モバP「いたずら」 (113)

勢いだけのモバマスSS。キャラ崩壊、ゲロ、言葉の暴力注意

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――某日・CGプロダクション事務所


卯月「……」

ちひろ「ねぇ卯月ちゃん」

卯月「……はい」

ちひろ「何であんな事したの?」


ガチャ


未央「お疲れ様でー……す?」

卯月「あ、未央ちゃん……」

未央「およ?どったのしまむー元気ないぞー?」

卯月「……」

未央「いやホントどうしたの二人とも?重い空気出しちゃって」

ちひろ「それが……」


未央「それが?」

ちひろ「卯月ちゃん、今日テレビの収録でね」

未央「あぁー!○子の部屋だよね!」

未央「もしかして何かやらかしたの?」

ちひろ「スタートと同時に消火器使いながらセットに入ってきたの」

未央「何やらかしてんの!?」

卯月「やらなきゃいけないと思ったんだよ」

未央「やらなくていいよそんな事!」

ちひろ「私はいいと思う」

未央「あぁーこの事務員はー」


未央「いやいやそもそも何で消火器持ってこう……突入しようと思ったのさ」

卯月「私ってホラ、THE普通みたいな所あるじゃないですか」

未央「うん?」

卯月「あるじゃないですか」

未央「……うん」

卯月「THE普通がトーク番組に出た所でTHE普通な内容で絵面的にもTHE普通で……」

卯月「それってアイドルとしてどうなのかなって……思って……」

未央「しまむー……」

未央「それで消火器?」

卯月「うん」

未央「ないわ!」

卯月「だって消火器だよ!?THE普通な国民的アイドルが消火剤と笑顔を振りまいて登場するんだよ!?」

未央「ないわ!!消火器以外にもっとこう……あったでしょ!?」

卯月「消火器以外に考えられないよ!楽屋から移動する時に廊下に置いてあって――」


消火器『力が欲しいか』


卯月「――って私に語り掛けてきて」

未央「ストップストップストーップ!」

ちひろ「何その消火器カッコイイ!」

未央「目ェキラキラさせないで!」


未央「何で!消火器が!語り掛けてくるのさ!」

未央「無機物だよ無機物!しまむーはその辺の物の声が聴こえたりする人なの!?」

卯月「え、聴こえないの?」

未央「聴こえないよ!」

卯月「そうなんだ……」

未央「……え?マジで?」

卯月「……っ!そ、そうだよね!普通は聴こえないよね!は、はは!」

卯月「普通だから!私普通だから聴こえないからそんなの!ね!ね!」

未央「待って引き攣った笑顔で必死に普通を装うとしないで」

卯月「何言ってるの未央ちゃん?冗談だよ冗談!」ピースピース

未央「いやいや顔色悪いから。ダブルピースでも誤魔化せてないから」

卯月「冗談だよ」

未央「……はい」


未央「あぁもう何か……何の話だっけ?」

ちひろ「卯月ちゃんが○子の部屋で消火器テロを起こした話」

未央「それだ」

卯月「頑張りました!」

未央「急に元気になるんじゃない」

卯月「ごめんなさい!」

ちひろ「そんな!頑張り屋さんなのが卯月ちゃんのキャラなのに!」

未央「頑張る方向間違ってるよね?」

ちひろ「人生に於いて間違いなんてないの。自分が向いてる方向が常に正解。信じる事がジャスティス」

卯月「すごい!ちひろさんカッコイイ!」

未央「しまむー、私達、アイドル、笑顔振りまく、消火剤振りまかない、おーけー?」

卯月「のー!笑顔だって消火剤だって振りまくアイドルが居ても――」


<prrrrrrrrrrrr


ちひろ「はいもしもしちひろです。お疲れ様ですプロデューサーさん」

ちひろ「…はい…はい…」

卯月「……」

未央「……」

ちひろ「……わかりました、伝えておきますね」<pi


未央「……プロデューサー、なんて言ってた?」

ちひろ「……先方は許してくれたみたい」

未央「そっか……」ホッ

ちひろ「でもね」

未央「?」

卯月「?」

ちひろ「VTRが煙で真っ白だから使えないって」

卯月「そんな……!」

卯月「私バカみたいじゃん!すっごい大物女優と一緒にテレビに映るって友達に言ったのに……っ!」

卯月「画面に写ってないなんて……!もういいよ!私アイドルやめる!」

ちひろ「卯月ちゃんすごいすごい!ドラマの時の未央ちゃんみたい!」キャッキャッ

卯月「えへへ、未央ちゃん似てた?似てた?」キャッキャッ

未央「それ本気でやめて」


おしまい



――某日・CGプロダクション事務所


愛海「……ダメ?」

モバP「ダメ」

愛海「どーしても?」

モバP「どーしても」

愛海「じゃあどうしろって言うのさこの昂ぶる感情は!目の前にあんなにいいお山があるというのに!」

文香「……」ペラ

モバP「いくら文香が読書中は何しても反応しないからってなぁオマエ……」

愛海「え、反応しないの?」

モバP「おう。文字が見えなくならない限りは何してもウンともスンとも言わんぞ」

愛海「……何したの?」

モバP「俺は何もしてないぞ?」

愛海「またまた御冗談を」ヘッヘッヘ

モバP「みちるがフランスパンゲームに付き合わせてた時にな」

モバP「目の前に本を広げてみたら」

モバP「目だけで本読むのに集中してた」

愛海「そんなに」

愛海「て言うかみちるさんの事止めなかったんだ?」

モバP「パン持ったアイツに勝てるかよ」


愛海「そっかー……でもそこまで無反応だとお山登りの楽しさも半減だよ……」ハァ

モバP「そんな事考えとったんかい…」ハァ

愛海「そんな事とは何さ!周りの景色や音を楽しむのも登山の醍醐味なんだよ!」

モバP「同意したいけど素直に同意したくない」

モバP「と言うか、そういう時はちひろさん使っていいって言ったじゃないか」

愛海「ちひろさんも最初はいい反応だったんだけどね……」

モバP「ちょっと待て」

モバP「最近ちひろさんが目のハイライト無くて無表情なのはオマエのせいか」

愛海「うん」

モバP「あれめっちゃコワイんだぞ!?」

