咲「宮永咲の」アシ『お先におやすみなさい』【咲先ラジオ第9局目】 (88)

咲さんがメインパーソナリティを務めるラジオSS(不定期更新)



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もう一歩踏み出せる?私待ってたよ~♪

絶対ゆずれない~♪この時を待ってたよ~♪


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咲「皆さんこんばんはー」


咲「宮永咲の、お先におやすみなさい」


咲「好きなプロ雀士……」


咲「天江衣プロですかね! 」


咲「メインパーソナリティの宮永咲です♪」



咲「本日、8月15日日曜日!りゅーもんスタジオから週末最後の癒しの時間を皆さんにお届けします!」



咲「さてさてー、今回も始まった訳ですけども……」


アシ『どうかしましたか?』


咲「……暑い」グッタリ


アシ『それは仕方がありません……夏ですもの』


咲「仕方がありません、じゃないよっ!」プンスカ


咲「そっちの指示部屋?はクーラー効いてて涼しいのに、こっちは暑いってこれはイジメだよ!」


アシ『それも仕方がありません……ブースのクーラーが壊れてしまっていたのですから』


咲「あーつーいー!っていうか、これ大丈夫なの?扇風機の音とかマイク拾ってない?」


アシ『その辺は大丈夫ですよ』


咲「そっかー、なら安心だね!」アハハ


アシ『はい、安心してください』



咲「って、何でやねん!」ベシッ


アシ『ふふっ……』


咲「もー…涼しい恰好してきて良かったぁ」


アシ『中々の薄着ですね……アリですよ』カシャ


咲「そ、そう?ありがとう」テレテレ


アシ『咲さんはワンピースがよくお似合いです』


咲「えへへ、今夏買ったんだー」


咲「っと、私のことは置いておいてですね!」




咲「えー、夏休みも中盤を迎え、半分を終えてしまった訳ですが、どうでしょう」


咲「学生の皆さんはしっかり宿題を終わらせましたか?」


咲「あ、今耳塞いだ一人でいますね!」クスクス


咲「終わっていない人は、そろそろ始めましょう!」



咲「んー、夏休みの宿題のやり方って人によって違いますよね」


アシ『例えば?』


咲「夏休み初日からやり始めて、8月に遊びまくるぞー!っていう人と」


咲「コホン、宿題?はんっ!そんなもん最終日に徹夜すりゃ良いんだよ!それまでは遊びまくるぜっ!」


咲「……っていう人と!」


アシ『渾身の声真似でしたね』


咲「えへへ、でしょ?」


咲「ちなみに、私はどちらかと言うと始めの方に終わらせるタイプでしたね」


咲「インターハイの予選や、インターハイ本戦などの練習もあったので、そうせざるを得なかったって感じですけど」


アシ『私もです』


咲「でもでも、当時のチームメイトの一人が全く宿題やらない子で……」


咲「普通インハイ終わった後って、しばらく休憩だー!ってなるじゃないですか?」


咲「でも清澄の場合は決まって、その子の宿題の手伝いで大忙し!」フフッ


咲「3年生の時なんて、すっごく宿題が出たのと、国麻も相俟ってすっごく大変でした」


咲「まあ、今思えばとっても楽しかった良い思い出ですね」


咲「ね?」チラッ


アシ『ソウデスネ』


咲「んふっ…めちゃくちゃ棒読み……ふふっ」


咲「まあそんな訳で、終わってない人は人に頼る事態に陥る前に、終わらせてしまいましょう!」


咲「私との約束ですっ」

咲「さて」


咲「本日8月15日といえば、インターハイ前夜祭の前日!という事で」


咲「…前夜祭の前日って、何となくややこしいね」


咲「東京国際フォーラム付近は、すっかりお祭りムード1色です」


咲「いや、現場を見ていないので想像ですが……1色でしょうね!」


咲「んー、私も行きたかったんですけど、生憎明日はオフシーズン前最後の試合が入っていまして……」


咲「参戦は、二日目からとなっちゃうんです」トホホ


咲「でもでも、明日の試合は天江衣プロとのプロ入り初の公式試合なので、とっても楽しみにしています!」


アシ『公式戦でなければ何度も戦っていますよね』


咲「あはは、まあね。今のところ、私が少し負け越しているので雪辱を晴らしてこようかと!」


咲「そしてそして、3日後にはインターハイが開戦しますね!」


咲「今年は、私もテレビで新人プロ枠の解説として出演させて貰う予定ですので、見る方は何卒です!」


咲「ちなみに、私は新人アナの方との出演です!」


アシ『咲さん、大丈夫ですか?とても心配です』


咲「ふふん、伊達にラジオのパーソナリティを一人でやってないよ!」


咲「大船に乗った気持ちで、安心しててっ」


アシ『そうですか……ふふっ…』


咲「あ、馬鹿にしたね!?」


咲「んもぅ……」


咲「去年までは参加する側でしたが、今年からは別の角度で見ることが出来てとても楽しみです!」



咲「では!そろそろ始めましょうか!」



咲「宮永咲の、お先におやすみなさい!深夜11時から45分間、是非お付き合いくださいね♪」



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咲「この番組は、りゅーもんスタジオと」?


咲「全国麻雀協会さん」?


