江戸川コナン「木組みの街殺人事件」(ごちうさ×コナン) (22)

名探偵コナン×ご注文はうさぎですか?のクロスオーバー作品です。

長文なので、ゆっくりご堪能くださいませ。

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OP前の語り部

今日のお話は、小五郎のおっちゃんの仕事の帰りに寄った、ある木組みの街で起きた事件。一つの喫茶店に立ち寄ったことで事件が起きた。たった一つの真実見抜く、見た目は子供、頭脳は大人。その名は、名探偵コナン!

いつものOP。

ある日の昼。

小五郎「いやぁー、今回も楽勝だったな!!」

蘭「お父さん、今日も相変わらずの名推理だったね。」

小五郎「あったりめぇだ!! こんな難事件、この名探偵毛利小五郎様にかかれば朝飯前よ!!」

コナン「(よく言えるぜ、おっちゃん! 実際は俺が時計型麻酔銃でおっちゃんを眠らせてから、ネクタイ型変声機でおっちゃんの声を出して俺が推理しているだけなのによぉ・・・。)」

コナン「・・・・・でも、まぁ。おっちゃんが「眠りの小五郎」として名が売れたおかげで少しずつだけど、黒の組織の情報も俺のところに入って来たし、いいっちゃあ、いいんだけどな・・・」

蘭「どうしたの、コナン君? さっきから何か言っているみたいだけど・・・??」

コナン「ううん、何でもないよ。蘭ねえちゃん!!」

蘭「そう?」

コナン「うん♩(あぶねぇ、あぶねぇ(汗))」

小五郎「それより何か、腹減ったな!? ここいらでどっか寄って飯でも食うか?」

蘭「そうだね! ねぇ、お父さん。ここなんてどう? 最近、雑誌で見つけた所なんだけど、場所もちょうどこの近くだし?」

小五郎「どれどれ・・・ラビットハウス? うさぎの家か? 何だ、ウサギ小屋か、何かか?」

蘭「ううん、違うわよ、お父さん。ラビットハウスは喫茶店よ!!」

小五郎「何っ、喫茶店だぁっ!?」

蘭「うん。何でも雑誌の情報によれば、バリスタであるマスターが開業した喫茶店で、コーヒーの味も木組みの街で一番なんだって。あっ、でもそのマスターはもう亡くなっているみたいなの。それで代わりにここに写っている女の子達とマスターの息子さんが店を支えているみたいよ。」

小五郎「木組みの街って今、いるところだろ? って、女のガキが三人と男で経営しているのかよ!? 本当に大丈夫なのか、その店?!」

蘭「大丈夫だって!! 私も前から行ってみたかったの、お願い、お父さん?」

小五郎「チッ。しょうがねぇな。まぁ、腹も減ったし、ここにするか。」

蘭「やった♩」

コナン「(おいおい、子供かよ。でも、蘭が持ってきた雑誌を見る限り、確かに写っているのは俺と同じ背丈の女の子と蘭くらいと同じ背の女性が二人だな。これはおっちゃんも心配するのは当たり前か・・・。)」