愛海「何さ!元はと言えばプロデューサーが許可出したんだしちひろさんも同意の上じゃん!」


モバP「まぁそうだけど……うわー……ここまでやるとは……」

愛海「や、やりすぎちゃったかなーとは思ったんだけどさ……」

モバP「やめられなかった?」

愛海「やめられなかった」

モバP「まぁ過ぎた事は仕方ない……問題は……」


ちひろ「……」カタカタ


モバP「……」

愛海「……」


クラリス「 I'm on the HIGHWAY TO HELL !! 」

クラリス「 on the HIGHWAY TO HELL !! 」

ちひろ「ダメですそれクラリスさんが歌っちゃダメなやつですから!」

クラリス「 HIGHWAY TO HELL !! 」

クラリス「 I'm on the HIGHWAY TO HELL !! 」

モバP「おー焦ってる焦ってる」

愛海「いつものちひろさんに戻ったね!」キャッキャッ

ちひろ「プロデューサーさんも止めて下さいよ!」ググググ

クラリス「 Don't stop me !! 」グググググ


文香「……」ペラ


おしまい

本日はここまで



――某日・CGプロダクション事務所


卯月「ピザって十回言って!」キャッキャッ

美羽「ピザピザピザピザピザピザピザピザピザピザ!」キャッキャッ

卯月「コレは!?」

美羽「エッフェル塔!」

卯月「せいかーい!」ハイタッチ

美羽「イェーイ!」ハイタッチ


ちひろ(いいなぁ楽しそうで)カタカタ


美羽「次何しよっか!次何しよっか!」キャッキャッ

卯月「んっとね!んっとね!」キャッキャッ

卯月「立場上何を言われても仕方ないゲーム!」

美羽「イェア!」

ちひろ「やめなさい」

卯月・美羽「「はーい」」


おしまい




――某日・CGプロダクション事務所


卯月「――というわけで」

未央「うん」

都「はい!」

文香「……」ペラ

卯月「文香さんが読書中に何をしても反応が無いのは本当か試しに来ました!」

未央「いやいやさっき目の前で麗奈サマがドッキリバズーカ撃ったのに無反応だったでしょ?」

未央「これ以上どうするっていうのさ」

都「文香さん、テープを払う事無く読み進めてましたもんね……」

卯月「……」スッ

未央「しまむーその消火器は元の場所に返して来なさい」

未央「文字が見えなくなったら暴れ出すってプロデューサー言ってたでしょ?」

卯月「ちぇー」トコトコ


文香「……」ペラ

卯月「あ、でも文字が読めるなら何してもいいんだよね?」

未央「その発想はどうかと思うんだけど、まぁそういう事だよね」

卯月「都ちゃん!探偵グッズの虫メガネ貸して!」

都「え、嫌ですよ」

都「前に黒井さんの家燃やそうとしたじゃないですか」

卯月「あれは事故だから」

未央「何してんのしまむー」

卯月「普通に虫さんを追って行ったら煙が上がってただけだよ?」

都「卯月さんに渡すとロクな事ありませんから都がやりますね」

卯月「じゃあお願い!その虫メガネを文香さんと本の間に入れてみて!」


都「……」スッ

文香「……ん」ヒョイ

未央「お、顔が遠ざかった」

卯月「その調子ですよ都ちゃん!そのまま動かして!」

都「はぁ……?」スッ

文香「んん……」スー

卯月「今度は本に近付けて」

都「……」スッ

文香「……」グイ

未央「お、顔が近くなった」

卯月「はい顔に近付けて」

都「……」スッ

文香「……ん」スー


卯月「そのまま何回か繰り返すと……」

都「……」スッ スッ

文香「……」スッ スッ

卯月「あはははは!鳥が歩いてるみたい!鳥が歩いてるみたい!あはははははは!」

未央「私時々しまむーが判らなくなるよ」

都「この事務所の七不思議のひとつですからね」

卯月「え、ひどくない?」ガーン


文香「……」パタン

未央「お」

文香(……なんか眉間の辺りが変な感じに……)ムー

卯月「……文字が見えなくなったのに暴れないよ未央ちゃん!」

未央「いやどう考えてもそれ嘘だからね?」

都「卯月さんって時々ヒドイですよね」

卯月「何が!?」ガーン

文香「あの、何かありましたか?」

未央「何でもないよー」

都「えぇ、何も起こっていません」

文香「?」


おしまい



――某日・CGプロダクション事務所


卯月「まーるかいてちょん♪」

美羽「まーるかいてちょん♪」

卯月「新たな生命の息吹はここに」

美羽「生命の受け皿は土を以って成し」

卯月「水無月の頃遠方より彼の者来たれり」

美羽「あっちいって♪」

卯月「こっちいって♪」

美羽「……」

卯月「……」

卯月「美羽ちゃん何これー?」キャッキャッ

美羽「わっかんなーい美羽わっかんなーい」キャッキャッ

卯月「わぁ!何か伸びて来た!」キャッキャッ


ちひろ「何してるの?」ヒョコ

こずえ「みちゃー……だめー……」サッ


おしまい



――某日・CGプロダクション事務所


悠貴「お疲れ様ですっ」

みく「おー、悠貴チャンお疲れ様にゃー」モゴモゴ

悠貴「何食べてるんですかっ?」

みく「……ん」ゴクン

みく「ニボシ。悠貴チャンも食べる?」

悠貴「」

悠貴「えっ!だ、大丈夫なんですかっ!みくさん魚食べてっ!」ワタワタ

みく「魚アレルギーじゃないにゃあ!」

悠貴「で、でもみくさんは重度の魚アレルギーだって聞きましたよっ?」

みく「誰に」

悠貴「プロデューサーさんですっ」

みく「後で説教にゃあ!」


悠貴「でっ、でもっ、見るだけでもあんなに大騒ぎしてたのにっ」

みく「にゃー……みくも成長したんだにゃあ」フッ

悠貴「成長ですかっ?」

みく「うん。のあにゃんでしょー、葵チャンでしょー、七海チャンでしょー」ヒーフーミー

悠貴「あっ」

みく「いくら嫌いなモノでももう慣れちゃって……荒療治っていうのかにゃあ」

みく「もうすっかり魚嫌いを克服しちゃったんだにゃあ」

悠貴「へー……いいですねっ!」

みく「その代わりに猫キャラなのに魚嫌いというみくのアイディンティティは崩れたにゃあ」フフ

悠貴(みくさんが遠くを見つめているっ……!)


