安価とコンマで、昨今のアイドルブームに乗りたい【其の三】 (1000)



 安価とコンマで、アイドルとかをね、あれこれね、プロデュース?
 極端なエロやグロ、倫理・道徳的にNGなものは、無言でズラしていくスタイルです

 前 安価とコンマで、昨今のアイドルブームに乗りたい【其の二】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1468827124/)


 安価連取はなし
 コンマはいくらでも建前上はオーケーよ
 (あんまりコンマ連取しすぎて悪い結果ばっかだと、ね? ってことで…さ?)

 1番最後の安価を取っていたら、それからどれだけコンマ判定が続こうが、次に安価が出て別の人が取得するまでNGよ
 あんまり気づかないこともあるから、連取になってたら「なってるよー」てやんわり教えてね



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1469355121




貴方「…どこの誰が作ったか知らないけど、仕事が早い…」

スバル「何を見てるんです?」

貴方「ええ、これなんですけど…」

スバル「gif? ――ってこれ、タカシと、佑香ちゃん…?」

貴方「先日放送されたザ・マジック・ミュージックの1シーンですね」

スバル「…どうしてこんなのが…」

貴方「タカシくんのファン層が広い、ということでしょうかね…?」


スバル(にしたって、スカートをめくられてちょっと喜んでる男のgifにどんな需要が…?)



 ↓1 好感度

 コンマ一桁分上昇



 佑香好感度:【323/きょうてき】
       →【329/きょうてき】


貴方「さて…」

貴方「ちらほら、応援ユニット効果なのか、佑香ちゃんの知名度も上がってきているような気がする」

貴方「けれど、こういう調子が良い時にこそ気を引き締めないと」



 安住佑香 女 9歳 誕生日:4月
 体力:5.5 頭脳:2 精神:4
 歌:4.30 踊:4.46 容:3.00 表:3.12 演:3.00
 熱:2 道:2

 リトルモンスター:小さくても怪獣にふさわしい行動力と悪戯力
 ?:?

 特技:悪戯 竹馬
 趣味:悪戯 工作

 好感度:【329/きょうてき】

 メモ:いい子ちゃんにはなれないらしい
    タカシにかなり懐いたようだ
    勝負事には一切遠慮とかを持ち込まないタイプのようだ
    棒を振り回したりするのが好きらしい
 路線:ボーイッシュ系モンスター
 動機:親に応募された
 持ち歌:リトルモンスター パドルソング
 応援ユニ:3/3



 ↓1 来週は…

 偶数 また仕事すか
 奇数 どんな予定を立てようか



 ―― 11月 2週目


貴方(今週も仕事か…)

貴方(いやいや、喜ぶべきことに違いない)

貴方(決して、早くCDデビューしておけば良かったなー、とか考えてない)


貴方「よし、がんばろう」

貴方「今日の現場は…」



 ↓1 現場は?

 1 佑香オンリー
 2 いよりんといっしょ!
 3 葉子といっしょ!

 ↓1 採用安価のコンマで判定

 偶数 女子ラクロス日本代表キャプテンと一緒に、街歩き番組
 奇数 女の子向けのラクロスイベントに出るよ




貴方「本日はよろしくお願いします」

佑香「…します」

キャプテン「こちらこそ。よろしくね、佑香ちゃん」


貴方(今日は女子ラクロス日本代表選手のキャプテンさんとの街歩き番組…)

貴方(番組のナビゲーターがいて、佑香ちゃんとキャプテンさんを色々なところへ案内してくれる…)


貴方「…」

貴方「どんな回になるのやら…」



 ↓1 リトルモンスター!!

 1~3 行く先々が、オシャレなカフェだの、かわいい家具屋さんだの、キャプテンの希望なんだけど佑香にはことごとくあってない…
 4~6 けっこう体を動かせて遊べるような場所が多くて、佑香にも合ってる具合だ
 7~9 ラクロスに興味津々な佑香が、意図せずしてキャプテンから色々とお話を聞きだしてくれていい具合に…!




キャプテン「こんな場所があったんですね、東京に」

ナビゲータ「ええ、こちらはですね、わんちゃん牧場ということでですね、たくさんのわんちゃんと触れ合える場所になってるんですね」

佑香「…」ジィッ

子犬「…」ペロッ

佑香「…」ナデナデ


ナビゲータ「ドッグランなんかも併設されていて、近所のわんちゃんたちの遊び場にもなってたりします」

ナビゲータ「お子様が遊ぶための施設なんかもありますし、ご家族連れの方や、動物好き、特にわんちゃん好きの方なんかにはたまりませんね」

キャプテン「たまりませんね!!」


貴方(あ、キャプテンさん、犬派か)



 ↓1 街歩き番組

 1~3 リトルモーンスター、飽きるのが早い~♪
 4~6 おうおう、佑香くんも犬派?
 7~9 子ども×わんこの破壊力は異常だった




キャプテン「それ!」

わんこ「わんっ!」タタタッ

佑香「わん!」タタタッ


 パシッ
 タタタッ

キャプテン「あらー、お利口」ナデナデ

佑香「むっ…」

わんこ「…はんっ」

佑香「!」カチンッ


貴方(しかし、どうして佑香ちゃんは投げる側じゃなくて、取ってくる側で遊んでもらっているんだ…?)


キャプテン「じゃあ次いくよ、それっ!」ブンッ

佑香「!」ダダダッ

わんこ「わんっ!!」ダダダッ

佑香「!」ガシッ

わんこ「きゃうんっ!?」


佑香「とった!」バッ

 パシッ
 タタタッ

佑香「わん」

キャプテン「え、えーと…お、お利口…だね」ナデ

佑香「ふっ…」

わんこ「わんっ!?」


貴方(そして犬と張り合うのか…)



 ↓1 ロケ終了

 1~3 いやー、キャプテンをくっちゃうくらい、佑香わんは目立っちゃいましたね
 4~6 仲良くなっちゃったわんことの別れを惜しんで涙さえこぼしかけた佑香わんでした
 7~9 最後には何故かラクロススティックまで取り出したひたすら遊んでいました。ま、まあ…宣伝だし、いいんだよね…?




佑香「ふい~…」

貴方「何をそんな、疲れたぜみたいな雰囲気で…」

貴方「楽しかったですか?」

佑香「…」コクッ


貴方「それならいいですけれど」

貴方(最後にはキャプテンさんがラクロススティックとラクロスのボールまで出して遊んでいたからなぁ…)

貴方(しっかし、自分の手でボールを投げるわけでもないのに、素晴らしいコントロールだった…)


貴方「じゃあ、事務所へ帰りましょう」



 ブォォォォォン…


貴方「…」

佑香「…」

貴方「あ、わんちゃんと遊んでから、手とか洗いましたよね?」

佑香「洗った」

貴方「ならいいです」

佑香「…」

貴方「…」


佑香「…」



 ↓1 リトルモンスター?

 偶数 てき→しもへいへ→きょうてき→?イ?ル
 奇数 てき→しもへいへ→きょうてき→??デ?ー??




貴方(さて、帰ったら色々とやることが…)

貴方(オーストラリアへ行かなきゃいけないから、その準備のもろもろと、打合せのための連絡…)

貴方(先輩にこの仕事をわたしがとってきたから、とオーストラリアでのことを丸投げされたからなあ…)

貴方(色々と準備をしなければ…まずは最初に…)


佑香「…」チラッ

貴方「…」ブツブツ


佑香「…」チラチラッ

貴方「あっ…いや…」ブツブツ


佑香「…」

貴方「…」ブツブツ


佑香「……ューサー…」


貴方「…」ブツブツ

佑香「…」


貴方(やっぱりホテルの部屋割はシャーディだけを別室にして、佑香ちゃんと葉子ちゃん、ゆず子と衣依ちゃんで…)


佑香「…」

 クイッ
 ゴトッ

佑香「っ…」

貴方(旅行会社がスポンサーの番組で、オーストラリアの観光もするんだったっけ…。それには誰を…いや、その時のスケジュールが…)


佑香「ぷ…プロデューサー」

貴方「はい?」

佑香「…」

貴方「…?」


貴方「…うん?」



 ↓1 台詞選択

 1 今、プロデューサーって…呼びました?
 2 わたしはプレデターじゃありませんよ?
 3 あっ、お腹減りました? ご飯行きます?




貴方「今、プロデューサーって…呼びました?」

佑香「うん」


貴方「…」

貴方「おおっ、おおおおおっ…!」

貴方「もう長いこと一緒でしたが、とうとう…!」


佑香「…」

貴方「それで、どうかしました?」


佑香「……………呼んでみたかっただけ」

貴方「佑香ちゃん」

佑香「?」

貴方「わたしも呼んでみたかっただけです」



 ↓1 好感度

 コンマ一桁分上昇



 佑香好感度:【329/きょうてき】
       →【334/プロデューサー】


貴方「…」

貴方「河村くん」

スバル「はい、何です?」

貴方「今夜、飲みます?」

スバル「いいですけど…何かあったんですか?」

貴方「ええ、けっこう嬉しいことが」


 安住佑香 女 9歳 誕生日:4月
 体力:5.5 頭脳:2 精神:4
 歌:4.30 踊:4.46 容:3.00 表:3.12 演:3.00
 熱:2 道:2

 リトルモンスター:小さくても怪獣にふさわしい行動力と悪戯力
 ?:?

 特技:悪戯 竹馬
 趣味:悪戯 工作

 好感度:【334/プロデューサー】

 メモ:いい子ちゃんにはなれないらしい
    タカシにかなり懐いたようだ
    勝負事には一切遠慮とかを持ち込まないタイプのようだ
    棒を振り回したりするのが好きらしい
    犬派のようだ
 路線:ボーイッシュ系モンスター
 動機:親に応募された
 持ち歌:リトルモンスター パドルソング
 応援ユニ:3/3



 ↓1 来週は…?

 偶数 また仕事とな…?
 奇数 仕事じゃないってさ



 ―― 11月 3週目


貴方(今日は歌番組だ)

貴方(応援ユニット全員で出演して、女子ラクロス日本代表選手の皆さんのために、という名目でメドレーを披露する)


貴方(いよいよ、再来週には大会が始まるな…)

貴方(けど、こうも仕事ばかりで佑香ちゃんに疲れが溜まったりしないだろうか?)

貴方(身体能力が素晴らしくても、まだ9歳の女の子だし…)



 ↓1 そんな心配…

 1~3 まさかのリトルモンスター!?
 4~9 リトルモンスターにゃ必要ねえか




佑香「…」ピトッ

衣依「っ…?」クルッ


衣依「やあああああっ、ゴキぃっ!?」

佑香「コオロギ」

衣依「捨ててきてー!!」バタバタ

佑香「…」ダダダッ

衣依「追いかけないでぇー!」


貴方(ま、そんな心配はあの子にいらなかったか…)

貴方(それに週1程度のペースなわけだし…)



貴方「佑香ちゃん、それくらいにしてあげてください。嫌がってるんだから、かわいそうですよ?」

佑香「…」フイッ

貴方「はい、虫かご」

佑香「…」スッ


葉子(いつの間にか、かなりプロデューサーさんが佑香ちゃんを手懐けてる…?)



 ↓1 歌番組のアドバイス方針

 1 めいっぱい動いていこう、目立つんだ
 2 カメラ目線を忘れずに、表情を意識して
 3 歌に集中だ、歌唱力で勝負やで
 4 大切なのは、キャプテンさんはじめ、代表選手の皆さんを応援する気持ちだよ




貴方「佑香ちゃん」

佑香「…何?」

貴方「これから本番で歌うわけですけど」

佑香「…」

貴方「いっぱい動いて、目立ちましょう」

貴方「佑香ちゃんはダンスが上手ですから、ビシッとバシッと、決めていってくださいね」


佑香「ビシッとバシッと…」

貴方「ええ、ビシッとバシッと」


佑香(ビシバシ…?)

佑香(……ムチ?)


佑香「ビシバシ…」ブンブン ←何かを振る仕草

貴方「ちょっと違うような…?」



 ↓1 本番!

 1~3 葉子以外、女の子は皆、ダンス能力値が4以上あるんやで
 4~6 ちっくしょ、やっぱり仕事モードシャーディは存在感がありすぎてあかん
 7~9 小さい体でもパワフルさが伝わってくるパフォーマンスだね!




シャーディ「~♪」


貴方(うおお…)

貴方(5人いてもシャーディが圧倒的…)

貴方(歌もダンスも、ひとりだけレベルが突出してて存在感がありすぎる)


佑香「~♪」


貴方(佑香ちゃんもがんばってダンスで応戦――いやいや、応戦ではないけどアドバイス通り目立とうとはしているものの)

貴方(やはりシャーディが強い…)


貴方(けれどカメラがずっとシャーディを捕えているわけではない)

貴方(事前の打合せで佑香ちゃんを抜いてくれるところがある。そこでアピールだ…!!)



 ↓1 アピールなるか

 1~3 ウインク、ぎこちNEEEEEEEEE
 4~6 あ、あの動きはっ! タカシがよくやってる「僕ってかわいいでしょ?」なぶりっこポーズ!!
 7~9 カメラが寄ってきたのを見逃さず、きっちりちゃっきり腰に片手を当て、もう片手でのピースサイン!! 佑香くんやのう



 ~♪


貴方(この間奏部分でカメラが佑香ちゃんを狙って寄るはず…!)

貴方(ここでアピールポーズをするんだ…!)


佑香「…」チラッ

カメラ『女の子おるやん、寄ったろ!』

 グググイッ…


佑香「ポーズ…」ボソッ


貴方(あれはっ…!?)

貴方(タカシくんがよくやる、あざといポーズ!!)

貴方(女の子よりも堂々とやってるせいで、何故かタカシくんの方が似合っててかわいいんじゃあるまいかと錯覚しそうになる得意のポーズ!)


貴方(ていうか、あれ…タカシくんの悪ふざけから始まったんだろうけど…)

貴方(そのポーズを佑香ちゃん、あなたがやるというのは逆輸入的なことであって…女の子のものなんだけれど、自覚あるんだろうか?)


 ↓1 自覚は:ない

 偶数 だがしかし! あの佑香くんがこんなポーズを取ったことが問題なのだ! そこには謎の破壊力があった!?
 奇数 あかんっ、途中で気づいたっぽくて照れが出た! 後半がちょっと動き小さくなってもうとる!



シャーディ「!!!」クワァァァッ

貴方(シャーディ!! 本番中にその目はダメっ!!)


佑香「っ…///」

貴方「ああっ…」

貴方(シャーディの気配でも本能的に感じ取ったのか、今さら自分の取ったポーズに気がついて照れが入った…!)

貴方(恥ずかしがらないでいいから、もっと大胆にっ…う、これは…立て直せないかっ…?)


貴方「ううむ…」

貴方(ダメか、どんどん、動きが悪く…)


貴方「…」チラッ


番組P(どうして今、俺はドキドキしているんだ…?)

番組P(あの子がいきなり、あんな扇情的なポーズを…?)

番組P(いや、いやいや、妻と子がいる身であんな幼い少女に一体何を…!?)ブンブン


番組D「いよりんだけじゃねえなぁ…」ジュルッ

番組D(小学生は最高だぜええええええっ!!)


貴方(…でも、意外な破壊力を持ってたな…)

貴方(これで最後まで照れが出なかったら文句なしだったのに…)


 ・
 ・
 ・


佑香「…」

貴方「お疲れさまです」


 ↓1 行動選択

 1 かわいかったよ、って誉めてみる
 2 惜しかったなー、って言ってみる
 3 これがアイドルのお仕事なのだと説いてみる




貴方「かわいかったですよ」

佑香「…」フイッ

貴方「何と言うか、佑香ちゃんを見ていると、ほほえましくなれて、かわいいんですよね」

佑香「…」


貴方「かわいい動物を見ているような、そういう和んでしまうような魅力は(年を取ると)なかなか出すのは難しいですし」

貴方「もうこういうところは佑香ちゃん(くらいの年の子)には絶対に勝てないところですね」

佑香「…」ピクッ


貴方「いやー、あのかわいさはすごい」

貴方「佑香ちゃんはきっと(色々な意味で)最強のアイドルになれるかも知れませんね」

佑香「さいきょー…」


佑香「…」

佑香「……」

佑香「………ふっ」


貴方(単純だな)

貴方(けれどこういうところなんだろうなあ…)



 ↓1 好感度

 コンマ一桁分上昇


 お風呂!!
 22:40ごろ狙って再開できたらいいな!



 佑香好感度:【334/プロデューサー】
       →【344/プロデューサー】


貴方「しっかし、世の中は大丈夫なんだろうか…?」

スバル「どうしたんです?」

貴方「いえ、変態という類の人がそこそこいて、大丈夫なのかと」

スバル「…何でいきなり…?」

貴方「目についたものですから」



 安住佑香 女 9歳 誕生日:4月
 体力:5.5 頭脳:2 精神:4
 歌:4.30 踊:4.46 容:3.00 表:3.12 演:3.00
 熱:2 道:2

 リトルモンスター:小さくても怪獣にふさわしい行動力と悪戯力
 ?:?

 特技:悪戯 竹馬
 趣味:悪戯 工作

 好感度:【344/プロデューサー】

 メモ:いい子ちゃんにはなれないらしい
    タカシにかなり懐いたようだ
    勝負事には一切遠慮とかを持ち込まないタイプのようだ
    棒を振り回したりするのが好きらしい
    犬派のようだ
 路線:ボーイッシュ系モンスター
 動機:親に応募された
 持ち歌:リトルモンスター パドルソング
 応援ユニ:3/3


 ↓1 来週も…?

 偶数 お仕事? でーすーよーねー!
 奇数 お、ないやで



 ―― 11月 4週目


貴方「今日は女子ラクロス日本代表選手への壮行会…」

貴方(彼女たちが勝てば勝つだけ、応援ユニットのお仕事も増える…)

貴方(優勝ということになれば最高だ。けれど勝負の世界は甘くない)

貴方(どんな結果になるにせよ、納得のできるゲームにしていってもらいたいな)


司会「――それではここで、DBS特別応援ユニットによる応援歌です」

貴方(がんばれ…!!)

貴方(と、いう気持ちを歌に込めるようにがんばって、佑香ちゃん…!!)




 ↓1 壮行会! コンマ判定

 佑香のラクロス熱:+3
 世間の注目度:+3

 ラクロス熱:3+注目度:3+コンマ判定
 =~9  世界は強豪だらけ
 =10~ 選手たちに自信が満ちあふれている
 =15~ 選手たちは最高のコンディションで臨めそうだ



 ラクロス熱:3 + 注目度:3 + コンマ:1 = 7


 ~♪…


シャーディ「がんばってきてください、応援しています!」

キャプテン「ありがとうございます」


司会「それでは、これで壮行会を終了いたします――」


貴方(選手たちの表情は険しい)

貴方(いくら、今年は優勝を狙えそうなチーム、だとは言え世界には強豪がひしめきあっている…)

貴方(1つでも多くの白星をあげていってもらいたいものだ…)


 ・
 ・
 ・


貴方「ふぅ…」

貴方「これが終わったから…来週にはオーストラリアへ向かって、現地でのリポート…その他もろもろか」

貴方「応援サポーターとしての役割をまっとうして、日本に勝ってもらいたいな」

貴方「とにかく準備をしなければ」



 ↓1 イベ発生?

 偶数 さてさて、ここからが応援ユニットとしての本番でござるよ
 奇数 えっ? 日程変更で、今からオーストラリアに人をやってくれ…? え、おい、ちょっ…




貴方「さて」

佑香「…」

貴方「佑香ちゃん」

佑香「何」

貴方「来週、オーストラリアへ行きますよ」

佑香「オーストラリア…」スッ

貴方(おや…おもむろに…何をするんだ…?)


 グイッ

貴方(いきなり、ブリッジ…?)

佑香「地球のへそ…!」プルプル

貴方「…シャツがめくれてお腹、見えてますよ」

佑香「…地球の、へそ…」プルプル

貴方「いや、あなたのおへそしか見えてませんから…」

 ペタッ…

佑香「…ちっ」

貴方(何がしたかったのやら…)


貴方「いいですか? これから、応援しにいくにあたり、大切なことを教えます」

貴方「まず、主役はあくまで選手の皆さんひとりずつですから、迷惑をかけたらいけません」

貴方「そして我々の役目は応援をすることですので、気勢を削いでしまうこともいただけませんよ」

佑香「…?」

貴方(分かってなさそうだなあ…)


 ↓1 台詞選択

 1 あと外国だから、悪い子はさらわれていってしまうこともあるんで…気をつけてくださいね
 2 ラクロスのお姉さんたちが優勝をできるように、佑香ちゃんの最強パワーを応援で分けてあげるわけです。いいですね?
 3 いい子にしててくれれば問題ないんで、お願いしますね




貴方「ラクロスのお姉さんたちが優勝をできるように、佑香ちゃんの最強パワーを応援で分けてあげるわけです。いいですね?」

佑香「やだ…」

貴方「…またどうして?」

佑香「分けたらなくなる…」


貴方「…大丈夫です、応援して分けるから佑香ちゃんの中からは消えません」

貴方「応援したのが力になっていくわけですから」

佑香「…?」

貴方「…とにかく消えませんから」

佑香「ほんと?」

貴方「ええ、もちろん」


佑香「オーストラリアって何県?」

貴方「…外国だから、何県でもないですね」

佑香「…府?」

貴方「そういうことではなく…」



 ↓1 行動選択

 1 ええい、貴方による佑香のためだけの地理講座だ!
 2 とにかくお約束事項をチェックしていきましょう
 3 困ったことや、どうしようか悩んだ時は事務所の人にちゃんと相談をしましょう、という約束




貴方「とにかくですね」

貴方「困ったこととか、どうしようかなと悩んだ時は事務所の人にちゃんと相談をしましょう」

貴方「わたしでもいいですし、葉子ちゃんでもいいですし、衣依ちゃんでも、ゆず子でも、シャーディでもいいです」

貴方「いいですか?」

佑香「…うん」

貴方「約束ですよ」

貴方「まあ、できるだけ、わたしに相談してくれるといいんですが、忙しかったりで難しいこともあるかも知れませんからね」

貴方「じゃあ、この約束をできたなら、あとは現地で応援をして、お仕事もして、ついでにちょっと楽しむだけです」

佑香「何で行くの?」

貴方「飛行機ですね」

佑香「飛行機」

貴方「ええ。乗ったことあります?」



 ↓1 リトルモンスター!!

 偶数 それは恐るるものは何もない勇敢な少ね…少女さ
 奇数 飛行機だけはこわい…?




佑香「ひこう…き…?」

貴方「おや…?」


貴方(今まで見たことのない、青ざめた顔が…)

貴方「佑香ちゃん…?」

佑香「いかない…」

貴方「へっ?」

佑香「オーストラリアいかない…」

貴方「…いや、いやいやいやいや、佑香ちゃん?」

佑香「いきたくない…」

貴方「いきなりどうしたんですか?」


佑香「…飛行機きらい…」

貴方「えっ」


 ・
 ・
 ・


佑香母「実は…以前、飛行機に乗った時、それが怖かったみたいでして…」

貴方「飛行機恐怖症…みたいな感じですか?」

佑香母「離陸前の揺れだとか、飛行中の、乱気流ですか? ああいうのの揺れだとかが、どうもダメみたいで…」

貴方「…はあ…」

佑香母「まさか、そんなに怖がっていたとは思ってもいなくて、すみません…」

貴方「い、いえ…」


貴方(というか…)

貴方(飛行機に乗るのをあんなに拒否されたら…最悪、現地に行けない…?)

貴方(……どうにかした方が、いいんだろうか?)


 コソッ…

佑香「…」ジィッ

佑香母「あ、佑香…こっちに来て、プロデューサーさんに――」

 タタタッ

佑香母「佑香ったら…もう…」

貴方「…」

貴方(どうしたものか…)


 ↓1 行動選択

 1 いや、まあ…大丈夫でしょ…?
 2 ちょっとお話をしましょう




貴方「お母様、ちょっと佑香ちゃんをお話をさせてもらっても…?」

佑香母「ええ、どうぞ」

貴方「お邪魔します…」


 スタスタ…

貴方(さて…佑香ちゃんはどこに…?)

貴方(お、ここのドアが開いている。ここかな?)ヒョコッ


佑香「…」ゴソゴソ

貴方(この部屋は、一体…? あ、お父様の作業場…みたいなところかな?)

貴方(お邪魔しまーす)


貴方「佑香ちゃん」

佑香「…」ピタッ


貴方「…」

佑香「…」クルッ


佑香「…」ジトォォッ

貴方(不審感があらわになった目だなあ…)



 ↓1 何て切り出そう?

 1 飛行機、こわい?
 2 アイドル、たのしい?
 3 挑戦というものは


貴方「挑戦という言葉は、知っていますね?」

佑香「…まこちゃん」

貴方「……まあ、そうですね。普段まこちゃんがしてるようなことです」


貴方「要するに困難だと思われることに対して、全力を出してぶつかっていき、成功をさせよう、勝利を得よう、という行動です」

貴方「戦いを挑む、と書いて挑戦ですからね」

佑香「…」


貴方「わたしがこれまで佑香ちゃんと過ごしてきた時間の中で、たくさんのことを見てきました」

貴方「まだまだ一部分でしかないのでしょうけれど、それでも佑香ちゃんにはいつも新鮮な発見を見出しています」

貴方「その中のひとつに、佑香ちゃんはとっても強い子だという発見がありました」


佑香「…」

貴方「竹馬選手権で圧倒的に優勝をさらっていった時のことは忘れられません」

佑香「…」フンス

貴方「ですが、それは果たして佑香ちゃんにとって、挑戦だったのでしょうか?」

佑香「?」


貴方「佑香ちゃんは挑んでなどはいなかった。ただただ、想いもなくこなしてきただけだったのではないでしょうか?」

貴方「緊張していたようなところを見たことはありません」

貴方「ムキになることはあっても、そこに緊張がともなうこともなかったはずです」

貴方「ラクロスのお姉さんたちは、挑戦を、しにいっているんです」

貴方「世界中のラクロスをしている選手たちに、戦いを挑んで、勝利を手に入れようとしているんです」

貴方「わたし達はそれを応援するお仕事をしているわけです」


佑香「応援した」

貴方「それは本心から?」

佑香「…?」

貴方「いえ、手を抜いていたということはないでしょう。けれど…挑戦する人の気持ちを、分かっていたでしょうか?」

佑香「分かるはずない」

貴方「そうかも知れません。けれど、想像をすることは?」

佑香「そーぞー…」


貴方「嫌なことから逃げているだけでは、真の強者になることはできないんです」

貴方「飛行機、怖くて乗りたくないですか?」

佑香「……うん」

貴方「選手の皆さんは、どうでしょう? 世界大会で優勝――それはきっと喉から手が出るほど欲しいでしょう」

貴方「けれど…同時に、恐怖もつきまとうはずです。期待されて送り出されたのに、負けてしまったら?」

貴方「チームメイトを押しのけて掴んだレギュラーの座で失敗をしてしまったら?」

貴方「色々な恐怖心があり、大きな想いからくる不安があり、そういうプレッシャーの中で競技をしているはずでしょう」

貴方「それを佑香ちゃんは応援しなくてはならないんです」

佑香「…」

貴方「心からの応援をして、そんなプレッシャーを撥ね除けて、優勝してもらいたいとは、思いませんか?」

佑香「………思う」



貴方「だったら、佑香ちゃん」

貴方「佑香ちゃんも怖いものを克服して、その上で応援をしてみませんか?」


佑香「…関係ないし…」

貴方「挑戦する気持ちが分からなかったら、本当の応援だってできないと思いませんか?」


佑香「…」

貴方「飛行機、がんばって乗りましょう?」

佑香「……揺れるから…」

貴方「大丈夫です」

佑香「ダメ…」


貴方「…」

貴方(飛行機は本当に怖いようだな…)



 ↓1 台詞選択

 1 大丈夫、隣にわたしがいるから怖くないですよ
 2 おやおや…佑香ちゃんが、そんなに臆病で意気地のない子だったなんて…少し残念ですね…
 3 わたしが佑香ちゃんを応援します。だから、一緒に飛行機でオーストラリアへ行って、佑香ちゃんもラクロスのお姉さんたちを応援しましょう




 ギュッ…

貴方「大丈夫、隣にわたしがいるから怖くないですよ」

佑香「…」


貴方「怖くないです」

貴方「大丈夫」


佑香「…」

貴方「わたしがついていますから」


佑香「…」

貴方「だから、来週…一緒に、飛行機に乗りましょう?」



 ↓1 飛行機が怖いリトルモンスター

 1~3 それでも最後まではっきりした返事はできなかったよ
 4~6 返事はなかったものの、貴方が握った手を握り返してきていたよ
 7~9 ようやく小さく頷いたよ




佑香「…」コクリ

貴方「…」ギュッ

佑香「…」チラッ

貴方「…」ニコッ


佑香「…飛行機落ちない?」

貴方「ええ、落ちません」

佑香「絶対?」

貴方「アメリカの調査によれば、確か…0.0009パーセントとかですよ」

佑香「…」

貴方「つまり、ものすごく低すぎて現実的ではない数字ということになりますね」

貴方「飛行機が落ちる心配をするくらいなら、交通事故の心配をした方がずっとマシということです」


佑香「もし落ちたら?」

貴方「わたしを誰だと思ってるんです? シモヘイヘと呼ばれた女ですよ?」

佑香「!?」

貴方「きっと、わたしが忽然と姿を消して、どこからともなく光の巨人があらわれてスペシウム光線でどうにかするのでしょう…」


佑香「!!?」

貴方「冗談ですが」

佑香「…」カチンッ


貴方「ふふっ…大丈夫ですよ、とにかく」



 ↓1 好感度

 コンマ一桁分上昇




 佑香好感度:【344/プロデューサー】
       →【349/プロデューサー】


貴方「来週、ようやく大会ですね…」

スバル「長かったような、短かったような…ですね」

貴方「あとは日本代表が少しでも多く勝って、優勝に迫ってくれるのを期待するのみですね」

スバル「そうですね」



 安住佑香 女 9歳 誕生日:4月
 体力:5.5 頭脳:2 精神:4
 歌:4.30 踊:4.46 容:3.00 表:3.12 演:3.00
 熱:2 道:2

 リトルモンスター:小さくても怪獣にふさわしい行動力と悪戯力
 飛行機恐怖症:怖れ知らずのリトルモンスターの弱点らしい弱点

 特技:悪戯 竹馬
 趣味:悪戯 工作

 好感度:【349/プロデューサー】

 メモ:いい子ちゃんにはなれないらしい
    タカシにかなり懐いたようだ
    勝負事には一切遠慮とかを持ち込まないタイプのようだ
    棒を振り回したりするのが好きらしい
    犬派のようだ
 路線:ボーイッシュ系モンスター
 動機:親に応募された
 持ち歌:リトルモンスター パドルソング
 応援ユニ:3/3



 ↓1 そして、出国の時…!!

 偶数 リトルモンスターが、怯えておる…
 奇数 リトルモンスター、恐怖のあまり逃走…!?



 ―― 12月 1週目


貴方「搭乗口が…ああ、ここですね」

貴方「皆さん、揃ってますね? 点呼を取りまーす。葉子ちゃんから」

葉子「…い、いち?」

ゆず子「にー」

衣依「さーん」

シャーディ「4!!」

貴方「…」チラッ

葉子「?」チラッ

ゆず子「あん?」

衣依「あれ?」

シャーディ「きゃわたんきゃわたん!」


 ガタガタガタ
 ブルブルブル

佑香「…」ガチガチ

貴方「…佑香ちゃんで、5ですね」ポン

葉子(シャーディじゃないけど、確かにちょっとかわいい…)

葉子(よくは分からないけど怯えててプロデューサーさんにしっかりくっついてる…)


貴方「それじゃあ乗りましょう」



 ↓1 やっぱり怖いようだ

 1 佑香を貴方といよりんで挟む席順で和らげるのさ
 2 飛行機よりももっと怖いものを近くに配置すれば、飛行機の恐怖が和らぐのでは? ということで、シャーディさん出番っす
 3 しっかり手を繋いでいましょうね、大丈夫ですよー



CA「具合が悪いんですか…?」

貴方「いえ、ちょっと飛行機が怖いみたいなので…」

CA「何かあれば、すぐにお申しつけください」

貴方「ええ、ありがとうございます」


貴方「…」

佑香「…」ガチガチ ブルブル

貴方「はいはい、手をちゃんと繋いでましょうね、大丈夫ですよー」


シャーディ「‥」ギギギギ

シャーディ「うらやましい…」ギギギギ


ゆず子「シャーディ、歯ぎしりうるさい」

葉子「飛行機だ…」キョロキョロ

衣依「何だかわくわくするね」

葉子「飛行機って、離着陸の時がすごく危険で事故に遭う可能性が高いんだって…」

衣依「えっ?」

ゆず子「何で今、それを言う?」

葉子「いや、思い出して…」


シャーディ「怖かったら、隣においで?」


衣依「でもわくわくするね、オーストラリア」

ゆず子「食いもんが口に合うかだなあ…」

葉子「それは、どうなんだろうね…? あんまりオーストラリアの食べものって浮かばないし…」

シャーディ「あれれー? どうして無視されてるのかなー?」


貴方「お、そろそろ離陸ですね」

佑香「っ…」ビクッ


 ・
 ・
 ・


 キィィィィン…

貴方「ようやく安定軌道に乗れましたね…」

貴方「佑香ちゃん、大丈夫でしたか?」

佑香「」フワァッ

貴方「!?」ガシッ

 グイグイ

佑香「っ…」パチッ

貴方(魂めいたものが出かかっていた…)



 ↓1 やったね、リトルモンスター

 偶数 とりあえず映画でも見て気を紛らわそう
 奇数 それでもめちゃくちゃそわそわして落ち着いてない様子




貴方「とりあえず、到着まで時間がかかりますから映画でも見ましょうか」

貴方「持って来たんですよ、色々と」

佑香「えいが…?」

貴方「ええ」


貴方「ミスト、2001年宇宙の旅、バトルロワイアル2――は佑香ちゃんには早かったですね」

貴方「他にもそこそこ…」

佑香「全部しらない…」

貴方「でしょうね」

貴方(わざと退屈でつまらないのを持ってきて、入眠させようという気遣いですから)


貴方「どれがいいですか?」

佑香「どれでも…」

貴方「では、(眠りたい時に見る時に1番の)オススメの、2001年宇宙の旅を。キューブリックさんという人の映画ですよ」


 ・
 ・
 ・


佑香「Zzz」

貴方「見事に寝入った…」

貴方(お母様が緊張しててこの数日、眠れていなかったとか言っていたし…オーストラリアに着くまで、ずっと眠っていてくれるかな?)



 ↓1 そしてオーストラリアに到着した…

 偶数 飛行機恐怖症は……続くみたいね
 奇数 着陸の時、けっこう揺れて恐怖症が再燃したようでしたとさ


 今夜はここまでです
 お疲れさまでした


 ~SSプロ意識調査:犬か猫か~

葉子「………そういうことまで、事務所に把握されないといけないんですか…?」

葉子「あんまり、そういう動物と触れ合ったことないから、どちらとも…」

葉子「でもたまに、近所のわんちゃんがお散歩してて、かわいいなって思うから……わんちゃん、かなあ?」


ゆず子「猫」

ゆず子「猫一択」


衣依「うーん…」

衣依「わんちゃんもかわいいけど、猫ちゃんもかわいいし…」

衣依「どっちかなんですか? うーん……ううーん…」


シャーディ「えー、どっちでもいいけど…アイドルにより近いっていう意味ではどちらかと言えば――」


佑香「犬」


香「……猫だな」

香「あの優雅さと、気ままながらも愛らしいところは犬にはない」

香「たっぷりと触らせておいてくれながら、いきなりふいっとどこかへ行ってしまい、そこで魅了されていたことに気がつく…」

香「猫だ」


タカシ「うーん…」

タカシ「わんちゃんはいくらでも遊んでくれそうな感じがいいけどー」

タカシ「猫もすっごいかわいいし、甘えん坊な猫ちゃんとかは最高だと思うんだけど…」

タカシ「……でもね、個人的に今、ものすごく、うずらが熱いんだよね。うずら。かわいいよ、うずら。うずら!」

タカシ「ぼくのー名前はー、ピッピといいまーす♪ 茶色いはねをー、ぱーたぱーたさせてー♪」


誠「どっちか、って言うんなら…そうだな…」

誠「……………犬か?」

誠「ここ掘れわんわん、とかで金銀小判がざっくざく――なんて…夢見れたり? 夢見るくらい、タダだろ…?」


 ~SSプロ意識調査:怖いもの~

葉子「怖いもの…? 特にこれといったのは…」

葉子「幽霊とかは信じていないし…虫とかもいたら驚くけど、そのくらいだし…」


ゆず子「はいはい、まんじゅうこわい、まんじゅうこわい。お茶もこわいから持ってきてーっと。……え、違う?」


衣依「…こ、ここだけの話だよ? あのね、実は…おじいちゃんのお家の天井のしみが、人の顔みたいに見えて、怖いの…」


シャーディ「怖いもの? それはアイドルという存在がこの世から――」


佑香「飛行機…」


香「ふっ、この僕に怖いものなどはないさ。強いてあげるのであれば、僕は僕自身が怖い」

香「天から二物も三物も与えられてしまい、どれだけのことを成さねば釣り合いが取れなくなるのだろうと…おい、マジメに聞け」


タカシ「怖いものかー…。うーん……自分? だって、皆に見えないし、聞こえないものが分かったりしてさあ…僕、おかしい自覚は別に…」


誠「この世の中で、いっちゃん怖いのは、人だ。その次に金」

誠「だけどこれは必要なものだから怖いってもので、ありすぎてもなさすぎてもダメっていうやつなんだよな、きっと。うん」


 ~リトルモンスターはまだ9歳~

佑香母「――あっ」

佑香父「ん?」

佑香「…」モグモグ

TV『ハロウィンのあった昨日、各地で様々な仮装に身を包んだ人が現れました』

TV『その中でも、特別な盛り上がりを見せていたのは……』


佑香「…」モグ

佑香父「佑香、箸、箸」ヒソ

佑香「…」パッ ←くわえ箸やめた

佑香母「…」ジィッ

TV『話題沸騰中の芸能事務所、SSプロダクション。所属アイドル、男女8名が昭和製菓のイベントに集いました』

TV『仮装して集まった子どもたちや家族、若者たちにお菓子を配布しました。その中で、こんな一幕も……』


TV『悪戯するけどお菓子もちょうだい!!』


佑香「…」チラッ

佑香父「…」ニコッ

佑香「…」ムス- ←得意気


TV『西城タカシさん19歳と、SSプロの新人アイドル安住佑香さん9歳が、突如として悪戯を開始』

TV『やめさせようとする6人のアイドルたちと、鬼ごっこが展開されましたが……』


TV『タカシくん、隠れて隠れてっ』

TV『わあ、ありがとー。はい、お菓子あげるね』


TV『お客さんが西城さんと安住さんに味方をして、結局、捕まえることができませんでした』

TV『しかし、その後のステージでは……』


TV『みんなのお陰で、勝てたよー!!』

TV『…ぶいっ』

TV『とってもほほえましい光景ですが、6人のアイドルたちは疲れ顔…。けれどステージでは息の合った8人でのステージを見せてくれました』


佑香母「…」

佑香父「すごいなあ、佑香。偉いぞ~」

佑香「………えっへん」

佑香母「もう…そうやってあなたが甘やかしてばかりだから…」

佑香父「いいじゃないか、これくらい」

佑香「いい」

佑香母「はあ…」


佑香母「…でも…ちゃんとがんばって、偉いわね、佑香」

佑香「…それほどでも、ある…」ポリポリ

佑香父「お父さんの用意した仮装も、地上波デビューしちゃったな」

佑香母「あなたっ…!?」

佑香「タカシも誉めてた」

佑香「……えへへ…」


 ~心得のおはなし~

葉子「……あのね、佑香ちゃん」

佑香「?」

葉子「アイドルって…大変だよ」

葉子「……炎天下で、熱くてどろどろしてるラーメンをいっぱいすすって食べなきゃいけなくて…」

葉子「それが実際に放送されてみたら20秒くらいしか結局映っていなかった…とか」

佑香「…」


葉子「いきなりこれを食べてくださいって言われて…その…虫の幼虫を、食べさせられたりとか…」

葉子「しかもまずい…」

佑香「…おええ」

葉子「だから…続けるなら、どんなに変な人でも…嫌なことでも、やれますって言えるようにならなきゃ、ダメなんだと思うの」

佑香「…」


タカシ「ハコちゃん、色々アウトー」



 ~売れっ子と敏腕~

巌「シャーディ、次の現場じゃ、起きろ!」

シャーディ「ん、うぅ~ん…ふぁあい…むにゃ…」

巌「顔を拭けぃっ!」ゴシゴシ

巌「シャキッとせえい!」バンッ

シャーディ「痛いっ…!」ビシッ

巌「滑舌の練習!」

シャーディ「長町の七曲がり長い七曲がり、曲がってみれば曲がりやすい七曲がり。この竹垣に竹立てかけたのは竹立てかけたかったから竹立てかけたのです」

巌「ぃよし、ほいじゃあ行くぞぉ」

シャーディ「はーい!」


巌「本日は、どうぞよろしくお願いします…」

担当者「こちらこそどうぞよろしく。今日のロケ、けっこうハードですけれど大丈夫ですか?」

巌「はい、はい、大丈夫でございます。我が社のアイドルは弱音を吐くことはありませんので…あっ、コメントが必要ならばそれは吐けますから」

巌「どうぞ今後ともお願いいたします、はいぃ~」

シャーディ「よろしくお願いしまーす!」


巌「シャーディ、この現場で今日の仕事は終わりじゃ」

シャーディ「はーい!」

巌「ようがんばったけえ、飴ちゃんやるが寝る前に歯磨きするんじゃ。ええな?」

シャーディ「もっちろん!」

担当者「あのー、間野さん…」

巌「あ、はい、何でございますか…?」

担当者(この人、どっちが素なんだろう…?)