ラビットハウスに到着。

小五郎「ここか。でも、雑誌で見るよりもずっと店構えはいいな!!」

蘭「でしょっ?」

コナン「でも、店内はどうかな? 僕、気になるよ?」ダッ。

蘭「あっ、コナン君。待って」

小五郎「こらっ、ガキ。勝手に行くな!」

ガチャッ。

?「いらっしゃいませっ♩」

コナン達を出迎えたのは赤みが掛かった色の髪をした少女だった。

?「って、あれっ!? そこのおじさん、どこかで会ったことない?」

小五郎「な、何だ。いきなり!? 俺はお前みたいな子供、見たことないぞ!!」

?「子供なんて、失礼しちゃう!! 私はれっきとした高校一年生だよ。」

コナン「(いや、高校生もれっきとした子供じゃねぇか!)」

?「ココアさん、高校生もれっきとした子供ですよ。」

コナンが心で突っ込んだ時と同じツッコミを一人の少女がしていた。見た目は薄めの青色の髪をした少女だ。

?「チノちゃん、それを言っちゃあだめだよぉー(涙)!!」

?「何言ってるんですか。さっさと仕事してください、お客さん困ってますよ。」

?「うぅー、リゼちゃん。チノちゃんが相変わらず厳しいよぉっ!!」

?「何言ってるんだ、ココア。チノが厳しいのはいつもの事だろ!!」

今度は赤みの少女に対して、紫色のツインテールの少女が冷静に突っ込む。

蘭「あっ、あのぅ・・・?」

?「あっ、すみません、お客様。こちらにご案内します♩」

赤みの少女はコナン達に再び気付いて、席に案内する。

?「ご注文が決まりましたら、呼んでください♩」

少女は足早に去って行った。

小五郎「本当に大丈夫なのか!? こんな店で」

蘭「大丈夫だって・・・多分」

コナン「(蘭の奴、自信なくしたな!!)」

店の奥。

?「チノちゃん。」

?「どうしました、ココアさん?」

?「私、確かにあのおじさん・・・どこかで見たことがあるような気がするの?」

?「またですか・・・。どうせココアさんの気のせいですよ。」

?「でも・・・」

?「チノ。」

?「リゼさん。何ですか?」

?「ココアの言葉で気になったんだが、私もあの顔をどこかで見たことがあるぞ!!」

?「本当ですかっ!? もしかして、リゼさんの関係者か、何かですか?!」

?「いや。私の知り合いであのオヤジは見た事ないが、確か、新聞やテレビか、何かで見たことがあるぞ。」

?「ニュース、新聞・・・。も、もしかして、犯罪者ですかっ!?」ブルブルッ。

?「ヴェアアアアア。」

?「ココア、チノ。落ち着け、ひとまず様子を見るぞ!!」

一方、店内では・・・。

小五郎「それにしても、コーヒーの種類が色々あるな。いつも行くポアロ以上に種類が多い・・・。」

蘭「でも、どれもおいしそうだね。ねっ、コナン君?」

コナン「そうだね♩(確かに、「ブルーマウンテン」に「キリマンジャロ」、「コロンビア」に「オリジナルブレンド」・・・色々あるな。これは雑誌に載る程って意味が分かるな・・・。)」

小五郎「これはどれを飲んだらいいのか、わからんぞ!!」

?「いいえ。私から見れば、どれもおススメの一品ですよ♩」

小五郎「あぁんっ・・・って、なっ!?」

小五郎の見た目線にいたのは一人の女性。見た目は大人しそうで、おっとりとした雰囲気が漂っていた。それは美女だ。

小五郎「おおおおぉぉぉぉぉぉーーーーっ!!?? こ、これはこれは・・・なんとぉっ、お美しいマドモアゼルだ!!///」

?「あらっ、マドモアゼルなんて、美味いですね♩」

小五郎「いやぁ。こんなお美しいマドモアゼルに出会えるなんて、なんて良い喫茶店なんだろう!!!」

蘭「お、お父さん・・・」

コナン「(おぃおぃ、おっちゃん。げんきんだな!!)」

小五郎「お美しいマドモアゼル、お名前をお聞かせ願えないでしょうか?」

?「私ですか? 私は青山ブルーマウンテンと言います。小説家で、小説を書いております」

蘭「あ、青山ブルーマウンテンって、あの・・・「うさぎになったバリスタ」のですかっ!?!?」

青山「はいっ♩ お恥ずかしながら私が書きました」

蘭「すごい!!! こんなところで会えるなんて光栄です。私、青山先生の小説読みました。後、映画も見に行きましたっ!!」

青山「そうですか。ありがとうございます♩」ニコッ。

小五郎「なんとっ、そんな凄い人でありましたか!! あっ、自己紹介が遅れましたが、私、探偵の毛利小五郎と言います!!」

青山「あら、毛利小五郎と言いますと・・・もしかして、あの「眠りの小五郎」ですか? 名探偵の??」

小五郎「はいっ♩ その眠りの小五郎です。」

青山「まぁっ!!?? 偶然って本当にすごいですね!! 実は私、小説を書く者として、今度執筆する新作のネタとして「眠りの小五郎」はいつもテレビや新聞で見る度にチェックしてたんですっ!!」

小五郎「それは光栄でありますなぁっ!!」テレテレッ。

青山「よろしければ、今まで解決した事件の話、詳しくお聞かせ願えないでしょうか?」

小五郎「もちろんですとも。この毛利小五郎、喜んでお話し致します!!」

コナン「(なんか、すごい事になって来たな)」

6の人。質問に答えます。スレタイの展開になります。ただ、その際にオリジナルキャラクターがいたり、後はトリックなども一応は簡単なものになりますので、ご了承を!

