凛「奈緒ってさ」 奈緒「ん?」 (70)


凛「いい奴だよね」

奈緒「な、なんだよいきなり・・・そんなことないって」

凛「ううん、いい奴だよ。すごくいい奴。私のこと分かってくれるしさ」

奈緒「別にそんなの・・・みんなだってそうだろ?ほ、褒めても何も出ないからな!」

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凛「ふふ、いい奴ってとこは認めるんだ」

奈緒「何だよもう・・・からかってるなら相手しないぞ?」

凛「ごめん。ちょっと意地悪だったね」

奈緒「全く、最近そういうの多いぞ?加蓮とかもそうだけどさ」

凛「・・・嫌だった?」

奈緒「嫌とかじゃないけどさ、反応に困るだろ?」

凛「そっか、ヤじゃないんだ・・・」

奈緒「あ、やっていいって意味じゃないからな!」

凛(・・・・・・)


奈緒「?」(なんだ、突然黙り込んじゃって)

凛「あ、奈緒。ほっぺのとこ虫が付いてるよ」

奈緒「え!え、どこ!?」

凛「動かないで。取ってあげるから」

奈緒「わ、わかったはやくね!」

凛「うん、いま取るね・・・ちょっと目瞑ってて」


奈緒「・・・なあ凛まだか?ってちょ、凛近い、顔近いって!」

凛「目、開けちゃったね。大丈夫、虫取るだけだから。じっとしてて?」ガシッ

奈緒「まてまておかしいだろ!いったん離れろって自分で取るから!」

凛「ダメだよ、自分じゃ取れないとこにいるから」

奈緒「いやどこだよそれ!落ち着けってば凛!」

凛「ん・・・」

P「スタァァァァァップ!」


奈緒「え、ぷ、プロデュ・・・あ、見てたのか!?」カァァァ

凛「最低・・・奈緒あっちいこ」

P「待て待てそっちにはシャワー室しかないぞ!」

凛「チッ」


P(今小さく舌打ちしたな)「いやよく分からんけど、お前ら何?付き合ってるの?」

奈緒「付き合・・・そ、そんなわけないだろ!?この変態!」

凛「そっか。ばれちゃったなら仕方ないね」

奈緒「いや違うだろ!何言ってんだよ!」

凛「・・・・冗談だよ、冗談」

P(今の間は何だ)


奈緒「ったく・・・言って悪い冗談ってあるだろ」

凛「ごめんね奈緒。・・・嫌われちゃった、かな」

奈緒「ったくもう、嫌ってなんかいないって。でもこれからは気を付けなよ?」

P(いい奴だなこいつ)

