西「西住キャプテン!我が知波単の制服はいかがでしょうか?」 (65)



しほ「本日はよろしくお願いします、西さん、知波単のみなさん」

西「こちらこそよろしくお願いします!西住キャプテン!我が知波単の制服はいかがでしょうか?」

好子「大洗の戦車服と似ていますね!」

百合「でも、こちらの方が若干、生地が厚めな感じがしますね」

久子「あたしは好きだね、懐かしい感じがする」

沙織「……」


優花里「見学とはいえ、初めて同行しましたが…」

華「良い年した方々が、はしゃぐのを見てるのは少々キツいですね…」

麻子「おばあ、楽しそうだ」ニコニコ

みほ(やっぱり帰りたいなぁ)


西「一同!! 本日、我が知波単に講師として来ていただいた、西住しほキャプテンとママさんチームの五名だ!!」

沙織(いつものようにメンバーに入れらている…)


しほ「はじめまして!!大洗からきた西住しほです!!根性ーっ!!(典子真似)」


みほ(うわぁ…)




福田「お、おそれながら!西隊長に申し上げます!!」

西「なんだ、福田」

福田「今回、我が知波単が教えを乞うたのは大洗のアヒル殿であります!!」

西「そうだ」

福田「ですが!ここにおるのはアヒル殿の恰好をした御婦人方ではありませんか!!」

沙織「……」

細見「福田ァ!!貴様、西隊長がお連れした方に異議を申すと言うのか!!」

西「ま、まて、福田の言う事はもっともだ、実はだな…」



………



数日前


― 大洗


西「磯辺殿!!アヒルチームの皆様と供に是非、我が知波単にてご指導を賜りたく参上しました!!」

典子「えっと…知波単でコーチをして欲しいって事?」

西「はい!先の選抜戦から、私自身、思うところがありまして…その時一緒に奮戦してたアヒル殿の強さの秘密を教えていただきたく、恥を忍んで突撃してまいりました!!」

典子「戦車道の方か…バレーじゃないのかぁ」ションボリ

西「も、申し訳ありません!!」

妙子「私達、バレーより戦車道の方で有名になっちゃたねぇ」

あけび「結局、部員も増えてないし」

忍「あと、西さん、ごめんなさい実はその日に『学園艦バレー大会』にエントリーしてるんで知波単へは行けないんですよ」

西「な、なんと!!…またしても突撃が仇となってしまった…」

典子「西さんのその熱い気持ち嬉しいんだけど、私たちもバレー大会に向けて練習してきたんで、できれば次の機会に…」


???「「「「その必要はないわ!!」」」」




しほ(スパッツ)「その役目!」

典子「おおっ!!」

好子(ブルマ 背番号3)「私達!」

妙子「うわぁ…」

百合(ブルマ 背番号6)「ママさんチームに!」

あけび「あはは…」

久子(ブルマ 背番号5)「任せておけ」

忍「……」


西「おおー!!アヒル殿がもう一つ現れた!!」



典子「西住隊長のお母さん、なんでバレー部の恰好を?」

妙子「…まさか入部希望とか?」

しほ「いえ、私たちもバレー大会に出ようと思いましてエントリーにきたのですが…」

好子「これは仮装大会では無いのでと門前払いをされましてね…」

百合「せっかくなんで学園の方に顔を出したら」

久子「どうやら、私達の出番って感じみたいなんで入らせてもらった」

忍「その恰好で学園内をうろついていたんですか…」

新作来たあぁぁぁ(* ̄∇ ̄)ノ



しほ「西さんさえ、よろしければ私たちが協力しますが?」

西「は、はぁ…」

しほ「や、やらせてください!私達、同じ戦車仲間じゃないですか!!(みほ真似)」

典子「!!」ピクッ

典子「お母さん!やっと見つけたよ!私の戦車道!!(みほ真似)」

しほ「…」ニヤリ

典子「…」ニヤリ

しほ・典子「」ガシッ!