咲 「親愛なるリスナーの皆さんの提供でお送りします!」

――――――――――――――――――――


咲「お送りしています、宮永咲のお先におやすみなさい」



咲「改めましてこんばんは!メインパーソナリティの宮永咲です」


咲「そうそう、先ほどチラリと話したんですけど、私もプロ入りをしてから随分と時間が経ちまして。」


咲「いやぁ……プロの世界って凄いです」


アシ『雀力がですか?』


咲「うん、それもあるんだけど、対局数が物凄い……」


咲「私は既にクタクタですよー」グッタリ


アシ『トッププロにもなると、年に2000局以上打つと言われていますからね』


咲「それを聞くと、トッププロにはなりたくないと思っちゃう自分がいる……」


咲「淡ちゃんなんて、プロ入り三日間くらいは元気に打ってたのに、最近では場の支配なんて疲れるからしたくないって言うようになっちゃって」


咲「チーム内の試合では良いカモになってしまってます」アハハ


咲「それでも、トップ率3割を維持しているのは流石ですけどね」


アシ『勝てる相手とばかり対局数しているのでは?』


咲「……言われてみたら、確かに最近は比較的相性の良い人としか打ってなかったかも…」


咲「言ってはなんですが、うちのチームってそこまで強いチームでは無いので、まあ気楽にやれるんですよ」


咲「それこそ、麻雀教室も伴ってる感じの所で、よく近所の小さい子が遊びに来たりしていますっ」


咲「それでもプロチームはプロチームなので県リーグ、中部リーグ、日本リーグなどには参加するんですけど」


咲「っと、関係無い話に入りつつありました!」


咲「まあ、明日が終わればオフシーズンに入るので一安心と言った所でしょうかね」


咲「さてさて、世間話もこれくらいで」


咲「今回もたくさんのお便りが届いていますので、紹介していきます!」
?

