モバP「ばく!」沢田麻理菜「おん!」 (41)

アイドルマスターシンデレラガールズです。

凛はりんでも凜ちゃんが表紙の8巻が最近発売された、おりもとみまな氏の漫画「ばくおん!!」とは関係ありません。

モバP「ばく!」佐藤心「おん!」
モバP「ばく!」佐藤心「おん!」 - SSまとめ速報
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CGプロ

拓海「あぁん!? なんでアタシが後ろなんだよ!」

モバP(以下P)「お前先頭にしたら飛ばすだろうが」

夏樹「そうだぞ、拓海。アタシらは良いけど、麻理菜さん達はどうするんだ」

拓海「チッ……! 飛ばさなきゃいいんだろ?」

P「無理だな」

夏樹「あぁ、無理だな」

拓海「や、やってみなきゃわかんねーだろ!」

麻理菜「おはようございまーすってどうしたの?」

夏樹「おはようございます」

P「おはようございます。いやね、拓海がめんどくて」

拓海「おはようございます! 麻理菜姐さん! 姐さんならわかってくれますよね!?」

麻理菜「姐さんはやめてね?」

拓海「ウス! すんません!」

夏樹「ざっくりと説明すると、今度のツーリングで拓海が先頭を走りたいってごねてるんですよ」

拓海「ごねてなんかねーよ!」

夏樹「ごねてるだろ?」

麻理菜「別に拓海ちゃん先頭でいいんじゃないの?」

拓海「ですよね! ほら! 聞いたかお前ら! 姐さんが良いって言ってんだぞ!」

P「ダメ。麻理菜さんが良いって言ってもダメ」

夏樹「だな」

拓海「チッ……」

麻理菜「なんでダメなの?」

夏樹「マスツーの先頭ってのはスピード調整の役目があるんですよ」

P「にも関わらず拓海はアホみたいに飛ばすんで。最初は良くても段々と飛ばすんですよ」

拓海「やんねぇよ!」

夏樹「前にやったから信用されないんだろ」

麻理菜「何やったのよ……」

拓海「あ、あれはプロデューサーがちんたら走ってるのが悪いだろ!?」

P「ほら、そういう事言うー」

麻理菜「あはは……そういう事ね」

P「拓海がなんと言おうが先頭はダメ」

夏樹「無理な走りをして事故ったら意味ないだろ?」

拓海「わぁったよ……」

心「おっはよー☆」

麻理菜「おはよ、遅かったのね」

心「うん☆ ちょっと遠回りしてから来た☆」

P「おはようございます。今何キロくらい走りました?」

心「おいおい☆ 先週納車したばっかだぞ☆」

心「大体100キロくらい? かな☆」

麻理菜「早いわね。もう100キロも乗ってるの?」

心「おう☆ 事務所までバイクで来てるし、電車より時間かからないから少し遠回りもしてるし☆」

夏樹「麻理菜さんはどれくらいですか?」

麻理菜「私は80キロくらいってとこね」

P「わかったか、拓海」

拓海「わかったって言ってんだろ!」

心「ん? 拓海ちゃんはご機嫌斜めだけどどうした~?」

夏樹「先頭走れなくて拗ねてるだけなんで気にしないでください」

心「今度のツーリングの話?」

夏樹「ですね」

心「拓海ちゃん先頭じゃダメなの?」

P「さっき麻理菜さんにも言いましたが拓海は飛ばすんで」

心「飛ばすのダメなの?」

P「慣らしも終わってないのに拓海のペースについていったらせっかくのバイクがすぐポシャりますよ」

麻理菜「そういえば慣らしって必要なの? 納車の時に聞いたら必要ないって言われたんだけど」

夏樹「必要か必要じゃないかで言えば必須ではないですね」

P「ただ、やっておくと長く乗れるんですよ」

心「でも、必要ないんでしょ?」

P「やって置いて無駄ではないんで」