典子「しほさん!私たちの代わりお願いします!!」

しほ「まかせて!昭和世代の根性、見せてあげるわ!!」

西「あ、あの…私の意向も…」

しほ「さぁ!そうと決まれば突撃するわよ!!」

好子・百合・久子「「「オー!!」」」

西「え、突撃?お、おー!」



― 大洗 戦車倉庫


優花里「綺麗になりましたねー!」

みほ「たまにはⅣ号もピカピカにしてあげないと」

華「戦車を洗車…すばらしい響きですわ」

麻子「つ、疲れた…」

沙織「じゃさ!制服に着替えて帰りにどっかで食べて行こうよ」


???「見つけましたよ、沙織さん」ガシッ


沙織「へっ?」



沙織「し、しぽりんに皆?なにその恰好?というか、離してよー!!」

しほ「さぁ!サオリ権は取ったし、このまま突き進むよー!!(典子真似)」

好子・百合・久子「「「オー!!そ~れそれそれー!!」」」ワッショイワッショイ

沙織「え、なんなのいきなり? 降ろしてよー!!やだもー!!」

みほ「…」

優花里「…」

華「…」

西「に、西住殿!待ってください!…と、おお!西住隊長!ご無沙汰しております」ペコリ

麻子「一体、何があったんだ」



みほ「また、お母さん達か…」

優花里「しかも今回はアヒルさんの代理で知波単にですか…」

華「行動内容もさることながら、中年のブルマ姿は問答無用にキツイですね…」

西「私の方は当初とは異なりましたが、このまま、ママさんチームに指導をしていただこうかと思います」

麻子「そうなのか…もし、西さんさえよければ、私も知波単へ連れてってくれないか?」

みほ「ま、麻子さん!?」

麻子「さらわれた沙織はともかく、いつもおばあ達が何をしているのかを一度見てみたい」

みほ「そ、そうなんだ」

華「でしたら、私もご一緒してよろしいでしょうか?」

みほ「華さんまで!?」



華「沙織さんの事は別として、以前はあれほど戦車道に否定的でしたお母様が、今では砲手で一方ならぬ戦果を挙げているのを気にしておりました」

華「同じ砲手として、また五十鈴流の人間としても、この目で確かめてみたいんです」

みほ「で、でも…ブルマ姿のおばさんだよ…」

華「この際、容姿は気にしないようにします」

みほ「…えっと、ゆ、優花理さんは?」

優花里「…すみません西住殿、武部殿も気になりますが、実をいうと私もお母さんが戦車に乗っているとこを見てみたいと思っておりました…」

みほ「そっかぁ…」

西「では、汽車の方に案内しますので西住隊長達もご同行しましょう!!」

みほ「い。いや!私は…」

西「いざ!!我が知波単へ!!」


みほ(いやな予感がする…)





……


― 知波単 現在


西「…と言うわけで、こちらのママさんチーム達が磯辺殿達の代役をかってくださったのだ!!」

しほ「知波単の勇猛ぶりはお聞きしております、私のような者の指導ですが、参考にしてもらえればと思ってます」

知波単生『…』

西「それで、西住キャプテン、突撃に代わる我らの戦術の在り方とはどのようなものになるのでしょうか?」

知波単生『!!』

玉田「に、西隊長!!その発言を取らせていただくと!!」

名倉「我らから、突撃を取り上げるという事でしょうか!!」


西「…私は、そう考えている」



西「私自身、先の大会後、若輩ながら知波単を預かる身となった…」

西「だが、先日のエキシビジョン、大学選抜と、我が知波単の不用意な突撃によって窮地を招く事態になりえたのも確かだ…」

みほ(西さんも一応、悩んではいたんだ…)

玉田「…隊長」

西「だからこそ!!突撃ではない、新たな戦車道を見つけなければならないと!!」

名倉「ぐぅぅ…しかし突撃を捨てるのは…」ウルウル

西「私も辛い…突撃が好きだから…」



しほ「別に突撃してもいいんじゃないですか?」

西「えっ?」



しほ「私も突撃大好きですよ、戦車道としても、プライベートでも」

西「は、はぁ…」

しほ「今でも、夜は常夫さんと突撃したりされたりを繰り返していますし///」ポッ

みほ(き、聞きたくない…)

好子「うちは、旦那が突撃してくる方かなぁ…初めての時も普段は気弱なくせにやるときはやるんだって思って、ますます惚れちゃったんだけどねぇ」

優花里(お母さん、恥ずかしいであります!!)

百合「ギャップ萌えという事ですね、私も突撃されたクチです、…と言っても突撃せざるを得ない状況におびき寄せましたけどね」

華(なるほど、詳しく知りたいですね…)

久子「搦め手かい、蜘蛛みたいだな…アタシは旦那が泣くまで突撃しまくったけどねぇ…納屋に神社の境内と…懐かしいねぇ…」

麻子(おじいとおばあに、そんな過去が…)



