【ガルパン】優花里「西住殿が熊本から帰ってきます」 (122)

沙織「みぽりんに会うのも久しぶりだね」

麻子「いない間大変だったな」

華「梓さんや優花里さんがみほさん欠乏症に罹ったり、IV号が突然動かなくなったり、アヒルさんチームの皆さんが偵察に来た他校のスパイをバレー部員にしようとしたりいろいろありましたからね」

沙織「あ、あの船あの船かな?おーい!みぽりーん!」

みほ「ただいま、みんな!」


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1469670997

優花里「いやぁ、お久しぶりです西住殿!」

麻子「よくぞ戻ってきてくれた」

沙織「ホント、みぽりんが帰ってこなかったらどうなっていたことか」

華「帰ってきてくださってありがとうございます!」

みほ「な、何があったの?」

麻子「いろいろだ。知らない方がいいこともある」

みほ「え、えぇっ?!」

~グラウンド~
みほ「IV号に乗るのも久しぶりだなぁ」

優花里「ご実家では乗られなかったのですか?」

みほ「戦車には乗ってたんだけど、毎日ではなかったし、II号とかティガーしかなかったから」

沙織「なんか贅沢だね」

キュラキュラキュラララ......プスン

沙織「あれ?どうしたの?」

麻子「エンストだ」

華「またですか.....」

みほ「また?」

優花里「最近多いんですよ」

華「夏は大会や大学選抜との戦いで頑張ってくれていましたから、少し疲れているのかもしれないですね」

麻子「本格的に修理が必要だな。一応エンジンはまだかかるが」

みほ「そっか、IV号調子悪かったんだね」

みほ「それじゃあ、IV号は戦車倉庫になおして帰ろうか」

優花里「え?治せるんですか?」

みほ「え?エンジンまだかかるなら自走させても問題ないと思うけど」

~戦車倉庫~
ナカジマ「うーん、やっぱりこれあちこち部品取り替えないとダメだねぇ。時間かかりそうだよ」

ナカジマ「あ、西住さん久しぶり!帰ってきてくれてありがとう!」

みほ「いない間に何があったの?」

ナカジマ「いろいろだよ」

優花里「今日はもう解散ですかね」

沙織「じゃあさ!みぽりんのおかえりパーティやろうよ!」

華「いいですね。私もお手伝いします」

みほ「あ、それならお土産もあるけん」

麻子「?」

みほ「?」

優花里「どうしました?」

麻子「いや、なんでもない」

沙織「鍋パーティです!(みほマネ)」

華「みほさんのモノマネですか?」

麻子「似てないぞ」

優花里「あんなことがあったのにまだやるんですね」

沙織「もう!大変だったけどその話はいいじゃん!」

みほ「何かあったの?」

華「いろいろです」

優花里「そういえば、お土産って何なんです?」

みほ「あ、お土産!これお菓子と、あととんこつラーメン。インスタントやけど」

沙織「やけど?」

華「アツアツで、ということでしょうか?」

みほ「え?......あっ」

麻子「あぁ、なるほど」

優花里「なるほどってなにが....」ガチャ

優花里「あ"つ"ぅ"っ"!!!!」

沙織「きゃあ!ゆ、ゆかりん大丈夫?!」

華「優花里さんの膝にお汁が!」

みほ「なんか拭くもんば持ってこんと!あと氷!」

三人「「「え?」」」

麻子「やっぱりな」

みほ「はうぅ////」

荒らしその1「ターキーは鶏肉の丸焼きじゃなくて七面鳥の肉なんだが・・・・」 
↓ 
信者(荒らしその2)「じゃあターキーは鳥じゃ無いのか? 
ターキーは鳥なんだから鶏肉でいいんだよ 
いちいちターキー肉って言うのか? 
鳥なんだから鶏肉だろ?自分が世界共通のルールだとかでも勘違いしてんのかよ」 
↓ 
鶏肉(とりにく、けいにく)とは、キジ科のニワトリの食肉のこと。 
Wikipedia「鶏肉」より一部抜粋 
↓ 
信者「 慌ててウィキペディア先生に頼る知的障害者ちゃんマジワンパターンw 
んな明確な区別はねえよご苦労様。 
とりあえず鏡見てから自分の書き込み声に出して読んでみな、それでも自分の言動の異常性と矛盾が分からないならママに聞いて来いよw」 
↓ 
>>1「 ターキー話についてはただ一言 
どーーでもいいよ」 
※このスレは料理上手なキャラが料理の解説をしながら作った料理を美味しくみんなで食べるssです 
こんなバ可愛い信者と>>1が見れるのはこのスレだけ! 
ハート「チェイス、そこの鰹節をとってくれ」
ハート「チェイス、そこの鰹節をとってくれ」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1469662754/)


余談
7 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします sage 2016/07/28(木) 09:06:48.44 ID:10oBco2yO
ターキー肉チーッスwwwwww
まーたs速に迷惑かけに来たかwwwwwwwww

9 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします sage 2016/07/28(木) 09:12:33.84 ID:LxY8QrPAO
>>7
はいNG設定


