

音石明「笑ってんじゃねーぞクソガキッ!!
     東方仗助ェェェーーーーッ!!テメーだけは絶対許さねーぞォォォーーーーーッ!」

仗助「かかって来いよ。お先にどうぞって奴だ」

音石明「殺すゥゥゥーーーッ!!」バチバチバチバチィーッ

音石明「ウォォォーッ!!町中の電気をォォォーッ!!我が「レッド・ホット・チリ・ペッパー」に集中させるッ!」

仗助「愛してるのさ狂おしいほど♪」

コウイチッイッショニウタウカ?

音石明「わ、我が「レッド・ホット・チリ・ペッパー」は電気をエネルギーとするゥゥゥッ!!」

康一「えッ!?あ、会えない時間が 教えてくれたよっ」

音石明「・・・つ、つまり!この町の電力すべてが俺の味方なのさァァァーーーーッ!」

仗助&康一「「もうはなさない♪君がすべてさ♪」」

音石明「・・・さ、最大出りょ・・・」

仗助&康一「「BY MY BABY♪BY MY BABY♪」」

クレイジー・ダイヤモンド「アフォーンッ♪」

音石明「うるせーぞォォォーーーッ!!だから俺はCOMPLEXじゃあねーッつってんだろーがァァァーーーッ!!」

康一「あ、いまだッ!」

クレイジー・ダイヤモンド「ドララララララララララァーッ!!」

音石明「うぎゃあーーーーーッ!」

バグォォーz_ン

仗助「こいつのスタンドは恐ろしいが・・・こいつがバカで良かったぜ。」

康一「ちょっと可哀想な気もするけどね・・・」

「音石明」スタンド名「レッド・ホット・チリ・ペッパー」
大した活躍も見せれず、マヌケに再起不能になる。
その後は窃盗罪でSPW財団に刑務所に連れて行かれたが
最後の最後まで「俺はCOMPLEXじゃない」と言っていた。