華「…あ、あの、お母様方…お話の内容が、知波単の皆さんには少しばかり刺激が強すぎるようで…」

西「…///」

福田「は、破廉恥であります!!」

しほ「!!…私は破廉恥な女なのかもしれない…」

沙織「今さらだよ、しぽりん」



西「に、西住キャプテン!!き、貴殿が突撃を肯定なさるのは、西住流や黒森峰のように強固な戦車があればこそではないでしょうか!!」

しほ「確かに戦車の種類によって、戦術を変えていくのも道理ですが、私は知波単の突撃を素晴らしいものだと思っております」

しほ「ではここで問題です、突撃において、必要なものはなんだと思いますか?」

西「…相手を、恐れぬ心でしょうか?」

しほ「ふふっ、半分は正解です。その恐れずに相手に立ち向かえる心と仲間同士の絆の点では知波単は、どこよりも強い学校だと私は思います」

西「ありがとうございます!!」

しほ「ですが、本来、突撃は相手のスキや怯んだ所、虚を突いて一気に攻勢のみに転ずる事で活きる戦法であり」

しほ「闇雲に放たれた突撃は、むしろ相手の格好の的となってしまうのです」

西「な、なるほど…突撃を活かせる状況を作り出すのですね…」

しほ「はい、先の選抜戦で知波単の皆さんが大洗のアヒルさんと見せたゲリラ戦術も一つの突撃の在り方だとは思います」


みほ「…まともだ」

優花里「パツパツのスパッツ姿はともかく、丁寧な指導ですね」


しほ「座学で説明をするよりも実際に見せるのも一つの指導でしょう、場所を変えます」




……

……

― 知波単 戦車道 演習場


沙織「演習場だけど、のどかで広いとこだねー」

西「はい、川もありますが、他校と比べると穏やかな地形だと思います」

沙織「しぽりん、実習ってなにをするつもりなの?」

しほ「そろそろですね…」


 キュイーーン…… ゴゴゴゴ…


みほ「あれは…」

優花里「サンダースのC-5M…」


西「 敵襲だぁーーーっ!!! 」



西「米兵の爆撃機だ!!一年は防空壕に避難!!残りは竹槍を持って私に続けぇーっ!!」

優花里「…スーパーギャラクシー…なんですけど…」

福田「西隊長!!自分も御供します!!」

細見「福田ァ!貴様はここに残って知波単の伝統を守ると言う使命があるのを忘れるな!!」

福田「ですが!!」


 ピィィーーーッ!!(シホイッスル音)


しほ「あれは、私が呼んだサンダースの航空機ですから敵襲ではありません」

西「そ、そうでありましたか…」

沙織(知波単の皆は戦車じゃなくて、竹槍で戦うつもりだったのかなぁ)


ゴゴゴゴ…… ヒュゥー…


華「…どうやら、戦車を投下するみたいですね」

麻子「うん?あの戦車は…」

優花里「八九式です!!」

みほ「アヒルさんの八九式じゃない…実家の戦車…?」



 ゴゴゴゴ…… ヒュゥー…


華「もう一台、投下するようですね」

麻子「今度の戦車は、さっきより大きいぞ」

優花里「あれは… マウス です!!」

みほ「えぇ!? でも、パラシュートが開くのが遅いような…」


 ゴシャァーーンッ!!


華「…思いっきり失敗してますね」

麻子「物凄い土煙だな、カールの砲弾を思い出すぞ」

優花里「マウスは…おお!なんとか、大丈夫そうです!!」


 キュィィーーン…… (飛び去る スーパーギャラクシー)


