しほ「あなたは一週間の謹慎です」 杏「昨日干しいも食べた人居る?」 (48)

・ウルトラ防衛チームチックなガルパン

・怪獣とかそういうのは出てきません

62回戦車道全国大会、10連覇をかけた黒森峰女学院はプラウダ高校の前に敗れた

エリカ「何やってるのよ!副隊長なのに!」

みほ「…でも、あの時、私が助けなかったら皆は!」

エリカ「そんなの、後ろのⅢ号に頼めばよかったじゃ無い、あなたは車長なのよ!」

「そうだ、そうだ!」

みほ「うぅ…」

まほ「待て!」


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エリカ「隊長」

まほ「確かにフラッグ車車長なのに、それを放棄したのはよくない。だが、みほがあの場で行動したからこそ、小梅たちが助かったのも事実だ」

一同「うっ…」

みほ「…お姉ちゃん…」

まほ「だが、自分の職務を放棄して軽率な行動をしたのは、よろしくないな。結果として黒森峰は負け、西住流の名前も汚してしまった…指揮官ならいかなるときも冷静で無ければならない。」

みほ「うぅ…」

まほ「…これは黒森峰の問題でもあるが、西住流の問題でもある。最終的な判断はお母…師範にゆだねるとしよう」

西住家

しほ「…軽率なことをしたわね。部下のミスはあなたの責任でもあるのよ」

みほ「…ミスって、あれは私を庇おうとして落ちたの。小梅さんたちは悪くないの」

しほ「…その場面は私も見てました。だけど、あの地形なら少なからず、こちらから先に攻撃できたはずよ。なぜしなかったの?」

みほ「あの時は、天候が悪くてよく見えなかったの。本当なの、信じて!」

しほ「…どんな状況でも相手を先に見つけるように教えてきたはずよ。まほに頼りきってたるんでいたんじゃないの?」

みほ「そんな事は…」

しほ「…貴女の言い分もわかったわ。だけど、貴女も、西住流の名を継ぐ者なのよ。西住流師範として見逃すことはできないわ。みほ、貴女は一週間の謹慎です。学校には、私から伝えておきます」

みほ「そ、そんな…」

数日後

ボォォォー

船長「…船の生活には慣れたかな?」

みほ「…えっ、はいっ」

船長「そうか、それはよかった。もうすぐ次の寄港地だ、船賃分はしっかり働いてもらうよ」

みほ「はいっ!」


みほ(あの後、いやになって家を飛び出してきたけど…ううん。もう、西住流に未練は無いもん。私は戦車と離れて一から新しい生活を始めるんだから!)

船員「大洗港が見えてきましたー」

みほ「…あそこが大洗かぁ。あそこでこれをおろしたら干し芋を積んで…あっ」

岸壁

黒森峰生徒「……」

みほ(あれは、黒森峰の…こんなところにも。捕まったらまずい)

ダッ

船長「そろそろ荷揚げの準備を…おーい、西住さーん!」

ドボーン!

船長「何だ?どうした?」

船長「お、おーい!西住さん!何をやってるんだ!?」

みほ「船長さん、ありがとうございました。そして、ごめんなさいー!」

船長「何を言ってるんだ、戻れ、戻りなさーい」

みほ「さようならー」

大洗近くの海岸

みほ「はぁ、はぁ。泳ぎ疲れた~」

みほ(船長さん、ごめんなさい。私は戦車道に戻るわけにはいかないの)

