【ラブライブ!SS】凛「俺くん!」 (172)

前作、凛「俺くん!」の続きです。
書き溜めの時間を頂きたいので投下まで少しお待ちください。

前作はこちら↓
http://ex14.vip2ch.com/i/responce.html?bbs=news4ssnip&dat=1469184940

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1470393411


9月、部室

俺「いやぁ、しかし昨日の始業式はびっくりしたなぁ…」

凛「ねっ、まさか穂乃果ちゃんが生徒会長だなんて!」

真姫「先が思いやられるわね」

穂乃果「ちょっと真姫ちゃん!どういう意味!?」キーッ

にこ「そのまんまの意味でしょ」

俺「まあ、穂乃果ちゃんの人を惹き付ける力は素直にすごいと思うけど…」

穂乃果「えへへ~、でしょ~!」テレテレ

俺「けど、やっぱり不安…」

穂乃果「俺くんまでそんなこというの!?」ガーン

絵里「もう、いつまで喋ってるの?練習始めるわよ」

海未「そうですよ、ラブライブの予選まで時間がないんですから」

みんな「はーい」

暇だったので神田明神に行ってきました。再現度の高さに驚き、彼女達の青春がそこにあったんだと感じて少し感動もしました。執筆のモチベーションも上がりそうです。


屋上

ワンツーワンツー!
ソウ!イイデスヨ!

俺(俺がμ'sのマネージャーになって2ヵ月…色々あったなぁ)

俺(合宿行ったり…凛ちゃんと付き合い始めたり…ラブライブ出場を辞退したり…μ'sが活動休止になったり…)

俺(沢山苦労もしたけど、その分みんなの絆はより深まった…)

俺(ここから…ここからμ'sの奇跡が始まるんだ!)グッ

俺(よし、俺ももっと積極的に行くぞ!)

俺「海未ちゃん、俺がリズム取るから一回みんなで合わせてみようよ」

海未「…そうですね、お願いします!」

俺「じゃあ行くよ!ワンツー!ワンツー!ワンツースリーフォー!」パチパチ

俺「ワンツー!ワンツー!ワンツースリーフォー!」パチパチ

ーーー
ーー

少し書き溜めができたので1本投下します。前作以上の長編になりそうですが、お付き合い願います!


俺「はい、お疲れ様!」

海未「どうでした?」

俺「一応形にはなってたよ。だけどなんだか切羽詰まった印象だったなぁ」

海未「振り付けに一生懸命で魅せようとする余裕がないということですね…」

俺「そうだね」

海未「では、15分休憩を挟んでもう1度最初からです!」

凛「ふええ、やっと休憩だにゃ~」グタッ

穂乃果「お水~」グテーッ

俺「2人とも、ちゃんと日陰で休んで。9月でもまだまだ暑いんだから」

絵里「そうよ、せっかく俺くんがつけてくれたパラソルがあるのに」

凛「わかってるにゃ~」ゴロゴロゴロ

俺「こ、転がって移動…」ニガワライ

凛「あぁ~、やっぱり日陰の方が全然涼しいにゃ~」ホエ-

にこ「パラソル1つでかなり変わったわよね」

俺「俺のおかげ!」エッヘン

真姫「はいはい、そうね」

俺「塩対応…」ガーン

凛「凛はすごく助かってるにゃ!ありがとう、俺くん!」ニコニコ

俺「どういたしまして!」ニコニコ

希「…」

希(傍から見たらただの友達、でも真の姿は恋人同士…かぁ)

希(隠しててもいずれバレるんやけどなぁ…)

希(てか、ウチとにこっちと真姫ちゃんにはとっくに知られとるし)

希(あ、でもバレた時のお互いの反応は楽しみやな…)ニヤリ

海未「みんな、そろそろ15分ですよ。練習再開です!」

俺「じゃあ、また俺がリズム取りますね」

海未「はい、お願いします」

ワンツーワンツー!
ワンツーワンツー!


練習後、部室

海未「明日も徹底的にダンスを練習します。体調管理を怠らないように」

真姫「明日は土曜日よ。何時に練習始めるの?」

海未「そうですね…9時からにしましょう!」

穂乃果「ええっ!?せっかくの土曜日に早起きしなきゃいけないの!?」

希「早起きは三文の得やよ」

俺(てか、9時ならそこまで早起きしなくても大丈夫な気がするけど…)

絵里「ラブライブに出るためよ。A-RISEに勝つには努力するしかないんだから」

海未「では、今日はこれで!お疲れ様です!」

みんな「お疲れさまー!」

帰路

ペチャクチャ

俺「へぇ~、花陽ちゃんは○○大志望か~」

花陽「うん!」

凛「かよちんは頭いいからね~」

俺「そういう凛ちゃんは進路希望どこなの?」

凛「う~ん、凛はどこか海に近い大学に行きたいにゃ」

花陽「千葉とか、神奈川とか?」

凛「うーん、一人暮らしもしたいからもう少し遠いところがいいにゃ」

俺「なら茨城とか新潟、静岡あたり?」

凛「そんなに名前出されてもどこだか分からないにゃ~」

俺「都道府県くらいは覚えてなきゃマズイよ!?」ガーン

花陽「あはは…」

ーーーー
ーーー
ーー




俺(本気でラブライブ出場を目指すみんなのサポート…俺もレベルアップしなきゃいけないよな…)

俺(あ、疲労の管理とかできたらみんなの役に立てそう…父さん整体師だし、聞いてみるか)

俺「父さん、ちょっといい?」

父「ん?なんだ?」

俺「疲れが取れるマッサージってあるの?」

父「あるが…なんだいきなり?」

俺「前に部活のマネージャーやってるって言ったよね?」

父「あぁ、言ってたな」

俺「疲労回復のマッサージとかできたらマネージャーとしてもっと役に立てるなぁと思ってさ」

父「なるほど…よし、教えてやるから父さんにやってみろ。まずは肩からだ」

俺「よし」

モミモミ
グリグリ

俺「…どう?」

父「全然ダメだ。ツボを捉えられてないぞ」

俺「ツボって言ってもなぁ…触ってわかるものなの?」

父「ツボを押したときの感覚だな。それを徹底的に染み込ませるんだ」

俺「なるほど…ここ?」ギュッ

父「違うな」

俺「ここ?」ギュッ

父「おっ、そこだ」

俺「なるほど。言葉にするのは難しいけど、何か違う感覚だ」

父「だろ?何回もやれば自然とツボの位置が分かるようになってくる。あとは反復だ。よし、次は脚」

俺「よし、やってやる!」

父「疲労した脚には乳酸が溜まってるからな。それを押し流すようにして揉みほぐすといい」

俺「こう?」モミモミ

父「違う違う。もっと手早く、足首から太ももまで一気に揉みあげる感じだ」

俺「こ、こう?」モミモミモミモミ

父「おぉ、なかなかいい筋してるな」

俺「プロの血を継いでるからね」

父「よし、次は背中だ!」

俺「よーし!」

******

次の日、学校

俺(昨日の特訓のおかげでなんとか疲労回復マッサージをモノにできた)

俺(これでマネージャーとしての活躍の場が広がるぞ!)

ガチャ

俺「おはようご…」

希「あっ」キガエチュウ

俺「」バタン!

俺(めっちゃデカk…じゃなくて!!またやっちまった!)アセアセ

俺(ぐああどうしよう、凛ちゃんにバレたら嫌われるんじゃ…てか希ちゃんにも…)アセアセ

凛「あっ、俺くんにゃ!おはよう!」

俺(タイミング悪っ!)ギャー

凛「部室入らないの?」

俺「いや、ちょっと今は…」アセアセ

凛「え、なんで?」

俺「それは…その、着替えが…」アセアセ

凛「もしかして、また誰かの着替え中に入っちゃったのにゃ?」

俺「えっ!?」ギクッ

凛「その反応、図星だね?部室入るときはちゃんとノックしなきゃダメだよ~」

俺「はい…すみません…」

凛「お、男の子に下着姿見られるのって、す、すごく恥ずかしいんだからね//」

俺「その節は大変失礼いたしました…//」

凛「あっ、思い出すのも禁止にゃ!//」カァァ

俺「すいません…//」


部室内

希(ウチなりのイタズラやったんやけど…ハプニングって事になってもうたね…)ニヤニヤ


屋上

ワンツーワンツー!
ワンツーワンツー!

俺「穂乃果ちゃん、笑顔笑顔!」パンパン

穂乃果「う、うん!」ニコッ

俺「にこちゃん動き良くなってるよ!」

にこ「当然よ!」タッタッ

俺「はい、ラストー!」パンパンパンパン

俺「…お疲れ様!すごいよ、かなり良くなってる!」

希「昨日と今日だけでも相当練習しとるからね。成果が出たんやない?」

穂乃果「確かに、踊ってて良くなってるの分かるもんね!」

凛「みんな動きのキレが増したにゃー!」

海未「一応、これでダンスの練習は一通り終了ですね。みんなの頑張りのお陰で予定より早く終わりました」

俺「なら、次は歌だね」パラパラ

絵里「そうね、部室に戻って練習しましょう」

にこ「その前に、もうお昼よ。ご飯食べなきゃ」

花陽「い、いつの間に…」

海未「では、お昼を済ませてから練習再開です!」


部室

俺「さて、ご飯も食べたし始めよっか」

俺「最初は、穂乃果ちゃん、海未ちゃん、絵里ちゃんの順番でソロパートだね」

真姫「じゃあ、私のキーボードに合わせて歌ってね」

俺「えーっと、まず『ユメ~ノト~ビ~ラ~♪』からだね」パラ

俺「そこから『ず~っと探し続け~た~♪』までが穂乃果ちゃんのパートだよ」

みんな「おおっ…!」ザワッ

俺「えっ、なに?」

にこ「あんた、歌上手いわね…」

凛「ちょ、ちょっと今鳥肌立ったにゃ…!」

俺「そ、そうかなぁ?」

海未「これだけ上手なら、歌のアドバイスもできそうですね」

真姫「私の負担が減って助かるわ」

俺「ま、まあみんなの役に立てるならなんでもするよ!」

真姫「じゃ、行くわよ。穂乃果、準備して」

穂乃果「はーい!」

ユメノトビラ~♪
ズットサガシツヅケタ~♪

ーーー
ーー


セイシュンノプロロ~グ~♪

俺「…うんうん、いい感じ!最初よりもかなり良いよ!!」

海未「これでひとまずダンスも歌も終わりましたね」

ことり「後は質を高めていく練習だね!」

穂乃果「A-RISEは強敵だもん、もっともっと頑張らなくちゃ!」

絵里「そのやる気は大切だけど、今日はもう終わりにしましょ」

希「もうこんな時間やしね」

凛「え、もう4時!?」

俺「お昼から3時間も休憩なしでやってたのか…集中してたらあっという間だね」

海未「これ以上やって疲れきってしまっては元も子もありませんね」

穂乃果「じゃあみんな、お疲れさま!」

みんな「お疲れさま~!」フリフリ

穂乃果(あ、そういえばライブ会場の事話し忘れた…)

穂乃果(まあいっか、月曜日に話そう!)

非常にワガママですが、コメント頂けると励みになります。読者の皆さま、ぜひよろしくお願いします!

すいません、誰も読んでないのではと精神的にキツくなってきてて投げてしまいそうだったので…
コメントありがとうございます…

コメントありがとうございます。その一言だけでもかなり心が救われます。


帰路

俺「今日はかなりハードだったね」

凛「身体が重いにゃ~」

花陽「疲れたね…」

俺「疲れるよね、あれだけ練習したんだもん」

凛「明日はオフだからゆっくりするにゃ~」ヘトヘト

花陽「私もそうするよ…」

俺「…あっ、そうだ!」

凛「どうしたにゃ?」

花陽「俺くん?」

俺「疲れが取れるマッサージ!昨日特訓して身につけたんだ!」

凛「え~、すごいにゃ~!凛にそれやってよ!」

花陽「私もやってもらいたいな…」

俺「もちろんいいよ!」

凛「じゃあ凛の家に行くにゃ!明日の夜まで家族みんな帰ってこないし、ゆっくりできるよ!」

花陽「えっ、そうなの?」

俺「だったら凛ちゃんの家にお邪魔しようか」

凛「うん、ぜひぜひ!」

花陽「じゃあ、私もお邪魔するね」

凛「うんうん!そうと決まれば、はやく行くにゃー!」ダーッ

俺「あ、ちょっと!」ダッ

花陽「待ってー!」ダーッ


凛の部屋

俺「じゃあ始めるからそこにうつ伏せで寝てくれる?」

凛「はいっ、こう?」ゴロン

俺「うん、じゃあまずは肩と背中から!」

ギュッギュッギュッ
モミモミモミモミ

凛「おぉっ、すごいにゃ!」

俺「よいしょ、よいしょ」モミモミ

凛「気持ちいいにゃ…」トローン

俺「えっと…ツボはこのあたりかな?」ギュッ

凛「にゃっ!?」ビクッ

俺「あ、ごめんごめん。痛かった?」

凛「なんか…ゾクッってしたにゃ…」

俺「う~ん、ツボの位置を間違えたかなぁ?」

凛「…あっ、でもすごい!肩が軽いよ!」クルクル

俺「ほんとに!?じゃあ効いたみたいだね、続けるよ!」

モミモミモミモミ
グイッグイッ

凛「んっ…」

俺「よっ、よっと」ギュッギュッ

凛「ん…はぁ…」トローン

グイッグイッグイッ
モミモミモミモミモミモミ
ギュッギュッギュッ

俺「…はい、おしまい!」

凛「うわぁ、身体が軽いにゃ!ありがとう俺くん!」

俺「どういたしまして!」ニコニコ


俺「じゃあ次、花陽ちゃん」

花陽「お願いしまーす…」ゴロン

モミモミモミモミモミモミ
グイッグイッ
モミモミモミモミ

花陽「ふぁぁ…気持ちいい…」

俺「そう言ってくれると特訓の甲斐があったよ」ムニムニ

ギュッギュッギュッ
モミモミモミモミモミモミ
グイグイッグイグイッ

花陽「ん…」トローン

俺(昨日父さんにやったときよりも相当力抜いてるんだけど、凛ちゃんも花陽ちゃんも効いてるみたいだな)グッグッ

俺(本当は脚もやってあげればもっといいんだろうけど、それは俺の方が恥ずかしいしやめとくか…)ムニムニ

俺(優しく、優しく…)モミモミ

モミモミモミモミ
グイッグイッ
ギュッギュッ
モミモミモミモミモミモミ

俺「…はい、おしまい!」

花陽「…わぁ、すごく楽だよ!疲れが飛んでいったみたい!ありがとう!」

俺「どういたしまして!」ニコニコ

コメントありがとうございます。かなり気持ちが楽になりました。少し投下したいと思います。


花陽「じゃあ、私はこれで…」

俺「俺も帰るね。バイバイ!」

凛「あっ、ちょっと待って!」

俺花「?」

凛「せっかくだから泊まって行ってよ!今日は凛1人だし!」

花陽「えっ」

俺「えっ」

花陽「ご、ごめんね凛ちゃん。今夜は家族と外食に行く予定で…」

凛「あ~、そうなのかにゃ…ならしょうがないね…」

俺「お、俺もちょっと…」

俺(俺だけ泊まったら花陽ちゃんに2人の関係を勘づかれるかもしれない…泊まりたいけど仕方ないよな…)

凛「…そっか、わかったにゃ!2人とも気をつけて帰ってね!」

花陽「うん、ごめんね凛ちゃん」

俺「戸締りとか気をつけてね」

凛「うん、バイバイ!」フリフリ

ガチャ

凛「……」


俺「じゃあ花陽ちゃん、俺こっちの方向だから…」

花陽「うん、じゃあね」

俺「気をつけて帰ってね!じゃあまた!」

トコトコトコトコトコ…

俺(凛ちゃん…1人で大丈夫かなぁ)トコトコ

俺(帰ったら連絡してみよう…)トコトコ

ヴーヴー!

俺「お、電話だ」ゴソゴソ

俺「凛ちゃんからだ…何だろ?」ピッ

俺「もしもし?」

凛『お、俺くん。さっきはありがとね』

俺「うん、またいつでもやってあげるよ」

凛『それでさ、さっきのお泊まりの話…』

俺「あぁ…それがどうしたの?」

凛『かよちんに付き合ってるのバレちゃうかもって思って泊まらなかったんでしょ?』

俺「…うん、その通りだよ」

凛『今戻れば、バレないよ…//』

俺「えっ…//」

凛『凛、1人じゃ寂しいよ…俺くん、泊まりに来て…//』

俺「っ//…わかった、行くよ!」

凛『ありがとう、俺くんは優しいね…//』

俺「そんなことないって。一旦家戻って用意してから行くね!」

凛『うん、待ってる…//俺くん、大好きだよっ//』ドキドキ

俺「お、俺も…大好きだよ//」ドキドキ

凛『じゃ、じゃあ切るにゃ…//』

俺「うん…//」

ピッ

凛「はぁぁ、緊張した…//」

凛(ホントに俺くんを家に誘っちゃったにゃ…//)ドキドキ

ジャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアップwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

5 :駆け出しのガキ ◆OSbuAYPlv2 [sage]:2016/08/07(日) 16:14:25.77 ID:V4gtLzWNO
暇だったので神田明神に行ってきました。再現度の高さに驚き、彼女達の青春がそこにあったんだと感じて少し感動もしました。執筆のモチベーションも上がりそうです。
6 :駆け出しのガキ ◆OSbuAYPlv2 [saga]:2016/08/07(日) 19:27:06.66 ID:q8ODzkDgO

屋上

ワンツーワンツー!
ソウ!イイデスヨ!

俺(俺がμ'sのマネージャーになって2ヵ月…色々あったなぁ)

俺(合宿行ったり…凛ちゃんと付き合い始めたり…ラブライブ出場を辞退したり…μ'sが活動休止になったり…)

俺(沢山苦労もしたけど、その分みんなの絆はより深まった…)

俺(ここから…ここからμ'sの奇跡が始まるんだ!)グッ

俺(よし、俺ももっと積極的に行くぞ!)

