【モバマスSS】目覚まし時計2 (20)

こんばんわ。
忍ちゃんが上位に入り、またまたえらいことになっております。
オリックスはほーくすに3勝1敗だし、NFLは開幕したし…。色々多いですが、次スレからスタートしていきます。

【モバマスSS】目覚まし時計 の続編となりますが、見なくても大丈夫です。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1473498227

イブ「まっかなおっかおの~イブサンタさんは~♪」ゴソゴソ


モバP「何て歌うたってんだ…」


イブ「あ、プロデューサーさん。お疲れ様です~。そろそろシーズンに向けてのトレーニングです~」


モバP「シーズン?ああ、サンタクロースだもんな。どんなことやるんだ?」


イブ「大まかに言えば、トレーニング。トナカイの操縦、隠密行動と色々です~」


モバP「サンタって大変だな…」


イブ「そこで、相談なんですが、トレーニングに付き合って欲しいんです~」


モバP「何やるんだ?具体的に」


イブ「プレゼントを実際に持って、手渡すんです~。子どもたちに夢を与えるのもサンタの立派なお仕事ですから~」


モバP「それなら協力するぞ」


イブ「ありがとうございます~」


モバP「で、何をするんだ?」


イブ「これに着替えてください~」

モバP「…俺は何で目覚まし時計の着ぐるみを着ているんだ?」


イブ「お似合いですよ~。ちなみにお腹にある時計は実物です~」


モバP「マジか…。だから重いのか…」


イブ「さあ~。ブリッツェン。まずはあの子の家に行きますよ~」


ブリッツェン「任せとけ。(ブモ~)」


イブ「まっかなおかおの~イブサンタさんは~♪」


ブリッツェン「ブモブモ!」


モバP「――俺は一体どこに連れてかれるんだろうか…」


イブ「こんにちわ~。サンタさんで~す」ピンポーン


モバP「え?ドアピンポンなの?いいの?」


イブ「今は、色々と難しいご時世なので~」


モバP「お前からそんな言葉聞きたくなかったよ…」


千枝「はい。――あ、イブさん!」


イブ「千枝ちゃんこんにちわ~。お約束通りプレゼントを持ってきましたよ~」


モバP「――ん?プレゼントってまさか…」


千枝「開けてみていいですか!?」


イブ「重いので、お家の中であけましょうね~」

千枝「開けていいですよね!」


イブ「どうぞ~」バサバサ


千枝「わぁー!1分の1プロデューサー目覚まし時計だ~!」


モバP「――ええ!?イブどういうことだ!」


イブ「――今日1日だけですから頑張ってください~」


イブ「使い方を教えますね~。時計を合わせて、目覚まし時計を設定する。そしてその時間になると、起こしてくれます~」


千枝「早速使ってみてもいいですよね!」


イブ「どうぞ~」


千枝「じゃあ、まず1分後にセットしてと…」


カチッ


モバP「――!なんだ身体が震えた!」


イブ「――それが合図です~。千枝ちゃんが目覚めるような言葉をかけてください~」


モバP「千枝。もう起きる時間だよ」


千枝「わぁ~。本当にプロデューサーさんの声です!ありがとうございます!」


イブ「明日返却に伺うので、それまでは自由に使ってくださいね~」

千枝「さっそく千枝の部屋に持って行って…」


モバP「――俺、このまま千枝と一晩過ごさなくちゃいけないのか…」


千枝「えっと、ベッドに横にして…」


モバP「――やっぱりぃ!」


千枝「少し眠くなっちゃった…。2時間後にセットして…。おやすみなさいプロデューサーさん!」ギュッ


モバP「…普段は大人になろうなろうと背伸びしているが、寝顔は11歳の女の子だな…」


千枝「すぅすぅ…」


モバP「――しかし、動けないのが辛いなあ…」


――2時間後


ビクッ


モバP「2時間か…。起こさなくちゃ」


モバP「千枝。起きなさい。千枝。起きなさい」


千枝「ふぅわ~。おはようございます。プロデューサーさんのおかげで良い夢が見れました!ありがとうございます!」ギュッ


千枝「千枝は、ご飯食べに行きますね!」バタン


モバP「――俺はその気はないけど、ナッチマイソウダナァ…」ドキドキ

――夜


モバP「――千枝は夕飯食べてるんだろうけど、俺はその間飲まず食わずなんだよなぁ」コンコン


モバP「――え!?誰!?」


イブ「こんばんわ~。お腹空いたと思って、ご飯を持ってきました~」


モバP「おお、助かる。トイレも行きたいし色々やりたかった…。ばれてないよな?」


イブ「たぶん大丈夫です~。急いで行ってくださいね~」


モバP「助かったよ。あ~弁当でも美味そうに見える…」


