神谷奈緒の一期一会 (53)

ルール
・安価でメインゲストを決める
・メインゲストは1人1回まで
・なるべく51位とか優先
・できるだけ投下時間は揃える

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第1回 大槻唯

ーー駅ーー

ガヤガヤ、ガヤガヤ

奈緒「……」タプタプ

『ごめん今日ムリそう ーーー加蓮』

『ええ~なんでだよ!? ーーー奈緒』

『捕まった。委員会サボるの失敗した ーーー加蓮』

『サボるの前提で遊ぶ約束するなよ~。あたしもう着いちゃったんだけど ーーー奈緒』

『ごめん ーーー加蓮』

『ったく、今度埋め合わせしろよな! ーーー奈緒』

『わかった。ポテトおごる ーーー加蓮』

『いや、それはいらない 奈緒』

奈緒「はぁ、どうしよっかな。……ん?」


……

……


大槻唯「ええっ、そんなぁ。ひどいよ~! 唯チョー楽しみにしてたのに」

『ーーー』

唯「うん……うん……それはそうだけどさぁ」

『ーーー』

唯「もう、約束だからね。絶対だよ~」

『ーーー』

唯「うん、じゃーね」

唯「……」タプタプ

唯「もう、ちなったんのバカ」

唯「……」

唯「……あれっ奈緒ちゃん?」

奈緒「おはよう、唯」

唯「おはよっ、どしたのこんなところで。誰かと待ち合わせ?」

奈緒「いや、そうだったんだけどさ。加蓮のやつがこられなくなっちゃって」

唯「ええっ、奈緒ちゃんも? 唯もね、ちなったんとデートの約束してたんだけど、ドタキャンされちゃったんだ」

奈緒「ああ、うん。そうだと思った」

唯「?」

奈緒「ああいや、気にしないでいいよ」

唯「あっ、そうだ! 奈緒ちゃんせっかくだから唯と二人で遊ばない?」

奈緒「えっ、あたしと?」

唯「うんっ。フラれちゃったもの同士仲良く遊ぼうよ! それとも奈緒ちゃんは唯と遊ぶの嫌?」

奈緒「い、いや。そんなことないけどさ」

唯「じゃあ、決まりね。今日はめいいっぱい遊ぼうっ」

奈緒「お、おう」


……

ーーインテリアショップーー

唯「見て見て奈緒ちゃん。このキャンディポットかわいくない?」

奈緒「あー、うん。かわいいかな」


……

……


唯「わあー、このお人形奈緒ちゃん似てるね」

奈緒「ええっ。ど、どこがだよ?」

唯「うわ~照れてる~。奈緒ちゃんか~わ~い~い~」

奈緒「うーっ…///」

ーー洋服店ーー

唯「ね~ね~、どっちが似合うと思う?」

奈緒「うーん、こっちかな。こっちの方が唯のハジケルような感じにあってるし。そっちは色が髪と合わないかな。そ、それにスカートが短すぎるし…///」

唯「や~ん、奈緒ちゃんマッジメ~」

奈緒「い、いいだろっ。まじめで」

……

……


唯「奈緒ちゃん早く出てきなよ~」

奈緒「だ、だって…///」

唯「もう、開けちゃうよっ」

奈緒「わ、わーっ」

シャー

唯「わ~、かわいい~」

奈緒「は、恥ずかしい…///」

唯「ええ~っ、似合ってるのに~」

奈緒「いや、似合うとかそういう問題じゃなくて、スカートが、み、短すぎるって…///」

唯「そこがいいいのに~」

唯「あっ、せっかくだから撮っちゃお~」

奈緒「や、やめてくれ~っ…///」

ーーゲームセンターー

唯「わあ~、すご~い奈緒ちゃん」

奈緒「へへへっ、クレーンはけっこう得意なんだ」

唯「ねえねえ、あれもとれる?」

奈緒「よしっ、まかせろっ」

奈緒「……」

ウィーン、ウィーン、ガシッ

奈緒「よしっ」

唯「すご~い奈緒ちゃん」

ウィーン、ポロッ

奈緒「ああっ」

唯「ああ~ん、落っこちちゃった」

奈緒「くっそう」

唯「おしかった~。あとちょっとだったよっ」

奈緒「よしっ、もう一回」


……

……


唯「奈緒ちゃんもっと寄って寄って」

奈緒「お、おう」

『ハイ、チーズ』

パシャリ

