男「異世界転生、俺TUEEEE」【コンマ】 (618)

男「……ここは、どこだ?」キョロキョロ

男「……辺り一面真っ白だ」

男「俺はどうしてこんなところに……」


女神「あなたは死んだのですよ、男……」


男「!?」

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男「あの……あなたは?」

男「それに、俺が死んだって、それ、一体……」


女神「私の名は女神……」

女神「全ての世界を見守る存在です……」


男「はあ……」


女神「あなたは、先程、【コンマ↓】が原因で亡くなりました」

男「は……!?」


↓一桁
123:子供を助けようとしてトラックに轢かれた
456:イジメが原因で自殺
789:恋人に刺された
0:首しめオナニーで窒息死

男「……トラックに」

男「そういえば、そうだった様な……記憶が戻ってきた」


女神「思い出しましたか」


男「それで、俺が助けた男の子は無事ですか……?」


女神「ええ、幸いかすり傷で済みました……」

女神「あなたが身をていして助けたからです」

女神「その行いは立派でした。なので、あなたには生き返るチャンスを与えましょう」


男「!!」

男「本当ですか、それ!」


女神「ええ。ですが、元の世界ではなく、別の世界においてですが」

女神「死人を生き返らせる訳にはいかないので」


男「……別の世界で」


女神「ええ。具体的には、【コンマ↓】の世界となります」


コンマ一桁
123:魔法が存在するファンタジー世界
456:近未来的なSF世界
789:異能力が当たり前な現代世界
0:美少女しかいないハーレム世界

男「美少女だらけの世界ですか……」


女神「ええ。私からのご褒美です」

女神「あなたは若い男性……。なので、美少女ばかりの世界というのは、喜ばしい事だと思いますので」


男「【コンマ↓】」


一桁
123:大感激
456:嬉しい
789:普通
0:俺はホモです

『男は女好きの様です』


男「最高です! めっちゃ嬉しいです! キャッホーイ!!」キラキラ


女神「……そ、そうですか」

女神「……喜んでもらえたのなら、何よりです」


男「もうテンションMAXっすね! あざます!!」ペコリ


女神「……え、ええ」


男「ところで女神様!」

女神「何でしょうか……?」

男「その世界ってどんな世界なんですか!?」


女神「【コンマ↓】」


一桁
123:現代世界
456:中世ヨーロッパ的な王国
789:近未来
0:巨大な島でサバイバル生活

女神「ほぼ、何もない島ですね……」

男「はい!?」

女神「文明と呼ばれるものが、まだ出来ていない世界です」

男「……ええええ」


女神「ですので、あなたがリーダーとなり」

女神「その島に国家の様なものを築いていって欲しいのです」


男「……は、はあ」


『建国シミュレーション的な話になりそうです』

女神「なので、あなたには、特別な力を一つ授けましょう」


男「特別な力……?」


女神「ええ。女だらけの島に男が一人入る訳ですから」

女神「何か特別な力がないと、のけ者にされる恐れがあります」

女神「ですから、あなたがそこで上手くやっていくには、皆から必要とされる力がいるのです」


男「わかりました。ありがとうございます」

男「それで、俺にはどんな力を?」


女神「それは【コンマ↓】です」


一桁
123:知識(内政チート)
456:力(能力チート)
789:素早さ(雑用チート)
0:魅力(恋愛チート)

男「能力……ですか」


女神「ええ。サバイバルする上では、『強い』というだけでも十分な魅力となります」

女神「美少女を守り、助け、皆から頼りにされる存在になれる様に頑張って下さい」


男「はい。ちなみに、どんな能力を俺に?」


女神「【コンマ↓】」


一桁
123:五感と身体能力をアップ
456:火水風を生み出せる
789:竜を召喚出来る
0:時間停止

女神「火・水・風を自在に操れる様になります」

女神「動物を狩ったり追い払ったりするのにも使えますし」

女神「風は農業などをしていく上でも使えます」

女神「そして、火や水はサバイバル生活をする上では、かなり役立ってくれるでしょう」


男「おお! ありがとうございます」


『無難な能力に落ち着きました』

女神「それでは、男よ……」

女神「これからあなたを転生させます」

女神「あなたはそこで【コンマ↓】として生まれ変わる事になるので、しっかり第二の人生を楽しんで下さい」


男「はい!」


一桁
123:漂流者
456:村人
789:召喚された人
0:国王

───────────
────────



【海岸】


男「う……」

男「うあ……頭痛い……」

男「駄目だ……起き上がれない……」




【コンマ↓】「……ん? あれ、もしかして、人……?」


一桁
123:村人
456:村長の娘
789:見張りの兵士
0:王女

『この島に、まだ身分制度はないようです』


兵士(女)「おい、起きろ」ユサユサ

男「……」グテ


兵士(女)「……起きないか。気を失ってるようだな……」

兵士(女)「それにしても、まるで見慣れない格好をしてる……」

兵士(女)「どこかから流れ着いたのか……? 確かにたまに死体が流れ着く事はあるけど……」

兵士(女)「生きてて、しかも男なんて、初めてだ……」


男「」グテ


兵士(女)「とりあえず、村まで運ぶか……。このままだと、死にそうだしな……」

兵士(女)「よいしょっと。重いな、こいつ」ググッ

男「」ズルズル……

【兵士の家】


男「う……」


兵士(女)「お、気がついたか」


男「あれ……ここは?」キョロキョロ


兵士(女)「ここはあたしの家だよ。あんた、漂流してこの島まで流れ着いたみたいだから」

兵士(女)「特に傷はなかったけど、気絶してたからここまで運んできた」

兵士(女)「それで、早速質問なんだけど」


男「あ、うん……(可愛いな、この子)」


兵士(女)「あんた、どっから来たの?」


↓1
一桁
123:転生の事を正直に言う
456:覚えてない
789:日本からと伝える
0:口説く

↓2
兵士(女)からの好感度

『普通の漂流者に対する好感度みたいです』


男「日本から来たんだけど……」

兵士(女)「ニホン? どこだ、それ?」

男「なんて言えばいいのかな……。極東にある島国?」

兵士(女)「……何だかよくわからないけど、ここじゃないどこか別の島から来たんだな」

男「うん」

兵士(女)「ふうん……。ちなみに、そこはどんな島だったんだ」

男「どんなって……説明しにくいな。ちょっと長くなるけど、いい?」

兵士(女)「ああ、いいぞ」



『説明中です。スキップします』

男「て、感じだな」

兵士(女)「…………」


『文明の違いに、とても驚いているようです』




兵士(女)「【コンマ↓】」


一桁
123:男の話を信じる
456:嘘だ!
789:半信半疑
0:あなたが神か

『ホラ吹き野郎に格下げされたようです』


兵士(女)「まったく、何を言い出すかと思えば」

兵士(女)「この世に、雷の力で動くものなんかあるか」

兵士(女)「私をからかうのもいい加減にしろ。それとも、頭でも打って気が変にでもなってるのか?」


男「ええええ……」

兵士(女)「まあいい」

兵士(女)「嘘つきだろうと、何だろうと、何かの役には立つだろうからな」

男「嘘つきって……」

男「それに、何かの役にって?」

兵士(女)「お前、帰る手段とかないんだろ?」

男「ああ、うん……」

兵士(女)「流石に野垂れ死にさせるのは可哀想だからな」

兵士(女)「だから、この村で面倒を見てやる」

男「あ、ありがとう」

兵士(女)「ただ、その代わりにしっかり働けよ」

兵士(女)「働かないやつにメシを食わせる訳にはいかないからな」

男「わ、わかった」


『村で面倒を見てもらう事になりました』

男「ちなみに……」

兵士(女)「?」

男「この村ってどんな村なの?」

兵士(女)「【コンマ↓】」


一桁
123:漂流者ばかりで構成された女しかいない村
456:別の島から逃げ出してきた女だらけの一団
789:普通の村。少ないが男はいるにはいる
0:女同士で子供を生めるが、女しか生まれない

男「……全員、流れ着いてきたんだ」

兵士(女)「そう。海の流れから、この島に来る事が多いみたいだな」

兵士(女)「でも、男が来たのはお前が初めてだ」

兵士(女)「だから、しっかり働いてもらうぞ」

兵士(女)「あと、男一人だけだからって調子に乗るなよ。もしも、あたしらの誰かにちょっかいかけようとかしたら」

兵士(女)「その首、この木剣でへし折るからな」ヒュンッ


男「き、肝に命じます」


『ハーレムは遠いようです』

兵士(女)「それじゃあ、まずは家だな」

男「家?」

兵士(女)「お前、男だろ。あたしらと一緒に住むつもりか? ふざけるな」

男「ああ……。まあ、そりゃ別々だよね」シュン

兵士(女)「あからさまにがっかりしやがって。これだから、男は」

男「……さーせん」

兵士(女)「という事で」

男「うん」

兵士(女)「最初のお前の仕事は、自分の家を建てる事だ」

男「はい!?」


『無理ゲーが押し付けられました』

男「いや、家って……そんなの一人で建てられるもんじゃないだろ」

兵士(女)「かもな。でも、あたしは別に、立派な家を建てろなんて言ってないだろ」

男「という事は?」

兵士(女)「最低限、寝る場所と、雨を凌げる屋根さえ作ればそれでいいって事」

兵士(女)「それなら、犬小屋みたいなのでもいいから、作れるだろ?」

男「【コンマ↓】」


一桁
123:余裕過ぎて笑っちまうぜ、はっはっは
456:それぐらいなら、何とか……
789:無理です、手伝って下さい
0:なんなら豪邸建てるぞ、ゴラァ!

男「まあ、それぐらいなら……」

兵士(女)「うしっ。じゃあ、決まりだな」

兵士(女)「あたしらは手を貸さないから、とりあえず一人で作ってみな」

兵士(女)「それで、役に立つかどうかも、ある程度わかるしな」


『どうやら試験のようです』

兵士(女)「場所は、この村の近くで空いてる場所があればどこでもいいから」

兵士(女)「村の皆には、あたしから言っとくから、他の事は気にせずやりな」

兵士(女)「家を建てるまでは誰も話しかけない様にするから、頑張りなよ」

男(マジすか)

兵士(女)「あと、流石に道具なしで建てるのはきついだろうから……」

兵士(女)「石で作った金槌とか斧とかがあるんで、それは貸してあげる」

男「…………」


一桁
123:借りずに道具も自分で作る
456:素直に借りる
789:素手で余裕
0:やっぱり手伝って下さい

男「いや、素手で余裕だな」

兵士(女)「は? 無理だよ、そんなの」

兵士(女)「あんた、家作り舐めてるでしょ?」

兵士(女)「道具なしで、まともな家なんか建てられないって」

男「いや、俺なら出来る」

兵士(女)「言ったね……。なら、いいよ、素手でやったら」

兵士(女)「後から道具借りたいとか言っても、もう貸さないからね」

男「ああ、いいよ。それで」

男「男に二言はない。素手で作るから」

兵士(女)「ふーん……。なら、そうしたら」

兵士(女)「ただ、それで、やっぱり作れなかったとか、すぐ崩れるようなボロッチイの作ったら……」

兵士(女)「あんたの評価駄々下がりだからね。覚えときなよ」

男「おう」


『自分を追い込むのが好きなようです』

ここまで
次は、家作りに挑戦

【村の端辺り】


男「ふう……」

男「勢いで言ってしまったけど、大丈夫か、これ……?」


『急に不安になったようです』


男「いや、でも俺、女神様から能力もらったし、平気だよな、きっと」

男「とりあえず、まだ能力使ってないし、これを試してみよう」

男「ちょっと海岸らへんまで行って、練習してみるか」テクテク

【海岸】


男「ここなら広いし、何があっても大丈夫だろう」

男「確か、火と水と風を生み出せて、自在に操れるんだっけ」

男「なら、最初は火を出してみるか。これで、どれぐらいの力を持ってるかわかるし」

男「炎よ、出ろ! そりゃ!」バッ


火力:コンマ↓一桁
1:ライター程度
23:コンロ
45:キャンプファイヤー
67:大火炎
89:豪火
0:災害クラス

男「」ボッ

男「おお! 明るい」

男「じゃ、ねえだろ!! 女神ぃぃぃ!!! ふざけんなぁぁ!!」


『チート詐欺だったようです』


男「どうすんだよ、これ!!」

男「水、水は!! そりゃ!!」

ピューッ

男「水鉄砲かよ!!」


男「風! 風は!!」

ピューッ……

男「おお、涼しい! そよ風だ!」

男「ちっくしょおおおお!!!」


『ドンマイ』

男「……うあああああ」


『絶望の淵に立たされた模様です』


男「こんな能力、ろくに役に立たないだろ……」

男「俺……これで……どうやって家を建てるんだ」

男「しかも、素手だぞ、素手。絶対、無理だろ……」

男「おまけに、もうタンカを切っちまったから、どうしようもない……」

男「…………」


男「【コンマ↓】」


123:素直にごめんなさいをして、道具を借りるか……
456:出来らぁ!
789:洞穴とかを探した方が早そうだな
0:女神降臨

『男は割と素直なようです』


【村】


兵士(女)「はあ? 道具を貸して欲しい?」

男「ごめんなさい……。見栄はりました……。やっぱり道具がないと駄目です……」ペコリ

男「今更だけど……何か貸してくれないか?」


兵士(女)「呆れた奴だな、お前は……」


『好感度がかなり下がったようです』


兵士(女)「【コンマ↓】」


一桁
123:仕方ない。貸してやる
456:いや、貸さない。そう言ったはずだ
789:もういい。家はこっちで建ててやる。役立たず
0:わかった。その素直さに免じて、私も手伝ってやる

『好感度が最低値まで下がったようです』

『役立たずと断定されました』


兵士(女)「まったく……。男の癖に使えない奴だな」

兵士(女)「もういいから、お前は別のところへ行け。家は建てておいてやる」

男「え……」

兵士(女)「邪魔だから、余所に行ってろって言ったんだ」

男「…………」

兵士(女)「【コンマ↓】のところに行け。そこで手伝いをしてろ」

男「……ごめんなさい」グスッ


『さっきから、男の精神がガリガリ削られていってます』


一桁
123:畑(農業の手伝い)
456:村の外(狩りの手伝い)
789:広場(料理の手伝い)
0:村長の家(雑用)

【村の外】


狩人(女)「ああ、君が例の流れ着いてきたっていう男の人?」

男「……はい」

狩人(女)「……何かあったの? 明日で世界が終わるような顔をしてるけど……」

男「……いや、結構きつい一言を兵士(女)さんからもらったから……」

狩人(女)「あー、あの子、ちょっと口がきついところあるからね」

狩人(女)「まあ、そんなに気にしなくていいよ。だから、そんな辛気くさい顔しないで、ほら」

男「う、うん……」


狩人(女)「ところでさ」

男「何?」

狩人(女)「あの子に何て言われたの?」

男「ああ、えっと……」


コンマ↓、一桁
狩人(女)の好感度、数字が高いほど良い。0は10扱い

『好感度はそれなりのようです』


狩人(女)「あー、そりゃ、あの子じゃなくても呆れるよ」

男「」グサッ

狩人(女)「まあ、でも、良かったじゃない。家は建ててもらえるんだしさ」

狩人(女)「出てけって言われた訳でもないでしょ。もっと前向きに捉えよう」

狩人(女)「これからいいところ見せればいいんだから。ね?」

男「う、うん……」


『さりげなくプレッシャーがかけられました』

ここで、少しインターバルを取ろうか……
次は、狩り

狩人(女)「それじゃ、早速狩りに行こうと思うけど、その前に」

男「?」

狩人(女)「君、狩りの経験はある?」

男「いや、まったく」

狩人(女)「経験なしかあ」

狩人(女)「じゃあ、弓とかは? 使える?」

男「使った事もないんだけど……」

狩人(女)「……そっか」

男(あ、絶対、ちょっとがっかりされてる)


『期待に応えるのは大変そうです』

狩人(女)「狩りの基本は弓だからね」

狩人(女)「これが使えないと、ちょっときついよね」

男「……だよね。ごめん」


狩人(女)「ああ、大丈夫。謝らなくていいから」

狩人(女)「誰だって一番最初は初心者だしね」

狩人(女)「とりあえず、今日のところは私と一緒についていって、荷物持ちみたいな事をやってもらおうか」

狩人(女)「それで、狩りがどんなものか、わかると思うし」

男「了解」


『狩りの研修が始まりました』

狩人(女)「でも、その前にはい、これ」つ 弓矢

男「え?」

狩人(女)「ひょっとしたらって事もあるし、一応持っていて」


『弓矢を手に入れました』


狩人(女)「あと、ちょっと練習してみようか。やり方教えてあげるから」

男「あ、うん。わかった」


男の弓矢の才能、コンマ↓
一桁
123:ダメダメ
456:それなり
789:上手
0:神

男「それっ!」ピュンッ

ズサッ!!


