【ガルパン】アニメのいろんなところを改変してみよう (304)

※前に七夕関連のガルパンSSを書いていたものです。

※今回は自分が改変してみたいところや皆さんの安価で決めるという感じです。

※戦闘物は書けないので安価でもできません。そこのところお願いします。

※例えば7話のみほがしほに怒られるところを改変すると…


しほ「犠牲なくして、大きな勝利を得ることはできないのです」

みほ「…犠牲なんて出せるわけない、大切な仲間だもん!」

しほ「その仲間も捨てなければならない時もあります」

みほ「…じゃあ私、もう戦車道やらない」

しほ「え…」

まほ「…!」

みほ「戦争じゃないのになんでそこまでしなくちゃいけないの?」

みほ「犠牲を払わないと勝てないなんて…そこまでして勝ちたいなんて思わないもん」

しほ「ちょ、ちょっと待ちなさい…」

みほ「…私、転校するから。さようなら」

まほ「ま、待ってみほ!」

みほ「なに、お姉ちゃん」

まほ「…みほがいなくなったら…私は…」

みほ「…大丈夫だよお姉ちゃん、私がいなくてもお姉ちゃんは強いもん」

まほ「私は、みほがいなきゃ…みほが居てからこその戦車道なんだ…」

みほ「…ごめんね、お姉ちゃん」

みほ「10連覇も間近だったのに私の無駄な考えのせいで西住流を汚しちゃった」

まほ「ち、違う!みほは間違ってない!」

みほ「そうかな?だって私お母さんに言われちゃったよ?」

まほ「う…」

みほ「だからお姉ちゃんは、お姉ちゃんの戦車道をして?」

みほ「私はもう犠牲なんて出したくない」

みほ「じゃあね、お姉ちゃん」

まほ「み、みほぉ…」


※という風に、HAPPYな感じで終わるか、BADな感じで終わるか自分で改変したいものは自分で決めます。

※安価では戦闘物以外でしたらなんでも仰って結構です。(戦闘物が安価になってしまったらスルーさせていただきます、申し訳ありません。

※HAPPYな感じで終わらせて欲しい、BADな感じで終わらせて欲しいというのは安価した方自身で決めてください。私はそれに合わせて書かせていただきます。

※と、こんな意味不明な感じですが、意味がわかった方はどうぞ参加してあげてください。

※そして頭が悪いので言葉の使い方を間違っている時がありますが、軽くスルーしてあげてください。

※○○話 ○○のところをHAPPYENDで改変 等など言っていただけるとありがたいです。

※百合にしてくれとか言ってくれたら喜んで書きます。

※では早速安価をとってみます。>>3



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1473363592

※もう夜中のテンションで自分でも何言ってるのかわからないですが適当に付き合ってやってください。

※ガルパンアニメも結構時間が経ってますからアニメ忘れちゃったっていう人も少なからずいると思うので、曖昧な感じでもいいので○○の部分書いてって言ってみてください。

エリカが優花里みたいにみほに超デレデレの忠犬

>>3
安価了解しました、ありがとうございます。

皆さん色々案を出してくれてありがとうございます。
確かに気になるところはたくさんありますね。

「…副隊長?」

みほ「…!」

エリカ「ああ、元、でしたね」

みほ「…お姉ちゃん…」

まほ「まだ戦車道をやってるとは思わなかった…」

優花里「お言葉ですが、あの試合のみほさんの判断は、間違ってませんでした!」

エリカ「部外者は口を出さないで欲しいわね」

優花里「…すみません」

まほ「行こう」

エリカ「はい、隊長!♥」

みほ「…!?」

みほ「ちょ、ちょっと待ってお姉ちゃん」

まほ「…なんだ」

みほ「…その…逸見さんはどうしちゃったの…?」

エリカ「どうしちゃったってなによ、私は普通よ」

まほ「…みほがいなくなってからこうなんだ」

みほ「…そう、なんだ」

エリカ「…まあ、無様な戦い方をして西住流の名を汚さないことね」

沙織「…なによその言い方!」

華「あまりにも失礼じゃ…!」

エリカ「あなたたちこそ戦車道に失礼じゃない?…無名校の癖に」

エリカ「この大会はね、戦車道のイメージダウンになるような学校は参加しないのが暗黙のルールよ」

麻子「…その隊長に対しての態度が違うのも戦車道のイメージが下がるんじゃないのか?」

エリカ「なっ…いいじゃない!私は隊長を尊敬してるんだから!」

麻子「例え戦車道のイメージが下がらなくとも、あなたの学校のイメージは下がると思うが」

エリカ「ぐっ…」

優花里「あの学校は黒森峰…去年の準優勝校、それまでは9連覇してて…」

麻子「そんなすごい学校がそんな隊長スキスキ♥って態度じゃ…あなたたちの学校に負けた学校が可哀想だな」

エリカ「うっ…うわあああん!」

まほ「あ、エリカ!」

沙織「…麻子すごい」

まほ「…君の名前は?」

麻子「…冷泉麻子だ」

まほ「ありがとう」

麻子「!?」

まほ「黒森峰で一人だけああいう感じだったから、少しは変わってくれると思うんだ」

麻子「…いや、私は思ったことを言っただけだ」

まほ「それでもありがとう、試合、頑張ってくれ」

沙織「あ、ありがとうございます…」

まほ「みほ」

みほ「なに…?」

まほ「試合、見に行くよ、頑張って」

みほ「…うん、ありがとうお姉ちゃん」

という感じです。
では次の安価へ。
>>14

みほが冷静に次級者である砲手に指揮権を譲渡してから、川に飛び込み転落した乗員を救助したため、フラッグ車を撃破されずに無事10連覇を達成した黒森峰。

>>14
安価了解です、やってみます。

まほ「もうすぐ戦闘に入る、注意しろ」

みほ「…雨がひどいな…」

ガリッガリッ

みほ「…なんの音?」

「うわああ!落ちるぞ!」

「きゃー!」

みほ「…!!!」

みほ「砲手さん、私は落ちた人たちの救助に向かいます、指揮権はあなたに渡します、お願いできますか!?」

「はい、わかりました!…!?正面に敵!私たちは下がります!」

まほ「了解した、お前たち、崖から落ちないよう気をつけて先頭に行けるか?」

「なんとかやってみます!」

まほ「ああ、頼んだ、みほ、川の氾濫がひどい、気をつけて」

みほ「うん!」

みほ「赤星さん!大丈夫!?」

赤星「中にだんだん水が入ってきてますが大丈夫です!」

みほ「…よし、まだ時間はありそう」

みほ「キューポラを開けるよ、水が一気に入ってくるけど気をつけて出てきて!」

赤星「はい!」

みほ「よし、今から行くから、空いた瞬間急いで出てきてね!」

赤星「はい、お願いします!」
ザバーン
みほ(…ぐっ…!よぉいしょ!!!)
ガバッ
ボコボコボコ…
赤星(ありがとうございます、みほさん!)

みほ(今はいいからはやく上がって!)


赤星「…ぷはぁ!」

みほ「ふぅ…」

赤星「ありがとうございます!」

みほ「ううん、無事でなによりだよ」

「ありがとうございます副隊長!」

「副隊長は命の恩人です!」

「副隊長バンザーイ!」

みほ「えへへ、ありがとう、でももう川に沈んじゃったから撃破扱いなっちゃった、ごめんね」

赤星「いいんです、私たちは戻って観戦してます、頑張ってください!」

みほ「うん、ありがとう」

みほ「…砲手さん、今戻りました!」

「お帰りなさい、無事でよかったです!」

みほ「お姉ちゃん、戻ったよ!」

まほ「ああ、おかえり」

まほ「さあお前たち、行くぞ!」

「「「うおおおおおお!!!!」」」

………
「優勝、黒森峰女学園の勝利!」

まほ「…やった、とうとう10連覇…!!」

みほにじゃなくてまほにデレデレしとるやん。
安価ではみほにデレデレなのに

みほ「やったよお姉ちゃん!」

まほ「ああ…!やったな…!」

赤星「やりましたね二人共!!」

みほ「やったよ赤星さん!!」ギューッ

赤星「はい、やりましたねみほさん!」ギューッ

みほ「ほらお姉ちゃんも!」

まほ「ああ!やったな!」ギューッ

「あ、三人ともずるい!」ギューッ

「私たちも混ぜてください!」ギューッ

まほ「…皆、勝ったぞ、10連覇だ!」

「「「いえーーーーい!!!」」」

…………
まほ「ただいま戻りました」

みほ「ただいま」

しほ「…おかえり、二人共」

まほ「お母様…!やりました!」

みほ「10連覇できたよ!」

しほ「ええ、見てたわ、とてもいい戦いだったわね」

しほ「そしてみほ」

みほ「うん?」

しほ「…あの仲間を助けるための咄嗟の判断、素晴らしい判断よ」

みほ「…落ちる仲間を見てたら助けないとって…」

しほ「ええ、きっと助けてくれた子たちもとても感謝していると思うわ」

みほ「…えへへ」

しほ「さあ、今日は祝杯よ」

まほ「はい!」

みほ「わーい!」


まほ「…みほ」

みほ「うん?」

まほ「…やったな、私たち」

みほ「そうだね…」

まほ「…私では仲間を咄嗟に助けようなんて出てこなかった」

みほ「やっぱりみんなで頑張ってきたんだもん、それを見捨てるなんてできないよ」

まほ「そうだな…私からも、ありがとう」

みほ「ううん、守ってくれたお姉ちゃんたちにお礼を言いたいよ、ありがとう」

まほ「…ふふ、ありがとう」

みほ「ねえお姉ちゃん、今日は一緒に寝よう?」

まほ「ああ、いいよ」

みほ「じゃあ…おやすみなさい…」

まほ「ああ…おやすみ…」

という感じです。
では次の安価へ、今回は少し遅めにします。
>>19

ごめんなさいミスです、>>22です。

>>17
あ、ホントだ…
すみません、完全に勘違いしてました、書き直します。

ということで安価はまだしません。

「…副…隊長…!?」

みほ「…この声は…」

エリカ「副たいちょー!♥」スリスリ

みほ「や、やっぱりエリカさんだった…」

エリカ「えへへ、また戦車道やってくれるなんて嬉しい!♥」

みほ「あ、あはは…まさか転校した先が戦車道やるなんて思わなかったよ」

エリカ「あ、でも今回は敵同士なんだもんね…やだな…みほと戦いたくないよ…」

みほ「いや、でもエリカさんたちと戦えるってわけでもないと思うな…」

エリカ「いいや、みほの力なら絶対優勝できるぐらいになるわ」

みほ「…ありがとう」

エリカ「それにしても元気そうでよかったー♪」スリスリ

みほ「エリカさんも元気そうで安心したよ」

エリカ「えへへ、心配してくれてありがとう」スリスリ

沙織「…」

華「…」

優花里「…ぐっ…」

麻子「…」

まほ「…」

沙織「わぁ!?」

華「あ、あの…あなたは…」

まほ「…西住まほ、みほの姉だ」

麻子「そんな方がなんでここに座ってるんだ…?」

まほ「…みほとエリカをくっつけると二人の世界が出来上がるから私は手を出せないんだ」

優花里「…確かに、入り込めないですよね…」

沙織「そういえばエリカさん…っていうのは」

まほ「ああ、黒森峰にみほがいた頃はとても仲が良くてな」

まほ「今はみほがいないからエリカが副隊長をやっているんだ」

華「なるほど…」

まほ「…大洗でもみほが友達ができていて安心したよ、ありがとう」

沙織「い、いえいえ…」

華「私たちこそみほさんと友達になれて嬉しいです」

優花里「はい!」

まほ「…君の名前は?」

優花里「はっ…秋山優花里と申します!」

まほ「…君は、エリカと同じ臭いがするな」

優花里「えっと…?」

エリカ「ねえねえみほ、今度一緒にデート行こ?」

みほ「一緒にって言っても私たち別々だよ?」

エリカ「そうなんだよね…じゃあお互いの休日を教え合って一緒に行こうよ!」

みほ「あ、いいね、これ私のメールアドレス」

エリカ「あ、携帯変えたんだ、可愛い」

みほ「もうダメになっちゃったからね…」

エリカ「んーと…はい、メール送った」

みほ「あ、来た、登録しておくね」

エリカ「うん、あ、二人で写真撮ろう?」

みほ「いいよ!」
カシャッ
エリカ「えへへ、待ち受けにしよっ」

みほ「私もしよ」

まほ「…エリカ、そろそろ時間だ」

エリカ「…本当だ、もうこんな時間…」

エリカ「うう…みほと離れるの嫌だなぁ…」

みほ「ほら、折角メールアドレス交換したんだし、またいつでも連絡しあえるでしょ?」

エリカ「それもそうね…」

エリカ「じゃあ行くわ、試合頑張ってねみほ」

みほ「うん、そっちもね」

まほ「…みほ、頑張って」

みほ「うん、ありがとうお姉ちゃん」

沙織「…ねえねえ、黒森峰ってどんな学校なの?」

みほ「うーん…結構きつい学校だよ」

沙織「へー…」

華「とてもそうとは見えませんでした…」

優花里「黒森峰は去年の準優勝校、それまでは9連覇してて…」

さおはなまこ「「「え゛っ」」」

みほ「…あはは」

ということで安価ミスにより書き直しました。
次の安価は>>26
でお願いします。

凄くおしゃべりな紗希ちゃん

>>26
安価了解です、ですが少し用事ができてしまったのでまた20時頃に戻ってきます。それでは。

劇場版でもいいの?

ただいま戻りました。今から紗希ちゃん書きます。
>>28
劇場版でも構いません。が、劇場版は戦闘が多いので戦闘系を避けたら改変する部分少ないんじゃね…?と思いあえて言いませんでした。

梓「昨日徹夜で研究した作戦を実行する時が来たよ!名づけて!」

一年生「「「戦略大作戦!!」」」


「回り込まれた!信地旋回!…あれ?」

あや「堅すぎるぅ…!」

梓「ゼロ距離でも倒せないなんてもう無理じゃない…!」トントン

紗希「ねぇねぇ、薬莢捨てるとこ撃てば倒せるんじゃない?」

あや「す、すごい紗希ちゃん天才!?」

あゆみ「よぉし、せーので撃とう!」

あや「わかった!」

一年生「「「せーのーで!」」」

「こちらエレファント!M3にやられました!」

エリカ「なにやってんのよ!」


あや「…ねえそういえばさ」

あゆみ「うん…」

梓「あの…紗希…?」

紗希「うん?どうしたの皆?」

あや(やっぱり変だよ紗希ちゃん!)

梓(こんな喋る子じゃなかったのに!)

あゆみ(何か悪いものでも食べたのかな…)


ヤークトティーガーを倒したシーン

梓「すみません、ウサギチームやられました!ごめんなさい!あとは先輩たち、よろしくお願いします!」

一年生「「「「よろしくお願いします!」」」

沙織「皆怪我してない!?」

梓「梓大丈夫です!」

あや「あや元気でーす!」

優季「優季無事でーす♪」

桂利奈「桂利奈絶好調!」

あゆみ「あゆみも平気です!」

紗希「紗希も大丈夫です」

沙織「…ふぅ…ん!?」

梓「やられちゃったね…」

紗希「まあでも私たちでよく頑張ったよ」

あや「そうだよね…頑張ったよ」

あゆみ「うんうん…あんなでかい戦車を2両もやっつけたんだから」

優季「重戦車キラーだね♪」

桂利奈「かっこいい…!」

梓「みんなお疲れ様、あとは先輩たちに任せて観戦しよう」

紗希「大丈夫、きっと先輩たちなら勝ってくれる」

梓「…そうだね!」

一年生「「「うん!」」」

まほ「こうなったら決着をつけるしかないな」

みほ「…受けて立ちます」


梓「西住隊長…!」

あや「やっちまえー!」

あゆみ「頑張ってください!」

優季「頑張って~♪」

桂利奈「西住隊長がんばれー!」

紗希「頑張れ…!勝ってください隊長…!」


「黒森峰フラッグ車、走行不能!よって、大洗女子学園の勝利!」

梓「…あ!先輩!」

あや「やりましたね!」

優季「すごいです!」

あゆみ「おかえりなさい!」

桂利奈「かっこよかったです!」

紗希「見てて感動しました!」


梓「私たちも頑張ります!」

沙織「うん!」

優季「目指せ重戦車キラー♪」

桂利奈「もっと特訓しないとね!」

あや「うん、もっと重戦車を倒せるように!」

あゆみ「私も頑張らなくちゃ!」

紗希「私ももっと装填するの早くできるように頑張る!」


その他諸々の会話のあと

杏「よーし、そろそろ行くぞー!」

みほ「あ、ちょっとだけ…すみません」

杏「うん?」

みほ「あの…紗希さん」

紗希「はい、どうしました隊長!」

杏「…!?」

みほ「…ふふ、紗希さん、そんな喋れたんですね」

紗希「あ…いえ、みんなの喋るのが恥ずかしくて…やっと克服できたんです」

みほ「そっか…うん、よかった」

紗希「いえ、今日はお疲れ様でした、隊長」

みほ「うん、ありがとう、うさぎさんチームや皆のおかげだよ」

紗希「私は…エレファントを倒す時にアドバイスしてみただけです…」

みほ「十分だよ、ありがとう」

紗希「…えへへ」

沙織「…ねぇ」

梓「…はい」

杏「うん…」

皆「「「この子誰!?」」」

おまけ
劇場版
ちょうちょ…の部分

トントン
梓「紗希が何か言おうとしてる!」

一年生「「「わぁ!」」」」

紗希「ちょうちょ…」

紗希「これはモンシロチョウ…
前翅の長さは3cmほど。翅は白いが、前翅と後翅の前縁が灰黒色で、さらに前翅の中央には灰黒色の斑点が2つある。和名はこの斑点を紋に見立てたもの。また、春に発生する成虫は夏に発生する成虫よりも白っぽい。
オスとメスを比較すると、オスは前翅の黒い部分が小さく、全体的に黄色っぽい。メスは前翅の黒い部分が多く、前翅のつけ根が灰色をしている。なお、翅に紫外線を当てるとメスの翅が白く、オスの翅が黒く見えるため、オスメスの区別がよりはっきりする。紫外線は人間には見えないが、モンシロチョウには見えると考えられていて、モンシロチョウはこの色の違いでオスメスのはんべ(ry」

一年生「「「キャーッ!!」」」

紗希「あ、ちょうちょが…」

あや「…そんな詳しいと思わなかった…」

終わり。
次の安価は>>35からでお願いします。

桃が超有能な引っ込み思案だったら

>>35
安価了解です。
なんかとても不穏な安価ばかりですごいビクビクしてしまいます…。

柚子「それは、一種の情報操作ではないでしょうか…?」

杏「だいじょぶだいじょぶ」

桃「えっと…その…」

杏「ん?どうした河嶋、何か言いたいことあるなら言ってみな?」

桃「…あまりそういうのは良くないと思います…」

杏「じゃあどうすりゃいいのさ?」

桃「…えっと…西住はボコられ熊のボコが好きって書いてありましたよね…」

杏「そうだねぇ」

桃「…そ、そのぬいぐるみで釣ってみる…とか…」

杏「…ふむ、なかなかいい案じゃないの?」

杏「小山、今から取り寄せられる?」

柚子「はい、やってみます」


柚子「来ました、『釘ボコ(初期タグ付き)』です」

杏「お、おう…なかなかえぐいね…」

桃「頭に釘がささって…わぁ…」

柚子「ほ、本当にこれで大丈夫ですかね…?」

杏「ま、まあ大丈夫でしょ…」


みほ「二人共友達になってくれて、ありがとう!」

沙織「えへへっ」

華「こちらこそ」

ザワザワ…

杏「やあ!西住ちゃん!」

みほ「はいっ!?あの…?」

沙織「生徒会長、それに副会長と広報の人…」

桃「そ、その…少し話があるんだ…」

みほ「はい…?」


杏「必修選択科目なんだけどさ~…戦車道とってね、よろしく」

みほ「えっ、あの…この学校は、戦車道の授業はなかったはずじゃ…」

桃「こ、今年から復活することになったんだ…」

みほ「わ、私、この学校は戦車道がないと思ってわざわざ転校してきたんですけど…」

杏「いやー運命だねぇ!」

みほ「必修選択科目って自由に選べるんじゃ…」

桃「そ、その…戦車道やってくれればこれあげるから…」スッ

みほ「…!?そ、そのボコはプレミアで1千万すると言われた釘ボコ…!しかも初期タグ付き…!」

桃「ど、どうかな…」

みほ「やります!是非やらせてください!」

桃「…あ、ありがとう…」

桃「じゃあ、はい、どうぞ」

みほ「ありがとうございます!ふんふ~ん♪」

杏「…そんなレア物なんだ…」

テストテスト…
私これでスレ立てるの2回目なのでわからないことまみれで…すみません、ありがとうございます。

テストテスト…

あ、できましたね…
すみませんご迷惑をおかけしました、再開します…と言いたいところですが眠気がすごいのでまた明日仕事が終わったら書きます。
それではおやすみなさい。