凛「・・・うん、ありがと奈緒」


P(ともかく今のやり取りで大分見えてきたぞ)「仲直りだな。奈緒、今ちょうど出るとこなんだがついでに送ってくか?」

奈緒「あ、うん。お願い」

凛「じゃあ私も」

P「凛は近いだろ。シャワーでも浴びてから帰ったらどうだ?」

奈緒「そういやさっき行こうとしてたな」

凛「・・・ならそうしようかな」

P「それじゃ行くか」

奈緒「うん」


P「・・・その後帰り道でそれとなく聞いてみたんだが、やはり俺の想像は間違っていなかったようだ」

P「凛は奈緒を狙っている。それに奈緒の話を聞く限り、凛のアプローチは今に始まったことではないらしい」

P「このところ何かにつけてはボディタッチや際どい発言を繰り返していたようだ」

P「今までは奈緒が少しでも拒絶すれば冗談で済ましていたそうだが、あの虫事件。おそらく凛のタガはもう外れかかってる」

P「本人に危機感もないようだし、このままでは奈緒の貞操が危ない。早急に対策を立てる必要がある」


ガチャッ

蘭子「闇に飲まれよ!(お疲れ様です!)」

P「ということで、だ」

蘭子「?天界よりの啓示は我には届かぬ(あの、一体何が『ということ』なんですか?)」

P「何だ、今の話聞いてなかったのか?」

蘭子「異世界よりの召喚に手間取ったのだ(今来たばかりなので、何が何やら・・・)」

P「そっか。じゃあ仕方ないな」

蘭子「悪魔の囁き(仕方ないですね)」


P「つまり、奈緒の貞操を守ろう会って事だ」

蘭子「てい・・・?あ、わ、ぷ、プロデューサー何言ってるんですかぁ!」カァァァ

P「難しい言葉調べてる時にでも知ったのか?とにかく冗談じゃなく奈緒の貞操が危ないんだよ」

蘭子「我の掌るは闇。暗中に曙光を見出し得るのは唯光の者を於いてあるのみ(そんなの私に言われても・・・警察を呼んだ方が良いと思いますけど)」

P「それがそうもいかないんだよ。狙ってるのが凛の奴でさ」

蘭子「我の負いし業は深く、深淵に沈む事は許されん(なんで私に言うんですかぁ。せっかく凛ちゃんとも仲良くなれてきたのに)」


P「すまんな、ちょうどいいとこに来たもんだから。まあこれもアイドル業と思って諦めてくれ。業だけにな」

蘭子「深淵からの声は最早届かぬ。我にも祝福の時が来たか(そんなぁ・・・あと全然うまくないですそれ)」

楓「つまらん洒落はやめなしゃれ・・・ふふっ」

蘭子「!移ろいし姫君か。魔の声は我にも届いている(わ、びっくりした!あ、でもその駄洒落私も聞いた事あります!)」

楓「?うん」


P「楓さんいつの間にいたんです?」

楓「おさけ」

P「それは飲んでる時のテンションでしょうが」

楓「あ」

蘭子「悪魔の囁きはその時を選ばぬが、日の差す間は特に狂暴となる。警戒せよ!(昼間からお酒なんてダメですよ!)」

楓「?うん」

P「意味も分からず頷くのやめましょうよ・・・昼間からお酒はダメですって」

楓「え、あ、うん。ごめんなさい」


P「・・・さて、こうしてる間にも事態は動いてる。作戦会議だ!」

楓「何のですか?」

P「シーッ、会議の時は邪魔しちゃダメって教えたでしょ?お口チャックですよ」

楓「わ、私も混ざるんです!何で蘭子ちゃんより下に見てるんですか!」

P「いやだって話の合間に駄洒落言うくらいでしょ?」

蘭子「魔の共鳴が闇の旋律を奏でる時、逓増せし魂は氾濫し現世を包み込むであろう(で、でも場が和んでいいと思います!)」

楓「何て言ったんですか?」

P(これは訳さないでおいてやるか)「とにかく蘭子語が分からない人は参加の資格なしです。ほら散った散った!」

蘭子「我の降臨せし折、悪魔達が其処に集った」

P「でもなぁ・・・」


楓「悪魔の子どもが現世にて邂逅した」

蘭子「?」

P「何です、それ?」

楓「何って、適当に思いついた言葉を」

P「いや通じるわけないでしょうが!なんでそんな事しちゃったの?」

楓「だって分からなかったから」

P「あーもう楓さんは少し黙っててください!駄洒落は言ってもいいですから!」

楓「むー」プクー


蘭子「暖かい光に包まれているようだ(楓さんのこともっと信用してあげて下さい!)」

P「つってもなあ。面倒見てる俺の立場からすると、この人またすぐに退行するぞ?今は後輩の手前気を張ってるみたいだけどさ」

楓「ば、馬鹿にしないでください!私だってできるんですからね!」

P「ワガママ言ってるともうおつまみあげませんよ?」

楓「う・・・」

P「ほらな、この調子なんだよ」ヒソヒソ

蘭子「き、禁断の果実か・・・(で、でもお菓子なら私だってほしいですよ?)」ヒソヒソ

楓「人の前で内緒話するのはよくないですよ」


P「楓さんほらあたりめあげるからあっちで遊んでてください」

楓「・・・おさけもあるならいいです」

P「さっき蘭子に怒られたばっかりでしょうが」

楓「あたりめえよ・・・ふふっ」

P「まったく、都合悪くなると退行する」

蘭子「魔界の住人には相応しくない(しょうがないなあもう)」


ガチャ

凛「お疲れさま~」

P「お、おう」(来ちまった・・・)

蘭子「闇に飲まれよ!(凛ちゃんお疲れ様!)」

凛「お、蘭子じゃん。やみのまやみのま~」

P(何この温い感じ)

凛「奈緒いる~?探しに来たんだけど」


P「いないよ。てかお前何でそんな間延びしてんの?」

凛「神意に背く者は皆悪魔となり、光無き地底へと葬られるだろう(この方が奈緒もとっつきやすそうでしょ?)」

P「そ、そうだね」(なんだこいつ)