P「言ってしまえば風呂上りのスキンケアみたいなもんですよ」

麻理菜「万全を保つためには必要ってことかしら?」

拓海「最近はやらないって単車乗りもいるらしいっすけど、確かに慣らしはやっておいた方がいいっす」

心「なるほど~☆」

夏樹「ま、仮に慣らしが終わってても拓海を先頭には出来ないけどな」

麻理菜「慣らしが終わっててもダメなの?」

P「こいつ単純に上手いんですよ。バイク乗るの」

心「じゃあ先頭で良いんじゃないの?」

夏樹「上手く乗れるから、初心者がどういう風に走るかの想像が出来ないんですよ」

P「バイク乗ってる間、ずっと後ろ気にしてるわけにはいきませんしね」

拓海「ミラーがあんだろ!」

P「前も見ずにずっとミラー見てるのか?」

拓海「ぐっ……」

P「だから、お前は俺と一緒に一番後ろ」

拓海「わかったよ……」

夏樹「先頭はアタシが走るんで、麻理菜さんとはぁとさんはついてきてください」

麻理菜「えぇ」

心「わかったぞ☆」

拓海「なんで特攻隊長のアタシが一番後ろなんだよ……」

心「というか、夏樹ちゃんと一緒に前じゃダメなの?」

P「ダメじゃないですけど、こいつ俺らの中じゃなんだかんだ一番上手いんで後ろの方が良いんですよ」

麻理菜「上手い人は後ろなの?」

夏樹「まぁそうですね」

P「マスツーの時は前と後ろに上手い人が走って、真ん中に初心者とか下手な人を走らせるのが基本なんですよ」

心「へー☆」

夏樹「そうすれば、もしも初心者がトラブっても後ろが対処できますからね」

麻理菜「なるほど、確かにそう言われれば合理的な配置なのね」

P「そういう事です。だから、当日は夏樹が先頭で道案内とスピード調整、心さんと麻理菜さんを挟んで俺と拓海で後ろからフォローします」

夏樹「そういうわけだ。頼むぞ、拓海」

拓海「わかったよ……」

麻理菜「もし、私達に何かあったらよろしくね?」

心「拓海ちゃん、マジで頼んだ☆」

拓海「や、やめてください! 頭上げてください! 姐さん方!」

P「ほら、お前の大好きな姐さん方が頭下げてんだぞ。無下には出来んだろ?」

拓海「分かったよ! 姐さん方の後ろはアタシに任せとけ!」



ツーリング 当日 CGプロ

夏樹「……なんだそれ?」

P「んー? これか?」

P「これはB+COMだ」

夏樹「へぇ……これが……」

拓海「これって結構するんだろ?」

P「まぁ、それなりにって感じだな」

P「でも、お前らならともかく麻理菜さん達には無いと正直不安でな」

拓海「心配し過ぎじゃねぇか?」

P「備えあれば憂いなし、だ」

夏樹「でも、金は大丈夫なのか? メットもプレゼントしてただろ?」

P「……あまり大きい声では言えんが、このB+COM経費で落としてある」

拓海「……ちひろさんにバレたらお前殺さるんじゃねぇか?」

夏樹「相変わらず大胆だな、プロデューサーは……」

P「だから秘密な」

P「ほれ、お前らのメットも貸せ」

夏樹「ああ、頼むよ」

拓海「余計な事すんなよ」

P「はいはい」



麻理菜「お待たせ」

心「ごっめ~ん☆ 待った?」

夏樹「時間通りですよ」

拓海「おはようございます! 姐さん方! 大丈夫っす! 時間通りっす!」

麻理菜「その割にはみんな集まってるのね」

P「ミーティングしてましたからね」

P「お二人ともメット貸してください。これつけるんで」

心「それは?」

P「マイクとイヤホンですよ。つけておけば走りながらでも会話できるんで」

麻理菜「へぇ、そんなのあるのね」

心「でも、確かにバイクだと会話出来ないもんな☆」

P「ま、そゆことです」