唯「よ~し、はりきってデコっゃうよ~」

奈緒「ちょっ唯、もりすぎもりすぎっ」

唯「ええ~っ、まだまだ足りないよ~。ハートちらしちゃうもんね~」

奈緒「うわ~、あっあたしの顔が~」

ーー喫茶店ーー

唯「ん~♪ おいしいね。この白玉パフェ」

奈緒「よかった。唯が気に入ってれたみたいで。あ、唯、頬にあんこついてるぞ」

唯「え? どこどこ?」

奈緒「ちょっとじっとしてて」

奈緒「……」フキフキ

奈緒「オッケー、とれた」

唯「……フフフっ」

奈緒「な、なんだよ」

唯「奈緒ちゃんやっさし~」

奈緒「か、からかうなよ」

唯「からかってなんかないよ~。本当にそう思うんだもん」

奈緒「ああもう……//」

ーーカラオケ店ーー

唯「先に気付いて~ 欲 し い の ♪」

奈緒「おお~」パチパチパチ

唯「いえーい!」

奈緒「唯、うまいな」

唯「へっへ~ん。すごいでしょ。じゃあ次は奈緒ちゃんの番だよっ」

奈緒「よ~し、やってやるっ」

奈緒「……」

奈緒「ハイ ハイ ハロー 調子はどう♪」

ーー駅ーー

唯「今日は楽しかったね~」

奈緒「うん、楽しかったよ」

唯「奈緒ちゃんがいて良かった~。奈緒ちゃんがいなかったら唯ひとり寂しく帰ってたかもしれないもん」

奈緒「それはあたしも同じだし。唯のおかげでいろいろと楽しめたよ」

唯「ほんとっ? 奈緒ちゃんもそう思ってくれたんなら、唯うれしいな~」

唯「あ、あとね」

奈緒「なんだ?」

唯「えっと、ごめんね」

奈緒「え、なにが?」

唯「ううん、ちょっとね~」

奈緒「いや、気になるんだけど」

唯「ひ~み~つっ」

奈緒「ええー……」

唯「あはははっ」

奈緒「……それじゃまたな」

唯「うん、バイバイ~☆」


……
……………

ーー後日・事務所ーー

奈緒「……」

相川千夏「……」

奈緒「あの、なんであたしは座らされてるんでしょうか」

千夏「この前あなた唯ちゃんと遊んだそうね」

奈緒「ええ、まあ」

千夏「唯ちゃんからね、こんなものが送られてきたの」

タプタプ

奈緒(この前のプリクラ……唯とあたしがツーショットで写ってる……ハート多い……ていうか唯の口とあたしの頬にハートがあるせいで、唯があたしに投げキッスしたみたいになってる)

奈緒「いや、これは」

ガチャ

唯「おはようございま~す」

千夏「おはよう、唯ちゃん」

唯「おはよっ、ちなったん」

唯「あっ、奈緒ちゃんおはよっ。この前はすっごく楽しかったね~。奈緒ちゃんの普段見られない姿も見れたし。奈緒ちゃんってば、かわいいだけじゃなくてやさしいんだから~。唯びっくりしたよ。また遊びにいこうね~」

奈緒「お、おう……」

千夏「……」

唯「えっへっへっ」ニコッ



第1回 大槻唯 終わり

次回のメインゲスト
下1から有効3つ取ってその中から>>1が選択

ウミサン

次回
>>18-20から1人

補足&確認
杉坂海
鷺沢文香
高森藍子

2人目 杉坂海

神谷奈緒「海さん、こんな感じ?」チクチク

杉坂海「うん、奈緒は筋がいいね」



ガチャ

五十嵐響子「おはようございまーす」

奈緒(来たっ、海さん頼むっ)

海「おはよう、響子」

響子「おはようございます、海さん」

奈緒「おはよう、響子」

響子「おはようございます、奈緒ちゃん。今日もみっちり教えてあげますね」

奈緒「いやー、今日はいいよ」

響子「はい? 何て言いました?」

奈緒「き、今日は響子に教えてもらわなくても大丈夫かな」

響子「もう、何を言ってるんですか奈緒ちゃん」

響子「大事なお仕事なんだから中途半端はいけませんよ。なんたって奈緒ちゃんは リ ー ダ ー なんですからね」

奈緒「今日は海さん教えてもらってるから大丈夫。ねっ、ねっ、海さん」

海「うん、今日はウチにまかせな。響子こそ、自分の仕事が疎かになっちゃいけないよ」

響子「……わかりました」

テクテク

奈緒(ほっ)

