フレデリカ「家庭教師ごっこ」 (17)



これはモバマスssです
キャラ崩壊があります
書き溜めはありませんが、本日中に終わらせます



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杏「…課題が…溜まってる…」


杏「杏とした事が、やり忘れてたなんて…」


杏「学校あんまり行けない分、色々課題出されてるからなー…」


杏「普段はちょっとずつ消化してたけど、最近完全に忘れてたよ」


杏「難しいわけじゃないけど、量が…」


杏「プロデューサーなんとかしろよー」


杏「宿題が一瞬で終わる秘密道具とかあったりしない?」


杏「…秘密兵器ならある?」






フレデリカ「わぁお、デッサンなんてやるんだー」


文香「読書感想文…これなら、私も…」


杏「…二人が頼もしく見える。杏ちょっと疲れてるのかな…」


フレデリカ「ちゃんと夏休みの宿題早くやっておかないから…ママ何度もいったよね?」


文香「…フレデリカさんは…いつから杏さんの母親に?」


フレデリカ「そんなの生まれた時からだよー、ゆりかごから墓場まで!」


杏「愛が重そうな歌だね」


杏「今回ばかりは頼むよ、二人ならやった事あるだろうし」







杏「文香ちゃんには読書感想文と古文漢文かな。羅生門だから直ぐ終わると思うよ」


文香「…作文用紙、少なくありませんか?」


杏「別に評論文書くわけじゃないから…」


文香「用紙の裏は使っても?」


杏「1200文字に抑えてね」


フレデリカ「フレちゃんは?自由研究?」


杏「高校生にもなってそんなものは無いよ。フレデリカちゃんはデッサンと…物理は出来る?」


フレデリカ「もちのろん!多分大体出来るよー、宮本フィジデリカだもん」


杏「…やっぱり自分でやろ」





杏「ところでデッサン出来るよね?デザイン系の学科って聞いてたから頼んだけど」


フレデリカ「フレちゃんお絵描き得意だよ?壁の植木のイラスト描いたのアタシだもん」


杏「…あれかな、ピカソ的なやつなのかな」


文香「…懐かしいですね」


杏「文香ちゃん、お願いだから羅生門読んで。クラムボンもエーミールも関係無いから」


文香「大丈夫ですよ…安心して下さい、羅生門は全文暗記してますので…」


杏「じゃあ書いてこうか」


フレデリカ「プロデューサーにクレヨン借りてくるねー」


杏「デッサン!鉛筆!」





文香「………」


フレデリカ「フンフンフフーン、フンフフーン」


杏「…スリーエフで集まってるのに静かだなんて…」


杏「今度から問題集持ち歩こうかな」


フレデリカ「出来たー!」


杏「…なにこれ?」


フレデリカ「マリモとトランポリン!」


杏「花瓶って用紙の上に書いてあると思うんだけど」


フレデリカ「えー、でも鮮やかだよ?」


杏「うっわ色塗ってある」


フレデリカ「コォォォォ~」


杏「…トランシングパルスか…」






杏「…点P…うーん…」


フレデリカ「プロデューサー?」


杏「秒速5センチって人間にしたら遅すぎない?」


フレデリカ「点Fが到着点だってさー、プロデューサーアタシに向かって来てるんだ」


杏「辿り着くのにだいぶかかりそうだね」


文香「でしたら…この、Phは…」


フレデリカ「プロデューサーのエッチ!」


杏「お願いだから課題やって」


フレデリカ「なんで課題ってあるんだろー?」


杏「そりゃ夏休み中に何もせず学力低下するのを防ぐ為じゃない?杏からしたらメンドーなだけだけどさ」


フレデリカ「コーヒー飲みながらやろっかなー」


杏「やめて、溢して台無しにする未来しかみえない」


フレデリカ「台無しとダイナソーって似てるよね!」


杏「恐竜じゃなくて花瓶描いてくれないかなー」


フレデリカ「恐竜型の花瓶だよ?」


杏「デッサンって意味分かってる?」


フレデリカ「ミリオンライブが連載してる雑誌だよねー」


杏「おしいなー、あと一文字違う」


文香「…少し、静かにして頂けますか?」


フレデリカ「文香ちゃんも一緒にお絵描きするー?」


文香「いえ…私は、あまり絵は…」


フレデリカ「だいじょーぶだいじょーぶ、楽しく描けばいいんだよ」


文香「でしたら…羅生門でも…」


杏「…一回休憩しよっか」


杏「で、進展は?」


フレデリカ「このコーヒーのお砂糖位かなー」


杏「ゼロ、と…文香ちゃんは?」


文香「…人生において、この程度の障害は無いに等し


杏「はぁ…まぁいいや。一息ついたら真面目にやろっか」


フレデリカ「マジデリカモードだねー」


杏「デッサンは自分でやるとなるとかなり掛かるから、ほんとお願いね」






フレデリカ「杏ちゃんはどこまですすんだのー?」


文香「確か…プロデューサーさんが、エッチという所までだった気が…」


杏「そんなの何処にも書いてないって」


フレデリカ「プロデューサーってエッチなの?」


杏「そんなの杏が知ってる訳ないじゃん」


文香「でしたら…確かめなければいけませんね」


杏「いや、だからそんなの課題で出てないって」


フレデリカ「で、なんの話だっけ?」


文香「…花瓶か羅生門だった気が…」


杏「戻り過ぎかな。そもそも大した話してなかった気がするけど」


フレデリカ「なんでおばさんはカツラ作ってたの?」


文香「いえ、私は作ってはいませんが…」


杏「課題ね、課題。杏の進展具合でしょ」


フレデリカ「コーヒーの砂糖だっけ?」





文香「…そろそろ、始めませんか?」


杏「そーだね、このまま喋ってると日が暮れちゃいそーだし」


フレデリカ「お、羅生門!」


杏「違うって、花瓶だから」


フレデリカ「文香ちゃんは花瓶を作るんだっけ?」


文香「いえ…私は、コーヒーを…」


杏「…プロデューサー、手伝って」








オーバーしてすみませんでした。
お付き合いありがとうございます

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