楓「一年ぶりの、蝉の声…」 (24)

アニメ準拠はほとんどありません
草が生えてますので気分を害された方がいらっしゃったら申し訳ありません

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1472101598

楓「水芭蕉揺れる…畦道…」

楓「肩並べ夢を紡いだ…」

楓「流れゆく時に…笹舟を浮かべ…」

楓「…」

楓「…」

楓「んふふふふふふーふーふふーふ…」

瑞樹「分かってないじゃない」

楓「ふふふふふふふーふーふふーふ…」

瑞樹「何よんふふーふって。覚えてない歌自信満々に口ずさんでるんじゃないわよ」

楓「…んふぁーふぁふふふん…」

瑞樹「最早何の歌か分からないんだけれど。何の終わり?世界?」

楓「ンフフッ………」

瑞樹「…」

楓「…参りましたね」

瑞樹「こっち」

楓「www」

瑞樹「参ってんのこっち。毎回」

楓「どうしたんですかもう…」

瑞樹「どうしたもこうしたもないの。その始まり方認めないって言ってるのよ」

楓「まあそんなカリカリしないで…」

瑞樹「貴方がそうやって訳の分からない始め方するからでしょ。貴方との付き合いまあまあ長いけれど今だに慣れないわね。この始まり方」

楓「いや本当参ってるんですよ…」

瑞樹「何に参ってるのよ」

楓「あのー…オリンピックの、男子卓球…」

瑞樹「何に参る必要があるのよ。おめでたいじゃないのよ。銀メダルよ?」

楓「あのー…水谷選手ですかね?」

瑞樹「はいはい。エースを任されたね…」

楓「…」

瑞樹「…」

楓「パンツ履いてないって」

瑞樹「だから何よ」

楓「パンツですよ?履いてないんですよ?」

瑞樹「履いてると調子悪いって言ってたらしいじゃない」

楓「どうするんですか。日中」

瑞樹「いや一日中履いてないって訳じゃないでしょ。ジャングルの王者ターちゃんじゃないんだから」

楓「w……でも凄いですよね」

瑞樹「凄いわよ。ビッグマウスやるだけの実力を兼ね備えてるんだし…」

楓「パンツ履いてないのにM字開脚してましたね」

瑞樹「パンツパンツやかましいわよ」

楓「wwwwwww」

瑞樹「やめなさいよ。オリンピック選手ディスらないでよこんな所で」

楓「私は川島さんの楽屋での一言を喋っただけです」

瑞樹「喋ってないわよそんな事一言も!!!」

楓「wwwww」

瑞樹「あのね、オリンピックならもっと色々あるでしょ。話題。卓球もそうだけど」

楓「何かありましたっけ」

瑞樹「あり過ぎてるわよ。バドミントンだって、レスリングだって柔道とか体操とか…」

楓「競歩ですよ。競歩」

瑞樹「何で競歩なのよ。いやまあ競歩も銅メダル取れたけど!!」

楓「あ、競歩ディスりましたね」

瑞樹「いやいやいや…競歩の前にも沢山競技あったでしょ!ってことよ…そんなつもりないわよ…」

楓「でも私昨日テレビ観てた時の川島さんの一言忘れませんよ」

瑞樹「何よ」

楓「『走れば良いじゃない』って」

瑞樹「いや言ったけども!!!」

楓「もー…競歩全否定でしたね」

瑞樹「いや酔っ払ってたってのが大きかったのよ」

楓「あれには競歩日本代表も黙ってませんよ」

瑞樹「いやこれ、弁解させて?…まずね、ルールが分からないのよ」

楓「走っちゃいけないとか…」

瑞樹「いや、それは分かるのよ。ただね?腕は上げなくていいのかとか、他に禁止な事はあるのかとか、単純にやり方、とか…」

楓「怒られちゃいますよ」

瑞樹「大丈夫よ。生放送だし…録音なんて今このご時世やらないでしょ」

楓「明日にはYouTubeに上がってますよ」

瑞樹「wwwwwww」

楓「wwwwwww」

rrr…

楓「でもですよ?リオのオリンピックはかなり成績良かったんじゃないですか?」