みく「そう言えば悠貴チャンは野菜嫌いだったよね?」

悠貴「あっ、はいっ!」

悠貴「野菜ジュースなら飲めるんですけど、そのっ……」

みく「まー好き嫌いなんて何が切っ掛けで治るか判らないもんだし」

みく「あんまり気にする必要は無いにゃあ」

悠貴「っ!はいっ!」ニコッ


ちひろ「ぐあああああああああああああああああああああああ」

ありす「ほらまだ残ってますよ」

ありす「苺パスタ」


みく「……無理な物もあるからにゃあ」

悠貴「肝に銘じておきますっ」


おしまい

本日はここまで



――某日・CGプロダクション事務所


卯月「じゃん」

美羽「けん」

「「ぽい」」

卯月「アッチ行ってホイッ!」→

美羽「っ!」↓

卯月「じゃん」

美羽「けん」

「「ぽい」」

美羽「アッチ行ってホイッ!」↑

卯月「っ!」→

卯月「じゃん」

美羽「けん」

「「ぽい」」

美羽「アッチ行ってホイッ!」↑

卯月「っ!」↑

卯月「あー負けちゃったー」キャッキャッ

美羽「じゃあアッチへの扉開くねー」キャッキャッ


ちひろ「何してるのあの子達?」

こずえ「……ねむれー……」

ちひろ「」カクン

ちひろ「……」スースー

こずえ「……」


おしまい



――某日・CGプロダクション事務所


モバP「はい、では本日面接を担当させて頂きますプロデューサーのモバPと申します」

幸子「はい!今日はよろしくお願いしますね!」

モバP「コチラこそよろしくお願い致します。ではソチラの方から自己紹介の方お願い致します」

幸子「えっ」

モバP「どうされました?」

幸子「いや、あの」

幸子「ボク一人ですよ?」

モバP「……」

幸子「……」


モバP「失礼致しました。では自己紹介をお願い致します」

幸子「あ、はい」

幸子「輿水幸子、14歳です!」

幸子「ボクが一番カワイイ事を証明する為に頑張りますね!」

モバP「はい、ありがとうございます」

モバP「では次にそちらの方お願い致します」

幸子「えっ」

モバP「どうされました?」

幸子「いや、あの」

幸子「ボク一人ですよ?」

モバP「……」

幸子「……」


モバP「失礼致しました。合格です」

幸子「ホントですかっ!」

モバP「ええ、これからよろしくお願い致しますね」

幸子「はい!」

モバP「ではですね、今後はまずウチのプロダクションにいるアイドル達と顔合わせの方をですね」

幸子「ニュージェネレーションの三人ですね!」

モバP「ええ、あの六人です」

幸子「三人ですよね!?」

モバP「……」

幸子「……」


モバP「失礼致しました。では早速ですが顔合わせのセッティングに入らせて頂きます」

幸子「え、あ、はい」

モバP「今日この後のご都合はどうでしょうか?」

幸子「あ、すいませんボクは家事の手伝いがあるので……」

モバP「あぁ気にしないで下さい、大事な事ですからね。ではそちらは」

幸子「ボク一人です」

モバP「そうでしたね。では明日からでご都合の良い日時を……」

幸子「はい、○日の○時からなら大丈夫です」

モバP「○時っと……そちらもその時間からで大丈夫でしょうか?」

幸子「ボク一人です」

モバP「あ、用事が入っておられる?」

幸子「ボク一人です!」


幸子「なんですか!なんなんですかさっきから!」ガタッ

幸子「こ、こんな所ボクの方からお断りです!失礼しますね!」ガチャ


バタン


モバP「……」

モバP「……」ポリポリ

モバP「失礼致しました。アナタはどうします?」

幸子'「当然、ボクがカワイイ事を証明してやりますよ!」フフーン


おしまい



――某日・CGプロダクション事務所


ケイト「ンー……」

ケイト「アリサとウサコォ」

ありす「正解です」

ケイト「ユーとアッキー」

ありす「正解です」

ケイト「タチバナとアリス」

ありす「違います!」

ケイト「 hm ? 」


ありす「タブレットじゃないですか!どう見てもタブレットじゃないですか!」

ケイト「 ah ... 」

ケイト「 in English please 」

ありす「えぇと通訳アプリ……」サッサッ

ケイト「タチバナは、アリス使うの上手デスネ?」

ありす「ターブーレッ トー!!!」バンバン

ケイト「 oh ! そんな事したらアリスが壊れマス!」

ありす「んんんんんんんんんんんいいいいいいいいいいいいいいいいいい」バンバン


ありす「あいむ!ありす!たちばな!」

ありす「ですいず!あー……のっとありす!おーけー!?」