シャーディ(相変わらず間野っちの変わり身早っや~)


 ~お姉ちゃん力~

衣依「あのね、葉子ちゃん」

衣依「わたし、アイデンティティーが、なくなってると思うの!」

葉子「……衣依ちゃんの、アイデンティティー…?」

衣依「うん…。佑香ちゃんが来てからね、からかわれてね、あんまり…お姉さんらしくできてないなって…」

衣依「でもわたし、お姉さん路線だからっ、このままだとダメなのね?」

葉子「…そう、なんだ…?」

衣依「どうしたらいいのかなあ?」

葉子(そういうのって、間野さんに相談した方がいいんじゃ…? でも忙しい人だから…?)


葉子「…衣依ちゃんは、普通にしっかりしてるから、そのままでも大丈夫だと思うけれど…」

衣依「ううん、ダメなの。佑香ちゃんが来てから、何だか…お姉ちゃん力が足らない、って思っててね」

葉子(お姉ちゃん力?)

衣依「昔の自分に戻らなきゃー、って、思うの!」

葉子「う、うん…」

葉子(何か、こういう相談を持ちかけられてる時点でほほえましくて…お姉ちゃん力から遠ざかってるような…?)


葉子「まこちゃんとか、タカシさんのお世話を焼いてあげたら?」

衣依「タカシくんは佑香ちゃんと一緒になって悪戯のレベルが上がってて、手に負えないの…。あの人、大人気ないから…」

葉子「…まこちゃんは?」

衣依「あのね、まこちゃん、秋から冬にかけては、そこまででもないの。春とか夏は、いっぱい食べるものがあるからーって、野山に行くけど…」

衣依「この時季になってくるとそれもあんまり期待できないからって、あんまり…無茶はやらないからね、注意することも減るの」

葉子(まこちゃんは野生動物?)


衣依「やっぱりね、佑香ちゃんをおさえるのがいいと思うの」

葉子「おさえるって…」

衣依「どうしたらいいかなあっ?」

葉子(そうやってムキになるのが、お姉ちゃん力減少の要因じゃ…?)


葉子「……普段から悪戯されてるから、調子を崩されてるんなら…調子を取り戻せばいいんじゃない?」

衣依「どういうこと?」

葉子「優位に立てれば、また衣依ちゃんが主導権を握れるようになるんじゃないかな?」

衣依「優位に立って…しゅどー、権…。葉子ちゃんすごいっ」

葉子「そ、そう…?」

衣依「それでそれでっ? どういう風にしたらいい?」

葉子「…相手と同じ土俵で、上回る…とか? 佑香ちゃんは悪戯をしてくるから、逆に衣依ちゃんから仕掛けて驚かせるとか…」

衣依「そっかぁ! そうしたら、佑香ちゃんも、調子に乗れないもんね!」

葉子「…う、うん」

衣依「ありがとう、葉子ちゃん。それでやってみるね!」


誠「………なあタカシ、今の聞いてたか?」

タカシ「ふつーに、聞こえてるけど?」

誠「…あれ聞いてると、葉子が何かお姉ちゃんみたいだったよな」

タカシ「衣依のかわいさって、背伸びしてお姉ちゃんしてるところだから、ああいうのは逆に新鮮だよねー」


 ~SSプロ意識調査:楽曲~

葉子「楽曲…? 音楽プレーヤーで聴いているのを、抜き打ちチェック…?」

葉子「別にいいですけれど…どうぞ」

葉子「普通に…自分の歌で、ごめんなさい…。レコーディングの時より、歌い方とか変えてブラッシュアップできるかな…って」


ゆず子「何でそんなのチェックするんだか…」

ゆず子「はいはい、どうぞ。星のカービィスーパーデラックス(https://www.youtube.com/watch?v=QFI86uHngtw)のサントラだけど…」

ゆず子「戦艦ハルバードとか好き」


衣依「はい、これ。きゃりーぱみゅぱむ……みゅ…(https://www.youtube.com/watch?v=teMdjJ3w9iM)。かわいいし、好き」

衣依「ちょっと歌って踊ってみせよっか?」


シャーディ「おニャン子クラブ!! セーラー服を脱がさないで(https://www.youtube.com/watch?v=kwm8Zskinsg)!!

シャーディ「セーラー服を♪ ぬーがーさーないで♪」


佑香「金太の大冒険(https://www.youtube.com/watch?v=2xXlS9pQSo8)」

佑香「あーる日、きーんたが歩いているとー♪」


香「車で事務所まで来たからな、車内で聴いていた」

香「ヴァン・ヘイレンのジャンプ(https://www.youtube.com/watch?v=SwYN7mTi6HM)だ。たまに無性に聞きたくなる」


誠「つっても、持ってねえからなあ…」

誠「え? 最後に自分から聴いたやつでも可?」

誠「人にやさしく(https://www.youtube.com/watch?v=hhOMoTkYh9I)だったかな? いいよな、何か! ブルーハーツ好きだぜ!」


タカシ「今度ねー、カバーしたいなーって検討中のやつなんだ~」

タカシ「バーク・アット・ザ・ムーン(https://www.youtube.com/watch?v=bnNWUUZ7cEA)! オジーだよ!!」

タカシ「意外性とかあるかなー、とか思ってさー。カバーしたいなー? してみたいなー? やろうよー?」



 ~SSプロ意識調査:休日の過ごし方~


葉子「…宿題したり?」


ゆず子「ゲームしたり?」


衣依「お買い物とかするよ!」


シャーディ「休日? 休日の過ごし方? それを、わたしに尋ねる? ほう? ほほう? じゃあ休日ちょうだいよ!!」


佑香「悪戯の材料あつめ」


香「朝早くに起きてランニングをしてからジムに行き、その後に映画や舞台などを観賞してからディナーだな」

香「生活リズムをなるべく変えないように気をつけて健康的で文化的な生活を送るように努めている


誠「んー…冬になってくると、やることない時は布団に包まって寝てるな」

誠「寝てれば寒さも感じないし、時間もすぎるし、メシを食う回数も減らせるし、いいことずくめだな!」


タカシ「誰かを誘って遊びに行くのが多いかな? でも、誰も捕まらない時とかあるんだよね」

タカシ「そういう時はとりあえず事務所に行って、すばるんとかに悪戯して遊んだりするんだー」

SSプロファンのみんなー、あーつまれー
リトルモンスターの活躍(?)が始まる(かも知れない)ぞー?




 ―― 12月 1週目


佑香「…」ヨロヨロ

貴方「ほら、もう空港を出たんですからしゃんとしてください」


葉子(佑香ちゃんがすごく弱ってる…)

衣依(ざまあみろ――はっ、ダメダメ、こんな意地悪なこと考えちゃダメだよ、わたしっ!)ブンブン

ゆず子「ふわ、ぁぁ…」

シャーディ「オーストラリアだ!!」



 安住佑香 女 9歳 誕生日:4月
 体力:5.5 頭脳:2 精神:4
 歌:4.30 踊:4.46 容:3.00 表:3.12 演:3.00
 熱:2 道:2

 リトルモンスター:小さくても怪獣にふさわしい行動力と悪戯力
 飛行機恐怖症:怖れ知らずのリトルモンスターの弱点らしい弱点

 特技:悪戯 竹馬
 趣味:悪戯 工作

 好感度:【349/プロデューサー】

 メモ:いい子ちゃんにはなれないらしい
    タカシにかなり懐いたようだ
    勝負事には一切遠慮とかを持ち込まないタイプのようだ
    棒を振り回したりするのが好きらしい
    犬派のようだ
 路線:ボーイッシュ系モンスター
 動機:親に応募された
 持ち歌:リトルモンスター パドルソング
 応援ユニ:3/3



貴方「さあ皆さん、団体行動は守ってくださいね。しおりをよく読んでくださいね」

葉子「しおりって、これ?」

衣依「誰が作ったの?」

ゆず子「やたら、絵の図解とか乗ってて、その絵柄がかわいいんだよなあ…」

シャーディ「この絵は間野っちでしょ」

葉子・衣依・ゆず子「「「あの人っ!?」」」

シャーディ「あ、一斉に見つめられたの快感…」ゾクゾクッ


貴方「はいはい、じゃあ出発しますよー」

貴方「時間がありませんからね。そしていっぱいやることがありますから、グループに分けるんで、それで各地でお仕事ですよ」



 ↓1 佑香がやるのは…

 1 1回戦が始まる前に、会場周辺のリポート:葉子
 2 試合開始前の生中継だよ:シャーディ 衣依
 3 オーストラリアの観光ガイドロケ:ゆず子




貴方「打合せの時間はあまりないですが、しっかり頭に入れてくださいね」

佑香「うん…」

衣依「はーい」

シャーディ「余裕、余裕」


*「では打合せさせていただきます」

*「競技場を背景にします。始まってから26秒で対戦相手の情報についてシャーディさん」

シャーディ「はい」

*「それが48秒で終わりになりますので、仲寺さんと安住さんでコメントを13秒以内ずつでお願いします」

衣依「はーい」

佑香「…」

*「最後にシャーディさん、短い応援コメントを。それで90秒です」

シャーディ「はい」

<移動お願いしまーす!


貴方(忙しないな…)

貴方(アドバイスでもしておこうか…?)


 ↓1 どうしようか?

 1 コメントを一緒に考えよう
 2 落ち着いて、ちゃんと伝わるように喋りましょう
 3 いや、きっと大丈夫。見守ろう




貴方「佑香ちゃん、コメント、思いつきます?」

佑香「…がんばれ?」

貴方「それで13秒、持たせられます?」

佑香「…」


貴方(声をかけておいて良かった)

貴方「じゃあ一緒に考えましょうか?」

佑香「…」コクッ

貴方「とは言え、あまり時間もないですし…」


貴方「うーん…」



 ↓1 どうアドバイスしたものか

 1 テレビを見ている人と同じ目線から
 2 初戦、というのを意識して
 3 ラクロスに対する想いを




貴方「佑香ちゃんの、ラクロスへの熱い想いを言葉にしてみたらどうでしょう?」

佑香「ラクロスへの…想いを…」

貴方「ええ」

貴方「だって、最初からずっとスティックを握って、ぶんぶん振り回してきたじゃないですか」

貴方「このオーストラリアでの大会のために、全てあったことなんですから」


佑香「…」コクッ


 ・
 ・
 ・


シャーディ「――と、いうわけでですね、初戦から熱戦が繰り広げられること必至です」

カンペ『仲寺 コメント』ペラッ

衣依「日本代表の選手の皆さん、がんばってください! 練習してきたことを出しきって!」

カンペ『安住 コメント』ペラッ


貴方(佑香ちゃん…!)


 ↓1 リトルモンスター!!

 偶数 ええんとちゃうか?
 奇数 熱い想いの意味が違う…!!




佑香「勝たなきゃ優勝できない。ラクロスで優勝のために来たから、勝ってほし……ください」

カンペ『シャ 締めコメント』

シャーディ「現地で応援しています! この大会の行方を占う一戦、チームワークを活かして勝利を掴んでください!」

シャーディ「試合開始はCMの後! チャンネルはそのままで!」


<はい、オーケーです!


貴方「ふぅぅ…」

貴方(まあ…無難に、尺もばっちりで、良かったかな)


*「では観客席に向かってください」

シャーディ「はーい!」

衣依「いよいよなんだね、楽しみ」

佑香「…」キョロキョロ

貴方「どうかしましたか?」

佑香「終わり?」

貴方「試合が終わってからもありますよ」


 ↓1 初戦 コンマ判定

 世界は強豪:1 + チームワーク:3 + 応援:2 + コンマ
 =~9  まさかの初戦敗退…
  10~ 初戦は突破



 世界は強豪:1 + チームワーク:3 + 応援:2 + コンマ:7 = 13


貴方「よし、勝った…!」

衣依「勝った、勝ったぁ! やったね、佑香ちゃん、やったやった!」

佑香「勝った…!」

 パチッ

シャーディ「へーい、いよりん、佑香ちゃん、ハイタ――」スッ

<移動お願いしまーす!

衣依「はーい!」


シャーディ「あれっ?」

貴方「行きますよ、シャーディ」

シャーディ「何かおかしいよね? ねえ?」

貴方「あなたの行動がですか? それなら、今に始まったことじゃないでしょう?」

シャーディ「笑顔でひどい…!」


 ・
 ・
 ・


貴方「ふぅー…」

貴方「とりあえず、初戦は勝てた…」

貴方(まさかの1回戦敗退とかにならなくて良かった…)

貴方「この調子で、勝ってもらいたいな」


 ↓1 がんばれ日本!

 1~3 しかし、苦戦の連続…!!
 4~6 少しずつ調子が上がってる?
 7~9 決勝戦の相手は超強豪だけど、日本も負けちゃあいねえぜぃ!!




貴方(日本代表は危うげながらも勝ち星を重ねていく中で、少しずつ調子が上がっていったように見える)

貴方(対戦相手も強いけれど、強みであるチームワークと結束力で臆することなく世界の舞台で戦えている)

貴方(そして、残すはあと2試合)

貴方(準決勝と、決勝戦…。あるいは、準決勝と、3位決定戦)

貴方(せめて準決勝に敗れたとしても、3位には入ってもらいたいな)


貴方「さあ、皆さん」

貴方「今日は準決勝前の貴重な事件を割いていただいて、日本代表選手の皆さんにエールを贈る機会です」

貴方「ガシッとやる気を引き出して、準決勝への弾みにしてもらいましょう」

 『おー!』


 ↓1 どんな内容やんな?

 1 おいしい日本食を振る舞おうというもの
 2 レクリエーションみたいなゲームをしてリフレッシュ&闘争心を引き出そう、というもの
 3 オーストラリアの近場の観光地を案内してリフレッシュ&心の疲れを癒してもらおう、というもの




貴方(体を動かすゲームをして、結束力の確認と、リフレッシュを兼ねようという企画…)

貴方(本当は次の試合のためのことをしてもらいたいけれど…大人の事情だな)

貴方(けれど、そういうのは関係なしに、少しでも選手たちのためになればいいな)


葉子「ほ、本当にわたしが…仕切りをやるんですか…?」

*「お願いします」

葉子「はい…」

葉子(確かに、日本代表の選手とゲームなんて、難しいけど…これはこれで重役な気がする…)

貴方「葉子ちゃん、自信持ってください。大丈夫、やれますから」

葉子「プロデューサーさん…。はい、がんばります」


 葉子好感度:【480/担当じゃなくても】
       →【490/担当じゃなくても】上昇


貴方(さて…)

貴方(代表選手たちで4人組ずつのグループになって、うちのアイドルたちも残り4人でグループになって競っていくわけだけど…)

貴方(どこまで肉薄できるかな? そこまで身体能力が必要なゲームではないものの…こちらが強敵になるほど、選手たちの闘争心も燃えるというもの)

貴方(いい勝負になってほしいな)

貴方(まあ、最後はバラエティーのお約束で、最後のゲームだけ得点ポイントの桁がおかしいことになるんだけど…)


葉子「最初のゲームは、ジェスチャーゲーム、です」

葉子「各チームに別々のお題が出されるので、1問ずつ交替をしながら回答してください。パスは2回までです」

葉子「正解数の分だけ、ポイントになります」


佑香「…がんばる」

シャーディ「結束力なら負けないよー!」

衣依「がんばろうね!」

ゆず子「そーね…」

シャーディ「SSプロー、ファイト!」

 シ-ン…

シャーディ「おー、ってならないのっ!?」


 ↓1 リトルモンスター!!

 1~3 いよりんへの悪戯に夢中で足を引っ張り合ってしまっているぞ!?
 4~6 SSプロチームに結束は、なかった…?
 7~9 代表選手たちを相手にええ勝負やで




葉子「ここまでの得点を見てみましょう…」

葉子「代表選手Aチーム、22ポイント。Bチーム、25ポイント。Cチーム、19ポイント。Dチーム、23ポイント。SSプロチーム、24ポイントです」


佑香「むっ…」

衣依「もうちょっとなのに~…」

ゆず子「いやいや、よくやってる方だって…」

シャーディ「逆転できるよー!」


葉子「最後のゲームです」

葉子「このゲームで1番になると……えっ?」

シャーディ「どうしたどうしたー!?」

キャプテン「どうしたの?」

葉子「……7000億ポイントが入ります」

シャーディ「出たー!!」

衣依「これまでの、何だったの?」

ゆず子「そういうもんっしょ」

佑香「7000億…!」


葉子「最後のゲームは、アクティブ輪投げです」

葉子「各チームから2人、逃げる役の人と、輪投げをする人の役を選んでください」

葉子「逃げる役の人は背中から、長い棒を背負ってください。そこに輪投げをする人の役は輪投げをしてください」

葉子「輪投げにはチームごとに色がついていますので、相手チームに入れた輪の数がもっとも大きかったチームに7000億ポイントが入ります」


佑香「投げたい」

ゆず子「どっちもだるそ…」ボソ

衣依「はいはい、逃げたい!」

シャーディ「じゃあ、わたしは輪投げするから、ゆずちゃんは逃げてね」

ゆず子「うぇぇ…」

シャーディ(ぐふふふ…今回の女子ラクロスが話題になってるのは、選手たちにかわいい子や綺麗な子がいるから…)

シャーディ(つまり彼女たちはラクロスアイドル、そうアイドル…! それを合法的に追い回せるなんて…ふひっ…ふひひひひ…)


貴方(あ、シャーディが変態の顔をしている…)


 ↓1 7000億ポイントは、どのチームの手に…!?

 1~3 リトルモンスターと、アイドルジャンキーが張り切りすぎて…空気読めよ…
 4~6 おい、ガチになって勝ちにいこうとしてるなって、おい、おいっ?
 7~9 (結果的に)ちゃんと花を持たせてあげられました




佑香「とうっ…!」シュバッ

<ああっ…!?

佑香「ふっ…」シュタッ


貴方(佑香ちゃん、忍者とか好きそう…)


シャーディ「キャープーテーンっ、わたしの愛を受け取ってぇー!!」ヒュバババッ

キャプテン「何その技っ!?」


貴方(シャーディは、すでに忍者かな…?)

貴方(あれ、アイドルって一体…?)


 ピピ-------

葉子「そこまでです、止まってくださーい」


貴方(しまった、各チームの得点を見ていなかった…!)

貴方(これで勝利をかっさらっていってしまうのは良くない…!)


葉子「それではAチームから、投げられた輪を数えていきます」


貴方(頼む…)

貴方(どうか空気を読んで、いい具合に負けて…!)


 ・
 ・
 ・


葉子「この勝負は…女子ラクロス日本代表Cチームの逆転勝利です」

シャーディ「あああっ、惜しかったぁー!」

衣依「負けちゃったぁ…」

ゆず子「ぜぇー…ぜぇー……いや、これ…キツい…キツかった…」

佑香「負けた…」シュンッ

貴方(あの様子を見るに、本気で勝ちにいこうとしてたな…。ありがとう、日本代表)



 ↓1 リトルモンスター!!

 偶数 いつの間にか、リトルモンスターとキャプテンの間に友情が…?
 奇数 選手たちにはいいリフレッシュになったようです。準決勝、がんばれ




貴方「さ、撤収ですよー」

衣依「あ、ねえねえ」

貴方「はい?」

衣依「また佑香ちゃんいなくなっちゃった…」

貴方「……そう、ですか。やれやれ…。わたしが探してきますから、先に外で待ってる車に乗って待っててください」


貴方(どこへ行ったのかな…?)


 ・
 ・
 ・


 クイクイ

キャプテン「んっ…? あ、佑香ちゃん」

佑香「…」

キャプテン「どうかしたの?」

佑香「……がんばって」

キャプテン「…うん、ありがとう」

佑香「これ…あげる」

キャプテン「これって…? あっ…」

 タタタッ

キャプテン「……何で、交通安全のお守り…?」



 ↓1 準決勝!! コンマ判定

 世界は強豪:1 + チームワーク:3 + 応援:2 + 友情:+2 + コンマ
 =~9  負けた…
  10~ 決勝進出!
  15~ これは流れがきてるでー!!




 世界は強豪: + チームワーク:3 + 応援:2 + 友情:2 + コンマ:7 = 15


 ワァァァァァァッ


貴方「準決勝を…!」

佑香「勝った…!!」

葉子「すごい…」

ゆず子「ほえー…まさか、ほんとに決勝いけちゃうとは」

衣依「ゆずちゃん、応援してなかったの?」

ゆず子「え? あ、いや…驚いたってかさ?」

シャーディ「やったぁー!!」

<スタンバイお願いしまーす!!

 『はーい!!』


貴方(いよいよ、決勝戦…)

貴方(これで決勝前最後の、ちょっと大きな枠のリポートをやることになったな)

貴方(確か、人数は2人で…って言われていたっけ)

貴方(誰と誰に…?)



 ↓1 リトルモンスター

 1 このリポートには出さないで、別の面子でやる
 2 葉子と
 3 いよりんと
 4 ゆず子と
 5 シャーディと

コンマボーナスとかないかなー…


貴方「>>141 ないです」




貴方「佑香ちゃん、葉子ちゃん、大事なリポートですが、緊張せずにお願いしますね」

葉子「シャーディの方が、良かったんじゃ…?」

貴方「葉子ちゃんがいいんですよ」

貴方「佑香ちゃんも、これが直接、選手の方にお会いして応援する最後の機会ですからね」

佑香「…うん」


貴方「それでは、参りましょうか」

葉子「は、はい…」

佑香「…」



 ↓1 リポート!! コンマ判定

 偶数 いい具合の緊張の中で、決勝戦に期待の持てるリポートができました
 奇数 安定感…はともかく、気持ちのこもったリポートができました




キャプテン「これまで、たくさんの方から応援をいただいて、ようやく辿り着いた決勝戦です」

キャプテン「緊張は拭えませんけれど、この緊張は皆さんからの応援だと思って、自分を奮い立たせながら挑みます」


葉子「帰国したら、何をやりたいですか?」

キャプテン「家族に報告を」


佑香「怖くないの?」

キャプテン「応援してくれる人がいるから、怖くないです」

佑香「…」


カンペ『締め』ペラッ


葉子「い、以上、女子ラクロス日本代表キャプテンへのインタビューでした」

佑香「…がんばって」ギュッ

キャプテン「うん、ありがとう」



貴方(緊張感には包まれていたけれど、悪い緊張ではなかったな)

貴方(明日の決勝戦に期待が持てるぞ…)



 ↓1 決勝戦!!

 偶数 相手は大会最強チーム!!
 奇数 ドラマチックな展開…なのか? なるのか?




貴方「決勝戦にもなると、超満員ですねぇ…」

葉子「すごい熱気…まだ試合前なのに」

ゆず子「何か、でもこんな特等席で見れちゃうのは役得なんだろうな…」

衣依「やくとく?」

シャーディ「仕事しててラッキー、ってことだよ、いーよりんっ」ムギュッ

衣依「シャーディ、放してよ、苦しいぃ~…」

シャーディ「いよりんかわいい…はすはすはす…」

スタッフ(シャーディさんうらやましいけど、困り顔のいよりんマジ天使!!)


佑香「…」

貴方「佑香ちゃん、どうかしました?」

佑香「勝てる?」

貴方「それは誰にも分からないことですね」

貴方「けれど…勝っていただくために、力を尽くしてきたはずです。違いますか?」

佑香「…」コクッ


貴方(しかし、相手は今大会でも最強と言われるチーム…)

貴方(日本チームは苦戦をしながら、少しずつ流れを掴んでここまでやって来た…)

貴方(果たして勝てるだろうか?)



 ↓1 決 勝 戦 コンマ判定

 大会最強:-3 + チームワーク:3 + 応援:2 + 友情:+2 + 流れ:+1 + コンマ
 =~9  負けた…
  10~ 優勝やでぇ!!



 大会最強:-3 + チームワーク:3 + 応援:2 + 友情:2 + 流れ:1 + コンマ:7 = 12


貴方(このままだと、延長? 延長ってあったっけ?)

貴方(でも同点だから延長になるはず…)

貴方(残り時間、あと3秒…!)

貴方(投げたっ…! あれが入れば、入れば――!!)

佑香「キャプテン…!!」


キャプテン「はああっ…!」ヒュンッ


 ピピ---------


貴方「おおおおっ…!」

シャーディ「えっ、えええっ? ええっ!?」

葉子「勝った…!」

ゆず子「うおおおおおおっ!? すっげえ!?」

衣依「最後、最後、点取れたんだよねっ!?」

佑香「取った、逆転…!」

衣依「きゃーっ!! やったやった! 佑香ちゃん、やった!」ギュッ

佑香「優勝!」ギュッ

 キャッキャ

スタッフ(いよりんと佑香さん、マジ尊い)

番組D「おい見とれてんな」ペシッ

スタッフ「っす」

番組D(無邪気に喜ぶ小学生サイコー)


 ・
 ・
 ・


貴方(女子ラクロス日本代表が、悲願の初優勝…!)

貴方(信じていなかったわけではないけれど、まさか、本当に優勝できたとは)

貴方「しかし……肩の荷が、降りた…」グッタリ


貴方「はぁぁ~…ようやく、オーストラリアでの全部の仕事が終われた…」

貴方「あとは帰るだけ…」


 ↓1 予定選択

 1 帰るだけ…なんだけど、なーにが、オーストラリア観光をしたいだよ…? いや、うん…いいけど…ま、いっか。ご褒美かな
 2 ところで、女子ラクロス優勝披露宴(現地1回目)はそろそろ終わりかな
 3 そして帰りも飛行機に乗らねばならぬのだよ、佑香くん?



シャーディ「わたしもっ…わたしも、オーストラリア観光ぅぅ~…」

貴方「次のお仕事あるんで、この飛行機乗らないと間に合わないですから。先に日本へどうぞ」

シャーディ「ずーるーいぃ~……」


貴方「さて…」

貴方「では、観光しましょうか?」

衣依「するー!」

佑香「するっ…!」

葉子「いいのかな…?」

ゆず子「いいじゃん、いいじゃん。タダなんだから」


貴方「お土産物などは、ご自分で買ってくださいね」

貴方「それと佑香ちゃん、水鉄砲禁止です」

佑香「!?」


 ↓1 観光開始

 偶数 観光していたら…あれ、見覚えのあるデコボココンビ…?
 奇数 オーストラリアはかわいい動物が多いのう




衣依「コアラ…抱っこできるの?」

ガイド「ぺらぺらぺーら」←英語

葉子「…大丈夫だって。やさしく…」←通訳代わり

衣依「わあ…」

ゆず子「こいつら、こんなので野生で生きていられんのか?」

佑香「こっちも」

衣依「はい、佑香ちゃん」

佑香「おお…」

貴方(眠い…)


ガイド「ぺらぺらぺーら?」←英語

葉子「えっ…? あ、えっと…」

貴方「ぺらぺらぺらの、ぺらっぺらー」←英語

ガイド「オーノー!!」


ゆず子「どんな会話があったんだ…?」

葉子「えと…あの、ガイドの人に、恋人にならないか…って、誘われて…」

衣依「ええっ? 葉子ちゃんが?」

葉子「そしたら…プロデューサーさんが…あんまりよく聞き取れなかったけど、何か言って…ああなった…」


ガイド「オーノー…ジャパン…ジャパン、オーノー…」

貴方「うちのアイドルに手は出させませんよ」フッ


佑香「!?」←ちょっと貴方が格好良く見えた

葉子「プロデューサーさん…」


 葉子好感度:【490/担当じゃなくても】
       →【500/担当じゃなくても】



ゆず子「何これ?」

衣依「あ、知ってる! ウォンバット、って言うんだよ」

ゆず子「ころっころしてるな…って、何だ、こいつ、人懐っこい…」

葉子(よくよく考えると、コアラとかウォンバットとか…なかなか、よく分からない動物かも…)


佑香「しゅっしゅ」

カンガルー「…」シュッシュ

貴方「佑香ちゃん、カンガルーの動きをトレースしようとしなくてもいいですよ?」



 ↓1 リトルモンスター!!

 偶数 これからのお話
 奇数 これまでのお話



貴方「さ、もう帰りますよー」

 『はーい』

貴方「ぺらぺら」
意訳(空港まで運転お願いしますね)

ガイド「イエス、マム」

ゆず子(あれっ? ガイドが何か、態度変わってね…?)


貴方(さて…)

貴方(日本に帰ったら…そうだ、クリスマスシーズンだ)

貴方(それで年越しをして…年が明けたらまた…)


佑香「…」

貴方「佑香ちゃん、お疲れさまでした」

佑香「…」チラッ

貴方「日本に帰ったら、いよいよ、レコーディングしておいた曲をCDとして世に出していくことになります」

貴方「CDデビュー、ですね」

佑香「…」

貴方「…その前に、ちょっとお伺いしますが」

佑香「何?」


貴方「これからもアイドルとして…お仕事やっていきたいと思えますか?」

佑香「…うん」

貴方「…どうして、そう思えます?」

佑香「…」

佑香「…どうして?」

貴方「ええ」


 ↓1 リトルモンスター

 偶数 単純明快
 奇数 あくまでリトルモンスター




佑香「……楽しかったから」

貴方「何が楽しかったですか? 今後の参考にさせてください」


佑香「…」

佑香「遊んだり…」

佑香「歌ったり…」

佑香「遊んだり…」

佑香「悪戯とか…」


貴方(遊ぶが2度も入ってるのは…)


佑香「あと…」

貴方「…」

佑香「プロデューサーに、勝ちたいから」

貴方「おや?」

貴方「…その勝利条件は?」


佑香「泣かせる」

貴方「おっとぉ…? 雲行きが怪しく…」

佑香「キャプテンが、優勝して泣いてたから…」

佑香「同じようにプロデューサーを泣かせたら…勝ち」


貴方「ふふ…」

貴方「そうですか」

貴方「でもなかなかわたしは負けませんね、それでは」

佑香「望むところ」

貴方「ほほう?」

佑香「すごいアイドルになったら、笑わせるのも泣かせるのも余裕」

貴方「ふふっ…言いますねえ」


貴方「それじゃあ、これからも勝負は続くということで」

佑香「負けない」


貴方「とりあえず、飛行機に勝ちましょうね」

佑香「」


 ガタガタガタ
 ブルブル…

佑香「ふ、船…」

貴方「飛行機のチケットがあるので」ニコッ


佑香「っ……の、乗りたくない」

貴方「いえいえ、1度乗れたんですから大丈夫ですよ」

貴方「わたしは飛行機よりも難敵ですから、がんばってくださいね?」


 ↓1 好感度

 コンマ二桁分×0.5(飛行機移動分) 上昇



 佑香好感度:【349/プロデューサー】
       →【372/泣かす】


貴方「ただいま、帰りましたー」

スバル「お帰りなさい」

タカシ「あ、帰ってきた! おっかえりー、みんな!」

誠「おうっ、優勝するとこに立ち会えるなんてすごかったな! 良かったな!」


衣依「うんっ、ただいま、みんな」

ゆず子「ふぃー、疲れた。まこちゃん、土産やるから荷物もって」

誠「任せろ」キリッ

ゆず子「ほい、ブーメラン」

誠「食いものじゃないのか…」

葉子「あはは…」


タカシ「佑香、おかえりっ」

佑香「ただいま」

タカシ「で、例のものは買ったかな?」ニヤァッ

佑香「…買った」ニタァァッ


 安住佑香 女 9歳 誕生日:4月
 体力:5.5 頭脳:2 精神:4
 歌:4.30 踊:4.46 容:3.00 表:3.12 演:3.00
 熱:2 道:2

 リトルモンスター:小さくても怪獣にふさわしい行動力と悪戯力
 飛行機恐怖症:怖れ知らずのリトルモンスターの弱点らしい弱点

 特技:悪戯 竹馬
 趣味:悪戯 工作

 好感度:【372/泣かす】

 メモ:いい子ちゃんにはなれないらしい
    タカシにかなり懐いたようだ
    勝負事には一切遠慮とかを持ち込まないタイプのようだ
    棒を振り回したりするのが好きらしい
    犬派のようだ
 路線:ボーイッシュ系モンスター
 動機:親に応募された
 持ち歌:リトルモンスター パドルソング
 応援ユニ:3/3



社長「――というわけで、これからもがんばってくれたまえ、諸君」

 『はいっ』

貴方「はい、では皆さん、お疲れでしょうから早く帰りましょうね」

佑香「お土産…」

スバル「え、くれるの? ありがとう」

社長「おお、佑香くん、ありがとう。うんうん、気が利くじゃあないか」

佑香「プロデューサーにも」

貴方「おや…ありがとうございます。何やら、小さいタイヤみたいなグミですね…。いただきます」

 パクパクパクッ…

佑香・タカシ「「…」」ニタァァッ

被害者たち『ぶっふぉおおおっ…!?』ゲホゲホッ

葉子「あ…それ、世界一マズいグミ…?」



 ―― クリスマス・イブ


貴方「超特急で、どうにかCDデビューの目処をつけられた」

貴方「そして、SSプロのクリスマスコンサートで、デビューお披露目…」


貴方「佑香ちゃん、今日の主役はあなたですから、思う存分、暴れてください」

佑香「うん」

貴方「…で、どうです? その衣装」

佑香「………嘘つき」 ←怪獣着ぐるみ風衣装

貴方「おや、どんな嘘を?」

佑香「かっこういいって…」

貴方「かっこういい怪獣、をモチーフにしてあるじゃあないですか、ははは」

佑香「…」


貴方「さ、開演の時間ですよ。行ってきてください」

佑香「…プロデューサー」

貴方「はい?」


佑香「……がおー」

貴方「…ふふっ、その意気です」



 ワァァァァ

シャーディ「みんなー、メリークリスマース!!」

タカシ「聖夜に恋人がいなくっても大丈夫だからね! 僕たちが、ちゃんと楽しい日にしてあげるから!」

香「今宵集った諸君は、僕の恋人も同然だ。ステキな夜にすることを約束しよう」

衣依「一緒に楽しんでくださいねっ!」

誠「メリークリスマス!! 今日は俺達がサンタクロースになって、幸せってプレゼントを配りまくるからな!!」

ゆず子「とりあえずお客さんたちもプレゼントちょーだい。特別に、ものじゃなくて気持ちでいいからさっ」

葉子「サイリウムが今日は赤と緑がいっぱいで、クリスマスみたい…。綺麗ですね」


タカシ「でもその前に!!」

タカシ「すっかりもう、皆は知ってると思うけど、うちの事務所の新人ちゃんが、1月にCDデビューをしちゃうから!」

タカシ「先にここでお披露目させてね! みんなで、ちっちゃな怪獣さんのお名前を呼んでみよー! せーのっ!!」

<ゆーうーかーちゃーん!!


 ~♪

佑香「ぎゃおー!!!!」

 ワァアアアアアッ

佑香「…リトルモンスター!」



社長「うむ…いいステージになりそうだ」

貴方「ありがとうございます、社長」

社長「これからも、SSプロを盛り上げていってくれたまえ。期待をしているよ?」

貴方「ええ、もちろん。わたしがいる限り、SSプロは躍進し続けますとも」

                                             ―――― To Be Continue?

 佑香編は、これにて おしまい!
 よござんす? えっ? ダメって言われても…困ります

そろそろSSプロから離れるか?

おつおつ
ゆーかちゃん…成長した…? うん成長した!

SSプロ編ですか?
新規開拓?

まぁ、言われなくてもそうするかもしれないけど、キリがいいから一回休憩を挟んだらどうだい>>1


 >>170
 選択肢にはありますよ

 >>171
 心の眼で見るのです…きっと…多分、恐らく…

 >>172
 さて、どうなるやら…決めるのは、あなたたちでござる

 >>173
 キリはいいけど…諸事情で、もうちょびーっと、続けてもいいかな? なんて?
 22時ごろに休憩を挟もうかなー…なんて?



 リトルモンスターは、逸材でしたなあ…
 順当に年を重ねていけば、ローティーンになるころ(までアイドルをやっていれば)スポーツ番組とか持てそうね
 でもってまこちゃんファイトクラブの準レギュラーとかも狙えちゃうはず


 さて
 どうしましょうかね?


 次のお話、移りますか?
 SSプロ(通称魔窟)でやるか、別事務所でやるか… ってところへんから決めていくことになりまする

あっ、参考までに
プロフィール公開ってどうなるかな?
ゆず子、香様、シャーディの。

 >>175-176
 詳細情報については、別にSSプロから離れても…また次の次、とかでSSプロへ戻ったりも可能なので、
 その時に狙えばいけるはずです

 あとリトルモンスターの詳細情報は、まだ作ってないから待っててくださいまし

新しい事務所編やったらSSプロが有名すぎて仕事無さそうだなW


 あと、SSプロのどういうところが魔窟なのか、というのは…
 ・人数が少ないくせに、ひとりずつが活躍をしている
 ・トップのシャーディを始め、次点を狙える男性アイドル諸君のスペック(能力)がヤバい
 ・次代を狙えてしまえるいよりんやリトルモンスターというのも育ってる などなどからでござるね

 >>178
 芸能界は広いから大丈夫
 ただ、どこかでSSプロアイドルと一緒のお仕事…なんてことになったら、魔窟っぷりを思い知らされるやも


 とゆーことで、よござんすか?
 SSプロ舞台でいくか、別事務所でいくか おこころは、決まりましたでござんすか?




 多数決で参ります
 先に3票集めた選択肢が、採用されたことになります


 ↓1~

 1 SSプロで、貴方Pでいこうぜ
 2 別事務所で、新たなPでいこうぜ
 3 別事務所なのに、貴方Pが出向ではたらくのん?

22時に休憩はさむならそれまでは一旦小話数本投下で潰してもいいんでない?

30分だと中途半端なところまでしか進められなさそうだし



 >>184

 あー…それもそうでしたのう…
 その時は、ほら、背景? 考えてもらう時間にして…ね?


 というわけで、またもやSSプロ!!
 果たして、誰の仄暗い事情が気になるんだ? 香様にはないぞー?


 お名前、募集します
 性別も、お願いします

 範囲をするので、その中に引っかかったものから、またもや多数決で決定したいと思います

 多数決になった時、もちろん、自分のものに票を投じてオーケーなので



 ↓2~3 お名前&性別

 どっちかないとかは、ズラしてきますよー
 そろそろ、男性をプロデュースでもええんやでー?

支部忍 男




 候補は、この2つ

 北川聖羅 女性
 ケビン・サンダース 男性


 ……かたっぽ、あからさまに外国人さんやんけ!!
 せーらさんは、変換がややめんどい…

 まあ、良いですよ
 構いません、問題ナッスィン


 では、多数決


 ↓1~ 多数決

 先に3票獲得したものを採用
 ※自分で出したものに票入れておk

 1 北川聖羅 女性
 2 ケビン・サンダース 男性

1

佑香ちゃんは優しかったな(変換的な意味で)




 皆さん、女性がお好きね~…
 いいですけどもね、別に

 これで、SSプロの男女比率にまた偏りが生じたというだけでござんすから

 新人は、せーらさん


 お年をいきましょう


 ↓2 年齢

 せーらさんの年齢
 ※あんまりジュニアアイドル多すぎてもアレだから、今回は下限13、上限25です

16

読めないけど>>194なら考えていた




 ぴっちぴちの、16歳ですね
 JKかな? JKだね、きっと!(まこちゃんから目を逸らしつつ)

 そして今度は間違えない
 開始は、何月でしょうか、というところ


 リルモン編が12月終わりだったので、1月が直近…と言いたいけど、諸事情で、2月を直近にするっす


 ↓1 開始は?

 2~12月で



 おおう、丸1年ほど、経過っすね
 これはちょっと間違えないように、気をつけないとね
 始まるよー、って時に12月スタートやで、って声とかかけてくれても嬉しいんyばで


 続きまして、誕生日
 12月前の誕生日なら、高校1年生
 12月以降の誕生日なら、高校2年生ってことになる…んだよね? うん、きっと


 ↓2 誕生日

 せーらさんは、何月生まれ?

そういえばsideMが結構訳有りの理由とか結構凄い人居るしなんかねssプロアイドルって一部そんなイメージがどうしてもある気がする?




 2月生まれ 把握


 じゃあ、大事な基礎能力値です
 あんまり極端にしなくても、ええんやで…?


 10ポイントあります
 ひとつの項目に、最大5ポイント、割り振れます


 ↓1 残り:10

 精神からです。
 精神、メンタル!

0.5



 >>221
 ピエールPですが、何か?


 精神:3

 あ、小数点は受けつけてませんので、ズレますので、ご注意を


 ↓1 残り:7

 お次は頭脳
 頭脳ですよ、頭脳!



 頭脳:4
 精神:3


 残りは体力


 ↓2 残り:3

 全部ぶっ込んでもいいし、残しても…?
 体力ないつらさは葉子で分かってると思うけど

1

3

すごく…普通だ…(前二人の偏りを見ながら)

体力1はやっぱふつうじゃない



 体力:1
 頭脳:4
 精神:3

 あれ、これって、メンタルがやや弱い葉子ちゃん…?


 そいじゃ、せーらさんの、えーと…性格先?
 背景先? 性格にしとく? しとこうか? 冒険だね


 どっちがええかね?
 まあいいや、じゃあ、どっちも、考えてくだされ

 22:10 ~ 22:20 性格
 22:30 ~ 22:40 背景

 って感じで、案を書いてください
 どっちも多数決で決定と参りましょう

 そういうわけで、一旦おつでした

 性格は、ざっくりね?