―――――――――――――――――――――その後

親父「バイバーイ」

SPW財団職員「では、行きましょう」

康一「あれから億泰さんと形兆さんの親父さんは
   SPW財団の人に連れて行かれた。」

康一「どうにかして治療法を探してくれるそうだ。
   それを見届ける形兆さんの姿は嬉しそうでもあり
   どこか悲しそうだった。」

康一「でも、億泰さんが話しかけると『何でもない、帰るぞ』と
   仗助くんにお礼を言ってから帰っていった。」

康一「そして、僕らは・・・」




仗助「よーし、じゃあ俺たちも帰るか。」

康一「そうだね・・・ン?何か忘れてるような・・・あーッ!!」

仗助「ン?何かって何を・・・ゲーッ!!」

仗助&康一「「学校忘れてたァーッ!!」」




康一「・・・遅刻して怒られてしまったのだった・・・」

仗助「チャンチャン・・・」

~玉美戦~

康一「自転車買って貰って浮かれて飛ばしてたら猫引いて
   お金取られちゃった!」

億泰「カツアゲした奴ムカついて殴ったら金取られた!
   あとコイツスタンド使いだった!罪悪感で体重いッ!」

仗助「でもコイツが猫って言ってたのはおもちゃと血糊だった!
   あと殴った後のケガも治したからスタンド能力は解除されたッ!」

玉美「ムカついたから金の端っこだけ残して
   銀行で変えて貰えるほう盗んだらいつの間にか消えてた!」

仗助「ほらよ、治しておいたぜ」

康一「ありがとう!」

億泰「ところで康一、オメーのスタンド生まれてるぞ」

康一「あ、ホントだ」

玉美「ムカついたから康一の親と姉に嘘ついて金巻き上げちまえ」

仗助「今朝康一くんがコイツにカツアゲされてましたよ」っ写真

母「なんと」

玉美「康一君の財布と僕のサイフが入れ替わってました
   中には50万入ってました康一君に返してもらうように言ってください」

母「うちの康ちゃんはそんな事しません」

玉美「え」

姉「帰ってくださいケーサツ呼びますよ」

玉美「ちょ」

―――――――完

~間田戦~

玉美「康一殿がケーサツにだけは
   言わないでおいてやるって見逃してくれたから
  改心しました」

仗助「マジかよ」

玉美「あとこの間田ってやつはスタンド使いらしい」

仗助「しってた」

玉美「ちょ」

仗助「ロッカー開けちゃえ」パカ

サーフィス「パーマン知ってる?」

仗助「知ってる。面白いよね」

サーフィス「マジかよ」

仗助「あとビスコッて旨いよな」

サーフィス「お前とは話が合いそうだ」

―――――――完

今回はココまでです

次回、由花子登場

仗助「え~っと・・・由花子登場の前によォ・・・

(>>95でも言われていた)「吉良邸押し掛ければ終わるんだよな」

についてだが・・・実は数日前に承太郎さんと行ってみたんだ。

だが・・・」

――――――――――――――数日前

承太郎「ここか?その『殺人鬼』がとやらが住んでいる家は」

仗助「そうです、ここに入っていきました」

承太郎「偶然心の中を見たサラリーマンが殺人鬼だった・・・か」

承太郎「・・・お前が数年前の俺達とDIOとその手下どもとの戦いの際に
    居てくれたらどれだけ助かったことか・・・」

仗助「・・・?なんか言いましたか?」

承太郎「おっと、なんでもない。気にしないでくれ」

承太郎「・・・じゃあ行くぞ・・・」

仗助「ゴクリ」

スタープラチナ「オラァッ!」

クレイジー・D「ドラァッ!」

扉「俺のそばに近寄るなああーーーーッ」グシャッ

仗助「出て来いッ!!吉良吉影ッ!!」

シーン・・・

承太郎「・・・」

仗助「・・・ン?こ、こりゃどういうことだッ!?」

承太郎「・・・仗助、本当にここなのか?ただの空家の様に見えるぞ」

仗助「な、なんてこった・・・いったいどうして・・・?」

承太郎「・・・」

仗助(しまったァ~~~~今ので承太郎さんに能力がデタラメってばれちゃったかなァ~~~)

承太郎「お前の能力がミスをする訳がない・・・としたら相手もスタンド使いで感づいて逃げた・・・と考えるべきか・・・」

仗助(なッ!?なにィ~~~~!?どんだけ信頼されてんだこの能力ッ!いくらなんでも信じ込みすぎだろーがよォッ!)

承太郎「仗助、そいつの顔は覚えているのか?」

仗助「あッ!ハ、ハイッ!」

承太郎「ならば、お前のクレイジー・ダイヤモンドでスケッチして見せてくれ。」

仗助「も、もしかして・・・」

承太郎「仗助「ジョセフ・ジョースターにそいつの居場所を調べてもらう」」

仗助「・・・ってことデスか?」

承太郎「・・・なるほど、お見通しってわけか。さすがだ」ニヤッ

仗助「ど、どうもっス・・・(なるほどッ!その手があったか!チリペッパーの時に見れなかったジジイの探知、気になってたんだよなァ~~~)」

承太郎「だが、クレイジー・ダイヤモンドの読心術・・・とでも言っておくか
     回数が決まっているんだろう?むやみに使うのはよせ。
     (俺がクレイジー・Dの研究の時に使ってもらう分が無くなったら困る)」

仗助「す、すいませんッス、」

承太郎「とにかく、次そいつを見かけたらなるべく気付かれないように
     スタンドを出すんだ・・・お前は確かに親譲りの器用だ・・・だが
     見られてしまったら終わりだ。また逃げられるからな・・・」

