ランスロット「アグラヴェインのせいでマシュと週末出かけられなくなった」 (70)

現代でマシュとランスロットが一般的な親子だったらっていう親子パロです

マシュが高校生、円卓メンバーが会社員って感じです


書いたら投下のスタイルなので遅くなったり誤字があったりするのが多いですが、よろしくお願いします

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ランスロット「な、なぁマシュ……?」

マシュ「何ですか」ツーン

ランスロット「本当ごめんって……」

マシュ「別に気にしていません。お父さんは昔から気が弱いので、上司からの誘いを断れないことくらい知ってますから」

ランスロット「ら、来週末! 来週は一緒に出かけよう!」

マシュ「……そう言って、また来週にも何かあって出かけられないに決まってます。例えば上司とか上司とか上司とか」

ランスロット(くそっ、アグラヴェインめ……週末何かと接待させてくるのは勘弁して欲しい……)

マシュ「……何黙り込んでるんですか。図星ですか、そうですか」

ランスロット「あっ、いや違う! 来週は絶対はマシュのために予定空けるよ。上司の誘いがあってもどうにか断ってみせる」

マシュ「何言ってるんですか、無理に決まってますよ」

ランスロット(しかし……アグラヴェインの誘いを断ると酷い目に遭う。こないだ断ったトリスタンの給料が約半分まで減ったって話だし……)

マシュ「だから何黙り込んでるんですか。やっぱり図星ですか」

ランスロット「……マシュと過ごす休日と給料半減を防ぐの、どっちが大切かなって思って」

マシュ「……私はお父さんの給料の半分より価値がないんですね」

ランスロット「やっ、そうじゃない!」

マシュ「でも実際、そういうことですよね」

ランスロット「ち、違うんだ……」シュン

マシュ「…………」

ランスロット(だって給料が減ったらマシュの生活が辛くなる……自分の生活だけが辛くなる分にはいいけれども…………)

マシュ(……別に、お給料が減ると生活が困って辛くなってしまうのを心配してくれてるのはわかりますけど)

ランスロット(せめて……アグラヴェインが断るのを許してくれる理由があれば……)

マシュ(……私の心配してくれてるのはわかりますけど。でも…………楽しみにしてたのに)

ランスロット(断る理由……全く思いつかないな…………こうなったらもう、突撃するしか……)

マシュ「…………何悩ましい表情してるんです」

ランスロット「……ごめん、マシュ。トリスタンみたいに給料が減るのを覚悟でアグラヴェインに今から連絡とる」

マシュ「えっ? あっ、いやさすがにそんな無理しないでください! ていうかトリスタンさん不憫ですね!!」

ランスロット「まぁそれはそうなんだけど」

マシュ「いやでもさすがにそこまでしないでください! お給料減るくらいなら私我慢しますから!!」

ランスロット「でも……久々にマシュが一緒に出かけようって言ってくれたわけだし……」

マシュ「でもお給料が! お給料が半分はまずいです!! というか誘いを断るだけでお給料半分とか酷い会社だったんですね!?」

ランスロット「そこはまぁ……うん」

マシュ「絶対無理でしょう! 断るとか絶対!」

ランスロット「……ガウェインあたりを、犠牲に使えばいけるかも」

マシュ「やめてください!! ガウェインさんのお給料も半分になったら可哀相です!!」

ランスロット「……取り敢えず、電話かける」プルルル

マシュ「ちょっ、せめて策を練ってからっ!!」

奥さんは誰なんだ・・・

アグラヴェイン『……何用だ、ランスロット』

マシュ「アグラヴェインさん、電話出るのが早いです! というか出てしまいました!!!」

ランスロット「あ、えっと……明日の話なんですけど」

アグラヴェイン『あぁ、社長と私ら2人でのゴルフだな』

マシュ「ゴルフ!!! まさに接待しろと言わんばかりの選択です! というかお父さんアグラヴェインさんと社長の相手ってかなり肩身が狭いですね!?」

ランスロット「その……娘が珍しく、一緒に出かけよう、と数日前から言っていて」

アグラヴェイン『……なるほど、何が言いたいかはわかった』

マシュ「嘘をつかないんですね!? ていうかこの反応ちょっときつくないですか!!!」

ランスロット「それで、その……」

>>10

妻に関しては、物語でガラハッドの親であるエレインとランスロットは別れるから、それに準えて

まぁシングルファザーだと思っていただければ

アグラヴェイン(ふむ……あの弱気なランスロットが誘いを断るほどか、子との外出が)