ケイト「 ok ok , I see 」

ケイト「じゃあ、アリスはどこデスカ?」

ありす「……わざとやってませんか?」

ケイト「 sukoshi 」

ありす「ううううううううううううううういいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい」

ケイト「 oh , sorry sorry . やりすぎましたネ」ナデナデ

ありす「……ホントですよ」ムスッ

ケイト「元気出してネ、アリス」ナデナデ

ありす「だから!そっちは!タブレットって言ってるじゃないですか!」

ケイト「 HAHAHAHAHA 」


おしまい

本日はここまで

数日空けます



――某日・CGプロダクショントレーニングルーム


ネネ「あ、お疲れ様~」

悠貴「お疲れ様ですっ。あ、もう終わる所でしたかっ」

ネネ「うん、ちょうど終わった所だけど、どうかした?」

悠貴「いえっ、この前教えてもらった栄養ドリンクなんですけど――」


麗奈(ククク……今日はネネの栄養ドリンクを酢に変えておいてやったわ)

麗奈(さぁどんなリアクションを見せるのかしら……楽しみね)ソーッ


ネネ「でね――あ、ちょっとごめんね」スッ

悠貴「あ、どうぞっ」

ネネ「……」チュー

ネネ「……」コクッ

ネネ「……」

ネネ「……」クルクルカパッ

悠貴「あ、あのっ、どうしたんですかっ?」


ネネ「……」ゴキュッゴキュッゴキュッ

悠貴(あ、あのネネさんがっ――)

麗奈(ラッパ飲みっ!?)

ネネ「ふー……」

ネネ「……軍曹」

亜季「イエスメム」ガシッ

麗奈「!?」

麗奈「いつの間にっ!?は、離しなさいよっ!」ジタバタ

悠貴「亜季さんっ!?それに麗奈ちゃんもっ」

ネネ「麗奈ちゃん?」

麗奈「な、なによ……」ジタバタ


ネネ「私の身体を気遣ってドリンクを御酢に変えてくれたのは別に構わないの」

ネネ「でもね?そういうのは差し入れとしてキチンと渡して貰わないと、ちゃんとお礼言えないじゃない?」

ネネ「今度からはちゃんと言ってね?」

麗奈「……わ、わかったわよ」プイ

ネネ「うん、ありがとうね」ニコッ

麗奈「う……こ、今度こそギャフンと言わせてやるんだから!」

悠貴「もう、懲りないんだからっ」

ネネ「ふふ」ニコニコ

ネネ「そうだ、私が持ってきた栄養ドリンクの中身は?」

麗奈「それならこっちに詰め替えたわ」サッ

ネネ「さ、飲んでみて?」

麗奈「……?」コクッ

麗奈「っあああああああああああああああああああああああああああすっ」

悠貴「」ビクッ

麗奈「酢だわコレ!!」


おしまい



――某日・CGプロダクション事務所


莉嘉「……んー……」

ありす「お疲れ様です橘です……おや莉嘉さん」

莉嘉「あ、ありすちゃん。おつかれー♪」

ありす「橘です。莉嘉さんも宿題ですか」ストン

莉嘉「うん、お姉ちゃんが迎えに来るまで頑張ろうと思って。ありすちゃんも?」

ありす「橘です。私も終わらせておこうと思いまして」ガサガサ

ありす「ところで何の宿題ですか?」

莉嘉「英語の宿題なんだけどねー」ペラッ

ありす「ふむ、自慢できる事を英語で書きなさい、と……」


莉嘉「何書こうかいっぱいあって悩む~」ムー

ありす「なるほど。莉嘉さんの自慢と言えば姉の美嘉さんの事でしょうか」

莉嘉「ありすちゃんもそう思う!?やっぱお姉ちゃんの事書くしかないよね~☆」

莉嘉「そうと決まればさっそく!」

ありす「待って下さい」

莉嘉「どうしたの?」

ありす「莉嘉さんもアイドルである以上、美嘉さんがアイドルである事を自慢するのは少し違うのではないかと思うんですが」

莉嘉「そ、そうかも」

ありす「美嘉さんのどういった所が自慢なのか、魅力的なのか、それを書きましょう」

莉嘉「おー……」

莉嘉「さすがありすちゃん!」

ありす「橘です」


莉嘉「お姉ちゃんの魅力的な所……やっぱりあのセクシーさだよね☆」

ありす「そうですね」

莉嘉「えーと、じゃあ……まい、しすたー、いず、せく――」カリカリ


ガチャ


美嘉「莉嘉お待たせー、あ、ありすちゃんお疲れー★」

莉嘉「あ、お疲れお姉ちゃん!」パッ

ありす「お疲れ様です。橘です」

美嘉「あ、莉嘉の宿題見ててくれたんだ?ありがとねー」ナデナデ

ありす「ふへへへへへへへへ」

莉嘉「あ、私も私も!英語の宿題にお姉ちゃんの事書いたんだよ!☆」

美嘉「へー、どれどれ~?」ナデナデ


" My sister is sex "


