姉「女になった」弟「男になった」 (27)

兄部屋

母「おーっほっほっほ!清々しい朝ですわよ!」ガチャ

母「さ、愛しの息子ちゃん!起きなさいまs…え…?」

姉「んー…あと500分…」

母「」

母「息子ちゃん…? え、ど…どうなって……」

母「あわわわわ…」

ガチャ

弟「……ふわあぁぁ…ん? 声が変…」

母「娘ちゃん? 声がおかs」

弟「おはよー」

母「」

弟「あれ? 何でボク声が低いんだろ?」

母「きゃああああああああああああああああ」

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母「息子ちゃんが娘ちゃんで…娘ちゃんが息子ちゃんで…息子ちゃんがry」ブツブツ

姉「どうしてこうなった…」モグモグ

弟「右に同じく…」モグモグ

母「私の息子ちゃんと娘ちゃんが…娘ちゃんが息子ちゃんで息子ちゃんが娘ちゃんで…」ブツブツ

姉「はぁ…これからどうしようか」モグモグ

弟「あーあー」

姉「妹、何やってんの?」モグモグ

弟「いや、何かさ、男声って新鮮じゃん?」モグモグ

姉「マイクテストかよ」モグモグ

弟「まぁそんなところ?」モグモグ

母「ワタシノムスコチャンガ…ムスメチャンガ」ブツブツ

姉「母さん豆腐メンタル過ぎだろ」

弟「全くだよ」

幼馴染姉「お前らが鋼鉄メンタルなだけだ」

幼馴染弟「右に同じく」

姉「相変わらず神出鬼没な姉弟だな」

弟「右に同じく」

幼姉「兄」

姉「何だよ」

幼姉「ようこそ女の世界へ…いや、Welcome do Women's World」

姉・弟「doじゃなくてtoだけどな」

幼姉「まぁ、そんな事は置いといてだな…」

幼弟「妹ちゃんはWelcome d…to Man's World」

弟「はいはい…(今doて言い掛けたね…)」

幼姉「ったく…兄め…いい女に成りやがって…」

姉「嬉しくねぇ…」

幼弟「妹ちゃんもいい男になりやがって…」

弟「アッー!?」

母「うぅ…グスン…娘ちゃんがホモに…」

弟「んな訳…いや、心は女のままだしそうなるのか…」

姉「妹は元々ボーイッシュだったし前と余り変わってないなあ」

幼姉「ちょっと女の子っぽい見た目の少年って感じだな」

弟「声もちょっとだけ低くなっただけだしねぇ…」

幼姉「あ、それより早く支度して出ないと遅刻するぞ」

姉「おっと、そうだった…妹、急いで支度するぞ」

弟「らじゃー」

教室

友「なるほど、性転換か…」

姉「あっさり信じるんだな」

友「俺は変態だからな」

姉「そうか、全く関係ないな」

友「いや、甘いな…変態を侮って貰っては困る」

姉「…は?」

友「いいか、俺は自他共に認める変態だ」

姉「まぁ、そうだな」

友「変態である俺は既にTSというジャンルなどとっくの昔に極めたわ!」

姉「…つまりどういうことだってばよ」

友「TSを極めた俺はお前が変態神により性転換させられた事!」

友「そして転換前は兄であった事ぐらい射精しながら見“抜ける”わ!」ドピュッ

姉「文字通り見“抜ける”んだな………」

姉「というか変態神って何だよ…」

友「あぁ、変態神はな…全てのジャンルと変態という概念を創った偉大なる絶対のry」

女子生徒「友君キモーい!」

友「ありがとうございます!」ドピュッ

姉(今日もこいつは平常運転だな…)