続きです。

店の奥。

?「そうか。あのオヤジ、どこかで見たことがあると思ったら、あの「眠りの小五郎」だったのか・・・」

?「青山さんが偶然その場にいて、気付いて話し掛けてくれたおかげだね。正体が分かったのは!!」

?「そうだな。青山さんにはひとまず感謝しないとな。」

?「名探偵・・・「眠りの小五郎」・・・?? 聞いたことがありませんね・・・ココアさんとリゼさんは知っているんですか?」

?「あれっ、チノちゃん、知らないの?」

?「えぇ。私、テレビとか新聞は見ないし、読まない方なので・・・。」

?「それは分からないのも、無理はないか!!」

?「そんな、分からないチノちゃんのためにお姉ちゃんが説明してあげるね! 毛利小五郎はね・・・「眠りの小五郎」とも呼ばれている名探偵なの。それで、いろんな難事件を解決してきたみたいだけど、その推理がほとんど眠ったような感じで推理するから「眠りの小五郎」って呼ばれているの!」

?「説明ありがとうございます。ただ、私はココアさんの妹じゃありませんよ!」

?「というか、やけに詳しいじゃないか、ココア?」

?「なんていうか、お姉ちゃんとか、お母さんがファンで、私もここに来る前から散々「眠りの小五郎」の話ばかり聞かされてきたから、自然に覚えちゃって・・・」

?「そうですか。母親とか、モカさんの影響ですか。」

?「うん。」

?「それよりも注文はしないのか? 毛利小五郎は青山さんと話してばかりだし、後の連れの二人はメニューを見たままだ。」

?「あの二人は「眠りの小五郎」さんの娘さんと息子さんかな!?」

?「多分、そうでしょう。見る限り、お弟子さんとか助手さんには見えませんしね・・・。」

?「おっ、手を挙げたぞ! 私が行ってくる。」

?「リゼちゃん。気を付けて」

?「ココアさん。何に気を付けるんですか!!」

店内。

?「はい。ご注文は何に致しますか?」

蘭「すみません。オリジナルブレンド二つとカフェオレ一つでお願いします。」

?「かしこまりました。あっ、お客様?」

蘭「はい?」

?「見る限り、女子高生って感じなのですが、何年生でしょうか?」

蘭「こ、高校二年生ですが・・・」

?「あっ、そうなのか!? 実は私も二年生なんだ!!」

蘭「えっ!?」

?「まぁっ、いきなりだから驚くのは当たり前だよなっ! あっ、自己紹介なんだが、私の名前は「天々座理世」だ。気軽にリゼって呼んでくれ。」

蘭「はぁっ・・・私は毛利蘭です。そこにいるおじさんの娘です。」

リゼ「そうか、やっぱり毛利小五郎の娘だったのか! まぁ、よろしくな、蘭。」

蘭「(いきなり、呼び捨て!?)うん。よろしくお願いします。リゼさん。」

リゼ「おいおい、リゼさんなんて、堅苦しい呼び方はしなくていい、同級生なんだ。普通にリゼでいい。」

蘭「じゃあ、リゼちゃんで・・・」

リゼ「リゼちゃんって、まぁ、いいか。」

コナン「(いいのかよっ!?)」

リゼ「ところでそのボウヤは息子か?」

コナン「あっ、僕は・・・」

蘭「あっ、この子は江戸川コナン君って言いまして、うちに居候している子です。」

リゼ「居候・・・?? 親戚か、何かなのか?」

蘭「まぁ、そういったところです。」

リゼ「そうか。よろしくな、コナン君。」

コナン「うん。よろしくね、リゼ姉ちゃん。」

リゼ「なっ・・・!! ね、姉ちゃん・・・///」

コナン「えっ、どうしたの?」

リゼ「いや、何でもない。とりあえず、失礼する。」

リゼはその場を去って行った。

店の奥。

リゼ「はぁはぁ・・・」ドキドキッ。

?「リゼさん。大丈夫ですか?」

?「リゼちゃん。私、ずっと見てたけど、姉ちゃんって呼ばれ方に興奮したんだね・・・。いいなぁっー、私も姉ちゃんって呼ばれたい!!! 妹じゃないけど、この際、弟感覚で・・・。」

