カチューシャ「よく来たわね!シホーシャ!プラウダの制服の着心地はどうよ!」 (48)



しほ「本日はよろしくお願いします、カチューシャさん」

カチューシャ「よく来たわね!シホーシャ!プラウダの制服の着心地はどうよ!」

好子「これは機能性を重視した服ですね、私は好きです!!」

百合「個人的には色合いに華やかさが欲しいとこですね」

久子「寒い…アンタのその帽子もかぶりたい」

ニーナ「んだば、おらの予備持ってくるだよ」

沙織(…結局いつも通りか)

カチューシャ「カチューシャからの挑戦にビビッて逃げると思ってたわ」

しほ「逃げません、退いてしまったら道はなくなってしまいますから(みほ真似)」

カチューシャ(うわぁ…)



………



数日前


― 聖グロリアーナ


ダージリン「ねぇカチューシャ、あんこうチームを御存じ?」

カチューシャ「なによミホーシャたちのことじゃない」

ダージリン「いえ、みほさんではなく母君の西住しほを中心としたチームの方よ」

カチューシャ「へぇ~、ノンナ知ってた?」

ノンナ「はい、別名ママさんチームと呼ばれており、ここ最近大暴れしているらしいです」

ノンナ「サンダースやダージリンさんも、その実力の前に敗れております」

ダージリン「…お恥ずかしながら」

カチューシャ「それで、今度はプラウダが相手をしろってことなのね」

ダージリン「理解が早くて助かるわ」



― 大洗


カチューシャ「というわけで、ママさんチームに挑戦を申込みにきたわ!!」

ノンナ「突然の訪問で失礼します」

杏「唐突だなー」

カチューシャ「ケイやダージリンとは違うってとこ見せてあげるわ!」

しほ「噂のカチューシャ戦術がどれほどか、見せて頂きます」

沙織「なんで、当然のようにしぽりんがいるの…」

杏「一応、西住ちゃん戦車道のお偉いさんだし、色々と助言してもらおうと思ってね」

しほ「私も、あんこう踊りの助言をいただこうと思いまして」


みほ(早く帰ってほしいなぁ…)



柚子「あの会長、その日は別な学校との練習試合があります」

杏「あちゃーホントだ」

カチューシャ「そんなのよりカチューシャとの試合の方が重要でしょ!!」

しほ「会長、私達の方はメンバーだけで大丈夫ですので、先約の方に集中してください」

杏「そっかー、じゃ!そっちは任せたよ!西住ちゃん!武部ちゃん!秋山ちゃん!五十鈴ちゃん!冷泉ちゃん!」

しほ「はい!頑張ります(みほ真似)」

好子「全力を尽くしてまいります!」ビシッ

百合「最強砲手と名高いノンナさんのいる高校ですね、震えてきますわ」

ノンナ「私も貴女の腕前には興味がありました」

久子「寒いとこは苦手だが、呼ばれたならば行かねば」

みほ・優花里・華(((いつの間に…)))

