【モバマス】美玲「幸子の部屋にお泊まり」 (40)

百合るだけ注意

※自室なので完全に油断しています



@幸子の部屋



幸子「……」カキカキ

美玲「……」モグモグ

幸子「……」ケシケシ

美玲「……」パリパリ

幸子「……」カキカキ

美玲「……」ゴクゴク

幸子「……」ケシケシ

美玲「なぁ」

幸子「なんですか?」カキカキ

美玲「構えよ」

幸子「突然訪ねてきたのに図々しい!」

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美玲「大体オマエ、さっきから何をしてるんだ?」

幸子「宿題です」ホラ

美玲「わっやめろッ! ウチを蒸発させる気かッ!?」

幸子「ただの宿題ですよ?」

美玲「そんなワケの分からない数字が、宿題のワケないだろッ!」

幸子「美玲さん、ボクとタメですからね!? このくらいの問題は分からないとダメですよ!?」

美玲「や、やめろぉッ! か、体が溶けるぅッ……!」ジタバタ

幸子「さては、最近勉強していませんね?」

美玲「……」ピタリ

美玲「うん」ムクリ

幸子「ボクで良ければ手伝いますよ?」

美玲「ありがと」

美玲「……でも、今日はお泊まりだから」

美玲「勉強会はまた今度な?」

幸子「……ま、そういうことにしておきましょう」

美玲「なぁ、おかわりちょうだい」

幸子「……麦茶でいいですか?」

美玲「えぇーッ!? またいれてくれよー!!」ブーブー

幸子「こんな夜中にジュースを飲んだら、太りますよ?」

美玲「大丈夫、大丈夫! ウチ運動量多いからッ!」

幸子「まったく……ボクがいれてきますから、ゆっくりしていてください」

美玲「多めに頼むぞー」

幸子「はいはい」

幸子「どうぞ」コトッ

美玲「おーコレコレ!」

美玲「……」ゴクゴク

幸子「さて、あと少し……」カキカキ

美玲「ぷはー! 美味しいッ!」

幸子「メロンソーダ、大好きなんですね」ケシケシ

美玲「そ。ウチの命の水なんだ」ゴクゴク

美玲「ぷは~! これがあるから、オマエの部屋でのお泊まり会はやめられないんだよなぁ!」

幸子「まったく……飲み物目当てなんですか?」カキカキ

美玲「……」ゴクゴク

美玲「『オマエ目当て』だなんて、言い辛いじゃんか……」

幸子「……」カキカキ

美玲「……」









幸子「……///」

美玲「……///」

美玲「そ、それにしても、アレだよな?! オマエは本当に良いヤツだなッ!?」アセアセ

幸子「えっと、あ、そ、そうですか……!?」アセアセ

美玲「だってさ、このあたりでこのメロンソーダって売ってないんだよ」

美玲「いつだったか、自分で買おうと思って、女子寮の周辺を探し回ったことあるけどさ……」

美玲「結局、どこにも売ってなかったんだよ」

幸子「あぁ……売ってませんよね」カキカキ

美玲「……コレ、どこで買ったの?」

美玲「いつも1本しかないから、ネットで注文したってワケじゃないんだろ?」

美玲「それだったら箱で買うだろうしな」

美玲「でも部屋には、これ以外はどこにもないし……」

幸子「……」カキカキ

美玲「おい、聞いてるのか?」

幸子「聞いてますよ」カキカキ

美玲「なら答えろよー」

幸子「……」

幸子「お店で買ってるんです」

美玲「えっ、コレ売ってる店あるのか?!」

美玲「なぁなぁ、そこ教えてくれよ! ウチも買いたいんだッ!」

幸子「……ダメです」ケシケシ

美玲「ハァッ!? ウチがどれだけコレが好きか、オマエも知ってるハズだろッ!?」

美玲「そんなにウチのことが嫌いかッ?! イジワルできて満足かッ?!」

幸子「……」カキカキ

幸子「もし教えて、あなたが来なくなったら、悲しいじゃないですか……」カキカキ

美玲「……」

幸子「……」ケシケシ









美玲「……///」

幸子「……///」

幸子「よ、よぉし! 終わりゃましたよ!」