昼休み 食堂

ナントフツクシイ…アンナセイトイタッケ イッショニイルコモビショウネンダナ…キレイナヒトダナー …ビショウネン×ビショウジョ…フジョシサンソレハノーマルデハ…

弟「兄ちゃん…周りの視線が痛い…」モグモグ

姉「何だか複雑な気分だな…どうして俺は美少女扱いされて少し嬉しくなってるんだ」モグモグ

弟「ボクも美少年扱いされるのは満更でもない気分だな…」モグモグ

幼姉「そうか、その気持ち解るぞ」モグモグ

幼弟「嘘つけ」モグモグ

姉「またか…本当にアンタらは神出鬼没だな…」モグモグ

弟「一体どこから湧いて来たのよ…」モグモグ

幼姉「はっはっは、どこからでも湧いてくるさ」モグモグ

幼弟「このオレンジラーメン意外と旨い…」モグモグ

放課後 歴史研究部

姉「おーっす」ガラガラ

部長「ん…女性の声?我が部は男臭い部であった筈だが…」

姉「さーて、先輩達もサボってないで活動しましょう」

部長「…大きなお世話だ…って」

部長「な、何者だ!」

友「兄ですよ、兄」

部長「何ぃ? あのビューティホーなレディが兄だと? 寝言は寝て言え」

姉「部長が何と言おうが俺は兄ですけどね」

部長「そんな横暴な…」

姉「じゃあ部長と二人で考えてまだ発表してない部のスローガンを言えたら…認めますよね?」

部長「何…?」

姉「だから…俺と二人で決めた部のスローガンを言えたら認めますよね?」

部長「お…おう、言えるものなら言ってみろ!」

姉「我が部のスローガン(仮)は…」

姉「新参希望!」

部長「!」

姉「部員が少ない我が部は新参者でも初心者でも迎え入れる、という意味で付けましたよね」

部長「なん……だと……」

友「だからこいつ兄だって」

部長「兄…兄なのか…?」

姉「だからそう言ってるじゃん」

部長「兄…あにいいいいいいい!!!」バッ

姉「おっと危ない…」ヒョイッ

部長「ぬわーーーーつ!!!!!」ガシャーン

友「兄ヒドス」

姉「部長はパパス」

帰路

姉「あー、今日は異様に疲れた…性転換恐るべし…」

弟「右に同じく…」

友「いやあ、お陰様で凄く元気になりましたよ、主に俺のこかn」

姉「言わせねぇよ?」ゲシッ

友「ひいいいん!痛気持ちいいです!もっと!」

弟「うわぁ…変態だよ…」

友「ありがとうございます!」キリッ

姉「………」

姉「ところで、性転換と言えばクマノミだけどさ」

弟「うん、というより友さんはスルーか…」

姉「変態は極力スルーするが吉、と今年の御神籤に書いてあったからな」

友「誰だそんな御神籤作った奴!可愛い巫女さんなら許すけど!」

姉「…クマノミって雄から雌になるらしいよな…何か親近感湧くわ」

弟「じゃあ、雌から雄になる生物はいないのかな」

姉「勿論いるぞ、例えばハゼなんかがそうだな」

弟「ふぅん…」

友「ちなみに一夫多妻制の生物、つまりハーレムタイプの種族の雄は選ばれし者しかヤれn」

姉「……」ギロッ

友「子孫を遺せないから、最初は雌として産まれてヤりまくってk」

姉「ふんっ!」ドゴッ

友「あぁん!もっとお願いします!」

姉「…おほん、つまり雌として子孫を遺すのは簡単なのでまずは雌として繁殖するんだ」

弟「ふむふむ…」

姉「そんで、選ばれし者になれるほど体が大きくなってから雄になってハーレムを作るって訳よ…つまり」

友「妹ちゃんは雌としてヤりまくったt」

弟「んな訳あるかー!」ゴスッ

友「あべし!」

姉「…おぉ、いい蹴りじゃないか!」

弟「えっ?」

姉「つまり俺が言いたかったのは、お前は選ばれし者に相応しい戦士になったのだ!」

弟「遂に兄ちゃんもおかしくなってしまったか…」

自宅

姉「ただいま」

弟「右に同じく」

母「あら、二人共おかえりなさいまし」

母「えぇーっと…その、ね…息子ちゃん?」

姉「ん? 何だよ」

母「息子ちゃんじゃなくて…息“娘”ちゃん、になるのよね?」

姉「ムスムスメ?…あぁ、そういう事ね」

母「えぇ…それでね、二人共」

弟(ボクはどうなるんだろ? やっぱり息娘ちゃん?)