みほ「ふんふんふ~ん♪」

沙織「あ、みほ帰ってきた」

華「す、すごいぬいぐるみを持って帰ってきましたね…」

みほ「えへへ~…釘ボコが手に入るなんて思わなかった…♪」

沙織「ね、ねえみほ…そのぬいぐるみは?」

みほ「あ、これ?私が大好きなシリーズのぬいぐるみなの!」

華「ち、血まみれですけど…」

みほ「うん、そういうキャラだから!」

沙織「な、なるほど…」


『ぜ、全校生徒に次ぐ、体育館に集合せよ、体育館に集合せよ』

みほ「何するのかな?」

沙織「わからない、生徒会のやることだしねー」

華「とりあえず行ってみましょう」

体育館
桃「こ、これから必修選択科目のオリエンテーションを始めます…」

『戦車道~それは…』

沙織「わぁあ…!」

華「素敵ね…!」

桃「じ、実は数年後に戦車道の全国大会が日本で開催されることになった…んです」

桃「そのため全国の高校、大学に戦車道に力をいれるよう、要請があったのだ…あったんです」

杏「んで、うちの学校も戦車道復活させるからね~。選択すると色々特典を与えちゃおうと思うんだ~!副会長」

柚子「成績優秀者には、食堂の食券100枚、遅刻見逃し200日、更に通常授業の三倍の単位を与えます!」

麻子「…えぇ!?」

杏「ということでよろしくぅ!」


沙織「私、やる!」

みほ「本当!?やったぁ、武部さんが一緒にやってくれるなんて嬉しいよ!」

華「わ、私も戦車道を…やります!」

みほ「え!本当に!わぁ、ここでできたお友達と一緒に戦車道できるなんて本当に嬉しいよ!」

沙織「みほ、家元だったよね?」

華「そうでした、そしたら是非ご指導ください!」

みほ「うん、私でよければ教えるよ!」

三人 キャッキャッ


杏「…なんかめっちゃ上手くいってるね」

柚子「桃ちゃんすごい!」

桃「えへへ…ありがとう柚子ちゃん」

杏「あとはどれぐらい人が集まるか、だね」

柚子「いっぱい来てくれるといいんですけどね…」

桃「そこらへんは生徒次第ですね…」


本当に寝ます、おやすみなさい。

桃「あ、明後日戦車道の教官がお見えになるので残り四両を見つけ出して…ほしいな」

カエサル「して、一体どこに?」

杏「いやーそれがわかんないから探すの」

梓「何も手がかりないんですか…?」

桃「あ、手がかりっていうか…昔の戦車道の書類を見てたらだいたいここにあるだろうなっていう検討はついてるから…はい、これ地図…」

杏「え…」

柚子「桃ちゃんいつの間にそんなことしてたの…?」

みほ「なるほど…じゃあみんなでこの地図の印のところに行ってみよっか」

皆「「「おー!!」」」


みほ「車内の水抜きをして、サビ取りをしないと…」

プシャーッ

杏「むぐむぐ…」

華「ちょ、ちょっと沙織さん…もう…冷たい…」

おりょう「ペリーの黒船来航ぜよ!」

桂利奈「恵みの雨だー!」

桃「今日は戦車を洗車するって言ったよね…」

杏「うまいね!座布団一枚!」

柚子「会長聞いてください、桃ちゃんがあっという間にピカピカにしちゃったんです!」

杏「うおっ…本当だ、河嶋なんかやってたっけ?」

桃「いえ…ただ掃除が得意なだけで…」

柚子「掃除が得意でこんな綺麗にならないよぉ!」

桃「あ、そういえば会長、この戦車、38Tにぴったり合う改造キットが通販で売っていたんです」

杏「はえー…改造しちゃおうか?」

桃「はい、ということでもう取り寄せてあります、自動車部の人お願いします!」

ホシノ「はいよー」

みほ「…なんか生徒会だけ違うことしてるよ…?ていうかもうあんなピカピカになったの!?」

優花里「わぁ…ヘッツァーですぅ!」

ナカジマ「オーライオーライ!…ストップ、そのまま下ろして…おっけい!」

桃「ありがとう、自動車部の皆さん」

ナカジマ「いえいえ、楽しかったのでまた何かあれば呼んでください」

桃「ということで、38Tをヘッツァー仕様に変えました」

杏「ふむ…強そうだね」

桃「砲塔はⅢ号突撃砲と同じで回転はできませんが、強力な砲撃が可能です」

柚子「桃ちゃんすごい…」

杏「いやぁ、助かるよ、ありがとう桃」

桃「…!名前で呼んで頂けて光栄です!」


桃「あとは今晩中に自動車部の方たちにやってもらうから、今日はもう帰っていいよ…お疲れ様でした」

「「「お疲れ様でした」」」

みほ「あ、あの!」

桃「うん?どうしたの西住…さん」

みほ「その、河嶋先輩は戦車道をやったことがあるんですか?」

桃「…?やったことなんてないよ…?」

みほ「で、でも戦車の洗い方とか…色々詳しいじゃないですか」

桃「うーん…みんなの役に立ちたいから…色々調べてくるだけ…だよ?」

みほ「…なるほど…」

桃「終わりかな?早く帰ってお風呂入ったほうがすっきりするよ?」

みほ「はい!それではお疲れ様でした!」

桃「うん、また明日ね」


杏「なあ河嶋」

桃「はい?」

杏「…これからもよろしくね」

桃「っ!はい!」

柚子「私もよろしくお願いします!」

桃「うん、柚子ちゃんもよろしくね」


桃「特別講師の蝶野亜美一尉です」

亜美「よろしくね!戦車道は初めての人が多いと聞いていますが、一緒に頑張りましょう!」

亜美「…あれ?西住師範のお嬢様じゃありません?師範にはお世話になってるんです、お姉さまもお元気?」

みほ「えっと…はい…」

「西住師範って…?」

「有名なの…?」

亜美「西住流っていうのはね、戦車道の流派の中でも、最も由緒ある流派なの!」

桃「あ、あの教官」

亜美「うん?」

桃「教官はやっぱり戦車道をしているので、モテるんでしょうか…?」

沙織「あ、私もそれ聞きたかったです!」

亜美「うーん…狙った的は外したことはないわね、撃破率は120パーセントよ!」

「「おー…」」

優花里「教官、今回はどのような訓練をするのでしょうか!」

亜美「そうね、練習試合してみましょうか」

柚子「えっ、あの、いきなりですか!?」

桃「な、何事も実践だよね…」

亜美「そうそう!じゃあ戦車に乗り込んで役割を決めてこの地図に書いてあるとおりに配置について!」


桃「な、なんか色々アバウトな人ですね…」

杏「まあいいじゃん、楽で」

柚子「でもいきなり実践なんて…」

柚子「どうすれば動くのかな」

桃「えっと…そこを動かして…そう、それでアクセル踏んで…よし、動いたね」

柚子「…桃ちゃんすごい」

杏「河嶋ほんとに何もやってないっけ?」

桃「はい…掃除とかぐらいしか…」

杏「これは面白いことになりそうだね」

桃「では私は砲手やります…」


亜美「戦車道は礼に始まって、礼に終わるの、一同、礼!」

「「「よろしくお願いします!」」」

杏「どうしよっかー」

桃「うーん…やはり経験者のいるⅣ号を狙うべきかと」

柚子「とりあえず向かえばいいかな?」

桃「みんなも多分同じ考えだと思うので、そのまま行ってみてください、見つからないように」

柚子「見つからないようにって言っても…」

桃「ヘッツァーは車高が低いから派手な動きさえしなければバレないから大丈夫」

杏「おー、頼もしいなぁ」

桃「それじゃ行ってみようか柚子ちゃん」

柚子「うん」


エルヴィン「まずは経験者のいるⅣ号を叩く」

典子「Ⅲ突に協力してⅣ号を倒そう!」

梓「とりあえずついていこうか」


桃「ね?」

杏「すごいな…」

柚子「私たちはどうするの?」

桃「うん、とりあえず皆がⅣ号に集中してる時に私たちが他の子達を倒そう」

柚子「上手くできるかな…?」

桃「大丈夫だよ」

杏「どこからそんな自信が沸くのかわからないけどここは河嶋に任せよう」モグモグ


みほ「発射用意!打て!」

エルヴィン「やられたー!」

典子「ぐえー」

梓「な、なんか大変なことに…逃げよ!?」

梓「きゃーっ!」


桃「さすが西住流」

杏「そういえばなんか一人増えたらしいね」

柚子「あんな操縦うまい子が戦車道入ってくれれば安泰なんだけどなぁ…」


みほ「…38Tがいない…」

沙織「どこかに隠れてるのかな?」

優花里「ヘッツァー仕様ですから、車高が低いので注意しましょう…」


桃「…うん、まだこっちには気づいてないね」

杏「どうする?やっちゃう?」

桃「いえ、完全に後ろに回り込んでからにしましょう」

柚子「音でバレたりしないのかな…?」

桃「あっちも同じぐらいの音が出てるから近づき過ぎなければバレないよ」

柚子「そっか…」

杏「油断したところを叩くってわけだね」

桃「そういうことです」

杏「そういえば私たちが他の戦車に手を出さなくても勝手に倒してくれてよかったね」

桃「まあそうなることも予想済みでしたから」

桃「柚子ちゃん、この戦車は正面しか固くないから、回り込まれたら終わりって考えてね」

柚子「うん、わかったよ桃ちゃん」


みほ「…いない…?」

沙織「逃げちゃったんじゃないの?」

華「終わっているなら無線が来ると思うんですが…」


桃「…うん、ここで一回止まって」

柚子「はーい」

杏「どしたん?」

桃「おそらくⅣ号はここへくるんじゃないかと思って先回りです」

杏「なるほどね…」

桃「後ろが取れればほぼ勝てると思うんですが…」

柚子「…!すごい音がしてきたよ…?」

桃「うん…来たね、絶対に動かしちゃダメ、私が決める」

杏「か、かっこいい…」


優花里「いないですね…」

沙織「もう疲れたーおなかすいたー」

華「もうすぐで終わりですから我慢してください」

ドンッ

みほ「…!?」

チュドーン

シュポッ

沙織「なになに!?何が起きたの!?」

優花里「や、やられてしまいました…」

みほ「…やられた」


亜美「試合終了!Eチームの勝利!」

柚子「すごいよ桃ちゃん!」ギュッ

桃「えへへ…色々勉強しといて良かったよ」

杏「すごいな…桃、よくやったね」ナデナデ

桃「あはぁ…♥ありがとうございます会長♪」


亜美「皆すごいじゃない!初めてでそれだけ動かせれば上出来よ!あとはみんな練習頑張って!」

「「「ありがとうございました!」」」

亜美「それとあなた」

桃「へっ…わ、私ですか?」

亜美「あなたも戦車道の経験があるのかしら?」

桃「い、いえいえ…私はみんなの役にたちたくて勉強してきただけで…」

亜美「…あなた、特訓すればとてつもない選手になるわ」

桃「そんな…ありがとうございます」

亜美「これは本当に言ってるのよ…?とりあえず頑張って」

杏「すごいじゃん河嶋、教官にあんなこと言われるなんて」

柚子「桃ちゃんがいれば私たち強くなれるよ!」

桃「いやいや…二人のおかげだよ…」

みほ「あの、河嶋先輩」

桃「あ、西住…さん、どうしたのかな?」

みほ「…本当に戦車道とかやったことないんですか?」

桃「う、うん…ただ勉強しただけだよ…」

みほ「…そうですか」

みほ「練習試合、お見事でした」

桃「うん、西住流の人に言われると嬉しい」

みほ「それでは!」

桃「うん、お疲れ様」

杏「さぁて、じゃあうちで飯でも食べてく?」

桃「いいんですか!?」

柚子「行きたいです!」

杏「うん、今日は三人で頑張ったしな、一緒にご飯食べて一緒にお風呂入って一緒に寝よう」

桃「――っ!!わーい♪」

柚子「ふふ、桃ちゃんうれしそう」

杏「んじゃ、れっつごー」


このままいくとめちゃくちゃ長くなるので色々飛ばしてプラウダ戦まで飛ばします。
そして今日は寝ます、あまりかけなくて申し訳ない。

プラウダ戦直前
みほ「フラッグ車を守りながら、ゆっくり前進してまずは相手の動きをみましょう!」

カエサル「ゆっくりもいいが、ここは一気に攻めたらどうだろう」

みほ「気持ちはわかりますが、リスクが…!」

典子「大丈夫ですよ!」

梓「なんだか負ける気がしません!それに敵は私たちの事なめてます!」

柚子「勢いも大切ですもんね!」

桃「…はぁ」

柚子「…?どうしたの柚子ちゃん」

桃「そうやって調子にのって戦うと足元すくわれると思うよ」

みほ「河嶋先輩…!」

桃「だいたい隊長は西住さんなんだから、西住さんに従うべきだと思うけど?」

皆「「「うっ…」」」

桃「ちょっと私たちが今まで上手くやれてきたからってすぐ調子に乗るのは間違ってると思う」

桃「それにこの大会は遊びじゃない、いつぞやの練習試合じゃないんだから」

桃「チャンスが来たら撃つ、それだけのことなんだから着実に勝とうよ」

杏「うんうん、河嶋の言うとおり隊長は西住ちゃんなんだからさ」

皆「「「…はい、すみませんでした」」」

みほ「いえいえ、折角みんなでここまできたんです、勝って優勝したいじゃないですか」

みほ「だから皆さん、精一杯頑張りましょうね!」

皆「「「はい!!」」」

桃「ふふ、さすが西住さん、皆の士気の上げ方をわかってるね」

みほ「えへへ、こちらこそ皆を止めてくれてありがとうございます!」

桃「い、いや、私はただ言いたいこと言っただけだから…///」

みほ「それでは皆さん、パンツァーフォー!」


追い込まれたシーン

「降伏しなさい、全員土下座すれば許してやる、だそうです」

みほ「…っ」

桃「…ふーん…」

「隊長は心が広いので3時間は待ってやる、と仰っています。では」

エルヴィン「徹底抗戦だ!」

みほ「でも、こんなに囲まれていては…一斉に攻撃されたらけが人が出るかも…」

華「みほさんの指示に従います」

沙織「私も!土下座ぐらいしたっていいよ!」

優花里「私もです!」

麻子「準決勝まできただけでも上出来だ、無理はするな」

みほ「…っ!」

皆「「「…」」」

桃「あの…ね」

みほ「…はい」

桃「…負けちゃ、だめなんだ」

みほ「でも…」

桃「勝たないと…私たちの学校、なくなっちゃうんだ」

みほ「…え?」

桃「…私たちの学校ってさ、昔は戦車道やってていろんな功績を残してたから全然大丈夫だったんだけどね」

桃「戦車道を廃止してから何も残せなくて」

桃「そしたら廃校にするって言われちゃったんだ」

杏「…そういうこと」

杏「だから廃校を免れる方法を考えたら」

桃「…全国大会で優勝するっていうことになったの」

杏「さすがに全国大会で優勝した学校を廃校にはできないでしょ?」

桃「…ごめんね、黙ってて」

みほ「…」

桃「…ごめんね…ごめんね…無理やり戦車道やらせちゃって…」グスッ

桃「でも、こうでもしないと廃校を免れないと思って…」グスッ

桃「みんなの負担にしたくなかったの…ごめんね…うぅ…」グスッ

みほ「…泣かないでください、河嶋先輩」

桃「だって…だってぇ…」グスッ

みほ「…私、この学校大好きです」

みほ「この学校で皆と戦車道やるのも大好きになりました」

みほ「そんな学校が廃校になるなんて…」

みほ「絶対に嫌です」

桃「西住さん…」

みほ「だったら、頑張るしかないじゃないですか」

みほ「河嶋先輩は私が戦車道経験者だからと思って期待してくれてるんです」

みほ「その期待に応えるしかないじゃないですか」

桃「もういっぱい応えてくれたよ…うぅ」

みほ「私は、最後までやりきりたいです」

みほ「そのためには、河嶋先輩やみんなの協力が必要です」

みほ「…その、おねがい、できますか?」

桃「…もちろんだよ」

桃「西住さんが頑張ってくれてるんだもん、私たちだって頑張るよ」

杏「おうよ!」

柚子「うん!」

みほ「…ありがとうございます!」

沙織「私も廃校なんて嫌だ!」

華「私もです!」

優花里「絶対に優勝しましょう!」

麻子「折角ここまできたんだ、最後までやってやろう」

みほ「皆…!」

桃「…西住さん」

みほ「…はい!みんなで勝ち取りましょう!」

「「「えいえいおー!!」」」

降伏は、しません。

カチューシャ「待った甲斐がないわね…」


カチューシャ「あえて包囲網に緩いとこ作ってあげたわ…!」


みほ「それでは河嶋先輩、よろしくお願いします」

桃「が、頑張るよ」

杏「大丈夫、河嶋ならやれる」

柚子「今の桃ちゃん、すっごいかっこいいよ」

桃「え、えへへ」

みほ「…よし、前進!」


カチューシャ「来たわね…!」

カチューシャ「…!?厚いところ来るなんてバカじゃないの!」


杏「はーいいつもの待ち伏せさくせーん」

桃「あんな囲まれていたのによく見つかりませんでしたね…」

柚子「白いペンキで塗っておいてよかったね」

杏「仲間だと思ったんじゃないの?」

桃「さすがにバレるんじゃないでしょうか…」

柚子「まあバレてないんだから大丈夫だよ桃ちゃん」

桃「そうだね…気長に待とうか」

杏「あ、干し芋食べる?」

桃「いいんですか?いただきます」

柚子「外が寒すぎて干し芋冷たくて硬いですね…」

杏「まあこんな干し芋も美味しいよね」

桃「なんか新鮮です」

柚子「干し芋って炙ると美味しいんですよね」

杏「そうなんだよねー!小山よく知ってるじゃん」

桃「へー…私も今度やってみます」

杏「うんうん、やってみなー」
ゴゴゴゴゴ…
杏「…来た」

桃「フラッグ車はどうせ逃げ回るだけでしょうから、タイミングを合わせて砲撃って感じですね」

柚子「あんこうチームが追い掛け回すって言ってたから、指定の場所に来たら砲撃すればいいんだね」

桃「そうそう」

杏「おーおー鬼ごっこみたいだなぁ」

桃「…」

みほ『河嶋先輩…きます!』

桃「わかった…」スッ

みほ『3…2…1…!』

ドンッ

シュポッ

プラウダ高校フラッグ車走行不能、よって、大洗女子学園の勝利!

カチューシャ「なっ…」

ノンナ「…くっ」


みほ「やりました!」

杏「ふぅ…よくやったね桃」ナデナデ

桃「えへへ…///」

柚子「桃ちゃんすごーい♪」

桃「ありがとう柚子ちゃん」


カチューシャ「試合、見に行くわ。カチューシャをがっかりさせないでよ」

みほ「はい!」

カチューシャ「じゃーねーぴろしきー」

ノンナ「だ…」

カチューシャ「どうしたのノンナ」

ノンナ「…あなた、お名前は」

桃「…?だれ?」

ノンナ「あなたです、片眼鏡つけてるあなたです」

桃「わ、私…!?」

ノンナ「はい」

桃「か、河嶋桃です…」

ノンナ「…あなたとはいい友達になれそうです」

桃「え、ええ…?」

ノンナ「いつかまた会った時は是非砲撃のコツをお教えください」

カチューシャ「ちょ、ちょっとノンナ!?」

ノンナ「では。До свидания」

みほ「すごい、プラウダ高校のノンナさんは砲撃のプロって言われてるんですよ」

みほ「そんな方に『コツを教えてください』なんて…!」

桃「う、うーん…ただ待ち伏せして撃っただけなんだけどなぁ…」

杏「そうだぞぉ、うちの河嶋はすごいんだぞぉ」

柚子「うんうん、私たちの自慢の親友だもん」

桃「も、もう二人共恥ずかしいよ…///」


…なんだかこれだけすっごい長い気がするのでここで終わらせたほうがいい気がするんですが…
他の方だって安価待ってるでしょうし…うーん…
とりあえず寝ます…おやすみなさい。

とりあえず黒森峰までみたい。

改変ストーリーなんだからこれくらいの長さは覚悟済みさ
気にせず決勝戦までやっちゃいな

>>63
了解です、やってみます
>>64
ありがとうございます、長すぎてgdってると思い考えていたのですが大丈夫ならよかったです。

黒森峰との試合前

ケイ「みほ~!」

みほ「あっ…」

ケイ「またエイキサイティングでクレイジーな戦い、期待してるからね!ファイト!」

みほ「ありがとうございます!頑張ります!」

ケイ「グッドラック!」


カチューシャ「ミホーシャ!」

みほ「あっ」

カチューシャ「このカチューシャ様が見に来てあげたわよ!黒森峰なんかバグラチオン並にボッコボコにしちゃってね!」

みほ「あ、はい…」

ノンナ「…桃さんは?」

みほ「あ、今呼んできますね、待っててください」

「河嶋せんぱーい、ノンナさんが呼んでますよー!」

桃「え、わ、私?」

柚子「行ってらっしゃい桃ちゃん」

桃「う、うん…」

桃「ど、どうも…来てくれてありがとうございます」

ノンナ「いえ、今日の試合、是非頑張ってください」

桃「はい、頑張りますね」

ノンナ「桃さんの砲撃の腕を見させていただきます…!」

桃「わ、私なんか全然ですよ…///」

ノンナ「それでは。До свидания」

カチューシャ「ぴろしき~!」

みほ「やっぱり河嶋先輩はすごいんですよ」

杏「ブリザードのノンナに気に入られるんだからスゴイに決まってるじゃん?」

みほ「それもそうですね」ニコッ

桃「う、うう…///」

エリカ「随分のんきね?」

杏「おや?」

みほ「逸見さん…」

エリカ「はぁ、なんでこんな決勝戦前にのんきにお話してる学校と戦わなくちゃいけないのかしら?」

エリカ「戦車道をなんだと思ってるのかしら」

みほ「…わに」

エリカ「い、今なんて言った!?」

みほ「ついにやってきたわに!」

エリカ「ぐ、ぐぐぐ…!///みほの馬鹿!///」

杏「あ…行っちゃった」

まほ「…その、嫌味を言いに来たわけじゃないんだ」

みほ「あ、お姉ちゃん」

まほ「みほ、よくここまで来たな」

みほ「うん、みんなのおかげだよ」

まほ「今日はお互い精一杯頑張ろう」

桃ちゃんは嫌われる人ではないのは原作でも間違いないけれど、人徳者であったのであれば、こういう展開もあったんだろうなぁ…と考えさせられる。

みほ「…うん」

まほ「…ここで負けると廃校と聞いたが、本当らしいな」

みほ「…まあね、だから、負けないよ」

まほ ゾクッ

まほ「ふふ…久々に見た、みほの真剣な顔」

まほ「私も絶対に負けない」

まほ「じゃあ、またな」

みほ「うん、またね」
タッタッタ…
杏「仲がいいのか悪いのかよくわからないね」

みほ「あ、あはは…普段はよく話しますし、休日が合うと一緒にお買い物とかは結構行ってますよ」

杏「そうなんだ、じゃあ仲良しなんだね」

みほ「そう、なりますかね」

桃「うんうん、姉妹の仲が悪いなんて嫌だからね、安心したよ」

みほ「えへへ、ありがとうございます河嶋先輩」

みほ「それでは作戦内容をお話しますので皆さん集まってください」

「「「はい!!」」」


エリカ「…ふっ、弱小チームだと、あなたでも隊長になれるのね?」

みほまほ「「ついにやってきたわに!」

エリカ「た、隊長まで…!?」

「これより、黒森峰女学園対大洗女子学園の決勝戦を開始します」

「礼!」

「「「よろしくおねがいします!!」」」

まほ「…行くぞ」

エリカ「はい」

エリカ「…たまたまここまで来れたからっていい気にならないでよ?見てなさい、邪道はたたきつぶしてあげるわ」

みほまほ「「エリカ(さん)西住流じゃないだろう(じゃん)」」

エリカ「はい…ごめんなさい」


みほ「では、先ほどお話した通りの作戦でおねがいします」

「「「了解!」」」

柚子「また私たち待ち伏せなんだ」

杏「いいじゃん楽だし桃がいるし」

桃「え、えへへ…」

柚子「そうだね、私は操縦しかできないし、桃ちゃん頑張ってね!」

杏「私は…なんだろね?」

桃「会長はいてくれるだけで励みになります!」

杏「そっか、じゃあ撃破するたびに頭を撫でてあげよう」

桃「っ!!頑張ります!!!」

杏「おお、めっちゃ元気になった」

柚子「ふふ、よかったね」

みほ「それでは、パンツァーフォー!」

「「「パンツァーフォー!!」」」

>>67
そうですね、原作だと無茶を言ったりするのであまり好かれてる印象がないんですが、こういう風に優しくて強い桃ちゃんだったらどういう風に変わっていくのか、とか考えられるので楽しいですよね(?)

まほ「…ふむ」

エリカ「どうしました隊長」

まほ「何やら、ヘッツァーに乗っている砲手がやり手らしい」

エリカ「あんな弱小校にそんな奴が…?戦車道経験者なんでしょうか」

まほ「いや、あそこにはみほしかいなかったはずだ…特訓でもしていたのか?」

エリカ「まあどうであれ、私たちに勝てる訳ありません」

まほ「…どうだかな」

エリカ「絶対私たちは勝ちます!負けるわけがありません!」

まほ「その慢心は自分の足元をすくう、注意しろ」

エリカ「は、はい…」

まほ「…よし、皆、準備は出来たな」

「「はい!!」」

まほ「パンツァーフォー!」


柚子「どこに隠れよっか?」

桃「うーん、ひらけてるとこ多すぎだよねここ…」

杏「まあ隠れられればいいんじゃない?」

桃「んー…多分敵はここを通ると思うから、ここの茂みに隠れよっか」

柚子「わかったよ桃ちゃん」

杏「桃の予想はすごく当たるからなぁ、多分今回も来るだろうねー」

桃「えへへ…」


みほ「カメさんチーム、どうですか?」

杏『んー、まだ敵は見えないねー』

みほ「わかりました、そのまま隠れて行動してください」

杏『あいよー』

優花里「まだ敵が見えないんですか…」

沙織「どっか隠れちゃったのかな?」

麻子「あっちは火力がある、攻めてくるはずだ」

華「…なんだか怖いですね」


杏「…お?」

桃「きた…」

柚子「私たちに気づいてないよね?」

桃「…うん、大丈夫だよ」

柚子「ふぅ、怖いなぁ」

杏「西住ちゃーん、敵いっぱいきたよー」

桃「まあ作戦通りって感じでしょうか」

柚子「これで『ぱらりら作戦』?をやるんだよね」

杏「んでそっちに集中してる敵をやっつけるって感じだね」

桃「砲塔が回らないから止まって撃つしかないのが辛いところですね…」

杏「まあその分火力があるんだから大丈夫だって」

柚子「そうそう、頑張って桃ちゃん!」

桃「…うん、頑張るよ」

みほ「ぱらりら作戦です!」


エリカ「煙幕…!?」

まほ「…ふむ、なかなか面白い作戦だな」

エリカ「隊長、相手を褒めないでください!」

まほ「いいじゃないか、あんなことする学校なんて今までいたか?」

エリカ「そ、それは…いなかったですけど…」

まほ「だろう?」

エリカ「うう…」

まほ「皆、砲撃はするな、玉に制限があるんだ、無駄打ちしてなくなってしまったら行動不能になってしまう」

「「はい!!」」

まほ「あっちにはポルシェティーガーがいる、遅いから時間はたっぷりあるぞ」

「霧、はれます!」

まほ「…ほう」

エリカ「なっ…もうあんなところまで!」

まほ「はは、すごいなみほ、黒森峰でもそんな奇抜な戦い方をしてくれれば良かったんだが」

エリカ「ま、また煙!?」

まほ「全車榴弾装填!撃て!」


杏「よぉーし、いっちょやったれ桃!」

桃「はい、頑張ります!」

柚子「頑張れ桃ちゃん!」

ドーン
シュポッ

桃「あ、あれ?」

杏「おお…履帯を狙って足止めって作戦だったのに撃破しちゃったよ…」

柚子「桃ちゃんすごーい!」

桃「つ、次撃ちますね」

杏「やったれやったれ!」

ドーン
シュポッ

桃「あ、あれれ?」

杏「ひえー、すっごいなぁ!」

柚子「もう2両倒しちゃったよ!」

杏「西住ちゃーん、桃が2両倒しちゃったよー」

みほ『えっ!すごいです河嶋先輩!』

桃「え、えへへ…///」

みほ『ですがまだ作戦が一つ残っています、それまでには必ず残っていてください』

桃「うん、もちろんだよ」

杏「げっ、砲塔こっち向いてるぞ!?」

桃「柚子ちゃん、後退して!」

柚子「うん!」


杏「ふぅ、あっぶなぁ…」

桃「柚子ちゃんも操縦上手だよね」

柚子「えへへ、ありがとう桃ちゃん」

柚子「…桃ちゃんが頑張ってるんだもん、私だって頑張っちゃうよ」

桃「柚子ちゃん…!」

杏「私はそれにずっと付き合ってたんだけどね…」

柚子「会長もすごいんだよ?実は私より操縦がうまかったりするんだから」

杏「やだなぁ柚子、柚子のほうが上手に決まってるじゃん!」

桃「会長は天才タイプですもんね…」

柚子「そうそう」

杏「い、いやぁ…照れるなぁ」

柚子「じゃあどうしようか?」

桃「んー…」


まほ「な、何なんだあのヘッツァーは…!」

エリカ「あれは倒しておかないと大変なことになりそうです!」

まほ「…いや、所詮駆逐戦車、回り込めばこちらの勝ちだ、一両だけさっきのヘッツァーを追え」

「了解!」

エリカ「全員で行って倒したほうが安全では!?」

まほ「エリカ、今はこの状況のことを考えよう」

エリカ「…はい」


桃「…はっ」

杏「なんか走ってくる音がしてきたね」

柚子「どうする桃ちゃん!?」

桃「…後ろから来る、回ってくれる?」

柚子「わかったよ桃ちゃん!」

杏「隠れたほうがよくない?回り込まれたらおしまいだよ?」

桃「いえ、一発で仕留めます」

杏「…桃かっこよすぎて惚れちゃうよ」

柚子「うんうん、あんな引っ込み思案だった桃ちゃんがこんなにたくましくなって…私は嬉しいよ…」グスッ

杏「保護者かな?」

桃「え、えへへ…///嬉しいです///」

杏「…くるよ」

桃「ええ、わかっています」

ガガガガ…

「いたぞ!回りこ」
チュドーン
シュポッ

「…え?」

杏「やりぃ!」

柚子「桃ちゃんかっこいい!」ギューッ

桃「わっ…えへへ」

杏「うんうん、合計で今のところ3両倒してるから3分間撫でてあげよう」ナデナデ

桃「そ、そんなに撫でられたら死んじゃいますよ///」

杏「死なれたら困るなぁ」ナデナデ

桃「え、えへへぇ…///」

みほ『カメさんチーム、出番です!』

杏「よっしゃ、来たよ柚子、おちょくりだ!」ナデナデ

柚子「はい!れっつごー!」

桃「えへへぇ…」


「…なにっ!11号車15号車!脇にヘッツァーがいるぞ!…くそっ!相打ちになるから撃てない!」

「こちら17号車、自分がやります!」
チュドーン
シュポッ
「申し訳ありません、やられました!」

「「「キャーッ!!」」」

沙織「右側がぐちゃぐちゃだよ!」

みほ「カメさん、おちょくりありがとうございます!右方向に突っ込みます!」



柚子「皆上手く逃げれたかな?」

杏「西住ちゃーん、逃げれたー?」

みほ『はい、カメさんのおかげです、ありがとうございます!』

柚子「よかったー」

杏「それじゃまた後でねー」

みほ『はい!そちらも気をつけて!』

柚子「これからどうする?」

桃「うーん…」

杏「…もうちょい敵倒してみる?」

柚子「もう皆警戒してるんじゃないですか?」

杏「それもそっかー…」

桃「やってみましょうか」

柚子「ええっ!?」

杏「お、我がチームの砲手が言ってるんだ、やってみる価値あるんじゃない?」

柚子「…それもそっか、桃ちゃんだもんね」

桃「な、なんか恥ずかしいな…///」

杏「よし、敵がいる方向へれっつごー!」

柚子「はい!」


エリカ「全車前進用意!丘を越えたら川に沈めてやるわ!」

まほ(…なんでいつもそんな嫌味っぽいんだ)


杏「いるねー…」

柚子「大丈夫?バレてないかな?」

桃「…うん、大丈夫」


まほ「…はぁ」
ドンッ
まほ「なっ!?」
チュドーン
シュポッ






まほ「…危ない」

まほ「…だれがやられたんだ?」

エリカ「な、何が起きたの!?」

「ふ、副隊長、行動不能です!」

まほ「…ああ、エリカの車両がやられたのか」

エリカ「ちょ…えぇ…?」

まほ「エリカ、あとは任せろ」

エリカ「…はい、おねがいします…」


桃「うーん、フラッグ車当たらなかったです…」

杏「でも一両やれたじゃん!はい一分間なでなでー」ナデナデ

桃「えへへへへぇ…///」

杏「柚子、さすがにまずい、一回退こう」

柚子「はい!」


まほ「くそっ、逃げられたか…」

まほ「…なんだあのヘッツァーは」

まほ「シモ・ヘイへの末裔でもいるのか…?」


みほ「…来ちゃった…マウス…」

杏「うひょー、でけー!」

みほ「…どうすれば…!」

桃「なんかちっちゃい戦車なら乗っかれそうなぐらいでかいですね会長」

杏「だなー、こんなのに撃たれたらひとたまりもないよ、柚子、距離をとってね」

柚子「はい!」

みほ「…!そうか!」

みほ「河嶋先輩!ありがとうございます!」

桃「…へ?へ?」

杏「なんか言ったっけ?」

桃「ちっちゃい戦車なら乗っかりそうですねって言っただけですが…」

杏「…まさか」

柚子「西住さんなら考えるでしょうねー…」


みほ「カメさんアヒルさん、少々無茶な作戦ですが、今から指示通りに動いてください!」

典子「わかりました!」

杏「あー…うん、わかったよー」

桃「私はこう言うと思います。『私たちは下敷きになれ』と」

柚子「さ、さすがにそこまでしないと思うなぁ…」


杏「やっぱりねー!」

桃「…あとは西住さんに任せましょう」

柚子「これが私たちの最後の仕事だね」

杏「…よし、やるぞ!」

2人「はい!」

ガリガリガリガリ…

「な、なんだ!?」

あゆみ「撃てるもんなら!」

あや「撃って見やがれ!おりゃぁ!」

典子「さあ行くよ!」

バレー部「はい!そぉれ!」

杏「ぐえー…」

桃「け、結構きついですね…」

柚子「潰れちゃいそうでこわいよぉ!」



梓「黒森峰、あと3分で到着します!」

みほ「わかりました、次の行動に移ってください!」

皆「「はい!!」」

杏「うーん…」

柚子「あ、あはは…ハンドル効かないや」

桃「わかってたけどここまでだね…」
シュポッ
みほ「あっ…!?」

桃「いやはや、面白い作戦で楽しかったよ西住さん」

柚子「この作戦は私たち潰れちゃうかと思ったけどね…」

杏「我々の役目はここまで!あとは西住ちゃんたちに任せたよ!」

桃「頑張れ!」

柚子「無茶しすぎて怪我しないでね!」

みほ「…っ!はい!」


桃「…はぁ、疲れました」

柚子「私も疲れたけど一番疲れたのは桃ちゃんだよね…お疲れ様」

杏「ねー…二人共干し芋食べる?」

桃「あ、いただきます」

柚子「ありがとうございます」

桃「私は二人と一緒に居れたから頑張れたんだ、ありがとう」モグモグ

柚子「…えへへ、私も!」モグモグ

杏「私は本当に何もできなかったけど、ありがとう二人共」

2人「「だから会長は一緒にいるだけでいいんです!」」

杏「や、やだなぁ二人して…///」


まほ『西住流に逃げるという道はない。こうなったらここで決着をつけるしかないな』

みほ『…受けて立ちます』

杏「うひょー…これで決まるのか」

柚子「頑張って…!」

桃「…ふふ」

柚子「どうしたの桃ちゃん」

桃「うん、なんだか、勝ってくれる気がするんだ」

杏「…私たちが知ってるとおり、桃の予想はすごい当たるんだ」

柚子「…ふふ、そうでしたね」

桃「…えへへ」

みほ「グロリアーナの時は失敗したけど、今度は必ず…!」

みほ「撃て!」

まほ「撃て!」

チュドーン…

杏「…!」

柚子「…うぅ!」

桃「…」


『黒森峰フラッグ車行動不能!よって、大洗女子学園の勝利!』

「「「うおおおお!!!!」

「「やったー!!」」

杏「…」

柚子「やった…やった…!!」

桃「優勝…できたね」

杏「あはは…あっはっはっは!!」

柚子「やりましたよ会長!」

桃「やってくれましたあの子達が!」

杏「ああ…!やった…優勝だ!」

三人「「「ばんざーい!!」」」


優花里「この戦車でティーガーを…」

華「ええ…!」

沙織「お疲れ様でした!」

桃「西住さん!」

みほ「…あ、河嶋先輩」

桃「…ありがとう」

みほ「い、いえいえ…こちらこそ河嶋先輩がおちょくってくれたりしなければ負けてました」

桃「…勝ったよ、廃校なくなったよ」ウルウル

みほ「…はい!」

桃「…グスッ、うええ…」ギュッ

みほ「わっ…河嶋先輩…」

桃「うぇええええ!ひっく…うっ…うっ…」ポロポロ

みほ「も、もう泣かないでください…私まで…泣いちゃいそうです」ウルウル

みほ「う、うう…」ポロポロ

杏「はは、二人抱き合って一緒に泣いちゃって…」

柚子「泣きたくなっちゃいますよね…」ウルウル

杏「…西住ちゃん」

みほ「…ひゃい」

杏「ありがとね」

柚子「私からも、ありがとう、私たちの学校を守ってくれて」

みほ「いえ…ぐすっ…えへへ」

桃「ひっく…うえぇ…」

みほ「…ほら、しっかりしましょう桃先輩」

桃「…うん…ぐすっ」

みほ「せっかく優勝して学校を取り戻したんです、もっと笑顔笑顔!」ニコッ

桃「…えへへ」ニコッ


杏「よぅし、じゃあ行くぞー!」

みほ「あ、ちょっとだけ…すみません」


みほ「お姉ちゃん!」

まほ「ん?みほか」

まほ「…優勝おめでとう」

みほ「…ありがとう」

まほ「みほらしい戦いだった」

みほ「えへへ…」

まほ「それと、廃校が撤回されてよかった」

みほ「そうだね」

まほ「…完敗だったよ」

みほ「やっぱりお姉ちゃんたちも強かったよ」

まほ「ふふ、ありがとう…あ、それと」

みほ「うん?」

まほ「ヘッツァーに乗ってる砲手、一体何者だ?」

みほ「ん?えーっとね…」

みほ「引っ込み思案だけどすごく有能な先輩、かな」

まほ「…そうか」

まほ「…ふふ、みほに似ているな」

みほ「え…あはは、確かにそうかもね」

沙織「みぽりーん!」

みほ「じゃあ行くね」

まほ「ああ」

みほ「お姉ちゃん!」

まほ「うん?」

みほ「やっと見つけたよ!私の戦車道!」

まほ「うん!」

エリカ「次は負けないわ、ていうか絶対ヘッツァーにリベンジしてやるんだから、砲手さんに言っておきなさいよ」

みほ「色々と台無しだけど…うん、わかったよ」

みほ「じゃあねお姉ちゃん、エリカさん!」

まほ「ああ!」

エリカ「またね」


『優勝!大洗女子学園!』

みほ「帰ってきた…」

桃「みほさん、何か言うことあるんじゃないかな?」

みほ「えっ…」

ジーッ

みほ「うぅ…」

ジーッ

みほ「パンツァーフォー!」

「「「おーっ!!!」」」
(♪enter enter mission!)