rrr…

瑞樹「かなり良かったと思うわよ。ただ悔しい部分もあったけれど」

rrr…

楓「まあ、例えば吉田沙保里選手ですかね」

rrr…

瑞樹「銀でも相当凄いのよ?ただ女子レスリングのキャプテン、四連覇がかかったという重圧感も凄かったと思うのよ」

rrr…

楓「だから、とりあえず、お疲れ様でしたと…」

rrr…

瑞樹「そうね。後は…鈴木亜由子選手、ケンブリッジ飛鳥選手…オリンピック初参加のね?」

rrr…

楓「健闘を讃える、と…」

rrr…

瑞樹「まあ私達みたいな者がね?言えることではないのだけれど…それでも、とにかく、体を休めてもらって…」

rrr…

楓「じゃあこの電話って、まさか…」

rrr…

瑞樹「いや、結構色んな番組に出てるから…どうかしら?」

rrr…

楓「…水谷選手?」

rrr…

瑞樹「あ、水谷選手よ。きっと」

rrr…

楓「w…じゃあ、早速聞いてみましょうか。オリンピックの思い出を」

瑞樹「そうね。もしもーし?」ガチャ

『あーどうも、水谷です』

楓「wwwwwww」

瑞樹「wwwwwww」

瑞樹「あ、水谷選手ですか!?」

『そうですね。はい』

瑞樹「えー…オリンピックお疲れ様でした!』

『ああ、まあ、はい』

楓「個人で銅、団体で銀。かなりのご活躍でしたね」

『まあ自分はまだまだ上に行けると思ってますからね』

瑞樹「w……あの、何か本田圭佑選手みたいな風に聞こえるんですけど!!」

楓「というより、本田選手のモノマネするじゅんいちダビッドソンですね」

『www…』

瑞樹「あのー!貴方本当に水谷選手ですか!?」

『…俺はね?』

瑞樹「wwwwwww」

楓「…アドリブ効かない…www」

『俺は、広島に住む、高校三年生、レオだ』

瑞樹「あ、高校三年生…」

『高校三年生です』

楓「www…」

瑞樹「何でいきなり素…w」

『…俺はね?今回のオリンピック、かなり興奮したんだ』

瑞樹「そうね。日本全国の方々が注目してたと思うわよ」

『…だけど、俺はどちらかと言うと、甲子園の方を注目していた』

瑞樹「あら?…あ、でもそうよね。甲子園…」

楓「この2強でしたね。今年の夏は」

『俺の高校は地方で惜しくも敗れたが、とりあえず流れでそのまま続きを見ていったんだ』

瑞樹「確かに、一度見ると最後まで見たくなったりするわね」

『何でも、某高校のマネージャーがとても可愛いと評判だったんだ』

瑞樹「どこ見てるのよ」

楓「www」

瑞樹「野球見なさいよ野球!!」

『…俺は…今回そのマネージャーを見て、俺は…俺は…!』

瑞樹「え?嘘でしょ?オープニングから行く?」

楓「www」

『…瑞樹と楓の、オールナイトニッポン!』

瑞樹「でしょうね」

楓「wwwwwww」
http://youtu.be/uhOMW_NOXDU

楓「えー…今回も、言ってくれませんでしたね。タイトルコール」

瑞樹「やらせないんでしょ!!貴方達が!!」

楓「www」

瑞樹「広島のレオ!貴方も1枚かんでるんだからね!」

『www』

楓「ちなみに、なんですけど…何て言うつもりだったの?」

『え?』

楓「さっきの俺は…俺は…の後に」

『え?』

瑞樹「…これ公開処刑来たかしら…w」

楓「おっきな声でどうぞ?」

『…』

瑞樹「…」

楓「…」

『ボッk』ブツん

瑞樹「はーいレオ今日までー!!」

楓「wwwwwww」

瑞樹「本当ね?酷いと思うわよ」

楓「仮にも私達アイドルなんですよ?ひどいですよ」

瑞樹「貴方が言わせたんでしょ!!」

楓「wwwww」

瑞樹「w…えー…日本有楽町から全国36局ネットで生放送中、瑞樹と楓のオールナイトニッポン」

楓「この番組は○○、○○、○○…各社提供でお送りします…」

