提督「艦娘の鳴き声」 (99)

板変えました

提督「艦娘って鳴くよね」

大淀「鳴きますか?」

提督「例えば文月とか。フミィ、フミィ、って鳴くじゃん」

大淀「ああ、なるほど」

文月「フミィ! フミィ!」ペチペチ

大淀「なんて言ってるんですか?」

提督「公式じゃないもん! だってさ」

大淀「なんでわかるんですか」

提督「愛の力だ」

大淀「」フンッ

提督「鼻で笑うな」

提督「後この子の長女も」ナデナデ

文月「ふみぃ~♪」

大淀「鳴きましたっけ」

提督「にゃしぃ! にゃしぃ! って鳴くじゃん」

睦月「睦月は動物じゃ無いにゃ!」プンプン

提督「ほれ、猫じゃらしだぞ」フリフリ

睦月「にゃしぃ、にゃしぃ!」テシテシ

大淀「某軽巡が見たら怒りそうですね」

提督「でもさ、実際鳴き声がある艦娘の方が可愛いって言うか」ナデナデ×2

文月「ふみぃ~//」

睦月「にゃしぃ~//」

大淀「えこひいきはダメですよ」

提督「分かってるけどさ。可愛い物は可愛いじゃん」

大淀「全く……」

……

大淀「提督、大変です! 一部の艦娘が鳴き声しか出さなくなりました!」

提督「うん、こんな斜め上の状況は望んでなかった」

文月「フミィ、フミィ!」アタフタ

睦月「にゃしぃ、にゃしぃ!」アタフタ

大淀「あのような感じに」

提督「ふむ……」

大淀「早く対策を打たないと」

提督「可愛いしこのままでいいんじゃね?」

大淀「主砲用意!」チャキッ

提督「わかったわかった。ちゃんと何とかしよう」

提督「よし、まずは現状を調査しに行こう」

大淀「どちらに行かれますか?」

提督「フミィとにゃしぃは駆逐艦で小さい。つまり、駆逐艦以外で大きい子が同じようになってたら被害が鎮守府全体に広がっている事になる」

大淀「そんな人いましたっけ」

提督「いるだろう。歩くミルクタンクが」

大淀「本人絶対怒るんで止めて下さい」

提督「冗談だ。行くぞ」

~重巡寮~

愛宕「ぱんぱかぱ~ん……」シュン

摩耶「朝からぱんぱかぱ~んしか言わないんだよ」

大淀「どうやら被害は鳴き声だけではないようですね」

提督「強烈なフレーズが被害にあってるようだな。鳥海と高雄はどうだ?」

摩耶「鳥海は大丈夫だ。高雄姉さんは……」

提督「こっちか」

摩耶「ま、待った!」

提督「たk……」

高雄『んあああああああっ!!』

提督「」ビクッ

高雄『提督の53cm艦首(酸素)魚雷が、私の奥に直撃してるのぉ!』

大淀「」

高雄『負けちゃうぅ、提督に完全勝利されちゃうううううう!!』ビクビクッ

高雄『ふうっ……。やっぱり、魚雷より語呂の良い主砲の方が提督に喜んでいただけるかしら』

摩耶「」チーン

提督「……どうやら高雄も被害者のようだな」

大淀「あの、あれはどう考えても……」

提督「ひ・が・い・しゃ・の・よ・う・だ・な」ゴゴゴッ

大淀「はっ、はい!」

摩耶(現実から目をそむけるなよ。て言うか、高雄姉さんも一人でヤリ過ぎなんだよ//)

提督「次に行くぞ」 

提督「どうやら被害は不特定多数に及んでいるようだ」

大淀「これでは調べるのが大変ですね」

提督「全くだ」

木曾「大変だ!」バタン!

提督「どうした」

木曾「球磨姉さんと多摩姉さんがいなくなった!」

提督「何だって!」

~球磨型の部屋~

木曾「御覧の通りだ。出かける時は必ず俺たちの誰かに連絡してくれるのに」

大淀「もぬけの殻、ですね」

猫「にゃ~」

提督「何と言うか、ついさっき出て行ったような状態だな」

木曾「そうなんだ。だから誰かに連れ去られたんじゃないかと思って……」

大淀「しかし、特に荒らされたような痕跡は」

猫「にゃー」

提督「……」

提督「なあ、二人とも」

大淀「?」

木曾「なんだ?」

提督「そこに猫いるじゃん」

猫「にゃ~」

大淀「それがどうかしましたか?」

提督「こいつ多摩じゃね?」

大淀「」

木曾「まさか、そんな訳……」

猫「にゃっ!」ネコパンチ

木曾「いたっ!」

提督「うん、やっぱ多摩だわ」

大淀「まさか、そんな事が……」

木曾「猫っぽいとは思ってたけど、本当に猫になるなんて……」

猫「ふしゃー!」

大淀「なんて言ってます?」

提督「多摩は猫じゃないにゃ! って言ってる」

大淀「猫語もわかるんですか」

提督「いや、多分だけど。ってそれどころじゃない」

木曾「?」

提督「多摩がこれって事は、球磨は……」

わー!

