【ラブライブ】海未「人生ちょっとの勇気と情熱でしょう」【IF】 (57)

設定も時系列もぐちゃぐちゃしてるかもしれない
地の文も初めてなので指摘してくれるとありがたい
よろしくお願いします
以下投下sage進行

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1470584813


バシンという音が響き渡り

それと同時に教室が静まりかえった

初めての他者への"怒り"。

原因は大切な友達への数々の暴言

こういう事に対して反論できない性格を餌にして

悪意をぶつける彼らに苛立ちを隠せない。

「謝りなさいッ!」

視界の隅で泣きそうな彼女の代わりに言うも

結局投げかけた言葉を無視し教室を出ていったのを見て私は嫌悪感を抱く。


「ごめんね…海未ちゃん、ありがとう」

「…怖かった」

ギュっと後ろから抱きつかれた気がした。

怒りをぶつけた事への昂揚と

自分が抱いた嫌悪感を必死に隠しながら私は彼女に告げる。

「当然の報いです、当たり前のことをしただけですから何も謝らなくても、感謝しなくてもいいのですよ」

「でも…海未ちゃん…」

私は微笑み、応えた。

「感謝をしたいのでしたら、いつものように笑ってください」

「私に笑顔を見せてください」

すると

「わかった、海未ちゃんの為に笑い続けるよ」

そうです、その意気です。

その日…純真無垢な彼女を…

穂乃果を守り続けようと私は決意した。

先ほどの男子生徒二人に人影の少ない場所に呼び出された。

この後起こることがわかりきっていて、思わずため息をつく。

「ビンタされて痛かったんだけど?」

「園田さぁ、お前何様なの?」

逆恨み。

これもまた因果応報ですか。

うんざりです。

「それで、私に何か用でしょうか」

「さっきビンタされたの謝って欲しいな~」

少しずつ私に近づいてくる

「つか、謝れ」

「なぜ私が謝罪をしなければならないのです?」

「は?うるせーよ、売女」

正しい返答もできない呆れる程の思考回路をお持ちのようです。

「犯すぞテメェ」

「糞女!」

「数多の暴言、意味不明な要求」

「貴方達は猿以下ですね」

チッと舌打ちが聞こえ

手が伸びてくる。

いい加減本当にうんざりなので決心を固め

それを払い退ける。

「恥を知りなさい」

「このっ!!!」

襲い掛かってきた腕を咄嗟にかわす

「お灸をすえないと判らないようですね」

今まで身につけてきた護身術を披露する。

相手の手首を掴み右の手のひらを反対側の肩に当て

体に接触しないように素早く身を捻る。

綺麗な腰投げが決まると、習った通りに目が動き、身体が動いて

「ああああああ!」

汚い咆哮と羽交い絞めの腕を伸ばしてきたもう一人の胸に

姿勢を少し低くして思い切り腰の入れた肘を突く。

ぐえっと踏み潰されたカエルの様な声が聞こえた直後悶えはじめ

先ほど腰投げを決めた相手が横に回ってきた

私の上着の肩を鷲掴みにする。

辛うじて掴めた状態だったので

肩を引き、その勢いで渾身の掌底を顎に一発。

クリーンヒットしたようで、相手は倒れ痛みに震えている。

大人ならわからないが同い年で、それも中学生。

女が男に勝ててもなにも問題ありません。

「これに懲りたら二度と私と、その友人に近寄らないでください」