狩人(女)「わ、スゴい! 初心者とは思えない!」


男「そう……? 狙ったところには当てられてないんだけど……」

狩人(女)「ううん。最初は、弓を飛ばすのも大変だから」

狩人(女)「初めからこれだけ出来てたら上出来だよ。きっとすぐに上手くなると思う」

男「そ、そっか」

狩人(女)「流石、男の人だね。見直した」

男(うしっ!)


『汚名を少しだけ返上したようです』

狩人(女)「それじゃあ、君は今回は荷物持ちだけど」

狩人(女)「でも、獲物がいたら、積極的に狙っていっていいからね」

狩人(女)「ウサギとかの小さいのは無理だと思うけど、シカとか、ちょっと大きいのだったら、当てられるかもしれないし」

男「ほいさ!」


『やる気が少し上がりました』


狩人(女)「じゃあ、出発!」

男「おう!」


コンマ↓、狩りの成果
1:男のせいで失敗、一匹もなし
23:一匹もなし、残念
45:罠にかかってたウサギをゲット
67:キツネを狩人(女)が仕留める
89:シカを狩人(女)が仕留める
0:クマを男が仕留める

【村】


狩人(女)「ただいまー」

男「獲ったぜー!」つ キツネ


オオオッ!!


狩人(女)「こら、私が獲った獲物でしょうが! 自分が獲ったみたいに言わない!」

男「悪い、つい」


アー、ウンウン


兵士(女)「で、狩人(女)。こいつ、どうだった?」

兵士(女)「足を引っ張ったりとかしなかった?」

狩人(女)「あー、大丈夫、大丈夫。狩りは初めてだったみたいだけど、きちんとやれてたよ」

狩人(女)「弓矢も初めてにしては、かなり上手かったし、狩りの才能あるかもね」

兵士(女)「……そうか。ならいい」


男(良かった、これでダメだったら俺、きついからな……)ホッ

狩人(女)「それじゃ、男君。その獲物、今日の晩御飯にするから、村娘の家まで持っていってくれる?」

男「了解。どの家?」

狩人(女)「村の真ん中の家。村娘ちゃんは、料理担当だからね」

狩人(女)「ちなみに、君、料理の経験はある?」

男「【コンマ↓】」


一桁
123:ナッシング
456:少しだけなら
789:得意
0:天才

狩人(女)「ないか。ん、わかった」

男「悪い」

狩人(女)「あー、大丈夫、大丈夫。君は狩りに行ってる訳だし」

狩人(女)「働いてる訳だから、問題ないよ」

狩人(女)「とりあえず、今日のところはね」

男「お、おう……」


『なかなかシビアな世界のようです』

【村娘の家】


村娘「どうも、初めまして。わたし、村娘って言います」

男「あ、御丁寧にどうも。俺、男って言います」

村娘「ええ、聞いてる。この島に初めて来た男の人だって」

村娘「男手が欲しいと思う時は結構あるから、わたしは歓迎するよ」

男「あ、ありがとう」パアッ

村娘「でも、兵士(女)さんが、散々使えない使えないって言ってたけど、実際のところはどうなのかな?」ニコッ

男「おおう」


コンマ↓、村娘の好感度
一桁、高いほど良い。0は10扱い

『まあまあみたいです』


村娘「ふふっ。冗談だから、気にしないで」

男「そ、そうなの?」

村娘「うん。歓迎してるのは本当だから」

男(なんか微妙に引っ掛かる言い方だ……)


村娘「これからよろしくね。何かわからない事があったら、何でも聞きにきていいよ」ニコッ

男「あ、ありがとう」


村娘「それじゃ、わたしはこれから料理しなきゃいけないから……」

村娘「悪いけど、またね。夕御飯の時に」

男「あ、うん。わかった。それじゃ」

【夕食後】


男「良かった。どんな料理が出てくるかと思ってたけど、普通に美味しかった」

男「にしても、能力がなあ……。何でこんな弱いんだよ……。異世界転生って、普通、最強能力を持ってるもんじゃないのか……?」

男「これから、大丈夫かな、俺……」


『不安が増しているようです』


兵士(女)「おい、お前。なに、一人言をブツブツ言ってるんだ」

男「うわ! びっくりした! な、何!?」

兵士(女)「家だよ、家。もう夜だろ。お前の家が完成したから、呼びに来たんだ」

男「え、もう出来たの!?」

兵士(女)「当たり前だ。あたしらを舐めるな。お前、一人、住むぐらいの家なら半日で建てられる」

男「凄いな……。ありがとう」

兵士(女)「まったくだ。感謝しろよ」

男「……はい」

兵士(女)「それじゃ、家まで案内してやる。ついてきな」

男「うん」


『移動中、スキップします』


兵士(女)「ほら、着いたぞ。ここだ」

男「……え?」


コンマ↓、家のレベル
1:犬小屋
2345:ボロ小屋
678:小さいけど、まとも
9:普通の家
0:屋根をつけただけのハンモック

ここまで
次回、楽しいハンモック生活!

そういえば兵士(女)さんの好感度って9だから相当あるんじゃないのか?

9だから内心ではええ感情なんじゃろ。兵士さんにご期待

>>97
>>98
兵士(女)だけ、普通のコンマで取ってるから、39で、つまり3
そこから好感度ガタガタ下がって、今は最低値の1やね

好感度表
兵士(女):知り合い、1
狩人(女):知り合い、5
村娘   :知り合い、6

男「……えと、これって家なの?」

兵士(女)「何だ、その顔は? 不満なのか?」

男「いや、でも……。壁すらないし、ハンモックだけだし……」

兵士(女)「」ムカッ


兵士(女)「あのなあ、お前」ジロッ

男「は、はい」

兵士(女)「この屋根だって、木を伐って、それを削って作ったものだし」

兵士(女)「そこのハンモックだって、木のツルを取ってきて編んだものなんだぞ」

兵士(女)「結構な手間がかかってるんだ。わかるか?」

男「……は、はい」

兵士(女)「大して役に立たなさそうな上、嘘つきで見栄っ張りのお前が文句を言える事か? それでも、こんだけの事をしてやってんだぞ」

男「……う」

兵士(女)「そんな一人前の口がききたかったら、まずは役に立ってみろ」

兵士(女)「そうしたら、あたしらだって、言われなくたって豪華な家を建ててやる」

兵士(女)「わかったか」

男「……すみませんでした」


『逆に説教されました』

兵士(女)「それじゃ、あたしらはこれから水浴びしてくるから」

男「水浴び!」

兵士(女)「変態! 食いつくな!」

男「さ、サーセン! つい!」


兵士(女)「ここからちょっと行ったところに水浴び出来る滝があるからな。風呂代わりに使ってるんだ」

兵士(女)「後でお前にも場所を教えてやる」

男「あざます!」

兵士(女)「言っとくが、後でだぞ。あたしら全員が水浴びし終わってからな」

兵士(女)「あと、覗いたら容赦なく殺すから、覚悟しとけよ」

男「おおう」

『兵士(女)が去った後』


男「……はあ」

男「……なんか、転生する前のがマシだった気がしてきた」

男「っても、今更、愚痴ってもどうしようもないか……」


男「兵士(女)さんが呼びに来るまで少し時間があるだろうし……」

男「【コンマ↓】でもするか」


一桁
123:村の様子を確認
456:海岸に行ってみる
789:森に行ってみる
0:覗き

【村】


男「」テクテク

男「誰もいないな。全員で水浴びに行ってるっぽい」

男「にしても、この村は……」


コンマ↓、村の様相
123:中に畑があって、柵に囲まれている(農業系)
456:鉱山が近くにある(工業系)
789:特に何もない(原始時代並)
0:高い塀で囲まれている(他にも村があって戦争状態)

『農業に特化してるようです』


男「米とか小麦の他に、トマトとかの野菜もあるな、へえ……」

男「でも、家畜はいないな……。肉は狩りで取ってくる分だけか……」

男「豚とか、牛がいれば、酪農が出来そうだ。牧場とか作れないかな」

男「あと、馬とか。移動手段も欲しいよな」

男「色々やれる事はありそうだけど……」

男「それを実際に出来るかが問題だしな。豚とかいなかったら終わりだし」

男「ふうむ」


『考える点は多そうです』

兵士(女)「おーい、男」

男「あ、ういっす!」

兵士(女)「皆、入り終わったから、約束通り場所を教えてやる。ついてきな」

男「はいっす」


『移動中、スキップします』


ドドドドド……

兵士(女)「ここな。今は暑いから水浴びだけでいいだろ」

男「おお、何かウォータープールを思い出すな」

兵士(女)「うぉーたーぷうる?」

男「いや、何でもない。ありがとう。これ、入ってもいい?」

兵士(女)「ああ、好きにしろ。ただ、お前の着替えは今日はないから」

兵士(女)「また、その服を着ろよ。明日は自分の服を作ってもらうから」

男「服もか……」

兵士(女)「当たり前だろ。何でもかんでも、あたし達にやらせる気か」

兵士(女)「言っとくけど、今のお前の立場は、客でも仲間でもなくて、単なる厄介者だからな」

兵士(女)「自分の事は全部自分でやれ。最低限の手伝いだけはしてやるけど、それ以上の事は何もしないから」

兵士(女)「それがこの村のルールだ」

兵士(女)「それ以上の事をしてほしかったら、お前もあたしらにそれ以上の事をして役立て」

兵士(女)「いいな?」

男「……はいっす」


『また説教されました』

『風呂後、男の小屋にて』


男「……はあ。役に立てか」

男「確かに正論だよなあ……。今の俺、居候みたいなもんだしな……」

男「……どうにかしないとなあ。信頼度も今のところゼロみたいだしな……」


男「何にしろ、今日はもう、明日に備えて寝よう」ポフッ

ユラユラ

男「おお、ハンモック意外と心地いい」

男「壁がないから、風通しもいいしな」

男「あ、そよ風起こしとこ。それ」

ピューッ……


男「お休み……」


『お休みなさい』

『翌朝』


兵士(女)「それじゃ、今日は服作りな」

男「あいっす」

兵士(女)「まず、布から作るぞ」

男「布から!?」

兵士(女)「何を驚いてるんだ。当たり前だろ」

男「当たり前なんすか……」


『はい』

兵士(女)「布作りは、この子の仕事だから、よく話を聞いてちゃんと作れよ。いいな」

男「……はいっす」

ロリ娘「あ、あの、よろしくお願いします」ペコッ

男「こちらこそ(ちっこい。けど、可愛いな)」


ロリ娘「……」ジーッ

男(なんか、めっちゃ見られてる)


ロリ娘の好感度、コンマ↓
一桁。高いほど良い。0は10扱い

ロリ娘「……カッコいいなぁ」ボソッ

男「ん?」

ロリ娘「あ、いえ、あの、何でもないです!」アセアセ

男「そ、そう?(聞こえたー! イエッス!)」


兵士(女)「……言っとくが、くれぐれも調子に乗るなよ。首の骨を折られたくなければな」ヒュンッ

男「は、はい……」


『ロリ娘には好印象のようです』

ロリ娘「それじゃ、あの、これから布を作っていくので、よ、よろしくお願いしますね」ペコッ

男「おう!」

ロリ娘「じゃあ、まず、軽く村の外に出て」テクテク

男「出て」テクテク

ロリ娘「ここら辺一帯に生えてる、この木を伐って、その皮をなめして作るんですね」

男「へえ……」

ロリ娘「それじゃ、手頃な大きさなので、この木にしましょうか。斧はここにありますから」

男「【コンマ↓】」


123:力仕事は男の仕事! 任せろ!
456:黙って見学
789:手伝うと申し出る
0:クマ発見

『本当に役立たずの模様』


男「…………」


ロリ娘「それじゃ、伐りますね。危ないから、少し離れてて下さい」

男「あ、うん」ソソクサ

ロリ娘「せーのっ! ふんっ!」バキッ!!


『会心の一撃!』


男「!!?」


グラッ、メキョメキッ……

ズズーンッ!!


ロリ娘「それで、この木を村まで持ち帰りますね」ヒョイッ

男「力、TUEEEE!!」


『ロリ娘は顔に似合わず怪力のようです』

【ロリ娘の家】


ロリ娘「それで、皮をはがしたこの木をこうして貝とかでなめして」ジャコジャコ

男「ぐっ、ぐうっ!」ジャコジャコ


『かなりの重労働のようです』


ロリ娘「終わったら、水につけこんで」チャプッ

男「はぁ、はあ……。やっと休める……」


ロリ娘「その後、また、ひたすらなめしていきます」ジャコジャコ

男「ぐおおおっ、腕が痛い。もう力が入らない!」ジャコジャコ……


『更に、重労働のようです』

ロリ娘「ほら、こんなに薄くなりましたよ」ジャジャン

男「ウデ、イタイ……。オレ、モウムリ……」


ロリ娘「最初、大変ですよね。ふふっ」

ロリ娘「それで、どうですか? 私みたいに薄く出来ました?」

男「【コンマ↓】」


一桁
123:バッチリ
456:それなり
789:ギブアップ、もう無理
0:職人技

『ごく普通のようです』


ロリ娘「ああ、出来てますね。これならちゃんと布になりますよ」

男「ヨカッタ……。オレ、ガンバッタ……」

ロリ娘「はい。それじゃ、お疲れでしょうから、しばらく休んでて下さいね」

ロリ娘「後の事は私がやります。任せて下さい」ニコッ

男「アリガトウ……」

『裁縫のお時間です』


ロリ娘「はい。乾きましたよ」

ロリ娘「後はこれを切って、縫っていきます」

男「オッケー。休めたし、もう大丈夫」

ロリ娘「そうですか。良かった」ニコッ


ロリ娘「ところで……」

男「?」

ロリ娘「あの、男さんは裁縫とかはどうですか?」

ロリ娘「出来ます?」

男「【コンマ↓】」


一桁
123:任せな、得意だぜ
456:した事はあるけど、自信はないかな……
789:出来ません!
0:完璧

『役立たずが加速していきます』

『ロリ娘からの好感度が微妙に下がりました』


ロリ娘「……そうですか。でも、男の人ですからね」

ロリ娘「裁縫とかは、経験ないですよね。仕方ないですよね」

男(なんか、困った感じでフォローされてる……)


ロリ娘「それじゃあ、裁縫は私がするので、男さんは、えっと……」

ロリ娘「【コンマ↓】に行ってもらえますか? そこでお手伝いをお願いします」

男「あ、うん」


一桁
123:狩り
456:畑
789:海岸
0:見張り

【畑】


ボクっ娘「ああ、例の君か」

ボクっ娘「今日はこっちを手伝いにきたんだね」

男「うん。よろしく」


ボクっ娘「……まあ、ボクとしては、人が増えるのは有り難い事だからいいけど……」

ボクっ娘「でも、役に立たないようなら、逆に迷惑になるって事もわかるよね?」

男「お、おう……」


ボクっ娘「ボクが管理してるこの畑は、村の生命線みたいなものだからさ」

ボクっ娘「変な事をされて、台無しにはされたくないし」

ボクっ娘「そうなったら、命に関わる事だからね」

ボクっ娘「という事で、まずは、君をテストしてもいいかい?」

男「テストって?」


ボクっ娘「簡単な事だよ」

ボクっ娘「君に小さな畑を作ってもらって」

ボクっ娘「その畑で食べられるものを収穫してくれ」

ボクっ娘「それが出来るようなら、ボクは君を認めてあげるよ」

ボクっ娘「どうする? やるかい?」

男「…………」


男「【コンマ↓】」


一桁
123:おうよ!
456:無理っす!
789:教えてくれるなら、頑張ってみる
0:俺は農家の息子だぜ、ハッハー

男「おうよ! やってやる!」

男「そういうテストみたいなの、燃えるからな!」


『男の悪い癖がまた出たようです』


ボクっ娘「ふうん、威勢がいいね」

ボクっ娘「なら、頑張ってみなよ。ボクは一切手を貸さないし、口も出さないから」

ボクっ娘「出来たら、君の事はもちろん見直すし」

ボクっ娘「ボクと畑を一緒に管理するのも楽しいかもしれないしね」

男「だよな!(うしっ!)」


ボクっ娘「でも、もしも出来なかったり失敗するようなら」

ボクっ娘「きっと、ボクは君に失望を覚えるだろうね」

男「え」

ボクっ娘「出来れば、ボクを失望させないでくれよ」

ボクっ娘「一応、期待はしてるんだからね」

男「お、おう……」


『フラグが立ちそうな感じです』


コンマ↓、ボクっ娘の好感度
一桁。高いほど良い。0は10扱い

ここまで
次は、農業
嫌われっ子、頑張れ!