P「もうちょいかかるんでもう少し待っててください」

麻理菜、心「「はーい」」

心「それにしても……みんなゴツいな☆」

夏樹「片道二時間程度ですけど、それなりに走りますからね」

麻理菜「ライダージャケットだっけ? やっぱりちゃんと走る時には着るのね」

拓海「軽装より楽っすからね!」

麻理菜「そうなの?」

夏樹「えぇ、明らかに疲労度は変わってきますよ」

心「でも……あんまり可愛くないよね……これ」

拓海「デザインは……仕方ないっすね……」

夏樹「機能性重視ですからね」

麻理菜「一応、私服の上から着てるだけだから脱げば問題はないけど」

心「このままで可愛い奴がよかったなぁ☆」

P「バイク乗りはダサい。これ常識」

夏樹「お、終わったのか?」

P「うむ。はい、メットお返ししますね」

麻理菜「ありがとう、Pくん」

心「さんきゅ☆」

P「さて、じゃあ行きますか!」



ツーリング開始

夏樹『慣らしが終わってないって事は最大でも80くらいまでか?』

P『かねぇ。正直それくらいじゃないと俺もしんどいから、60から80くらいで頼むわ』

心『え、80ってまじか☆ はぁとはまだ70キロまでしか出したことないぞ☆』

麻理菜『私も60キロくらいしか……』

拓海『大丈夫っすよ! 80なんて大したことないんで!』

心『大したことないっても怖いもんは怖いぞ☆』

P『ま、無理しないで良いんで走れる速度で走ってくれればいいですよ』

夏樹『ちゃんとお二人に合わせるんで大丈夫ですよ』

麻理菜『本当にお願いね?』

心『マジで頼んだ☆』

拓海『任せておいてください!』



麻理菜『やっぱり都内って車多いのね』

拓海『そっすね! こうやって都内抜けちゃえば走りやすいっすからね!』

心『都内で走るとすぐに信号だなんだって止まってばっかりだもんね☆』

P『走ってないと本当に詰まんない乗り物ですからね、バイク』

夏樹『止まってて楽しい乗り物なんてあるのか?』

P『言われてみればそうか』

拓海『でも、バイクは特にそうじゃねぇか?』

拓海『洗車とかも嫌いじゃねぇけどよ、止まってる愛車を眺めるよりは乗って走ってる方が楽しいぜ』

心『はぁとは眺めてるだけも結構好きだぞ☆』

麻理菜『私も納車した日は写真撮って部屋に飾ったわね。今も毎日見てるし』

夏樹『それはアタシもやりますよ。でも、見てるよりはやっぱり走った方が楽しいですね』

P『そりゃ自分のバイク嫌いな人は居ないですからね。眺めてるのも好きですけど、出来れば走りたいもんですよ』

拓海『走ってる方が楽しいからってしょっちゅう走りに行ってるよな、アタシら』

夏樹『前のオフも千葉までラーメン食いに行ったしな』

心『ラーメン食いに千葉ぁ!?』

麻理菜『それってむしろガソリン代の方が高いんじゃ……』

P『乗る理由はなんでも良いんですよ』

P『中には山でコーヒー飲むためだけに走る人も居ますし』

拓海『正直、それはアタシは理解できねぇ』

P『それは拓海がコーヒー好きじゃないからだろ』

拓海『そうかぁ? 夏樹はわかるのか?』

夏樹『んー……そうだなぁ、ロックだってことはわかるぜ?』

拓海『ようするにわかってないんじゃねぇか』

夏樹『ロックだと思えばそれがロックなんだよ』

心『バイク乗ってる人って結構頭やばいのか』

麻理菜『今、まさにバイク乗ってる私達にも当てはまるわよ、それ』

心『あ、やべ☆』

夏樹『ははっ。理解されなくても仕方がないんですよ。バイク乗りって生き物はそうなんです』

P『仕方ない。バイク乗りだからな』

拓海『あぁ! その通りだ!』

麻理菜『んー……私はまだ理解出来そうにないわね』