この速さである
相変わらずターキー肉くん=>>1という事を隠す気も無い模様

方言みぽりんはかわいい

優花里「なるほど、実家に帰ったら方言のきつい親戚の方がいて移ってしまったと」

みほ「優花里さん足は大丈夫?」

優花里「あ、はい。驚いただけで器の中身は冷めてましたから」

みほ「よかったぁ」

沙織「よく聞くと言葉のイントネーションもいつもとちょっと違うね」

みほ「え?本当に?気をつけなきゃ....」

華「みほさんの話す熊本弁、可愛らしいと思いますけど」

麻子「新鮮でいい」

みほ「そうかな?」

沙織「せっかくだし、今日は方言で話してよ!楽しそう!」

みほ「でも、方言なんてなに喋ったらいいか......」

麻子「まぁ、意識すると話しにくいよな」

華「でしたら、お鍋を食べながらみほさんの熊本でのお話を聞くというのはどうでしょう?」

沙織「賛成!」

みほ「熊本での話かぁ」

優花里「そういえば、ご家族とはお話できたんですか?」

みほ「うん!お母さんとも、少しだけどお話できたし、お父さんも帰ってきててね!」

沙織「だから方言でだってば!」

みほ「あ、ごめんね」

麻子「あまり無理強いするのは良くないぞ沙織」

みほ「あ、ううん。大丈夫だよ」

すいません、ちょっと夜勤明けの眠気がピークきてるので中断します。

再開は今日の夜、もしかしたら明日の夜になるかもです

みほ「それでね、その時お姉ちゃんがカレーを.....」

沙織「うーん、なかなか方言出ないね」

華「何だか話し方もいつものみほさんに戻っていますし」

麻子「方言なんてそんなものだろう」

みほ「何だかごめんね」

優花里「西住殿は悪くありませんよ」

沙織「そうだよ。わたしのほうこそごめんね。変なことお願いしちゃって」

みほ「うーん、地元の友達と話す時はついつい方言でしゃべっちゃうんだけど......」

優花里「なるほど!それならいい方法があります!」

瞳『もしもし?これちゃんと映ってる?』

優花里「もしもし、大丈夫ですよ」

みほ「わぁ!瞳ちゃん!」

沙織「あ、ベルウォールのみぽりんの友達の人だ!」

華「小学生の頃のみほさんのお友達ですね」

優花里「この前の試合の後連絡先を交換してたんです。せっかくなのでビデオ通話で参加してもらいました」

瞳『それで、地元の言葉でみほちゃんとお話すればいいんだよね?』

優花里「はい。よろしくお願いします」

瞳『方言、って言ってもわたしたちあんまり訛ってないから面白くないかもしれないよ?』

優花里「それも大丈夫ですよ。西住殿の小学生の頃の話を聞きたいっていうのもありましたし」

麻子「なるほど、そっちが目的か」

瞳『それじゃあ、改めてみほちゃんこの前ぶりー、元気やった?』

みほ「う、うん」

瞳『そうそう!エミちゃんがみほちゃんに会えんでさみしがっとったばい』

みほ「あ、そうやね。エミちゃん予定合わんかったもんね」

優花里「お、いい感じに方言が出てきましたよ」

沙織「地元の友達と会って話すとついつい方言ってでちゃうよね」

麻子「子供の頃になると特にそうだよな」

華「でも、あまり沙織さんと麻子さんが茨城弁でお話されているところ見ませんね」

沙織「華、その辺りは大人の事情だから」

優花里「そうですよ。回想とか本編でもそういうシーンなかったよねとか野暮なツッコミはダメですよ」

華「そうですね、私うっかりしていました」

瞳『そうそう、子供ん時の話で思い出したんやけど、みんなでアイス食べてさ、わたしが160点当たりだしたやん』

みほ「あったねー」

瞳『そんで二本も食べれんけって一本誰にあげるって話になったけどさ、結局決まらんでそのままになっとたのが出てきてからね』

みほ「え?あれまだ交換できると?」

瞳『わからん。でも交換するのももったいないやん?やけんとっとこうと思ってね』

みほ「へぇ」

瞳『あ、なんかわたしがしゃべってばっかやね。みほちゃん最近なんかあった?』

みほ「うーん、この前会った時だいたい話したもんね......そういえば、帰る時に限定ボコ見つけてさ』

瞳『あ、あの他にも限定ボコあったんやね』

みほ「うん。熊本の高菜ラーメンボコ』

優花里「普段の西住殿からは想像できないくらい早口ですね」

沙織「ちょっと途中何言ってるか分からなかったかも」

華「私もです」

麻子「これであんまり訛ってないんだな」

優花里「自分だとなかなか気づけないですよね」

瞳『そういえば、みほちゃん晩御飯おなべなんやね』

みほ「うん。みんなで食べよってからさ....って、そうだった。ごめんねみんなおるのに」

優花里「あ、大丈夫ですよ。そもそも繋いだのわたしですし」

沙織「わたしたちはいいから続けて続けて!」

瞳『あ、ごめんね、ちょっと電話。あ、エミちゃんからだ』

瞳『もしもし?うん、今家だよ。え?あぁ!ごめん忘れてた。今何時......もうこんな時間!すぐ行くね』

瞳『ごめんなさい、今日ちょっと用事があったの忘れてて、今からでないとだから』

みほ「えぇっ?!大丈夫?」

瞳『エミちゃん怒ってた。今日はありがとう。また今度電話しようね!』

プゥン

優花里「知らなかったとはいえ悪いことしましたね」

みほ「うん、最初に聞いとけば良かった」

沙織「今度改めて謝らないとだね」





すいません、ネタまとまらないので明日の夜出直します。方言ネタは鬼門だ......

~翌日~
沙織「おはようみぽりん!」

華「おはようございます」

みほ「おはよう、沙織さん、華さん」

沙織「うーん、やっぱり戻っちゃったかぁ」

華「まだ言ってたんですか?」

みほ「みんなと話しよったけんね。しかたなかとは思うけど」

沙織「あー、方言みぽりん貴重だったのになぁ....って、あれ?」

みほ「沙織さんどうかした?」

沙織「ううん、なんでもない。気のせいかな?」

沙織「ってことがあって、購買のパンに新しく干し芋ドックが追加されてね」

華「たくさん作っているそうなんですけど、あまりに人気で私もまだ食べたことどころか見たことすらなくて......」

みほ「へぇ、会長はもう食べてそうだよね」

沙織(うーん、やっぱりいつものみぽりんかぁ。やっぱり朝のは気のせいだったのかな?)