めんどくなってきたので、呼び方を少し変更

兵士(女)→女兵士
狩人(女)→女狩人


男のステータス

好感度表
女兵士 :知り合い、1
女狩人 :知り合い、5
村娘  :知り合い、6
ロリ娘 :知り合い、8→7
ボクっ娘:知り合い、1

得意分野
弓矢

苦手分野
料理、裁縫

持ち物
弓矢


屋根つきハンモック

状態
狩り、研修中
布作り、研修中

ボクっ娘「それじゃ、ボクはこれで失礼するよ」

ボクっ娘「こっちは忙しい身だからね」クルッ

男「え」


『男に興味はまったくないようです』


男「あの、ちょっと、待って!」

ボクっ娘「……なんだい? まだ何か?」

男「何かって言うか、畑を耕す為のクワとか、そこら辺の道具を貸して欲しいんだけど……」

ボクっ娘「…………」


ボクっ娘「【コンマ↓】」


一桁
1234:冗談だよね? 貸す訳ないだろ
567:貸しはしないけど、作り方ぐらいは教えてあげるよ
89:やれやれ……。わかったよ、貸してあげるよ
0:ガン無視

男「え」

ボクっ娘「あのねえ、クワとかに余分な物があるとでも思ってるのかい?」

ボクっ娘「ボク達が使う分しかないと考えるのが自然だろう?」

男「そりゃ、そうかもしれないけど……」

ボクっ娘「そうかもじゃなくて、そうなんだよ」

ボクっ娘「だから、君に貸したらボク達が今度は使えなくなるんだ」

男「……あ、うん」

ボクっ娘「それに、これはテストだって言ったはずだよね」

ボクっ娘「ボク達だって、自分達で工夫しながら、試行錯誤しながら今の畑を作り上げたんだよ」

ボクっ娘「テストなら、君も同じ事をしてもらわないと、意味がない」

ボクっ娘「わかったかい?」

男「……おおう」


『どうやら嫌われている模様』

【男の畑予定地】


男「はぁ……」

男「一から道具も作らないといけないのか……」

男「まあでも、いついつまでに作れとか期限を言われた訳でもないし、ゆっくりやっていこう」

男「まずは、畑を作る為に、クワは絶対にいるよな」

男「鉄はないから……。石を削って、木とくっつければ何とかなるかな?」

男「うしっ。とりあえず、やってみよう」


クワの出来栄え、コンマ↓
一桁
123:かなり丈夫
456:それなりに使える
789:まったくダメ
0:鉄を発見!

男「……何だこれ」

クワらしき物「クワやで^^」


男「……自分で作っといてあれだけど、これ、使えるのか?」

クワらしき物「いけるて^^」


男「……とりあえず、使ってみるか」

クワらしき物「せやな^^」

男「せーのっ!」ヒュンッ

クワらしき物「ごふあっ!!」バキンッ

男「折れたぁぁ!!」


『男は不器用なようです』

男「ああああああ……」


『この島に来て、二回目の絶望です』


男「俺はクワ一つ作れないのか……。どうすんだよ……」

男「この事をさっきの子に言ったら、間違いなく、失望される……」

男「かといって、クワがなきゃ、畑なんか無理だし……」

男「ああああああ……」


『四面楚歌のようです』

男「何とかしないと……」

男「でも、どうすりゃいいんだ。どうやったら、畑を作れる……?」

男「何かいい知恵がないか……? でないと、ヤバイぞ」


男「…………」


男「【コンマ↓】」


一桁
12:素直にごめんなさいする(二回目)
3:素手で出来らぁ!
45:代わりになりそうな物を探してくる
678:別の子に相談してみよう
9:最終手段、盗もう
0:ボクっ娘降臨

【ロリ娘の家】


ロリ娘「ああ……そうなんですか。それは困りましたね」

男「うん……。まさか、クワすら作れないとは言えなくて」

ロリ娘「うーん……」


ロリ娘「【コンマ↓】」


一桁
123:仕方ないです、素直に話した方が良いですよ
456:なら、代わりに私がクワだけ作ってあげます
789:諦めましょうか
0:頑張って下さい。一度の失敗で諦めないで

男「やっぱり、それしかないかな……」

ロリ娘「はい。嘘をつくのは良くないと思うんです」

ロリ娘「この村は人数が多い訳じゃないですから、信用なくすときついと思いますし……」

ロリ娘「素直にボクっ娘さんに言いましょう。ね?」

男「はあ……。わかった。そうだよな……」

ロリ娘「私も一緒についていきますから」

男「うん……。ありがとう」


『正直に話す事になりました』

【畑】


ボクっ娘「で、すぐにボクのところに謝りに来たんだ、君は」

男「おおう……」


『呆れられてる模様』


ボクっ娘「確か、女兵士さんの時もそうだったと聞いてるよ」

ボクっ娘「できもしない癖に、見栄だけは一人前で、それですぐに前言を撤回した、ってね」

ボクっ娘「つまり、君はそういう人間だと受け取っても構わないんだよね?」

男「いや、あの……」オロオロ


『言い訳出来ない模様』

ロリ娘「あの、ボクっ娘さん。男さんをあまり責めないで下さい」オロオロ

ボクっ娘「…………」

ロリ娘「男さんだって、最初はやれると思ったんですよ、きっと……」

ロリ娘「でも、それが出来なかっただけで……」

男「」グサッ


『男の精神にかなりのダメージ』


ロリ娘「でも、嘘をつかずにこうして正直に話しに来たじゃないですか」

ロリ娘「悪い人じゃないと思うんです。ちょっと見栄っ張りなだけで……」

男「」グサッ


『更に追い討ちがかけられました』

ロリ娘「変に嘘つく人より、よっぽどいいですよ」

ロリ娘「だから、そんな男さんを責めないで下さい。ね?」

ロリ娘「私からもお願いしますから……」

男「ご、ごめん……」グスッ


『かばわれている事を情けなく思っているようです』


ボクっ娘「はあ……」

ボクっ娘「わかったよ。ロリ娘ちゃんの顔に免じて、今回の事はボクは忘れるよ」

ボクっ娘「ただ、これに懲りて、もう見栄とか張るのはやめてくれよ」

ボクっ娘「出来ないなら出来ない、やれそうにないならやれそうにないで、初めからそう言ってくれ。別にその事で君を責めたりはしないから」

ボクっ娘「いいね?」

男「……はい」グスッ


『また説教されました』

ボクっ娘「それじゃあ、夜更けまでもう少し時間があるから」

ボクっ娘「君はどこか別のところに、手伝いに行ってきてくれ」

男「あの……次はどこ行けば」

ボクっ娘「海岸かな。そこに『ツンデレ娘』がいるはずだから」

ボクっ娘「そこで、彼女の手伝いをしてきてくれ」

ボクっ娘「頼んだよ」

男「う、うん……」


ロリ娘「良かったですね、男さん」ニコッ

男「あ、ありがとう。助かったよ」

ロリ娘「いいえ、気にしないで下さい。大した事はしてないので」

ロリ娘「今度は、頑張って下さいね」ニコッ

男「おおう……」


『もう後がない感じです』

一旦、休憩
次は、漁業!

【海岸】


ツンデレ娘「ふうん、それでアンタが来たのね」

男「うん。君の手伝いをしてくれって言われて」

ツンデレ娘「手伝いなんか別にいらないんだけどね。アタシ一人で全然やれるし」

ツンデレ娘「でもまあ、アンタがどうしてもやりたいって言うなら、手伝わせてあげるわ」

ツンデレ娘「言っとくけど、仕方なくだからね」

男「あ、うん……」


『結構、面倒くさそうな子でした』

男「ちなみに、ここでは何をしてるの?」

ツンデレ娘「魚とか貝とか取ってるの。言っとくけど、結構、大変なんだからね」

男「へえ……。そうなんだ。漁業か……」


男「ところで、貝はともかく、魚とかはどうやって取ってるの?」

ツンデレ娘「そんなの決まってるでしょ」

ツンデレ娘「【コンマ↓】よ」


一桁
123:海に潜って獲る
456:釣り
789:手掴み
0:網

男「釣りなんだ。釣り竿あるの?」

ツンデレ娘「あるわよ。ほら、これ。海に流れ着いてきてたのを拾ったの」つ 釣り竿

男「おお、本当だ」

ツンデレ娘「それで、アタシが一番釣りが上手いから、代表してこれを使ってるのよ」

男「へえ」

ツンデレ娘「ところで、アンタはどう? 釣りの経験はあるの?」

男「【コンマ↓】」


一桁
123:あるともさ
456:ないです
789:少しだけなら
0:魚を釣らせたら、俺より上手いやつはいないぜ!

『多少、経験はあるようです』


ツンデレ娘「そうなの。ま、ないよりはマシね」

男「お、おう」

ツンデレ娘「でも、この釣り竿は一本しかないし」

ツンデレ娘「壊れたら、新しいの作れないから、これはアタシが使うわよ。触ったらダメだからね」

男「まあ、仕方ないか……」


『はい』


ツンデレ娘「それなら、エサとかそこら辺を取ってきてもらおうかしら」

ツンデレ娘「少しやった事あるなら、エサとかは大丈夫でしょ?」

男「おうよ! それぐらいなら、出来る」

ツンデレ娘「なら、それをやって。あと、ちょっと余裕が出来たら貝でも掘っていて」

男「わかった。任せろ」

ツンデレ娘「じゃあ、これ。アンタにあげるわ。使って」つ 木で出来た熊手

男「ん。了解」


『熊手を手に入れました』


コンマ↓、ツンデレ娘の好感度
一桁。高いほど、良い。0は10扱い

『ツンデレ娘には、かなりの好印象』


ツンデレ娘「それじゃあ、しっかりやりなさいよ」

男「おう!」

ツンデレ娘「あ、あと、あれよ。その……」

男「?」

ツンデレ娘「ここら辺の岩場、滑りやすいから気を付けなさいよね」

男「あ、うん。わかった」

ツンデレ娘「言っとくけど、アンタが怪我したらアタシの責任みたいになるから言ってるのよ」

ツンデレ娘「別にアンタの事なんて全然気にしてないんだからね!」プンッ

男「あ、はい……」


『どっちにしろ、ちょっと面倒くさそうです』

男「よーし、それじゃ、張り切ってエサとりするか」

男「確か、岩場とかに隠れてる変な生き物だよな。それがエサで使えるはず」

男「どれどれ。岩をどけてと」ゴロッ

ゴカイ「しまった! 見つかった!」

男「お、早速いた。手掴み、気持ち悪いけど、しゃーない。うりゃ」パシッ

ゴカイ「殺生や! 堪忍や!」ジタバタ


男「あと、貝とかだっけ。あるかな?」


コンマ↓、今日の収穫
1:坊主。貝もなし
23:貝はそれなりに、でも魚はなし
45:小魚を何匹か。貝もそこそこ
67:デカイ魚をゲット、でも貝はちょっとだけ
89:デカイ魚を三匹、貝もどっさり
0:男が巣潜りで魚を仕留める

大収穫!
今日はこの辺で
次回は、夕食と仕事分担が決定

男のステータス

好感度表
女兵士  :知り合い、1
女狩人  :知り合い、5
村娘   :知り合い、6
ロリ娘  :知り合い、7
ボクっ娘 :知り合い、1
ツンデレ娘:知り合い、10

得意分野
弓矢、貝掘り

苦手分野
料理、裁縫

持ち物
弓矢、木の熊手


屋根つきハンモック

状態
貝掘り:修得
狩り :研修中
布作り:研修中
釣り :手伝い

ツンデレ娘「そーれっ!」ピシュッ

魚「ぬほあっ!」ジタバタ


ツンデレ娘「やった。また大物を獲っちゃった」ババンッ

魚「助けて! 助けて!」ピチピチ


ツンデレ娘「早速、しめてと」ドシュッ

魚「ほげええ!!」


ツンデレ娘「ふふっ。今日は大漁ね。こんなに大きな魚が三匹も釣れるなんて」ニコッ

魚「」
魚「」
魚「」


ツンデレ娘「これ見たら、アイツもきっとビックリするわね。いいとこ見せられそう」

ツンデレ娘「楽しみね♪」スタスタ

ツンデレ娘「男ー! そろそろ暗くなってきたし、帰るわよー」


男「あ、うん。了解」


ツンデレ娘「見なさい、男。今日はこんなに大きいのが三匹も釣れたわよ」ババンッ

魚三匹「」


男「おお、凄いね」


ツンデレ娘「まあね。ま、アタシにかかればこんなものよ」フフン

ツンデレ娘「あと、アンタがエサをちゃんと取ってきたから、エサ取りに時間を使わなくって済んだって点も、まあ、なくはないわね」

男「え?」

ツンデレ娘「役立たずだって聞いてたから、本当はあまり期待してなかったんだけど……」

男「」グサッ

ツンデレ娘「でも、別にそんな事なかったわね。そこは誉めてあげるわ」

男「おっしゃ!」パアッ


『精神的ダメージが少しだけ回復しました』


ツンデレ娘「で、でも、一応だからね。これぐらいで調子に乗るんじゃないわよ」

ツンデレ娘「アタシから見れば、アンタはまだまだなんだから。もっとしっかりしなさいよ、いいわね!」

男「あ、うん……」


『どうやら激励されたようです』

ツンデレ娘「それで、アンタの方はどうだった? 貝は獲れた?」

男「あ、うん。バッチリ。ほら」ドンッ

大量の貝「…………」


ツンデレ娘「…………」


『量に驚いてるようです』


男「時間あまりなかったけど、でも、結構獲れたな。これだけあれば足りる?」

ツンデレ娘「……そ、そうね。ま、まあまあ獲れた方ね」

男「まあまあか……。これでもまだ足りないんだ。結構、頑張ったんだけどな……」

ツンデレ娘「……ア、アタシの方が頑張ったわよ! ほら、見なさい、魚三匹も!」

魚三匹「」ババンッ

男「え、うん。知ってるよ」

ツンデレ娘「だ、だから、アタシの方がスゴいんだからね! アンタよりも上なんだからね!」

男「?」

ツンデレ娘「調子に乗るんじゃないわよ! 釣りが出来るのはアタシだけなんだからね!」

男「??」

ツンデレ娘「ほら、帰るわよ! ちゃっちゃと歩きなさい」スタスタ

男「……あ、うん??」


『プライドを刺激してしまったようです』

【村娘の家】


村娘「わあ! スゴいね。今日は大漁だね」

ツンデレ娘「うん。調子良かったの。今日の夕食はちょっと豪華になりそうね」

村娘「貝もこんなに沢山。こっちもスゴい」

男「たくさん?」

ツンデレ娘「ア、アンタは黙ってなさい!」

男「ええええ……」

村娘「これ、ひょっとして男君が獲ったの?」

男「あ、うん。ここら辺、貝がめちゃくちゃあるね。ザクザク出てきた」

村娘「ふふっ。そんな事はないんだけどね。それは男君の探し方が良かったんじゃないかな?」

男「そうなの?」

村娘「うん。ひょっとしたらだけどね。たまたま今日は沢山見つけたってだけなのかもしれないし」

村娘「でも、今日は頑張ったね、男君。夕食はちょっと豪華にするから、期待してて」ニコッ

男「ういっす!! よっしゃ!」


ツンデレ娘「ふんっ」プイッ


『村娘からの好感度が少し上がったようです』

【広場】


女狩人「ご飯、ご飯♪ 今日は何かなー」

村娘「ふふっ。今日はちょっと豪華にシーフードパエリアよ」ジャジャン

オオー!!

