.モバP「凛にドッキリを仕掛けてみよう」 (37)


卯月「プロデューサーさん! ドッキリですね!?」

未央「この企画で、しぶりんの新たな一面が?!」

モバP「簡単な説明をすると、場所は事務所で、各所にカメラを設置しております」

モバP「ここでの映像はこの控え室で全てモニタリング&録画をしています」

未央「これは抜かりない」

卯月「万全の設備でドッキリですね!」


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渋谷凛
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http://i.imgur.com/07AFwXn.jpg

島村卯月
http://i.imgur.com/I6RjYOc.jpg
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本田未央
http://i.imgur.com/ZdJfm9H.jpg
http://i.imgur.com/25jnAPD.jpg


モバP「まず最初は——」

モバP「びっくり箱だぁ!」

卯月 未央「「いえーい!」」

未央「って、かなり地味だね」

卯月「中身はなんですか?」

モバP「みくにゃん」

卯月「みくちゃんをプレゼントですか? 凛ちゃん喜びそうですね」

未央「いや、そうじゃないよね?」

前川みく
http://i.imgur.com/A0Bkvm1.jpg
http://i.imgur.com/nSskUJe.jpg


——ピンポーン

配達員『渋谷さんにお届け物でーす』

凛『はーい——って、大きすぎ (なに入ってるの? これ)』

配達員『ここに、サインをお願いします』

凛『はい』

配達員『ありがとうございました!』


——

未央「あれ? ちひろさんは?」

モバP「珍しく外出中だって」

未央「へぇ〜、ちひろさんだったら絶対食いつきそうなのに」

???「外出中なわけないじゃないですか……」ニヤッ



凛『一応、開けてみよう』

パカッ
みく『しぶりん! プレゼントだにゃ!』

凛『!?』

バタンッ!
みく『ちょっ!? しぶりん!』



モバP「おっ!? 眉毛が3ミリ動いた!」

未央「口元が0.5ミリ緩んだ!」

卯月「細かい……」

未央「さぁ、これからどんな表情が見られるか楽しみだ!」

卯月「あっ、みくちゃん出してもらえたようです」


凛『なにしてるの?』

みく『プレゼントだにゃ!』

凛『いや、そうじゃなくて……』

みく『受け取ってほしいにゃ!』

凛『……』



未央「あんまり表情変わらないなぁ」

卯月「でも、あれは——」

未央「驚いたというよりはむしろ」

一同「「この状況をどうしろと?」」

卯月「って思って居るでしょうね」


10分後……


凛『……』

みく『……あの、え〜っと』

凛『次の仕事の準備したほうがいいんじゃないの?』

みく『うん……』

——

モバP「この後みくは撮影に行きました」

未央「なんか、凄いgdgdな内容だったね」

モバP「まぁ、それはさておき」

モバP「次はホラーだ!」

卯月 未央「「いえぇぇぇい!」」

小梅「い……いぇい」

モバP「と言う事で、小梅に協力してもらう」

小梅「よろしく……」

未央「小梅っちいつの間に?」

小梅「今さっき……」

モバP「では、頼んだぞ?」

小梅「うん」

卯月「いってらっしゃい」

未央「がんばってねー!」

白坂小梅
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http://i.imgur.com/RsqCHqb.jpg