これは過剰防衛なのか、御家にはどう報告すればいいか…

周囲を見ると既に騒ぎを嗅ぎつけた生徒と教員。

軽い状況説明をした後、生徒指導室へと連れて行かれた

この出来事が起きて以来、やはり私の周りからは自然と人がいなくなっていった。

ここ最近の騒動で私の心神は緊張と憂鬱であまり眠れず

情況を察してくれたのか朝の稽古は休ませてくれた。

今日も気だるさに抗わずに3時限目からの登校

「お、おはよう園田さん」

「おはようございます」

クラス委員長の義務的な挨拶以外は声はかけられない

私の行ったことを知ってしまったのだから当然か

『園田は怒らせると暴力を平気で振るう』とか、それ以上に思っているのでしょう。

尾鰭を付けて噂が広まり

たちまちクラスも、さらには学年の殆どが私を軽蔑の対象へとしている

悪人に仕立て上げられたのです、きっと。

「今日も遅かったね、海未ちゃん」

いいんですよ、無理に話しかけなくても

「もう!また無視して!」

…せっかく私が肩代わりになったというのになぜ話しかけるのですか

「おはようございます」

「まずは挨拶を心がけないといけませんよ、穂乃果」

この数日を見る限りどうやらこの前の生徒達は穂乃果への嫌がらせをやめたようだ。

「すぐはぐらかして…」

おーい、と教室の入り口から穂乃果を呼ぶことりの声が聞こえた。

私と関わるのを善く思ってないのでしょう

ここは冷たく引離します。

「早く行ってください、ことりに呼ばれてますよ」

「でも…」

「『でも』は禁止です。さあ早く」

コクリと頷き穂乃果はそのまま声の主の下へと向かっていった

その様子を見ていると声の主であることりは此方を憂い顔で見つめていた

私も貴女(ことり)の立場ならそうしていたかもしれません。

彼女に大丈夫だと伝わるように優しく微笑むと

それを感じとったのか微笑み返し教室を出て行った。

「わかっていますよ、貴女も貴女なりに穂乃果を守ろうと決めたのですね」

誰も居ない教室で小さく呟いた。

それ以降ことりが上手に立ち回ってくれたようで

穂乃果にはイジメや問題は何も起こらず

その代わり私がちょっとした嫌がらせを受けるようになった。

穂乃果に平穏な日常が戻ってくるのであれば、このくらいどうと言うことはありません。

放課後は穂乃果とことりに気づかれないようそそくさと帰るのが私の日課

そして元々成績は十分あったので憂鬱な学校生活は少し疎かにしていた。

昼前に学校を抜け出したり、所謂サボリというものを知ってしまったのです。

もちろん先生には注意されましたが前述したとおり成績は落ちているのでもなく

高校受験は難なく受かることができると思う。

出席日数は…まぁなんとかなるでしょう

少しズル賢くなった気がします。

会話の無い毎日が過ぎ「そ、園田さんは高校どこいくの?」

「私は音ノ木だけど…」

と穂乃果が尋ねてきた

苗字で呼ばれるのが少し響きますが仕様がない

なぜなら私はこの学校では立派な不良なのですから

関わらないほうが吉です。

「そうなのですね、私はまだ決まっていません」

「そっかぁ」

途切れる会話

少し疎遠になるだけで壁が生まれてしまった事を実感した。

思春期のこの時期なら尚更、隔たりが大きくなるのは当然のこと。

「それでは、私は帰りますので」

