娘「ねぇわかったの？返事ぐらいしてよ」


父「え？彼氏がくるんだよね？あのさぁ…お父さんまだそういうのはちょっと早いと思うんだよね」


娘「人の話聞いてた？彼女だって」


父「」

父「ダメダメダメ！絶対ダメ！！」


娘「なんで？」


父「なんでって…不純だからに決まってるだろ」


娘「ホントは嬉しいクセに」


父「嬉しくないよ！」


娘「ねぇ想像してよ。私がゴリラみたいな全身毛もじゃのブサイクな彼氏を連れてきたらさ、嫌でしょ？」


父「いやだ」


娘「安心して。明日来る娘は可愛いから」

父「いや性別がアウトだよ」


娘「お父さん前は『愛にはいろんな形があるんだぞ～』って言ってたよね」


父「言ったかもしれないけどさぁ…」


娘「大体、私がこうなったのはお父さんおかげだよ？」


父「お父さんそんなことを教えた覚えはないんだが？」


娘「…桜trick｣ﾎﾞｿ


父「！｣ﾋﾞｸｯ

父「お、お前！どうして！」


娘「あだしまとかcitrus、ゆるゆりも面白かったよ。お気に入りはその花かな」


父「どうして！お父さんの書庫にはカギが…！」


娘「これ？｣ﾁｬﾘ


父「」


娘「合鍵だよ」


娘「じゃ明日よろしくね」


父「」

翌日


友A.B.C「「「お邪魔しまーす！」」」


娘「いらっしゃい。さ、あがってよ」





父(3人来るなんて聞いてないぞ！誰だ…誰が彼女なんだ！)

しまった夕方だ

父(せめて顔を見ておかないと…)ｺｿｺｿ


父「全員可愛い」




友A「あれ？今何か聞こえたような…？」


友B「ちょっ！怖いこと言わないでよ～」


娘（ちっ）「気のせいだよ。さっ入った入った」


友C「部屋、広いね」


友A「いいなー。私の部屋の倍ぐらいあるよ～」


娘「ちょっと待ってて、今飲み物とお菓子持ってくるから」

娘「ねぇなんのつもり？邪魔しないでよ｣ｶﾁｬｶﾁｬ


父「す、すまん…それより！彼女は誰なんだ！？」


娘「は？見ればわかるでしょ？」


父「わからないから聞いてるんだが？」


娘「はぁ…お父さんがこの程度だったなんて。じゃあ私行くから｣ｻｧｰ！


父「ねぇちょっと待って今何か入れたよね？」