ロリ娘「美味しそうです」

女兵士「そうだな。美味そうだ。冷めない内に早速食べるか」

ツンデレ娘「そうね。頂きましょう」

ボクっ娘「そうだね」

男「おう!」

村娘「あ、男さん、席が違いますよ」

男「え?」

女兵士「お前の席はそこだ。そっち側に座れ」

男「ここ?」


パエリア「」ジャンッ
焼き魚半身「」ジャンッ


男「え、でもいいの? 何か俺の、焼き魚がついてるけど……」

男「ついてない人もいるのに……」キョロキョロ


村娘「ああ、気にしないで。それは今日、男君が沢山貝を獲ってきたから、その分よ」ニコッ

ツンデレ娘「そういう事。アタシのも、だから、豪華でしょ」

パエリア「」ジャンッ
焼き魚半身「」ジャンッ


ボクっ娘「働く人間には、それなりに見あったご飯をあげないといけない……。それがこの村のルールだからね」

ボクっ娘「君は農業ではまったくの役立たずだったけど……」

男「」グサッ

ボクっ娘「その分、これだけの貝を獲ってきたんだ。正当な報酬だよ」

ボクっ娘「だから、気にせず、食べるといいよ。そういうルールなんだからね」


男(歩合制みたいなものなのかな……?)


『村にはいくつかルールがあるようです』

【夕食後】


男「ふう。美味しかった。お代わりもしていいって言われたし、今日は凄い満足だ」


女兵士「」テクテク

女兵士「男、ちょっといいか」

男「え、うん。いいよ、何?」

女兵士「お前に、この村の事を話しておこうと思ってな」

男「この村の事?」

女兵士「まず、もうわかってると思うが、この村に住んでるのは六人だけだ」

女兵士「全員とはもう会って話もしたよな?」

男「うん」


女兵士「それで、この六人だが、全員がそれぞれの役割を分担してる」

女兵士「狩り、釣り、服作り、畑仕事、料理、あと家や柵を作ったりする係だ」

女兵士「私は家や柵を作ったり直したりする係だけど、村の近くの見回りとかも担当してる。狼や熊とかが来る時もあるからな」

男「へえ……」

女兵士「それで、村娘とロリ娘は自分の仕事がない時は、畑仕事の手伝いをして」

女兵士「私は、狩りの手伝いをしてる」

女兵士「これが、今の大まかな仕事の分担状況だ。ここまではいいか?」

男「大丈夫」

女兵士「それで、これからのお前の事なんだが」

女兵士「試しに一通りやらせてみたら、どうやらお前は狩りと貝掘りが向いてそうだな」

男「おう! それはいけそうな気がする」


女兵士「だが、他の事に関しては全て駄目と」

男「……お、おう」


女兵士「しかし、男だけあって、外に出るのが向いているというのは、実際、助かる」

女兵士「何せ、ここで武器の心得があるのは、私と狩人だけだからな」

女兵士「聞けば、お前は弓矢が向いているとか。更に好都合だ」

女兵士「しばらくは、弓矢の扱いを覚えつつ、狩りや釣りの手伝いをしてもらいたい」

女兵士「それで構わないな?」


男「【コンマ↓】」


一桁
12345:オッケー!
67:嫌だ!
89:もう少し考えさせて
0:その前に、俺の剣の腕を試してみな、ふははは

女兵士「そうか。それなら話が早い」

女兵士「明日からは、狩りか釣りの手伝いをしてくれ。他の事はやらなくていい」

男「いいの?」

女兵士「いい。逆に邪魔だ」

男「」グサッ


『トゲがたまに刺さります』


女兵士「それと、弓矢の練習も暇を見てしておけ」

女兵士「狩りの役に立つし、もし何かまずい事態が起きた時、それも役に立つだろうからな」

女兵士「わかったか?」

男「うっす!」


『男の仕事が決定しました』

【水浴び前】


ロリ娘「あ、男さん。これ、どうぞ」つ 服

男「おお、俺の服だ!」

ロリ娘「はい。二着作っておいたので、今の服と合わせて交代で使って下さい」

ロリ娘「もし破れたりしたら、私に言って下さいね。直しますから」

男「ありがとう。昼間の時といい、ホント助かる」

ロリ娘「あ、いえ、これぐらい大した事じゃないので、気にしないで下さい」ワタワタ

ロリ娘「そ、それより、男さん」

男「何?」

ロリ娘「男さんって、洗濯の経験はありますか?」

男「【コンマ↓】」


一桁
123:あたぼうよ!
456:ないけど、多分、出来る
789:ない! わからん!
0:俺はクリーニング屋の息子だぜ、ぬはははは

『染み抜きから油落としまで、何でも出来るようです』


男「俺はクリーニング屋の息子だぜ、ぬはははは」

ロリ娘「くりーにんぐや?」

男「ああ、俺の前にいたところに、そういう洗濯屋みたいなところがあってな」

男「洗う事に関してはアライグマよりも得意だぜぇ」ドヤァ

ロリ娘「……?」

ロリ娘「ええと……つまり、大丈夫って事ですよね?」

男「おう。得意中の得意だから、心配しないでくれ」

男「むしろ、何かしつこい汚れとかあったら、俺が綺麗に落としてやるよ」

男「そういう服があったら、持ってきな、ベイベー」

ロリ娘「……あ、はい」


『ちょっと調子に乗った模様』

【水浴び中】


ドドドドド……

男「ふう……」

男「この島に来て、初めてドヤ顔出来るものがあったな」

男「……ただ、あまり、役に立たなさそうなものなんだよな。洗濯って……」

男「…………」

男「いや、そこは気にしないでおこう。うん」


『前向きに現実から逃避しているようです』


男「それにしても、今は暖かいから水浴びでいいけど」

男「冬が来たら、流石にまずいよな」

男「冬の間はどうしてるんだろ?」

男「温泉でもあるのかな?」

男「そもそもこの島に冬って季節があるのか?」

男「ふうむ……」


『知らない事がまだまだありそうです』

【水浴び後】


男「新しい服、サイズぴったりだし、着心地も悪くないな」

男「よし。今日はなかなか良い日だったし、明日に備えてもう寝よう」

男「お休みー」ポフッ

ユラユラ


男「そよ風、そよ風。てやっ」

ピューッ


『お休みなさい』


一桁、翌日の天気
12345:晴れ
67:雨
89:曇り
0:嵐

『転生三日目、曇り』


男「うん。今日は涼しくていいな」

男「今日もご馳走食うぞ。おー!」


『やる気が出ています』


コンマ↓、今日の予定
一桁
123:貝掘り
456:狩り
78:弓矢の練習
90:能力の練習

【村の外】


女狩人「おっはよー」

男「おはようっす」


女狩人「昨日は、貝掘りで活躍したね。今日もその調子で頑張ってね」

男「おう!」


女狩人「それじゃ、今日も君は荷物持ち。それと、この前教えた事は覚えてる?」

男「風下から近付く、出来るだけ音を立てない、足下を注意深く見る」

女狩人「うん。よく出来ました。これが狩りの基本中の基本だから、気を付けてね」

男「しゃっす!」


女狩人「さてと、それじゃあ……」

女狩人「今日は【コンマ↓】に行こうか」


12345:いつもの、近くの狩り場
67:少し遠出して、離れた狩り場
89:行った事のない、新しい場所
0:サボってトーク

女狩人「君はまだ研修中だからね」

女狩人「あんまり遠出はなし」

男「うっす」


女狩人「いつもの場所は、村に近いし、これまでずっとここを使ってたから、正直、あんまり獲物はいないんだけど……」

女狩人「でも、代わりに安全だからね。狼や熊とか、あそこで見た事ほとんどないし」

女狩人「だから、気楽にやって」

男「あざます!」


女狩人「でも、気楽にって言っても真剣にやってよ」

女狩人「私達は、獲物が獲れた時は豪華な食事になるけど」

女狩人「逆に何もなかったら、とっても質素になるんだから」

女狩人「パンと具なしスープだけとかの時もあるし、しっかりとね」

男「オ、オッケー」


『やっぱりプレッシャーはかけられるようです』


コンマ↓、狩りの成果
一桁
1:男のせいで失敗、一匹もなし
23:一匹もなし、残念
45:罠にかかってたウサギをゲット
67:キツネを狩人(女)が仕留める
89:シカを狩人(女)が仕留める
0:クマを男が仕留める

【森の中】


男「…………」テクテク

女狩人「…………」テクテク


シーン……


男「…………」テクテク

女狩人「…………」テクテク


シーン……


男「何もいないな……」

女狩人「そうね……。姿すら見かけないなんて……」


シーン……


ガサガサ


男「!!」
女狩人「!!」


男「」サッ (弓矢を構える)
女狩人「」サッ (弓矢を構える)


ガサガサ、ガサガサ

???「」ヒョコッ


男「!?」
女狩人「!?」


出てきたのは……?
一桁
12345:ネズミ
678:蛇
9:猫
0:豚

ネズミ「」チューチュー


男「……なんだ、ネズミか」

女狩人「残念。ちょっと期待したのに……」


ネズミ「」チューチュートレイン

ネズミ「」スタコラサッサー


男「……今日はもう無理かな」

女狩人「そうね。罠を仕掛けた後、村まで戻りましょうか……」

女狩人「それにしても、一匹もなしかあ。きついなあ」ハァ

男「……だな。残念」

【村】


女狩人「それじゃ、私は畑仕事の手伝いしてくるから」

女狩人「君も何かしたら? このままだと晩御飯、とっても貧しくなるよ」

男「……そうする」


コンマ↓、やる事
一桁
123:貝掘り
45:弓矢の練習
67:女兵士を探す
89:ロリ娘を探す
0:探検

男「探検に行ってみるか」

男「ひょっとしたら、何か良いものを発見出来るかもしれないしな」

男「それが役に立つ物だったら、これまでの事なんか帳消しになるかもしれないし……」

男「そうしたら、俺の好感度もきっとうなぎ登りに……」


ポワポワポワ……


女兵士「スゴい! こんな役に立つ物を見つけるなんて!」

ツンデレ娘「やるじゃないの、アンタ! 見直したわ!」

ボクっ娘「参ったね、君には降参だよ。今までの非礼をどうか許してほしい」

村娘「男君、ステキ……」ポーッ

ロリ娘「流石、男の人ですね。頼りになります」

女狩人「抱いて、男君!」


ポワポワポワ……


男「うえっへっへっ……」


『妄想が捗ってる模様』

面白いけどこれって終着点ってなんなんだろう?
村人を増やすことかな?
それとも誰かと結婚?

男「よしっ」キリッ

男「いざ、探検の旅に!」

男「そして、凄い物を見つけて一発逆転だ!」


男「いくぞっ! 我が栄光を求めて!」キリッ


『はい』


コンマ↓、行くところ
一桁
123:海岸沿い
456:森の奥深く
789:滝辺り
0:海中

ここまで
次回、海岸沿いぶらり旅!

>>223
今のところ、村が発展して男がリーダーみたいになるか、誰かと付き合うか、男がまた死んだら終わりにする予定

男のステータス

好感度表
女兵士  :知り合い、1
女狩人  :知り合い、5
村娘   :知り合い、6→7
ロリ娘  :知り合い、7
ボクっ娘 :知り合い、1
ツンデレ娘:知り合い、10

得意分野
弓矢、貝掘り、洗濯

苦手分野
料理、裁縫

持ち物
弓矢、木の熊手、服×2


屋根つきハンモック

状態
貝掘り:修得
狩り :研修中
布作り:研修中
釣り :手伝い
弓矢 :初心者
能力 :最弱

【海岸沿い】


男「」テクテク

男「よし。ツンデレ娘さんに見つからずに、上手くここまで来れたぞ」

男「見つかったら、仕事サボってるとか言われるだろうからな。そこら辺は注意してと」


男「とりあえず、このままグルっと海岸沿いを歩いてみるか」

男「これなら迷子になる事もないしな」

男「ツンデレ娘さんが持ってた釣り竿も、流れてきたのを拾ったって言ってたし……」

男「きっと、良いのが落ちてる! はず!」

男「色々、注意しながら見てくか」テクテク

【一時間後】


男「マジかよ……。結構、歩いて来たのに、何もないぞ」

男「おかしい。予定と違う。このままだと、散歩になっちまうぞ」

男「そして、サボったと怒られ、うああああ!」


『不安が広がっています』


男「まずい、何か見つけないと! この際、あまり役に立たなそうな物でもいいから」アセアセ

男「何かないか、何か!」キョロキョロ

カタンッ……

男「ん! 今、何か音がしたぞ! もしかして……!?」



コンマ↓、結果
12345:何もなし。世の中甘くない
6:狼に遭遇
7:カニを発見
8:網を発見
9:小舟を発見
0:漂流者を発見

『小舟を発見』


男「これは……船?」トコトコ

小舟「惜しいな^^」


男「船って言うよりは、ボートか……」

小舟「せやな^^」


男「どうだろう。これ、使えるかな……?」テクテク


コンマ↓、船の状態
一桁
123:良好。オールもあるし、すぐにでも使える
456:オールなし。ちょっと壊れてるけど、でも使えそう
789:ボッロボロ。無理
0:使える上に、荷物まである!