仗助「ハ、ハイッ!」

――――――――――――――



仗助「・・・ということがあったんだ・・・」

仗助「いったい吉良は何所へ行ったのかは分からないが・・・
   絶対に見つけ出してやる・・・」

仗助「全員・・・は無理だが・・・犠牲者を最小限に抑えないとな・・・」

仗助「そうだ、明日だったな。由花子が康一に告白するのは・・・」

仗助「よしッ!康一も由花子も億泰に髪の毛を削り取られた女の子もだれも傷つけないようにするぜッ!」

―――――――――――――――――――――

康一「そッ!それって本当なのッ!?」

仗助「ああそうさ、俺グーゼン見ちゃったもんネーッ!」

仗助「億泰と同じクラスの女子、山岸由花子がお前に明日告白するって事をヨォーッ!」

康一「で、でもなんで仗助さんはそんな事をッ!?」

仗助「偶然だっての!最初は億泰の心を見ようと思ってたんだ。その時に目の前を由花子が横切ってよォー、
   いろいろわかっちゃったんだぜェーッ!」

康一「で、でもいきなり知らない女の子の事を好きになれだなんて・・・」

仗助「心配すんなッ!この仗助サンが他にも色んな事メモしといてやったぜッ!」

康一「ほ、ホントッ!?」

仗助「ああ!ええっとまず・・・『山岸由花子』
   スタンド名は『ラブ・デラックス』」

康一「ラブ・デラックスかァ~~~素敵な名前の・・・スタンドッ!?」

仗助「悪用はしたこと無いらしいから安心しな、どうやら形兆に射抜かれてスタンド使いになったみたいだぜ」

康一「そ、そうなんだ・・・」

仗助「能力は「髪の毛を自由自在に操る」事。とてもパワフルかつ器用で、一晩でセーターを編めたり、紐を結べたり
   物を持ち上げられれるらしい。」

康一「一晩でッ!?す、凄い・・・」

仗助「さらに勉強全般が得意で料理も上手い。
   しかし怒ると もう一人の自分・・・とまでは行かないが
   人が変わってしまうらしい」

康一「変わるって・・・どんな風に?」

仗助「まぁ・・・チト怒りっぽく嫉妬深い性格になるみてーだ・・・
   他の女の子と話したらキレるだろうな」

康一「ヒェーッ!!おそろしいッ!」

仗助「しかし普段の性格は穏やかかつタフ。お前の好みじゃねーか」

康一「エッ!?な、なんで僕の好みをッ!?」

仗助「これもグーゼンさ、この前オメーの心見たときにチラッと見えただけさ」

康一「まったくもう・・・でも・・・
   ・・・穏やかでタフな性格・・・か」

康一「う・・・うれしいッ!」

仗助「気になってきたか?」

康一「う・・・うんッ!」

仗助「じゃあ明日、カフェ・れんか亭に呼ばれる筈だ、自然に話して由花子が切り出してきたらOK出せばいいさ」

康一「うんッ!わかった!僕頑張るよッ!」

キーンコーンカーンコーン

仗助「おおっと授業始まっちまう!!じゃ、しっかりなーッ!」

康一「ありがとうーッ!」


――――――――――――――実験室

学級委員(髪ガオンされた子)「え!?先週の水曜日裏の準備室ででタバコ吸ってた奴が居たって!?」

仗助「見間違いかも知れないですけどォ、火事にでもなったら危ないんじゃあねーッスか?」

学級委員「危ないに決まってるでしょッ!!許せない!明日ちょうど水曜日ね、とっ捕まえてやるわ!」

仗助「あ、それとついでに
    もしも引火したら危ないから
    ごみは今のうちに片付けた方がいいんじゃあないッスか?」

学級委員「それもそうね、手伝ってちょうだいッ!」

仗助「ウ、ウッス!」

仗助(これでよしッ!いぜん問題はなし!)

――――――――――――――放課後

仗助(だが・・・しかし・・・やっぱり問題はあったぜ・・・)

仗助(由花子は引き締まっててユーキとシンネンをもった顔の康一が好きって言ってたような・・・)

仗助(デレデレの康一を見てイメージ変えたりしないかなァ~~~、ちょっと不安になってきたぞ・・・
   そしたら康一が大ショックをうけて俺嘘つきって思われるなァ~~~(ジッサイ嘘つきまくってるケド))

由花子「・・・」トコトコ

仗助(おッ!由花子だ!ちょうどいいッ!!クレイジー・ダイヤモンドの能力で・・・)

仗助(・・・だあああーッ!!しまったァ~~~~ッ!最近周りから信頼されすぎてて自分でもその気になっちまったァ~~~ッ!
    あれは嘘なんだってーのッ!!)

仗助(クッソォ~~~ッ!ナサケネェェェーッ!!)

由花子「・・・」

由花子(コウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクンコウイチクン)

仗助「!?」ビクッ

由花子「・・・?」トコトコ

仗助「・・・?」

仗助(な、なんだったんだ今のは・・・?まさか本当に能力に目覚めたとか・・・?)

