第1話　始まりの逆転



？「・・・クソッ！、こいつが、こいつが抵抗するから・・・俺は悪くねえ・・・！」

女性「・・・・・」

？「どうする・・・、！そうだ、あいつがやったことにすれば・・・あいつのせいに・・・！」


？「ククク・・・ハハハハハ・・・！」




9月17日　地方裁判所


キョウタロウ「はぁ・・・緊張するぜ・・・」


須賀京太郎　23　

今日が初めての弁護である新米弁護士

俺のことだ


？「・・・大丈夫、今日は、私が付いてるから」

キョウタロウ「照さん・・・、でもやっぱり緊張しますよ」

宮永照　25

若くして何件もの弁護を成功させてきた敏腕弁護士

俺の幼馴染でもある


テル「大丈夫、私も始めての時は緊張したから」

キョウタロウ「それフォローになってないです・・・」

テル「ところで、あの人が依頼人だったよね？」

キョウタロウ「あ、はい」


男「うおおおおおおおお、俺はもう終わりだああああああ！」


キョウタロウ「・・・信じたくないですけど一応親友です」

男「京太郎、お前親友になんてことを・・・」

キョウタロウ「冗談だって」


高久田誠　23

俺の親友で今回の依頼人だ


マコト「だってよぉ・・・俺もう生きていけねえよ・・・絶対死刑だって・・・」

キョウタロウ「いやいや、そうならないために俺がいるんだろ？」

マコト「うるせー！俺はもう終わりなんだー！！」

キョウタロウ(走り去ってしまった・・・)

ｳﾜｯﾊﾅｾｰ！

ｻｲﾊﾞﾝｼｮﾃﾞﾊｼｽﾞｶﾆ！

ｳﾜｰ！

キョウタロウ「・・・」

テル「・・・個性的な人だね」

キョウタロウ「昔はああじゃなかったんですけどね・・・」

テル「・・・私は会った事なかったけど、京ちゃんと依頼人の人はいつあったの？」

キョウタロウ「高校の時っすね」

テル「ふーん・・・そうなんだ、・・・そろそろ裁判が始まるから、行こう？」

キョウタロウ(・・・高校時代の話になると照さん機嫌が悪くなるんだよな・・・)


地方裁判所　第3法廷

サイバンチョ「これより、高久田誠の法廷を開始します」

アウチ「検察側、準備完了しております」

キョウタロウ「べ、弁護側も大丈夫です・・・」

サイバンチョ「・・・おや？、たしか弁護人は今日が初めての法廷でしたね？」

キョウタロウ「え、あっはい」

アウチ「おやおや、・・・そんな調子で大丈夫なんですかねぇ・・・？」

キョウタロウ(なんだあのおっさん・・・嫌味だな)

テル「あの人は亜内武文っていう検事で、この道20年のベテランらしいよ」


亜内武文(52)

この道20年のベテランらしいオッサン


サイバンチョ「それで弁護人、本当に大丈夫なのですかな？」

キョウタロウ「だ、大丈夫です！」

サイバンチョ「ふむ、それでは・・・少し質問をしてみましょうか」

キョウタロウ「え？」

サイバンチョ「まず、今回の事件はなんでしたかな？」


1　殺人事件
2　窃盗事件
3　テロ事件

↓2

キョウタロウ「窃盗事件・・・でしたっけ」

テル「京ちゃん・・・？」

サイバンチョ「・・・・えーっと、聞こえませんでしたのでもう一度お願いできますかな？」

キョウタロウ(違ったみたいだ・・・それじゃあ・・・)


1　殺人事件
2　テロ事件

↓2

キョウタロウ「殺人事件です」

サイバンチョ「そうですね、では・・・」

アウチ「被害者の田中茂子さんの解剖記録と当時の調査記録を提出します」


田中茂子　(24)

今回の事件の被害者、どうやら誠の彼女だったらしい


解剖記録を調査メモに登録した

死因　

腹部にナイフを刺されたことによる失血死

死亡推定時刻　9月3日　午後4時20分


凶器のペーパーナイフを調査メモに登録した

今回の事件の凶器、血がべっとりと持つところにまで付いている


事件当時の停電記録を調査メモに登録した

事件当時停電がありその日の午後3時から午後5時まで停電していた


アウチ「以上となります」

キョウタロウ「これが今回の事件の証拠か・・・」

テル「しっかりと目を通しておいてね、このあとの証言で重要になるから」

キョウタロウ「はい」


アウチ「では次に、証人をお呼びしたいと思います」

サイバンチョ「分かりました、では入廷させてください」


男「・・・・・」

キョウタロウ(変なオッサンだな)

テル(京ちゃん・・・失礼だよ？)

キョウタロウ(スイマセン)


アウチ「では証人、名前と職業をお願いします」

男「えっと、僕は井口秀雄と申します、職業はセールスマンです」


井口秀雄(39)