男「吟じます」

『何だかいけそうな気がします』


男「オールないけど、ちょっと修理すればどうにかなりそうだ」

男「これ、多分、使える。やっほい!」キラキラ


小舟「おめっと^^」


『少し壊れた小舟を手に入れました』

男「うしっ。これさえあれば、沖釣りもいけるし」

男「川や湖とかあったら、そこでも使えるぞ」

男「大収穫だ!」


男「よし。それなら」

男「【コンマ↓】」


一桁
12345:もう少し探索だ!
67890:今日はこれで十分、帰ろう

男「あまり遅くなると暗くなるしな」

男「こんなとこで迷子になったら、洒落になんない。帰ろう」


『慎重な選択をした模様』


男「小舟は流石に持ち帰る事が出来ないから……」

男「目印として、木の棒を立てといて、っと。よいしょ」ザクッ

男「村に戻ったら、小舟がある事を伝えて、明日、皆で持ち帰ろう」


男「それにしても、小舟を発見したって言ったら、みんな、どんな反応するかな」

男「楽しみだなあ」テクテク



コンマ↓、皆の反応
一桁、高いほど良い。0は10扱い

【村】


女兵士「小舟!?」

男「うん。海岸沿いを歩いてたら見つけてさ」

男「ちょっと壊れてるけど、修理してオール作ればいけると思う」

男「だから、明日、皆で持ち帰らないか?」


女兵士「……そうだな。小舟は何かと役に立つはずだ」

女狩人「うん。船があれば、行けるところもかなり増えると思う」

村娘「良い物を見つけたね、男君。これはお手柄だよ」ニコッ

ロリ娘「はい! 男さん、やりましたね」ニコッ

ボクっ娘「……まあ、確かにね。悪くはない働きだよ」

ツンデレ娘「なかなかやるわね。誉めてあげるわ。喜びなさいよね」ニコッ


男(おおっ! 好印象!)


『全員の好感度が少し上がりました』

女兵士「それなら、明日は私と……」

女兵士「ロリ娘、お前もついてきてくれ」

ロリ娘「はい」コクッ

女兵士「この三人で小舟を村まで持ち帰ろう」

女兵士「それから修理して、【コンマ↓】に使おうと思う」

男「了解!」


一桁
123:沖釣り
456:川を下る
789:湖で釣りに
0:風呂桶

『沖釣りに使われるようです』


女兵士「海岸で釣るよりも、沖に出た方が釣れやすいと聞いたからな」

ツンデレ娘「まあね。ポイント探さなきゃいけないけど」

女兵士「だから、当分は小舟は沖釣りに使おう。きっと成果が増えると思う」

ツンデレ娘「そうね。どっさり釣れそうな予感がするわ」

女兵士「ただ、沖釣りだと一人はきついよな、ツンデレ娘?」

ツンデレ娘「当たり前でしょ。せめて二人ね」

女兵士「なら、男。沖釣りに出る時はお前に任せようかと思うが……」

女兵士「お前、オールとか使った経験はあるか?」


男「【コンマ↓】」


一桁
123:結構上手い
456:それなり
789:出来ません!
0:達人の域

男「公園のボートで、少しなら」

女兵士「公園のボート? 舟遊びの経験があるって事か?」

男「舟遊び?」


女兵士「?」

男「?」


女兵士「……とにかく、あるんだな?」

男「それなりに。上手くはないけど、漕げる事は出来るよ」

女兵士「ふむ」


女兵士「まあ、いいか。なら、お前は漕ぐ係だ」

女兵士「何にしろ、その小舟を修理してからだけどな」


女兵士「よし。これで決まったし、ご飯にしよう」

女兵士「村娘。今日の男の分は一番豪華にしてやれ」

村娘「うん。わかった」ニコッ


男(おっしゃ!)


『二日続けて御馳走の様です』

【夕食後】


男「はあ。今日もかなり満足。美味しかったな」


ツンデレ娘「」テクテク

ツンデレ娘「男。アンタ、ちょっといい?」

男「え?」

ツンデレ娘「少し話があるけど、いいかって事」

男「そりゃ、もちろん! 何?」パアッ


ツンデレ娘「何って、その……」

ツンデレ娘「【コンマ↓】」


一桁
123:ただの用事
456:お喋りしに来た
789:な、何でもないわよ! ふんっ!
0:風呂で背中を流してあげる

ツンデレ娘「ちょ、ちょっとだけ」

男「ちょっとだけ?」

ツンデレ娘「ちょっとだけ、話に来たのよ! 悪い!」

男「…………」

ツンデレ娘「な、何よ、悪いって言うの!? このアタシがわざわざ話しかけに来てあげたって言うのに!」

男「【コンマ↓】」


一桁
1234:まさか。ビックリして
567:実は、ヤバイぐらい嬉しくて声が出なかったんだ
89:というのは、冗談だ。はっはっは
0:座る? 俺も話したいし

ツンデレ娘「な、何だ、ビックリしてただけだったのね。それを早く言いなさいよ」ホッ

男「ご、ごめん。こんな風に誰かが話をしに来るなんて思ってなかったから」

ツンデレ娘「……何でよ?」

男「いや、だって、俺、役立たずだって散々言われたからさ」

男「それに、女兵士さんやボクっ娘からは、何か嫌われてるオーラが出てたし……」

男「それに、他の子達も、俺が男だって事で、どことなく一線置いてる感じだったから……」

男「慣れるまでは、そういう風に話をしに来てくれる事なんてないと思ってて」

ツンデレ娘「…………」

ツンデレ娘「ふん。バカね、アンタは」

男「おい」

ツンデレ娘「だって、そうじゃないの。アンタ、実際、役に立ってるじゃないの」

男「……俺が?」

ツンデレ娘「そうよ。狩りや貝掘りで役に立ってるし、今日は小舟まで見つけてきたんだから」

男「…………」


ツンデレ娘「確かに、他の事はダメダメみたいだけど」

ツンデレ娘「でも、全部出来る必要なんてないんだしさ。何か得意な事が一つか二つあって、それが皆の役に立つなら」

ツンデレ娘「アンタはそれで十分よ。立派なもんよ」

男「」ウルッ


ツンデレ娘「な、何よ、男のくせに涙ぐんでるんじゃないわよ」

ツンデレ娘「とにかく、そういう事なんだから、もう少しアンタは自信を持ちなさい」

ツンデレ娘「そうすれば、アタシも、アンタとその……」

男「……?」

ツンデレ娘「と、友達になってあげてもいいんだからね!」

男「…………」

ツンデレ娘「話はそれだけよ! じゃあね!」タタタッ


男「あ、行っちゃった……」


男「良い子だな、あの子……。何だかんだで慰めてくれたんだ……」


『ツンデレ娘が知り合いから友達になりました』

ここまで
次回は沖釣り?

男のステータス

好感度表
女兵士  :知り合い、1→4
女狩人  :知り合い、5→8
村娘   :知り合い、7→10
ロリ娘  :知り合い、7→10
ボクっ娘 :知り合い、1→4
ツンデレ娘:知り合い、10→友達、3

得意分野
弓矢、貝掘り、洗濯

苦手分野
料理、裁縫

持ち物
弓矢、木の熊手、服×2


屋根つきハンモック

状態
貝掘り:修得
狩り :研修中
布作り:研修中
釣り :手伝い
弓矢 :初心者
能力 :最弱

【翌日】


男「ふわあ……」

男「もう朝か……」

男「今日は、小舟を取りに行かないとな」


コンマ↓、今日の天気
12345:晴れ
67:雨
89:曇り
0:嵐

ザーザー……


男「…………」

男「めっちゃ、雨降りなんだけど……」

男「これ、今日取りに行けるのか?」


コンマ↓、一桁
1234:行く
5678:行かない
9:雨で小舟が流される
0:今日はお休み



ピチャピチャ

女兵士「男、いるか? っているな」

男「あ、はい。なんすか?」

女兵士「今日は雨降りだから、仕事は全部休みだ」

男「!?」

女兵士「雨の日は憂鬱になるからな。何もしない事が決まってる」

男「ええええ……」


『カメハメハ大王の世界の様です』

女兵士「まあ、それは冗談だが」

男(あ、冗談なんだ……)

女兵士「雨の日は、外に出るのも危ないからな。滑ったり風邪をひいたりしないよう、外には出ないようにしてるんだ」

男「はあ……」


男「じゃあ、今日は何を?」

女兵士「何もない」

男「え」

女兵士「私達は村娘の家に集まって、料理だとか、内職だとかそんな事をしてるんだが……」

女兵士「不器用なお前がいても、どうせ邪魔になるだけだろう」

男「おおう」

女兵士「だから、好きに遊んでろ。それでも飯は食わせてやるから、そこは安心しておけ」

男(あれ? もしかして、これ、得した?)


『はい』

【女兵士が帰った後】


男「とはいえなあ……」

男「ここにいても、何もやる事ないし、暇だよな」ポツーン

男「何かしに行こうか……? どうしよう……?」


コンマ↓、一桁
123:もう一回探検しに行くか?
456:いや、今日はここでグータラしよう
789:物作りに挑戦
0:村の発展を考える

男「うしっ。折角だし、また探検しに行こう。探検は男のロマンだ!」

男「っても、傘がないとびしょ濡れになるよな」

男「さっき、女兵士さん、傘なしで来たけど……」

男「傘とかあるのか、ここ?」


コンマ↓、一桁
123:あるよ
456:ないよ
789:傘がないなら自分で作ればいいじゃない
0:そういや、俺、水の操作出来たよな……

男「自分で作るか。昔の偉い人もそんな事を言ってた様な気がするし」


『違います』


男「まあ、傘ぐらいチョロイだろ。大した材料を使う訳じゃなし」

男「木の棒と、あと、葉っぱでいいか。それを組み合わせて、木のツルとかで固定すれば、きっと……」

男「よしっ。早速、取りに行ってこよう!」タタタッ


コンマ↓、傘の出来映え
一桁
12:オッケー
3456:不格好だけど、出来たぞー!
789:無理ですたい
0:売り物に出来るレベル

『そこそこの物が作れた模様』


男「ううむ……。格好はイマイチだけど、一応、雨避けにはなるか……」

傘「せやな^^」

男「しかし、俺、不器用なのは否定出来ないな……」


『ドンマイ』


男「とはいえ、オーケー。それなりの物が作れたし、これで探検に行けるぞ!」

男「昨日は海岸に行ったし、今日は別のところへ行こう」

男「【コンマ↓】かな」


一桁
123:森の中
456:滝の近く
789:遠くの山
0:海中

【森の中】


ザー、ザー……


男「うん。誰にも見つからずにここまで来れたぞ」

男「とはいえ、ここは狩りで来た事がある場所だ。目新しい発見なんか何もないだろう」

男「俺が探し求めるのは、未知の世界! 新しい世界!」

男「このままどんどん奥まで進んで行くぞ! おー!」


コンマ↓、一桁
123:猛牛の様に荒々しく突進
456:兎の様に慎重に進む
789:普通に歩きます
0:狼が現れた!

男「」テクテク

男「」テクテク


ガサガサ


男「ん?」


ネズミ「Hello」ヒョコッ

男「Oh! Nice to me too」


ネズミ「This forest is dangerous, please be careful」

男「Thanks」


ネズミ「」スタコラサッサー


男「」テクテク

【森の奥深く】


男「……ここまで来るのは初めてだよな」キョロキョロ

男「ここら辺、生えてる木の種類も全然違うし……」

男「何か、森と言うよりジャングルに来た気分だ……」


男「さて」


男「何か、良い物とかないかな……?」キョロキョロ


コンマ↓、一桁
12345:なし。現実は甘くねえ
6:猫を発見
7:狼に遭遇
8:鶏がいたー!
9:豚がいたー!
0:虎がいたー!

ニャー

男「ん?」

ミャー、ニャー

男「この聞き慣れたsoundはもしかして……!」


ガサガサ、ガサガサ


猫「Hello!」ヒョコッ

男「Oh!NEKO!」


『猫を見つけました』

男「こんなとこで猫を見つけるとは、まったくunbelievableだぜ! HAHAHAHA!」

猫「HAHAHAHA!」


男「…………」

猫「…………」


男「【コンマ↓】」

猫「!?」


一桁
123:捕まえるぞ!
456:放置でいいか
789:俺は猫アレルギーだ!
0:何かくわえてる……?

男「ジンマシンが! 鳥肌が!」ブルブル

猫「」ニャー

男「く、来るな! 向こうに行け!」シッシッ

猫「」チッ


猫「あばよ」スタコラサッサー


男「ふう……」


『猫はダメのようです』

【一時間後】


男「またか……」

男「そう。まただ」

男「何も見つからない……」


『はい』


男「何かないのか? 折角ここまで来たんだぞ」

男「他に良いものが見つからないのか?」キョロキョロ


コンマ↓、一桁
12345:なし。現実は甘くねえ
6:洞窟を発見
7:狼に遭遇
8:鶏がいたー!
9:豚がいたー!
0:落とし穴にはまる

『無駄に時間が流れていきます』


男「くそっ……。何もなしか」テクテク

男「」ヘックション


男「う。ちょっと寒くなってきた。気温が雨だと一気に下がるな……」

男「傘もイマイチだから、結構、濡れるし……」

傘「それ、ワイの責任ちゃうで^^」


男「でも、まだ何も見つけてないからな……。ここで戻るのも癪だし……」

男「むう……」


コンマ↓、一桁
12345:もう少し探す
678:もっと奥まで進んでみる
9:いや、健康第一。帰ろう
0:雷が落ちる

男「もう少し、ここで探してみるか……」

男「諦めたらそこで試合終了だしな」

男「粘って粘って粘った先に、素晴らしい何かがあるかもしれない」

男「よし。頑張るぞ!」


コンマ↓、結果
一桁
12345:なし。現実は甘くねえ
6:熊に遭遇
7:蜂の巣を発見
8:洞窟を発見
9:鶏を発見
0:牛を発見

男「何かないか、何かないか」ガサゴソ、ガサゴソ


ガサガサ、ガサガサ


男「ん?」

熊「Hello!」

男「ふえぎあぎご!!!???」



『ある日、森の中で、熊さんに出会いました』

男「ちょ、え、ヤバ、うえいえええええ!!!」


熊「…………」


『熊は様子を見ている』


男「ぶ、武器! いや、死んだふり! に、逃げ!!」


『男は混乱している』


コンマ↓、一桁
123:戦う!
456:逃げる!
789:死んだふり!
0:能力発動!

男「ムリムリムリムリムリムリ!!」

男「た、助け!!」

男「うおああああああい!!!」ダダダッ


『男は逃げ出した!』


コンマ↓、一桁
123:無事に逃走
456:だが、回り込まれた!
789:手傷を負ったけど、どうにか逃げ切れた
0:熊がとってもフレンドリー

熊「」シュバッ

男「ぬおあああああ!!」


『熊は思いの外、俊敏でした』


熊「グオアアアッ!!」フンスッ

男「ぎゃああああ!!」


『しかも、殺る気満々です』


熊「グオオッ!!」ブンッ!!


『熊の攻撃!』


コンマ↓、一桁
123:即死ダメージ
456:大怪我ダメージ
789:かすり傷ダメージ
0:見える! 見えるぞ!

熊「」ブンッ!!

男「ふああっ!」ヒョイ

熊「!?」


『男は身をかわした!!』


男「あ、危ない!!」

男「襲ってくる瞬間、動きがスローモーションに見えたから、どうにか避けられたけど……!!」

男「でも、これ、次は無理だろ!! どうすんだ!!」


熊「グルルッ」ジリジリ


コンマ↓、一桁
12:戦うしか道はない!
345678:馬鹿か! もう一度、逃げるぞ!
9:熊の会心の一撃
0:女神降臨

熊「」ジリジリ、ニジニジ


男「そ、そうだ! この泥で目潰しを!!」ガシッ

男「うおおおああ!!」ブンッ


ベチョッ


熊「グルルルッ!」ブンブン


男「い、今だ!! 逃げろ!! 逃げろおおおっ!!」ダダダッ


熊「グルルッ……!!」



『どうやら逃走に成功したようです』

ここまで
次回、迷子!