美玲「な……オマ、なにかんでんだよッ!」

幸子「知りません! 別にドキドキしてなんかいませんからね!?」

美玲「お、おう! ウチも同じだってのッ!」

幸子「……じゃあ、いつも通りですね……」

美玲「そう、だな……いつも通りでいればいいんだ……」

幸子「……」

美玲「……」

幸子「……」ドキドキ

美玲「……」ドキドキ

幸子「あ……結構遅い時間ですね」

美玲「それだけウチを待たせたことを忘れるなよなー?」

幸子「分かりました、これからたくさん構ってあげますから」

美玲「やたっ」

幸子「そういえば……私服姿なんですね」

幸子「お風呂はまだですか?」

美玲「あぁ。オマエと一緒に入ろうと思って」

美玲「……あッ!! でもこの時間じゃ、もう大浴場に入れないぞッ!?」

幸子「すっかり忘れてましたね……」

美玲「どうするんだよッ! 今日はトレーニングあったから、絶対入りたかったのにッ!」プンスカ

幸子「んー……」

幸子「仕方ありません、今日はボクの部屋のシャワーで我慢しましょう」

美玲「えー……湯船につかりたかったなー……」ブー

幸子「ボクもそうですよ。で、どちらから入りますか?」

美玲「……」

美玲「一緒じゃないと、ヤ」

幸子「え」

美玲「ずっと構ってくれるって言ったじゃんか」

幸子「個室のシャワーは、2人入るには狭いですよ?」

美玲「ウチらは小柄だから大丈夫だってッ!」

美玲「さ、早く入った、入った! 久し振りに洗いっこするぞッ!」

幸子「わわ、わっ!? 背中を押さないでください!」

幸子「結局2人でシャワーすることに……」

美玲「あー……気持ちいいー……」ニヘラ

幸子「あの、もう少し端に行ってもらえませんか?」

美玲「いや無理、もう壁だもん」

幸子「ボクもさっきから、壁に押し付けられているんですよ」

美玲「狭いなぁ」

幸子「だから言ったじゃないですか」

美玲「あっそうだ」

美玲「ウチらが抱きつけばいいじゃんか」ギュー

幸子「それはスペースは解決しますけど……」ギュー

幸子「今度は抱き合ってる部分が洗えないじゃないですか」

美玲「ちょっとスペース空けて、上から流し込めば大丈夫だって!」シャワー...

幸子「……そういえばこの格好、おっぱいサンドって呼ぶらしいですよ?」

美玲「ウチら、あんまりないのに?」

幸子「あるなしは関係ないそうです」

美玲「そうなのか? ウチらのサンドなんて面白くないだろ……」

幸子「美玲さんは自信持ってくださいよ、ボクたち5人で1番の巨乳じゃないですか」

美玲「B75を巨乳と呼んではいけない」










ディアボノ「乙女のシャワー室はキンクリなんですけど……」








美玲「ふぃ~……サッパリしたぁ!」テクテク

幸子「あっ! ちょっと、ちゃんと髪は拭きましょうよ」

美玲「えー? メンドイからやだ~……」ゴクゴク

幸子「もう……ボクがしますから、そこ座ってください」

美玲「んー」ポフッ

幸子「まったく……こんなにきれいな髪なんですから、ちゃんと手入れするべきですよ?」タオルワシワシ

美玲「分かってはいるけど、面倒くさくなるんだよな」

美玲「そうだッ! 幸子がウチの髪の手入れをするってのはどうだッ!?」

幸子「えぇ~?! おしゃれさんなら、それくらい自分でしてくださいよ」

美玲「たまには甘えたいんだよ~」ジタバタ

幸子「暴れないでください!」

幸子「大体、こっちは輝子さんと小梅さんの髪の手入れで、忙しいんですから……」

美玲「ウチだって、輝子と乃々の髪の手入れで忙しいんだぞッ!」

幸子「輝子さんェ……」

美玲「輝子ェ……」

幸子「……分かりました」

幸子「それでは、ボクたち2人のときは、お互いの髪の手入れをしましょう」

美玲「やっぱりソコかー……」

幸子「くしかブラシあります?」

美玲「ん」つブラシ

幸子「ありがとうございます」ス...ス...