咲「えーっと……あ、そうそう!」


咲「今回のお便りは前回募集致しました、
"リスナーさんの夏休みを期に始めたい事!始めた事!"を中心に読んでいきたいと思います!」


咲「まあ、テーマに反して夏休みはもう終盤なんですけどね、何でだろ?あはは……」


アシ『時空が歪んでいますね』



咲「さ、さて!それでは一通目行きます」


咲「ラジオネーム "ドラ爆火薬庫" さんから。ありがとうございます」


咲「なんか心当たりがあるラジオネームですけど、違いますよね?」



『私はこの夏にサーフィンを始めました。なんでも、サーフィンをする事で海と一体化でき、海底撈月や河底撈魚を和了りやすくなるそうなので』


咲「はい、誰に教わったのか分かりませんが、そんなオカルトはありえません!」


咲「後半部分は一先ず置いておいて、サーフィンかぁ」


アシ『咲さんは運動神経が意外と良いので、やれるのでは?』


咲「うーん、でも体力がないからなぁ…」



咲「あと、なんか怖い!」


アシ『あぁ、咲さん金づちでしたもんね』


咲「泳げないのもあるけど、ほら、映画とかでさ?」



咲「コホン、ん!?なんだあれはー!サメじゃないか!?おい!あそこのサーファー狙われてるぞ!」


咲「おーい逃げろー!きゃぁぁ食べられるー!がぶりっ!」


咲「海が赤く染まるー!」



咲「……みたいなシーンあるじゃん?」


咲「もう、恐ろしくて海なんて出られやしないねっ」


アシ『確かに、ベタな展開ですけどありそうですね……』


咲「他にも、クラゲがいて刺されたり!謎の巨大生物に襲われたり、うっかりジンベエザメにプランクトンと一緒に飲み込まれちゃったり……」ブルブル


咲「……この前友達から海に誘われたけど、断ろう…」


アシ『では、私とプールでも行きましょうか』


咲「プールならサメもクラゲもいないしね!」


咲「話してて思ったけど、海って怖いなー」


咲「それこそ、海底撈月や河底撈魚って、海の底とか河の底ってついてるから」


咲「なんて言うんだっけ?あのー、深海に潜る遊び!」


アシ『どんな遊びですか。スキューバダイビング?』


咲「そう、それ!ダイビングとかを極めた方が、何となく海底とか和了りやすくなりそうかなーって思いますよ」


アシ『あれも、何となく怖いですね』


咲「うん……なんたって海の底を目指して潜るんだもんね…」


咲「流石に、そんなに深いところまでは行かないんだろうけど、何か事故が起きて深くまで沈んじゃったら……って考えると」


咲「……」


咲「やばい、今日寝られないかも」


アシ『ちなみに、深海 怖い で検索かけた結果がこちらです』つ 写真


咲「待って!待って!」←目瞑る


咲「絶対、洒落にならない奴でしょ!見たくないよ!」


アシ『大丈夫ですって。ただの写真ですから』ホレホレ


咲「洒落にならない奴だもん!嫌だ!」←目瞑る


アシ『ふふっ、怖がる咲さんも可愛いです。はい、しまいましたよ』


咲「ほっ……もう、そういうイジワルするのは良くないとおも」



\目の前に深海の怖い写真/



咲「やぁぁぁぁぁぁ!!ちょ、もーー!!見ちゃった!バッチリ見ちゃったよ!!」←目瞑る



咲「これやったの誰ぇぇ!!早くしまって!怒るよ!怖いよ!眠れなくなるよ!」


アシ『ふっ……合宿で心霊番組を無理やり見せられた時の仕返しです』


咲「あれやったの優希ちゃんだよぉぉ!!」


アシ『ふ…ふ…っっ…』


アシ『ふぅ、笑いすぎてお腹痛いです……今度は本当にしまいましたよ』


咲「……」←目瞑ってる


咲「……」←手で探って確認する


咲「……」ガサッ


咲「あるじゃんー!!」


アシ『それは台本ですよ咲さん!あははっ』


咲「……」薄目開ける


咲「ホントだ…」


咲「……」ギロッ


アシ『涙目でジト目……可愛いです』


咲「和ちゃんったら、たまにイジワルなんだから」プイッ


咲「お陰様で絶対寝られなくなっちゃったよ!」


アシ『なら、今夜は家に泊まりますか?』


咲「……深海特番とかやる日じゃないよね」


アシ『ふっ…疑い深すぎですよ!』


咲「ならまぁ…お言葉に甘えるよっ」


アシ(計画通り)