目立たぬように荒波をたてないようにその場を去ろうと席を立つ

「うん、またね」

珍しく話しかけてきた彼女の短い別れの挨拶を聞いた私は

軽く会釈し離れる際、一言

「あぁ…、勉強を疎かにしてはいけませんからね」

「うん」

前までの彼女であれば我侭を言ってくるのですが

そのようなことはもう無くなったのだと気づいた。

仕様も無い会話、上辺だけの関係。

彼女を『守る』などと大それた事を言っていた頃よりも今の自分が随分と小さく見えた。

隣に誰もいない帰り道

「時間とは恐ろしいモノですね」

ずっと私の心はチクチクと悲鳴をあげていた

唯一無二の友達をなくしてしまったからだ。

その日の夜

今までの5、6年間の思い出は消し去ってしまえばいいのでは

友達とは、いなければいけないものなのか

逆にこういったことを考え始めた。

人は自分に害があると少しでも思ったものは拒否するようになっている

私自身、友達という関係が害あるものと認識してしまったのかもしれない。

そんなこともあり

私の進学先は彼女達の進学先の音ノ木…ということはなく

新しく出来たばかりだというUTX学院に。

気まずさもあって、このことは内緒にしようと決めたので

進学先を質問してきた彼女達には報告しなかった。

いつも通りの朝の稽古、登校、途中下校

時が過ぎるのを待つように何も考えずブラブラと散策

その途中電話のバイブレーションに気づき手に取り発信源を見て

「はぁ…」

と一つため息。

学校の先生からなので無視を決め込んだ。

少し歩き疲れ辺りを見回すとどうやら坂を上って来ていた

目の前に公園があったのでベンチに座り一休み。

風がそよそよと吹いているおかげかとても心地よくて

そのまま何気なく精神統一を始めた。

傍から見たら変わった人でしょうが平日の昼間にすこし外れにある公園など

通りかかる人も、こんな変わり者に声をかける人もいないでしょう。

「変わってるわね」

いました。

驚く事にその声は女性。

「何をしてるの?昼寝?」

興味津々といった感じに話しかけてくる

「…日課の精神統一です」

目をあけるとそこには見覚えのある制服姿をした少し小柄な女学生が満面の笑みで立っている。

キョトンとしている私に彼女は

「たぶん、貴女と同類よ」

察した通り、変わり者だった

あまり人と関わるつもりが無かったので此処から立ち去ろうとすると

「よくここにサボリにくるのだけど、貴女見ない顔ね?」

足早に話しかけてくる。

話し相手が欲しいのでしょうか。

「初めて来たので」

「そっ」

自分と似たものがいるのが嬉しかったのかニコニコしている

「貴女はどうしてサボってるの?」

赤の他人のプライバシーにズカズカと踏み入る女学生

「自分から言ったらどうです?」

「それもそうね」

などと応えて

そよ風で短めの前髪を揺らしながらクスリと笑っているのを見て心做しかドキリとする

「貴女はどうしてサボっているのですか?」

先ほどの問いとまったく同じ事を返す

「うーん」

渋るように間を空けた後

「学校が詰らなくて」

と一言。

此の方、変わり者で不良でした。

此の方も不良でした。

少しの親近感を抱いたので

「友達がいない…とかですか?」

私も彼女のようにズカズカと質問した

赤の他人なのだからいいでしょう!