あ、俺のだった…3と勘違いしてた

やっぱ普通じゃねぇわ(掌返し)

双子の姉妹の妹で、かなりの重度の病を姉妹で抱えていた。
しかし10才の頃に新薬を父親が開発して、臨床試験を12才の頃に行って一年後に病を克服する。
……しかし、彼女の双子の姉はその臨床試験の直前に病が唐突に悪化して他界してしまった。
その姉が亡くなる前に彼女は治ったら何に成りたいかを話し合っていた。
そのとき彼女自身は夢を描けなかったのだが、姉の語る世界一のアイドルになることをずっと覚えていて、親を説得して姉の思いを引き継いで世界一のアイドルになることを目標としてssプロの門を叩いた。

深窓から外の景色を眺めるだけは、もう終わり
だって葉子ちゃんだって、病気を克服して今はアイドルとして輝いているんだから

だって何か楽しそうだったんだもん…
もうちょいで締切りよ

いやIDそのまんまだし普通に>>262のような病弱系はフィルターかけてとらんよって話だべ




 >>274 そ、そそそそっ、その、その通りっ! 7000億ポイント贈呈!!


 何かね、>>1000とか、何になるかなーって見てたりするの、好き
 あわよくば…って思ってふざけたら、取れちゃってすごく驚いたよね


 と、ゆーわけで


 性格からいきまっせー?
 候補は、こんな感じやでー


 1 マイペースののんびり屋
 2 明るく活発
 3 天真爛漫
 4 ポジティブ
 5 ダウナー&やる気なし
 6 生真面目学級委員長


 まあ、なんとなーく、被ってるようなとこもあるけど、まあええやろ
 尚、あんまりやる気がない系だと、モチベーションの判定の時にちょいとあれかもしれへんで


 考えるターイム!!
 多数決で決まるからねー


 シャーディは、ほら…トップアイドルに数えられているひとりだから、遠い存在がいいかなー、ってさ
 あと多分、現時点では彼女に闇はないと思われます

 現時点ではね

十分闇の姿だよなグヘヘへとか言ってる様は




 じゃあ、考えるタイムしゅーりょぉー!


 いきまっせー?
 準備はできてまっせー?


 ↓1~ 最速3票

 1 マイペースののんびり屋
 2 明るく活発
 3 天真爛漫
 4 ポジティブ
 5 ダウナー&やる気なし
 6 生真面目学級委員長


 スタート

1




 速い。
 早いじゃなくて、速い。


 けどもマイペース&のんびり屋でござる
 これに迷子属性をつけたら、あのお方に…?


 続きましてー、背景でござーる


 1 覚えてないだろうけど、シャーディに憧れてアイドルを目指したい
 2 シャーディに憧れて、少しでも近づきたいため
 3 亡き双子の姉の夢を継いで
 4 超お嬢様 職業体験でアイドルに
 5 深窓から出てきた葉子ちゃんファン(?)
 6 溺愛する妹のため、そして体力なくてもやれてそうな葉子を見て
 7 周囲に興味はなかったけど、ちょっとアイドルには興味がわいた


 選択肢はこんな具合

 別にムリして背景で絡ませようとしなくても、
 安価と運次第で絡みが持てれば交流も生まれるだろうからムリせんでええんやで?

 そんなわけで、考えるターイム




 というか、闇シャーディ(素)を目の当たりにした時、
 選択肢の「1」や「2」が採用されたらどうなるのだろう…?


 まあいっか(ぶん投げ


 投票のお時間でござるー。清き1票を。


 ↓1~ 最速3票獲得を採用

 1 覚えてないだろうけど、シャーディに憧れてアイドルを目指したい
 2 シャーディに憧れて、少しでも近づきたいため
 3 亡き双子の姉の夢を継いで
 4 超お嬢様 職業体験でアイドルに
 5 深窓から出てきた葉子ちゃんファン(?)
 6 溺愛する妹のため、そして体力なくてもやれてそうな葉子を見て
 7 周囲に興味はなかったけど、ちょっとアイドルには興味がわいた


 性格は:のんびりマイペース

1

【闇に飲まれよ】




 マジかぁー…
 >>262の方、おめでとうございます


 しょーじき、あんまりこのスレにシャーディファンはいないものかと
 だって前スレでリルモン編始まる時、シャーディの名前を呼んでる人がいなかったから


 北川聖羅 女 16歳
 体力:1 頭脳:4 精神:3

 背景:シャーディが命の恩人で憧れているらしい
 性格:のんびりおっとりマイペース



 各種能力値、ゴーゴゴー!!!


 ↓1 歌

 ↓2 ダンス
  ※体力値:1のため、最高3

 ↓3 容姿

 ↓4 表現力

 ↓5 演技


 コンマ一桁×0.5で端数切り上げです

いい歌

シャーディはある意味完成してるからね
でも強烈なインパクトあるから好きよ




 歌唱力:5
 ダンス:3
 容姿:3
 表現:1
 演技:3


 ふむ
 なるほど?


 お次はー…

 モチベーション、そしてモラルでござる


 ↓1 モチベーション

 ↓2 モラル


 コンマ一桁×0.5


 ※一言メモ:モラルが低いと言うことを聞かなかったり、非行行為に走ってスキャンダルのタネになることも?

モチベはまだあるか




 北川聖羅 女 16歳
 体力:1 頭脳:4 精神:3
 歌:5 踊:3 容:3 表:1 演:3
 熱:3 道:2

 背景:シャーディが命の恩人で憧れているらしい
 性格:のんびりおっとりマイペース


 ふむふむ…
 何というか…尖ってるというか、ヘコんでる印象?


 ここで!
 救済チャーンス!

 説明しよう! 救済チャンスとは!! 基礎能力値を振り分けた時にポイントが余っているので
 これまで決まった能力値に上乗せをすることができるのだー!! ※ただし、ダンス値には無効


 体力値に上乗せするも良し
 頭脳値に上乗せするも良し
 歌唱力の(初期)限界突破をするも良し
 表現力に救済を与えるも良し


 ただし、1ポイント分しか上昇しません
 2ポイント余ってたじゃーん、っていうのは、聞きません


 どうする?
 使いますか?


 ↓2

 1 つかう
 2 つかわぬ!!




 つかいますよね、知ってたさ!!

 じゃあ、何に使いましょうかね?
 現在の能力値は以下の通り


 北川聖羅 女 16歳
 体力:1 頭脳:4 精神:3
 歌:5 踊:3 容:3 表:1 演:3
 熱:3 道:2

 背景:シャーディが命の恩人で憧れているらしい
 性格:のんびりおっとりマイペース



 ↓3 1ポイント上昇

 何に、振る?
 ダンス以外やで~
 なんなら、年齢に1ポイント乗せて17にしてもいいんやで~

モラル




 熱いモラル推し、しかとうけたまわった
 モラルよ、モラルよ、せーらのモラルよ、1ポイント、あーがれっ☆


 聖羅のモラルが 1ポイント 上昇した!!


 北川聖羅 女 16歳
 体力:1 頭脳:4 精神:3
 歌:5 踊:3 容:3 表:1 演:3
 熱:3 道:3←注目

 背景:シャーディが命の恩人で憧れているらしい
 性格:のんびりおっとりマイペース


 じゃあ、特殊能力設定にいきましょうか
 え? それが生かされてる場面はあったのか? HAHAHA、おれしーらない


 ↓2 体力値が1なのは…

 1 過去にビョーキを!!(シャーディが慰問か何かで訪れて勇気づけたりしたのが、命の恩人的な感じなのかな?)
 2 ちょっとリハビリとかがいるような怪我をしてたもんで!!(即死を免れたのがシャーディのお陰だったりしたのかな?)
 3 あとは…何やろなあ? 提案してみて。NGだったら下にズラしたの採用します

1

逆にシャーディ側に特殊能力が生えそう



 北川聖羅 女 16歳
 体力:1 頭脳:4 精神:3
 歌:5 踊:3 容:3 表:1 演:3
 熱:3 道:3←注目

 ?:?
 リハビリ済:大怪我をした経験から、体力がガタ落ちになってしまっている

 背景:シャーディが命の恩人で憧れているらしい
 性格:のんびりおっとりマイペース


 はい、お怪我のせいでしたー、ということで
 のんびりしてたら、流行りの転生トラックにでもひかれかけたのかな?
 でもシャーディが気づいてガードレールを飛び越えて走って、間一髪で即死は免れたとかかな? シャーディの株価大上がりやんけ


 まあ、その辺はおいおいで…


 もひとつは…まあ、いい能力になりますね
 え、佑香のリトルモンスターがいい能力だったか? ははは、それは彼女のモラルが低かったから…かな?


 いい特殊能力…何やろなあ?
 何か、てきとーに募集って感じで?

 例までに…

 葉子:超ストレス耐性 精神5の成せるわざ
 衣依:お姉ちゃん属性 背伸びして年上の人の世話を焼いてるのがかわいらしい
 誠:海容の器 海のように広い寛容なこころの持ち主

 などなどがありましてござる


 ↓3 良い方の能力

 何かざっくり、効果だけ書いてくれればてけとーに考えますよ、能力名称は

憎まれないオーラ



 憎まれないオーラ…
 ねえこれ何てあず○さん? 大好きだけど…



 北川聖羅 女 16歳 誕生日:2月
 体力:1 頭脳:4 精神:3
 歌:5 踊:3 容:3 表:1 演:3
 熱:3 道:3

 愛嬌のひと:人から憎まれることがほぼない
 リハビリ済:大怪我をした経験から、体力がガタ落ちになってしまっている

 背景:シャーディが命の恩人で憧れているらしい
 性格:のんびりおっとりマイペース


 まあ、大体こんなもんでござるね?
 オーライ? 大丈夫そうですか?

じゃあ始めるので…
好きなSSプロのメンバーの名前でも呼んであげながら待っててください

シャー!

全員の名前が挙がるあたり愛されてる

>>369
ゆず子「おいコラ」



 ―― 12月 1週目


社長「佑香くんが事務所に入ってからは、どれくらいだっただろうか?」

貴方「ええと…去年の4月でしたから…1年9ヶ月、ですかね?」


社長「ふむ…」

貴方「それが、何か?」


社長「実はだね、この度、新たなるアイドルを迎えることにしたのだよ」

貴方「この年の暮れが迫っている忙しい時期に…」ボソ

社長「うんっ? 何か、言ったかね?」

貴方「いえ、何も」キリッ


社長「そういうわけだ」

貴方「なるほど」

社長「今日から、また、新人アイドルの担当となってくれたまえ」


貴方「…分かりました」

社長「北川聖羅、という女の子だ」

社長「これが、彼女の資料だ」パサッ

貴方「がんばります」


社長「うむ、がんばりたまえよ」



 ↓1 ファーストコンタクト

 偶数 常識のありそうな子だなあ…(リルモンを懐かしみながら
 奇数 あれ、約束の時間なんだけど…?

よかった、迷子になるセーラちゃんはいなかったんだね




貴方「はじめまして。今日から、あなたの担当プロデューサーとなる者です」つ名刺

聖羅「よろしくお願いしますね」ニッコリ

貴方(ああ…何かいい具合に、落ち着いた子だなあ…)

貴方(ここのところ、パワーアップした佑香ちゃんの悪戯に振り回されまくってたからなあ…)


貴方「それでですね、これからはわたしが担当としてあなたを…」

聖羅「あっ」

貴方「どうしました?」

聖羅「すみません、あの…」

貴方「何か…?」

聖羅「室内なのに、コートを着たままで…今、脱ぎますね」

貴方「ああ…はい、どうぞ」


貴方(何かワンテンポ遅い気がする…)



 ↓1 おしゃべりしよう

 1 どうしてアイドルに?
 2 趣味とかはないんですか?
 3 セーラー服の制服が似合ってるね、聖羅(せーらー)ちゃんだけに。なんちゃって




貴方「聖羅ちゃんは、どうしてアイドルになろうと思ったんですか?」

聖羅「アイドルになろうと思った理由…ですか」

聖羅「…ええと」

貴方「…」


聖羅「…何だか素敵だなあっていうのと」

貴方「ええ」

聖羅「楽しそうだなあっていうのと」

貴方「うんうん」

聖羅「あとは…」

聖羅「まあ、色々あってちょっと言えないかも知れませんねぇ…」


貴方「っ…」

貴方「そ、そうですよね…」

貴方(うーん、おっとりというか、のんびりというか…)


聖羅「あっ…でも」

貴方「?」


聖羅「シャーディ……さんが、憧れって言うか…何と言いますか…」



 ↓1 せーらさん

 偶数 ふむふむ?
 奇数 悲劇はその瞬間に…?

ひげき




聖羅「大袈裟かも知れないんですけれど…命を救われたと言いますか…」

貴方「…命を?」

貴方「それは…大袈裟な表現でなかったら、すごいですけれど…シャーディに?」


聖羅「はい…」

聖羅「昔、事故に遭ってしまって…その時に偶然だったんですけれど、シャーディさんのお陰で」


貴方(事故? シャーディ?)

貴方(そんなことってあっただろうか…?)

貴方(でもわたしが事務所に入社するより早くシャーディは、ここの事務所でアイドルをしていたからな…)


貴方「差し支えなければ、どんな事故だったかを教えていただけたりしませんか?」



 ↓1 一体、どんな事故が…!?

 1 オーソドックスに交通事故でええんとちゃう?
 2 事故現場で、じゃないんだよ。事故後にきつーいリハビリとかが必要な時にシャーディが希望になったんよ
 3 その他、何かこう…簡潔に?




聖羅「まあ…よくある交通事故だったんですけれど」

聖羅「ちょっと派手な、玉突き…みたいな感じだったらしくて」


貴方(それはちょっと派手やない聖羅、派手な事故や)

貴方(おっと…ほたるの墓ごっこなんて不謹慎なことをつい…)


聖羅「その時のことはほとんど覚えていなかったんですけれど…」

聖羅「レスキューさんじゃなくって…ある女の子が、アスファルトに放り出されて意識を失っていたわたしを介抱してくれたみたいで」

貴方「ほうほう…」

聖羅「それで…後から、その子がシャーディさんだった、っていうことが分かったんです」


貴方「シャーディが、人命救助を…」

聖羅「その時の応急処置が遅れていたらどうなっていたかは分からないって…目が覚めてからお医者さんに言われました」

貴方「そうだったんですか…」

聖羅「でも…どう調べても、シャーディさんがそういうことをしたっていうのは見たことがなくって」

貴方「…公表していないんでしょうね。わざわざ語ることでもないというか…」


聖羅「だから…なんでしょうかね?」

聖羅「リハビリをしている最中も、テレビなんかを見ていて…シャーディさんがいると、ついつい見ちゃって」

聖羅「それで…気がついたら、応募をしていた…というような具合なんです」


貴方「なるほど」

貴方「シャーディは、ちゃんとうちの事務所にいますから、きっと一緒にお仕事をしたり、おしゃべりができますよ」

聖羅「はい」


 ↓1 悲劇は…

 偶数 まだこなくてええんやで?
 奇数 初日に訪れるべきではあるまいか? いや、悲劇かどうかはまだ決まってないけど




聖羅「早くシャーディさんとお会いしてみたいです」

聖羅「明るくって、元気で、活発で…」

聖羅「スタイルがとっても良くて、ファッションセンスも良くて…」

聖羅「歌も上手で、ダンスだってとっても格好良くて…なんて、あんまりファン目線でいるのは良くないんでしょうかね?」

貴方「あー……ま、まあ…そこら辺は問題ないとも、思うんですが――」


 バンッ


貴方「!!!」

聖羅「…?」クルッ


シャーディ「…」


聖羅「えっ…?」

貴方「ま、待って――それはっ…今は、今はまだ――!」


シャーディ「…」ニマァァァッ


シャーディ「あなたが新人さんっ!? 新人さんだよねっ?」

シャーディ「はじめまして、湯郷シャーディです! やだ、かわいいっ!」

シャーディ「えーと、なになに?」パシッ ←資料奪った

シャーディ「歌がすっごく上手なの!? わあ、楽しみ~!! 何かもう、かわいいっ!! ていうか、綺麗っ?」

シャーディ「どっちでもいいけど、ようこそ、SSプロへー!! 手始めにまず~、わたしと一緒にね?」

シャーディ「アイドルって衣装の早着替えもお仕事だから、着替えの練習ていうようなことも必要でね、鍵のかかる部屋があるから――」


 ↓1 行動選択

 1 無言で部屋からシャーディを引きずり出して制裁の後、何事もなく、誰も入ってこなかった体を取り繕う
 2 必殺! シャーディ殺し!!(シャーディは貴方の前に敗れる
 3 リトルモンスター、カモン。シャーディを殺れ。「やれ」ではなく「殺れ」がミソ

「トれ」かな?



貴方「…」パチンッ

 バンッ

佑香「ぎゃおー!」ガバッ

シャーディ「あれ、佑香ちゃんも一緒にお着替え――」

 ガバッ

シャーディ「あれっ!? 何何? わたしの背中なんかにしがみついても――」

佑香「ブートジョロキアペースト…」ヌリヌリ

シャーディ「ひっ、ぶぶぼぼべっ…!?」←鼻と目の下にブートジョロキアペースト(薄め)を塗られた

シャーディ「オーマイガドネスッッッッッ!!」ダダダッ ←逃げた

佑香「ふっ…」シュタタタッ ←追いかけた



聖羅「……………えっ?」

聖羅「ええと……あのう…?」


貴方「…」


 ↓1 台詞選択

 1 別にファン目線でいてくださっても、問題はありませんよ?(にっこり
 2 では、レッスンをしてみましょうか?
 3 その他、ごまかすもよし、スルーするもよし、天気の話をするもよし

3現実を突きつける
あれがシャーディの真の姿だって




貴方「いい天気ですね…」

聖羅「えっ? あ、そ、そうですねえ…冬ですけれど、日差しが今日はあって…」


貴方「でも明日は一気に冷え込むそうですよ」

聖羅「そうなんですか?」

貴方「ええ。冷え性だったりします?」

聖羅「ええ、けっこう…」

貴方「そうですよね。この時季、うちの事務所にはジンジャーティーを常備していますから、好きなように飲んでください」

貴方「あったまりますし、けっこう冷え性にもいいんですよ」

聖羅「そうなんですか、ありがとうございます」

貴方「いえいえ。アイドルを守るのは、大切な事務所の仕事ですからね」



 ↓1 せーらさん…

 偶数 すっかり流された
 奇数 それで、ってさすがになる

(あっいい子だせーらさん)




聖羅「何だか、とっても頼もしいんですね」

貴方「ええ、いくらでも頼ってくださいね」

聖羅「はい。これから、よろしくお願いします」

貴方「こちらこそ」

貴方「一緒にトップアイドルを目指していきましょう」

聖羅「はいっ」


貴方(ごまかせてしまった…)


 ↓1 好感度

 コンマ二桁分上昇




 聖羅好感度:【100/とっても頼もしい】


聖羅「そう言えば…」

貴方「…」ピクッ

聖羅「さっきお話に出た――」

貴方「…」ピクピクッ


聖羅「ジンジャーティーって、お砂糖とか入れた方がおいしいんですか…? でもカロリーが…」

貴方「ほっ…」



 北川聖羅 女 16歳 誕生日:2月
 体力:1 頭脳:4 精神:3
 歌:5 踊:3 容:3 表:1 演:3
 熱:3 道:3

 愛嬌のひと:人から憎まれることがほぼない
 リハビリ済:大怪我をした経験から、体力がガタ落ちになってしまっている

 特技:ー
 趣味:ー

 好感度:【100/とっても頼もしい】

 メモ:かなり天然な上に、お人好しっぽい
 路線:ー
 動機:シャーディに憧れて?
 持ち歌:ー



社長「うぉっほん、どうだったかね?」

貴方「いい子みたいですが…何だか、流されやすいというか…天然気味で、お人好しっぽそう、というか…」

貴方「そういう意味で、やや不安がありますね。けれど性格としては、とってもいい子だと思います」

社長「そうかそうか、それは良かった」

社長「やはり、わたしの目に狂いはなかったということだな。わっはっは」


 ↓1 約1年経ってるSSプロ…

 偶数 別に何も?
 奇数 狂いがなかったって…よく言うわ、この社長は…




貴方「そうですねー」

社長「では、わたしはこれで。キミもあまり遅くならぬように帰りなさい。残業代はバカにならんからね」

 バタムッ…


貴方「…やれやれ」

スバル「いい子みたいで、安心ですね」

貴方「そうですね」

スバル「あと…佑香がとてつもないものをシャーディに塗りたくって、目と鼻が…と騒ぎまくっていましたけれど」

貴方「あれくらいでいいでしょう…」

スバル(一体何が…?)


貴方(とはいえ…いずれは、直面せざるをえない問題だな)

貴方(ついつい、うっかり、夢を壊してはなるまいとスルーしてしまったけれど…どうするか、考えなければ)


貴方「…」

貴方「…まあ、おいおいでいいか」



 今夜はここまで
 おつかれさんでした

おつおつ


 ~>>353-374~

葉子「えっと…あの、結婚は…まだ考えられないんで…」

シャーディ「おっほほほほう…なかなか、いや、これはなかなか、わたし、人気…!!」

タカシ「僕、1回しか呼ばれてなくない?」

衣依「何か、ずっと連呼? されるのって、ちょっと怖いね…」

佑香「思った」

葉子「うん」

誠「ちょびっとな」

香「パパって、どういうことだ?」


タカシ「でもさー、何か…まこちゃんファンって、重くない?」

誠「俺のファンを重いとか言うなよ」

タカシ「だって、結婚を前提に結婚してくださいだよ? 僕だってまだ、そこまで直接なプロポーズしてないのに!」

誠「お前男だろ?」

タカシ「だーからー、まこちゃんがおちんちん取ればいいんだよ。手術代あげるよ?」

香「タカシ、退場だ」

タカシ「冗談だったのにぃー………」ズルズル


衣依「あと、葉子ちゃんが大人気だね」

葉子「何か…もっと、他の子でいいのに…」

シャーディ「そういうところが、いいんだよ」スッ

葉子(あ、ナチュラルに肩を抱き寄せられた。自然すぎて怖い)

香「シャーディも退場だ」

シャーディ「どーおーしーてー……」ズルズル


衣依「あれっ? ゆずちゃんは?」

佑香「あっち」

葉子「あ、何か隅っこでいじけてる…」

香「おい、こっちへ来い」

誠「そうそう、呼ばれてるんだから行かなきゃだろ?」


ゆず子「呼ばれてない…」ボソ

葉子「えっ…?」

ゆず子「……どーせ、わたしなんて呼ばれませんよぉー…」

ゆず子「どーせ、友達としてならー…とか、その程度であって、アイドル的な魅力なんかありゃしませんよぉー」


葉子(すねてる…!)

衣依「ゆずちゃんが、あんまりがんばってないからだよ。身から出た錆だよっ」

香「そうだ。それに……あー…名前が出ていなかったにも関わらず、存在を忘れられていたというわけでは――」

ゆず子「それって認知しといて触れなかった、イコールっ!? どぉーでもいいってことじゃないんですかー?」

佑香「…」ポンッ

ゆず子「あんっ?」

佑香「今、何段腹?」

ゆず子「そもそも段になってねえっつーの!!」


 佑香編クリアーにより、詳細情報が開示されました



 安住佑香 女 10歳 誕生日:4月 アイドル歴:1年
 体力:5.5 頭脳:2 精神:4
 歌:4 踊:5 容:3 表:3 演:3
 熱:2 道:2

 能力タイプ:ダンス特化
 イメージカラー:群青色

 リトルモンスター:小さくても怪獣にふさわしい行動力と悪戯力
 飛行機恐怖症:怖れ知らずのリトルモンスターの弱点らしい弱点

 路線:ボーイッシュ系モンスター
 動機:親に応募されて

 身長:141cm 体重:32kg 血液型:B型 足のサイズ:21cm 利き手:右
 趣味:悪戯 工作 特技:悪戯 竹馬
 好きな食べもの:たこわさ アメリカンドッグ ステーキ
 嫌いな食べもの:苦いもの 野菜
 癖:考えずに行動する
 弱点:飛行機

 外見特徴
 ・少年と見間違えそうになるショートカット
 ・少年と見間違えそうになる膝小僧丸出し半ズボンとシャツ
 ・少年と見間違えそうになるほっぺの絆創膏がトレードマーク
 ・母親のささやかな押しつけで、靴下だけは薄いブルーのちょっとかわいいやつ

 家族構成:父 母

 家族に例えると:悪戯をして家族を困らせるのが大好きな末っ子
 動物に例えると:自分で自分の尻尾を追いかけてえんえん遊べるようなわんこ

 悪戯七つ道具:水鉄砲 輪ゴム 辛いもの 苦いもの 接着剤 スネーク活動用みかん箱 発想力
 悪戯心得:意表を突いて落とし込め
 担当Pとの悪戯戦績:249戦36勝213敗(勝率:14.457831325301203%)
 尊敬する人:おとうさん

 座右の銘:ごめんで済む年齢は今だけ
 苦手なもの:シリアスムード
 学歴:小学生(在学中)
 コンプレックス:とくになし
 トラウマ:乱気流の中の飛行機
 将来の夢:泣かすアイドルになる(物理?)

 SSプロアイドルに仕掛けたい悪戯
 シャーディ:朝起きたら動物園のワニのコーナーの中
 香:1日中どこへ座ってもブーブークッション地獄
 タカシ:何も言わずに頭をやさしく撫で続けるのみ
 誠:自動販売機の下にネズミ捕りをしかけて、わざとそこに小銭を放り込む
 衣依:新しい衣装をすり替えて、ボタンなどがわざとかけ違えられているものを着せる
 ゆず子:スマホの待ち受け画面を勝手に間野っち(顔面ドアップ)に変更
 葉子:落とし穴に落とす

 SSプロアイドルからの一言
 シャーディ:おいで! 悪戯をしにおいで!! いくらでも引っかかってあげるから、さあ!!
 香:絶妙なのは、悪戯をしてどこまでなら本気で叱られないかを把握している点だろうな
 タカシ:ソウルフレンドだよね、佑香と僕は
 誠:元気なのはいいよな。元気がなきゃ、何もできないからな!
 衣依:一言じゃ収まらないくらい、いっぱい言いたいことあるよ…
 ゆず子:チビッコならチビッコらしく長いもんに巻かれてりゃいいんだって
 葉子:悪戯にひっかけた時の、あのニタアって笑顔…独特だよね

 社長評
 佑香くんは逸材だと思っているよ。
 何と言っても底抜けの体力が素晴らしい。誠くんにも迫れるだろう。
 しかし、やや悪戯心が旺盛すぎるのがたまに傷と言ったところか。
 とは言えこれからを期待せざるをえない、大切な我がアイドルのひとりには違いない。

 貴方評
 お母様、女の子らしいアイドル路線にいまだ持っていけずすみません。



 3人目:北川聖羅編 開始時点 です


 ~リトルモンスターvs間野巌~

巌「今日からはワシがお前の担当じゃけえのう、よろしゅう頼むぞ?」

佑香「…」

巌「返事はどぉしたぁっ!?」

佑香「…」スチャッ

 ピュゥゥゥッ

巌「っ…真冬に水鉄砲なんぞを撃つなぁっ!?」

佑香「…」タタタッ

巌「あ、待てぇい、佑香っ!」ダッ


巌「待たんかい、われえええっ!?」ドドドッ

佑香「きゃーたすけてへんたーい」

巌「ぬぅっ!?」

 ザワザワ
 ヒソヒソ

勇気あるサラリーマン「すみません、ちょっと」

下心あるサラリーマン「佑香ちゃんに、一体何をしているんですか?」メガネ クイッ

胸もシモもあるオネエさん「こんなちっちゃい男の子を追い回すなんて、あなた何様っ!?」

巌「い、いえ、わたしはSSプロの、者でして…。佑香には悪戯を…」

下心あるサラリーマン「佑香ちゃんに悪戯(性的)だとぉっ!?」

勇気あるサラリーマン「誰か110番を!!」

胸もシモもあるオネエさん「あら…あなたちょっといい男…」


佑香「ふっ…」

 ムンズッ

佑香「っ…」バタバタ

貴方「これ系統、先輩はなかなか誤解が解けなくて難しいことになるので、これきりにしてくださいね」


 ~リトルモンスターvsいよりん~

衣依(今日は佑香ちゃんに悪戯をやり返して、イニシアチブっていうのを取り戻すんだ…!)メラメラ

<あ、おはよう、佑香

衣依(スバルくんの声っ…! 佑香ちゃんが来た…)

 ガチャッ

佑香「…」ポスンッ ←ソファーに座った

衣依(今に見てなさい…)

佑香「…」スッ ←テーブルに手をついてお菓子を取ろうとした

 ガクンッ
 グシャアッ

佑香「!!?」キョロキョロ

佑香「…」アタフタアタフタ

衣依「あれれー? 佑香ちゃんどうした――あああっ、テーブルが壊れてる!? どうしたのっ? まさか佑香ちゃん…」

佑香「!!? ち、違う…勝手に…」

衣依「――なーんちゃって、わざとそうなるようにまこちゃんに、脚1本、もろくしてもらってたんだー♪ それもう新しいのにしていらないからって」

衣依「これに懲りたら悪戯しちゃダメだよ、佑香ちゃん! ふっふふーん♪」 ←勝ち誇ってる

佑香「ぐぬぬ…」



 SSプロアイドル 簡単情報一覧(聖羅編開始時点)


 湯郷シャーディ 女 22歳 誕生日:? アイドル歴:?
 体力:5 頭脳:3 精神:3
 歌:6 踊:6 容:7 表:6 演:4
 熱:4 道:4
 ドルオタ:所属事務所も、他事務所も等しく、アイドルにハマっちゃうドルオタ
 ?:?
 路線:王道系ビューティガール
 動機:アイドル好きが高じすぎて

 西島タカシ 男 20歳 誕生日:? アイドル歴:8
 体力:3 頭脳:4 精神:2
 歌:7 踊:5 容:5 表:4 演:4
 熱:2 道:4
 永遠のお子様:年齢不相応にとっても天真爛漫で、やや腹黒い
 精神病:薬を服用していないと酷い妄想などの症状に襲われてしまう
 路線:ちっちゃかわいい系
 動機:親に応募された

 菱河香 男 25歳 誕生日:? アイドル歴:?
 体力:4 頭脳:5 精神:3
 歌:5 踊:5 容:6 表:4 演:5
 熱:5 道:3
 自称完璧人間:ナルシストを支えるのはストイックな姿勢
 ?:?
 路線:実力派ナルシスト
 動機:?

 御剣誠 男 19歳 誕生日:? アイドル歴:5年
 体力:6 頭脳:2 精神:5
 歌:4 踊:8 容:5 表:4 演技:3
 熱:3 道:3
 超絶貧乏性:金はないが、フィジカルは有り余っている
 海容の器:海のように広い、寛容な心の持ち主
 路線:逆境系ポジティブボーイ
 動機:1日3食を口にするため

 仲寺衣依 女 12歳(中学生) 誕生日:? アイドル歴:?
 体力:3 頭脳:3 精神:4
 歌:4 踊:4 容:4 表:5 演技:5
 熱:4 道:5
 お姉ちゃん属性:年齢に関係のない包容力と、しっかり者オーラ。すごくいい子に見えてしまう
 ?:?
 路線:家族にいてほしい系アイドル
 動機:?

 垣根ゆず子 女 17歳(高校2年生) 誕生日:? アイドル歴:?
 体力:4 頭脳:3 精神:2
 歌:3 踊:4 容:5 表:3 演:3
 熱:2 道:2
 ものぐさガール:怠惰だけどなまけるための情熱は燃やす
 ?:?
 路線:怠惰系お気楽ガール
 動機:?

 五味葉子 女 17歳(高校2年生) 誕生日:4月 アイドル歴:2年
 体力:1 頭脳:4 精神:5
 歌:6 踊:3 容:3 表:4 演:5
 熱:3 道:5
 持病持ち:激しい運動は要注意
 超ストレス耐性:かなりストレスへの耐性が高い
 路線:逆境系歌姫
 動機:同級生を見返すため

 安住佑香 女 10歳 誕生日:4月 アイドル歴:1年
 体力:5.5 頭脳:2 精神:4
 歌:4 踊:5 容:3 表:3 演:3
 熱:2 道:2
 リトルモンスター:小さくても怪獣にふさわしい行動力と悪戯力
 飛行機恐怖症:怖れ知らずのリトルモンスターの弱点らしい弱点
 路線:ボーイッシュ系モンスター
 動機:親に応募されて


 ~ゆず香るラジオ、葉子風味~

ゆず子「えー、今日はゲストが来てまーす」

香「紹介しよう。SSプロ所属アイドル、五味葉子だ」

葉子「よ、よろしくお願いします」

ゆず子「このラジオ、えぐいこととかたまにあるけど大丈夫?」

葉子「えぐい…?」

香「ゆず子に対してのみ、えぐいことだ。関係あるまい」

ゆず子「差別だ!!」

香「何でもかんでも差別と言うな。区別だ。そしてお前が悪い」

ゆず子「ひっでえ…」

葉子「ええと、どういう…えぐさなの?」


香「パッとしない売行きアイドルまっしぐらのゆず子が、アイドルとして売れるように様々なお題にチャレンジするというコーナーがある」

香「過去に、写真写りの特訓のために女子特有の得意アングルを身につけろ…というものや」

ゆず子「左から斜め上に上目遣いでFAだった」

香「口が悪いアイドルはどうなんだということで、言葉遣い矯正が試みられたり」

ゆず子「わてくしはお上品なお言葉遣いをお習得できましたでございまするでありんす」

香「共感をしてもらうためにドメジャーな趣味を作れ、というようなこともあった」

ゆず子「これは楽勝だったな。みんな、ゲームくらいしてるでしょ? 今の人は」

葉子「そう、なんだ…」


ゆず子「あ、でも香様への相談コーナーもたまに、えぐいのあるよ」

葉子「香……様?」

ゆず子「ほら、ファンが香様、香様って言うじゃん? だから、このラジオでくらい偉い人扱いをしてあげようっていうわたしの温情?」

香「ふざけてるだけだろう」


ゆず子「んでー、その相談コーナーで、すっごいのあったよね、1回。もうほとんど法律相談みたいなもんだったよ」

葉子「ええ…?」

ゆず子「だけど香様ってほら、慶某大の法学部卒だからさあ、めちゃくちゃ調べてベストアンサー出しちゃって」

香「めちゃくちゃ調べてなどはいない。僕にはあの程度――」

ゆず子「おっ、おっ、おっ? 国会図書館に通って判例集を調べに行ったとか聞いてますよー? 香様ー?」

香「うるさい、バラすな」

葉子「さすが……香さ…香様」

香「ムリして様なんかつけなくてもいい」


ゆず子「と、いうことで、ゆず香るラジオ、今夜もまったりテンションでお送りしまーす」

香「ゆず子に挑戦をさせたいこと、僕に相談をしたいことは、随時募集中だ」

ゆず子「ちゃんと回答するから、てきとーに、まったり、書き込んでみてくださーい」

葉子「書き込み…なんだ?」

ゆず子「全部をご紹介はできないけど、基本的にいつでも待ってるよー。モニターの前のファンの皆さん、よろしく!」

香「小ネタから拾って、気になったところを質問してくれてもいい。24時間365日受付中だ。遠慮することなく、書き込んでくれ」

葉子「ペンネームをつけてくれてもオーケー、ゲストに呼んでほしいSSプロアイドルも随時募集中?」

香「尚、特に何も動きがなかった場合、このラジオは打ち切り必至だ。僕はいいが、ゆず子は仕事が少ないからな、救済してやってくれ」


 ゆず香るラジオ、ネタ受付中。ゆず子矯正企画、香様へのご相談、2人に質問したいこと、ゲストに来てほしいSSプロアイドルなど募集中!


 ~ゆず香るラジオ、葉子風味、其の二~

香「メールを紹介しよう。ペンネーム、コーヒーマニアさん」

香「香様、ゆず子殿、こんにちは。そして葉子ちゃん、ゆず香るラジオ出演おめでとうございます」

ゆず子「あいあい、どもー」

葉子「ありがとうございます」

香「小生は葉子ちゃんのファンであります。このタイミングでラジオに出演するということはニューシングルについての宣伝なのでしょうか」

葉子「鋭い…」

香「ファンクラブ限定視聴をチェックしました。葉子ちゃんの歌声は透き通るような綺麗さの中に、芯のある強さが感じられてとても心が浄化される心地がします。そこで小生もカラオケで葉子ちゃんの歌を歌うべく、特訓に励みたいのですが、コツなどはあるでしょうか」


ゆず子「男の人? 小生って言ってるし…。それで葉子の歌って、むずいんじゃないの?」

香「男性だろうな、恐らくは。それで、コツはあるのか?」

葉子「コツ…ですか? あんまり、意識をしたことはないけれど…今度の新曲は、伸びやかなロングトーンが気持ちがいいから…」

葉子「あんまり喉を痛めないようにリラックスして歌ってみたらいいと思います」

ゆず子「あんな声、わたし出ない」

香「僕は出るがな」

ゆず子「じゃあここで、香様が1曲、歌います」

香「歌わないぞ」

葉子「あはは…」


ゆず子「じゃあ次のメールを。えー…ペンネーム、MAICラバーさん」

ゆず子「ゆずちゃん、香様、ハコちゃん、こんにちは。ハコちゃんが初めて出演した、SSプロオールスターライブでMAICを見てから、MAICの……香様、これ何て読むの?」

香「虜、だ。と、り、こ。心を奪われるというような意味だ」

ゆず子「改めてっ! MAICの虜になってしまい、それをきっかけにハコちゃんのファンにもなってしまいました」

葉子「ありがとうございます」

ゆず子「ふと気になったのですが、プライベートでハコちゃんはまこちゃんと仲が良かったりするんですか? まこちゃんの武勇伝エピソードは数多くあると思うのですが、ハコちゃんが、あのまこちゃんについて行けるようなイメージがあまりありません。どうなのでしょう?」

香「どうなんだ? プライベートは?」

葉子「あんまりプライベートで一緒にご飯を食べにいくとかのつきあいはないけれど…」

ゆず子「ないんかい」

葉子「でも1回、タカシさんとまこちゃんが、お家に遊びにきたことがあって、お菓子とジュースを出したら、それをお家に常備してるのかって驚かれちゃったことがあって…」

ゆず子「まこちゃんにとって、甘いものは日本の戦時中並みに貴重なものなんだろうなあ…」

香「キャラメルひとつで大喜びできるからな、誠は」

葉子「でもまこちゃんと2人で、っていうことはないけど、事務所の人たちと遊びに行くとかで一緒になることはそこそこあります」

葉子「あんまりまこちゃんについて行くことはできないですけど…あ、でもMAICのレッスンの時とかはすごく気とか遣ってくれてて」

葉子「わたしが体力ないから、合わせてくれたりして、あんまり振り回されることってない…です」

香「たまにかなりデリカシーがなくなるやつだが、そういうところはしっかりしているからな」

ゆず子「まこちゃんってさあ、人間できすぎじゃない? いっそ、人間かよって疑うレベルで」

葉子「人間ができすぎてて、人間を超越しちゃうのは難しいんじゃ…」


ゆず子「てかまこちゃん、男女にファンが多くていいよなー…。同性ファンがいるタレントは長生きするとか言うらしいし」

葉子「男の人が、男の人を…一目置くっていうか、アイドルなのに認めるってどういう感じのところに共感するんだろう…?」

香「男らしさ、じゃないのか? 誠の場合は逞しすぎる生存能力だとか、どんな仕事でもやりすぎてて本業が迷子になりかけているところだとか」


香「さて、引き続き、メールや各種コーナー宛てのゆず子矯正企画、相談内容募集中だ」

ゆず子「雑談でもオーライだぜっ! ラジオ宛てには、ペンネームをつけるとか、何か分かりやすく書いてくれると拾いやすいとか何とか」


 ~ゆず香るラジオ、葉子風味、其の三~

香「続いてのメールは、ラジオネーム、ゆっぴーさん」

ゆず子「こんちゃーす、ゆっぴー。最近元気?」

葉子「何で馴れ馴れしいの…?」

ゆず子「気分?」

香「こんにちは、皆さん。最近、旅にはまっています。が、先日、一泊二日で熊本観光に行ったらずっと大雨が続いていて、満足に観光ができませんでした」

香「皆さんはお仕事で各地に行かれることも多いと思いますが思い出に残っている場所などはありますか?」


ゆず子「思い出に残ってる場所かぁー…。あれかな、オーストラリア」

葉子「去年の?」

ゆず子「そーそー、ラクロスの応援で行った時の。仕事が終わった次の日に、半日くらいだったっけ? 観光してさー」

香「何かあったのか?」

ゆず子「オーストラリア、ヤバい。あれは、ヤバい。ていうか、動物? コアラだとか、ウォンバットだとか、カンガルーだとか」

ゆず子「何、あいつら? かわいい」

葉子「どうしてそんな、ちょっと喧嘩腰なの…?」

香「お前が、人並みに動物をかわいいとか思うことがあったんだな…」

ゆず子「香様ちょっとブースから出よう」


葉子「香さ…まは?」

香「だからムリして様は……まあいい。僕は、そうだな…。学生だったころに、ひとりで南米を旅したことがある」

香「やや危険なこともあったにはあったが、日本では体験できないことを多く体験したな」

香「タコスがそれまであまり好きではなかったが、現地のものは美味だった。何でもない路上で売ってるものもなかなかいけたぞ」

香「旅の醍醐味は食事にあるとも思うしな。食事からその土地の文化が――」

ゆず子「はい、次葉子~」

香「何で遮った?」

ゆず子「長いしかたっ苦しいんだって…」


葉子「わたしは…メールで、熊本観光って書いてあったけど…仕事で、熊本に行ったことがあって」

ゆず子「んで?」

葉子「……いっぱい、熊本ラーメンっていうの? 豚骨の…食べたんだけど」

葉子「ちょっと、もう半世紀は食べなくてもいいかなってくらい、食べて…」

香「どうしてそこまで食べた」

葉子「お仕事だったから…」


ゆず子「ここにも仕事を選ばないアイドルがいたか…」

香「お前は仕事を選ばずに働け」

ゆず子「ひっでえ言い草。ちゃんとラジオしてんじゃーん」

香「ちゃんと? 本来のラジオはもっとテンションが60パーセントは高くないとダメだぞ?」

ゆず子「まあまあ、それはほら、まったりが売りだし」

葉子「そうなの?」

ゆず子「そーそー」

香「そういう文句で肯定してるだけだろう…」


ゆず子「あーあー、聞こえなーい。次回ゲストは、SSプロの問題児が来るそうで」

香「あの小さな怪獣にぶつけたい質問なども募集だ。僕への悩み相談でもいいぞ」


 ~ゆず香るラジオ、リトルスパイス風味~

香「ゲストが来ている。………実は紹介したくない」

ゆず子「ほんっと…。何で来ちゃうかな…」

佑香「むっ…」

香「SSプロ最年少、安住佑香だ」

佑香「…」

ゆず子「いや喋れよ、ラジオなんだから。その、そこのマイクに向かって」

佑香「がおー」

香「不安しかないな…」


ゆず子「そんじゃ、メールでーす。ペンネーム、ハ音記号の友人さん」

ゆず子「ゆずちゃんって料理できるんですか? ゆずちゃんにおいしいカレーを作ってもらいたいです」

香「…できるのか?」

ゆず子「できるはずないじゃん」

香「言い切るな、女子高生」

ゆず子「女子高生ってどうしてつけるわけ? 何それ、いい加減高校生にもなったら料理くらい覚えて家事手伝えって?」

ゆず子「そーんな勤労高校生、今時そうそういないっての」

香「佑香はできるのか?」

佑香「できる」

ゆず子「嘘だね、絶対嘘だね! 合宿ん時覚えてるから。できないって」

香「その合宿の時のタレコミだが…」

ゆず子「タレコミ!?」

香「発言が少ない、読め、佑香」ペラッ

佑香(ふりがなある…)

佑香「SSプロアイドル、N・Iいわく…カレーを作ることになったゆず子が最終的に厨房を汚く汚して料理をして、それを失敗と断じてレトルトカレーを湯煎で温めていた」


ゆず子「えー、そんなのあったっけー? ぜーんぜん覚えてなーい」

香「露骨に忘れたふりをするな」

ゆず子「カレーなんて簡単だと思ってたよ? 思ってたけどさあ…まず、野菜の皮剥かなきゃいけないっしょ? 切らないといけないっしょ?」

ゆず子「でもって煮込んだり? アク…とか何か? 取らなきゃいけないみたいだし? ルゥをどんだけ入れりゃいいとか分かんないし」

ゆず子「隠し味云々とか言うけど意味不明だし、全然、あんなの作れない。作れる方がどうかしてんじゃないの?」

香「お前がどうかしてるんだ、それは…」

香「何でもかんでも面倒臭がって覚えようとしないから、そういう常識まで欠落しているんだ。佑香、こうはなるな」

佑香「りょーかい」

ゆず子「おいこら、わたしよりあんたの方が問題児だからな? 棚上げすんな? 上下関係分かってるか、こら」

香「ラジオでそういうことを言うな」


香「とにかく…ハ音記号の友人さん、ゆず子がカレーを作ればレトルトになる。それが嫌なら僕のファンになることだな」

ゆず子「人のファンを勝手に取ろうとしないでよ!」

佑香「作れるもん」

ゆず子「お前はムリだっての! どうせ、激辛にしようとか考えるんだろ?」

佑香「…」

ゆず子「ほら黙った! 黙ったー! はい図星ー、マズくなってもそれはそれで悪戯成功とか考えてたんだろ? 甘いんだよ、お子様カレーみたいに」

香「引き続き、メールなど待っている。引き続き、次回ゲストは佑香だ」


 ~格~

葉子「格?」

タカシ「そうそう、格。ハコちゃん、知ってる?」

葉子「…知らないけど、何となく…?」

タカシ「実はねー、どこかの民間団体が日本中のアイドルの仕事ぶりとかをこっそりチェックしてて、毎年、格付けをしてるんだよ」

タカシ「最低がEで、上がA、さらにその上に一握りのトップアイドルとして、Sランクまであるんだけど」

葉子「そんなのがあったんだ…」


タカシ「暇だから、話のタネにチェックしてみよー!!」

葉子「暇だから…なんだ?」

タカシ「うちの事務所、あんまりこの格付けは重要視してないからねー」


タカシ「まずー、うちの事務所で唯一のSランクアイドルが、シャーディね?」

葉子「それは…うん」

タカシ「他は、上からいく? 下からいく? どうする、ハコちゃんっ?」

葉子「じゃあ…上から?」


タカシ「オッケー!! まずっ! うちの事務所には、Aランクアイドルが、2人いまーす!!」

葉子「2人もいるんだ…」

タカシ「基準とかよく分かんないけど、Aらしいよ、って人」

葉子「誰と誰?」

タカシ「なんと!! ななな、なんと!!」

葉子「あ、タカシさん?」

タカシ「ぶーぶー、みなまで言わせてよー。じゃあ、もうひとりは、だーれだ?」

葉子「うーん……香さんとか?」

タカシ「ちぇっ…当たりぃー。クイズにならないじゃん」

葉子「クイズなの…?」


タカシ「じゃあっ! 次、Bランクも、2人いまーす!! 誰と誰でしょう!?」

葉子「順当にいったら、衣依ちゃんとまこちゃんじゃないの…?」

タカシ「ぶーぶーぶー、またまた当たりー…」


葉子「正解なら盛り上げてほしい…」

タカシ「じゃあ、Cランクは何人いるでしょう!?」

葉子「Cランク…うーん……」

葉子(タカシくんの、この感じからすると…キャリア的にはゆず子らへんかも知れないけれど…)

葉子(正直、最近ってゆず子よりもわたしの方がお仕事してるような気もするし…?)