仗助(・・・まさかな・・・いくら由花子でもあそこまでとは思えないし・・・気のせい気のせい。)

仗助(・・・気のせいでありますよーに・・・)

修正

学級委員「危ないに決まってるでしょッ!!許せない!明日ちょうど水曜日ね、とっ捕まえてやるわ!」×

学級委員「危ないに決まってるでしょッ!!許せない!明後日ちょうど水曜日ね、とっ捕まえてやるわ!」


――――――――――――――次の日
仗助「・・・お!」

億泰「・・・」トコトコ

仗助「一緒に帰ろうぜッ!億泰ゥ!」

億泰「・・・」ムッ

仗助「お、おいおいどうしたんだよそんな怖い顔してよォ~~~」

億泰「なれなれしくすんじゃねーぞ東方仗助ッ!」

仗助「!?」

億泰「兄貴の事も親父の事も感謝してる。」

億泰「しかしッ!オメーとの決着はまだついてねーッ!」

億泰「いいかッ!?俺達は『トモダチ』なんかじゃあねーッ!『ライバル』なんだッ!敵同士だッ!!」

億泰「今テメーとつるんでるのは親父と兄貴の借りがあるからだッ!借りを返したら決着を付けるッ!いいなッ!?」

仗助「わ、わかったよ、そんなこえー顔すんなって!」

仗助「チェッ、なんだよ。せっかくクレイジー・ダイヤモンドで由花子を見たら
    康一に今日告白するって考えてたって言おうとしたのによォー」

億泰「な」

億泰「なんだとォーーーーーーーーーッ!?」

仗助「おおあっ!びっくりしたァっ!」ビクッ

億泰「お、おいッ!東方仗助ッ!そ、それッ!どこでするってのも分かったのかッ!?」

仗助「あ~~~知ってるけどよォ、俺達『ライバル』だよなァ~~~
   そんな馴れ馴れしくするのってどうなんだろうなァ~~~」

億泰「おいッ!そこを何とかッ!俺達『マブダチ』だろッ!」

仗助「お、おまえ今さっき『ライバル』って言ったじゃあないか~~~~」

億泰「後に言うほうが正しいんだよダボがッ!俺がお前に言うときはな!」

仗助「わかったわかった!連れてってやるから落ち着けって!こっちだ!」

億泰「だがしかし・・・よりにもよって康一のヤローごときが・・・ううう~~~HEEYYYYYYYッ!」オロロロォ-z__ン

仗助「そんなに泣くなって!ホラよ、ハンカチ」

億泰「東方仗助ェ~~~ッ!お前ってイイヤツだなァ~~~~ッ!」グスグス

仗助「・・・で、それからどうなったかと言うと・・・」




由花子「はいあーん?」

康一「あ、あーん?」パク、モグモグ

由花子「・・・どう?おいしい?」

康一「・・・ウンッ!!とっ~~~~~~~~~~~っても美味しいよ?」

由花子「良かった!嬉しいわッ?」

康一「ところで・・・由花子さん、僕ここの部分わからないんだ・・・」

英語の教科書「この文章を英語にしろッ!ぬへへへッ!」

由花子「大丈夫!ここはね・・・こうすると・・・あとは分かるでしょ?」

康一「本当だッ!凄いッ!」

英語の教科書「知ってんだよオオォォッ!英語の教師かうう・・・うう・・・
   うおお おっ おっ おっ オメーはよォォォォ」





仗助「・・・とか・・・あとは・・・」

康一「このセーターありがとうッ!スッごく嬉しい!」

由花子「ありがとう!・・・実はこれ、私とお揃いなの・・・」

康一「あッ!」

由花子「『スタンド使い』といい『セーター』といい・・・
   どんどん共通点が増えていって、由花子嬉しいっ!」

康一「僕もだよ由花子さんっ!」

由花子「康一くんっ?」

康一「由花子さんっ?」


仗助「・・・てな具合に・・・」

仗助「そして億泰は案の定・・・」

億泰「・・・」

仗助「考えるのをほとんど止めた状態に・・・ただでさえ回ってなかった頭がもっと回らずに・・・」

億泰「・・・ナンカ・・・ィッタカ・・・?」

仗助「いや、なんでもねーよ・・・」

仗助(これはなんとかして慰めるっきゃねーな・・・)