咲「もう、なんだか話が脱線しまくっちゃいましたけど!話を戻しまして」



咲「サーファーの人って何だかかっこいいので憧れ……はしないけど、カッコイイな!とは思います」


咲「サーファーと言えば、世界ジュニアに河を自在に滑べるみたいな人が居て、大明槓からの責任払いを封じられた事がありましたね」


咲「それどこの治水さん?って感じでしたけど、微妙にアレとは違ってて対局していて面白かったです」


アシ『ハワイの方ですね』


咲「そうそう!懐かしいなぁ……」


咲「っと、いけないいけない。という訳で、一通目のお便りありがとうございましたっ」



咲「続きまして、ラジオネーム"Vやねん!"さんから頂きました!」


咲「ぶいやねん?」


アシ『ピースの事では?ぶいっ!って言いながらピースする人いますし』


咲「そうなのかな?ありがとうございます!」


『夏に始めたい事ということで、今夏こそ恋人を作りたいです(切実)。宮永さんはその辺りの話が出ませんが、どうなんでしょうか?』


咲「恋人ですかぁ……良いですね!」


咲「夏と言えば、好きな人との花火大会とか夏祭りって感じですし、ピッタリだと思います!」


咲「積極的に行きましょう!」


咲「さて、次のメーr」


アシ『読んだからには後半部分から逃げないでください』


咲「え、な、な、なななんのこと?」


アシ『宮永さんは恋人が居るのですか、と聞かれているではないですか』


咲「そんなストレートな聞き方じゃなかったよね!?」


アシ『まあ、常識的に考えれば大学の人や麻雀関係者との出会いがあってもおかしくはありませんよね』


咲「聞いて!?」


アシ『咲さんはオコジョ様な可愛さと、ハリネズミの様な物静かさ、そして獲物を狙う肉食獣の様なカッコよさまで兼ね備えた女性ですし』


咲「そ、そんなこと無いよ/////」テレテレ


アシ『それで、どうなんですか?』


咲「……」


咲「……いよ…」ボソッ


アシ『なんて?』



咲「居ないよって言ったの!!もう、和ちゃんだって分かってるでしょ!?/////」


咲「恋人はいません!」


アシ『それはいけませんね。このままでは小鍛治プロ路線ですよ、咲さん』


咲「やった!私もあのくらい強いトッププロになれるって事だねっ!」


アシ『いいえ、一生独身と言う意味です』


咲「私だけじゃなくて健夜さんまで傷付けていくね!?」


咲「ふぅ、すみません。少し取り乱しました」


咲「まあ、今はこのラジオや麻雀のお仕事でいっぱいいっぱいなので」


咲「和ちゃんと2人で、ゆったりこのラジオをやっていけるだけで幸せかな、って思います!」


咲「あ、もちろんゲストの方とも!なので、リスナーの皆さんも一緒に楽しんで頂けたら幸いです♪」


咲「…そういえば、さっきから和ちゃん和ちゃんって言ってるけどアシスタントさんですね!すみませんっ」


咲「ね、アシスタントさ……どしたの?」


アシ『い、いえ……今はこっちを見ないで頂けると嬉しいです……/////』


咲「???よく分かりませんが、アシスタントさんが顔を手で覆ってしまいました!」


咲「他のスタッフさん達は……」


音響『』ニヤニヤ

ディレクター『』ニヤニヤ

プロデューサー『』ニヤニヤ

その他『』ニヤニヤ


咲「うわっ、気持ち悪……」ジトー


咲「ハッ、すみません!!皆が皆似合わずにニヤニヤとしていたので少し本音が」


咲「べ、別に本当はいつもこんな事思ってる腹黒い人じゃないですから!勘違いしないでくださいねっ!」


アシ『そのツンデレ特有のセリフは本音を隠さない事を前提とした物なので、それだと腹黒い人だと公言しているのと同じですよ』


咲「へっ!?いや、本当に違いますから!」


咲「もうおしまい!これ以上誤解を生まないうちに、次のお便りいきます!」


咲「続きまして3通目、ラジオネーム"好きな牌は一筒"さんから!」


咲「私も一筒好きですね。六索とかも好きです!」


アシ『その心は?』


咲「んー、何かこう、真ん中!って感じの牌じゃない?それが何となく良いんだよね」


咲「ふぃるたりんぐ?ってやつだよっ」ドヤッ


アシ『……?あぁ、ふふっ、フィーリングのことですか?』


咲「え?私今なんて言ったっけ?」


アシ『フィルタリングってやつだよっ』ドヤッ


咲「~~~~~ッッ!!/////」カァ


アシ『カタカナ語が得意では無いのに格好つけて使うから、ヤケドをするんですよ』ププッ


咲「あああああああ!!恥ずかしい!!/////」


咲「お便り読みますっ!!リーディングします!!////」


アシ『んふっ…』


『宮永さんこんばんはっ』


咲「こんばんは♪」



『テーマとは少しズレていますが、今年の夏は初めてインターハイを見に行きます。同じ女子高生として、同年代の活躍をとても楽しみにしています。宮永さんはプロとして、解説などのお仕事は無いんですかね?インハイの解説などをやって欲しいです!これからも応援してます!』



咲「というお便りですっ」



咲「しますよっ!解説!是非是非会場でご覧になってくださいね!」


咲「そしてそして、初めてインターハイを見に行くという事で、しかも女子高生!」


咲「これは、先輩として!色々と助言しなくては」フンス


咲「まず、どこから東京に行くのかは分かりませんが、都会に慣れていない場合は迷子にならないように気をつけましょう!」


咲「これは絶対!迷子になったら確実に生きて帰れません。特に駅!」


アシ『えっ、そういう方向の助言なんですか……』


咲「私は長野県出身なので、東京のあまりの人の多さと迷路みたいな駅と、街の喧騒に圧倒されっぱなしでした……」


咲「まあ、2年目からはしっかり慣れて、3年目には案内までできる様になりましたけどね!」


アシ『迷子にならない様マホに手を引かれていたのは誰だったでしょう?』


咲「うぐっ」


アシ『そして結局会場で迷子になって、私に迎えに来させたのは誰だったでしょう?


咲「うぐぐぐぐっ」


咲「ま、まあとにかく、迷子には気をつける事が1つです!」



咲「それと、毎年必ずと言って良いほどに初出場高でも凄く強い高校が出てくるので、シード高や強豪校だけでなく、そういった初出場高に注目してみるのも面白いかもしれません」


