【安価】提督「これより艦娘総合力テストを開始する!!」【コンマ】 (40)



---鎮守府集会場---


ワイワイガヤガヤサ


???「なあなあ、今日って朝会ある日じゃねーよな? いったい何事だ?」

???「うーん……夏の大規模作戦関係はこのまえやっとケリがついたばかりだし……でも秋にある大規模作戦の事にしてはちょっと早すぎるよね」


大淀『皆さん。お静まりください。ただいまより、提督からのご挨拶があります」

提督「」ダンジョウニノボル

大淀『一同、礼!!』


ザッ!ザッ!


提督『休め。……えー、みんなおはよう。この残暑が厳しい中、朝早くから全艦娘に対し集合命令を出してしまい、すまない』

提督『さて。つい先週、大本営から発令された夏の大規模作戦が終了したな。新しく迎える事になった何人もの仲間と共に、君達は傷ついた体と心を癒やしているだろうと思う。君達には、その権利がある』

コクコクウンウン

提督『だがしかし。非常に心苦しいのだが、我々は護国を主とする軍人だ。いつ、どこで、どんな形で君達に力を振るってもらう事になるか分からない状況にある今日、たるまれすぎても当然困る』

提督『秋の大規模作戦は勿論。去年も行った突然変異サンマの捕獲に、新たなE海域の発見と突破……やらなければいけない事は山積みだからな』

提督『そこで、私は君達の闘争心と向上心に火を付ける事気を引き締めてもらう事にした……具体的に言うと、だ。』



提督『この鎮守府で『一番優れている』艦娘を決める!!』

ザワッ!!?


提督『大淀、説明を』

大淀『はい

皆様にはこれから『筆記』『戦闘』『統率』の三つの科目でテストをしていただきます。

『筆記』では戦闘における陣形や戦術。我々艦娘や軍に対する知識は勿論、一般社会における様々な問題を解いて頂きます。一般の方々や学生が受けるテストに最も近いですね。

『戦闘』……まぁ言わずもがなです。実際に深海棲艦を模した標的を使った模擬戦。何時もの演習をさらに難しくした応用演習。昼戦、夜戦含め、皆様の基礎戦闘力を拝見させて頂きます。

『統率』……一種のカリスマ性とも言えますか。実際に海域に出て頂き、遠征や実際の戦闘で如何にその他の随沿艦まとめ上げるか。副艦の場合、如何に旗艦をサポート出来るか。それを計らせて頂きます』


提督『何時もと違い、海域に出る時は全員が旗艦か副艦のどちらかを経験してもらう。普段であれば誰も気づかなかった才能が目覚めるかもしれないしな』

提督『……何名かもうすでに不安で俯いている物がいるため先に言っておくが、このテストの結果どうこうで君達を解体したりはしない。どうか気持ちを楽にし、全力を出せる状態で臨んでもらいたい。成績優秀者には報奨も用意してあるからな』

提督『では、改めて……』




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提督『これより、艦娘総合力テストを開始する!!』






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提督「と、そんな事があったのがもう二週間前か……全員分のテスト結果を出すのにこんなに時間が掛かるなんてな」

大淀「まぁ仕方ないですよ。個人的には事前にテスト内容を知られないようにするための情報操作の方が大変でしたね……」

提督「迷惑をかけてすまんな。さて、ではまず↓2の結果から見ていこうか……↓3が筆記↓4が戦闘↓5が統率だな」

↓2が艦娘の名前↓3と↓4と↓5がコンマ

*安価とコンマで艦娘の能力を測ります
*キャラにそぐわない結果になる事があります
*コンマ神の導きは絶対
*安価の連取りは2回まで
*00は100


結果『雲龍』 筆記80 戦闘35 統率32


提督「ふむ……何と言えば良いのか。まぁ筆記はかなり良い点数と言えるんじゃ無いか?」

大淀「ええ、艦娘と軍人としての知識、一般社会における常識問題。それと戦術論。全て高得点をキープしています」

提督「ああ、だがしかし。だからこそというべきか戦闘力と統率の無さが目立つ気がするな……まぁ雲龍自身あまり戦闘に向いているような性格をしているとは思っていなかったが……」イツモポケーットシテイルイメージガ……

大淀「戦闘中も、艦隊を率いる時も、副艦から注意を受けたり、弱っている敵を討ち漏らしたりする事が多いようですね」

提督「末期に造られたとは言え。彼女も正規空母で一航戦を背負っていた筈なんだがなぁ……」

提督「ふむ、だいたい分かった。彼女は戦闘か統率で優秀成績を収めた空母にそちらの指導をしてもらうとしよう。あまり喜ばしい事では無いが、そいつが筆記で良い点数が納められていなかった場合は一石二鳥だな」





天城「そういえば雲龍姉さん。筆記テストの時結構自信ありげだったけど、そんなに簡単でした?」

雲龍「……テスト……?……それどんな内容だったかしら?」

天城「え?」




大淀「次ですね↓2さんですが……」

提督「おうおうこれはまた……」


↓2が艦娘の名前↓3と↓4と↓5がコンマ

ちょと偏りすぎじゃありませんかねぇ……?