熊が出たぞー!

こんな海の近くに!?

提督「ほーら、やっぱり」

大淀「のんきにリアクションを取っている場合ではありません!」

木曾「無事に捕獲したぜ」

提督「よし。多分今回一番の被害はこいつらだろう」

大淀「艦娘が動物になるなんて、聞いた事がありませんからね」

提督「前例が無いから、治し方もわからん」

大淀「とりあえず、調査を続けないと」

提督「そうだな。大井と北上は?」

木曾「大丈夫だ」

提督「よし、じゃあ球磨型は調査終了」

雪風「しれぇ!」

提督「ん、どうした雪風」

雪風「しれぇ、しれぇ!」ピョンピョン

提督「ははっ、可愛い奴め」ナデナデ

雪風「しれぇ!」

大淀「あの、提督。雪風さんも被害にあわれたのでは」

提督「えっ、そうなのか?」

雪風「しれぇ!」コクコク

提督「あー、確かに」

大淀「なんて言ってるんですか?」

提督「2回しか言ってないのになぜかこれしか言えなくなってました! だって」

大淀「そうですか(ツッコミ放棄)」

提督「ちょっと仮説」

大淀「何ですか?」

提督「たぶんちっこい方が被害が多い」

大淀「なるほど。確かに愛宕さん以外は小さい方ばかり」

提督「その表現は誤解を招くぞ」

大淀「?」

提督「まあそういう事なんで、戦艦とかでかい奴を先に調べよう。で、無事な奴には問題解決の手助けをしてもらう」

大淀「そうしましょうか」

~戦艦寮~

提督「で、被害者はこいつらか」

金剛「デース……」

比叡「ヒエー」

霧島「朝起きたらこんなふざけた状態に」

金剛「デース!」

比叡「ヒエー!」

霧島「えっ、な、何!?」

提督「本人たちは至って真剣だと怒ってるぞ」

霧島「す、すみません」ペコペコ

榛名(なぜ提督には分かるのでしょう)