俺「海未ちゃん、俺がリズム取るから一回みんなで合わせてみようよ」

海未「…そうですね、お願いします!」

俺「じゃあ行くよ!ワンツー!ワンツー!ワンツースリーフォー!」パチパチ

俺「ワンツー!ワンツー!ワンツースリーフォー!」パチパチ

ーーー
ーー

7 :駆け出しのガキ ◆OSbuAYPlv2 [sage]:2016/08/08(月) 18:09:41.53 ID:BS6eOPQTO
少し書き溜めができたので1本投下します。前作以上の長編になりそうですが、お付き合い願います!
8 :駆け出しのガキ ◆OSbuAYPlv2 [saga]:2016/08/08(月) 18:12:11.06 ID:BS6eOPQTO

俺「はい、お疲れ様!」

海未「どうでした?」

俺「一応形にはなってたよ。だけどなんだか切羽詰まった印象だったなぁ」

海未「振り付けに一生懸命で魅せようとする余裕がないということですね…」

俺「そうだね」

海未「では、15分休憩を挟んでもう1度最初からです!」

凛「ふええ、やっと休憩だにゃ~」グタッ

穂乃果「お水~」グテーッ

俺「2人とも、ちゃんと日陰で休んで。9月でもまだまだ暑いんだから」

絵里「そうよ、せっかく俺くんがつけてくれたパラソルがあるのに」

凛「わかってるにゃ~」ゴロゴロゴロ

5 :駆け出しのガキ ◆OSbuAYPlv2 [sage]:2016/08/07(日) 16:14:25.77 ID:V4gtLzWNO
暇だったので神田明神に行ってきました。再現度の高さに驚き、彼女達の青春がそこにあったんだと感じて少し感動もしました。執筆のモチベーションも上がりそうです。
6 :駆け出しのガキ ◆OSbuAYPlv2 [saga]:2016/08/07(日) 19:27:06.66 ID:q8ODzkDgO

屋上

ワンツーワンツー!
ソウ!イイデスヨ!

俺(俺がμ'sのマネージャーになって2ヵ月…色々あったなぁ)

俺(合宿行ったり…凛ちゃんと付き合い始めたり…ラブライブ出場を辞退したり…μ'sが活動休止になったり…)

俺(沢山苦労もしたけど、その分みんなの絆はより深まった…)

俺(ここから…ここからμ'sの奇跡が始まるんだ!)グッ

俺(よし、俺ももっと積極的に行くぞ!)

俺「海未ちゃん、俺がリズム取るから一回みんなで合わせてみようよ」

海未「…そうですね、お願いします!」

俺「じゃあ行くよ!ワンツー!ワンツー!ワンツースリーフォー!」パチパチ

俺「ワンツー!ワンツー!ワンツースリーフォー!」パチパチ

ーーー
ーー

7 :駆け出しのガキ ◆OSbuAYPlv2 [sage]:2016/08/08(月) 18:09:41.53 ID:BS6eOPQTO
少し書き溜めができたので1本投下します。前作以上の長編になりそうですが、お付き合い願います!
8 :駆け出しのガキ ◆OSbuAYPlv2 [saga]:2016/08/08(月) 18:12:11.06 ID:BS6eOPQTO

俺「はい、お疲れ様!」

海未「どうでした?」

俺「一応形にはなってたよ。だけどなんだか切羽詰まった印象だったなぁ」

海未「振り付けに一生懸命で魅せようとする余裕がないということですね…」

俺「そうだね」

海未「では、15分休憩を挟んでもう1度最初からです!」

凛「ふええ、やっと休憩だにゃ~」グタッ

穂乃果「お水~」グテーッ

俺「2人とも、ちゃんと日陰で休んで。9月でもまだまだ暑いんだから」

絵里「そうよ、せっかく俺くんがつけてくれたパラソルがあるのに」

凛「わかってるにゃ~」ゴロゴロゴロ



























ジャップ

5 :駆け出しのガキ ◆OSbuAYPlv2 [sage]:2016/08/07(日) 16:14:25.77 ID:V4gtLzWNO
暇だったので神田明神に行ってきました。再現度の高さに驚き、彼女達の青春がそこにあったんだと感じて少し感動もしました。執筆のモチベーションも上がりそうです。
6 :駆け出しのガキ ◆OSbuAYPlv2 [saga]:2016/08/07(日) 19:27:06.66 ID:q8ODzkDgO

屋上

ワンツーワンツー!
ソウ!イイデスヨ!

俺(俺がμ'sのマネージャーになって2ヵ月…色々あったなぁ)

俺(合宿行ったり…凛ちゃんと付き合い始めたり…ラブライブ出場を辞退したり…μ'sが活動休止になったり…)

俺(沢山苦労もしたけど、その分みんなの絆はより深まった…)

俺(ここから…ここからμ'sの奇跡が始まるんだ!)グッ

俺(よし、俺ももっと積極的に行くぞ!)

俺「海未ちゃん、俺がリズム取るから一回みんなで合わせてみようよ」

海未「…そうですね、お願いします!」

俺「じゃあ行くよ!ワンツー!ワンツー!ワンツースリーフォー!」パチパチ

俺「ワンツー!ワンツー!ワンツースリーフォー!」パチパチ

ーーー
ーー

7 :駆け出しのガキ ◆OSbuAYPlv2 [sage]:2016/08/08(月) 18:09:41.53 ID:BS6eOPQTO
少し書き溜めができたので1本投下します。前作以上の長編になりそうですが、お付き合い願います!
8 :駆け出しのガキ ◆OSbuAYPlv2 [saga]:2016/08/08(月) 18:12:11.06 ID:BS6eOPQTO

俺「はい、お疲れ様!」

海未「どうでした?」

俺「一応形にはなってたよ。だけどなんだか切羽詰まった印象だったなぁ」

海未「振り付けに一生懸命で魅せようとする余裕がないということですね…」

俺「そうだね」

海未「では、15分休憩を挟んでもう1度最初からです!」

凛「ふええ、やっと休憩だにゃ~」グタッ

穂乃果「お水~」グテーッ

俺「2人とも、ちゃんと日陰で休んで。9月でもまだまだ暑いんだから」

絵里「そうよ、せっかく俺くんがつけてくれたパラソルがあるのに」

凛「わかってるにゃ~」ゴロゴロゴロ



























ジャップ


凛の家

ガチャ

俺「ごめん、待たせちゃったね。お風呂は済ませてきたから…」

凛「うん、いらっしゃい!」

俺「ご飯はどうする?」

凛「凛が作るよ」

俺「え、でも料理苦手なんじゃ…」

凛「一生懸命練習したんだよ!俺くんのために」

俺「えっ//」ドキッ

凛「オムライスなんだけど…いい?」

俺「もちろん、俺オムライス好きだし!」

凛「じゃあ作るから、待っててにゃ」

俺「うん!凛ちゃんの手料理かぁ~、楽しみだなぁ」ワクワク

凛「全力で美味しくするにゃ!」


カチャカチャ
パチパチ
ジュージュー

凛「はい、お待たせしたにゃ」コトッ

俺「おおっ、美味しそうだね!ボリューム満天だ!」

凛「あとは、ケチャップをかけて…」ブリュリュ

凛「…召し上がれ!」

俺「は、ハート…//」

凛「さ、食べて食べて!」

俺「う、うん!いただきます!」パクッ

凛「ど、どうかにゃ…?」

俺「うん、美味しいよ!」ニコッ

凛「良かったにゃ~」ホッ

俺「ところで、凛ちゃんのご飯は?」パクパク

凛「…これにゃ!」ビッ

俺「えっ、俺のオムライス?」

凛「凛の分も一緒に作ったから、量がすごいでしょ?」

俺「う、うん…」

凛「ほら、食べさせて…//」アーン

俺「凛ちゃん…//」

凛「はやくぅ…//」

俺「う、うん…」アーン

凛「あむっ」パクッ

凛「…俺くんが食べさせてくれると余計に美味しいにゃ!」ニコニコ

俺「り、凛ちゃんが料理上手なだけだよ//」

凛「はい、じゃあ次は凛の番!」アーン

俺「ええっ//」

凛「ほらっ、口開けるにゃ~」

俺「は、はい…//」アーン

凛「どうぞ~」

俺「あむっ」パクッ

凛「どう?」

俺「お、美味しいよ//」

凛「良かったにゃ!」

パクパクモグモグ
パクパクモグモグ


俺「ふぅ~」ポンポン

凛「お腹いっぱいにゃ」ポンポン

俺「ごちそうさま!」

凛「おそまつさまにゃ!」

俺「まだ7時か…このあとどうする?」

凛「凛の部屋で遊ぼ!」

俺「うん、いいよ!」


凛の部屋

凛「えいっ、えいっ!」カチャカチャ

俺「うわっ、うわわわ!」カチャカチャ

TV『1P wins!』

俺「あーっ、負けたぁ!」

凛「修行が足りないにゃ!」エッヘン

俺「くっそー、もう一回だ!」カチャカチャ

凛「望むところにゃ!」カチャカチャ

TV『1P wins!』

俺「そんなぁ…もう一回!」カチャカチャ

凛「何度やろうと同じにゃ!」カチャカチャ

TV『1P wins!』

ナゼダァァ
マダマダアマイニャ!


TV『2P wins!』

俺「よ、よっしゃぁ…」ゼエゼエ

凛「ま、負けたにゃ…」ハアハア

俺「どうだ、見たか凛ちゃん…」ゼエゼエ

凛「見たかと言われても…これで通算41勝1敗にゃ…」ハアハア

俺「た、たしかに…くっそー、凛ちゃんは強いなぁ」ゼエゼエ

凛「も、もう終わりにしよ?」

俺「うん…さすがに俺も疲れた…」

凛「凛、お風呂入ってくるね。テレビでも見てて」ピッ

俺「うん、わかった」


TV『おーっと、ここでファールです!』

俺「うわー、これはカード出るんじゃないの?」

TV『一発レッド!退場です!』

俺「まあ当然だね」

TV『さあ、この位置からのフリーキック!蹴るのは本間!』

俺「決めてくれ!」グッ

TV『決まったぁぁ!!日本先制!』

俺「よっしゃー!」

ガチャ

凛「お待たせ~、サッカー見てるのかにゃ?」

俺「うん、本間が決めたよ!」

凛「さすがはFCミラノの10番にゃ」

俺「あっそうか、凛ちゃんサッカー好きなんだよね?」

凛「うん、やるのも見るのも好きにゃ!」

俺「じゃあ試合見てから寝よっか」

凛「うん!」


シアイシュウリョー!
ニッポン、ミゴトナショウリ!

俺「よし、勝った!」

凛「いい試合だったにゃ!」

俺「さて、寝ようか」

凛「うん!」

俺「あれ、そういえば俺はどこで寝たらいいの?」

凛「え、えっと…//」

俺「余りの布団とかあったら貸してくれると助かるんだけど…」

凛「あ、あの…ね」

俺「ん?」

凛「凛のベッドで…一緒に寝たいなぁ…なんて…//」マッカッカ

俺「そ、そそそれはマズイよ//」オロオロ

凛「何がマズイの…?」

俺「いや、男女が同じベッドで寝るのは…俺たちまだ高校生だし…//」

凛「り、凛はそんな意味で言ってないにゃ//お、俺くんの変態//」

俺「す、すいません…//」カァァ

凛「ま、まあ俺くんがその気なら凛はいつでも…///」ボソッ

俺「り、りり、凛ちゃん…///」ドキドキ


凛「じゃあ、電気消すにゃ」

俺「うん…//」

パチ

凛「…//」ドキドキ

俺「…//」ドキドキ

俺(シャンプーのいい香りがする…やばい…//)ドキドキ

凛(ち、ちょっと今日は積極的すぎたかにゃ…?//)

俺「凛ちゃん…」ボソッ

凛「な、なに…?」

俺「ごめん、俺我慢できないよ…」

ギュッ

凛「っ!?俺くん…?」ドキドキ

凛(後ろから抱きしめられてる…//)

俺「大丈夫、一線は超えないから…せめてこのまま寝させて…//」

凛「うん…いいよ…//」ドキドキ

ギュゥゥ

俺「好きだよ、凛ちゃん…//」

凛「うん、凛も…//」

俺「ちょっと、こっち向いて…」

凛「な、なに…?」クルッ

チュッ

俺「おやすみ、凛ちゃん…」

凛「お…おやすみ…///」ドキドキドキドキ


ピピピピ…

俺「ん…朝か…」フアア

凛「あ、俺くんおはよ…」フアア

俺「おはよ…」

凛「朝ごはん食べよっか…」

俺「うん…」


リビング

凛「今日は俺くん予定あるの?」モグモグ

俺「ん、ないよ」モグモグ

凛「じゃあ、凛とデートしよっ!」

俺「うん、いいよ。どこに行く?」

凛「都内ラーメン巡り!」

俺「おー、いいね!」

凛「よーし、じゃあ早く準備して行くにゃー!」

俺「おー!」


高田馬場

凛「都内屈指のラーメン激戦区、高田馬場にゃ!」

俺「へぇ、高田馬場って激戦区なんだ…」

凛「うん、美味しいお店がいっぱいあるんだ!」

俺「それで、どのお店に入るの?」

凛「まずはここにゃ!」

俺「よし、じゃあ行こう!」

イラッシャイマセー
オフタリサマデスカ?

******

ゴチソウサマデス
アリガトウゴザイマシター

俺「美味しかったね!」

凛「さすがは名店にゃ!」

俺「当然、1つじゃ終わらないんでしょ?」

凛「もちろんにゃ、次はあそこ!」

俺「ラーメン祭りだ!」


イラッシャイマセー

******

アリガトウゴザイマシター

俺「ふ、ふう…」

凛「美味しかったにゃー!」

俺「豚骨ラーメンは脂にやられるね…」

凛「次はあそこ!魚介系ラーメンの有名店にゃ!」

俺「お、おー…」

イラッシャイマセー

******

アリガトウゴザイマシター

俺「うう…」

凛「ここも美味しかったにゃ!」

俺「ウン、オイシカッタネ…」ボー

凛「よーし、次は…」ピロリーン

俺「ん…?」ピロリーン

凛「穂乃果ちゃんからLINEにゃ」ピッ

俺「俺にも来てるから、μ'sのグループトークだね。えーっと、なになに…?」ピッ

凛「『みんな、今すぐアキバのUTXに来て!』…だって」

俺「UTX…?A-RISEの学校だね」

凛「何かあったのかなぁ?」

俺「とりあえず行ってみよう!ここからなら20分くらいだ!」ダーッ

凛「うん!」ダーッ


UTX前

穂乃果「あ、俺くん、凛ちゃん!」

ことり「これで全員そろったね!」

にこ「あんたたち、遅いわよ!」

俺「ご、ごめん…」ハアハア

凛「お待たせしたにゃ」

絵里「というか、2人揃って来たけど一緒にどこか行ってたの?」

俺「えっ」ギクッ

希(絵里ち、鋭い…!)

にこ(ついにバレるの!?)