幸子「良いじゃないですか。美玲さんに手入れしてもらえるなんて、ボクはうれしいですよ」ス...ス...

美玲「……そんなの、ウチも同じに決まってるだろッ」

幸子「フフ、そうでした」ス...ス...

美玲「まったく……幸子はたまにおかしいこと言うよな」

幸子「本当ですね」ス...ス...

幸子「はい、これで大丈夫です」

美玲「……おッ! フワフワだぁ!」フワフワ

幸子「やり過ぎでしたか?」

美玲「ううん! ウチ、これくらい大好き!」フワフワ

幸子「良かったぁ……」ホッ

美玲「……その割には、オマエの髪はフワフワしてなくない?」

幸子「髪質が硬いので」

幸子「その分、髪をフワフワさせるテクニックはたくさん持っているんです」

美玲「フワフワしないのに?」

幸子「しなかったら、もっとガチガチですよ?」

美玲「努力の賜物だな」

美玲「ん~……」ノビー

美玲「体が温かくなると、眠くなるよな……」フワァ

幸子「時間も時間ですから」ネムネム

幸子「今日はもう寝ましょう」

美玲「そうだな」

幸子「何時に起きますか?」

美玲「あ、ウチはいらない」

幸子「明日休みだからって、怠けちゃダメですよ」モゾモゾ

美玲「そこらへんは幸子が全部やってくれるから」モゾモゾ

幸子「……当然のように、同じ布団に入ってきますね?」

美玲「これしか布団用意してないんだろ?」

幸子「正解でーす」キャッキャッ

美玲「やったー」キャッキャッ

美玲「あ、電気は全部消して良いから」

幸子「普通はそうじゃないんですか?」ライトオフ

美玲「乃々がな、豆球残せって言うんだよ」

幸子「絶対いますよね、そういう方って」

美玲「あれ、寝るときはいいけど、寝た後はどうするんだ?」

幸子「たぶんですけど、そのままじゃないですか?」

美玲「えぇッ!? それじゃ電気代もったいないだろッ!?」

幸子「豆球くらい、どうってことないと思いますけど……」

幸子「……あっ」

幸子「時間が経つと豆球を消す電灯って、売れそうじゃないですか?」

美玲「それ良いなッ」

美玲「今度晶葉に作ってもらうぞ」

幸子「あー、でも晶葉さん、今は忙しかったような……」

美玲「何か作ってるのか?」

幸子「最後に見たときは、扇風機を作っていました」

美玲「扇風機とドライヤーがくっついてたら、面白いと思わない?」

幸子「スイッチを押すと『ブオーッ』ってなるんですか?」

美玲「そうそう。で、オマエの髪がフワフワになるんだよ」

幸子「だから、ボクの髪は硬いんですってば」

美玲「それがフワフワになるんだよ」

幸子「嫌ですよ、絶対突風じゃないですか!」

幸子「別にボク……フフッ……TMじゃありませんよ」

美玲「突風を受けながらCM撮影したら良いじゃん」

幸子「ンフッ……それもう、完全にTMじゃないですか……フフフッ」

幸子「フフ……本当、美玲さんはおもしろいことを言いますね」

美玲「あ」

幸子「えっどうしましたか?」

美玲「また忘れたー(棒)」

幸子「……あっ、またですかっ?」

美玲「あの子がないとウチ眠れないー(棒)」

美玲「これはもう幸子を抱かないと眠れないなー(棒)」

幸子「前回約束したじゃないですか!」

幸子「『今度こそ、いつも抱いてる熊さんをつれてくる』って!」

幸子「あと『次からはボクに抱きつくの禁止』とも言いましたよ!?」

美玲「お願いだよ幸子ーウチを助けると思ってさー(棒)」

幸子「まったく……はい、どうぞ」

美玲「えっ(驚愕)」

幸子「何ですか、突然?」

美玲「いや……この間はあんなに怒ってたのに、今日はやけに素直だなって思って……」

幸子「美玲さんがボクを抱き枕にしたがっているのは、知ってるんですよ」

美玲「あっ、バレてた?」

幸子「今までバレていないと思っていた理由を聞きたいですね」

幸子「どうせ狙ってるなら、さっさと済ませた方が良いと思いまして」

美玲「なるほどなー」