アグラヴェイン『まぁ、断る事は可能だ。だがその代償がある、というくらいは理解しているな?』

ランスロット「…………はい」

マシュ「これはダメですかね……」

アグラヴェイン『……っと、社長。申し訳ありません、電話中で』

アルトリア『構わん、どうせランスロットが明日の話をキャンセルしたいと言ってきたのだろう?』

マシュ「!? な、何故その事を!? 社長さんは何者なんですか!!」

アグラヴェイン『え、ええ。その通りですが』

アルトリア『すまないなアグラヴェイン、電話をかわらせてもらう』

マシュ「まさか社長自ら粛正ですか!? お給料が4分の1とか!?」

アルトリア『すまないランスロット。私だ』

ランスロット「……社長、申し訳ございません」

アルトリア『いや、構わない。私は断る理由もわかっている。故に給料も減らない』

マシュ「まさかの展開です! お給料を減らされたトリスタンさんは何だったんでしょうか!?」

ランスロット「え、あ……ありがとうございます!!」

アルトリア『……くれぐれも、娘とは仲良くな』ボソッ

ランスロット「っ! は、はいっ!」

一旦飯と風呂なんで中断

更新遅くて申し訳ない…

風呂と飯終わったのでやっていきますよーぅ

マシュ「最後、社長さんがなんと言ったのか聞き取れませんでしたが……」

ランスロット「ま、まぁそれはいいんだ! とにかく、問題なく一緒に明日は出かけれるから」

マシュ「……はい、そうですね。お父さん、明日はお給料の半分は使う覚悟でお願いします!」

ランスロット「半分っ…………まあいいか」

マシュ「冗談ですから! ともかく明日は楽しみですね、お父さん!!」パアァ

ランスロット「……そうだな!」

ランスロット「どこに行くかは、もう決まってるんだよな?」

マシュ「ええ、勿論! 明日は一日中楽しみますからね!」

ランスロット「それで、予定ではどこに行くんだ?」

マシュ「遊園地と買い物に行ければ、と思ってますが」

ランスロット「遊園地っ……ま、まぁマシュが行きたいならそれでいいよ」

マシュ「それでは明日は楽しみましょうね!! 私は楽しみます!!!」

ランスロット「テンション高いなぁ、マシュ……まぁ、うん。楽しみだ」

――――翌日


ランスロット「……もうずっとここにいたい」

マシュ「……お父さん、さすがにずっと休憩スペースで過ごそうとするのはいかがかと思いますが!!」

ランスロット「だって…………だってジェットコースターとか怖いし……お化け屋敷とかもっとだし」

マシュ「やっぱりお父さんは気が弱いですね……ほら、行きますよ」

ランスロット「ひっ、引っ張らないでくれ! ジェットコースターは上下左右に動くから嫌なんだ!! せめて上下が少なければ怖くないのに!!」

マシュ「何言ってるんですか、ジェットコースターは上下があってこそです!」

ランスロット「あああああああああああああああああ!!!!!!」

マシュ「うん、やはりジェットコースターはいいですね! つい5回も乗ってしまいました」

ランスロット「人生の……生命の終わりを感じた…………」

マシュ「次はどれにしましょう! あの上がって落ちるのもいいですね!! あっちの回るやつも面白そうです!」

ランスロット「まだ行くのか……?」

マシュ「当然です。よし、決めました! あの落ちるやつにしましょうか!!」

ランスロット(…………でもまぁ、マシュが楽しそうだしいいか)