桃「帰ったら何しよっか」

柚子「お風呂入って…」

杏「あんこう鍋食べて…」

桃「それから…?」

柚子「…戦車乗ろっか!」

桃「…うん!」

おしまい

なんかすっごい長くなって申し訳ない…もう外が明るくなって…眠い…
こんなgdって面白くないSSを読んでくれている人が居ると思うと申し訳ない気持ちでいっぱいです…。

すこし休憩したいので次の安価はすっごい飛ばします。
>>88でおねがいします。

あ、感想とか書いてくれると私のモチベーションがもれなくあがります。

エリカがみほと共に大洗に転校してきた

休憩とは一体…(こんなに早くレスがつくとは思わなかった
>>88安価了解しました、やってみます。

ザーッ…

みほ「…」

まほ「…雨がすごい、気をつけろ」

エリカ「はい、隊長」

ガリッ

みほ「!」

ガリガリガリ

みほ「…っ!!」ダッ

まほ「お、おいみほ!?くっ、誰かフラッグ車の前へ!」

エリカ「みほ、待ちなさい!」


――――――
みほ「…ごめんね、私のせいで」

まほ「…」

エリカ「…間違ってはいないわ、けど…!」

みほ「うん、私の余計な行動で負けちゃった」

まほ「…ああ、そうだな」

エリカ「くっ…」

みほ「…もう、なんか嫌になっちゃった」

みほ「目の前で仲間が落ちていく様を見て、戦車に乗るのが怖くなっちゃった」

まほ「…」

エリカ「…」

みほ「…私、転校する」

まほ「…!」

エリカ「ちょ、ちょっと…」

みほ「戦車道のないところに転校するよ」

みほ「…本当に、ごめん」

まほ「ま、待って…」

みほ「…どうしたの?」

まほ「…行かないでくれ…」

みほ「…私もお姉ちゃんと離れたくないけど、もうお母さんにあわせる顔がないよ」

まほ「…」

みほ「エリカさんも、せっかくお姉ちゃんと一緒に戦車道で10連覇が目の前だったのに、こんな無様な負け方して悔しいよね」

エリカ「…」

みほ「全部私のせいなんだ、ごめん」

みほ「…だから、お母さんだけじゃなくて、みんなにもあわせる顔がないんだ」

みほ「…明後日には転校するから」

みほ「…おやすみ」
バタン
まほ「…うっ…ぐぅ…!」ポロポロ

エリカ「…」

エリカ「…!」ダッ

まほ「え、エリカ?」
バタン

みほ「…はぁ」
ガチャ
みほ「…エリカさん」

エリカ「私も寝るわ」

みほ「…ごめんね、私と一緒の部屋なんて嫌だよね」

エリカ「…うるさい」

みほ「ごめん…」

エリカ「うるさいうるさいうるさい!」

みほ「え、エリカさん…」

エリカ「もう…私どうすればいいのかわからないわ…!」グスッ

エリカ「確かにもう少しで黒森峰は10連覇できた!」

エリカ「でもさっきのみほの行動で負けてしまって9連覇で止まってしまった!」

みほ「っ」

エリカ「だけど…みほの行動も間違ってない!」

みほ「…」

エリカ「そしたらみほが勝手に転校するとか言い始めて!」

エリカ「止めるべきなのか止めないべきなのかどっちだかわからない!」

エリカ「…みほと一緒にいるのが嫌なんて思ったこともない」

エリカ「今この状況でも嫌なんて思わない!」

エリカ「だから…みほ、自分を責めるのはやめてっ…」グスッ

エリカ「本当に私どうすればいいのか分からなくて…脳がぐちゃぐちゃなんだから…」グスッ

みほ「…エリカさん…」

エリカ「うっ…うぅ…」ポロポロ

みほ「…ごめんね」ナデナデ

みほ「…私は、転校するよ」

みほ「たとえ皆が『間違ってない』って言ってくれたとしても」

みほ「黒森峰10連覇できなかったのは変わらない」

みほ「…でもありがとう」

みほ「すこし気が楽になったよ」

エリカ「…本当に、転校するの?」

みほ「うん」

エリカ「…そう」

エリカ「…無事に転校できたなら連絡しなさい」

みほ「うん、わかった」

エリカ「…今日はもう寝ましょう」

みほ「…うん」

エリカ「おやすみ、みほ」

みほ「おやすみなさい、エリカさん…」

エリカがみほと一緒に大洗に行ったら、最初の会長の勧誘どうなるか気になるな
沙織と華の代わりにかばってくれるんかな?
始めたら始めたで「この子は西住流の娘なのよ!」とか言って周りと壁作りそうな

転校当日

みほ「…ふぅ、着いた」

みほ「ここが学園艦かぁ」

みほ「とりあえず新しい家に行こう」


みほの家
みほ「うん、普通だね」

「すみませーん」

みほ「あ、来た」

「荷物をお届けに来ました」

みほ「ありがとうございます、部屋の中に置いといてくれますか?」

「はい、わかりましたー」


「ありがとうございましたー」

みほ「こちらこそありがとうございました」

みほ「…さてと、やりますか」

みほ「よいしょ…よいしょ…」
ブーッブーッ
みほ「ん?あ、携帯か」

みほ「エリカさんからだ」

エリカ『引越しは終わったかしら?確か大洗の学園艦だったわよね
荷物の片付けとか終わったらでいいから連絡しなさいよ』

みほ「まだ終わってないから後でで大丈夫だよね」

みほ「よし」


みほ「ふぅ、終わった」

みほ「そんなに荷物がなくてよかった」

みほ「あ、そうだエリカさんにメール返信しないと」

『引越しおわったよー!部屋の片付けも終わったよ
大洗って海鮮物が美味しいんだって!』

みほ「これでいいかな」

みほ「あっ、食料がない」

みほ「買いに行かなきゃ」
ブーッブーッ
みほ「エリカさん返信早いなぁ」

エリカ『お疲れ様、また明日から新しい学校なんだからゆっくり休みなさいよ
へぇ、そうなんだ。まあ私はハンバーグのほうがいいけど』

みほ「ふふ、エリカさんらしい」

『ありがとう、食料がなかったから今から買い出し行ってくるね。
エリカさんは本当にハンバーグ大好きだよね、まあ美味しいからわかるけどさ』

みほ「財布財布…あったあった」

みほ「よし、行こう」


みほ「何作ろうかな…」

みほ「…ていうか、私お金無いのにどうやって生活すればいいんだろ」

みほ「一応一週間ぐらい持つぐらいのお金ならあるけど…」

みほ「…バイトかなぁ」

みほ「まあいっか…」

「今日アイス食べにいかない?」「また太ってしまいますよ?」「もう!華の意地悪!」

>>98
それはお楽しみで…。
あ、でもエリカがみほから遠ざけるような事はしないと思います。
でもエリカの雰囲気で近づけない…みたいな感じにはなると思いますが…

みほ「ふふ、私もあんな風に友達ができればいいなぁ」

みほ「…とりあえず今日の分のご飯をと…」

みほ「あとで銀行行ってあとどれだけ生きていけるか見ておこう…」


みほ「よし、肉じゃがの具材をかった」

みほ「お次は銀行だね」

みほ「…えーっと、確か暗証番号は…」ピッピッピッ

残高 1千万

みほ「うーん、千円しかないか…」

みほ「…ん?」

みほ「1千…万?」

みほ「一十百千万10万100万1000万の方の1千万?」

みほ「いや…まさか…」

みほ「…ちょっと銀行員さんに聞いてみよう」

みほ「すみません…」

「はい、どうかいたしましたか?」

みほ「すみません、この残高って1千万で合ってます…かね?」

「えーと…はい、合ってますよ」

みほ「あの、一万円札が千枚あるってことですよね?」

「はい、そうなりますね」

みほ「…わかりました、ありがとうございます」

「はい、また何かありましたらお申し付けください」

みほ「はい…」

みほ「…なんでこんなにあるの…?」

みほ「私こんな貯めてないよ…?」

みほ「とりあえず一万円だけ引き出しておこう…」

残高 999万

みほ「やっぱり見間違いじゃないんだ…」

みほ「…とりあえず家に戻ろう」


みほの家前
みほ「あれ、手紙が入ってる…早くない?」

みほ「まあいっか…」
ガチャ
みほ「ただいまー…」

みほ「さて、手紙の内容は…」

みほ「…お母さん…?」

しほ『まほから引越しが終わったと聞いたので手紙を出しました、お疲れ様。
…一応はあなたの母であり、私の娘です。
仕送りをしておきました、またなくなりそうになったら手紙を寄越しなさい。
またいつか会えたらいいわね。』

みほ「お母さん…」

みほ「嬉しい…けど1千万はやりすぎじゃ…?」
ブーッブーッ
みほ「メールだ」

エリカ『どう?食料は買えた?
そうよ、ハンバーグは美味しいのよ?いろんな味にできるしね』

みほ「まだハンバーグの話続いてたんだね…」

『うん、買えたよ!あとお母さんが仕送りで1千万送ってきてびっくりしたよ…
そうだね、いろんな味にできるよね、おろしポン酢とかチーズとか目玉焼きのせとか』

みほ「よし、肉じゃがつくろっかな」


みほ「できた、私にしては上出来かも」

みほ「あ、メールきてる」

エリカ『そう、よかったわ。…あんな昨日怒ってたのになんだかんだみほを愛してるのね
そうよ、私はやっぱり定番のデミグラスよね』

みほ「そう、なのかな…」

みほ「エリカさんは本当にハンバーグ大好きだからなぁ…」
ブーッブーッ
みほ「ん?メールだ」

エリカ『わたし エリカ いまあなたのいえのまえにいるの』

みほ「珍しい、エリカさんが冗談言うなんて」

『珍しいね、エリカさんが冗談言うなんて、この場で聞きたかったよ』

みほ「あ、ご飯炊いてなかった…」ピッ

みほ「よし、これでいいかな」
ブーッブーッ
みほ「まただ」

エリカ『わたし エリカ いまからいんたーほんをならすよ』

みほ「えっ?」
ピンポーン
みほ「…え?」

みほ「うそ…だよね?」

みほ「でもいまインターホンなったし…」

みほ「…きっとわたしの幻聴だよね」

『やだなぁエリカさん、嘘はダメだよ?』

みほ「…ふぅ」
ブーッブーッ
みほ「…」

エリカ『わたし エリカ いまからあなたのいえのかぎをあけるよ』

みほ「…」
カチン
みほ「ひっ…」

みほ「ま、まさか本当に…?」ガクガク

ブーッブーッ

エリカ『わたし エリカ いまからあなたのいえにはいるよ』

ガチャッ

みほ「っ!!!」

シトッ…シトッ…

みほ「…」

エリカ「み つ け た」

みほ「きゃーー!!!!!」

みほ「…んっ…んぅ…?」

エリカ「起きた?」

みほ「あ、エリカさん…」

エリカ「全く、急に気絶するんだからビックリしたわ」

みほ「…あれ?ここ、どこ?」

エリカ「どこって、ここはあなたの新しい家でしょう?」

みほ「…ここ大洗?」

エリカ「そうよ?」

みほ「…ならなんでここにエリカさんがいるの?」

エリカ「だから部屋に入ったらみほが気絶しちゃって説明する余裕もなかったわけ」

みほ「…ふむ」

みほ「…もうっ!!!」

エリカ「うわぁびっくりした」

みほ「怖いよエリカさん!あんな突然ひらがなだけのメールおくってきて!」

エリカ「い、いやぁすこしビックリさせようと思って」

みほ「そしたらインターホン鳴らしたり鍵開けたり部屋に入ってきたり!」

エリカ「だってみほが冗談とか嘘とか言うから…」

みほ「そりゃあ言うでしょ!?黒森峰に居たはずのエリカさんが私服で私の家のまえにいるなんて思うわけないじゃん!」

エリカ「ま、まあそれもそうよね…」

みほ「しかもなんか本気出したのかなんかわかんないけど血糊を顔にそれっぽく塗ってさ!」

エリカ「うっ…」

みほ「しかもキャリーバッグ持ってきてるし!?なんなの!?どうしたの!?」

エリカ「い、一旦落ち着こうみほ、ほら水」

みほ「もうっ!んくっ…んくっ…」

みほ「ぷはぁ…」

エリカ「落ち着いた?」

みほ「…うん、ごめん大きな声出しちゃって」

エリカ「いいのよ、私も急に来て悪かったわ」

みほ「…でも本当にどうしたの?」

エリカ「ん?そりゃああなたのことが心配で私もこっちに転校してきたのよ」

みほ「そうなんだ…え?」

エリカ「ん?」

みほ「えぇ!?」

エリカ「わぁまたびっくりした」

みほ「なんで!?エリカさんは黒森峰で戦車道やっててよかったのに!」

エリカ「そういう問題じゃないのよ」

みほ「…?」

エリカ「私はあなたが心配だったから転校してきたの」

みほ「…」

エリカ「…それに、寮で一人で寝るっていうのもすごくさみしいのよ」

みほ「…でも」

エリカ「いいの!戦車道とみほどっちを選ぶって言われたらみほを断然選ぶぐらいだからいいの!」

みほ「も、もう…///」

か、完全にデキてやがる…!
エリカのメリーさんメールは怖いな

エリカ「みほがいない戦車道なんてやる気なんて出るわけないじゃない」

エリカ「私は、みほと一緒に居たいの」

みほ「…エリカさん」

エリカ「だからみほ、これからもよろしくね?」

みほ「…うん!」

エリカ「あー、お腹減ったわ、そういえば何作ったの?」

みほ「今日はねー、肉じゃが作ったんだー」

エリカ「本当?やったわ、お腹すかせておいてよかった」

みほ「えへへー、いっぱい食べてね」

エリカ「私みほがつくる肉じゃがはハンバーグの次ぐらいに好きよ」

みほ「ほんと?嬉しいな」

エリカ「ほら食べましょ」

みほ「うん!」

2人「いただきます」

エリカ「…あなたまた料理の腕あげた?」

みほ「そんなことないよー」

エリカ「なんかめちゃくちゃ美味しいわ」

みほ「お腹すいてたからだよ、きっと」

エリカ「そうかしらね…?あ、そうだ」

みほ「うん?」

エリカ「その…こっちに引っ越してきたのはいいけど家がなくてね…」

みほ「うん、いいよ、一緒に住もう?」

エリカ「ほ、本当?いいの?」

みほ「もう、エリカさんもそうして欲しかったんでしょ?」

エリカ「う、うん…///」

みほ「うん、だからいいよ、私も一人じゃ寂しいし」

エリカ「…っ!ふふ、好きよみほ」

みほ「えへへ、ありがとう」

エリカ「おかわり!」

みほ「はーい」

みほ「はいどうぞ」

エリカ「ありがとう」

みほ「じゃあエリカさんがここに住むなら新しいベッド買わないとダメだね」

エリカ「…その」

みほ「一緒に寝る?」

エリカ「…うん」

みほ「そっか、いいよ」

エリカ「…///」

みほ「ねえエリカさん」

エリカ「うん?」

みほ「私、今度エリカさんの作ったハンバーグが食べたいなぁって」

エリカ「ふふ、もちろんよ、任せなさい」

みほ「いいの!?わーい♪」

>>106
みほエリは幸せになってほしいですよね。

ごめんなさい、眠いので今日はこのあたりで。
仕事が終わり次第また書きにきます、またきてやってくださいね。

夜中
エリカ「明日から新しい学校ね」

みほ「一緒に転校するから多分一緒のクラスじゃないかな」

エリカ「そうだといいわね」

みほ「うん、私エリカさんがいれば安心だよ」

エリカ「もう…///」

みほ「じゃあ寝よっか」

エリカ「そうね、おやすみ」

みほ「おやすみなさい…」


翌朝
チュンチュン
pppp…pppp…

エリカ「んぅ……はっ!」

エリカ「みほ起きなさい!起床時間よ!」

みほ「んえっ!?あ、ホントだ急がなきゃ怒られちゃう!」

エリカ「…ん?」

みほ「…あれ?」

エリカ「あ、そうだった…」

みほ「だね…」

2人「もう黒森峰じゃないんだ」

みほ「なーんだ…じゃあゆっくりできるね」

エリカ「そうね、慌ただしくパン咥えながら出る必要もないものね」

みほ「じゃあ食パン焼こうか」

エリカ「はちみつあるわよ」

みほ「わぁ、ありがとう」

チーン

2人「いただきます」

みほ「…思ったんだけどさ」

エリカ「うん?」

みほ「私とエリカさんが黒森峰からいなくなってお姉ちゃんどうなったのかな…って」

エリカ「ああ、隊長なら大丈夫よ」

みほ「え?」

エリカ『いまそばにいてやれるのはエリカしかいない、私の心配はしなくて大丈夫だ、一緒に行ってやってくれ』

エリカ「って言われたもの」

みほ「そっか…」

エリカ「どうかした?」

みほ「うん…姉妹だからわかるんだけどね」

みほ「やっぱりお姉ちゃん、どこか無理してるんじゃないかなって…」

エリカ「…」

みほ「自分で言うのもアレだけど、戦力になる2人がいきなり転校しちゃったっていうのも大きいと思うし」

みほ「なによりその…いつも三人で行動してたでしょ?」

エリカ「…そうね」

みほ「だから、寂しいんじゃないかな…って」

エリカ「じゃあ、寂しくさせなければいいじゃない」ピッピッピッ prrrrr…

まほ『もしもし、おはようエリカ、どうした?』

エリカ「おはようございます隊長、いえ、みほが隊長のことを心配していてですね」

まほ『心配…?』

エリカ「いつも三人で行動していたのにいきなりその中の二人がいなくなってお姉ちゃんさみしいんじゃないかなって…って言ってますよ」

まほ『ふふ、みほは優しいな、すこしみほに変わってくれるか?』

エリカ「はい、わかりました…みほ」

みほ「お姉ちゃん、おはよう」

まほ『ああ、みほおはよう』

みほ「その…本当に大丈夫?」

まほ『うーん…大丈夫じゃないかも』

みほ「えっ…?」

まほ『…だから、毎日一回は電話してほしいな』

みほ「え、うん!全然いいよ!」

まほ『ふふ、ありがとう、これで私も寂しくないな』

みほ「…えへへ」

まほ『おっと、時間だ、今日は初の違う学校へ登校だ、気をつけて行ってきてね』

みほ「うん、お姉ちゃんも気をつけてね」

まほ『ああ、ありがとう、じゃあね』プツッ

エリカ「なんだって?」

みほ「毎日一回電話してくれれば寂しくないよ、だって」

エリカ「…ふふ、隊長ってみほには甘えるよね」

みほ「私もお姉ちゃんに甘えられるの好きだからいいんだけどね、えへへ」

エリカ「相変わらず仲が良くて嬉しいわ、おっと、そろそろ出ないと間に合わなくなっちゃうわよ」

みほ「あ、ほんとだ、じゃあ行こっか」

エリカ「ちゃんとバッグ持った?」

みほ「持ってるよー」

エリカ「ハンカチは?ティッシュは?」

みほ「うん、持ってる」

エリカ「…よし、じゃあ行きましょう」

みほ「うん!」
ガチャッ
エリカ「そういえばこうやって一緒に登校するのって初めてよね」

みほ「え、そうかな?途中で会っていつも登校してたじゃん」

エリカ「そうじゃなくて…その…一つの家から一緒に登校ってことよ」

みほ「そ、それは誰でも初めてなんじゃないかな…///」

エリカ「そ、それもそうよね…」

「今日ランチ何かな~?」

「私は全部頂きたいです」

「…華ってなんでそんなに食べて太らないの?」

みほ「…ふふ、なんだか微笑ましいね」

エリカ「おばちゃんかっ!」

みほ「私たちもそんな風に見えるのかな?」

エリカ「私は見えても見えなくてもみほと一緒ならなんでもいいわ」

みほ「ばか…///」

柚子「それは一種の情報操作では…?」

杏「だいじょぶだいじょぶ」

桃「わかりました、手配してまいります」


ガヤガヤ
「はい、皆さん静かに、今日は転校生が二人います」

「二人ー?」

「珍しいねー」

「では二人共自己紹介を」

みほ「く、黒森峰女学園から転校してきた西住みほです、よろしくお願いします」

エリカ「同じく黒森峰女学園から転校してきた逸見エリカです、よろしくお願いします」

「お二人の好きな食べものってなんですかー?」

みほ「え、わ、私はマカロンです…」

エリカ「私はハンバーグです」

「西住さんかわいい…」

「逸見さんカッコよくない…?」

「皆さん静かに、二人は一番後ろの窓際の席二つのところでお願いしますね」

みほ「はい」

エリカ「わかりました」

「それじゃ、授業を始めますよー」


「ねぇねぇ、西住さんって普段何してるの?」

みほ「え、えっと…コンビニでいろんな商品見たりしてるかな…」

「へー、じゃあいっぱい買っちゃうの?」

みほ「私コンビニで3時間つぶせるぐらい見ちゃうんだけど…」

「すごいねー…」

みほ「なんか新しい商品見つけるとワクワクしちゃうんです」

「あ、それわかるー!」


エリカ「…」ムスッ

「ねえ逸見さん、逸見さんって銀髪だけどハーフだったりするの?」

エリカ「いや、そういうわけじゃないわ」

「へー、すごい綺麗な髪してるね」

エリカ「ありがとう」

「何か趣味とかあるの?」

エリカ「趣味…ボクササイズかしら」

「へー!じゃあ腹筋とか付いてるの?」

エリカ「まだそこまでは行ってないけど…とりあえず力はつけたいかなって」

「かっこいいなー」


みほ「…」ムスッ

キーンコーンカーンコーン
「あ、お昼だ、それじゃまたね」

みほ「はい、また」

「エリカさん、またお話しようねー」

エリカ「はいはい」

みほ「…エリカさんのばか」

エリカ「みほのばか」

みほ「エリカさんは私だけのものなの!」

エリカ「もの扱いしないで、人扱いして!」

みほ「じゃあ私だけの人!」

エリカ「それは私もよ!」

2人「…///」

みほ「お昼、行こっか」

エリカ「そうね」

「あ、ねぇねぇ」

みほ「?」

エリカ「何かしら」

沙織「あ、ごめんねいきなり話しかけちゃって」

華「その、私たちも一緒にお食事していいですか?」

みほ「…あ、朝の人たち」

エリカ「そういえばそうね」

沙織「え?もう会ってたの?」

華「さぁ…?」

みほ「『今日のランチ何かな?』とか話してたよね」

沙織「あー、話してたね」

華「じゃあ一度会ってるんですね、私たちはわかりませんでしたが」

沙織「まあそんなことより、一緒にどうかな?」

みほ「私はいいけど…エリカさんは?」

エリカ「私も構わないわ」

沙織「やったー♪」

華「では案内します」

沙織「ついてきて!」
タッタッタ…
エリカ「…なんかうるさいのがついてきたわね」

みほ「まあまあそんなこと言わずに…せっかく誘ってくれたんだから」

エリカ「まあみほがいいって言うなら何も言わないわ」

沙織「はやくー!こっちだよー!」

みほ「今行きまーす!行こっ?エリカさん!」ギュッ

エリカ「はいはい、わかりました」ギュッ


食堂
沙織「二人ってさー」

みほ「はい?」

沙織「付き合ってるの?」

エリカ「ブッ!!」

みほ「そ、そんな付き合ってなんかないですよ…///」

沙織「そうなの?手つないでたじゃん」

華「仲がよろしいんですね」

エリカ「ま、まあ悪くはないわ」

みほ「うん、前の学校ではうざいって言われるぐらいだった」

沙織「じゃあすごい仲がいいんだね!」

エリカ「そ、そうかもね…///」

華「あらあら、素直じゃないんですね」

エリカ「う、うるさいわねっ///」

みほ「えへへ」

エリカ「ていうかまだ名前聞いてなかったわね」

みほ「あ、そうだった、是非教えてください」

沙織「ごめん忘れてたよー、私武部沙織!」

華「私は五十鈴華と申します」

みほ「ふむふむ…覚えたよ」

エリカ「この子こういうの覚えるのほんと得意だから、何か覚えさせたいときに使ってやって」

みほ「もうエリカさん、私道具じゃないんだよ?」

エリカ「うそうそ、ごめんごめん」

みほ「もう!」

沙織(やっぱ付き合ってるんじゃないの?)