みほ「とりあえず、どっか人の居ないところで服を乾かそう…」

パチパチ

みほ「…何とか火をおこせてよかったぁ…」

ぐぅ~

みほ「…おなかすいたなぁ。船から何かもらってくればよかった…」

みほ「何かあったかなぁ」

ガサゴソ

みほ「…家から持ってきたジャガイモがあったんだ!…あっ、もう一個しか残ってない…」

……

みほ「そうだ、これをここに植えれば育つかも!家のジャガイモ植えて次の日には増えてたもんね」

ザクッザクッ

みほ「…これでいいかな。これで当分は大丈夫かな。…安心したら眠くなってきちゃった…」

仕事に行くのでここまで。
こんな感じでいこうかと思います

>>1です

翌朝

みほ「…zzz...ふぁぁ…よく寝た........そうだ、お芋は!?」

一面に育ったジャガイモたち

みほ「育ってる!やったー、これでご飯の心配は大丈夫かな。」

ぐうぅぅ~

みほ「///安心したら、お腹すいちゃった。早速1つ焼いて.... 」

「....そうかい。そんなに私に食べてほしいのかい?」

みほ「えっ?」

ミカ「....そこまで言うのなら、頂こうかな」

みほ「な、何やってるんですか!?それ、私のジャガイモ....泥棒!?」

ミカ「....違う。ジャガイモが語りかけてきたのさ。私をお食べって....」

みほ「....えっ?........って、ジャガイモが話す訳無いじゃ無いですか!返して下さい」

ミカ「....ち、力だけが全てじゃない。時には語らいも必要じゃないかな?」

みほ「返して下さい」

ミカ「.......恋人達の中を引き裂くだなんて、残酷だとは思わないのかい?」

みほ「何を訳の分からない事言ってるんですか。早く返して....」

ピュー(彼方に飛んでくジャガイモ)

みほ&ミカ「あっ」

みほ&ミカ「........」

........

ぐうぅ~

みほ「........なんかごめんなさい」

ミカ「........こちらこそ、申し訳ない事をしたね」

みほ「........まだ、沢山育ってるし....食べます?」

ミカ「分けて下さい。お願いします」

パチパチ

みほ「....モグモグ....うーん、美味しい~」

ミカ「........これは、美味しいね。百年に一度巡り会えるか分からない味だね」

みほ「....家で育ててたジャガイモなのに、大袈裟です........まだ食べるんですか?!」

ミカ「....この子も、私に語りかけてきたのさ」

みほ「....またそんな事言って、クスッ....変なの」

夕方 大洗港

杏「いや~、久しぶりの大洗だね~」

桃「会長、今回は3日停泊の予定です」

杏「3日ね~。どうしようか、かーしま?」

桃「はっ、生徒会が我々の新体制になって初の入港ですから、色々な所に挨拶周りなど....」

杏「硬い。久々の陸地なんだからさ~もっと楽しく行こうよ」


桃「楽しくですか?」

杏「そうそう、せっかくの上陸なんだからさ。それにそういう面倒なのは、会長の役目だしね」

桃「ですが....会長一人にそんな....」

杏「....うーん。そう言うなら、一つ頼もうかな~」

郊外

桃「えぇっと、会長にもらった地図だとこの辺りの農家のはずだか....この辺り芋畑ばかりで分かりづらい....ん?」

薩摩芋畑を埋め尽くすジャガイモの山

桃「な、なんだこれは...」

シュル…シュル…

桃「…た、大変だ。このままじゃ、お芋が」

桃「な、なんとかせねば…会長の為の干し芋が」

みほ「な、何これ…」

桃「…おい!そこのお前!」

みほ「えっ?わ、私ですか?」

桃「そうだ、手を貸してくれ。ほっておいたら、薩摩芋が全滅する。会長の干し芋が…名物が食べれなくなるぞ」

みほ「そんな....私のせいで....」

桃「聞こえてるのか、おい!」

みほ「えぇーい!」

ぶちッ....ブチッ....

桃「なっ....」

杏「....ヤバイねこりゃ」

桃「会長?!」

杏「....なーんか、嫌な予感がしたから来てみたんだけど。ありゃ何?」

桃「ジャガイモのようですが....詳しくは」

みほ「はっ…はぁ…えぇーい」

杏「あの子は?」

桃「近くに居たので、声をかけたらいきなり、畑に走り出して…」

杏「……やるねぇ。あの娘」

みほ「はぁ…はぁ…。まだこんなに…」

シュル~シュル~

桃「な、なんて成長スピードだ。普通の芋じゃ無いぞ。!!危ない」

シュル~

みほ「きゃあ。」

足元から急成長した芋に突き上げられて吹き飛んでいくみほ

みほ「きゃぁぁぁ」

杏「まずい…落ちたらただじゃすまない…」

桃「あぁ…」オロオロ

みほ「きゃぁぁ」

ポヨ~ン(獣よけのネットに辺りバウンド)