凛「い、いや!たまたま駅で会っただけにゃ!ね、俺くん!」アセアセ

俺「う、うん!そうそう!」アセアセ

凛「そ、そんなことより突然どうしたの、穂乃果ちゃん?」

穂乃果「あっ、あのね…」

ツバサ「私が頼んで、みんなを集めてもらったの」

花陽「えっ!?」

にこ「つ、ツバサ!?本物!?」

ことり「あ、A-RISEの…!」

凛「リーダーさんにゃ…!」

ツバサ「はじめまして、μ'sのみなさん。こんなところで立ち話もなんだし、中へどうぞ」


俺「ひ、広い…」

絵里「うちとは大違いね…」

ツバサ「さ、座って」

英玲奈「ようこそ、UTXへ」

あんじゅ「待ってたわよ」

にこ「A-RISEが勢ぞろい…!」

花陽「す、すごい…!」

海未「そ、それで…今日はなぜ…?」

ツバサ「さっき、たまたま穂乃果さんを見かけてね」

ツバサ「話しかけてみたら、一次予選のライブ会場が無くて悩んでるって言うから…」

あんじゅ「うちの屋上をお貸ししようかなーって」

英玲奈「合同ライブという訳だ」

μ's「ええっ!?」

ことり「い、いいんですか?」

ツバサ「もちろんよ!それに、以前から貴女たちには注目していたから」

あんじゅ「いずれ私たちを脅かす強力なライバルになる…って」

花陽「あのA-RISEが…」

にこ「にこ達に注目…?」

凛「嘘みたいだにゃ…」

ツバサ「だから、リスペクトも込めて場所を提供させて欲しいの」

穂乃果「ほ、ほんとにいいんですか?」

英玲奈「あぁ、ぜひ使ってくれ」

穂乃果「じゃ、じゃあ…お借りします!」

ツバサ「素敵なライブにしましょうね!じゃ、また」

あんじゅ「次は本番の日に会いましょうね」

μ's「ありがとうございました!」


秋葉原駅

絵里「歌もダンスもある程度完成したし、ライブ会場も決まった…いよいよね、一次予選!」

穂乃果「まさかUTXを使えるとはね~!」

花陽「未だに信じられない…」

海未「貸していただく者として、情けないパフォーマンスは許されませんよ!」

希「練習あるのみやね!」

穂乃果「練習も大切だけど、せっかく皆いるんだしこれからどこか行こうよ!」

真姫「まあ、たまにはそういうのもいいんじゃない?」

俺「どこかって…どこに?」

凛「ラーメン巡り!」

俺「それは勘弁して…俺もうラーメンは飽きたよ…」トホホ

凛「えー、そんなー!?」ガーン

海未「もうラーメンは飽きた?どういうことですか…?」

俺凛「あっ」アセッ


絵里「あら、墓穴を掘ったみたいね」ニヤリ

希「ふぅん、2人でラーメンデートかぁ…凛ちゃんらしいやん」ニヤニヤ

凛「で、デートとか、そういうのじゃ…!」アセアセ

ことり「男女が2人でお出かけしたらそれはもうデートだよ~」ニヤニヤ

俺「いや、そういうわけじゃ…」アセアセ

にこ「まったく、素直に認めなさいよね~」ニヤニヤ

穂乃果「デート…?えっ、じゃあ俺くんと凛ちゃんって付き合ってるの?」

俺「えっ!?い、いや…」アセアセ

凛「うぅ…」オロオロ

にこ「往生際が悪いわね」

希「2人とも、もう素直に言ってしまえばええやん」

俺「……はい、付き合ってます//」

凛「…//」カァァ

みんな「おおーーっ!!」キャー

穂乃果「ねえ、どっちから?どっちから?」グイッ

俺「付き合ってって言ったのは…俺から…//」

真姫(ええ、聞いてたわよ)ニヤニヤ

にこ(ばっちり聞いてたけどね)ニヤニヤ

希(うんうん、聞いてたで~)ニヤニヤ

穂乃果「わぁ、素敵!よし、じゃあ今日は2人のお祝いだ!」

海未「穂乃果?」

絵里「お祝いって、何するの?」

穂乃果「え、えーっと…パーティとか?」


にこ「パーティって言ったって、どこでやるのよ?」

穂乃果「そ、それは……あっ、そうだ!真姫ちゃん家!」

真姫「ヴェェ!?私の家!?」

穂乃果「ダメかなぁ?」

真姫「…はぁ、聞いてみるわ」ピッピッ

穂乃果「やったぁ!ありがと真姫ちゃん!」

真姫「…『どうぞいらっしゃい!』だって」

穂乃果「ほんとに!?」

海未「じゃあ、お邪魔させて頂きましょうか」

希「ほんなら、たこ焼きパーティや!」

ことり「たこ焼き…?」ジュル

花陽「パーティ…?」ジュルル

にこ「なんて魅惑的な響き…」ジュルル

海未「それは構いませんが、たこ焼き器はあるんですか?」

真姫「うちにあるわ。問題なしよ」

穂乃果「いよっし、たこ焼きだー!」

みんな「おー!」


真姫の家

ジュージュー
ジュージュー

花陽「この香ばしい香り…」スンスン

ことり「早く食べたい…」

希「パーティはたこ焼きに限るね~」

絵里「これがたこ焼き…ハラショー…」

俺「悪いけど、俺あんまり量食べられないよ…」

凛「凛も少しでいいにゃ…」

穂乃果「えー!?今日の主役なのに!」

にこ「まあ、しょうがないわよね」ニヤ

絵里「ラーメンデート…してたんだからね」ニヤニヤ

俺「か、からかわないでよ…//」

凛「俺くんの言う通りにゃ…//」

海未「ほら、焼けましたよ。照れてないで食べてください!」コトッ

俺「いただきます」

穂乃果「ほら、凛ちゃんも!」コトッ

凛「ありがとうにゃ」

ハフハフハフ
アチ、アチッ!ミ、ミズ!
ヤケドシチャウニャ~!

ーーー
ーー


みんな「お邪魔しました~!」

真姫「じゃあね」フリフリ

みんな「バイバイ!」フリフリ

希「さ、帰ろっか」

俺「俺と凛ちゃんと花陽ちゃん以外は方向別々だね」

絵里「みんな、気をつけて帰りなさいよ」

希「…凛ちゃんは俺くんが守ってくれるやろうから安心やね」ニヤ

凛「にゃっ!?//」ドキッ

俺「っ、またそういう事を…」

希「守ってあげへんの?」

俺「……ま、守るよ!当たり前だよ!」

凛「……//」カァァ

にこ「あら、かっこい~」ニヤニヤ

俺「っ//…凛ちゃん、花陽ちゃん、い、行こう!」ダーッ

凛「あっ、俺くん!」ダーッ

花陽「ま、待って~!」ダーッ

希「…逃げてもうた」ニヤニヤ

ことり「それにしても、凛ちゃんと俺くんがカップルなんて…」

海未「青春ですね…」

絵里「私達は見守ってあげましょ。2人のことを」

みんな「うん!」

50レス分程書きましたが、恐らくここらでちょうど半分です。原稿が完成していないので絶対ではありませんが…。
劇場版まで原作準拠で、その後少しオリジナルの後日談を書こうと思っています。
超がつく程の長編になってしまいそうですが、必ず完結させますので何卒最後までお付き合い下さい。

コメントありがとうございます。名作と認められる作品になるよう頑張ります!ぜひ読んで下さい!


予選当日

俺「み、みんな準備できた?」

穂乃果「ばっちりだよ!」

絵里「問題ないわ!」

凛「凛も完璧にゃ~!」

俺「よ、良かった…はぁ…」ハラハラ

真姫「まったく、貴方が緊張してどうするのよ」

希「今日までやれる事はやってきたんや。きっと女神様が微笑んでくれはるよ」

俺「うん、そうだよね…みんな、頑張れ!」

μ's「おー!!」

絵里「さあ、A-RISEのライブを見に行きましょう!」


モットシリタイ、シリタイ、カジョウナライフ♪
イマユメノ、ユメノ、ナカヘ~♪

\キャーキャー!!/ \ワーワー!!/

俺「これ…ほんとに同じ高校生…?」

海未「凄いクオリティですね…」

穂乃果「私達も負けてられないね!」

絵里「ええ、そうね!」

希「音ノ木坂のみんなも来てくれてるみたいやしね」

ことり「うん、全力で頑張ろう!」

穂乃果「よーし、じゃあ行くよ!μ's、ミュージック~…」

みんな「スタート!!」

ユメノトビラ~♪
ズットサガシツヅケタ~♪
キミトボクトノ~ツナガリヲサガシテタ~♪

俺(頑張れみんな!頑張れ…!!)グッ

ーーー
ーー


セイシュンノプロロ~グ~♪

\キャーキャー!!/ \ワーワー!!/

俺(す、すごい…完璧だ…)

ツバサ「…」

あんじゅ「…」

英玲奈「…」


数日後

花陽「いよいよ発表です…」ドキドキ

絵里「緊張するわね…」ドキドキ

にこ「た、たかが結果発表くらいで緊張してんじゃないわよ」ドキドキ

海未「終わりましたか?終わりましたか?」ミミフサギ

俺「落ち着け…落ち着け…」ドキドキ

花陽「来ました!」

みんな「っ…!」ドキドキドキドキ

花陽「一次予選通過、1チーム目はA-RISE…」

希「さすがやね…」

花陽「2チーム目はEast Heart…」

凛「っ…」ドキドキ

花陽「3チーム目は、Midnight Cats…」

穂乃果「あ、あと1枠…」ゴクリ

花陽「4チーム目は…」

みんな「っ……!」ドキドキドキドキ

花陽「…μ's!」

真姫「っ…!」

穂乃果「私達…合格したの?」

ことり「やった!やったよ穂乃果ちゃん!」

みんな「やったーー!!」ドッ

俺「みんな…おめでとう…!」グスッグスッ

凛「な、泣いてるにゃ!?」

にこ「まだ予選通過しただけよ!?」

俺「いや…みんなの頑張りを見てきたから…つい…」グスグスッ

ことり「俺くんだって、一緒に頑張ってきてくれたでしょ!」

穂乃果「そうだよ!俺くんのおかげでもあるんだよ!」

俺「うん、うん…ありがとう」グスッ

希「12月には最終予選が控えてるんやし、これからもサポートよろしくね」

俺「うん、みんなも頑張って!」グッ

みんな「おー!」


10月

凛「えー!?また練習凛たちだけなの!?」

俺「2年生は修学旅行、絵里ちゃんと希ちゃんは生徒会の仕事があるって…」

花陽「うん、しょうがないよ…」

真姫「私達だけでも練習しないと、ファッションショーのイベントに間に合わなくなるわよ」

にこ「そうよ、早く練習始めましょ」

凛「9人での練習が恋しいにゃ…」

俺「気持ちは分かるよ…」

前作がSSまとめ速報さんのラ!カテゴリ人気順で1番最初に表示されている事を知り気分のいい駆け出しのガキです。少し投下します。


次の日

凛「えぇ~!?凛がリーダー!?」

絵里「昨日穂乃果と話してね、凛がいいだろうって事になったのよ」

花陽「うん、私もそう思うよ!」

真姫「私も」

俺「うんうん、いいと思う!」

凛「え、えぇ~…」

にこ「嫌なの?」

凛「嫌って訳じゃないけど…凛には向いてないよ…」

希「なに言うてるの、みんな凛ちゃんが適任やと思ってるんよ」

絵里「そうよ、凛なら出来るわ」

凛「うん…わかったにゃ」

俺「よしっ、じゃあ練習始めよう!」

みんな「おー!」

凛「……」


またまた次の日

みんな「帰って来れない~っ!?」

絵里「そうなの。飛行機が欠航になるらしくて…」

真姫「そういえば、今向こうは台風直撃してるのよね…」

俺「今週末のイベントはどうするの?」

希「残念やけど、6人で歌うしかあらへんね…」

花陽「そんな…」

にこ「アイドルはどんな事があってもお客さんを笑顔にするのが義務よ!6人で全力を尽くしましょう!」

希「うん、そうやね!」

絵里「それで…センター、つまり今は凛ね。なんだけど…」

凛「えっ」

絵里「この衣装で歌ってくれって、イベント側から指定されたの」ゴトッ

希「女の子の憧れ、ウエディングドレスや!」

花陽「わぁ~、素敵…」キラキラ

にこ「凛、良かったじゃない!」

俺(り、凛ちゃんのウエディングドレス姿…!)ゴクッ

凛「り、凛が…これを着るの?」

絵里「そうよ。今、μ'sのリーダーはあなたなんだから」

凛「あはは、あはははははは!」ケラケラ

にこ「何笑ってるのよ!?」

凛「しゃーーっ!!」キーッ

真姫「凛が壊れた!」

凛「にゃーーーっ!!」ダーッ

俺「あっ、凛ちゃん!」

絵里「ちょ、凛!みんな、追いかけるわよ!」ダッ


屋上

凛「無理だよ!凛には似合わないもん!」

絵里「そんなことないわよ…!」

凛「そんなことあるっ!!」

凛「だって凛…こんなに髪短いんだよ?」

希「髪の長さなんて関係あらへんよ」

凛「そうじゃなくて、凛にはこんな女の子っぽい服は似合わないって話!」

真姫「でも、普段のライブではみんなと同じ衣装着てるじゃないのよ」

凛「それはみんなと一緒だし、端っこだから…とにかく、μ'sの為にも凛じゃない方がいいよ!」

花陽「凛ちゃん…」

希「まあ、実際問題としてあの衣装は穂乃果ちゃんのサイズで作ってあるから、凛ちゃんだと手直しが必要なんよね…」

絵里「じゃあ、この中で穂乃果に近い体型というと…花陽?」

花陽「わ、私…?」

凛「かよちんなら絶対似合うにゃ!可愛いし、歌もうまいし、ばっちりにゃ!」

花陽「凛ちゃんは…それでいいの?」

凛「もちろんにゃ!」

絵里「…決まりみたいね」

希「じゃあ、1度花陽ちゃんに着てもらおっか。サイズも見なあかんし…」

絵里「そうね、行きましょ」


凛「うわ~!かよちん、すごく可愛いよ!」

花陽「あ、ありがとう…」

にこ「さ、私達は練習しましょ!」

俺「今日はステップから確認するよ!」

真姫「ほら凛、行くわよ」

凛「……」ハナヨミツメ

真姫「凛?」

花陽「凛ちゃん…?」

凛「…あっ、うん!練習にゃ!」

ガラッ

花陽「凛ちゃん…やっぱり…」

申し訳ありません、ちょっと都合で更新する暇がありませんでした。投げてないのでご安心ください!
コメントしてくれた方、ありがとうございます。


その日の夜

プルルル、ピッ

穂乃果『ごめんね、こんな時間に電話して』

花陽「ううん、大丈夫。どうしたの?」

穂乃果『イベント、上手くいきそう?』

花陽「うーん…」

穂乃果『何かあったの?』

花陽「センターの件なんだけど…カクカクシカジカで…結局私がやることに…」

穂乃果「そっか…花陽ちゃんはどうするつもりなの?」

花陽「うーん…真姫ちゃんにはこのままでいいのかって言われて…でも、無理に押し付けたら凛ちゃんが可哀想だし…」

穂乃果『うん…』

花陽「穂乃果ちゃんなら、どうする…?」

穂乃果『……それは花陽ちゃんが決めなきゃ』

花陽「えっ…」

穂乃果『花陽ちゃんが決めることだよ』

花陽「そっか…そうだよね…」


イベント当日

凛「じゃあ、衣装に着替えて本番前最後の確認にゃ!」

μ's「はい!」

シャッ

凛「えっ…あれ?」

凛「これ…かよちんの衣装…間違えてこっちになってるにゃ」

花陽「間違えてないよ」

5人「……」タキシード

凛「えっ…みんな…?」

絵里「凛、あなたがそれを着るのよ」

凛「で、でも…かよちんがセンターで練習してきたにゃ!」

希「問題あらへんよ、今朝みんなでダンスを合わせてきたから」

凛「じ、冗談はやめてよ…」

花陽「冗談じゃないよ!」

花陽「凛ちゃん…私がμ'sに入った時凛ちゃんが背中を押してくれた…」

凛「かよちん…」

花陽「だから、今度は私の番!」

花陽「凛ちゃんは…可愛いよ!」

真姫「みんな、凛がμ'sで1番女の子っぽいかもしれないって言ってたわよ」

凛「そ、そんなこと…」

花陽「そんなことある!だって、私が可愛いって思ってるもん!抱きしめたくなるくらい、可愛いって…!」

真姫「花陽の気持ちも分かるわ」

凛「真姫ちゃん…」


にこ「ほら、あんたも黙ってないで言う事あるんじゃないの?」

俺「え、いや、俺は…」タジタジ

凛「俺くん…?」

にこ「凛を勇気づけてあげなさいよ。あんた、彼氏でしょ」

俺「え、えーっと…」

凛「……」

俺「お、俺…凛ちゃんの女の子っぽいところが好きだよ//」

にこ「…」ニヤニヤ

絵里「あら…」ニヤニヤ

凛「…//」

俺「…だ、だから自分に自信を持って!凛ちゃんは可愛いよ!//」

凛「あ、ありがとうにゃ…//凛、センターやるよ…!」

花陽「凛ちゃん…!」

真姫「やっとね…!」

希「やっぱり愛しの俺くんの言葉が効き目1番やね」ニヤニヤ

にこ「さっすがー」ニヤニヤ

俺「なっ…//」

希「ほら、凛ちゃん。俺くんにドレス姿見せてあげへんの?」

凛「う、うん…。今、着替えるにゃ//」

シャッ

俺「…//」ドキドキ

希「…」ニヤニヤ

シャッ

凛「ど、どうかな?//」

花陽「凛ちゃん!すごく可愛いよ!」

真姫「やっぱり似合うわね…!」

俺「っ…//」

俺(か、かか、可愛い…//やばい、破壊力高すぎるぞこれ…//)ドキドキ

希「俺くんも感想どうぞ」

俺「えっ!?あ、に、似合ってるよ…//」ドキドキ

絵里「…それだけ?」

にこ「彼女がウエディングドレス着てるのよ。もっとあるでしょ!」

俺「な、なんか結婚式みたいで…幸せな気分です…//」ドキドキドキドキ

凛「っ…///」カァァ

にこ「うんうん、そういうのが聞きたかったのよ」ニヤニヤ

真姫「今の、ぜひ2年生にも聞かせたかったわね」ニヤニヤ

希「凛ちゃんも着替えて、俺くんの感想も聞けたところで、そろそろやよ」

絵里「そうね。みんな!いよいよ本番よ、全力で歌いましょ!」

μ's「うん!」

絵里「ほら凛、いつものよ」

凛「うん!それじゃあ行くにゃ!
μ's、ミュージック~…」

みんな「スタート!!」


シーン…
パッ

凛「…」

\キャー!/ \キャーキャー!/

凛「はじめまして、音ノ木坂学院スクールアイドル、μ'sです!」

\カワイイー!!/ \キレー!!/

凛「い、いやぁ…あ、ありがとうございます!」

凛「本来メンバーは9人なんですが、今日は都合により6人で歌います!」

凛「それでは…1番可愛い私達を、見ていって下さい!」

ア~コガレノシュ~ンカンヲ~♪
ムカエ~ルトキガキ~タヨ~♪

俺(凛ちゃん…最高だよ…!)グッ


Love wing~♪
Love wing~♪

凛「…ありがとうございました!」

\キャー!キャー!/ パチパチパチ

ーーー
ーー


控え室

にこ「大成功ね!」

俺「完璧だったよ!」パチパチ

凛「緊張したにゃー!」

花陽「凛ちゃん、可愛いかったよ!」

絵里「ええ、ステージで1番輝いてたわね」

希「さすがやったね」

凛「ありがとうにゃ!」

俺「じゃあみんな、着替え終わったら呼んでね!」ガチャ

みんな「はーい」

真姫「それにしても、俺くんったら凛のこと本当に好きなのね」ヌギヌギ

凛「えっ、いきなりなに!?//」ヌギヌギ

希「ホンマにそうやよね。凛ちゃんの衣装姿に凄くときめいとったし」ヌギヌギ

絵里「幸せな気分、なんて言ってたわよ」ヌギヌギ

花陽「良かったね、凛ちゃん!」

凛「い、いやぁ…//」

にこ「ぶっちゃけた話、もうチューはしたの?」

凛「にゃっ!?//な、何を言って…!」オロオロ

希「この反応は…もうしとるね」ニヤニヤ

花陽「り、凛ちゃん…//」

真姫「意外と積極的ね…//」

凛「し、しし、してないにゃー!//」


廊下

俺(会話、丸聞こえなんですけど…//)