ケイ「ちゃ、ちゃんと届けたわよ…」


 カポッ


エリカ「どこがよ!!思いっきり失敗じゃないの!!」

まほ「衝撃で頭がクラクラする…」

小梅「エリカさ~ん…早く降りて下さい~…」


みほ「お、お姉ちゃん達!?」


しほ「この二台の戦車と彼女たちが今回の協力者です」



エリカ「家元、逸見エリカ、以下全員、到着しました。(相変わらず、キツいわね…)」

小梅「ご指定の戦車と隊長もお連れしました。(うわー、キッツー…)」

まほ「やはり騙したな!!うわぁ…お母様…また、なんて恰好を…」


しほ「二人とも、ご苦労様です」


エリカ「いえ… (スパッツから弛んだ肉が少しはみ出てるわね…)」

小梅「これくらいは… (黒森峰ファームのボンレスハムを思い出す…)」


みほ「…お、お姉ちゃん…なんで、また…」ヒソヒソ

まほ「…実はだな…」ヒソヒソ





……


― 黒森峰 ダイジェストでお伝えします


まほ「マウスを整備で輸送?」

エリカ「そーなんですー、現場で隊長の承認が必要なんですー(棒)」

まほ「ほ、本当に私が行く必要あるのか?」

小梅「いーから、いーからー、エリーを信じてー(棒)」


 バタンッ キュィーン…ゴゴゴ


ケイ「みんなマウスに乗ったわね!じゃ!出発よ!!」

まほ「お、おい!!謀ったな!!エリカァ!小梅ェ!」

エリカ「隊長、揺れますんで、じっとしててください」

小梅「あと、恨むなら母上にしてください」

……




まほ「…という訳だ」

みほ「…うう、帰りたいよぉ…」

まほ「私もだよぉ…」



しほ「この二台の戦車で一対一の模擬戦を行います。私達が八九式に乗り、まほ達にはマウスに乗ってもらいます」

まほ「その為に、私は連れてこられたのですか!!」

しほ「エリカ、小梅、貴女達も気遣いは無用です、全力でかかってきてください」

エリカ「わかりました (これ、スパッツのサイズ合ってないわよね…)」

小梅「よろしくおねがいします (見た目も衣装もキツいのね…)」

まほ「いやだ!私は納得しないぞ!!実家に帰らせてもらいます!!」

しほ「…もし、まほ達が勝てば、私達ママさんチームは解散し実家で大人しくしますと言ったら?」

沙織「し、しぽりん!?本気なの?」

まほ「お母様…その言葉、偽りはないですか?」


しほ「イエス、シホ、かわいい女子高生、ウソ、ツカナイ」


速攻嘘ついてる…



― 作戦会議


西「西住キャプテン、本当に御独りで戦われるのですか!!あのマウスが相手ならば、我ら知波単から何両か勇士を伴われても…」

しほ「いえ、私達のみで戦います、西さん、知波単の皆さん、それに、みほ達も見ることもまた戦いです」

みほ「いや、私は別に…」


麻子「お、おばぁ…マウスと戦うなんて無茶だよ…」オロオロ

久子「心配するな麻子、この試合が終わったら、アツアツのポルチーニ茸のピッツァとパインサラダを食べよう」

麻子「!?」ビクッ


 にゃあ~


好子「あ、黒猫…不吉ですね」

優花里「戦車演習が始まりますから猫ちゃんは連れて行きますね」ダキダキ

麻子「ああ…」フルフル


 パリーン


百合「か、花瓶が割れてしまいましたわ…不吉ですわ…」

華「お母様、なぜ花瓶を持ち歩いているのですか…」

麻子「うあ…」ウルウル

しほ「皆さん、どうしたのですか…」ビリッ…


 ビリビリビリッーーッ 


しほ「す、スパッツが思いっきり破れたわ!!…これは不吉よ!!」

みほ「うわぁ、お母さん下着が…恥ずかしいよぉ…」


麻子「うああぁ!!おばあ!!死んじゃやだよう!!」ボロボロ


???「コラーっ!!」




沙織「しほ!好子!百合!おばあ!悪ふざけがすぎるでしょうが!!」

好子「も、申し訳ありません」

百合「不謹慎でした」

おばあ「す、すまん…」

しほ「メンゴ、メンゴ」テヘッ

沙織「しぃほぉ!!」クワッ!

しほ「はい!申し訳ありません!!」


沙織「いい!やっていい事と悪い事の区別くらい!わかるでしょ!!」


しほ・好子・百合・久子「「「「おっしゃる通りです…」」」」

みほ・優花里・華(((母親が同級生に本気で説教されている…)))


西「これほどの気迫…まさに鬼神の如しですな」




麻子「…ひぐっ」

沙織「まぁ~こ」

麻子「…なんだ」

沙織「もう泣かないの、おばあは大丈夫だよ」

麻子「…ほんとか」

沙織「うん!私が付いているし、…それにね、この短期間、あの四人に散々な目にあわされてわかったんだけど…」

沙織「少なくとも、私や麻子が結婚して、子供ができるまでは寿命や病気で死ぬ事はなさそうだよ…おばあは」

麻子「…じゃあ、おばあは死なないな、私は大丈夫だけど、沙織は結婚できない可能性があるし…」

沙織「もー!私が、あんこうで一番最初に結婚する予定なの!!…予定は未定だけど」

久子「二人とも、無用な心配するな、私は150歳まで生きる予定だ …さ、沙織はそれまでには結婚できるよな?」

沙織「ちょっと!二人とも失礼すぎるでしょー!!」



百合「…さすが沙織さんですね」

好子「メンバーへの気配りは抜かりないです」

しほ「厳しさと優しさを兼ね備えた、まさに私達あんこうチームのオカンですね」

みほ「…おかあさん、どうでもいいから下を履いてよ…なんて下着を着けてきたの…」

しほ「マウスとの戦いの為の勝負下着です」

優花里「なるほど!勝負下着とは、そういう意味なんですね」

華「ち、違いますよ…優花里さん」

しほ「ところで、『久子の孫の麻子の子供はひ孫』って早口言葉っぽくないですか?」

みほ「いーから!!下履いて!!」


……

黒森峰サイド


エリカ「家元、パンツまるだしね」

小梅「布?というかほとんどヒモですね…色も黒や紫、緑が混ざったような…えげつないパンツですね、隊長」


まほ「あー!早く試合にならないかなー!!」



優花里「あの~ちょっといいでしょうか?」

しほ(スペアスパッツ装着済)「なんでしょうか?」

優花里「あの八九式に5人乗れるのでしょうか?」


……

久子「せ、狭い…沙織…尻が邪魔で運転しづらい…」

沙織「そ、そんなこと言っても…」

百合「照準を合わせて撃つには体勢が悪すぎます…」

好子「西住殿~この人数だと狭すぎて装填できませんよ~」

しほ「たしかに…誤算だったわ」

沙織「狭すぎだよー!!やだぼ」ムギュ

……

優花里「動いてもいないのに戦車が揺れてますね…」

華「あ、戦車からみほさんのお母様が這い出てきましたわね」


しほ「わ、私が車外に出てますんでこれで、普通に走らせられるはずです」



― 試合会場


まほ「お母様、宣言通り負けた場合は大人しく解散していただきます」

しほ「わかりました」

まほ「負けた後に、新生ママさんチームだ!なんて展開も無しですからね」

しほ「…わ、わかっています」

沙織(あ、図星をつかれてる)

しほ「私も勝って、みほと親子三人であんこう踊りを踊りたいですからね…負けるつもりはありません」

まほ「……」ガクガクブルブル

沙織(まぽりん…ものすごく動揺している)

みほ「お姉ちゃぁーんっ!!頑張ってーっ!!」(切実)

沙織(みぽりん…ボコの応援の時より必死だ)