蘭子「魂の汚染が精神をも蝕み始めたか?(私はいつもの凛ちゃんの方がいいと思うなあ)」

凛「そう?じゃあ元に戻そうかな」

蘭子「魔王を崇めよ(よかったぁ)」

P「よかったね」(もういいや行き当たりばったりで対処しよ)

~別の日~

凛「ねえ奈緒アニメのDVDあるんだけど一緒に見ない?」

奈緒「いいけど、どんなやつ?」

凛「対○○○サ○っていうんだけど」

P「スタァァァァァップ!」


奈緒「びっ、くりしたぁ。なんだよいきなり」

凛「ヒトの迷惑も考えてよね」

P「いいからちょっと向こう行ってろ奈緒、奥のお菓子食べてていいから!」

奈緒「わ、わかった」

凛「私も行「待てやコラ」


凛「何?私今忙しいんだけど」

P「お前よくそう何事もなかったようにできるな。それどうやって入手した?明らかに持ってちゃいけないやつだよな?ん?」

凛「何のことか分からない」

P「そうか、じゃあ質問を変えよう。これ見て奈緒と何するつもりでいた?」

凛「ナ「もういい」

P「とにかくこれは没収してお・・・(いやこの場で廃棄せざるを得まい。ほっとくと絶対またやるし)」バキッ

凛「あっ」

P「あ、じゃねえだろが。お前次やったらマジで親御さんに報告するからな」

凛「・・・」

P「なんとか言えや。まあ閲覧してはいないようだし今回は不問に付すが、こんなのバレて騒がれてみろ。奈緒にまで迷惑かけかねないんだぞ?」

凛「・・・ごめんなさい」


P「ったく・・・こんなんじゃ奈緒の方は加蓮とのデュオにするしかないぞ?」

凛「!な、何で」

P「当たり前だろ。お前はそっち抜けても未央卯月がいるし、奈緒の方でも意識しだすようになってからじゃ遅いんだ」

凛「やめてよ!私もうしないから!」

P「ホントか?」

凛「うん。約束する」

P「じゃあ今回だけは大目に見てやる。別に仲良くするなとは言わんけどな。節度ってもんを考えろ、節度ってもんを」

凛「・・・わかった」

P(これで効果あればいいけどな・・・まあしばらく様子見るか)

・・ッテバ


ヤメナッテバ

凛「?なんかあっち騒がしいね」

P「だな。おーい奈緒お前何やって」

奈緒「あ、Pさん!?い、今来ちゃダメ!」

P「は・・?いや待てよ騒がしかったって事は、もう一人いるな?」

奈緒「い、いないってば。私だけだよ」メソラシ

P「そうかぁ?」

凛「・・・声質的にかな子っぽかったかな?」ボソッ

P「かな子だと?」ピク

奈緒「あ、ち、違うってば!」

P「奈緒ちょっとそこどけ」ズイ

奈緒「ちょ、ちょっとPさ・・・あちゃ~」


かな子「・・・」ポリポリ

P「かな子今ちょっといいか?」

かな子「ん?今ちょっと忙しいから、もう少し待って」モムモム

奈緒(うわ~、かな子のやつ隠す気ないぞ・・・)