11月

みんな「ラブソング~!?」

希「そう、このメンバーでラブソングを歌うんよ」

花陽「なるほどっ!アイドルにおいてラブソングは鉄板!なのに今までμ'sにはそれが無かった…!」

にこ「た、確かに…」

穂乃果「でも、どうして今までラブソングが無かったんだろう?」

ことり「それは…」ジッ

海未「なんですかその目は!?」

希「だって海未ちゃん、恋愛経験無いんやろ?」

海未「なんで決めつけるんですか!」

穂乃果「じゃああるの!?」

ことり「あるのっ!?」

海未「なんでそんなに食いついてくるですか!?」

花陽「あるの!?」

凛「あるにゃ!?」

にこ「あるの!?」

海未「なぜあなた達まで!?」

穂乃果「海未ちゃん答えて!」

ことり「海未ちゃん!」

海未「それは……ありません…」クテッ

にこ「なーんだ、やっぱりね」

ことり「びっくりしちゃったー」

穂乃果「もう、変に溜めないでよぉ」ペシペシ

海未「穂乃果もことりも無いでしょう!?」

穂乃果「うん…」

ことり「うん…」

希「というか、恋愛経験なら絶賛蓄積中の2人がおるやん」チラッ

俺&凛「えっ」

凛「いやいや、無理にゃ!」ブンブン

俺「俺も曲なんて書けないよ!」ブンブン

絵里「…まあ、そうよね」

希「…せやなぁ」

真姫「そもそも、今から新曲なんて無理があるんじゃないの?」

ことり「うーん、それも一理あるかも…」

にこ「そうね…」

絵里「でも、まだ諦めるのは早いんじゃない?」

真姫「…?」

希「そうやね、曲作りで大事なのはイメージやろうし」

穂乃果「でも、ラブソングって要するに恋愛でしょ?どうやってイメージを膨らませるの?」

希「うーん、たとえば…」


タッタッタッ

花陽「あっ…あの…これ…//」

花陽「受け取って下さい!」バッ

希「ええねぇ、花陽ちゃんなかなかやるやん」カメラマワシ

海未「これでイメージがわくんですか?」

希「そうや。こういう時とっさに出てくる言葉って結構重要やよ」

穂乃果「でも、なんでカメラがいるの?」

希「その方が緊張感出るし、後で見て楽しめるやん?」ニヤリ

にこ「明らかに後者が狙いね…」

希「まあまあ。じゃあ次、真姫ちゃんね」

真姫「わ、私!?」


真姫「はい、これ!いいから受けとんなさいよ!」

希「…」パッ

真姫「別に、あなただけにあげた訳じゃ無いんだから!勘違いしないでよね!」フン

希「おぉ~!」カメラマワシ

真姫「どう、これで満足?」

花陽「完璧だよ!」パチパチ

凛「マンガで見たことあるにゃ!」

俺「これぞザ・ツンデレだね!」

にこ「ふん、なに調子に乗ってるのよ」

真姫「別に乗ってないわよ!」

希「じゃあ次、にこっち行こっか!」

にこ「全く、しょうがないわねぇ~」


サラッ

にこ「…」カミホドキ

俺(おぉ…出た、髪下ろしにこちゃん…)ゴクッ

にこ「どうしたかって、分からないの?ダメっ、恥ずかしいから見ないで!」カオカクシ

俺(え、ちょ…寒っ)ガーン

希「…」シラー

凛「…」シラー

海未「…」シラー

花陽「…」シラー

にこ「髪、下ろしたほうが好きだって前言ってたでしょ?」

穂乃果「…」シラー

絵里「…」シラー

真姫「…」シラー

ことり(アルパカさん可愛いなぁ)ナデナデ

にこ「あげる…にこにーから、スペシャルハッピーなラブn…」

ピーッ

希「あっ、バッテリー切れた!」

にこ「ぬわぁんでよ!」キーッ

50レスで半分と書きましたが、もっと長くなりそうです。下手したら150くらい行くかもしれません。


校門前

穂乃果「結局、何も決まらなかったね」

真姫「やっぱり無理して新曲じゃなくてもいいんじゃない?次は最終予選よ」

海未「そうですね…最終予選は今までの集大成ですし、これまでの事を精一杯やるのが大切な気がします」

ことり「私もそれがいいと思う…」

花陽「うん…」

絵里「でも、もう少し頑張りたい気もするわね」

みんな「えっ?」

凛「絵里ちゃんは反対なの?」

絵里「反対というか…やっぱりラブソングは強いと思うし、それくらい無いと勝てないと思うの」

穂乃果「そうかなぁ…」

絵里「それに、希の言うことはよく当たるから」

俺「確かに…」

真姫「…」

穂乃果「じゃあ、もうちょっとだけ考えてみようか」

海未「私は構いませんが…」

絵里「じゃあ今度の日曜日、みんなで集まって考えましょ!希もそれでいいでしょ?」

希「…へっ?あ、そうやね!」

真姫「…」ジーッ


カフェ

真姫「おかしい!」チュー

俺「おかしい…?」

凛「絵里ちゃんが?」

真姫「絵里があそこまでラブソングに拘るなんて、おかしいわよ」

花陽「それだけラブライブに出たいんじゃ…」

真姫「だったら止めるべきよ!どう考えても今までの曲をやったほうが完成度は高いんだから!」

凛「希ちゃんの言葉を信じてるとか?」

真姫「あんなに拘るところ、今まで見たことある?」

俺「…ないね」

花陽「でも、なんで…」

真姫「それは、分からないけど…」

凛「はっ!まさか!」

ーーー
ーー


絵里『今まで騙して悪かったわねぇ』ニヤリ

A-RISE『…』ニヤリ


ーー
ーーー

凛「…とか!?」ビシッ

花陽「は、はらしょー…」ブルブル

俺「ちょ、凛ちゃんイスから降りて!みんな見てるから!」コソコソ

凛「あ、ごめんにゃ」チャクセキ

花陽「でも、もしあの3人に絵里ちゃんが加わったら…」

俺「まさに無敵…」

凛「勝てないにゃぁ…」

真姫「何想像してんのよ、ありえないでしょ」

花陽「じゃあ…」

真姫「分からないけど、何か理由があるのは間違いないと思う…」

俺「…」

********


希「絵里ち!」

絵里「どうしたの?」

希「いくら何でも、強引過ぎやったんやない?」

絵里「…いいの、私がそうしたかったんだし」

希「…」

絵里「それに、ずっとやりたかった事なんでしょ?」

希「そうやけど…」

絵里「だったらやるべきよ。いいでしょ?」

希「うん…」

絵里「はい、これ!」

希「アメちゃん…?」

絵里「じゃあね!」

タッタッタッ

希「もう、絵里ち…おせっかいやな…」

遅れましたが、コメントくださった方ありがとうございます。頑張ります。


日曜日

希「ん~…」

穂乃果「好きだっ!愛している!」バッ

穂乃果「…こんなんじゃないよね~!」ウワアア

俺「あはは…」

穂乃果「ラブソングって難しいんだねぇ…」

絵里「ラブソングは結局、好きって気持ちをどう表現するかだからストレートな穂乃果には難しいかもね…」

にこ「ストレートというより、単純なだけよ!」

希「そういう割にはにこっちもノート真っ白やん」

にこ「こ、これから書くのよ!」

ことり「それじゃあ参考に、恋愛映画でも観てみない?」

穂乃果「恋愛映画かぁ…」

ーーー
ーー


アイシテルヨ!
××サン!

絵里「ううっ…」グスッ

ことり「ううっ、ううっ…」グスッ

花陽「かわいそうっ…」グスッ

ほのりん「zzz…」スースー

真姫「…」

俺(ね、眠い…)ウトウト

にこ「や、安っぽいストーリーねっ…!」グスッグスッ

希「にこっち、涙出とるよ」

海未「ううっ…ううっ…」サブトンカブリ

希「ん?」

花陽「えっ…?」クルッ

ことり「海未ちゃん、どうして隠れてるの?怖い映画じゃないよ」

海未「分かってます…は、恥ずかしい…」ブルブル

希「観てるだけやのに…」

デレレレデレレレ~♪
××サン!
□□チャン!
ダキッ

海未「ひ、ひぃぃぃ~~っ!」

えりことぱな「あぁ~~っ!」

チュッ!

えりことぱな「きゃぁぁぁぁっ!」

海未「ぎゃぁぁぁぁっ!//」ピッパチッ

TV『』

絵里「ちょ、海未!」

ことり「海未ちゃん!」

海未「は、恥ずかしすぎます!//ハレンチです!//」

花陽「そうかなぁ…?」

海未「そうですっ!そもそもこういう事は人前でするべきではありません!」

穂乃果「……ほぇ?」コスコス

凛「終わったにゃぁ…?」フワァ

ことり「穂乃果ちゃん、開始3分で寝てたよね…」

穂乃果「ごめーん、なんだかのんびりした映画だなーって思ったら、つい…」

絵里「まあ、なかなか映画の様にはいかないわよね…」

俺「そうだね…」

絵里「じゃあ、もう1度みんなで言葉を出し合っt…」

真姫「待って!」


みんな「えっ…?」

真姫「もう諦めた方がいいんじゃない?」

俺「真姫ちゃん…」

真姫「今から曲も振り付けも衣装も作り始めるんじゃ完成度が下がるだけよ!」

海未「……実は私もそう思ってました」

絵里「えっ…」

海未「ラブソングに頼らなくても、私達には私達の歌がある…」

穂乃果「…そうだよね」

にこ「確かに…相手はA-RISE、下手な小細工は通用しないわよ…」

絵里「で、でも…!」

希「うん、みんなの言う通りや!今までの曲に全力を注いで頑張ろう!」

絵里「希…」

希「今見たら、カードもそれがいいって!」ピラッ

絵里「待って希、あなた本当にそれで…」

希「ええんや、1番大切なんはμ'sやろ?」

穂乃果「ん…どうかしたの?」

希「ううん、なんでもない!じゃあ、今日は解散して明日からみんなで練習やね!」

絵里「希……」

真姫「…?」




穂乃果「じゃあねー!」フリフリ

真姫「…」ジッ

希「…」トコトコ

絵里「…」トコトコ

花陽「真姫ちゃん…?」

凛「どうかしたにゃ?」

俺「ん…?」

真姫「3人とも、先に帰ってて!」ダッ

俺りんぱな「…?」




絵里「希、本当に良かったの?」

希「いいって言ったやろ?」

絵里「ちゃんと言うべきよ。希が言えば、みんな協力してくれるわ」

真姫「…」コソコソ

希「いいの、ウチにはカードがあれば十分なんやし」ピラッ

絵里「…意地っ張り」

希「絵里ちには言われたくないなぁ」

真姫「どういうこと…?」ボソッ

希「じゃ、また明日ね!」

絵里「希…」

タッタッタッタッ

真姫「待って!」

希「真姫ちゃん…」

真姫「どういう事なの?ちゃんと説明してよ!」

絵里「真姫…」


希の家

希「どうぞ、上がって」

真姫「…お邪魔します」

希「今、お茶淹れるから」

真姫「一人暮らし…なの?」

希「…うん。子供の頃から、両親の都合で転校が多くてね」

絵里「だから希、音ノ木坂に来て『居場所ができた』って喜んでたのよ」

真姫「そう…」

希「ちょっと、その話はやめて!こんなときにする話じゃあらへんよ」

絵里「いいじゃない、もうここまで来たんだし」

真姫「そうよ、全部話して」

希「……」

絵里「…もう、私が言うわよ」

絵里「簡単に言うとね、希の夢だったのよ。μ'sが結成した頃からの」

希「絵里ち!」

絵里「ここまで来て、隠したままにする訳にはいかないわ」

真姫「夢?ラブソングが?」

絵里「そうじゃなくて、みんなで曲を作りたい…って」

希「…」

絵里「1人1人の言葉を紡いで、想いを紡いで、真の意味で全員で作り上げた曲…」

真姫「…」

絵里「…そんな曲を作りたい、そんな曲でラブライブに出たい…それが希の夢だったの」


絵里「だからラブソングを提案したのよ、うまくいかなかったけどね」

真姫「希…絵里…」

希「言ったやろ?ウチが言ってたのは、夢なんて大それたものやないって」

真姫「じゃあ、なんなの?」

希「なんやろね…曲という形やなくても、9人みんなで何かを作れたら…ウチはそれで良かったんよ」

希「ウチにとって、みんなは…奇跡やったから…」

真姫「奇跡?」

希「転校ばかりで、絵里ちしか友達が居なかったウチが…同じ思いを持ちながら、それを繋げられない子達と出会った…」

希「そして、それを大きな力で繋げてくれる存在が現れた…」

希「思いを同じくする人が居て、それを繋いでくれる存在がいる…必ず形にしたかった…!このメンバーで、何かを残したかった…!」

真姫「……」

希「確かに、歌という形になれば良かったのかも知れない…」

希「でも、μ'sはとっくに何か大きなものを生み出してる…!だから、ウチはそれで十分や。1番の夢はとっくに叶えられた…」

希「だからこの話はこれでおしまい!それでええやろ?」

絵里「…って、希は言うんだけど…真姫はどう思う?」

真姫「全然、良くないわね」スマホカタテ

絵里「そうよね」スマホカタテ

希「まさか…みんなをここに呼ぶの?」

真姫「いいでしょ?1度くらいみんなを招待しても」

真姫「…友達、なんだから」ニコッ

希「っ…」


しばらくして

穂乃果「えっ、やっぱり作るの!?」

真姫「そうよ、みんなで作るの」

花陽「真姫ちゃん、何かあったの?」

真姫「別に…何もないわよ」

絵里「まあ、ちょっとしたクリスマスプレゼントみたいなものね。μ'sから、μ'sを作ってくれた女神様へ」ニコッ

真姫「…そうね」ニコッ

花陽「でも、みんなで言葉を出し合ってかぁ…ん?」シャシンミツメ

花陽「これって、みんなの写真…?」

凛「あ、本当にゃ」

希「あっ、ダメッ!//」バッ

花陽「の、希ちゃん!」

にこ「へえ~、希もそういうの飾るのねぇ~」ニヤニヤ

希「べ、別にいいやろ?ウチだってそのくらいするよ…//」

ことり「希ちゃん…!」

凛「可愛いにゃー!」ピョーン

希「もう、笑わないでよっ!//」グイグイ

絵里「こら、暴れないの…!」ダキッ

希「…もう」ニコッ

みんな「…」ニコニコ


穂乃果「あっ、外見て!」

パラパラパラ…

みんな「うわあ…!」キラキラ

俺「雪だ…!」キラキラ

穂乃果「外、行こうよ!」

みんな「うん!」


タッタッタッタッタッ…

みんな「わぁ~…!」ミアゲ

凛「綺麗だにゃ…!」

俺「うん…!」

穂乃果「………」

穂乃果「……想い」

花陽「…メロディ」

海未「…予感」

凛「…不思議」

真姫「…純情」

ことり「…ときめき」

にこ「…空」

絵里「…気持ち」

希「……好き」

パラパラパラ…

俺「みんな…」

絵里「これで、いい歌ができそうね」

穂乃果「うん!絶対いい歌になるよ!」

凛「まだにゃ!」

みんな「えっ?」

凛「まだ、俺くんのを聞いてないにゃ!」

花陽「凛ちゃん…!」

俺「お、俺?」

凛「俺くんだってμ'sの一員でしょ?」

希「せやね。俺くんも大切な仲間やもん」

絵里「そうね。さあ、俺くん!」

穂乃果「俺くん!」

俺「……」

俺「……出逢い」

花陽「出逢い…」

にこ「まあ、悪くないわね」

凛「これで揃ったにゃ!」

穂乃果「よーし、じゃあみんなで最高の曲にしよう!」

みんな「おー!」


帰路

パラパラパラ…

花陽「じゃあ、私はここで…」

俺「ばいばい!」

凛「また明日にゃー」

テクテクテク

凛「さっきの、いい歌になるといいね」

俺「あ、うん…。ありがとね、俺に気を遣ってくれて」

凛「気を遣った訳じゃないにゃ。本当にμ'sの大切な仲間だもん、俺くんは」

俺「…ありがとう」

凛「にしてもすごく寒いにゃ」ブルブル

俺「まあ、雪降ってるくらいだからね」

凛「凍えちゃうにゃ…」

俺「じゃあ…はいこれ!俺の上着貸すよ」ファサッ

凛「え、いいのにゃ?」

俺「うん、少し大きいかも知れないけど」

凛「ありがとう…」ヌクヌク

俺「それと…」

凛「え…?」

ギュッ

俺「これで手も暖かいでしょ?」ニコッ

凛「う、うん…//」キュン

パラパラパラ…
テクテクテク…


最終予選当日、会場

シンシンシン…

俺「穂乃果ちゃん…海未ちゃん…ことりちゃん…!」ソワソワ

絵里「俺くん、心配しなくても3人はきっと来るわよ」

俺「だといいけど…」ソワソワ

希「カードも心配ないって言うとるよ」ピラッ

俺「うん…」ソワソワ

俺(くそっ、マネージャーなのにこんなときに何も出来ないなんて…)ギリギリ

花陽「それにしても、雪が…」

凛「全然止まないにゃ…」

にこ「雪の中で踊るのは大変だけど、私達の歌にはピッタリじゃない」

真姫「そうね、前向きに考えましょ」

ーーー
ーー


ヒュオオオオ

穂乃果「はぁっ、はぁっ…」ザクザク

海未「穂乃果、大丈夫ですか!?」ザクザク

穂乃果「うん…行こうっ!」

ことり「頑張ろうっ!」

ヒュオオオオ
ザクザク…

ヒフミ「穂乃果!」

穂乃果「みんな…!」

ーーー
ーー


にこ「学校のみんなが!?」

花陽「穂乃果ちゃん達を手助けしてくれてるの!?」

絵里「ええ、今先生から連絡が来たわ」

真姫「手助けって言っても…どうやって?」

絵里「学校からここまでの道の雪かきをしてくれているらしいわ」

凛「雪かき!?」

俺「それ、すごい重労働じゃ…」

希「それだけみんなが期待してくれてるってことやね…」

にこ「尚更、情けないパフォーマンスは許されないわね…」

絵里「ええっ、絶対にラブライブに出るわよ!」

みんな「おー!」

ーーー
ーー


パラパラパラ…

穂乃果「あとちょっと…!」ザクザク

海未「頑張りましょう!」ザクザク

ことり「学校のみんなの為にも…!」ザクザク




ヒュオオオ…

にこ「さ、寒い…」

凛「こんな中を歩いてたら風邪ひいちゃうよ!」

俺「3人とも、本当に大丈夫なのかな…」

絵里「大丈夫よ、もう少しで着くって連絡来てるんだし」

希「それに、ウチらはここで待っててあげることしかできへんやろ?」

俺「うん…」

俺(無事に9人が揃いますように…神様お願いします…)

真姫「あっ、あれ!穂乃果達じゃない?」

穂乃果「はあっ、はあっ…」ザクザク

海未「ほら、みんなが待っててくれてます!あとほんの少しですよ!」ザクザク

ことり「みんな…!」ザクザク

凛「お~い!穂乃果ちゃ~ん、海未ちゃ~ん、ことりちゃ~ん!」フリフリ

穂乃果「みんなー!」タッタッタッ

花陽「間に合った!」

希「良かった~!」

ことり「お待たせ、ごめんね!」ハアハア

海未「なんとか、間に合いましたね…」ハアハア

俺「こっちこそ、助けてあげられなくてごめんね!」

絵里「すごく寒かったでしょう?」

穂乃果「寒かったし、怖かったよ…これで終わりなんて嫌だったから…!」

花陽「穂乃果ちゃん…」

凛「3人とも、顔真っ赤だにゃ…」

にこ「早く暖かいところに移動した方がいいわね」

真姫「そうね、冷えきった体を温めないと」

穂乃果「うん…」

ヒュオオオ…


控え室

俺「いよいよ本番だよ!」

絵里「みんな、準備はいい?」

みんな「うん!」

穂乃果「じゃあいくよ!μ's!ミュージック~…」

みんな「スタート!」



ステージ

μ's「…」テツナギ

\μ's~!/ \ガンバレー!/

ゆきあり「がんばって~!」

ほのママ「穂乃果~!」

\ガンバレー!/ \ミンナ~!/

穂乃果「みなさん、こんにちは!」

穂乃果「これから歌うのは、今日のために新しく作った曲です!」

穂乃果「応援してくれる人、助けてくれた人のおかげで作ることができました!」

穂乃果「だからこれは、みんなで作った曲です!」

みんな「聞いてください!」

絵里(学校が大好きで…)

真姫(音楽が大好きで…)

にこ(アイドルが大好きで…)

凛(踊るのが大好きで…)

花陽(メンバーが大好きで…)

希(この毎日が大好きで…)

海未(頑張るのが大好きで…)

ことり(歌うのが大好きで…)

穂乃果(μ'sが、大好きだったから…!)