瑞樹「そろそろね、このラジオも世間一般に通用するものにしていこうと思っているわけなのよ。私的には」

楓「世間一般って事は今のリスナーは世間一般じゃないってことですか」

瑞樹「そうよ」

楓「wwwww」

瑞樹「掛け離れてるでしょうよ。世間一般とは。レオみたいなのがゴロゴロしてるのよ?」

楓「じゃあ…どうするんですか?」

瑞樹「だからね?時事問題とか、色々な事にも触れながらやっていきたいのよ」

楓「あ…その事でちょっと聞きたい事があるんですけど」

瑞樹「何かしら」

楓「川島さんって、今ニュースの事口に出しましたよね」

瑞樹「そうよ。やっていきたいって思ってるの」

楓「…あのー…まあ、最近ですね?某ベテランアイドルグループの解散報道がありましたけど…」

瑞樹「…あー…はいはい」

楓「…ちょっとですね?川島さんに聞きたい事があるんですよ」

瑞樹「何でも聞いてごらんなさい」

楓「ほら、今1対4みたいな感じになってるじゃないですか」

瑞樹「そうね。ええ」

楓「…でも、どっちサイドが辞めるにしても、新しいメンバーは必要じゃないですか」

瑞樹「ええ……え?」

楓「あのー…何かの間違いだと思うんですけどね?」

瑞樹「……w……このパターン入っちゃった…」

楓「そのー…新しいメンバーの中にですね?」

瑞樹「ええ」

楓「…川島さんの名前が、あったんですよ」

瑞樹「…」

楓「…あ、勿論こんなの信ぴょう性も無いですし…」

瑞樹「…」

楓「あるわけないですよね。男性ユニットなんだから…」

瑞樹「…」

楓「その中に女性が一人って目立ちますよね。どう考えても」

瑞樹「…」

楓「…」

瑞樹「…あのね、常識的に考えてくれる?」

楓「はい」

瑞樹「私はね?確かに346プロではね?最初からいるけれど、全国的にはまだまだ後輩中の後輩なのよ?」

楓「あ、言われなくても分かってます」

瑞樹「ンフフッ………いやだからね?私はベテランというには程遠いわけ」

楓「はい」

瑞樹「そんな私がね?日本を引っ張るリーダー的な存在のアイドルユニットにさあ入れるかって話なのよ」

楓「…そうでしたね。私の早とちりでしたね」

瑞樹「そうよ」

楓「…じゃあ、まあ最終確認なんですけど…良いですか?」

瑞樹「良いわよ」

楓「あのー…某アイドルグループには入りませんよね?」

瑞樹「入るわよ」

楓「え?」

瑞樹「入るわよ」

楓「…え、ちょっと待って下さい…え?」

瑞樹「入るに決まってるじゃない」

楓「決まってるってなんですか?」

瑞樹「私しかいないじゃない」

楓「いや、川島さん以外っていうか、川島さんまず女性ですよね?」

瑞樹「私もね?そこは抵抗があったのだけれど、紅一点って事が意外性があって良いんじゃないかって言われたのよ」

楓「紅一点ですか?…でもですよ?やっぱりユニットの名前とか、ほら…」

瑞樹「あ、それもね?変えるらしいのよ」

楓「何ですか?差し支えなければ教えて下さい」

瑞樹「カワシマップよ」

楓「wwwwwww」

瑞樹「カワシマップ」

楓「それもう川島さん一色じゃないですか!!リーダーはどうなるんですか!」

瑞樹「そこはね、議論中よ」

楓「議論の余地ないですよ。カワシマップが許されてるなら」

瑞樹「私もね、任せたって言うならやぶさかでもないのだけれど、あんまりリーダーやりますやりますじゃねぇ?」

楓「…ちなみにですけど、彼らの冠番組はどうなるんですか?」

瑞樹「KAWAP×KAWAPよ」

楓「wwwww」

瑞樹「コーナーも変わるわよ」

楓「コーナーですか?でもあの料理コーナーは長く続いてるコーナーですよ?変えられるんですか?」

瑞樹「最初は時事問題を取り上げるわね」