美嘉「」


おしまい

本日はここまで
また数日空きます



――某日・CGプロダクション事務所


理解出来なかった

いや、理解しろと言う方が無理だ

考えても見て欲しい。朝出勤したら事務員の女性が朝の挨拶と共に

夏らしい事をしようと思います、と宣言し

水を張った水槽に顔を突っ込む姿を


ちひろ「……ぶはぁっ!」ザバッ

ちひろ「ごほっ、どうですかプロデューサーさん」ハァハァ


この時に何と答えればよかったのだろう

水が跳ねる事を見越して水槽の周りにタオルが敷かれている事を褒めるべきだったのだろうか

その時の僕は頭の中が真っ白になって、何も言えなかった


ちひろ「では今日の連絡始めますね」


そう言うや否や、事務員は再び水槽に顔を付けて――


ちひろ「がぼごぼがぼごぼぼぼぼ」

ちひろ「っぶはぁっ」ザバッ

ちひろ「ふーっ、すーっ、ふっ……」

ちひろ「ごぼぼぼがばぼうぼごごぼぼぼ」


ただひたすらに水飛沫をあげる彼女を尻目に

僕はがりりと檸檬を噛んだ


おしまい



――某日・CGプロダクション事務所


のあ「嫌いなもの?」

みく「そう!のあにゃんのキライなモノを知らないのは不公平にゃ!」

美羽「みくちゃんの場合は自分から教えてるようなもんじゃないかな……?」

みく「食べ物だからにゃあ……どうしても無理なモノは教えるしかないんだよね」ズーン

みく「と言う訳でみくを魚で弄るのを止めるか、のあにゃんのキライなモノを教えるか――」

みく「どっちか決めるのにゃあ!」

美羽(あ、嫌いな物教えれば魚で弄ってもいいんだ)

のあ「……」ンー

のあ「確かに今のままでは不公平ね……いいわ」

みく「よっし!さぁさぁじゃあ教えてもらうにゃあ~♪」


美羽「って言うか、のあさんに嫌いなモノなんてあるんですか?」

のあ「世の中に例外などないわ。程度の差こそあれ、全ての人は好き嫌いを持っているものよ」

美羽「そ、そうですか……?」

みく「まぁまぁそんな話は置いといて、今はのあにゃんの話だにゃあ」

美羽「そうだったね」

のあ「私は……鹿が嫌いなの」

美羽「鹿って……ごめんなさい私食べた事なくて……」

のあ「食べ物としての話じゃないわ」

みく「食べてたら奈良から追い出されてるにゃあ……」


あれは……そう、私が中学生だった頃

私は夏休みのある日、ある事を思いついて奈良公園に足を運んでいた――


――


のあ「おっちゃん鹿煎餅ちょーだい!」


――


みく「待って待って待って」

のあ「何かしら?」

みく「誰今の」

のあ「中学生の頃の私よ」

美羽「関西弁でしたね」

みく「うっわー……ビックリして素出たわ」

のあ「……続けるわ」


鹿煎餅を購入した私の周りを、早速鹿達が囲み始めたわ

私は、その手に持ったちっぽけな煎餅を求めてくる鹿達に対して優越感に浸った

私が歩けば鹿達も付いてくる……手下を連れているようでとても楽しかった

期待通りに動いてくれる彼らに満足して、私は思いついた事を実行に移した――


――


のあ「ホレホレ取ってみ?取ってみ?」ヒョイヒョイ


――


のあ「――図に乗ってお預けをしていたら鹿達に小突き回されたわ」

みく「当たり前にゃあ!」

のあ「それ以来ね、鹿が嫌いになったのは」

みく「とんでもなくアホな理由にゃあ……」ハァ


美羽「鹿達にはどんな感じに小突き回されたんですか!?」

美羽「スカート引っ張られたり鳩尾に頭突き入れられたり踏まれたりしましたか!?」

みく「なに急に興奮してるにゃあ!?」

美羽「脱げたり破れたり、あ!痣とか出来ましたか!?」

のあ「……いえ、そういうのは無かったわね」

美羽「そうですか……」シュン

みく「何でそんなガッカリしてるにゃあ……コワイにゃあ……」

みく「まぁそれはそれとして」

のあ「……?」


のあ「いややー!来んでええー!」タッタッタッ

ブリッツェン「んんwwwwwwwwwww鹿では御座いませんwwwwwwwwwww鹿では御座いませんぞwwwwwwwww」タッタッタッ

のあ「みくちゃーん!ごめんって!謝るからコレ止めてー!」タッタッタッ

みく「後十周くらいお願いします」

ブリッツェン「んんwwwwwwwwwwwwwみく殿の頼みとあれば断れませぬなwwwwwwww」タッタッタッ

のあ「来んでええ!」タッタッタッ


美羽「のあさんいい!すごくいい表情ですよ!」キャッキャッ


おしまい

本日はここまで

前川の容赦の無さ、のあさん前川のハンバーグをハンバーグ(材料:バラムツ)に代えたな



――某日・西園寺家のプール


琴歌「今回のドリーム対決は『かくれんぼ対決』です!」

琴歌「敷地内に私が隠れますので皆様三人でお探し下さいませ!」

琴歌「ではあちらを向いて……十数えて下さいましね~♪」


葵「……この広さを探せって……」

由里子「今日中に終わるか心配だじぇ……」

惠「私に良い考えがあるわ」


琴歌(うふふ……)

琴歌(お友達とかくれんぼ……♪)

琴歌(アイドルになって着々と夢が叶っていますわ♪次は何にしようかしら……)

琴歌「……あら?」


<キャーキャー ワーワー


琴歌(何やら楽しそうな声が)ウズッ

琴歌(はっ!!)