~♪

不思議だね、いまの気持ち

空から降ってきたみたい

特別な季節の色が

ときめきを見せるよ

初めて出逢った時から

予感に騒ぐ、心のメロディ

とめられない、とまらない…

なぜ…?

届けて、切なさには

名前をつけようか

"Snow halation"

想いが重なるまで

待てずに、悔しいけど

「好き」って純情

微熱の中、ためらってもダメだね

飛び込む勇気に賛成

まもなくStart…!

~♪♪

届けて、切なさには

名前をつけようか

"Snow halation"

想いが重なるまで

待てずに、悔しいけど

「好き」って純情

微熱の中、ためらってもダメだね

飛び込む勇気に賛成

まもなくStart…!

~♪

ーーーー
ーーー
ーー

コメントお待ちしております


2月

海未「最終予選でA-RISEを破り、本戦出場が決まってから1ヵ月強…」

にこ「もうそんなに経つの、あっという間ね~」

海未「今月からは、本戦に向けてコンディション調整を最優先にします」

海未「これがスケジュール表です」パラッ

俺「かなり練習少なめになったね」

花陽「完全オフの日も結構ある…」

海未「A-RISEからアドバイスも頂いて、そういう日も作ってみました」

絵里「次はいよいよ最後だから、コンディションは重要よね」

穂乃果(最後、かぁ…)

海未「穂乃果?」

穂乃果「えっ、あ、ごめんごめん」

真姫「そういえば、雪穂ちゃんと亜里沙ちゃん合格したんでしょ?」

穂乃果「うん、2人とも春からここの新入生だよ」

絵里「新1年生の代は入学者がかなり増えたらしいわね」

ことり「今年はスクールアイドルがやりたくてこの学校を選んだ子も多いみたいだよ!」

花陽「じゃあもしかして、新メンバー!?」

凛「ついに10人目誕生!?」

俺「いや、10人目…というか…」ウツムキ

花陽「えっ…?あっ…」ウツムキ

凛「あっ、そっか…卒業…」ウツムキ

真姫「ちょっと、そういう話は…」

絵里「そうよ、ラブライブが終わるまではしない約束でしょ」

希「せやね。ほら、練習練習!」

みんな「うん…」

ーーー
ーー


夜、とあるレストラン

穂乃果「ごめんね、みんな一回家に帰ったのにまた集まってもらって」

ことり「全然大丈夫だよ」

花陽「でも、いきなりどうしたの?」

穂乃果「ちょっと、みんなに話があってね…」

凛「3年生は来ないのにゃ?」

穂乃果「うん、呼んでないから…」

真姫「3年生を呼んでないって事は、μ'sの今後の話…?」

穂乃果「うん…」

俺「なるほど、そういうことね…」

穂乃果「みんなはどうしたいと思ってるのかなって…」

花陽「わ、私は…μ'sという形は終わりにしてもいいんじゃないかなって思ってる…」

真姫「私も花陽と同意見ね…」

俺「俺も…かな」

凛「うん、凛も…」

海未「私も…そう思ってました…」

ことり「私も…」

穂乃果「そっか…実は私もそう思ってたの…」

穂乃果「やっぱり、今のメンバー以外のμ'sなんて考えられないもん…」

ことり「うん…」

穂乃果「本当はさ、続けたいって人がいたら続けるつもりだったんだ」

海未「穂乃果…」

穂乃果「でも、全員が解散を選んだ…」

穂乃果「これってきっと、スクールアイドルの女神様がそうしなさいって言ってるんだよ…!」

俺「……」

穂乃果「だから、μ'sは3年生の卒業と同時に解散する…いいよね?」

みんな「うん…!」

穂乃果「分かった…ラブライブ、絶対優勝して終わろうね!」

みんな「おーっ!」


日曜日

穂乃果「よーし、遊ぶぞー!」

にこ「遊ぶ…?」

絵里「いきなり呼び出すから何かと思えば…」

希「今日は休養日じゃなかったん?」

穂乃果「それはそうだけど、気分転換も必要でしょ?」

海未「そ、そうですよ…!」

ことり「今日は暖かいし!」

花陽「遊ぶのは精神的な休養だって、聞いたことあるし!」

俺「うんうん、精神面って大切だもんね!遊ぶしかないね!」

真姫「家に篭ってても仕方ないし!」

凛「に、にゃー!」

にこ「何よ…今日はやけに強引ね…」

穂乃果「だって、μ's結成してからみんなでちゃんと遊んだこと1度もなかったでしょ?」

にこ「でも、遊ぶってどこでなにするのよ?」

凛「遊園地!」

俺「いいね、俺も遊園地!」

真姫「子供ね…私は美術館がいいわ」

花陽「えと、私はアイドルショップに…」

にこ「バラバラじゃない!」

希「穂乃果ちゃん、どうするん?」

穂乃果「えっ…じゃあ、全部!」

3年生「ええっ!?」

にこ「本気!?」

穂乃果「うん、みんな行きたい所1つずつ挙げて全部行こうよ!いいでしょ?」

にこ「何よそれ!?」

希「でも、ちょっと面白そうやね!」

絵里「しょうがないわね…!」

穂乃果「よーし、それじゃあ出発!」


アイドルショップ

穂乃果「うわ、すごい!これ全部μ'sのグッズだ!」

海未「こんな…恥ずかし過ぎます!」

花陽「でんでんでんの予約特典は…!?」キョロキョロ

ーーー
ーー


ゲームセンター

ゲーム機『2P wins!!』

穂乃果「あぁ~っ、負けたぁ~!」

にこ「ふふん、出直してきなさい!」

マケナイワヨ!
ノゾムトコロヤ!
カンカンカンカン!!!

俺「ん…?」クルッ

希「とおおぉりゃぁぁっ!!」スカーン!

絵里「はぁぁぁっ!!」カコーン!!

ことり「これ、本当にエアホッケー…?」

俺「は、速い…!」

凛「2人ともすごいにゃー!」

ーーー
ーー


動物園

ペンギン「キキーッ!!」

穂乃果「おおっ!可愛い~!」

フラミンゴ「……」カタアシダチ

俺「よっ、ほっ…」フラフラ

凛「俺くん転びそうにゃ~」

俺「このくらいで転ぶ訳ないでしょ…って、うわっ!」ステーン

凛「やっぱり転んだにゃー!」アハハ

ーーー
ーー


美術館

凛「見て見て、石像のまねにゃ!」ポーズ

花陽「変なの!あはははっ」

真姫「お静かに!」

ーーー
ーー


ボウリング場

絵里「えーいっ!」

ゴロゴロ…スカーン!!

モニター『ストライク!』

絵里「やった!ボウリングって楽しいわね!」

みんな「はらしょー…」

ーーー
ーー


ボート乗り場

りんぱな「やったぁ!」

穂乃果「海未ちゃんが右って言うから負けたんだよぉ!」

海未「穂乃果が左に行くからです!」

ーーー
ーー


浅草寺

モクモクモク…

みんな「よいしょ、よいしょ!」パタパタ

希「スピリチュアルやね…」ニコニコ

ーーー
ーー


花やしき

ゴオオオオ

みんな「うわーーーっ!!」

花陽「誰か助けてぇぇ!」

凛「にゃぁぁぁ!!」

ーーー
ーー


絵里「あとは、穂乃果の行きたい所だけど…」

穂乃果「うん…私は海に行きたい!」

絵里「海っ!?」

俺「この季節に…?」

穂乃果「うん!誰もいない海に行って、10人だけの景色が見たい!」

穂乃果「…ダメかな?」

凛「賛成にゃ!」

花陽「私も!」

絵里「今から行くの?」

穂乃果「行くだけ行ってみようよ!」


電車内

真姫「穂乃果…」

穂乃果「なに?」

真姫「心の準備、できてる…?」

穂乃果「うん…」

俺「……」

ガタンゴトン…
ガタンゴトン…


サザァ…サザァ…

穂乃果「着いた…!」

絵里「この時期の海は冷えるわね」ブルブル

俺「でも、夕日が綺麗だよ…!」

希「俺くん、こーゆー絶景とか大好きなタイプやろ?」

俺「うん、なんで知ってるの?」

希「スピリチュアルパワーや」

にこ「しっかし、まさか冬も10人揃って海を見ることになるとはねぇ」

ことり「そっか、夏合宿のときもみんなで海見たもんね!」

穂乃果「じゃあ、またみんなで手繋ごっか!」

みんな「うん!」パッ

絵里「夏みたいに、またみんなとどこかでお泊まりしたいわね…」

希「…せやね」

サザァ…サザァ…

穂乃果「…あのね」

絵里「…?」

希「どうしたん…?」

穂乃果「あれからね、7人で話したの…3年生が卒業した後のこと…」

穂乃果「1人1人の意見を聞いたら、みんな同じだった…」

穂乃果「だから、そうすることにしたの…」

絵里「穂乃果…」

穂乃果「言うよっ…!せーの…」

1、2年「「大会が終わったら、μ'sはおしまいにしますっ!」」

にこ「っ……」ウツムキ

希「……」

絵里「……そう」

にこ「絵里!?いいの!?」

希「ウチも賛成やよ…」

にこ「そんな…せっかくここまで来たのに…終わっちゃったら…」

真姫「終わらないわ!」

にこ「えっ…?」

真姫「スクールアイドルは続ける!何があっても続けるわよ!でも、μ'sはこのメンバーだけのものにしたい…!」ウルウル

にこ「真姫…」ウルウル

花陽「真姫ちゃん…」ウルウル

凛「かよちん、泣いちゃ駄目だよ…!凛だって、こんなに頑張ってるんだから…!」グスッ

俺(やばい…堪えろ、泣くな…!)ウルウル

穂乃果「あぁぁぁーーーーっ!?」

みんな「えっ…?」

穂乃果「時間!早くしないと帰りの電車無くなっちゃう!」ダーッ

絵里「ちょ、待って穂乃果!」ダーッ

ことり「みんな、急ごう!」ダーッ

穂乃果「っ……」ウルウル

タッタッタッタッ…




みんな「はぁっ、はあっ、はあっ…」

海未「電車は…?」

絵里「まだまだあるわよ…?」

海未「えっ、穂乃果…?」

穂乃果「えへへ、ごめん…あそこに居たら泣いちゃいそうだったから…」

ことり「穂乃果ちゃん…」

俺「ふふっ、1杯食わされたね…」

真姫「もう…本気で走っちゃったじゃない…」

にこ「休養日だったのにぃ…」

ことり「でも、10人だけの景色が見られて良かったね!」

穂乃果「うん…!」

絵里「こうして今この駅にいるのも、私達だけだしね…」

花陽「なんか素敵…」

穂乃果「…記念に写真撮ろっか!」

凛「なら、携帯あるにゃ!」

穂乃果「そうじゃなくて」ユビサシ

俺「し、証明写真…?」

絵里「面白いわね、撮りましょう!」

ギュウギュウ

にこ「ちょっと、押さないでよ!」

凛「お、俺くん痛いにゃ!」

俺「ご、ごめん!」

穂乃果「あ、撮るみたいだよ!」

パシャ…!


凛「真姫ちゃん変な顔にゃ~!」

俺「ほんとだ!あはははっ」

真姫「なっ…2人だって、この繋いでる手しか映ってないじゃない!」

絵里「見て!にこの髪が希のヒゲみたいになってる! 」

みんな「あはははっ!」ニコニコ

花陽「あはは、あは…っ」

花陽「ううっ…うっ…」グスッ

凛「かよちん、泣いてるにゃ…」

花陽「だって…可笑しすぎて、涙が…」

凛「泣かないでよぉ…泣いちゃやだよ…せっかく、笑ってたのに…」ウルウル

真姫「もうっ、やめてよ……やめてって…言ってるのに…」グスッ

俺「あ、あはは、みんな泣き出しちゃって…へ、変なの…」グスッ

穂乃果「本当、なんで泣いてるの…?へ、変だよ…」ポロポロ

ことり「ほ、穂乃果ちゃん…」グスッ

海未「うう…ううっ…」グスッ

絵里「……」ポロポロ

にこ「も、もう!メソメソしないでよ!なんで泣いてるのよ!」

希「…にこっち」ウルウル

にこ「泣かない!私は泣かないわよ!」

ダキッ

にこ「っ!?」

希「……」ポロポロ

にこ「な、泣かないんだから!」

希「……」ギュウウ

にこ「なっ…やめてよ…そ、そういうのやめてよ!」ウルウル

にこ「…っ、うぅっ、うぅっ…!」グスッグスッ

穂乃果「……」グスッグスッ

絵里「……」グスッ

俺「っ……」グスッ

ガタンゴトン…
ガタンゴトン…

ーーーー
ーーー
ーー


ラブライブ本戦前日

俺「ってことで、学校に泊まりたいんだけど…いい?」デンワ

母『全く、仕方ないわね…』デンワ

俺「ごめん、ありがと!じゃあ切るね!」ピッ

俺「なんとか俺もOK出たよ!」

凛「これで全員お泊まりにゃ!」

絵里「この間みんなでお泊まりしたいねって言ったばっかりなのに、まさかこんなに早く叶うとはね」

希「さっきお参りしたおかげやない?」

絵里「そうかもね」ニコッ

ガチャ

にこ「みんな、出来たわよ!にこにーマーボー!」ジュウウ

穂乃果「いい匂い!」

絵里「美味しそうね!」

花陽「お米も炊けたよ!」ホカホカ

凛「よーし、ご飯だにゃー!」

モグモグモグモグ…
ペチャクチャペチャクチャ
ワーワーワーワー


穂乃果「ふう~、食べた食べた!」

俺「お腹いっぱい…」

希「さて…これからどうしよっか?」

花陽「…寝る?」

真姫「まだそんな時間じゃないわよ」

海未「それに、食べてすぐ寝るのは体に良くありませんし」

穂乃果「あ、そうだ!」ガララッ

穂乃果「わぁぁぁぁっ!」

にこ「ちょ、何で窓開けるのよ!寒いじゃない!」

穂乃果「だって夜の学校だよ?普段と雰囲気違ってワクワクしない?」

絵里「そ、そう…?」

希(そういえば、絵里ちはこういうの苦手やったなぁ…)ニヤリ

凛「じゃあ、みんなで肝試しにゃー!」

絵里「ええっ!?」ガーン

希「あっ、いいね!特に絵里ちはそういうの大好きやもんねぇ」ニヤ

絵里「希…!?」

穂乃果「えっ、そうなの!?」

絵里「えっ!?いや、それは…」ニガワライ

真姫「……」パチッ

フッ

絵里「へっ…!?嫌っ!」ガバッ

俺「もごっ…!?絵里ぢゃん…ぐ、苦じいよ…」モゴモゴ

絵里「は、離さないで、離さないで…お願い…」ギュウウ

俺「痛でででで…!」モゴモゴ

海未「もしかして、絵里…」

花陽「暗いのが怖い…とか?」

凛「むーーっ…!絵里ちゃん…!」プクー

希「意外な発見やろ?」ニヤニヤ

絵里「もう、希~!真姫もっ!」プンプン

真姫「はいはい、今つけるわよ…」

穂乃果「あっ、待って!」

穂乃果「星が綺麗…!」

花陽「そっか、学校のまわりは明かりが少ないから…!」

穂乃果「ねぇ…屋上行ってみない?」

絵里「え、えぇっ…!?」ギュウウ

俺「え、絵里ぢゃん…どりあえず離じで…」モゴモゴ

絵里「はっ…!ご、ごめん!//」カアア

凛「むーーー……!」プクー


屋上

花陽「ううっ、怖い…」カツンコツン

凛「かよちん、あとちょっとだよ!」

俺「頑張って!」

花陽「うん…!」カツンコツン

穂乃果「ほら、掴まって!」

グイッ

花陽「うわあああ……!」パァァ

キラキラキラキラ…

俺「すごいね…」

ことり「光の海みたい…!」

海未「この1つ1つが、みんな誰かの光なんですよね…」

絵里「その中でみんな生活してて、喜んだり、悲しんだりして…」

穂乃果「この中にはきっと、私達と会ったことも話したこともない…ふれあうきっかけも無かった人達がたくさんいるんだよね…」

にこ「でも、繋がった…スクールアイドルを通じて…」

穂乃果「うん…偶然流れてきた、私達の歌で…何かを考えたり、楽しくなったり、元気になったり、笑顔になったりしてるかもしれない…」

穂乃果「素敵だね…」

にこ「だからアイドルは最高なのよ…!」

穂乃果「うん、そうだね…!」

タッタッタッ

穂乃果「みんなーーっ!明日、精いっぱい歌うから、聞いてねーーっ!!」

俺「穂乃果ちゃん…」

μ's「みんなーーーっ!!聞いてねーーーっ!!!」

俺「みんな…!」

穂乃果「明日、絶対優勝しようね!」

みんな「「うんっ!」」

【君の名は。】ムスビ。【SS】
http://ex14.vip2ch.com/i/responce.html?bbs=news4ssnip&dat=1473588210

ささっと書いたので駄文ですが、読んでいただけると嬉しいです。
突然の宣伝、失礼致しました。


翌日、ラブライブ会場控え室

俺「じゃあ、俺はそろそろ行くね…!みんな、頑張って!」グッ

μ's「うん!」

穂乃果「…さあ、いよいよ本番だ!」

穂乃果「私達の全てをぶつけよう!」

μ's「「おー!」」

穂乃果「行くよ!μ's!ミュージック~…」

みんな「スタート!!」


~♪

真っ直ぐな想いがみんなを結ぶ

本気でも不器用、ぶつかり合うこころ

それでも見たいよ大きな夢は

ここにあるよ、始まったばかり

わかってる

楽しいだけじゃない、試されるだろう

わかってる

だってその苦しさもミライ

行くんだよ

集まったら強い自分になってくよ

きっとね

変わり続けて

We'll be star!