麻子「お、おばあ…無理だけはしないでね」オロオロ

沙織「…ちょっとまってください」



杏「どったの、武部ちゃん?」

沙織「当然のように私を頭数に入れないでくださいよ!!私はあんこうの通信手でしょ、みぽりん!」

みほ「う、うん…」

沙織「ゆかりんも何とか言ってよ!!」

優花里「え、えーと…」

華「沙織さん、ハッキリ言いますとお母様方には沙織さんが必要なんです」

沙織「は、華!? どういうこと?」

華「私たちのような個性的なあんこうチームを普段から沙織さんがまとめて下さったように」

華「どうしようもないイロモノ集団のお母様達に沙織さんがいなければ、もっと酷い事になっていたと思います!」

沙織「今まででも十分、酷いと思うんだけど…」

百合「は、華さん…私達の事をそんな風に見ていたのですか…」


麻子「沙織、私からも頼む」



麻子「…私は、おばあが戦車に乗るのは本音では反対だ」

麻子「でも、おばあが仲間と楽しく過ごしているなら、それは尊重したい」

麻子「だから、信頼できる沙織が隣に居てくれるなら、私は安心しておばあを任せられる」

沙織「麻子…」

みほ「沙織さん、行ってあげなよ」ニコッ

沙織「いい話っぽくしようとしてるけど、みぽりんがしぽりんの面倒を押し付けたいのだけはわかってるんだからね」

みほ「す、すみません…」

沙織「結局、今回もじゃない!やだもー!!」

しほ「さぁ!プラウダへ行きしょう!!」

カチューシャ「それじゃ、シホーシャ達をお借りするわよ、ピロシキ~」

ノンナ「お騒がせしました」






……


― プラウダ 現在


沙織「で、しぽりん、今回も戦車無しでプラウダまで来たけど私たちの乗る戦車はどーするの?」

カチューシャ「『お願いします、偉大なるカチューシャ様』って言えばプラウダから出してあげてもいいわよ?」

久子「意地の悪い子だな」

しほ「大丈夫です、今回の戦車も用意してあります」

沙織「また、まぽりんとこから借りてきたの?」

しほ「そろそろ、到着すると思います」


???「待たせたわね」

荒らしその1「ターキーは鶏肉の丸焼きじゃなくて七面鳥の肉なんだが・・・・」 
↓ 
信者(荒らしその2)「じゃあターキーは鳥じゃ無いのか? 
ターキーは鳥なんだから鶏肉でいいんだよ 
いちいちターキー肉って言うのか? 
鳥なんだから鶏肉だろ?自分が世界共通のルールだとかでも勘違いしてんのかよ」 
↓ 
鶏肉(とりにく、けいにく)とは、キジ科のニワトリの食肉のこと。 
Wikipedia「鶏肉」より一部抜粋 
↓ 
信者「 慌ててウィキペディア先生に頼る知的障害者ちゃんマジワンパターンw 
んな明確な区別はねえよご苦労様。 
とりあえず鏡見てから自分の書き込み声に出して読んでみな、それでも自分の言動の異常性と矛盾が分からないならママに聞いて来いよw」 
↓ 
>>1「 ターキー話についてはただ一言 
どーーでもいいよ」 
※このスレは料理上手なキャラが料理の解説をしながら作った料理を美味しくみんなで食べるssです 
こんなバ可愛い信者と>>1が見れるのはこのスレだけ! 
ハート「チェイス、そこの鰹節をとってくれ」
ハート「チェイス、そこの鰹節をとってくれ」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1469662754/)


余談
7 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします sage 2016/07/28(木) 09:06:48.44 ID:10oBco2yO
ターキー肉チーッスwwwwww
まーたs速に迷惑かけに来たかwwwwwwwww

9 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします sage 2016/07/28(木) 09:12:33.84 ID:LxY8QrPAO
>>7
はいNG設定


この速さである
相変わらずターキー肉くん=>>1という事を隠す気も無い模様

31 ◆xmciGR96ca4q sage saga 2016/07/28(木) 12:50:19.79 ID:g6WSU+sH0
昨夜寝ぼけてスレ立てミスったんで憂さ晴らしも兼ねて久々のロイミュ飯でした。書き溜め半分残り即興なんで色々アレかもしれませんがアレがアレなんでアレしてください何でもシマリス(熱中症

建てたら荒れると判ってるスレを憂さ晴らしに建てる
つまり>>1は自分の憂さ晴らしにs速を荒らして楽しんでる

うーん、いつも通りのクズ>>1で安心するわー



ルクリリ「西住隊長!おまたせ!」

ローズヒップ「やってまいりましたわよ!」

沙織「聖グロのみなさん…」

しほ「応援要請の受諾、ありがうございます」

ルクリリ「私たちも西住隊長の指揮をもう一度見たかったからね!」

ローズヒップ「よくわかりませんけど、こういうのがノブレス・オブリュージュですわ!」

しほ「カチューシャさん、これが今回の私の戦力です」

カチューシャ「フン、おもしろいじゃないの!受けて立つわ!」



― 作戦会議


沙織「まさか、聖グロの二人が来るなんて思ってもみなかったよ」

ルクリリ「西住隊長からlineで連絡あってね」

沙織(しぽりんもlineするんだ…)

しほ「ご無理を言って申し訳ありません」

ローズヒップ「これくらい当然でございますわ!!」

沙織「…で、このチャーチルはダージリンさんのだよね」

ルクリリ「…う、ウチはしばらく試合の予定がないから使ってくれてかまわないわよ」

沙織「また、黙って借りた戦車じゃないの」

ローズヒップ「こまけぇこたぁ、いいんでございますのよ」



しほ「今回の作戦ですが、カチューシャさんは持久戦からの包囲殲滅を好むと思いますので…」

沙織「戦力としては五分だから、機動力のあるクルセイダーを使って電撃戦とか?」

しほ「いえ、あえてカチューシャさんの作戦通り包囲されようかと」

沙織「ええ~?」

ルクリリ「西住隊長、そのあとは…」ドキドキ

しほ「はい、包囲されてからの士気を鼓舞する為に、あんこう踊り です!!」

ローズヒップ「よっしゃー!でございますですわ!!」ガッツポ

沙織「ちょ!ちょっと、おかしいでしょ!!」

ルクリリ「そう?全国大会で逆転劇のきっかけになったのが、あんこう踊りでしょ」

沙織(ああ…この二人、踊りたくて来ただけだ…)