琴歌(いけませんよ琴歌!それでは見つかってしまいます)ウン


<キャーキャー ワーワー


琴歌(しかし本当に楽しそうな……)

琴歌(こ、これはもしや私を探す事を諦めて皆様だけで遊び始めているのではっ!?)

琴歌(プロデューサー様がおっしゃられていたイジメというモノなのではっ!?)

琴歌「……」


――


由里子「ふー……ずっと楽しそうにしてるってのも疲れるじぇ」ハァハァ

惠「そ、そうね……」ハァハァ

惠「で、でもこんな事もあろうかとさっきまでの声は録音しておいたわ」

由里子「お、流石!」

惠「少しだけあっちで休んでましょう。葵ちゃんは?」

由里子「あ~……その……」

葵「あはははははは!こっからここまであたしの領地!!」

惠「葵ちゃん戻って来て!葵ちゃん!?」


――


琴歌(いいえ、そんなはずがありませんわ)

琴歌(他ならぬ皆様の事ですもの。天の岩戸の話に倣い、私をおびき出そうというお考えのはず……)


<キャーキャー ワーワー


琴歌(……このような策を取るほど私を見つける事が困難なのでしょうか)ニヤニヤ

琴歌(あまり長引くのもいけませんし、そろそろ皆様の思惑通りに誘われた体で見つかりましょう)ウン

琴歌「皆様~♪私も混ぜて下さいまし~♪」ガサッ


ラジカセ『キャーキャー ワーワー』


琴歌「」



――なんで?え?なんで?皆様は?


琴歌「……はっ……すっ……はっ……」


――お友達と思っていたのは私だけ?


琴歌「はっ……はっ……はっ……」ストン


――私は家を自慢しただけ?


琴歌「はっはひっはっはっはっ」ブルブル


――ワタクシハイヤナオンナ


琴歌「うぷっ」

由里子「あ、琴歌ちゃん見つけたじぇ♪」

葵「ごめんっちゃ、ちょっと飲み物貰ってきて――」

琴歌「おええええ」ビチャビチャ

惠「大丈夫!?救急車!救急車!」



三日ほど琴歌に口をきいて貰えなかった三人であった


おしまい


『幕間』


卯月「あ、プロデューサーさーん」ブンブン

モバP「お、早かったな」

卯月「頑張りました!」エヘヘ

卯月「さぁ、帰りましょう!皆も待ってますよ!」

モバP「……とまぁ、こんな具合なんです」

卯月「?」

「バカな……ココは冥府ぞ?普通の女子供が入ってこれるような場所では……」

卯月「普通の女の子じゃないです!アイドルです!」エヘン

モバP「そういや番犬にケルベロスみたいなの居たけど、大丈夫だったか?」

卯月「頭撫でてちょっと遊んであげたら懐かれましたよ?」

「えぇ……」

モバP「だから言ったでしょう。この子が普通に助けに来るって」

モバP「これで賭けは私の勝ち。お約束通り、やって頂けますね?」

モバP「アイドル」


『幕間』おしまい

本日はここまで

>>64
バラムツ調べてみたらこれは……キレますわ



――某日・CGプロダクション事務所・机の下


まゆ「時子さんってプロデューサーさんの事を豚さんって呼ぶけど……」

まゆ「これって良くないと思うの」

輝子「お、おう……そうか……?」

まゆ「うん。だってプロデューサーさんは豚さんじゃないもの」

輝子「……そ、そういう意味で言ってるんじゃないと……」

まゆ「?」

輝子「な、なんでもない……フヒッ」


まゆ「それでね?今日一日みんなで時子さんの事を豚さんって呼べば」

まゆ「時子さんも嫌がって豚さんって呼ぶのをやめると思うの」

輝子「ま、まぁされて嫌な事はやらないもんな……」

まゆ「でしょう?じゃあ今日事務所に来る人たちは……」

輝子「わ、私と……」

まゆ「まゆと……」

卯月「島村卯月です!」ガバァッ

輝子「ヒャアアアアアアアアアアアアアアアアア!?」

まゆ「ぴいいいいいいいいいいいいいいいいい!?」


まゆ「い、いきなり逆さまに出てこないで下さいよぉ!」メソメソ

輝子「びび、びっくりした……」

卯月「だってそこ狭いし、前に座るのも何だしなーって思って」

まゆ「……あの」

卯月「なぁに?」

まゆ「机の上でどんな姿勢してるんですかぁ……」

卯月「ワニみたいな感じです!」

まゆ「えぇ……」

卯月「ワニみたいな感じです!」


卯月「それより何の話してたの?」

まゆ「あ、えっとですねぇ……」

輝子「と、時子サマを……豚って呼ぼうって……フヒヒ」

卯月「……いいですね!」キャッキャッ

まゆ「そ、そうですかぁ」ホッ

輝子(逆さまに頭だけ出して楽しそうに笑う島村先輩とか小梅ちゃん好きそうだな……)