結果『川内』 筆記13 戦闘11 統率88


提督「……取りあえず筆記に関しては知ってたよ」 アタマカカエ

大淀「ほぼ全ての答えが夜戦に関する知識で埋められてる答案用紙を見た時は頭を抱えましたね……それでいて肝心の夜戦に関する問題だけはどれもこれもパーフェクトですし」

提督「いつも夜戦馬鹿夜戦馬鹿言われてるが……ここまで馬鹿だったとは……」

提督「だがしかし! そんな事は問題外だと言わんばかりの項目があるぞ!! なんだ戦闘能力11って!!? あいつ確かこの鎮守府に来たのかなり早い古参軽巡だった筈だよな!? 加えて言えば毎回夜戦をしたがる戦闘狂だった筈だ!!」

大淀「どうやら『夜戦が好き』ただそれだけだったようです……ヘタの横好きって奴でしょうか」

提督「……自分の戦闘能力の低さを、素晴らしく高い統率力とカリスマでカバーしていたと言う事か」

大淀「そう言えば、川内さんが旗艦を勤める艦隊っていつも『川内さんのおかげで勝てました!』とか、それに似た報告は聞くんですけど『川内さんがMVP』に選ばれた事って無いんですよね……」

提督「敵に直接被害を与えた訳では無いから、だろうな……」

大淀「これで川内さんが死ぬ気で努力して11だったら凄く感動できますし、こちらとしてもなんとかしてあげたいんですけど……あの人、よく訓練サボってますからね……特に神通さんが訓練長の時は」

提督「取りあえず『最低でも戦闘能力をもう少しマシにしないと、貴様は夜戦参謀として一生鎮守府で待機だ』とか言っておけばもっと死ぬ気で訓練するようになるんだろうか……」

大淀「神通さんにも、訓練時は絶対に逃がさないよう念を押しておきます」

提督「頼む」





時津風「ねーねー川内ー。何時になったら夜戦で『究極忍術・影殺し』って奴見せてくれるのー!?」

川内「え!? え、え~っとそうだな~;; ど、どうしよっかな~;;」

天津風「川内さん、ね。指示されて初めて最高の動きが出来る私達なんかじゃあまだまだ見せられないって事でしょ」

天津風「聞いた話じゃ、ある駆逐艦が一回瞬きした瞬間、体力MAXの姫級三体が轟沈してたっていうんだもの。きっと見せられたところで何が起きてるのか理解出来ないわよ」

川内(な、なんか聞く度に話が大きくなってってるんだけど……。あのとき姫級を轟沈させたのは私じゃ無いのにー!!? 最初に否定しなかった私も悪いけど誰だよ!こんな眉唾な話広めた奴ぅ!!? 私はただ夜戦が好きなだけなのに!!)

時津風「うー。でも気になるよー!」





大淀「では↓2さんの答案用紙です」

提督「……なん、だと!?」


↓2が艦娘の名前↓3と↓4と↓5がコンマ

大淀はあり?

>>19
有りです。そして隼鷹お前……



結果『隼鷹』 筆記4 戦闘51 統率77


提督「」

提督「……なぁ大淀、見間違いかな? それとも点数に0を付け忘れたのか? なんかとんでもない数字が見えるんだが」

大淀「提督、気持ちは分かりますが現実を見てください……!」

提督「いやだってお前……! これは酷すぎるだろう!!?」

提督「百歩譲って一般常識と社会知識はまだ良い! 日々戦いに明け暮れている我々にとって……いやそれでも理由にならないがある程度分かる!」

提督「だが艦娘や軍知識まで壊滅的ってどういう事だおい!! 具体例を挙げると同じ軽空母仲間の名前でさえ間違っているんだが!!?」

大淀「鳳翔→おかん 飛鷹→姉貴 翔鳳→服がパージしてる人 瑞鳳→玉子焼きの人 龍驤→まな板 千歳→酒飲み仲間 千代田→東京都の一区 龍鳳→若おかん……」 

提督「誰がお前の中にある印象を言えって言ったよ!!? ぶっちゃけこれ答えられて当たり前のサービス問題のつもりだったんだぞ!?」

大淀「私も最初は目を疑いましたよ……ふざけて答えたんじゃ無いかって本人に直接確認しに行きましたから」

提督「じゃあ酒飲んでテストやったんとかか?」

大淀「いいえ、残念な事に完全に素面でしたね……」

提督「平均的な戦闘力とか割と高かった統率力とかの印象がまとめて吹っ飛んだんだが……ムードメーカーっぽいから統率力が高いのはなんとなく分かったが、それ以前の問題としてあいつ上手い指示出せるのか……?」





隼鷹「よーし! 良いぞみんなぁ! 今回は軽空母のうちらが三人だから昼の内に軽めの奴ら落としまくって夜戦は得意なのが突っ込む形でよろしくなぁ!!」

龍驤「……もう慣れたもんやけどせめてうちらの艦名言えや……指示が簡潔で早いのはええけど、細かい指示出す時それじゃ不便やで?」

隼鷹「まぁまぁ堅い事言いっこ無し無し……えーっと……まないt」

龍驤「それ以上言うたら深海共より先におどれ轟沈させたる」





提督「意外と大丈夫みたいだな……頭以外」

大淀「取りあえず彼女は筆記の鞭撻を強化しましょう……このままでは軍規に反する行動さえ起こしかねませんから」

提督「そうしよう。さて↓2か……」


↓2が艦娘の名前↓3と↓4と↓5がコンマ


おお!ブラボー!!ブラボー!!

と言うところで少し用事が出来てしまいましたので1時か明日に延長させて頂きます。しかしまぁなんとも大淀らしい結果

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