― 試合前


沙織「試合中、しぽりんだけ戦車外だけど大丈夫なの?」

しほ「心配ご無用です、西住流は多少の運転で振り落されるようなことはありませんから」

沙織「いや、飛んでくる砲弾の方の心配なんだけど…」

しほ「う~ん…根性でなんとかします!!(典子真似)」

沙織「そ、そう…(まぁ大丈夫そうだね)」

しほ「じゃあ!皆で円陣組んで搭乗するよー!!」

好子・百合・久子「「「オー!!」」」

沙織「お、おー!」


しほ「ママさんチーム…」

しほ・沙織・好子・百合・久子「「「「「ファイト!オー!!」」」」」


みほ「沙織さんが、すごく馴染んでる…」

優花里「そういえば、最近、武部殿と戦車乗ってませんね…」

華「沙織さんの手料理もご無沙汰ですし…」グウ~

麻子「沙織…おばあを頼む…」



西「おお!あの円陣は士気を鼓舞するにはうってつけだな!!」

福田「素晴らしいです!!円陣を組まれる時は是非、自分を隊長のお傍に!!」

細見「福田ァ!貴様!おそれおおいぞ!!…隊長の隣は自分に!!」

玉田「いや!自分こそ!!」

名倉「自分しか、隊長の隣は務まりません!!」

知波単生『自分が!自分が!…』

西「い、いや…お前たち…」


 ピィィーーーッ!!(シホイッスル音)


しほ「知波単の皆さん、これから試合に入ります」

しほ「今回、火力も装甲も劣る戦車で戦う事をしっかり見ていてください」

西「西住キャプテン!申し訳ありません!」

西「聞いたか貴様等!我らの為に戦ってくださるママさん殿の勇姿をしっかりと目に焼き付けるのだ!!」

しほ「願わくば、この戦いを見て、知波単の成長につながれば私達としては本懐です」

知波単生『 はい!! 』

しほ「じゃあ!これより試合に入ります! パンツァー・根性ーっ!!(典子真似)」

沙織「無理に物真似しなくてもいいんだよ…」



……

……

― 試合中



しほ「行くよ!!クイック攻撃!!(典子真似)」

 ズドン!  …カンッ!

百合「キャプテン駄目です!相手の装甲ビクともしてません!!」


小梅「距離を詰めます」

エリカ「隊長いけます!」

まほ「発射!!」

 ズドン!


しほ「回避ーっ!!」

久子「まかせろ」


エリカ「あぁっ!!もう!ちょこまかと!!」



……


― 見学席 サイド


優花里「なんとなく、わかってはいた展開でしたが…」

華「お母様達の八九式の砲撃は当たっていますが…全く効いていない」

優花里「反対にマウスの砲撃は、完全にかわされていますね…」

西「この状況から、あの戦車で、どう逆転するのでしょうか…」


みほ「 頑張れ! お姉ちゃん!! 頑張れ! まほ!! 」


優花里「西住殿は、お姉さんの応援に必死になっておりますし…」


麻子「うわぁ!おばぁ!避けて!!」アワアワ


華「麻子さんは、おばあ様から目が離せない状態になっていますね」


 ズドン!


みほ「あぁっ!またかわされた!! もー!何回外してるの! お姉ちゃんの アホ!!」


華「…せめて、私と優花里さんだけは、この試合をちゃんと分析しましょう」

優花里「そうですね…やはり、すごいですママさんチームは、本家アヒルさんと遜色の無い動きをしております」


みほ「 あほ! 頑張れ!! 負けるな!! あほ!! 」
 

優花里「に、西住殿…お姉さんの名前が…」





……

― 戦車道 サイド


しほ「アホみたいに撃っても、私達には当たりませんよ、まほ!!」

沙織「で、でも!しぽりん!こっちの砲撃も全く効いてないよ!!どーするの!?」

しほ「沙織さん、現在の位置は?」

沙織「このまま、進むと川沿いに出るかたちになるけど…でも、その先は行き止まりだよ!」

しほ「わかりました、そこで勝負に出ます」

しほ「久子さん、川沿いギリギリを走ってマウスの砲弾を慌てるように避けて下さい」

久子「わかった」

しほ「その後、行進間射撃で二発、発射します。一発はマウスにもう一発はマウスが外した砲撃の箇所です」

しほ「連続しての砲撃になりますが、好子さん、百合さん、よろしくお願いします」

好子「まかせてください!!」

百合「ここが腕のみせどころです」


しほ「じゃあ!相手の距離を取るために もくもくアタック 行くよー!!(典子真似)」

沙織「し、しぽりん…この八九式、発煙筒を切らしてるみたいなんだけど…」

しほ「えっ」



まほ「よし、このまま仕留めるぞ」

小梅「まってください、八九式の家元がこちらに何かを?」


しほ「必殺!もくもくアタック!!」バシーン!


エリカ「…なによ、発煙筒の煙幕のつもり?」

小梅「この香りは…」

まほ「…せ、線香だな」


沙織「やっぱり、お線香じゃ発煙筒の代わりにはならないよ!!」

久子「煙の少ないタイプじゃダメだったか…」

沙織「そういう問題じゃ…てか、なんで線香なんか持ち歩いてるの、おばあ」

久子「いつ、使うかわからないだろ?」

沙織「そういう、ジョークはやめてよ!!」

久子「まぁ、今はこの八九式の中が私たちの斎場、あるいは棺桶だけどな」

沙織「ちょ!やめてよ!私まだ、死にたくないも!!」

久子「もちろん冗談だ、砲撃、かわすぞ」

 ズドン!!