みほ「きゃあ」

ボヨヨ~ン(同じく獣よけにおいてあったアライッペ人形のの上に落下) ドサッ

桃「大丈夫かー!?」

みほ「あイタタ…痛いなぁもう」

今日はこれまで。

みほ「…痛たたたた…」

「…あんた、大丈夫かい?」

みほ「えっ?」

久子「…そんな傷だらけで、まぁ。ちょっと見せてごらん」

みほ「…えっ、うっ、痛い」

久子「こんだけ派手にすりむいてりゃ、そりゃそうだよ。少しぐらい我慢しな」

久子「よしっ、これでいいだろ」

みほ「…ありがとうございます」

久子「…なんで怪我したのかは知らないけど、女の子が無茶するもんじゃないよ」

みほ「…はいっ。でも…あれは、私のせいだから…」

久子「…何か訳があるようだね。深くは聞かないけどね…だけど、自分が撒いた種だったら、すぐに自分で解決しなよ」

みほ「えっ?」

久子「…あの馬鹿みたいに、つまらない意地張ってると一生後悔することになるからね…頑張りなよ」

翌日 大洗女子学園

柚子「…それは一大事だね」

桃「あぁ。早くあの芋を何とかしないと。会長のための干し芋が…そういえばあいつらから何か連絡はあったか?」

柚子「それが、まだだって…」

杏「おはよう。早速だけど、今日から生徒会に新しいメンバーが入ったから」

みほ「…西住みほです…よろしくお願いします」

桃「あっ!お前、無事だったのか!?」

杏「これが副会長の河嶋で、こっちが広報の小山」

柚子「よろしくね」

杏「後は…」

「会長、おはようございます」

杏「おっはよ~。後、生徒会の裏方、自動車部のナカジマ」

ナカジマ「転校生ですか?始めまして」

みほ「あっ、西住みほです。よろしくお願いします」

杏「…それで、あのジャガイモについては何かわかった?」

ナカジマ「はいっ、あのジャガイモはだいぶ品種改良されているようで、成長スピードが恐ろしく速いですね。撒いたら次の日にはもう食べれるくらいに育つみたいです」

桃「何だと!?」

柚子「すごいスピードね」

杏「それで、何か解決策はあるの?」

ナカジマ「そうですね。芋が育つ前に引っこ抜くとかして根こそぎ駆除しないとだめですね」

桃「あの量をか!?とても無理だぞ」

柚子「燃やしちゃうとかは?」

ナカジマ「表面上はいいかもしれないですけど、土の中までは無理じゃないですか?それに火事になったりでもしたら一大事ですよ」

柚子「そうだよね…」

桃「おい、新入り。お前も黙ってないで、何か案はないのか?」

みほ「えっ!?えっと…火ががだめならチンするとか…」

桃「料理じゃないんだぞ。もっとまじめに…」

杏「!!…それいいかもね」

一同「えっ?」

今日はこれまでです

杏「さあ、行くよ!」

桃「はっ、会長」

杏「…そうだ、西住ちゃん」

みほ「はい?」

杏「……戦車って経験ある? 」

みほ「……えっ」

戦車格納庫

みほ「……」

杏「……どうしたの?」

みほ「……これ、ポルシェタイガー?ですよね?」

杏「そうだよ~、詳しいねぇ」

みほ「……私の知ってるポルシェタイガーって、もっと、こう四角かった気が……」

かつて戦車道が盛んだった大洗女子学園には、精鋭自動車部の技術を駆使した ポルシェタイガー、4号、38t、 Ⅲ突 ラビットm3 などの戦車が学園の平和の為、何時でも動かせる様になっている。

杏「」

誤爆しました

かつて戦車道が盛んだった大洗女子学園には、精鋭自動車部の技術を駆使した ポルシェタイガー、4号、38t、 Ⅲ突、 ラビットm3 などの戦車が学園の平和の為、何時でも動かせる様になっている。

杏「試合用じゃ無いしね。色々便利そうな物付けてもらってたら、こんな格好になったんだよね~、まぁ、愛嬌あっていいでしょ?」

みほ「……は、はぁ」


杏「まぁ、細かい事は良いから。大洗の平和の為
、干し芋もの平和の為、行くよ、発進」

キュラキュラ

みほ(ポルシェタイガーで、何するつもりだろう……)

芋畑

柚子「…これが、全部ジャガイモだなんて……」

杏「…よしっ、じゃあ電気ショック作戦始めるよ!」

桃「はっ、まずは芋にプラグを撃ち込むんだ 。西住、お前がやれ 」

みほ「えぇ?!」

みほ「まさか、主砲をこんな風に使うなんて…」

柚子「準備はいい?」

みほ「…はい。撃ちます」

ドカーン ブスッ

桃「刺さったぞ。放電開始だ 」

ナカジマ「了解~」

今回はこれまで。

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