それぞれが好きなことで頑張れるなら

新しい場所がゴールだね

それぞれの好きなことを信じていれば

ときめきを抱いて進めるだろう

恐がる癖は捨てちゃえ

とびきりの笑顔で

跳んで跳んで高く

僕らは今のなかで


輝きを待ってた…


3月1日

『続きまして、送辞!在校生代表、高坂穂乃果!』

穂乃果「はい!」スッ

穂乃果「送辞…!先輩方、ご卒業おめでとうございます。実は、昨日までここで何を話そうか悩んでいました」

穂乃果「私、こういうのが苦手だから…」

絵里「穂乃果…?」

穂乃果「小さい頃から考えるより行動するタイプで、そのせいでまわりに迷惑をかけたりもして…」

穂乃果「でもそんなとき、私は歌に出逢いました!歌は気持ちを素直に伝えられます!歌うことで、心が通じ合えます!」

穂乃果「私はそんな歌が大好きです!だから…先輩方への感謝を込めて、これを贈ります…」

真姫「…」スッ

~♪

穂乃果「愛してる、バンザイ!ここでよかった!私たちの今が、ここにある」

穂乃果「愛してる、バンザイ!始まったばかり!まだ、ゴールじゃない」

真姫「さぁ…」

ことうみ「大好きだ、バンザイ!負けない勇気、私達は今を楽しもう!」

俺りんぱな「大好きだ、バンザイ!頑張れるから、昨日に手を振ってほら、前向いて!」

穂乃果「みんな一緒に!」

『ラ~ラ~ラ、ラララララララ!ラララ、ラララ、ラララララララ~ラ!』

『ラ~ラ~ラ、ラララララララ!ラララララララララララ~!』

ーーーーーー
ーーーー
ーー


校門

絵里「じゃあ、行くわね…」

穂乃果「うん…またね…!」

ピロリン♪

花陽「あっ…!私だ!」ゴソゴソ

真姫「もう、何よ?こんなときに…」

花陽「ご、ごめん…」ポチポチ

花陽「…ん、えええぇぇぇっ!?」

俺「花陽ちゃん…?」

絵里「どうしたの?」

花陽「た、大変だよ!」

穂乃果「何が?」

花陽「とりあえず、部室に戻らなきゃ!」ダーッ

俺「えっ、ちょっと!」

絵里「何なのよいきなりっ!」

希「うふっ、なになに~?」ダッ

海未「今度は何なのです!?」

ことり「まだ終わりじゃないってこと!?」

真姫「何それ、意味わかんない!」

にこ「行って確認するしかなさそうね!」

絵里「ちょっと、今日卒業式なのよ!?」

穂乃果「あわわわ…よーし、みんな続けー!」ダーッ


部室

みんな「ドーム大会!?」

花陽「はい!第3回ラブライブが、アキバドームでの開催を検討しているそうです!」

凛「アキバドームってあの、いつも野球やってる…?」

絵里「あんな大きいところでやるの!?」

俺「すごい…!」

にこ「私達は出れるの!?」

希「いやいや、ウチらはもう卒業したやん」

にこ「今月まではまだ高校生でしょ!」

ガチャ

理事長「あら、やっぱりここね」

ことり「お母さん…!」

絵里「理事長!」

理事長「その様子だと、もう聞いたようね。次のラブライブのこと」

穂乃果「は、はい!本当にドームでやるんですか!?」

理事長「まだ確定ではないわ。だから、その実現に向けて前回優勝者のあなた達に協力して欲しいって依頼が今、来たの」ピラッ

真姫「そ、それって…まさか!」

穂乃果「まさか…!」


ーーーー
ーーー
ーー


JFK空港

キィィィィィン…

穂乃果「という訳で、アメリカ上陸!」

花陽「ううっ…外国人ばっかり…」

真姫「外国なんだから当たり前でしょ」

俺「で、ここからホテルに直行だったよね?」

絵里「ええ、外でタクシーを拾いましょう」

希「ほら、海未ちゃん行くで!」

海未「は、はい…!」


タクシー乗り場

ガヤガヤガヤ…

米人「次の方、どうぞ!」エイゴ

穂乃果「えっ、あっ、はい!」

花陽「ううっ…」

絵里「ちょっと花陽!カバン!」

海未「え、絵里!」

絵里「なに?」

海未「本当に大丈夫なんですか!?」

絵里「大丈夫よ、そのメモ運転手さんに渡して」バタン

ブロロロ…

海未「あっ…」

ことり「海未ちゃん!後ろがつかえてるよ!」

凛「早く乗るにゃー!」

俺「心配しなくても大丈夫だよ!」

海未「は、はい…」バタン

ブロロロ…

真姫「全く、海未ったら…」

希「初々しくて可愛いやん」

にこ「ほら、2人とも早く乗りなさいよ」

バタン
ブロロロ…


車内

海未「本当に大丈夫なんですよね!?絶対ですよね!?」

ことり「うん、多分…」

凛「正規のタクシーなら大丈夫って、絵里ちゃんが言ってたにゃ!」

海未「はぁ…」

俺「それにしても、海外からライブのオファーが来るなんてね!」

ことり「すごいことだよね!」

凛「μ's、ついに海外進出にゃー!」

海未「海外とは言え、呼んでいただいた以上全力のパフォーマンスで応えなくてはいけませんね…」

俺「それも大切だけど、せっかくアメリカまで来たんだし思い出づくりm…あっ、見て!」ユビサシ

ことり「高層ビルだらけ!」

凛「うわぁ、凄いにゃ!」

海未「ここが、ニューヨーク…」

俺「東京も凄いけど、やっぱりこっちも凄いね」

ブロロロロロロ…!!

俺「ん?うわっ!」

ことり「大きいトラック!」

凛「さすがアメリカにゃ!」

海未「こ、こんなの日本にはありませんよ!」

ワーワー!
キャーキャー!


別車内

希「大きいトラックやね~!」

にこ「それよりもあの街を見なさいよ!ニューヨークが私達を待ってるのよ!」

真姫「折角来たんだし、ゆっくり観光したいわね!」


さらに別車内

穂乃果「ここからホテルまでどれくらいかかるの?」

絵里「うーん、そんなにはかからないと思うわ」

花陽「街の中心部にあるホテルみたいだよ」

穂乃果「へ~、楽しみ~!」ワクワク

*****************


俺「さて、ホテルに着いた訳だけど…」

ヒュウウウ…
カランカラン…

ことり「本当にここなの…?」

海未「こんなボロボロな所に泊まるんですか!?」

凛「絶対違うにゃ!ネットで見たホテルは綺麗だったもん!」

俺「海未ちゃん、ちょっとさっきのメモ見せてくれる?」

海未「はい、これですね…」ピラッ

凛「凛にも見せて!」

俺「うん。ねえ、これって多分…」

凛「ホテルの名前間違えてるにゃ!」

ことうみ「ええーーっ!?」

俺「あはは…だよね、こんな所に泊まる訳ないよ」

海未「笑い事じゃありません!」

ことり「そうだよ!どうやって皆のいるホテルに行くの!?」

俺「またタクシー拾えばいいだけだよ、大丈夫大丈夫!」

凛「ホテルの名前なら凛が覚えてるにゃ!」

俺「確か…○×△ホテル?」

凛「違うにゃ!□○△ホテル!」

俺「そうだ、それそれ!」

海未「凛が覚えてなかったら終わりでしたよ…」

ことり「危なかったね…」

俺「タクシー!」

キキーッ

俺「□○△ホテルまで。そこの女の子3人と俺、合わせて4人です」ペラペラ

運転手「アジア人の子供がこんな所で何やってるんだ?」エイゴ

俺「いや、ちょっとホテルの場所を間違えちゃって」ペラペラ

運転手「ここはアメリカ人でもあまり寄り付かないような地域だぞ」エイゴ

俺「えっ、本当ですか!?」ペラペラ

運転手「とにかく、ここに長居は危険だ。早く乗りな」エイゴ

俺「みんな、早く乗って!」

海未「え、えぇ…」

ことり「そんなに慌てて、どうしたの?」

俺「車の中で説明するから!ほら凛ちゃんも早く!」

凛「うん…?」

バタン
ブロロロ…


車内

海未「それで、あんなに慌ててどうしたんですか?」

俺「さっきの辺り、結構危ない地域なんだって」

ことり「えっ、そうなの!?」

凛「そういえばラクガキとか凄かったにゃ…」

海未「確かにそうですね…建物もボロボロでしたし…」

運転手「あんたら、中国人か?」エイゴ

俺「いえ、日本人です」ペラペラ

運転手「そうか。痛い目見たくなかったらもう二度とあそこには近寄るなよ」

俺「はい、助かりました。ありがとうございます」ペラペラ

凛「おぉ~…」カンシン

海未「俺さんって、英語喋れるんですね」

ことり「すごいね!」

俺「英語は得意教科だからね。無理して喋ってるのが何とか通じてるだけだよ」

凛「確かに俺くんの英語の成績は天才的にゃ」

俺「いやぁ、それほどでも…」テレ

俺(いつか凛ちゃんに教えるために猛勉強してるのは秘密の話…)

ことり「へえ~…」

海未「そうだったんですか…知りませんでした」

凛「真姫ちゃんでさえ英語だけは敵わないって言ってたにゃ」

ことり「あの真姫ちゃんが…」

俺「嘘、そんな事言ってたの?」

凛「言ってたよ!」

海未「しかし、今日は1年生の2人に助けられましたね」

ことり「うん、2人ともありがとう!」

凛「いやいや、そんなぁ~」ニヤニヤ

俺「ほっぺ、ニヤけてるよ」プニプニ

凛「そう言う俺くんだってニヤけてるにゃー!」グニグニ

俺「痛てて、痛いよ凛ちゃん」ウーッ

アハハハ
ブロロロ…


キキーッ
センキュー
バタン、ブロロロ…

俺「やっと着いたね!」

海未「さんざんな目に合いました…」

凛「ネットで見た通りの豪華なホテルだにゃー…」

ことり「綺麗だね…!」

俺「さ、入ろう!」



部屋

海未「今日という今日は許しません!」

穂乃果「ご、ごめんなさい…」

ガミガミガミ
ゴメンナサイ…

俺「だいぶ怒ってるね…」ボソボソ

凛「よっぽど怖かったんだにゃ」ボソボソ

花陽「まあまあ、穂乃果ちゃんも悪気はないんだし、みんなでカップケーキでも食べようよ」

海未「…いただきます」

絵里「じゃあそれ食べたら、レストランで明日からの予定を決めるわよ」

みんな「はーい」


レストラン

絵里「明日は早朝に練習して、それから観光にしましょう」

穂乃果「私、あの鉛筆みたいなビル登ってみたいなぁ~!」

真姫「ロックフェラー・センターの事ね」

凛「凛は自由の女神が見たいにゃ!」

花陽「私も!」

希「ウチは5番街かな~」

絵里「そうね、5番街でショッピングなんて憧れるわ!」

にこ「私はもちろん、タイムズスクエアね!」

海未「私もタイムズスクエアには興味があります!」

絵里「で、俺くんは?」

俺「うーん…特にここに行きたいってのは無いかなぁ」

俺「東京と違って区画が綺麗に整備されてるから、街並みを眺めてるだけでも楽しめるしね」

にこ「何、その唐突な東京ディス…」

俺「いや、そういうつもりじゃ…」

絵里「それじゃ、明日は今名前が出たところに行きましょ」

花陽「1日で全部回れるの?」

絵里「ええ、大丈夫だと思うわ」

凛「楽しみだにゃ~!」

希「予定も決まったことだし、早く料理注文しよっ!」


モグモグモグ…
ペチャクチャペチャクチャ…

穂乃果「ふう~、お腹いっぱい!」

俺「美味しかったね!」

絵里「さて、部屋に戻りましょ!」

みんな「うん!」



俺りんぱなの部屋

俺「ごめんね花陽ちゃん、俺がいるとリラックス出来ないかも知れないけど…」

花陽「ううん、大丈夫だよ!」パジャマ

凛「凛もリラックスできるよ!」パジャマ

俺「うん、ありがとう」

凛「それにしても、こっちのテレビはつまらないにゃ…」ピッピッ

花陽「言葉が分からないからね…」

俺「衛星放送で日本の番組は観られないの?」

凛「え、えーっと…」ピッ

TV『なんでやねん!』ワハハハ

凛「あ、観れたにゃ!」

花陽「良かったね!」

俺「じゃ、俺お風呂入ってくるね」

凛「はーい」

シャワワワワ…
ゴシゴシゴシ

凛(あ、シャワーの音だ…)

花陽「あはは、この番組面白いね!」

凛「…//」

花陽「凛ちゃん?」

凛「あ、う、うん!面白いにゃ!」

花陽「…?」

凛(ダメダメ!変なこと考えちゃダメにゃ!//)カァァ


俺(この石鹸いい香りだなぁ…)ワシャワシャ


しばらくして

ガチャ

俺「ふぅ…さっぱりした…」

凛「あっ、お風呂おわったにゃ?」

花陽「おかえりー」

俺「あれ、2人して窓際で何やってるの?そんなに寄り添って」

凛「うん、夜景を見ながらお話してたにゃ」

花陽「すごく綺麗だよ、俺くんも見てごらん!」

俺「どれどれ…?」

パァァァァ
キラキラキラキラ…

俺「うわぁ…すごいね…!」

凛「絶景でしょ?」

俺「……」

凛「あれ…?」

花陽「俺くん、すごく見とれてる…」アハハ

俺「あ、ごめんごめん。俺、こういう綺麗なの好きだからつい…」

凛「そういえば、夏合宿で海見たときも皆より見入ってたにゃ」

花陽(あ、前に希ちゃんが言ってたかも…俺くんは絶景好きだって)

俺「綺麗な風景を見ると心が洗われる感じがしてさ…」

凛「うんうん、なんとなく分かるにゃ」

俺「いやぁ、すごい夜景だなぁ…」

花陽「うん…」

凛「キラキラだにゃ…」

ーーー
ーー


俺「さて、名残惜しいけど、明日も早いしそろそろ寝よっか」

花陽「そうだね」

凛「凛はここー!」バフッ

花陽「じゃあ、私はここで」ポフッ

俺「なら俺はこの窓際のとこで綺麗な夜景を見ながら寝るよ」

凛「あ、ズルいにゃ~!」

俺「凛ちゃんが最初にそこ選んだんでしょ」

凛「うっ…」

俺「それともここで一緒に寝る?」ニヤッ

花陽「えっ!?//」

凛「ば、ばかっ//かよちんの前でそういうこと言わないでっ//」ドキドキ

俺「あはは、冗談だよ。電気消すね」

パッ

俺(しかし、本当に綺麗な夜景だな…一晩中眺めてられるよ)

花陽(今日も疲れたなぁ…)フワァ

凛(もう、俺くんの馬鹿!かよちんに変な勘違いされたらどうするにゃ//)ドキドキ

シーン…


しばらくして

俺(夜景眺めてたら眠れなくなった…)

俺(どうせなら、もっとじっくり見ようかな)ムクッ

俺「…」コシカケ

俺(本当に綺麗だな…こないだの東京の夜景以上かも)

凛「…何やってるにゃ?」ボソッ

俺「うわっ、凛ちゃん!起きてたの?」

凛「しーっ、かよちんが起きちゃうにゃ」シーッ

花陽「……」スースー

俺「ご、ごめん…」

凛「眠れないの?」

俺「うん、夜景見てたら目が冴えちゃって…」

凛「凛も眠れないにゃ…」

俺「そっか…」

凛「…綺麗だね、夜景」

俺「うん…」

凛「こんなに綺麗な夜景が見られるなんて、μ'sやってて良かったにゃ」

俺「俺もマネージャーやってて良かったよ」

凛「じゃあ、誘った凛に感謝してよね」ニコッ

俺「…そうだね。ありがとう」

凛「えへへ…」ニコニコ

俺「……」

凛「……」

俺「…凛ちゃん」

凛「ん、なに…?」

俺「これからもよろしくね…」

凛「うんっ…!」

ギュッ

コメントありがとうございます。頑張ります!