咲「自分だけが最初から注目していた高校が、良い所まで行ったりすると楽しいですよ!」


咲「……私もまだ観戦する側になった事ないので想像ですけど、そんな気がします!」


咲「試合が終わってすぐに、各試合の牌譜などはインハイの公式HPに掲載されているので、それらを見てみて、面白そうな高校を見つけるのが良いかもですね」


アシ『私たちも1年の頃は初出場でしたけど、清澄に注目していた方はちらほら居たようですしね』


咲「1年目の清澄は色々と濃かったからね」アハハ


咲「全中王者の和ちゃんもいたし!」


アシ『いえ、ネットで一番注目されていたのは咲さんでしたよ』


咲「そ、そんなこと無いと思うけどっ」


アシ『初出場で天江さんを倒した、個人戦ではあからさまに故意なプラマイゼロ、名字が宮永、連続嶺上開花』


アシ『全国であまりマークされていなかったのが不思議な位でしたね』


咲「ま、まあ私たちの事は置いて置きまして、あの小鍛冶健夜さんだって10数年前のインハイで初出場にして優勝を勝ち取っていたみたいですし」


咲「というか、あの人は初めて牌を握った年=優勝した年らしいですし」


アシ『それ本当ですか?』


咲「うん、怖いよね」


咲「そんな規格外な高校もいるかも知れないので、注目してみてくださいねっ♪」


咲「後はそうだなぁ……」


咲「観戦室の空調は少し効き過ぎているので、夏ですけど上に薄いのを羽織って行くといいかも知れませんっ」


咲「これくらいですかね!」


咲「もしもインハイ当日に、私がキョロキョロうろうろしていたら確実に迷っている証拠ですので」


咲「このラジオを聞いている方は、助けてくれると有難いですっ」


アシ『それはどうかと……』アキレ


咲「和ちゃんがアナウンサーになってくれたら、一緒に居られて安心なのに」


アシ『アナウンサーですか……今から目指そうと思ったら数年掛かってしまいますね。それまで待っていてくれますか?』


咲「冗談だから!ネトマ世界ランカーでリアル麻雀のプロ権利も持ってる美人アナウンサーとかとんでもないよっ」プンスカ


咲「そうだよ、言ってて思ったけど仮に和ちゃんと私が解説と実況としてテレビに映ったら」


咲「色々と差が凄くて私空気になっちゃうからむしろ嫌!」


アシ『そんな事はありませんよ!』


咲「絶対なるもん!生放送のコメントとかで、胸囲の格差社会とか色々言われるもん!」


アシ『仲良しだけど凸凹(胸囲的に)コンビとかですか?』


咲「やかましいよっ!!」


咲「コホン、まあそんな訳で……なんだっけ、そうそう」


咲「初のインターハイ、楽しんでくださいねっ♪」




咲「あと2通ですね、ラジオネーム"流しマンガン電池"さんから頂きました」


咲「この前ネット麻雀を打っていた時、3局連続で別の人に流し満貫を決め込まれました」


咲「あれ、やられてから河を見ると、あー!ってなるんですけど、それまでは全く気付かない物ですね」


アシ『そもそも狙うものでもありませんし、気にする方がおかしいですよ。鳴きも入りますし』


咲「そうだよねー…でも、そういえば永水女子3年の石戸明星ちゃんが、絶一門による牌絞り込みで幺九牌と自牌だけを自分に集める」


咲「みたいな事出来たような……あ、インハイ前なのにこれ言ったらダメだったかも…」


アシ『仮に出来たとしても、それなら国士や他の役満などを狙うのでは?』


咲「役満は出せない制約だったはず……まあ、何にせよ流し満貫はロマンですねっ!」


アシ『あーあ、咲さん怒られますよ。インハイ出場選手の情報を公共の電波で飛ばすなんて』


咲「さ、さてさて!お便り読もうかなー!」アセアセ



『咲さんこんばんは』


咲「こんばんはーっ」


『前回放送の時は入院してたのでオンデマンド放送で聞かせていただきました。オンデマンドだと特別編集の「咲さんプロ入りお祝いのメッセージ」とか収録されてるんですね』


咲「…………」


アシ『オンデマンド放送と言うのは簡単に説明しますと、このラジオの再放送の配信みたいな物です』


咲「し、知ってたよ!!でも、そのおんでまんど放送がこのラジオでされてるのは知らなかったな」


咲「ていうか入院って大丈夫ですか?安静にしてくださいね。」


アシ『前回の特別放送のみですからね。ほら、最後に撮ったでしょう?オマケみたいな物を』


咲「このリスナーさんが言ってる、お祝いのメッセージだね。あぁ、確かにあったかも!」


アシ『尺の都合で入れれなかったその部分をオンデマンドでは編集して一緒に放送しているんですよ』


咲「なるほどっ……よく分かんないけど、続きを読みます!」


『清澄の先輩後輩や、インハイで対局した方々からこんなにも暖かいメッセージが寄せられるのを聞くと、やはり咲さんは皆から愛されているんだなって思います』


咲「てへへ、照れますねなんか////」


アシ『オンデマンドを聴いていない方様に、メッセージはこのラジオの公式HPに掲載しているので、是非』



『夏休みに始めたい事ということで、釣りを覚えてみようかと。一生退屈したくなければ釣りを覚えろとも言いますし、良い機会と思って初めてみたいと思います』?