【???】


男「」ゼイゼイ、ハァハァ

男「よ、良かった……。何とか逃げ切れたぞ……」

男「ああもう、マジでここで死ぬかと思った……。助かった……」

男「安心したら、腰が……。足も……」ヘタッ、ガクガク


男「はぁ……。生きてて良かった……」

男「生きるって素晴らしいな……。一度、俺、死んでるもんなあ……」


『助かった余韻が冷めないようです』



ザー、ザー……


男「」ブルッ

男「う、寒っ……! 雨が冷たい……!」

男「走ったりしたしな……。傘もいつのまにか無くなってるし……」

男「このままだと、マジで風邪引くぞ。どこか、雨宿り出来そうな場所は……」キョロキョロ


コンマ↓、一桁
123:大木を発見(ジャングル)
456:何もなし(草原)
789:岩陰を発見(山)
0:洞窟を発見

『草原が広がっています』


男「つうか、どこだよ、ここ……」

男「初めて見る場所だぞ……」


男「」ハッ

男「そうだ! 村! 村はどっちの方角だ!?」キョロキョロ


『あるのは、ジャングルと草原だけです』


男「…………」


男「ヤバイ……。どこから来たのかわからなくなった……」


『迷子になったみたいです』

ザー、ザー……


男「」ヘクシュンッ

男「うう、寒い……!」ブルブル


男「雨宿りする場所ないし、だからって森にはもう戻りたくないし……」

男「そもそも、どこら辺から来たかもわからないのに、無闇に森に入るの危険だよな……。また、熊に会うかもしれないし……」

男「まずい……。どうしよう……」


コンマ↓、一桁
123:森に入らないよう、迂回しながら草原を移動
456:背に腹はかえられない。また森に
789:とりあえず、雨宿り出来そうな場所を探して草原を移動
0:おや、あそこに何かある……?

男「しゃあない。ジャングルを迂回しながら進もう」

男「」ヘクシュンッ

男「うう……。寒……。でも、我慢、我慢……」

男「村に帰れば、どうにかなるはず……」テクテク


『無謀な行軍が始まりました』

【一時間後】


男「」ヘクシュンッ、ヘクシュンッ

男「ヤバイ、ヤバイ……! いつまで歩けばいいんだよ……」

男「ちっとも、見覚えのある景色なんか出てこないぞ……」ブルブル


コンマ↓、一桁
123:駄目だ、限界だ。どこかで雨宿りしよう
456:もうちょっとできっと見つかる。頑張れ
789:風邪引いた。熱が出てる
0:女狩人登場

男「大丈夫……。大丈夫……」ブルブル

男「まだ平気、まだ平気……」ブルブル


男「」ヘクシュンッ


男「うう……。が、頑張れ、俺……」

男「村はきっともうすぐだ……。こんだけ歩いたんだ……。その内、すぐに見つかる……」ブルブル

男「」テクテク


『…………』


コンマ↓、村までどのくらい……?
12:すぐ近く
34:あと一時間
56:あと二時間
78:実は真逆の方向。あと五時間
9:このままだと永久にたどり着けない
0:女兵士登場!

【一時間後】


ザー、ザー……


男「」ヘクシュンッ、ヘクシュンッ

男「うああああ……」ガチガチ

男「ヤバイ、寒気が……。体が震える……!」


男「村はまだかよ……! ヤバイぞ、もう……!」ブルブル


コンマ↓、一桁
12:限界! 雨宿りする!
34:きっともう少しだ、頑張れ!
56789:風邪引いた。熱が酷い
0:颯爽と狼登場

『やらかしました』


男「」ヘクシュンッ、ヘクシュンッ!!

男「うああああ……」フラフラ


男「何か……真っ直ぐ歩けない……」フラフラ

男「頭がフラフラする……。体が重い……」

男「やっぱ、風邪引いたか……? くそっ……。どこかで雨宿りしとけば……」フラフラ


コンマ↓、男の容態
123:まだ何とか……
456:アカン、もう無理……
789:どこかで休む
0:颯爽と熊登場

男「」フラフラ

男「駄目だ……。もう歩くの無理だ……」ヨロッ

男「ちょっと、座ろう……。少しだけ……少しだけ……」ドサッ


男「」ゼェゼェ、ハァハァ


男「寒い……。ヤバイな……」ゼェゼェ

男「もう……こうして座ってるのも……」ドサッ


男「ぅ、ぁあ……」ゼェゼェ、ハァハァ


『限界を迎えたようです』

『一方、その頃、村では……』


コンマ↓、一桁
123:男がいなくなった事に気付いている
456:まったく気付いていない
789:ついさっき気付いた
0:女神降臨

【村】


女兵士「おい、男がいないぞ。あいつ、見かけなかったか?」

村娘「え? ううん……」

ボクっ娘「見ていないね。どこにもいないのかい?」

ツンデレ娘「そうよ! 村は全部探した! でも、アイツ、いないのよ!」

女狩人「って事は……」

ロリ娘「村の外に出ていった、って事ですよね……?」

女兵士「……そうなるな」


コンマ↓、村のみんなの反応
1234:心配だ。探すか
567:その内、帰ってくるだろ
8:別にいなくなっても困らないよね?
9:嫌な予感がする……
0:テレポーテーション

女兵士「まあ、その内帰ってくるだろ」


『帰ってきません』


ボクっ娘「そうだね。大方、トイレとかそんなところじゃないのかな」


『死にかけてます』


ツンデレ娘「え、でも、アタシはちょっと心配なんだけど……」

ロリ娘「でも、男さん、それなりにしっかりしてるし、大丈夫なんじゃないですか?」


『いいえ』


女狩人「ま、そうだよね。いつからいなくなったかは知らないけど、そんな心配するほどのものじゃないでしょ」

村娘「そうだね。しばらく待って、それでも帰って来なかったら探そう」

女兵士「そうだな……。今日は雨だし、外に出るのも危ない。少し様子を見るか」


ツンデレ娘「んー……。わかった。皆がそう言うなら……」


『助けは期待出来ない模様』

【草原】


ザー、ザー……


男「」ゼェゼェ、ハァハァ

男「」ゲホッ、ゴホッ


男「ぁ、うあああ……」ゼェゼェ、ハァハァ


男「苦しい……。息が……」ゼェゼェ、ハァハァ


男「これ……もしか……して……ヤバイんじゃ……」ゼェゼェ、ハァハァ

男「眠い……瞼が……」ゼェゼェ、ハァハァ



コンマ↓、一桁
1234567:バッドエンド
89:能力で悪あがき
0:奇跡的に復活

【天界】


女神「あの子が死にかけていますね……」

女神「ですが、こんな形で終わりを迎えるのは、あまりに惨い……」

女神「私は、あの子に二度目の良き人生を与える為に、こうして転生させたのです……。この結果は本意ではありません……」


女神「男よ……」

女神「あなたにもう一度チャンスを……」パァァ


『奇跡が起きた模様』

ここまで
主人公補正スゲー
次回、パワーアップ?

男「ん……」

男「……ううっ」


女神「気が付きましたか……?」


男「え……? あ……」

男「ここは……。もしかして、また天国に……?」


女神「ええ。ですが、あなたは死んだ訳ではありませんよ……」

女神「あなたが気を失っている間に、少しだけ魂をこちらに呼び寄せただけです……」

女神「それと、あなたの体は私が救っておきました……。意識が戻った時には、健康な状態になっているでしょう」


男「あ……ありがとうございます! 女神様!」

女神「しかし、男よ……」

女神「今回はあまりに迂闊な行動でしたね……」

男「う……」


女神「私が救わなければ、あなたは恐らくあの場所で亡くなっていたはずです……」

女神「一人で外に出るのが、どれだけ危険か、あなたはよく理解しなければなりません……」


男「は……い……」シュン


『叱られました』

女神「次はこの様な事がないよう、気を付けて下さいね……」

女神「私は神とは言え、全能ではない……。今回は運良く、あなたの事を見ていた為、助けられましたが……」

女神「次も同じ事が出来るとは限りません……。いいですね?」

男「……わかりました」


女神「さて、それでは……」

女神「話も終わりましたし……」

女神「【コンマ↓】」


一桁
123:あなたに新しい力を授けましょう
456:私はこれで戻ります
789:あなたの能力を強化してあげます
0:特別な祝福を与えましょう

男「強化……?」

女神「ええ。一番初めに、あなたに与えた能力ですが」

女神「あれは、かなり弱かったと思います。そうではなかったですか?」

男「あ、はい! 何の役にも立たない詐欺能力でした!」


女神「……もう少し言葉を選びなさい。男よ……」

女神「あれは、本来、誰も持っていない能力なのですよ」

女神「あるだけ良いと思いませんか……?」


男「そ、それはそうですけど……! でも……!」

女神「あれは、あなたがその力に溺れないよう、わざと最弱にしておいたのです」

男「え」

女神「あの島には警察や法などがありませんからね……」

女神「あなたがその気になれば、凌辱の限りを尽くす事も出来る状態……」

女神「そういった事を出来ないよう、様子見の為にも、最初はかなり弱くしておきました……」

男「な、なるほど……」


『わざとだったようです』


女神「ですが、少し力が弱すぎたようですね……」

女神「多少ではありますが、あなたの力を強化してあげましょう……」

女神「次にあなたが目覚めた時には、前よりも能力が強くなっているはずです……」

女神「ですが、くれぐれも節度を守った行動をするのですよ……」

女神「もしも、何か度が過ぎる様な事があれば……」

女神「この私が、直々にあなたを裁く事になるでしょう……」

女神「いいですね? 注意して過ごすのですよ、男よ……」


男「は、はい!」


『能力がパワーアップしたようです』

【草原】


男「う……」

男「あ、あれ……」

男「ここは……」ムクッ


男「草原だ……。いつのまにか、雨もやんでる……」

男「さっきのは夢か……?」


男「いやでも、体もピンピンしてるし、服まで乾いてるぞ」

男「って、事は……!」

男「能力も強くなっているのか!?」


男「た、試そう! やるぞ!」

男「風よ、吹け! うりゃ!」バッ


コンマ↓、一桁
1:つむじ風
23:突風
45:強風
67:台風
89:竜巻
0:大災害

ビュオーッ!!

男「おお、風が!」


ピタッ


男「あれ……? え? え? もう終わり?」


男「火、火よ、出ろ! それっ!」バッ

ボオッ!!


男「おお! キャンプファイヤーぐらいあるぞ!」


フッ……


男「き、消えた!? もう!?」


男「水は! 水は!!」バッ


ドボボボッ……!!


男「噴水が!」


ピタッ


男「またかよ!! 女神ぃぃぃぃ!!」


『短時間しかもたない模様』

男「ぐうっ……! パワーアップしてるけど! してるけど!」バンバンッ


『悔しいです!!』


男「こんなちょっとしかもたない能力って、また微妙だぞ! ちくしょう!」


『女神は結構厳しい性格のようです』


男「期待させておいて、これはないだろ! せめてもう少し!!」バンバンッ


『諦めましょう』

男「」ハァ……

男「仕方ない……。前よりはずっとマシだしな……」

男「少なくとも、これで熊に襲われても平気にはなってるはず……」


男「ただなあ……」

男「これ、使い道が難しいな、また……」

男「火はともかく、風や水とかどう使えばいいんだろう……」


『悩みが尽きない模様』

男「とりあえず、後で考えよう……」


男「今、これからどうしようか……」


男「…………」


男「【コンマ↓】」


123:元気になったし、もう少し探検
456:いや、今日は村に帰ろう
789:いっその事、しばらく村を出ようか……
0:妙な遺跡を見つける

『自立するようです』


男「あそこにいても、今の俺には何も良い事が起きない気がするしな……」

男「とりあえず、能力強化で俺がのたれ死ぬ事はまずなくなったから……」

男「少し、自分磨きの旅に出るか……」


『無謀な挑戦が始まったようです』

男「よし、そうしよう。決めた」

男「こうして迷子になって死にかけたのも、きっと何かの運命だ」

男「天が、俺にあの村から少し離れて過ごした方がいいと言ってるんだ」

男「これは、きっと試練だな。俺が強くなる為の!」ゴゴゴゴゴ


『無駄に燃えているようです』


男「よし。とりあえず、ここから離れよう」

男「まだ見ぬ新天地へ、いざ出発!」


コンマ↓、一桁
123:山へ
456:川へ
789:谷へ
0:気がついたら村に

【谷】


男「しばらく適当に歩いてきたら、いつのまにか、こんなとこに……」

男「…………」


ヒュオオオー


男「谷って言うより、絶壁だぞ、これ……」

男「下がスゲー小さく見える……。どれだけ深いんだ……」

男「これ、落ちたら死ぬな……」ブルッ


男「……ここまで来たの、ちょっと後悔してきた」


『毎度の事です』


コンマ↓、一桁
123:谷に沿って移動
456:怖いから少し離れて移動
789:別の場所に行こう
0:降りてみるか……

男「……よし」

男「他の所に行こう」


『気が変わるのが早いようです』


男「ここは、俺の求めてる場所じゃない」

男「もう少し、安全なところに行くべきだ」

男「うん。そうしよう」スタスタ


コンマ↓、一桁
123:山へ
456:川へ
789:砂漠へ
0:ワシに襲われる

【山】


男「…………」ゼェゼェ

男「意外と……山登りって体力いるな……」

男「あと、喉乾いた。水、水。ていっ」

ジョボボボボ……

男「」ゴクッ、ゴクッ


男「ふぅ……。サバイバルは楽勝だな。この能力」

男「もう少し奥まで行くか」スタスタ


コンマ↓、どこまで進んだ?
一桁
123:山頂まで登った
456:中腹辺り
789:途中でギブアップ
0:怪しげな洞窟を発見

洞窟「Hello!」


男「……何だ、この洞窟」

男「しかも、結構、デカイな……。人が普通に入れるぞ、これ……」


男「気になる。スゴい気になる」


洞窟「Welcome!」


男「灯りは……火が出せるから問題ないな。入ってみるか……」

男「」テクテク


洞窟「What happens? HUHUHUHU」



コンマ↓、どんな洞窟?
1:残念、コウモリのすみか
2:虎のすみか
3:実は、村のみんなの別荘
4:食糧や道具が大量に
5:人が……
6:幽霊が……
7:財宝が……
8:化け物が……
9:めっちゃ豪華な家
0:謎の意味深なメッセージ

ここまで
次回、幽霊と遭遇!
何でこうなるのか……

【洞窟】


ポチャン……

ポチャン……


男「……おお。なんか不気味だな、ここ……」


炎「ボク、頑張る!」ボボボボッ


男「っと、待て待て! 燃えすぎだ。抑えろ!」


炎「ふぇぇ……」メラメラ


男「ふう……。火力調整がムズいな。でも、使ってる内に段々慣れてきたぞ」

男「少しの炎なら、結構、長い時間もつな。最大火力でやると、ソッコーで消えちまうからな」

炎「うんうん」メラメラ


男「このまま、力を抑えつつ、中へ……」トコトコ









女幽霊「…………」



コンマ↓、どんな幽霊?
一桁
123:悪霊
456:良い幽霊
789:普通
0:エロイ

女幽霊「殺してやる……」ヒタヒタ……

女幽霊「フフフフフ……。生きた男の人間……」ヒタヒタ

女幽霊「どうやって殺してやろうかしら……」ヒタヒタ……



『いきなりピンチの模様』



男「」ブルッ

男「うう……! 寒っ……!」

男「洞窟の中ってこんなに寒いのか……?」

男「何か急に冷気が出てきたぞ……」



コンマ↓、男の霊感
一桁
123:強い
456:普通
789:弱い
0:最強

『男に霊感はほとんどない模様』


男「やっぱり、洞窟の中って冷えるんだな」

男「これじゃ、夜にここで眠るとか無理そうだ。凍え死ぬ」ブルッ

男「まあ、そんな事よりも、今は奥だな、奥。この洞窟には、何か良い物がありそうな予感がするし」テクテク


『命の危機です』



女幽霊「ふっ、ふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふ……」ヒタヒタ……



コンマ↓、女幽霊の攻撃
一桁
123:呪い
456:とり憑く
789:祟り
0:ドジっ娘

女幽霊「死ね……」ヒタヒタ

女幽霊「死ね……」ヒタヒタ

女幽霊「死ね……」ヒタヒタ


男「」テクテク


女幽霊「死ね……死ね……死ね……死ね……死ね……死ね……死ね……死ね……死ね……死ね……死ね……死ね……死ね……死ね……死ね……死ね……死ね……死ね……死ね……死ね……死ね……死ね……死ね……死ね……死ね……死ね……死ね……死ね……死ね……死ね……死ね……死ね……死ね……死ね……死ね……死ね……死ね……死ね……死ね……死ね……死ね……死ね……死ね……死ね……」


男「おっと、行き止まりか……」

男「結局、何もなかったな、この洞窟。残念」


女幽霊「呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪」ヒタヒタ……


男「帰るか」テクテク


女幽霊「呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪」ヒタヒタ……

【洞窟外】


男「ふう……」

男「外、眩しいな」


男「さ、気を取り直して次に行こう。山に登るぞ」テクテク


ドンッ!!