母「アナタタチが一番ショックを受けてるでしょうに…取り乱してごめんなさい…」ペコッ

姉「いや、俺らこそショックを受けてる母さんに追い討ちを掛けるような事言って悪かったよ…ごめんなさい」ガシッ、グイッ、ペコッ

弟「痛たたた!兄ちゃん、髪を引っ張らないでよ!あと母さんごめんね!」ペコッ

母「まぁぁ…いいのよ、私なんてあの後紅茶とトマトジュースを間違えたり、日記を反対から書いたり、ブーツと草履を間違えたり、お手洗いとバスルームを間違えたりry」

姉「う、うんうん…」

母「バッグとターバンを間違えたり、トリュフと毒キノコを間違えたりry」

30分後

母「……(中略)……するくらい取り乱してんだから!ママが弱いだけよ!」

姉「」

弟(今も充分取り乱してるじゃん……)

風呂

姉「…………」

姉(………やっぱり自分の身体には興奮しないんだな)

姉(……外見自体は俺好みのクール系美女だが、それでも興奮はしない)

姉(どころか、余りこの身体を見てると意識がぼやけてくる……)

姉「……………」

姉(睡魔のようだが何かが違うのは…)

姉(嫌な予感がするのは何故だろう……いや、男が女になったのだから当然か)

姉「………うっ」クラッ

姉(………そういやガキの頃は妹とかなりの数の虫を虐殺したよな)フラフラ

姉(…もしかしてこの世で最も恐ろしいのは子供なのかもしれないな)フラフラ

弟『兄ちゃん、まだ~?』

姉「……はっ? 今俺は何を…」

弟『…兄ちゃん?』

姉「えっ、あ…あぁ、妹か」

姉「も、もう上がるぞ…」

弟『そうしてくれると助かるー』

自室

姉「………」ピコピコ

姉「…ダメだ輝元、早く何とかしないと」ピコピコ

姉「隠居だ隠居!」ピコピコ

姉「ボンボンは引っ込んで隆景に任せてれば良いんだよ!!」ピコピコ

姉「吉川さんには悪いけd」ピコピコ

ガチャ

弟「あー、また兄ちゃんゲームやってる! ボクにも貸してよ~」

姉「やかましい! お前も隠居させるぞ!」ピコピコ

弟「えっ」

>>1です
お恥ずかしい事に酉を忘れてしまいました……
だけど、>>1かどうか疑わしいと思われるのは承知で続きを書きます
ただ、課題に追われて忙しいので少しだけしか書けませんけど……それでも書きます
どうか温かく見守って下さいまし…

弟「………」

姉「小早川さんマジパネェっす」ピコピコ

弟「………」

姉「………♪」ピコピコ

弟「…ねぇ」

姉「あん?」ピコピコ

弟「友さんから連絡があったんだけど、明日…」

弟「土曜日は予定ないよね?」

姉「ん? あぁ、ないな」ピコピコ

弟「そ…じゃ、決まりだね」

姉「…だが生憎友の奴と遊ぶ気h」ピコピコ

弟「友姉さんが私達に話があるって」

姉「よし、決まりだな」キリッ

翌日 友宅

友姉「いらっしゃい、えっと…兄くんよね?」

姉「はい、今はこんなザマですが…」

友姉「ふふ、綺麗になったわねぇ…何だかあらぬものに目覚めちゃいそうなくらい」

姉「あ、あはは…キマシタワー…」

姉(嬉しいような嬉しくないような……)