グルッ

響子「奈緒ちゃん」

奈緒「ひっ」

響子「サボったら怒りますからね」



ガチャ、バタン

奈緒「ふぅ、助かったよ海さん」

海「まあこれくらいかまわないけど、響子ってあんな感じだったっけ?」

奈緒「ウェディングモデルのメンバーに選ばれなかったのがよっぽど不満らしくて、最近と暴走気味なんだよ」

海「まあ、わからなくはないかな。響子っていったら自他共に認めるお嫁さんアイドルだもんね」

奈緒「アタシもなんで自分が選ばれたのかわからないんだよな。アイドルチャレンジのリーダーって得意な人がやるんじゃないのかよ」

海「Pさんは何を考えてるんだかね」

奈緒「ほんとにな。まあ、浮気を問い詰められる夫みたいにネクタイしめられてたらしいけど」

海「あはははっ、それはPさんの自業自得かもね」

奈緒「しっかし海さんがいてくれて助かったよ。響子のやつやたらスパルタできついんだよな」

海「でも、今日はともかく、ずっと奈緒に教えることはできないよ? 今日はたまたま助けられたけどね」

奈緒「そこは大丈夫。千枝とゆかりに協力してもらってローテーション組んでるんだ。基本的にあたしのことマークしてるけど、教えて欲しがる人がいれば、そっちにいくから」

海「あれ? 早苗さんもメンバーじゃなかったっけ?」

奈緒「あー、早苗さんを巻き込むのはかわいそうというか。アイロンでYシャツ焦がしていらい、早苗さんへのあたりがきつくなっちゃってさ」

海「あらら、早苗さんもついてないね」

奈緒「まあ、響子も千枝には優しいし、ゆかりはなんだかんだメンタル強いし、3人でもなんとかなってるよ」

海「奈緒も大変だね」

奈緒「まあ、こればっかりは響子の気がすむまで待つしかないかな」

海「まあ、がんばりな」

奈緒「しっかし海さんも響子に負けず劣らず、上手いですよね、裁縫。料理とか掃除もできるんでしょ?」

海「ウチの場合、弟たちの面倒見てたらいつのまにかできるようになってただけだけどね」

奈緒「さすが、オカ……お姉ちゃん系アイドル」

海「今オカンって言おうとしたなかったかい」

奈緒「いやー、聞き間違いじゃないかなー」

海「まったく、ウチはまだ十代だよ」

奈緒「いや、別に年取ってるとかそういうんじゃなくて、包容力があるとか面倒見がいいとかそういう意味ですよ。そういうところがオカンっぽいかなって」

海「そういう奈緒も面倒見がいいほうだと思うけどね」

奈緒「ええ~、あたしが~?」

海「ほら、加蓮の世話よく焼いてるじゃない」

奈緒「いやー、あれはほら、加蓮ってほっといたらいつの間にか倒れてそうだし」

海「小学生組と遊んでるのも見たことあるよ」

奈緒「いやいや、それは年上の義務というかなんというか」

海「ウチからみれば奈緒も立派なオカンだね」

奈緒「うぐっ」

海「あはははっ」

奈緒「う~、それなら海さんだってツンデレだと思うよ」

海「おやおや~? それは奈緒がツンデレだって言ってるようなもんじゃないかい?」

奈緒「違~うっ。あたしはツンデレじゃないっ」

海「ふふっ、じゃあそういうことにしておこうか。それでウチのどこかツンデレなんだい?」

奈緒「あたしは知ってるんだからな。メルヘン&ゴシックのとき、海さんが恥ずかしがってたの」

海「あーそういえばあの仕事、奈緒も参加してたっけ。えへへっ、まあ確かにあのときは着なれない服で恥ずかしかったね」

奈緒「ほらほらっ。それに海さん普段はしっかりしてるけど、親しい人には甘えているーーに違いない」

海「あははっ、なんだいあてずっぽうじゃないか」

奈緒「だって~」

海「うーん。でもそうだね。確かにそういうところあるかも。ウチのタイプって包容力のある人だしね」

奈緒「よっしゃっ」

海「うんうん、どうやらウチはツンデレだったみたいだね。奈緒と同じだね」

奈緒「うぐっ。だ~か~ら~」

海「あはははっ」




ガチャ

片桐早苗「……」




奈緒「あっ、おはようございます、早苗さん」

海「おはようございます、早苗さん」

早苗「おはよう海ちゃん。……奈~緒~ちゃ~ん~。なんてことをしてくれたのかしら」

奈緒「えっ、あたしなにかしちゃった?」

早苗「あのね、奈緒ちゃんが大変なのはわかるのよ。でもね、あたしもね、あの響子ちゃんは怖いのよ?」

奈緒「えっ、響子?」

早苗「びっくりしたんだからね。いきなり現れたと思ったら練習しましょうなんて言うんだもん。きいたら奈緒ちゃんにふられたなんていうし」

奈緒「ああ、そっちいっちゃったかー。……ごめん、早苗さん」

早苗「あのこね、千枝ちゃんのときと違って、あたしには手加減してくれないんだから」




ガチャ

響子「さ な え さ~ん」




早苗「ひっ」

響子「だめですよー、さぼっちゃ」

早苗「違うのよ、これは。ちょっとね、奈緒ちゃんの様子を見に来たのよ」

響子「奈緒ちゃんは海さんがついてるから大丈夫ですよ。早苗さんは自分のことに集中しましょうねっ」

早苗(奈緒ちゃん、助けて)パクパク

奈緒(ごめん、早苗さん。千枝かゆかりが来たら助けに向かわせるよ)フリフリ

早苗「~っ」

響子「それじゃあ早苗さん。行きましょうね。目標は1枚2秒ですよ」

早苗「奈緒ちゃんの薄情もの~」

ズルズルズルズル、バタン




海「いいのかい、あれ」

奈緒「あたしはなにも見ていない」

2人目 杉坂海 おわり

次のアイドル
下1から有効3つ取ってその中から1人

次回
>>49-51から1人
水野翠
丹羽仁美
椎名法子

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