まゆ「後は……ちひろさんにも言っておきましょうかぁ」

卯月「ちひろさんならさっきニラメッコしたら気絶したので医務室に運んでおきました!」

まゆ「そ、そうですかぁ……」

輝子「ご愁傷サマ……ちひろ……」



――数刻後


<ガチャ


時子「……」

まゆ「あ、おはようございますぶ……」

まゆ(あ、そう言えばまず先にプロデューサーさんを豚さんって呼ぶのをやめるように言うべきかしら)

まゆ(そうよね。いきなり豚さん呼ばわりはダメよね)

まゆ「あの――」

卯月「おはようございます豚!!」

まゆ「!?」

輝子「!?」

時子「……」

時子「悪くないわね」


おしまい

本日はここまで

体調不良によりしばらく空けます



――某日・CGプロダクション事務所


みちる「フゴフガ」モグモグ

モバP「なぁみちるさんや」

みちる「フゴ?」

モバP「パンケーキのパンってな」

モバP「鍋って意味なんだぞ」

みちる「えっ」ポトッ

モバP「……」

みちる「えっ……えっ?」

モバP「……あぁ」

みちる「私、いま、ぱんけーき、たべ……」ガクガク

麗奈「え、ちょ、泣くほど?」

モバP「麗奈ァ!やっていい事と悪い事があるぞ!」

麗奈「えっ、あっ、ごめんなさい!」

みちる「パンじゃないパンじゃないパンじゃないパンじゃない……」ブツブツ

卯月「あはははは!パンはパンでもフライパンで作るパンケーキ!あはははは!」


おしまい



――某日・CGプロダクション事務所


モバP「ただいま戻りましたーっと」

ちひろ「あ、お疲れ様です!ちゃんとお花買って来てくれたんですね!」

ちひろ「ありがとうございます!」ニコニコ

モバP「どーいたしまして。花瓶はどこです?」

ちひろ「あ、私やっておきますよ♪」

ちひろ「でも、すいませんでした。営業の帰りだっていうのに……」

モバP「気にしないでください」

モバP「一人で花屋に行くような経験、そうそうありませんし。それに」

ちひろ「?」


モバP「店番してた女の子が可愛かったんですよね」

ちひろ「あー……スカウトしちゃいます?」

モバP「いやいや、今はニュージェネや他の子で手一杯ですから」

ちひろ「でも落ち着いたら、でしょ?」クスクス

モバP「あ、バレてますねぇ」

ちひろ「みんなそう言って、しっかり面倒見てるじゃないですか」

ちひろ「無理しないで下さいよ?」

モバP「はいはい、解ってますよちひろさん」


卯月「お疲れ様です!」

未央「お疲れ様でーす!お、プロデューサーおかえりー!」

卯月「おかえりなさいプロデューサーさん!」

モバP「おーう二人ともお疲れー」

ちひろ「お疲れ様です二人とも♪」コトッ

未央「お、キレイな花だねー。なんて花?」

ちひろ「グラジオラスって言うの。プロデューサーさんに頼んで買ってきて貰っちゃった」テヘ

未央「おーおー、お疲れの所ご苦労であったねプロデューサー」

モバP「労いの言葉、痛み入りまーす」カタカタ

卯月「でもこの辺りってお花屋さんありましたっけ?」

モバP「営業行ったついでだよ」


ちひろ「そこで店番してた子が可愛いって、もしかしたら仲間が増えるかもねー?」

未央「お、マジで!?」

モバP「かもしれない、な」

未央「それでも仲間が増えるのは嬉しいもんだよ!ね?しまむー?」

卯月「うん!」

卯月「あ、なんていう子なんですか?」

モバP「卯月まで。今名前知ってどうすんだよ……まぁいいや」

モバP「確か渋谷――」


おしまい



――某日・CGプロダクション事務所


法子「違うよ!全然違うよ!」

時子「……」ハァ

法子「ドーナッツ!これはドーナッツ!」

時子「何度も言わせるんじゃないわよ」

時子「それはパン。どう見たってパンでしょ」

法子「違うよ!パンは真ん中に穴開いてないもん!」

時子「カロリー高いだけのパンじゃない」ハァ

法子「違うの!カロリー高いドーナッツ!」


<ガチャ


ちひろ「あ、お疲れ様です」

法子「ちひろさん!」クワッ

ちひろ「な、なに?」ビクッ

法子「これはドーナッツだよね!?」バッ

ちひろ「え?えーっと……」

ちひろ「……パン、よね……?」


法子「」

時子「……なんてね」

ちひろ「法子ちゃんの前でドーナッツをパンと言い張るドッキリでしたー!」キャッキャッ

法子「……」ブツブツ

ちひろ「……あ、あれー?」

法子「パンじゃないもん……ドーナッツだもん……」ブツブツ

時子「どうすんのよアレ」

ちひろ「ど、どうしましょうか……」


おしまい

本日はここまで



――数日前・CGプロダクション事務所


モバP「――あぁ、それじゃお大事に」pi

卯月「あの、かな子ちゃんは……」

モバP「あぁ大丈夫。ここ最近の減量トレーニングで少しバテたみたいだ」

卯月「そうですか……」

モバP「本人に続ける意思もあるみたいだし心配するな」

モバP「ただ、明日の練習は卯月一人でやる事になりそうだ」

卯月「はいっ!かな子ちゃんがいなくても頑張りますっ!」