?「ココアさん、ちょっと黙ってもらえますか?」

リゼ「あぁ、とりあえず大丈夫だ。ひとまず、注文なんだが、オリジナルブレンド二つにカフェオレ一つだ。」

?「わかりました。」

しばらくして。

?「オリジナルブレンドにカフェオレ、出来ました。」

?「あっ、それ、私が持っていくよ!!(よぉーし、私もリゼちゃんみたいに、あの子に姉ちゃんって呼んでもらうよぉ!!!)」

?「・・・・・ココアさん。私も一緒についていきます。」

?「えっ、チノちゃん、どうして?」

?「ココアさんのことです。きっとリゼさんの時みたいにあの子に「私も姉ちゃん」って呼んでって、言い出すに決まっています。」

?「うっ!? するどいね、チノちゃん。」

?「どうでもいいけど、早く行った方がいいぞ。蘭たち・・・じゃなくてお客様を待たせているし。」

?「はい。(リゼさん。もう、あのお客様と親しくなっているようですね・・・)」

?「じゃあ、いくよぉー!」

店内

?「お待たせしました。オリジナルブレンド二つにカフェオレになります。」

蘭「あっ、ありがとうございます。」

?「いいえ。」

?「それよりもお客さん、お名前はなんていうんですか?」

蘭「えっ、あっ、毛利蘭です。こっちは江戸川コナン君です。」

コナン「よろしく♩」

?「蘭ちゃんにコナン君ね♩ 私は保登心愛です。気軽にココアって呼んでね。」

蘭「はぁっ・・・」

?「ココアさんだけ自己紹介するのはなにか申し訳ないので、私もします。私は香風智乃です。この店の今のマスターの娘です。」

蘭「ココアちゃんと香風さんね。」

チノ「チノでいいです。香風だと堅苦しい感じがしますので・・・」

蘭「じゃあ、よろしくね。チノちゃん。」

チノ「はい。改めてよろしくお願いします、蘭さんにコナンさん。」

しばらくおまたせ致しまして、すみません! コナンの定番であるトリックを何にしようか、ずっと考えてましたが、中々良いのが思いつかなくて、仕方なく簡単にしてみました。

あまり期待はしないでください。

コナン「よろしくね、チノ姉ちゃん♪」ニコッ

チノ「はうっ///」ドキッ

コナン「どうしたの?」

チノ「いえ、なんでも///」

ココア(ふふふっ、チノちゃん、可愛い♪)

蘭「?」

チノ(姉ちゃんと呼ばれる感覚・・・リゼさんの言っていることが分かるような気がします)

チノ「ところで、蘭さんはその、毛利小五郎さんの娘さんで、コナンさんは息子さん、で合っていますか?」

蘭「私はそこにいる毛利小五郎の娘ですけど、コナン君はうちに居候している子です。」

ココア「えっ、そうなの!? ということは、コナン君は蘭ちゃんの親戚の子かな?」

蘭「いいえ、正確にはうちの近所に住んでいる人の親戚の子供で、私はその人と知り合いなので、預かっているだけなんです」

チノ「そうなんですか。」

ココア「でも、小学生なのに親と離れていても平気なんて、偉いね♪」ヨシヨシ

コナン「えへへ、そんなことはないよ♪(本当は高二なんだけどな・・・)」

ガチャン。

チノ「あっ、いらっしゃいませ」

ココア「あっ、私も行かないと。じゃあ、蘭ちゃんにコナン君、ゆっくりしてね♪」

コナン「うん。」

蘭「はい」

謎の男「・・・」キョロキョロ

チノ「いらっしゃいませ。一名様ですね?」

謎の男「あぁ。」

チノ「それではカウンター席にご案内します!」

謎の男「」テクテク

コナン(・・・帽子を深くかぶって、サングラス・・・。見る限り怪しいな。)ジッー

謎の男「・・・」

リゼ「いらっしゃいませ。お客様、ご注文は・・・あれっ?」

謎の男「」ビクッ

リゼ「お前、もしかして、苦見(にがみ)か? 前にうちでボディガードとして働いていた・・・」

謎の男「み、見間違いじゃ・・・」

リゼ「いや、その姿・・・確かに苦見だよな? 顔を見せろ!!」バッ

苦見「あっ・・・」

リゼ「ほらやっぱり、苦見じゃないか!」

苦見「バレちゃいましたか。お嬢、お久しぶりです!!」ペコッ

リゼ「本当に久しぶりだな。お前、急にボディガードを辞めたから親父もだけど、私も心配してたんだぞ?」

苦見「辞めた事に関しては、面目ございません。ただ、今日はお嬢が前に話していた、アルバイトをしている喫茶店が気になりまして、ついでに出来たらお嬢に挨拶も兼ねてと思い、やって来ました。」

リゼ「そうか。まぁ、ゆっくりしていけ。久しぶりに積もる話もしたいしな。」

苦見「はい。」

コナン(なんだ。リゼさんの知り合いだったのか?)

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