内巻すばる「薔薇族かくれんぼ」 (19)

これは、まだ小山先生が美術部の顧問だった頃のお話です____、


宇佐美みずき「部長、今日は何を描くんですか?」

部長「ああ、今日は珍しく男性モデルを使ったデッサンをやるってよ」

コレット「モデルを使ったデッサン? 珍しいですね」

内巻すばる「モデル……ひょっとして、ヌードですか?」

宇佐美「えっ、ヌ……ヌード!?///」

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部長「男のヌードだなんて気持ち悪いだけなんだけどよぉ……女のヌードなら大歓迎なのにな」

宇佐美「ちょ、部長! 変なこと言わないでください///」

部長「そういや小山先生は用事のある者は帰っていいと言ってたぞ」

コレット「それでは私は儀式があるので!」
ヒューン

宇佐美「ちょ、コレちゃんはやっ!!」

部長「んじゃ、俺も帰るわ。どうせ男の身体に興味ないし」

宇佐美「どうせ部長は寝るだけでしょ」

内巻「…………」

宇佐美「内巻くんはどうする?」

内巻「僕は、真面目に残ってやりますよ」

宇佐美「え、えぇぇッ!?」ビク

内巻「ん? どうかしましたか」

宇佐美「いや、だってその……ヌードデッサンかもしれないんだよ///」

内巻「ええ、より立体的な二次元嫁を完成させるために役立つと思いまして」

宇佐美「そんな理由!?」

内巻「宇佐美さんは? 残らないんですか?」

宇佐美「ええ!? わ、私は……その///」

宇佐美(ど、どうしよう……。男の人の裸なんて小さい頃一緒にお風呂に入った時のお父さんのぐらいしか見たことないよ……/// それに、私が見たいのは内巻くんの裸だし)

内巻「宇佐美さん?」

宇佐美「あ、ごめん。その……私も今日は帰るよ。たまにはゆっくりしようと思ってね」

内巻「そうですか。つまり、僕一人ですか」

宇佐美「それじゃ内巻くん、また明日ねぇー」

ガラガラ……

内巻「うーん……」

内巻(男性モデルかぁ……まだヌードと決まったわけじゃないですが、どんな人が来るのかな。せっかくなら立体的な絵を描きたいので程よくマッチョな人がいいですね。ガリとかデブは勘弁ですね)

ガラガラ……

小山先生「おや、内巻くん一人ですか?」

内巻「はい、他のみんなは用事があるとかで」

小山先生「ふむふむ、なるほど……仕方がないですね」ジロジロ

内巻「?」

小山先生「それでは高畑くん、入ってきてください」


ガラガラ

高畑「失礼します」

内巻「うおっ!」

内村(ガビーーン! 断然僕好みのいい男じゃないですか!!)

小山先生「こちらは高畑裕太くん。大学の4回生でこの美術部のOBでもあるんです。今月は彼にモデルをお願いすることになりました」

高畑「よろしくね!」

内巻「は、はいっ! よろしくお願いします」ペコ

小山先生「ところで内巻くん____」

内巻「はい?」

小山先生「君は、男性の裸に興味があるのかな?」

内巻「えっ!?」ドキン

内村「や、やだなぁ~先生ったら。そんなわけないじゃないですか。僕はただ、純粋に絵の練習をしたいと思って残ったんですよ。あははっ……」

小山先生「ほう、そうですか……」

内巻(はぁ……本当に悔しいですね。この好きを好きといえないもどかしかさ。隠れホモである僕はそれを隠すために二次元が好きなオタク男子のふりをしてますけど、本当は三次元の男が好きなのにな……とほほ)

小山先生「それでは高畑くん、早速服を脱いでください」

高畑「はい」ヌギヌギ

内巻(え、脱ぐってことはやっぱりヌードなんだ!?)

高畑「はい、ポーズ!」

http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira116577.jpg



内巻(す、すごいです! まるで筋肉のかたまりです! ますます僕好みのだ)

小山先生「…………」ニッ


小山先生「見てください内巻くん、この完成された肉体を。この上腕二頭筋の盛り具合、とても素晴らしいです!」サス

高畑「おうッ///」

内巻「うわぁ……」

小山先生「胸の筋肉は適度に盛り上がり実に隙がない。腹直筋はよくシェイプアップされ美しい流れを見せる!」

内巻「ゴクリ」

小山先生「そして……ここだ!」グイ

高畑「はうッ///」

内巻「!!」ドキッ

小山先生「なんといってもこのふくらみは男性美の象徴ですからね」グニグニ

高畑「おお……や、やめてくだい先生、勃っちゃいますよ///」
グググ……

内巻(うわぁ……小山先生にイジられて、高畑さんのがどんどん大きくやってる///)

小山先生「これは相当キツそうですね。よし、解放させてあげましょう」グイ!