イブ「千枝ちゃんが戻る前に食べてくださいね~」


モバP「あ、ああ…」バクバク


トントン


イブ「あ、千枝ちゃんが戻ってきました、戻ってください!」


モバP「くそ!飯も満足に食えねえのかよ!」


イブ「頑張ってくださいねー!」ガラガラピシャ

千枝「プロデューサーさん!」バァン


モバP「!!」ビクッ


千枝「淋しくなかったですか?千枝のお夕飯は、麻婆豆腐だったんです!付け合せにピーマンがあって、苦手だったんですけど、頑張って食べました!」


モバP「――すごいなあ…。頑張ってるなぁ…」ボソッ


千枝「ん?今何か音がしたような…」


モバP「――やべっ」


千枝「…気のせいですね。千枝はお勉強しますから、時間を決めて1時間後と」


千枝「千枝、お勉強も頑張りますから見ててくださいね」


モバP「――こういう部分って、ほとんど見れないから、プロデューサーとしては新鮮だな…。――もちろんやましい気持ちはないからな!」


千枝「えっと、江戸時代の将軍は…」


――1時間後


ビクッ


モバP「千枝。お勉強頑張ってるけど、そろそろ休憩しないか?」


千枝「え?」


モバP「――しまった!気を利かせすぎてばれるか!?」

千枝「すごいですね!この時計は状況で分けられるんですね!はい、千枝頑張りました!」コンコン


千枝母「千枝。お風呂に入ってきなさい。――どうしたのそんなに笑顔で?」


千枝「何でもないよ!お風呂入ってくるね!」


千枝母「へんな子…」バタン


モバP「――助かった…。ばれたら、俺はもう社会から登録抹消だった…」


――就寝時間


千枝「えっと、明日は7時にセットして。おやすみなさい!」ギュー


モバP「――んもぉーこれは卑怯だよぉ!」


――翌朝


ビクッ


モバP「もう朝か。最近はしっかり寝れてなかったから。――ヤバい!無意識で千枝の背中に手をまわしていた!」


モバP「――そっと、腕を離して…」


千枝「プロデューサーさん…。えへへ…」


モバP「――千枝ちゃんが腕を離してくれましぇん…。起こすか…」


モバP「千枝。良い朝だよ。起きなさい」


千枝「ふぁ…。もう7時…。おはようございます!Pさん!今日も頑張りますね」ニパァ


モバP「ええ笑顔や…」

モバP「千枝は朝飯食ってるけど、俺はまだ食えてないし、そもそも夜も中途半端だったしなぁ…」グゥ


モバP「腹の虫も嘆いてるぜ…」


千枝「それじゃあ、プロデューサーさん。行ってきます!」バタン


モバP「ふぅ…。学校に行ったし、これでミッション達成かな?」


イブ「お疲れ様です~。長時間お疲れ様でした~」


モバP「イブ!お前、なんてことを…」


イブ「本当は、晶葉ちゃんに作ってもらう予定だったんですが、間に合わなくて…。本当に助かりましたぁ~」


モバP「まあ、俺も千枝が見せない一面が見れたから良かったかな」


ブリッツェン「いたいけな子どもと一緒に寝たくせに(ブモウ)」


イブ「さ、事務所に帰りましょう~」


モバP「その前に、コンビニ寄ってくれ。もう腹ペコだ…」


佐々木千枝編 劇終!

イブ「プロデューサーさ~ん。また助けてください~」


モバP「げぇ。またって、『時計』のことかよぉ…」


イブ「そうです~。晶葉ちゃんがまだ出来ないということで~」


モバP「今度は誰んちだ?もう小学生組は嫌だぞ」


イブ「今度は忍ちゃんです~」


モバP「忍?なんでだ?」


イブ「近々、モデルのお仕事があるとかで不安なようです~」


モバP「で、不安がなくなるように俺の時計かぁ~?」


イブ「その通りです~」


モバP「んー。だったら、俺の時計じゃなくて、俺に相談すればいいんだが…」


イブ「難しいお年頃ですからね~」


モバP「お前も大して変わらんだろうが」


――忍の家


ピンポーン


忍「あ、イブ。こんにちわ」


イブ「忍ちゃん。こんにちわ~。例のブツお持ちに上がりました~」


忍「ブツってなんだか、悪いことしてるみたいじゃない…。まあ、あんまりいいことではないけどさ」

――イブから使い方を教わりました。


イブ「では、明日の朝に回収に来ますので~」バタン


忍「ふう…」


モバP「――ベッドに置かず茶の間に立てかけてきたが…」


忍「本当は直接話し他方が良いんだけどね…。アタシも迷ってるんだ…」


忍「一人、故郷を出てがむしゃらに頑張ってきた…。プロデューサーさんに拾ってもらって、アイドルやれてきた。本当にありがとう…」


忍「もし、アタシがアイドルできなかったら、家族ともこじれたままだったしね…。アタシだけじゃなく、家族とも戻れる道を見つけてくれた。プロデューサーには頭が上がらないよ」