次回、億泰慰めパーティinトラサルディー
             &
      ジョースターがやって来る

の予定です

あと由花子と康一のセリフの最後の?はハートです

うまく入力出来てませんでしたすいません

仗助「・・・アレから数日たったが・・・」

仗助「億泰は一向に立ち直りそうにない・・・」

億泰?「・・・」ヨタ・・・ヨタ・・・ヒョロ・・・ヒョロ・・・

仗助「それどころかしなびたモヤシみてーになっちまった・・・」

億泰らしき人「・・・だれが・・・っ!モヤシだ・・・っ!ダボ・・・っ!このダボが・・・っ!」

仗助「勢いも完全に無くなっちまった・・・どうしようか・・・」



「お?仗助に億泰じゃないか」


仗助「ン!その声はッ!」

形兆「久しぶりだなッ!仗助!」

仗助「形兆の兄貴サンじゃネーッスか!お久しぶりですッ!」

形兆「あれからSPW財団から連絡があってよォ~~~~~、
   親父が少し話せるくらいになったから一度こっちに
   戻ってくるらしいんだ」

仗助「おおッ!それはハッピーでうれピーじゃネーッスかッ!」

形兆「そうだろ?だから親父に何か旨いもん食わせてやりたくってよォ
   いいシェフのいる店を探しているんだ」

仗助「なるほどォ・・・・・・ところで・・・」

たぶん億泰「・・・」ポケー・・・

仗助(あいつ家でもあんな感じなんスか・・・?)ヒソヒソ

形兆(ああ・・・いい加減立ち直ってもらわないと俺もめんどくさいんだ・・・)ヒソヒソ

形兆(帰ってきたらすぐ部屋にこもり、メシは部屋の前に置いておかないと食わないし・・・
    風呂に入ったと思いきや出てこないんで様子を見に行ったら、
    湯船に半分だけ漬かったまま3時間くらいボーッと過ごしてたり・・・)ヒソヒソ

仗助(それってメチャメチャ重症じゃネーッスかッ!)ヒソヒソ

形兆(なあ仗助よォ・・・お前のクレイジー・Dであいつの心を治すとか
    心を読む能力でピッタシの相手を探すとか出来ねーのかよォ・・・)ヒソヒソ

仗助(無茶言わないでくだせェッス!いくらクレイジー・Dでも心の傷は治せないッスよ!)ヒソヒソ

形兆(う~~~むそうか・・・)ヒソヒソ
  
仗助(なんとかいい方法は・・・)ヒソヒソ

形兆(・・・そうだッ!)ヒソッ

仗助(どうしたんッスか!?)ヒソ

形兆(あいつは雰囲気に流されやすいところがあるからよォ~~~~
   それを利用してみるぜッ!)ヒソヒソ

仗助(流されやすい?)
   
形兆(ああ、あいつ昔大切にしてたプラモを自分で壊しちまって落ち込んでた時があったんだがよ、
   カワイソーに思って近くでやってた祭りに連れてってやったんだ。
   そしたらいつの間にかケロッと立ち直っちまって)ヒソヒソ

仗助(た、単純だなァ~~~~)ヒソヒソ

形兆(その時みたいにワイワイ楽しめる事をすればきっとあいつも立ち直れる・・・と思うんだが)ヒソヒソ

仗助(ワイワイ楽しめる・・・か・・・


 ・・・パーティーでも開いてみますか?)

形兆(パーティー?)ヒソヒソ

仗助(慰めパーティー・・・って奴ッスよ。
   『嫌なこと全部忘れてみんなでワイワイ楽しもうッ!』
   って感じで・・・)ヒソヒソ

形兆(なるほど・・・億泰のことだ、ビンゴゲームとかでもやり始めた頃には
   立ち直っていそうだな)ヒソヒソ

仗助(中々イイアイディアだと思いませんか?)ヒソヒソ

形兆(ああ・・・ついでにそのパーティに親父を連れてきてもいいか?)ヒソヒソ

仗助(エエッ!?親父さんをッ!?)ヒソヒソ

形兆(SPW財団によると親父はゲームが大好きな性格になってるらしい・・・)ヒソヒソ

仗助(で、でもまだやると決まったわけじゃあ・・・






億泰「さっきから何ヒソヒソ話してんだ・・・っ?」

仗助形兆「!!」ビクッ

億泰「まさか・・・俺には話せない話でも・・・?」

形兆「あ、いや・・・なんでもねえさ。今日の夕食の事についてだ、なあ~~~?」

仗助「えッ!?あ!そうそうッ!」

億泰「・・・そうか・・・」

仗助(・・・なんで嘘ついたんッスか!?)ヒソヒソォッ!