沙織「で、でも!しぽりん、プラウダが持久戦をしないで包囲後、攻撃してきたらどうするの?」

しほ「その時は、ちょっかい出してくる戦車ぶっ潰して、あんこう踊りの続きをするだけです」

沙織(どんだけ、踊りたいの…)

ルクリリ「戦車道なら、まず西住流家元…おっと、『大洗女学園から来た キュートな女子高生 西住しほ』さんに敵う相手なんていないわよ」

しほ「ルクリリさん、恐れ入ります。ですが、今日の私は『大洗女学園から来た おきゃんな女子高生 西住しほ』ですので」

ロースヒップ「そっちでしたかー!!」

沙織(…この二人のノリに付いていけない)



……

……

― 聖グロ 同時刻


ダージリン「…紅茶が美味しいですわね」

オレンジペコ「今頃、カチューシャさんはママさん達と試合でしょうか?」

ダージリン「でしょうね。勝つにせよ、負けるにせよ、私は痛手をこうむりませんけど」ニヤリ

オレンジペコ「…お人が悪いですね」

ダージリン「せいぜい、お互いに潰しあってくれればいいのよ」

アッサム「ダージリン様、ご報告します」

ダージリン「なにかしら、この優雅なひと時を騒がせるようなこと?」

アッサム「…プラウダとママさんチームの試合にルクリリとローズヒップが戦車隊を連れて向いました」

ダージリン「なんですって!!」

オレンジペコ(優雅さはどこへ…)

ダージリン「ま、まぁいいでしょう…後で二人にはキツく言っておかなければなりませんね…」コウチャズズズ

アッサム「加えて、ママさんチーム用の戦車としてチャーチルも持ち出されております」

ダージリン「!!」ブーーーー!

オレンジペコ「うわ!ばっちい!!」




ダージリン「…ゲホ…ゲホ… ペコ!アッサム!すぐにプラウダに向かいますわよ!!」

オレンジペコ「まだ、紅茶が残っているのに席を立つなんて、ダージリン様らしくないですよ」

アッサム「持ち出されたチャーチルを運用するのはママさんの方々ですし、大破などはまずないかと思いますが?」

ダージリン「あのチャーチルは聖グロの…私の誇りですわ!!それを勝手に使われるのは言語道断ですわよ!!」

オレンジペコ「そ、そうですか…」

ダージリン「こうしている間にも、何があるかわかりません!!すぐに出発しますわ!!」

オレンジペコ「いやな予感がしますね…」

アッサム「データとしては、結末が予想できます…」



― 試合会場


カチューシャ「泣いて謝るなら、今の内よ!!シホーシャ」

しほ「西住家としては色々と因縁のある相手ですから、私も泣かせるくらい全力で叩き潰そうかと…」ゴゴゴゴ

カチューシャ「ぴぃ!」ブルブル

沙織「しぽりん、今日はママさんチームなんだから、そういうのは無しにしようよ」

しほ「す、すいません…大人気なかったです」

好子「あらら、カチューシャ殿が怯えて、ノンナ殿の後ろに隠れてしまったであります」

百合「こうして見ると、親子みたいですわね」

ノンナ「…そ、そんな親子だなんて///」

久子「沙織は尻がデカいから、丈夫な子たくさん産めそうだが、アンタの方は母乳たくさん出そうなんで、大きい子が育ちそうだな」

沙織「ちょっと!おばあ!!」

ノンナ「……////」ボヨン

カチューシャ「なんで顔赤らめて、おっぱい抑えながらカチューシャの事を見つめてるのよ…」

しほ「うふふ、カチューシャさんも常夫さんもいつまでも乳離れ出来ないんだから…」

沙織「旦那さんのくだり、必要ないよね」

カチューシャ「んもー!勝手にみんなしてカチューシャを赤ん坊扱いしないでよ!!」

ノンナ「行きまちゅわよ、カチューシャ」

カチューシャ「!!ノンナー!!」

ノンナ「…失礼しました」




― 試合前


しほ「では、改めて作戦を伝えます、今回は包囲戦からの反撃となりますので各隊の連絡は逐一お願いします」

ルクリリ「了解」

ローズヒップ「わかりましたわ」

しほ「あと作戦中ですので、あんこう踊りは戦車服でお願いします」

沙織「そこ重要なんだ」

しほ「もし、プラウダ側で包囲中に突出して、こちらを妨げる部隊が出てくるようなら、ピンポイントで叩いていきます」

しほ「相手をチクっと刺す感じなんで、『おちゅーしゃ作戦』でいきます!!」

しほ「それでは、パンツァー・フォー!!(みほ真似)」

沙織(やっぱキツイなぁ…)