かな子「ゴックン・・・ふぅ~おいしかったぁ」キラキラ

P「いいか?」

かな子「うん。いいよ!」

P「よかったよかったいいんだな?」ガサガサ

かな子「ちょっと何やってるんですか!みんなで食べるお菓子なのに!」


P「『みんな』?おい聞いたか凛」

凛「へえ・・・じゃあ奈緒も同じだけもらったんだ?」

奈緒「え?や、まあ、その、はんぶん、こでは、なかったかなぁ」

P「はんぶんこのはんぶんこのはんぶんこの、はんぶんこのそのまたはんぶんこくらいか?」

奈緒「は、はんぶんこが一個くらい取れる、かな?」

P「おっけー、じゃあ16分の1くらい置いとけばいいな。はいこれ」

かな子「ぽ、ポッ○ー3本・・・こんなんじゃ全然幸せになれないよ!」


凛「てかさ。かな子朝もケーキ作ってきてなかった?」

かな子「それはみんなで食べる分・・・あ!」

P「え、みんなのじゃないって事は、このお菓子は一体・・・?ダメだ危ないからそれもよこしな」ヒョイ

かな子「あっ」

P「これらは俺の方で処分しておくから安心しろ」ガサガサ

かな子「・・・いいもんまた買うから」ボソッ

奈緒「まったくもう」

凛「碌な事しないねかな子は」

~また別の日~

凛「それでその時加蓮がさ」

奈緒「へ~そうなんだ」

凛「それでね。それからね」

奈緒「ふ~ん。ん、お、あそこのオープンカフェ、あれ未央と卯月じゃないか?」

凛「そうだね。じゃあ行こうか」

奈緒「いやいや声くらいかけてこうよ。友達だろ?」

凛「・・・奈緒がそう言うなら」

奈緒「おーい2人とも」

凛「待ってなにかしてる」

卯月「ん~~~~~」


卯月「バぁ~~~」

未央「ぶっほwwwう、卯月その顔wその顔マジでヤバいよwwwwピカイチwww」

卯月「まあこんなもんだよ」エッヘン

未央「いやアンタマジでアイドルやめた方がいいレベル」

奈緒「・・・何やってんだ?」

凛「すごくたのしそうだね」

未央「え?」

卯月「あ、凛ちゃんに奈緒ちゃん!」


奈緒「遊ぶのもいいけどさ、アイドルなんだし見えるとこではもうちょい気を付けた方がいいんじゃないか?」

未央「ちょ、違うんだって今のは卯月が勝手にさ」

卯月「え~未央ちゃんいいリアクションしてたのに」

凛「大丈夫未央。分かってるから」

未央「し、しぶりん・・・」ジーン

未央「私アンタの事信じて 「二人は芸人になりたいんだよね?」 ・・・え?」

卯月「未央ちゃんそうなの?」


奈緒「そんな訳ないだろ?凛、いくらなんでもふざけすぎだぞ」

凛「うん、そう思うのも無理ないと思う。でも考えてみて」

奈緒「?」

未央「いやだから違うんだって卯月がひとりで」

ポン

卯月「未央ちゃん」フルフル

未央「は?」

卯月「ここは聞いてみよう?友達同士分かり合う事って大事だと思うんだ」

未央「アンタ誰のせいでこうなったと思ってんの?」


凛「アイドルの2人がこんなところでコントしてる意味。奈緒は気を付けろって言ったけど・・・わざとだとしたら?」

奈緒「え?」

凛「わざと見えるところでやって、みんなの反応を見てたんだとしたら?」

奈緒「・・・」チラ

未央(こっち見てる・・・やばいこれ信じ始めてるよ)

凛「なんていうかさ、雰囲気で分かるんだ。これでも奈緒より2人との付き合い長いからね」

未央(何この不必要な説得力。ダメだもうこれ否定したらこっちが悪者だよ)

奈緒「そ、そっか。ごめん責めたりして」

凛「ううん、いいの。気にしてないから」


凛「気にして、ないから・・・」ギュッ

奈緒「凛・・・凛ごめん、私最低だったよね。勝手に決めつけて、ホントにごめん」

凛「奈緒は全然悪くないよ。・・・私ね、嫉妬しちゃったのかも」

奈緒「え?」

凛「奈緒が他の子の肩持つの、気に入らなかった」

未央「な、なんか怪しい雰囲気だぞ?」ヒソヒソ

奈緒「で、でもそれは・・・」

卯月「私達完全に置いてけぼりだよ。いないのと同じだよ・・・」ヒソヒソ


凛「分かってる。奈緒は優しいから。でも、自分だけ大切にされたいって思うの、我が儘なのかな」

奈緒「凛・・・」

未央「なんかこう、凛が自分に都合良いよう誘導してるみたく見えるんだけど」ヒソヒソ

凛「あ、今の、冗談だから!・・・忘れて?」(もうちょっと・・・)

卯月「そうだね。奈緒ちゃんはいい奴だから、このままいくと流されちゃうかも」ヒソヒソ

奈緒「・・・り、凛あのさ!」

未央「うわまずいぞこれ・・・でも下手に関わって余計拗らすのも」


卯月「いい奴の危機だよ未央ちゃん・・・」

未央「い、いや確かにそうだけどさ。関わらない方がいいって!」ヒソヒソ

卯月「でも私たち友だちなんだよ?見ない振りするなんてできないよ」

未央「だからそういう事じゃなくてさ」

卯月「・・・私行ってくる!」ダッ

未央「ちょ、バカ!・・・・知らないぞもう」


卯月「凛ちゃん!」

凛「何?」(せっかく・・・)