葉子(あるいはひっかけで、何人いるでしょうからの、0人とかってパターンも…?)


葉子「……0人?」

タカシ「ぶっぶー!! 大ハズレー!! やったね!」

葉子「ハズレると喜ばれるんだ…」

タカシ「Cランクはねー、ゆずと、ハコちゃんだよ! でもって、Dランクに佑香がいるねー」

葉子「えっ…わたしもCランク?」

タカシ「もうちょっとがんばったら、もうBランクまでいけちゃうんじゃない? がんばってね、ハコちゃん! ちなみにゆずは万年Cランクだよ」


 ~ゆず香るラジオ、リトルスパイス風味、其の二~

香「メールだ。ペンネームは、自堕落星人さん」

ゆず子「何か親近感」

香「最近、各地を歩き回って生き物を捕まえるゲームが流行っていますね。みなさんはやっていますか?」

香「ちなみに自分は東京を歩き回って1000匹ほど捕まえました。事故だけは気をつけてくださいね。一度自転車に突っ込まれてるので…」

佑香「やってる」

香「待て、1000匹もいるのか?」

ゆず子「いるらしいよー…。運営が気合い入りすぎって話題らしくて、3日に1度はアップデートされて捕まえられるキャラがばんばん増えてて」


香「だが、あれだろう? 歩きスマホだろう? 僕はあまりああいうのは好きじゃないな」

佑香「やってる」クイクイ

香「分かったから、待っておけ。こういうのは危険性があると認識をした上で、正しく安全に遊ぶことが大事だ」

香「リスナーには若い子も多いだろうから、こういう時は――」


ゆず子「この前タカシと一緒にやってさー」

香「僕の話を遮るな!」

ゆず子「タカシのスマホと、わたしのスマホと、2台もって、タカシが車を都内走らせてゲットしまくり!」

ゆず子「今度ヘリとかチャーターして空からゲットしようぜとかタカシと話しててさー」

香「正しく遊べ、正しく! そんなセコい手段を使うな。あれは自分の足で歩いて捕まえるのが醍醐味じゃないのか?」

佑香「ねえやってる」


香「ああ、分かった分かった…。で、佑香はどうなんだ?」

佑香「50匹ゲット」

香「自堕落星人さんは1000匹らしいからがんばれ」

ゆず子「香様、淡白すぎぃっ! その、自堕落さんが異常なだけで、これけっこう普通にやったら大変なんだよ? 香様、分かってるぅ?」


香「そ、そうなのか…?」

佑香「そう」

ゆず子「まあ、わたしはタカシと一緒にゲットしまくってすでに700匹いってるけど」

佑香「大人ずるい…」

香「正しく遊べ、正しく。自転車に突っ込まれた、なんて事故もあったそうだからな。よく周りを見ないとダメだぞ」


ゆず子「でも、今、全部で何匹出てるか知らないけど、ガセ情報とか流して遊んでるのもいるんだよなあ~…」

ゆず子「それで直行してみたら、いたのが特別珍しいのでもなくてってケースとかあったりしてさー…」

香「けっこうやってるな、お前…?」

佑香「見て、これ」つスマホ

香「お、このブースにもいるのか」

ゆず子「マジでっ!?」バッ

香「嘘だ。そうやって騙されやすいのも問題があるぞ。というか、ラジオ収録中にやろうとするな」

ゆず子「んだよ…」

佑香「ほんとはいる…。51匹目、ゲット」

香「けっこうよくできてるな…」

佑香「香様もやる?」

香「あまりこういうゲームは好きでは…だが、ものは試しだ。話のタネにも…」

ゆず子「おいそこ、わたしにだけ注意して自分らで遊ぶな。てか、何かチビッコに甘くない、香様?」


 ~ゆず香るラジオ、リトルスパイス風味、其の三~

ゆず子「ラジオネーム、匿名希望さん」

ゆず子「ゆうかりんは、いよりんのことをどう思っていますか?」

香「ざっくりだな」

ゆず子「お前ら仲悪いよな」

佑香「あっちが突っかかってくるだけ」

香「いや、どちらかと言えば佑香に問題があるだろう…。衣依は理不尽なことはしないぞ」

ゆず子「チビッコが悪戯三昧だから衣依もムキになってるだけだろ」

佑香「むむ…」


ゆず子「おー? 何か反論があるのかー? じゃあそのない頭をひねって反論してみるこったな」

香「ゆず子、言い方に気をつけろ」

佑香「遊んでるところに、言いがかりをつけるだけ。悪いことはしてない」

香「悪戯というのは、悪い戯れと書くんだ。お前のは悪戯であって、単なるひとり遊びなら誰からも文句は言われん」

佑香「むむ…」

ゆず子「ほらほらどーした? 香様はこういうのにめちゃくちゃ強いからなぁー?」

香「お前がどうして勝ち誇る?」


佑香「反応が楽しいからやってるだけだから、つまんない反応ならやらないから衣依が悪い」

香「そもそも悪戯をしかけるのが悪い」

ゆず子「だってさー!! 香様、その調子でございやすぜ…」スリスリ

香「揉み手をするな」


香「大体、佑香。あまり悪戯ばかりをしていると、衣依に面倒がられて相手をしてもらえなくなるぞ?」

香「人間は馴れる生きものだから、悪戯が普通になりすぎて新鮮な刺激として受けつけなくなったらかまってももらえなくなる」

香「あまり悪戯ばかりに興じていないで、たまにはいいところもちゃんと見せて不興ばかりを買わないようにしろ」


ゆず子「うわー…マジレスきた…」

佑香「これだから大人は…」

香「待て、お前らの反応はおかしい」


ゆず子「んでもさー、別に嫌いとかじゃないんだろ? 嫌いだったら人間、無視すんのが普通だろうし?」

ゆず子「あ、あれかっ! 好きな子にほどちょっかいを出したがる小学生男子の特徴!」

佑香「ちがう」

ゆず子「実は衣依が大好きか、なるほどなあ~」

佑香「ちがうもん」


香「説得力はないな」

佑香「むっ…。そうやって小学生相手に言葉責めしてるなんてだっさー」

ゆず子「ぶっぶー、こういう話がリスナーから届いたからしてるだけであって、ダサいも何もありません~、べろべろばぁ~」

香「煽るな」


佑香「でも最近…」

香「ん?」

佑香「……あんまり衣依が事務所にいなくて退屈…」

ゆず子「ほらなほらなー! 実は衣依のこと大好きだろ!?」


巌「ぼちぼち始まるけんのう…」

巌「ええ子のファンはうちの新人聖羅を安価とコンマで応援してくれな」

巌「ゆず香るラジオは小ネタタイムにのみやるが、いつネタぶっ込んでくれてもええけん、安価と被らんようにだけ気ぃつけるんじゃぞ」



 ―― 12月 2週目


貴方(月末までに宣材写真を取りたいな)

貴方(容姿はそこそこだけれど…表現力に難あり…)

貴方(まあ…今のわたしにはそこそこのコネはあるし、そこまで宣材を重視しなくてもいいものの…)

貴方(あんまり、表現力が低すぎるのも問題だしな…)



 北川聖羅 女 16歳 誕生日:2月
 体力:1 頭脳:4 精神:3
 歌:5 踊:3 容:3 表:1 演:3
 熱:3 道:3

 愛嬌のひと:人から憎まれることがほぼない
 リハビリ済:大怪我をした経験から、体力がガタ落ちになってしまっている

 特技:ー
 趣味:ー

 好感度:【100/とっても頼もしい】

 メモ:かなり天然な上に、お人好しっぽい
 路線:ー
 動機:シャーディに憧れて?
 持ち歌:ー



貴方「さて、今週の予定は…っと」



 ↓1 予定選択

 1 レッスン!!
 2 路線相談
 3 お仕事見学



貴方「さてっ」

貴方「レッスンスタジオに行こう」

スバル「行ってらっしゃい」

貴方「ええ、行ってきます」



 ↓1 せーらさん

 偶数 これでのんびり屋すぎるがゆえに遅刻をしてしまうという悪癖設定がつくのは回避された
 奇数 えーと、あのう…今どちらに…? え、向かってる最中?




聖羅「おはようございます~」

貴方「はい、おはようございます」


聖羅「お家を出るのがちょっと遅れかけちゃったんですけど、間に合って良かったです…」

貴方「それはそれは。どうして遅れかけてしまったんですか?」

聖羅「レッスン着っていうのを、どれにしようか迷ってしまって…」

貴方「…まあ、別に公に見せるものじゃないんで、トレーナーさんに失礼でない格好でなければ何でもいいんですけれどね…」


聖羅「それで…何のレッスンをするんでしょう?」



 ↓1 レッスン!!

 1 歌唱力:5
 2 ダンス:3
 3 容姿:3
 4 表現:1
 5 演技:3



 表現力:1.62


トレーナー「お疲れさまでした」

聖羅「ふぅ…ありがとうございました」

貴方「ありがとうございます」


トレーナー「ほほえんでるのはいいんですけれど…あんまり、それ以外のお顔が…」

聖羅「す、すみません…」

貴方「まあ…これから、レッスンで改善していきましょう。伸びしろがある、ってことですから」

聖羅「はい」



 ↓1 イベ発生

 偶数 ちょっと時間があるなぁ
 奇数 思春期いよりん…だと…? こんなのいよりんじゃないやい!! でもちょっとこれはこれで…?




聖羅「何だか疲れちゃいました」

貴方「あ、でもあんまりゆっくりはできないんで、撤収は早めにお願いしますね」

貴方「この後、ここをレッスンで使う子がいるので」

聖羅「はい、分かりました~」


貴方(とか言いながら…)


聖羅「ええと…タオルは、こっちに入れて…」

聖羅「ちょっと畳むのが失敗…畳み直して…」

貴方(のんびりだー!)


 ガチャッ…

貴方「おや…」

聖羅「あら…?」

衣依「…おはよーございます」


貴方「おはようございます、衣依ちゃん」

衣依「うん」


聖羅「あの、プロデューサーさん…あの子って…」

貴方「ええ、うちのアイドルの、衣依ちゃんです。この後のレッスンなんですよ」

聖羅「でも何だか…ちょっと、テレビと印象が違うんですねえ…」ヒソ


衣依「…」


貴方「難しい年頃…というやつなんでしょうね。お仕事の時は以前と同じですけど」

貴方「ちょっとオフになると、何だかけだるさの演出というか…落ち着いた感じになってまして」



 ↓1 いよりん…

 1~3 こ、こんないよりん…一部のファンが大喜びするだろうけどちょっと…
 4~6 貴方のフォローがものすごくオブラートに包んだものだった
 7~9 あ、でもいよりんだ…!




衣依「……あのー」

聖羅「あ、はあい。何ですか?」

衣依「次レッスンだから、早く出ていってほしいんですけど」

聖羅「ああ…ごめんなさいね」


衣依「…」チラッ

聖羅「…荷物をまとめて…っと」タプンッ

衣依「……」フイッ


貴方(ああいうところは変わらないなあ…)

貴方(大丈夫ですよ、衣依ちゃん。あってもなくても、きっと大差ないから)


聖羅「ふぅ…ごめんなさいね。のんびりしちゃって」

衣依「いーよ、別に…。でも」

聖羅「?」

衣依「ちゃんと時計を見て動かなきゃダメでしょ」

聖羅「あ、はあい…ごめんなさい」


貴方「では行きましょうか」

貴方「衣依ちゃん、レッスンがんばってくださいね」



 ↓1 行動選択

 1 解散!
 2 事務所に帰って、今後の打合せでもしようか
 3 ちょっと、どっかに寄って雑談でもしてみようか

2




貴方「さてっ…」

貴方「ちょっと今後の活動についてのお話をしましょう」

聖羅「このジンジャーティー、お砂糖入れるとおいしいですね…」

貴方「…入れすぎ注意ですよ」


貴方「で…ですね」

貴方「今後の活動、というのは…ざっくり説明すると、どんな路線でアイドルをしていきましょうか、ということなんですが」

聖羅「はい」

貴方「どうしましょうかね…?」


貴方「アイドルと一口に言っても活動の幅は広いですし、どんな分野で活躍していこうかというところから考えるのも良いかと思うんですよね」

聖羅「分野、ですか?」

貴方「ええ」

貴方「例えば、うちのアイドルを例にしますと…葉子ちゃんや、タカシくんはステージにとても強い、本格アーティスト路線とでも言いましょうか」

貴方「まこちゃんや、衣依ちゃんはタレント性に強みを持っていますし」

貴方「香さんはドラマや映画や舞台なんかのお仕事が多くて、演技派という感じで通っていますね」



 ↓1 どうしましょうかね

 1 何か希望などはありますでしょうか?
 2 ステージパフォーマンスをがんばっていくか…
 3 タレント性(いわゆる性格などのキャラ)で勝負していくか…
 4 演技とかでやってみるか…




貴方「何か、希望などはあります?」

聖羅「そうですね…」


聖羅「例には出てきませんでしたけれど…シャーディさんは、それだとどうなるんですか?」

貴方「ああ…彼女は、どれでもイケてしまうタイプですね」

貴方「いわゆるオールラウンダーとでも言いましょうか。苦手分野はなく、何でもそつなく、しかも高レベルでこなせてしまえるという」

貴方「王道系、とでも言いましょうか」

聖羅「そうなんですか…。でも、それはちょっと難しそうですねえ…」


貴方「けれど聖羅ちゃんがそう望むのであれば、全力でお手伝いをいたしますよ」



 ↓1 せーらさん!

 1~3 優柔不断なようだ
 4~6 歌が得意だから、歌がいいなあって。…でも、その路線だと層が厚い…いや、いいんだけど
 7~9 貴方はすでに信頼を獲得してしまっている。お任せだそうで




聖羅「わたし、歌が好きで、ちょっとは自信があるんです」

貴方「ええ、歌がお上手だとはうかがっていますよ」

聖羅「だから、歌をがんばっていきたいなって思うんですけど…」

貴方「そうですか」


貴方(歌を得意としているうちのアイドルは、葉子ちゃん、タカシくん、香さん、シャーディ…)

貴方(割って入って食い込めないことはないものの、激戦区だからなあ…)



 ↓1 台詞選択

 1 歌の世界は厳しいものです。覚悟は、できていますね?
 2 分かりました。それでは歌をメインにしていきましょう
 3 ちなみに、第二希望なんていうものはありますか?




貴方「ちなみに、第二希望なんていうものはありますか?」

聖羅「えっ…?」

貴方「参考までに」


聖羅「そうですね…」

聖羅「…ちょっと、気になるのは…演技のお仕事とか…」

聖羅「物語とかが好きなので、ドラマだとか映画だとかにも関われたら楽しいかなって思うんですけれど…」

貴方「なるほど、なるほど…」


貴方(演技方面は…うちの事務所は割と手薄で、香さんくらいしかコンスタントに出ているアイドルはいないんだよなあ…)

貴方(けれど、それでもネックになるのは彼女の表現力…)

貴方(演技力とは似て非なる部分だからな…)


貴方(まあ、何にせよ、表現力がこのままだというのはちょっといただけないからレッスンはしていくとして…)

貴方(当面の指針として、どうしていくべきか…)


貴方(競合の多い本格アーティスト路線をいくか…)

貴方(うちの事務所的にはニッチな、演技系路線でいくか…)


 ↓1 熟考した貴方の出した答えは…

 1 第一希望通り、歌もの路線で考えよう
 2 とりあえずのお仕事の方針は演技系ができればやってく感じで…
 3 いやでも、聖羅にタレント性を見出さざるをえない。人当たりの良さがすごくいいからなあ…

3





貴方「よし…」

貴方「色々と考えましたが」

聖羅「はい」

貴方「…聖羅ちゃんとまだ短い時間ですが接していて、強く思ったのはあなたの人当たりの良さなんです」

聖羅「人当たり…ですか?」

貴方「ええ。何か、ほんわかしているというか、やさしげな雰囲気といいますか」

聖羅「そんな…普通ですよ」


貴方「いえいえ、あなたが意識していないだけで、それは武器になると踏んでいるんですよ」

聖羅「誉められちゃうと、何だか嬉しいですね…」

貴方「ですから、その雰囲気や性格を大事にしつつ、全面に推しだしていきたいな、と」

聖羅「それは…いわゆるタレント性、っていうものですか?」

貴方「はい。今すぐ、そうなることはないでしょうが、主な活躍の場はイベントやテレビの、特にバラエティーなんかですね」

貴方「歌で話題を掴んだり、第二希望で教えていただいた演技だとか、そういう活動の全てにタレント性は付随をしてきます」

聖羅「全て、ですか…」

貴方「ええ。キャラが確立されてしまえば、仮に歌が少し劣っていても許されてしまう不思議な現象が起きます」

貴方「うちの事務所ではまこちゃん現象だとか言われたり言われていなかったりしますね」


聖羅「そんなにすごいんですか…?」

貴方「冗談半分ですが、タレント性を推しだしていきたいというのは100パーセント本気です」

貴方「よろしいですか?」

聖羅「プロデューサーさんがそこまで仰られるんなら」

貴方「ありがとうございます」


貴方「となると…」

貴方「聖羅ちゃんの方向性に名をつけるのであれば…」


 ↓1 路線名

 1 癒し系のんびりガール 路線
 2 癒し系歌姫 路線
 3 その他、何とか系何とか、何とか派何とかとか…いい具合のを




貴方「癒し系のんびりガール、とでもしましょうか」

聖羅「そんな、癒し系だなんて…」

貴方「いえいえ、癒し系ですよ。接待の場に連れていきたいような女の子、とでも言いましょうか」

貴方「やっぱり男だらけでむさ苦しいと嫌だという方はいますからね」

貴方「そういう時に、かわいい子枠で採用した社員を同行させたりすることもあるんですが…」

聖羅「まあ、そういうことってあるんですか…」

聖羅「もしかして、プロデューサーさんも…」

貴方「いえ、わたしは何故かそういう理屈ではお呼ばれされたことがありません」

聖羅「あっ…」

貴方「察しなくてもけっこうですよー」


貴方「というわけで、これからは癒し系のんびりガールとしてがんばりましょう」

聖羅「はい、よろしくお願いします」



 ↓1 好感度

 コンマ一桁分上昇



 聖羅好感度:【100/とっても頼もしい】
       →【109/とっても頼もしい】上昇


貴方「よーし…これで路線が定まった」

スバル「僕も癒してもらいたいです…」

貴方「河村くん、そんなに疲れてるんですか?」

スバル「昨日、夢に顔の見えない新妻が現れましたよ…」

スバル「彼女にふられたばかりだっていうのに…はあ…」

貴方「おやおや…」



 北川聖羅 女 16歳 誕生日:2月
 体力:1 頭脳:4 精神:3
 歌:5.00 踊:3.00 容:3.00 表:1.62 演:3.00
 熱:3 道:3

 愛嬌のひと:人から憎まれることがほぼない
 リハビリ済:大怪我をした経験から、体力がガタ落ちになってしまっている

 特技:ー
 趣味:ー

 好感度:【109/とっても頼もしい】

 メモ:かなり天然な上に、お人好しっぽい
 路線:癒し系のんびりガール
 動機:シャーディに憧れて?
 持ち歌:ー



貴方「そう言えば、もうすぐクリスマスか…」

貴方「去年は色々と慌ただしかったなあ…」



 ↓1 クリスマスが近いってさ

 偶数 あ、クリスマスコンサートやんけ。せーらはさすがに出演できないけど
 奇数 貴方の恋人は、お仕事です




スバル「まあ、今年も忙しいんですけどね…」

貴方「クリスマスコンサートがありますしね…」

スバル「はあ…」

貴方「ため息ばかりついていると、彼女だけでなく、幸せも逃げるそうですよ?」

スバル「手伝っていただけませんか…?」

貴方「心得ました」


貴方(聖羅ちゃんが出演することはできないけど…)

貴方(クリスマスコンサートを見学することはできるなあ…)

貴方(次のオールスターの機会ではあそこに立つことになるんだと、見せてみようか…?)


貴方(………いや、ただステージを見るだけならともかく、楽屋裏まで見せてしまうとシャーディがな…)



 ↓1 どうしたものか

 1 ええい、幻想はそうそうにぶち殺す!!
 2 ステージのみ、を見せよう
 3 別に見学させなくてもいいかな




 ―― 12月 3週目 (クリスマス・イブ)


聖羅「ほ、本当にタダで、コンサートを見てしまっていいんですか?」

貴方「ええ、もちろん。そして次のオールスターの機会には聖羅ちゃんも、ステージに立つことになるんです」

貴方「今からイメージトレーニングも兼ねて、見学をしていってください」

聖羅「ありがとうございます」


貴方「いいんですよ」

聖羅「あのう…」

貴方「はい?」

聖羅「ぶ、物販…並びたいんですけれど、いいですか?」

貴方「……どうぞ」

聖羅「ありがとうございます~。じゃあ、行ってきますね」


貴方(売れ残ったものなら、後で譲ったりもできるけど…)

貴方(売り切れちゃったものについては、あげることもできないし…これくらいはいいや)



 ↓1 物販列には、シャーの陰が…!?

 偶数 なかった
 奇数 あった…本番前に何しとるんじゃ




聖羅「ふぅ…」

聖羅(無事に並べて良かった…。でも、目当てのグッズがまだ売れ残ってるかしら…?)

聖羅(何だか前の人、女性にしては背が高いなぁ…。SSプロのコンサートって、男女比に大きな偏りがなくてすごい…)


シャーディ(ぐっふふふふ…)

シャーディ(クリスマスコンサート限定グッズ、全8種類のデフォルメサンタコスバージョンつままれキーホルダーを手に入れるのは、このわたしだ!!)

シャーディ(いつもの3倍速で最終打合せを終わらせて、誰にも気取られることなく物販列に並べた…!!)

シャーディ(ふひひひ…もうすぐみんなのつままれキーホルダーが…!)


聖羅(うーん…並んだのはいいけれど、何を買おう…?)

聖羅(このコンサート限定品は…あっ、つままれキーホルダーなんていうのがあるのね…)

聖羅(かわいいデフォルメされたキャラクターになって、つままれてる…かわいい。あれを買おうかな)


シャーディ(もうすぐ、わたしの番が…!!)

聖羅(でもけっこう売行きがいいみたい…。残ってるかしら…?)


<次の方ー、2名様ずつどうぞー


シャーディ「ぐひひひっ…はあーい!」

聖羅「はーい…」


<何になさいますか?


聖羅・シャーディ「「つままれキーホルダーを」」

聖羅「シャーディさんのを」

シャーディ「全種類でっ!」


<あっ…すみません、お客様方…

<つままれキーホルダーは大変、人気でして…シャーディちゃんのは、あと1つしか…


聖羅「あら…」

シャーディ「何、だと…?」

 チラチラッ


聖羅(サングラスとニット帽で顔を隠してる…。でも、この人の方が先に並んでたわけだし…)

シャーディ(ぐぬ、ぬぬぬ…。でもファンの子だし…ここはグッズを譲って…だけどだけどっ、自分のも含めて全員分をゲットしたい…!)


 ↓1 どうなる!? コンマ判定

 1~3 シャーディは物欲に弱かった…
 4~6 シャーディはファンを大切にするのだ
 7~9 シャーディの嗅覚はアイドル界一ィィィッ!!

よかった、ファンからグッズを奪うほど堕ちちゃいなかっただねシャーディさんは…!




聖羅「あの…前に並んでいましたし、どうぞ?」

シャーディ「っ……い、いや…最後の1個まで奪っていくようなマネは…」

シャーディ「わた――げふんげふん、シャーディちゃんの以外の7種類で、お願いします」

聖羅「いいんですか? ありがとうございます」

シャーディ「い、いいえー…」


シャーディ(あああああああっ…! みんなにっ…みんなの、つままれキーホルダーに囲まれるという夢がああああっ…!)

シャーディ(こうなったら、ヤケ買いだ…!)


シャーディ「あとパンフレットとサイリウムとフェイスタオルとトートバッグとポスター全種類とオルゴールとTシャツ全種類とメッシュキャップを全部2つずつください」

聖羅(熱狂的なファンの人っているのね…)

<こちら、シャーディのつつまれキーホルダーです

聖羅「あ、はあーい、ありがとうございます~」

聖羅(最後の1個をゲットできちゃった。何だかついてるかも♪)


シャーディ(はあああ~んっ、こんなに、こんなたくさんのグッズを衝動買いしちゃった…)

シャーディ(家に帰ってから二次会が盛り上がるぞぉぉ~!) ←オールスター後はひとり二次会が定番のひと


 ・
 ・
 ・


聖羅「すみません、お待たせしました」

貴方「いえいえ、目当てのものは買えましたか?」

聖羅「はい~偶然、やさしい方と最後の1個を譲り合いになってしまったんですけれど、いただいてしまって…」

貴方「良かったですね」


貴方「では、そろそろコンサートが始まりますので、行きましょうか」

聖羅「はい」



 ↓1 SSプロ、クリスマスオールスターコンサート、開演!!

 偶数 いやー、やっぱりステージ上のシャーディはすごいわ…
 奇数 MCの時にそれは起きた




 ~♪


シャーディ『メッリィィィ――――――、クリ―――スマ―――――――――――――スっ!!』

シャーディ『SSプロオールスター、クリスマスコンサートに、ようこそー!!』

 ワァァァァァッ

<シャーディー!!

<シャーディ、こっち向いてー!!


タカシ『今夜は僕たちがみんなの恋人になるから、楽しんでいってね!』

<タカシきゅぅぅぅーん!!

<かわいー!!


貴方(おお…客席にいると、袖よりもすごい熱気を感じるな…)

聖羅「まああっ…」キラキラ

貴方(聖羅ちゃんもすっかり見とれちゃっている…。これから、あっちに立つ側になるという自覚はあるんだろうか…?)


シャーディ『それじゃあ、いってみよう!』

シャーディ『クリスマスコンサート!!』

SSプロアイドルs『開幕!!』


貴方(始まった、始まった…)


シャーディ『まずはー! オールスター定番!! 特別ユニット!!』

シャーディ『最初の人を紹介するよー!! 葉子ちゃーん!!』

葉子『は、はい…!』

シャーディ『そしてそしてー、佑香ちゃーん!!』

佑香『ぎゃおーん』

シャーディ『特別ユニット、少女と怪獣で! 曲は、日常崩落ブレイバー!!』


聖羅「何だか、曲名がかっこういいですねえ…」

貴方「そうですか? それは良かったです」

貴方(作曲家さんがインスピレーションが降りた、とか言って作ってくれて、タイトルまでつけちゃった歌だけど…)


 ・
 ・
 ・


香『ソロコーナーの、トリを飾るのはもちろん、彼女だ。名前を呼んでやってくれ。行くぞ!』

<シャ――――ディ―――――――――――――ッ!!

 バンッ…
 バババッ

貴方(いきなりの暗転からの、スポットライトで登場するシャーディ…)

貴方(いやはや、やっぱり格好をつけていると、めちゃくちゃにシャーディは格好良く見えてしまう…。プロだなぁ)


 ↓1 クリスマスコンサート終了

 偶数 せーらさん、大興奮で大満足だったようです
 奇数 あれれ…? またちょっと、シャーディへの過大な幻想が膨らんでやいないか…?




 『おかえりの際は、お忘れものなどがないよう、今一度、お手荷物をご確認の上、足元に注意してお帰りになってください』

 『本日はSSプロオールスターズ、クリスマスコンサートにお越しいただいてありがとうございました』


 ザワザワ…


聖羅「はぁぁ~……」

貴方「ふふっ、おおはしゃぎでしたね」

聖羅「あっ…す、すみません…。つい…」

貴方「いえ、楽しんでもらうためのコンサートですから、そうなってもらわないと困ってしまいます」


聖羅「それに…何だかんだ、直接、生でシャーディさんのコンサートを見るのは初めてだったので…」

貴方「おや、そうだったんですか?」

聖羅「はい…。恥ずかしいんですけれど」

貴方「何も恥ずかしがることなんてありませんよ」


聖羅「それで、やっぱり思いました…」

聖羅「シャーディさんって、やっぱりとてもステキな方なんだなあって…」

聖羅「誇張じゃなくて、本当にいっぱいのエネルギーを分けてもらえたような気がして」

貴方「それはそれは…」

貴方(あんまり、期待を膨らませてもなあ…)


聖羅「あのう…プロデューサーさん」

貴方「はい?」

聖羅「是非、シャーディさんに会ってみたいなあって…今、会いたいんですけど…こんなワガママ、聞いてもらえるでしょうか…?」

貴方「え゛…」


 ↓1 どうすっぺ

 1 いやっ、これを機にシャーディには、オフでも普通の人と同じような振る舞いをすることを覚えてもらって…それで…うん…
 2 どうせなら、お仕事で共演とかする時まで…そういうのは取っておいた方がいいんじゃないかなぁー、なーんて…はは、ははは…
 3 ええい、なるようになれっ! シャーディのすばらしいところ(仕事)を見たんだから、ダメなとこを見て、トントンで…!!

2




貴方「……分かりました」

聖羅「いいですかっ?」

貴方「ただし、何を見ても…あまり驚かないでくださいね?」

聖羅「おどろく…?」

聖羅(近くですっぴんとかを見て幻滅をしないで…とかってことかしら…?)

貴方「では、行きましょうか」


 ・
 ・
 ・


貴方「楽屋はあっちですね」

聖羅「な、何だか緊張してきちゃいました…」

聖羅「そうだ…さっきの、つままれキーホルダーにサインとか…って、ちょっとこれじゃ小さすぎちゃいますね…」

聖羅「ごめんなさい、何だか浮かれちゃって…」

貴方「いえ…」


<わいわい

<がやがや


貴方(おっ…アイドルの皆さんの声が聞こえてきた…)

貴方(吉と出るか、凶と出るか…!!)



 ↓1 楽屋の光景は…!?

 1~3 シャーディが半裸状態のタカシを超高性能カメラで連射しまくって、周りがめちゃくちゃ嫌がってる。尚タカシくんはノリノリな模様
 4~6 シャーディがリトルモンスターにまたブートジョロキア攻撃を食らって悶え苦しんで見苦しいことになっていた
 7~9 シャーディが床に正座させられて、香様にとうとうと説教をされていた



 0につき、再判定

 偶数 賢者モードのシャーディは、すこぶる理想的なアイドルのプライベート姿に見えてしまうという奇跡が起きていた
 奇数 えっ…ケンカ中…? シャーディどころとちゃうぞこれっ!? SSプロが不仲にっ…?



 コンコンコン

貴方「お疲れさまです、皆さん」

葉子「プロデューサーさん…おつかれさまです」

貴方「この機会ですので、皆さんに紹介したい人がいまして」

聖羅「まあ…」

聖羅(さっきまで、あんな遠いところにいた人たちが、みんな、勢揃いしてる…)


貴方「もう知っている人は知っていると思いますが、事務所に新たに加わった仲間の、北川聖羅さんです」

貴方「今度の2月にお誕生日を迎えて17歳になるので、葉子ちゃんとゆず子と同じ学年ですね。聖羅ちゃん、ご挨拶を」

聖羅「はい。ええと…はじめまして。北川聖羅です。皆さん、よろしくお願いしますね」ニコッ


タカシ「よろしくー!」

葉子「よろしくお願いします…」

ゆず子「タメか…」

香「アイドルは生半可な覚悟では務まらんぞ。覚悟をするんだな」

衣依「よろしくお願いしまーす…」

誠「よろしくな。困ったことあったら、何でも言えよ」

佑香「…」ジィッ


貴方(シャーディは――)チラッ

貴方(!!?)

貴方(あれはっ…シャーディが特別に手応えを感じた時にしかならない…俗称賢者モード!?)


シャーディ「この前、ちょこっとだけ会ったけど、ちゃんと挨拶できなくてごめんね」

シャーディ「これから一緒に、アイドルとしてがんばっていこう。大変なこととかもあるけど、楽しいことの方が多いから」

シャーディ「仲間として歓迎するから、あんまり気後れしないで仲良くしてね」キラリンッ ←爽やかアイドルスマイル


聖羅「まあ…あ、あの…シャーディさんの、ファンなんです…」

シャーディ「本当に? ありがとう、聖羅ちゃん」ニコッ

聖羅「はぁぁ~……」


葉子「あれ…? シャーディ、おかしくなくない…?」ヒソ

タカシ「レアだよー、あれ」ヒソ

誠「超レアだな」ヒソ

香「この4年くらいは見なかったな」ヒソ


貴方(うーん…まあ…いいのかなあ…?)

貴方(どうなんだろうなあ…?)



 ↓1 好感度

 コンサートと、憧れのシャーディとの(ちゃんとした)出会いにより、二桁分上昇




 聖羅好感度:【109/とっても頼もしい】
       →【177/とっても頼もしい】


貴方「よりによって、今日、あんなシャーディとかち合うだなんて…」

スバル「素を見せたいのか、このまま隠し続けることになってしまうのか…何だか、複雑ですね」

貴方「幻滅しないよりはマシなんでしょうけど…いずれ、あの化けの皮がひっぺがれるのを考えると…」

スバル「妙な葛藤になってしまいましたね…」

貴方「本当に…」



 北川聖羅 女 16歳 誕生日:2月
 体力:1 頭脳:4 精神:3
 歌:5.00 踊:3.00 容:3.00 表:1.62 演:3.00
 熱:3 道:3

 愛嬌のひと:人から憎まれることがほぼない
 リハビリ済:大怪我をした経験から、体力がガタ落ちになってしまっている

 特技:ー
 趣味:ー

 好感度:【177/とっても頼もしい】

 メモ:かなり天然な上に、お人好しっぽい
 路線:癒し系のんびりガール
 動機:シャーディに憧れて?
 持ち歌:ー



貴方(あ、もう来週には宣材写真を撮らなきゃいけないなあ…)

貴方(まあ…最低限の容姿はあるし、いいか…)


 ↓1 宣材撮影…

 1 ちゃんと描写する?
 2 しないどく?

 ※表現力が著しく低いためコンマが介在することなく、宣材のデキは3で固定されますゆえ



 ―― 12月 4週目


貴方「宣材写真、撮影完了っと…」

聖羅「何だか、あんなに高そうなカメラを向けられてしまうと、緊張しますね…」

聖羅「それに…こんなに、大掛かりにもなってて…」

貴方「そうかも知れませんね。けれど大事なお写真になりますから」


貴方「もう、年の瀬になりましたね…」

聖羅「そうですねぇ…」


貴方「…」

聖羅「…」


貴方(この、沈黙が苦にならないところはとってもいいと思います)



 ↓1 年の瀬

 1 SSプロ年末恒例、事務所大掃除~!! この時ばかりは、仕事のないアイドルも呼び出されて大掃除やでぇー!
 2 年越しをみんなで過ごしたいよぉー、ってタカシくん
 3 忘年会をしたい、とタカシくん




貴方「さて…」

貴方「のんびりするのは、ここまでにしましょう」

聖羅「?」

貴方「事務所に戻って、大掃除があります」

聖羅「大掃除、ですか…?」

貴方「ええ、年末の恒例行事みたいなもので…人手も少なくて、狭い事務所ですからね」

貴方「年末はみんなで大掃除をして、事務所を綺麗にして新年を迎えましょう、というものです」


貴方「とは言え、参加するのはお仕事と被らなかったアイドルだけなんですけれどね」

聖羅「そうなんですか」

貴方「ええ」


聖羅「大変そうですねえ…」

貴方「あ、いえ、聖羅ちゃんも…」

聖羅「えっ? あっ…そ、そうでしたね。ごめんなさい、他人事みたいな気分で…」

貴方「いえいえ…じゃあ行きましょう」



 ↓1 大掃除参加のイカレたメンバーを紹介するぜェ!!

 1~3 我らがリトルモンスター、佑香!! 我らが怠惰系ガール、ゆず子!! ……以上だ
 4~6 1~3面子+ ニューシングルが初登場でオリコン9位に登場、葉子!! 思春期入って省エネモードのいよりん! 頼れる肉体系まこちゃんだ!
 7~9 1~6面子+ 我らがパパ、香様!! 我らが永遠のお子様、タカシ!! 以上、シャーディハブでお届けだ!!
  0  あれ、オールスターっすか?