華(でも本人達が違うって言ってるんですから違うんですよ)

沙織(そうなのかな…)

みほ「武部さんや五十鈴さんはどんなことが趣味なの?」

沙織「私はゼ○シィとか読むのが好き!」

エリカ「へぇ、結婚願望があるのかしら」

沙織「まあ相手がいないからねぇ…」

みほ「五十鈴さんは?」

華「私は華道の家元の娘なので生花が得意ですね」

みほ「へぇ、そうなんだ」

エリカ(みほが戦車道家元の娘っていうのは隠したほうがいいわね)へぇ、今度見せてよ」

華「わ、私のでよければ是非!」

みほ「えへへ、楽しみ」

エリカ「ていうか五十鈴さん、随分と食べるのね」

みほ「ほんとだ…今気づいた」

沙織「そうなんだよ…いつもこんなに食べてるのに全然太らないんだよこの子!」

華「な、なんででしょうね…?」

沙織「もー!ほんとずるいー!!」

エリカ「栄養が全部頭と胸に行ってるのね」

みほ「ちょ、エリカさんそういうこと言うもんじゃないよ!」

華「まぁまぁ沙織さん落ち着いて」

沙織「華のばかー!!」

みほ「ほっ…聞こえてないみたい」

エリカ「だって本当のことじゃない」

みほ「そうだけど言っていいことと悪いことがあるの!」

エリカ「…はい、ごめんなさい」

みほ「わかればよろしい」

沙織「もう…モグモグ…ごちそうさま!」

華「ごちそうさまでした」

すみません、寝ます。
今日は全然進められなくてごめんなさい。
明日は休みなので結構進められると思います。
それではおやすみなさい。

結局いつもの時間になってしまった…

エリカ「ごちそうさま、なかなか美味しいわね」

みほ「ごちそうさまでした、そうだね!」

沙織「ねぇねぇ、二人はなんで転校してきたの?」

みほ「っ…えっとね、ちょっと色々あってね」

エリカ「そう、私はただついてきただけなんだけどね」

沙織「そうだったんだ…大変だったんだね」

華「あまりいい顔をされないようなのでこのお話はなしにしましょう」

沙織「そうだね、そういえば西住さん…いや、みぽりんって呼んでいい?」

みほ「え…!いいの!?」

沙織「え、私が聞いたんだけど…?」

みほ「うん、もちろんだよ!えへへ、そういうふうに呼ばれるの初めてだから嬉しいなぁ!」

エリカ「みぽりん…ね」

沙織「じゃあ逸見さんはね…エリちゃん!」

エリカ「…まあ、悪くないんじゃない?」

みほ「もう、素直じゃないんだからー♪」

エリカ「う、うるさいっ!///」

華「では私は名前で呼ばせてもらっていいですか?」

みほ「うんうん!いいよ!」

エリカ「いいわよ」

華「ありがとうございます」

沙織「みぽりんとエリちゃんはどこで仲良くなったの?」

みほ「えーと…いつだったっけ?」

エリカ「一番最初に出会ったのは高校の入学式だったわね」

みほ「あ、そうだった…ふふ」

沙織「?」

みほ「あのね、最初にエリカさんに会った時、エリカさんすっごい気合入ってたみたいでね」

沙織「うんうん」

みほ「『ついにやってきたわに!』って噛んでたんだよ!ふふ、今でも思い出し笑いしちゃうよ」

エリカ「も、もう!///その話は忘れてっていったじゃない!///」

沙織「へぇ、あはは、エリちゃんにもそんなお茶目な一面があったんだね」

華「お茶目って言うんでしょうか…でも可愛いですね♪」

エリカ「ば、バカバカ!忘れなさいよ!///」

みほ「それで、その時近くにいた私がつい笑っちゃって」

沙織「そこから仲良くなったって感じなんだね」

みほ「そうそう、初めて会った時からこんな感じでクールっぽいけどおバカなところがあるんだよね」

エリカ「みほに言われたくないわよ!///」

みほ「えへへ、ごめんごめん、こんなところかな」

沙織「なるほどねぇ…」

みほ「沙織さんたちは?」

華「私たちは中学の頃から一緒なんです」

沙織「そうそう!」

みほ「へー、通りで仲がいいわけだね」

エリカ「あら、そろそろ予鈴がなるわよ」

沙織「あ、ほんとだ、片付けようか」

華「はい」

みほ「うん!」

エリカ「よいしょ…」


午後の授業後
みほ「次の授業何かな?」

エリカ「まだ私たちは予定もらってないからわからないわね」

沙織「次はねー、数学だったかな」

華「数学の先生面白いんですよ?」

沙織「そうそう、数学の授業はいつも楽しみなんだー」

みほ「へー…」

エリカ「それは楽しみね」

ザワザワ…

エリカ「…誰か来たわね」

沙織「ん?…生徒会長と副会長と広報の人だね」

華「でも生徒会長たちが来るなんて何事でしょうか…?」

杏「やぁ!西住ちゃんと逸見ちゃんだね!」

みほ「え…?」

エリカ「…」

桃「すこし話がある」

柚子「ちょっと借りていくね…?」


杏「必修選択科目なんだけどさー…戦車道とってね?」

みほ「え…」

エリカ「なっ…この学校には戦車道なかったはずでしょう!?」

桃「今年から復活することになった」

みほ「わ、私戦車道がない学校を選んでわざわざ転校してきたんですけど…」

杏「いやあ運命だね!」

エリカ「必修選択科目って自由に選べるはずよ!」

杏「とにかく!よろしくね~」

エリカ「ちょ、ちょっと待ちなさい!」

みほ「…」

エリカ「み、みほ、大丈夫、選択しなければいいだけの話よ!」

みほ「…そう…だね…」

ガラガラ

沙織「あ、戻ってきた、おかえ…」

みほ「…」

エリカ「…」

沙織「…どうしたのかな、二人共」

華「さぁ…?」

「えーこの問題を…西住さん」

みほ「…」

「西住さん?」

みほ「…はぇ?」

「大丈夫ですか?」

みほ「…はい」

「じゃあ代わりに逸見さん」

エリカ「…」

「逸見さん…?」

エリカ「…はっ」

「二人共大丈夫?保健室行きなさい」

みほ「はい…」

エリカ「…はい…」

沙織「…先生!私もお腹が痛いので保健室行ってきます!」

華「私は吐き気が…うぅ」

「はい、行ってらっしゃい」

保健室
「今日は患者多いわねぇ…ちゃんと寝ててね」
ガラッ バタン

沙織「…二人共、大丈夫?」

華「生徒会長たちと話をしたあとから様子が変です」

エリカ「…私は、大丈夫、問題はみほよ」

みほ「…私も…大丈夫…かな」

沙織「…私たちに話してくれないかな?」

華「話せば楽になると思います!」

エリカ「…どうするのみほ」

みほ「…わかった、話すよ」

みほ「私が転校してきた理由っていうのは、戦車道っていう武道ですこし問題を起こしてね」

みほ「トラウマになっちゃったから転校してきたの」

華「戦車道って茶道華道戦車道と乙女の嗜みと言われてきた戦車道ですか?」

みほ「そう…」

エリカ「…それで、この子はその戦車道の最も由緒ある家元の娘なのよ」

沙織「へー…それで、会長たちに何言われたの?」

みほ「…必修選択科目で戦車道とれって…」

華「あらあら…」

沙織「ふーん…じゃあとらなきゃいいじゃん?」

みほ「え?」

沙織「別に無理に従う必要なんかないんだよ?」

エリカ「そうよ、みほがわざわざ辛い思いする必要なんかないのよ?」

華「やりたくないならやりたくない、だからやらない。それでいいじゃないですか」

みほ「皆…えへへ、ありがとう」
キーンコーンカーンコーン
沙織「あ、鳴っちゃった」

華「もう少しゆっくりしていたかったですね…」

「全校生徒に次ぐ、体育館に集合せよ、体育館に集合せよ」

体育館
みほ「なにやるのかな…?」

エリカ「放課後に全校生徒呼び出すとか…」

沙織「まあ生徒会だし…」

華「いつもこんな感じですよ」

みほ「…皆慣れてるんだ…」

桃「これより、必修選択科目のオリエンテーションを開始する」

『戦車道…それは…』

みほ「うぅ…」

エリカ「見なくていいのよみほ、ほらおいで」

みほ「うん…」ギュッ

エリカ「よしよし」ギュッ

沙織「わぁ…」

華「素敵ね…」
ドーン
桃「実は、数年後に戦車道の全国大会が日本で開催されることになった」

桃「そのため、全国の高校、大学に戦車道に力を入れるよう、要請があったのだ」

杏「んで、うちの学校も戦車道復活させるからね~!選択するといろいろ特典を与えちゃおうと思うんだ!副会長」

柚子「成績優秀者には、食堂の食券100枚、遅刻見逃し200日、更に通常授業の三倍の単位を与えます!」

杏「ということでよろしくぅ!」

中庭
沙織「私、戦車道やる!」

みほ「えっ…」

エリカ「…はぁ」

華「私もやります!」

みほ「…」

エリカ「…まああれだけ特典も付いてるしね…」

沙織「みほも家元でしょ!?一緒にやろうよ!」

華「是非ご教授ください!」

みほ「…」

エリカ「…ごめん、先に帰らせてもらうわ、行くわよみほ」

みほ「…ぅん」


みほの家
みほ「うぅ…いやぁ…もう戦車道したくないよぉ…」グスッ

エリカ「大丈夫…大丈夫よ…」ギュッ ナデナデ

みほ「…ありがとう、エリカさん」

エリカ「ん?どうしたの?」

みほ「…私、エリカさんいなかったら壊れてたかも」

エリカ「…確かに想像しただけで怖いわね」

みほ「エリカさんいて、よかった…」ギュッ

エリカ「…私もみほが壊れるのを抑えられてよかったわ」

みほ「…お姉ちゃんに連絡したほうがいいかな…?」

エリカ「…いや、やめておきましょう、もっと複雑になったら話そう」

みほ「…そうだね」

エリカ「必修選択科目、どうする?」

みほ「…華道、かな」

エリカ「そう、じゃあ私もそれ選ぶわ」

みほ「…いいの?エリカさんは戦車道選んでも…」

エリカ「だから言ってるでしょ?みほがいない戦車道なんてやりたくないわ」

みほ「…///」

エリカ「ほら、とっとと○書く」

みほ「はい」

みほ「…あの二人は戦車道、やるんだよね…」

エリカ「…そうね」

みほ「…しょうがないよね、あんなに特典付いてるし」

エリカ「ずるいわよね、あんな付いてたら誰でも行きたくなっちゃうわ」

みほ「…」

エリカ「…仕方ないわよ、通常授業の時とかは話せるんだからいいじゃない」

みほ「…そうだね」

エリカ「ほら、ご飯食べてお風呂入って寝ましょう」

みほ「うん」

翌日
みほ「…」

エリカ「…」

沙織「…」

華「…」

みほ「ごめんね、やっぱり私…」

エリカ「…私からも、ごめん」

沙織「…そっか」

華「…では」
カリッ カリッ
沙織「私たちもみぽりんとエリちゃんのと一緒にする!」

みほ「そんな!二人は戦車道選んで!」

華「せっかくお友達になったんですもの、もっと仲良くしたいです♪」

エリカ「…あなたたち…」

みほ「…えへへ」


お昼
ガヤガヤ…
沙織「皆戦車道の話ばっかりだね」

華「あ、そうです、今日の放課後一緒にアイス食べに行きませんか?」

沙織「あ、いいね!」

みほ「いいの?えへへ、嬉しいな」

エリカ「みほが行くなら私もついていくわ」

沙織「もうエリちゃん素直じゃないなぁ、行きたいって言ってもいいんだよ?」

エリカ「…い、行きたい…///」

沙織「ふふっ」

「2年A組西住みほ、逸見エリカ、至急生徒会室に来るように」

みほ「…っ」

エリカ「…行きましょう、大丈夫、絶対拒否してやるわ」

沙織「私たちも行くっ!」

桃「これはどういうことだ?二人共」

杏「なんで戦車道取らないかな…」

エリカ「やりたくないんだからしょうがないじゃない」

桃「とってもらわないと困るのだが」

エリカ「なんでそっちの都合に合わせなきゃいけないわけ?」

桃「とにかくとってもらわないとだな」

柚子「戦車道を経験してるのこの二人しかいません会長…」

沙織「強要するのは行けないと思います!」

華「そうです!」

杏「そんなこと言ってるとあんたたち…この学校にいられなくしちゃうよ?」

華「お、脅しなんて卑怯です!」

桃「脅しではない、会長は本気だ」

エリカ「…ねぇ、なんで私たちをそんなに戦車道やらせたいわけ?」

桃「そ、それは…」

エリカ「…ふーん、なにか理由があるわけね」

桃「くっ…」

エリカ「…その理由を話したら考えてやるわ」

みほ(沙織さんと華さんは戦車道やりたがってるのに…)

みほ(…)

エリカ「とにかく、理由を話さないと絶対やらないわ」

桃「…」

杏「…はぁ、じゃあ言うy「あの!」

エリカ「みほ?」

みほ「…私、戦車道、やります!」

杏「…ふっ」

エリカ「なっ…!」

沙織「み、みぽりん無理しちゃだめだよ!?」

華「そうです!こんな強制なんて受ける必要ないんですよ!?」

みほ「…ううん、いいの」

みほ「皆と戦車道できれば、少しは楽しいんじゃないかな…って思ったんだ」

エリカ「…はぁ、わかった、みほがやるなら私もやる」

杏「…」(いよっし!)


沙織「…本当によかったの?」

華「私またみほさんが病んじゃうんじゃないかと心配です…」

みほ「…大丈夫だよ」

エリカ「…」

沙織「…アイス食べる約束だったよね!食べに行こう!」

華「そうでした!ここのアイス美味しいんですよ!」

みほ「…干し芋アイス…」

エリカ「…確か茨城って芋も有名だったわね…」

沙織「食べに行こー!」

華「おー!」

ね、寝ます…(本当進まない…申し訳ない…)
また明日仕事終わったら…どうでしょう、生きてれば書きにきます。おやすみなさい。

"明日"になって1時間経ったし買い物も終わったかな?

翌日
桃「思ったより集まりませんでしたね…」

柚子「全部で19人です、私たちをいれて21人…」

杏「まあなんとかなるでしょ、結果オーライ」

エリカ「…あんなに特典付いてたのにやるひとこんなに少ないの…?」

みほ「すこし意外…だね」

沙織「まあいいじゃん、とにかく頑張ろ!」

華「そうですね、怪我をしないようにしましょう!」

桃「これより、戦車道の授業を始める」

「あの、戦車は…ティーガーですか、それとも…」

杏「えーっとなんだっけな」

ギィィ…

「うえぇ…なにこれ」

「ありえなーい…」

エリカ「これは…Ⅳ号D型…」

みほ「装甲も転輪も大丈夫そう…これでいけるかも…」

沙織「こんなボロボロでなんとかなるの…?」

みほ「多分…」

エリカ「まあ人数的に考えると一両じゃどうしようもないけどね…」

華「あと何両必要になるのでしょうか…?」

エリカ「そうね…5両、かしらね」

桃「…ということだ」

杏「じゃあみんなで戦車さがそー!」

「えぇ…」

桃「明後日戦車道の教官がお見えになるので残り4両を見つけ出すこと」

エリカ「いや、残り3両で大丈夫よ」

桃「は?」

エリカ「私物を持ってくるわ」

桃「し、私物だと?」

エリカ「ええ、黒森峰に居ると自分の戦車がもらえるのよ」

みほ「私はあまり乗るのは好きじゃなかったからいらないって言っちゃったんですけど…」

エリカ「みほは仕方ない、だから残り3両見つけ出せば大丈夫よね?」

桃「わ、わかった…じゃあ残り3両だ」

みほ「エリカさんの私物って言えば…確かティーガーⅡだったよね」

「…!?」

エリカ「自分と搭乗していた戦車が自分のものになるって面白い学校よね」

みほ「そうだね…」

エリカ「…みほは戦車が好きになれないのよね、わかってるわ」ナデナデ

みほ「あ…えへへっ」

沙織(本当に付き合ってないんだよね?)

華(…多分)


すみません、今更ですが捏造入ってます。

>>136
うう…ごめんなさい許してください…
友人に映画に連れて行かれ存分に遊んでから戻ってきました…

沙織「ねぇねぇ、『自分が搭乗していた戦車が自分のものになる』って言うけど他にも戦車に乗っていた人いたんじゃないの?」

エリカ「ああ、それは車長…言ってもわからないか」

エリカ「まあ、その一つ一つの戦車に偉い人を一人決めるのよ」

エリカ「その偉い人になった人だけその自分の乗っている戦車をもらえるってわけ」

沙織「へー…戦車ってすごく高いと思うんだけど」

エリカ「最近は戦車道も全国大会やってるぐらいだし、そのぐらい大丈夫なんじゃない?」

桃「それで、逸見」

エリカ「あ?」

桃「…その、戦車はどうやって持ってくるのだ?」

エリカ「…はぁ、自分でもってくるからそんなこと気にしないで他のことやったら?」

桃「…わかった」

みほ「でも本当にどうやって持ってくるの?」

エリカ「簡単よ、まず隊長に電話してくれるかしら?」

みほ「いまから?大丈夫かな…」
prrrr…
まほ『みほ、どうした?』

みほ「あ、お姉ちゃん、おはよう」

まほ『ふふ、おはよう』

みほ「あのねお姉ちゃん、エリカさんが話したいことがあるんだって」

まほ『エリカが?自分の電話からかけてこいと言ってくれ』

エリカ「あ、あはは…みほの家に忘れちゃったんだよね…」

みほ「家に忘れちゃったんだって」

まほ『全く…わかった、代わって?』

みほ「うん…はい」

エリカ「おはようございます、隊長」

まほ『おはよう、エリカ、全く、忘れ物はいけないぞ?』

エリカ「はい、すみません」

まほ『まあいい、それで、どうした?』

エリカ「黒森峰から私の戦車を持ってきて欲しいんです」

まほ『…?なぜだ?そっちの学校には戦車道はないはずだろう?』

エリカ「それが…」


まほ『…なるほどな、とりあえずその生徒会長とやらに代われ』

エリカ「は、はい…」

エリカ(みほ、まずい、隊長がマジだ)

みほ(えぇ!?お姉ちゃん怒らすとまずいことになっちゃうよ!)

エリカ(で、電話だから大丈夫…だと思う)

エリカ「生徒会長さん?」

杏「ん?何かな?」

エリカ「私の元いた高校の戦車道隊長から話があるそうよ」

杏「んー、わかった」

杏「はいもしもしー、代わりましたよー」

まほ『…お前が生徒会長か?』

杏「うん、そだよー」

まほ『貴様、私の妹に無理やり戦車道をとらせたそうだな?』

杏「んー、無理やりってわけでもないと思うよ」

まほ『ほう?ならみほたちが華道をとっても問題はなかろう?なぜ生徒会室に呼んだ?なぜみほ達が戦車道取るのが必然みたいな普通という感じになっているんだ?』

杏「そ、それは…」

まほ『答えろ、納得がいく答えが出るまで電話を切っても鳴らし続けるぞ』

杏「う、うぅ…」

まほ『…』

杏(この無言の圧力が怖いね…)

杏「…はぁ、わかりました、白状しますよ!」

まほ『ほう?やはりなにかあるんだな?』

杏「…ごめん、これだけは本当に言えないんだ」

まほ『…』

杏「その…妹さんに無理やり戦車道やらせてごめん…でもこれは全校生徒にとって重要なことだから…それだけは覚えて欲しい…」

まほ『…わかった、だが一つだけ約束して欲しい』

杏「何かな、なんでもする」

まほ『…妹にこれ以上戦車道のことで辛い思いをさせないで欲しい』

杏「…わかった、約束する」

まほ『すまなかった、妹のことになるといつもこうだ』

杏「ううん、愛してるんだね、妹さんのことを」

まほ『…ああ、とてもな』

杏「それじゃ逸見ちゃんに代わるよ」

まほ『ああ』

杏「ほいっ、逸見ちゃん」

エリカ「その…大丈夫だった?」

杏「ん?大丈夫大丈夫、隊長さん、とってもいい人じゃん」

エリカ「…そうよ、隊長はすごいんだから」

みほ「か、会長…大丈夫ですか?」

杏「なになに、そんなに心配?やだな~照れちゃうよ~」

2人(隊長(お姉ちゃん)を怒らせると精神的に生きて帰ってきた人いなかったのに…)