マシュ「行きますよ、お父さん!」ニコッ

ランスロット「……あぁ」

マシュ「あの落ちる感じ、いいですね。なんかこう、ふわっとするのがクセになります……!」

ランスロット「…………本当あのふわっとするの駄目だって……怒ったトリスタンより恐怖だって」ガクガク

マシュ「さすがに一旦休みますか?」

ランスロット「そうさせてもらえると……ありがたい…………」ガクガク

マシュ「ではそこの休憩スペースで休むとしましょう」




ランスロット「正直、接待ゴルフより辛さある……な」

マシュ「そうですか、私は楽しいですけどねっ!」ニコニコ

ランスロット「……まぁマシュが楽しそうだし、辛さは多いけど楽しさも多いから、累計として接待ゴルフより断然こっちのほうが楽しいかな」

マシュ「っ、と、突然なにいい感じのこと言ってるんですか」

ランスロット「あっ、いや……本音を言っただけなんだけどな……」

マシュ「全く、天然ですか。まぁいいです。ほら、もう行きますよ、お父さん」

ランスロット「ちょっ、待ってくれ! まだ震えが止まってない!」ガクガク

マシュ「さっきから貧乏ゆすりしてるなー、と思ってましたが震えてたんですか!?」

ランスロット「だって怖い……」

マシュ「あーもう、そうですか。じゃあ平和に行きましょう。コーヒーカップとかどうです?」

ランスロット「いや、あれはティーカップって名前……」

マシュ「え?」

ランスロット「え?」

マシュ「……お父さん、あの大きなカップを模した回るアトラクションの名前は?」

ランスロット「ティーカップ」

マシュ「…………初耳です」

ランスロット「形的にティーカップっぽいし……あのなんかラッパ口みたいな形とか」

マシュ「……いやでもコーヒーカップって言いますよ」

ランスロット「その遊園地の案内地図にはなんて書いてるんだ?」

マシュ「えーとですね…………マグカップ」

ランスロット「…………新たな答え」

マシュ「どれ!? どれが正解なんですか!!! お父さん私の倍は生きてきたんでしょう知らないんですか!?」

ランスロット「今までずっとティーカップだと思って生きてたから……」

マシュ「私だってずっとコーヒーカップだと思って生きてましたけど!!」

ランスロット「ここはやっぱ、案内地図が正解で」

マシュ「マグカップ、ですか」

ランスロット「まぁ、とにかくやっと平和なアトラクションだ……」

マシュ「いや、勿論すっごい回しますからね」

ランスロット「…………本気?」

マシュ「当然です。ほら乗りますよ!」

ランスロット「うわああああああぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!」

マシュ「わー、これすごい回りますね。さすがに私も酔いそうです。酔いそうなだけで酔いませんが」グルグル

ランスロット「あああああああああああああああああああああ!!!!! 遠心力!!! 遠心力があああああああああ!!!!」

マシュ「恐怖すべきは遠心力じゃないと思いますが……」

ランスロット「酔う!!! 絶対酔う!!!!!」

マシュ「大丈夫です、私は酔いませんから!」

ランスロット「降りた後ろくに歩けないから! 絶対!!」

