結衣「ヒッキーとゆきのん、時々あたし」 (11)
ガラガラ
「あら、今日も堂々と遅刻かしら」
「仕方ねえだろ、あの生徒会長の下では生徒会が忙しい=俺が忙しいになっちまうんだから」
この会話を聞く度に感じるのはたくさんの安心感と少しの羨ましさ
「あなたはいつから奉仕部のものから生徒会のものになったのかしら」ハァ
「どっちにしろ人じゃなくて物なのか」
たまに?ゆきのんが言い過ぎてることもあるけどヒッキーのゆきのんに悪口を言われてる時の顔は全然嫌そうな顔じゃない
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「その目は人の目ではないもの、しいて言うならカエルかしら、ヒキガエルくん」
「もう好きにしてくれお嬢様」
今までならこのあとはゆきのんとヒッキーは自分の本を読み始めてあたしは携帯をいじるのが普通だった、でも...
「そ、その...それでも来れる時はきちんと時間通りに来なさい、い、一応あなたも奉仕部の部員なのだから」
「......おう」
いつからかは分からないけどゆきのんはヒッキーに少し優しくなった、いいことなの素直に喜べない自分はあたしは嫌いだ
「コホン......由比ヶ浜さん?そこのカエ...比企谷くんにも紅茶を入れるのだけれど、おかわりはいるかしら?」
でもこうやってさり気なくあたしのカップが空になっているのに気づいて声を掛けたりしてくれる優しいゆきのんと...
「なんだいたのか、トップカーストなのに俺並みのステルスも備えてるのか」
話しかけてくれるのは嬉しいが言ってることが難しいのといつも馬鹿にしてくるひねくれたヒッキーが...
「うん!ありがとーゆきのん!それとヒッキーは言ってることは難しいのに馬鹿にしてるのはバレバレだし!」
あたしは大好きだ
そして...
「由比ヶ浜さんとあなたを同じにしないでくれるかしら?」
「した覚えもないし、する気もない、それにしても由比ヶ浜のことになると最近のお前はすぐ熱くなるよな」
「き、気のせいじゃないかしら」
「えー!?気のせいなの?」
「いえそういうことではないのよ由比ヶ浜さん?た、ただ大切なゆ、友人が馬鹿にされるのはあまり気持ちいいものじゃないから...」ブツブツ
「ゆきのん大好き!!」ガバッ
「おい、ゆりゆりしていいのは奉仕部じゃなくてごらく部だ」
「意味のわからないことを言わないでもらえるかしら?私と由比ヶ浜さんはただの友達よ」
「ただの友達なの?」ズ-ン
「由比ヶ浜さん!?こ、これは言葉の綾よ!わ、私は由比ヶ浜さんは大切な友人......親友だと思っているわ」ボソボソ
「ゆきのーん!」カバッ
「......俺はマッカンを買ってくるわ」
こんなに楽しい奉仕部が大好きだ。
了
とくに山なしオチなしの自己満SSでした
失礼しましたノシ
次回予告(今回の担当は小町!)
いぇーい!小町だよ!
お兄ちゃんの復讐が段々はげしくなってるねぇ~。でも、小町はお兄ちゃんを応援するのです!あ、今の小町的にポイントたかーい!
そんな事より次回予告!
お兄ちゃんの噂を聞きつけ、ついに動こうとした結衣さん!
彼女の口から出たのは謝罪では無く糾弾だった!
お兄ちゃんはそれに対して声を荒らげる!
次回!『断罪するバハムート』
お兄ちゃん、きっとお兄ちゃんを理解してくれる人は現れるよ!あ、いまの小町的にポイントたかーい!
あとがき
遂に文化祭実行委員会からのヘイトが霧散し始めました。そして、葉山を停学にしたのは、ご都合主義ということで理解してください。
あと、R-18にはしません。
書けないし。
ということで今回も読んでくださりありがとうございました!
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