沙織「生徒会が買い占めてたりして!」

華「そんな!横暴すぎます!!」

沙織「横暴は生徒会の特権だ」キリッ

みほ「もー、沙織さん」(苦笑

みほ「でも、生徒会長にお願いしたら分けてもらえるかもしれんね」

華「なるほど、そんな手が」

沙織「華この前絶対に自分で買うって言ってたじゃん」

梓「西住隊長ーっ!」

みほ「あ、澤さん」

梓「お久しぶりです」抱きつきすんすん

みほ「久しぶりやね。元気しとった?」

梓「はい!......あれ?」

みほ「ん?どうかした?」

梓「あぁ、いえ、なんでもないです」

みほ「あ、そうだ!澤さん干し芋ドックって知ってる?」

梓「え?はい、知ってますよ。今大人気で、この前もウサギさんチーム総出で頑張ったんですけど一つしか手に入らなくて.......」

華「手に入ったんですか?!」

梓「は、はい。五人で分けたらすごく小さくなってあんまり味わかんないねって話になったんですけど」

沙織「ウサギさんチームすごいね!カバさんチームも同じ事やって失敗したみたいで、無念、とか言ってたけど」

梓「すごく人気ですもんね......」

華「やはりチームワークが勝利のカギですか.....」

みほ「あはは、華さんすごく真剣......」

優花里「なるほど、ウサギさんチームが」

華「はい。私たちもどうにかできないかと」

沙織「今日もゲットできなかったもんね」

みほ「授業が終わると同時にものすごい勢いで走ってたのにダメだったんだね」

沙織「やっぱり生徒会が買い占めてるんじゃ......」

優花里「ふっふっふー、ところがですよ!ジャーン!!」

みほ「あ、コレって」

沙織「干し芋ドックだ!」

優花里「いやぁ、実は4限目をコッソリ抜け出して買いに行ったんですが、考える事はみんな同じだったようで」

華「そんな!ズルいです!」

優花里「百人はいましたよ。途中何人かは風紀委員に連れて行かれて.....まるで闇市のようでした」

みほ「あー、でもわたしたちもうお昼ご飯買っちゃった......」

優花里「それではおやつに食べましょう!」

沙織「ウサギさんチームみたいに一個をみんなで分ける?」

優花里「あ、ご安心ください。人数分買ってあります」ドサドサ

華「授業をフケるのは....でもそうでもしないと」ブツブツ

沙織「華、みんなの分あるから大丈夫だって」


麻子「おぉ、干し芋ドック!」

沙織「麻子今日も遅刻だったし、本物見るの初めてじゃない?わたしもだけど」

麻子「いや、実は食べたことがある。遅起きは三文の得だ」

優花里「あ、さては遅刻した日にそのまま買いに行きましたね?」

麻子「いや、あの日は驚いた。わたし以外に遅刻する人が多くててっきり時計が壊れたのかと」

華「.......」

みほ「どうしたと?華さん?」

華「いえ、できれば最初の一つは自分の手で買いたかったと」どよーん

沙織「華.......」

優花里「それなんですがね、五十鈴殿」

華「え?あ、ごめんなさい。せっかく苦労して買っていただいたのに」

優花里「いえいえそんな.....あ、いや、そうです。すぅっごく苦労したんですよ!」

沙織「ちょっとゆぁりん!」

優花里「苦労したからこそ、アンコウチームのみんなで食べたいんです。この干し芋ドックはアンコウチームのチームワークの証です。仲間と喜びを分かち合いたいじゃないですか!」

華「優花里さん......っ!」

優花里「えへへ、みんなで食べたほうが美味しいですもんね!」

麻子「そうだな、早速いただこう」

五人「「「「「いっただっきまーす」」」」」

(あれ?ウサギさんチーム6人じゃね?)

優花里「モグモグ」

華「パクパク」

沙織「うん!おいしい!」

麻子「これは本当にウマイな」

みほ「おいしかぁ」

沙織「あー、みぽりんほっぺについてるよ」ヤダモー

優花里「ははは、思わず方言も出てますし」

みほ沙織華「「「え?」」」

麻子「気づいてなかったのか」

みほ「そっか方言出てたんだ」

華「しばらくは熊本弁混じりになりそうですね」

沙織「やっぱり朝のもそうだったんだね」

優花里「自然に出ると周りも気づかないものなんですね」

みほ「うぅ、ちょっぴり恥ずかしいかも......」

麻子「そうか?変ではないと思うが」

沙織「そうそう!可愛いよ!」

優花里「そのうちまた癖も抜けると思いますし、気にするほどではないですよ」

沙織「方言消えちゃうのちょっともったいないなぁ」

華「でしたら沙織さんも茨城弁を話してはどうですか?」

沙織「やだ!かわいくないもん!」

麻子「基準がわからん」

優花里「慣れ親しんだ言葉より、普段聞かない言葉の方が魅力的に聞こえるのかもしれないですね」

みほ「そうなのかな?」

沙織「決めた!わたしみぽりんにたくさん熊本弁しゃべってもらう!」

華「.......止めたほうがいいでしょうか?」

麻子「ほっとけばすぐ飽きるだろう」

本日ここまで。ちょっと長くなりそうな気がしてます。
ウサギさんチーム一人はぶってもうた、スマヌ......


おまけ(最後にやろうと思ったら真っ先にコメントでやられたやつ)

沙織「みぽりん久しぶりー」

みほ「闇に飲まれよ!(沙織さんひしぶりー)」

全員「!?」

ローズヒップ「やみのまにゃーみほちゃん」

全員「!!??」


~翌日~
沙織「みっぽりーん!」

みほ「さ、沙織さんどうしたの?」

沙織「みぽりんってボコ好きだったよね?」

みほ「う、うん」

沙織「じゃーん!こんなの買ったんだ!」

みほ「あ、ボコの目覚まし時計だ!」

沙織「えへへ、これみぽりんにあげる!」

みほ「え?いいの?どうして?」

沙織「いいからいいから♪」

みほ「わー、ありがとう!(実は持ってるって言わないほうがいいよね?)」

沙織「......うーん、だめかぁ」

みほ「え?」

沙織「ううん、何でもない!こっちの話」

沙織(喜ばせたらみぽりん方言出ると思ったんだけどなぁ)

沙織(そういえば、ありがとうって熊本弁で何ていうんだろ?)

みほ「そういえば、華さんは?」

沙織「え?まだ来てないよ?」

みほ「そうなんだ。いつもはこの時間には学校に来てるのに」

沙織「そうだね。寝坊かな?珍しいよね」

みほ「何かあったんかな?」

沙織「うーん、大丈夫だと思うけど......」





???「武部さんが誕生日でもないのに西住さんにプレゼントを......ネタの匂いがする!」

優花里「え?武部殿が西住殿に?」

大河「そうなんですよ!それで大洗一の西住さんファンの秋山さんなら何か知ってるのかなって」

優花里(おそらく、西住殿に方言を出させようとした武部殿の作戦だと思われますが.....はて、どう説明しましょう?)

大河「秋山さん?」

優花里「え?あぁ、何でもないと思いますよ?お二人は仲がいいですから」

大河「へー」

大河(うーん、こっちは不発か。さおみほと聞いて動揺すると思ったんだけど、秋山さんノーリアクションだし、これが正妻の余裕なのかそれとも......)

大河「ありがとう!変なこと聞いてごめんね」

大河(まぁ、何もないならテコ入れあるのみ、かな?)