マシュ「そうなったら私が補助しますから」

ランスロット「ティーカップで酔って娘に介護されるとか情けなさすぎてできない……」

マシュ「だからコーヒーカップ……じゃなくてマグカップです!!」

マシュ「なんだ、お父さんちゃんと歩けてるじゃないですか」

ランスロット「意地だよ、意地……」

マシュ「まぁそろそろお昼ですね。遊園地を出て食事、それから買い物に行きましょう」

ランスロット「いやちょっと待ってくれ、今ご飯食べれる状態じゃないから」

マシュ「まぁお父さんは車の運転もありますしこの状態じゃどっちにしろダメですよね……仕方ありません、休みましょう」

ランスロット「ありがとう……」ガクガク

明日朝早いのでもう寝るから中断

明日の午後にはまた書きたい

それじゃあやっていきますよーぅ

ランスロット「うぅ……まだ具合悪い……」

マシュ「大丈夫ですか?」

ランスロット「あと少し休めば……大丈夫だから……」

マシュ「……そう言い続けてもう1時間経ちそうですよ!? さすがに治ってもいい頃かと思いますが!」

ランスロット「そう言われてもな……」

マシュ「全く、仕方ありませんね」

ランスロット「……?」

マシュ「お父さん、早く元気になってください。私、こんなお父さんは見たくないですからね」

ランスロット「うん元気になったさぁ行こうか」

マシュ「単純ですね、お父さんは」

ランスロット「とにかく治ったから行こうか」

マシュ「でもまぁ作戦通りです。行きましょう」

ランスロット「ご飯は何食べたい?」

マシュ「そうですね、ここはお父さんの食べたい物にしましょう。あ、ラーメンは無しでお願いします」

ランスロット「ラーメン無しかぁ……そうだな、それなら蕎麦とか」

マシュ「訂正します、麺類は無しで」

ランスロット「……じゃあカレーかな」

マシュ「カレーですか、いいですね」

マシュ「お父さん、トッピングはチーズだけですか……?」

ランスロット「このシンプルさがいいんだ。チーズとカレールーだけで満足だよ」

マシュ「欲がないですね……」

ランスロット「逆にマシュはほうれん草にチーズにカツとか合うか……?」

マシュ「すっごい合いますから。ほうれん草いいですよ」

ランスロット「ほうれん草入れるのまず1回も考えたことなかったな……」

マシュ「完食しました」

ランスロット「早いな、俺半分食べ終わったくらいなんだけど」

マシュ「だってお父さん、さっきから私が食べてるとこ見たりして全然食べてないじゃないですか。正直食べづらかったんですが」

ランスロット「えっ、あ、ごめん……そんな意識してなかったんだけど、つい」

マシュ「さすがにちょっと気持ち悪かったですよ」

ランスロット「う…………ごめん」

マシュ「なので、仕返しです。今からお父さんが食べてるところを私が見ます」

ランスロット「宣言されると……余計食べづらいな」

マシュ「そうですか、でも私は見られながら完食しましたからお父さんもしてくださいね」

ランスロット「わかったよ……食べる」

ランスロット「ん……」モグモグ

マシュ「…………」ジー

ランスロット(食べづらい……)モグモグ

マシュ(お父さん、一口が小さいし顎の動きも小さくて……なんかこう、小動物的な可愛さというか)