卯月「凛ちゃんそういうのは良くないよ!」

凛「そういうのって何?」

卯月「奈緒ちゃんの事だよ!私絶対良くないと思う!」

奈緒「私?」

凛「・・・よくないことなんて何もないよ」


卯月「誤魔化したってダメだよ!私日和ったりしないからね!」

奈緒「?」

凛「公共の場でおおさわぎするのはよくないと思うな」

卯月「友達のためだったら関係ないよ!お互いのためにも良くない事だと思うんだ私・・・」

凛「わからないなあうづきなにいってるの?」

卯月「分かってるはずだよ良くないよ!」

未央「分かんないと思うんだけどさ。今凛は奈緒に対して真横を向いてて、私はだいたい正面寄りにいるんだけど」


未央「奈緒側の半分は普通なんだよ。でも凛の顔がさ、卯月側だけ何か歪んでてリングでこれから死ぬ人の写真みたいになってる」

卯月「やめたほうがいいよ!」

凛「おマえがなにヲイッてるノかわかラナい」

未央「すごく怖いもうやだここにいたくないこの卯月って子はなんで平気なの?」

奈緒「凛なんか喋り方変じゃないか?」

凛「何でもないよ」

未央というか全体的に話進めるのに扱いやすい性格にしちゃった。許せ!


未央(やばいってこのままじゃ私まで殺される・・・何かないか、なにか)

幸子「♪」トテトテ

未央(あ、あれは・・・)「幸子!」

幸子「?」キョロキョロ

未央「幸子ほらこっち!私!未央!」ブンブン

幸子「あ・・・!ま、まったく、いくらボクがカワイイからっていきなり声かける人がいますか」ブツブツ

幸子「ほらクレープなんて食べてないで、行きますよ」

かな子「ん~わはった」ハムハム

卯月(いいとこだったのに~。未央ちゃんのやつ)プクー


凛「・・・・・・」

未央(ガン見してる・・・こ、こうなればこのチャンス、死んでもモノにする・・・!)

幸子「カワイイボクが来ましたよ!」

かな子「みんなでおいしいものでも食べてたの?」

未央「ま、まあね。てかもうかな子が近寄っただけで甘いにおいがするんだけど」

凛「なにしにきたの?」

未央「ヒッ」(しゃ、しゃべった)

幸子「え、何しにって・・・あの、えっと、未央さんが呼んだから、あの」チラ

未央(あれ、かわいいぞ)


奈緒「凛、ちょっと言い過ぎだぞ」

未央「そうそう、幸子だってそんな言い方されたんじゃさ」

凛「幸子ごめんね」

幸子「ぼ、ボクはカワイイから気にしませんけど仕方ないですね!」グス

未央(うへへ)

かな子「一件落着だね!」モムモム

卯月「・・・」


奈緒「なあ凛、さっきからなんか変だけど、具合悪いの?」

凛(!)「う、うん。なんだか体調悪くて。でも奈緒に看病してもらえたら治るかも」

奈緒「なんだよ、急に甘えて。ホントに具合悪いなら送ってこうか?」

未央「そ、そうそうそれがいい!」(や、やった生き残れる・・・!)

奈緒「そう?じゃ凛行こっか」

凛「わかった。奈緒ごめんね?」(やった)

かな子「じゃあこのあまったの私が食べていいかな?」

奈緒「みんな、それじゃまたね」

卯月「ダメだよ!」

かな子「だってもったいないから!食い意地はってないもん!」

卯月「そっちじゃなくて!」


未央(あのバカ・・・!)「卯月ちょっとこっち!」

卯月「未央ちゃんひどいよ!友達なのにほっとくなんて!」

未央「バカ声でかいって!私たちが関われば良くなるってものでもないだろ?」ヒソヒソ

卯月「でも友達なんだよ?見ない振りするなんてできないよ!」ヒソヒソ

奈緒(・・・人の目の前で内緒話するかなあ)「凛ちょっと待ってね」

凛「うん」

かな子「ん~おいし~」モグモグ

幸子「さっきから食べすぎじゃないですか?クレープで終わりのはずですよ」

かな子「大丈夫、これで終わりだから」


凛「・・・」

未央(やばいぞまたバケモノになりかけてる)「だからさ。いったん2人に任せてみようよ」ヒソヒソ

卯月「でもそれでもし・・・」チラ

奈緒「?」

未央「そこだよ。友達なら信じてあげなきゃ」ヒソヒソ

卯月「んぅ・・・信じて?」

未央「そうそう。しまむーいい子だから。待っててやれるだろ?」ヒソヒソ

卯月「・・・うん、わかった」


凛「・・・」

未央「ほ、ほほらうづき」(こわくないこわくない)