しほ「よーし!サオリベロ成功よ!!」

沙織「さ、沙織リベロ?」

好子「サオリベロですよ、武部殿」

百合「男性相手にアタックしてもかわされてしまう沙織さんのように、相手の攻撃をかわす戦法です」

沙織「…その作戦名、前から考えてたの?」

しほ「いえ、今思いつきました」

百合「フィーリングでわかりました」

好子「同じく」

久子「だいたい察しがつくだろ」

沙織「やだもー!!」



しほ「そんなことより、今です!」

百合「発射します」


 ズドン!  カンッ!


エリカ「そんな豆鉄砲、マウスには効かないわよ!!」


好子「続けていけます!」ガコン

百合「…」カチッ


 ズドン! 


エリカ「フン、どこを狙ってるのよ!!隊長!このまま、一気に!」

まほ「…よし、この先は行き止まりだ、退路を断つぞ」

小梅「わかりました、このまま進みます」




 ゴゴゴゴ……(マウス前進中)


しほ「…」

しほ「…!!ここです!! 急速反転!!」

沙織「え?」

しほ「おばあーッ!!エンジンも履帯も焼き切れてもいい!!パワーを上げろ!!」

沙織「え?、えっ?」


小梅「八九式、反転!こちらに向かってきます!!」

エリカ「血迷ったの!?」

まほ「まさか!!」


沙織「え、ええっ!? ぶ、ぶつかるよ!!」


しほ「ぶつけるぞぉーーッ!!」


  ゴシャアァァーーンッ!!!


……


優花里「…は、八九式が…マウスに思いっきり突撃しました…」

華「…ですが、思いっきり八九式が吹っ飛びましたね…」

西「うおお!!突撃!!突撃です!!」

麻子「うわああああ!!おばあああああ!!」



まほ「…まさか、体当たりをしてくるとは」

エリカ「何故こんな暴挙に?」

まほ「多分だが、砲弾で倒せないから、体当たりでマウスを川に落とすつもりだったんだろう…」

エリカ「ですが、マウスの装甲が勝っていたと」

小梅「とにかく、結果としては!!」

まほ「ああ、私たちが勝ったわ
        グラッ   …に」

エリカ「!?」

小梅「あ」



まほ「おい、
     なんだか傾いているような…」


エリカ「そう
      ですね…」


小梅「あー私、この感触
          覚えてます…」


小梅「一年の全国大会の決勝の時もこんな感じで川に落ちたんですよ」

まほ「…おい」

エリカ「……」


  バシャァァーーンッ!!  …シュポッ!


……


優花里「ま、マウスが川に落ちました!!」

西「お…おおっ!!お言葉通り、八九式のみでマウスを撃破しました!!」

華「一体、どうして?」

??「それはね…」


みほ「mあほー!!」



みほ「普通に体当たりしただけでは、マウスは耐えられたと思う…」

みほ「でも、お母さん達はマウスが川沿いに撃った砲撃でえぐれた地面に、さらに小さいとはいえ八九式の砲弾でさらに段差を作り…」

みほ「あとは、その段差にマウスが乗ったわずかなポイントで突撃…少しでも押し出して、バランスを崩させ転落させた」

優花里「そんな戦い方をされるのですか、西住流は?」

みほ「…少なくとも、私の知るお母さんは、あんな戦い方をする人ではなかったよ」

華「確かに、自分の母親がバレー部の恰好で戦車を乗り回すなんて普通、思いませんよね…」

みほ「…」

優花里「…」

華「すいません…自分で言って悲しくなりました…」

麻子「そんなことより!八九式は!!」


……


 ガガガ…


沙織「なんとか大丈夫だよ~」

しほ「根性と突撃の勝利です!!」

みほ(ああ…お母さんが勝ってしまった…)