咲「釣り!良いですね」


咲「私はやった事無いんですけど、いつかやってみたいなとは思ってました」


アシ『私もやった事無いです』


咲「でも確かに、静かな所でのんびり座って釣りをするとか憧れますね」



咲「サーフィンみたいに危なくないですし!」


アシ『分かりませんよ?海釣りでサメとかが引っかかるかもしれません』


咲「ふふん、陸に来させちゃえばゴッできるからこっちのもんだよっ」


アシ『凄い力で竿を引かれる咲さん。手を離すと竿が持って行かれてしまうし、離さなければ海に落ちてしまう』


アシ『離す、離さないの狭間で揺れている内に海へと引きずり落とされ……』


アシ『がぶりっ!と行かれてしまうかもしれません』


咲「 ((((;゜Д゜)))) 」ガクブル


アシ『冗談ですけどね』クス


咲「や、やるとしても小さな河で嗜む事にしよう……」ウミコワイ


咲「でもでも、お父さんが偶にお魚を釣ってきてくれるんですけど」


咲「食卓が豪華になったりして、嬉しいです!」


咲「お母さんは、調理が大変だーって言ってますけど」アハハ


咲「釣る事自体も楽しめて、その後食べる事でも楽しめる、釣り、いいと思います♪」


咲「もしもタイとかウナギとか釣れたらこの番組に送ってくれても良いですよ!」


アシ『生物はちょっと……』


咲「だそうなので、調理してから送ってくださいね♪」


咲「えっと、次が最後のお便りですっ」


咲「ラジオネーム、"プリッツにチョコを塗ってトッポと言い張る者"さんから……」


咲「それとっp」


アシ『それはトッポではなくポッキーでは?』


咲「あ゛!?ちょっ、私が突っ込もうとしたのに!!」


アシ『あ、すみません』


咲「この方もお便り常連さんですね、名前はいつも変わってますけど……面白いラジオネームなので分かりますっ!」


咲「しかし、よく思いつくなぁ……その発想力には脱帽です」


咲「という訳で読みますー」


『咲さんこんばんは。夏に始めたいものというテーマでしたが、始めたいものが無かったので夏に欲しいものを書きたいと思います。
それは車です』


咲「ほむほむ」



『車は便利な移動手段ですので、行動範囲が桁違いになります。何を始めるにしても、おおよそのものは必要になるかと存じます』


咲「ふんふむ……確かに、自転車じゃあ行動範囲が限られてるし…それに疲れるしね」


『咲さんは自分の車欲しいですか?欲しいとしたらどんな車が良いですか?ついでに咲さんが考える、お母さんに送り迎えされていそうなプロ雀士は誰でしょうか』


咲「車欲しいですねー」


アシ『良いですよ、便利ですし』


咲「和ちゃんのはピンクの可愛い車だったよねー」


アシ『まあ、はい。咲さんはどの様な車が良いですか?だそうですが』

咲「私はできたらカッコイイのに乗りたいなー」


http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira116233.png



咲「こんなのとか!」


アシ『成程、確かに良いですね』


咲「でも、免許がなぁ……」


アシ『今の時代、取ろうと思えばすぐに取れてしまいますよ』


咲「和ちゃんは容量が良いから……それに、今はちょっと時間が無いからなぁ」


アシ『知っていますか咲さん。犯罪はバレなければ犯罪ではないんです』


咲「無免許運転しろって!?」


咲「ラジオで堂々と犯罪宣言したらダメだよ!!」


アシ『ふふ、冗談です』


咲「もう……でも、冬までには取りたいなぁ」


咲「寒い中電車で向かうのとか辛いですしっ」


咲「えっとそれで、ふふっ」


咲「お母さんに送り迎えされてそうなプロ雀士、ですか」


咲「それはまあ、すこy」


アシ『せっかくですので小鍛冶プロは無しにしましょう。というか、あの方は確か車を持っていたはずです』


咲「考えが読まれてた…でもまあ確かにそうだね」


咲「健夜さんは無しで!お母さんに送り迎えされてそうな人!」


咲「うーん…そうですねぇ…」


咲「……」


咲「す、健夜さんを抜くとなると思いつかない物ですね…」


アシ『ふふっ、小鍛冶プロどれだけですか…』


咲「んー、じゃあ園城寺怜さんとか」


アシ『その心は?』


咲「びょ、病弱って言ってたから」


アシ『なるほど。絶妙にありそうな所を突いてきましたね』


スタッフ『……』シーン


咲「え、なにこの空気?ウケなきゃダメだったみたいな空気やめません?」


咲「私ボケよりどっちかと言うとツッコミですし!それに、健夜さん抜きでとか難易度高いですよ!」


咲「もー!」プンスカ


咲「という訳で、たくさんのお便りありがとうございました♪」


咲「ここで1曲お送りします!」


咲「鹿児島の夕張メロンさんからのリクエストで、Zebraheadから" into you "」


咲「どうぞ!」


https://youtu.be/-C9z7uMNFyU




――――――――――――――――――――


咲「宮永咲の役を作ろー!」


咲「このコーナーは、麻雀は心理戦!時には相手を騙す演技…すなわち"役"も必要!」?


咲「という事で、与えられた役に応じて演技をする、という訳の分からないコーナーです!」?


咲「さてさて、もう物凄く昔にやった記憶のあるこのコーナーですが最後にやったのは憧ちゃんがゲストに来た時ですね」


咲「お題は確か、私は憧ちゃんっぽい妹を演じた記憶があります」


アシ『ただのツンデレと化した咲さんでしたね』


咲「このコーナー恥ずかしいからあんまりやりたくないんだけど……」


アシ『リスナーさんや私たちにとっては天国なので安心してください』


咲「どこをどう安心するのか教えて貰ってもいいかな!?」


咲「はぁ、まあやりますけど!」


アシ『今回のお題は、夏という事でこちらです』


" 好きな人と一緒に来た花火大会 "