提督「他に被害は?」

霧島「長門さんが駆逐艦寮に侵入しようと」

提督「捕まえて艤装はがしとけ」

提督「空母は多いからめんどくさいな」

大淀「そう思って、こちらに私が調べたデータをまとめてあります」

提督「さすが秘書艦」ナデナデ

大淀「……//」

大淀「コホン。空母勢は異常なし。一緒の寮に入ってる水母の秋津洲さんがかもしか言わなくなったかもです」

提督「了解」

大淀「……また、重巡洋艦の中に特に被害にあった者はいないようです」

提督「そうか。あ、大淀のかもは可愛かったかも」

大淀「……時間差でのリアクションは止めて下さい//」

提督「まあこれで、残るは大きな被害が予想される駆逐、軽巡、潜水艦だけか」

大淀「気が重いですね」

提督「まずは数が少ない潜水艦から」

……

伊19「なの、なのね!」アタフタ

伊58「でち、でち!」アタフタ

まるゆ「もぐもぐ、もぐもぐ!」アタフタ

呂500「ですって、ですって!」アタフタ

提督「思ったより被害がひどいな」

大淀「ですが、ゴーヤさんのようにあまり変わらない方も」

伊58「でち~!」プンスカ

提督「次行くか」

大淀「そうですね」

提督「軽巡は思ったより被害なかったな」

大淀「ぴゃーぴゃー言ってただけでしたからね。平常運転です」

提督「そうそう。て言うか、あいつどう見ても駆逐艦じゃん。なんで軽巡やってんの?」

大淀「さあ」

提督「とりあえず阿賀野が酒匂語分かるからあっちはほっといていいや」

大淀「これから本丸がひかえてますからね」

提督「とりあえず、一番被害が大きそうな睦月型の所へ行こう」

提督「とりあえず、被害がある者並べー」

睦月「にゃしぃ……」

文月「ふみぃ……」

卯月「ぴょんぴょん! ぷっぷくぷ~!」

提督「被害は二人か」

大淀「ですね」

卯月「ぷっぷくぷ~! ぷっぷくぷ~!」プンスカ

提督「なんかデジャヴ」

大淀「気のせいですよ。次行きましょう」

提督「綾波型は」

漣「キタコレ!」

提督「暁型は」

電「ははわっ、なのです!」

提督「初春型は」

子日「ネノヒダヨー!」

提督「朝潮型は」

霰「んちゃ」

提督「白露型は」

夕立「ぽいっ!」

提督「陽炎型は」

時津風「しれー」

提督「他」

島風「おうっ!」

提督「初めからこうやって集めときゃよかった」

大淀「ですが平常運転と区別がつかない方もいますから。ここにも何人か」

提督「だな」

提督「リストアップ」

駆逐艦:睦月、卯月、文月、漣、電、子日、霰、夕立、時津風、雪風、島風

軽巡:球磨、多摩、酒匂

潜水艦:イク、ゴーヤ、まるゆ、ろーちゃん

重巡:愛宕

戦艦:金剛、比叡

その他:秋津洲

提督「こんなもんか」

大淀「ですね」

提督「原因は何だ」

大淀「私も知りたいです」

提督「よし、とりあえず色々試しても犯罪にならなそうなぱんぱかぱんとデースで調べよう」

大淀「はい」

愛宕「ぱんぱかぱーん!」

金剛「デース!」

大淀「で、どうするんですか?」

提督「愛宕はこれをつけろ」つ

愛宕「ぱんぱかぱ~ん!?」

大淀「そ、それは……!」

提督「見ればわかるだろ、搾乳機だ」

提督「これで愛宕を肉体的に攻める」

大淀「で、では金剛さんは……」

提督「こっちは精神的に攻める」

金剛「デース!?」

愛宕「ぱ、ぱんぱかぱ~ん、ぱんぱかぱ~ん//」

大淀「見た目は艶っぽいのに、声のせいで台無しですね……」

提督「金剛、好きだよ」

金剛「デース!?」

提督「愛してる、一生幸せにするから」ダキッ

金剛「で、デース……//」プシュー

大淀「あ、気絶しました」

提督「うーん、どっちも効果無しか」

大淀「そのようですね」

妙高「提督、大変です!」

提督「今以上に大変な状況があるのか」

妙高「羽黒が同じような被害にあってしまいました!」

提督「えっ、さっきは平気だったのに」

妙高「とにかく来て下さい!」グイッ

提督「うわっ……。大淀、とりあえず金剛にも搾乳機つけて観察しておいてくれ」

大淀「ええー……」

妙高「羽黒!」

羽黒「はぐはぐ、はぐはぐ!」アタフタ

那智「つい先ほどからこのように……」

足柄「まさか羽黒までこんな……」グスッ

提督「……」

提督「おい、羽黒」ギロッ

羽黒「!」ビクッ

提督「何をたくらんでるのかは知らんが、余計な手間を増やすな」

羽黒「……ご、ごめんなさい!」グスッ

提督「後で俺の部屋に来い。48時間耐久お仕置きだ」

羽黒「!」パアッ

提督「じゃあな」スタスタ

羽黒「司令官さんのお仕置き……//」ポーッ

妙高「その前に」ニコッ

羽黒「」

那智「姉たちからのお仕置きを受けてもらおうか」

羽黒「はぐ~っ!」

提督「わかったぞ」

大淀「何がですか?」

提督「この不可思議な現象の原因だ」

大淀「!」

提督「可愛い可愛い俺の羽黒がヒントをくれたんだ。まず……」

大淀「あ、それより」

提督「?」

大淀「あの2人をまず解放しましょう」

愛宕「ぱんぱかぱあああああああん!!//」ビクビクッ

金剛「でええええええす!//」ビクビクッ

提督「忘れて……、た訳じゃないよ、うん」

大淀「愛宕さんなんか見て下さい。愛宕印のミルクが販売出来そう」

提督「後で皆で飲むか」

提督「さて、原因の話に戻すが」

大淀「はい」

提督「恐らく、言語コードが変わったのだろう」

大淀「?」

提督「分かりやすく言うと、Good Morningは分かる者はおはようと変換されるが、分からない者はそのままグッドモーニングと言う文字の羅列として理解される」

提督「つまり、言うなれば睦月は睦月語、文月は文月語で俺たちに話しかけていたんだ」

大淀「提督が彼女たちの言葉を理解出来たのは」

提督「バイリンガルだからだ」

大淀「なるほど」

大淀「いやなるほどじゃないですよ。何ですか、睦月語とか文月語とか」

提督「この現象に関する解決策は3つ」

大淀「スルーしないで下さい」

提督「一つ、被害者に日本語を教える。二つ、我々が彼女たちの言葉を覚える。三つ、力ずくで何とかする」

大淀「三にしましょう」

提督「ツッコまないとは、大淀も成長したな」

大淀「貴方のせいです。で、力ずくとは」

提督「搾乳と同じ感じだ。恐らく脳の電気信号に異常があるはずだから、それを乱してやれば何とかなる」

大淀「乱せるんですか?」

提督「さっきはやり方がぬるかった。もっとビシバシ行けばなんとかなる」

大淀「本当に力ずくなんですね」

提督「さあヤるぞ!」

人間語と艦娘語でバイリンガルなんだろきっと

>>69そういう事です(マルチリンガルなんて単語があったのか)