幸子「あと……どうもボクは抱き枕にハマッてしまったようで……」

幸子「今夜は美玲さんを抱いて眠りたいな、と思っていました」

美玲「そっか」

美玲「……」

美玲「えっ」

美玲「いや、それは、あの、違うんじゃないか、な?」

幸子「何が違うんですか?」

美玲「それは、その、まぁ、する人とされる人と言うか……」

美玲「こういうのは、ウチが無邪気に迫ることで、オマエがドギマギするって構図が楽しいのであって……」

美玲「オマエが迫ってくるというシチュエーションに、果たして需要があるかどうかが――」

幸子「隙あり!」ギュッ

美玲「ひゃっ///」

幸子「あぁ~……美玲さん、ポカポカで気持ちいいですねぇ~……」スリスリ

美玲「コラッ! どこを頬ずりしてるんだッ!?」ポカポカ

幸子「ほら、美玲さんもボクを抱きしめてください」

美玲「……」

美玲「ん……」ギュッ

幸子「やっぱり、人のぬくもりが一番ですねぇ……」ヌクヌク

美玲「……」ヌクヌク

幸子「美玲さんは、今も一匹狼が良いですか?」

美玲「まぁ……な」

美玲「それがウチのウリみたいなものだし……」

幸子「そうですか……」

美玲「……」

美玲「でも」

美玲「私生活までずっと同じじゃなくても良いやって、思うようにはなった……かな?」

幸子「美玲さん……」

美玲「オマエらとつるんで、オマエらといろんな思い出を作って……」

美玲「そうして元気になってから一匹狼になるので十分かも」

美玲「さすがにステージの頂上は、独り占めした方が気持ち良いからな」

幸子「……それは、ボクも同じですね」

幸子「横一列も大好きですけど、やっぱり頂上を狙ってこそですよ」

美玲「トップに立ったヤツが言うと、重みが違うな」

幸子「まぁ――」

幸子(13位)「そのトップも今は、乃々(4位)さんに譲っていますけどね」

美玲(41位)「オマエそのネタ、ずっとひっぱるのな……」

幸子(13位)「ボクたちみんな、美玲さんを応援してますから」

幸子(13位)「小梅(38位)さんも輝子(47位)さんも、本当に応援していますから」

美玲(41位)「うん知ってる」

幸子(13位)「ぜひトップ10に入って、ボイスゲットしましょうよ」

幸子(13位)「それでデレステで新規衣装もらって、カワイイクインテットの5人が並んでるところをスクショに撮って、まとめサイトに掲載してもらいましょうよ」

美玲(41位)「具体的!」

幸子(13位)「出来ればデレステに6人目が登場する新機能が実装されて、まゆ(27位)さんも一緒に撮れたら完璧なんですけど……」

美玲(41位)「具体的にもほどがある!」

美玲「ウチ、頑張るから……」

美玲「頑張ってみんなに、追いついてみせるぞ……」

幸子「……」

幸子「これだけは言っておきます」

幸子「もし美玲さんが圏外だとしても、ボクたちはずっと友達ですよ」

美玲「幸子……」

幸子「それに――」





幸子「こんなに抱き心地の良い子を手離せるワケがありませんからね!」ギュー

美玲「あッ! やったなコイツぅ!」ギュー

幸子「ぐえー」ギュー

美玲「ぐえー」ギュー

幸子「……」

美玲「……」

幸子「眠くなってきました……」

美玲「素直に寝ろ……」

幸子「寝ます……」

美玲「また……」

美玲「来ても良いか……?」

幸子「……」

幸子「来てください……」

美玲「……」

美玲「絶対行く……」

幸子「約束……」

美玲「……」

幸子「……」









_人人人人人_

> スヤァ <

 ̄Y^Y^Y^Y ̄



終わり

以上です、ありがとうございました

内容と全然関係ないんですけど

例の涅槃っぽい人の書き込みにリアルに遭遇したの初めてでした

明日は良いことがありそうです

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