男「トラックに轢かれて、>>3能力を貰ったぞ!」 (46)

男「トラックに轢かれても擦り傷と打撲で済んだし」

男「運転手から能力とお金までもらえたし」

男「当たり屋目指そうかな、俺」

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男「しかし瞬間移動か」

男「…ひょっとして信号が赤でも」スッ


男「おお!緑になるのを待たないで移動できるのか!便利だな!」パシィン

男「いやまて…会社までの距離はおおよそ2km。会社に行く時、ゆっくりコーヒーが飲めるかもしれない!」

男「あ、まて。たしか、能力には制約があるって運転手が言ってたな」

男「…うむむ、じゃあどこまで瞬間移動できるのか試してみよう!」

男「よし、今の限界まで移動だ!」

男「最低2kmは行ってくれ!」


行けた距離
>>9

地球の裏側

パシィン


男「…ん?ここはどこだ?」

男「ぐぶほっ。み、水!?」

男「ここは海…グヘッ」バタバタ


男(い、今、どこまで飛んだんだ?い、今の位置は?)バタバタ

男(…こんなところで位置何かわかんねえ……!)

男「…とりあえず脱出だ!」パシィン

元の位置


男「うおっ!」パシィン

男「…寒い。うわ、服凄いくっつく」

男「スマホは…家に置いてきてよかった」

男「…しかしどこまで飛んだんだ?ここから海まで相当距離があるから、たぶん会社までは行けると思うけど」

男「これじゃあ近くの海なのか、外国の海なのかがわからない」

男「…まあ、相当移動できるって考えておこう」

男「…とりあえず着替えよう。家まで移動」スッ


パシィン

男「よっと、帰るのが楽になってうれしいな」

男「……これ、位置キチンと考えないと壁の中にいるようなことになりそうだな」

男「…まあ、とりあえず服乾かして温まっておこう」


その頃、男と同じように
トラックに轢かれて能力を運転手から貰ったひとがいた

性別>>18
能力>>20
性格>>22

相手の会話をラップにする能力

ヤンデレ


男「…よし、色々あったけど、そういえば今日休日だし」

男「久し振りに出かけるか」

男「…となるとどこに行くかだな」

男「……あ。そうだ」

男「適当に瞬間移動して着いた場所の辺りにしよう」


男「よし、それじゃあ街の中のどこかにテキトーに移動!」スッ

パシィン



男「…なんだ、普通に街の真ん中くらいに出たのか」

男「安全でいいな。少なくとも川に突っ込まれるよりはいいだろうし」


男「…ん?」

男「あれ、なんかみんな変に騒いでんな」

男「お祭りでもしてるのか?」

男「…聞いてみよう」

男「すいません」

「ん?なんだい?」

男「いや、さっきからにぎやかなので何かと思いまして」

「ああ、さっきからラップ調の会話を教えている人がいてね」

「その効果が凄いんだよ。君も聞いてみる?」

男(ラップ調の会話…?それでそんなに賑わってるのか?)

男(それだけでここまで集まるのは凄いな)

「あ、次は俺の番だ。いやあ楽しみだなあ」

男(……あ、前の人が出てきた)

男(よし、どんなふうになっているのか聞いてみよう)

男「すいません、効果というか、ラップはどんな感じなんですか?」

「ラップ」

男(うわ、凄いラップ。効果あるんだな…)

男「…俺も並んでみるか」

男「……」

男「あ、さっきの人も終わったのか」

「ラップ」

男(…しかしこの店。どうやってラップ話せれるようにしているんだろうか)

男(結構短いのに、コツとかそういうのの問題じゃない気がするな)

男「まあ、とりあえず試してみるか。楽しそうだし」


女「いらっしゃいませー」

男「……」キヨロキョロ

女「ええと、ラップでいいんですよね」

男「ええと、料金はどれぐらいなんですか」

女「あー、今は別にお金とかはいいです」

女「それよりラップ教えていいですか」

男「あ、はい」

女「じゃあそこに座ってください」

男(どんな風にラップ教えるんだろうか…。あと、タダでいいのか?)

女「それじゃあ動かないで下さいね」

男「ん?」

女「…ッラップビーム!」ビィィ

男「うわっ!?右にある壁まで移動!」バシィン

女「…避けられた!?」


男「な…なんだ!?今の!?」

女「まさか避けるなんてね。けど、次は当てて見せる!」

男「……おい、ラップを教えるんじゃあないのか?」

女「ええ、ラップを教えるのよ」ビィィィ

男「!…じゃあなんでそんなの出しているんだ!?」パシィン

女「いや、これに当たるとラップができるようになるのよ」

女「だから当たっても平気よ。痛いけど」ビィィィ

男「…じゃあ避ける。俺ラップそこまで好きじゃないし」パシィン

女「…ラップ好きじゃないの?」

男「ところで、そのなんかビームみたいなのどこでもらったの?」

女「ああこれ?」

女「ちょっと前にトラックに轢かれてね。そのお詫びに店とこの能力をもらったのよ!」

男「トラック…?オイ待て」

女「まあ、これで全世界の人をラップ好きにさせてみせるのよ!」

男「そうか、頑張れ。応援しとく」スッ

バシィン

女「…あれ?消えた…?」




男「ふう、なんか怖かった」

男「瞬間移動できなかったら今頃ラップってたんだろうな。こわいわー」

男「それにしても、ビームでラップができるようになるってどうなってるんだろうな」

男「ラップビームってなんだよ」

男「……とりあえず今日はもう家にいるか」


男「あの女、トラックに轢かれてお詫びに貰ったって言ってたよな」

男「…ということは、あの運転手トラックで轢いたのは少なくとも2回以上やってるんだな」

男「もしかしたら他にトラックに轢かれた人もいるかもしれないし」

男「トラック能力を貰った奴がいるかもしれないってことかもしれない」

男「…せっかくの休暇が…とりあえず明日の為にさっさと食べて風呂入って寝よう」

翌日


男「…ふぁぁあ、ぐっすり熟睡できたな」

男「……そういえば瞬間移動できるようになったんだったな」

男「ということは50分くらいはゆっくりしていていいんだよな」

男「…ラッキー。溜めてたアニメでも見てるか」


男「…あ、もうすぐ行かなきゃいけないな」

男「会社の目の前に移動」スッ

バシィン

男「到着。スゲエ便利だなこれ」



男「お疲れ様ですー」

男(よし、さっさと帰ろう)

男(疲れててもすぐに帰れるのは凄い便利だな)

男(うん、ラップ能力なんかじゃなくてホントよかった!)

男「」スッ

パシィン




男「うーん、能力を手に入れたおかげで」

男「仕事も楽だ!非常に楽だ!」

男「階段も使わなくてもさっさと行けるし!」

男「たまにうっかりして変なとこに行ったり位置調整間違えるけど」

男「それでも結構使えるようになってきた。これからもっと使っていってやる」


男(…そういえば、昨日の女、またラップビームやってるのかな?)

男(……まあ俺には関係ないことかな)

男(多少聞くかもしれないけど、瞬間移動があるし、出会うことはないだろう)

男(そもそもただの客の一人なんだ、覚えてないかもしれない)


男「ま、さっさと寝ておこう」



女「……見つけた」

女「アイツが寝ていることも確認ができた」

女「確実にここがアイツの家ね」

女「絶対に…ラップに目覚めさせてみせる」

女「逃げられたりしないように…寝てるところをラップビームで…!」

ラップビームが当たるかどうか
01~40 ギリギリ回避
41~80 気づいたが右側に当たる
81~99 結構ガッツリ当たるが全身には当たらない
00 直撃。ラップになる

>>43

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