モバP「――忍。今でも家族のこと気にしていたのか…」


忍「さてと、感謝の時間は終わり!次はモデルの練習をしないとね!プロデューサー見ててね!」


モバP「――ん?」


忍「えーっと、しゃなりしゃなり歩くのがコツで、ランウェイの先で決めポーズ…。例えばこうかな?」ビシィ


モバP「――うおぉ!忍のセクシーポーズ!何気にこれはあずきの真似か!」


忍「穂乃香ちゃんもやってたのを参考に…。脚を上げて…」プルプル


モバP「――穂乃香のような柔軟性はないけど、それなりに足は上がってる…」


忍「うわぁ!」ドテン


モバP「――こっちに倒れてきた!」バタン


忍「いてて…。慣れないことはするもんじゃないね…あはは…」


モバP「――見方によっては、忍に押し倒されてしまった…」

忍「大丈夫かな?どこか壊れた所とか出てないよね…」サワサワ


モバP「――忍の手が身体を撫でるようでくすぐったい!」


忍「…大丈夫だよね。壊れたらイブに謝らないと…」


モバP「――大丈夫。お前たちを一人前にするまで俺は壊れんさ…」


忍「でも、やっぱり何か決め技は欲しいよね…。きらりちゃんのきらりんパワーとか、はぁとさんのとか…。うーん…」


忍「!」ティン!


忍「物理的、しのぶはぁと!」キューン


忍「しのぶんぱわー全開!」ビシィ!