翌朝、セントラルパーク

俺「眠い…」フワァ

絵里「何、ちゃんと寝なかったの?」

俺「うん、眠れなくて…」

希「一晩中凛ちゃんと何かしてたんやないの?」ニヤニヤ

俺「そ、そんな訳ないでしょ!?//」カアア

凛「希ちゃん、朝から何を言ってるにゃ!?//」

希「うふっ、冗談やよ。そんなに慌ててると逆に怪しいで~」ニヤニヤ

俺「なっ…//」

絵里「ほ、ほら、喋ってないで練習するわよ!」

みんな「はーい!」

タッタッタッタッ…
ツギハダンス!
ワンツーワンツー!

ーーーー
ーーー
ーー


穂乃果「よーし!練習も終わったし、いよいよ観光だ!」

絵里「えっと、今は9時半ね…時間はたっぷりあるわよ!」

凛「早速着替えて出発にゃー!」

穂乃果「わっ、また台風来るの?」

にこ「そうみたいにこ」

穂乃果「うっ……また練習できないじゃん」

にこ「部屋の中でもできることをするにこ」

穂乃果「最近そればっかりだよ? やっぱり外で踊らないとだめだと思うんだよね」

にこ「とか言いつつ部室でお菓子食べてるじゃない」

穂乃果「それは仕方なく……ってまだ次の曲のダンスが合ってないのは本当のことでしょ?」

にこ「うーん、何とか部屋の中でも練習できたらいいにこ」

穂乃果「空き教室を借りるのは……無理なんだよね何故か」

にこ「こうなったら廊下でやるにこ。廊下なら許可はいらないにこ」

穂乃果「通行人の邪魔じゃないかな?」

にこ「ゲリラライブだと思えば平気にこ」

穂乃果「なるほど……にこちゃん天才だね!」

にこ「……まあ、海未あたりにだめって言われるのがオチにこ」

穂乃果「むむ……敵は台風でも練習場所でもなく海未ちゃんだったか」

にこ「いや台風にこ」

穂乃果「そうと決まれば説得しなきゃ! よーし!」

にこ「気合が入るとこおかしいにこ」

穂乃果「だめって言われたら代わりにお菓子食べようっと」

にこ「そっちが目的にこ!?」


穂乃果にしては真面目だと思ったにこe

善子「全く、果南さんってどっかズレてるんだから……」パクパク

果南「あんなこと言って、結局食べてくれるんだ」

善子「えっ? そ、それは、果南さんの手料r……じゃなくて、えと、食べ物を残すのはいけない……じゃなくて! お、美味しいの! 意外と美味しいから食べてるだけ! 悪い!?」ガツガツ

果南「善子……」ズキズキ

果南(次からはちゃんと本を見て作ろう……)ズキズキ

◯叩いてかぶってじゃんけんぽん

我はプリンなり。我冷蔵庫の中にて独り余れり。今二人のおなごが我を取り合わんとして争わんとす。

善子「ぽん」グー

果南「ぽん」パー

果南「……っ」グッ

善子「あっ、あっ」ワタワタ

善子「ほっ」サッ

果南「とう」ポコ

善子「よし、セーフね」

善子「ぽん」チョキ

果南「ぽん」パー

善子「……んっ」グッ

果南「えーっと、えーっと」ノロノロ

果南「ほい」サッ

善子「えいっ」㌰

果南「ふぅ、間に合った」

プリン(……何やってんだこいつら)

(一番上に戻る)

善子「だーかーらー! 確かにとっても爽やかで気持ちの良い朝だけど、とりあえず何か着てよ!」

果南「えー、ダメ? ちゃんと下着は着てるじゃん」

善子「そういう問題じゃなくて!」

果南「いいじゃん、ここには私と善子しかいないんだし、それにこの方が爽やかで気持ちいいよ♪」

善子「いや、常識ってもんがあるでしょ!?」

果南「んー? 堕天使のくせに常識に囚われるなんて、おかしなこと言うね?」

善子「うぐっ! そ、それに、お湯とか油が跳ねちゃったら危ないでしょ!?」

果南「大丈夫、私皮膚強いから♪」

善子「はぁ……もうダメだこの人……」

◯服

善子(私の恋人はとても陽気である)

善子(朝目が覚めると、朝が弱い私のために、鼻歌まじりでごはんを作ってくれる)

善子(しかし、彼女の行動には一つ致命的な欠陥があり……)



果南「ふんふんふふ~ん。ふふっ、昨日とっても楽しい夢を見たんだ♪ いいでしょ?」

善子(果南さんまたアロエに話しかけてる……)

善子「果南さんおはよー……。何か着てよ」

果南「おっ、善子おはよう!朝ご飯もうちょっとで出来るから、待っててね♪」

善子「ありがとう、果南さん。その、朝ごはんは有り難いんだけど、何か着て?」

果南「んー、今日も太陽キラキラ、いい天気だなぁ♪」ノビー

真姫(あの二人、遅いわね……。もしかしてまだケンカしてるのかしら?)

ガチャッ

穂乃果「にこちゃんは優しいなぁ」ナデナデ

にこ「だから撫でるなって言ってるにこ!」

穂乃果「やーだよー」スリスリ

真姫(うわ……。かなり面倒なことになったわね)

穂乃果「真姫ちゃんごめんね? 私、わがままなこと言っちゃって」

真姫「誰も気にしてないわよ。それに、あんたがわがままなのはいつものことじゃない」

穂乃果「うっ……。真姫ちゃん厳しい」

にこ「ねー?」

穂乃果「ねー」

真姫「わ、悪かったわね」

真姫(早くみんな戻ってこないかしら? やりづらいわ……)

にこ「みんなどこへ行ったにこ?」

真姫「あんた達が遅いから探しに行ったのよ」

穂乃果「みんなで?」

真姫「ケンカがひどくなったら困るからよ。意地っ張りのあんた達がそうなったら、本当に面倒だもの」

にこ「真姫ちゃんに意地っ張りとか言われたくないにこ」プッ

穂乃果「ねー?」

にこ「ねー」

真姫「あああ! だからそのノリやめなさいってば!」

真姫(みんなお願いだから早く戻ってきて……)ハァ


真姫ちゃんも大変にこ

善子「当然よ!悪魔翌料理人が罪ある人間の目玉をくり抜いて、悪魔たちの宴で様々な目玉料理を振る舞、って……!」サーッ

善子「ヒィィィィッ!何想像させんのよ!バカバカバカッ!」ブンブン

果南「いや、善子が自分で言ったんじゃん!私のせいじゃないよ?」

善子「うるさーい!一人前のリトルデーモンなら、私が怖い思いする前が止めてくれないとダメなの!」

果南「あはは、何それ~?」

善子「さあ観念して……」

果南「よーしーこー!」ダキッ

善子「ひゃっ///」

果南「あー、ヨハネに魅了されちゃった~。どうしよ~、血を吸われちゃうよ~♡」スリスリ

善子「へぁ……///」

善子(こ……こんなタイミングで急に乗ってくるとかぁ……///)

善子「ずるいっ!///」

果南「ずるくていいもーん♪」

二年教室

にこ「ことりいるにこー?」

ことり「わっ、本当に来た……」

にこ「来ちゃ悪いにこ? 分けたくなければ我慢するからいいにこ」

ことり「ううん、そうじゃないんだけど……」

モブ「あっ、にこちゃんだ!」「可愛い!」「一年生かな?」

にこ「むかっ! にこは三年生にこ! 絶対知ってて言ったにこ!?」プンプン

モブ「やーん、にこちゃん怒っても可愛いー!」「いつものやってー!」

にこ「可愛くてもだめにこ! やらないにこ!」

ことり「あはは……こうなると思った」

モブ「お昼もう食べた?」「まだなら一緒に……」「エビフライあるよ」

にこ「食べるにこ」ジュルリ

ことり(うわぁ……)

モブ「じゃあいつものやってー」

にこ「うっ……。にっこにっ」

ことり「……」ジトー

にこ「ごほん、また今度にこ。ライブに来てくれたらやってあげるにこ」

ことり「えらいえらい」ナデナデ

にこ「や、やめるにこ! みんな見てるにこ!」

モブ「可愛い!」「ことりちゃんずるい!」「私もなでなでしたーい!」

ことり「残念。にこちゃんがなでなでさせるのは私だけなの」

にこ「ちょっと、変な誤解されるようなこと言わないでほしいにこ」

モブ「そっかぁ」「仕方ないね」「無理言ってごめんね」

にこ「うわっ、完全に誤解されてるにこ」

ことり「うふふ。じゃあ行こっか?」ギュッ


恥ずかしいから手を離すにこ……

◯G's Magazineを読むヨハかな

果南「おっ、G's読んでるんだ」

善子「くっつくなっ」

善子(果南さんのインタビューだ。どれどれ……)

Q, 果南ちゃんはハグが大好きで知られていますが、一番抱き心地がいいのは誰ですか?

A, 抱き心地かぁ……。マルなんかもふわふわして気持ちいいけど───やっぱり一番は善子かな♡ 肌がスベスベでスタイルもいいし、ちょうど私の顔の下に頭が来る大きさなんだよね♡♡ 
いつもはツンツンしてる善子も、ハグすると急にしおらしくなったりして──────ふふっ♡ 
え? してみたい? だーめっ! これは私だけの特権だよっ♡♡♡


善子「……な……な……///」プルプル

果南「ふふふ、見られちゃったかぁ」

善子「あんたねぇ!インタビューで何言って……」

果南「えーい!」ハグッ

善子「ピャッ」

果南「よしよし、善子は可愛いね~♡」ナデナデ

善子「ふぁぁぁぁぁぁぁ……///」

◯カレー

善子「果南さんのカレー、これ…」

果南「ん? 何か問題あった?」

善子「『ん?』じゃないわよ! 何でわかめとさざえが入ってるのよ!」

果南「ごめん、気に入らなかった!? ウチでは好評のレシピだったんだけど…」

善子「局地的過ぎるわっ!」

果南「ごめんごめん。次から善子の好物───苺とチョコレート入れとくから、ね?」

善子「共倒れよっ!」

◯叩いてかぶってじゃんけんぽん

我はプリンなり。我冷蔵庫の中にて独り余れり。今二人のおなごが我を取り合わんとして争わんとす。

善子「ぽん」グー

果南「ぽん」パー

果南「……っ」グッ

善子「あっ、あっ」ワタワタ

善子「ほっ」サッ

果南「とう」ポコ

善子「よし、セーフね」

善子「ぽん」チョキ

果南「ぽん」パー

善子「……んっ」グッ

果南「えーっと、えーっと」ノロノロ

果南「ほい」サッ

善子「えいっ」㌰

果南「ふぅ、間に合った」

プリン(……何やってんだこいつら)

(一番上に戻る)

善子「全く、果南さんってどっかズレてるんだから……」パクパク

果南「あんなこと言って、結局食べてくれるんだ」

善子「えっ? そ、それは、果南さんの手料r……じゃなくて、えと、食べ物を残すのはいけない……じゃなくて! お、美味しいの! 意外と美味しいから食べてるだけ! 悪い!?」ガツガツ

果南「善子……」ズキズキ

果南(次からはちゃんと本を見て作ろう……)ズキズキ

穂乃果「わっ、また台風来るの?」

にこ「そうみたいにこ」

穂乃果「うっ……また練習できないじゃん」

にこ「部屋の中でもできることをするにこ」

穂乃果「最近そればっかりだよ? やっぱり外で踊らないとだめだと思うんだよね」

にこ「とか言いつつ部室でお菓子食べてるじゃない」

穂乃果「それは仕方なく……ってまだ次の曲のダンスが合ってないのは本当のことでしょ?」

にこ「うーん、何とか部屋の中でも練習できたらいいにこ」

穂乃果「空き教室を借りるのは……無理なんだよね何故か」

にこ「こうなったら廊下でやるにこ。廊下なら許可はいらないにこ」

穂乃果「通行人の邪魔じゃないかな?」

にこ「ゲリラライブだと思えば平気にこ」

穂乃果「なるほど……にこちゃん天才だね!」

にこ「……まあ、海未あたりにだめって言われるのがオチにこ」

穂乃果「むむ……敵は台風でも練習場所でもなく海未ちゃんだったか」

にこ「いや台風にこ」

穂乃果「そうと決まれば説得しなきゃ! よーし!」

にこ「気合が入るとこおかしいにこ」

穂乃果「だめって言われたら代わりにお菓子食べようっと」

にこ「そっちが目的にこ!?」


穂乃果にしては真面目だと思ったにこ

善子「だーかーらー! 確かにとっても爽やかで気持ちの良い朝だけど、とりあえず何か着てよ!」

果南「えー、ダメ? ちゃんと下着は着てるじゃん」

善子「そういう問題じゃなくて!」

果南「いいじゃん、ここには私と善子しかいないんだし、それにこの方が爽やかで気持ちいいよ♪」

善子「いや、常識ってもんがあるでしょ!?」

果南「んー? 堕天使のくせに常識に囚われるなんて、おかしなこと言うね?」

善子「うぐっ! そ、それに、お湯とか油が跳ねちゃったら危ないでしょ!?」

果南「大丈夫、私皮膚強いから♪」

善子「はぁ……もうダメだこの人……」

◯服

善子(私の恋人はとても陽気である)

善子(朝目が覚めると、朝が弱い私のために、鼻歌まじりでごはんを作ってくれる)

善子(しかし、彼女の行動には一つ致命的な欠陥があり……)



果南「ふんふんふふ~ん。ふふっ、昨日とっても楽しい夢を見たんだ♪ いいでしょ?」

善子(果南さんまたアロエに話しかけてる……)

善子「果南さんおはよー……。何か着てよ」

果南「おっ、善子おはよう!朝ご飯もうちょっとで出来るから、待っててね♪」

善子「ありがとう、果南さん。その、朝ごはんは有り難いんだけど、何か着て?」

果南「んー、今日も太陽キラキラ、いい天気だなぁ♪」ノビー

真姫(あの二人、遅いわね……。もしかしてまだケンカしてるのかしら?)

ガチャッ

穂乃果「にこちゃんは優しいなぁ」ナデナデ

にこ「だから撫でるなって言ってるにこ!」

穂乃果「やーだよー」スリスリ

真姫(うわ……。かなり面倒なことになったわね)

穂乃果「真姫ちゃんごめんね? 私、わがままなこと言っちゃって」

真姫「誰も気にしてないわよ。それに、あんたがわがままなのはいつものことじゃない」

穂乃果「うっ……。真姫ちゃん厳しい」

にこ「ねー?」

穂乃果「ねー」

真姫「わ、悪かったわね」

真姫(早くみんな戻ってこないかしら? やりづらいわ……)

にこ「みんなどこへ行ったにこ?」

真姫「あんた達が遅いから探しに行ったのよ」

穂乃果「みんなで?」

真姫「ケンカがひどくなったら困るからよ。意地っ張りのあんた達がそうなったら、本当に面倒だもの」

にこ「真姫ちゃんに意地っ張りとか言われたくないにこ」プッ

穂乃果「ねー?」

にこ「ねー」

真姫「あああ! だからそのノリやめなさいってば!」

真姫(みんなお願いだから早く戻ってきて……)ハァ


真姫ちゃんも大変にこ

善子「さあ観念して……」

果南「よーしーこー!」ダキッ

善子「ひゃっ///」

果南「あー、ヨハネに魅了されちゃった~。どうしよ~、血を吸われちゃうよ~♡」スリスリ

善子「へぁ……///」

善子(こ……こんなタイミングで急に乗ってくるとかぁ……///)

善子「ずるいっ!///」

果南「ずるくていいもーん♪」

二年教室

にこ「ことりいるにこー?」

ことり「わっ、本当に来た……」

にこ「来ちゃ悪いにこ? 分けたくなければ我慢するからいいにこ」

ことり「ううん、そうじゃないんだけど……」

モブ「あっ、にこちゃんだ!」「可愛い!」「一年生かな?」

にこ「むかっ! にこは三年生にこ! 絶対知ってて言ったにこ!?」プンプン

モブ「やーん、にこちゃん怒っても可愛いー!」「いつものやってー!」

にこ「可愛くてもだめにこ! やらないにこ!」

ことり「あはは……こうなると思った」

モブ「お昼もう食べた?」「まだなら一緒に……」「エビフライあるよ」

にこ「食べるにこ」ジュルリ

ことり(うわぁ……)

モブ「じゃあいつものやってー」

にこ「うっ……。にっこにっ」

ことり「……」ジトー

にこ「ごほん、また今度にこ。ライブに来てくれたらやってあげるにこ」

ことり「えらいえらい」ナデナデ

にこ「や、やめるにこ! みんな見てるにこ!」

モブ「可愛い!」「ことりちゃんずるい!」「私もなでなでしたーい!」

ことり「残念。にこちゃんがなでなでさせるのは私だけなの」

にこ「ちょっと、変な誤解されるようなこと言わないでほしいにこ」

モブ「そっかぁ」「仕方ないね」「無理言ってごめんね」

にこ「うわっ、完全に誤解されてるにこ」

ことり「うふふ。じゃあ行こっか?」ギュッ


恥ずかしいから手を離すにこ……

善子「当然よ!悪魔翌料理人が罪ある人間の目玉をくり抜いて、悪魔たちの宴で様々な目玉料理を振る舞、って……!」サーッ

善子「ヒィィィィッ!何想像させんのよ!バカバカバカッ!」ブンブン

果南「いや、善子が自分で言ったんじゃん!私のせいじゃないよ?」

善子「うるさーい!一人前のリトルデーモンなら、私が怖い思いする前が止めてくれないとダメなの!」

果南「あはは、何それ~?」

◯G's Magazineを読むヨハかな

果南「おっ、G's読んでるんだ」

善子「くっつくなっ」

善子(果南さんのインタビューだ。どれどれ……)

Q, 果南ちゃんはハグが大好きで知られていますが、一番抱き心地がいいのは誰ですか?