杏「あ、逸見ちゃん戦車一両よろしくね~」

エリカ「…はいはい」

エリカ「…代わりました、それで隊長…」

まほ『戦車の事はわかった、いつもって行けばいい?』

エリカ「明日で大丈夫ですよ」

まほ『そうか、わかった』

エリカ「ありがとうございます!」

まほ『ああ、じゃあまた明日な』

エリカ「はい!…はいみほ」

みほ「お姉ちゃん、ありがとう」

まほ『ふふ、みほにありがとうって言われて元気百倍さ』

みほ「もう、お姉ちゃんたら…じゃあまたあとでいつもの連絡するね」


※訂正
>>140
上から11行目
杏「ごめん…これはやっぱり言えない…」


まほ『ああ、今日はどんな話するか楽しみだ』

みほ「ふふ、考えておくね、またね」

まほ『ああ、またな』
プツッ
エリカ「…さぁて」

みほ「うん」

2人「戦車、探そうか」


カーッ…カーッ…
エリカ「ちょうど3両見つかったわね」

みほ「結構時間かかっちゃったけどね」

沙織「でもなんだか私楽しかったよ?」

華「ええ、普段こんなことをしないので新鮮でした」

優花里「あ、あの!」

みほ「ん?…あ」

エリカ「やっと話しかけてきたわね」

沙織「ああ、ずっと後ろ付いてきてた子?」

華「尾行していたならとてつもなく下手くそな尾行でしたね」

優花里「そ、その…私、秋山優花里と申します!」

みほ「えーっと…私は西住みほ」

エリカ「私は逸見エリカ」

沙織「武部沙織!」

華「五十鈴華です」

優花里「西住殿と逸見殿は知っています!」

みほ「えっ…」

エリカ「みほはわかるけど私まで…?」

優花里「あっ、詳しくは逸見殿は名前を知らなかったのですが…テレビで後ろで西住殿と仲良く喋っているのを見ていてですね」

エリカ「げっ、写ってたの…」

みほ「あはは…」

優花里「どうか、仲良くさせてもらいたいと思いまして…」

みほ「うん、いいよ」

エリカ「みほがいいなら私も仲良くしてあげるわ」

沙織「エリちゃん上から目線はだめだよ?よろしくね!」

華「そうです、ちゃんと言いましょう!おねがいします」

エリカ「…私も仲良くする、よ、よろしくね」

優花里「…!はいっ!」

桃「えー、今回見つかった戦車は…38tと八九式とM3だな」

エリカ「しょっぼいのばかりね…」

みほ「戦い方次第で変わってくるだろうし、強くなるかもよ?」

エリカ「まあ確かにそうだけどここには私とみほ以外戦車道経験者いないんでしょう」

桃「ま、まあそうなる」

エリカ「はぁ…」

みほ「そういえば会長」

杏「んー?どうしたの西住ちゃん」

みほ「戦車の割り当てはどうしましょうか」

杏「そうだねぇ…Ⅳ号は西住ちゃんとその他が乗って…」

桃「38tは私たちが乗りましょうか」

杏「あとは皆で決めちゃってー」

「じゃあ大砲が二つついてるのにのりたーい!」

「じゃあ私たちは強烈なスピードを出してくれそうな八九式で」

エルヴィン「…私たちは?」

エリカ「…あら、あなた、なんだかドイツに詳しそうね」

エルヴィン「ドイツに限ってるわけではない、第二次世界大戦史が得意だ!」

エリカ「ふーん…じゃああなたたち、私のティーガーⅡに乗りなさいよ」

エルヴィン「…うーむ、確か機械的な問題が多かったはずでは…」

エリカ「そ、それはそうだけどこの学校の戦車の中では一番の火力を持っているわ」

エルヴィン「…ふむ、それもそうだな…では、乗せていただく」

エリカ「よし、これで人員は確保できたわね」

エルヴィン「だが実際には乗ったことがない…いろいろ教えてくれると助かる」

エリカ「ええ、わかっているわ」

みほ「ふふ、大変だね」

エリカ「笑ってるけど、あなたも武部たちに教えなきゃいけないのよ?」

みほ「それもそうだね…」

沙織「ごめんねみぽりん…」

華「すみません…」

みほ「ううん、しょうがないよ、できるだけ教えるからね」

沙織「ありがとー!」

優花里「ありがとうございます!」

杏「んじゃぁ明日は戦車を洗車…おおっ、今の上手くない?」

「さむーい!」

杏「そっかなぁ…?まあとりあえず、明日は戦車を洗うからねー、濡れていいように着替え持ってきなよー」

「「はーい!!」」

みほ「じゃあ帰ろっか」

エリカ「そうね」

沙織「帰りアイス食べにいかない?」

華「また太ってしまいますよ?」

エリカ「昨日も食べたじゃない」

みほ「そうだよ、控えないとお腹出ちゃうよ?」

沙織「ゆ、ゆかりんみんながいじめる~!」

優花里「あ、あはは…あの、ちょっといきたいところがあるんですが…」

エリカ「ふむ、いいんじゃない?」

みほ「食べ物関連だと武部さん太っちゃうからだめだよ?」

華「そうです」

沙織「ううぅ…」

優花里「はい、大丈夫です、付いてきてください!」

ね、寝ます…
おやすみなさい…

戦車ショップ前
みほ「こんなお店あるんだー…」

エリカ「黒森峰にはこんなお店なかったわよね」

みほ「そうだねー、初めて見たよ」

優花里「そうでしたか、ではいろいろ紹介いたします!」

沙織「私たちにもわかるように説明してほしいなぁ…」

華「はい、おねがいします」

優花里「了解であります!」
ウィーン
みほ「うわぁ…本当に戦車の類のものしか売ってない…」

エリカ「うわ、砲身とか売ってるわよ…なんなのこの店…」

優花里「なんでも店長が裏のルートで手に入れてるとか!私も店長に教えてもらってレーションとか買ってます」

沙織「へぇ…いくらぐらいするの?」

優花里「高いものだと3万ぐらいでしょうか」

沙織「うえぇ!?」

華「まぁ…」

みほ「3万…新しいボコのぬいぐるみが買える…」

エリカ「ハンバーグいっぱい食べれるわね…」

「――――森峰戦車道隊長、西住まほ選手にインタビューしてみたいと思います」

みほ「…っ!」

エリカ「あら…」

「西住まほ選手、今回の試合お見事でした、なにか強さの秘訣等あるんでしょうか?」

まほ「そうですね…諦めないことと、逃げ出さないこと、ですかね」

みほ「…」

エリカ「大丈夫、みほに言ってるわけじゃないわ」ナデナデ

みほ「うん…」

「なるほど…それでは、まほ選手は好きな人とかいらっしゃるんでしょうか?」

エリカ「なっ、なんてこと聞いてるのこの子!?」

みほ「放送されてるのに言えるわけないよね…」

まほ「ええ、もちろんいますよ」

「おおっ、どんなお方なんですか?」

まほ「今は転校してしまいましたが、とても優しい子達で、一緒に居ると幸せになる子達ですね」

「達、ということは2人以上いるということですか?」

まほ「2人ですね」

「なるほど…」

エリカ「ね、ねぇみほ…///」

みほ「そ、そうだよね…///」

「ではその好きな人達にコメントを残してください」

まほ「…二人共、大好きだぞ」

「はい、今日はありがとうございました!」

まほ「いえいえこちらこそ、失礼いたしました」

「以上インタビューを終了します!」

みほエリ「…///」

沙織「熱いメッセージだね…」

一方黒森峰では…
まほ「だ、大丈夫だよな…あの二人は見てないよな…?」

小梅「隊長、放送されてるのに言うなんてすごいですね…」

まほ「…まあ嘘ではないからな、本当に大好きだ」

小梅「あはは、幸せものですね、あのお二人は」

まほ「…よし、戻るか」

小梅「はい」


みほ「そろそろ帰ろっか」

沙織「ねえみぽりん!」

みほ「うん?」

沙織「みぽりんちでご飯作って一緒に食べたいんだけどどうかな?」

みほ「え、いいの?喜んで!」

沙織「わーい!私の料理の腕を見せてあげる!」

華「沙織さんの料理は絶品ですよ…おっとよだれが」

優花里「あの…」

エリカ「あんたも来なさいな」

優花里「…!はい!」

沙織「…ん?なんでエリちゃんが言うの?」

エリカ「え?だって一緒の住まいだもの」

みほ「うん、そうだよ?」

沙織「…え?」

優花里「…」

華「あらあら…」

エリカ「あれ?言ってなかったかしら?」

みほ「言ってなかったっけ?」

華「き、聞いてないです…」

沙織「は、は、ハレンチ!///女2人で住むなんて!///」

エリカ「いやいや…もし私が男だったらハレンチだけど女二人だったら問題ないでしょう…」

みほ「…エリカさんが男でも、一緒に住んでも良かったけどね」

エリカ「なっ…///みほのばかっ///」

みほ「さ、さすがにハレンチだよね…///」

優花里「二人の世界が出来上がってます…」

華「やっぱり仲がよろしいんですね…」

沙織「…ほら、食材買いに行くよ!」

皆「はーい」


みほ「この食材は…肉じゃがだね」

沙織「おお、正解!カレーとかシチューって言うと思ったのに」

みほ「しらたきがなかったら言ってたかも」

沙織「あ、それもそうだね」

みほ「武部さんは料理するの?」

沙織「うん、家で毎日作ってるよ」

みほ「へー…じゃあ自信があるんだね」

沙織「もちろん!みぽりんは料理するの?」

みほ「うん、私もよくする」

沙織「へー!じゃあ今度私とみぽりん、別々で作って食べ比べしてみよう!」

みほ「うーん、私のあまり美味しくないと思うよ?」

沙織「もう、嘘付いちゃってー」

エリカ「そうよみほ、謙遜はいけないわ」

みほ「う、うう…///」

沙織「エリちゃんはなにか作ったりするの?」

エリカ「私はハンバーグしか作れないのよね」

みほ「そんなことないよ、前の学校でいろんなの作ったじゃん」

エリカ「ま、まあそうだけど…」

みほ「でも、エリカさんのつくるハンバーグは本当に美味しいんだよ!」

エリカ「て、照れるわね///」

沙織「へぇ、じゃあ今度作ってよ!」

エリカ「いいわよ、前からみほと約束してたし、その時になったら呼ぶわ」

沙織「本当?ありがとうエリちゃん!」


みほエリの家
みほ「入っていいよー、狭いから気をつけてね」

沙織「狭くないよー、おじゃましまーす」

華「失礼します」

優花里「お邪魔します!」

エリカ「ちゃんと手洗いうがいしなさいよ」

みほ以外の三人「はーい!」

みほ「ふふ、エリカさんお母さんみたい」

エリカ「ば、ばか///」

エリカ「ほら、みほも手洗いうがいしなさい」

みほ「はーい」


沙織「よし、じゃあいっちょ作りますか!」

みほ「私何すればいいかな?」

沙織「ううん、みぽりんは座ってて?台所借りちゃってるんだし」

みほ「そんな、悪いよ」

沙織「んー…じゃあ玉ねぎ切って?」

みほ「うん、わかった!」

華「私もなにかさせてください」

沙織「じゃあ華はじゃがいもお願い」

華「お任せください!…キャッ」

沙織「華、大丈夫?」

華「すみません、切ってしまいました…」

エリカ「絆創膏どこにあったかしらね…あったあった」

エリカ「ほら絆創膏、じゃがいもぐらいならむけるから五十鈴は座ってて」

華「はい、すみません…」

優花里「では私はお米を炊きます!」

沙織「できました!」

皆「おー」

みほ「おいしそー」

エリカ「ほんとね」

華「えへへ…またよだれが」ジュルリ

優花里「ご飯も炊けたであります!」

沙織「じゃあ食べようか!」


皆「いただきまーす!」

みほ「わぁ、すっごくおいしいよ!」

沙織「ほんと?嬉しいなぁ」

エリカ「ふむ…確かに美味しいわね…」

沙織「みぽりんと私どっちg「みほね」

沙織「即答!?」

エリカ「いや、まああんたのも美味しいのよ?」

沙織「あーはいはい、みぽりんを愛してるからねー」

エリカ「う、うるさいわね///」

華「いつもながら美味しいです!」

みほ「す、すごいねご飯の量」

エリカ「そうね…」

優花里「たくさん炊いておいてよかったです」


皆「ごちそうさまでした!」

沙織「みぽりんありがとう!」

みほ「いえいえこちらこそ、ありがとう」

エリカ「美味しかったわ」

沙織「じゃあ私たちそろそろ帰るね」

みほ「うん、また明日!」

沙織「あ、エリちゃん待ってるからね!」

エリカ「はいはい、とっとと帰りなさい暗いんだから」

沙織「絶対だよ!?じゃーねー!」

華「また明日です」

優花里「それでは、お邪魔しました!」
バタン
みほ「えへへ、なんだか女子高生みたいだね」

エリカ「女子高生なんだけど…?」

みほ「あっ、そうだお姉ちゃんに電話しないと」

エリカ「インタビューのこと言ってやりましょう」

みほ「そうだね」
prrrr…
まほ『や、やあみほ』

みほ「お姉ちゃん?わかってるよね?」

まほ『や、やっぱり放送見てたか…』

みほ「見てたよ!もう恥ずかしかった!」

まほ『す、すまん…』

みほ「で、でも…私とエリカさん二人共嬉しかった…よ」

まほ『…あーもう!本当にお前たちは可愛いな!』

エリカ「…///」

みほ「えへへ…///」

まほ『あまりなれないことをするもんじゃないな』

みほ「そうだよ、見たよあのぎこちない笑顔」

エリカ「あれは人に見せちゃいけない笑顔でしたよ隊長」

まほ『そ、そんなにか…?』

みほ「そうそう、お姉ちゃんは笑うのが下手くそだからね」

エリカ「そうです」

まほ『そうか…ん?どうした赤星』

みほ「…!」

エリカ「…」

まほ『みほと話がしたい?ああ、いいぞ、ほら』

小梅『みほさん!』

みほ「小梅さん、怪我は大丈夫?」

小梅『全然大丈夫です!怪我なんてなかったようなもんですから!』

みほ「そっか…よかった」

小梅『あのですねみほさん』

みほ「うん?」

小梅『あの日、真っ先に私たちを助けに来てくれて本当に嬉しかったです』

みほ「…そっか」

小梅『だからどうか気にしないでください』

みほ「…うん、ありがとう」

小梅『ごめんなさいいつもの三人仲良しコンビに邪魔しちゃって』

みほ「う、うう…///」

まほ『うん、帰るのか?そうか、気をつけて帰れよ…と、赤星もああ言う風に言っている』

みほ「うん、気持ちが聞けて嬉しかったよ」

まほ『そっか、よかった…ん?…ああわかった、すぐ向かう』

まほ『すまない、会議が入ってしまった、また明日な』

みほ「うん、戦車お願いね」

まほ『ああわかった、みほ、エリカ、おやすみ』

みほ「うん、おやすみ」

エリカ「おやすみなさい隊長」
プツッ
エリカ「よかったじゃない、赤星も元気そうで」

みほ「そうだね、安心したよ」

エリカ「…さて、そろそろ寝ますか」

みほ「うん、そうだね」

エリカ「それじゃ、おやすみみほ」

みほ「おやすみなさい」

ところでハレンチとフレンチって似てますよね…ハレンチトーストとか
ということで寝ます…おやすみなさい

翌朝
prrr…
みほ「んっ…んぅ…電話…」

みほ「はい、もしもし…」

まほ『ん?まさかまだ寝てるのか?』

みほ「んー…お姉ちゃん、おはよー…」

まほ『全く、黒森峰じゃないからといってだらけすぎではないか?』

みほ「ちがうよー…黒森峰がきつすぎるだけだよー…」

まほ『ふむ…そうなのか…?』

みほ「んぅ…あぁ、でもちょうど起きる時間だったよ」

まほ『うむ、おはようみほ』

みほ「おはようお姉ちゃん」

まほ『エリカは?』

みほ「まだ隣で寝てるよ」

まほ『むむ、すこしエリカに代われ』

みほ「え、まだ寝てるよ?」

まほ『寝ぼけててでもいいから代わって!あ、私が電話してきたっていうことはいっちゃダメだぞ』

みほ「わかった」

みほ「エリカさん、電話」ユサユサ

エリカ「ん…だれから?」

みほ「わからない、でもエリカさんに用があるんだって」

エリカ「んぅ…はい、もしもし…」

まほ『おはよう、エリカ』ニコニコ

エリカ「……」

まほ『お・は・よ・う・エ・リ・カ』

エリカ「…ひぇえ!隊長!おはようございます隊長!!」

まほ『もしまだお前が黒森峰にいたら罰を与えるところだったな』ニコニコ

エリカ「…はい、すみません…」

まほ『まあ、もう黒森峰にいないんだ、でも少しぐらい黒森峰のやり方を思い出せよ?』

エリカ「はい、週に二回ぐらい黒森峰と同じ起床をします」

まほ『よろしい』

エリカ「それで隊長、用とは?」

まほ『ああ、戦車を今日持って行くぞという連絡だ』

エリカ「あ、なるほど、ありがとうございます」

まほ『今日のお昼ぐらいに持って行くぞ』

エリカ「はい、わかりました…あ、学校の校庭に持ってこれますかね?」

まほ『場所を教えてくれればそこに持って行くぞ』

エリカ「はい、では座標を送りますのでおねがいします」

まほ『わかった、それじゃあみほに代わってくれ』

エリカ「わかりました、はいみほ」

みほ「代わったよー」

まほ『うむ、今日は夜に会議が入ってしまっている、連絡はしてこなくて大丈夫だぞ』

みほ「そっか…すこし残念」

まほ『なに、今日はすこしサプライズがあってな』

みほ「サプライズ?」

まほ『うむ、まあ楽しみにしていてくれ』

みほ「うん、わかったよ」

まほ『それじゃ、またな』

みほ「うん、またね」
プツッ
エリカ「はぁ…焦ったわホント」

みほ「ふふ、すごい焦りようだったね」

エリカ「びっくりしたわ…おはようみほ」

みほ「おはようエリカさん」

エリカ「さて、顔洗ってご飯食べて学校行くわよ」

みほ「うんっ!」


教室
みほ「ふぅ」

沙織「みぽりんエリちゃんおはよー!」

華「お二人共、おはようございます」

みほ「武部さん、五十鈴さん、おはよう」

エリカ「おはよう」

沙織「今日は戦車を洗うんだっけ」

華「そうですよ、ちゃんと着替え持ってきましたか?」

沙織「持ってきたよー!」

エリカ「もちろんよ」

みほ「…」

沙織「もしかして…」

華「忘れて…しまいましたか…?」

みほ「…忘れちゃった…」

エリカ「…はぁ、あんたの分の着替え持ってきておいてあげたわよ」

みほ「…っ!ほんとに!?エリカさんありがとう大好き!」ギュッ

エリカ「あっちょっ…全く…」ギュッ

沙織(もう二人結婚すればいいと思うんですけど)

華(私もそう思います)


お昼
杏「よーし、んじゃ戦車洗っちゃおーう」

「かいちょー!」

杏「んー?何かなー?」

「午後の授業もあるんですけど今やっちゃうんですかー?絶対洗いきれないと思うんですけど!」

杏「んー、午後の授業でなくても大丈夫よー」

「えっ!」

杏「これは戦車道の授業だから、一応授業してるし」

柚子「しかも単位三倍だよ?」

「そっかー…」

杏「んじゃ皆がんばってねー」

「「おー!!」」

てす

更新ができなくなって全部番号とか消えてしまったんでテストしました、申し訳ない

沙織「さて、じゃあやりますか!」

華「普通に雑巾とかでやれば落ちますかね?」

みほ「うん、大丈夫」

優花里「水はどうしましょう」

エリカ「私がぶっかけてあげるわ!」ブシャーッ

沙織「きゃーっ♪」

華「冷っ!」

みほ「わぁー♪」

エリカ「お遊びはこの辺にして…頑張りましょうか」

みほ「うんっ!」
ゴシゴシ
prrr…
みほ「ん、電話だ、ちょっとごめんね」

沙織「はーい」

みほ「もしもし?」

まほ『――ほ、もうすぐ――に着くぞ!』

みほ「ん?お姉ちゃんごめん、ノイズがうるさくて聞こえないよ!」
ブルブルブル
まほ『今――達の――に居る!』
ブルブルブル
みほ「んー…全然聞こえないよ…どこにいるの?」
ブルブルブルブル
まほ『みほ――上に――!』

みほ「ヘリコプター近いな…ごめん聞こえないよ!」

エリカ「みほ、上見てみなさい!」

みほ「上…?」

優花里「わぁ…ティーガーⅡです!!」

エルヴィン「来たか我々の戦車が!」

エリカ「なんだか久々に見た気がする…」

杏「大きいねー」

『副隊長そこをどいてください!』

みほ「わ、わかった」
カチン
ヒュー
ドンッ!

エリカ「お、落とすなんて…」

エルヴィン「足回り弱いのに大丈夫なのか…?」

『それでは、私たちは戻ります、お元気で!』

みほ「ありがとー!」フリフリ

まほ『ふむ、届いたようだな』

みほ「うん、すこし雑だけど届けてくれたよ」

まほ『そうか、それはよかった』

エリカ「みほ、すこし代わって」

みほ「うん、いいよ」

エリカ「隊長、ありがとうございます」

まほ『どういたしまして』

エリカ「それにしてもよく持ってこれましたね」

まほ『あの子たちはヘリの運転のプロだからな』

エリカ「あー…いましたねそんな子達」

まほ『さて、用事も終わったことだし、そろそろ切るぞ』

エリカ「はい、ありがとうございました」

まほ『うむ、それじゃ』
プツッ
エリカ「はいみほ」

みほ「うん、ありがとう」

エリカ「さてと…戦車を動かしましょうか…って言ったって私とみほしか動かせる人居なかったわね」

みほ「私びしょびしょだから…」

エリカ「じゃあ私が動かすわ…あまり得意じゃないんだけど」

エリカ「よいしょ…」カパッ

エリカ「…」

まほ「…」

エリカ「た、隊長!?!?」

まほ「バレちゃったか」

みほ「えっ!?」

まほ「よいしょ…ふぅ」

まほ「やぁみほ」

みほ「もうお姉ちゃん、来るんだったら言ってよ!」

まほ「朝言っただろう?」

みほ「朝…あ、サプライズって…」

まほ「そういうことだ」

みほ「もう…」

まほ「よかった、元気そうで」ギュッ

みほ「うん、お姉ちゃんも元気そうでよかった」ギュッ

エリカ「はぁ、朝といい今といい、今日はビックリデーです」

まほ「はは、エリカも元気そうでよかった」ギュッ

エリカ「え、えへへ、はい、元気ですよ」ギュッ

皆「…」

まほ「おお、これは失礼した、私は黒森峰女学園の戦車道隊長をしている、西住まほという」

「か、かっこいい…」

「戦車道やるとあんなにかっこよくなれるんだ…」

優花里「あ、あの!」

まほ「ん?君は?」

優花里「あ、秋山優花里と申します!」

みほ「うん、私の友達」

まほ「ほう、みほの友達なら害は無いだろう、みほをよろしくな」

優花里「は、はいぃ!」

まほ「それで、なにか御用かな?」

優花里「いつも大会で見てました!これからも応援してます!」

まほ「はは、ありがとう」

杏「どーもどーも」

まほ「その声は…あなたが生徒会長…?」

杏「そうよーん」

まほ「ふむ…ちっちゃいんだな」

杏「むっ、失礼だなー」

まほ「はは、戦車道をしているとあなたのような体型が羨ましくなる時がある」

杏「そうなのかー…じゃあ私はラッキーってことだ」

まほ「ラッキー…とはすこし違うが…」

桃「会長にちっちゃいと言うとはいい度胸だな」

まほ「…ん?」ゴゴゴゴ

桃「ヒッ」

まほ「…エリカ」

エリカ「はい」

まほ(お前…この子嫌いだろう?)

エリカ(はい、大嫌いです)

まほ(ふっ、だろうな、私も苦手なタイプだ)

まほ「それで生徒会長さん」

杏「んー?」

まほ「…約束、頼んだぞ」

杏「うむ、わかってるよー」

まほ「ありがとう」

まほ「さてと…ところで今何をしているんだ?」

みほ「戦車を洗ってるんだよ」

まほ「なるほど…私も手伝おうか」

みほ「えっ、いいよ!お姉ちゃんはお客様みたいなものだし」

まほ「そうか…手伝って欲しいときは言ってくれ?私はティーガーの上で見てるぞ」

みほ「うん、わかった」

エリカ「よし、ほら、とっととやるわよー!」

「「おー!!」」


杏「…どうだいうちの戦車たちは」

まほ「ん?…そうだな、こういっちゃアレだが…ティーガー以外戦力なるかどうかすら怪しいな」

杏「それは隊長さんの学校だとそうだろうけどさー…」

まほ「…いや、どうだろうな」

杏「うん?」

まほ「みほがこの学校で戦車道やってる以上…もしかしたらとても強い学校になるかもしれんぞ」

杏「へー…西住ちゃんってそんなに強いんだ」

まほ「強い…とはすこし違う…いや、強いんだろうな」

杏「どっちよー」

まほ「そうだ、この学校は大会に出るのか?」

杏「一応出る予定だよー」

まほ「…そうか」

杏「んー?」

まほ「…私たちと戦うことになるかもな…」

杏「んふふー、それはその時のお楽しみ」

まほ「それもそうだな」

ね、寝ます…( ˘ω˘ )

  ┌┐         / //
 [二  ] __     〔/ /
   | |/,ー-、ヽ      /
  / /  _,,| |     ./
 レ1 |  / o └、  ∠/       ∧_∧

   .|__|  ヽ_/^     ,/     (`・ω・)       ))
      __       /      /つ( ̄`ヽO_ノ⌒ヽ
   [二二_  ]    /     ノ   )        \ ))
       //    {..    (__丿\ヽ ::    ノ:::: )

     / ∠__    ̄フ..      丿        ,:'  ))
    ∠___  /  /    (( (___,,.;:--''"´``'‐'

     _   / /  \
    / o ヽ/  /   /
    ヽ__ /    \

放課後
杏「おっ、みんな綺麗にできたねー」

沙織「あっ、会長濡れてない!掃除やってないでしょー!」

杏「会長特権ってやつさー」

沙織「ずるいー!」

華「まあまあ、楽しかったからいいじゃないですか」

みほ「そうだね、でも早く着替えたいなぁ」

エリカ「そうね…ちょっと気持ちわるいわ」

杏「じゃあ綺麗になったし、服着替えたら帰っていいよー」

桃「明日は教官がお見えになる、失礼な行動は起こさぬ様気をつけろ」

「「はーい」」

杏「それじゃー解散!隊長さんもまた今度会おうね」

まほ「うむ、あ、これ私の連絡先だ、なにかあったら連絡してくれ」

杏「おっ、いいの?ありがとー、毎日電話しちゃうかもね」

まほ「はは、それは勘弁してほしいな」

杏「それじゃ、気をつけてね」

まほ「ああ」


みほ「お姉ちゃん会長と随分仲良くなったんだね」

まほ「ああ、戦車の上でみほ達のことを見ていたらあいつが来てな」

エリカ「それで今の今まで話をしていた、ということですね」

まほ「そういうことだ、なかなかいいやつだよ、あいつは」

みほ「そっか、よかった」

エリカ「それで隊長、質問を一つしてよろしいでしょうか?」

まほ「なんだ?」

エリカ「…これからどうやって帰るんですか?」

みほ「あ、それ私も知りたかった」

まほ「…あー」

まほ「…忘れてた…」

エリカ「…」

みほ「んーと…」ピピピ…
prrrr…
みほ「…あ、もしもし小梅さん?」

小梅『あ、みほさん、どう?隊長そっちにいるよね?』

みほ「うん、いるんだけどさ…帰る方法がなくて」

小梅『えー…ちょっと待ってね』


小梅『んー、ヘリはダメ、整備に入っちゃってる』

小梅『明日になれば迎えに行かせることができるんだけど…』

みほ「そっか、わかった、こっちでなんとかするよ」

小梅『うん、ごめんね』
プツッ
まほ「すまん…」

みほ「もう、お姉ちゃんはいつもすこしどこか抜けてるところあるよねっ」

まほ「何も言えない…」

みほ「…でも、それがお姉ちゃんの可愛いところでもあるからいいんだけどさ」

まほ「…///」

エリカ「じゃあ、今日はうちに来ますか」

まほ「ああ、よろしく頼んだ」


エリカ「今日は何作るのかしら?」

みほ「んー…お姉ちゃんいるからカレーでいっか」

まほ「おお、みほのカレーか…」

エリカ「これも美味しいのよねぇ…」

みほ「もう…カレーなんて具材切ってルー入れて煮込むだけでできるよ?」

エリカ「みほが作るだけで味が変わるのよ」

みほ「変わらないよぉ」

まほ「みほのは愛情が入ってるからな」

エリカ「そうそう、愛情は最高のスパイスって言うじゃない」

みほ「…///」

まほ「よし、作ってもらうんだ、荷物は持とう」

エリカ「あ、私も手伝います」

みほ「えー、大丈夫だよ」

まほ「いいんだ、これぐらいさせてくれ」

エリカ「そうよ、従っておきなさい」

みほ「…まあ言ってもやめないのはわかってたからいいけどさ」


みほの家
エリカ「ここです」

まほ「よし、入っちゃうぞ」

みほ「うん、いいよ」
ガチャッ
エリカ「ふぅ」

まほ「なかなかいい訓練になったな」

みほ「ただ荷物運んだだけじゃん」

エリカ「結構重かったのよ」

まほ「力がつきそうだ」

みほ「よーし、じゃあ作ろうかな」

エリカ「じゃあ私は米炊こうかしら」

まほ「わたしh「お姉ちゃん(隊長)は座ってて(ください)!」

まほ「はい」

みほ「全く…お姉ちゃんはお客様みたいなものなんだよ?」

エリカ「そうですよ」

まほ「といってもついこないだまでは一緒に楽しんでいた仲じゃないか」

みほ「それとこれとは話は別なの!」

エリカ「…いつも隊長にお世話になっているんです、察してくださいね」

まほ「…ああ、わかった、ありがとう」

みほ「よし、じゃあエリカさん作っちゃおっか」

エリカ「いいわ」

まほ(…やっぱり、この子たちと一緒に居ると楽しいな)

1時間後…
みほ「できた!」

2人「おー…」

まほ「カレーのいい匂いが…」

エリカ「食欲をそそられますね」

みほ「ご飯もちょうど炊けたし、食べよう」

まほ「ああ、そうしよう」

エリカ「お皿…あったあった」


みほ「じゃあ」

三人「いただきまーす!」

エリカ「あ、熱い」

まほ「けど美味しい」

みほ「ふふ、よかった」

まほ「あー、やっぱりみほカレーはいいな」

みほ「み、みほカレー…?」

エリカ「みほカレーは最高ですね」

みほ「もう定着しちゃった…」

まほ「みほ、おかわり」

みほ「早くない!?」

エリカ「みほ、私も」

みほ「ほえぇ…二人共食べるの早いなぁ」

みほ「はい、どうぞ」

まほ「ありがとう」

エリカ「ありがと」

みほ「…ふふ」

まほ「ん?どうした?」

エリカ「なによ急に笑って、気持ちわるいわね」

みほ「ううん、こういう光景前はよく見てたなぁってね」

エリカ「そうね…こうやってよく三人でご飯食べてたわよね」

まほ「…そうだな」

みほ「それにしても二人とも食べるのほんと早いよねぇ」

エリカ「馬鹿ね、みほのカレーだから早く食べるのよ」

まほ「うむ、美味しすぎるのがいけない」

みほ「そ、そっか…///」


三人「ごちそうさまでした!」

みほ「おっふろーおっふろー♪」

エリカ「隊長もどうです?」

まほ「ああ、ありがとう」

みほ「さ、三人で入れるかな…」


みほ「ふぅ、さっぱりしたね」

エリカ「ええ、びしょびしょにもなってたしね」

まほ「いいお湯だった」

みほ「歯磨き…お姉ちゃんの歯ブラシがない」

エリカ「そういえば…」

みほ「…私の使う?」

まほ「ん?私はそれでも大丈夫だが?」

エリカ「だ、ダメです!いまから買ってきますからすこし待っててください!」
ガチャッ
バタン
まほ「別によかったのに…」

みほ「…じゃあお姉ちゃんの歯ブラシ、買ってきたらずっとここに置いておくからさ」

まほ「ん?」

みほ「…また、遊びに来て?」

まほ「いいのか?」

みほ「もちろんだよ、私ももっと大洗のことを知っていろんなところお姉ちゃんとエリカさん、三人で一緒に行きたいし」

まほ「ああ、わかった」

みほ「約束だよ?」

まほ「うん」

みほ「えへへ」ギュッ

まほ「おっと」ギュッ

みほ「こうやってお姉ちゃんに抱きつくの、久々な気がする」

まほ「ああ、私もそんな気がするよ」
ガチャッ
エリカ「ただいま戻り…もう!二人共!」

みほ「あ、おかえりなさい」

まほ「おかえり」

エリカ「全く…いつも二人残すとこうやって抱き合ってたりするんですから…私も混ぜてください!」

まほ「ああいいぞ、ほら」

みほ「おいで?」

エリカ「…///」ギュッ

まほ「全く、自分で混ぜてって言ったくせに恥ずかしがって」

みほ「エリカさん可愛い」

エリカ「う、うるさいっ///」

エリカ「あ、隊長歯ブラシ買ってきましたよ」

まほ「ああ、ありがとう」

みほ「それじゃ歯磨きしよー」


エリカ「ふぅ」

みほ「そろそろ寝よっか」

まほ「おお、もうそんな時間か」

みほ「お姉ちゃん真ん中ね」

エリカ「それに賛成だわ」

まほ「えっ」

みほ「えへへ…」ギュッ

エリカ「失礼します」ギュッ

まほ「な、なるほど」

みほ「おやすみお姉ちゃん」

エリカ「おやすみなさい隊長」

長すぎないこれ?
ということでお姉ちゃんを見送るシーンを書いたらサンダースまで飛ばします

まほ「…おやすみ、二人共」

翌朝
チュンチュン
まほ「…」フッ

まほ「朝か」

まほ「時間は…」

まほ「ふむ」

みほ「…えへへ…お姉ちゃんほっぺにクリーム付いてるよ…」スヤスヤ

エリカ「ちょ、ちょっとふたりとも…もう…ふふ…」スヤスヤ

まほ「…さすがにこの寝顔を見て起こすわけにも行かないな」


ppp…ppp…
みほ「んっ…んぅ…」カチッ

みほ「…」クンクン

みほ「なんかいい匂いがする…」

みほ「エリカさん、起きて」ユサユサ

エリカ「んー…」

エリカ「…おはようみほ」

みほ「うん、おはよう」

まほ「お、ねぼすけたち起きたな?」

みほ「あ、お姉ちゃん、おはよう」

エリカ「おはようございます、隊長」

まほ「ああ、おはようふたりとも」

みほ「なんかいい匂いするんだけど」

まほ「ああ、ピザパンとコーヒーを作った」

エリカ「うひょー!朝から隊長のコーヒー飲めるとか今日一日最高の日になりそうです」

みほ「お姉ちゃんがコーヒー作ると市販のものでもすごく美味しくなるよね」

まほ「うーん…?そうなのか?」

みほ「そうだよ、それこそ私のカレーみたいに愛情が入ってるんだよ」

エリカ「そうですそうです」

まほ「…///ほら、食べなさい」

みほ「はーい、いただきまーす」

エリカ「いただきます!」

まほ「エリカはブラックで大丈夫だったな」

エリカ「はい、じゃないと隊長のコーヒーを味わえないですからね」

まほ「みほはミルクだけだったな」

みほ「うん、ありがとー」

みほ「んーっ、おいしー♪」

エリカ「はぁ…美味しすぎて息をするの忘れてたわ」

みほ「死んじゃうよエリカさん」

エリカ「死んでもいいかも」

みほ「だめ!」

エリカ「うそよ」

まほ「…本当にお前たちは仲良しだな」

みほ「お姉ちゃんも中に入ってるよ?」

エリカ「そうです、隊長がいてこその私たちですから」

まほ「…ありがとう」
prrr…
まほ「ん…もしもし?」

小梅『隊長、おはようございます』

まほ「おはよう」

小梅『今そちらに迎えのヘリを向かわせました』

まほ「ありがとう」

小梅『はい、気をつけて帰ってきてくださいね』
プツッ
みほ「…もう、帰っちゃうんだね」

まほ「ああ、仕方ない、これでも一応戦車道隊長だからな」

エリカ「隊長はどの高校にも負けない素晴らしい隊長です!」

まほ「ふふ、ありがとう」

まほ「ほら、まだ時間はあるんだ、ゆっくり話をしようじゃないか」

みほ「うんっ」

エリカ「はい!」


『隊長、来ました!』

まほ「ああ、ご苦労」

みほ「お姉ちゃん、また来てね?」

エリカ「いつでもお待ちしてます」

まほ「ああ、また来れそうだったらみほに電話するよ」

みほ「うん、楽しみに待ってるね」

まほ「私もみほたちの定時連絡を楽しみに待ってるよ」

エリカ「それでは!」

みほ「またねお姉ちゃん」

まほ「ああ、またなふたりとも」


みほ「行っちゃったね」

エリカ「元気そうでよかったわ」

みほ「よーし、そろそろ行く準備しよっか」

エリカ「そうね」


  /フフ        ム`ヽ
 / ノ)  ヘ⌒ヽフ   ) ヽ
゙/ |  ( ´・ω・)ノ⌒(ゝ._,ノ

/ ノ⌒7⌒ヽーく  \ /      
丶_ ノ 。   ノ、 。|/     
  `ヽ `ー-'´_人`ー'ノ   <寝ます

    丶  ̄ _人'彡ノ
    ノ r'十ヽ/


  /フフ        ム`ヽ
 / ノ)  ヘ⌒ヽフ   ) ヽ
゙/ |  ( ´・ω・)ノ⌒(ゝ._,ノ

/ ノ⌒7⌒ヽーく  \ /
丶_ ノ 。   ノ、 。|/
  `ヽ `ー-'´_人`ー'ノ  <次はサンダース戦からです。

    丶  ̄ _人'彡ノ
    ノ r'十ヽ/

ちゃんと歴女たちに塗られたかどうかのネタも考えたんですけど余りにも長くなりすぎてこれ以上書いたらすっごいくどくなる気がするんです(既にもうくどいけど)

サンダース戦前
桃「整備終わったか!」

「「はーい!」」

エルヴィン「準備完了!」

エリカ「…うん、大丈夫ね」

みほ「Ⅳ号も完了しました!」

杏「よし、大丈夫だねー」

ケイ「アンジー!」

杏「おー、ケイじゃん」

ケイ「元気にしてた?」

杏「おうよ、そっちは?」

ケイ「私はもちろん元気よ!」

杏「そっか、よかったよかった、今日はよろしくね」

ケイ「ok!正々堂々戦いましょう!」

アリサ ビクッ

ケイ「じゃーねー!」

柚子「隊長、知り合いなんですか?」

杏「んー?いやぁ、試合が決まった直後にケイの高校行ってお話してきたのさー」

桃「ああ…だからいなかったんですね」

杏「元気だよーあの子は」

エリカ「…なんかすごいわね会長さん」

みほ「私絶対そんなことできないや…」

エリカ「まあそれが会長さんのすごいところって感じかね」

みほ「そうだね」

まほ「みほ、エリカ」

みほ「お姉ちゃん!」

エリカ「隊長!?なぜここに」

まほ「試合を見に来ちゃダメか?」

エリカ「い、いえいえ全然、むしろ大歓迎です!」

みほ「お姉ちゃん試合昨日だったっけ?」

まほ「ああ、勝ってきたぞ」

エリカ「でしょうね」

みほ「さすがお姉ちゃん」

まほ「はは、ありがとう」

杏「お?まほじゃーん」

まほ「おお、杏か」

杏「ありがとねーわざわざ来てくれて」

まほ「妹たちが頑張るんだ、応援しないとな」

杏「ふふ、ほんとにみほちゃんのこと好きだよね」

まほ「もちろん」

みほ「みほ…ちゃん…?」

杏「ああ、西住ちゃんっていうとどっちだかわからなくなっちゃうじゃん?」

まほ「それで私とみほが一緒にいるときは下の名前で呼ぶようにって言っておいたんだ」

みほ「あ、そうなんだ」

エリカ「確かにそうした方がいいわよね」

杏「それでさー、まほったらみほちゃんの事しか話しないんだよー?」

まほ「そういう杏だって料理と干し芋の話しかしないじゃないか」

杏「私のほうがレパートリーあるじゃん?」

まほ「私もいっぱいあるぞ」

杏「まあいろんなみほちゃん話を聞かせてくれて退屈しないけどさ」

まほ「私もたまに杏から教えてもらった料理を作ったりしてるぞ」

杏「お、ほんと?うれしいね」

まほ「美味しかった」

杏「ふふ、よかったよかった」

みほ(会長とお姉ちゃん、すっごい仲良くなってるね)