男「っ!?」グラッ

男「痛っ!!」ドサッ


男「……???」

男「何だ、今の……? 誰かに突き飛ばされた様な気がするけど……?」キョロキョロ


シーン……


男「気のせいか……?」







女幽霊「ふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふ」


『呪われてます』

男「まあいいや……」

男「とにかく山に登ろう」

男「とりあえず、てっぺんまで行って、それから今後の事を考えよう」テクテク








女幽霊「これで良いわ……」

女幽霊「あなたはこの先、ろくな目に遇わない……」

女幽霊「苦しんで苦しんで苦しんで苦しんで苦しんで苦しんで、そして……」

女幽霊「死んでちょうだい……」


女幽霊「あひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!!!」



『不安しかありません』


コンマ↓、山頂まで向かう途中……
一桁
1:何事もなく無事に
23:熊に襲われる
45:蜂に襲われる
67:狼に襲われる
8:大木が倒れてくる
9:土砂崩れ
0:人に出会う

狼「グルルルッ!」


『狼が現れた!』


男「おおうっ!」ビクッ


『男は驚いている!』


コンマ↓、狼の攻撃
一桁
123:仲間を呼ぶ
456:噛み付く
789:回り込む
0:じゃれる

狼「ワオオオオオオンッ!!」


『狼は仲間を呼んだ』


狼B「」シュタッ
狼C「」シュタッ
狼D「」シュタッ


男「ふえええっ!?」


『男は囲まれた!』


男「ちょっ! ヤバっ! ど、どうする!!」アセアセ


『男はテンパっている!』


コンマ↓、男の攻撃
123:戦う!
456:逃げる!
789:木に登る!
0:踊る!

男「む、無理だ! 逃げっ!」ダダッ


狼A「ガルルッ!!」ガキッ


男「うおう!!」


狼B「グルルルッ!!」
狼C「グルルルッ!!」
狼D「グルルルッ!!」


『だが、囲まれている!』


狼A「ガルルッ!!」ガブッ!!


男「うぎゃあああああっ!!」


『男は噛みつかれた!!』


狼B「ガルッ!!」ダダッ
狼C「ガルッ!!」ダダッ
狼D「ガルッ!!」ダダッ


『他の狼たちも一斉に襲い始めた!』



狼A「」ガジリッ!!

男「いぎゃっ!! うあああああああああっ!!」ダラダラ


コンマ↓、男の攻撃
12345:能力を!
6:逃げる! 逃げる!
7:大木が倒れてくる
8:岩が落ちてくる
9:パニック
0:颯爽と女狩人登場

男「ほ、炎よ! 出ろおっ!」ゴオッ!


狼A「ギッ!!」ボオッ!!


狼B「」ビクッ!!
狼C「」ビクッ!!
狼D「」ビクッ!!


『狼Aを倒した!』

『他の狼たちは怯えている!』


男「」ハァハァ!!

男「く、来んのか! 燃やすぞっ!!」サッ


狼B「」ビクッ!!
狼C「」ビクッ!!
狼D「」ビクッ!!


コンマ↓、狼の選択
1:戦う!
2:岩が男に転がってくる
3:ワシが襲来
4:仲間を呼ぶ
56789:逃げる!
0:降伏

狼たち「キャウン、キャウン!」スタコラサッサー


『狼は逃げ出した!』


男「よ、良かった……! 助かった……」ホッ


チャッチャラチャー、チャッチャチャー♪


『男は勝利した!』

『狼の焼肉を手に入れた!』

『戦いの経験を手に入れた!』


男「ぐっ!」ズキッ

男「噛まれた腕から血が……」ダラダラ


コンマ↓、傷は……?
123:浅い
456:深い
789:それなり
0:感染

『幸い、大した事ない模様』


男「」ハァハァ

男「こ、これぐらいなら平気か……」

男「その内、血も勝手に止まるだろ……」

男「念の為に、水で洗い流して……。てりゃっ」

ジョボボボ


男「うん……。問題ない」


男「あと、この肉は……」


狼肉「」ホカホカ


コンマ↓、一桁
123:いただきます
4:お腹をこわすかも……
5:やらかしました
6:木の枝が飛んできて突き刺さる
7:何故か落とし穴が
8:突然の嵐
9:蜂が襲来
0:狼ゾンビに

男「下手に食べると、ヤバイか……? 料理経験がないから、ちょっと怖いな……」

狼肉「」ホカホカ


男「」グー、ギュルルル……


男「お腹が空いてるけど……」

男「朝から何も食べてないけど……」


狼肉「」ホカホカ


男「仕方ないよな……。もったいないけど、置いていこう……」


狼肉「」ホカホカ


男「腹をこわしたら、もうどうにもならないしな……。諦めよう」クルッ

男「」スタスタ


狼肉「」ホカホカ



『断腸の思いで諦めました』

【山頂】


男「」ハァハァ、ゼェゼェ

男「ようやく着いた……! てっぺんだ!」

男「何かあれから、転んだり、滑ったり、岩が転がってきたり、木が倒れてきたりで、スッゲー危なかったけど……」


男「着いたぞー!! 登りきったー!!」キラキラ


『やり遂げました』

『少しだけ、男の根性が上がったようです』


男「さて、それじゃ、この山の上から下を眺めて」

男「地形を把握しよう! ひょっとしたら、何かあるかも!」トタトタ



コンマ↓、一桁
123:見張らしサイコー!
4:突然、何かによって突き飛ばされる
5:隕石が落下
6:山小屋発見!
7:土砂崩れ
8:木の枝が飛んできて突き刺さる
9:鳥の群れに襲われる
0:人を発見!

『呪いから紙一重で逃れてる模様』


男「おお! やっぱ見晴らしがいいな!」

男「それに、空気がうまい! んー!」スー、ハー


男「っと、そうじゃなくて、地形を把握しないとな」キョロキョロ

男「ん……?」


男「あそこに誰かいる……?」

男「遠くて見にくいけど、多分、人じゃないか、あれ?」

男「と、とにかく行ってみよう!」タタッ


コンマ↓、誰?
123:見知らぬ人
456:村の誰か
789:新しい転生者
0:神様

『また誰か転生してきた模様』


男「」タタッ

男「おーい!」


オーイ!!



???「え……?」

???「あれは……人?」



コンマ↓、どんな転生者?
一桁
1:超絶イケメン
2:メイド
3:ギャル
4:女勇者
5:OL
6:姫
7:男の娘
8:巫女
9:デブス
0:幼女

『美少女にしか見えない男の子のようです』


男「」ハァハァ

男「やっと、追いついた」


男の娘「え、えと、君は……?」


男「俺は【男】って言うんだ」

男「最近、この村に流れ着いてきたんだけど……(うおっ! この子、メチャクチャ可愛い!)」

男「え、えと、それで君は?」ドキドキ


男の娘「あ、うん……。その……」

男の娘「【コンマ↓】」


一桁
123:信じられないかもしれないけど、他の世界から来たんだ
456:き、気がついたらここにいて
789:や、山に一人で住んでるんだ
0:カッコいい……

『美少女にしか見えない男の子のようです』


男「」ハァハァ

男「やっと、追いついた」


男の娘「え、えと、君は……?」


男「俺は【男】って言うんだ」

男「最近、この村に流れ着いてきたんだけど……(うおっ! この子、メチャクチャ可愛い!)」

男「え、えと、それで君は?」ドキドキ


男の娘「あ、うん……。その……」

男の娘「【コンマ↓】」


一桁
123:信じられないかもしれないけど、他の世界から来たんだ
456:き、気がついたらここにいて
789:や、山に一人で住んでるんだ
0:カッコいい……

『転生者である事は隠すつもりのようです』


男「気がついたらって……」

男の娘「あ、えと、あの、僕、その……」オロオロ


男の娘「き……」

男「き?」

男の娘「き、記憶が曖昧で……。もしかしたら、記憶喪失かも……」

男「!?」


男の娘「だ、だから、その……」

男「それって、大変な事じゃないか……? それじゃ、ここがどこかもわからないとか?」

男の娘「う、うん……。そうなんだ……」

男「そっか……」


コンマ↓、男の娘の話を……
一桁
123:信じる
456:信じない
789:半信半疑
0:可愛いは正義

男(ま、嘘だろうな……)

男の娘「」オロオロ

男(でも、きっと何か訳があるんだろう……。家出して来たとか……)

男(となると、この島には、他の集落もあるって事か……?)

男(離れてて、あっちの村とはお互いの事を知らないとか……)


『誤解が生まれています』


男(んー……。としたら……)

男(【コンマ↓】)


コンマ↓、一桁
123:きちんと問い質す
456:とりあえず様子見
789:聞かないでおこう
0:女神登場

コンマ↓2、男の娘の好感度
一桁。高いほど良い。0は10扱い

ここまで
次回、男の娘との楽しい二人旅?

男のステータス

好感度表
女兵士  :知り合い、4
女狩人  :知り合い、8
村娘   :知り合い、10
ロリ娘  :知り合い、10
ボクっ娘 :知り合い、4
ツンデレ娘:友達、3
男の娘  :知り合い、10

得意分野
弓矢、貝掘り、洗濯

苦手分野
料理、裁縫

持ち物
弓矢、木の熊手、服×2


屋根つきハンモック

状態
貝掘り:修得
狩り :初心者
布作り:研修中
釣り :手伝い
弓矢 :初心者

能力 :レベル3

呪われ中

男「その……悪いけど」

男の娘「?」

男「俺は、その話が信じられないんだ。記憶喪失だって事が」

男の娘「え? な、なんで……」ドキッ

男「だって、君、嘘つくのが下手だから。態度からして、あからさまに嘘っぽかったし」

男の娘「う……」

男「家に帰りたくないならそれでいいけど、出来れば本当の事を言ってくれないか? でないと、俺も信用出来ないし」

男の娘「……そうだね。仕方ないか……。わかったよ」

男の娘「実は……僕は転生者なんだ。言っても信じてくれるかわからないけど……」

男「転生者!?」

男「それ、本当に!?」

男の娘「うん。でも、どうせ信じてく」

男「俺もなんだ!!」

男の娘「え……?」

男「俺もここに転生してきたんだ! 女神様によって!」

男の娘「ほ、本当!? そうなんだ! 君も!」

男「ああ! そっか、良かった! それなら俺達は仲間だな!」

男「これから一緒に頑張っていこう!」

男の娘「う、うん!」


『お互いに感激している模様』

男「ああ、良かったー。まさか、こんなところで仲間が見つかるなんて」

男の娘「それは僕もだよ。心細かったから、スゴい嬉しいんだ」ニコッ

男(可愛い!)ドキッ


男の娘「……? どうしたの?」

男「あ、いや、な、何でもない!」ドキドキ


男「そ、それよりも、君はどんな世界からここに転生してきたの?」

男の娘「ああ、うん。ええと……」


コンマ↓、男の娘がいた元の世界
123:現代世界
456:ファンタジー世界
789:荒廃した世紀末世界
0:未来世界

男の娘「簡単に言うと、剣と魔法の世界? かな?」

男「!?」


『普通の転生ではなく、逆転生のようです』


男「え、ちょっと待って! て事は、魔法とか使えるの?」

男の娘「【コンマ↓】」


一桁
123:もちろんだよ
456:ここに来たら使えなくなってたんだ……
789:残念だけど、僕は元々、魔法の才能がなくて
0:大賢者クラス

男の娘「魔法なら何でも。こう見えて大得意なんだ」ニコッ

男「そ、そっか……。そりゃスゴいな……」


『異世界転生、男の娘TUEEEE!!に変わったようです』


男「その……元の世界では、一体、どんな事を……」

男の娘「ああ、えっと」

男の娘「【コンマ↓】」


一桁
1:魔王
23:勇者
45:勇者の仲間
67:世捨て人
89:一般人
0:王族

男「世捨て人……?」

男の娘「元々は、王家に仕えてたんだけど……」

男の娘「そこでの血生臭い権力争いとかが嫌でさ……」

男の娘「それで、誰にも知られない様、山の中にこもって、そこでずっと暮らしてたんだ」

男の娘「おかげで、みんなからは、仙人とか呼ばれてた。困っちゃうよね、そんな歳じゃないのに」

男「お、おう……」


『自分との違いにショックを受けている模様』

男「その……。じゃあなんで、転生だとか……」

男「一体、どんな理由で亡くなったり……?」


男の娘「それはね」

男の娘「【コンマ↓】」


一桁
123:病死
456:自殺
789:他殺
0:モチを喉に詰まらせて

男「そっか……病死で」

男の娘「うん。元々、そんなに体が丈夫じゃなかったから」

男の娘「いきなり心臓発作が起きたみたいで、あっという間だった」

男の娘「回復魔法を使う暇もなかった。本当に呆気なく死んじゃって……」

男「そっか……」


男の娘「それで、そうやって亡くなってしまったんだけど」

男の娘「女神様が、それだけの才能をこのまま無くしてしまうのは惜しいって事で」

男の娘「こうやって、転生する事になったんだ」ニコッ

男「お、おう……」


『格差が広がっていきます』

理想「俺TUEEEE!!」

現実「俺TUREEEE!!」

現在「俺TUEEEE()」

男「えと……。じゃあ、その……転生する時に能力とかは……」

男「女神様が能力くれるみたいな事は特になかったりとか……?」


男の娘「ああ、それ?」

男の娘「【コンマ↓】」


一桁
123:もらった
456:断った
789:むしろ、制限された
0:女神を超える存在

もう男の娘だけで良いんじゃないかな

『更にチートになる模様』


男の娘「もらったよ。何か公平じゃないからとか、そんな事を言われて……」

男「公……平……?」


『女神の謎の采配が光ります』


男「ちなみに……どんな力を?」

男の娘「【コンマ↓】」


一桁
123:知識
456:異能力
789:カリスマ
0:性欲

男「能力を……」

男の娘「うん」ニコッ

男「…………」


『何故か悲しくなってきました』


男「……それ、どんな能力?」

男の娘「【コンマ↓】」


123:時間を止められる
456:人間以外の動物や植物を操れる
789:身体強化
0:全部

『かなり役立ちそうな能力です』


男「…………」

男の娘「サバイバルで役立つだろうって、この能力をくれたんだ」

男「……うん」


男の娘「まだ使ってないけどね。さっき転生してきたばかりだから」

男「」ハッ

男「あ、でも、それチート詐欺って事もあるから!」

男の娘「チート??」

男「と、とにかく、それ使ってみて! 今すぐ!」

男の娘「う、うん……」

男の娘「じゃあ……。この木で」

木「マジすか」


男の娘「それっ!」パアッ


コンマ↓、能力の強さ
一桁
1:揺れるだけ
23:ちょっと成長
45:周りの草も繁る
67:自在に動かせる
89:天まで届くほどの急成長
0:島全体に影響が

《男■■「異世界転生、俺TUEEEE」》
女神「……あら? スレタイに汚れが……」フキフキ
《男の娘「異世界転生、俺TUEEEE」》
女神「これでよし、と……」ニッコリ