文月「ふみぃ?」

提督「……」

提督(おい、いきなりラスボス来たぞ)ヒソヒソ

大淀(私に言われましても)ヒソヒソ

提督(どーすんだよこれ、こんなロリとペドの間の子とあんな事やこんな事したら社会的に終わるって)

大淀(さっき大きな方にした事を思い出してもそれが言えますか)

提督(あの2人だったらケッコンカッコガチで許されるだろ。こっちは完全に犯罪だもん。犯罪)

文月「ふみぃ」ゴロゴロ

提督(退屈でゴロゴロしてるふみぃ可愛い)

大淀(どうしようもないですね)

大淀「いいから早くあんな事やこんな事して文月さんを元に戻して憲兵に捕まって下さいよ」

提督「大淀は俺をどうしたいんだ」

大淀「さー」

文月「ふみぃ、ふみぃ!」アタフタ

提督「あー大丈夫、俺は捕まらないから」ナデナデ

文月「ふみぃ//」

提督(ん、待てよ。別にいやらしい事じゃなくても)

提督「文月!」ダキッ

文月「ふみぃ!?」

提督「……」ギュー

文月「司令官、恥ずかしいよぉ……//」

提督「よし、戻った! これでちびっ子対策はバッチリ!」

文月「ちびっ子じゃないもん!」ポカポカ

提督「あー痛い痛い」

提督「睦月可愛い! 強くてカッコいい! ケッコンカッコガチしたい!」

睦月「そ、そんなに褒められるとてれるにゃ~//」



提督「今日は卯月だけエイプリルフールだ!」

卯月「やったぁ! イタズラしまくるぴょん!」



提督「このメイド服を着てご奉仕してくれ!」

漣「キタコレ! 頑張ってご奉仕しますね、ご主人様♪」



提督「そーら、高い高ーい」

電「恥ずかしいけど……、もっとして欲しいのです//」



皆「今日は何の日~!?」

子日「ねっのひだよぉ~!!」オンザステージ



提督「キーンキーンキーンキーン」

霰「キーン」ズダダダッ



提督「今日一日夕立は犬だ! いっぱい遊んでやるぞ!」

夕立「ワンワン!」フリフリ



提督「時津風ー、散歩行くぞー」つ首輪

時津風「くぅ~ん」



提督「雪風、プレゼントだ」つ袋一杯のドングリ

雪風「カジカジカジカジ」



提督「島風改二実装! 今度はワープ機能付きだ!」

島風「私には誰も追いつけないよ!」

大淀「これで駆逐艦の子は元に戻りましたね」

提督「鎮守府の園長先生と呼ばれた俺には、駆逐艦を喜ばせるなんて簡単な事さ」

大淀「それ褒められてます?」

提督「知らん」

大淀「それから他の子ですが」

提督「まるゆは木曾に、比叡は金剛に押しつけて来た」

提督「かもは二式大艇用の豪邸あげたら治ったし、酒匂は姉妹と一緒にぴゃーぴゃー言わせてたらなんか治った」

大淀「なんか適当ですね」

提督「俺は助かる。何せこの後残っているのは歩く性犯罪とかハードなプレイに耐えた兵とかだからな」

~潜水艦寮~

提督「さて」ガチャッ

イク「イク、イクのおおおおお!//」ビクビクッ

ゴーヤ「おっきな魚雷、大好きでちいいいいい!//」ビクビクッ

ろーちゃん「ろーちゃん、もっと気持ち良くなりたいって//」ビクッ

大淀「」

提督「よし、ここは大丈夫だ。次に行くぞ」

イク「待つのね」ガシッ

提督「」

ゴーヤ「最近は魚雷オ○ニーだけじゃ満足出来なくなったでち」

ろーちゃん「ろーちゃん、提督の主砲で気持ち良くなりたいって//」

イク「覚悟するのね、提督」ニヤッ

提督「大淀、助け……」

「」

提督「逃げやがった!」

イク「提督の主砲、うずうずしてるの//」ニギッ

提督(あ、これもう回避できんわ)

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