エリカ(いいじゃない、隊長に同じ年の友達ができて)

まほ「長々と失礼した、試合頑張ってくれ」

みほ「うん、ありがとうお姉ちゃん」

エリカ「見ててくださいね隊長!たくさん撃破してみせます!」

まほ「はは、楽しみにしているよ」

杏「んじゃまたね」

まほ「ああ、またな」


杏「いやぁ、まほって顔が怖いけど話してみると可愛いよね」

みほ「そうなんですよ会長、可愛いですよね」

エリカ「うんうん」

杏「お、そろそろ始まるね、行こうか」

みほ「本当だ、行きましょうか」


亜美「これより、大洗女子学園対サンダース大学付属高校の試合を始めます」

「礼!」

「「「よろしくお願いします!」」」


エリカ「さぁて、やりますかね」

みほ「頑張ろうねエリカさん」

エリカ「ええ、もちろんよ」

エリカ「…?」

エリカ「みほ、ちょっとまって」

みほ「うん?」

エリカ「誰か!双眼鏡貸して!」

沙織「エリちゃん、はい!」

エリカ「ありがとう沙織」

エリカ「…やっぱり」

みほ「どうしたの?」

エリカ「上見てごらんなさい」

みほ「…あれって…」

エリカ「そう、無線傍受機よ」

みほ「…っ!」

エリカ「全く、正々堂々っていうのは嘘かしらね」

杏「いや」

エリカ「?」

杏「ケイはそんなことする子じゃないよ」

エリカ「…じゃああっちの隊長さんは知らないままってこと?」

杏「多分そう、ケイに教えたら何されるかわからないだろうしね」

エリカ「なるほどね…」

エリカ「すみません、試合停止を要請します」

『どうかしましたか?』

エリカ「うちの隊長が吐いてしまって行動出来る状態じゃないんです」

『…了解しました、30分停止します、それまでに治らなかったら棄権ということになります』

エリカ「わかりました、ありがとうございます」
プツッ
みほ「もう!吐いてなんかないよ!」

エリカ「まあまあ、すこし考えましょう」

みほ「…そうだね」


ケイ「あら?試合停止?」

アリサ「なにやらあっちの隊長が吐いてしまったようです」

ケイ「大丈夫かしら…」

ケイ「…アンジーに電話してみましょう」
prrrr…
杏『ん?どうしたケイ?』

ケイ「そっちの隊長さんが吐いちゃったって言うから心配で電話したのよ」

杏『んあー…うん、大丈夫だよ』

ケイ「そう?どうしても無理なようだったら連絡して?私たちも棄権するから」

アリサ「なっ!?」

杏『いいのかい?』

ケイ「もちろん、正々堂々、だからね!」

杏『ふふ、本当にケイはかっこいいよね』

ケイ「もう、恥ずかしいわよ///」

杏『んじゃとりあえずまたあとで電話するよ』

ケイ「わかったわ」プツッ

アリサ「隊長、このままあっちが棄権すれば私たち不戦勝ですよ!?」

ケイ「それじゃつまらないじゃない、それにアンジーの学校だって初めての全国大会でそんな記録残したくないだろうし!」

アリサ「でも…!」

ナオミ「アリサ、これ以上言っても無駄だ、隊長は決めたらやめないって言うことぐらいわかってるだろう?」

ケイ「そうそう」

アリサ「…はぁ、わかりました」


エリカ「どうするみほ」

みほ「んー…あ、そういえば沙織さん」

沙織「うん?どうしたの?」

みほ「沙織さんってメール打つのすっごく早かったよね?」

エリカ「そういえばそうね、あんた指に寄生虫でも付いてるんじゃないのっていうぐらい早かったわね」

沙織「もう!ひどい!…うん、早い、のかな?」

華「早いです」

優花里「早いですね」

麻子「早すぎて気持ち悪い」

沙織「もう皆ひどい…」

みほ「じゃあお願いがあるんだけど」

沙織「ん?」


沙織「うん、やってみるよ」

みほ「お願いね」

エリカ「なるほどね、私たちは無線傍受されてるってことを知らない体でやるわけね」

みほ「そうそう、それでわざと相手をおびき寄せて撃破って感じかな」

エリカ「さすがみほ、こういう作戦好きよね」

みほ「えへへ、ありがとう」

沙織「でもなんだか…ずるくない?」

みほ「うん?何がずるいのかな?」

エリカ「あっ」

黒みほ「私たちこのまま無線傍受機のこと知らなかったらあっちの学校の手のひらで踊らされることになってたんだよ?」

黒みほ「しかもあっちからそういうずるい道具使ってきたんだから、ずるいも何もなくない?」

黒みほ「私たちはずるいことなんて何もしてない、おk?」

沙織「はいぃ!」

みほ「うん、それでいいんだよ」

エリカ「…怖いわよみほ」

みほ「え?そうかなぁ?」

エリカ「だってあなたあの状態になると目が死んで無表情になるじゃない」

みほ「…ごめんね沙織さん」

沙織「う、ううん、確かにあっちが先にやってきたんだから仕返ししなきゃね!」

みほ「うん、だからよろしくね!」

沙織「任せて!」

エリカ「よし、じゃあ皆いいわね!」

「「「おー!!」」」

エリカ「すみません、試合を再開してください」

『大丈夫ですか?』

エリカ「はい、彼女の好きなぬいぐるみをあげたらピンピンし出しました」

『そ、そうですか…了解しました、試合を三分後に再開します』

エリカ「ありがとうございます」


「試合開始!」

ケイ「GO A HEAD!!」

みほ「さあ皆さん、行きましょう!」ニタァ

エリカ『だから顔怖いっての』

みほ「フラッグ車は○○に待機してください!」

アリサ「…ふっ」

アリサ「○○に3両回してください」

ケイ「え?なんで?」

アリサ「どうやらそこにフラッグ車がいるようです」

ケイ「なんでわかるのよ?」

アリサ「女の勘、ってやつですよ」

ケイ「…はは!女の勘、ね!わかったわ、3両、行ってらっしゃい!」

「Yes ma'am!」


みほ「…ふふふ」ニタァ

エリカ『沙織、みほの顔なんとかしなさい』

沙織「みぽりんそんな顔しちゃモテないよ?」

みほ「あ、ごめんごめん」

みほ「それじゃあ皆さん、よろしくお願いしますね」

「「おー!!」」

ドーン
シュポッ×3


「すみませんやられました!」

アリサ「うえぇ!?」

ケイ「what's!?」

みほ「フラッグ車大丈夫ですか!?よかった…そこは危険です、△△へ移動してください!」

アリサ(フラッグ車がいたことは確実なのね…ていうことは…」

アリサ「隊長、ナオミを△△へ行かせてくれませんか?」

ケイ「どうして?」

アリサ「どうやらフラッグ車がそちらへ逃げたようです」

ケイ「それも女の勘?」

アリサ「ええ、もちろんです」

ケイ「…わかった、ナオミだけだと周りに敵がいた時が危険だからあと2両行ってくれる?」

ナオミ「Yes ma'am」


みほ「へへ…」ニタァ

エリカ『みほ、次その顔したらもう一緒に寝てあげないから』

みほ「えー!嫌だエリカさんとずっと一緒に寝たい!」

エリカ『じゃあやめなさい』

みほ「これ無意識に出ちゃうんだよ…」

エリカ『余計怖いから』

優花里「…ファイアフライですぅ!」

エリカ『へぇ、主力を回してくるなんて』

みほ「これはチャンスです、是非倒しましょう」

「「おーー!!」」

ドーン
シュポッ×3

ナオミ「…」

「すみません、やられましたー!」

ケイ「…」

アリサ「う、嘘でしょ…!?そんなはずが…!」

ナオミ「…フラッグ車なんていないじゃねーか!!!」

ケイ「oh!ナオミが久々にキレた!」

アリサ「う、嘘!?」

ナオミ「嘘じゃなかったらやられなかったっつうの!!」

ケイ「…アリサ?なんかしたんじゃないの?」

アリサ「…無線…傍受…をしました…」

ケイ「…」

アリサ「…」

ケイ「F○○K!!」

アリサ「ひええ!」

ケイ「アリサ、あとで覚えておきなさい」

アリサ「は、はい…」


みほ「…アヒルさんチーム、どうですか?」

典子「はい、今フラッグ車捜索中です!」

みほ「頑張ってくださいね」

典子「はい!まかせt…」

アリサ「…」

典子「…」

典子「西住隊長!フラッグ車発見!そして私たちも見つかったので逃げます!!」

アリサ「あんたたち!あいつを追いなさい!あんなボロ戦車うちの戦車で当てればイチコロよ!!ほら早く!!」


典子「もうすぐ目標地点です!」

みほ「はい、了解しました」

みほ「…はいっ、皆さん砲撃準備♪」

エリカ『…はぁ、ほら、皆アヒルさんチームを撃たないように気をつけてよーく狙いなさい』


ドーン
シュポッ

アリサ「…はめ…られた…?」

みほ「わーい!」

エリカ「まさか勝てるとは思わなかったけどね」

沙織「やったねみぽりん!」

華「素晴らしい作戦でした!」

優花里「こんな試合初めてです!」

麻子「そんなに動いてないから眠くなってきたぞ」

「試合終了!大洗女子学園の勝利!」

ケイ「…はぁ、こりゃ上手く利用されたわね」

ナオミ「アリサどうしますか?」

ケイ「そうね…とりあえずこちょこちょの拷問かしらね、なぜそういうことをしたのか聞かないと」

ナオミ「…まあ、だいたい予想はついてますけどね」

「一同、礼!」

「「「ありがとうございました!」」」


ケイ「アンジー!」

杏「おー、お疲れ様ケイ」

ケイ「お疲れ様!」

杏「なんかずるいことしちゃったね、ごめん」

ケイ「ううん、そっちは何も悪くないの、悪いのはこっちだから」

杏「また連絡して?一緒にデートしよう」

ケイ「いいわねデート!あ、そうそうそっちの隊長さんは?」

杏「ん?ちょっと待ってね、西住ちゃーん!」

みほ「はーい、呼びましたか?」

杏「ケイがなにか用らしいよ」

ケイ「あなたが隊長さんね」

みほ「はい、今回はその…」

ケイ「ううん、さっきアンジーにも言ったけど、そっちは悪くないのよ」

みほ「…」

ケイ「そういうずる賢い戦法、面白くて好きよ!」

みほ「ありがとうございます…」

ケイ「もう、そんな落ち込まないで?そうだ、今度一緒にデートしない?」

みほ「いいんですか?」

ケイ「ええ、なんだかあなたと一緒にいると面白いことたくさん起きそうだもの!」

みほ「はい!是非!」

ケイ「あなた、名前は?」

みほ「西住みほです」

ケイ「みほね、覚えたわ、あ、これ私の連絡先、いつでも暇だから連絡してね♪」

みほ「はい!」

ケイ「それじゃみほ、アンジー、またね!」

みほ「はい!」

杏「またねーん」


杏「よーし、それじゃ帰ろー」

「「「はーい!!」」」

杏「あ、そうだ河嶋、次の試合相手は?」

桃「はっ、プラウダ高校です」

杏「あー、あの私と背が同じぐらいの隊長さんのところか」

桃「…行くんですか?」

杏「もちろん、仲良くしたいじゃん?」

桃「わかりました、お気をつけて」

杏「別に拷問とかされるわけじゃないんだから大丈夫だよー」

みほ「エリカさん、最後にやついてなかったよね!?大丈夫だよね!?」

エリカ「大丈夫よ、良かったわね私と一緒に寝れて」

みほ「えへへー、エリカさんと一緒に寝るといつも幸せな夢みるんだー♪」

エリカ「そう、それはよかったわ///」


次はプラウダ戦から!?
  ∧_∧

   ( ・ω・)
  _| ⊃/(___
/ └-(____/

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

私は寝ます、おやすみなさい
 <⌒/ヽ-、___
/<_/____/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

あ、完全にアンツィオ忘れてた...
次アンツィオからです

明日には(今日) 書いてみせよう ホトトギス(血涙)

ミカ「おや、今日は早く帰って来れたんだね、おかえり」ポロン♪

ミカ「ん?眠い?」

ミカ「ふむ、仕事で疲れているんだね、お疲れ様」

ミカ「私が膝枕をしてあげよう」

ミカ「ふふ、ほらおいで?」ポンポン

ミカ「確かに休息は不可欠だ、だが君のSSを待っている人もいるんだよ?」

ミカ「『明日には 書いてみせよう ホトトギス』なんて全く無意味な言葉だよ」

ミカ「…だが、君は本当にやってしまうんだ」

ミカ「私は、君をいつでも見守っているよ、だから頑張って」

ミカ「…ん?アンツィオとのネタが浮かばない?」

ミカ「…戦闘物を期待している人に申し訳ない?」

ミカ「まあ、確かに君の書く戦闘SSは厨二病真っ只中の作文だよね」

ミカ「…わかった、私から言おう」

ミカ「この子のSSを待っていてくれている皆さん、この子は本当に戦闘物が書けない」

ミカ「一度見たらこっちが恥ずかしくなるような駄文になってしまう」

ミカ「百合SSは得意なんだがね…」

ミカ「だからあまり期待はしないでほしい」

ミカ「…ほら、言ってあげたよ」

ミカ「『ありがとう』…だけじゃ足りないな」

ミカ「ほら…もっとこう…あるだろう?」

ナデナデ

ミカ「んっ…」

ミカ「…合格だ」

ミカ「ん?お風呂に入ってご飯食べてSSを書き始める?」

ミカ「そうか、じゃあご飯の支度をするからお風呂行っておいで」

ミカ「…だそうです、皆さんもう少し待ってあげてくださいね」

ミカはママになってほしい(気持ち悪い
ということで行ってきます

杏「んー…河嶋ー、次どこだっけ?」

桃「はっ、アンツィオ高校です」

杏「あー、あの調子に乗られると厄介なとこだね」

桃「そうですね」

杏「んじゃーいってくるわー」

桃「大丈夫ですか?」

杏「だいじょぶだいじょぶ、何かあったらまほに連絡するようにって言われてるからさ」

桃「はっ、ではお気をつけて」

杏「あいよー」

柚子「…まほさんに言ってどうするんだろう?」


優花里「次はアンツィオ高校ですね」

みほ「アンツィオ高校の料理ってすっごい美味しいんだって」

エリカ「あー、聞いたことあるわね」

華「へぇ…」

沙織「華、目が怖いから」

優花里「会長が持ってきた情報ですと、最近P40を購入したとか」

杏「そゆことー」

みほ「なるほど…」

エリカ「P40ね…」

みほ「…うん、ティーガーⅡで行けば多分余裕なんじゃないかな」

エリカ「んじゃ頑張りますかねー」


アンツィオ高校
チョビ「お、おいおい!なんで次の相手名前も知らない学校なのにあんな強い戦車一両いるんだ!?」

ペパ「すごいっすねー!」

パッチョ「ま、まあ落ち着いて足回り狙えば相手は動けませんから…」

チョビ「そ、それもそうか…」

ペパ「やるしかないっすね!」

チョビ「お前たちじゃ多分無理だろうなぁ…」

パッチョ「では私が」

チョビ「行けるか?」

パッチョ「やってみます」

ペパ「よっしゃ、勝ってやるぜ!」


エリカ「そういえば、なんで私たちのチームはワニなの?」

みほ「『ついにやってきたわに!』」

エリカ「ちょっ///やめて言わないで///」

みほ「それでワニって感じかな」

エリカ「もう…」

みほ「でもワニって強いでしょ?口を開ける力はないけど顎の力はすごいってまるでティーガーⅡみたいでしょ?」

エリカ「足回りは弱いけど砲撃が強い…ってことかしら」

みほ「うん、ぴったりじゃん!」

エリカ「…まあ、いいんだけどね」

みほ「えへへ」

チョビ「おーい!角谷ー!」

杏「お、きた」

みほ「会長どんどん仲良しな人が増えていきますね」

杏「チョビの料理は美味しいんだよ~?」

チョビ「チョビって呼ぶな!…まあ角谷の料理も皆絶賛していたぞ」

杏「ほんと?うれしいねぇ」

チョビ「じゃあ、今日はよろしくな」

杏「うん、楽しくやろうね」

チョビ「ああ、それで隊長さんは?」

みほ「はい、私です」

チョビ「ふむ…可愛い」

みほ「へっ…///」

チョビ「今日はよろしくな」

みほ「は、はい…///」

チョビ「じゃーなー!」

杏「またねー」


エリカ「それで、今回はどう行くのかしら?」

みほ「…エリカさん、頑張ってくださいね」

エリカ「えっ、私!?」

杏「そうだよー、エリカちゃんが今回の作戦の要なんだから頑張ってよねー」

みほ「一番火力がありますから、火力で押す感じで行きます」

エリカ「…はぁ、わかったわよ」

みほ「それでは行きましょう!」


チョビ「んー…なんだか今回勝てる気がしないんだよなぁ…」

ペパ『ドゥーチェ、なんかいいました!?』

チョビ「なんでもない!」

パッチョ『頑張りましょうね』

チョビ「よし、Avanti!」

ペパ『このペパロニに続けー!!』

パッチョ『皆、怪我しないようにね』


みほ「ティーガーⅡの履帯を切られないように気をつけてください」

杏「んじゃくっついてればよくない?」

エリカ「それじゃ私が動けないじゃない」

杏「それもそっか」

みほ「あはは…」

梓「た、隊長!なんかいっぱいいます!」

みほ「何両ぐらいですか?」

梓「1、2…7両います!」

みほ「バレてませんか?」

梓「はい、多分大丈夫だと思います」

みほ「んー…じゃあ撃っちゃってください」

杏「おー」

エリカ「みほ、なんか今日雑じゃない?」

みほ「え、だって機銃しか撃てないような戦車だし…」

エリカ「…まあ確かにそうだけど」

みほ「怖いって言ったらP40かセモベンテぐらいですし…」

エリカ「…まあみほが大丈夫っていうなら大丈夫なんでしょうね」

梓「撃って大丈夫ですか!?」

みほ「うん、大丈夫だよ」


梓「な、なくなりました!」

みほ「えっ?」

梓「木屑になっちゃいました!」

みほ「…なるほど」

エリカ「偽物ってことかしら」

みほ「私たちを騙して奇襲でもしようとしたんじゃないかな」

エリカ「んじゃぁ、頑張りますか」


ペパ「よし今だいけー!!」

エリカ「えっもう出てきた」

みほ「落ち着いて狙ってください」

「了解!」

チョビ「ペパロニ、そっちはどうだ~?」

ペパ「今突っ込んで戦闘中です!」

チョビ「ちょ、何やってんだお前!?」

ペパ「待っててください姉さん!必ず倒して戻っtぎゃーっ!?」

シュポッ

チョビ「お、おいペパロニ!?」

ペパ「すみませんやらちゃいました姉さん…」

チョビ「大丈夫か?怪我はない?」

ペパ「はい、大丈夫っす!」

チョビ「よし、残ってる車両は戻ってこい!」

シーン

チョビ「…あれ?」

パッチョ「全員…やられたみたいですね」

チョビ「もう、ばかーーーー!!!」


みほ「あとはP40とセモヴェンテとCV33だけだね」

華「私、CV33お持ち帰りしたいです」

沙織「え?なんで?」

華「だってちっちゃくて可愛いじゃないですか、花器にぴったりですし」

沙織「そ、そうかな…?」

みほ「あはは…とりあえずP40を探しに行きましょうか」

沙織「れっつごー!」

エリカ「はぁ…完全に茶番だわ…」

チョビ「はぁ…なんか…」

パッチョ「ドゥーチェが落ち込んでる…!!皆!ドゥーチェを元気にさせよう!」

ドゥーチェ!ドゥーチェ!

チョビ「皆…そうだよな、隊長の私が落ち込んでどうする!」

チョビ「さあ皆行くぞ!3両しかいないがこれはフラッグ戦だ!」

チョビ「フラッグ車だけ倒せば私たちの勝ち!準決勝へ出場だ!」

おおー!!!

チョビ「さあ!私に続け!」

パッチョ「…ふぅ、よかった」


みほ「多分隠れてるんだろうなぁ…」

エリカ「もう皆バラバラになって探しても大丈夫なんじゃないの?」

みほ「うーん…さすがにそれは危ないから…アヒルさんとカメさんとウサギさんはフラッグ車を探しに行ってください」

「「了解しました!」」

杏「大丈夫ー?」

みほ「はい、大丈夫です」

杏「んじゃ行ってくるねー」

エリカ「…はぁ、暇ね」

みほ「みんなが見つけてくれるまで雑談でもしよっか」

エリカ「初めてよこんな大会」

みほ「エリカさんがティーガーⅡなんてもってくるから安心しちゃうんだよ」

エリカ「一応弱点だってあるんだから…」

みほ「まあそれもそうなんだけどさ…」

ガサガサ

みほ「ん?」

チョビ「いけー!突っ込めー!!」

おおーー!!

エリカ「ちょっ!フラッグ車がこっちに回ってきたじゃない!」

みほ「ま、まさかこんな日本軍みたいな戦いするなんて…!!」

優花里「あれ…でもセモヴェンテがいませんね」

みほ「ほんとだ…じゃなくて倒さなきゃ!」


チョビ『カルパッチョ、行けるか?』

パッチョ「ふふ、大丈夫ですよ」

チョビ『よし、やっちゃってくれ』

パッチョ「大丈夫、よーく狙ってね」

「はい!」

ドーン
ガキンッ!

エリカ「うおお!?」

みほ「エリカさん、どうしたの!?」

エリカ「ま、まずい!履帯が切られた!」

みほ「え!?」

エリカ「あ、あんなところにセモヴェンテが!」

みほ「ぐ、ぐぐぐ…慢心って怖い…!」

エリカ「と、とりあえず逃げなさい!」

みほ「わ、わかった!」

エリカ「よし、履帯治すわよ!」

エルヴィン「こいつの履帯重いから体が鍛えられるな」

カエサル「いいことじゃないか」

おりょう「頑張るぜよ」

左衛門佐「お、重い…!」

エリカ「そんなことはいいからはやくなさい!私も手伝うから!」


チョビ「よし、いい感じに切り離せたぞ!ありがとう!」

パッチョ『いえいえ、私はティーガーⅡのこと見張ってますから』

チョビ「ああ、頼んだ!」


パッチョ「ふふ、重そうね、がんばってー…たかちゃん!?」

カエサル「お、重いぃ…」

パッチョ「あーん!いるなら教えてよー!すっごい手伝いたいー!」

「で、出たカルパッチョさんのたかちゃん病」

「これは時間経過で治るのを待つしかない…」

「でも実物を見てるから治らないんじゃ…」

パッチョ「んー、行っちゃお!」

「か、カルパッチョさんを抑えるのが一番なのでは!?」

「「「それだ!!」」」


チョビ「よし撃て撃て!当てれば勝てるぞー!!」

うおお!!

みほ「麻子さん、ジグザグでお願いしますね!」

麻子「ほいほい」

沙織「やっぱりどんなことでも油断は禁物だね!」

華「あれはびっくりしましたね」

みほ「…はっ!」

沙織「おっ、なんかいいこと思いついた顔してる」

みほ「その通り!カメさんアヒルさんウサギさん、○○地点で待機していてください!」

杏『んー、いいけどそのあとはー?』

みほ「グロリアーナ戦と同じ戦法です!」

杏『ほー、うまくいくかね?』

みほ「大丈夫です!グロリアーナと違って馬k…じゃなくて単純なので!」

沙織「それ意味変わってなくない…?」

杏『ほいーわかったよー、んじゃ待ってるから気をつけてねー』

みほ「はい、おねがいします!」

エリカ「みほ、こっち修理終わったわ」

みほ「エリカさん!そっちはセモヴェンテをなんとかしてくれるかな?」

エリカ「任せなさい」

チョビ「そういえばもう一両のカルロベローチェは?」

「ドゥーチェ!ここどこですかー!?」

チョビ「迷ってる…お前たちは他の戦車探しててくれ!」

「わかりましたー!」

チョビ「よし、いけいけー!!」


みほ「会長、どうですか?」

杏『いつでも大丈夫よー!』

みほ「ウサギさん!」

梓『大丈夫です!』

みほ「アヒルさん!」

典子『ばっちりです!』

みほ「もう少しです、次は私たちを撃たないでくださいね!」

杏『大丈夫、気をつけてねー』


パッチョ「あっちにはたかちゃんが居る…正々堂々戦わなきゃ」

カエサル「一発当てれば大丈夫だ、こっちは回転砲塔もある!」

エリカ「うおお、すっごいドリフトしてるこのセモヴェンテ」


みほ「もう少しです!」

杏「皆、大丈夫だね?」

はいっ!!

杏「よし、じゃあいっちょいってみよー!」

ドーン
シュポッ

「アンツィオ高校フラッグ車、走行不能!」

「よって、大洗女子学園の勝利!」

みほ「ふぅ…」

沙織「もう慢心はだめってことがよくわかったね」

みほ「うん、今日で思い知らされたよ」

華「確かにうちには強い戦車が一両いましたからね」

優花里「確かに今回みたいな試合だと慢心してしまいますね…」

麻子「しっかりしてくれ隊長さん」

みほ「あはは、心配をおかけしました」


チョビ「いやぁ、今回の試合はなんだか楽しかったよ」

みほ「はい、私もびっくりの連続で新鮮でした」

チョビ「一緒に試合できてよかった!優勝してくれよ!」

みほ「はい、頑張ります!」

チョビ「それじゃあいっちょ行きますか!」

パーティーだー!!

みほ「わぁ…」

チョビ「互いの健闘を称えて終わりにパーティをする、これが私たちの戦車道だ!」

みほ「…はい、楽しそうです!」

チョビ「ああ、楽しんでくれ!」

( ˘ω˘ )スヤァ…

杏「うんうん、相変わらず美味しいねぇ」

チョビ「相変わらずって昨日来たばかりだろう!変わるわけがない」

杏「それもそうだね」

チョビ「今日は楽しんで行ってくれよな!」

杏「うん、そうするよー」


杏「河嶋ー、次はどこだっけ?」

桃「はっ、次はプラウダ高校です」

杏「あー、あのちっちゃい子が隊長だったよね」

桃「そうですね」

杏「んじゃ、仲良くなれそうだね」

桃「どうでしょうか…」

杏「んまぁ、行ってくるよ」

桃「はい、お気をつけて」



杏「はい、皆さんここですこしおまけをつけたいと思いまーす」

みほ「おまけですか?」

杏「あ、いやこっちの話ー」

みほ「わかりました、会長、ご飯が待ってますから早くしてくださいね」

杏「うん、わかったよー」

杏「それでさー、このSSを読んでくれている人たちに一つやってほしいことがあるんだよねー」

杏「このあと『私が他校に偵察しに行った』様子を見せてあげようと思ってね?」

杏「それで安価を取ろうと思うんだー」

杏「ほら、二つ書いちゃうとくどくなっちゃうじゃん?みんなのストレスにもなっちゃうと思うし」

杏「まあ、作者の休憩がてら付き合ってやってよ」

杏「んじゃそういうことで、サンダースかアンツィオか、どっちになるか君たち次第だよー?」


ということでみほえりばかりだと脳がショートしそうなので別のものも書きたいなと思いまして。
>>>222でサンダースかアンツィオを決めてください。

寝ます、おやすみなさい。

  ┌┐         / //
 [二  ] __     〔/ /
   | |/,ー-、ヽ      /
  / /  _,,| |     ./
 レ1 |  / o └、  ∠/    ∧_∧

   .|__|  ヽ_/^     ,/     (`・ω・)       ))
      __       /      /つ( ̄`ヽO_ノ⌒ヽ
   [二二_  ]    /     ノ   )        \ ))
       //    {..    (__丿\ヽ ::    ノ:::: )

     / ∠__    ̄フ..      丿        ,:'  ))
    ∠___  /  /    (( (___,,.;:--''"´``'‐'

     _   / /  \
    / o ヽ/  /   /
    ヽ__ /    \

あ、そういう事じゃなくてサンダースかアンツィオかを言ってくれるだけで大丈夫です。
杏が他校に偵察に行ったっていうところを書きたいので。
ということで二度寝します。

あ、再安価は>>226でお願いします。

アンツィオ

杏「ふむ…ここがアンツィオ高校か…」

ギャーギャー

杏「随分楽しそうだね」

「お?あんた見ない顔だね?制服も違うし」

杏「ああ、ごめんね、戦車道やってる人たちってどこに居る?」

「ドゥーチェにでも会いにいくのかい?あっちだよ!」

杏「うん、ありがとー」

「ここはたくさん屋台があるから食べていきなよ!お金は取るけどおいしいよ!」

杏「わかったー、買ってみるね」

杏「…今日はなんかイベントでもやってるのかね…?」

ドゥーチェ!ドゥーチェ!