咲「えぇ!?何それ!」


アシ『お題ですが?』


咲「それは分かってるよ!台本も無いのにそんな難しいお題なの?」


アシ『そういうコーナーですからね』


咲「言い切ったよこの人……」


アシ『まあまあ、体験がなければ想像でも良いんですし、いけますよ』


咲「…体験したこと無いわけじゃ……ないけど……///」ゴニョゴニョ


アシ『何か言いましたか?』


咲「な、何でもないっ!」


咲「えっと、好きな人との花火大会……ね、頑張りますっ」


アシ『では、三秒前』


アシ『3、2、1、どうぞ』


――――――――――――――――――――

咲『……』

咲『残念だったね、花火大会中止になっちゃうなんて……』


咲『うん、なんかゴメンね?無駄足踏ませちゃったみたいで…』シュン


咲『気にしないでくださいって、気にするよ。私が誘ったんだし』


咲『……』シュン


咲『え、ちょっと待っててくださいって……行っちゃった』


咲『…はぁ。花火大会のバカ。せっかく気持ちが固まったのに……これじゃあ次いつできるか……』


咲『あ、おかえり。何してきたの?』


咲『これ買ってきたって……あ、花火…』


咲『えへへ、やっぱり優しいねアナタは』


咲『ありがとう、それじゃあやろっ!』


咲『~~♪』パチパチ


咲『え?線香花火?うんっ、やる!』


咲『……』グッ


咲『……そうだ、折角だし勝負しようよ』


咲『うん、勝負。どっちが長くもつか!』


咲『やらない?ふーん、自信ないんだぁ?』


咲『くすくす、やっぱりやる?負けず嫌いだね』


咲『報酬は勝った方が、負けた方に一つワガママを言える、ね』



咲『ふふっ、じゃあせーのっ!』パチパチ


咲『……』


咲『あ……』ポト


咲『私の勝ち……だね』


咲『それじゃあ、約束のワガママタイムだよっ』


咲『……ふぅ』


咲『~ちゃん、私と……』


―――――――――――――――――――


咲「……/////」カァ


アシ『……』


咲「な、何か言ってよ!!/////」


アシ『最高でした。あえて花火大会を中止にして、2人きりの花火大会……』


咲「は、恥ずかしい……///」


アシ『正直、ニヤニヤが止まりませんでした』


咲「も、もー!茶化さないで////あ、こら!スタッフの皆も何その目!////」


咲「あー、顔暑いです……///」


咲「という訳で!宮永咲の役を作ろうでした!」


――――――――――――――――――――

咲「ここで番組からお知らせです。まずはインハイ情報から」


咲「8月の18日より東京国際フォーラムにて開催されるインターハイですが、開会式は午前9時から。そしてAグループ、Bグループ共に1回戦開始は次の日19日の午前9時より開始です」


咲「それ以降も、その日の初戦開始は決勝戦以外は基本的に午前9時より開始です。」


咲「そしてそして明日、明後日にはインハイ前夜祭が開催されますので是非足を運んでみては如何でしょうか」

咲「マナーを守って楽しめるインターハイを観客、選手、関係者皆で作り上げましょう」


咲「続きまして、現在ヤングガンガンにて絶賛連載中の咲-Saki-の単行本の10巻、11巻が同時発売されます」


咲「私たちが元となった漫画だなんて恥ずかしいですが、すごく忠実に再現されており、とても面白いので是非お手に取ってみては!」


咲「以上、お知らせでした♪」


――――――――――――――――――――

頂点まであと一息~♪
アガリ一ちA日Right!!
咲き誇れ~♪


咲「はい、今回もそろそろお別れの時間が近づいて参りました」


咲「そろそろ12時を回るけど、明日の前夜祭の準備はもう完了してるのかな?」


咲「楽しみですねっ」


アシ『二日目には行くんですよね?』


咲「うん、ラジオのネタにもなるし解説として生放送に出る時にも話すかもしれないしね!」


咲「という訳で、ええっと次回はゲストいるのかな」


アシ『その前に来週でこのラジオも記念すべき10回目を迎えますね』


咲「あ、ほんとだ!早いなぁ…」


アシ『10回記念なので、もちろんゲストはお呼びします』



アシ『次回のゲストはこの方です』つカンペ


咲「えっと……うん、まあ何となく予想は付いてたかな」アハハ


咲「次回、10回目のゲストは私のお姉ちゃん」


咲「現在は東京にてプロ活動をしています、宮永照プロに来てもらいますっ」


咲「いやぁ……前回のお便り見るに来たがってるみたいだったし、良かったねお姉ちゃん」


アシ『咲さん』つカンペ


咲「なになに……あぁ確かにそうだね」


咲「来週のこの時間は、私は解説のお仕事をするため東京にいますので、次回はりゅーもんスタジオではなく、東京国際フォーラムのラジオブースからお送りします」


咲「それと、ふくすこインハイレディオにゲストとして数分間だけ出演させてもらう予定もありますので、重ねてよろしくお願いします!」


咲「そしてそして、次回のお便りのテーマは "姉妹、兄弟" です!」


咲「自分に兄弟姉妹がいたらやってみたい事や、体験談、困った事や楽しかった思い出など」


咲「兄弟姉妹に関する事なら何でもOK!是非是非、送ってくださいね♪」


咲「それでは皆さん、残りの夏休みとインターハイ、存分に楽しみましょう!」


咲「お相手は!やっぱり解説緊張するなぁ……宮永咲でしたっ!」


咲「それでは皆さん!」?


咲「お先におやすみなさい~♪」


徹底的射程距離圏内~♪
ここ一番ぞっくぞく
打ち上がれ~♪



咲「この番組は、りゅーもんスタジオと」


咲「全国麻雀協会さん」


咲「親愛なるリスナーの皆さんの提供でお送りしました!」


【前夜祭二日目・咲参加日】


『へい、らっしゃいらっしゃい!たこ焼き旨いよー!』
『わたあめー、わたあめ如何ですかー!』
『一般参加もOKインターハイ前夜祭麻雀大会、受付終了間近ですー!』


ワイワイ ガヤガヤ



咲「うっわぁ、凄い人だね和ちゃん」

和「さすがはインターハイ前のお祭りです」

咲「ほえぇ……」キョロキョロ

和「……」グッ

和「……迷子になられては困りますので、手を繋いでいましょうか」

和「咲さん」クルッ


和「……」

和「さすがは咲さん……音もなく迷子に…」ハァ

和「まあこれも私の仕事ですかね…探しますか」

「あれって原村和じゃない!?」
「本当だ!!」


「え、まじ原村!?」
「サインもらおー!」

ハラムラサーン サインクレー!
SOA!! ウオーオモチー! スバラッ


和「え、ちょっとすみません私今人を探してっ」

ワーワー!! ガヤガヤ!!