形兆(億泰には親父が来週戻って来るって伝えてるんだッ!サプライズのつもりなんだッ!)ヒソヒソ

仗助(ちょ、ちょっとまってくださいよ?親父さんっていつ戻って来るんスか?)ヒソヒソ

形兆(・・・明日だ)ヒソ

仗助(な、ナニィーッ!?)ヒソヒソォーッ!?

形兆(だから今日は親父が好きそうなゲームとか探してたんだが中々見つからなくてよォ・・・)ヒソヒソ

仗助(ま、まさか明日までに億泰の慰めパーティと親父さんの歓迎パーティを用意してくれと?)ヒソヒソ

形兆(頼むッ!無茶な頼みだが、お前のパーティのアイディアが今頼りなんだッ!
   金なら出すッ!慰め・歓迎パーティとうまいレストランを用意するのに協力してくれッ!)ヒソォッ!

仗助(わ、わかったッスよォ!落ち着いてくださいッ!)ヒソォーッ

形兆(・・・本当にすまない、東方仗助・・・お前には感謝してもしきれない・・・)ヒソヒソ

仗助(いいッスよ・・・俺もあんなモヤシ億泰を見るのはイヤッスからね・・・)ヒソヒソ

形兆(じゃあ俺は店を探しに戻る、そっちでもいい店が見つかったら連絡してくれッ!)ヒソォ

仗助(ヘ、ヘイ・・・)

形兆「オーットモウコンナジカンダー、ソロソロイカナクテハージャーナジョースケー
   億泰、また家でな」

億泰「・・・おう・・・」

仗助「・・・」

――――――――――――――仗助の家

億泰「・・・じゃーな・・・」

仗助「・・・おう」


仗助「なんだかヒジョーにややこしくなって参りました仗助クンです・・・」

仗助「ええっとまず・・・億泰を慰めつつ形兆の親父を
  歓迎するパーティーを用意してさらに親父さんが好きそうなレストランを探す・・・」

仗助「クッソォ~~~めちゃくちゃめんどくさいじゃあねーか・・・」

仗助「とりあえずパーティーはどこでするべきか・・・
   近くの空き地を借りてそこを会場にするb(とぉるるるるるるるるるるるるん

電話「とぉるるるるるるるるるるるん、るるるん」

仗助「承太郎さん・・・?」ガチャ

承太郎「仗助か?」

仗助「ハイ、そうですが・・・どうしたんスか?こんな時に・・・?」

承太郎「じつは・・・かなり不味い事になった・・・」

仗助「不味い事?一体何が・・・」

「・・・ジョースターだ・・・ジョセフ・ジョースターだ・・・」

仗助「!?ま、まさか殺人鬼にジョースターさんの事がバレたとかッ!?」

承太郎「いや、そうではない。だがジョセフ・ジョースターの事ではある。」

仗助「い、一体どうしたんスか!?」

承太郎「・・・」

承太郎「・・・ジョセフ・ジョースターが明日急にこっちに来ることになった」

仗助「・・・え?」

承太郎「それも他の家族や友人をつれて」

仗助「ちょ」

承太郎「その中にはジョセフ・ジョースターの妻、スージーQもいる」

仗助「ま」

承太郎「さらに俺の母、ホリー・ジョースターや
    親父の空条貞夫まで来ることになった」

仗助「」

承太郎「そこでだ、お前に手伝って欲しいんだ」




承太郎「歓 迎 パ ー テ ィ の 準 備 を 」



仗助「」



仗助「」

今日は短いですがここまでです、
眠かったので文章が変になってたら
すいません

関係は無いですが、ブックオフでPS版未来への遺産を買いました
1,950円でした

仗助「」

承太郎「会場はSPW財団に用意してもらっている・・・
     今FAXで地図を送る。」

仗助「・・・ハッ!アッハイ!ワカリマシタッス!オフクロニハミツカラナイヨウニシマスッス!(世界が一巡し兼ねない早口)