楓「ニュース番組になってるじゃないですか!!」

瑞樹「wwwwwww」

楓「…でも、本当凄いですよ。川島さん」

瑞樹「でしょ?まあ私くらいになるとそうなってしまうのよ」

楓「カワシマップがこれからどうなっていくのか、期待してますよ」

瑞樹「期待してて頂戴」

楓「ちなみに、カワシマップはいつの予定ですか?」

瑞樹「未定よ」

楓「www…未定なんですか…」

瑞樹「ええ。やっぱりいきなり世間に発表するのは早いんじゃないかってことでね」

楓「そうでしたか…いえ、本当、今日は良い話が聞けました」

瑞樹「これからも聞いて頂戴」

楓「まあ結局時間の無駄でしたけどね」

瑞樹「だったら聞いてるんじゃないわよ!!」

楓「wwwwwww」

瑞樹「w……えー…と、近藤佳奈子さん、Que sera sera SLV…」
http://youtu.be/gh3QSp61JzQ

瑞樹「瑞樹の、相談室」
http://youtu.be/Uxy9Keo_KVc

楓「このコーナーは全知全能の神となって約30年の川島さんが全ての迷える子羊達を無に返すコーナーです」

瑞樹「返さないわよ」

楓「wwwww」

瑞樹「殺しちゃってるじゃないのよ。なんでジンギスカンにしちゃってるのよ」

楓「いやジンギスカンかどうかは…w」

瑞樹「いいのよそんな所突っ込んで聞かなくても!!」

楓「www」

瑞樹「はい!メール!!」

楓「w…えー…神奈川、薄口醤油。29歳」

瑞樹「…いや薄口醤油って…」

楓「何ですか?」

瑞樹「いやだからね?世の中色んなものがあるわよ。色んな名前あるわよ。ペンネームに相応しい…ね?」

楓「…だから、薄口醤油」

瑞樹「だから…その数あるものからどうして薄口醤油なのよ」

楓「w…良いじゃないですかペンネームなのに…」

瑞樹「なら醤油で良いじゃない。濃口でも良いじゃない」

楓「薄味が好きなんじゃないですか?」

瑞樹「東日本なのに?」

楓「wwwwwww」

瑞樹「…それで?悩みは?」

楓「…えー…『おい川島に高垣、実は俺は、切実な悩みを抱えている』」

瑞樹「あら…」

楓「『長年勤めてきた会社を辞め、その後はどんどん辞めグセが付いていって、ついに履歴書の職歴がびっしりと埋まる程になってしまった』」

瑞樹「それは…あらら…」

楓「『俺が悪いのは分かっているんだが、どうすればいいのだろうか』」

瑞樹「…」

楓「…」

瑞樹「…あら?」

楓「…川島さん」

瑞樹「…あ、これ本当のヤバいメール?」

楓「はい」

瑞樹「…えええ…?」

楓「…」

瑞樹「…そう…ねぇ…」

楓「これはもう、本当に、誠実に答えて頂かないと…」

瑞樹「…ならね?えー…じゃあ、えーと…薄口醤油!」

楓「…」

瑞樹「…とにかく!自分で悪いと思ってるなら、治せる筈よ!」

楓「…」

瑞樹「頑張って!」

楓「…待って下さい」

瑞樹「え?」

楓「頑張ってというのは、どう頑張るんですか?」

瑞樹「…えーと…」

楓「どうするんですか?実は今公園でこれ聴いてたら」

瑞樹「寝なさいよ。流石に」

楓「大した回答にはなってないと思うんですが」

瑞樹「頑張る以外無いでしょ!!」

楓「そこは、やはり全知全能の川島さんならと…メールを送ってるんですよ」

瑞樹「何なのよもう…」

楓「…では、今一度…どうぞ」

瑞樹「貴方のテンションがまずおかしいからね?」

楓「……どうぞ」

瑞樹「…えーと…ね?まずこうなる過程でね?ほら、あれが合わない、これが合わないっていうのがあったと思うのよ。仕事然り人間関係然り…」

楓「なるべく手短に…」

瑞樹「…腹立つ…w」

楓「手短にどうぞ」

瑞樹「…だからね?まず自分を律することを目標にしなさい。人が仕事があーだこーだって言う前に、自分はじゃあ人の事を言えてるのかって」