心『はぁとも☆』

P『あ、夏樹。次コンビニ見つけたら寄ってくれるか?』

夏樹『了解。そろそろ30分だしな』

麻理菜『30分だと何かあるの?』

拓海『休憩の目安っすね!』

心『まだいけるぞ☆』

P『長距離走るコツはこまめな休憩ですよ』

P『まだいけるって言って無理して事故ったらシャレにならないですよ』

夏樹『だな。まだ行けそうってとこで休憩入れるのが初心者の内はベストですよ』

夏樹『次の信号の過ぎたとこにコンビニあるから入りますよ』

拓海『おう!』



コンビニ

心「よっこいっせと……」

麻理菜「……おばさんっぽいわよ」

心「え? やーん☆ マリナル冗談きついぞ☆」

P「あー……コーヒー買うかー」

拓海「お前本当にコーヒー好きだよな」

夏樹「習慣みたいなもんじゃないのか?」

P「気分だよ、気分」

P「お二人も適当に休憩してくださいね。あと、出来ればトイレは行っておいた方がいいですよ」

心「乙女に向かってトイレとか言うな☆」

P「へいへい」

麻理菜「んー……」

夏樹「どうしました?」

麻理菜「心と同じこと言うけど、まだいけるのになって」

夏樹「いけるかいけないかで言えば多分いけるんですよ」

心「じゃあ休憩必要ないんじゃない?」

夏樹「行きは良いんですけどね。今日は日帰りなんで帰りの事も考えないといけないんです」

拓海「姐さん方はまだ自分のペースわかんないと思うんで念のためっすよ!」

麻理菜「自分のペースわかってれば休憩は必要ないってこと?」

夏樹「アタシと拓海が走りに行くと2時間くらいはぶっ通しですね」

心「2時間……☆ すげぇな☆」

拓海「やろうと思えばもっといけますよ!」

P「アホ言うな。前に一緒に行ったとき4時間ぶっ通しで走ったらフラフラだったじゃねぇか」

拓海「なっ!? フラフラじゃねぇよ!」

麻理菜「お帰り。Pくんはどれくらい走れるの?」

P「片道だけで良いなら8時間は余裕ですね」

心「は、8時間……」

P「でも帰りも考えると6時間以内にはしときたいです」

夏樹「普通、片道6時間なら泊まりだろ?」

P「金無かったからな。往復12時間なら日帰りだ」

麻理菜「す、すごいわね……」

P「もちろん、そんなに飛ばさないですけどね。時間の割に移動距離は大したこと無いですよ」

拓海「飛ばさねぇって言っても案外プロデューサーもペース早いだろ?」

P「そうか?」

夏樹「拓海のペースにもケロッとついてくるしな」

P「拓海はスピードばっかで持久力ないからな」

拓海「あぁ!? んなことねーだろ!」

P「お前、行きはかっ飛ばすけど帰りは223でも余裕で追いつくペースだろ」

P「行きは本当に追い付けないのに」

夏樹「拓海は無鉄砲だからな」

拓海「う、うるせぇな!」

麻理菜「なんか思ってたよりすごいのね……」

心「だな……☆ 無事に帰れるか不安になってきた……」

P「大丈夫です。目的地は目指すだけなんでたどり着けなかったとしても問題はないです」

夏樹「ま、無事に帰るのがツーリングだしな」

P「そういうこと。さて、じゃあそろそろ行きますか」



P『なるべく30分に一度は休憩入れますけど、もし少しでも異常感じたらすぐ言ってください』

夏樹『初心者にありがちですけど、迷惑かけたくないって思って中々言い出さないって人も居ますけど遠慮なく言ってくれて大丈夫ですから』

心『おう☆』

麻理菜『じゃあ、迷惑かけちゃうかもしれないけどよろしくね』

拓海『姐さん方が迷惑なんてありえないんで大丈夫っす!』

心『拓海ちゃん……☆ 朝から言おうと思ってたが』

麻理菜『姐さんはやめてね?』