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


咲「さすがは私……迷子スキルは極めてるね」フンス

咲「……って、威張れる事じゃないか」

咲「はぁ…また和ちゃんに迷惑かけちゃうなぁ…仕方ない、あの辺人少ないしあそこのベンチで座ってよう…」テクテク

咲「すみません、隣失礼しても良いですか?」

「え?」チラッ

咲「……げっ」

健夜「あれ、咲ちゃんだ」

咲「何で健夜さんがこんな所に……」スワリ


咲「ていうか来てたんですね」

健夜「いやぁ、あはは。恒子ちゃんと来てたんだけどあの子人気アナウンサーじゃない?」

健夜「あっという間に人に囲まれちゃって」

咲「健夜さんの所には人が来ない辺り、健夜さんのオーラの無さが知れますね」ププッ

健夜「余計なお世話だよっ!!」プンスカ

健夜「それで、咲ちゃんは……あぁ、迷子ね」

咲「は、はぁ!?なんで決めつけるんですか!?」プンスカ

健夜「違うの?」ニヤニヤ

咲「ち、違いますもん!!…そう、私も人に囲まれそうに……うん、そう!人に囲まれそうになったので逃げてきたんですっ!」フンス

健夜「その割には、余裕の足取りで歩いて来たみたいだけど?」

咲「そ、それはアレです、頑張りましたから!」

健夜「ぷぷっ、咲ちゃん嘘下手くそだね」クス

咲「ぐぬぬぬぬ……」

咲「はぁ、まあ良いです。どうせ私は迷子になりましたよーだ」プイッ

咲「何だか、今夜の健夜さんはアレです、真面目に麻雀打ってる時みたいな雰囲気です」

健夜「麻雀打ってない時の私って一体……」トホホ

咲「その質問、答えて欲しいですか?」ニヤニヤ

健夜「いらないよっ!!」プンプン

咲「ふふっ」クス


健夜「そうそう、一昨日のラジオ、聞いたよ?」

咲「そうですか」

健夜「うん、ずっと聞いてる」

咲「そうですか……」

健夜「うん」

咲「……」

咲「……怖っ」

健夜「別に変な気持ちはないからね!?」

咲「あはは、知ってますよ」

健夜「もう、咲ちゃんこそ今夜は3割増しでイジワルじゃない?」

咲「そうですか?」


咲「まあ、お祭りの空気で気分が良くなってるのかもですね」

健夜「迷子なのに?」

咲「まだ言いますか!この口は!」グリグリ

健夜「いたたたたた、痛いよ咲ちゃん」アウアウ

咲「もう…」

健夜「いてててて」ヒリヒリ

咲「……」

咲「そうそう」

健夜「うん?」

咲「夏の青春は、見つかりそうですか」

健夜「え?」


咲「……」

健夜「ふふっ、そうだね……今こうして2人でお話してる事が、それなのかも」

咲「……」ヒキッ

健夜「自分から振っておいて引かないで!?」

咲「別に引いては無いですって。ちょっと驚いただけで」

健夜「そ、そんなに変な事言ったかな私」

咲「……私は、嬉しかったかもですね。少しだけ、ですけど」ボソッ

健夜「え、何か言った?」

『おーい、咲さーん!』

咲「ふふっ、健夜さんはいつまで経っても童顔ですねって言ったんです」

健夜「童顔!?」ガーン


咲「和ちゃんが迎えに来たので私は行きますけど……」

健夜「ああ、私はもう少しここで休んでるから大丈夫だよ」

咲「……そうですか。まあ寂しくなったら電話でもしてください」

健夜「無視するでしょ」

咲「よく分かりましたね」

健夜「するんだ!?」

咲「冗談ですよ。じゃあ、また明日です」テクテク

健夜「うん、また明日」フリフリ


『もうっ、咲さんと出かける時には縄が必要ですねっ!』

『そんなに酷くないよ!!』

『どの口が言うんですかどの口が!』ムニムニ

『あうあう……』


健夜「……ふぅ」

健夜「夏の青春……か」クス

健夜「……」

健夜「よし、明日からもお仕事頑張るぞい!」


咲「ぞいって何ですか……」

健夜「え、さ、咲ちゃん!?!?」

咲「忘れ物しちゃったので戻ってきたんですけど……」

健夜「えっ?あ、本当だ……巾着」

咲「……」

健夜「……」

咲「……私も解説頑張るぞい!」

咲「あはははっ!!ぞいって…ぞいって何……っ!」ケラケラ

健夜「~~~ッッ/////」



咲「これはラジオのネタ決定ですねっ!ではまた明日ですっ」タッタッタ

健夜「え、それはダメだよ!?ちょ、待って咲ちゃん!!」オイカケル

咲「あははっ、健夜さんに追いつかれる私では無いですよっ」

健夜「待ってー!!」タッタッタ


カン!

という訳でカンです
今回少し短かったですかね。

今回お便りの添削などを結構しています。
次回からは、お便りも自分で考えていこうかと思いますが、レスを頂ければできる限り取り入れようと思います。

個人的に、ツンツンしてても健夜大好きな咲さんも好きですね。
ではでは、お便りなどありましたら↓へどうぞっ

健夜コーチのは書き溜めている途中なのでもう少しお待ちを……っ!
感想などありがとうございます。嬉しいです

お便りなど感謝ですよー
この世界のすこやんは咲さんと仲が良いので何卒ですっ

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