杏「お、なんか聞こえる」

チョビ「よしお前ら!これからお前たちにいいものを見せてやる!」

おー…!

チョビ「じゃん!みろ!この戦車を!」

うおおー!!

かっけー!!

チョビ「お前たちがおやつを我慢してくれたおかげでやっと買えた…!ありがとうお前たち!」

ドゥーチェのためならこのぐらい大丈夫です!

これで優勝できますね!

チョビ「おうよ!もう今日からおやつありだぞ!」

いえーい!!

杏「ふむ…P40かー…」

ドゥーチェ!ドゥーチェ!

チョビ「…おいお前!」

杏「ん?もしかして私?」

チョビ「そうだ!なぜ制服が違う奴がここに居る!」

ペパ「お客さんじゃないっすか?」

パッチョ「あの…名前と学校を教えてもらっていいですか?」

杏「私は角谷杏、大洗女子学園から偵察にきたのさ」

チョビ「お、おうそうか…って偵察!?」

ペパ「偵察かー、なんかかっこいいっすね!」

パッチョ「偵察って隠れてするものだと思うんですが…」

杏「普通はそうなんだけどわざわざ隠れてやるの面倒じゃん?だったら相手の隊長さんと仲良くしてお互いのチームを知ったほうがいいと思うんだよねー」

チョビ「た、確かに…」

杏「ということで、私は仲良くしたいから堂々ときたのさ」

パッチョ「うーん…嘘を言ってるように思えないですね…」

チョビ「…よし、わかった、お前たち、今日は解散!あとは自由行動だ!」

わーい!

何食べよっかなー!

チョビ「さて、私はアンチョビだ」

ペパ「自分はペパロニっす!」

パッチョ「私はカルパッチョです」

杏「おー、皆美味しそうな名前だね」

チョビ「まあなんだ、立ち話も難だし、私たちのおすすめの屋台をおすすめしながら話そう」

ペパ「お!じゃあ私用意してくるっす!」

チョビ「おう、気をつけてな」

杏「ごめんねーいきなりきちゃって」

チョビ「しょうがない、私たちの連絡先を知らないんだから」

杏「そうだよね」

チョビ「お腹は空いてないか?」

杏「んー、ちょっと空いたかも」

チョビ「よし、それじゃあ行こう!」


杏「もぐもぐ…おいしいねこれ」

チョビ「ふふー、そうだろうそうだろう」

杏「今日はこんなに屋台やってるけどなにかイベントでもあるの?」

チョビ「いいや、いつもこんな感じなんだ」

杏「へー」

チョビ「うちは貧乏だからな、屋台をやって収入を得てるんだ」

杏「そっか」

チョビ「さて、腹も膨れたし、そろそろ本題と行こう」

杏「はい、これ私たちの戦車、紙にまとめてあるから」

チョビ「お、おう…」

ペラ…ペラ…

チョビ「な、なんだお前たち!?こんな戦車だけであのサンダースを倒したのか!?」

杏「いやぁ、あっちがドジ踏んだのと、隊長の指示があってからこそかな」

チョビ「すごいな…うちに比べたら強いが…」

杏「それじゃ、チョビのも見せてくれる?」

チョビ「ちょ、チョビ!?わ、わかった…ちょっと来てくれ」


杏「なんだかちっちゃいのばっかりだね」

チョビ「舐めてもらっちゃ困る、スピードには誰にも負けないぞ」

杏「舐めてなんかいないさ、とても当てづらそうだなって思ってね」

チョビ「ふふ…そうだな、難しいだろう」

チョビ「しかもこいつらは意外に頑丈で、弱点を突かれない限り何度でも復活するのだ!」

杏「ほう…それでその弱点は?」

チョビ「どんな戦車でもそうだが、後ろをやられるとアウトだ」

杏「なるほどね…どんな戦車も共通ってわけだ」

チョビ「そういうことだ…」

杏「フラッグ車はどれがなるの?」

チョビ「もちろん、このおやつを我慢してやりくりして手に入れたP40だ!」

杏「だよねー」

チョビ「ふっふっふ…それで、そっちはなにかあるか?」

杏「うちはねー、ティーガーⅡが足回り弱いから、足回り狙ったほうがいいかもね」

チョビ「え…ちょっとまて、ティーガーⅡだと!?」

杏「あれ?紙に書いてなかった?」

ごめんなさい…久々に続き書くから設定めちゃくちゃになっちゃった

チョビ「ちょっとまて…あ、ほんとだ…」

杏「でしょ?あとは八九式が脆いけどすばしっこいからやったほうがいいかも」

チョビ「ふむ…なるほどな」

杏「フラッグ車はⅣ号だよ」

チョビ「ふむ…わかった」

杏「こんなとこかな」

チョビ「ありがとう…」

杏「あ、そういえば三突にそっちの子の幼馴染がいるらしいけど…」

チョビ「名前は?」

杏「わからないけど…確かひなちゃん…って言ってたよ」

チョビ「ひなちゃん…」

パッチョ「…誰ですか私のこと呼んだの?」

杏「あれ、パッチョちゃんはひなちゃんっていうの?」

パッチョ「名前は言えませんが幼馴染にひなちゃんと呼ばれてます」

杏「…その幼馴染のことなんて呼んでるの?」

パッチョ「私はたかちゃんって呼んでます」

杏「…このマークに見覚えは?」ワニさんマーク

パッチョ「…あ、確かそれ私の幼馴染の連絡先のアイコンです」

杏「…なるほどね」

杏「久々に会えるかもね(ボソッ」

パッチョ「…???」

杏「さぁ!チョビ、お腹はすいてない?」

チョビ「なんかチョビって嫌だなぁ…お腹?んー、言われてみればすいたかも」

杏「よし、じゃあ私が作ってあげよう!」

チョビ「お、料理できるのか!楽しみだな!」


杏「んじゃ、屋台らしく、焼きそばでも作ろうかね」

チョビ「焼きそばか…楽しみだ」

ペパ「本当にうまく出来るんすかー?」

パッチョ「まあまあ…」

杏「よっ」

杏「ほっ」

チョビ「…うおお…」

ペパ「す、すげぇ…」

パッチョ「ソースのいい匂いが…」

杏「ほいっ、出来上がり!」

杏「今日はありがとう、どうぞ、ドゥーチェアンチョビ?」

チョビ「あ、ありがとう…///」

チョビ「…うまあああああい!!!???」

チョビ「ちょっとまて…こんな美味しい焼きそば初めて食べたぞ!?」

杏「ふふ、よかった」

ペパ「姉さん私にも一口くださいよー!」

チョビ「えー…」

杏「まあまあ、作ってあげるからさ」

ペパ「マジっすか!」

杏「ちょっと待ってなー」


杏「へいおまち」

ペパ「いっただきまーす!」

ペパ「うっめえええ!!!」

パッチョ「すみません、私にもいいですか?」

杏「いいよー」

杏「ほい、どうぞ」

パッチョ「ありがとうございます、いただきます…」

パッチョ「…!!美味しい…」

杏「ふふ、よかった」

なんだなんだ?

いつもと違う匂いがするぞ?

あー!ドゥーチェなんか美味しそうなの食べてる!

チョビ「あげないからな」

ずるいずるいー!

私たちも食べたいー!!

杏「はーいみんな静かに、ちゃんと私の屋台に並べば作ってあげるよ」

おお!

並べ並べー!


うめー!

おいしー!

杏「ふふ、よかったよかった」

チョビ「角谷料理できるんだな…しかもかなりハイレベルだ」

杏「まあ、料理が趣味みたいな部分あるしね」

チョビ「そうなのか」

杏「今度うちに来なよ、私特製のあんこう鍋を食べさせてあげよう」

チョビ「いいのか!?」

杏「うん、いいよ」

ペパ「いいなー私も行きたいっす!」

杏「んー、これは戦車道隊長同士のみ出来る話だからー、君たちはまたいつかね」

チョビ「ふふ、楽しみだ」

おかわりー!!

杏「ま、まだ食うの…?」

おまけ終わり

次はプラウダ戦からです。

京太郎「おぅ泣くのか」

誠子「鳴きですか」

菫「泣いたな」

淡「戦車道の優勝高校が呆れる」

尭深「私達は100連覇した」

照「それも一位に始まり一位通過で常に優勝」

霞「敗退して2位でも誇りを持ちなさい」

小蒔「貴方達が居なければは逃げの言葉です」

初美「そうですよ白糸台が居なければ優勝は弱者の呟きですよ」

春「うちは去年も一昨年も二位通過で準優勝」

巴「寧ろ弘世菫様に先鋒で飛ばされない人等居ません」

ネリー「18年三位の臨海女子依りまし」

沙織「さ、寒いよー…」

優花里「冷えますね…」

エリカ「はい、あったかいココア」

沙織「エリちゃんありがとー!」

エリカ「ここは寒いわよね…何度か試合してるからそれなりの準備はしてきてるわ」

みほ「私完全に忘れてたよ…」

エリカ「全く…前はあれだけ寒い寒い言ってたのに…」

みほ「みんなといるから寒いことなんて忘れちゃうよね」

エリカ「…わからなくもないわね」

みほ「えへへ」

エリカ「さあ、頑張りましょう」

みほ「うん!」

杏「うんうん、みんながんばれー」

エルヴィン「隊長、今回の作戦は?」

みほ「えっとですね…」

梓「一気に攻めましょう!なんだか負ける気がしないんです!」

典子「私たちならやれます!」

桃「ああ、勝てるに決まっている」

エルヴィン「ふむ…?」

みほ「あ、あの…」

エリカ「はぁ、これだから嫌なのよね」

エリカ「みんな調子に乗りすぎ、相手は去年の優勝校よ?」

皆「うっ…」

エリカ「こんな弱い戦車達でよくここまでやれたなって今でも思うわ」

エリカ「でもあっちは強い戦車に経験を積んだ精鋭ばかり」

エリカ「もうすでに負けてるようなものだわ」

桃「…じゃあ諦めるのか?」

エリカ「は?何言ってんのあんた」

桃「…」

エリカ「誰も諦めるなんて言ってないじゃない、私たちは私たちの戦いをする、それだけでいいじゃない」

みほ「エリカさん…」

エリカ「この子は気が弱いけどこういう時頭が冴えてるわ」

みほ「うう…」

エリカ「ああ、褒めてるのよ?」ナデナデ

みほ「…えへへ」

エリカ「みんな、わかった?」

皆「はい!!」

エリカ「よし、それでいい、ほらみほ」

みほ「うん、えっとですね――」


みほ「という感じで行きたいと思います、うまくいけるかわかりませんが、ここで負けても十分すごいですから、焦らず行きましょう」

皆「はい!」

杏「…あー、ごめんね、負けちゃ困っちゃうんだよね」

柚子「…」

桃「…」

みほ「…なぜでしょうか」

杏「んー…負けると、来年君たち戦車道できなくなっちゃうんだよ」

みほ「えっ…」

エリカ「どうしてかしら?」

杏「聞きたい?」

みほ「ここまで言って言わないのもどうかと思いますけど…」

杏「そうだよねー、あはは」

杏「…この学校、本当は今年で廃校になる予定だったんだ」

皆「ええっ!?」

みほ「廃校…ですか」

杏「うん、私も笑って卒業したいからさ…どうにかして廃校を阻止しようとしたんだ」

エリカ「…」

杏「この学校前にも言ったとおり昔は戦車道やってて結構成績とか残してたみたいなんだけど」

杏「今じゃ何も残ってなくてさ…」

杏「そこで思ったの」

杏「『戦車道全国大会で優勝すれば廃校がなくなるんじゃ?』なんて」

杏「それでお偉いさんと約束してさ」

杏「優勝したら廃校は撤回、ってことになったのさ」

みほ「…」

杏「ごめんね、今まで黙ってて」

エリカ「…そういうことだったのね」

杏「やっぱり、みんなには楽しくやってもらいたくてさ…」

杏「それに…まほとの約束もあるしさ」

みほ「お姉ちゃんとの約束…?」

杏「『妹にこれ以上戦車道で辛い思いをさせないでくれ』」

みほ「…っ!!!」

杏「こんな話を聞いた時点でもう辛い思いしてると思うけど…」

みほ「…」

エリカ「…隊長、いや、まほさんはそのこと知ってるの?」

杏「ううん、知らない」

エリカ「…」

杏「…言えないよ、あんなに妹思いなお姉ちゃん見たことないよ」

エリカ「…そうよね」

杏「…ごめんね、ほぼ私のわがままみたいなものだし、君たちは他の学校に転校になっても楽しくやれるでしょ」

杏「だから、最後まで楽しくやろう」

みほ「…そんなこと聞かされて、楽しくやれるわけないじゃないですか」

杏「…」

みほ「…勝ちます」

皆「…!」

みほ「必ず、優勝してまた皆と戦車道をします」

エリカ「…ふふ、いいわ、私も本気で行くわ」

みほ「…いいですか皆さん、絶対に勝ちますよ、勝ってみんなでまた一緒に戦車道しましょう」

皆「おおーー!!」

エリ杏「…ふふ」

エリカ「あら、やっぱり思った?」

杏「うん、思った」

エリ杏「こういうとこ、隊長(まほ)に似てるなぁ…」

エリカ「見てあの鋭い目」

杏「うんうん、まほにめっちゃ似てるね」

エリカ「そしてこの雰囲気の変わり方」

杏「まほは常にあんな感じだからすごいよね」

エリカ「これは面白くなりそうよ」

杏「そうだね、逸見ちゃんも、頑張ろうね」

エリカ「ええ、一緒にね」


カチューシャ「寝坊してアズーシャに挨拶できなかったわ…」

ノンナ「お昼寝をしないからです」

※(アズーシャは杏です)


みほ「では、Panzer vor!」

沙織「発音が全然違う!?」

優花里「これは西住殿の本気ですか…」

華「怖いですけど…かっこいいです」

麻子「惚れた」


エリカ「さて、行きますか」

エルヴィン「いくぞー!」

戦闘シーンカット、代わりに可愛いカチューシャをご覧下さい

カチューシャ「んー♪こんな寒い時に食べるボルシチは美味しいわねー♪」

ノンナ「口についてますよ」

カチューシャ「ノンナおかわり!」

ノンナ「はい」

ノンナ「どうぞ」

カチューシャ「ありがと♪んー♪」

ノンナ「…」カシャ

カチューシャ「うん?なんか今光った気がする」

ノンナ「気のせいですよ」

カチューシャ「そうかしら?」

ノンナ「はい、ですからそのまま食べて大丈夫です」

カチューシャ「わかったわ、もぐもぐ…」

ノンナ「…カチューシャ、頭に糸くずが」スッ

カチューシャ「ありがと」

ノンナ「…」

ネコミミカチューシャ

ノンナ「…はぁ…はぁ…」

ニーナ「の、ノンナさんが怖いべ…」

アリーナ「カチューシャたいちょ、頭に変なのついてるべよ」鏡スッ

カチューシャ「…なっ!猫耳!?誰よこんなのつけたのは!!」

ニナアリ「ひえええー!!」スタコラー

カチューシャ「あ、ちょっと待ちなさい!」

カチューシャ「全く…誰かつけたのかしら」

ノンナ「私です」

カチューシャ「え…」

ノンナ「カチューシャの頭に糸くずなんてついていません、嘘です」

カチューシャ「その時につけたの?」

ノンナ「はい」

カチューシャ「…目的は」

ノンナ「ただでさえ可愛いカチューシャに猫耳をつけたらどうなるのかと思ってつけました」

カチューシャ「か、かわ…///」

カチューシャ「…なるほどね」

ノンナ「すみません、今外します」

カチューシャ「待って」

ノンナ「…?」

カチューシャ「…いい?一度しかしないわよ」

ノンナ「…?はい」

カチューシャ「…にゃーん♪」

ノンナ「…っ!!!!!!」

カチューシャ「はいっ!おしまい!」

ノンナ「わ、我が生涯に一片の悔いなし…」ブシャー

ウオッ
ナンダナンダ!?
ユキガマッカニナッテイクゾ!

カチューシャ「ノンナ!?」

カチューシャ「ノンナあああああ!」



大洗女子学園の勝利!

杏「いよっし!」

エリカ「なんとか行けたわね…」

みほ「…ふえぇ」バタン

沙織「みぽりん!?」

エリカ「あー…前の学校でもこの状態になったことあるんだけどね」

エリカ「一度緊張が解けるとしばらく起きないのよ」

沙織「大丈夫なの!?」

エリカ「ええ、多分疲れて眠ってるだけだから大丈夫よ」

沙織「そっか…よかった」

エリカ「さあ、帰りましょう」

沙織「うん」

カチューシャ「アズーシャ!」

杏「おや、おちびちゃん」

カチューシャ「だれがおちびちゃんよ!私はカチューシャって言う名前があるの!」

杏「ごめんごめんカチューシャ、今日の試合お疲れ様」

カチューシャ「ええ、お疲れ様」

杏「なんだ、泣きじゃくると思ったのに」

カチューシャ「私は子供じゃないの!」

杏「そうだったね」

カチューシャ「しかし、あのⅣ号があんな動きするとは思わなかったわ」

杏「ああ…私たちも初めて見た」

カチューシャ「隊長さんは?」

杏「今疲れてdownしてるよ」

カチューシャ「そ、じゃあお疲れ様とでも言っておいて」

杏「わかったよ」

カチューシャ「そうそう、また遊びに来て?また私にあなた特製ボルシチを作ってちょうだい!」

杏「お、カチューシャ直々とはうれしいねぇ、ぜひ行くよ」

ノンナ「カチューシャ、時間です」

カチューシャ「あら、もうそんな時間なの…アズーシャと話してると時間を忘れるわね」

杏「嬉しいこと言ってくれるね」

カチューシャ「それじゃ、またね」

杏「うん、また」


みほの家
みほ「ん…んぅ…」

エリカ「あら、目が覚めた?」

みほ「…エリカさん」

エリカ「どう、調子は」

みほ「…うん、もう元気」

エリカ「そう、よかったわ」

みほ「勝ったん…だよね」

エリカ「ええ、そうよ」

みほ「…はぁあああ」

エリカ「な、なによびっくりするわね」

みほ「…重い荷物持たされたなぁって思って」

エリカ「…確かに重いわね、10tぐらいあるわ」

みほ「あはは、それじゃみんなぺっちゃんこだよ」

エリカ「それもそうね、ふふ」

みほ「…お姉ちゃんに電話しよう」

エリカ「そうね」
prrr…
まほ『お、みほ、プラウダ戦お疲れ様、ずっと見てたぞ、お母様と一緒にな』

みほ「うええ!?お母さんも一緒にいたの!?」

まほ『ああ、みほの顔がみたいって言うんで見にきた』

みほ「…直接見に来ないのがお母さんらしいなぁ…」

まほ『そうそう、私たちも勝ったぞ』

みほ「あはは、だろうね

まほ『やっとお前たちと戦える、とても楽しみだ』

みほ「…そう、だね」

エリカ「…」

まほ『…どうした』

みほ「…一つの理由を知らなければもっと楽しみだったと思うなって」

まほ『なにかあったのか…?』

みほ「…それがね――」


まほ『…』

エリカ「ひえっ、電話越しから殺意のオーラが出てるぅ!」

まほ『…あとでかけ直す』

みほ「待ってお姉ちゃん!」

まほ『なんだ』

みほ「…会長のこと、責めないであげて…」

まほ『…善処する』プツッ

みほ「あっ…」

エリカ「…大丈夫、あの二人はすごく仲がいいもの」

みほ「…だといいな」


prrr…
杏「ん?…まほ」

杏「…もしもし」

まほ『話はみほから聞いた』

杏「そっか」

まほ『…本当なんだな?』

杏「あんな大事な場面で嘘つくと思う?」

まほ『それもそうだな』

杏「言いたいことがあるなら言ってよ、黙って聞くから」

まほ『ああ、たくさんある…が』

杏「ん?」

まほ『…お前も、辛かったろう?』

杏「…っ!そ、そんなわけないじゃん!廃校しちゃう時はしちゃうんだし、そんなもんでしょ!?」

まほ『はは、そんなに焦っている杏は初めてだ』

杏「なっ…」

まほ『…いまからそっちに行く、待っていろ』
プツッ
杏「…」


ピンポーン
杏「…やぁ」

まほ「こんばんは」

杏「さぁ、入って入って」

まほ「ああ、お邪魔するよ」

杏「今お茶入れてくるねー」

まほ「ありがとう」

杏「はい、どうぞ」

まほ「ありがとう」

杏「ふぅ…」

まほ「話を詳しく聞こう」

杏「…いやぁ、最初にいきなり廃校って言われてビックリしちゃったよ」

杏「桃や柚子は泣き出しちゃってさー」

まほ「杏は?」

杏「私?私は別に平気だったよ」

杏「廃校って言われちゃったもんはしょうがないし、受け入れるしかないかなって思ったけど」

杏「そこで閃いたんだ」

杏「なにか成績残せばいいんじゃね?ってね」

まほ「ふむ」

杏「そしてなんとタイミングのいい」

杏「戦車道9連覇してた学校から一人転校してくるじゃないですか!」

杏「これは協力してもらうしかない!と思ってね」

杏「…まぁ、そんな複雑な理由を持っているとは思わなかったけどね」

まほ「…」

杏「そしたらもうひとり戦車道経験が豊富な子が来てねぇ」

まほ「エリカか」

杏「そうそう!いやぁ、これは絶好のチャンスだと思ってさ」

杏「戦車道優勝しよう!そうすれば廃校は撤回される!ってね」

まほ「…まあ優勝した学校を廃校になんて出来るわけないよな」

杏「そういうこと!」

まほ「それで?」

杏「もう最初っからみんなに廃校のこと言おうかなって思ったんだけどさ」

杏「まあ、みんな楽しそうに戦車に乗るわけさ」

まほ「…」

杏「実際私も楽しかったしね」

杏「…そんな楽しそうな皆をこんな話で苦しませたくないじゃん?」

杏「だから、言うの遅くなっちゃったんだよね」

杏「…あはは」

まほ「…お前は生徒会長だよな」

杏「うん、そうよん」

まほ「…生徒会長が弱い場面見せたら皆に示しが付かないな」

杏「そうそう、だから大変よねーこの役職」

まほ「…一人で溜め込んでいるんだろう?」

杏「んー?そんなことないよ、ちゃんと発散してるよ?」

まほ「…例えば?」

杏「例えば…まあいろいろだよ」

まほ「ふーん…」

杏「何?どうしたの?」

まほ「…」

杏「んー…?」

まほ「…うそだな」

杏「えー?嘘じゃないよー」

まほ「杏」

杏「うん?」

まほ「私は、お前を親友だと思ってる」

杏「うん、私もだよ、こんなに話してて楽しくなる友達はいないもん」

まほ「だから、悩み事も全部聞きたいんだ」

まほ「愚痴も、相談も」

まほ「全部だ」

まほ「…杏」

杏「うん?」

まほ「…私の前では、溜め込まなくていいんだ」

まほ「…全部吐き出そう?」

まほ「ほら…おいで?」

杏「…や、やだなーまほってば…」ポロッ

杏「そんなこと言われたら…全部…言いたくなっちゃうよ…」ポロッ

まほ「ああ…いいんだ、全部吐き出して、いいんだよ…」

杏「…グスッ」

杏「うええええん!!!」ギューッ

杏「廃校って言われて私辛かった!」

杏「桃や柚子と離れ離れになるの嫌だった!」

杏「皆と戦車道始めてすごく楽しくて!」

杏「皆と仲良くなって!」

杏「他校のみんなとも仲良くなって!」

杏「皆…皆大好き!」

杏「だけど…廃校になっちゃったらこれが壊れてしまう!」

杏「そんなこと考えてたら…精神がきつくて…」

杏「…まほとももうあえなくなっちゃうと思って…」

杏「…うええ…」

まほ「…馬鹿だな、杏は」ナデナデ

杏「グスッ…」

まほ「確かに戦車道を始めなければ私たちは会うことがなかっただろう」

まほ「だがもうすでに私たちは会っているんだ」

まほ「だから…会えなくなるなんてありえないだろう?」

杏「…」

まほ「たとえ廃校になっても、皆杏を忘れることなんてないだろう」

杏「…」

まほ「だからそんなことを気にするな」

まほ「余計に自分が壊れるだけだ」

杏「…」

まほ「…お前が辛ければ私を呼べ、すぐに飛んででも行く」

杏「…まほ…」

まほ「全く、ここまで言うのはみほとエリカぐらいだぞ」

お久しぶりです、そして寝ます(:3 」∠)

あと今更ですが語彙力が死んでいるのでそのへん覚悟してくださいね。

まほ「…ふぅ、どうだ?」

杏「…うん、落ち着いたよ、ありがとう」

まほ「そうか、良かったよ」

杏「まほが居てよかった」

まほ「親友だからな」

杏「ふふ、そうだね」

まほ「…よし、落ち着いたならそろそろ帰ろうかな」

杏「こんな時間なのに帰るの?」

まほ「ああ、ヘリを待たせてる」

杏「ほんと?」

まほ「ん?ああ、待たせてるが…」

杏「…外見てみなよ」

まほ「…?」

まほ「…おい、いないぞ…」

杏「どこ行っちゃったんだろうね」

まほ「ちょっと待ってて…」
prrrr…
赤星『はい、もしもし、どうしました隊長』

まほ「赤星、私たちが乗ってきたヘリがいないんだが…」

赤星『ああ、私が指示して戻ってこさせました』

まほ「な、なぜだ!?」

赤星『一日ぐらい一緒にいてあげてくださいよ、心細いでしょうし』

まほ「…」

赤星『たとえ生徒会長さんでも女の子なんですから、二人で一緒なら寂しくないでしょう?』

まほ「それは…そうだが…」

赤星『ふふ、こういう時って私敏感なんです、びっくりしました?』

まほ「…ああ、驚いたよ」

赤星『それでは、明日の朝に迎えを出しますので、一緒に居てあげてください』

まほ「ああ、わかった、また明日な」

赤星『ええ、それではおやすみなさい』
プツッ
まほ「はぁ…なかなかやるな、あの子も」

杏「有能な後輩だね?」

まほ「…はは、そうだな」

杏「まほ、ご飯は?」

まほ「まだ食べてないな」

杏「じゃあ食べていきなよ!なんでも言って、具材ならなんでも揃ってるから」

まほ「んー…じゃあカレー…かな」

杏「まほはカレーが好きなの?」

まほ「…子供っぽいか?」

杏「ううん、そんなことないよ、私も大好き」

まほ「…そうか」

杏「じゃあ作るねー」

まほ「私もなにか…」

杏「いいの、胸貸してもらったんだし」

まほ「…そっか」

杏「うん、だから待ってて、すぐできるから」

まほ「わかった」


杏「できたよー」

まほ「本当に早いな…」

杏「あ、レトルトじゃないよー?ちゃんと愛情かけて作ったんだから」

まほ「…///」

杏「まあ料理してると効率とかがわかってくるからね」

まほ「そうなのか、私は料理はあまり得意ではない…」

杏「じゃあ今度教えてあげよっか?」

まほ「いいのか?」

杏「私たちぐらいの年にもなって料理ができないっていうのはすこし恥ずかしいと思うからねー」

まほ「そ、そうだよね…」ショボン

杏「ふふ、大丈夫、私がいるからね」

まほ「そんなに料理が得意なのか?」

杏「んー、前に戦車道やってるみんなに料理作ったけど、皆美味しいって言ってくれたよ」

まほ「そうなのか…」

杏「まあ料理が趣味みたいなものだからね」

まほ「意外だ…」

杏「よく言われる、じゃあ食べよっか」

まほ「ああ」

二人「いただきます」

まほ「…!!お、美味しい…!」

杏「そう?よかった」

まほ「こんなに美味しいカレーを食べたのはみほのカレーぐらいだ…」

杏「みほちゃんも料理できるんだ?」

まほ「ああ、みほも料理上手なんだ」

杏「へー、今度みほちゃんの家に言って料理作ってもらおっかな?」

まほ「いいんじゃないか?」モグモグ

杏「…」ムスッ

まほ「?」モグモグ

杏「まほのそういうとこ嫌い」

まほ「え、ええ…?」

杏「…なんでもない、気にしないで」

まほ「そ、そうか…?」


まほ「ふぅ、ごちそうさま」

杏「お粗末さま」

まほ「いやぁ、本当に美味しかった、また作って欲しいぐらいだ」

杏「うん、全然いいよ」

まほ「そうか、じゃあ今度またたのもうかな」

杏「んじゃお風呂と行きますか」

まほ「先に入っていいぞ」

杏「んじゃー、一緒に入ろーねー」

まほ「えっ」

杏「ほらほらはやくー」

まほ「えっえっ」

杏「女の子同士なんだから恥ずかしがる必要ないでしょ?」

まほ「わ、わかった…」


杏「んじゃ電気消すねー」

まほ「一緒のベッドに入っていいのか?」

杏「いいのー!桃や柚子と一緒に泊まるとき三人でこうやって寝るんだよ?」

まほ「そ、そうか…」

杏「…それでさ、一つ言いたいことあるんだけど」

まほ「うん?」

杏「決勝戦、私たちも本気で行くからね」

まほ「…ああ、もちろんだ」

杏「手抜くなんてしないでよ?」

まほ「ああ、そっちのほうが失礼だし、それに西住流の名が汚れるからな」

杏「絶対負けないからね」

まほ「私もだ」

杏「…うん、よかったその言葉が聞けて」

杏「それじゃ寝よ?おやすみ」

まほ「ああ、おやすみ」


杏「…まほ」

まほ「…」zzz

杏「…大好きだよ」

まほ「…」

杏「…なんて、聞いてるわけないよね」

杏「…」zzz

まほ「…私も好きだ、愛してるよ」

チュンチュン
杏「んーっ!」

杏「いい朝だ」

まほ「…ふあぁ」

杏「あ、まほおはよう」

まほ「…お、おはよう///」

杏「ん?どうしたの?風邪?」

杏「熱計ってみよっか」おでこコツン

まほ「…///」

杏「わっ…大丈夫?」

まほ「だ、大丈夫だ…」

杏「そう…?」

杏「じゃあ朝ごはん作っちゃうね」

まほ「わ、わかった…///」

ジューッ
杏「…まさか…聞かれてたのかな…?///」


まほ「さて、そろそろ時間かな」

杏「じゃあ次会うときは決勝戦だね」

まほ「ああ、楽しみに待っている」

杏「私も」

まほ「またな」

杏「うん、またね」


まほ「うーん…」

小梅「あ、おかえりなさい」

まほ「赤星、ただいま」

小梅「どうしたんですか?そんなに考え込んで」

まほ「…一つ質問していいか?」

小梅「はい、なんでしょう?」

まほ「…女の子同士で恋人になるっていうのはどうなんだろうか」

小梅「いいんじゃないですか?」

まほ「即答!?」

小梅「そういう愛の形だって全然アリだと思いますよ」

まほ「そ、そういうものなのだろうか…」

小梅「もちろんここじゃ結婚はできませんけどね」

まほ「け、結婚だなんて…///」

小梅「なんですかうじうじ考えて…」

まほ「…うー…」

小梅「隊長らしくないですよ」

まほ「…」

小梅「角谷さんが好きなら告白すればいいじゃないですか」

まほ「…あのね、赤星」

小梅「はい」

まほ「昨日杏の家で泊まらせてもらったんだけど」

小梅「でしょうね」

まほ「私がたまたま目が醒めた時に言われたんだ」

小梅「はい」

まほ「『大好きだよ』って」

小梅「はぁ…」

まほ「その…どうすればいいかなって…」

小梅「それで?隊長は好きなんですよね?」

まほ「だからその…杏が寝た時に私も『好き、愛してる』って言ったんだけど…」

小梅「なんで両思いなのにうじうじしてんだこいつ」

まほ「えっ」

小梅「ああいえ…両思いなんだからうじうじ考え込んでねぇで決心しろってことですよ」

まほ「そ、そんなに言葉の尖り方が変わってないけど…そうだよね」

まほ「私決勝戦でキスする」

小梅「話が急激に飛んだー!!??」

まほ「うん、決めた、ありがとう赤星」

小梅「あ、はい…」

まほ「さてと、練習はじめるか」

小梅「はい…」

次回は決勝戦から。おやすみなさい( ˘ω˘ )