拓海『ウス!』

麻理菜『本当にわかったのかしら……』

P『ま、拓海ですし』

夏樹『だな』



何度か休憩をはさんで……

心『わぁ……☆』

麻理菜『綺麗ね!』

夏樹『東京じゃここまで山の景色ってないですからね』

拓海『言われて見れば綺麗っすね!』

P『言われてみればってお前……』

拓海『し、仕方ねぇだろ! 峠は攻めるもんだしよ……』

麻理菜『なんて言うか地元を思い出すわね』

心『あー☆ 確かに、長野は山ばっかだもんね♪』

P『長野も走ってると楽しいんですよね』

夏樹『アタシは長野は走ったことないな』

拓海『アタシは新潟に抜けるために通ったくらいだな』

麻理菜『じゃあ、いつか一緒に行きましょう!』

心『はぁととマリナルが案内してやるぞ☆』

P『それは楽しみですね!』

夏樹『長野までとなると6時間くらいか?』

拓海『じゃねぇ?』

P『ま、その時は泊まりになるわな』

麻理菜『でも、それまでに私も心もちゃんと練習しておかないといけないわね』

心『正直、今結構やばいぞ☆』

夏樹『あー、どうする? あと15分くらいだけど休憩入れるか?』

P『いや、もうこのまま行っちゃおう。向こうで飯食ったりして休憩すれば大丈夫だろ』

P『あと、なるべく日が落ちる前にある程度は戻ってきておきたい』

拓海『疲れた状態で夜道はやべぇからな……』

心『ごめん……ね?』

P『謝らなくて大丈夫ですよ。ちゃんと想定通りですから』

夏樹『今日は無事故で帰るが目標ですから』

拓海『っす! だから今は楽しみましょう!』

麻理菜『えぇ!』

心『……おう☆ ありがと☆』



心「到着ー!」

麻理菜「んー! 流石に疲れたわね……」

夏樹「2時間はきつかったですか?」

麻理菜「そうね……でも、楽しかったわよ」

心「だな☆ はぁともお尻痛いけど達成感は凄いし☆」

心「あとちょっとお腹空いた……」

P「ちょうどいい時間ですからね」

拓海「とりあえず飯にしようぜ!」

夏樹「だな」



昼食を終えて

麻理菜「やっぱりバイクって体力使うのね……」

心「ああ……カロリーが怖い……」

P「スポーツみたいなもんですしね」

夏樹「運転って案外疲れるよな。レッスンの方がマシな時もあるくらいだ」

拓海「そうかぁ? アタシは断然バイクだな」

麻理菜「でも、こうやって走ってから食べるご飯って美味しいのね」

P「ツーリング先で食べるとなんでもごちそうですよ」

P「ラーツーとかいう出先でインスタントラーメン食べるツーリングもありますし」

心「えぇ……。コーヒーと言いほんとにわけわかんないな☆」

P「そういう生き物なんですよ」

拓海「これからはどうすんだ? もうちょっと行くのか?」

P「いや、もう休憩増やしつつ帰るよ」

拓海「もう帰るのか!? まだ1時だぞ!?」

P「行きで2時間半だったからな。帰りは3時間だ」

夏樹「そこまでかかるか?」

P「実際は必要ないと思うが念のためな」

心「え、まさかもう出発?」

P「いえ、2時頃になるまではのんびりしてますよ」

麻理菜「良かった……正直、私もお尻痛くて……」

拓海「姐さん! じゃあソフトクリーム食べましょう!」

心「お、いいな☆ でも姐さんじゃねぇって言ってんだろオルァ☆」

拓海「す、すんません!」

P「拓海は懲りないなぁ」



帰り道

P『さて、こっから帰り道ですけど、やばいと思ったらすぐに言ってください』

麻理菜『わかったわ』

心『帰りはプロデューサーが先頭なんだ?』

夏樹『さすがにずっと先頭はきついんで代わってもらいました』