承太郎「・・・?どうかしたか?」

仗助「い、いやぁ、なんでもないッスよ・・・実は・・・」

―――――――説明中

承太郎「・・・なるほどな」

仗助「だから・・・その・・・今どうしようか考えてたところナンデス・・・」

仗助「いい感じの会場と一流シェフ探しについて・・・」

承太郎「・・・仗助」

承太郎「良かったらその歓迎&慰めパーティ、
     こっちの会場で一緒に行わないか?」

仗助「えっ?い、いいんですかッ!?」

承太郎「お袋は大勢で楽しむのが好きでな・・・ちょうど億泰や康一くんにも
     招待状を出そうと思っていたんだが・・・一緒に行えば手間が省けるってもんだ」


仗助「あっ!ありがとうございますゥゥゥ~~~ッ!」

承太郎「さて・・・残るは一流シェフについてだが・・・」

承太郎「俺も丁度探していたんだが・・・俺はこの町に来たばかりでな・・・あまり詳しくはないんだ・・・」

承太郎「仗助、お前に心当たりはないのか?」

仗助「ええっと・・・そうだなァ~~~」

仗助(・・・!!そうだッ!なんで気がつかなかったんだろう!)

仗助「ハイッ!あります!一つありましたッ!」

承太郎「じゃあそのシェフに頼んで明日の朝、FAXで送られてきた地図の場所に来てくれ」

仗助「ハイッ!!了解したッス!」

承太郎「じゃあな」ガチャ

仗助「よしッ!最高に『感謝』ッて奴ッスよォ~~~~!こいつはァ~~~~ッ!」

仗助「悩みがいっぺんに吹っ飛んじまったぜェ~~~~ッ!」

仗助「さっそく形兆に電話しようッ!億泰が出ても明日までナイショにしとこ」

FAX「FAXヲ、『受信』シマシタ」

仗助「おおっといけねえ、FAXが来るんだった」

FAX「トコロデ、コウヤッテ シャベルト オレ 
   『C-MOON』 トカ 『ホワイトスネイク』ニ ニテネーカナ」ピーガガガガガ

仗助「・・・?何わけわかんねー事言ってんだ?壊れたのか?」

FAX(ヤベエwwwキコエテタwwwww
   ウハwwwテラヤバスwwwwww)