モバP「――忍が、はぁとさんときらりの真似をしてる!でも、恥ずかしさが出てるから、どうしても中途半端になるんだよなぁ…」


忍「だめだぁ!なんか自分オリジナルの決めポーズ作らないと!」

――その後も、忍の決めポーズはずっと決まらず…。


忍「こう!――なんかしっくりこない…」


忍「こう!――違う…」


忍「キリッ!――恥ずかしい…」


モバP「俺が見ている前で延々と決めポーズ作ってたな…」


忍「一旦休憩…。もう夕飯の時間か…」


モバP「俺も腹が減って来たなぁ…」


忍「しかし…。この時計、本当によく出来てるなぁ…。本物のプロデューサーみたい…」ジッ


モバP「――顔が近い!」


忍「…なんだかあのブサイクにも似ている気がするし」


忍「さぁーって夕飯はハンバーグでも作るかぁ!」


モバP「――食いてえ…」


――夕食


忍「いただきます」


モバP「――忍はハンバーグに雑穀米。キャベツのサラダに味噌汁…。すごく美味しそうです…」

忍「あ、ラインが来た…。千鶴ちゃんだ。――うふふ。何これ…」


モバP「――千鶴が何を送ってきたんだ?」


忍「見てよプロデューサー」


モバP「――これは、誰かが撮った千鶴のテンパりまくってる写真だ…。モデルの服だから、おそらく心さんが撮ったな…」


忍「全くはぁとさんったら相変わらずだなぁ…」


モバP「――携帯を見ながら忍がニヤニヤしている。その画も結構レアかも…」


忍「…あ、そうか。これが大事だよね。決めポーズが決まった!」


忍「これだ!」キリッ


モバP「――おっ。なんかいいかも」


忍「これを次の練習の時に見せてみよう!さぁて、さっさと食べてモデル雑誌で研究だ!」

――そして…


忍「これで、次のモデルの練習は…。ばっちりだ…」


モバP「――片付けもそこそこに寝落ちしちゃったよ…。ここで寝たら疲れるだろうし…」ガラッ


イブ「こんばんわ~。首尾はどうですかぁ~」


モバP「イブ。やっと来たか…。腹が減ったぞ…」


イブ「ごめんなさい~。忍ちゃん結構頑張り屋だったので、入るすきがありませんでした~」


モバP「まぁ、この時間まで雑誌を食い入るように見ていたしな。おかげでちゃぶ台で眠っていたからな…」


イブ「今のうちにご飯買ってきましたので、食べてください~」


モバP「その前にトイレ!ずっと我慢してたから!」


イブ「やはり、忍ちゃんですね~。とにかく努力している良い子にはいいプレゼントを上げますよ~」


モバP「ふう~。スッキリしたし、後はご飯だな」


イブ「プロデューサーさん~。ご飯の準備できましたよ~。今回はほ○とも○との銀鮭弁当です~」


モバP「お!俺の大好物じゃん!助かる」


イブ「はい~。少し豪勢ですよ~」


モバP「――コンビニの方が高いのは少し黙っておくか」


モバP「とにかくありがたくいただくよ」


ハムッハフッハフ


モバP「ふう。お腹いっぱいになった」


イブ「お腹がいっぱいになったら、お休みの時間です~」


モバP「そう言えば忍は?」


イブ「ベッドインですよ。プロデューサーさんも横に入ってください~」


モバP「んなこと出来るか!相手は高校生だぞ!」


イブ「目覚まし時計は、ベッドになくちゃいけませんからね~」


モバP「だからって――」


イブ「問答無用!」ドスッ


モバP「うーん…」バタリ


イブ「おやすみなさい~」

――翌朝


ビクッ

モバP「…朝だな。イブの奴、俺を無理矢理眠らせやがって…」


忍「スースー」


モバP「カワイイ寝顔して…。これに免じてイブの件は無しにしておくか…」


忍「う…ん…」


モバP「――ヤバッ、起きる…」


忍「あれ?アタシここで眠ってたっけ?うーん、記憶がないなあ…」


忍「あれ?目覚まし時計もここにある…。――っ!」カァァ


忍「――アタシ、もしかしてプロデューサーと一緒に寝ちゃってたの!?」カオマッカ


忍「……」


忍「――アタシ、しばらくプロデューサーの顔直視できないかも…」


モバP「――あいつ、何だかしょんぼりしてるけど夢見が悪かったのかな?」


ピンポーン


イブ「おはようございま~す」


忍「あ、イブおはよう!」


イブ「目覚まし時計の回収に上がりました~」


忍「そうだったね。すごく良かったよ」


イブ「そう言ってもらえると助かります~。では、これで~」バタン


忍「うん。アタシはプロデューサーと一緒なら頑張れる!だから見ててね!」


工藤忍編 劇終!

イブ「1/1プロデューサーさん目覚まし時計、大人気です~」


モバP「いい加減、俺を使うというあこぎなやり方はやめてくれ。バレたら俺は生きていけないんだぞ」


イブ「もし、駄目なら私の付き人にしてあげます~」


モバP「俺をどこかの2世俳優みたいに言うな!」


イブ「それでですね~。次の人が待ってるんです~」


モバP「もういいだろ…。俺だって仕事が…」


イブ「ちひろさんからもOK貰ってるんで、早速行きましょう~。明日の朝までなので~」


モバP「俺にも事前許可出せよ~」


ちひろ「あなたは絶対に許可おりませんから。仕方がないですよね」

イブ「こんにちわ~」ピンポーン


莉嘉「あ、イブちゃーん待ってたよ☆」


イブ「莉嘉ちゃん。お待たせしました。例のものお届けに伺いました~」


莉嘉「もう~。チョー待った。待ちくたびれたよ☆」


美嘉「莉嘉。イブに何頼んだのよ?」


イブ「1/1プロデューサーさん目覚まし時計です~」


美嘉「な、な、なんですってぇ~!!」


莉嘉「お姉ちゃん、声大きすぎ。お隣さんに迷惑だから」


美嘉「そういう問題じゃないでしょ!アンタ何考えてんのよ!」


莉嘉「だって、Pくんと二人っきりであま~い時間過ごしたいの☆お姉ちゃんばっかでズルいんだもん」


美嘉「それはあんたがもっと大人になって…」


莉嘉「だからこれでヨコウレンシューするの☆」


美嘉「そ、そんなのあんたにはハヤスギルワッ!」


イブ「美嘉ちゃん、声が裏返ってますよ~」


莉嘉「ね~。Pくんがリアルなだけでの目覚まし時計だし~☆」

イブ「ささ、なかにいれましょう~。莉嘉ちゃんの部屋で良いんですよね~?」


莉嘉「うん☆お姉ちゃん。アタシがいない隙に持ってかないでよ~」


美嘉「持っていくわけないじゃない!」


イブ「それではここに置きますので、明日の朝回収に向かいます~」


莉嘉「イブちゃんありがと~☆」バタン


莉嘉「さーてと、早速Pくんとお話ししてよ~」バタン


美嘉「莉嘉…。なんてうらやま――けしからん!」


莉嘉「さてと、Pくん!やーっと二人きりになれたね☆」ギュウ


モバP「――実物がここにいるんですけどぉ!」ギュウ


莉嘉「莉嘉ね、いっぱいPくんと遊びたかったんだよ?」


モバP「――確かに、莉嘉とは最近、二人きりは少なかったな…」

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