拓海『じゃあアタシでも良かったんじゃないか?』

P『念のためだ念のため』

P『じゃ、行きますよ』



CGプロ

心「つ、疲れた……」

麻理菜「えぇ……」

拓海「お疲れ様っす!」

夏樹「お疲れ様でした。初めてのツーリングはどうでした?」

麻理菜「しばらくは街乗りだけでいいわ……」

心「はぁとも……」

P「とりあえず、今日はゆっくり休んで疲れをとってください」

P「きっとそのうちまた走りたくなるんでそれまでは充電期間ですよ」

P「それに、無事に帰って来ただけで初ツーリングは大成功です」

夏樹「だな。トラブルもなかったし」

拓海「さすが姐さん方っす!」

心「にしてもここから帰るのか……」

麻理菜「きついわね……」

P「バイク置いていきます? ちひろさんに言って車借りてくるんで送っていきますよ」

麻理菜「……お願いしようかしら」

心「乗せて。本当に乗せて」

P「はいはい。お前らは?」

夏樹「アタシは良いよ」

拓海「ちょっと走り足りねぇから夏樹ともうひとっ走りしてくる」

P「元気だなお前ら……」

拓海「そうか?」

夏樹「ま、そういうわけなんでアタシらは先に失礼しますね」

麻理菜「お疲れ様。今日はありがとうね」

心「おつ☆ 楽しかったぞ☆」

拓海「また一緒に走りましょう! じゃあお疲れ様っす!」

麻理菜「……元気ね」

心「あれが若いって事なのかな……」

麻理菜「かも……」

P「楽しいから走れるんですよ」

心「楽しい……」

心「うん……☆ 確かに楽しかった☆」

麻理菜「そうね。車とはやっぱり全然違うし、何より風が感じられるわよね」

P「風と自由がバイクですからね」

心「んー、そのうちまたリベンジしたいな☆ 今度はもっと遠くまで☆」

麻理菜「やっぱり目標は長野ね!」

P「乗ってれば慣れてくるんでいけるようになりますよ」

P「バイクを上手くなるコツは乗り続ける事と好きでい続けることですから」

心「バイクもアイドルも同じだな☆」

P「はい?」

麻理菜「そうね……バイクもアイドルも危ない事も多いけど、楽しくて好きだから続けられる」

心「例え安定しなくても走り続けてる限りは転ばないし☆」

P「あー、なるほど。確かにそうかもしれないですね」

麻理菜「バイクの免許とって良かったわ!」

心「はぁとも☆」

麻理菜「それに、Pくんが言ってた事も分かったし」

心「後ろに乗るより一緒に走る方が楽しいもんね☆」

P「それは何よりですね。俺こそ楽しかったですよ」

P「免許とって、一緒に走ってくれてありがとうございました!」

麻理菜「これからも一緒に走りましょう!」

心「バイクでも、アイドルでもね☆」

End

以上です。
四か月かかってようやく終わらせられました。
私の初めてのツーリングの時は休憩もろくにとらずに2時間走ったおかげで目的地に着いてから3時間ほど休憩せざるを得ませんでした。
日も暮れるし、雨も降ってくるしで散々なものだったのをよく覚えています。
もし、この話を読んでバイクに興味を持っていただけたなら安全には細心の注意を払って楽しんでください。バイク、楽しいですよ。

さて、8月10日、はぁとの日にしゅがはさんがデレステに実装されました!めでたい!
しかも、同時にもう一人の担当の奈緒のSRが来たので奈緒SSRの時の悲劇を思い出してしまい戦慄しました。無事に引けましたけどね!
あとはマリナル始め残りの実装待ち組が本当に楽しみです。早く踊る姿がみたいです。

では、お読み頂ければ幸いです。依頼出してきます。

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