ガチャッ

小梅『お疲れさまです』

凛『お疲れ小梅』

小梅『凛……』

凛『なに?』

小梅『一緒にDVD見てほしい』

小梅『ダメ……かな』

凛『あんまり過激じゃなければいいよ』

小梅『あ、ありがとう』

1時間後……

テレビ『ギャァァァァァ!』

小梅『おぉぉ』キラキラ

凛『……』パリポリ



未央「あら? 意外と強いですなぁ?」

卯月「ホラーは結構体制あるみたいだね?」

モバP「そうでもなさそうだぞ?」

卯月「でも、反応薄いですよ?」

モバP「手と足をよく見てみろ」

卯月 未央「「?」」

凛『』プルプル

卯月 未央「「あっ!」」

未央「携帯電話の振動以上! コントローラー以下の振動数で震えてるよ!」

卯月「相変わらず細かいね……」

モバP「小梅の好意を踏み躙らない為にも必死でこらえてるんだな」

卯月「そういえばさっきからずっとお菓子食べてますよね?」

モバP「恐怖を感じて必死に食べて逃避しようとしているんだな」

卯月「そのうちに口の中パッサパサになりますね」

未央「というか、これだと驚いた顔というよりは慄いた顔だよね……」



テレビ『ぎゃゅぉ!?』

テレビ『うぁぁぁぁぁぁ!』

凛『っ!?』



モバP「おっ!?」

未央「目が7ミリ大きく開いた!」

モバP「口が8ミリ引きつった!」

卯月「細かい……」

モバP「おおっと!? 涙目になっているぞ? これは貴重だ!」

未央「残念! ついに顔を手で覆ってしまった!」

未央「——って、これ失敗だよね」

モバP「………………あぁ、失敗だ」

20分後……


凛「結構面白かったよ」グズッ

小梅「あ、ありがと……ごめん」

凛「うん、平気」



モバP「小梅はこのまま実況席に戻ります」

未央「小梅っちおつかれー!」

小梅「あ、うん……お疲れさま」

モバP「最後は凛が顔を覆ってしまったが、直前の絵がよかったからいいだろう」


モバP「残念ながら時間的に次で最後になるけど何かあるか?」

未央「オーディション受かった〜なんてのはどう?」

モバP「それ、正直あんまり効果がないんだよな」

モバP「普段から」

——数日前


モバP「受かったぞ?」

凛「アレ受かったんだ?」

モバP「あぁ、じゃあ(レッスン)行くか」

凛「うん」

——別の日


モバP「凛(セリフは覚えたか)」

凛「もう覚えたよ?」

——


モバP「みたいな感じだから」

未央「老夫婦も真っ青なコミュニケーションだ……」


モバP「あんまり落胆させると後が怖いからな」

卯月「絶対口きいてくれなさそうですね」

モバP「その程度で済めばいいと思う」

卯月「というと?」

モバP「前に、オフの日付き合うって言ったのに急に仕事のミーティングが入ってドタキャンしてさ」

モバP「1週間あまり口きいてくれなかったんだよ」

未央「それは、あかんですなぁ」

卯月「ですなぁ」

小梅「……うん」

モバP「謝っても……」

——ドタキャンの次の日

凛『わかってる、気にしなくていいよ?』

モバP「って言ってるんだけどさ、聞いちゃったんだよ。」

卯月「何をですか?」

凛『待ってたのに……約束してたのに……なんで……なんで……なんで……』グスン

——


モバP「って泣いてたからなぁ」

卯月 未央「「オォゥ……」」

小梅「それは……ダメだと思う」


モバP「恨まれるなら仕方ないけど、泣かれちゃおうとあんまり変な事出来ないんだよ」

未央「う〜ん、ならいっその事しぶりんに愛の告白でもしてみたらどう?」

モバP「いや、そんな事したら一発でバレるだろ?」

卯月「でも、凛ちゃんって結構押しに弱い所あるよね」

未央「そうだよプロデューサー! バレそうになったら倍プッシュすればいいんだよ!」

モバP「そうか、それなら俺みたいなのでも大丈夫か」

卯月 未央「「えっ?」」

モバP「ん?」


小梅「大丈夫、プロデューサーなら」

モバP「一応、ヤバくなったらサインを出すわ」

未央「オッケー! じゃあその時はこのプラカード持ってくよ!」

モバP「あれ? いつの間にそんな物作った?」

未央「小梅が映画鑑賞している時に」

モバP「そうか、じゃあ行ってくる」

卯月 未央 小梅「「いってらっしゃい」」



凛『……(今日はなんか変なことばかり起こるな)』

凛『……(みくがなんかプレゼントされてくるし)』

凛『……(小梅と見たさっきの映画、かなり怖かった)』

凛『……』ゾクッ

凛『……(プロデューサー、早く帰ってこないかな?)』ソワソワ

モバP『お疲れ様です』

凛『お疲れさま」テトテト

凛「プロデューサー。鞄持つよ』

モバ「どうした?」

凛「なんでもない」

モバP『なんだ? 怖い夢でも見たのか?』ポムポム

凛『……(見たのは映画なんだけどね)』

モバP『ついでだから、ちょっといいか?』

凛『何?』

モバP『凛』ガシッ