「上辺だけ取り繕って出来た友達ならいっぱいいるわよ?」

「そういう貴女は友達いるの?こんな時間にこんな場所に独りで来てるのだから当然いないでしょうけど」

笑いながら図星を指してきた。

「わかってるのなら訊かないでください」

「あら、図星だったの」

今まで出合った事のない、言うなれば小悪魔のようで

私はペースに呑まれないよう心がけたが

「貴女ってすぐ感情が表にでて面白いわね」

「そんなことっ」

顔が紅くなるのがわかる。

「ほらほら顔にでてるわよ? 友達の話を持ちかけた時どことなく寂しそうで」

「今だって図星指されてイラっとしたでしょ? 口調がそうだったもの」

微笑みながらそんなことを言ってきた

彼女の眼を見ているとなぜか見透かされてるような気がして

「それで、さっきの質問なんだけど」

本来なら触れられたくない話でも他人だし話そうと思ってしまった。

6年余りの思い出、イジメの事、友達と疎遠になった事

辛くなってしまう根元

全てを無かった事に、記憶から消し去るべきなのか。

柄にも無く今まで相談できないで溜まっていたモノを吐き出すと彼女は

「貴女の人生だから結局は貴女の判断になるけれど私が貴女の立場なら今の貴女の、この逃避を許容する」

「そして上辺だけの付き合い、どうでも良い記憶、必要のないと感じたモノは消し去るわ」


完璧に忘れるなんて無理でしょうけどと笑った。


「だけど本当に友達だった時の相手の事や、その思い出はダメ。 お互いが忘れかけててもね。 心の隅に置いておかないと」

「……」

「一時の逃避を許容するだけで『いつまでも』じゃない。 そんな事をしたら自分という意識が死んでしまうの」

「なぜだかわかるかしら?」

わかっていた

あの夜…

友達…、穂乃果と、ことりとの関係が終わってしまったのだと気づいたあの日の夜

捻くれた事を考えていると心が死んでいくのを、とても辛くて悲しくなるのを感じていた。

友達というものを拒絶して孤独でいようとする自分がいたから。

傷つく事を恐れて。

「人は、拒絶すればいずれ自我を殺すことになるからでしょうか…」

「そう」

「ただね、貴女は自分の為に人を大切にしたんでしょう? その所為で疎遠になった? そんなのはもう過去の事」

「意思疎通できなくなっても、姿が見えなくなっても必ずどこかで繋がっているから」

「ふとしたことで思い出す時がくる筈よ、お互いにね。 貴女の行ったことは正しいと思う」

「だから、その時の事やその相手との思い出、完全に削除してはいけない心の奥底に留めておかないと」

「きっと貴女の友達もどうしてあの時あんな仕打ちをしたのだろうって気づくときがくるわ」

彼女は捲くし立てるよう言った後、優しく言葉を続ける。

「人はなぜ関係を作るのかは知っている?」

「…なぜでしょうか」

「自分の心を成長させる為には必要不可欠」

「それに伴って辛いことや傷つくことばかりだけど意識を殺す事でも自我を失う事でも無い」

「明日の自分を創る心を育てる為よ。 勿論他人からの影響も自分を創り出すの」

「成長するということはそういうこと」

「人としての本能」

「証拠に今、貴女と私は関係を築こうと話をしている」

何も言わずに真剣に彼女の眼を見ながら訊き続ける。

「今貴女が選べる道は二つ」

「一つはこのまま捻くれ続けて自分を殺すか、もう一つは全て受け入れ新しい自分を創りだすか」

「私は…」

喋りだそうとしたが人差し指を私の口元に当てられ

全部わかっているという顔をして

「付いてきて」

と一言だけ言われた。

後ろ姿を見せそのまま場所を移動する彼女に私は付いていった。

峠道の行く先には町を少しだけ見下ろせる場所。

丁度暖かい色をした夕陽が出ていて

それを見て心が温かくなった気もする

彼女の話を訊いて自分のこれからがなんとなく見えたからかもしれない。

「どう? 綺麗じゃない?」

そう言い振り向く顔は満面の笑み。

「なぜ笑っているのですか?」

「貴女が吹っ切れた顔をしてるから。 今、とても良い顔してるわ」

「そうですか…」

「私ね、さっき嘘を付いた。」

「実は友達いるの、たったの3人だけど自信を持って友達っていえる友達」

「……」

「みんな同じ学校で、同じ志を持って今はその時がくるのを待ってる」

あ、一人は違うかと付け加えて。

「不躾ですが、その志とは…?」

「アイドルになるって決めたの」

想像もつかなかった単語が出てきて内心困惑する。

「アイドル、ですか」

「今まで過ごしてきた高々十数年なんの捻りもなくてグダグダと過ごしてきた人生」

「詰らなくて仕様が無かった。 だけどね、ある日何気なく通りかかった道端でアイドルがライブをしてたの」

「お世辞にも歌とかダンスが上手とは言いかねるけど目が釘付けになった、魅了されちゃってね」

「あんな楽しそうにキラキラしてるの見たら私もやってみたいって思っちゃった」

それを語る彼女もとてもキラキラしていて人を魅了させるには十分すぎる雰囲気

もとい、オーラが今までとは違って見えた。


「その時に二人と?」

「うん」

では後一人は?