内巻「うわ、先生なにしてるんですか/// 高畑さんが……すっぽんぽんに!」

小山先生「さあ内巻くん、遠慮はいりません。思う存分観察してください!この躍動する若きシンボルはまさに、人間のサラブレッドですよ! 」

高畑「ふんっ!」ドヤァ…

内巻「うわわわわぁぁ~~~~////」ドキドキ

小山先生「しかし美というのは比較するものがあって際立つのです。そこで、私の裸を供することで高畑くんの美を際立たせようと思います」ヌギヌギ

内巻「え……」


バサッ

小山先生「さぁ、これで彼の素晴らしさがわかると思いますよ」ブヨブヨ

内巻(うわあ……小山先生ただのメタボじゃん。まあ年だし、仕方がないですけど)

高畑「そんなことないですよ。先生の身体もすごく魅力的ですよ。俺は筋肉が付きすぎだから、先生みたいなブヨブヨな身体……好きですよ///」

小山先生「高畑くん……///」


チュ…


内巻「!?」

ンンッ…チュ…ンッ……チュ…ンハァ…チュ…チュ…


内巻(ホモだ、この二人はホモに違いない……! でも、どうしてこんな見せつけるまねをするだろう……)


小山先生「さあ内巻くん、デッサンを始めてください。私たちはポーズをとるので。男の裸体姿は複数の絡みの方が気持ち良いですからね」


こうして小山先生と高畑裕太は、内巻くんが目の前にいることなどお構いなしに、むしろ見せつけるようにして大胆なポーズを取り続けたのでした。

それを見れつけられた内巻くんはというと____、

内巻(むう~~、二人とも僕の気も知らないでアヘアヘやっちゃって………ああーーもう、わかりましたよ! 描いてやりますよ)カキカキ


小山先生「ぺろぺろ……」

高畑「ああ……//」

ハァハァ……///

小山先生「イキますよ、高畑くん……」

ズニュニュッ

高畑「アア……アァーーーーーーッ♂」

小山先生「どうです、高畑くん///」パンパン

高畑「おお~~~~、き、キモチィィィーーーー///」

内巻「すごい……///」

小山先生「内巻くん、これを見て興奮しませんか?」

内巻「え……それは、その……」

小山先生「人は感情の赴くままに、欲のままに生きるのが一番ですよ……ハァハァ///」

内巻「感情のまま……欲のままに……!」

小山先生「同性愛は恥ずべきことじゃないんですよ!」

内巻「!!」ガタッ


この時、内巻くんは決心しました

内巻「先生、実は僕もホモなんです! 二次元嫁を完成させるのもホモであることを隠すためだったんです。もう隠しません! 僕……ホモの悦びを知りたい!!」

小山先生「そうですか、わかってくれたんですね! では内巻くん、私達のように裸になりなさい」

内巻「はいッ!!」

ヌギヌギ……バサッ


小山先生「よろしい。では内巻くん、君にホモの真髄を教えましょう。私のペニスと内巻くんのペニスを二本同時に高畑くんの肛門に入れるんです! 私と高畑くんが胸をあわせるようにしてお尻を突き出すようにすれば肛門に隙間ができるから、そこに内巻くんのを思いっきり突き挿すんです!」

高畑「内村くん、俺のは丈夫だから心配はいらない。さあ、思いっきり君のを俺の中に打っ込むんだ!!」

内巻「イキますよ……♂」

ズニュ……ズズズズッ!!


高畑「アウ、アァッ……アァァァァーーーーーッ♂」

内巻「おう……すごい///」

小山先生「どうですか高畑くん、二本を一度に咥え込んだ味は?」

高畑「さ、最高ですぅ~~/// こんな素敵なモデルの依頼なら何度でも受けたいくらいだ!」

高畑「それにしても、小山先生のホモ発見作戦はいつも成功っすね。男性モデルのデッサンをやると知らせて用事がある生徒は帰られせて残った生徒をホモと見破って頂いちまおうだなんて、犯罪もいいとこっすよ!」

小山先生「そんなことないですよ。私はただ、内気なホモな生徒にオープンになってもらいたいからこうしてるだけですよ。こうでもしないと内気な性格の生徒は自らがホモであることを隠したまま卒業してしまう……だから私は、そうした生徒に素直になってもらいたくてしてるだけです」

高畑「はは、ま、俺もそれで心に正直になって女好きなフリをせずに堂々といられるようになったんだけどね……/// 」

小山先生「そうでしたね。最初は君もホモであることを微塵も見せない内気な少年でしたが、今や私もタジタジな好色青年ですからね」

高畑「えへへ///」

小山先生「見てください、君の二代目の誕生ですよ。この子を将来好色青年に開発するのが楽しみですね……///」

内巻「ああーーー気持ちいい……最高ですぅぅぅーーー///」


こうして、内巻くんは小山先生達のホモ発見作戦にまんまとひっかかってしまいました。
しかし結果的に、内巻くんの願望をこめて描かれたスケッチ通りとなったためか、内巻くんは満更でもない様子でしたとか____。



そして日は経ち、顧問が小山先生から立花先生に引き継がれた数日後____、

部長「今日は女性のモデルを使ったデッサンをやるみたいだぞ」

内巻「え、女性のモデル……」

宇佐美「へえ~、面白そうだね」

内巻「僕は帰ります。二次元女子には興味ないですから」

部長「俺もパス、なんかそのモデルババァらしいし」

宇佐美「ちょ、二人とも……もうっ!」

宇佐美「コレちゃんもいないし、私一人かぁ……」


ガラガラ

夢子先生「あら、今日は宇佐美さん一人ですか?」

宇佐美「あ、夢子せんせい。そうなんですよ、内巻くんも部長も帰っちゃって」

夢子先生「そう……まあいいです。では、入ってきてください」

ガラガラ


高畑淳子「初めまして。今回モデルをする高畑淳子といいます」





END

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