凛『なっ……(えっ!? 何?)』

モバP『凛、俺は』

凛『な、なに?(えっ!? えっ!?)』ドキドキ

モバP『俺は凛の事が好きだ』

凛『』

凛『ぁ……ぁっ……』



卯月 未央「キャーッ!?」

小梅「すごい……」

卯月「プロデューサーさん言っちゃったぁ!」

未央「しぶりん顔真っ赤にして固まって可愛い」

小梅「口がぱくぱく動いてる」

未央「肩を掴まれ! プロデューサーの告白に催眠術にかかったかのように動かなくなったしぶりん!」

未央「しかも、方は掴まれて後ろは壁で逃げられない! この後、しぶりんに待ち受けるものは一体!?」

卯月「続きはCMの後で!」

未央「待てぇぇい!」



モバP『抱きしめてもいいか?』

凛『うっうん……(やばい、心臓張り裂けそう)』ドキドキ

凛『ふぁぁ……』



未央「……おぉっと!? 更にプロデューサーさんがしぶりんを抱きしめた!」

小梅「す、すごい……」

未央「抱きしめられた感触を味わう暇もなく全身からの幸福感がしぶりんを襲う!」

未央「この純情乙女の蕩けた表情を見てプロデューサーは何を思うのか?」

卯月「さぁ、皆さん! メモのご用意を!」

未央「何をメモとるんだよ……しまむー」



モバP『凛(もう、ちょっといいか……)』

凛『えっ……あっ……(顔が近くなって……)』



卯月「こっこの展開は!?」

未央「しぶりんはこのままプロデューサーに落とされてしまうのか!?」

未央「それとも、プロデューサーさんはこのまましぶりんを押し倒してしまうのか!?」

卯月「次回を乞うご期待!」

未央「って、こらぁぁぁ! 勝手に終わらせるなぁぁぁ!」



凛『……っ! (こっ心の準備が!)』

モバP『……(そろそろ出てきてくれ)』ビッ



未央「おっと! プロデューサさんからのサインが出ました!」

卯月「では、我々も現場へ急行したいと思います!」

小梅「私、ここで……待ってる」

卯月「では、いざ出陣!」


モバP「……」

凛「……っ(私、プロデューサーと!!!)」ドキドキ

未央 卯月「「ドッキリ大成功!」」

凛「え!?」

モバP「遅いぞ? 2人とも」

凛「えっ!? えっ?」キョロキョロ

未央「いや〜、いい絵が取れてるからなかなかカットが出せなくて〜」

モバP「お前は、どこぞの監督か!?」

凛「これどう言う事? プロデューサー」

モバP「ドッキリだよ。あそこにカメラがあるだろう」

凛「あっ……ってことは今さっきのも」

卯月「ばっちり録画済みです!」テヘペロ

凛「——っ!?」カァァ


未央「今さっき、ほんのちょっとキスしちゃたんじゃないの?」ウリウリ

モバP「や、やめろって、あれでも結構恥ずかしかったんだぞ?」

未央「えぇ〜? でも満更でもない顔してるじゃ〜ん?」

凛「……許さない」ゴゴ

卯月「あの〜二人とも……」

モバP「どうしたんだ?」

卯月「相当に閣下がお怒りのようです……」

凛「……絶対に許さない」ゴゴゴゴ

モバP 未央「「はっ!?」」

凛「訴訟も辞さない」(赤面涙目)


凛「卯月? 未央? プロデューサー?」

モバP「はっ、はい……」

凛「どうなるかわかってるよね? いや、わかってやってるよね?」ニパァ

卯月 未央 モバP「「ひぃぃぃ!(その満面の笑顔が怖いぃぃ!)」」

???「ニヤッ」コロコロ

モバP「うぉわっ!?」ツルッ

卯月「プロデューサーさん!?」

未央「プロデューサー、派手に転んだけど大丈夫?」

ドンッ!
モバP「痛てて! なんでこんな所にスタドリがあるんだ?」

スタドリ「フラグ回収 byちひろ」

モバP「なん……だと!?」


凛「プロデューサー?」ゴゴゴゴ

モバP「えっ、いや。あの……」

モバP「——あっ……(白だ)」

凛「? な——っ!?」バッ

凛「みっ見たの?」

モバP「えっ!? いや、白だとは」

凛「見たんだね……」

未央「うわぁ〜……」

卯月「最低です……」


凛「プロデューサーの……」プルプル

凛「ばか! ばか! ばか! ばかぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」ゲシゲシゲシ

モバP「ぬごぅ! もぎょう!? ぎょらばっ!?」

卯月「プロデューサーさんは犠牲になったのだ……」ニヤッ

未央「……今日の卯月はオチ担当なの?」

卯月?「……」ベリベリベリ

未央「えっ!? (フェイスマスク!?)」

ちひろ「じゃーん! 卯月ちゃんじゃなくてちひろでしたぁ!」ドヤァ

一同「「えええぇぇぇぇぇぇ!? ウッソォォォォォ!?」」

おわり

初投稿で短レスですが楽しめてもらえたら幸いです。

見てくれた人に感謝です。

〜後日談〜

モバP「(殴られてるとき)クマと思ったら 凛でな」


乙。おもしろかった

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