決勝戦当日
みほ「はぁ…この日が来ちゃったね」

エリカ「仕方ないわ、私たちも全力でやりましょう」

みほ「そうだね」

杏「だいじょぶだいじょぶ、優勝できるさー」

みほ「上手くいくといいんですけどね…」

エリカ「さあ、作戦を皆に伝えましょう」

みほ「はい、それでは…」


杏「なるほどね…それで上手くいくのかな?」

みほ「わかりません、ですが黒森峰は決まった行動しか取らないので、それを乱すように動けば…という感じです」

杏「なるほど、なんか機械みたいだね」

みほ「それでもとても強いですから…お姉ちゃんの的確な指示でしょうね」

杏「そうだね…」

まほ「そ、そう言われると照れるな」

みほ「お、お姉ちゃん!」

杏「あ、まほ」

まほ「今日はよろしくな、ふたりとも」

みほ「うん、正々堂々やろうね」

まほ「もちろんだ」

まほ「なあ杏、ちょっとこっち来てくれる?」

杏「んー?どうしたの?」

まほ「…」ギュッ

杏「ふえぇ!?///」

まほ「…」チュッ

杏「んーっ!?///」

みほ「…あわわ///」

エリカ「みほ、飲み物買ってきたわよ…」

エリカ「…!?」

まほ「今言うべきじゃないんだろうが…お前が好きだ」

杏「…///な、なんで今なのかな…///」

まほ「その…昨日寝てる時に聞こえたんだ」

杏「…」

まほ「『大好きだよ』って」

杏「…聞かれちゃってたかー///」

まほ「だからその…実は…私も好きなんだ」

杏「ほ、本当?///」

エリカ「本当も何もキスしてんだから…」

杏「そ、そうだよね…///」

まほ「その…私と結婚して欲しい」

エリカ「ぶーっ!!」

みほ「け、結婚だなんて…///」

エリカ「付き合うすっとばしたよこの人!」

杏「…えへへ、嬉しい///」

杏「うん、結婚しよ!」

まほ「本当か…!嬉しいよ…!」

みほ「うん…うん!よかったねお姉ちゃん…!」

エリカ「なんで感動してるのよ…」

まほ「ありがとうみほ…!」

大洗チーム「おめでとう会長!!」

黒森峰チーム「おめでとうございます隊長!」

エリカ「皆適応してる…」

エリカ「…はぁ、おめでとうございます、隊長」

まほ「ああ、ありがとうエリカ…」

エリカ「会長さん、隊長を幸せにしないとぶっ倒すわよ」

杏「うん、もちろんだよ!」

みほ「…はぁ、なんだか力抜けちゃった」

エリカ「ホントよ…試合できるかしら…」

まほ「さて…そろそろもどるよ」

杏「行っちゃうの…?」

まほ「また試合終わったら会いに来るよ」

杏「えへへ…待ってる」

まほ「それじゃ、今日はよろしく」

みほ「じゃあねお姉ちゃん」

まほ「ああ、またな」

エリカ「…え、やる気まんまんじゃん…」


「これより大洗女子学園対黒森峰女学園の試合を開始します!」


「勝者!大洗女子学園!」

皆「やったー!!」

みほ「…ふぅ、勝てたね」

エリカ「あら、なんだか嬉しそうじゃないわね」

みほ「そんなことないよ…よくこんなチームでかてたなって思っただけ」

エリカ「…ねぇ、思わなかった?」

みほ「…エリカさんも思った?」

2人「お姉ちゃん(隊長)以外手抜いてたね…」

小梅「みほさーん!」

みほ「あっ、小梅さん」

小梅「お久しぶりです!」

みほ「うん、久しぶりだね」

小梅「その…今回の試合で謝らなくちゃいけないことがあって…」

みほ「うん、わかってるよ」

小梅「あ…もしかしてバレてたかな?」

みほ「バレバレだよ…あんな簡単に勝てちゃうなんて前の黒森峰もびっくりだよ」

小梅「あはは…でも、隊長に幸せになってほしいでしょ?」

みほ「まあ廃校になって皆落ち込むっていうのも嫌だろうし…私も嫌だけど」

小梅「だから隊長に秘密でね…」

みほ「でも結構予想と違う動きしててビックリした時があったよ」

小梅「えへへ、みほさんの戦略を真似てみたんだ」

みほ「あ、そうだったんだ…」

小梅「…あ、そろそろ行かなきゃ、またいつか会おうね」

みほ「うん、またね」


みほ「私たちも戻ろっか」

エリカ「そうね」

みほ「えーっと…あ」

エリカ「なに?…あら」

杏「えへへー、まほ大好きっ」

まほ「ふふ、私も大好きだ」

エリカ「さすがにあの中に入るのは…」

みほ「ちょっと厳しいね…」

エリカ「…私たちだけで先に帰りましょうか」

みほ「お姉ちゃんにメール入れておこっと」

エリカ「私もそうするわ」


みほの家
みほ「はぁ…帰ってきたね」

エリカ「なんか試合の直前にあんなことが起きたから優勝した気がしないわ」

みほ「そうだねー」

エリカ「…さてと、お風呂入りますかね」

みほ「私も入っていい?」

エリカ「一緒ってこと?」

みほ「うん!」

エリカ「まったく…いいわよ、ほら」

みほ「えへへっ」


みほ「ふんふーん♪」

エリカ「随分ご機嫌ね」

みほ「えへへ、これからも一緒にエリカさんと居れるって思うと嬉しくて」

エリカ「…///」

みほ「…ねえエリカさん」

エリカ「うん?」

みほ「これからもずっと一緒にいてくれる?」

エリカ「もちろんよ、隊長も会長さんに盗られちゃったしね」

みほ「エリカさんお姉ちゃんが好きだったの?」

エリカ「恋愛的な好きではないけれど…」

みほ「そっか、ほっとした」

エリカ「…なんであなたがほっとするのよ?」

みほ「あ、ああいやなんでもないよなんでもない」

エリカ「…」ジーッ

みほ「う、うう…」

エリカ「…あなたが好きよ、みほ」

みほ「えっ…」

エリカ「そ、それだけ///」

みほ「ねえエリカさん…」

エリカ「な、なに…」

みほ「そのエリカさんの好きは…どっちの好き…なのかな?」

エリカ「い、言わせる気?」

みほ「エリカさんの口から聞きたいなー…?」

エリカ「…恋愛の好きよ」

みほ「…」チュッ

エリカ「…!?///」

みほ「えへへー…嬉しいな…」

みほ「私もね、エリカさんと一緒に居ると安心するし、とても落ち着くんだ」

みほ「エリカさんが他の女の人と話してると胸がぎゅってするの」

みほ「もう胸がぎゅってした瞬間からわかったんだ」

みほ「エリカさんが好き」

みほ「えへへ、大好き!」

エリカ「き、聞いてるこっちが恥ずかしくなってくるわ///」

みほ「ねえエリカさん…私たちもお姉ちゃんたちみたいに結婚しよっか?」

エリカ「ふえぇ!?」

みほ「私エリカさんとなら結婚したいなぁ…」

エリカ「…わかったわ、結婚しましょ」

みほ「あれ?随分スッキリしてる返事だね」

エリカ「けど…」バッ

みほ「きゃっ…」

エリカ「あなたが攻めなのは気に食わないわ…」

みほ「うん…私エリカさんに攻められたいな…///」

エリカ「…」チュッ

みほ「んっ…えへへ…」チュッ

チュッチュッ


チュンチュン
エリカ「んっ…」

エリカ「朝ね…」

エリカ「ふあぁ…」

みほ「スー…えへへ…エリカしゃん…」

エリカ「ふふ、可愛い」

エリカ「…ほら、みほ起きなさい」

みほ「ん…んぅ…」

エリカ「起きなさい」

みほ「…おはよエリカさん」

エリカ「おはよう」

エリカ「準備して学校行くわよ」

みほ「うん…わかった」

オハヨー

杏「やぁやぁ西住ちゃん」

みほ「あ、西住杏さん、おはようございます」

杏「ちょっ!まさかの返しでびっくりした!」

みほ「あ、また結婚してなかったですね…おはようございます会長」

杏「うん、おはよう、逸見ちゃんもおはよ」

エリカ「はい、おはよう」

杏「さてと、君たちのおかげで廃校はなくなったわけですが…」

みほ「あ、お礼なら結構ですよ」

みほ「むしろ私がお礼したいくらいです」

杏「え?」

みほ「お姉ちゃんと一緒にいてくれてありがとうございます」

杏「…うん、どういたしまして…でいいのかな?」

みほ「どうぞこれからもよろしくお願いします!」

杏「うん、よろしくね!」

みほ「それじゃまた練習で!行きましょうエリカさん!」

エリカ「ええ、それじゃまたあとで」

エリカ「ちょっとみほ引っ付いたまま歩かないでよ…歩きにくいじゃない」

みほ「えへへ、エリカさん大好きー!」

杏「…あの子達も結婚するんだろうなぁ」


おしまい

ミカ「やあ、皆さんまた会ったね」

ミカ「どうやら久々に書いたせいで設定を忘れて『もうみほエリにしてしまえ』と適当に書いたようだよ」

ミカ「この子に代わって謝るよ、ごめん」

ミカ「そしてこんなに長くなってしまってすまない」

ミカ「次からは短くするから安心して欲しい」

ミカ「んっ…どうしたの?」

ミカ「謝ってくれたからナデナデ?」

ミカ「ふふ…ありがとう」

ミカ「それじゃ、またいつか会おうね」


はい、皆さんお久しぶりです。
もう最近仕事忙しすぎてあかんですね…
ということでもうめんどくさくなってみほエリで終わらせてしまえということになりました。
それでは次の安価で。もう今回のように長くしてしまうのは私自身のせいなので何とかします。
>>271でおねがいします。

クラーラがみほと同時期、同学年にプラウダではなく大洗に留学してくる

す、すこし休めるかなと思ったらもう来てる…
クラーラですね、わかりましたー

大丈夫…もう長くならない…多分…

ppp…
みほ「んぅ…ケーキはやっぱりショートケーキがいい…えへへ…」
ppp…
みほ「…はっ!」

みほ「…そっか、もう家じゃないんだ…」


みほ「んー!焼きたてのパンの匂い…」

みほ「…わぁ」

クラーラ「…」スタスタ

みほ「綺麗な髪…」

クラーラ「…!」

みほ「え…こっちに来る…?」

クラーラ『あのすみません、大洗女子学園ってどこでしょうか?』

みほ「え、あの、えっと…」

クラーラ「あ…ごめんなさい、まだ日本語に慣れていなくて」

みほ「あ、そうなんですね…それでなんて言ったんですか?」

クラーラ「えっとですね、大洗女子学園ってどこでしょうか?」

みほ「なるほど…あ、私も一緒の学校なので一緒に行きませんか?」

クラーラ「本当ですか?ありがとうございます」

みほ「えへへ」


みほ「お名前を聞いていいですか?」

クラーラ「クラーラと申します」

みほ「クラーラさんですね…わかりました、私は西住みほって言います」

クラーラ「西住みほさん…みほさんって呼んでいいですか?」

みほ「…!はいっ!もちろんです!」

クラーラ「…?」

みほ「あ、ごめんなさい…私名前で呼ばれるのお姉ちゃん以外初めてだったので…」

クラーラ「そうなんですね…とても可愛らしいお名前なのに…」

みほ「か、可愛らしいって…///」

クラーラ「あの…お友達になってくれませんか?」

みほ「えっ…ええっ!?私でいいんですか!?」

クラーラ「はい!」

みほ「えへへ…友達…えへへ…」

みほ「クラーラさんはロシア人…なんですか?」

クラーラ「はい、ロシアからここへ転校してきました」

みほ「なるほど…私も実は転校してきたんです」

クラーラ「そうなんですか!」

みほ「私は熊本県っていうところから引っ越してきたんです」

クラーラ「クマモト…」

みほ「あ、ここですよ」

クラーラ「ここが大洗女子学園…」

みほ「同じクラスだといいね」

クラーラ「そうですね…」

みほ「じゃ行こっか」

杏「家元娘にロシア人の戦車道経験者…これはもらったっしょ」

柚子「でも大丈夫なんでしょうか…」

桃「問題ない、行くぞ」


先生「…以上だ、号令」

「起立、気を付け、礼」

「ありがとうございました」

「やっとお昼だー」

「今日何食べよっか?」

「今日のランチなんだろねー」


みほ「クラーラさん、一緒のクラスになれて私嬉しい!」

クラーラ「私もですみほさん」

みほ「ここってご飯どうすればいいんだろうね…?」

クラーラ「ランチって言ってましたからここで食べられるんでしょうか…」

沙織「へい彼女たちー!」

みほ「!?」

クラーラ「…?」

沙織「一緒にお昼どう?この学校の仕組みよくわかってないみたいだし!」

華「無理でしたら結構ですので…」

みほ「いいんですか?」

沙織「もちろん!」

クラーラ『それではお願いします』

沙織「…???」

華「な、なんて言ったんでしょうか…?」

みほ「んー…多分お願いします的なことだと思うよ、ね?クラーラさん」

クラーラ「みほさん正解です」

みほ「えへへ」


沙織「ここで大体皆ご飯食べるんだよ」

みほ「学食なんだね」

クラーラ「美味しそうです」

華「実際美味しいですよ」

みほ「そ、そんな食べるんですか!?」

クラーラ「びっくりです」

沙織「あっ、そうだ自己紹介忘れてたね」

沙織「私は武部沙織!」

華「五十鈴華と申します」

みほ「私は…ってみんなの前で紹介したよね」

沙織「うん、西住みほさんにクラーラさん、だよね!」

みほ「それじゃ長いから西住さんとかでいいよ」

沙織「じゃあみぽりん!」

みほ「みぽりん…!」キラキラ

クラーラ「私はクラーラと申します」

クラーラ「普通にクラーラとお呼び下さい」

沙織「じゃあ…ク○ラ!」

華「沙織さんそれは危ないです」

沙織「何が?」

華「いいから訂正してください」

沙織「えー?じゃあ…クララン!」

華「あまり変わってない様に思いますけどまあいいでしょう…」

クラーラ「そう呼ばれるのは初めてです」

華「でしょうね…」

沙織「じゃあご飯食べよ!」

みほ「うん!」

ピンポンパンポーン
桃『2年A組西住みほ、クラーラ、至急生徒会室へ』

みほ「…???」

クラーラ「なんでしょうか」

沙織「とりあえず道教えるね」


杏「やあやあ!転校してきたばっかりなのに呼び出してごめんねぇ?」

みほ「あの…なにか用でしょうか…」

クラーラ「お腹が空いたので早くしてください」

杏「えっとねー、今年からうちの学校戦車道やることになったのよねー」

みほ「!?」

クラーラ「戦車道ですか」

杏「そそ、だから二人にはやってもらいたくてさー」

みほ「あの…絶対やらなきゃいけないんですか…?」

杏「うん、そゆことー」

クラーラ「私は構いませんが…みほさん…」

杏「…うん、知ってるよ西住ちゃん」

みほ「え…」

杏「決勝戦で氾濫した川に落ちた味方を助けに行ったんだよね」

みほ「…」

杏「だけど西住ちゃんが乗ってた戦車がフラッグ車で」

クラーラ「…やられちゃったってことですか」

杏「そ」

みほ「…」

杏「…なんでそんなに落ち込んでるのさ」

みほ「…私のせいで黒森峰10連覇できなかった…」

杏「君は10連覇のほうが大事なの?」

みほ「え…」

杏「それとも戦車に乗っていた味方のほうが大事?」

みほ「…」

杏「私は西住ちゃんの選択が間違ってるとは思えないなぁ」

みほ「…」

杏「君は人の命を助けた」

杏「たとえ君が味方を見捨てて優勝しても嬉しい?人が死んでるかもしれないんだよ?」

みほ「…!」

杏「そんな落ち込まないでよ西住ちゃん」

杏「第三者の私が言うのもアレだけどさ」

杏「向こうで何言われたのかわからないけど」

杏「ここでは誰も君を責める人はいないからさ」

杏「だからお願い、戦車道取ってくれない?」

みほ「…」

みほ「…はい、わかりました」

杏「ほんと?ありがとー」

みほ「…でも、なんでそんなに…」

杏「…とりあえず、優勝が目標ってとこね」

みほ「…はい、やってみます」

杏「よし、あとで全校生徒体育館へ集合させて戦車道のオリエンテーションやるから、よろしくね」

みほ「わかりました」

杏「あ、そうそう、戦車道取った人には特別な待遇があるから期待しててねー?」

クラーラ「楽しみです」

杏「お昼ご飯時にごめんね、じゃあまた後でねー」

みほ「はい!」

みほ「…あの会長!」

杏「んー?」

みほ「…ありがとうございます」

杏「ふふ、どうってことないよー」


クラーラ「そんな過去があるとは…」

みほ「うん…ごめんね」

クラーラ「いえ…一緒に楽しい戦車道しましょうね」

みほ「うん!」

ピンポンパンポーン
桃『全校生徒へ次ぐ、体育館へ集合せよ』


沙織「なんだか今日は忙しいなぁ」

華「久々ですね生徒会がこうやって呼び出すの」

桃「えーこれからオリエンテーションを開始する」

以下略

沙織「私戦車道やる!」

みほ「ほんと?嬉しいなぁ」

華「私もやります!」

クラーラ「仲間が増えて嬉しいです」

杏「やぁやぁ西住ちゃん」

みほ「あ、会長」

杏「どうだいあの待遇!」

みほ「本当に大丈夫なんですか?


  ┌┐         / //
 [二  ] __     〔/ /
   | |/,ー-、ヽ      /
  / /  _,,| |     ./
 レ1 |  / o └、  ∠/    ∧_∧

   .|__|  ヽ_/^     ,/     (`・ω・)       ))
      __       /      /つ( ̄`ヽO_ノ⌒ヽ
   [二二_  ]    /     ノ   )        \ ))
       //    {..    (__丿\ヽ ::    ノ:::: )

     / ∠__    ̄フ..      丿        ,:'  ))
    ∠___  /  /    (( (___,,.;:--''"´``'‐'

     _   / /  \
    / o ヽ/  /   /
    ヽ__ /    \

ミカ「…おや、おかえり」

ミカ「随分長い仕事だったね?」

ミカ「別に、怒ってなんかないさ」

ミカ「ただ…すこし寂しかった…かな」

ミカ「わっ…どうしたんだい急に抱きついてきて」

ミカ「…そっか、忙しかったんだね」

ミカ「よしよし…」

ミカ「え?ようやく落ち着いてきたから一緒に居れる?」

ミカ「…ふふ、嬉しいよ」

ミカ「さぁ、ご飯食べよう、お腹がすいたよ」


ほんと…ほんと申し訳ない…
めちゃくちゃ忙しくて帰ってきたら疲弊で寝てしまうと言うことが多くてですね…
最近やっと落ち着いてきたのでこうやって夜ふかしもできる感じです。
待ってくれている人がいるなら本当にごめんなさい。そして待っていてくれてありがとうございます。
それじゃ、今日は少ししか書けませんがお付き合いください。

杏「まあ結構戦車道って大変って聞くからさー、それに見合う特典つけてもいいかなぁって思ったのさ」

みほ「確かに大変ですけど慣れれば簡単だと思いますよ」

杏「あ、そうなんだ、西住ちゃんが言うならそうなんだろうねー」

沙織「…そういえばみぽりんって戦車道知ってるの?」

みほ「…まあ、ね」

華「もしよろしければお話して頂けませんか?」

みほ「…」

杏「西住ちゃんは昔から戦車道をしている西住流っていうとこの娘なんだよね」

沙織「へー!そうなんだ!」

華「実は西住さんってすごい人だったんですね」

杏「まあでも前の学校で嫌な思いしちゃったからこっちに転校してきたんだよね」

沙織「嫌な思い…いじめ!?許せない!」

みほ「あ、いやそういうわけじゃないんだけどね…」

華「なんだか複雑そうですね…」

杏「てことで、明日のお昼校庭に集合してくれるかな」

みほ「わかりました」

クラーラ「そういえば、戦車って何があるんでしょう?」

杏「んー…昔はこの学校も戦車道やってたけどやめちゃってから売っちゃったみたいなんだよねー」

沙織「えっ」

華「それじゃ戦車道なんかできないじゃないですか」

杏「でも残ってる奴があるみたいだから、それを探そうってこと」

みほ「明日ですか?」

杏「そゆこと」

クラーラ「なるほど…わかりました」

杏「んじゃまた明日ねー」

みほ「じゃあ私たちも帰ろっか」

沙織「ねえみぽりん」

みほ「うん?」

沙織「戦車道のことについて勉強したいからみぽりんち行きたいんだけど大丈夫?」

華「あ、それなら私も」

クラーラ「私もお願いしたいです」

みほ「別にいいけど…大したこと教えられないよ?」

沙織「大丈夫、遊ぶのも兼ねてるから!」

みほ「…そっか、ふふ、楽しみ」

沙織「それじゃみぽりんちへごー!」

華「ごー」

クラーラ『ゴー!』

翌日

杏「はーい、皆よく来てくれたねー」

桃「大して集まりませんでしたね」

柚子「これで大丈夫なんでしょうか…」

杏「これから戦車道の授業を開始するよー」

「あの、戦車はなんですか!?」

杏「あーそれなんだけどね、これからみんなで探すんだよ」

「「「ええー!?」」」

杏「ごめんねー、前にこの学校もやってたみたいだけど良い戦車は皆売っちゃったみたいでさー」

みほ「じゃあ探しに行こっか」

沙織「そうだね」

華「行きましょう」

クラーラ「Да」

「…なんかあの人たち行動早い…」


みほ「どこにあるんだろ…」

沙織「駐車場は!?」

華「確かに車ですけど…」

みほ「さすがに無いかな」

沙織「えー…」

クラーラ「…あれはなんでしょう」

みほ「どれ?」

沙織「…クラランどこ指指してるの?」

華「…どこでしょう?」

みほ「あ、あれ戦車だ」

クラーラ「でしたか」

沙織「ええ!?」

華「まったく見えません…」

みほ「クラーラさん視力いいんだね」

クラーラ「みほさんも見えるとは思いませんでした」

みほ「私は戦車道で鍛えられたから…」

沙織「視力の問題じゃない気が…」

みほ「とりあえず行ってみよっか」

クラーラ「Да」


みほ「これはT-26軽戦車だね」

沙織「なんかかわいい」

華「ちっちゃいです」

クラーラ「これはロシアの戦車ですか?」

みほ「そうだね」

クラーラ「…なら私これ乗りたいです」

みほ「ふむ、同じロシア同士相性いいかもね」

沙織「関係あるのかな…」

みほ「じゃあ次探そうか」

華「ですね」

優花里「あ、あの!」

みほ「うん?」

沙織「だれ?みぽりん知り合い?」

優花里「その…私も一緒に探していいですか!」

みほ「全然いいよ、人手はいたほうがいいし」

優花里「わ、私は秋山優花里と申します!」

みほ「私は…」

優花里「存じ上げております!西住みほ殿ですよね!」

みほ「う、うんそうだけど…」

優花里「黒森峰の頃から知っていました!」

みほ「そっか」

沙織「私は武部沙織!」

華「私は五十鈴華です」

クラーラ『クラーラです、気軽にクラーラとお呼び下さい』

優花里「武部殿に五十鈴殿、クラーラ殿ですね、よろしくお願いします!」

クラーラ『秋山さんは戦車が好きなんですか?』

優花里「はい、そうなんですよ!大が付くほどすきです!」

沙織「すごい!ロシア語通じてる!」

華「わかるんですか?」

優花里「はい、すこし齧った程度ですが」

みほ「もう、今回は秋山さんだから良かったけどほかの人にそうやっていたずらしちゃダメだよ?」

クラーラ「はい、ごめんなさい」

優花里「いえいえ!」

みほ「じゃあ気を取り直して探しに行こう」


カー…カー…
杏「はい皆お疲れ様ー!」

桃「結構ありましたね」

柚子「それで誰がどれを乗るんでしょう?」

杏「んー、見つけた人が見つけた戦車乗ればいいんじゃない?」

杏「あ、クラーラちゃんはT-26のるんだったね」

クラーラ「はい」

杏「うん、いいよ全然」

クラーラ「ありがとうございます」

杏「んじゃ他は自分たちで見つけた戦車乗ってねー」

みほ「あ、あの」

杏「んー?」

みほ「クラーラさんの戦車三人乗りですけどあとふたりは…」

クラーラ「あ、大丈夫ですよみほさん」

みほ「え…そうなの?」

クラーラ「はい、頼れる同士がいますから」

みほ「そっか、ならよかった」

みほ「…同志?」

杏「はいそれじゃ今日はかいさーん」

「「「お疲れ様でした!」」」

クラーラ ppp…『もしもし?転校してきた学校で戦車道をまたやることになったんだけど』

クラーラ『…そう、人数が足りないの、二人ほど寄越してくれる?』

クラーラ『ありがとう、それじゃ』

みほ「なんの電話?」

クラーラ「明日同志が二人来てくれます」

みほ「そっか、これで戦車動かせるね」

クラーラ「はい」

みほ「じゃ、帰ろ?」

クラーラ「はい、そうしましょう」

とりあえず今日はここまでにします。
明日夜中になりますが書きに来ます。

ミカ「んっ…今日はよく頑張ったね」

ミカ「ふふ、君は本当に膝枕が好きだね」

ミカ「ほら、ここで寝てしまっては風邪をひいてしまうよ?」

ミカ「一緒に寝よう」

ミカ「…」

ミカ「んっ…黙って撫でてくれるなんて…」

ミカ「ありがとう…」

ミカ「おやすみ、また明日」


ミカはママであってほしい。
おやすみなさい。

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