安価で生存本能ヴァルキュリア (18)

死人多数予定
キャラ崩壊注意


主人公は

1 堅物の女性
2 女顔の男性
3 心は男性
4 漢


↓1

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1474818906


タイプは

1 前線指揮
2 後方指令
3 脳筋

↓1


相棒枠

1 近接戦型
2 射撃型
3 支援型
4 整備員

↓1



1 人型
2 蟲型
3 化物
4 人

↓1

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目に入るものはすべてが燃えていた。

生まれてからずっと育ってきた施設も

友達と遊んだ公園も

通うのが少し苦手だった学校も

その時、街はそのすべてが燃えていた

異形の化物たちの手によって

そして、あの時俺の手をつかんでいた人は―――――




「夢か……。久しぶりだな……。」




地球防衛艦隊第7番コロニー『瑞鶴』


「貴様には地球に行ってもらうことになった。」

「は?」

『瑞鶴』に置かれた、軍司令部の将校室の一つで黒井大佐はこちらに目を向けることなく、窓の外を見てそう言った。

「地球……ですか…?」

「ウィ。地球の地上防衛部隊、正しくは日本帝国で新設される部隊の隊長となってもらう。」

「俺が隊長!?そんな経験ありませんよ!?」

「分かっている。しかし、他に任せる相手がいない。」

そういうと黒井大佐は、こちらを振り向きポケットから取り出したものを俺の軍服の左胸に押し付けた。

「戦歴、経験は十分。機体操作の腕も上官として求められる知識や判断力も持っている。――そして何より私が信頼できる。」

「大佐…」

「貴様が向かう部隊は、一ノ瀬、池袋両博士肝いりの実験部隊となる。生半可な者を無為替わけにはいかないのでな。」

黒井大佐が手を放した俺の左胸には『大尉』の階級章が付けられていた。

「常に周りに気を配り何あれば私に報告しろ。貴様には期待しているぞ『大尉』」

「…了解。」

敬礼を返し、退室しようとすると後ろから声がかけられた。

「ああ、貴様の戦術機はここにおいていけ、理由は知らん。博士からの要請だ。代わりに一名の随伴を許可する。貴様の相棒を連れていけばいい。」

「……ありがとうございます。」

人類が宇宙に進出して数十年がたった。

人々は宇宙進出の懸け橋として火星に移民を開始。第三十次大規模移民までが成功し火星の環境開発は順調に進んでいると思われた。

某年、国連の調査部隊によって火星にて、第一種地球外生命体『Mー01』が発見され、調査のため居住区へと持ち帰られる。

その翌年、火星の全都市に対して地球外生命体の大侵攻が発生。人類の抵抗もむなしく、多くの死者を出した結果、人類は火星からの撤退を決めた。

火星の悲劇を受けて国連は火星の地球外生命体をまとめて『火星人』と呼び、人類の敵性生物と判断した。

国連は地球で開発されていた二足歩行型戦術機『ユミル』を宇宙戦闘用に改修を加えたうえで、大規模採用。火星奪還作戦を行った。

結果としては、惨敗。作戦開始と同時に地球に向けて火星人の攻撃が始まった。

その時の侵攻により、人類はその人口を大きく減らし、特に火星人の攻撃の激しかった北米大陸、インド亜大陸、中国北部は、その時の核攻撃によって人の住めない土地となってしまった。

結果を重く受け止めた国連は、火星に対する直接攻撃これを禁止し、地球の防衛に徹底することを宣言。

それからも火星人からの攻撃はやむことがなく、人類は終わりの見えない消耗戦を戦うこととなる。

それから十数年がたった―――

日本帝国京都国連軍基地―――



「ん~。さすがに疲れましたね~。」

「ホントだよ。火星周辺基地から36時間。戦術機の使用が禁止されているとはいえ遠すぎる。」

俺と相棒である五十嵐響子『中尉』は京都の郊外に建てられた国連軍の基地を訪れていた。

「しかし、驚いたな。まさか響子まで中尉に昇進させられていたとは。」

「私の方が驚きましたよ~。Pさんなんか二階級特進していきなり大尉になっちゃっても~。」

「言わないでくれ…。ずいぶん周りから奇異の視線にさらされたんだから。」

俺と響子は、火星周辺の防衛艦隊に所属していたころはガルム小隊の一員で少尉として戦術機に乗っていた。

それが何の前触れもなく中尉と大尉である、知り合いから奇異の目で見られるのは当たり前のことであった。

「だが…わからない。どうして俺がこんな任務に就かされるのか……。」

「もうっ!それはいいじゃないですか!考えても分かることじゃないでしょう?何ならPさんが女顔してるからってのが理由っていうのもあり得ると思いますけどね!」

「止めてくれよ…。本当にありそうで怖い。」

あまり納得のできないことではあるが、俺は周りから見ると女顔の美人らしい。

近年の戦況では男手が不足しているため、女性も軍人として多く徴用されている。

世間知らずのお嬢様部隊が筋骨隆々の男くさい上司に使われることを嫌がって俺が選ばれたと言うのも十分に考えられることであった。

「それより『吹雪』が持ってこれないのは痛かったですね。」

「そうだな、使い勝手の悪い新型の実験機をつかまされても困るんだよな~。」

『吹雪』。日本で生産されている『ユミル』のライセンス生産機だ。通常の『ユミル』に比べ軽量化と近接戦闘特化しており、
高速機動性に優れている。俺達にとっては任官時からの相棒であり、愛着のある期待だ。それを手放すのは、性能とかそれ以前に心情的に痛かった。

「今度の機体もいい機体だといいですね。」

「ああ。」

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