卯月「うん・・・凛ちゃんごめんね。私ひとりよがりしてたみたい」

凛「・・・」

奈緒「なんか分かんないけどさ。許してあげたら?こんなに謝ってるんだし」

未央(やっぱいい奴)

凛「・・・私こそゴメン。少し過剰反応してたかも」

未央(『少し』で怪物になられてたまるか)


卯月「それでね。あの・・・」

凛「?」

卯月「えっと・・・これからも友達でいてくれる?」

凛「なんだそんなの。当たり前だよ」

卯月「ほんと?えへへ、よかったぁ」

未央「仲直りだね。やっぱ2人は仲良くしてなきゃ」

かな子「一件落着だね。これもお菓子のおかげだよ」モグモグ

幸子「あ!また食べて・・・プロデューサーにはきっちり言いつけますからね」メモメモ

かな子「そんなのひどいよ!友達なら信じなきゃでしょ!?」

幸子「『友情』を免罪符にするような人は友達じゃありませんから」

かな子「食べたいものも満足に・・・こんな世の中間違ってるよ」ヒョイパク

幸子「食べるの禁止!」パシッ

かな子「かなしいよぉ」メソ

奈緒(・・・何やってんだろあの2人は)


凛「奈緒いこはやくいこ?」

未央(やっぱまずかったか?)

奈緒「わかったわかった。それじゃみんな」

凛「奈緒ぉ、なおぉ」

奈緒「猫なで声出すな!も~恥ずかしいな」

凛「奈緒嫌だった?私のこと嫌いになった?」

奈緒「嫌いになんかなってないってば。ほらさっさと行くよ」

凛「うん!」

奈緒「まったくもう。それじゃまたね!」

凛「ばいばーい!」

未央「ば、ばーい」(やばい不安になってきた)

卯月「また明日ね!」


卯月「行っちゃったね。私たちはどうする?」

未央「まだ時間あるし、私は幸子と遊んでくよ。そっちはかな子についてったら?」

卯月「仲間はずれにする気だな」

未央「違うって。しまむー不完全燃焼でしょ?見張りがてらかな子の世話焼きしてきなよ」

卯月「ん~?でも私だと流されて一緒にお菓子食べちゃうかもだよ?」

未央「あ~そうかも」

幸子「よこしなさい!そのお菓子は麻薬とおんなじです!」

かな子「そんな言い方ひどいよ!このお菓子が私に食べてもらいたがってるだけ!」

幸子「そんなはずがありますか!早く渡しなさいこの・・・!」

未央「ちょ、ちょっと落ち着きなって!」

卯月「ケンカはよくないよ!」


幸子「フーッ、フーッ」

卯月「さ、幸子ちゃん大丈夫?」

幸子「ボクにちかよらないでください!」グス

かな子「わ、私わるくないもん」

未央「かな子アンタいい加減にしなよ?仮にも幸子はアンタのためって怒ってんだからさ」

かな子「ぅう・・・ごめんなさい」

卯月「仲直りだね!じゃあ記念の握手だよ」

幸子「は、離してください!ボクはまだ怒ってるんです!」

卯月「ダメ!みんな仲良くするの!」

幸子「わ、ひ、引っ張らないで。自分で歩きますから!」

未央「ハハ・・・ほらかな子も」(これがこの子のいいとこだよねえ)


卯月「はい、握手!」

かな子「ごめなしゃい・・・」ベソ

未央「まあかな子も反省してるみたいだし、許してやってよ」

幸子「ボクはカワイイからそんなの気にしないですからカワイイんです」グシ

未央(えへへ)