モバP「……いや、その言い方じゃかな子が出れなくなったみたいじゃないか?」

卯月「……あっ」

卯月「いやいやそんなつもりで言った訳じゃないですからね!?」

モバP「わかってるわかってる」ハハハ

卯月「もぅっ!いじわるなんですから!」


おしまい



――某日・CGプロダクション事務所


卯月「きらりちゃんってさ」

きらり「んんー?なになに?」

卯月「可愛いのが好きなんだよね?」

きらり「そうだよー!」

卯月「杏ちゃん」

きらり「可愛い!」

卯月「幸子ちゃん」

きらり「カワイイ!」

卯月「私は?」

きらり「え?」

卯月「……」


きらり「えーっと……」

卯月「……」

きらり「んんーっと……」

卯月「……」

きらり「……」グスッ

卯月「あはははは!もーそんなに悩んじゃって可愛いなぁきらりちゃんは!」

きらり「も、もぉっ!卯月ちゃん意地悪だにぃ!」


心「はぁとはー?」

きらり「可愛いにぃ」

卯月「可愛いですよ」

心「こっち見て言えよ☆」


おしまい



――数週間前・CGプロダクション事務所


蘭子「不」

飛鳥「困」

蘭子「認」

飛鳥「否」

蘭子「何」

飛鳥「甘」

蘭子「飲」

蘭子「不?」

飛鳥「苦!」


卯月「あはははは!美羽ちゃん何あれ!」キャッキャッ

美羽「わっかんなーい!美羽わっかんなーい!」キャッキャッ

ちひろ「あ、コーヒーの良い香りが」ヒョコ

こずえ「……ねむれー……」

ちひろ「zzz」


おしまい



――数ヶ月前・CGプロダクション事務所


卯月「凛ちゃんは風邪でお休み、ですか……」

モバP「あぁ、今日のレッスンは――」

未央「お休み!」

モバP「――にはなりません。ちゃんと行くように」

未央「ちぇー」

卯月「駄目だよー未央ちゃん?凛ちゃんが居なくても頑張らないと!」

未央「いやいやしぶりん居なくなった訳じゃないからねしまむー?」

モバP「そうだな」クス

卯月「あっ!いや!そういうつもりで言った訳じゃ!」アタフタ

未央「解ってる解ってる♪」

未央「こりゃレッスン帰りはしぶりんのお見舞いだねー」


おしまい

本日はここまで



――CGプロダクション事務所


モバP「卯月は?」

こずえ「……ねてる……よー?」

こずえ「ちろさんも……いっしょー……」

モバP「そっか。ありがとな」ナデナデ

こずえ「ふわぁー……」

こずえ「……」

こずえ「ぷろでゅーさー?」

モバP「んー?」

こずえ「こずえもー……ねるね?」

モバP「ん……おやすみ」

こずえ「うんー……おやすみー……」

モバP「……」

こずえ「……ねむれー……」



――数刻後


モバP「……ん」モゾ

モバP「……あれ?」

ちひろ「あ、起きましたかプロデューサーさん」

モバP「……ちひろさん」

モバP「あ、すいません!居眠りしちゃってたみたいで」ガバッ

ちひろ「……」

モバP「……どうしたんです?」

ちひろ「……この花瓶」

モバP「はい?」

ちひろ「この花瓶、誰が持ってきたんですか?」


モバP「え、ちひろさんじゃないんですか?」

ちひろ「プロデューサーさんじゃ……」

モバP「……」

ちひろ「……」

モバP「じゃあ後は卯月しかいませんね」

ちひろ「でも、何も言わずに置いてくでしょうか?」

ちひろ「お花も飾ってないし」

モバP「まぁ、ずっとレッスンだ営業だで忙しかったですからね」ポリポリ

ちひろ「まだ一人目ですもんね……そうだ、私が明日、お花持ってきますね♪」



――同刻・CGプロダクション事務所前


こずえ「……」トコトコ

卯月「あ、こずえちゃんお疲れ様ー」

こずえ「……おつかれさまぁ」

卯月「こずえちゃんも帰り?」

こずえ「そう……だよー?」

卯月「じゃあ一緒に帰ろっか?」

こずえ「……んーん」

卯月「?」

こずえ「おわかれー……いいにきたの」


卯月「お別れって……どういう事?」

こずえ「もうねぇ……会えないのー」

卯月「へ?」

こずえ「こういうときはー……ありがとぉ?ごめんなさい?」

こずえ「でもねぇ……たのしかったよー?」

卯月「え、何言ってるのこずえちゃん?」

こずえ「あとねぇ……うづきはふしぎー」

こずえ「なんでもー……ふつーにこなすのー」

卯月「え、あ、うん?」

こずえ「でもねー……こえにださなきゃならないのー」

卯月「あ、えーっと、こずえ、ちゃん?」

こずえ「それだけー……これもわすれるよ?」

卯月「忘れるって――」

こずえ「忘れろ」



――前日・CGプロダクション事務所


モバP「――わかったわかった、しっかり治せよー」pi

卯月「未央ちゃん、どうでした?」

モバP「うん、バスケ部の助っ人に出て捻挫だそうだ」

モバP「明日のレッスンは一人になるけど大丈夫か?」

卯月「はい!一人でも頑張ります!」



モバP「いたずら」 おしまい

以上。お付き合いありがとうございました
ではまた、機会があれば

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