華「みほさん、沙織さん、おはようございます」

沙織「あ、華おはよう.....ってもうお昼だよ」

華「すみません、うっかり寝坊してしまいました」

みほ「あの、華さんが抱えてる袋の中身......」

華「悪いことだとは思ったのですが、どうしても諦めきれなくて......」

沙織「まさか華干し芋ドック買うために遅刻したの?!」

華「沙織さん声が大きいです!」シー

みほ「あはは......」

華「それではこれはみほさんと沙織さんの分です」

みほ「わ、ありがとう」

沙織「なんか口止料みたい......」

華「あの、今日だけですから」

沙織「冗談だよ、ありがとう華」

麻子「おはよう......ふぁ」

沙織「あ、麻子おはよう。ひょっとして華と一緒に来たの?」

麻子「そうだな。途中であって干し芋ドックを買うのを手伝わされた。何だあの人気、わたしが買った時はあそこまでじゃなかったぞ」



大河「今度は五十鈴さんが西住さんにプレゼントを....っ!?ひょっとしてテコ入れするまでもなく西住さんハーレムができつつあるんじゃ......!!」

優花里「それで五十鈴殿は遅刻だったんですね.....」

華「どうしても自分で買いたくなってしまって」

沙織「でも本当に美味しいよね、干し芋ドック」

麻子「カロリー高そうだけどな」

沙織「うっ、それは運動してどうにか」

優花里「そうそう、武部殿。今朝、王殿に聞いたのですが、西住殿にプレゼントをあげていたとか」

沙織「え?あーうんうん。みぽりん方言出ないかなぁと思って」

優花里「あはは、予想通りでした」

みほ「そういうことだったんだね」

沙織「やっぱりもう出ないよねー。こうなったらわたしも熊本に行くしか!」

麻子「行ってどうする」

沙織「わたしも熊本弁マスターしてみぽりんとお話するの!」

華「何だか目的と手段が入れ替わっている気もしますが......」

優花里「でも熊本には行ってみたいですよね」

みほ「それじゃあ、春休みにみんなで旅行に来る?」

華「よろしいのですか?」

みほ「うん!」

今日ここまで。明日で終わらせられるかな......

春休みに熊本に行った話は
http://ex14.vip2ch.com/i/responce.html?bbs=news4ssnip&dat=1467905970
かもしれません。繋がりとか全く考えてなかったのでおまけ程度に置いておきます