スバル「佑香っ…そんなの引っ張りださなくても…!」

佑香「ふぅーっ」

 ブワァァッ

スバル「げほげほっ…ほ、埃が…さっき、床を掃除したのに…」


ゆず子「ふわぁぁ~…」

スバル「ゆず子はサボってないで手伝って…!」

ゆず子「だってこれ、お給料発生しないっしょー? いいじゃん、別に…」


スバル(カオスだ…)

スバル(僕だけの手には負えない…)


 ガチャッ

貴方「ただいま戻りましたー」

聖羅「戻りました~」


スバル「うわあああんっ、待ってましたあああっ!」ヒシッ

貴方「うおっと…どうしました、河村さん?」

スバル「もう、僕の手には負えないんです…」シクシク


佑香「おおー」←引っ張りだした古い箱形テレビを眺めてる

ゆず子「おっ、レベル上がった…」ピコピコ


貴方「ああ…そういう…」

聖羅「まあ…」



 ↓1 すばるん、ご苦労だったな…

 1 佑香とゆず子をもので釣って働かせる
 2 リトルモンスターはまだ、手伝おうとしているのが分かるが…おいこらゆず子ぉっ!!
 3 とりあえず聖羅は、モンスターの相手を。敏腕貴方は掃除だってお手の物なのさあ!!




佑香「…おおっ?」ズルズル

スバル「そんなの引っ張りださないで…」

佑香「これ何?」

スバル「麻雀卓…」

貴方「事務所が暇だったころは大活躍だったそうですねえ…その卓」


貴方「とりあえず、聖羅ちゃん」

聖羅「はい?」

貴方「佑香ちゃんの開いてをしておいてください…」

聖羅「分かりました~」


貴方「河村くん、やりましょう」

スバル「頼りになる…」


聖羅「えーと…佑香ちゃん?」

佑香「?」クルッ

聖羅「あっちで、遊ばない?」

佑香「…………もう遊ぶよーな年じゃないのだ…」フッ


スバル(いやいやいやいや、遊んでますよね、いつも)

貴方(ツッコミを入れてる場合じゃないですよ)

スバル(ハッ、脳内に直接…!?)

貴方(そう、実はエスパーなのです)

貴方・スバル((何て風に繋がってたら、ちょこっと面白かったなあ…。虚しい空想はやめて掃除しようっと))


ゆず子「ふわぁぁ~…このゲーム、飽きたな…」



 ↓1 せーらさんvsリトルモンスター!?

 1~3 いい悪戯の的になるようです(何でも引っかかって
 4~6 悪戯を成功させてもリアクションがワンテンポ遅れる上に、そこまで驚いて見えないからリトルモンスターはたじたじだ…
 7~9 天然ボケ殺し…ならぬ、悪戯殺し?

胸がない以外はほぼパーフェクトだな

この人持ってるなあ


貴方「>>524さん、ちょっと表に…」

貴方「大丈夫、ただ水を垂らすだけですから。身動き封じて目隠しをした状態で」



 0 により

 再判定

 偶数 ちょろすぎちゃったせーらさんは、リトルモンスターを止めるどころか、そうと分からずに加担してしまっていた。お人好しすぎィッ!!
 奇数 そんなにケンカしたいのかい? 割とシリアスで、ギスギスした感じで、今後に影響のあるケンカよ?

げっ




聖羅「このハケを…目や鼻の下に塗る悪戯…? よく考えるのね…」

佑香「ふっふーん♪」←素直に感心されてけっこう嬉しい


貴方「河村くん、床は後でいいですよ。お掃除は高いところから、低いところにやっていくものです」

スバル「あ、はい」


ゆず子「Zzz」


 ガチャッ

衣依「帰りましたー」

スバル「あ、衣依。おかえり」

貴方「ああ、衣依ちゃん。おかえりなさい。大掃除でわざわざ戻ってきてくれたんですか?」

衣依「えっ…? あっ…うん…」

スバル「ありがとう。じゃあ、そっちに雑巾とかあるから…あっ、バケツの水、取り替えてきてもらえる?」

衣依「……はあーい…」


衣依「よい…しょ…。重い…。ん…?」

ゆず子「Zzz」

衣依「…」スッ

衣依「……ねえ、ゆずちゃん」ユサユサ

ゆず子「んぅ…? 何…掃除終わった…? ふわ、ぁぁ…って、まだじゃん…」


衣依「大掃除は?」

ゆず子「しなくてもいいじゃん、別に…。綺麗だって、けっこう…。毎日すばるんが掃除してるんだし…」

衣依「…わたし、お仕事終わってから戻ってきて、お手伝いするんだけど」

ゆず子「んでー?」

衣依「っ…ゆずちゃんもやってよ!」

ゆず子「はいはい、じゃあ、こうやって…ソファーをお洋服で綺麗にしときますぅー」ゴロン

衣依「…」プチッ

 グイッ…
 チャプンッ…

衣依「ゆず…ちゃん!」

 バシャアアッ

ゆず子「っ――な、何すんだよっ!?」


貴方「ん…? どうかし――」ヒョコッ

貴方「って…一体、何が…? ゆず子、何でそんな濡れて?」


ゆず子「っはああああ!? 何すんだよ、衣依っ!?」

衣依「ちゃんとしないのがいけないんでしょっ!? そうやって、何でもかんでもやらないから、葉子ちゃんにもどんどん抜かれてるんだよ!」

ゆず子「ああっ!?」

貴方「ちょ、ちょっと、ちょっと、何してるんですか、2人とも…!?」


 ↓1 行動選択

 1 ケンカは、両成敗!!
 2 とりあえず止めてお話を聞きましょう
 3 先に手を出した方が、悪い!!

シャーディカモン!!(錯乱)



ゆず子「いきなり衣依が、このバケツの水ぶちまけたんだよっ!」

衣依「ゆずちゃんが悪いんでしょっ!? ちゃんとやらないから!!」

貴方「ああもう、はいはいはい、分かったから離れなさい! 河村くん、河村くん!!」

スバル「あ、はいはい…ほら、ゆず子っ、離れ――」

ゆず子「触んなよ!」ガッ

 ガツンッ

スバル「あがっ!? あ、顎…顎が…!」


貴方「ああもう、頼りにならない…! ゆず子っ!」グイッ

ゆず子「んだよっ!?」

貴方「落ち着いて、ほらっ、衣依ちゃんも離れててください!」

 ガチャッ

社長「どうかしたのかね――って、河村くんっ? ゆず子くんも、そんなずぶ濡れで…」

貴方「社長っ、と、とりあえず…濡れてない雑巾、お願いします!」

社長「えっ? あ、ああ…う、うむ!」


 ・
 ・
 ・


貴方「………それで…思わず、憤りのままに、水をゆず子にぶちまけてしまった…と」

衣依「…」

貴方「ゆず子もゆず子で、まともに衣依ちゃんに取り合おうとせず、なまけていた…と」

ゆず子「けっ…」


貴方(うーん…強硬な手段に出てしまった衣依ちゃんに非もあるけれど、ゆず子の態度も問題と言えば問題だし…)


聖羅「…」フキフキ ←遠巻きから見つつ、床を掃除中

佑香「…」フキフキ ←麻雀卓を掃除中


社長「どちらにも非はあるがね、衣依くん。いきなり水をかけるなんて暴力的な手段に出てしまうのは良くないぞ?」

衣依「…はい」

社長「ゆず子くんも、大掃除はみんなでやろうと決めてやっていることだ。ひとりだけ怠けているのはいけない。分かっているかね?」

ゆず子「…それ、わたしが決めた時にいたわけじゃないですよね?」

貴方「ゆず子っ…社長に何て口を…」

ゆず子「だいたい、普通、掃除は掃除のおばちゃんなりが掃除するもんじゃないんすか?」

ゆず子「それをどうして、あたしらまで手伝わされなきゃいけないのか、意味不明…」

衣依「じゃあ辞めればいいのに…」

ゆず子「あ?」

貴方「衣依ちゃんっ」


 ↓1 ギスギス…ギスギス…濁点抜ければいい響きかも知れないのに…

 1~3 ゆず子、アイドル辞めるってさ
 4~6 お前は年上だろう、ゆず子ぉっ?
 7~9 聖羅さんは毒気を抜くのがお上手だった…?

天使! 女神! 聖羅様!!




聖羅「あのー…」

貴方「あ、はい? ちょぉっと…待っていただいていいですか…?」

聖羅「はい…」


衣依「文句があるなら辞めちゃえばいいじゃん…。どうせゆずちゃん、やる気ないんだからこれ以上なんて――」

社長「衣依くんっ! 言って良いことと悪いことがあるのは分かるね? それ以上はわたしが許さない。謝りなさい」

衣依「……ごめんなさい…」

ゆず子「は? 顔見て謝れよ、優等生ちゃん?」

衣依「っ…」

社長「ゆず子くんっ。そう喧嘩腰になるもんじゃない」

貴方「そうですよ、2人とも」


ゆず子「…どーせ、あたしなんかこれ以上やってたって何にもならないのは分かってるっての」

ゆず子「いいよ、もうこんな事務所辞め――」


聖羅「あ、あのー、河村さんがひどくうなされてるんで、救急車とか呼んだ方が…?」

佑香「…」ツンツン

スバル「」ピクピク

貴方「えっ? あ、か、河村くんっ…!?」

社長「むむっ…? だ、大丈夫かねっ?」

聖羅「さっき、すっごくすごいところに当たっちゃったんですね、きっと」

聖羅「こういう偶然が目の当たりにできちゃうなんて、やっぱりアイドルって、何か引き当てる力っていうのが備わるんでしょうか?」

貴方「そんなこと言ってる場合じゃ…! あ、もしもし、すみません、顎にちょっとぶつかって、痙攣しちゃってる人がいまして…!」

聖羅「あら…? えーと…お話の邪魔して、ごめんなさい?」


ゆず子「……帰る」

衣依「ふんっ…」


聖羅「あれっ? ゆず子ちゃん、ゲーム機、忘れてますよ? いいのかな…?」

衣依「いいんだよ…」

聖羅「あっ…衣依ちゃんっ」

衣依「っ…?」

聖羅「その、えーと…裾、ちょっと汚れてるから、早めに洗った方がいいんじゃない?」

衣依「え? あっ…」


社長「河村くん、河村くんっ。意識をしっかり…!」

貴方「すぐに救急車はくるそうですが…これって労災になるんですかね?」

社長「労災にしておこう! きっとなる!」

佑香「…」ツンツン

貴方「佑香ちゃん、あんまりそう突つかないでください」

佑香「気がつくかと思って」


 ↓1 すばるんは命に別状ないし、お正月までにはきっと回復するってさ

 偶数 いよりんとゆず子はギスギスしっぱなしだけどね…
 奇数 ゆず子イベント突入、かな?

ゆず子ぉ




貴方「はあ…」

貴方「とんだ大掃除に…」

貴方「というか、主に人間関係でとっ散らかってしまった感…」


貴方「…」

貴方「河村くんがいないと、ひとり言がとても虚しい…」


貴方(しかし…衣依ちゃんがちょっと刺々しいのも問題だけれど…ゆず子はなあ…)

貴方(葉子ちゃんより1年早くアイドルになったものの、いまだにそこまでパッとするような売れ方はしていないし…)

貴方(心持ちの問題だったりするんだろうか…? ビジュアルでは抜きん出ているのに、それにかまけるばかりで他はおざなりすぎて…)


ゆず子『…どーせ、あたしなんかこれ以上やってたって何にもならないのは分かってるっての』

ゆず子『いいよ、もうこんな事務所辞め――』


貴方(自分で、何にもならないだなんて言って…)

貴方「やれやれ、手のかかる…」


貴方「とても、清々しく新年を迎えられる気持ちにはなれないなあ…」


 ↓1 好感度

 コンマ一桁分上昇




 聖羅好感度:【177/とっても頼もしい】
       →【179/とっても頼もしい】


 ―― 1月 1週目


貴方「仕事始め…」

貴方「河村くん、大丈夫でした?」

スバル「ご心配をおかけしました…」

貴方「いえいえ、男性だからと言ってやや危険なことを頼んでしまったわたしの落ち度ですから」

スバル「えっ、それ何か…えっ?」



 北川聖羅 女 16歳 誕生日:2月
 体力:1 頭脳:4 精神:3
 歌:5.00 踊:3.00 容:3.00 表:1.62 演:3.00
 熱:3 道:3

 愛嬌のひと:人から憎まれることがほぼない
 リハビリ済:大怪我をした経験から、体力がガタ落ちになってしまっている

 特技:ー
 趣味:ー

 好感度:【179/とっても頼もしい】

 メモ:かなり天然な上に、お人好しっぽい
    じゃっかん、空気は読めていない感じもある
 路線:癒し系のんびりガール
 動機:シャーディに憧れて?
 持ち歌:ー



貴方(色々と気になることはあるものの…)

貴方(レッスンなどと並行しつつ、聖羅ちゃんのお仕事を取ってこなくては)



 ↓1 予定選択

 1 営業!
 2 レッスン!
 3 お仕事見学!




貴方「あけましておめでとうございます」

聖羅「おめでとうございます、プロデューサーさん」


貴方「では、年明け一発目のレッスン、いきましょう」

聖羅「はい」

聖羅「よろしくお願いします」


 ↓1 レッスン!!

 1 歌:5.00
 2 踊:3.00
 3 容:3.00
 4 表:1.62
 5 演:3.00



 表現:2.40


トレーナー「はい、今日はここまで」

トレーナー「良くなってきましたので、この調子でがんばりましょう」

聖羅「はい、ありがとうございます…」

貴方「どうもありがとうございます」


貴方「レッスンには慣れてきましたか?」

聖羅「ええ、ちょっとは…」

貴方「そうですか」


 ↓1 イベ、発生?

 偶数 おや、社長からお電話が…?
 奇数 イベント・「ゆず子、アイドル辞めるってよ」




 prrrr…


貴方「ん? 先輩から…?」

 pi

貴方「もしもし?」

巌『おお、ワンコールで出たのは誉めちゃる』

貴方「ありがとうございます。どうかしましたか?」

巌『今、レッスンスタジオにおるじゃろう? 聖羅の様子見て、追加でレッスンしてもええぞ』

貴方「え? また、どうしてですか? 確か…この後は……ゆず子じゃ…?」

巌『ゆず子がのう、サボりよったんじゃ』

貴方「サボり?」

巌『今、タカシの仕事の付き添いが終わったけえ、ゆず子の家向こうとってのう。ゆず子んとこは良心共働きじゃけえ、家の電話にも出んのじゃ』

巌『じゃけえ、レッスンには間に合わんが、トレーナーさんに無駄足踏ませるんも失礼じゃ。任せるけえ、好きにせい』

貴方「分かりました。……ところで、サボった理由って…?」

巌『ワシにメール1本だけ寄越しよってのう、もう辞めるけえ仕事も行かんと。ほいじゃあ切るぞ』

 プツッ
 ツ-ツ-ツ-


貴方「…」

聖羅「どうかしたんですか?」

貴方「ああ…いえ…」


貴方(表現力のレッスンだから、そう疲れていそうには見えないし…)

貴方(追加レッスンはできそうな感じかな…?)


貴方(けれど…何のレッスンのトレーナーさんがいらっしゃるやら…?)



 ↓1 どうするか

 1 いや、しなくてもいいや
 2 追加レッスン、いってみよう
   ※「2」選択時のみ、採用安価でコンマ判定
    1~3 容姿
    4~6 ダンス
    7~9 表現
     0   ゆず子って、普段こんなにまとめてレッスンされてたんか…




トレーナー「あら?」

トレーナー「今度はゆず子ちゃんのレッスンだと思ったんですけど…」

貴方「すみません、諸事情で…聖羅ちゃんのレッスンを、引き続き、お願いしていいですか?」

トレーナー「ええ、大丈夫ですよ。ゆず子ちゃん、体調不良とかですか?」

貴方「え、ええまあ…そんなようなもので」


トレーナー「じゃあ聖羅さん、さっきの続きからやりましょう」

聖羅「はい、分かりました」


貴方(先輩、ゆず子の家へ行ってカタギじゃない人と勘違いされて通報とかされないといいな…)



 ↓1 表現レッスン

 コンマ二桁分上昇やで



 表現:3.37


トレーナー「お疲れさまでした」

聖羅「ふぅ…ありがとうございます」

貴方「どうもありがとうございました」


トレーナー「ゆず子ちゃんに、お大事にとお伝えください」

貴方「ええ、ありがとうございます…」

 バタムッ…


聖羅「体調が悪いんですか?」

貴方「と言うか…まあ、聖羅ちゃんはあの場にいたから教えますけど…」

貴方「大掃除の時のことが、恐らく原因なんでしょうが…お仕事をサボってしまったようで」

貴方「アイドルを辞める腹積もりのようです」

聖羅「そんな…」

貴方「まあ、契約なんかのこともありますから、辞めると言って簡単に辞めることはできないんですがね…」


貴方(とは言え、どうなるものやら…)



 ↓1 好感度

 コンマ一桁分上昇


 今夜はここまで
 おつかれさました

クッソ逸材な上に挫折イベ(裏シャ遭遇)まで控えてる、シャーディ二世いけるぞこれは



 忘れぬように、これだけぺたり


 北川聖羅 女 16歳 誕生日:2月
 体力:1 頭脳:4 精神:3
 歌:5.00 踊:3.00 容:3.00 表:3.37 演:3.00
 熱:3 道:3

 愛嬌のひと:人から憎まれることがほぼない
 リハビリ済:大怪我をした経験から、体力がガタ落ちになってしまっている

 特技:ー
 趣味:ー

 好感度:【188/とっても頼もしい】

 メモ:かなり天然な上に、お人好しっぽい
    じゃっかん、空気は読めていない感じもある
 路線:癒し系のんびりガール
 動機:シャーディに憧れて?
 持ち歌:ー

おっつー
今周はゆず掘り下げ周になるとは予想外だぬ



 ~ゆず、香らない、ラジオ?~


香(あのぼんくらバカ娘…!)

香(ラジオとは言え、唯一持ってる番組をサボるとは…!!)


香(お陰で…お陰で、この収録…!)

香(というか、あいつが戻るまで…!)


香「ゆず香るラジオ、パーソナリティーはこの僕、菱河香がお送りします」

香「諸事情でゆず子がお休みです。ゲストは…前回に引き続き、安住佑香です」

佑香「がおー」

香(どうして、このリトルモンスターと一緒にやらねばならないんだ…!?)

香(いやっ、今週はたまたま、佑香とだけというわけであって、きっと週替わりで代打が…いやその前にゆず子が戻ればいいだけだ)


香「やや、ゆず子がいなくなって、いつもとはやや風変わりになりますが、よろしくお願いします」

佑香「……風変わりって…ゆず子とかけた…親父ギャグ?」

香「…………親父ギャグじゃない」

佑香「ぷっ…」

香「笑うな!!」


香「とにかくっ!」

香「メールや、相談など、受けつけていますので、どんどんお寄せください」

佑香「…」

香「あとお前は喋れ」

佑香「がおー」

香「がおーは言葉なのか? 鳴き声だろう? それは鳴き声だ、人として意味の通じる言葉を喋るんだ」


香(どうしてこうも不安になる…!?)

香(いやっ、いや、大丈夫だ。僕は菱河香、完璧だ。そう、完璧な僕はラジオの相方が誰だろうが、完璧にこなす…!!)


 ~怪獣香るラジオ~

香「早速、投稿があった」

香「佑香ちゃんはなんでそんなにかわいいんでしょうか、佑香ちゃんだからでしょうか、そうでしょうね、佑香ちゃんだからですね」

佑香「…///」

香「何だこの内容は!?」バンッ

香「そして照れるな、そこ!!」


佑香「か、かわいくなくていいし…」

香「照れてから否定をするな」


香「ええい、次だっ」

香「これは…応援メールだな」

香「がんばれパパ様超がんばれ。そう言えば佑香ちゃんにも『香る』という字が入ってるよね。これはもう絡みが約束されてるよね」

香「……パパ様って何だ…?」

佑香(……佑香は「佑」香…。香は、ただ香…)

佑香(1文字こっちの方が多い…)


佑香「……香様」

香「何だっ?」

佑香「佑香様と言って」

香「何でだっ!?」

佑香「偉いから」

香「何故そうなる…」

佑香「佑香には、『佑』の字が多くて偉い」

香「……お前のその、佑香の佑の字は、助けるという意味だ。つまり、僕を助けるという意味に他ならない」

香「だからお前の方が、僕を敬うんだ」

佑香「!!?」


香「そういうわけだから、次を読め」

佑香「………ゆず香かける2ラジオになってもいいな」


香「当然だ、僕がいる」キリッ

佑香「佑香がいる」

佑香「そーしーてータロウーがー、こーこーにー、いないっ」キリッ

香「よく知ってるな…?」



 ~怪獣香るラジオ、其の二~


香「今時、ファックスでメールが届くとは…」

佑香「ふぁっくす…?」

香「変なものを知ってて、まだ生き残ってるようなものを知らないのか…」


香「まあいい、読むぞ」

香「拙者、佑香殿に悪戯されたいでござる、括弧ハアハア――?」

佑香「悪戯?」

香(何だ、このファックス? 何か、液体が染みたような痕跡――まさかっ、ニュースなどで言うところの、体液っ!?)

香「スタッフ、ちょっと後でミーティングだ」


佑香「どういうこと?」クイクイ

香「気にするな。あと悪戯されたいという輩にロクなやつはいない。心に留めておけ」

佑香(………シャーディみたいの?」

佑香「…納得」

香「納得したのか!?」


香「次だ」

香「いつもラジオの時間を楽しみにしてます。差し入れで最近流行りのお店のケーキを送らせていただきました。ゲストの佑香ちゃんの分もありますので、よろしければどうぞ」

佑香「ケーキどこ?」

香「ごほんっ…この手のメールはたまに届くが、この際だから言っておくとしよう」

香「食品というものは送ってもらっても僕らが食べることはできない決まりになっている。配送中に悪くなってしまうものなどはあるし、このメールをくれた人がそうだとは思わないが、中には愉快犯的にわざと悪戯目的で変なものを送ってくるという者もいる。そういうことを警戒して、食品を送っていただいても送り返すことになっている。SSプロではファンからの物品のプレゼントも断っている。僕たちは物やお金が欲しくてアイドルをやっているのではなく、アイドルとしてみんなに笑顔になってもらうことを目的に仕事をしている挟持があるためだ。だから、こういうことはやめてもらいたい。配送料や、わざわざ品物を買ったお金もムダになってしまう。だが手紙などは受けつけているから、どうせなら、気持ちを紙にしたため、宛名に分かりやすく誰宛てなのかを明記した上で送ってもらいたい」

佑香「ぐぅ…」

香「寝るな」ペシッ

佑香「っ…」

香「だが、ラジオを楽しみにしてくれているのはありがたく思う。また、メールを送ってくれ」

佑香「くれ」

香「省略して喋るな」


香「次回のゲストは未定だが、佑香ではなくなるぞ」

佑香「むっ…」

香「たくさんのメールをありがとう」

香「引き続き、メールや、僕宛ての悩み相談などを受けつけている」


香「最後だ、佑香。何か言うといい」

佑香「………ぎゃおー」

香「意味を訳すると、香様が素敵すぎて時間があっという間でした、また次にラジオに出てくる時は最高のいい子になっているので応援をお願いします、だ」

佑香「そんなの言ってない…」

香「だったら通じるように喋れ」

佑香「…がおー」

香「意訳は、そんなのムリだ」

佑香「!!? どうして…」

香「ふっ…僕だからな」キリッ



 ~ゆず香ってたころのラジオ~


香「メールだ。ペンネーム、柑橘男さん」

香「ゆず子ー! がんばってるかー! がんばってないなー!」

ゆず子「いやがんばってるし、何が分かるわけ?」

香「SSプロ好きの仲間内でゆず子推しなの少ないけど俺は断然ゆず子だぜ! まあもちろん推しなのが少ないだけで大抵みんな好きなんだけど」

香「カンガルーとかに喧嘩腰にかわいいって言ってるゆず子がかわいかったんだけど? 何あれ?」

ゆず子「何あれも何も、かわいいはかわいいだろぉ? おおん?」

香「リスナーにまで喧嘩腰になるな」

ゆず子「大体、なーにがゆず子推しが少ないだ、っつーの! わたしの周りは、わたし推し多いし!」

香「どこ近辺だ?」

ゆず子「自分の家、親戚の家、その他もろもろ親類縁者で悪いかぁっ!!」

香「開き直るな…」


ゆず子「だぁいたいさー、男ってちょろいっしょ~。ちょぉーっとギャップっての? 見せれば、それでギャップ萌え~ってやつだろ?」

ゆず子「ハッハッハ、このゆず子様はそういうマーケティングを把握してるのさ、どーだ、がんばってるって分かったか!?」

香「もっと違う方面にがんばれ」

ゆず子「へーへー、がんばりますぅー」


香「まったく…」

香「数少ないファンに申し訳なく思わないのか?」

ゆず子「そりゃー、香様クラスになれば? まあー、面目もあるだろーけど、わたしはそーゆーの気にしないでやってるしぃー」

ゆず子「お気楽にやってりゃいいじゃん、ストレスフリーは健康の秘訣だってどっかの誰かが言ってた気がするしー」

香「ソースが曖昧すぎる」

ゆず子「ソース? 中濃? ブルドック?」

香「情報ソース。情報源のことだ」

ゆず子「何でもかんでも横文字使っちゃって、これだからインテリ気取りは…」

香「僕は正真正銘のインテリだぞ?」

ゆず子「244455+298は!?」

香「よし、もう1度、同じ問題を出してみろ」

ゆず子「えっ…」

香「ふっ、そんな適当な問題を出しておいて正解も何も分かるはずがないな?」

ゆず子「ぐぬぬ…」


香「とにかくゆず子、お前は色々とあぐらをかきすぎだ」

香「何かとすぐになまけてだらけてばかりで、努力というものが足りていない。口先だけ立派にしても意味がない」

香「応援してくれる人がいるというのを忘れるな。親類縁者だろうが、顔も知らない柑橘男さんのような人だろうが、応援されるなんて有り難いことだ」

香「やたらと何かにつけて感謝しろとまで押しつける気はないが、アイドルでいるのなら人から受けた応援は仕事で還元していくべきだ」

香「分かったな」


ゆず子「へーへー、わかりましたー」

香「まったく、お前は…」

ゆず子「でも数少ない、比率にしちゃえばSSプロのファン全体の3割程度のわたしのファンの皆さんは、わたしがやる気出したら離れてくと思うんだよなー」

香「そんなことはないから、安心してやる気を出せ」


 ~いよりんショック~

タカシ「ねーねーまこちゃん、まこちゃん。ゆずと衣依がケンカした、って知ってる?」

誠「は? そうなのか?」

タカシ「大掃除の時にやっちゃったみたいなんだって」


タカシ「掃除サボってたゆずに衣依がぷっつんしちゃって、バケツの中の汚水をぶっかけたって」

誠「衣依が、ゆず子に汚水ぶっかけ?」

タカシ「中学校上がってから、ちょぉーっとずつ衣依って…何か前みたいなじゃなくなってたからねー…」

誠「今世紀最大のショック…」

タカシ「まこちゃん、そこまで?」

誠「衣依が…衣依がそんなことするなんて…」ガクッ

タカシ(まこちゃんの今世紀最大は、借金の額とかじゃないんだ…)


 ~未成年はジュースだよ~

タカシ「――と、いうわけで! 忘年会は、この面子です!!」

香「…」

誠「…」

葉子「…」


タカシ「盛り上がってよー! ぶーぶー!」

香「葉子、誠、遠慮せずに飲み食いしろ。俺とタカシで払う」

誠「普段なら、こういうのは嬉しいけど…何かやっぱ人数少ないと寂しいよなぁ」

葉子「うん…。まさか、衣依ちゃんとゆず子がケンカだなんて…」

タカシ「ねーえー、忘年会なんだから盛り上がろう? ねっ?」

誠「ゆず子も悪いっちゃ悪いけど、衣依もやり過ぎだな」

香「難しい年頃だからな。大したことではなくても頭にきやすいんだ。理解をしつつ、必要に応じて寄り添ったり、教え諭してやるのがいいだろう」

タカシ「はいはいっ! 僕、忘年会らしく前後不覚になるために、おビールの一気飲みしまーす!!」

葉子「衣依ちゃんは…根は見てきた通りのいい子のはずだから、ゆず子に酷いことやったり、言ったってこと…ちゃんと分かってる…かな?」

香「分かっていても、素直にはなりにくいだろうな」

誠「あー、分かる…。何か、自分が被害者だー、とか思い込みやすいんだよなあ…。自分に非はないんだから、何してもいいみたいな思い違いってか…」

葉子「まこちゃんも、そういうことあったの?」

誠「ちょびっとだけだったけどなぁー…。で、ヤケ起こして色々と躍起になったっけ…。1年くらいだったかな? 大声じゃ言えないけど…」

誠「まあ、借金返さなくちゃって、いわゆる、夜の水系のバイトとか、年齢詐称してやったり…」

香「そんなことまでしていたのか?」

葉子「まこちゃん…」

タカシ「ぷはぁーっ! 店員さーん、ピッチャーで持ってきてぇー! ねえねえみんな、思い出話もいいけど、ちゃんと飲み食いして楽しもう? ねっ?」

誠「1年くらい、酒飲む仕事やってて…。でもちょっと体壊しかけてやめたけど…最大月収は800万とかだったな。借金は焼け石に水だったけど」

葉子「大変だったね、まこちゃん…」

香「今があって良かったな。だが、本当にそういうのは大声で…いや、小声でもあまり言うんじゃないぞ」

タカシ「みんながスルーしてくる…」

誠「って、俺はいいんだけど衣依だよ。何か衣依が、素っ気ないっていうか、省エネっていうか、なっちゃって、地味にショックでさあ…」

葉子「うん、分かる…」

タカシ「いいもん、いいもん…。みんながその気なら、僕いいもん。ひとりで飲むもーん。僕もうお酒飲める年だもんねー」

香「タカシ、時間はたっぷりあるからムリな飲み方はするな。肝臓は大事にしろ」

SSプロのアイドル達はどんなレッスンが一番キツかった?


衣依(ON)「みんなー! そろそろ始まるよー!」

<はい、オーケーでーす!

衣依(OFF)「お疲れさまでしたー…」



 ―― 1月 2週目


貴方「月末までに仕事をしなければ…」

貴方「そのためには営業だな」



 北川聖羅 女 16歳 誕生日:2月
 体力:1 頭脳:4 精神:3
 歌:5.00 踊:3.00 容:3.00 表:3.37 演:3.00
 熱:3 道:3

 愛嬌のひと:人から憎まれることがほぼない
 リハビリ済:大怪我をした経験から、体力がガタ落ちになってしまっている

 特技:ー
 趣味:ー

 好感度:【188/とっても頼もしい】

 メモ:かなり天然な上に、お人好しっぽい
    じゃっかん、空気は読めていない感じもある
 路線:癒し系のんびりガール
 動機:シャーディに憧れて?
 持ち歌:ー



貴方「今日もがんばろう」


 ↓1 今週の予定

 1 営業
 2 レッスン
 3 お仕事見学




貴方「営業、行って参ります」

スバル「行ってらっしゃい」


貴方(さて、今日はどこへ行こうか…?)

貴方(安定の代理店か…テレビ局でもいいけど…)

貴方(あの業界バーはいまだに、何かいい話にありついたことは――あ、いや、たまに噂話は入るか)



 ↓1 営業先

 1 テレビ局
 2 広告代理店
 3 業界バー




貴方「さて…」

貴方「相っ変わらず、昼間から酒を飲んでるダメ人間っぽそうな人が、ちらほらちらほら…」

貴方(まあ自分のことも言えないんだけどねー)


貴方「おいしい話が転がってないものか…」

マスター「ご注文は?」

貴方「ドライマティーニで」



 ↓1 業界バー

 1~3 収穫、なし!
 4~6 噂話…
 7~9 オーディション




*「あっれぇー? SSプロさんじゃないですか?」

貴方「っと…おや、どうもお久しぶりです」

貴方(テレビ局の、朝の情報番組のプロデューサーをしている方…)


*「こんな時間からですかぁ?」

貴方「ははは…」

貴方(いやそれはあなたにも言えることじゃ――いや、生放送の番組が終わって、今、退勤とかかな?)


貴方「何か良い話がないものかと」

*「またあの子? えーと……安住! 安住佑香!」

貴方「いえ、新人を担当することになりまして」

*「あ、そうなの?」

貴方「何かありません? そういうお話? 1杯おごりますよ?」

*「1杯だけぇ?」

貴方「ふふ…まあ、お話が盛り上がれば、その限りではないでしょうけれど」

*「期待持たせるねえ?」

貴方「ふふふ…」


 ↓1 オーディション話

 1~3 深夜のカラオケ番組の出演者オーディション
 4~6 深夜のバラエティー番組の出演者オーディション
 7~9 映画の脇役オーディション




*「今度ねえ、うちの局で映画やるのよ。知ってる?」

貴方「映画ですか…。いっぱいありますからねえ」

*「でもけっこう力入れるやつみたいでね」

貴方「ほう」

*「そのオーディション、やるらしいよ」

貴方「ほほう?」


*「まあ主演はすでに決定済みだから脇役なんだろうけど」

*「けど興行次第では連作にしたいとかいう構想もあるみたいだから…さ?」

貴方「なるほど、なるほど…」


貴方「何でも好きなもの、飲んでください。3杯くらいまでおごりますよ」

*「どうせなら全部出してくれればいいものを」

貴方「ははは、あなたの方が稼いでるじゃあないですか。わたしは安月給なものですから」

*「SSプロさんが安月給だなんて、はっはっは」

貴方「はっはっは」


貴方(いやふつうに高くはないんだけどね…)

貴方(福利厚生は厚いし、ボーナスも出るけど、基本給がちょっとね…)


 ・
 ・
 ・


貴方「しかし、映画のオーディションか…」

貴方(聖羅ちゃんには願ってもみない話だけど…事務所としてもチャンスと言えばチャンス…)

貴方(性別や年齢的に、丁度…葉子ちゃんやゆず子も、募集されてる条件には一致するんだよなあ…)



 ↓1 このオーディションのお話…

 1 聖羅だけ受けさせようっと
 2 事務所的には誰かが受かったらいいと思うし、葉子やゆず子にも一応お話を
 3 でも映画かぁー、そこまで演技力があるわけでもないし…聖羅はパスでいいかなー




貴方「ただいま帰りましたー」

スバル「ああ、おかえりなさ――うっ、お酒臭い…」

貴方「あれ、匂います?」クンクン

貴方「消臭剤…っと」シュッシュ


貴方「河村くん、映画のオーディションのお話をもらったんですけど」

スバル「オーディションですか?」

貴方「条件的には聖羅ちゃんだけでなく、葉子ちゃんやゆず子にも合致するんで、お話を回してあげてください」

スバル「ええ、分かりました」


貴方「ただ、まだどんな役かは分かってないんですよね」

スバル「それはちょっと不安ですね」

貴方「ええ…。多分、まだ構想段階でそこまで具体的なものがないけど、キャストから考えようってハラだと思うんですよ」

スバル「当て振りですか。何か舞台ですね」

貴方「監督さんが舞台出身の方なんですよ」


貴方「ところでゆず子…どうなってるか聞いてます?」

スバル「間野さんがお宅に突撃して、ご近所から通報されてお迎えにいったきり、僕は…」

貴方「そうですか…」


 ↓1 オーディションにゆず子は出るのか?

 偶数 まあでも間野っちのことだし…
 奇数 不明だなぁ…ライバルが減ったと喜ぶべきか、ちゃんとやれよと思うべきか…




貴方「けど、先輩ならどんな手段を用いてでもやるか…」

スバル「そうかも知れませんね」


スバル「うちの事務所を建て直した、張本人ですし」

貴方「シャーディ、タカシくん、香さんと立て続けに、一手にプロデュースしまくって再考させちゃいましたしね」

 ガチャッ…

スバル「ほんと、間野さんって見かけにはよらずにすごい人ですよね」

スバル「あの顔の恐さと、事務所での内弁慶的な威圧的な話し方と、外部のお方と接する時の腰と頭の低さのギャップったら…」

貴方「あー…えーと、河村くん、後ろ…」

スバル「えっ?」

巌「…何じゃい、河村ぁ? 言いたいことがあるなら、面と向かって言うんが気心知れた仲ってやつじゃあないかのう?」ゴゴゴ

スバル「」


貴方(仕事しよ…)

スバル「すっ、すみませんでしたぁ――――――っ!!」


貴方(オーディションは、月末か…)

貴方(オーディションは、合否に関わらず仕事と言えば仕事…に社長はカウントしてくださるはず)

貴方(とりあえずノルマクリアー、っと)


巌「今夜、たっぷり語り明かすかのう、河村ぁ?」

スバル「ご、ご勘弁を…」

貴方(仕事しよ…)カタカタ


巌「アイドル辞めても事務員として雇ってやってくれと社長に談判したのは誰か、忘れたんかのう?」

巌「のぉう、スバルぅぅ~?」

スバル「間野さんです…」

スバル「勘弁してくださいー!」


貴方(事務所は一応平和だな…)



 ↓1 来週の予定

 1 レッスン!
 2 お仕事見学
 3 早めにデビューシングルについて考えよう




 ―― 1月 3週目


貴方「報告があります」

聖羅「報告…ですか?」

貴方「ええ。来週、映画のオーディションを受けてもらうことになりました」

聖羅「映画の、オーディション? 何だか、アイドルみたいですねえ…」

貴方「いえいえ、あなたはアイドルですから」

聖羅「あっ…そ、そうでしたね、すみません…」



 ↓1 レッスン!!

 1 歌:5.00
 2 踊:3.00
 3 容:3.00
 4 表:3.37
 5 演:3.00



 歌唱力:5.83


貴方「いやー…聖羅ちゃん」

聖羅「はい?」

貴方「…ここまで、めきめきと実力が伸びるタイプなんですね…」

聖羅「そ、そうですか?」

貴方「ええ、とっても」

聖羅「何だか、照れちゃいますね…」


 prrrr…

貴方「おっと、失礼」

 pi

貴方「はい、もしもし?」

スバル『あ、お疲れさまです。オーディションについて、分かりましたのでご連絡を』

貴方「ああ、ありがとうございます」



 ↓1 オーディションについてのちょっとした詳細が分かった

 偶数 頭脳明晰でクールで精神的にタフで、尚かつ、悪役だとかいう役柄…だとぅ?
 奇数 エキセントリックでワイルドでハードな、かっちょいい女ヒロイン枠…だとぅ?




スバル『役柄がですね…』

貴方「ええ」

スバル『エキセントリックで』

貴方「え?」

スバル『ワイルドで』

貴方「…」

スバル『ハードな』

貴方「おーう…」

スバル『かっちょいい女ヒロイン…みたいな感じらしいです』

貴方「…そうですか…」

スバル『……ええと…がんばってください』

貴方「ありがとうございます…」

 pi


貴方「聖羅ちゃん…」

聖羅「はい?」

貴方「エキセントリックでワイルドでハードな、かっちょいい女性…の役だそうで」

貴方「できそうですか?」

聖羅「ええと…」


聖羅「何だか、とっても楽しそうな映画になりそうですね♪」

貴方「ですねー…」


貴方(危機感持って…!!)

貴方(あなたからは正反対もいいところじゃない!)



 ↓1 好感度

 コンマ一桁分上昇


 おなか いたい トイレ いく




 聖羅好感度:【188/とっても頼もしい】
       →【198/とっても頼もしい】


貴方「来週はオーディション…」

貴方「しかし…役柄と本人の性格が、あまりにもかけ離れすぎている…」

スバル「演技力はどうなんですか?」

貴方「……まあ、並ですね」

スバル「並、ですか…」

スバル「でもっ、ほら、演技力だけじゃなくて雰囲気なども重要ですし、表現力が――」

貴方「改善しましたが、まだ並ですね」

スバル「…がんばってください」


 北川聖羅 女 16歳 誕生日:2月
 体力:1 頭脳:4 精神:3
 歌:5.83 踊:3.00 容:3.00 表:3.37 演:3.00
 熱:3 道:3

 愛嬌のひと:人から憎まれることがほぼない
 リハビリ済:大怪我をした経験から、体力がガタ落ちになってしまっている

 特技:ー
 趣味:ー

 好感度:【198/とっても頼もしい】

 メモ:かなり天然な上に、お人好しっぽい
    じゃっかん、空気は読めていない感じもある
 路線:癒し系のんびりガール
 動機:シャーディに憧れて?
 持ち歌:ー



 ↓1 そしてオーディションへ…!

 偶数 の、前に?
 奇数 わくわくどきどきの、初オーディションだね!



 ―― 1月 4週目


貴方「さあ、オーディションですよ」

貴方「がんばりましょうね!」


聖羅「はい~」

葉子「は、はい」

聖羅「あと…葉子さん、よろしくお願いしますね」ペコッ

葉子「こ、こちらこそ…」ペコペコ

聖羅「いえいえ…先輩なんですから…」ペコペコペコ

葉子「そ、そんな…わたしなんて、まだまだ全然で…」ペコペコペコペコ

聖羅「そんなそんな…」

貴方「キリないので、やめましょう?」


貴方(ゆず子は…)

貴方(先輩は太陽爆発が起きてもオーディション会場にゆず子を送るとは言っていたものの…まだいないなあ)


貴方「とにかく、平常心でがんばってくださいね」

貴方「順番からすると…葉子ちゃんが先になりますね」

葉子「は、はい…。がんばります」

聖羅「がんばってくださいね」

葉子「えっ? あの…一緒に…?」

聖羅「あっ、そ、そうですよね。一緒にがんばりましょう?」


貴方(このコンビ、大丈夫か…?)

