海未「孤独に満ち溢れて」 (9)

穂乃果「ごめんことりちゃん!寝坊しちゃって…」タッタッタッ

海未「おはようございます。穂乃果。……それより今日も寝坊しましたね穂乃果!あれほど夜更かししないようにと何度も言ったでしょう!?」

穂乃果「……………」

海未「……おはようございます…ことり……」

ことり「……………」

ことり「ねえ。穂乃果ちゃん。」トコトコ

穂乃果「…なあに?ことりちゃん。」トコトコ

ことり「強かった海未ちゃんはもういないのかな……」グス

穂乃果「ことりちゃん………いいや、いるよ!穂乃果たちの心の中に…!…ほら、今も言ってるじゃん。『今日も寝坊しましたね穂乃果!あれほど夜更かししないようにと何度も言ったでしょう!?』…ってね。」

海未「は、はい…言いましたよ…?」

穂乃果「……海未ちゃん元気かなあ…」

ことり「きっと元気だよ!海未ちゃんだもん!」ニコッ

穂乃果「そう…だよね!…さ、早く学校行こ!遅刻しちゃう!」

海未「……そうですね。では行きましょう。」

ことり「……うん、行こっか、穂乃果ちゃん。……海未ちゃん…」

海未「はい。」


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──部室──

絵里「おはよう。穂乃果、ことり、うみ……あ……ごめんなさい…」

穂乃果「ううん。良いんだよ絵里ちゃん……。」ニコッ

ことり「……グスッ……ふぇえ…海未ちゃぁああん……帰ってきてよ海未ちゃぁんん……グスッ…」ポロポロ

海未「ことり!?…わ、私はここに……!」

穂乃果「ことりちゃん…」

絵里「……ごめんなさい、ことり…」

穂乃果「……えへへ。そうだよね…ずっと3人一緒だよって約束したのに1人だけいなくなっちゃうなんて。………今更帰ってきても絶対許さないからね…!海未ちゃん…!」ポロポロ

にこ「……穂乃果……」

希「……泣いても何にもならんよ。……海未ちゃんも帰りたくても帰られへんのやから。」ナデナデ

にこ「………じゃあμ'sは解散にしましょう。」

穂乃果「………っ!?」ポロポロ

絵里「にこっ!」

にこ「………」キッ

絵里「っ…」ビクッ

花陽「にこちゃん……」

穂乃果「………う…して………」ポロポロ

にこ「…………何。」

穂乃果「…どうしてそんなこと言うの!?」キッ

にこ「理由は言い切れないほどあるわよ。……まず作詞はどうするの?μ'sは9人じゃなくて8人でも良いの?…9人の歌の女神から取ったのよね?希。」

希「…っ!せ、せやけど!」
にこ「黙って」

希「っ…………!」

穂乃果「作詞は………みんなで考えたらいいじゃん……8人でも……みんなの心の中に海未ちゃんがいるんだよ…!それで9人なんだよ……!」ポロポロ

にこ「…………良くできたわ。」フッ

穂乃果「…………え?」ポロポロ

にこ「……ほら、いつまでも泣かない。…そうよ。9人。私たちの心の中に海未はいつまでも、いつだっているんだから、そんなくよくよしない!…海未が悲しむでしょ…」ナデナデ

希「にこっち……」

絵里「にこ………」

花陽「にこちゃん……」

穂乃果「…………にこちゃん……うん!…そうだよね……」

海未「みんな……みんな何言ってるんですか!私はここにいますよ!?」

穂乃果「寂しいだろうな……一人ぼっちだもんね。死んじゃったら。」

絵里「孤独……よね……」

ことり「…ことりたちの心の中に海未ちゃんはいても、海未ちゃんの心の中にことりたちはいない…もんね…」

花陽「海未ちゃんは私たちより1つ上…副リーダー的存在…だったよね…。…私たちも追いつかないと…!」

にこ「…………ほら、いつまでそんなこと言ってんの!……じゃあ海未が一人ぼっちにならないように…行くわよ!…海未のところまでね!」

「「「「「「「はい!」」」」」」」

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『本日のニュースをお伝えします。…地区大会に優勝し、一部人気を誇っていたスクールアイドル、「μ's」のメンバー8人が昨日、遺体として発見されました。遺体の状態からすると、集団飛び降り自殺、ということが判明しました。…原因は、2日前に交通事故で亡くなられたメンバーの1人の「園田海未」さんが関係しているとみて、事件の捜査を進めています。被害者は、「高坂穂乃果」さん、高校2年生、17歳、「南ことり」さん、高校2年生、17歳、「西木野真姫」さん、高校1年生、16歳、「小泉花陽」さん、高校1年生、16歳、「星空凛」さん、高校1年生、16歳、「絢瀬絵里」さん、高校3年生、18歳、「東條希」さん、高校3年生、18歳、「矢澤にこ」さん、高校3年生、18歳、とされています。…それでは、現場の〇〇さん、宜しくお願いします。

「はい。こちら音ノ木坂学院に来ております。…まずは被害者のクラスメイトに事情を聞いてみましょう。」

絢瀬絵里さん、東條希さんのクラスメイト「…はい…。…はい。…園田海未さんがお亡くなりになられたことは…はい。存じております。……はい。絢瀬絵里さんはこの学院の生徒会長を務めてまして、東條希さんは副生徒会長を務めてました。…園田海未さんがお亡くなりになられてから、いきなり暗くなったのを覚えています。」
「……とのことです…それでは次のニュースで』 プツッ…

海未「孤独に満ち溢れて」


──終わり──

ありがとうございました。

穂乃果「いやー、まさか死ぬとは…」

真姫「私の出番なかったのだけれど。」

凛「凛も。」

海未「そこは主の都合になるらしいです。」

真姫「ナニソレイミワカンナイ!」カミノケクルクル

絵里「そういや久しぶりのSSね。」

凛「なんか久しぶりすぎて書いてる方もノープランで書いてるから途中から何をしたいのかわからなくなってきたにゃあ……」

にこ「今回のにこ結構いいこと言ったにこ♪にっこにっこにー♪」

希「まあ、スレを完結させるのも結構久しぶりやな。」

花陽「いっ、いつもは途中で終わってたから…」

ことり「ちなみに最後は海未ちゃんを追いかけてみんなで屋上から飛び降りたよ!」

にこ「最後のにこの台詞はそういう意味だったにこ☆」

りんまき「せめて出番が欲しかった。( ´・ω・`)」

凛「凛たちが出たの唯一最後に名前が載せてあっただけだって!…それに…一同「「ありがとうございました!」」

凛「せめて最後くらい言わせて欲しかったにゃあああああ!!」

真姫「イミワカンナイ!!イミワカンナイ!!」

──プツッ…──

今度こそ本当に、
ありがとうございましたm(_ _)m

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