楓「律する…」

瑞樹「面々の蜂を払うってことわざにもあるけれど、人にケチつける前に自分の事を省みなさいって事なのよ」

楓「…つまり?」

瑞樹「…まあ、仕事の文句言ってる暇があるなら、文句言わずに働いたら?って事よ」

楓「そういう意味での、頑張れ、と…」

瑞樹「ええ」

楓「…続きを、読みます」

瑞樹「え?」

楓「『それももう10年前、今は何とか落ち着いている』」

瑞樹「は?」

楓「『ただ最近、悩みが出来た』」

瑞樹「・・・は?」

楓「『左の鼻の穴が常に痒いんだが、どうしたら良い?』」

瑞樹「知 る か!!!!!」

楓「wwwwwww」

瑞樹「何なのよ今までのこの件…完全に赤っ恥じゃないのよ」

楓「得意気に言ってましたね」

瑞樹「当たり前でしょ!!貴方が答えろって言うんだから!!」

楓「…どうですか?この切実な悩みは…」

瑞樹「そんなテンションで聞く悩みじゃないでしょ!!」

楓「これはもう、切実な悩みなので…」

瑞樹「おかしいでしょ。すごく暗い顔して悩み聞いてくれって「どうしたの?」って真剣に聞いたら「鼻の穴が痒い」って」

楓「wwwwwww」

瑞樹「引きちぎりなさいよもう。根元から」

楓「www…では、答えは…引きちぎれ、と」

瑞樹「寧ろ顔面の皮引き剥がしなさいよ」

楓「wwwwwww」

瑞樹「w…えー…まだまだメール募集中よ」

楓「宛先の方は…」

瑞樹「…」

楓「…水芭蕉揺れる、畦道…肩並べ夢を、紡いだ…」

瑞樹「何また歌ってるのよ。どうせ覚えてないんだから早く宛先!」

楓「霞ゆく時に、笹舟を浮かべ…」

瑞樹「いやだから…早く言いなさいよ。宛先を」

楓「…んふふふーふ…」

瑞樹「○○○allnightnippon.com!!!」

楓「www」

瑞樹「…今井麻美さん、Dear Darling」
http://youtu.be/3Cb6oQU5M2s

楓「もう…本当、腹が立ちますね」

瑞樹「え?どうしたの?」

楓「もう…」

瑞樹「どうしたのよいきなり」

楓「激おこぷんぷん丸…」

瑞樹「いや激おこぷんぷん丸じゃなくて。どうしたのって聞いてるのよ」

楓「ムカ着火ファイアー…」

瑞樹「だからムカ着火ファイアーじゃなくてね?どうして?って聞いてるじゃない」

楓「あのですね…」

瑞樹「うん…」

楓「…腹が立ちますね…」

瑞樹「いやだからどうしてって聞いてるじゃない。理由を聞いてるのよ。今」

楓「そんな重要な事ですか?」

瑞樹「重要です」

楓「そんな…私の事をそんな知りたいからって…」

瑞樹「はいメール読んで」

楓「www…長崎県、アブラゼミ…」

瑞樹「だから何でアブラゼミなのよ…」

楓「…『先日、深夜のバイトを終えた後にコンビニへ行った所、入口の前でたむろっている若者達がいた』…たまにいるみたいですね…」

瑞樹「…いるみたいね…」

楓「『俺はどうしてもコンビニに入らなければならない用事があった。それも、今すぐだ』」

瑞樹「他のコンビニじゃダメなの?」

楓「『だから俺は、勇気を振り絞ってその若者達に声をかけた』」

瑞樹「あら、勇気あるじゃない」

楓「『勿論、立ち上がり俺を取り囲む若者達…内心俺はかなりビビっていたが、引くわけにはいかなかった』」

瑞樹「男らしいじゃない」

楓「『取り囲み、俺の容姿をバカにする若者達、下を向き震える俺。…だが、とうとう俺にも我慢の限界が来てしまった』」

瑞樹「あら…ケンカしちゃったの?」

楓「『臨界点に達した俺は、口を開いて奴らに言い放ってやった』」

瑞樹「…」

楓「…」

瑞樹「…」

楓「『トイレ行かせて下さい』」

瑞樹「漏れそうだったんかい」

楓「『ぶっこみ事案 IF』」