麻子「そうだ、西住さん。これ」

みほ「何これ?手紙?」

麻子「朝投稿した時に預かった。何というか、おそらく......」

みほ「.......」

沙織「あれ?みぽりんどうしたの?浮かない顔して」

みほ「ううん。その、ラブレターみたいで......」

沙織「あー、みぽりん少し前まですごかったよね、ラブレター」

優花里「一年から特に多いそうですね」

華「他校からも来てましたものね」

みほ「嬉しいんだけど、どうしていいか分からなくて.....減ってたから気にしてなかったんだけど」

優花里「それで、どうするんです?」

みほ「申し訳ないけどお断りしないと......」

優花里「そうですかぁ」

麻子「優花里さんホッとした顔をしてるな」

優花里「え?」ドキッ

麻子「冗談だ」

沙織「でもでも、ゆかりんもみぽりんのこと好きだよねぇ」

優花里「ちちち違いますよ!わたしのは尊敬とか憧れでお付き合いどうこうという話では.....って前にも言ったじゃないですか!!」

華「ふふふ、すっかり定番ネタになってしまいましたね」



大河「ほほぅ、今度は冷泉さんか。みんなの前で堂々と渡すとはこれは宣戦布告?!第二次西住さん争奪戦くる?」

梓「来ませんよ」

大河「え?」

梓「ちょっとお話があるんで、こちらに来ていただいてもいいですか?」

ウサギさんチーム「「「「「こちらへ~」」」」」

大河「」

沙織「うーん、やっぱりみぽりんがいるのといないのとじゃ大違いだよねぇ」

優花里「そうですね。やっぱり西住殿がいないと」

みほ「あはは、大げさだよ」

麻子「それで、手紙の子はどうなったんだ?」

みほ「うん、ちゃんと会ってお断りしたんだ。熊本に戻った時にお姉ちゃんに相談しててよかった」

華「お姉さんもそういったことがあるんですね」

沙織「戦車道やればモテるって本当だったんだね」

麻子「同性限定だけどな。今のところ」

沙織「それで、今日どこか寄って帰る?ラーメンとかどう?トンコツラーメンのお店見つけたんだ」

優花里「ほう、そんなお店が....もしかして武部殿?」

沙織「違うよぉ!みぽりんのお土産のラーメン美味しかったから」

華「たしかに美味しかったですよね。私もまた食べたいです」

麻子「それじゃあ、今日はラーメンだな」

みほ「こっちにはないと思ってたからちょっと嬉しいかな。それじゃ、いこっか」

店員「いらっしゃいませー」

沙織「みんな何食べる?」

麻子「あぁ、トンコツ以外も置いてるんだな」

優花里「わたしはせっかくなのでトンコツで」

華「私も」

沙織「あたしもー」

麻子「それじゃあ全員トンコツだな。西住さんもそれでいいか?」

みほ「う、うん」

店員「トンコツ四つですね」

みほ「あ、バリカタで」

店員「え?」

四人「バリカタ?」

みほ「え?......あ、なんでもないです。普通で」///

沙織「今のもひょっとして方言とか?」

優花里「.....あぁっ!バリカタ!」

麻子「どうした?秋山さん」

優花里「麺の硬さですよ。九州の方だと麺の茹で時間で硬さを調整するんです」

華「それは知りませんでした」

優花里「やわめ、ふつう、かため、バリカタの順で硬くなります。さらにハリガネや粉落としといったさらに硬い茹で方もあるそうです」

沙織「へぇ、そうなんだ」

みほ「注文の時に聞かれるのが普通だったから最初は驚いたかな」

店員「おまたせしましたー。トンコツラーメン四つです」

沙織「あれ?頼んだの四つだっけ?」

店員「あ、メガトンコツラーメンもう少々お待ちください」

華「はい」

優花里「三人前の麺にタップリの具材をトッピング.......」

麻子「相変わらずすごいな五十鈴さん.......」

優花里「はふはふ......うん、美味しいですね」

沙織「うん!美味しい!」

麻子「たまにはラーメンもいいな」

みほ「.......」

華「みほさんどうぁなさったんですか?ずっと麺を見つめて......」

みほ「え?あ、ごめんね。麺がまっすぐじゃなかったから」

沙織「え?熊本だとまっすぐなの?」

みほ「うん、あともっと細いかな」

優花里「へぇ、ラーメンも地域によってはそんな違いがあるんですね」

みほ「ふーふー、うん、美味しい!」

店員「おまたせしましたー。メガトンコツラーメンです」

沙織「でかっ!?」

華「うふふ、では、いただきます」

沙織「美味しかったね」

麻子「うまかった」

みほ「あ、わたし替え玉を......」

沙織「えぇ!みぽりんもう一杯食べるの?」

優花里「あー、西住殿。このお店替え玉置いてないみたいです」

みほ「あ、そうなんだ」

華「替え玉、ですか?」

優花里「麺だけ新しいのを追加で貰えるんです。お店によってはやってたりやってなかったりで」

みほ「地元だとどこのお店にもあったとに......」

沙織「みぽりん、多分今方言出てた」

麻子「そんなにショックだったのか......わたしはもう食べれそうにない」

優花里「ラーメン一つで意外と話題がありましたね」

華「ラーメン、奥深いですね」完食

沙織「華もう食べちゃったの?!」

みほ「なんだか少し地元が恋しくなっちゃったかな」

優花里「ははは、帰ってきたばかりじゃないですか」

沙織「まさかみぽりん黒森峰に転校したりしないよね?」

麻子「実家とも和解できたようだし、西住さんは戻りたかったりするのか?」

みほ「ううん。熊本も好きだけど、わたしは大洗も同じくらい好きだし......それにもっとみんなと戦車道続けたいから!」

華「なんだか照れてしまいますね」

沙織「わたしもみぽりん大好き!」ダキッ

優花里「あー、ずるいですよ武部殿ぉ!」

全員「あはははは」


大河「お昼はひどい目にあった....」

大河「しかし、今の武部さんの大好き宣言にあの仲睦まじい様子これはもう決まりでしょう!」

大河「キマシタワー!」

本日ここまで。お昼から書き込みボタンが行方不明でこんな時間に......あと一人忘れる病にかかっています。助けてください。あとラーメンネタでこれ一本かけたんじゃないかと今更.......

明日かけないと思うので明後日また来ます。
だらだらと長くて申し訳ないです

~翌日~
優花里「大変です!西住殿ぉっ!」

みほ「どうしたの優花里さんそんなに慌てて......」

優花里「あの、なんと説明したものか。誰かに見つかる前にこちらへ!」

みほ「え?ちょっと、優花里さん?」

優花里「ここなら誰も来ませんね.......」

みほ「あの、一体何が.......」

優花里「落ち着いて聞いてください」

優花里「今、校内が西住殿があんこうチーム全員とお付き合いしていてハーレムを作っているという噂で持ちきりになっています」

みほ「へ?」

優花里「さらにその噂が原因で西住殿のファン、隠れファンが自分もハーレムに入ろうと画策しています」

みほ「」

優花里「とにかく、今そのまま学校に行くのは危険です。対策を練りましょう!」

外の声「そっちにいたー?」

外の声「いなーい」

外の声「どこ行っちゃったんだろー」

優花里「くっ、追っ手が早い。囲まれたかもしれません」

みほ「どうしてこんなことに.......」


優花里「幸い戦車道関係者や西住殿と親しい生徒は噂を信じていませんから、否定してまわってもらっていますが、なにしろ生徒数が高等部だけで9千人、中等部まで合わせると倍の人数ですからとても対応しきれません」