A, 抱き心地かぁ……。マルなんかもふわふわして気持ちいいけど───やっぱり一番は善子かな♡ 肌がスベスベでスタイルもいいし、ちょうど私の顔の下に頭が来る大きさなんだよね♡♡ 
いつもはツンツンしてる善子も、ハグすると急にしおらしくなったりして──────ふふっ♡ 
え? してみたい? だーめっ! これは私だけの特権だよっ♡♡♡


善子「……な……な……///」プルプル

果南「ふふふ、見られちゃったかぁ」

善子「あんたねぇ!インタビューで何言って……」

果南「えーい!」ハグッ

善子「ピャッ」

果南「よしよし、善子は可愛いね~♡」ナデナデ

善子「ふぁぁぁぁぁぁぁ……///」

◯叩いてかぶってじゃんけんぽん

我はプリンなり。我冷蔵庫の中にて独り余れり。今二人のおなごが我を取り合わんとして争わんとす。

善子「ぽん」グー

果南「ぽん」パー

果南「……っ」グッ

善子「あっ、あっ」ワタワタ

善子「ほっ」サッ

果南「とう」ポコ

善子「よし、セーフね」

善子「ぽん」チョキ

果南「ぽん」パー

善子「……んっ」グッ

果南「えーっと、えーっと」ノロノロ

果南「ほい」サッ

善子「えいっ」㌰

果南「ふぅ、間に合った」

プリン(……何やってんだこいつら)

(一番上に戻る)

チュンチュン

にこ「ことりがないてるちゅん」

ことり「泣いてないよ?」

にこ「あ、ごめんにこ。電線の上にとまってる方にこ」

ことり「そっち? 紛らわしいなぁ」

にこ「『ことりは私ですが』とか言わないにこ?」

ことり「言わないよ! ンミチャンだけだよそんなの」

にこ「それもそうにこ」

ことり「そう言えば昨日のお菓子……」

にこ「その話はやめるにこ。思い出したくないにこ」

ことり「えっ、あ……そうなんだ」

ことり(お礼を言いたかっただけなんだけどな……)

にこ「はぁ……」

ことり「朝から大きなため息だね……」

にこ「よし、気合を入れて今日も頑張るにこ!」

ことり「? 変なにこちゃん」

にこ「そう言えば今朝は朝ごはんがまだだったにこ」グゥ

ことり「え? でもまだ購買開いてないよ?」

にこ「大丈夫にこ。おにぎりを持ってきたにこ」サッ

ことり「塩おにぎり……花陽ちゃんみたい」

にこ「花陽はこれより二回り大きいにこ。朝からそんなに食べられないにこ」パクッ

ことり「そうだねぇ。私も朝はあんまり食べられないかも……」

にこ「はむっ……。今日の塩加減はまあまあにこ」モグモグ

ことり「わ、私もお腹空いてきちゃった」グゥ

にこ「仕方ないにこ。二つあるから一つあげるにこ」

ことり「えへへ、嬉しいなぁ」パクッ

にこ「その代わりお弁当半分よこすにこ」

ことり「ごほっ! えっ、まさかお昼と一緒なの?」


おにぎり二つなんて……ダイエット中なのかなぁ

善子「だーかーらー! 確かにとっても爽やかで気持ちの良い朝だけど、とりあえず何か着てよ!」

果南「えー、ダメ? ちゃんと下着は着てるじゃん」

善子「そういう問題じゃなくて!」

果南「いいじゃん、ここには私と善子しかいないんだし、それにこの方が爽やかで気持ちいいよ♪」

善子「いや、常識ってもんがあるでしょ!?」

果南「んー? 堕天使のくせに常識に囚われるなんて、おかしなこと言うね?」

善子「うぐっ! そ、それに、お湯とか油が跳ねちゃったら危ないでしょ!?」

果南「大丈夫、私皮膚強いから♪」

善子「はぁ……もうダメだこの人……」





















リバティ島

ブオオオオ…

俺「で、でっかい…!」

凛「これが自由の女神…!」

花陽「すごいね…!」

穂乃果「写真撮ってー!」ポーズ

ことり「なんかヒーローみたいだよ、穂乃果ちゃん」パシャ

花陽「海未ちゃんも、写真撮るよ!」

海未「は、はい!」ピース

花陽「はい、チーズ!」パシャ

*****************

5番街

絵里「ここがショッピングの聖地、5番街よ!」

穂乃果「あっちもこっちもお店ばっかり!」

俺「上品な街並みだね…!」

ことり「ねえねえみんな、あのお洋服屋さん行こう!」

みんな「うん!」

ホノカチャンハコレトコレ!
ウミチャンニハコレ!
シャッ

穂乃果「どうどう、いい感じ?」

海未「似合いますか…?」

絵里「うん、いいわね!」

希「さすが、ことりちゃんのチョイスは間違いあらへんね!」

真姫「2人とも似合ってるわよ」


ことり「じゃあ次、凛ちゃんと俺くん!」

俺「えっ…お、俺?」

穂乃果「早く早く!」

ことり「凛ちゃんは…これとこれとこれ!」

凛「ありがとにゃ!」シャッ

ことり「えーっと、俺くんは…これと、これと…この眼鏡もいっちゃおう!」

俺「あ、ありがとう…」シャッ

ゴソゴソゴソ…
シャッ

凛「どうかにゃ?」

俺「…どう?」

穂乃果「おぉ~!」

花陽「2人ともいい感じだよ!」

ことり「凛ちゃんは背が低めだからダッフルコートとニットで可愛らしく!」

ことり「俺くんはちょっとだけガッチリしてるから、少しゆったりめのアウターにテーパードを合わせてみたよ!」

海未「ファッション用語はよく分からないですけど、これはいいですね」

凛「本当!?嬉しいにゃ!」

真姫「さすが衣装担当ね」

穂乃果「俺くんも似合ってるよ!」

凛「うんうん!すごくかっこいいよ!眼鏡も似合ってる!」

俺「ありがと、凛ちゃんも可愛いよ!」

凛「ありがとにゃー!」

希(2人ともかわいらしいなぁ…♪)ニコニコ

善子「さあ観念して……」

果南「よーしーこー!」ダキッ

善子「ひゃっ///」

果南「あー、ヨハネに魅了されちゃった~。どうしよ~、血を吸われちゃうよ~♡」スリスリ

善子「へぁ……///」

善子(こ……こんなタイミングで急に乗ってくるとかぁ……///)

善子「ずるいっ!///」

果南「ずるくていいもーん♪」

二年教室

にこ「ことりいるにこー?」

ことり「わっ、本当に来た……」

にこ「来ちゃ悪いにこ? 分けたくなければ我慢するからいいにこ」

ことり「ううん、そうじゃないんだけど……」

モブ「あっ、にこちゃんだ!」「可愛い!」「一年生かな?」

にこ「むかっ! にこは三年生にこ! 絶対知ってて言ったにこ!?」プンプン

モブ「やーん、にこちゃん怒っても可愛いー!」「いつものやってー!」

にこ「可愛くてもだめにこ! やらないにこ!」

ことり「あはは……こうなると思った」

モブ「お昼もう食べた?」「まだなら一緒に……」「エビフライあるよ」

にこ「食べるにこ」ジュルリ

ことり(うわぁ……)

モブ「じゃあいつものやってー」

にこ「うっ……。にっこにっ」

ことり「……」ジトー

にこ「ごほん、また今度にこ。ライブに来てくれたらやってあげるにこ」

ことり「えらいえらい」ナデナデ

にこ「や、やめるにこ! みんな見てるにこ!」

モブ「可愛い!」「ことりちゃんずるい!」「私もなでなでしたーい!」

ことり「残念。にこちゃんがなでなでさせるのは私だけなの」

にこ「ちょっと、変な誤解されるようなこと言わないでほしいにこ」

モブ「そっかぁ」「仕方ないね」「無理言ってごめんね」

にこ「うわっ、完全に誤解されてるにこ」

ことり「うふふ。じゃあ行こっか?」ギュッ


恥ずかしいから手を離すにこ……

◯服

善子(私の恋人はとても陽気である)

善子(朝目が覚めると、朝が弱い私のために、鼻歌まじりでごはんを作ってくれる)

善子(しかし、彼女の行動には一つ致命的な欠陥があり……)



果南「ふんふんふふ~ん。ふふっ、昨日とっても楽しい夢を見たんだ♪ いいでしょ?」

善子(果南さんまたアロエに話しかけてる……)

善子「果南さんおはよー……。何か着てよ」

果南「おっ、善子おはよう!朝ご飯もうちょっとで出来るから、待っててね♪」

善子「ありがとう、果南さん。その、朝ごはんは有り難いんだけど、何か着て?」

果南「んー、今日も太陽キラキラ、いい天気だなぁ♪」ノビー

チュンチュン

にこ「ことりがないてるちゅん」

ことり「泣いてないよ?」

にこ「あ、ごめんにこ。電線の上にとまってる方にこ」

ことり「そっち? 紛らわしいなぁ」

にこ「『ことりは私ですが』とか言わないにこ?」

ことり「言わないよ! ンミチャンだけだよそんなの」

にこ「それもそうにこ」

ことり「そう言えば昨日のお菓子……」

にこ「その話はやめるにこ。思い出したくないにこ」

ことり「えっ、あ……そうなんだ」

ことり(お礼を言いたかっただけなんだけどな……)

にこ「はぁ……」

ことり「朝から大きなため息だね……」

にこ「よし、気合を入れて今日も頑張るにこ!」

ことり「? 変なにこちゃん」

にこ「そう言えば今朝は朝ごはんがまだだったにこ」グゥ

ことり「え? でもまだ購買開いてないよ?」

にこ「大丈夫にこ。おにぎりを持ってきたにこ」サッ

ことり「塩おにぎり……花陽ちゃんみたい」

にこ「花陽はこれより二回り大きいにこ。朝からそんなに食べられないにこ」パクッ

ことり「そうだねぇ。私も朝はあんまり食べられないかも……」

にこ「はむっ……。今日の塩加減はまあまあにこ」モグモグ

ことり「わ、私もお腹空いてきちゃった」グゥ

にこ「仕方ないにこ。二つあるから一つあげるにこ」

ことり「えへへ、嬉しいなぁ」パクッ

にこ「その代わりお弁当半分よこすにこ」

ことり「ごほっ! えっ、まさかお昼と一緒なの?」


おにぎり二つなんて……ダイエット中なのかなぁ

(1/2)

善子「おやつを買ってきたわ!」

果南「パイ、マカロン、ドーナツ……さすが善子、ハイセンスなお菓子ばっかりだね~」

善子「当然よ!ヨハネの悪魔的誘惑の前に堕落しなさい!」

果南「あ~ん……うん、おいしい♪」

善子(うふ、ふへへ、よ、よかった……♪///)ドキドキ

◯G's Magazineを読むヨハかな

果南「おっ、G's読んでるんだ」

善子「くっつくなっ」

善子(果南さんのインタビューだ。どれどれ……)

Q, 果南ちゃんはハグが大好きで知られていますが、一番抱き心地がいいのは誰ですか?

A, 抱き心地かぁ……。マルなんかもふわふわして気持ちいいけど───やっぱり一番は善子かな♡ 肌がスベスベでスタイルもいいし、ちょうど私の顔の下に頭が来る大きさなんだよね♡♡ 
いつもはツンツンしてる善子も、ハグすると急にしおらしくなったりして──────ふふっ♡ 
え? してみたい? だーめっ! これは私だけの特権だよっ♡♡♡


善子「……な……な……///」プルプル

果南「ふふふ、見られちゃったかぁ」

善子「あんたねぇ!インタビューで何言って……」

果南「えーい!」ハグッ

善子「ピャッ」

果南「よしよし、善子は可愛いね~♡」ナデナデ

善子「ふぁぁぁぁぁぁぁ……///」

穂乃果「わっ、また台風来るの?」

にこ「そうみたいにこ」

穂乃果「うっ……また練習できないじゃん」

にこ「部屋の中でもできることをするにこ」

穂乃果「最近そればっかりだよ? やっぱり外で踊らないとだめだと思うんだよね」

にこ「とか言いつつ部室でお菓子食べてるじゃない」

穂乃果「それは仕方なく……ってまだ次の曲のダンスが合ってないのは本当のことでしょ?」

にこ「うーん、何とか部屋の中でも練習できたらいいにこ」

穂乃果「空き教室を借りるのは……無理なんだよね何故か」

にこ「こうなったら廊下でやるにこ。廊下なら許可はいらないにこ」

穂乃果「通行人の邪魔じゃないかな?」

にこ「ゲリラライブだと思えば平気にこ」

穂乃果「なるほど……にこちゃん天才だね!」

にこ「……まあ、海未あたりにだめって言われるのがオチにこ」

穂乃果「むむ……敵は台風でも練習場所でもなく海未ちゃんだったか」

にこ「いや台風にこ」

穂乃果「そうと決まれば説得しなきゃ! よーし!」

にこ「気合が入るとこおかしいにこ」

穂乃果「だめって言われたら代わりにお菓子食べようっと」

にこ「そっちが目的にこ!?」


穂乃果にしては真面目だと思ったにこ

◯カレー

善子「果南さんのカレー、これ…」

果南「ん? 何か問題あった?」

善子「『ん?』じゃないわよ! 何でわかめとさざえが入ってるのよ!」

果南「ごめん、気に入らなかった!? ウチでは好評のレシピだったんだけど…」

善子「局地的過ぎるわっ!」

果南「ごめんごめん。次から善子の好物───苺とチョコレート入れとくから、ね?」

善子「共倒れよっ!」

真姫(あの二人、遅いわね……。もしかしてまだケンカしてるのかしら?)

ガチャッ

穂乃果「にこちゃんは優しいなぁ」ナデナデ

にこ「だから撫でるなって言ってるにこ!」

穂乃果「やーだよー」スリスリ

真姫(うわ……。かなり面倒なことになったわね)

穂乃果「真姫ちゃんごめんね? 私、わがままなこと言っちゃって」

真姫「誰も気にしてないわよ。それに、あんたがわがままなのはいつものことじゃない」

穂乃果「うっ……。真姫ちゃん厳しい」

にこ「ねー?」

穂乃果「ねー」

真姫「わ、悪かったわね」

真姫(早くみんな戻ってこないかしら? やりづらいわ……)

にこ「みんなどこへ行ったにこ?」

真姫「あんた達が遅いから探しに行ったのよ」

穂乃果「みんなで?」

真姫「ケンカがひどくなったら困るからよ。意地っ張りのあんた達がそうなったら、本当に面倒だもの」

にこ「真姫ちゃんに意地っ張りとか言われたくないにこ」プッ

穂乃果「ねー?」

にこ「ねー」

真姫「あああ! だからそのノリやめなさいってば!」

真姫(みんなお願いだから早く戻ってきて……)ハァ


真姫ちゃんも大変にこ


5番街、ストリート

ガヤガヤガヤ

俺(ことりちゃんのコーディネートをそのまんま買ってしまった)ニモツモチ

俺(なかなかの出費だけど、凛ちゃんがかっこいいって言ってくれたしいいよね…!)

絵里「さあ、次はタイムズスクエアね!」

みんな「おー!」

*****************

タイムズスクエア

ガヤガヤガヤ

海未「すごい人の数ですね…」

穂乃果「なんか渋谷みたい!」

俺「あ~、少し分かるかも!」

にこ「さあ、お土産買いましょ!」

希「あそこのお店なんかええんやない?日も傾いてきとるし、はよ行こう!」ユビサシ


店内

俺「こ、これで7ドル…!?」

凛「ちょっと高いにゃー…」

花陽「こっちのキーホルダーはどうかな?4ドルだよ」

俺「いいね、これにしようかな」

凛「じゃあ凛も!お揃いにするにゃ!」

俺「うん!一緒に買おっか!」

凛「うん!」


希「…あの2人、いつの間にかすごくラブラブになっとるね」ニコニコ

にこ「楽しそうでいいじゃない、微笑ましいわ」ニコニコ

希「せやね、見てるウチらが幸せな気分になるわ!」ニコニコ

*****************

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2016年08月11日 (木) 02:04:51   ID: vnaEDcYS

おー続編きた!

2 :  SS好きの774さん   2016年08月15日 (月) 17:02:56   ID: shdvd96u

長編大歓迎だから最後まで書ききってね。読みたいです。

3 :  SS好きの774さん   2016年08月16日 (火) 07:15:54   ID: 3SxNLbnt

凛ちゃん可愛すぎて辛い

4 :  SS好きの774さん   2016年08月16日 (火) 08:09:56   ID: 7f_GSLMd

キュン死する

5 :  SS好きの774さん   2016年08月19日 (金) 18:45:13   ID: jVVE_D6F

本スレでコメントしてやれよ

6 :  SS好きの774さん   2016年08月19日 (金) 21:23:11   ID: j_QiKjA6

オマエモナー

7 :  SS好きの774さん   2016年08月22日 (月) 21:30:37   ID: m1g8vR6o

続きはよ

8 :  SS好きの774さん   2016年08月29日 (月) 00:24:17   ID: LVSCUvRA

前作にもコメントした者です
今回も神ラスト期待してます!

9 :  SS好きの774さん   2016年09月01日 (木) 15:27:07   ID: j_T7YJPd

※6
自演を疑ってるんだよ、言わせんな恥ずかしい

10 :  SS好きの774さん   2016年09月07日 (水) 21:58:32   ID: efYi7wG8

11 :  SS好きの774さん   2016年09月20日 (火) 17:50:06   ID: sMThFw0A

いつの間にかだいぶ進んでるな
そろそろ終わりか

12 :  SS好きの774さん   2016年10月10日 (月) 23:56:46   ID: 67-pbl49

ちゃっかりオシャレ知識放り込んでんじゃねえよw

13 :  SS好きの774さん   2016年11月17日 (木) 22:49:37   ID: yL3Gk2jq

良作の匂いがしたんだけどなー
完結しなかったのか、残念だ

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