「そんなの決まってるじゃない」

「貴女よ、『園田海未』さん」

そういって右手を差し出してきた

私はこの手をとって良いのでしょうか

いや、大丈夫。

私は此の方の話を訊いて変わろうと思い始めたのだから

これはそのための第一歩。

彼女になら付いていける気がする

かつての穂乃果やことりのように…。

差し出されたその手に答えた。

目頭が熱くて、心臓がバクバクして、とても嬉しくて

涙など涸れていたと思っていたけれど

泣いてしまった。

「こんなこと久々に人に話したわ。 どう、海未さん?」

「アイドルやれとは言わないけれど私達に付いて来るの。 何の冒険もない人生なんて詰らないじゃない?」

彼女の魅了する笑顔と惹かれる語りを聴いて私は

『少しくらい人の心に響く事ができれば』と思いはじめていた。

私は涙を流しながら小さく頷くと彼女はぎゅっと抱きついて離れた後

「良い顔してるじゃない、本当に優しいのね」

夕陽を背景に

「じゃあ決まりね」

「これから私にずっと付いてきなさい、海未」

「私の名前は…」

「綺羅ツバサ」

そこには初めて会った時にみせていた満面の笑みがあった。

「ところで…なぜ私の名前を…?」

流れる涙を拭いながら訊いてみた。

「貴女の胸がそういってるのよ」

なにかバカにされた感じがしたが触ってみると

あぁ、学校の規定で着けないといけない名札をとり忘れてました。

私も、久しぶりに笑顔になった。

卒業式は、やはりあまり話しはせずに終わりました。

ここにはもう私の居場所は無い。

なぜならジムでツバサ、英玲奈、あんじゅが待っているのですから。

私は彼女達の体力作りやコンディションの管理、主にサポート役として徹底しています。

個性を持っていて一緒にいて楽しく仲良く夢に向かって突き進んでいる。

進学先のUTX学院には3人で私を迎え入れてくれました。

私以外の3人は元々UTX学院芸能学科と決めていたそうですが私に関しては本当にたまたまです。

学科は違いますが。

彼女達はひとつ学年が上で1年生の時、芸能学科はアイドルに関しての力入れが足りなく

それを知ったツバサは率先して学院長に交渉と討論を繰り返す果てに検討まで持っていったそうです。

活動ができるまでの暇潰しであの公園にきたところたまたま私が居たと言う事でした。

そして私が入学した頃、既にツバサ達の活動は本格的に始まっていました。

第一の目標はスクールアイドルの全国大会『ラブライブ!』での優勝です。

グループ名は『A-RISE』

私は久しぶりにワクワクしました、彼女達が大舞台で活躍するのを、人々をどれだけ魅了するかを。

「あぁ海未か、丁度良かった頼みごとがある」

「なんでしょう英玲奈?」

「実はまだ持ち曲がないの、だから海未が歌詞を書いてくれる?」

サポートをするとは言いましたがさすがに素人が書くのは場違いだと思った。

「あんじゅの言ってることがオカシイ気がしますが」

「何もオカシクないわ、海未。 貴女はA-RISEのメンバーなのよ、大丈夫」

とツバサ。

完全に困った私はなんとしても断ろうと口を開こうとしたが

また、人差し指で押さえられた。

あの時のように。

「ふふっ、不安なのはわかってる。 大丈夫、貴女は変われてる、すぐに私達に追いつけるから」

包み込むように優しく私に勇気をくれる

「わかりました」

時が経つのはとても早くいつの間にか

第一回『ラブライブ!』は当たり前のように優勝を果たしていた。

私は稽古があるといってトレーニングは休ませてもらい

外へと出るとそこには人集

なぜなら『ラブライブ!』を優勝したA-RISEの3人がモニターに大きく写り、UTX学院を宣伝しているからだ。

この大会の効果は絶大で忽ちA-RISEの知名度は鰻上りだった

『UTX学院に、ようこそ!』

聞きなれた声をバックに歩いていると優勝した時の曲が流れ、モニターには曲名と私の書いた歌詞が映し出されている

『Private Wars』

『作詞:園田 海未』

歓声が鳴り響く。

怪しい変装をしてる人。

瞳を輝かせてる人。

困惑している人。

パンフレットを落とす学生がいたりとやはり反響は絶大だった。

『意思疎通できなくなっても、姿が見えなくなっても、必ずどこかで繋がっているから』

『ふとしたことで思い出す時がくる筈よ、お互いにね。』

かつてツバサに言われた言葉が頭の中で反芻している

どうですか? 届いていますか? 私はあの頃を忘れていませんよ

勿論貴女の事も。

問題なく過ごせていますか?

皆に心配されずに過ごせていますか?

穂乃果。

私は離れていてもいつも貴女への気持ちを高めていますよ。


おわり

お疲れ様でした
海未ちゃんの厨ニ病と
ツバサのイケメンさが書きたかったのです
結局話の内容的に何伝えたいか駆け足で書いたからぐちゃぐちゃかもしれないけど

こういう経験した人、たまにはそういう友達を思い出して連絡してみてはどうだろう?
大人になってから判る事もあるだろうしね!ってことでした

バイバイ

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