ルクリリ(やっぱステキだわ…)



― 試合中


カチューシャ「包囲したシホーシャ達が倉庫内に退避したようね」

ノンナ「これは全国大会の再現かもしれません」

カチューシャ「ふ~ん、じゃあ!降伏勧告してあげましょうかね」

ニーナ「あー、カチューシャ様、相手の隊長から『降伏するか、考えるんで3時間程時間下さい』って伝達があっただ」

カチューシャ「プラウダをバカにしてんの?だったら待たないでとっと片付けてやるわよ!!」

アリーナ「だども、『もし3時間経たずに攻撃するようなら、全力で泣かせます』とも言ってただよ」

ニーナ「もんげー、怖かっただよ…」

アリーナ「んだんだ」

ノンナ「どういたします?」

カチューシャ「じゃあご要望通り3時間後にやっつけてやるだけよ」

カチューシャ「という訳で各自待機でいるように、カチューシャも少し休むわ」

ニーナ・アリーナ((お昼寝だべな))





………


カチューシャ「ふぁ~、ノンナ状況は?」

ノンナ「…え、えーと」

ニーナ「……」

アリーナ「……」

カチューシャ「もしかして、カチューシャが寝ている間に相手がビビッて土下座して降参したとか?」

ノンナ「い、いえ…実は…」

ニーナ「ここにいるオラ達以外みんなやられちまっただ…」

カチューシャ「なんですってー!?」



カチューシャ「い、いったい何があったのよ!」

ノンナ「実はあの後、倉庫内のママさんチーム達があんこう踊りを始めまして…」

カチューシャ「そのスキを突かれたというの?包囲網の先遣隊にはクラーラがいたでしょ!」

アリーナ「その、あんこう踊りと一緒に…」

ニーナ「向こうが握り飯とあんこう汁の料理準備さはじめてな…」

ノンナ「食欲に負けたクラーラ達が突撃し、そのまま撃墜されて、その後、一緒に鍋を囲っております…」

カチューシャ「何やってるのよ!!あのロシア人はー!!」



……


クラーラ「これは美味しいですね!!(ロシア語)」

久子「味噌とあんこうの相性は抜群だろ?(ロシア語)」

沙織「…おばあ、ロシア語話せるんだ」

久子「昔、近所にいたシベリア帰りのおっちゃんに教わった」



ノンナ「私たちの方は食料もほとんど用意してなかったので、このままだと…」

カチューシャ「ここからの逆転ができるかしら…」

ノンナ「カチューシャには私のお乳があるからいいのですが…」

カチューシャ「ちょっと!まだ、そのネタ続けるの!!」

アリーナ「ノンナさんとカチューシャ様、そんだらことしてっだか…///」

ニーナ「いくらノンナさんが牛みでーだからっでミルク代くらいケチんでもええんじゃね?」

カチューシャ「牛乳はちゃんと買ったのを飲んでるわよ!!」

ノンナ「でもこっちの方が大きくなるってママさん達も言ってましたし」ボヨン

ニーナ「そ、そうなんづらか?」ゴクリ

アリーナ「に、ニーナ…?」



アリーナ「あ、あの…カチューシャ様、わだず思うんですが…」

カチューシャ「アリーナ、私もたぶん同じよ」

カチューシャ・アリーナ「「降伏(するわ)(しませんか?)」」

カチューシャ「このままだと、力ずくで飲まされそうになりそうなんで」

アリーナ「わだすも仲間の知りたくなかった面をみだぐねーんで」

ノンナ・ニーナ「「えー」」

カチューシャ「さぁ!とっと、ご飯もらいに行くわよ!!アリーナ!肩車よ!」

アリーナ「かしこまりじゃ!カチューシャ様!」ダッ



ノンナ「……」

ニーナ「あ、あの…ノンナさん…わだすで良かったら…」

ノンナ「ニーナありがとう…ですが、私の初めてはカチューシャと決めていますので」

ニーナ「そっがー、ノンナさんの一番搾りはダメかー」

ノンナ「その表現はちょっと…」

ニーナ「んだば、聖グロっぽくファーストドリップで」

ノンナ「ふふっ」

ニーナ「とにがく、ご飯さ貰いに行くべ、しっかり食べねーとええ乳も出んし」

ノンナ「そうですね、…ニーナ」ガシッ

ニーナ「うわわっ、ノンナさん、いぎなり肩車されたら驚くべ!!」

ノンナ「カチューシャをアリーナに取られたんで代わりです」





……


カチューシャ「降参するわ、だからごはん頂戴」

しほ「敗戦を受け入れられるのも一流の指揮官の証です」

カチューシャ「たぶん、貴女が本気で来たなら、もっと辛い負けを認めてたと思う…完敗よ、流石、西住流家元ね」

しほ「そんなことはありませんよ、あと私は西住流家元ではなく『大洗女学園の…』」

沙織「もう、それはいいから、ほら!ご飯食べよ!!」

しほ「…」

カチューシャ「そういえば、他の皆は?」

クラーラ(あんこうスーツ)「お疲れ様です、カチューシャ様」

カチューシャ「なんて恰好してんのよ!!クラーラ!!」




――アアアン アン♪ アアアン アン♪ アアアン アアアン アン アン アン♪


ローズヒップ「北国でのあんこう踊りも格別ですわー!!」

ルクリリ「試合後だから、勝ち負け関係なく、みんなで踊るわよ!!」


カチューシャ「プラウダの皆まで一緒になって…」

クラーラ「日本にはこんな素晴らしい踊りがあるなんて知りませんでした」

クラーラ「カチューシャ様のサイズのあんこうスーツもあるんで一緒に踊りましょう!!」

カチューシャ「う、嘘でしょ…」

ノンナ「伝え忘れておりましたが、ママさんチームに負けるとあんこう踊りを踊らされるというのが巷のルールになってるようです」

沙織(勝った方がいつも真っ先に踊ってるんだけどね…)