貴方(こういう時にゆず子がいれば、ぴしゃっとツッコミに回ってくれるのに…)



 ↓1 オーディションは葉子が先…

 1~3 まだ緊張しいの葉子ちゃん
 4~6 本人曰く普通だったとか言うけど…能力考えたら…
 7~9 演技力と表現力の暴力が炸裂したようです




<16番から20番の方、どうぞー


葉子「あっ…い、行ってきます」

貴方「ええ、行ってらっしゃい」

聖羅「がんばってくださいね」

葉子「はい…」


貴方(葉子ちゃんは表現力も演技力もあるからなぁ…)

貴方(緊張して実力を発揮できなかった、なんてことにならない限りはいいところまで残れそうな気がする…)


聖羅「何だか…待ってると、皆さんがピリピリしているのが分かりますね」

貴方「いえいえ…聖羅ちゃんも、本来はピリピリしているものですよ?」

聖羅「あっ…す、すみません」

貴方「緊張していないのは良いことなんですけれどね…」


 ・
 ・
 ・


 ガチャッ…

葉子「ぷ、プロデューサーさん」

貴方「おや、おかえりなさい。どうでした?」

葉子「普通…だったような気がします」

貴方(少なくとも持ってるものは出せた…という感じかな?)


 ガチャッ

貴方「んっ?」

貴方(こんな時間に、オーディションを受けにきた人が…って、あれは)


 ↓1 ゆず子だー!

 偶数 めっちゃくちゃ、不貞腐れてるけど
 奇数 めっちゃくちゃ、ご機嫌斜めで顔にあざまでつけてるけど…




ゆず子「…」ムッスゥゥ

貴方「…ゆず子…」


<21番から25番までの方、どうぞー

貴方「あ、聖羅ちゃん、がんばってくださいね」

聖羅「はい、行ってきます」


ゆず子「…」ボスッ ←座った

貴方「ゆず子」

ゆず子「…」プイッ

葉子「ゆず子…」


ゆず子「んだよ…行けってうるせーから来ただけだろ…」

貴方(かなり不貞腐れてるな…)


 ↓1 台詞選択

 1 やる気がないなら、帰っていいですよ。他の真剣な方に失礼ですから
 2 役作りをそこまでして臨むとは、素晴らしいですね
 3 あなたは25番なので、早くオーディション受けてきてください?



貴方「役作りをそこまでして臨むとは、素晴らしいですね」

ゆず子「はっ?」

貴方「まあ、あんまりアイドルっぽさはかなぐり捨てている感じですが、今回のオーディションとしてはけっこういい具合かも知れません」

葉子「え…あの、プロデューサーさん…?」

貴方「ただ、エキセントリックさにやや欠くような印象ですね。ハードスプレー持ってるんで、それで髪の毛をトサカみたいにしたりとか…」

ゆず子「しねーよ!」

貴方「1回に5人分の選考をして、大体30分でしたから…今から、髪の毛染めます?」

貴方「金と赤とかどうでしょう? 今から、コンビニにひとっ走りしてきますよ?」

ゆず子「だから…」

貴方「あ、服装変えましょうか? そのだるっとした上下スウェットよりも、鋲つきの黒い革ジャケとボンテージパンツとか似合うんじゃないですか?」

ゆず子「何でそんなにパンクにならなきゃいけねえんだよ!」

貴方「お、その感じ、いいかも知れませんね。全方位に噛みついていく狂犬的な…」

貴方「目つきの悪さもなかなか…寝不足だったりします? そのせいですかね、うっすらある目の下のクマがまた…」


葉子(プロデューサーさん、こんなにゆず子を煽ってどういうつもりなんだろう…?)


ゆず子「るっせえんだよ」

貴方「おっ、その唸るような感じ、グーですよ、グーッド」

ゆず子「っ…」



 ↓1 一方、聖羅のオーディションは…

 偶数 演技じゃないとこで気に入られてる…?
 奇数 やっぱこの役には向かないよね…




*「じゃあ22番の方、簡単に自己紹介をお願いします」

聖羅「はい。SSプロから参りました、北川聖羅です」

聖羅「ええと…初めてなので緊張した方がいいんでしょうけれど、何だか新鮮すぎて、好奇心ばっかりで…」

聖羅「緊張感がなくなってしまったら、ごめんなさい」


監督(ちょっとこの役にはなぁ…)

*「はい、じゃあ23番の方――」



*「次、22番の方、台本の演技をお願いします」

聖羅「はい」

*「ご自分のタイミングでどうぞ」


聖羅「すぅ…ふぅ…」

聖羅「お願いします…」

監督(さて…演技はどんなもんか…)


聖羅「アーッヒャヒャヒャ、お前の脳みそをチェーンソーで割ってスプーンですくって食ってやろうかあっ?」


監督(……普通かな)

*「はい、じゃあ次の――」

聖羅「あ、あのう…ひとつ、よろしいですか…?」

*「何でしょう?」

聖羅「…チェーンソーで人の頭蓋骨って、切れるんですか…? ちょっと間違ったら、何だかその…悲惨なことに…」

監督「ぶふっ…」プルプル

*「か、監督?」

監督「い、いや…何でも…」

聖羅「あ、あら…? す、すみません、おかしなことを言ってしまって…」


監督(チェーンソーを入れる時点で悲惨だろうに…。面白い娘だなあ…)



 ↓1 監督の胸中や、いかに…!

 1~3 別のオーディションでまた会いたいなあ、って
 4~6 ちょっと考えてみるつもりになったっぽいよ
 7~9 ほんわかした娘が好みなようで…?




監督(まあ、でも今回は見送りかな…)

監督(別のオーディションに来てくれれば…)


*「以上で選考は終わりになります」

 『ありがとうございました』


 ・
 ・
 ・


聖羅「ふぅ…」

貴方「あ、聖羅ちゃん、おかえりなさい」

聖羅「はい」

貴方「どうでした?」

聖羅「監督さんが、ちょっと笑っていらっしゃいましたけれど…何だったんでしょうねえ?」

貴方(一体、何をやらかしたんだ…?)


<26番から31番の方、お願いします

貴方「おっ、ゆず子、出番ですよ」

ゆず子「…」ムスッ

 スタスタ


聖羅「何だか…すごく、雰囲気がありましたねえ」

葉子(まさかプロデューサーさん…さんざん、ゆず子をいらいらさせて、役作りを…?)

貴方(お仕事をさぼった罰として、たっぷり弄べた…。悪いことをしたら悪いことが待っていると、少しは分かっただろうか?)

葉子(だとしたら…やっぱりプロデューサーさん、すごい…)



 ↓1 ゆず子のオーディション

 1~3 態度悪いよきみぃ!!
 4~6 ちなみにゆず子の表現力、演技力はせーらさんと同じ
 7~9 エキセントリックさの代わりに、滲み出たバイオレンスさとワイルドさとハードさは炸裂していた。ちなみにゆず子の容姿は堂々の5




*「では次、31番の方、自己紹介を」

ゆず子「……SSプロの垣根ゆず子っす」

*「…」

*「…それだけ?」

ゆず子「ちっ…趣味はゲームと昼寝っす」

*「…キミさあ、ちょっと態度悪いんじゃないかな?」


ゆず子「そーゆー役じゃないんすか?」

*「っ…」

*「あのねえ、キミ、いくつ?」

ゆず子「17っすけど」

*「だったらまだ高校生だよねえ? あんまりそういう態度で――」

ゆず子「説教されるためにきたわけじゃないんすけど?」



 ↓1 ゆず子ぉ…

 1~6 途中退出を命じられた…
 7~9 監督、物好き?




監督「最低限の礼儀もないのを使うほど、うちはやさしくないから」

監督「帰ってもらっていいよ」


ゆず子「…お疲れっす」ガタッ

*「…まったく、最近の子は…」

 ガチャッ
 バタムッ!!

*「それじゃあ今度は――」


 ・
 ・
 ・


貴方「んっ…?」

貴方(随分と出てくるのが早い――いや、ゆず子だけ…?)


貴方「ゆず子、どうかしたんですか?」

ゆず子「帰れってさ。ほらな、意味なんかありゃしねんだよ…」ツカツカ


貴方「ゆず子…」

貴方「…2人とも、とりあえず結果待ちでしょうから、そこで。ちょっと行ってきますね」


聖羅「大丈夫でしょうか…?」

葉子「うーん…」



 ↓1 ゆずさん、マジ態度悪いっす

 1 貴方の熱血指導一丁入りましたぁー!!
 2 熱血ではないけど厳しい貴方?
 3 静かに諭す貴方




ゆず子「…」ツカツカツカ

貴方「ゆず子!」ガシッ


ゆず子「んだよっ!?」バッ

貴方「何をそう不貞腐れてるんですか!」

貴方「衣依ちゃんに言われたのが図星すぎて、ぐうの音も出なくなったから拗ねてるんですか?」


ゆず子「何だよ、あんた別にあたしの担当でも何でもねえだろ!」

貴方「それでもSSプロのプロデューサーなんですよ、こっちは!」

ゆず子「もう辞めるって言ってんだよ!」

貴方「そうやって尻尾巻いて逃げるように辞めると?」

貴方「最初っからできないだなどと諦めて、やる気がないのを装って自分の能力のなさに目を向けさせないで?」

貴方「そんなじゃあ、一生、そうやって負け犬に徹し続けるだけですよ!」


ゆず子「っ――」

ゆず子「分かったようなこと!!」

貴方「分かってるから言ってるんですよ」


ゆず子「どーせあたしなんか、人並み止まりなんだよ、何だって!!」

ゆず子「シャーディほど何でもできやしねえし、葉子ほど何かに飛び抜けたもんを持ってるわけでも、香ほどやる気に溢れてもねえ!」

ゆず子「このまま続ける方がみじめってもんだろうがよ!!」



 ↓1 台詞選択

 1 だったらどうして4年も続けたんですか
 2 みじめだと言ってるあなた自身が、自分を貶めてるんですよ
 3 じゃあどうしてオーディションに来たんですか

1




貴方「だったらどうして4年も続けたんですか」

貴方「もっと早く見切りをつけることもできたでしょう」

貴方「本当はそう簡単に諦めたくもなかっただけで、衣依ちゃんとの衝突を口実にして逃げようとしてるだけじゃないんですか」


ゆず子「っ…」

ゆず子「4年やってこれ止まりなんだから――」

貴方「あなたが前へ進む努力を怠っただけじゃないんですか!」


ゆず子「レッスンだってしてただろうが!」

貴方「レッスンだけが努力じゃないのが分からないあなたじゃないはずですよ」

ゆず子「それでもっ…もう何すりゃいいかなんて分かりゃしねえんだよ!!」


貴方「ゆず子!」

ゆず子「放っとけよ、クソったれ!!」


貴方「っ…」



 ↓1 尚、オーディションは…

 1~7 落選
 8~9 葉子が射止めた

あと一歩足りない……




貴方「…」

貴方(うすうす、ゆず子が周りに劣等感を抱いてるんじゃないかとは勘づいていたものの…)

貴方(それでも口では面倒臭がりながら、何だかんだでやっていたから、期待はしていた…)

貴方(けれど…あれはもう……いや…)


貴方「…戻るか」

貴方(オーディションの結果がどうなったかを確認しなきゃ)


 ・
 ・
 ・


 ザワザワ…

貴方「お…もう結果が出たのか…」

葉子「プロデューサーさん」

貴方「葉子ちゃん…それに、聖羅ちゃんも」

聖羅「すみません…落選、しちゃいました」

葉子「わたしも…」

貴方「そうでしたか…。でも今回は役柄も難しいものでしたし、あまりお気になさらず」


葉子「ゆず子は…?」

貴方「…」

葉子「…」シュン


聖羅「…あ、あの、でも…オーディション、初めてでしたけど、楽しかったです」

聖羅「また、がんばりますね」

貴方「ええ。そうですね」

葉子「…うん」



 ↓1 好感度

 コンマ一桁分上昇


 ↓2 ゆず子はどうなるんや…?

 偶数 ゆず子は契約期間が3月までだから、それまでは繋がるものの…
 奇数 仕事もサボりまくり、自分の部屋に引きこもって学校にも行かないようになってるとか…

双葉 杏「逃げるな、逃げても不労所得は得られない」

シャーディ死す

>>675
危ないなオイ




 聖羅好感度:【198/とっても頼もしい】
       →【205/とっても頼もしい】


巌「……困ったのう」

貴方「どうしました?」

巌「ゆず子がこの調子で仕事をサボりまくると、埋め合わせがのう…」

スバル「ですよねえ…。違約金なんかが発生する事態にまでなってしまったら…」

巌「聖羅はスケジュールに余裕もあるようじゃが、ちいと聖羅に任すんも難しいけえ」

貴方「そうですか…」

巌「……河村ぁ」

スバル「はい?」

巌「お前の宣材、まだ残ってたかのう?」

スバル「ムリですから!! ほら見てっ、もっさりですから、今は!」

スバル「しゅっとしてたころの僕はいません、もっさりヘアーとオタッキーな眼鏡と草食男子丸出しカーディガンがトレードマークですから!」


巌「3月までにゆず子を更正さして、契約延長をさせんといけんのう…」

貴方「うーむ…」


 北川聖羅 女 16歳 誕生日:2月
 体力:1 頭脳:4 精神:3
 歌:5.83 踊:3.00 容:3.00 表:3.37 演:3.00
 熱:3 道:3

 愛嬌のひと:人から憎まれることがほぼない
 リハビリ済:大怪我をした経験から、体力がガタ落ちになってしまっている

 特技:ー
 趣味:ー

 好感度:【205/とっても頼もしい】

 メモ:かなり天然な上に、お人好しっぽい
    じゃっかん、空気は読めていない感じもある
 路線:癒し系のんびりガール
 動機:シャーディに憧れて?
 持ち歌:ー


貴方(ゆず子のことも気にはなるものの…)

貴方(ちゃんと日々のお仕事をこなして聖羅ちゃんをプロデュースしなければ)

貴方(しかし、うーむ…何か…どうにか…)



 ↓1 渡りに船的なものとか…?

 偶数 芸能界ベストコンビ…選手権?
 奇数 そう都合よくは、ないよなあ…

せーらさんマジコンマに愛されガール

葉子ちゃんと組んで妖精ペアだろ




貴方「うーん…」

巌「ぬぅぅ…」

スバル(この空気感、やだなあ…)

 prrrrr…

スバル「! はいっ、もしもし、SSプロ、河村がうけたまわります!」

スバル「はい、はい、お世話になっています」

スバル「……芸能界ベストコンビ、選手権?」


巌「…」チラッ

貴方「…」チラッ

スバル「はあ…はあ、そうですか…。いつもありがとうございます。失礼いたします」

 ガチャッ


巌「何じゃ?」

スバル「いえ…何でも、芸能界ベストコンビ選手権…とかいう企画をやるそうで」

スバル「SSプロから3組ほど、是非とも出てもらいたい、と。後日、改めて電話をくださるそうで」

スバル「何だか、2人組の芸能人を色々な種目で競わせる、バラエティー…みたいな感じらしいです」


巌「ほおう?」

貴方「なるほど…」


巌「ゆず子は誰がええかのう?」

貴方「ラジオでお馴染みということで香さんか…」

巌「もともとは衣依がやらかしたことじゃけえ、衣依に責任取らせるのもありじゃのう」

貴方「葉子ちゃんとも年は同じですし、少なからず劣等感の原因にもなっていますから、組ませて色々と直面させるのもありじゃないでしょうかね?」


スバル(うわあ…鬼たちがいる…)

スバル(そんな人たちと組ませても、ゆず子の精神がゴリゴリに…)



 ↓1 こうして渡りに船の(SSプロ)ゆず子救済計画は始まった… ゆず子が組まされるのは…

 1 香様:香様ならきっと!?
 2 衣依:スカしてないで責任取るのが大人ってもんじゃぞ、いよりん
 3 葉子:どんなにゆず子がつんけんしようが超ストレス耐性の葉子は無傷さ!!
 4 その他、SSプロアイドルの、誰と?

佑香ちゃんやろなあ

>>687
怪獣と被害者コンビ……?

安価なら下




スバル(議論の末…)

貴方「では、ゆず子は佑香ちゃんと、ということで」

巌「さんざん事務所に迷惑かけとるんじゃけえ、振り回される側に回らんといけんからのう…)

スバル(何だか謎の理屈でゆず子は佑香と組まされることに…)


貴方「他はどうします?」

巌「おう、聖羅を出演させたれ。ゆず子と佑香以外の誰とでもええぞ」

貴方「そうですか? ありがとうございます」

貴方「では…」


 ↓1 聖羅さんは…

 SSプロの誰と組むのん?

葉子ちゃん

?????「はあぁぁぁぁぁぁ?!そこは私でしょう!!!?!!」




貴方「…葉子ちゃんと組ませてください」

巌「おお、ええぞ」

巌「ほいじゃあ…あとはどうしたもんかのう」

スバル「安定のまこたかにします?」

貴方「いよまこも見たいですけどね」

スバル「それ…ゆず子と衣依が顔を合わせざるをえないじゃないですか…?」

巌「それの何が悪いんじゃ」

スバル「えええ…?」


巌「まあええ、こういうのはクジじゃの」

貴方「ですね」

スバル(うちの事務所、よくこれで再興できたなあ…)


 ↓1 残るコンビは…

 1~3 いよかお!?
 4~6 まこたか!
 7~9 いよまこ!
  0  SSプロ最強疑惑:しゃーかお

?!?!




巌「この、組み合わせは…あれじゃのう」

貴方「まさかの、シャーディと香さん…」

スバル「スケジュール…大丈夫ですか?」

巌「んなもんいくらでも調整するに決まっとるじゃろうが」

貴方「でもこれ…バランスブレーカーにもほどがありませんかね…?」

スバル「バランスブレーカーって、そんな…」

巌「いや…ちいと、不安になるような組み合わせじゃけえのう…」


貴方「普通にシャーディのオーラは人を惹きつけてならないものですし、そこに香さんの補佐が入ったら…」

貴方「もう、勝てる相手がいるのかどうかってレベルですよ」

巌「加えて香は負けず嫌いじゃけのう、シャーディより活躍せにゃあならん言うて通常以上のパワーを発揮するじゃろう」

スバル「ええ…?」

巌「まあええじゃろう」

巌「こいつらが出とれば、どんな方面からでもフォローができるっちゅうもんじゃけえのう」

貴方「それもそうですね」


スバル「…何か、怖い」


貴方「さて…」

貴方「通常業務に戻らないと」

巌「河村ぁ、領収書じゃ、経費で落としぃ」ペラッ

スバル「あ、はい…」


貴方(芸能界ベストコンビ選手権は2月3週目…)

貴方(あまり時間はないなあ…)

貴方(来週はどうしたものか…)



 ↓1 来週の予定

 1 レッスン!!
 2 デビューシングルについて
 3 お仕事見学
 4 選手権に向けて、聖羅と葉子のマッチングを試そう

選手権は仕事ノルマで良いんですよね?


 >>700 Yes!!


 ―― 2月 1週目


貴方「さて…」

貴方「今日は今月ある選手権に向けて、2人の相性をチェックしようという試みです」

聖羅「はい。よろしくお願いしますね」

葉子「こちらこそ…」

葉子(何だか最近、プロデューサーさんと一緒のことが多くて嬉しいかも…)


貴方「色々と試していきますんで、覚悟をしてくださいね」

聖羅「はあーい」

葉子(あ、ちょっと嫌な予感…)



 ↓1 マッチングテスト!!

 1~3 あれだ。大きすぎる弱点が露呈した…
 4~6 似たようなタイプだから、ハマれば強いけど、目立つかどうかは…
 7~9 昆布と鰹節のような旨味の相乗効果が今ここに…!?(貴方感)

がんばれ葉子ちゃん

/(^o^)\




貴方「とりあえず、昔大人気だった(ように記憶している)クイズゲーム方式でやりましょう」

葉子「クイズ?」

貴方「ええ」

聖羅「楽しそうですね」

葉子「でも…どうして、ジャージに着替えるの…?」


貴方「ここに、ランニングマシンがあります」

貴方「相方が走っている間に、答えてください」


葉子「あっ…」

聖羅「楽しそうですね…」

貴方「じゃあやりましょうか」


 ・
 ・
 ・


葉子「ゼェッ…ゼェッ…」

聖羅「はぁっ…はぁっ…」


貴方(アカン…)

貴方(2人とも体力がなさすぎた…)


貴方(でも今なら、コンビの変更は効く…)

貴方(マッチングテストをしておいて良かった…)

貴方(この弱点に目をつむってこのままやるべきか、あるいはこの弱点を解消するためにペアを変更するか…)


 ↓1 コンビ再考…

 1 する!!
 2 しない!!

体力1は致命傷か……っ




貴方「あらかじめ、試しておいて良かったです…」

貴方「がっつり体力を奪うようなことはないでしょうが、それでも体力勝負になるようなところはあるはずですから」

貴方「惜しいですが、このペアは解消ということにしましょう」


葉子「はい…」

聖羅「ごめんなさいね…」

葉子「い、いえ…」

貴方「いえ、これはこちらの落ち度です」

貴方「2人のどちらが悪いというわけではありませんので、気にしないでください」



 ↓1 再考…の前に?

 偶数 案ずることなんて何もないのさ
 奇数 えっ、スケジュール的に、すでに出演決定メンバーの中から入れ替えをしないとならない?

あー




貴方「さて…」

貴方(聖羅ちゃんと組ませるにはどうすればいいだろうか…?)

貴方(出演メンバー内で入れ換えることもできるし…)

貴方(出演予定じゃなかったメンバーと葉子ちゃんを入れ換えることも…)


貴方「どうしたものかな…?」


 ↓1 聖羅は誰と組むのがいいだろう?

 SSプロアイドルから指名
 出演決定組:ゆず子 佑香 シャーディ 香
 ※出演決定組から指名すると、葉子も出演できるようになるよ

シャー



貴方「うーん…だーれーがーいーいーかーなー?」

スバル「何してるんですか?」

貴方「いえ、聖羅ちゃんと葉子ちゃんだと、体力がなさすぎて一部種目でボロ負けが見えるだろうというのが発覚しまして」

スバル「ああ…」

貴方「それで、再考することに決めまして…」

貴方「どなたがいいやら――」


 バンッ

シャーディ「話は聞いたあああああああああっ!!」

貴方「…」

スバル「…」


スバル「あっ、誠はどうですか?」

貴方「ああ、まこちゃんなら体力面には一切の心配がいりませんからね」


シャーディ「無視するならこうだ!!」

貴方「あっ、シャーディ…!」

シャーディ「香様と葉子ちゃんを組ませて、わたしが、聖羅ちゃんと、今ひとつになるッ!!!」シャシャシャッ

シャーディ「そしてっ、局にファックス送信して、これが最終決定と伝える…!」


貴方「ちょっ…シャーディ!」

シャーディ「ええい、止めてくれるな、おっかさん…!!」

貴方「あっ…ああー…あらら…」

シャーディ「任務、完了」



 ↓1 シャーディめ…

 偶数 まあいいか…
 奇数 おいシャーディ?




スバル「シャーディ…」

貴方「まあ…いいか…」

シャーディ「ふぅぅー…一仕事した」

シャーディ「じゃ、聖羅ちゃんの住所と家の電話番号と携帯番号と携帯とPCのメールアドレスと3サイズと家族構成を教えて?」

貴方「個人情報を守る義務がありますので」

シャーディ「同じ事務所なのに!?」

貴方「関係ありません」

シャーディ「ひどい…」


貴方「というか、シャーディ」

シャーディ「はいはい?」


 ↓1 台詞選択

 1 …いや、いいか
 2 彼女、シャーディのファンらしいので、幻滅されるような行動を取ったら…アイドル辞めちゃうかも知れませんよ?
 3 その手に握り締めているパンティーは一体どこから?

選択肢3おかしいだろ

安価下




貴方「彼女、シャーディのファンらしいので、幻滅されるような行動を取ったら…アイドル辞めちゃうかも知れませんよ?」

シャーディ「幻滅? このスーパーアイドルのわたしに?」

シャーディ「HAHAHA、そんなのありえないじゃない!!」

スバル「いや、普通にけっこうみんな、ドン引いてるから」

シャーディ「何…だと…?」

貴方「むしろ、これまでの自身の扱いの理由について考えたことがなかったんですか…?」


シャーディ「主に、どこらへんが…ドン引きの理由に…?」

貴方「重傷だったか」

スバル「どんどん引きますね、これは…」



 ↓1 ちなみに、好感度

 コンマ一桁分上昇

誰のぱんつだ
そこが問題だ

>>724
佑香君香様タカシちゃん貴方誰がいい?



 聖羅好感度:【205/とっても頼もしい】
       →【208/とっても頼もしい】


貴方(まあ…かなり強引にシャーディに決められてしまったものの、シャーディとコンビなら目立たざるをえない…)

貴方(そういう意味では聖羅ちゃんの露出を増やすためにもベストかも知れないものの…)


<ねえねえ、僕のおパンツ消えてるんだけど、誰か知らないっ!?

<ぎくぅっ

<え、シャーディ…?

<てか、何でパンツをタカシは持ってるんだ…?

<シャーディ、僕のパンツ返してー!

<ガラの調査だけっ…それだけさせてー!

<まこちゃん、捕まえて!!

<やーん!! まこちゃんに捕まえられるぅー! そのまま食べてー!!

<はいはい、パンツなんか取らないで自分で買え。お前は稼いでるだろ


貴方(そこはかとなく不安…)



 北川聖羅 女 16歳 誕生日:2月
 体力:1 頭脳:4 精神:3
 歌:5.83 踊:3.00 容:3.00 表:3.37 演:3.00
 熱:3 道:3

 愛嬌のひと:人から憎まれることがほぼない
 リハビリ済:大怪我をした経験から、体力がガタ落ちになってしまっている

 特技:ー
 趣味:ー

 好感度:【208/とっても頼もしい】

 メモ:かなり天然な上に、お人好しっぽい
    じゃっかん、空気は読めていない感じもある
 路線:癒し系のんびりガール
 動機:シャーディに憧れて?
 持ち歌:ー



貴方(さて…来週の予定は…)

貴方(どうしたものかな…?)


 ↓1 来週の予定

 1 レッスン!
 2 お仕事見学
 3 デビューシングルとかさあ…



 ―― 2月 2週目


貴方「今日は、デビュー曲についてです」

聖羅「デビュー曲…ですか」

聖羅「ふふ、どんなものになるか、とっても楽しみです」


貴方「まあ、これからなんですけれど…」

貴方「歌が上手なので、歌唱力を活かした楽曲もできるでしょうし…」

貴方「基本的に、どんなものでも聖羅ちゃんならいけると思うんですよね」

貴方「で…ちらっと考えてみたんですが…」



 ↓1 聖羅のデビュー曲の構想

 1 やっぱ、悲恋系の歌かな、って(偏見
 2 憧れのあの人はろくでなしだった、みたいな感じの歌とかどうかなー…なんてー…あははー
 3 その他、構想というかコンセプトというかジャンルというか、まあそんな具合にざっくり




貴方「憧れていたあの人が、実はろくでなしだった…みたいな感じの歌なんてどうかな、とか…」

聖羅「何だか、独特ですね」

貴方「はは…ははは…」

聖羅「お恥ずかしがりながら…まだそういう、恋愛の経験がなくて…ちゃんと歌えるか不安ですけれど…」

貴方「いやー…レコーディングの時までには、なんとなーくは…分かるんじゃないかなー…なんて…」

聖羅「?」


貴方「これでいきます?」

聖羅「プロデューサーさんにお任せします♪」


貴方「…」



 ↓1 ここまで邪気がないと…

 1 えっぐい、バリバリなロックサウンドにして力強い感じで…
 2 演歌によくありそうな恨みつらみな雰囲気に仕上げていこう
 3 悪のりがすぎました。本当は…その他、どんな?




貴方「じゃあ…ほんわかしたものにしましょう」

聖羅「はい」

貴方(あまり、悪ノリしすぎてもいけないな…)

貴方(自律しなければ)


 ・
 ・
 ・


貴方「とまあ、こんな具合で、やっていこうと思います」

聖羅「はい」


貴方「何か質問などはありますか?」

聖羅「あの、これとは関係ないんですけど、来週の…何とか選手権?」

聖羅「あれは結局、わたしはどなたとやることに…?」


貴方「あー……」

聖羅「?」

貴方「シャーディです」

聖羅「!」

聖羅「ほ、本当ですかっ?」

貴方「ええ、もちろん。がんばってくださいね」

聖羅「はい…がんばりますね」


 ↓1 好感度

 コンマ一桁分上昇

ああ、この笑顔が歪むんだなぁ




 聖羅好感度:【208/とっても頼もしい】
       →【210/プロデューサーさんにお任せします♪】獲得


貴方(何故だろう、胸が痛い…)

聖羅「シャーディさんと…ふふふ…」

貴方(あの純粋に喜んでいるところを見ていると、胸が痛む…)


貴方(全部シャーディがいけないということにしておこう…)

貴方(うん)



 北川聖羅 女 16歳 誕生日:2月
 体力:1 頭脳:4 精神:3
 歌:5.83 踊:3.00 容:3.00 表:3.37 演:3.00
 熱:3 道:3

 愛嬌のひと:人から憎まれることがほぼない
 リハビリ済:大怪我をした経験から、体力がガタ落ちになってしまっている

 特技:ー
 趣味:ー

 好感度:【210/とっても頼もしい】

 メモ:かなり天然な上に、お人好しっぽい
    じゃっかん、空気は読めていない感じもある
 路線:癒し系のんびりガール
 動機:シャーディに憧れて?
 持ち歌:ー



 ↓1 2月2週目と言えば…

 偶数 そう、バレンタインデーだね
 奇数 なんと聖羅のお誕生日らしいぞ

あっ……(察し)


 訂正

 北川聖羅 女 16歳 誕生日:2月2週
 体力:1 頭脳:4 精神:3
 歌:5.83 踊:3.00 容:3.00 表:3.37 演:3.00
 熱:3 道:3

 愛嬌のひと:人から憎まれることがほぼない
 リハビリ済:大怪我をした経験から、体力がガタ落ちになってしまっている

 特技:ー
 趣味:ー

 好感度:【210/プロデューサーさんにお任せします♪】

 メモ:かなり天然な上に、お人好しっぽい
    じゃっかん、空気は読めていない感じもある
 路線:癒し系のんびりガール
 動機:シャーディに憧れて?
 持ち歌:ー



貴方(そう言えば…)

貴方(明日、聖羅ちゃんのお誕生日じゃなかったっけ…?)

貴方(何かお祝いでもしてあげようかな…?)



 ↓1 行動選択

 1 こういうイベントごとは、タカシくんに丸投げしとこうっと
 2 プレゼントでもあげようかな
 3 別にいいか


 QK、オーライ?
 いったんおつでござんした

双葉 杏「諦めるな!杏はッ…ゆず子に逃げて欲しくないんだ!」

ちょくちょく別事務所の同系統アイドルがゆず激励してて笑う



貴方(今日は聖羅ちゃんのお誕生日…)

貴方(何をプレゼントしたら喜んでくれるだろうか…?)

貴方(自分がもらって嬉しいものをあげればいい、とかよく聞くものの…)


貴方(金券)

貴方(バストアップグッズ)

貴方(新しいスーツ)

貴方(新しい靴)

貴方(持ち家)

貴方(愛)


貴方(参考にならない…!!)



 ↓1 どうしたものか

 1 事務所にいる人に相談してみようかな
 2 直接本人にリクエストを聞けばいいや
 3 その他、これだ、というものがあれば




貴方(とりあえず…)

貴方(自分の欲しいものがあてにならないなら、別の人…)

貴方(尋ねてみよう)



貴方「河村さん」

スバル「はい?」

貴方「誕生日にもらって嬉しいものって、何かあります? ちょっと考え中でして、あ、河村さんにあげるわけではないんで」

スバル(わざわざ僕にあげるわけじゃないとか言う理由は…?)


スバル「そうですね…」

スバル「……家族以外からの、無償の愛がほしいです…」

貴方「参考になりませんね…。どうも」

スバル「えー…?」


貴方「あ、社長――はいっか」

社長「!!?」


貴方「あと…事務所にいるのは…」



 ↓1 誰だ!?

 1 葉子
 2 衣依
 3 誠
 4 タカシ
 5 佑香




貴方「衣依ちゃん」

衣依「なーにー…?」パラッ ←漫画読書中

貴方「ちょっとアンケート中でして」

貴方「誕生日にもらったら嬉しいものを尋ねて回ってるんですが、あります?」


衣依「誕生日…?」

衣依「…………洋服とか?」


貴方「なるほど、お洋服…」

衣依「もういい?」

貴方「ええ、ありがとうございます」


衣依「…」パラ


貴方(お洋服…ありかも知れない)

貴方(けれどあんまり、どういう服装が好みか、掴めていないからなあ…)



 ↓1 あとひとりだけ

 1 葉子
 2 もっかいいよりん
 3 まこちゃん
 4 タカシくん
 5 リルモン
 6 香様
 7 社長が何か尋ねてほしそうにこちらを見ている




佑香「…」ゴソゴソ ←悪戯グッズ手入れ中


貴方「…佑香ちゃん」

佑香「!」スチャッ

貴方「条件反射のように構えないでくださいよ…」


佑香「なに?」

貴方「今、調査中でして。誕生日にもらって嬉しいものってあります?」

佑香「…」

貴方「…」


佑香「…マウンテンバイク?」

貴方「なるほど…」

貴方(佑香ちゃんに尋ねたのは失敗だったかも知れない…)


貴方(愛、お洋服、マウンテンバイク…)

貴方(うーん…どうしたものか…)


社長「…」チラチラッ

社長「うぉっほん」


貴方「とりあえず百貨店にでも行けばいいか」

社長「うぉっほん、うぉっほん、うぉっほん!」

貴方「あ、社長、のど飴、そちらにありますよ」

社長「! あ、ああ…ありがとう…」シュン



 ↓1 何をあげよう?

 1 流行りのコート
 2 レディース向けマウンテンバイク
 3 バレンタイン商戦用ギフトチョコ
 4 その他、これだというものがあれば




貴方(無難に、衣依ちゃんの案を採用して…)

貴方「この流行りもののコートでもプレゼントしてみようかな」

貴方「お値段が…」

タグ『¥42,000(税別)』


貴方(けっこうする…!!)

貴方(まあ、いいか)


貴方「サイズとかは合ってる…」

貴方「クリーム系の色合いはけっこう似合いそうだし」

貴方「うん、これでいいや」


 ・
 ・
 ・


聖羅「おはようございます~」

貴方「おはようございます」


貴方「そして」

聖羅「?」

貴方「お誕生日、おめでとうございます」

聖羅「まあっ…」

貴方「ささやかですが、プレゼントをどうぞ」つ流行りもののコート


聖羅「あら…」ガサ

聖羅「まあ、ステキなコート。いただいちゃっていいんですか?」

貴方「ええ、もちろん。似合うといいんですが」

聖羅「丁度何か欲しかったなあって思っていたんです。ありがとうございます」



 ↓1 喜んでくれたように見えるぞ!

 1~3 でも何か、あのー…今、着てるそれ…似た系統の…流行りものだから…あー… 好感度:+10
 4~6 すぐに袖を通して姿見の前でくるくるしちゃったりして嬉しそう 好感度:+20
 7~9 実はこのコート、シャーディがモデルをしてたやつだったようで 好感度:+50

かわいい




 聖羅好感度:【210/プロデューサーさんにお任せします♪】
       →【230/プロデューサーさんにお任せします♪】


聖羅「ふふ…♪」

聖羅「まあまあ…」クルクル

貴方(姿見の前で袖を通してご満悦だ)

貴方(うんうん、アイドルの笑顔というのはいいものだなあ…)


社長「…河村くん、今夜、時間あるかね?」

スバル「えっ?」

社長「話に聞くに、最近彼女にふられたそうだね? わたしと語り明かそうではないか」

スバル「ええ…いや、今夜は見たい番組が…」

社長「それは仕事に関係あることかね?」

スバル「いえ…アニメです…」

社長「よし、録画予約をすることは許そう。だが、2軒ははしごするから、そのつもりでいなさい」



 北川聖羅 女 16歳 誕生日:2月2週
 体力:1 頭脳:4 精神:3
 歌:5.83 踊:3.00 容:3.00 表:3.37 演:3.00
 熱:3 道:3

 愛嬌のひと:人から憎まれることがほぼない
 リハビリ済:大怪我をした経験から、体力がガタ落ちになってしまっている

 特技:ー
 趣味:ー

 好感度:【230/プロデューサーさんにお任せします♪】

 メモ:かなり天然な上に、お人好しっぽい
    じゃっかん、空気は読めていない感じもある
 路線:癒し系のんびりガール
 動機:シャーディに憧れて?
 持ち歌:ー



貴方(いよいよ、来週は選手権だ…)

貴方(先輩は何が何でもゆず子を連れてくるとは言っていたけど…)

貴方(オーディションでのこともあったし、果たして、まともに仕事をしてくれるのやら…)


 ↓1 芸能界ベストコンビ選手権!!

 偶数 開幕やでぇ!!
 奇数 どういうこっちゃ、事前に決めてたコンビじゃなくなっとるやんけ!?

コンマ神「まだだ、まだ闇は早い」



 ―― 2月 3週目


貴方(今日は芸能界ベストコンビ選手権)

貴方(東京ドームで開催される、5時間もの生放送でもある)


貴方「――えっ?」

スタッフ「ええと…確かに、SSプロさんからは、この組み合わせだと…」

貴方「いや…そんなはずは…」


香「一体どういうことだ?」

葉子「何か問題が起きてる…んですか…?」

聖羅「大変そうですねえ…」

佑香「…」


スタッフ「こちらのファックスで、間違いないですよね?」

貴方「ええ――えっ?」

シャーディ「あっ…」


貴方「…」チラッ

シャーディ「…」ダラダラ


シャーディ「色んな組み合わせが見られるって、お得だよね!!」グッ

貴方「ちょっとブルペン来てください」

シャーディ「」


貴方「いやはや…」

貴方(まさか、シャーディがファックスを送った時、めちゃくちゃに書き替わってしまっていたとは…)

貴方(見事にぐっちゃぐちゃになってしまってる…。というか、聖羅ちゃんと組みたかったのなら、そこくらいしっかり書きなさいなのに…)


貴方「はぁぁ…」

貴方「急遽、コンビ変更です。改めて発表しますね」



 ↓1 コンビ変更か…

 偶数 聖羅&佑香 葉子&ゆず子 香&シャーディ
 奇数 聖羅&ゆず子 佑香&シャーディ 葉子&香




貴方「佑香ちゃんはシャーディと」


佑香「…」チラッ

シャーディ「佑香ちゃーん」ムギュッ


貴方「葉子ちゃんは香さんと」

香「ん? ここは替わってないんじゃないか?」

貴方「え? あ、そうでしたね…」

葉子「良かったような…?」


貴方「そして、聖羅ちゃんは、ゆず子と…です」

聖羅「はい」

貴方(でもゆず子が、まだ来てない…!)


貴方「とにかく、ベストを尽くしてください」

貴方「がんばりましょう」



 ↓1 おうおう、社長出勤かい、ゆず子よぉ?

 偶数 ふん縛られてきた
 奇数 あれ、今、何段腹?

双葉 杏「ゆず子はッ……!杏の仲間だから!杏と同じッ……だから!」




巌「おお、おったおった」

ゆず子「ふんぐぐ…! ふがー!」モゾモゾ

巌「ちゃっきり拉致ってきたけえ、よろしゅ――何じゃ、この組み分けは?」

貴方「かくかくしかじかです」

巌「シャーディ、後で説教じゃ」

シャーディ「」


貴方「役者が揃いましたね、これでようやく…」

聖羅「あのー…大丈夫ですか?」

ゆず子「ふごご…!」
意訳(ほどけ…!)


貴方「じゃあ皆さん、よくストレッチなどしてくださいね~」

ゆず子「ふごっふごごごご!」
意訳(だったらほどけよ!)



 ↓1 始まったのだ

 1~3 しかぁーし、ゆず子ぉー!! くぉらー!!
 4~6 やる気のねーゆず子じゃのう…
 7~9 不貞腐れまくってるゆず子…生やぞ、これ…?

それでもせーらさんなら、せーらさんならなんとかしてくれる!




司会『さあ、始まりました! 芸能界ベストコンビ選手権!!』

司会『さまざまなジャンルの芸能人が2人組になって、様々な種目で競っていただきます!』

司会『最後の種目だけ桁の違うポイントを与えるなんていうお約束は一切ありません!』

司会『持てる力を出し尽くし、ガチバトルでベストコンビの栄冠を掴んでいただきましょう!』


貴方(始まった…)

貴方(あとは見守るしかできない)


司会『尚、優勝コンビには豪華トロフィーと旅行券10万円分を贈呈します!』

司会『それでは、選手入場~!!』

司会『まずはお笑い会より、この2人が参戦! ………』



司会『アイドル界でのコンビネーションと言えば、この人たち!』

司会『SSプロダクションより、6名3組がエントリーいたしました!』

司会『まずはSSプロの看板と、次代を担う看板候補! 湯郷シャーディと、安住佑香コンビー!!』


シャーディ『今日は佑香ちゃんと一緒に、勝ちにいきますよー!』

佑香『がおー』


司会『続いて! SSプロの男性アイドルと言えばこの人! そしてSSプロの歌姫とも言われる、この人!』

司会『菱河香と、五味葉子コンビー!!』

香『アイドル界の、そして芸能界のトップを取るのはこの僕だ』

葉子『が、がんばります…』


司会『さらにさらに! 女子高生アイドルの2人組も出てきたぞー! 垣根ゆず子と、北川聖羅ー!!』

ゆず子『…っす』

司会『え…?』

聖羅『ゆず子さん、ちゃんと本番前にお喉のトレーニングしておかないと、声が出ませんよ?』

司会『緊張しているんでしょうか!? 若々しい2人にも注目です!』


貴方(ゆ・ず・子…!!)