………


まほ「みほ、すまん…まんまと、お母様にやられてしまった…」

みほ「お姉ちゃん…」


しほ(あんこうスーツ)「まだまだ、二人に後れを取るわけにはいきませんからね」

まほ「お、お母様…その恰好は…やはり…」

みほ「あわわ…」ガクガクブルブル

沙織「はい、みぽりんとまぽりんのあんこうスーツだよ!」

みほ「さ、沙織さん!さっきお母さん達に、やっていい事と悪い事で怒ってたじゃない!」

沙織「うん」

みほ「わ、私は、あんこう踊りはしたくないなぁ…って」

まほ「そ、そうだな!みほの友達なら、その気持ちがわかるはず!」

沙織「うんうん」


優花里(あんこうスーツ)「西住殿ー!早くこちらへ」

華(あんこうスーツ)「さっさと済ませて帰りましょう」

麻子(あんこうスーツ)「色々と疲れたが、無事終わりそうだな…」


みほ「…」

まほ「…」

沙織「みぽりん、まぽりん」

沙織「これは、やっていい事と悪い事じゃなくて…」


沙織「あんこう踊りは やらなくちゃ ならない事なんだよ」


みほ・まほ「「いやー!!」」

しほ「うんうん、これもまた西住流だよね」



まほ(黒あんこうスーツ)「…」チーン

エリカ「隊長似合ってますよ」

小梅「私達も作ったかいがあります」

まほ「…フ」

エリカ「隊長?」

まほ「…フフフ…私が踊るのは仕方ない…だが!今回こそ、お前たちにもこのスーツに着替えてもら…」


 キュイーーン…… ゴゴゴゴ…


小梅「なに?このエンジン音は!?」

 ダッダッダッ…

優花里「ハァハァ…あれは…サンダースのC-5Mスーパーギャラクシーです!!」

エリカ「それを言うために、わざわざこっちまで駆け寄ってこなくても…」



ケイ「ハ~イ!!マホ!試合は終わったみたいね!!」

まほ「け、ケイ?、何故ここへ?」

ケイ「何故って?もちろん運んできた戦車の回収よ!!」


エリカ「オーライ! オーライ…」


ケイ「連れて来たら、連れて帰る、それくらいのサービスは当然でしょうが」

まほ「そ、そうか…すまないな…」

ケイ「う~ん…でも!!…本当の目的は!!」


 バッ!(おもむろに脱ぐ音)


ケイ(サンダースあんこうスーツ)「このスーツを見せるためにやってきたのよ!!」

まほ「はぁ!?」



ケイ「だって~マホやダージリンに専用のスーツがあるんだから、私も負けていられなくてね」

まほ「それでストライプに星マークか…」

ケイ「そうよ!胸に光るサンダースの星はマホの黒十字にも負けてないわよ!!」

まほ(オバケのQ太郎にこんなキャラクターがいたなぁ…)


 キュイーーン…… ゴゴゴゴ…


ケイ「じゃあ、輸送の方は頼むわ、迎えは急がなくていいからね!!」

ナオミ「わかりました、隊長」

アリサ「SHIHOさん達にも、よろしく伝えておいて下さい」

エリカ「届けてあげるわ」キリッ

コウメ「今度は負けないわよ」キリッ


まほ「…ん?」

ケイ「気を付けてねー!!」

まほ「おい…ケイ、何故うちの副隊長達が同乗している…」

ケイ「そりゃ、黒森峰に運んでもそこで動かすメンバーがいないとダメでしょ」


まほ「んああー!! エリカぁぁぁーっっ!!! 小梅ぇぇぇーっっ!!」


この世界のエリカと小梅の運はガルパンssではトップクラスではないだろうか?



――アアアン アン♪ アアアン アン♪ アアアン アアアン アン アン アン♪


西(あんこうスーツ)「西住キャプテン!本日はありがとうございました!!」

しほ「つたない指導でしたが、いかがでしたか」

西「我ら、知波単一同、突撃の秘めたる可能性を感じました!!この指導を来年の大会に活かそうと思案するのが楽しみでなりません!!」

しほ「そうですか、私も来年の知波単の成長が楽しみです」

西「その上、このような踊りで仲間の絆を深める…まさに西住流の真髄を見た気がします!」

みほ(違うよぉ…)

まほ(違う、違うぞ、西…)

しほ「…西さん」

西「はい!なんでしょうか!」

しほ「ここから、最寄りの学園はどこでしょうか」

西「どうしてまた?」

しほ「まだ、私の突撃は終わっていません」



……

……


― 聖グロリアーナ


ダージリン「いい香りね…」

オレンジペコ「そうですね」

ダージリン「美味しい紅茶は、嫌なことを忘れさせてくれるわ…」

オレンジペコ「そうですか…」

ダージリン「ペコとアッサムが私を置き去りにして、二人でラーメン食べてたなんてことは忘れそうよ…」

オレンジペコ(根に持ってる…)

ダージリン「……」

オレンジペコ「だ、ダージリン様、今度、ご一緒にどこかへお食事に行かれませんか?」

ダージリン「そ、そう?私、油そばか、まぜそば!トッピングが選べるのが良いですわ!!」

オレンジペコ「さ、探してみます…」



アッサム「ダージリン様、お茶会の所、失礼します、報告したいことがありまして」

ダージリン「どうしたの、アッサム、この優雅なひと時を騒がせるような事でもあったの?」

オレンジペコ(さっきまで、油そばとかの話をしてたんだけど…)