ランスロット「……マシュ」

マシュ「はい、どうしました?」

ランスロット「その、見てて楽しいか? 正直何も楽しくないと思うんだけど……」

マシュ「そんなことないです。なんかこう、お父さんらしいなーと思ったりして」

ランスロット「どのあたりが?」

マシュ「一口の量や口の動きが小さいのが、気が弱く主張も弱いお父さんらしいと思いまして」

ランスロット「あ、相変わらず辛口評価だ……」

マシュ「でも、これに関しては可愛いと思いますけどね。動物みたいで」

ランスロット「動物ランク……それは褒められてる?」

マシュ「比較的褒めてるほうです」

ランスロット「比較的かぁ……」

ランスロット「……よし、食べ終わった」

マシュ「それでは行きましょう。次は買い物ですよ」

ランスロット「買い物って、具体的には何を買うんだ?」

マシュ「そうですね、主に衣服です。その後は適当に付近の店舗にある物を物色したりなんかりしようかと」

ランスロット「……荷物はどれぐらいになる?」

マシュ「わかりませんけど、片手で済むとは思わないでおいていただければ」

ランスロット「うん…………覚悟しておくよ」

あんま書いてないけど今日はここで中断です
明日も朝が早いので……

やっばいしばらく書いてない……

生存報告をしておきます。数日以内には書き進めるつもりです

それじゃあやっていきますよーぅ

ランスロット「女性ものの服屋ってなんか……いづらいな」

マシュ「大丈夫です、どうみても付き添いにしか見えませんから」

ランスロット「外見はある程度自信あるんだけどなぁ……」

マシュ「少なくとも年齢差カップルとかには見えませんよ?」

ランスロット「そんな否定しなくても」

マシュ「事実ですから。まぁ、いい感じの親子ってことで」

ランスロット「それなら、うん。いいかな」

マシュ「妥協しちゃうんですね。あ、これ買います」

ランスロット「決断早いな……」

マシュ「そうですね、ここのお店はこれくらいでしょうか」

ランスロット「あと何箇所くらい回るんだ……?」

マシュ「あと3店ですかね」

ランスロット「これの4倍ならまぁ……持ちきれそうだ」

マシュ「単純に考えれば荷物は今の4倍になりますけど、買う店によって量結構違いますよ」

ランスロット「今の店での買い物は比較的多い?」

マシュ「若干少なめくらいですね」

ランスロット「うっ…………が、頑張るよ」

マシュ「もちろん! よろしくお願いしますからね!」

マシュ「……2店目での買い物が終わりましたが」

ランスロット「……正直、もう限界が」

マシュ「ちょっと多すぎましたね……1回車に置きに行きましょうか」

ランスロット「あぁ、マシュはここで待ってて。置いてくるよ」

マシュ「ありがとうございます。それではお言葉に甘えさせてもらいますね」

ランスロット「なるべく急ぐから、行ってくる!」

マシュ「変に急がず安全にお願いしますね」

マシュ「全く、変なところで気を使いますね。お父さんは」

マシュ(……ちょっとお金をかけすぎましたね。後のお店ではあんまり買いすぎないようにしましょう)

ランスロット「おーい、マシュ。待った?」タッタッタッ

マシュ「早過ぎです! ちょっとびっくりしちゃったじゃないですか!」

ランスロット「す、すまない。えっと、それじゃ次行こうか」

マシュ「そうですね。行きましょう」

マシュ「さて……そうですね、この服とか良さそう……あっ」

マシュ(……高い、ですね。これは控えたほうがよさそうです)