ノンナ「さぁ、カチューシャ、このあんこうスーツに着替えましょう…そこの更衣室で一緒に!!」

カチューシャ「い、いやよ!!」

ノンナ「ハァハァ…敗北を受け入れるのが一流の隊長です!!」

カチューシャ「いやー!!」


???「まったぁー!!(まほ真似)」



沙織「ノンナさん、ダメじゃない!カチューシャさんが本気で怯えてるじゃないの、それじゃ本当に嫌われちゃうよ!!」

カチューシャ「さ、サオリーナ…」

ノンナ「すみません、沙織さん…ただちょっと、母乳をあげてみたくて…」

カチューシャ「助かったわ…もう少しでノンナの事を本当に嫌いになるとこだったわよ」

ノンナ「ううっ…」ウルウル

沙織「カチューシャさんも本心じゃないから、ねっ?」

カチューシャ「わ、わかってるわよ、ノンナ!とにかくご飯を食べましょ!」

カチューシャ「…一緒には着替えないけど、あんこう踊りはちゃんと一緒にやるから…」

ノンナ「はい!」

沙織「うんうん、これでよし!」



アリーナ「…武部さん、なんが、おっがぁみてえだな」

ニーナ「そっだな、でも、ノンナさんとは違った感ずだけども、似てんだべ…」

沙織「私とノンナさんが…?」

ニーナ「んだ!二人とも べこ みてーなんだべ!!」

沙織「ベコ? みぽりんの好きなボコの仲間?」

ノンナ「沙織さん、べこというのは東北の言葉で 牛 のことです」

ニーナ「べこみてーに、どっしりとしてて安心するんだべ」


沙織「やだモー!!」






………


ダージリン「急ぎなさい!ペコ!」

オレンジペコ「もう、試合は終わってますよ」

アッサム「どうやら、チャーチルは無事ですね」

ダージリン「今日こそは、しほさんに一言、言って差し上げますわ!!」ダッ

アッサム「…行ってしまわれましたね」

オレンジペコ「ママさんチームが絡むと冷静さを無くしてしまわれるのは如何かと…」

アッサム「まぁ…あれだけ、手ひどくやられましたしね…」

オレンジペコ「…それで、私たちはどうしますか?」

アッサム「結末がわかっているのなら、とる行動は限られるでしょう」

オレンジペコ「そうですわね」



――アアアン アン♪ アアアン アン♪ アアアン アアアン アン アン アン♪


ダージリン「相変わらずの乱痴気騒ぎですわね…」

ローズヒップ「あ!ダージリン様来て下さったのですか!!」

ダージリン「貴女達!よくも勝手に戦車を持ち出したわね!」

ルクリリ「お叱りは、戻ってからいくらでも受けますので…」

ダージリン「ええ!あとはしほさん達にも一言、言わなければ気がすみませんわ!」

ルクリリ「ですが、西住隊長達は…」

ローズヒップ「あそこで新作のダンスを踊っておりますわよ!!」



――アアアン アン♪ アアアン アン♪ アアアン アアアン アン アン アン♪


好子(あんこうスーツ)「この踊りはコサックダンスでの下半身強化にも特化しております!!」バッバッ

ニーナ「スゲーづら!あのしなやかな脚からの躍動感!!」

百合(あんこうスーツ)「上半身はあんこう踊りをしつつもバランスは崩さないのが肝要!!」シュバッ

アリーナ「まっだぐ、体はぶれてねーだよ!!」

久子(あんこうスーツ)「上半身と下半身で異なる運動をする事で脳への活性化、ボケ防止にもなる」ピョンピョン

