【艦これ】木曾の願い (10)

艦これエンジョイ勢が書くので史実などを考慮しておりません
個人的世界観で展開されます
艦これアンソロなどをほとんど読んでいません
稚拙です

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提督「....」


木曾「これからのことを頼むぜ」


提督「本当にやるのか?」


木曾「当たり前だ。これは俺のけじめだからな」


提督「....」


木曾「そんな顔すんなよ。これから頑張んなきゃなんないんだぞ?気合い入れてけ。じゃあな」


提督「....」

【一日目】


木曾「よぉ、提督」


提督「や、やぁ、木曾」


木曾「何だ、がちがちじゃないか」


提督「まぁ、な」


木曾「これからが大変だってのにその調子じゃ全然だめじゃないか」


提督「あぁ....」


木曾「作戦までまだ数日ある。その間に悟られないようにしろよ」


提督「ぜ、善処する」



木曾「ちゃんとしてくれよ?取り合えずこれからの日程だが、今から作戦の概要を朝礼にて説明する」


提督「あぁ、作戦発令の経緯とその対策だな、主に」


木曾「そうだ、次にその際の発生する書類と大本営への報告書の作成を行ってもらう。基本的に食事とトイレ以外の時間はずっとこれだな」


提督「目が回りそうだな....」


木曾「それぐらいはしっかりやってくれ」


提督「あぁ....」


木曾「その間に、艦娘たちは作戦開始までそれに対応できる訓練と鎮守府近海に拠点と罠を設置する」


提督「....それを聞くとこっちはそうでもないようにも思えてくるな」


木曾「おう、その意気だ」

電「失礼しますのです」


提督「おう、電」


電「えっと....司令官さんと木曾さん?」


木曾「そうだ」


電「ご、ごめんなさいのです」


木曾「まぁ、電なら仕方ないな」


提督「仕方ない」


電「ごめんなさいなのです。早く慣れますので」


木曾「いや、実際、電は今はそこまで気にしなくていい。それよりもこれからの訓練と作戦時の対応の方の強化をしっかり頼む」


電「はい....なのです」


木曾「....ごめんな、大変な役回りをさせて」


電「いえ....司令官さんが決めたことですし」


木曾「それでも辛かったら言ってくれ」


電「はいなのです....」

~~~~~~~~~~~~~~

多摩「....これから深海棲艦の大部隊の侵攻を防ぐための準備を一週間以内に終わらせるとは、面倒くさいにゃ」


北上「まさかこんな辺鄙なところを通るなんてねー。辛いわー」


大井「大体、提督はなに考えてるのよ。そんな短い時間で準備も何もできるわけないのに」


北上「まぁ、仕方ないんじゃないかな。つい最近大本営で確認されたらしいし」


大井「だとしてもおかしいですよ!」


北上「だとしても、私たちができることはやっとこうよー」


木曾「そうだ姉貴。今回は今までのどの作戦よりもきついはずだ。提督も無理を承知で言ってるんだ。倒せずともここが崩壊するまでに援軍が来るまでの時間稼ぎはできるようにしなければならない」


大井「時間稼ぎって....捨て駒みたいじゃない....」


木曾「....悪い、言い方が悪かった。ここを守るために頑張るべきだ」


大井「....そうね」


北上「さーて、私は駆逐艦達と訓練してくるよ」


大井「わ、私もついていきます」


木曾「姉貴は球磨の姉貴と多摩の姉貴と一緒に拠点の設営だ、ほら行くぞ」


北上「じゃ、頑張ってねー」


大井「き、北上さーん!」


多摩「やれやれにゃ....」


球磨「....」


多摩「にゃ?どうしたにゃ?」


球磨「ん?んん、なんでもないクマ」


多摩「?」

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