貴方(あんなで大丈夫だろうか…?)



 ↓1 競技開始!!

 1~3 まあ…厳しい
 4~6 がんばえー、せーらーゆずこー
 7~9 どんどん、得点が放されていってる…

がんばえー




司会『第一種目は、迷路走!!』

司会『コースを走破する人と、外野から迷路を突破するために声をかける人に分かれてください!』

司会『外野からだとコースの全貌がよく見えますから、道を指示してあげてください!』


司会『1位ゴールで10ポイント、2位ゴールで9ポイント、と多くの点数をもらえます!』

司会『ただし、10位までにしかポイントは入りません! 10人がゴールに辿り着いたらその時点でレースは終了です!』


聖羅「ゆず子さん、走りますか? 外野にします?」

ゆず子「…外野」

聖羅「じゃあ、わたし、走りますね」


司会『スタート地点は全20箇所! 最初のスタート地点はクジで決まります!』

司会『芸能人たる者、運もよくなければならないということです!』

司会『それでは各選手、スタート地点に到着したようですので…用意はいいでしょうか?』

司会『レディ、スタート!!』

 パンパンッ


聖羅「なんだか、すごい迷路…どっちに行けばいいか、迷っちゃいそう…」

司会『外野に回ったコンビからは無線イヤホンで指示が入るはずです!』

司会『各選手、どんどん走る、走る! その中でも――おおっと、安住選手、爆走、爆走です!』

司会『が、何やらシャーディ選手は慌てふためいている模様! 一体どういうことなのか!?』


佑香(信じるのは自分のみ!)ダダダッ

シャーディ「そっちじゃなくて右! あっ、左――どうしてことごとく反対にっ!?」


聖羅「えーと…あら?」

聖羅「何も、聞こえない…? 調子が悪いのかしら…? とりあえず、こっちに進んでみようっと…」

ゆず子(早くおわんねーかな…)



 ↓1 ううむ…

 1~3 案の定だよ…
 4~6 運のええ子や。指示なしで10位になっちゃったよ
 7~9 ゆずも悪い子とはちゃんや。ただ引っ込みつかなくなっとるだけなんや




司会『さあー、着々とゴールが続きまして…あとひとりだけです!』

司会『10番目にゴールに辿り着くのは一体、誰でしょう!?』


聖羅「ううーん…」

聖羅「こっちに行ってみよう」スタスタ

聖羅「何か…開けてるような…合ってたのかしら?」スタスタ


司会『ゴォール!! 10位でゴールインしたのは、垣根ゆず子&北川聖羅コンビです!!』

聖羅「まっ…やった!」

司会『どうですか、ギリギリ、10位でのゴールの感想は?』

聖羅「のんびり屋だってよく言われちゃうんで、10位くらいがわたしには合ってたのかなあ…なんて」

司会『あはは、マイペースなんですねえ』


ゆず子(10位でどうにかなるかよ…)

香「おいゆず子」

ゆず子「……何?」

香「…お前、1度も指示出さなかったな?」

ゆず子「それが何ですかー?」

香「足を引っ張るのはやめてやれ」

ゆず子「知るかっつーの…」


 ・
 ・
 ・


貴方(うーん…)

貴方(ゆず子が、さっぱり役に立ってないどころか、2人でがんばらないといけない種目ばかりなのにやらないから、完全なお荷物に…)

貴方(なのに、ちらほら、どうにかこうにかなっちゃってる聖羅ちゃんの強運は一体…?)

貴方(けど…低調だな…)



 ↓1 前半戦終了!!

 偶数 聖羅ちゃんの聖の字は、「聖人君子」の聖?
 奇数 もう順位も低すぎてね…うん…逆転はむずそうなんやけども…



司会『ここで前半戦が終了です!』

司会『ここまでの総得点順位を発表いたします』


司会『第一位、アスリートタレントチームの……』

司会『第二位、SSプロの湯郷&安住コンビ……』


聖羅「うーん…難しいですね」

ゆず子「…」

聖羅「30組中、29位…30位のチームとは、3ポイント差…」

聖羅「どうやったら、もっとちゃんとポイントを稼げるんでしょう…?」

ゆず子「ムリに決まってんじゃん…」


聖羅「ゆず子さん…?」

ゆず子「ムリなんだよ、ムリ、ムリ」

ゆず子「そもそもの話、こんなん、特別に運動神経が良くて? 特別に頭が良くて?」

ゆず子「そういうのじゃないと勝てやしないようになってんの」


聖羅「そうですか…」

ゆず子「…」

聖羅「でも…」

ゆず子「…」

聖羅「勝ち負けは諦めても、楽しんで最後までやりたいですね」


ゆず子「…ムリだっての」

聖羅「そんなことないですよ。迷路も楽しかったし、ほらっ、パン食い競走だって、色んな種類のパンがあって…」

聖羅「こういうテレビ番組って、見るのも楽しいんでしょうけど…出てみるのも面白いんだなあって」


ゆず子「…あっそ…。トイレ」

聖羅「あ、場所分かります?」

ゆず子「行けるっての」


 ・
 ・
 ・


ゆず子(なーにが楽しんで最後までだっての…。結果が出なきゃ何も面白くなんかないだろ…)

 スッ…

貴方「ゆず子」

ゆず子「……んだよ? 待ち伏せ? うわ、きもっ…」



 ↓1 台詞選択

 1 3月で…正味、あと1週間とちょっとで契約期間が切れちゃいますけど…本当にそれで辞めるなら、最後くらいがんばったらどうです?
 2 実はここに、ゆず子がうちの事務所に応募してきた時の資料がありまして…
 3 人並みじゃいけませんか? 特別な何かがないと、ゆず子は成功できないんですか?




貴方「人並みじゃいけませんか? 特別な何かがないと、ゆず子は成功できないんですか?」

ゆず子「は?」

貴方「…歌のうまさ? ダンスのうまさ? 見た目?」

貴方「そういうのが飛び抜けていないといけないんでしょうか?」


ゆず子「…そうだよ。だってそういうもんだろ」

貴方「そうでしょうかね…?」

貴方「ゆず子はけっこう、普通の女の子だと思います」

貴方「けれど悪いことじゃないと思うんですよ」

貴方「まあ容姿はけっこう良い方ですが…そんな顔だと減点100ですしね」


貴方「普通の女の子が、普通にアイドルに夢を見る」

貴方「多分、ゆず子がうちの事務所に入ったのって、そういうところだと思うんですけど…違ってました?」

ゆず子「どーせ普通だよ」

ゆず子「父親は公務員で、母親はパートで、団地生まれで、頭も良くなきゃ、運動神経がいいわけでもなくて」

ゆず子「だからそもそも――」

貴方「アイドルに夢を見ちゃったんでしょう?」


ゆず子「…」

貴方「特別になりたいと思って」

貴方「恥ずかしいことじゃないですし、誰でも1度くらいは夢見ることです」

貴方「そしてあなたは、その夢の入口に立って、厳しさを学んだ。追いつかれて、追い抜かされて、追いつけない焦燥感もあるでしょう」

貴方「けれど…そんなもんなんですよ、世の中」


ゆず子「は?」

貴方「だからこそ、ゆず子みたいな子ががんばると、一層、輝くと思うんですけれどね」


ゆず子「…」

貴方「後半戦、がんばってくださいね。最後の種目だけ桁違いのポイント、ってことはありませんが…」

貴方「種目を重ねるごとに、1度に得点できるポイント数はどんどん増えているんです」

貴方「最初に1位で10ポイントゲットですが、さきほどの種目は1位で30ポイントになっていました」

貴方「後半、どんどんインフレしていくはずです。充分、温存できたでしょう? ここから、狙おうとすれば狙えるはずですよ」



 ↓1 後半戦、スタート

 偶数 後半戦1発目はクイズ
 奇数 後半戦1発目はモノマネ勝負?




司会『さあ、ここから後半戦が始まります!!』

司会『後半戦の第一種目は、モノマネ勝負ー!!』

司会『次々とお題が表示されます! 出題者と回答者に分かれてください!』

司会『出題者は、回答者の後ろに設置されたモニターにお題が出るので、そのモノマネをしてください!』

司会『回答者が答えて正解をする度に、3ポイントが入ります! が!! 他のコンビが正解する度にお題は次のものに替わります!』

司会『次々と繰り出されるお題に、モノマネをし続け、それに回答をし続けていってください!』


聖羅「また難しそう…」

ゆず子「…」


司会『なお、モノマネの基準として、動物やものの場合、鳴き声や動作音などを入れても問題はありません』

司会『しかし、お題を口にしてしまったらペナルティーとして減点をしていきますので注意してくださいねー』


聖羅「ゆず子さん…どっち、やりますか?」


ゆず子「…」

聖羅『こういうテレビ番組って、見るのも楽しいんでしょうけど…出てみるのも面白いんだなあって』

貴方『アイドルに夢を見ちゃったんでしょう?』


聖羅「…ゆず子さん?」


 ↓1 ゆず子…!

 偶数 出題側にゆず子
 奇数 回答側にゆず子




ゆず子「出題でいいよ…」

聖羅「じゃ、じゃあ、回答がんばりますね」


司会『さあ、それでは各コンビ、所定の位置についてください!』

司会『この種目、お笑い芸人勢が得意なのでしょうか? それとも、恥をかなぐり捨ててモノマネをできる猛者が他にもいるのか?』

司会『注目の後半戦、スタートです!!』


モニター『ゾウ』パッ

ゆず子「……ぱ、ぱお~――』


 ブブブブ-

ゆず子「はっ?」

聖羅「えっ?」


司会『早速、1問クリア! どんどん、お題が変わります!』

司会『どんなモノマネをすればいいかと悩むのもタイムロスになってしまいます!』


ゆず子「…」


モニター『ショベルカー』


ゆず子「う、うぃー――」


 ブブブブ-


聖羅「…」

ゆず子「…」


司会『お笑い芸人勢、強い、強い! 完全に恥をかなぐり捨てて、全力でモノマネに身を投じています…!』



ゆず子「…ちっ」


 ↓1 ゆず子…!!

 偶数 の、特技は、声帯模写
 奇数 葛藤してるんやで!




 ブブブブ-

司会『おっとここで、若手女優チームも得点!』

 ブブブブ-

司会『SSプロの菱河&五味コンビもだ!』

 ブブブブ-

司会『菱河香、渾身のモノマネが続く…!! すぐさま答える五味葉子もなかなかすごいぞ!?』

 ブブブブ-


ゆず子(どいつもこいつも、何でこんな…)


お題『どじょうすくい』

 ブブブブ-

お題『ボウリング』

 ブブブブ-

お題『カンガルー』

 ブブブブ-


ゆず子「…っ」

聖羅「ゆず子さん…大丈夫?」

ゆず子「…ぜ、絶対、すぐ答えろよ? 何度もやんないから…」

聖羅「? ええ…」


お題『にわとり』

ゆず子「ヴーヴヴッヴーコケェェッ!」

聖羅「にわとりさん!」

 ピンポ----ン


ゆず子「!」

聖羅「!!」


お題『金田朋子』

ゆず子「早起きは三文の毒!」

聖羅「ええと…?」

ゆず子「分かれよ!」

 ブブブブ-


お題『鈴虫』

ゆず子「っ…リリリリ…リリリリ…」

聖羅「………す、鈴虫っ」

 ピンポ--ン

ゆず子「!!」

聖羅「また当たった♪」


 ↓1 ゆず子ぉー

 偶数 声帯模写がお上手で、一気にここで点数を稼げた
 奇数 出遅れたのが響いたけど、こっからなんやで




司会『後半戦の第一種目モノマネでは、意外や意外、完璧を自称してはばからない菱河香と、その相棒の五味葉子のチームが7問正解でした!』

司会『しかしここでこれまでSSプロ勢でなりをひそめていた垣根&北川コンビが4問正解の12ポイントを獲得しています!』

司会『ここから盛り返すことができるのか!?』


聖羅「ゆず子さん、すっごく上手でしたね」

ゆず子「…ま、まあ、ちょっとな…」

聖羅「ちょっとじゃなくて、すっごく、でしたよ」

ゆず子「…まだ…」

聖羅「?」

ゆず子「……勝つ気、あんの?」

聖羅「勝てればいいけれど…難しい、ですよね…」

ゆず子「…難しいけど…」


聖羅「やれるだけ、やりたいなあって」

ゆず子「それで負けたら…?」

聖羅「いい思い出になると、いいですね」

ゆず子「…」


司会『続いての種目は、風船挟み走!!』

司会『膨らませた風船を2人の体で挟んで、ゴールを目指して走るだけという簡単なレースです!』

司会『よく密着しないと風船が落ちてしまいますから、その都度、足を止めて挟み直してください!!』


聖羅「走るのは…ちょっと苦手なんですけど…」

ゆず子「……こういうのは、あれだって」

ゆず子「向かい合わせになって、それで横歩きでいけばいいだけ」

聖羅「あっ、そうなんですか。じゃあ、それでやってみましょう?」



貴方(…ようやく、ちょっとやる気出てきたかな…?)



 ↓1 こっからが本番や

 1~3 まあ、厳しいもんには変わりないねんけどな!
 4~6 ちょっとずつ、順位が上がってる
 7~9 けっこういいコンビやん!



 今夜はここまでっすー
 お疲れでござんした


 ~まだ加齢臭香らない(?)ラジオ~

香「ゆず香るラジオは、相変わらずゆず子が諸事情で休みのため、パーソナリティーは僕だけだ」

香「が、助っ人のようにゲストが来てくれている。……正直、まだ手綱の取りやすさなら、佑香の方がマシだった気がするが…」

香「一応紹介をしておこう。西城タカシだ」

タカシ「こんにちはー!! 愛されアイドル、西城タカシでーす!」

タカシ「てゆーか香くん、ひどいー! 何か、嬉しくなさそうな感じ? あーあー、ショックだなー?」

香「今、何歳だ?」

タカシ「ハタチです」

香「…そうか」

タカシ「何っ?」


香「メールだ。ペンネーム、五味母子さん」

香「SSプロのアイドル達はどんなレッスンが一番キツかった?」

タカシ「レッスンはねー、そこまで特別大変っていうのはないよね?」

香「そうだな」

タカシ「でもけっこううちの事務所って色んなレッスンやってるんだよね。表現力のレッスン、とかみんな、知ってる?」

タカシ「いわゆるお顔とか、リアクションの取り方のレッスンなんだよね。驚いた顔作ってください、泣いた顔作ってくださーい、って」

香「表情学というようなものがあって、表情から与える印象などについての心理学的なものなんだが…ハリウッドなんかでは、これが使われているらしい」

香「それをマネ――ではないが、応用してレッスンに取り入れている、というわけだな」

タカシ「お顔が疲れるんだよね。みんなが見てるアイドルスマイルは、実は作られたものだったという重大な事実を暴露しちゃったけど…」

タカシ「でも、僕の笑顔だけは本物だぞっ」

香「誰の笑顔も本物だ」


香「タカシにメッセージが届いているぞ」

タカシ「えっ、ほんと? なになにー?」

香「タカシくんそのキャラそろそろきつくない」

タカシ「…」

香「…だ、そうだ」


タカシ「じゃあ、キャラ変えてみるっ?」

香「ポジティブだな…」

タカシ「うーん…どういうのがいいかなあ? やっぱり、僕もう、年齢上は大人になっちゃったし、大人っぽい魅力を醸し出すとか?」

タカシ「んん…ごほんっ…あー、あーあーあーあー…」


タカシ「ワシゃぁのう…若いころはのう……何じゃったかのぉ…?」フルフル

香「年を取りすぎだ」

タカシ「あははっ、どうどう、おじいさんのマネ、似てたー?」

香「大人っぽい魅力はどこにいった?」

タカシ「うーん…ふざけたくなっちゃうから、大人になるのは封印! 時よぉ~、止まれ!!」

タカシ「よし、僕だけ時間止まった!! これからは、永遠の16歳でいきます」

香「止まったどころじゃなく巻き戻ってるぞ」


タカシ「いやー、僕ってアイドルだからさー、えっへへへ~」

香「どこに照れる要素があったんだ…? 番組宛てのメッセージや、相談など受けつけている。どんどん寄せてくれてかまわないぞ」

タカシ「待ってるよー!」


 ~まだ加齢臭香らない(?)ラジオ、其の二~

タカシ「じゃあ今度は僕が読むねー」

タカシ「SSプロで1番女子力が高いのは誰だと思う?」

香「女子力…か」

タカシ「女子力かぁー…」


タカシ「誰だろうねえ? 僕はねー、レベル高いのはやっぱり衣依かなーって思うんだよね」

タカシ「何だかすっごく女の子、って感じ。だけど、女子力ってさ、何だか男女混合の場での気遣い力…みたいな風潮あるじゃない?」

タカシ「そういうのを考えたら、衣依のは女子力じゃなくて…ママ力みたいな部分かなーって」

香「そうだな、女子力という言葉の使われ方を鑑みるに衣依はやや合致しないかも知れない」


タカシ「あとはー…うーん、ハコちゃん?」

香「葉子は確かに人への気遣いを忘れないタイプだからな」

タカシ「でもちょっと、何か空気を読みすぎるっていうか、後手に回るっていうか、率先して何かをやるって感じじゃあないんだよね」

タカシ「女子力ってさー、ほら、何? サラダ届いたから率先して取り分けますよー、とかさ」

タカシ「食べ終わった食器はさり気なく重ねて邪魔にならないところ置くとかさ? そういう感じあるじゃない?」

タカシ「ハコちゃんの場合、そこまでには至らないよねーって思っちゃうんだよね」

香「それもそうだな」


香「というか、僕はメールをくれた方には申し訳ないが、女子力という言葉があまり好きではない」

香「特別な気遣いをしている人、というような印象を受ける語だが、そもそもの話、突き詰めていけばそれは他者へのやさしさだろう」

香「それを競ってアピールするようにして、女子力、女子力などと言っているのはどうなんだ? この風潮がそもそも好きじゃない」

タカシ「そんな硬いこと言ってるから嫌いなんだよ」

香「何?」

タカシ「いいじゃん、みんなでそういう言葉があるんだってー、って話題にして楽しんだりするようなものじゃん?」

タカシ「なのにさー、言葉の意味がー、とか、風潮がー、とかさあ? 素直に楽しめばいいと思うのに、変なところでつまづいてさー」


香「だがな」

タカシ「あーっ、分かった! うちの事務所で1番、女子力高い人!!」

香「自分などと言うオチじゃないだろうな?」

タカシ「僕は男の子だもーん、女子力は求めてませーん」

香「…で、誰だ?」

タカシ「香くんだよ」

香「は?」


タカシ「だって、何だかんだでやさしいし、よく周りを見ていっつもフォローに回ってくれてるしー」

タカシ「何かの打ち上げをやろうかって時もすぐ予約とかしてくれるし、お箸だよ、取り皿だよって寄越してくれるし」

タカシ「僕、サラダとか嫌いだからって食べないでいると、これを食べろーって取り分けていっぱいくれたりしてさ?」

タカシ「でもちゃんと僕だけじゃなくて、他のみんなにも分けてあげてたりして、そういうのとか、もうまんま、女子力だよね!」


香「…そんなつもりはない」

タカシ「一部の界隈ではパパとか言われてるみたいだけど、僕はね、香くんはママ説を推します!」

香「推さなくていい!!」

タカシ「あと、SSプロで1番の女子力の持ち主にも推します!!」

香「それも必要ない、撤回しろ!!」

荒らしその1「ターキーは鶏肉の丸焼きじゃなくて七面鳥の肉なんだが・・・・」 
↓ 
信者(荒らしその2)「じゃあターキーは鳥じゃ無いのか? 
ターキーは鳥なんだから鶏肉でいいんだよ 
いちいちターキー肉って言うのか? 
鳥なんだから鶏肉だろ?自分が世界共通のルールだとかでも勘違いしてんのかよ」 
↓ 
鶏肉(とりにく、けいにく)とは、キジ科のニワトリの食肉のこと。 
Wikipedia「鶏肉」より一部抜粋 
↓ 
信者「 慌ててウィキペディア先生に頼る知的障害者ちゃんマジワンパターンw 
んな明確な区別はねえよご苦労様。 
とりあえず鏡見てから自分の書き込み声に出して読んでみな、それでも自分の言動の異常性と矛盾が分からないならママに聞いて来いよw」 
↓ 
>>1「 ターキー話についてはただ一言 
どーーでもいいよ」 
※このスレは料理上手なキャラが料理の解説をしながら作った料理を美味しくみんなで食べるssです 
こんなバ可愛い信者と>>1が見れるのはこのスレだけ! 
ハート「チェイス、そこの鰹節をとってくれ」
ハート「チェイス、そこの鰹節をとってくれ」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1469662754/)


余談
7 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします sage 2016/07/28(木) 09:06:48.44 ID:10oBco2yO
ターキー肉チーッスwwwwww
まーたs速に迷惑かけに来たかwwwwwwwww

9 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします sage 2016/07/28(木) 09:12:33.84 ID:LxY8QrPAO
>>7
はいNG設定


この速さである
相変わらずターキー肉くん=>>1という事を隠す気も無い模様


 ~染み込んでいる貧乏性~

誠「うーん…」

葉子「どうかしたの、まこちゃん…?」

誠「ん? ああ、葉子…。いや、実は…父ちゃんが珍しく日雇いだけど働いて稼いできてな、何の気まぐれか、小遣いくれたんだけど…」

葉子(珍しく…しか働いていないんだ…?)

誠「貯金と返済と家のこと以外に使え、って言われちゃって…どうしたもんか悩んじゃってなあ…」

葉子「貯金と返済と、家のこと以外…。何かおいしいもの食べるとか?」

誠「でも食べて終わりももったいない気がしちゃって」

葉子「洋服を買う…?」

誠「今あるので充分だし、何か無駄遣いじゃないか?」

葉子「どこかに遊びに行くとか…」

誠「どうせなら形に残るものの方がいいかなとか思うんだけど…」


葉子「…難しい、ね」

誠「小遣い渡されてから、もう2ヶ月なんだけどな…」

葉子(そんなに悩んでるの…!?)

葉子「ちなみに、そのお小遣いっていくらもらったの?」

誠「500円だけど、こんな大金、なかなか使い切れないよなあ…」

葉子「」

誠「ん? どうした、葉子ー? おーい、何固まってるんだ?」


 ~500円の使い道~

佑香「ちょーだい」

誠「ダメだぞ、佑香。すぐにそうやって人からお金をもらえるなんて覚えるべきじゃないっていうか、金の貸し借りなんて滅べばいいんだ」

葉子「そこまで行かなくても…」


誠「でも…どうしたもんかなあ、この500円…」

佑香「マニキュアほしい」

葉子「マニキュア? 佑香ちゃんが…?」

佑香「石鹸に綺麗に塗れば泡立たなくなる石鹸になるって」

誠「どこでそんなの…」

葉子「でもちょっと面白そう…」

誠「でもダメだ。石鹸がもったいないだろ。マニキュアは爪に塗るもんだろ」

佑香「む…」

誠「あ、そろそろ帰らないと。お先に。じゃあな」


誠(でも、何を買うか…。がんばって父ちゃんが稼いだ金だし、父ちゃんを喜ばせた方がいいのかもな…。よし、そうす――ん?)

ボランティア高校生「病気や、災害や、自死などで親を亡くした子どもたちが、経済的な理由で進学を諦めなくてもいいように、募金をお願いしています」

ボランティア高校生「これまでに全国の遺児約9万8000人の進学を支援してきましたー」


誠「ご苦労さん」チャリンッ

ボランティア高校生「ありがとうございます!」

誠「がんばってな」

ボランティア高校生「はい!」

誠(………ま、これでいっか。今夜の晩飯はどうすっかなあ…)


 ~まだ加齢臭香らない(?)ラジオ、其の三~

タカシ「メッセージが届いてまーす! 香様はSSプロで裁判沙汰が起きたらどうしますか? だって!!」

香「別にどうもすることはないが…」

タカシ「でも法律とかのお勉強したんでしょ?」

香「法学部を出たからと言って法律家になったわけじゃない」

香「仮に裁判沙汰が起きたとして、民事だろうが刑事だろうが、真相究明のために協力できることがあるならばするし、なければ何もしない」

香「ただそれだけだ」


タカシ「弁護士バッジとかゲットして弁護しますー、とかは?」

香「完璧な僕でもそう簡単に弁護士の資格を取れるはずがないだろう」

タカシ「ふぅーん…」

香「何だ、その態度は?」

タカシ「何か求めてた回答と違うなー…って」


香「どんなのを求めていたんだ?」

タカシ「そうだなー…」


タカシ「SSプロで起きた傷害事件、噛み合ない証言、傷ついた僕…! SSプロがバラバラになりそうになった時、ひとりの男が立ち上がる!」

タカシ「あれは何だ! アイドルか、イケメンか、いや、菱河香だぁ~!!」

タカシ「立ち上がった香様は、頑なに心を閉ざして証言台に立たないアイドルたちに寄り添い、励まし、勇気づける!!」

タカシ「法廷で明らかにされていく衝撃の事実とは……!?」


タカシ「…みたいな?」

香「いや、誰もそこまでは求めていなかっただろう…」


タカシ「でさー、僕もうそろそろ、ゲストおしまい?」

香「そうだな」


タカシ「ちぇ~、もうちょっといたかったなぁー。お喋りの仕事って好きだし、香くんにも、迷惑かけなかったでしょ?」

香「迷惑じゃないが、苦労はかけさせられたぞ」

タカシ「ぶーぶー、そういうのは苦労でも何でもないぜぇー、とかかっこよく言うところだよー」

香「はあ…」


タカシ「そのリアルなくたびれたため息よして~!」

香「引き続き、メッセージなどを待っている。次回ゲストについても、絶対通るわけではないが希望は受けつけているぞ」

タカシ「かーおーるーくーん」

香「ひっつくな、暑苦しい」

タカシ「えっへへへ~、香くんの手ってたっくましいねー♪」

香「手を取るな、気色悪い」

タカシ「アイドルなのに握手を拒否するなんて、職業意識が低いよ!」

香「同じアイドルに、アイドルとしての職業意識を発揮させることはしない」


タカシ「かーらーのー?」

香「そういうノリは嫌いなやつには嫌われるから気をつけるんだな」

タカシ「ぶーぶー、マジレスきらーい」

香「次はまともなゲストがくるといいな…」


 ~ゲロ以下の香りがぷんぷんするぜぇっ(!?)なラジオ~

シャーディ「こーんにーちはー!!」

香「うるさい」

シャーディ「ご紹介にあずかりました、湯郷シャーディでーす!!」

香「まだ紹介をしていない!!」


シャーディ「早速、メールをご紹介します」

香「こいつ…」

シャーディ「ラジオネーム、人間脱落さーん! がんばって復帰して!!」

シャーディ「ゲストがシャーディと聞きました。そうでーす!! 日頃からシャーディさん以外(笑)は仲が良いと言われているSSプロですが――」

シャーディ「って待って待って、何その、括弧笑いは!? 普通に仲良しだよ!! ね、香様ー?」

香「………ノーコメントで」

シャーディ「ひどい!?」

香「さっさと続きを読め」

シャーディ「ぐすん…。香様とゲストが思うSSプロでもっとも仲が良いアイドルコンビは誰と誰ですか?」


シャーディ「これは激論の予感がするね! ねっ、香様!?」

香「そうか、じゃあ任せる」

シャーディ「参加してよぉっ!?」


シャーディ「まず欠かせないのは、まこたかだよね! まこちゃんとタカシ! 身長差24センチのデコボココンビ!」

シャーディ「年が近いっていうのもあるし、タカシのうざかわいいところを、さっぱり気にせずにつきあっていられるのはまこちゃんだしね!」

シャーディ「オールスターでもまこたかは絶対に欠かせないコンビだし、この2人も色々あって、その事情を2人とも知ってて…」

シャーディ「語るも涙、聞くも涙の…もうそんな2人の友情からは目を放せません!! まこたかは強いよ~!!」


シャーディ「それとそれと、まこちゃんといよりんもいいんだよねー! いよりんがね、背の高いまこちゃんのお世話を焼く!!」

シャーディ「ダメって言ってるでしょ、って注意をしてるいよりんのかわいさと、叱られてしゅんとしちゃうまこちゃんのかわいさと…くぅぅぅぅっ!!」


シャーディ「あ、でもでもいよりんと言えば佑香ちゃんもだね!! お姉ちゃんのいよりんでも佑香ちゃんには振り回されちゃっててね」

シャーディ「それで、いつもいい子のいよりんが、佑香ちゃんにだけはムキになっちゃって、子どもらしさが垣間見えちゃってもう…」


シャーディ「そうそう、葉子ちゃんとまこちゃんも何だか見てるといいんだよね! MAICっていうオールスター限定ユニットもあるんだけど」

シャーディ「まこちゃんっておおらかでやさしいし、葉子ちゃんもけっこう信頼してるような雰囲気で! 2人で事務所で話したりするのも目撃回数多いし!」

シャーディ「この魅力はね、何か互いの足りないものを補い合ってるんだけど、根底の何かこう…意地とか根性みたいな部分の強固さは共通してて!」

シャーディ「根っこのところで繋がりつつも、それぞれの持ち味は180度違う方面同士でね、それがチグハグに思わせつつも意外にぴったりで!」


シャーディ「あと仲良しコンビって言えば佑香ちゃんとタカシも外せないね!」

シャーディ「もともと2人とも悪戯好きなんだけど佑香ちゃんが、タカシの悪戯の腕前に軽いリスペクトして懐いちゃっててね、2人で悪戯の相談とかしてるところなんて見てるといくらでも悪戯してー! って気持ちになっちゃったりするんだよ!!」

シャーディ「膝を折ってしゃがみながら、2人で頭を寄せ合って部屋の隅っこでひそひそお話してて、ニタアって笑顔が口元にあって…」

シャーディ「その悪戯話に割り込みたい、けどこの2人の純粋な悪戯魂に割って入ったら神秘性が失われる! そんな風な気持ちにさせられちゃって!」


シャーディ「この前のラジオで分かったけど香様と佑香ちゃんもすごく良くって、口ではツンツンしながら香様ってやさしいから佑香ちゃんをきちんと引き立ててあげつつ、お仕事なんだからこうしなさいっていう心得を言外に教えてるようなほほえましさがまた!」

シャーディ「それに佑香ちゃんは香様に悪戯するのも好きで、けっこう見えないところで食らってるんだけど、ラジオの時はここぞとばかりに仕返しめいたことをして手綱を握っちゃってる、この逆転も見ものだったしね!!」


シャーディ「それと!! やっぱり、わたしもコンビを組めばいけると思うのが――」

香「時間だ。引き続き、メールなどを待っている。どしどし、寄せてくれて構わない」

シャーディ「ここ大事だからちゃんと言わせて!?」


香「そろそろ本編が始まる」

香「芸能界ベストコンビ選手権に出場をしているゆず子が、貴方と聖羅の言葉で揺さぶられて少しずつやる気を見せてきている」

香「しかし、大きくトップとは差を広げられていて、優勝まで漕ぎ着けるのは難しいという状況だ」

香「聖羅と、あとろくでなしで素直じゃなくて怠け者だが…悪いやつじゃないからついでにゆず子も応援してやってほしい」




司会『風船挟み走が終わりまして、残り種目も少なくなってきました!』

司会『果たして、芸能界ベストコンビ選手権、初代チャンピオンとなるコンビはどこなのか!?』


聖羅「はあ…はあ…ご、ごめんなさい、足を引っ張っちゃって…」

ゆず子「べ、別に…足早すぎのが多かっただけだって」

聖羅「それもそう…かな?」


ゆず子(つか…あたしの方が、前半とか何もしてなかったのに…どうしてここまで…?)


司会『続きましての種目は、コンビ障害物走です!!』

司会『2人で挑まないと突破できない障害物がたくさんあるコースを走ってもらいます!』


ゆず子「また走る系…」

聖羅「でもアトラクションみたいで、楽しそうですね」


司会『コースを紹介しましょう! 最初の関門はおんぶゾーン! 相方をどちらかがおんぶして走ってください!』

司会『これを通過したら、今度はアリの巣ゾーン! コンビは分かれてもらい、一方がアリの巣を模したコースへ入ってもらいます!』

司会『相棒は入り組んだアリの巣の地図を渡されますので、指示を出して誘導をしてあげてください!』

司会『アリの巣ゾーンの次は、高い壁!! 文字通りのとても高い壁です! 2人で協力し、この壁の向こうにあるボタンを押してもらいます!』

司会『2人で壁を乗り越える必要はありませんが、ひとりは壁をよじ登ってボタンを押さなければなりません!』

司会『ボタンを押した時点でゴールとなりますが、一度に5組ずつこのコースに挑んでもらい、上位3コンビのみがポイントを獲得できます!』

司会『3組目がゴールした時点で、残り2組は脱落となり、ポイントがもらえません!』

司会『1位通過で30ポイント、2位通過で25ポイント、3位通過で20ポイントが得られます!』


ゆず子「まためんどくさそうな…」

聖羅「でもただ走るだけじゃない分、うまくいったらポイントをゲットできそうですね」

ゆず子(ムダにポジティブだな…)



司会『それでは、各組、位置についてください!』

司会『レディ、スタート!!』


香「僕に飛び乗れ、葉子!」

葉子「は、はい…!」


シャーディ「佑香ちゃん、背中にカモン!!」

佑香「…」

シャーディ「何で渋るのっ!?」


聖羅「おんぶ…どうしましょう?」

ゆず子「…の、乗れよ。体力、ないんだろ…?」

聖羅「それじゃあ、お言葉に甘えて…」



 ↓1 敵にして分かるSSプロの魔窟ぶり?

 1~3 太刀打ちするのも一苦労やでぇ
 4~6 まあでもリルモン&変態コンビはうまくいってないっぽいしな
 7~9 せーら&ゆずもその魔窟の一員なんだい!




ゆず子「はあっ…はあっ…おんぶゾーン、突破…」

聖羅「出遅れちゃいましたね…」

ゆず子「へーき、へーき…。あっちにバカいるし」

聖羅「…?」チラッ


シャーディ「佑香ちゃんにおんぶされるなんて…ぐふ、ふひ、ひひ…」

佑香「む、むむむ…」ヨタヨタ


スタッフ「トランシーバーです」

ゆず子「ん…」

聖羅「どっちが、アリの巣…入りますか?」

ゆず子「あたしが……いや…」

トランシーバー『ガガッ…そこで上に行ってください…それで、地図だと…』


ゆず子「指示はわたしが出す」

聖羅「はい…?」


トランシーバー『ガガッ…下に行ってください、香さん』

香「下だな――」

トランシーバー『ガガッ…そうしたら右で』

トランシーバー『ガガッ…その後に左へ…』

香「ん…?」


聖羅「ええと…今度は…?」

トランシーバー『ガガッ…直進して上』

聖羅「はあ~い」

聖羅(今度は機材の調子もいいみたいで良かった…)


トランシーバー『ガガッ…か、香さん、どうして左にいっちゃうんですか? 戻ってください』

香「ん? いや、左へ行けと…。この通信、一方通行だからな…」

トランシーバー『ガガッ…上です、香さん』

香「上? 戻って左じゃ…?」

トランシーバー『ガガッ…香さん、立ち止まってどうしちゃったんですか?』

トランシーバー『ガガッ…ごめんなさい地図、見失って…』

香「どういうことだ…? 何かがおかしい…?」


司会『おおーっと、SSプロの垣根ゆず子! トップを走っていた菱河香に、五味葉子の声マネで通信に割り込んで翻弄しているぞ!!』

司会『菱河香、惑わされるな!! でもこの声は競技中の選手たちには届きません! 大丈夫なのか!?』

司会『おやっ? 垣根ゆず子、さらに別の選手の相棒の声までマネ始めて適当な指示を出しまくっているぞ!? とんだダークホースです!!』


ゆず子(計画通り…!!)

聖羅「えーと…あ、出られました!」


 ↓1 ゆず子さんせこいでぇー!

 1~3 しかし、高すぎる壁…
 4~6 ちぃっ、香様め、気づきやがった
 7~9 トップで高い壁に辿り着いた




香(このありえない指示…)

香「ゆず子の仕業か…!!」

司会『おおっと! ここで菱河、いち早く気がついた模様! しかしどうするのか!?』

香(こうなったら、自力でこの迷路を脱出するのみだ!!)


ゆず子「高っけえ…壁…」

聖羅「2メートルとか、あるんでしょうか…?」

ゆず子「けど1番乗りだし…ここを乗り越えられれば…」

聖羅「お、おんぶとか…してみますか?」

ゆず子「それだけじゃどうしたって…まあ、やるだけ…」


司会『垣根&北川コンビ、最後の関門、ただ高いだけの壁に苦戦しています!』

司会『おんぶをして高さを稼いでもダメ、一方が馬になっても届きません!! おっと、ここに――』


香「もう好きにはさせんぞ!!」

葉子「香さん、すごい…自力で…」


司会『菱河、五味コンビが登場だ!!』


ゆず子「もうかよっ…」

聖羅「すごいですねえ~」

香(この高さ、おんぶや肩車ではなかなか届きそうにないが…)


香「葉子、僕が押し上げる、壁際へ立って、僕の肩に足を乗せろ」

葉子「えっ…?」

香「それでいける」


聖羅「どうしましょうか…?」

ゆず子「くっそ、香め…!」



 ↓1 身長的に香様と同じ作戦は使えない…

 偶数 天然とセコさの融合?
 奇数 とりあえず足を引っ張りにかかるゆず子




葉子「だ、大丈夫ですか…?」

香「体重は何キロだ?」

葉子「い、言えませんっ…!」

香「それもそうか…」


香「まあいい、上げるぞ!」

ゆず子「これかっ!」

聖羅「?」


ゆず子「ちょっと待ったぁー!」ダダダッ

香「!?」


 ゲシィッ

葉子「香さ――ゆず子っ?」

香「ぬおおっ…!?」

ゆず子「香を踏み台にして、あたしごとよじ登れぇっ!!」

聖羅「まあ~、ありがとうございます、わざわざ高さ稼ぎに…」


香「重いっ…!」

香(だが、ここで崩れたら僕が貧弱に見られかねない…!?)

香(しかし、このまま耐えてもこいつらに登られるだけで…!?)

香(葉子っ、邪魔をしろ!)


葉子「あ、えと、ええと…」

香(大丈夫だ、バラエティー的な笑いに変わるから遠慮せずに…! 歯を食いしばっていないと、耐えられ、ない…!)


聖羅「よいしょ…と」

香(遠慮がないぞ、新入りぃぃぃぃっ!?)


ゆず子「へっへっへ、これで、1位は――」


 ↓1 もらったか!?

 偶数 もらえた!
 奇数 リ ル モ ン & シ ャ ー デ ィ




シャーディ「いっけえええええ―――――――――っ!!」

佑香「GYAOOOOO!」

 ドドドドドッ


香「!?」

ゆず子「なっ…!?」

聖羅「あら…?」


佑香「とうっ!」

 ゲシッ

香「ぐおっ…!?」

佑香「やあっ!」

 ゲシッ

ゆず子「こんのっ…!」

佑香「せいっ!」

 ゲシッ

聖羅「あうっ…」


シャーディ「そして、押し上げる!!」

 グイッ
 シュタッ

佑香「ふっ…」←壁の上から見下ろす笑み


 ポチッ

司会『な、何とっ!? 1位は湯郷&安住コンビ!!?』


ゆず子「い、今の内に…! 2位でも…!」

聖羅「は、はい~…!」


香「ぐ、ぬぬ…!」

香(予想外の佑香で、一気に筋肉が悲鳴を…!)


 ↓1 いこうぜ

 偶数 いけた。2位
 奇数 香様は肝心なところで…



聖羅「よい…しょ」

 ヨジッ

ゆず子「!!」


聖羅「ふぅぅ…」

聖羅「どうにか、上がれましたぁ~」


ゆず子「ボタン、ボタン!」

聖羅「ボタン? あっ、そうでしたね」


 ポチッ

司会『ダークホースが2位をゲットだー!!』



 ↓1 初めてちゃんと2人で協力でけたね

 偶数 ちょっと前まで拗ねてたくせにやれやれだぜ
 奇数 ゆず子にはツンデレ属性が、あった…?




ゆず子「っし!!」

聖羅「やれました~」


ゆず子「ハッ、どんなもんだい!」

聖羅「ふふっ…嬉しそうですねぇ」

ゆず子「っ…いや、別にそこまで…」

聖羅「そう言えば…後の種目の方が、ポイントが多くもらえるようになっているんですよね?」

聖羅「この調子なら、逆転できるかも知れませんね」


ゆず子「逆転って…」

ゆず子「……そこまでいけるはず…」

聖羅「でもやってみなくちゃ分からないじゃないですか」


ゆず子「まあ…」

聖羅「がんばりましょう、ゆず子さん」

ゆず子「……まあ…残り少ないしな…」



 ↓1 そして、最終種目は…

 1 バンジー対決?
 2 コンビロッククライミング?
 3 二人三脚?



司会『さあ、長かった芸能界ベストコンビ選手権!!』

司会『いよいよ、この最終種目で全てに決着がつきます!!』


司会『最終種目はバンジー対決!!』

司会『ルールは単純明快、いかにして早く2人一緒のバンジーを飛べるかどうか、です!』


聖羅「あら…飛ぶだけっていうのは、けっこう簡単みたいで良かったですね」

聖羅「バンジージャンプなんて、テレビでしか見たことがありませんでしたし…何だか楽しみですねぇ」


ゆず子「バンジー…?」

聖羅「…あら?」


ゆず子「……バンジー、ジャンプ…?」

聖羅「ゆず子さん…?」



 ↓1 まさか、ゆず子…?

 1~3 高所恐怖症?
 4~6 バンジー恐怖症?
 7~9 いやでも強がってる…!