卯月「・・・」


卯月「それじゃ今日はもう帰ろっか!」

未央「いや私はまだ遊ぶんだってば」

卯月「そうだっけ?じゃあかな子ちゃんとだけ一緒に行こっと」

かな子「私、今日はもうお菓子食べないって誓うよ」

幸子「いや期間みじか・・・もういいです言っても無駄なんですから」

未央「大変だねぇ。まあこっからパーッと遊ぼうよ!」

幸子「せいぜいボクを満足させてくださいね」

卯月「じゃあかな子ちゃん私たちも行こ?」

かな子「は~い」

荒らしその1「ターキーは鶏肉の丸焼きじゃなくて七面鳥の肉なんだが・・・・」 
↓ 
信者(荒らしその2)「じゃあターキーは鳥じゃ無いのか? 
ターキーは鳥なんだから鶏肉でいいんだよ 
いちいちターキー肉って言うのか? 
鳥なんだから鶏肉だろ?自分が世界共通のルールだとかでも勘違いしてんのかよ」 
↓ 
鶏肉(とりにく、けいにく)とは、キジ科のニワトリの食肉のこと。 
Wikipedia「鶏肉」より一部抜粋 
↓ 
信者「 慌ててウィキペディア先生に頼る知的障害者ちゃんマジワンパターンw 
んな明確な区別はねえよご苦労様。 
とりあえず鏡見てから自分の書き込み声に出して読んでみな、それでも自分の言動の異常性と矛盾が分からないならママに聞いて来いよw」 
↓ 
>>1「 ターキー話についてはただ一言 
どーーでもいいよ」 
※このスレは料理上手なキャラが料理の解説をしながら作った料理を美味しくみんなで食べるssです 
こんなバ可愛い信者と>>1が見れるのはこのスレだけ! 
ハート「チェイス、そこの鰹節をとってくれ」
ハート「チェイス、そこの鰹節をとってくれ」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1469662754/)


余談
7 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします sage 2016/07/28(木) 09:06:48.44 ID:10oBco2yO
ターキー肉チーッスwwwwww
まーたs速に迷惑かけに来たかwwwwwwwww

9 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします sage 2016/07/28(木) 09:12:33.84 ID:LxY8QrPAO
>>7
はいNG設定


この速さである
相変わらずターキー肉くん=>>1という事を隠す気も無い模様

31 ◆xmciGR96ca4q sage saga 2016/07/28(木) 12:50:19.79 ID:g6WSU+sH0
昨夜寝ぼけてスレ立てミスったんで憂さ晴らしも兼ねて久々のロイミュ飯でした。書き溜め半分残り即興なんで色々アレかもしれませんがアレがアレなんでアレしてください何でもシマリス(熱中症

建てたら荒れると判ってるスレを憂さ晴らしに建てる
つまり>>1は自分の憂さ晴らしにs速を荒らして楽しんでる

うーん、いつも通りのクズ>>1で安心するわー

 一方その頃

凛「ううぐ・・・」(奈緒の看病・・・なおの看病・・・)

奈緒「り、凛?どしたの大丈夫?」

凛「な、奈緒の腕の中でしにたい・・・」

奈緒「な、なにいきなり弱気になってんの。救急車?救急車呼ぶ?」

凛「え、いやちが、そんなにひどい感じじゃなくて」


奈緒「そう?でも万が一ってこともあるし」

凛「いやいやホント大丈夫だから。ホント大丈夫。ただあの、ね?ちょっと・・・」

奈緒「?」

凛「一人じゃ、寂しいなって」チラ

奈緒「ふ~ん。じゃ家に来る?こっからなら凛のとこより近いしさ」

凛「いく」(やった)

奈緒「それじゃ連絡入れとくか。部屋は一緒になっちゃうけど、まあいいよね」

凛「いいにきまってる」

奈緒「あ、お母さん?あのね、今」

凛「ふふふ・・・」(奈緒の部屋・・・)


~翌朝~

凛「うぅ、結局緊張してなんにもできなかったよぉ」

凛「・・・」

凛「・・・奈緒の匂いがする」クンクン


凛「!」

ガチャ

奈緒「あ、凛おはよ。起きてたんだ」

凛「あ、奈緒。おはよう」

奈緒「もう良くなったの?昨日は随分うなされてたみたいだけど。熱もすごかったしさ」

凛「え?ああ、うん。大丈夫みたい」

奈緒「・・・一応熱測ってみたら?」

凛「うん」


凛「なんか下がったみたい」

奈緒「えぇ・・・そんなすぐ下がるんだ。まあ治ったならいいか」

凛「あの、奈緒さ」

奈緒「ん?」

凛「今度、また来てもいい?」

奈緒「ん~、いいよ」

凛「ほんと?」

奈緒「うん。でも、今度は普通に遊びに来て欲しいかな。いつも心配してばっかじゃさ」

凛「も、もう・・・じゃあ、また今度ね!」

奈緒「わかったわかった。それよりさ、朝ご飯できたって。呼びに来たんだ。一緒に行こ?」

凛「うん!」






end

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