事件の証人でセールスマンらしい」

サイバンチョ「それでは証人、証言をお願いします」

ヒデオ「はい、分かりました」


～井口秀雄の証言1～


1　「私は仕事中に被害者の方の家の近くを歩いていたんです・・・、そしたら被告人の男が家から出るのを見て・・・」

2　「その時はちょっと急いでるなとしか思わなかったんですが・・・」

3　「なんと扉が開きっぱなしではありませんか！」

4　「アヤシイと思った僕は家にお邪魔させて貰ったんです・・・」

5　「そしたらなんと女性が血を流して倒れているではありませんか！」

6　「あわてて私は女性にかけよったのですが既に・・・」

7　「その後に警察と救急車を呼びました」

8　「時間ですか？・・・たしか、2時でしたかね・・・？」


キョウタロウ「・・・え？これで終わり？」

テル「うん、この証言と証拠を照らし合わせて矛盾を見つけるの、そしてその矛盾した証拠を矛盾している証言につきつけて」

キョウタロウ「でも、矛盾なんて見つかりませんよ・・・？」

テル「そんな時は証言に対してゆさぶればいい、そして相手の証言の穴を見つけるの」

キョウタロウ「・・・分かりました、とりあえずやってみます」

テル「がんばって、京ちゃん」


証拠>>18


↓2　証言の番号
↓4　(Aゆさぶる　Bつきつける)

あ、これダメだ、すいませんミスです

ちょっとこれだとシステム自体が矛盾してるのでちょっと変えます

↓2　証言の内容の番号を選択してゆさぶるかつきつけるか選択

(Aゆさぶる　Bつきつける

8　つきつける

つきつける証拠



1　解剖記録

死因　

腹部にナイフを刺されたことによる失血死

死亡推定時刻　9月3日　午後4時20分


2　凶器のペーパーナイフ

今回の事件の凶器、血がべっとりと持つところにまで付いている


3　事件当時の停電記録

事件当時停電がありその日の午後3時から午後5時まで停電していた


↓2

キョウタロウ「異議あり！」

サイバンチョ「おや、どうしたのですかな？」

キョウタロウ「井口さん、貴方は今、「2時に発見した」といいましたね？」

ヒデオ「それがどうかしましたか？」

キョウタロウ「それはおかしいんですよ、なぜなら、2時に発見できるわけないんですから」

ヒデオ「え！？」

キョウタロウ「解剖記録によると、被害者の死亡推定時刻は午後4時20分、つまり2時に死体を発見できるわけがないんです！」

ヒデオ「グハッ！？」

キョウタロウ「・・・どうして2時だと思ったんですか？」

ヒデオ「ええと、その・・・あっ！実はですね・・・、私の時計、時間がずれてまして・・・」

サイバンチョ「と、言うと？」

ヒデオ「そのせいで時間を勘違いしてたみたいです・・・申し訳ない」

キョウタロウ「なっ・・・」

アウチ「通報した時間は5時ですね」

ヒデオ「となると3時間も遅れてたんですか・・・、これは時計を買い換えないとですね！」


キョウタロウ「くっ・・・」

テル「・・・大丈夫、まだチャンスはあるから」


キョウタロウ「くそ・・・まだなにかないのか・・・？」

1　日にちを聞く
2　仕事を聞く
3　聞く事はない

↓2

キョウタロウ「・・・一つ、質問があります」

ヒデオ「はい？なんでしょうか」

キョウタロウ「発見した日にちはいつでしたか？」

アウチ「はっ・・・、何を聞くかと思えば」

ヒデオ「よ、良く分かりませんが・・・9月の二日ですよ」

キョウタロウ「え？」

ヒデオ「・・・なにかおかしなこと言いましたかね？」

キョウタロウ「事件が起こったのは・・・三日ですけど」

ヒデオ「え！？そんな、確かに・・・」

キョウタロウ「まさか、それも時計が遅れていたからなんていいませんよね？」

ヒデオ「ええと・・・その・・・」

キョウタロウ「・・・どうしてなのか、教えていただけますか？」

サイバンチョ「ふーむ、では証人、説明をお願いします」


～井口秀雄の証言2～

1　「ええ～と・・そのですね、！、そうだ思い出した！」

2　「被害者の家で聞いたんですよ！9月二日って」

3　「再放送かビデオかは分かりませんがテレビの音でしたね」

4　「テレビが9月二日といっていたので勘違いしてたんですよ！」


サイバンチョ「ふーむ、そうでしたか・・・」

ヒデオ「申し訳ない・・・なにぶん殺人事件なんて初めてなもので・・・」

アウチ「何、大丈夫ですよ、殺人事件なんて一生に一度会うか会わないかですから」

ヒデオ「そうですか？それなら安心しました・・・」


サイバンチョ「では弁護人、尋問をどうぞ」

キョウタロウ「・・・はい」



↓2　証言の内容の番号を選択してゆさぶるかつきつけるか選択

(Aゆさぶる　Bつきつける