ランスロット「ん、それはいいのか?」

マシュ「ええ、全体を見て少し違うかなーと思ったので」

ランスロット「そうか? それ似合うと思うけど」

マシュ「えっ!? いや、そんなことないですよ」

ランスロット「余計なお世話だったら冷たくあしらってもらって構わないけど、マシュ、我慢してない?」

マシュ「そっ、そんなことありません!」

ランスロット「冷たくあしらってって言ったけど、全然冷たくないね」

マシュ「はぁ……全く、変に察しがいいですね。今までの2店でお金をかけすぎたので、後のお店ではあまりお金をかけないように……と」

ランスロット「なるほど、そういうことか。それなら気にしなくていいよ、今日の為にお金は貯めてきたし、今のところその金の4分の1も使ってないから安心して」

マシュ「なっ……どれだけ貯めていたんですか!?」

ランスロット「なんせ金のかかる趣味とかないから……」

マシュ「つまらない人生……」

ランスロット「いや、そういう趣味なんかよりマシュの為に使うのが一番だから」

マシュ「っ…………本当に突然そういうことを言いますね、お父さんはっ!」ベシッ

ランスロット「痛っ! いやだから無意識で」

マシュ「無意識なのが余計に厄介ですよ、もう。それじゃあこの服買います。このお店で一番気に入った服なので」

ランスロット「うん、絶対似合うよ。他にも構わず買ってくれて構わないから」

マシュ「……それでは、遠慮なくいきますね」

ランスロット「気にしないでとは言ったけど、さすがに1店で持ちきれないほど買うとは思ってなかった」

マシュ「なんか、すみません。えっと、次のお店はやっぱり無しにしましょう。カフェでも行きましょう。何だかそんな気分です」

ランスロット「どちらにせよ1回車に置いてくる」

マシュ「そんな急がなくていいですから、本当に!」

ランスロット「うん、ある程度急がすに行く」

久々の更新でちょっとしか書いてないけど一旦ここまです

近いうちにまた更新したい

さてやってきますよーぅ

マシュ「さて、カフェに来ましたが」

ランスロット「注文するけど、これ飲み物の名前長くないか……?」

マシュ「そんなことありません。飲み物の名前の長さよりお父さんの戻ってくる早さの方が問題です」

ランスロット「そっ、そんなに急いでないよ」

マシュ「どちらにせよ早かったのに変わりありませんよ。2回もびっくりしちゃったじゃないですか」

ランスロット「ご、ごめん……?」

マシュ「とにかく飲み物決めてください。決められないならコーヒーになりますよ」

ランスロット「えー……じゃあコーヒーで」

マシュ「結局コーヒーですか、面白さも何もないですね」

ランスロット「そのトーンで言われるの心にくる……」

マシュ「あんま大きい声出す場所じゃないですし。声量はこれくらいがいいかな、と」

ランスロット「確かにその通りだけど……正直、心臓に悪い」

マシュ「そこはもう精神を鍛えるしか」

マシュ「しかし、働いてる会社はあんななのに、どうしてそんなに精神が鍛えられていないのでしょうね」

ランスロット「別にうちの会社はアグラヴェインくらいしか悪いところないから……他のメンバーも知ってるだろ? 考えてみて」

マシュ「……確かに、いい人ばかり集まってますね」

ランスロット「それなのに上司がアグラヴェインだからトリスタン給料半分事件とかが起きるわけで」

マシュ「変な事件名付けないでくださいよ」

ランスロット「休日に仕事関連の話はやめよう…確かにやめよう」

マシュ「ガチトーンじゃないですか……」

ランスロット「さすがに話してて辛くなってきたから」

マシュ「一番辛いのはトリスタンさんだと思いますけどね」

ランスロット「まぁ、うんそうなんだけど」

マシュ「いつ出会ってもトリスタンさんとは仕事関連の話は絶対しないようにしますね」

ランスロット「それがいいと思う、本当に」

マシュ「それじゃあ話を一気に変えますけど、この後どうします? 私はもうやりたい事は済みました」

ランスロット「ならもう帰ろうか? 結構歩いたし疲れただろ?」

マシュ「家でダラダラするより疲れましたね」

ランスロット「当たり前だ。それじゃあ帰ろう。丁度駐車場もこの階だし」

マシュ「わかりました、それじゃあ車に向かいましょう」

ランスロット「車の鍵は……あった。よし、鍵今開けるから」

マシュ「……あの、お父さん」

ランスロット「ん?」

マシュ「今日は本当にありがとうございました。なんかこう、無理させちゃって」

ランスロット「いやだからそんなことないって。むしろこっちがお礼言うくらいだし」

マシュ「ふふっ、そうですか。ではお礼を言ってください」

ランスロット「えっ、お礼って言わせるものじゃないと思うんだ……」

マシュ「何ですかそれ、もう…………でも、本当に今日は楽しかったですよ。また、いつかお出かけしましょうね」ニコッ

ランスロット「……うん、そうだな」

おまけ


ランスロット(マシュ、すぐ寝ちゃったな……うわ寝顔可愛い)

マシュ「んぅ…………お父、さん…………」

ランスロット「っ!? いやごめん! そういうつもりじゃないから!」

マシュ「…………」zzz

ランスロット「……何だ、寝言か……びっくりした」

マシュ「ん…………お父さん、好きですよ……」

ランスロット「っ!!」

マシュ「…………それと、なく……ですが」zzz

ランスロット(それとなくかぁ……)

これにて終了です

六章やったらこの2人の親子パロやりたくなるよねそりゃあ

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