ゆず子「ムリ」

ゆず子「ムリだって、バンジーとか、絶対ムリ…」

聖羅「あ、あらぁ…?」


ゆず子「と、途中でゴム切れたら危ないし…案外重すぎて地面に激突とか考えたら、ムリ…絶対ムリ…」

聖羅「ええと…でもそういう事故はないから、バンジージャンプっていう遊びが――」

ゆず子「あんなんのどこが遊びだよ、度胸試しだろ!?」

聖羅「ええと…がんばりましょう?」

ゆず子「がん、ばら、ないっ!!」



司会『さあ、生放送です! 3分以上、飛ぶことをごねてしまった場合は失格となります!!』

司会『この種目では飛ぶまでのタイムを計測し、最終的に最速だったコンビに50ポイントが贈呈されます!』

司会『どのコンビから呼ばれるのかは、運次第です! 最初に飛ぶのはぁ~……こちら! 湯郷&安住コンビー!!』

司会『テレビ的なことを考えず勝ちにいく姿勢を鑑みるに! トップバッターにして、最速タイムを叩き出すかも知れません!!』


聖羅「ゆず子さん…がんばりましょ? ね?」

ゆず子「ムリムリムリムリムリムリムリ…」


司会『それでは、湯郷&安住コンビの挑戦です!!』

司会『どうぞー!!』


 ↓1 リルモン&変態コンビ…!!

 1~3 ためらないなしの驚異的なタイム
 4~6 シャーディを佑香が嫌がったものの、数秒で飛んだ
 7~9 リルモン…お前、飛行機だけとちゃうんかったのか…?



シャーディ「よーし、行こう、佑香ちゃ――」ガシッ

シャーディ「えっ…?」

佑香「…」

シャーディ「佑香ちゃん?」

佑香「シャーディが行ったら…佑香まで一緒に、落ちる…」

シャーディ「ま、まさかっ…」

佑香「…」

シャーディ「佑香ちゃん、高いところダメ!?」

シャーディ「でも、ここで早く飛び降りないと勝てないよ!?」

佑香「…」

シャーディ(怖がって固まってる佑香ちゃんがきゃわいいいいいいいい―――――――――――――――っ!!)

シャーディ(抱っこしてそのまま飛び降りたい、命綱とかバンジーのゴムとかなしでもいいから、抱き締めて2人で一緒にフォーリンしたい!!)


シャーディ「…ふひっ」

佑香「!?」


シャーディ「一緒にトぼう…ゆーうーかーちゃんっ☆」


 ↓1 リトルモンスター!!

 偶数 逃げた
 奇数 思わずシャーディを押し、一緒に落ちた タイムは28秒



佑香「…っ」タジッ

シャーディ「大丈夫、大丈夫…例えバンジーのゴムがなくっても、ぎゅーって抱き締めて守って…あ・げ・る」キラリ--ン


佑香「!!?」ゾクゾクッ ←本能で恐怖を感じ取った


シャーディ「レッツ・フラ――」

 どんっ

シャーディ「――え?」

 ヨロッ

佑香「あ…」

シャーディ「オーマイ――」

 ズルッ
 グイィッ

佑香「ひっ――」


シャーディ「ガァアアアアアアアア――――――――――――――ッド!!」

佑香「ぎゃああああああっ!?」


 プラ----ン


司会『タイムは28秒でした!!』



ゆず子「ムリムリムリ…マジムリだって…あのチビッコもムリなのにムリだって…」

聖羅「高いところ、ダメな子だったんですねえ…」



 ↓1 そして、セーラーゆず子組の番に…

 偶数 せーらさんなら、せーらさんならきっと…!
 奇数 あれ、せーらさん…?




スタッフ「前の方が飛んだら、こっちに上がってください」

聖羅「は、はあ~い…」

ゆず子「ムリムリムリ…」ガクガク


司会『さあ、続いては菱河&五味コンビ!』

司会『芸能界に高所恐怖症は何人いるのか!? いまだに、最速タイムが28秒のままです!!』


香「か、完璧な僕は、こ、この程度、何もこ、恐く、恐くなんてないさ…」ガクガク

葉子「こうして立ってみると、すごく高い…」


司会『それでは、菱河&五味コンビの挑戦です! どうぞー!!』


葉子「じゃあ香さ――」

香「…あ、ああ」ギュッ

葉子「…あの、手すり放して、端へ行かないと飛べない…」

香「こ、これは…人間の、生命維持のための、反射的な行為であって…」


葉子(あっ、香さんもダメなんだ…)

香「ひ、引っ張るんだ…」

葉子「え?」

香「ぼ、僕はき、キミと違って、自分を守ろうとする本能が強いだけであって…飛ぶ気はあるが、本能的に逆らえないというだけで…」

香「だから引っ張れ…! そして飛ばせろ、僕を!!」

葉子「……あ、はい。じゃあ、行きますね」

香「うおおおっ…ほ、ほんとに引っ張るな!?」

葉子「どっちなんですか…?」


 ・
 ・
 ・


司会『菱河&五味コンビ、まさかまさかの、時間切れです!! さあ続きまして、後半戦からめきめきと点数を伸ばし始めたこの2人!』

司会『垣根&北川コンビです!』


ゆず子「ムリだってぇぇ~!」

聖羅「…」

司会『それでは、どうぞおー!!』


聖羅「あのー…ゆず子さん、ひとつ、言っていいですか…?」

ゆず子「はあ? な、何だよ…?」

聖羅「た、高いところに立ったら、何だか、腰が引けちゃって…動けなくなっちゃいました」

ゆず子「そっちも高いとこダメなんじゃん!!?」


 ↓1 オーマイガッ

 偶数 腰が引けすぎて、膝が笑いすぎて、うっかり落ちたせーらさん。引っ張られて落ちるゆず子。最速タイムが!!
 奇数 互いに励まし合って、この場を離れようとする2人…だったが?



聖羅「と、とにかく…安全な方へ…」

ゆず子「そ、そそそ、それが、それがい――」

 ガクッ

聖羅「あらっ…?」

ゆず子「へっ…?」


聖羅「ちょっと、腰が抜け――」

 ヨロォッ

ゆず子「ファッ!?」

聖羅「あっ――」

 ブォンッ
 グイィッ


聖羅「あら~」

ゆず子「ふぎゃあああああああああ―――――――――――――――――――っ!!!」


司会『おおっとぉぉっ!? 2人揃って怖がっていたように見えていたのに、まるで腰が抜けたかのように鮮やかに落下!!』

司会『そのままパートナーの垣根ごと見事にバンジーを決めました!! タイムは何とっ!! 19秒!!』

司会『一気に1位に踊り出たぞぉぉ~!!』



聖羅「ふぅ…落ちちゃえば、どうってことありませんでしたねぇ~」プラ--ン

ゆず子「」チ---ン



 ↓1 そして全種目が終わり…結果発表

 1~7 まあ、後半の追い上げはあったけどギリ10位内
 8~9 後半の追い上げと、バンジー1位が響いて3位に…?




司会『芸能界ベストコンビ選手権の、堂々1位に輝いたのは――湯郷シャーディ&安住佑香コンビでしたー!!』

司会『今のお気持ちはどうですか?』


シャーディ「SSプロの結束は芸能界で1番です!!」

佑香「…ちょー不本意」

シャーディ「どうしてそういうこと言うのっ!? もう、照れ屋さんなんだからぁ~」



ゆず子(………まあ…どうせ、こうなるわな…)

ゆず子(バンジーで偶然1位になったからって…それまでの点差が…)

ゆず子(結局…こういう終わり方だって…)


ゆず子(ビリじゃないにしろ、トップになんかなりゃしない…)

ゆず子(この妙ちきりんな選手権も…アイドルも…どうせ、こんな結果くらいしか残せやしない…)


聖羅「惜しかったですねえ」

ゆず子「…」

聖羅「でも10位になれるなんて、驚いちゃいました。前半が終わった時、29位だったんですもの。すっごく上がれましたね」

ゆず子「上がれたからって…こんな中途半端な順位でどうにもなりゃしないっての」


聖羅「でも…とっても楽しかったです」ニコッ

ゆず子「…」



 ↓1 せーらさんは、ゆず子の心を揺さぶれるのか!?

 偶数 ゆず子なりの、アイドルというお仕事は…
 奇数 何でものほほんと楽しんじゃってる聖羅のような時期がゆず子にもあったんやで…




ゆず子「…楽しいなんて、最初だけだってのに…」

聖羅「はい…?」

ゆず子「…そりゃ最初は楽しいかも知れないけど…どうせ、すぐに数字とか、実績とか…」

ゆず子「そういうのに雁字搦めになって、めんどくなんだよ」


聖羅「そうなんですか…?」

ゆず子「CDが何枚売れたとか、オーディションに全然受からないとか…」

ゆず子「レッスンばっかさせられて全然結果は出ないで…」

ゆず子「誰にでもできるようなのを、誰にでもできるからって仕事振られて…」


ゆず子「…そっから脱却する方法なんて、千差万別すぎて答えなんかありゃしない」

ゆず子「こういう誰にでもチャンスがありそうな企画だって…結局は、ああいう持ってるやつらがかっさらう…」


シャーディ「佑香ちゃんと今夜は焼肉パーティーします!!」

シャーディ「SSプロのみんなも誘っちゃおうかっ?」

佑香「じゃあシャーディーだけ帰って」

シャーディ「何で辛辣なのっ!?」


聖羅「…」

ゆず子「どーせ、あんたもすぐそうなるんだから…早めに見切りつけた方がいいっての…」


聖羅「そう、なんですか…?」

聖羅「けれど…ゆず子さん、とっても頼もしくって、後半で順位を上げられたのはゆず子さんのお陰ですよ」

ゆず子「だから何だよ、1位になれなきゃ意味ないだろって話してんのに…」

聖羅「確かにちょっと悔しい気持ちはありますけれど…」

聖羅「でも…最後まで楽しめましたから、今はいいかなって思うんです」


聖羅「1番になるには足りないものも、いっぱいあるんだろうなあって思いますし…あっ、ゆず子さんがそうってわけじゃあなくて…」

聖羅「ほら…まだまだ、わたしは、アイドルになったばっかりなものですから…」

聖羅「それにプロデューサーさんがとっても頼りになる方ですし、SSプロの皆さんもステキな方ばかりですから」


聖羅「毎日が楽しければ、がんばれるかなって思うんです」

聖羅「まだまだこれからですし、何もかもが辛くて厳しいわけでもないって思うんです、アイドルのお仕事」


ゆず子「…」

聖羅「これからも、また今日みたいに助けてくださいね?」ニッコリ


ゆず子(あたしにも…そんな風に思ってたころあったっけ…)

ゆず子(間野っちがあれこれうっさくて…でも言う通りにしてたら案外うまくいくこともあったりして…)

ゆず子(けど…いつもうまくいくわけないから、間野っちの言うこと無視し始めて…怠けて結果が出ないってことにして…)

ゆず子(その内だんだん…ほんとにだらけて、面倒臭くなってきて…)



 ↓1 ゆず子ぉ~…

 偶数 ゆず子、覚醒か…覚醒なのか…?
 奇数 初心に返るそうです




<お疲れさまでしたぁー!!


 ワイワイ…
 ガヤガヤ…


ゆず子(毎日が楽しければ…ねえ…)


香「おい、ゆず子」

ゆず子「っ…何…?」

香「……早くラジオに戻れ」ゴゴゴ

ゆず子「はっ?」


葉子「ゆず子…あの…ほら、衣依ちゃんもね、カッとなっちゃっただけだから…」

ゆず子「……別にもう、衣依なんか…」


<待て待て佑香ちゃーん!

<とうっ!

<ぐはああっ!?


ゆず子「…」

巌「おう、ゆず子ぉ…ちいと、面貸さんかい」

貴方「先輩、それいつの次代の不良ですか?」


ゆず子「…」

巌「聞いとるんかぁっ!? ちいと来い言うとるじゃろうが!」

ゆず子「……間野っち、さあ…」

巌「外でそういう呼び方ぁするたあ、教育まで忘れよったかぁ?」

ゆず子「その……ごめん…なさい」


香「!」

葉子「!」

聖羅「まあ…」

貴方「ほほう…」


巌「…何の詫びじゃ?」

ゆず子「い、色々だって…。その…もっかい、だけ…がんばるっていうか…。ごめん…」

ゆず子「何か…アイドルになりたてのころを、思い出したっていうか…? だから…そのつもりで、また…さ」


巌「ええか、ゆず子?」

ゆず子「…」

巌「ワシゃ、お前が登れるとこまで登れたと確信するまでは世界が核戦争起こしたってアイドルを辞めさせやせん。ええな?」

ゆず子「………分かった…。その……ありがと…」

巌「それでええんじゃ。よおし、全員帰ったら打ち上げじゃあ!」



 ↓1 ゆず子、アイドル辞めないってさ

 偶数 それからちょっと、マジメになって、めんどうくさいという口癖も減ったようです
 奇数 尚、いよりんのことは別にとか言いながら根に持ってからかいまくる模様です。思春期いよりんを真正面からいじれるのはゆず子だけェッ!


ゆず子「なーにスカしちゃってんですかぁぁ~? ムダな労力は使いたくない系ですかぁぁ~?」

ゆず子「あー、はいはいはい、分かる、分かる。ちゅーがくせーは、そういう風になるよなぁぁ~?」

ゆず子「はいはいはい、 誰 も が 通 る 道 で す わ 」


誠「うわあ…」

葉子「容赦ない…」

香「あのバカ…」

タカシ「自尊心が高くなってる衣依にはキツいかもねー」


衣依「っ…」

ゆず子「んん~? 文句言い返さないあたくし、大人? みたいな? ぎゃーはははっ、そうやって陰キャの第一歩は踏み出されるんだよぉ~」

衣依「ゆずちゃん、すっごく感じ悪いよね…。何なの?」

ゆず子「べっつにぃぃ~? あれれー? もしかして、気に障っちゃった? あ、ごっめーん、衣依は普通じゃない特別な女だったもんな~?」

衣依「そんなの誰も言ってないでしょ!?」

ゆず子「おーおー、ムキになっちゃって、あらあらまあまあ、へええええ~?」


誠「…この唐揚げ、うまいな」モグモグ

葉子「うん…。まこちゃん、もっと食べたら?」

香「野菜もしっかり食べろよ」

タカシ「僕の分あーげるっ」


聖羅「何だか、賑やかで楽しいですねえ…」

貴方「そうですね。皆さんの輪の中に入らなくていいんですか?」

聖羅「何だかちょっと、遠慮しちゃって…」

貴方「そんな必要ありませんよ」


佑香「Zzz」

聖羅「ところで…シャーディさんは…?」

貴方「ああー…えと…次のお仕事があったもので」

聖羅「そうだったんですか…」


貴方(先輩のお説教、随分と今日は長く食らってるなあ…)

貴方(まあ、勝手にワガママで組み合わせを変えて、それが間違いまくりでファックス送ったわけだし…順当かな)


衣依「もう、ゆずちゃん、人を怒らせて楽しいの!?」

ゆず子「超楽しい~、ほら、あたしって性格がへその穴からねじくれ曲がってるからさ~?」

ゆず子「あ、でも今バケツねえぞ? 水汲んできてやろっか?」

衣依「~っ…ゆずちゃんのバカ!」


誠「衣依ー、こっち来い、ほら、慰めてやるから」

衣依「子ども扱いしないで!」

タカシ「あーあ、怒られた」

誠「衣依ぃ~…」

聖羅「ふふ…」


 ↓1 好感度

 コンマ一桁分上昇




 聖羅好感度:【230/プロデューサーさんにお任せします♪】
       →【239/プロデューサーさんにお任せします♪】



貴方「やけに長く感じる1日でしたね…」

スバル「お疲れさまでした」

スバル「けれど、ゆず子が辞めるっていうのを撤回したみたいで、良かったですね」

貴方「ええ、それは本当に…」


スバル「何が彼女の意思を変えたんでしょう…?」

貴方「はっきりとは言えませんが…初心を思い出した、とかですかね…?」



 北川聖羅 女 17歳 誕生日:2月2週
 体力:1 頭脳:4 精神:3
 歌:5.83 踊:3.00 容:3.00 表:3.37 演:3.00
 熱:3 道:3

 愛嬌のひと:人から憎まれることがほぼない
 リハビリ済:大怪我をした経験から、体力がガタ落ちになってしまっている

 特技:ー
 趣味:ー

 好感度:【239/プロデューサーさんにお任せします♪】

 メモ:かなり天然な上に、お人好しっぽい
    じゃっかん、空気は読めていない感じもある
 路線:癒し系のんびりガール
 動機:シャーディに憧れて?
 持ち歌:ー



 いったん、QK
 1時間を目処に戻りたいな



 ―― 2月 4週目


貴方「来週は3月か…」

貴方「でもまだまだ寒そうだなあ…」

スバル「そうですねえ…」


貴方「…河村さん」

スバル「はい?」

貴方「何だか、毎年こんな会話してるような気がしません?」

スバル「…しますね」



 ↓1 今週の予定は?

 1 レッスン!
 2 新曲レッスン!!
 3 営業!!
 4 お仕事見学




貴方「聖羅ちゃん!」

聖羅「は、はいっ…?」

貴方「喜んでください!」

聖羅「ええと…わ、わあいっ!」


貴方(そういう意味じゃあ…)


貴方「デビュー曲ができましたよ!」

聖羅「まあっ、本当ですか?」

貴方「そういうわけで、早速レッスンをしていきます」



 ↓1 聖羅の新曲は…

 1 ほんわかしたラブソング
   歌:3 踊:2 表:3
 2 ほんわか爽やかなお歌
   歌:3 踊:2 表:3
 3 ほんわかほわほわな、ちょっと意味不明系の歌
   歌:3 踊:2 表:3




聖羅「まあ…何か、ラブソングを歌うなんて、ちょっと恥ずかしいかも…」

貴方「聖羅ちゃんの雰囲気に合わせたものになってるとは思うんですが」

聖羅「がんばってみますね」

貴方「ええ、ファイトですよ」



 野良猫のうた(ほんわかしたラブソング)
 歌:3 踊:2 表:3

 聖羅能力値
 歌:5 踊:3 表:3


 全能力値クリア

 野良猫のうたを習得しました



 ↓1 ちなみに、カップリング…

 1 初恋は夕焼けで始まって、日暮れに終わったよ、という叙情的な失恋ソング
 2 夜空を見上げて正座をなぞる穏やかな夜は昔の恋を思い出す、というオケがピアノだけの歌
 3 その他、どんな具合の、どんなお歌?




貴方「いい具合ですね」

聖羅「そうですか? 嬉しいです」


貴方「では、今度の新曲レッスンは、カップリング曲の、昔の夜空をやっていきましょう」

聖羅「はい」


貴方(カップリングの方もそう難しいものではないし、すぐに覚えられそうだな…)

貴方(聖羅ちゃんってけっこう…いやかなり優秀な子だなあ)



 ↓1 好感度

 コンマ一桁分上昇



 聖羅好感度:【239/プロデューサーさんにお任せします♪】
       →【247/プロデューサーさんにお任せします♪】


聖羅「そう言えば、プロデューサーさん」

貴方「はい?」

聖羅「ちょっとだけ気になったんですけれど…」

聖羅「事務所で、他のアイドルの皆さんとお話させていただいてて…シャーディさんの話題が、あまり出ないなあって」

貴方「う゛…」

聖羅「これって…」

貴方「あ、いや、それはですね…」


聖羅「やっぱりシャーディさんには皆さん一目置いていて、なかなか話題にしないってことなんでしょうかっ?」

貴方「………そ、そうかも知れませんね…」



 北川聖羅 女 17歳 誕生日:2月2週
 体力:1 頭脳:4 精神:3
 歌:5.83 踊:3.00 容:3.00 表:3.37 演:3.00
 熱:3 道:3

 愛嬌のひと:人から憎まれることがほぼない
 リハビリ済:大怪我をした経験から、体力がガタ落ちになってしまっている

 特技:ー
 趣味:ー

 好感度:【239/プロデューサーさんにお任せします♪】

 メモ:かなり天然な上に、お人好しっぽい
    じゃっかん、空気は読めていない感じもある
    実は高所恐怖症のようだ
 路線:癒し系のんびりガール
 動機:シャーディに憧れて?
 持ち歌:野良猫のうた 昔の夜空(未習得)



貴方「ただいま帰りましたー」

聖羅「ただいまです」

スバル「おかえりなさい」



 ↓1 イベントか?

 偶数 じゃあ何か待ち望んでいる人がいそうな…シャーディ関連イベ?
 奇数 特に何もないやで




 prrrrr

スバル「はい、SSプロです!」ガチャッ


貴方「とりあえず、あったまっていってください。ジンジャーティー淹れましょうか?」

聖羅「あ、いえいえ、プロデューサーさんはお仕事でお疲れでしょうから、わたしが…」

貴方「そうですか? ではお言葉に甘えて…ありがとうございます」

聖羅「いいえ~」


スバル「えっ?」

貴方「ん?」

聖羅「?」


スバル「はあっ? 強制送還っ?」

貴方「はいっ…?」

聖羅「強制…送還……?」


スバル「いや、うん……はあ…そう、なんだ…?」


貴方(何やらおかしな言葉が聞こえてきたような気が…)

貴方(強制送還って、一体、誰をどこからどこに返すんだ…?)

貴方(佑香ちゃんが実は異星人で、怪獣の星へ返すとか…? まさかなあ…)


スバル「と、とりあえず…えー…間野さんに、相談は?」

スバル「うん…うん、分かった…」

スバル「じゃあ、そういうことで…。お仕事がんばって。それじゃあ…」

 ガチャッ


貴方「どうかしたんですか?」

スバル「その…シャーディが」

聖羅「シャーディさん?」


スバル「…アメリカの実家から、突然、帰ってくるようにと厳命されたようでして」

貴方「何と…」


 ↓1 シャーディの、アメリカの実家?

 偶数 実は超セレブリティーだった!?
 奇数 カリフォルニア出身らしいですよ




聖羅「あのう…シャーディさんのご実家って?」

貴方「ああ…シャーディがアメリカ人と日本人のハーフというのはご存知ですよね?」

聖羅「ええ」

貴方「カリフォルニア生まれで、幼少期はあっちで過ごしていて、それから日本に来たそうなんです」

貴方「で、何やかんやで細々と売れないアイドルばかりを輩出していたSSプロに入って、今の地位まで駆け上がったんですが…」

聖羅(何やかんやって、何なんだろう…?)

貴方「ご実家はアメリカにあって、ご家族とは離れて暮らしているんですよ」

貴方「ただ、お父様はあまりアイドルをやっていることに理解を示していないそうで」

スバル「たまに帰ってこいと言いつけられては、従わないならアイドルを辞めろ…みたいな言い方をするそうなんです」

聖羅「まあ…そうだったんですか…」


貴方「シャーディは売れっ子なんで、ちょっと海外に行く、というのが難しくて…」

スバル「スケジュールを組み直したりで、大変なんですよね…」

聖羅「そうだったんですか…」



 ↓1 来週のご予定

 1 レッスン!
 2 新曲レッスン!!
 3 営業
 4 お仕事見学




 ―― 3月 1週目


貴方「3月ですね」

聖羅「まだまだ寒いですねえ…」

貴方「けれどちょっとずつ、日が長くなってくるのを実感できますよね」

聖羅「梅の花も、膨らんできていますし、何だかいい季節ですね」


貴方「そういうわけで」

貴方「今日は通常レッスンをしますよ」

聖羅「はい」


 ↓1 レッスン!!

 1 歌:5.83
 2 踊:3.00
 3 容:3.00
 4 表:3.37
 5 演:3.00



 歌唱力:6.31


貴方(めきめき実力を伸ばすなあ…)

トレーナー「はい、大変良くできました」

聖羅「ありがとうございます」


貴方「うんうん、いい具合ですね」

聖羅「歌うのって楽しいですね」

貴方「それを忘れずにやっていきましょうね」

聖羅「はい」



 ↓1 シャーディイベ、続きくるか?

 偶数 事務所に帰ったら、シャーディが…! とうとうか、とうとう、この時がきたのか!?
 奇数 まだこなーい




貴方「ただい――」


 ドタバタ
 ドタバタ


聖羅「この物音は…?」

貴方「何でしょうね?」


スバル「あわわ…! 社長っ、社長しっかり!!」

佑香「…」

社長「こ、腰が…腰がぁぁ…」


貴方「どうしたんです?」

スバル「佑香がいきなり飛び出すだけの悪戯をしたら、社長がかなり仰け反ってしまって、その拍子に腰が…!」

聖羅「あら…大変。大丈夫ですか?」

社長「う、ううむ…」


貴方「佑香ちゃん、社長は若くないご年齢なんですから、体と心臓にくる悪戯は控えてください?」

佑香「…やることがそれだとなくなる…」

貴方「社長に悪戯をしかけるのがいけないんです」


 ↓1 好感度

 コンマ一桁分上昇



 聖羅好感度:【239/プロデューサーさんにお任せします♪】
       →【241/プロデューサーさんにお任せします♪】


聖羅「佑香ちゃん、手先が器用なのね」

佑香「ふっ…」

佑香「こういうのも、できる…」

聖羅「あら、すごい…」



 北川聖羅 女 17歳 誕生日:2月2週
 体力:1 頭脳:4 精神:3
 歌:6.31 踊:3.00 容:3.00 表:3.37 演:3.00
 熱:3 道:3

 愛嬌のひと:人から憎まれることがほぼない
 リハビリ済:大怪我をした経験から、体力がガタ落ちになってしまっている

 特技:ー
 趣味:ー

 好感度:【241/プロデューサーさんにお任せします♪】

 メモ:かなり天然な上に、お人好しっぽい
    じゃっかん、空気は読めていない感じもある
    実は高所恐怖症のようだ
 路線:癒し系のんびりガール
 動機:シャーディに憧れて?
 持ち歌:野良猫のうた 昔の夜空(未習得)



貴方(さて…来週の予定は…)

貴方(あ、そう言えば仕事のノルマは…4月3週までにやればオーケーだから、余裕はあるな)


 ↓1 来週の予定

 1 レッスン!
 2 新曲レッスン!
 3 営業
 4 お仕事見学

おなか ゆるい トイレ いく



 ―― 3月 2週目


貴方「今日は、昔の夜空をやりましょう」

聖羅「はい」


貴方(このレッスンが終わればレコーディングができる…)

貴方(そうしたらデビューシングルのリリースについても、色々と考えられるぞ)


 昔の夜空
 歌:3 踊:2 表:3

 聖羅能力値
 歌:6 踊:3 表:3


 全能力値クリア!
 昔の夜空を習得しました



聖羅「ふぅー…どうだったでしょう?」

貴方「ばっちりですね!」

聖羅「それは良かったです」



 ↓1 イベントを…気まぐれで安価で

 1 シャーディイベ、いくか?
 2 事務所にオーディションのお話が?
 3 MFCに出ないか、って




 prrrrrr


貴方「はい、もしもし?」

スバル『あ、河村です』

貴方「どうしました?」

スバル『事務所に、オーディションのお話がきまして』


貴方「ほほう?」

スバル『春からの連ドラのオーディションですよ』

貴方「おおっ、それはそれは…」

貴方「でも、また変な役じゃありませんよね…?」

スバル『いえいえ、そんなことはないですって』

スバル『学園刑事ミステリ恋愛魔法ドラマだそうで…』


貴方「盛り込みすぎでしょう、それは…」

スバル『不景気のせいで、迷走してるんでしょうかね…?』


貴方「…」

スバル『ま、まあ、そういうお話がきましたので、3月の4週目を空けてください』

貴方「分かりました」

 pi


貴方「…聖羅ちゃん、また演技のオーディションがきましたよ」

聖羅「またですか? 楽しみですね」


 ↓1 好感度

 コンマ一桁分上昇




 聖羅好感度:【241/プロデューサーさんにお任せします♪】
       →【244/プロデューサーさんにお任せします♪】


貴方「ジャンルを盛り込みまくり…なのは気になりますが、それだけで話題性がありますね」

スバル「そうですね」

貴方「ちなみにこのオーディションを受けるのって…また、前回と同じく?」

スバル「いえ、衣依ちゃんもオーディションに出るそうで」

貴方「ああー…そうなんですか」

スバル「誰かが役を射止められればいいですね」

貴方「そうですね」

貴方(できれば聖羅ちゃんに…)



 北川聖羅 女 17歳 誕生日:2月2週
 体力:1 頭脳:4 精神:3
 歌:6.31 踊:3.00 容:3.00 表:3.37 演:3.00
 熱:3 道:3

 愛嬌のひと:人から憎まれることがほぼない
 リハビリ済:大怪我をした経験から、体力がガタ落ちになってしまっている

 特技:ー
 趣味:ー

 好感度:【244/プロデューサーさんにお任せします♪】

 メモ:かなり天然な上に、お人好しっぽい
    じゃっかん、空気は読めていない感じもある
    実は高所恐怖症のようだ
 路線:癒し系のんびりガール
 動機:シャーディに憧れて?
 持ち歌:野良猫のうた 昔の夜空



貴方(さて、再来週がオーディション…)

貴方(また仕事ノルマを達成できたな)

貴方(来週の予定は…)


 ↓1 来週は?

 1 レッスン!!
 2 お仕事見学
 3 レコーディング!




 ―― 3月 3週目


貴方「さあ、今日もレッスンですよ!」

貴方「張り切って参りましょう!」

聖羅「はいっ」

聖羅「よろしくお願いします」


貴方(うんうん、気持ちがいいなあ)

貴方(佑香ちゃんの時は、今日の悪戯は何かと気を揉んでたからなあ…)


 ↓1 レッスン!!

 1 歌:6.31
 2 踊:3.00
 3 容:3.00
 4 表:3.37
 5 演:3.00



 表現力:4.04


貴方「うん、いい表情ができるようになってきましたね」

聖羅「そうですか? ありがとうございます」


貴方「いやー、めきめき実力を伸ばしますね」

聖羅「いえ、トレーナーさんのお陰ですから」

トレーナー「聖羅さんのがんばりがあってこそですよ」



 ↓1 好感度

 コンマ一桁分上昇




 聖羅好感度:【244/プロデューサーさんにお任せします♪】
       →【251/プロデューサーさんにお任せします♪】


貴方「さて…」

貴方「来週はオーディションか。連ドラに出演するのは知名度アップに繋がるぞ」

貴方(うまいこと主演にでも抜擢されれば、番宣なんかでもお呼ばれするだろうし…)

貴方(けど、葉子ちゃんは演技もうまいし、衣依ちゃんは何でもそつなくこなすからなあ…)

貴方(ゆず子だってビジュアルだけはいいし…)


貴方(けど聖羅ちゃんだって負けない!)

貴方(………はずだよね?)



 北川聖羅 女 17歳 誕生日:2月2週
 体力:1 頭脳:4 精神:3
 歌:6.31 踊:3.00 容:3.00 表:3.37 演:4.04
 熱:3 道:3

 愛嬌のひと:人から憎まれることがほぼない
 リハビリ済:大怪我をした経験から、体力がガタ落ちになってしまっている

 特技:ー
 趣味:ー

 好感度:【244/プロデューサーさんにお任せします♪】

 メモ:かなり天然な上に、お人好しっぽい
    じゃっかん、空気は読めていない感じもある
    実は高所恐怖症のようだ
 路線:癒し系のんびりガール
 動機:シャーディに憧れて?
 持ち歌:野良猫のうた 昔の夜空



 ↓1 オーディション!! 演技力に加えて重視されるのは…

 1~3 容姿?
 4~6 表現力?
 7~9 歌唱力ぅ?
  0  全部まんべんなくぅ?




 ―― 3月 4週目


貴方「さあ皆さん、張り切ってオーディションに臨みましょう!」

聖羅「はい」

葉子「がんばります」

ゆず子「オーディションか…」

衣依「はーい…」


貴方(とは言え、今回のオーディション、ビジュアル面を重視するとか聞いてるんだよなあ…)

貴方(聖羅ちゃんはこのオーディション、勝てるだろうか…?)



 訂正
 北川聖羅 女 17歳 誕生日:2月2週
 体力:1 頭脳:4 精神:3
 歌:6.31 踊:3.00 容:3.00 表:4.04 演:3.00
 熱:3 道:3

 愛嬌のひと:人から憎まれることがほぼない
 リハビリ済:大怪我をした経験から、体力がガタ落ちになってしまっている

 特技:ー
 趣味:ー

 好感度:【251/プロデューサーさんにお任せします♪】

 メモ:かなり天然な上に、お人好しっぽい
    じゃっかん、空気は読めていない感じもある
    実は高所恐怖症のようだ
 路線:癒し系のんびりガール
 動機:シャーディに憧れて?
 持ち歌:野良猫のうた 昔の夜空



 オーディション開始!!

 求められる能力
 演:4 表:3 容:4

 聖羅
 演:3 表:4 容:3

 葉子
 表:4 演:5 容:3

 衣依
 表:5 演:5 容:4

 ゆず子
 表:3 演:3 容:5


 演技力 容姿 が不足
 演技力:3.00 差分 1.00
 容姿:3.00 差分 1.00


 ↓1 演技力

 00が出ればクリア

 ↓2 容姿

 00が出ればクリア




監督「はい、じゃあ次の方!」

聖羅「よろしくお願いします~」

監督「うーん…」

監督(ちょっと、見た目がなあ…)


聖羅「わたしは知っています…。そう、この誰にも秘密の魔法で、あなたの犯した罪を暴いてみせましょう!」

監督(演技力もちょっと…この子はなしかなあ…)



葉子「よろしくお願いします…」

監督「はい、よろしく」

監督(んー…この子も、ちょっとビジュアルが…)


葉子「そんな…これが真実だというの…? そんな…そんな、残酷なことっ…」

監督(おおっ、演技には光るものがあるぞ…?)



ゆず子「よろしくしゃーす」

監督「おおっ、き、キミ…」

ゆず子「な、何すか…?」

監督「いいよ…いいじゃないか…」


ゆず子「あなたのことが…あの子はずっと好きだったのに!」

監督(演技力はちょっとなあ…)



衣依「よろしくお願いします! SSプロ所属、仲寺衣依です!」

監督「おっ、いいねえ」


衣依「わたしね、ずっと知ってたよ…。キミが誰のことをいつも見ていたのか…」

監督(演技力も申し分ないじゃないか…)



 ↓1 オーディションの結果…!

 1~3 おいおい、レベル高いな、オーディション。SSプロは誰も合格しなかったのか
 4~6 いよりんさすがっす
 7~9 いよりんとゆず子か…



 0 Special


監督「これで全員、か…」

監督「うーん…衣依ちゃんっていうのが良かったかな」

監督「けど、あの子…垣根ゆず子ちゃんっていうのも、見た目はグンバツだったんだよなあ…」

監督「あと、五味葉子…だったっけかな? あの子の演技力もなかなか…」


監督(まあでも…衣依ちゃんは決定でいいとして…)

監督(……やっぱ、あのビジュアルも捨てがたいし、垣根ゆず子も、別の役で…)


監督「…」

スタッフ「あの、監督」

監督「うん?」

スタッフ「実は…例の役が、キャンセルを…」

監督「はあ? この段階でか?」

スタッフ「ええ、そうなんです…」


監督「おいおい…一体、どうすればいいんだ…?」

監督「ドラマ主題歌も歌って、作中でそれを歌わなきゃいけない歌姫…それも2人組だっていうのに…」


スタッフ「そう言えば…今日のオーディションに来てたハコちゃ――ごほんっ、五味葉子さんって、歌が上手なんですよ」

監督「ん? あの子か…」



 ↓1 どうなる!?

 偶数 別枠で葉子と聖羅がもぎ取れたぜぃ! しかもドラマ主題歌までゲットだぜぃ!!
 奇数 聖羅vs葉子!! 歌姫はどっちだ!!?




監督「よし、ちょっと話をしてみよう」

監督「SSプロのマネさんとか、いたら呼んでくれるか?」

スタッフ「っす!」


貴方「――え、歌?」

監督「ええ、そうなんですよ。それで…何かうちのスタッフが、五味さん? の歌がいいって…」

貴方「……………………2人組で、歌姫をご所望ならば」

監督「ん?」


貴方「こちらの映像をご参照になってください。五味も、そして北川も、歌には自信があるんです」キリッ

監督「どれ…?」


 ・
 ・
 ・


監督「これでいこう!!」

貴方「ありがとうございまーす!!!!」


貴方(何と、4人とも合格とは…)

貴方(メインになるのは衣依ちゃんとゆず子、それにぽっと出的なポジションだけど重要な役に聖羅ちゃんと葉子ちゃん…)

貴方(これは、ちょっとすごすぎるぞ? 誰だ、一体、誰がこんな強運を持っていたんだ…?)


聖羅「くしゅっ…」

葉子「風邪? 大丈夫…?」

聖羅「最近暖かくなってきたから、ちょっと油断しちゃったんでしょうか…?」

衣依「体調管理くらいできなきゃ、プロ失格だよ…」パラッ ←漫画読んでるなう


監督「で、ドラマの主題歌なんだけど…」

貴方「はい」

監督「音源はどこに?」

貴方「あっ…」


貴方(まだレコーディングしてなかったー!!)



 ↓1 やっときゃ良かったレコーディング?

 偶数 大丈夫、超急いでレコーディングでけた。PVはドラマと被る方向性になったけど、地味に制作費浮いた
 奇数 どうせなら葉子と収録してよって、しかも役名で。で、デビューシングル…のつもりだったのになあ…



 ―― 4月 1週目


貴方「レコーディング、そしてPV撮影と…」

貴方「めちゃくちゃ詰め込んで、どうにか…でけた…でけたよぉ…」


スバル「お疲れさまです…」

貴方「ま、まあでも…これで、これで連ドラに…!」

スバル「すごいですよね、4人ともドラマ出演だなんて」

スバル「けれど、こうしてトントン調子に売れていくのって…後でまとめて、何か待ってるんじゃないかって恐くなりますね…」


貴方「ないない、ないですよ、河村くん」

スバル「そ、そうですよねっ!」

貴方「ええ、河村くんじゃないんですから」

スバル「えっ、ちょ、それ…どういう…?」


貴方「さて、忙しくなっちゃいますねえ!」

スバル「嬉しそうだなあ…」


 ↓1 好感度

 コンマ一桁分上昇



 聖羅好感度:【251/プロデューサーさんにお任せします♪】
       →【261/とっても運がいい方なんですね】


貴方「連ドラが始まる…」

スバル「前評判はジャンルが盛りすぎだ、ってネット掲示板ではネタになってますね…」

貴方「ははは…」

スバル「けど、けっこう期待している人はいるみたいです」


貴方「おっ、始まりますね」

スバル「いやー、この時間まで事務所でお仕事しながらドラマを見るはめになるとは…」



 北川聖羅 女 17歳 誕生日:2月2週
 体力:1 頭脳:4 精神:3
 歌:6.31 踊:3.00 容:3.00 表:4.04 演:3.00
 熱:3 道:3

 愛嬌のひと:人から憎まれることがほぼない
 リハビリ済:大怪我をした経験から、体力がガタ落ちになってしまっている

 特技:ー
 趣味:ー

 好感度:【261/とっても運がいい方なんですね】

 メモ:かなり天然な上に、お人好しっぽい
    じゃっかん、空気は読めていない感じもある
    実は高所恐怖症のようだ
    強運?
 路線:癒し系のんびりガール
 動機:シャーディに憧れて?
 持ち歌:野良猫のうた 昔の夜空



 ↓1 尚、ドラマの反響は…

 偶数 かなり良かったらしいです
 奇数 いよりんが成長してるぅぅぅ、という大友の悲鳴が上がったとか上がらなかったとか…


 今夜はここまででござーる
 おつでござんした

思いの外、埋まるね
次立てておくね 安価とコンマで、昨今のアイドルブームに乗りたい【其の四】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1469720576/)

小ネタもぶっこんでくけど、>>1000近づいたら、容赦なく取りにいっておkだから遠慮せずにどうぞ


 ~多すぎた天敵~

佑香「…」ジィッ

予定表『今日、佑香ちゃんがおる時間に事務所に来るんは、聖羅と葉子とまこちゃんやで』

佑香「…ふっ」


スバル(佑香って、予定表を見ては誰にどんな悪戯をするかちゃんと考えるんだね…)

スバル(そういう計画性は持ってるんだなあ…)


聖羅「おはようございま~す」

 グラァッ
 ドサァァァッ

聖羅「あら…段ボールがいきなり崩れてきちゃうなんて…」

聖羅「不思議なこともあるのね…」

佑香「…ちっ」


葉子「おはようございます」

葉子「喉かわいちゃったし…飲み物をもらおう…。ええと…お茶でも淹れようかな」

葉子「お茶っぱ…あ、この缶――」

 カパッ

葉子「……ゴキブリのおもちゃ…。佑香ちゃん、こういうのどこで用意してるんだろう…?」ヒョイ ←容赦なくゴキブリおもちゃを掴み取った

佑香「…ちっ


誠「おっはよ――」

 ドドドッ
 ダンッ

佑香「とうっ」

 パシッ
 ガバッ

佑香「!!?」

誠「おおっ、今日も元気いっぱいだな、佑香」ポンポン

佑香「…ちっ」


葉子「今日は何された? わたし、お茶のカンカンの中にゴキブリのおもちゃだったけど…」

誠「俺はいきなり飛びつかれたくらいで、何もされてないぞ?」

葉子(とうとう、直接的な手段で驚かせにかかったのかな…?)

聖羅「わたしも、特には…あっ、事務所に入った時に段ボールのタワーがいきなり崩れはしましたけど」

葉子(悪戯に気づかれてもいない…)


佑香「…」ムスゥッ

 ガチャッ

香「仕事が早く終わっ――」

佑香「!!」パァァァッ

香「やっぱり帰る」

佑香「ダメ」グイッ


>>1000ならすばるん期間限定アイドル復活

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