優花里「噂の広まる速さも速すぎて作為を感じますし.....まぁ、犯人は見当がついているんですが」

優花里「とにかく、学園内は今危険な状況です」

みほ「あの、それじゃあ、わたしはもう帰った方がいいんじゃ.......」

優花里「学園内に来てしまった以上、脱出はまず難しいかと.......自宅が安全とも言えない状況ですし」

みほ「そんな......」

優花里「とりあえず、生徒会で匿ってもらえることになっていますので、今は迎えを待ちましょう」

みほ「うぅ.......」

コンコン

優花里「ダージリン殿」

ツチヤ「こんな言葉を知っていて?」

優花里「迎えが来ましたね」

みほ「え?今のは?」

優花里「合言葉です。各校の隊長の名前から連想するセリフを言ってもらうようにしました」

ツチヤ「迎えに来たよー」

優花里「さぁ西住殿。少し大変ですがこの木箱に」

ツチヤ「少し目立つけど戦車の部品だって言えば怪しまれないと思うから」

みほ「う、うん。ありがとう」

優花里「それでは西住殿、どうかご無事で!」

みほ「すごく不安だよ.......」

ー生徒会室ー
杏「いやぁ、西住ちゃん。人気者も大変だねぇ」

桃「会長、校内の騒ぎが収まるまでしばらくかかりそうです」

柚子「はい、お茶。木箱の中暑くなかった?汗びっしょりだよ」

みほ「そのすみません。わたしのせいでこんな騒ぎに」

杏「西住ちゃんのせいじゃないよ。かぁしま」

桃「はっ!西住、隣の部屋に着替えを用意してあるから着替えるように。ウィッグも置いてあるからそれもだ」

柚子「つけ方がわからなかったら教えてね?」

杏「とりあえず、今日は変装して過ごしてもらうことになるかな。風紀委員と教師陣には話を通してあるから」

みほ「は、はい」

みほ「着替えてきました」

杏「うん、これで西住ちゃんとはわからないかな。今日はひとまず小日向奈緒っていう黒森峰からの転校生として過ごしてもらうね」

桃「名前に深い意味はないぞ」

柚子「制服のサイズ大丈夫?一応書類にあったのと同じサイズの制服を用意したんだけど」

みほ「はい、大丈夫です」

杏「ホントは黒森峰の制服を用意したかったんだけどねぇ。さすがに急すぎてね」

桃「今日は転校初日ということで生徒会室で待機してもらうことになる」

杏「そうそう、それから変装の一環だと思って欲しいんだけど」

杏「今日はできるだけ熊本弁で話してね。声でばれそうだし口調でごまかしちゃおう」

みほ「はい、やってみます」

桃「それでは、我々は授業に行きますので」

杏「はーい、いってらっしゃーい」

みほ「あれ?会長は残るんですか?」

杏「西住ちゃん一人じゃ心細いでしょ?それにあたしら受験だし、授業もほとんど自習みたいなもんだから」

みほ「あ、そうですよね。ってそうだ、会長ももう会長じゃないんですよね。なんだか慣れなくて....」

杏「いいよいいよ、あだ名みたいなものだと思って。それにかぁしまも小山も慣れてないからかさっきみたいに会長って呼ぶからね」

杏「あと、西住ちゃん、大変かもしれないけど知り合い相手でも口調変えて話してね。とっさに出てこないと大変だからさ」

みほ「あ、そうですね。敬語混じりで方言かぁ」

杏「ま、ここからでなければそんな心配ないんだけどね」

杏「今日はずっと二人っきりだからね」

みほ「二人っきりですか.....」

杏「安全を考慮した上でね。幸いここは1日くらいならでなくても平気な設備が揃ってるからね。トイレもお風呂も。さすがに泊まりは無理だけどね」

みほ「あれ?それじゃあ変装した意味って......」

杏「ま、安全策だね。本当に来客がゼロとは限らないし」

みほ「そうですよね」

杏「あ、喉渇かない?ジュースとか飲む?」

みほ「え、じゃあ、いただきます」

杏「取ってくるから待っててねぇ」

みほ「......匿ってもらった上になんだか申し訳ないなぁ」

ハラリ

みほ「あれ?なんだろうこれ?チラシ?」

『眠れないあなたへ!超強力睡眠薬パンサーレスト!!』

みほ「」

みほ「いやいやいや、考えすぎだよね!」

杏「お待たせー。コーヒーしかなかったけどいっかな?」

みほ「あ、あの、今は飲み物はいいかなって!」

杏「?」

みほ「あの、せっかく用意してもらったのにごめんなさ......」

パラリ

『意中のあの子へストライク!フォイアリーベA』

杏「あー、見ちゃったんだ。それ」

みほ「ひっ」

杏「あ、待って西住ちゃ

みほ「きゃああああああああああ!!!!!」

杏「やば、西住ちゃんどっか行っちゃった.......」


みほ「はぁ、はぁ、思わず逃げてきちゃったけど.....誤解かもしれないし」

みほ「どうしよう、戻ったほうがいいのかな?」

???「あれ?あなたどうしたの?」

みほ「は、はい」

大洗生「あ、ひょっとしてあなたも西住さん狙いの子?」

みほ「え?」

みほ(あ、そっか、変装してるから誰かわからないんだ)

大洗生「あれ?違うの?わたしが言うのもなんだけど今授業中よ」

みほ「え、えぇっと(ごまかさなきゃ)」

みほ「わ、わたし黒森峰から転校してきたばっかで、道に迷ったもんで」

大洗生「あぁ、転校生なんだ。どこに行きたかったの?」

みほ「えぇっと、せ、せんしゃ!戦車車庫に!」

大洗生「え?戦車車庫?」

大洗生「あなたもしかして......」

みほ(どうしよう、戦車しか思い浮かばなくてうっかり......)

大洗生「西住さんのファンなのね!そういえば、西住さん黒森峰出身だもんね!ひょっとして追いかけてきたの?!」

みほ「え、えぇっと」

大洗生「あ、驚かせちゃったね。西住さんって大洗だとすごく人気で、お付き合いしたいって子もいたりしてね!っていうか、わたしもそうなんだけど」

みほ「へ、へぇ、そうなんですねー」

大洗生「黒森峰では違ったのかなぁ、あ、お姉さんがいるって聞いたし人気はそっちにとられちゃったのかな?」

みほ「あ、あはは」

大洗生「あ、戦車車庫だっけ?それだったらこの廊下をまっすぐ行ってこう行ってこうだよ」

みほ「あ、ありがとうございます」

大洗生「いいよいいよ。頑張ってねぇ」

大洗生「あれ?でも転校生来るなんて話あったっけ?時期も中途半端だし......うーん、戦車って言ってたし梓ちゃんに聞いたらわかるかな?」

今日はここまでです。みぽりんの運命やいかに

方言みぽりんを書きたかっただけなのにこんなことになるなんて......。ネタを幾つかつぎはぎしてるのでつながり怪しいです。ラーメンだけで一本かけたなもったいない......

もう少し長く時間もかかりそうですが、概ね来週までには終わると思います。読んだりコメントくださる方ありがとうございます

みほ「なんだか戦車の中が落ち着くなぁ」

みほ「そもそも本当に変装してまで逃げる必要って本当にあるのかな?優花里の話も生徒会にあったチラシもわたしたちの考えすぎだったりするんじゃ.......」

みほ「そうだよね、よくよく考えたらおかしいもん。わたしのファンの子がたくさんいてわたしのことを探し回ってるとか、会長が睡眠薬とか飲み物に混ぜて何かしようとしてるとか!」

みほ「.......でもさっき会った子、授業中なのにあんなところで」

大洗生『西住さんのファンなのね!』

みほ「どうしよう、いきなり希望を失いそうだよ.......」

みほ「とりあえず、会長の方は本当にわたしの勘違いかもしれないし、連絡を.......」

みほ「.......携帯電話忘れてきちゃった」

みほ「うぅ、急に心細い。変装してるとは言え、怖くて一人では出歩けないし」

梓「うーん、本当にいるのかなぁ」

みほ「この声、澤さんだ!早速お願いしてみんなに連絡を......」

梓「.......もし本当に隊長のファンの子だったらキチンとルールを教えとかないとだし」

みほ「.......あれ?」

梓「隊長はみんなの隊長だから抜け駆け禁止。迷惑になるようなことも禁止。でも、隊長とお付き合いしたいなぁ。......ってダメよ梓!それじゃあ、秋山先輩や角谷会長との協定が.....ブツブツ」

みほ「どうしよう、出づらくなった上に一番頼りにしたかった優花里さんにまで疑惑が浮上だよ.......」

梓「あとは、他校のスパイの可能性もあるよね......」

みほ「あれ?」

梓「本当に転校生で戦車道に興味がある子なら生徒会に行けばいいはずだし、その可能性の方が高いのかな?」

みほ「」変装している上戦車に隠れている

梓「車庫の中にもいないみたいだし、これで戦車の中にいたらスパイだよね!捕まえなきゃ!」

みほ(どどどどどどどうしよう?!!)

梓「まずはIV号かな?」

みほ(ひぃっ!?)

パカ

梓「.......」

みほ「.......あの、こんにちは」

梓「.......す、スパイだーっ?!」(叫

みほ「ご、ごめんなさぁぁぁい!!!!」(絶叫

梓「ほほほ本当にスパイ?!」

みほ「ち、違うけん!違うけん落ち着いて!」

梓「ち、違うの?」

みほ「そ、その、戦車好きやけん我慢できんで乗り込んでしもうて」

梓「あ、じゃあ本当に転校生なんだぁ(ホッ」

みほ「う、うん。そうなんよ」

みほ(どうしよう、とっさにわたしだよって言い出せずに転校生のふりしちゃった.......)


梓「ごめんね、びっくりして疑っちゃって」

みほ「こ、こっちこそ勝手に乗っとったんけん」

梓「乗っ取ったの?!」

みほ「あ、そうじゃなくて、乗ってたからって。思わず方言でちゃってて」

梓「あ、そっか。黒森峰だっけ?」

みほ「う、うん」

梓「あ、しまった。勢いでしゃべってたけどもしかして先輩.......?」

みほ「ち、違うよ!?」

梓「あ、じゃあ一年生?同学年だね!」

みほ「う、うん」

みほ(あ、わたしだって気付いたわけじゃなかったんだね)

みほ(あれ?気づかれても問題ないよね?)