木「力出てきたー!」ニョキニョキ


男の娘「……? そんなにでもないのかな……?」

男「だよな……」ホッ


『ちょっとだけ安心しました』


男「まあ、あれだ。女神様は、あまり力の強い能力はくれないみたいだから」

男の娘「そうなんだ……」


男の娘「でも、これ、農業とかに役立ちそうだよね」

男「そ、そうだな……」


『ちょっと複雑な気分』

男「それじゃあ……」

男の娘「うん」

男「とりあえず、これからどうするか決めようか。いつまでもここにいる訳にはいかないし」

男の娘「そうだね」


男の娘「その……君は、これまでどうしてたの?」

男の娘「この山でずっと一人で暮らしてたの?」

男「いや、俺は前、小さな村にいてさ」

男の娘「村があるんだ」

男「うん。そこで過ごしてた。ちょっと思い立って、ここまで一人で来たんだけど」

男の娘「じゃあ、これからその村に戻るとこ?」

男「あ、いや……。特に決めてなくて……」

男の娘「?」


男「えと、どうする? ていうか、君はどうしたい?」

男「村に行く?」

男の娘「んー……」

男の娘「【コンマ↓】」


一桁
123:行く
456:行かない
789:もう少しここでの事を知ってから
0:ううん。僕は一人で生きていきたい

男の娘「行ってみたいとは思うけど……」

男「けど?」

男の娘「僕、その……人見知りするしさ」モジモジ

男の娘「それに、この島がどんなところかもう少し知ってからの方がいいと思って」

男の娘「行くのはその後でもいいかな……?」ジッ

男「」ドキッ


男「わ、わかった……。なら、それでいいよ。俺も、もう少し、この島の探検がしたいし」

男「それが終わってから、二人で村に行こうか。みんなに紹介するから」

男の娘「うん。ありがとう!」ニコッ

男「い、いや、それほどでも」テレテレ


『男の娘の好感度が少し上がりました』

『友達になったようです』

男「それじゃ、日もそろそろ暮れてくるだろうし、とりあえず今日は寝る場所を探そうか」

男の娘「うん」

男「野宿は平気? ここは暖かいから、平らなところがあればどこでも寝れると思うけど……」

男の娘「【コンマ↓】」


一桁
123:家なら僕が建てるよ
456:その前に、ちょっと待って。君、呪われてるみたいだから……
789:素直に野宿
0:その前に大事な告白が……

男の娘TUEEE !!

男「え」

男の娘「魔法使えば簡単だからさ。ちょっと待ってて」

男の娘「それっ!」パアッ


シュパッ、シュパッ

木「ほぐわあっ!!」


男の娘「風よ、その木を上に! 石を研磨して釘代わりに!」


ビュオッ!!


ヒューン……

ドスッ、ドスッ、ガチッ、ガチャッ、ダダダダダッ


山小屋「Hello!」ピカーッ


男「…………」


男の娘「これで完成だね。ベッドも落ち葉を集めて敷いておいたから、寝心地も良いと思うよ」ニコッ

男「……あ、ありがとうございます」


『正にチート状態です』

ここまで
次回、楽しい(?)山小屋生活!

男のステータス

好感度表
女兵士  :知り合い、4
女狩人  :知り合い、8
村娘   :知り合い、10
ロリ娘  :知り合い、10
ボクっ娘 :知り合い、4
ツンデレ娘:友達、3
男の娘  :知り合い、10→友達、1

得意分野
弓矢、貝掘り、洗濯

苦手分野
料理、裁縫

持ち物
弓矢、木の熊手、服×2


屋根つきハンモック

状態
貝掘り:修得
狩り :初心者
布作り:研修中
釣り :手伝い
弓矢 :初心者

能力 :レベル3

呪われ中

男の娘「さてと、それじゃあ……」

男の娘「男君、お腹は空いてるかな? 少し早いけど、夕御飯にしない?」

男「お、おう!」


『ちょっと、たじろいでる模様』


男の娘「決まりだね。それなら、何か食べられそうな物を僕が取ってくるから、男君はそこの山小屋で待ってて」

男の娘「すぐに帰ってくるから」ニコッ


男「【コンマ↓】」


一桁
123:オナシャス!
456:いや、夕飯は俺一人で取ってくるよ
789:一緒に行こうぜ
0:無言で抱きしめる

男「」ギュッ

男の娘「!?」


男の娘「なな何……!?」アタフタ

男の娘「何で急に……!? ど、どうしたの!?」オロオロ


男「【コンマ↓】」


一桁
123:ご、ごめん、つい!
456:一目見た時から君が好きだ!
789:なあ、スケベしようや、ぐえっへっへっへ
0:無言でキス

『一目惚れしたようです』


男の娘「ええええと、あああの!」オロオロ

男「君が可愛すぎて……。だから」

男の娘「!!」カァァ


男「しかも、そんなに強いなんて……」

男「もう本当に一目惚れなんだ」

男の娘「あ、う」アタフタ


男「君こそ!」バンッ(1カメラ)

男「正しく!」バンッ(2カメラ)

男「俺の理想!」バンッ(3カメラ)


男「付き合ってくれ!」ババンッ(正面ドアップ)


男の娘「えと、その、あの」オロオロ

男の娘「【コンマ↓】」


一桁
1:ふざけんな、カス
23:む、無理だよ
45:ごめん!
67:か、考えさせて……
89:もう少し時間が欲しい……
0:僕で良ければ

男の娘「ふ……」

男「ふ?」

男の娘「ふざけんな、カス!」ギロッ

男「!!?」


『逆鱗に触れたようです』


男の娘「その汚い手を離しやがれ! ド変態がよおおおっ!!」ブンッ

男「ふごおおおっ!!!」ドンガラガッシャーン!!


『投げ飛ばされました』

男「がっ! げほっ!」ゴホッ、ガホッ


男の娘「一目惚れ!? それでいきなり抱きついてくる!?」

男の娘「獣か、お前は!!」ゲシッ、ズガッ

男「あぐっ!!」


『更に蹴られました』


男の娘「僕は、そんな軽薄な男が大っ嫌いなんだ!」

男の娘「見てるだけで虫酸が走る!」

男の娘「折角、良い人に出会えたと思ってたのに! 君がそんなゲスな奴だったなんて!」

男「い、いや、あの!!」


『言い訳出来ません』


男の娘「君には本当に呆れたよ! 残念だよ!」

男の娘「【コンマ↓】」


一桁
123:出ていけ!
456:これからは僕の下僕になってもらうよ!
789:もう顔も見たくない!
0:今回だけは大目に見る

男「げ、下僕……!?」

男の娘「そうだよ。君のその腐った性根を僕が叩き直してあげるから」

男の娘「そして、しっかりとした男になってもらう」

男の娘「わかった? これからは僕が君の御主人様だからね」

男の娘「いい?」


男「【コンマ↓】」


一桁
123:嫌だ!
456:よっしゃ!
789:わ、わかった……
0:実力行使

『渋々、承諾した様子』


男の娘「そう。そうやって素直にしてればいいよ」

男の娘「これから僕がみっちり君の事を教育してあげるから」

男「う……」


男の娘「返事は?」

男「お、おう……」


男の娘「敬語!」

男「は、はい!」


男の娘「うん。これからは僕に対してはずっと敬語だからね。いいね?」

男「はい……」


『下僕生活が始まりました』

男の娘「それじゃあ、まず最初に……」

男「…………」シュン


男の娘「今日の夕飯を取ってきてもらおうか」

男「……はい」

男の娘「本当は僕が行くつもりだったけど、今や君と僕は対等の関係じゃないからね」

男「…………」

男の娘「僕の為に、豪勢なご飯を作るんだよ」

男「……はい」グスッ

男の娘「男が涙ぐまない。ほら、さっさと行って」

男「……はい」トボトボ


『更に境遇が悪化した模様』

【山】


男「」ハァ……

男「何でこんな事に……」


男「そりゃ、いきなり抱きしめて告白した俺も悪いけどさ……」

男「だからって下僕はないだろ……」グスッ

男「向こうのが明らかに強いから逆らえないし……」

男「こんな事なら、村に戻ってれば良かった……」グスッ


『自業自得です』

男「とにかく、今はご飯を作らないとダメか……」

男「でないと、きっと怒られる……」グスッ


男「あ、でも、豪華なご飯を作れば、少しは見直してくれるかな……?」


男「…………」


男「逆に言えば、まともなご飯を作らないと、俺、更に悲惨な結果になるんじゃ……」ゾクッ


男「や、ヤバイ……! 真面目にやらないと!」アセアセ

男「動物か何かいないか!? いれば、弓矢でも能力でもきっと大丈夫なはず!」キョロキョロ


コンマ↓、狩りの成果
123:なし
4:ウサギをゲット
5:蜂に襲われる
6:落とし穴にはまる
7:鹿をゲット
8:大木が倒れてくる
9:猪に襲われる
0:大猟

【夕方】


男「」ハァハァ、ゼェゼェ

男「まずい、さっきから全然見つからない……!」

男「早くしないと、日が暮れるぞ! 頼むからどこかにいてくれ!」キョロキョロ


メキッ……!!


男「ん? ……何だ、今の音?」クルッ


大木「たーおーれーるーぞー」グラッ

男「!!?」


ズズーンッ!!


男「うああああっ!!」ドサッ!!


コンマ↓、結果
12:かわした。転んだだけ
34:直撃
56:かわしたけど、怪我をした
78:能力で無傷
9:即死
0:男の娘が助ける

男「ぐわああっ!!」メキョッ、バキッ

大木「HUHUHUHU……」


『直撃しました』


男「痛っっっ! ぎっ!! がっ!!」ビクッ


コンマ↓、ダメージ
一桁
123:骨折。動けない
456:骨折。でも、動ける
789:頭を打って重態
0:女神登場

男「あ、足が……っ!!」ズキィン


『折れたようです』


大木「まだまだやで^^」ドスンッ


男「ぐあうっぅっ!!」ビキィッ


『大木が上に乗ってて動けない模様』


男「がっ! 痛いっ!! 痛いっ!!」ミシミシ


男「この木をどけないと……っ!」

男「み、水よ、出ろ!!」バッ

ドバッシャァァ!!


大木「ムリムリ^^」


男「ぐううううっ!!」ミシミシッ


『相当ピンチの模様』

男「ヤバイ……! 痛さで目が霞む……!」

男「な、何だよ、これ……!!」

男「何でこんな事に……!!」


大木「呪いやって^^」


男「た、助けてっ!!」

男「誰か助けてくれっ!!」

男「誰かっ!!!」


コンマ↓、一桁
1234:誰も来ない
56:男の娘登場
7:狼登場
8:女狩人登場
9:熊登場
0:女神登場

ここまで
どうにか助かった……?
次回、女狩人が颯爽と登場!

男のステータス

好感度表
女兵士  :知り合い、4
女狩人  :知り合い、8
村娘   :知り合い、10
ロリ娘  :知り合い、10
ボクっ娘 :知り合い、4
ツンデレ娘:友達、3
男の娘  :友達、1→下僕、1

得意分野
弓矢、貝掘り、洗濯

苦手分野
料理、裁縫

持ち物
弓矢、木の熊手、服×2


屋根つきハンモック

状態
貝掘り:修得
狩り :初心者
布作り:研修中
釣り :手伝い
弓矢 :初心者

能力 :レベル3

呪われ中
片足を骨折中

【少し離れた場所】


「助けて! 誰かっ!!」



女狩人「え……? この声?」

女狩人「もしかして、男君!?」


女狩人「ここにいたのね! でも、助けてってどういう事!?」

女狩人「狼にでも襲われてるの!? とにかく、すぐに行かないと!」タタッ


『救援が来ました』

ガサガサ!!


「男君! どこ!?」




男「!!」

男「誰か来た!!」

男「た、助けて! ここにいるっ!!」

男「助けて!!」




「こっちね!!」


ガサガサ!!


女狩人「いた! 見つけた!!」

女狩人「!!?」

女狩人「男君っ! 木の下敷きに!! どうしたの!?」



男「女狩人さん!」

男「わからない! 突然、木が倒れてきて!」

男「足を挟まれて動けないんだ! 助けて!!」



女狩人「わかった! 任せて!!」タタッ



コンマ↓、大木を……
123:すぐにどかす
456:重い! 無理!
789:時間はかかったけど、何とかどかす
0:悪霊登場

女狩人「うううううっ!!」グググッ


大木「^^」


女狩人「ふぬぬぬぬっ!!」グググッ


大木「無駄やって^^」



男「ぐ、あ……っ!」メキメキ……

男「あ、ぐ、ああっ!!」ミシミシ……

ボキッ!!

男「いぎっ!!」ビクンッ


『もう一本の足も折れた模様』

女狩人「だ、ダメ! 私一人じゃ無理よ!」


男「あ、いっ……」ビクッ、ビクッ


『痛みで気を失ったようです』


女狩人「ちょっ! 男君、しっかり!」

女狩人「まずい! ど、どうしよう!」


女狩人「【コンマ↓】」


一桁
123:大声で叫ぶ!
456:助けを呼びに行く!
789:そうだ! テコの原理を使って!
0:岩石落下

女狩人「ま、待ってて! すぐに他の人を呼んでくるから!」

女狩人「ロリ娘ちゃんなら、こんな木、すぐにどかしてくれるはず!」

女狩人「それまで我慢してて! ごめんね!」タタタッ


『そして、気絶した男だけが残されました』


男「……」



コンマ↓、その後……
一桁
12:女狩人が戻ってくる。間に合った!
3:軍隊アリ登場
4:熊登場
5:男の娘登場!
6:岩石落下
7:女幽霊登場
8:土砂崩れ
9:狼登場
0:女神降臨!

『災難しか来ません』


ガサガサ

狼「ガルルルッ!」


男「……」


『男は気絶している!』


狼「ガルッ!!」ダダッ


『狼の攻撃!』


コンマ↓、一桁
123456:手遅れ。バッドエンド
789:噛まれて気が付く
0:男の娘登場

狼「」ガブッ!!

男「ぎっ!!」ビクッ!!


『すんでのところで目が覚めました』


狼「ガルルルッ!」ガジリッ!!

男「う、ぐああああっ!!!」ビクンッ!!



コンマ↓、一桁
1234:手遅れ、バッドエンド
5678:能力を!
9:女幽霊登場
0:女神降臨

『本当に災難しか来ません』


スーッ……

フワッ……


女幽霊「ふふふふふふっ」

女幽霊「いい気味ね……。大木に挟まれ、狼に襲われて……」

女幽霊「苦悶の内に死んでいく……」

女幽霊「そう。かつての私の様にね……」

女幽霊「ふふふふふふっ……」



狼「」ガブッ、ガブッ

男「いっ!! ぎあっ!! た、助け……!!」ビクンッ!!



女幽霊「…………」

女幽霊「【コンマ↓】」


一桁
1234567:死になさい……。バッドエンド
89:もう少し苦しめてから殺しましょうか……
0:女神降臨

女幽霊「さあ、私と同じで……」

女幽霊「生きたまま、色んなところを食べられて……」


狼「」ガブ、ガブ

男「ぅっ!! あ、あっ!!」ビクンッ!!


女幽霊「苦痛にのたうち回りながら死んで……」

女幽霊「ふ、ふふふふふふっ……」



女幽霊「あひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃっ!!!」



END

このスレはこれで終わります……
ここまで救いのない異世界転生になるなんて……

その内、また新しいの立てるかもしれないので、その時にまた
残念

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