http://youtu.be/1yankOTQVxQ

瑞樹「このコーナーは、いつ、どこで、誰が何をしていたのかを妄想して送ってもらうコーナーよ」

楓「ちなみに、妄想というのは、無いことを実際にあるかのように想像することです…」

瑞樹「分かるでしょ。そんなの説明しなくたって。日本語よ?」

楓「まあ、とりあえず…」

瑞樹「だったらIFの方説明しなさいよ。日本語より英語解説しなさいよ」

楓「もしものことです」

瑞樹「素直に言ってんじゃないわよ」

楓「…愛知、天秤座(本当は山羊座)」

瑞樹「じゃあ山羊座で良いじゃない」

楓「w…『あの国民的漫画、ドラえもんが実写化。ドラえもん役にあるアイドルが選ばれた…』」

瑞樹「…」

楓「『のび太「ドラえもーん!!ジャイアンにいじめられたよー!!」』」

瑞樹「…」

楓「『ドラえもん「あら本当?…分からないわ。そういうの…」』」

瑞樹「…wwwww」

楓「『のび太「何か使える道具出してよ!ジャイアンを懲らしめたいんだ!」』」

瑞樹「ドラえもんじゃなくて私じゃないのよ!!」

楓「『ドラえもん「いや良いわ。私が行ってあげるから」』」

瑞樹「それ女じゃないのよ。ドラえもん男でしょ!」

楓「『のび太「え?だ、ダメだよ!ドラえもんが行っても話なんて聞いてくれないよ!」』」

瑞樹「本当よね。ポケット取られて終わりよ」

楓「『ドラえもん「え?だって、私よ?」』」

瑞樹「wwwww」

楓「『のび太「え?ちょ、ちょっと、意味がよく…」』」

瑞樹「そもそも何で私なのかしら…」

楓「『ドラえもん「いや、私よ?私。…ね?』」

瑞樹「いや私だからって何よ。私そんなにその言葉使ってないわよ」

楓「『こんな感じで道具を出さない実写版ドラえもんに対して片桐早苗が一言』」

瑞樹「ドラえもんじゃないし…」

楓「『お兄ちゃん、大阪出身だから』」

瑞樹「何でアンタがドラミちゃんやってんのよ」

楓「wwwwwww」

瑞樹「エンディング」

楓「兎にも角にも、今回金メダル獲得数最多記録ですよ」

瑞樹「そうねぇ。良かったわ…」

楓「是非、東京オリンピックも頑張って欲しい所です」

瑞樹「それ!」

楓「え?」

瑞樹「そういったまともなコメントが欲しいのよ。貴方から」

楓「www」

瑞樹「ほら、その調子で宛先言って」

楓「言いますよ。私だって真面目にやれば出来るんですから」

瑞樹「そうね。貴方はやれば出来る子よ」

楓「本当ですよ。皆さん誤解されてるんですよ」

瑞樹「そうね。じゃあ宛先をね…」

楓「そもそもですよ?私そんな笑いを取りにいく感じじゃないと思うんです」

瑞樹「分かったから。後で聞いてあげるから」

楓「だから今日はその辺に関して事細かに言っておきたいんです」

瑞樹「○○○allnightnippon.com!!!」

楓「wwwwwww」

瑞樹「その他、色んなコーナーでもメール待ってるわよー」

楓「この番組もですよ?本当は違うんですよ」

瑞樹「何がよ」

楓「私、高垣楓が喋ります」

瑞樹「はい」

楓「大爆笑」

瑞樹「はい」

楓「…ただそれだけの番組です」

瑞樹「なんぼのもんじゃい」

楓「wwwww」

瑞樹「…w…えー東京有楽町から全国36局ネットでお送りしました…あ…ン゛。瑞樹と楓のオールナイトニッポン。今回はこれで終わりです」

楓「○○、○○、○○、各社提供でお送りしましたー」

瑞樹「ラストはこの曲…」

楓「森山直太朗さん、夏の終わり」
http://youtu.be/3KwfNuzYmnM

瑞樹「…最後の最後でトチっちゃった…」

楓「wwwwwww」


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