梓「あ、あたし澤梓って言うの。あなたは?」

みほ「えぇっと、なんだっけ?あ、小日向です。小日向み.....奈緒です」

梓「奈緒かぁ。なんだか隊長と少し似てるなって思ったんだけど。あ、隊長っていうのはね、西住隊長のことなんだけど、知ってる?西住流の」

みほ「う、うん。黒森峰も西住隊長やけん」

梓「あ、そうだよね」

みほ(もうなんだかわたしが西住ですって言い出せない......)

梓「奈緒とみほでなんとなく似てるなって。声も最初もしかして隊長かも?って思うくらい似てたし」

みほ「あ、あはは」

梓「西住隊長って戦車に乗ってるとかっこいいんだけど、普段はちょっと頼りないっていうか、守ってあげたくなるっていうか」

みほ「へ、へぇ(お姉ちゃんと似たようなこと思われてたんだ)」

梓「あ、戦車の中せまいでしょ?ちょっと場所変えよう?」

みほ「う、うん」

梓「車庫のこっちの部屋。飲み物とかもあるから」

みほ「ありがとう!走ったり、戦車の中にずっといたりしたせいで喉がカラカラで......」

梓「空気も乾燥してるもんね。コーヒーでいい?」

みほ「う、うん(あれ?デジャヴ?)」

梓「わたしは、こっちにしようっと。はい、缶コーヒーだけど」

みほ「あ、これわたしが好きなやつだ」

梓「えへへ、知ってますよ」ガチャ

みほ「え?どうして鍵を......」

梓「隊長は普段はちょっと抜けてるっていうか」

みほ「さ、澤さん?」

梓「閉じ込めてでも守りたいんです」

梓「最初から気づいてました。騙してごめんなさい」

みほ「」

みほ「え、えぇっと、気づいてたってどういう意味なのかわからないナー」

梓「あの、最初方言でしゃべってるの聞いたときは本当に転校生かスパイかもって思ったんですけど、声とか雰囲気とかあと匂いで分かりましたし、今も話し方が戻ってますよ?」

みほ「え、えぇっと......」

梓「あの、どうして嘘ついたんですか?わたし、信用できませんでしたか?わたし本当に先輩を守りたかっただけで

バサッ

『コレでメロメロ?!同性の先輩の堕とし方!』

梓「.......守りたかっただけです(目そらし」

みほ「きゃああああああああああ!!!!!」

梓「!?そんなところに隠し扉が?!」

梓「......どうしよう、隊長逃げちゃった」

今日はここまでです。澤ちゃん.......

明日は書ければお昼頃、無理であれば明後日再開します。

おまけ
みほ「どうしてわたしだって分かったの?」

梓「台詞の前の名前がみほになってたからです」

みほ「メタい!」

梓「ふふふ、コレで先輩はわたしのもの......」

???「そこまでだ!」

梓「誰?!」

まほ「みほ警察だ!!!」

続かない

みほ「どうしよう、もう誰も信じられないよ.......」

みほ「はぁ、どうしてこんなことに」

???「こんな格言を知っているかしら?『誰かを信頼できるかを試すのに一番良い方法は、彼らを信頼してみることだ。』」

???「ヘミングウェイですね」

みほ「この声......」

ダージリン「うふふ、お久しぶりですわね、みほさん。会わないうちに随分変わった格好をされるようになりましたわね」

オレンジペコ「ご無沙汰しています」

みほ「ダージリンさん!どうして大洗に?」

ダージリン「友の危機に駆けつけるのは淑女として当然のことですわ」

アッサム「事情はGI6を通して把握しています。私達はあなたの助けになれればと伺ったのです」

ダージリン「そういう事です。みほさん、大洗では普段の格好で過ごせないほど大変な事になっているのではなくて?」

みほ「は、はい。わたしも何が何だか分からなくて......」

ダージリン「可哀想に。事情も知らされず逃げ回る事になるだなんて」

ペコ「......」

アッサム「このまま大洗にいては危険です。近くに車とヘリを待機させています。あなたさえ良ければ聖グロリアーナで保護する準備も整っています」

みほ「え?わたし聖グロリアーナに行くんですか?」

ダージリン「無理に、とは言いませんわ。ずっとと言うわけではなく、騒ぎが落ち着くまで避難するだけです。もっとも、そのままずっとうちにいても構わないのだけど」

みほ「えぇっと、わたし.......」

「西住さん見つかったー?」

「ダメー、どこにもー」

「変装してるって!普段と違うから片っ端から声かけて」

ダージリン「......ぐずぐずしている暇はなさそうですわね」

ダージリン「さぁ、みほさん選びなさい。私達と一緒に聖グロリアーナへ行くか、このまま捕まって籠の鳥になってしまうか」

みほ「わたしは......」

優花里「に、西住殿ぉお!!」

みほ「優花里さん!?」

ダージリン「あら、予想より早く見つかってしまいましたわね」

アッサム「ご安心を。データによれば逃げるのは簡単かと」

ペコ「プランBに変更しますか?」

ダージリン「まだ早いわ。今はみほさんを連れて安全な場所に」

みほ「へ?きゃあ!?」

ダージリン「逃げますわよ。愛の逃避行と行きましょう」

ダージリン「.......ここなら誰もこないでしょう」

ペコ「逃走経路の確保も容易です。しばらくは大丈夫そうですね」

みほ「あの、一体何が起きているんですか?」

ダージリン「そうね、何から説明すればいいかしら」

アッサム「では、私から先日大洗で起きた西住みほ転校疑惑騒動から」

みほ「そういえば、みんなが大変だったって.......」

アッサム「そうですね。あなたが熊本に一時帰省してから、実家とのわだかまりが解けた今、大洗に残らず黒森峰へ戻る事になるのでは?と言う噂が大洗で囁かれるようになりました」