仗助「っとォ、地図が来たか」

仗助「・・・?何だコリャ?」

地図「港に赤丸」

仗助「・・・どうみても港だよな・・・?まさかとは思うが・・・豪華客船でパーティするとか?」

仗助「・・・まっさかなァ~~~~」

FAX「かたかな デ 喋ル きゃらッテ ホトンド ガ 外国人 ダヨネ」ピーガガガガガガ

仗助「・・・?なんだ、もう一枚送られて来たぞ?」

FAX(今度ハ 聞カレテナイ)ホッ

仗助「なんだなんだ承太郎さん、間違えて2枚送ってきちまったのか?
   ああ見えて意外と機械には弱いのかなァ~~~~?」

仗助「・・・!?」

仗助「・・・マジにやるのか・・・?コイツを・・・?」



ピーガガガガガガ
――――――――――――――

良平「・・・グォォ・・・zzz」

仗助「・・・お袋」

朋子「何よ仗助、今洗い物で忙しいの見て分からない?後にして頂戴」

仗助「いや・・・大した様じゃないんだ・・・お袋宛にFAXだよ・・・」

良平「zzz・・・ガァァ・・・」

朋子「FAX?後で読むからそこ置いといて」

仗助「・・・




『ジョセフ・ジョースター』さんからだとよ・・・」

良平「!」ピクッ

朋子「!?」ピタッ

ガッシャァン


良平「・・・仗助・・・今・・・何と言った・・・?」

仗助「・・・(ヒィィ~~~~だから嫌だったんだよォ~~~~)」

朋子「・・・・・・嘘・・・」

仗助「嘘じゃねーさ・・・この前お袋がジョースターさんと間違えたあの人
   (割愛しましたが間田、玉美の間あたりで会っています)から送られてきたんだ・・・」

仗助「・・・明日の朝、日本に来るんだとよ・・・」

朋子&良平「!!」

良平「・・・ワシはもう寝るぞ」スック スタスタスタ

朋子「・・・」フルフル ワナワナ

仗助「・・・(本当に・・・良かったのか・・・?)」

仗助「・・・さてと・・・そろそろ行くとするか・・・
   ・・・トニオさんの所に・・・」

皿「・・・」チーン

――――――――――――――

ダイジェスト

トニオ「イラッシャイマセ もうすぐ閉店の時間ナノデ
    ラストオーダーは(ry」

仗助「あなたスタンド使いでしょ」クレDブォン

トニオ「初メテ会ッタ でもナンデ分かったンデスか?」

仗助「俺頭の中読めるんだ」

トニオ「まさか頭の中のレシピまで読んでマセンよネ」

仗助「読めませんでした」

トニオ「ならイイデス」

仗助「かくかくしかじか」

トニオ「ワカリマシタ、お任せ下サイ」

――――――――――――――

仗助「シェフと会場見つけたよ」

形兆「すげえ」




ダイジェスト終了

――――――――――――――

仗助「・・・」

FAXの手紙「今から送る紙はジョセフ・ジョースターが書いた
       ・・・いや、書かされた手紙だ。それをお前のお袋に見せて、
       明日会場に連れて来てくれ・・・スージーQお婆ちゃんが
       どんな顔か見たいらしい・・・見るだけなわけないだろうがな・・・
       お前は何かあった時の為に全力でお前のお袋を守るんだ
       また明日会場で会おう
 
       承太郎」

仗助「・・・今更だけど・・・凄く無茶なことをやってる気がするッス・・・」

そして、次の日・・・

――――――――――――――港

良平「まったく!どの面下げて会いに来ると言うんじゃッ!!
   アホたれのクソジジイめがッ!!今のワシのテンショんは新人時代に戻っておる!
   あいつの顔を見た次の瞬間ッ!ケリを叩き込んでやるッ!」

朋子「・・・ジョセフ・・・」

億泰「一体なんだってんだ・・・っ!こんな所で待てなんて・・・っ!
   俺は借金もしたことなけりゃ・・・っ!誰かの保証人になったことも・・・っ!
   ベンツのタイヤに穴を開けたこともないぞ・・・っ!
   もしギャンブル豪華客船なんかが来ても・・・っ!俺は乗らない・・・っ!」

康一「もう、誰もそんなこと言ってないし、仗助さんがそんなことする訳ないでしょ!」

形兆「そうだ、もうしばらく待っててくれ。」

由花子(億泰の奴・・・なぜ変な喋り方なの・・・?)

間田「いったい何が始まるというんだ・・・?」

玉美「ヘッキシッ!ウウ~~~ッ!もう春だってのにさぶいなァァ~~~ッ!ブルブルッ!」






ブォォォーーーッ




億泰「やっぱり・・・っ!仗助・・・っ!あいつ・・・っ!」

康一「す、凄い・・・」

形兆「なんとこりゃ驚いた・・・」

間田「なっ・・・なにょ~~~~~ッ!?」

玉美「ええッ!?な、なんだッ!?金持ちの観光客かッ!?」

良平「フンッ!」

朋子「・・・」




   バァーz_ン

   『 豪華客船 』

(ストレングスじゃないよ)



おーいッ!

康一「?今仗助さんの声が・・・」



船の上の仗助「おーいッ!ここだーッ!」

形兆「仗助ッ!」

間田「そんなところで何してるんだー?」

仗助「ちょっとパーティーの準備してたんだーッ!」

仗助(ジジイは不動産王だ・・・やりかねないとは思っていたが、まさか本当にやるとは・・・)

玉美「パーティーって・・・まさかその船の上でッ!?」

仗助「そうだーッ!今階段を下ろすぜーッ!」

ウィィィーン

康一「あ、階段が・・・」

コツ コツ コツ

承太郎「すまないな・・・待たせてしまった・・・」

SPW財団員「準備が整いました・・・お入り下さい・・・」

朋子「そっちに・・・そっちにジョセフがいるのねッ!」タタタッ

良平「あっ!おい!まて朋子ッ!」ドスドスッ

康一「由花子さん、僕らも行こうッ!」タタッ

由花子「ええッ!」タタタッ

間田「おいしい料理とかあるのかなッ!」テッテケテ-ッ

玉美「おッ!そりゃあいいぜッ!」ドスドスッ

形兆「億泰、お前の好きなパーティーだ、早く行こうぜ」

億泰「・・・わかった・・・」

トコトコトコ

今日はここまでです、

次回、

激闘!スージーQVS朋子

イタリア料理を食べよう

仗助、姉が出来る

帰ってきた布袋晃司

大興奮、空条貞夫&吉川寅泰

良いパパ駄目なパパ

こんにちはジョセフ・ジョースターさようならジョセフ・ジョースター

の7本です

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2017年07月16日 (日) 21:16:32   ID: qiNxKrPE

期待ッ!せずにはいられないッ!

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