ダージリン「ふふっ、見て、茶柱が立っているわ、きっと素敵な訪問者がいらっしゃるのかもね」


アッサム「…西住しほをはじめとした、あんこうスーツを着た集団が、こちらへ向かっております」


ダージリン「茶柱のバカ!!」パリーン

オレンジペコ「あ、もったいない」



ダージリン「一体、どういうこと!!詳しく説明してちょうだい!!」

アッサム「え~とですね…」

アッサム「巨大な、しゃもじ…ではなく、あんこうのヒレを持った西住しほ様とママさんチームを先頭に…」

アッサム「続けて、知波単学園…その後ろに死んだ目をした西住みほさんと本家あんこうチーム…」

アッサム「それに続いて、黒いあんこうスーツの西住まほ様とオバケのQ太郎のドロンパといったメンバーが我が聖グロに向かって来ております」


ダージリン「…わけがわからないわ」



ダージリン「とにかく!ろくな事にならないでしょうから、学園艦を海上まで移動させます!!」

オレンジペコ「む、無茶です、艦を動かすのには時間がなさすぎますよ」

ダージリン「くぅ~!!でしたら、艦の入り口を総て閉鎖してとにかく中に入れないようにしなさい!!」

アッサム「あ、あの実は…」



……

……


ローズヒップ「今、お開けいたしますわよー!!」

ルクリリ「流石、しほさんね…こっちが一瞬でも隙を見せたら、あんこうを突っ込んでくるとは…私もまだまだだわ」


……

……


ダージリン「あんの!おバカコンビはーっ!!」

オレンジペコ「アッサム様…」

アッサム「このような事態は予想もできませんでした…ですが…」

オレンジペコ「この後の展開は私でも想像ができます…」




しほ「どーも!シホスケです! 突撃!隣のあんこう踊り でございます!」

ダージリン「いやぁーっ!!」




しほ「あら、お茶会中?」

ダージリン「そうですわ!!突然!押しかけてきてなんなんですの!!」

しほ「いや~、知波単さんのお隣の聖グロさんにお邪魔させていただいて、ダンスを見せてもらうって企画なんですよ~」

オレンジペコ「迷惑極まりないですね…」

しほ「ま、ま、早速なんですけど、踊りを見せていただきましょうかね~」

ダージリン「なんですって…」



――アアアン アン♪ アアアン アン♪ アアアン アアアン アン アン アン♪


ダージリン「そんな、突然に訪問してきて…」バッバッ


――あの子 会いたや あの海越えて♪ あたまの灯は 愛の証♪


ダージリン「踊れと言われて…」シュッシュッ


――燃やして 焦がして ゆーらゆら♪ 燃やして 焦がして ゆーらゆら♪ 


ダージリン「踊れる人がいらっしゃるとお思いなんですか!!」フーリフリ



アッサム「……」

オレンジペコ「ダージリン様…」


ダージリン「!!…いやぁーっ!!」




ダージリン「そ、そんな…嘘よ…心は拒んでいるのに…体が勝手に…」


アッサム「なまじ、物覚えの良さが災いになって、体に染みついてしまったんですね…」

オレンジペコ「……」


ダージリン「いやぁ…見ないでぇ…」


ローズヒップ「パネぇですわ!!ダージリン様!!」

ルクリリ「流石、ダージリン様ね…あんこう踊りでは後れを取ってないつもりだったのに…私もまだまだだわ」


しほ(ダージリン…恐ろしい子!!)



西「素晴らしいです!!あんこうでの突撃がこれほどのものとは!!ダージリン殿!次回は我ら知波単が突撃させていただきます!!」

ダージリン「これ以上、私の悩みの種を増やさないでぇ…」


ケイ「ワオ!なんてグレイトなダンスなの!!ダージリンに負けてられないわ!!」

まほ「いったい、お前は何を張り合っているんだ…」


みほ「あ、あのダージリンさん…色々とごめんなさい…」

ダージリン「い、いえ…みほさんが気に病む必要はないんですよ…」

ダージリン(そう…私の敵は…西住しほ…許しませんわ!!)


しほ「さぁ!この勢いで次の高校に向かって突撃するわよ!!」








……


しほ「流石に、戦車で聖グロの横浜港からプラウダの青森港に行くのは無理があったわね…」

沙織「思いっきり、遭難してるじゃないの!!やだもー!!」



END


以上です

今回もありがとうございました

乙です。
今回のしぽりんは行動力が限界突破していたな。

ダー様はあんこうから逃れられない体になったね(笑)

ふむ、遭難かぁ。
次は継続高校はどうですかね?

横浜からならアンツィオとかは頑張れば行けるんじゃないか?

                      っ

          / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄'\ っ
         /  ノ^ヽノノノノ^ヽ、ヽ     フェェァ―――――!?
         | / へ    へ  ヽ | っ  
         (|─[ ‐ ]ー[ ‐ ]─|ノ     マァァァ―――――??
         |    ,ノ(、_, )、    |    
         |   ;‐=‐ヽ  u |      ア゛ー落としたァ!!
         |   `ニニ'´   |    
         ヽ、  ,,_,,   / アメックスのゴールドカード落としちゃった!!!

         /``-ー――-"\

  < どうか、しましたか?

         / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄'\

         /  ノ^ヽノノノノ^ヽ、ヽ
         | / へ 〃  へ  ヽ |
         (|─[ ‐ ]ー[ ‐ ]─|ノ   _人人人人人人人人人人人人人人_
         |   ノ(、_, )、   |    > アメックスのゴールドカード   <

          |   / .,r===ュ、 `  |    > 落としてしまったのですが!! <
          |  .! i.:::::::::::.! !  |     ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
         |   .゙===='   |  キリッ

          ヽ   ,,_,,  /
         /``-ー――-"\

須賀京太郎様に処女膜捧げろ

麻子ちゃんの誕生日と御見合いセット

やだもーさん歓喜

サッカーとかのifものとかかと思ったら例のアレだった


タイトル見て野球かと思ったけど
中はゲートボールやってそうな人たちだった

うんうん、これもまた西住流だよねで吹いた

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2016年11月17日 (木) 06:03:23   ID: osbkHy2p

ほんと子のシリーズしゅき

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