友姉「…で、こっちは妹ちゃんね?」

弟「はい、お久しぶりです!」

友姉「妹ちゃんも少しカッコよくなっちゃって……あらぬものに」

弟「いや、それはノーマルですから」

友姉「さて…今日貴方達を呼んだ理由だけど」

友姉「まずは兄くんから…個別に話をしましょうか」

姉「えっ?」

弟「えっ」

友「えっ」

友姉「部外者は出ていってくれないかしら」

友「……ハイ」スタスタ

姉「…」

弟「…」

友姉「フン、で…話の続きだけど」

友姉「兄くん…私の部屋に行きましょうか」

姉「キター!!」

友姉「妹ちゃんはここ…リビングで待ってて?」

弟「はぁ…」

友姉「兄くんとお話が済んだら呼ぶからね」

弟「あ…はい、解りました」

友姉「じゃ、兄くん…行きましょう」

姉「喜んで!!」

友姉の部屋

友姉「そういえば、ここに入るのは久しぶりでしょ?」

姉「そ、そうっすね、久しぶりです」

友姉「……緊張してる?」

姉「い、いえ…えと、はい」

友姉「……」スッ

姉「!?」

友姉「……ごめんね? 本題に入るまで我慢できないかも」ピトッ

姉「と、ととと友姉さん!?!?」

友姉「実はね、私レズなの…」

姉「」

友姉「ねぇ…兄くんは男に戻りたい?」フウッ

姉「あ、ええぇっと、も、戻りt」

友姉「それとも…女のままでいたい?」ムニュッ

姉「い、いや男にもd」

友姉「前の…男の子だった君も好きだけど…」

友姉「今の貴女、とっても素敵よ…?」ペロッ

姉「あふんっ」

友姉「私の我が儘だけど…君がこのまま女でいてくれたら…」

姉「女のままで…いいです」

友姉「よし、言質は取ったわよ?」

姉「えっ」

弟「何か今聞いちゃいけない声が聞こえてきた気が…」

友「気のせいじゃね? はい、王手」パチッ

弟「そうかなぁ…てか友さん強いな」パチッ

友「妹ちゃんに将棋が強い友さんカッコいい抱いて!」

友「って言わせる為に猛特訓したからな!」パチッ

弟「王手、積み」パチッ

友「」

姉「も、もうダメ……」クタッ

友姉「あらあら、兄くん…もう終わりかしら?」ツヤツヤ

友姉「まだまだ責め足りないんだけど?」グリグリ

姉「か、勘弁してください、女王様!」ゲッソリ

友姉「ちぇっ、つまんないわねぇ…」

姉「うぅ…まさか友姉さんがガチレズドS女王様だったなんて…」

友姉「でも兄くんも満足してたじゃない」クスクス

姉「それを言われるとぐうの音も出ないっす…」

友姉「さて…と」

友姉「兄くんに重大なお報せがあるわ!」

姉「な、何ですか…?」クタクタ

友姉「私、実は兄くんを男に戻す方法を知ってるわ」

姉「えっ!? マジすか!?」

友姉「マジよ」

姉「じゃあ」

友姉「でも兄くんは女のままで良いって言ったわよね?」

姉「でも」

友姉「言ったわよね?」

姉「言ったけどやっぱり」

友姉「ダメよ」

友姉「自分の言葉には責任を持ちなさい」

姉「ぐぬぬ…」

姉「そもそも男に戻る方法を知ってるって信じられませんよ! 嘘じゃないんですか?」

友姉「嘘じゃないわ」

姉「じゃあ証拠はあるんでs」

幼姉「あるぞ」パリーン

幼弟「窓ガラス代は来月払いまーす」パリーン

姉「ちょ、お前ら!?!?」

友姉「窓ガラス代はいらないから、兄くんに貴女達の話を聞かせてあげて」

幼姉「心得た」キリッ

幼弟「そのつもりで来ましたからね」

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