みほ「わたしが黒森峰に.......?」

沙織『まさかみぽりん黒森峰に転校したりしないよね?」』

麻子『実家とも和解できたようだし、西住さんは戻りたかったりするのか?』

みほ「......あ」


アッサム「噂はみほさんが新学期になっても戻らない事で信憑性を増し、一部の生徒が暴動を起こします」

ダージリン「暴走、の方が正しいかも知れませんわね。ほとんどがあなたを恋慕う生徒だったそうよ?」

アッサム「大洗生徒会はそれを否定。しかし騒ぎは収まらず、みほさんが大洗に戻る予定が決まってようやく一時的に落ち着いていました」

ダージリン「ところが、みほさんが帰ってからの戦車道を履修している生徒の様子がおかしい」

アッサム「プレゼントや直接的なアタックがあったとの目撃情報がありました」

ダージリン「つまり、最後のお別れをしているのでは?と不安を煽ってしまったのよ」

みほ「そんな.......」

ダージリン「そこで再び暴走した生徒たちがあなたを校外に出すまいと血眼で探し、あわよくば自分のものにしてしまおうとしていますの」

アッサム「このまま大洗にいれば、大切にしてもらえるでしょうけれど、おそらく自由は望めませんわ」

ダージリン「まさに籠の鳥。あなたはそれを望むかしら?」

みほ「わたしは.......」

優花里「そこまでです!」

ダージリン「......オレンジペコ。プランBの準備を」

ペコ「はい」

優花里「騙されてはいけません!この一連の騒動は全て聖グロリアーナの仕業だったんです!」

みほ「へ?」

ダージリン「あら、人聞きが悪いわね。私達はみほさんの身を守ろうとしただけですわ。大洗の抱える不安からね」

優花里「その不安を煽って悪化させたのはどこの学校の諜報部隊でしたっけ?GI6の手腕には感服しましたよ」

ダージリン「お褒めに預かり光栄ですわ」

優花里「西住殿!信じてください!!我々は西住殿の敵ではありません!」

みほ「優花里さん.....」

優花里「確かに、事情も説明せず閉じ込めるような形になった事は我々の落ち度です。しかし、西住殿の自由を奪ってその上西住殿を独占しようという気持ちはありません!」

みほ「優花里さん.......」

みほ「じゃあ、生徒会室で見つけたチラシや車庫にあった本は誤解だったんだね?」

優花里「.......」

優花里「.......やましい気持ちはありません!」

みほ「優花里さん!せめてわたしの方を見て言ってよ!」

ダージリン「みほさん、これが大洗のあなたのファンの実態ですわ」

ダージリン「さぁ、西住さん。あなたはどうするのかしら?私達とともに逃げるのか、諦めてこの艦で飼い殺しの憂き目にあうのか」

みほ「わたしは.......」

優花里「西住殿ぉ!」


みほ「わたしは、優花里さん達を信じます!」


優花里「西住殿ぉっ!」

ダージリン「そう、それがあなたの選択なのね」


ダージリン「オレンジペコ。プランBに変更。オペレーション?プリンセスナッピング、スタート」


みほ「きゃ!!!!」ムガムガ

優花里「西住殿ぉっ!」

ダージリン「選びなさい、とは言いましたが、尊重する、とは言ってませんわ」

ダージリン「あいにくイギリス人は恋と戦争には手段を選びませんの。みほさんにはあちらでゆっくりと聖グロリアーナの素晴らしさを知ってもらいますわ」

ペコ「ダージリン様」

ダージリン「どうしたの?早くヘリを」

ペコ「それが、連絡がつかなくて」

ダージリン「.......え?」

ケイ『Hey、ダージリン。デモン/キングごっこは楽しかったかしら?』

聖グロ生『ダージリン様、申し訳ありません。捕まりました』

ダージリン「そちらこそ、勇者ごっこは楽しめたかしら?」

ペコ「作戦失敗ですね」

ダージリン「サンダースが出てくるなんて情報、聞いていませんわよ、アッサム」

ペコ「アッサム様はもう逃げました」

ダージリン「アッサムっ!」

優花里「さぁ、ここまでです。おとなしくお縄を

ダージリン「私がこうなった場合の対策をしていないとお思いで?」

ローズヒップ『ダージリン様ぁぁぁぁっ!!!』バラバラバラ

ダージリン「今回はみほさんを貴女達に預けますが、私達はいつでもみほさんをお迎えする準備が出来ていてよ」

優花里「しまった!別のヘリがっ!」

ダージリン「おーほっほ!それではごきげんよう」

ペコ「お騒がせしました」ペコリ

優花里「くっ、待てーっ!」

ケイ『どうするの?オッドポール』

優花里「......西住殿も無事でしたし、今回は見逃しましょう』

ケイ『OK,それじゃ、こっちも開放するわね』

みほ「助かった、のかな?」

ケイ『心配ならサンダースに来る?ウチはwelcomeだけど』

みほ「遠慮します」

みほ(こうして、わたしの誘拐未遂事件は幕を閉じ、会長や澤さんに謝られたり、逆にわたしも逃げてしまったことを謝ったりと忙しい日が終わりました)

沙織「本当にみぽりんが無事でよかったよ」

華「聖グロリアーナの方からもお詫びの紅茶とお菓子が送られてきましたし」

麻子「ラブレター付きでな」

優花里「それにしても、また西住殿と戦車道ができると決まって嬉しいです!」

沙織「そういえば、みぽりんは?」

優花里「あぁ、西住殿なら......」

みほ「ごめんねみんなー」

沙織「噂をすれば!おーい、みぽ.....り...ん?

華「あの、みほさん、ですよね?」

みほ(変装)「うん、そうだよ?」

麻子「まだ変装してるのか」

みほ「あれからまたわたしのファンだっていう子が増えちゃって.......」

優花里「しばらくはこのまま転校生のフリをして過ごすそうです」

みほ「しばらくは、小日向奈緒やけん、よろしくね!」

沙織「みぽりんも大変だねぇ」

~聖グロリアーナ~
ダージリン「こんな言葉を知っているかしら?『わたしたちのつとめは成功ではない。失敗にも負けずさらに進むことである。』」

ペコ「スティーブソンですね」

ダージリン「私、狙った獲物は逃しませんの。失敗したなら次の策を考えるだけですわ」

ペコ「......」

ダージリン「何か言いたそうね?」

ペコ「いえ、なんでも」

ダージリン「オレンジペコ。私は何も狙った獲物だけを見ているわけではなくってよ」

ペコ「へ?」

ダージリン「たまにはそばに咲く可憐な花を愛でるのも良いのではなくて?」

ペコ「ダ、ダージリン様//////」

ダージリン「ウフフ、良い子ね」

ダージリン「次は必ず仕留めてみせますわ」

ENDつけ忘れた。おしまいです。HTML依頼出してきます

今回かなり迷走しました。終わらせ方も少し強引だったかも。
補足ですが、みぽりんに熊本弁をと言っていますが、おそらくほぼ福岡弁です。トンコツラーメンの件で気付いた方もいたようですが。

長々と続けてしまいました。見てくださった方ありがとうございました

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