クラーラ「ハラショー!!ハラショー!!」

しほ(あんこうスーツ)「これぞ!!『あんコサックダンス』です!!」

沙織(あんこうスーツ)「やだもー!!」


ダージリン「なんなんですのこれは…なんだか、怒る気も失せてきましたわ…」


???「あら、来てたのね」



カチューシャ(あんこうスーツ)「結局、プラウダもやられちゃったわ」

ダージリン「そのようね…」

ノンナ(あんこうスーツ)「ママさんチーム、うわさに違わぬ強さでした」

ダージリン「カチューシャ達には期待していたのですけどね」

カチューシャ「ふ~ん…ノンナ」

ノンナ「はい」ガシッ

ダージリン「ちょっと!何をするの離しなさい!!」



カチューシャ「あんこう踊りの件、よくも教えなかったわね!!」

ダージリン「そ、それは!聞かれなかったからよ!!」

カチューシャ「言い訳は聞きたくないわ、とりあえず、ここに来たんだからダージリンにも付き合ってもらうわよ!!」

ダージリン「そんな!ペコ!アッサム!貴女達からも何かいってあげてちょうだい!!」

ルクリリ「…ダージリン様、お一人で来られたんじゃないですか?」

ダージリン「え?」

ローズヒップ「ペコさんもアッサム様も見かけませんでしたわよー」

ダージリン「あんの!二人ぃーっ!!」





……


ラーメン屋店主「へい!おまち!」


オレンジペコ「いいんですか?ダージリン様置いてきて」ワリバシ パキン

アッサム「データと言うか、お約束では、あのままだとあんこう踊りに付き合わされる展開しかないんですから仕方ありません」ズルズル…

オレンジペコ「途中で我に帰ってお戻りになればいいのですが…」ムシャムシャ…

アッサム「会場にはルクリリとローズヒップもいますし最悪あの二人が回収してくれるでしょう」

アッサム「それに…」

アッサム「たまには、こうやってペコと二人で食事をするのも悪くないですしね」

オレンジペコ「ふふっ、聖グロの優雅さと無縁の店ですけどね」

アッサム「プラウダ周辺のデータだと、ここが一番のおススメなのよ」

オレンジペコ「たしかに美味しいです」

アッサム「でしょ?」ドヤッ

オレンジペコ「アッサム様、おでこの汗がすごい事になってますよ…」

アッサム「…あら、やだ///」テッカテカ




……




カチューシャ「とりあえず、ダージリン以外のみんなは、あんこうスーツ着てるんだから…」

ノンナ「私が手伝いますので、あちらの更衣室で着替えましょう」

ダージリン「わ、私は帰ります!、け、結構ですわ!!」

ローズヒップ「そんなこと言わずに…そうですわ!!ダージリン様用に英国っぽいあんこうスーツ用意していたんですわ!!」

ルクリリ「どうです?ユニオンジャックが強烈でしょ?」

ダージリン「……」チーン

アリーナ「うわぁ…こげな模様、北の侍くらいでしか見たことねーだよ」

ニーナ「んだな」

カチューシャ「んじゃ!素敵な同志達のプレゼントに着替えさせてとっとと踊るわよ!!」

ダージリン「いやぁーっ!!これは悪い夢よー!!」


END

以上です

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